かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

井上泰幸展

2022年04月15日 | Movie

今日は、冷たい雨。

寒の戻りとまでは、行かないが。

初めて東京都近代美術館に行った。

駅からちょっとあるのが難だが、立派。

井上泰幸展。

特撮の神様。

円谷英ニ監督が有名だが、特撮美術監督として、大きな貢献をした。

本展では、彼の人生、関わった作品群、その図面や、ミニチュア模型などが、テーマ毎に.時代に沿って展示されている。

その、徹底した仕事振りに驚かされる。

東宝から、個人事務所を立ち上げたそうで、このようにきれいに資料が残されたのだろう。

時代もゴジラから、昭和が中心で、私が夢中になっていた時代にマッチする。

シカゴ時代、日本の映画をブロックバスターで借りようたら思ったら、特撮ものがほとんどでよく見た。

ラドン(アメリカではロダン)、キングコング対ゴジラなど繰り返し見たものだ。

ウルトラQにも関わったそうで、ゴメスの登場シーンの作り方も凝りまくっている。

監督は、予算を気にしていたが、井上さんは、とことんリアリティーを追求し、監督を喜ばさせた。

火山の噴火シーンの撮影の再現映像が見れるが、水槽に塗料を次々と流し、逆さまにする。

色の順番、塗料の広がるスピード等、試行錯誤を繰り返している。

周りのスタッフも、たいへんだったろう。

 

ラドンの岩田屋のセットの再現。

ミニチュアではなく、本物を作ったという意味がよくわかる。

ラドンは、パネルが吊り下げられているだけたが、その他は、ほとんど本物。

実際にセットの前での記念写真が残されているが、結構大きいことがわかる。

怪獣の大きさと、セットの大きさが計算され尽くされている。

リアリティーをとことん追求。

大満足の展覧会だった。

グッズ売り場も、充実。

一部、売り切れあり。

コメント
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