goo

ブルース スプリングスティーン「パリ、フランス1985.6.29」

最近買ったブルース・スプリングスティーンのブートDVDの感想です。

BORN IN THE U.S.A.ツアーのライブ映像をやっと観れた。
僕がブートCD、VIDEOを買いまくっていた頃は
BORN IN THE U.S.A.ツアーだけは映像が出回っていなかったこともあるが、
それよりも僕がブルース・スプリングスティーンの初来日公演に、
チケットをやっとの思いで手に入れたのに病気で入院してしまい
ライブに行けなかったことがある。
その時のことを思い出してしまうのが怖くて観れなかった。
今でも初来日公演の京都でのライブCDは聴けないまましまってある。

今年の4月に僕がアメリカ、ボストンへ行って
ブルース・スプリングスティーン&ジ・Eストリート・バンドのライブを
二日間共に2列目に立って観れたことでやっとわだかまりが解けた。

フランス、パリでのライブ映像を観ての感想は、
まず、皆若い。
24年前なのだから当たり前だが、バンドメンバーの若い顔に驚いてしまった。
そう感じられるのも僕が今のEストリートバンドを
2列目でしっかり観てきたからだと思う。
そして余計なことだがブルースの奥さんになったパティーも
この映像では色っぽかった。

「BORN IN THE U.S.A.」、「BAD LAND」と演奏が進んでいき、
すごいロックの勢いを感じた。いい気負いがある。

そして「THE RIVER」を聴き入って、ロックの切なさを感じた。
僕はこの「THE RIVER」にスプリングスティーンの
エッセンスが詰まっていると思う。
夢が違う方向へ進んでいってしまい、
夢を語ることは嘘をつくことなのかと自問して、
それでも彼女と二人、想いを語った川へ行く。
川はもう干上がっているのだけれど。

この一度夢が破れても、そこからもう一度立ち上がり、
夢を持つことの責任を果たして、さらにもっといい夢を持つ。
これが僕が好きなスプリングスティーンの描く世界だ。

僕が一番好きな曲「THE PROMISED LAND」
今も変わらず理想を求めている姿が好きだ。
でも僕が4月にボストンで聴いた「プロミスドランド」と
この頃の「プロミスドランド」を今聴くと、
同じ曲でも伝わってくることが違っている。
それぞれの人生の経験を積んで
「約束の地」への想いが変わってきているのだろう。

そして「THUNDER ROAD」で思わず泣いてしまった。
ブルースが観客に歌うのを求める部分で僕も歌った。
そう、僕はボストンに行って歌ってきたのだと。

ブルースのライブではロックの切なさと熱さ、
そしておおげさだけれど体も心も解放してくれる。

エルビス・プレスリーの曲のカバーもやったが、
ブルースがブルースにとってのエルビスのことを語る時のように
ブルースが僕のさびしい心を満たしてくれている。

そして「BORN TO RUN」の怒涛の攻撃
KEEP GOINGだ!

「BOBBY JEAN」では言葉が浮かばなかった。

そして大騒ぎとなりBRUCEが宣言する
"I`m just a prisoner of rock`n roll"
いいライブ映像に熱くなった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 仕事のさらに... ブルース ス... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。