かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

LIVING IN THE MATERIAL WORLD

2006年12月17日 | The Beatles


George Harrison の、LIVING IN TEH MATERIAL WORLDの、デジタルリマスター版が出た。ボーナストラック、ボーナスDVD付きだ。
ALL THINGS MUST PASSが、何と言っても有名だが、このアルバムも、名作。当時は、まだ、BEATLESが解散して、3年ぐらいしか経っていなかった。Georgeは、解散直後から、独自の世界を打ち出していて、このアルバムも大ヒットしたが、その後のツアーが、大不評で(我が家にも海賊版があったと思うが、確かにひどかった)、そのショックから、ほとんど隠遁生活に入ってしまう。
おまけDVDには、1991年12月15日の、武道館での"GIVE ME LOVE"が、5.lCHで入っている。これですら15年前。すごい演奏というわけではないが、当時、George は、ほとんど表に姿を見せなくなっていたから、貴重な記録ということになる。このECとの日本公演の映像は、小出しに出されるのだが(CDは、全部出ている)、もうそろそろ、一挙公開したらどうだろう。東芝EMIさん(おっと、東芝ではなくなるんだね)。
このアルバムでも、ジョージの東洋への傾倒振り、SPRITUALな世界へののめりこみぶりが、明らか。どこまで、我々東洋人の感覚で、東洋文明を感じていたかは、不明なのだが。このアルバムのデザインや、ダークホース・レーベルのマークなど、ヒンドゥの匂いがプンプン。SOUR MILK SEA という歌もあるが、これは、”乳海攪拌”のヒンドゥ教の神話から、ヒントを得たに違いないと勝手に信じている。

写真は、この前載せそこねた、奈良の薬師寺で、買った文鎮。このデザインも、シルクロードを通って、遠い昔に日本にもたらされたもの。金堂の、薬師如来像の台座に彫られているもので、左が、白虎で、右が青竜。台座には、その他に、朱雀、玄武が掘り込まれている。古墳の壁画にもよく描かれている四神の図柄である。


コメント
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