「新聞の日本語 ここがおかしい」

雑誌「マスコミ市民」の2016年1月号の記事。次のような「おかしい日本語」(朝日新聞紙面から)が指摘されているが、どこがおかしいか、分かりますか。
 
「(軽減税率に伴う自公折衝関連して)どれが最もベターかを探していく」、
「かつてバンクーバー周辺に住む日系人は、人種の壁に苦しんだ。大学を卒業しても就職はほとんどなく…」、
「100円化粧品はよみがえっている。100円ショップでは様々な化粧品が取りそろっている」、
「(イスラム国関連)そこでは第一次世界大戦以降にこの地域に引かれた国境線が否定され、イスラム教にもとづく統治がめざされている」、
 
などなど。
答えは、1番目は「ベター」は比較級であって「最もベター」という使い方はあり得ない。2番目は「就職口」であるべき、3番目は「取りそろえられている」、4番目は受け身の表現が間違いで、「国境線を否定し」「統治をめざしている」というべきだろう、とあります。
これらについて、自動詞、他動詞の使い方など、あらためて日本語の正しい使い方を勉強しなければと思います。
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