NHK 新映像の世紀(独裁者)

20日、標記の番組は20世紀の独裁者ヒトラーの言動、これをドイツの民衆が崇拝して世界戦争に導いていったことを残された数々のフイルムを編集することによって映し出した。
今から考えるとただ愚かとしか思えない単なる偏屈な若者ヒトラーの言辞をドイツ国民が崇拝し熱狂的に歓迎し、そして己をも死の渦の中に巻き込んでいったプロセスを説明した。

アメリカのフォードもロックフェラーもナチスを支援していった。
自分はユダヤではない、共産主義ではない、という多くの人びとの気持ちが結局は自分の命をもナチスに奪われていくきっかけになっていった。

ヒトラーは1945年自殺したがその最後の言葉が紹介されていた。「自分の死でナチスの思想も消えていくだろうが、100年後また別の思想が人びとをとらえていくだろう」と。
今、世界はアメリカが反ユダヤの風潮を助長させようとしているらしいし、日本でも安倍首相の右翼的な傾向が気になる。何かヒトラーの上の言葉が「予言」であるような気がするというのは杞憂だろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「兄は沖縄で... 国民の「年金... »