今日の幼虫
クロマダラソテツシジミ の幼虫
クロマダラソテツシジミと言っても何のことかわからない方が多いと思います。シジミチョウの仲間でとても小さい蝶ですが、以前は分布域が九州南部の島々からもっと南の沖縄や八重山諸島でのみ見られる南方の蝶でした。名前にソテツシジミとありますように幼虫はソテツの新芽を食べて育ちます。そんな訳で比較的暖かい所でソテツの生えている地域でないと生育できません。幸い周防大島にはソテツの木がたくさん植えられていますのでクロマダラソテツシジミは良く繁殖します。10数年前から迷蝶として周防大島にもこの蝶が見られるようになりました。私が初めて蝶に関心を持ち始めたころのことです。山口県で見られるのはとても珍しいことだとわかって以来クロマダラソテツシジミのことは毎年調査をしています。不思議なことに昔はとても珍しい蝶だったのに、わたしが観察をし始めて以来毎年途切れることなくこの蝶が大島に来ていることが分かりました。ただ、いまだ越冬に成功したことは無く定着種と言うことはできませんがそれに近くなっているようです。蝶類は地球温暖化の指標として観察しやすい生き物ですからこれからも注意して見てゆきたいものです。
9月に入って空気が澄んできたことは最近何度も書きました。山の上から眺めるとずいぶん遠くの景色までくっきりと見ることが出来るようになりました。当然夜空だってきれいなはずです。昔から人々がこの時期の中秋の名月を愛でたのはよく分ります。昨夜遅くに外へ出てみたら名月の少し欠けた残り物が煌々と輝いていました。名月を今宵も惜しむ我一人てなものでいい月夜だなと思って見あげたものです。
今夜も夜空はきれいかなと思ってわざわざ外へ出てみました。さすがにもう月はありませんでしたが星空はとてもきれいでした。飛行機雲まで見えました。久しぶりで夜空の写真を撮ってみようかと思いカメラの準備をしに家に戻りました。夜空を撮るのは本当に久しぶりなのでどのような準備がいるか戸惑いました。玄関前の暗い所にカメラを設置してシャッターを押し始めましたがどのくらいのカメラ設定がよいのか思い出すこともできず、露光時間やISOをいろいろに変えながら撮ってみました。露光が過ぎると昼間のようになってしまいます。そして星の数が人の目に見えないものほど多すぎると星座すらわからなくなってしまいます。人が見あげたときの夜空くらいの夜空が撮れるといいと思っていろいろ試してみました。でも今の時期は空気が澄んでいて星空はとてもきれいでした。この時期にアラスカかニュージーランドの南部に行けたらなあと心の中で思いました。
玄関先からの星空
星は写っていますが何が何やら分かりませんね。
分かりやすい星の北極星を撮ろうとカメラを向けました。
露光たっぷりにしてみました。飛行機雲がうつりましたね。
何やら飛行物体が二つ写っています。
明るすぎでした。
少し暗めにしましたがよく分りませんね。
カシオペアが分かります。
空には星がたくさんあるということは分かりました。
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