「教育セミナー北海道」

これは日本教育新聞社が主催したイベントである(北大交流会館)。23日(土)の9時半から4時半まで、5人の講師による講演だった。300人前後の教師たちが参加していた。

ほとんど全日「学生」になって勉強したのは何十年ぶりだったろうか。なかなか実のあるイベントであった。

その中からいくつかを紹介しておこう。
文科省文部科学審議官の板東久美子氏が「グローバル化の中の日本の教育」をテーマに話をした。問題の根底に少子高齢化現象がある。GDPシェアで、2009年日本は全世界で9%を占めているが、30年には6%に減少する。
日本の海外留学生は次第に減少傾向にある。高校生の海外留学も平成16年度をピークに減少傾向にあり、特にアメリカへの留学生は大きく減少している。もちろん、海外留学を希望しない学生は、アメリカ、韓国、中国とは反対に、多い。
若者の意識もどんどん「内向き」志向が増えている。それだけでなく海外からの留学生の受け入れも減っている。
グローバル化がいわれながらも、教育の世界だけでいえば、この傾向に逆行している。

他に、授業づくりなど教育プロパーの話もあった。久しぶりに教育総論に耳を傾けることができた集まりだった。このイベントで、私が知っている人はひとりもいなかった。

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