去年もあったと思うのだが、ウルトラマンスタンプラリーが始まった。
我が駅は、ゼットン。
まさかウルトラマンが、負けるとは、思わなかった。
今日は、たまたま入ってきたメールで、星加ルミ子さんが、トークショーを行うことを知り、急遽行ってみた。
会場は、渋谷のUPLINK。
普段は、小さなアングラ映画館という感じ?
対談形式で、相手は、藤本さんという最近ビートルズ本を、書きまくっている人。ほとんど、全て愛読させていただいている。
そして、星加さんは、言わずと知れた、ビートルズに最初に会った日本人。
その後も、毎年のように取材して、レコーディングまで、同席している。
世界で最もビートルズに愛されたジャーナリストと言っても過言ではない。
2時間半、ビートルズファンにとっては、たまらない話を、たっぷりしてくれた。
今回は、全6回シリーズの1回目で、66年の、来日までの話。
本も書かれているが、本に載ってない話もいっぱい。
よく覚えておられ、感心した。
最初の訪問の時、本物の日本刀をお土産に持って行って、マネージャーのブライアンエプスタインに気に入られたのは、有名な話だが、その他に、4本、イミテーションも持参し、ハンブルグ、パリを、経由し、ロンドンに乗り込んだのだという。
刀を、持参したのは、外国で、黒澤明が、人気というニュースで、7人の侍の絵が、流れていたところから思いついたというから凄い。
まさに、ブライアンエプスタインも、7人の侍を、(たまたま)見ていた!
その後、NY に行くスケジュールが、入っていたが、その前日にやっと会えたのは、VIPは、出発の前日まで会わないというから習慣によるものだったという。
結局、午後5時から、3時間も、インタビューするのだが、着物姿の、小ちゃな不思議な女の子というキャラが、大きくプラスに働いたことは、間違いない。
まさに、世紀のインタビューだった訳だが、1ヶ月後発行の号に間に合わせるため、徹夜で、原稿を書き上げ、翌朝の、JAL便のスチュワーデスに、原稿を託したのだという。
お礼に、前日もらった4人のサインをあげたという!
何という気前のよさと、バイタリティか。
ロンドンでは、、その他にも、様々な、インタビューに成功しているが、面白かったのは、デッカの重役との会食があり、舌平目の骨に悪戦苦闘しながら聞いた話が、ビートルズをオーディションで落としたことが、すでに伝説になっていたとのことである。
その後のNYでは、ボブディランに会いに行ったら、ちょうど、バイク事故で、入院中で、面談は断られたが、病室の外から、包帯でぐるぐる巻きになったディランの足を、見たのだという。
後日、ディランに話たら、大受けだったとのこと。
来日時は、もうブライアンエプスタインの信頼を得ていたので、問題なく面談できたが、会えたのは、やはり帰国前日だったという。
あのビートルズに、シェーのポーズをとらせたのは有名だが、今のキッズには何が人気というJLの質問の意味を取り違えたのが、きっかけだった。キッズは、たぶん、若いファンのことを言うのだが、子供の意味と思った訳だ。
コンサートは、初日を見たが、もう一度見たくなって、インタビューの後、最終日の、昼の公演を、永島さんに頼んで、舞台袖から見せてもらったのだという。
部屋には、多くの暇つぶしで描いた絵があったが、持って帰っていいと言われ、ファン投票1位の額を入れて来た箱に、入れておいたが、持って帰るのを忘れ、額と一緒に、イギリスに送られたという。
ブライアンエプスタインが亡くなって、それが世に出回っているとおっしゃっていたが、それは、たぶん違っていて、ホテルから、誰かが。持ち帰ったのだと思う。その時の絵も、実際見たことがあるが、日本で描かれた絵が、イギリス経由で、日本に戻って、出回っているとは、考えにくい。
一枚、一千万円以上で、取引されている。
RSの絵は、真っ黒だったが、絵が下手で、描き直している内に、真っ黒になってしまうそうだ。
確かにその時のサインのRSの挿絵は、ネズミだが、かなり、稚拙な絵だ。私並み。
そんなこんなで、ビートルズのお宝をたくさんお持ちだったのだが、退社の時、会社に全て置いてきたのだという! 後任の東郷かおる子さんが、探した時には、もうなかったというが、引っ越しの時、捨ててしまったのが、ほとんど。一部、市場に出回っているものもあるという。
そんなこんなで、裏話満載の、楽しいトークショーだった。
あと、何回行けるかな⁇