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ブルース・スプリングスティーン We Take Care of Our Ownを繰り返し聴いて思う事

ブルース・スプリングスティーンの新曲「We Take Care of Our Own」を繰り返し聴いている。
初めはブルースの歌う歌詞に注目して聴いていたが、
演奏も宝箱を開けたようなキラキラした輝いたいろいろな音が楽しめる。
これがEストリート・バンドだと言いたくなる。
でも実際はこの曲はEストリート・バンドのメンバーは参加していないのかもという記事もあるようだ。

新曲発表前後から今回ブルースは怒りのアルバムを作ったと広まった。
そこで僕もブルースは何を怒っているのかと、そればかりを考えていた。

We Take Care of Our Own
俺達のことは俺達がやる。
この曲は各フレーズが「I」から始まり「Where ?」になりそして「Wherever」にそして最後に「We」になっている。
それぞれの疑問、不満を現し。その結果俺達はこうするんだと持って行っていると僕は思う。
わかりやすく共感出来る。
この「We」に僕も入るかもしれない。この曲を聴きこんでいって。
すごくブルースらしい曲の作り方に思う。

ただ単純にこの曲を聴くと
俺達がやりたい事をやる。と極端な方向へ見てしまう危険性もあるという意見も読んだ。

確かに「Born In The U.S.A.」はレーガンに悪用されたし、
「Born in the U.S.A.」を聴いた人も「俺はアメリカに生まれた」というフレーズだけが残っている人も多いようだ。
僕が「トム・ジョード ツアー」を東京で観た時に、
ブルースが「Born In The U.S.A.」をアレンジを全く変えて本当の意味を伝えようとして歌ったのに
観客の欧米人らしい人が一人立ち上がって叫んでいた位だから誤解されていたのだろう。
これと同じ事が起きるのではとの心配もある。

でも僕はブルース・スプリングスティーン自身は案外単純な人なのではと、
今まで彼の活動を見てきて思う。
思った事をそのまま表現する。
それがストレートに伝わることもあれば誤解されることもある。
楽しい時には喜び、悲しい時には悲しみ、怒るときには怒る。
それがブルースの曲なのではと僕は思っている。
僕はブルース・スプリングスティーンの音楽を聴き、ライブを観ると、
自分の感情が外に自然に出せる気持ちになる。
そこが僕がここまでブルースを好きになった理由かもしれない。
極論を言ってしまうと題材は何でもいいのかもしれない。
自分の感情を外に出せれば。

今回の曲のビデオの最後に夕焼けの街並みが現れる。
僕はこれは東京の街並みなのかとも思った。
ブルースはいろいろな題材から最後には
「皆、自分のやりたいことをやっていいんだよ。人に迷惑かけなければ」
それを言いたくてブルースは毎回曲を作ってライブをしているのだと僕は思っている。
そこが僕がブルース・スプリングスティーンを何十年も追いかけてきた理由かもしれない。
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