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吉本ばななさん「ムーンライト・シャドウ」を読んでの感想

吉本ばななさん「ムーンライト・シャドウ」を読んでの感想です。
不思議な陽性の話かな。何か不思議な世界。霧の中にいるような。
僕は読みながら一緒にさまよっていました。何か見えるような見えないようなあやふやな世界を歩き周っていました。
妖精のようにさつきの前に現れたうらら。恋人を亡くしたさつきに必然のように現れた。
うららがさつきに話した言葉「今がいちばんつらいんだよ。でもこれ以上のつらさは多分ないんだよ。その人の限界は変わらないからよ」
僕はこの話も再生の物語だなと思いました。読み終わっていい気持ちのいい余韻が残りました。
僕も夜明け前の空が好きだ。この話は僕に起きた話のように思いました。すごくいいです。
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