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北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン自伝本「Born To Run」の感想その20

クラレンスも亡くなった。ブルース自身も「BRUCE SPRINGSTEEN」を大変重要な人だと思って見ている。その重圧は大変なものなのだろう。
そしてブルースは自分がうつ病を患っていると語り始めた。
それは自分の中から沁み出してくるものなのだろうと僕は思った。前触れも無くそれは訪れると書いてあった。
その中でブルースが一番信頼出来る自己治療法はライブツアーだというのが僕は微笑ましく感じた。
そして彼の音楽キャリアでブルースは自分の声は完全ではないので、それでいろいろなあらゆることに力を注いできたと言う。
その自分をよく知った上でさらに努力によって最高のライブパフォーマーになったのだと僕は思う。
そして終盤の自身のうつ病の闘病体験を読んで、
僕も本当にありきたりの感想だけど、あのブルースでさえうつ病になるのかと思った。
そしてこの自伝本「Born To Run」はブルースが自分の物語を自分で語ることによって自分を回復させようとした本なのだと思う。
父親との確執もあった。ブルース自身も父と同じなのではないかとも思った。
そう思いながらブルースの出した結論は「Long Time Comin'」だった。
僕は最後は赦し(ゆるし)なのかなと思った。
何か僕のことを書いているようにも感じる。
僕も自分の人生をもう一度ながめてみよう。
僕も自分の物語を語ろう。
それにより僕もさらに前へ進めるかもしれない。
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