曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

椿苗の植え替え

2020年05月09日 | 日記

今日の椿

挿し木の椿も年々大きくなります。

 


 春になって、私のブログにアクセスする方の中で「椿の挿し木」の項目でやって来られる方がとても多くなっています。椿の好きな方が椿の挿し木をしようと思って検索でたまたま私のブログへ当たったのかもしれませんが、それにしても椿のことで多くのアクセスがあるのにはこちらが驚きます。中にはコメントをくださる方もあって「椿の挿し木の続きをお願いします。」というのもありました。それに応えて、鉢で育てた椿の苗を山に植える手順を紹介しようかと思います。我が家はみかん農家ですので山の斜面に土地が沢山あります。元はみかん畑であった所ですが品質が良くなかったりしてみかんの栽培をやめた土地があるのです。そのまま放置すると草や樹木が生えてきて原野に戻ります。そのようにならないように椿を植えて行って元のみかん山を椿山に変えようと思い立ったのです。以前にも言いましたが、とりあえずの目標は1000本の椿を植えてみようと計画しています。そのために毎年挿し木をして苗を作り、数年で大きく育ったものから山に植えています。春は樹木の植え替えには最も良い季節です。本業のみかんの木の植え替えもこの時期にはたくさんやります。椿や桜は単なる趣味ですが今年もたくさん植えました。

植え方に特別なテクニックはありませんがわたしの植え方をご紹介します。これは4月の下旬に植えたものですが、梅雨時も植え替えには良い時期です。

 


椿の苗を山に植える

 

挿し木で作った椿の苗は最初は10㎝ほどですから小さなポリポットで育てます。3年から5年もすると木が大きくなり管理が面倒になります。

大体60㎝以上になれば山へ持って行き露地植えにします。さあ出発です。

鉢より少し大きめに穴を掘ります。

鉢植えの椿苗をそのまま引き抜きます。

そのまま植穴へ

どんな花の椿か分かるようラベルを付けておくといいですね。

 

少し詳しく植え方についてご紹介しましょう。

植える場所が決まったら草やごみを除いて上穴を掘ります。

その時掘った土をビニールシートの上にとって置くと埋め戻すのが楽です。

鉢の底から根が出ているものは鉢からなかなか抜けませんね。

ビニールシートの上の土を埋め戻します。

 

もう一つ土の埋戻しと共に周りの土をそのままスコップで掘って柔らかくします。

周囲の土を柔らかくしておくと灌水の水も良くしみるし、新しい根が伸びやすくなります。

 

植え付けた後はすぐにたっぷりの水を注入しましょう。周りの土が水でどろどろになるくらい灌水して根を土な良く馴染ませるようにします。

このように2mか3m間隔で植えます。10a(1反)当たり200本~250本植えることが出来ます。1,000本植えるには40aの面積が必要ですね。

 

 

椿山ができるにはもう10年はかかると思います。その木が2mから3mになって見頃を迎えるには更に10年はかかるでしょう。

そして50年後には立派な鬱蒼とした椿の森になるかもしれません。


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