今日は雨も上がり、盛りだくさんの一日だったが、まずは、最後のトークショーの話。
渋谷は、安室奈美恵一色だったが、地元の夏祭りが重なった?
藤本さんプロデュースのトークショーで、ゲストは、ビートルズの詩の精緻な分析で、人気上昇中の朝日順子さん。
朝日順子さんのトークショーは2回目だが、前回は、新作本の話中心。
今回は、ポールの新作中心の話なので、全く被りなし。
それにしても、まだ、出たばかりなのに凄く聞き込んでいてびっくり。
業界人なので、我々よりは、先に聞いていたそうだが。
まず、新作について大絶賛。
ビルボードでも1位になったらしいから、世間での評判も上々。
いつも渾身の新作なのだろうが、今回は、世間にも認められた感じ。
朝日さんに言わせると、ポールの作詞能力も、成長したそうだ!
言いたいことをストレート過ぎずに表現する能力がついた?
全曲について、聞きながら評価してくれたのだが、切りがないので、面白かったところをピックアップ。
まるで英語の授業?
まず、アルバムタイトルは、Egypt Stationだが、全編に流れるテーマは、Love & Peace。
ビートルズ~ウイングス~ソロの音楽を集大成するような内容になっている。
かつ、インタビューや、ミニライブや、ブロモフィルムなども積極的で、ラストが近づいて来ている感じがするという。
今度の来日も?
最初のI Don't Knowは、真っ正直な歌で、アルバムを代表する曲に相応しい。
Come On To Meは、固い単語が並ぶのはユーモアで、ディケンズの物語がベースにあると。
Happy With Youは、軽やかなラブソング。
Who Caresは、気にするなという意味で使われると時と、誰がテイクケアする?という意味で使われており、要注意!
ダイアーストレイツ的な楽曲だが、ネットでのいじめをテーマにしている。
NYのグランドセントラルステーションのライブでは、イジメにあっている人をステージに上げて、イジメてる人のファーストネームを吐かせたとのこと。
流石?
Fuh YouのFuhは、黒人が使う4文字言葉だそうで、当然のことながら知らなかった。
ポールは、最初否定しなかったので、ずいぶん叩かれたが、歌詞の中で、Forの意味に使い、議論は、沈静化してきたとのこと。
4文字言葉のFuhと、Forの意味で使うFuhは、発音もアクセントも違うようなのだが。
PVでリバプールの映像を使った理由もそこにある。
Confidantは、真の親友という意味で、最初ジョンのことを歌った歌かと思ったが、マーティンのギターをテーマにしている。
Hand In Handは、メロディーと詩が同時に出来た曲で、シンプルなラブソング。
Dominoesは、世界平和を歌った歌。
Back In Brazilは、ブラジルでリラックスしている時に作られたおしゃれな曲。
驚いたのは、ブラジルに帰れという意味と思っていたが、(歌詞カードにもそうある)、ブラジルではという意味だと思うとのこと。これには、皆びっくり。英語は、深い。
Do it Nowは、DINと略されるぐらい一般的なことばだそうだが、流行り言葉で言えば、今でしょになる。
今すぐ旅立とうと歌っており、アルバムテーマに相応しい。
Ceasers Rockは、She's a Rockの発音のもじりだが、これもアルバムのテーマに相応しい。
Rockは、拠り所の意味だが、ロックン・ロールとの掛詞にもなっている。
たまたま、樹木希林さんが、亡くなられたが、まさに裕也さんにとっての樹木希林さんのような女性を指す。
Despite Repeated Warningは、温暖化対策の真逆を行っているトランプを強烈に皮肉った曲。
歌詞も工夫されていて、ロックオペラかミュージッカルかと思ったとのこと。
ちなみに、Red Sky Warningは、船乗り言葉で、リバプール出身のポールならでは。
朝焼けが綺麗だと、海が荒れる?
ラスト曲は、時間切れであまり話しを聞けなかったが、大絶賛。
ボーナス曲2曲は、素晴らしい曲だが、歌詞は、普通との評価。
あまり予備知識を持ちすぎて、楽曲を聴くのもどうかとは思うが、知的探究心が強い向きには、最高の2時間だった。
おまけに関ジャニ8の話もあったが、これはオフレコ。
ヒントは、最新シングルのB面?