かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Brian Wilson Long Promised Road

2023年05月07日 | Music
今日は、ゴルフ4連荘の最終日。
途中から大雨になったが、無事完走。
スコアいまいちながら、完走できただけで、大満足。



本BDは、2021年リリース。
Brian Wilson の半生のドキュメンタリー。

映像は、幼少期から、最近(2016年)のライブや、スタジオ収録の様子まで、長い期間をカバーしている。
ドライブで、懐かしの場所を訪れながら、思い出話を語り、その中で映像が紹介されるという粋な構成となっている。
ただ、その中身は、結構重い。

Wilson 兄弟を核に、西海岸で、スタートしたビーチボーイズ。
上々のスタートを切ったが、ビートルズとのライバル意識から、行き詰まり、Brian は、鬱病、ドラッグ禍に陥る。
ラバーソールを超えることが目標だったが、ビートルズは、逆にPet Sounds に感銘を受け、Revolverを製作。
まさに、いい意味でライバルだった。
確執のあった父や、弟の死を経て、10年にも渡る悪徳医師のしがらみから脱し、復活。
その医師が亡くなったことをこの収録時に知り、複雑な表情を見せる。
悪徳医師に対しては、憎しみだけではない感情を持っていたことがわかる。
マイケルジャクソンの死を思い出す。
復活したWilson は、過去に頓挫したアルバムを完成させ、ソロで、創作、活動を続けている。
壮絶と呼ぶにふさわしい生きざまだ。

音楽への取り組みという観点からは、ポールを想起させるが、Wilson の方が、闇の期間が深かった。

今のところ直近の来日コンサートに行けているが、ひたすら演奏する求道者のようなイメージを持った。
ただ、このBDを見ると、自分の創作した成果を表現することに至上の喜びを感じている。
コロナ禍で来日話があったが、実現しなかった。
是非、もう一度来日を果たして、渾身のステージを見せて欲しいと心から思った。
すばらしい音楽を作ることにすべてをささげて来たミュージシャンだ。
コメント
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