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嫌いなアメリカ

アメリカの同時多発テロの首謀者とされる、
オサマ・ビン・ラディンが殺害されたと知った。
テレビではアメリカ市民が大騒ぎをして
U.S.A.コールを繰り返していた。

全てのアメリカ国民がテロとの戦争に勝利したと騒いでいるのでは無いだろうけれど、
あくまでも僕はNHKニュースを見ただけだが。

アメリカは恐い国だというのが素直な僕の感想だ。
悠長に容疑者を逮捕する状況では無かっただろうけれど、
敵を撃ち殺すというのは西部劇での話じゃないのか、
それを当然の様に行って、多くのアメリカ国民が支持してしまう。

僕はアメリカが好きだ。
自分のやりたい事を一生懸命に努力して達成する。
誰もが自分のやりたい事をやれる権利を持っている。
アメリカンドリームに憧れている。

でもいくらやりたい事をやる権利を持っていても、
やってはいけない事もあるのでは?

戦争は殺人行為と言ってしまえばそれまでだが、
僕はアメリカの態度、やられたらやりかえす、
当然の権利と決め付けてしまう事に疑問を持ってきた。

9.11から10年経ったとニュースで言っていた。
理由も無くテロで殺された人の家族、友人の気持ちは僕の想像出来ない悲しみ、憎みだろう。
10年間こころの中にあり続けたのだろう。

でも首謀者を殺すというのは?


僕の好きなミュージシャン、ブルース・スプリングスティーン。
彼はEストリート・バンドの助けも借りて同時多発テロへの思い、
「THE RISING」を発表してライブ・ツアーも行った。
日本でも彼らのツアーを実現させようという動きも活発だった。

でも正直なところ、
あの時に彼らが来てライブを行ったら、
僕は行ったかわからない。

「THE RISING」を聴いてきて、
身近な当事者としての視点がわかってきたつもりでいた。
でもまた疑問が浮かんできた。

僕はわからない。
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