進む中国での人民統制 ー ついに服装までも。

中国の習近平政権はどんどん国民への統制を強めているようだ。最近では、思想や政治活動への統制の強化はもとより、服装まで統制する方針を強めているとのこと。
これについて、全人代(国会に相当するという)常務委員会は、8月末、「治安管理処罰法」改正案の審議を開始。公表された改正案では、「公共の場で、中華民族の精神を損ない、感情を傷つける服装などを着用したり着用を強要したりする行為」などが新たな違法行為として盛り込まれた。これらの行為には、最大10日以上15日以下の拘留、5000元(約10万円)以下の罰金を科すという。

例えば日本的服装(着物姿?)などは論外。和服など着ていたら「中華民族の精神を損なう」ということでしょっ引かれるか多額の罰金を科せられる。

しかしこのニュースを見て、習近平がいつも西洋の服装(背広、ネクタイ)を身につけてテレビ画面に登場する。この服装だって、そもそも中華の服装などではない。「中華民族の精神を損なう」ことになっていないのか、と思った。

そしてスパイのあぶり出しを徹底するのだとか。官憲等が例えばネットで外国と交流していても「スパイ行為」として摘発するかもしれない。
80数年前、日本の治安維持法体制下でいやというほど日本人も体験した権力側の行為だった。

中国(ロシアや北朝鮮なども)、かつてのファシズム体制の総復習をやろうとしている、と言いたくなるのだが。
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