goo

三島由紀夫「潮騒」を読んでの感想

三島由紀夫「潮騒」を「金閣寺」に続いて読みました。
正直な所どう解釈したら良いのか戸惑っています。
青年と少女の恋愛小説。
最初の出会いから、その後嵐の中二人抱き合うシーンは読みごたえあった。
でもその後週刊誌の記事の様に続く噂話にほんろうされる二人。
最後めでたく二人の純愛が実る話だけれど純粋な話、悪く言えば単純。
僕でも書けそうに思ってしまうような素人の書くような話。
僕は三島由紀夫も初期の頃はこんな純粋な青年だったのかな、それが紆余曲折を経て「金閣寺」を書きその後自衛隊で自決してしまう。
この紆余曲折に僕はとても興味あります。
まあまだ読んでいない巻末の解説にはこの「潮騒」の素朴さには裏があると書いてあるようですが。
三島由紀夫も僕と同じようにお母さん子だったと聞きます。自分が書いた物はまず母親に見せたと聞きます。
僕もそんな所がありました。
僕は病気になり、その後自分の好きな事をやることで自分を見つけた。
三島由紀夫はどういう道のりで自衛隊での自決まで進んで行ったのか。
僕にも共通する所があるのか?
どうでもいいようにも感じますが何か僕自身を知る良い道順のようにも思います。
また機会があったら他の三島由紀夫作品を読んでみたいです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )