かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズと日本

2020年07月27日 | The Beatles



本書は、やはり先月出たばかり。
大村さんのビートルズシリーズ第三弾。
本書が出てから一度、ネットイベントがあったが、その前にも、数度トークイベントに参加している。
普段は、システム関係のお仕事とお聞きしたが、図書館に通い詰めて、集めた資料で、分厚い本を3冊も書かれた。
驚異としか言いようがない。

新聞、テレビと来て、今回は、週刊誌。
切りがないので、主要17誌(プレイボーイはまだなかった)の、1966年の記事に絞って徹底調査。
週刊誌のコピーと大村さんの解説が、並行して掲載されている。
記事の方は、かなり小さいが、虫眼鏡を使えばかろうじて読める大きさ。
解説だけでも、充分内容は、伝わる。

一言で、言って、抱腹絶倒。
今も昔も、週刊誌は、いい加減な記事が多いが、ビートルズという海外の得体の知れない何かを悪戦苦闘して記事にしていた様子がよくわかる。
基本的な間違いも多いが、妄想からの作り話的なものも多い。
警備員に記者が紛れこんでいて捕まった話は、本当らしいが。
ただ、その中に真実が隠れているのではないかと、買ってしまうのが週刊誌。
買わせてしまえば、こっちのものだ。
当時、写真に掲載されたファンはの取材もされていて、当時の空気のなまの声も。

まさに、来日騒動と呼ぶにふさわしいエピソードの数々。
大村さんならではの偉業に拍手。
もちろん、マニア向け。

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