国民の「年金」がドブに捨てられる!!

日刊ゲンダイのサイトから。 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165262
 
国民の年金が重大な危機にさらされている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、世界同時株安の影響で7~9月期に被った損失は、約10兆円――そればかりか、“ジャンク債”での運用まで決定。年金の運用は、さながら「丁半バクチ」のようになってきた。いよいよ「老後の安心」は崩壊寸前だ。
 
  野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストの試算では、GPIFの7~9月期の運用損は実に9.4兆円だった。日経平均が14%下落した影響で、国内株での損失は5・1兆円。海外株では4.3兆円もの大きな穴をあけた。
 
 年金運用をGPIFに委託している厚労省年金局の担当者はこう話す。
 「低格付け債券への投資は分散投資の一環です。年金運用の長期的な安定を目指す上で、必要なものと捉えています。『損失の補填』という見方は間違っています。一時的に損失が出たからと、一喜一憂すべきではありません」。
 
経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。
 「一般家庭で、老後のための大切な貯金をジャンク債につぎ込む人がいるでしょうか。国民にとってなけなしの年金を原資に、ギャンブルに近いことをやるなんて言語道断です。自分のカネならやらないはず。そもそも、リスク資産で運用すること自体が大きな間違いです。株価暴落などで損失を被れば、結局、最終的なツケは国民に回ってきます。かといって、今さら資金を引き揚げることもできない。引き揚げを示唆しただけで投資家は逃げていき、さらなる暴落を招くことになってしまうからです」。

 ジャンク債とは、債券格付けで投資不適格とされた債券。
 
 ひどい話ではないか。こういうデタラメ(自分たちのバクチのために人びとから集めたオカネを使う)がどうして許されるのか。こういうデタラメを行うヤカラがどうして刑務所にいかなくてもいいのか、全く理解できない日本だ。
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