衆議院の総選挙終わる。それほど「勝ってもいないし」「負けてもいない」のでは。

昨日22日、衆議院の第48回目の選挙(これを総選挙という)が行われた。選挙前に、マスコミ各社が「予想」を発表していたが、大枠としてはこの予想に近い結果になったという印象である。
すなわち与党の自公が大きく勝利するだろう、希望の党はむしろ後退、立憲民主党は前進、共産党は後退、などという予想であった。ここまで予想が当たるなら選挙などしかいでマスコミ各社のアンケート通りの議員数で議会を開けばいいなどというジョウダンまで出されるかも知れない。

気づいたこと、あるいは気になったことなど。

戦後二番目に低い投票率だった。53.7%。戦後の国政選挙など70%を超えていたのではないか。選挙権は国民の基本的人権である参政権でもある。だからこれを義務として投票を義務化し投票しなかった者は処罰(罰金など)ということにはできないが、もっと国民の意識を啓発する必要があると思う。

自民党が大勝したというのだが、得票内容を詳しく見るとあながち自民と公明が勝った勝ったというほどではないのではないか、と思うのだがどうだろうか。

「三極」といっていたが、自公の旧議席数は318だったが、これは313議席になった。反対側の社民・共産・立憲民主の3党は38議席数が69議席になった。また中間政党の維新・希望は71議席が61議席に減っている。

だから概要でいえば、自公の反対側勢力が増大し、自公とこれに近い勢力が後退したと言えるのではないだろうか。

尤もそういうにしてはちょっとケタが違うと言えるかも知れないが。しかし自公が手放しで勝ったというほどではないと思うし、自公の反対側が負けたと悲しむほどでもないと思うのだがどうだろうか。しかし「政治をリセットする」とは言えないかも知れないが…。
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