かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

EMI STUDIO Sessions 1967 vol.3

2023年05月22日 | The Beatles
今日は、お仕事で、忙しい1日。



EMI SESSIONS シリーズ、1967版の第3弾。
SGT. が終わって、ポールが西海岸へ。
そして、フラワームーブメントを目の当たりにして、MMT.を思いつく。

一方、ブライアン最後の仕事となったAll You Need Is Loveが加わり、Yellow Submarine のサントラ作りも同時並行的に進む。
折角、ツアーやめて自分の時間が持てるようになったのに、大忙し。

複雑さは、SGT. が勝るが、単調なベース、浮遊するようなボーカル、キラキラしたさまざまな楽器音は、サイケ時代を代表するものだ。
Baby You're A Rich Manなど、音を重ねる様子がわかって面白い。
All Together Nowなどは、Yellow Submarine 向けのやっつけ曲か。
それでも、アニメの出来がよく、映画のラストでは、4人の姿と、さまざまな言語でのメッセージが流れ、盛り上げることになった。
やることなすこと、はまりっぱなし。
もちろん、MMT.は、大外れになるのだが、実験的な映画として、今では評価されている。



You Know My Name は、最終的にLet It BeのB面で日の目を見た捨て曲だと思っていたが、真面目に取り組んでいたことがわかる。
It's All Too Muchもよくわからない曲だと思っていたが、アシッド曲としてこの音源を聞くと、その目指していたところがわかる。
Tomorrow Never Knows のイメージもベースにあったか。
そして、本作CDのラストは、All You Need Is Love。
ごちゃごちゃの流れの流れで、この名曲が作れてしまったのだから、奇跡と言って差し支えないだろう。
サイケ時代を代表する曲といても、メッセージソングとしても、今も光輝いている。
本番前後の音も残されていて、面白い。

ビートルズ、恐るべし!
コメント
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