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千早茜さん「透明な夜の香り」を読んでの感想

千早茜さん「透明な夜の香り」を読みました。この本は調香師とその館にお手伝いさんで働きに行った女性の話です。
香りは繊細なものだと思う。そして様々な思い出も含んでいると思う。
朔さんは調香師として依頼人に様々な香りを作って渡している。その結果依頼人がどういう結果になるかは構わずに。
その朔さんのお手伝いさんとして働く一香さんは引きこもりの生活から働きに外へと出た。
奇妙な人間関係に僕は楽しみながら本の世界に引き込まれて行った。
一香さんにはさつきちゃんという友達がいる。そして朔さんにも新城や源さんという同居人がいる。
それぞれの人がちゃんと思い合っているのが僕はうれしい。
僕もこんな友達が欲しいなと思った。
そして物語は起承転結と進んで行く。
僕は心配したり悲しんだりそして最後喜んであーよかったと読み終わった。
匂いは敏感なものだと思う。それぞれの人の気持ちを現していると思う。
僕は昔、自己臭恐怖があったなと思い出したりもした。
そんなことを考えながらも僕は登場人物のやり取りを楽しんでいた。
人は変わらなければ生きていけないと思う。いろいろな人との付き合いで変わって行くのだと思う。それを恐れてはいけない。出来ればいい人と出会って大切な人生を歩めたらいいなと思う。
そんなことを僕は読み終わって思いました。そして何か朔さんの作り出す香りに僕も包まれている感じがしました。
そんなことを考えてトイレに行ってから感想を書こうと思い用を足したら臭い。そうだ昨日はみなさんと飲んだのだと思い出した。僕もいい方向に歩めているかなと思いました。
この本は僕の好きな本に成りました。
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