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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ジャクソンフルーツについて

2017年09月13日 | 日記

今日の夕焼け

美しい夕焼けは突然起こるので写真に撮るのが難しいです。仕事から帰って車を降りて、ふと空を見上げると西の方が真っ赤です。明日も晴れるのだなと思いながらカメラを取りに家の中へ入りました。カメラを持って道路に出たときにはすでに先程の夕焼けとは違っていました。

 


 ジャクソンフルーツと言う柑橘を食べたことがありますか ?  

私は名前だけは知っていましたが先日ある人からいただいて初めて食べました。味のことはまたあとで触れますが、最近南アフリカから輸入されて販売が始まっています。ただ輸入量がまだ少ないため、出回っている地域は限られているのでしょう。輸入時期は7・8・9月で日本に柑橘類が少ない時期だけです。

南アフリカで発見され、2012年に商品化された比較的新しい品種で日本には2014年に初めて輸入されたようです。グレープフルーツの仲間ですが果実の大きさはオレンジ程度です。形はまん丸で黄色ですからお月様のようなイメージでしょうか。グレープフルーツと違って果皮は手で簡単に剥くことができ、中袋ごと食べて食べられないことはありません。種は全くない実もありますが少しは入っています。一番大事なことは食味のことですが、グレープフルーツの仲間でありながら独特の苦みはほとんどありません。食べやすいです。柑橘特有の酸味についてですが私の食べた実3個については酸味はほとんど無いと言っても良いくらい酸が低く、酸っぱいものに弱い方でも問題なく食べられる味でした。酸味の効いた柑橘の好きな方には全く物足りないと思います。最後に甘さについてはやや物足りないという気がします。糖度計で測ってみましたが、8度から9度くらいで、出初めの極早生みかん程度です。酸味や苦味がないのでほのかな甘さでも爽やかに食べることはできます。時期的に夏ですから冷たく冷やして食べるなら、この程度の甘さでも美味しいと感じることもできるでしょう。ただ分析してみないとわかりませんが、果肉の中にフラノクマリンという物質を含んでいるとお医者さんから薬をもらって飲んでいる方の中にはグレープフルーツ同様食べてはいけませんと言われるかもしれません。輸入してお店がはじき出した単価は1個150円から200円くらいで手頃だと思います。今後ジャクソンフルーツはみんなに受け入れられて消費が伸びてゆくでしょうか。

 

わたしはゴンベイさんですから、種があるとすぐに播きたくなります。このジャクソンフルーツの種をカラスに取られないように鉢に播いて大事に保管しています。すぐに芽が出ると思いますが、この種から出た芽が大きな樹になって実がなり始めるまでには早くて10年余り遅いと20年近くかかります。この種から出る柑橘の実を食べられるのは、ずいぶん先の長い話ですね。長生きをしなくっちゃ ! 

 


ジャクソンフルーツ

小さなお月様

 

手で剥けます

ご覧のように中袋は比較的薄いです

果肉は少し水分が飛び始めていましたが、新鮮なうちなら大丈夫でしょう。

糖度計で甘さを計ってみましょう。

1個目の実

2個目

 

 

種は少ないけど少しは入っています。私としては種が入っている方が嬉しいのです。

2個むいでこれだけ種が入っていました。

3個で10個の種ですからまあ許せる範囲でしょう。

私は果物の中で葡萄が一番好きですから、シャインマスカットに手が出ます。

 

食べながら剥きましたが、残りはラップして冷蔵庫に入れておき明日の朝食の時にいただくことにしましょう。

 

好きな葡萄の中でもリザマートは大好きです。

 

遺伝子の保存のため種を播いておきましょう。次の世代の始まりです。

こうして生まれ故郷から遠く離れた日本で命は受け継がれてゆき、進化して行きます。  美味しい子供が生まれるといいですね。