今日は、関西。
近つ飛鳥博物館に行ってみた。
存在は.知っていたのだが、この前の聖徳太子ゆかりの地巡りの時思い出した。
バスを降りると、近つ飛鳥風土記の丘の看板。
この不思議な名前は、古代この辺りを、大阪に近い飛鳥ということで、近つ飛鳥と呼ばれていたことによるものらしい。
博物館は、どこかと思ったが、この公園をしばらく進んだところにあった。
途中には、古墳がいっぱい。
石窟部分が、剥き出しになっている。
大阪芸術大学以外、あまり何もない所に、何故と思ったが、この場所に意義があったらしい。
博物館と、古墳巡りをセットにして、訪れた方がいいだろう。
小さな古墳だが、無数にある。
どういう人々だったのだろうか。
結構山の中で、石を持ち上げるのも大変だったろう。
登り窯の跡も。
須恵器も作られていたのだろうか。
この建物は、もしやと思ったらやはり安藤さんのデザインだった。
安藤さんは、周りに、梅林も寄贈していた。
古墳群の山の上に登らないと全体は、見えないが、中は、前方後円墳をイメージしていて、素晴らしいスペースになっていた。
テーマ毎に、古市古墳群を中心に発掘物されたものが展示されている。
これは、土器に描かれた人物。
もちろん、今の日本人と変わらない。
文字が描かれたものも多く発掘されている。
埴輪類の展示も充実。
古市古墳群中心に、発掘物が集められている。
白鳥は、被埋葬者を天国に導いてくれたか。大型埴輪も多数。
甲冑類も、発掘・展示されている。
倉庫の扉。
かんぬきを通す穴も残っている。
目玉の仁徳天皇陵模型。
吹き抜けになっている1階から、見下ろせるようになっているが、巨大な模型だ。
細部まで、精巧に再現されていて、当時の様子が、再現されている。
ここで、政治?
倉庫群も。
修羅。
この船のような形をした道具に、石棺の石材を乗せて運んだという。
ふにゃふにゃな形で見つかった物を、14年かけて、防腐処理をして展示されている。
これだけ巨大な木製品が残されたのは、奇跡的。
素晴らしい展示の後は、またバスて、貴志駅に戻るが、古墳も少し巡ってみた。
小規模な古墳だが、石棺は立派。
この石を運ぶのを想像するだけで、被埋葬者への思いが伝わってくる。
バス停は、大宝という街の突き当たりにある。
何故ここに、住宅地が出来たのかわからないが.綺麗に整備されている。
まだ、新しい街かもしれない。
途中、シンデレラ城のような建物もあった。
最寄り駅には、1時間に1〜2本のバスしかない。
大阪に戻る途中に、谷町9丁目で下車。
先日読んだ本で知った生國魂(いくくにたま)神社に寄ってみた。
その本では、日本一古い神社とあったが。
いくたまさんとして、親しまれている。
境内は、街中にある割には、広々としており、奥には、鞴(ふいご)神社、浄瑠璃神社、家造祖神社など、珍しい神社が多くある。
まさにここが浪速の中心、大阪最古の神社なのか。
さまざまなモニュメントも。
これは井原西鶴像。
上方落語の祖とされる米澤彦八の碑、浄瑠璃記念碑、八雲琴の碑はなどがある。
プチ旅だったが、古代の一端に触れることができた。