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「ごみ清掃のお仕事」押田五郎さんを読んでの感想

僕の居場所に見学に来た方が書いた本を読みました。
ごみを回収して処分場まで運ぶごみ清掃の仕事を44年間働かれた方が書かれた本でした。
僕は建物の清掃をして来ましたが共通の分かるなと思う所が多くありました。

清掃はとかく低い地位、低い立場の仕事に見られがち。僕もそうだったけれどやりがいを見つけて楽しいと思って働けるとやりがいのある仕事に成るなと思います。
そしてこの本はまずごみ清掃の説明から入ってごみ回収の説明。僕は分別回収が面倒だと思いがちですが最終処分場の埋め立て地をなるべく長持ちさせたいという理由があるのかと納得しました。
ごみ清掃のみなさん、仕事に責任とほこりを持って働かれているのが伝わって来ました。
みんなで協力してきれいな街作りが気持ちいいなと思いました。
やはり「ありがとう」と言われるとうれしいよなと思いました。

僕も清掃の仕事をしていて汚れている所をぶつぶつ言って清掃するより、きれいにして「ありがとう」と言われるとうれしいですしまたやる気が出たのを思い出しました。
そしてやった所がすぐ見て分かるのがおもしろかったよなと思い出しました。
清掃作業はひくつにならず誇りを持って働ければいいと思います。それには周りの人の理解が必要と僕も感じて来ました。
安かろう悪かろうでは良くないと思います。ていねいに仕事をしてその報酬を得る。そこから誰もが安心して暮らせる社会が出来ていくのだと思います。

そしてこれは僕はすごく嫌だと思っていたのですが、清掃の僕がごみ清掃の人に雑に当たる。嫌なことを押し付けてしまうことがあったなと。
これをしてしまうと僕も他の人からそう思われる。負の連鎖が起きてしまう。清掃をしている僕自身にもごみ清掃の人への差別意識があったなと反省しました。

僕も清掃の仕事を15年ぐらいやって来た。僕の貴重な財産。いろいろな経験をしていろいろな人に会った。今、それを活かしていこう。
あとがきに書かれていたけれど、お母さまを最後にしっかり看取られたことがすごくよかったと思いました。僕も父母ともにていねいに看取れたのが僕の今の生活の糧になっているなと思いました。
お互いに違いを認め合い、思いやる。これが全ての基本だと僕も思いました。
そして仕事も人づきあいもていねいにやるのが大切だなと思いました。
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