不登校の小中学生、過去最大

2021(令和3)年度の数字だが、不登校の小中学生は24.5万人(小8万人、中16万人)。これは過去最大という。そして増え方も9年連続という。要因はいじめとか学校が子どもの「居場所」になっていない、先生との関係とか。

「子どもまん中」とか、子ども受けする語が流される。しかし、子どもたちが毎日多くの時間を過ごす学校が、「俺たち、私たちがまん中などにおかれて大事にされてなんかいない」という気持ちなのではないか。
勉強が面白くない、成績偏重の学校生活、仲間づくりに先生が重きをおいていない、子どもどうしの軋轢などで先生は適切な対応をしてくれていない、などが「学校に行きたくないよ」という気持ちの背景にある。ウチでスマホやゲームで過ごす方が楽しい。

「子どもまん中」という岸田総理が使う言葉は、今日の子どもの置かれている学校と教育の現状でどういう機能をもつことになるのか、説明をしてもらいたいものだ。
そして不登校の子どもたちをサポートする民間の教育と学習、仲間づくりの役割を果たしているフリースクールの意義をどう評価しようとしているのか、教育行政の「指導部」に適切な説明をしてもらいたいと切望するのだが。
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