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ブルース・スプリングスティーン アルバム「THE RIVER」と僕

僕は先月ブルース・スプリングスティーン、Eストリート・バンドのライブをニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンで観てきた。
しかも端だったけれどステージ前、2列目で観れた。
本当に貴重な体験だったのだと思う。
そして僕は今日アルバム「THE RIVER」2枚組を通して聴いた。
僕は人生の後半になり、そろそろまとめの時期。
その前に僕はひと暴れした気分でいる。
そして人生の帳尻を合わせるのも大切だと思う。
そんなことを今日考えた。

アルバム「THE RIVER」は2つのテーマがあると思う。
ひとつは人とのきずな。人とのつながりを求めていくこと
もうひとつは夢を追い求めることとその代価を払うこと
人はそれらをずっと続けていくことなのだと思う。
そうして生き続けていくのだと思う。

初め昔は僕はアルバム1枚目ばかりを聴いていた。
歌詞の意味は都合のいい所だけ聴いていたのだと思う。
それが今は楽しいことだけでなくつらいことも聴けるようになった。
そしてやっと2枚目も聴けるようになった。
今も2枚目の歌詞を聴くのがつらい。
でもこれから2枚目の歌詞を聴いて行こうと思う。残りの人生をかけて。

今回のライブ。僕は「DRIVE ALL NIGHT」が一番印象に残っている。
ブルースとスティーヴが並んで
I'm gonna drive all night,I'm gonna drive all night
と繰り返し歌う姿が赤い照明の中で歌う姿を僕は観た。
これなんだ僕がこれからやっていくことは。と思った。

アルバムの中で THE PRICE YOU PAY は
払うべき代価に敗れた者の人数を数えたボードなど壊して投げ捨ててやると叫んで終わる。
僕はここでアルバムは終わっていいのだと思う。
でもその後に DRIVE ALL NIGHT がある。
お前を失って俺はもうやる気を無くしてしまったと歌われる。
でもこの曲の最後には、俺は一晩中かけて車に乗り探し続けるのだと歌い続ける。

僕は信頼している人に、人生にゴールはあるのでしょうか?
と言われたことを思い出した。
目標を達成した時点で人生を終われればいい。
あるいは達成出来なかったで終わるのでもいい。
でも実際はその後も人は生きていく。生きていかなければならない。
それがアルバム「THE RIVER」では本当のテーマになっているのだと思う。
Drive all night 
これが僕がこれからやっていくことなのだと思う。
これを僕はステージ前で立ちながらブルース達の演奏を聴いて感じた。
それを感じられたのが僕にとっての今回のライブ観戦で得たものだった。
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