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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

久しぶりで蝶のお話

2012年12月08日 | 日記

今日の花

新種の椿 赤い椿です

 


 今日は相変わらず寒い一日でした。天気は良いのに気温は上がらずお昼頃家の周りを一回りしましたが一匹の蝶もいませんでした。それでも、蝶に関する面白い出来事があったのでご紹介します。蝶に関心のない方にはつまらない写真ばかりなのでどうぞこのままお引き取りください。実はこの秋にみかんの木で飼育していたクロアゲハの最後の幼虫が蛹になったのです。このアゲハは幼虫から蛹になる時の中間体の前蛹の期間が非常に長くて蛹化するところを見るのはとても難しいのです。今日夕方見に行くとちょうど最後の脱皮が始まったところでした。何とか無事に蛹化は終わりましたが無事に成虫になるかどうかはわかりません。とても微妙なところです。数日前この幼虫が前蛹になった時に体の上に寄生蜂がいたのです。すぐに蜂を取り除いたのですがもう産卵されていたかもしれません。もしそうだとすると春までには体の中を寄生蜂の幼虫に食い尽くされて成虫にはなれません。現在4匹のクロアゲハの蛹を飼育室においていますが無事に成虫になるのがいるか心配です。

 


クロアゲハの前蛹と蛹化

矢印の先のほうに小さな黒い点がみられます。その辺に寄生蜂が止まっていました。産卵管が差し込まれた後かもしれません。この形からすると蛹化は近いと思います。

 

夕方の写真

電気をつけるとちょうど脱皮が始まったところでした。

矢印の所には産卵の跡が見えないようです。

ほぼ皮を脱ぎ終わりました。

しかし下の方にも黒い点が見えます。やはり寄生蜂の産卵後かもしれません。

脱皮した殻を落とそうとして必死で体をよじります。

やっと殻は落ちました。

 

 

ようやく体をよじるのをやめておとなしくなりました。

 

2時間余りたちました。前の突起が出てきて2本の角のようになりました。

足や触角はみんな殻の中に取り込まれました。蛹らしくなってきました。

 

1時間余りたちました。

このまま緑色の蛹になるか茶色の蛹になるか明日になったらどうなっているでしょうね。

 


そのほかの蛹

クロアゲハの蛹

 

ナミアゲハの蛹