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ブルース・スプリングスティーン、アルバム「WESTERN STARS」の感想

ブルース・スプリングスティーンのアルバム「WESTERN STARS」を歌詞を読んで聴き返した感想です。
歌詞を読みながら聴いていると情景が浮かんで来る。
きつい状況だけどそれぞれの登場人物は人生を捨てていない。
今ある自分の状況でみんな最善を尽くしている。
そしてブルースはそれぞれの人の人生を肯定している。彼女のことを思いながら。
歌詞はきつい内容だけど演奏で明るさを持たせている。
今までのブルース・スプリングスティーンはEストリートバンドなどのロックバンドの演奏で明るさを持たせていたけれど、
このアルバムではオーケストラを含めた演奏で明るさを作っている。
そして僕が思ったのは以前のブルース・スプリングスティーンの曲のように歌の中の主人公は、ある人としていわゆる3人称で歌われている。「I」ではあるけれど。ブルース本人が自分のことを「I」として歌っているのではなくて。
そこが以前のブルース・スプリングスティーンが戻って来たようで僕はうれしい。
僕はブルース・スプリングスティーンの歌う物語が好きなのだと思う。
いろいろあっても人はたくましいものなのだ。人は変われるのだ。とこのアルバムでブルースは歌っているのだと僕は感じている。
僕がこのアルバムで特に好きな曲は「TUCSON TRAIN」「THE WAYFARE」「DRIVE FAST」「SOMEWHERE NORTH OF NASHVILE」そして「MOONLIGHT MOTEL」です。
僕の好きなブルース・スプリングスティーンが戻って来たと感じています。
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