曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ウスイロコノマチョウの里親を募集しています

2012年08月12日 | 日記

今日の花

軽トラで走りながら見つけた秋の花。とっさに窓から撮ったのでピントがあっていません。ごめんなさい。


オミナエシ 何でお前は 女郎花           蝶調


 


 

 先月の25日でコンビニで見つけたウスイロコノマチョウの飼育のお話をいったん閉じました。

最初の母さんウスイロコノマチョウが産んだ31個の卵は30頭が無事に成虫になったことを皆さんに報告しましたがそれで終わったわけではありませんそれから後のお話もあるのです。飼育箱の中で30頭の子供たちはすぐに交尾をして箱の中のいたるところに卵を沢山産み付けました。

とても数え切れないほどの卵に不安を感じていましたが、不安が的中して大変なことになって来ました。卵は次々と孵化して幼虫になって行くのですが最初はよかったのです。初齢や2齢の幼虫の時は餌の量も大して要らずぼんやり眺めていたのですが、早く孵化したものはどんどん大きくなるしジュズダマが丸坊主になると餌を探して放浪するものが出てくるし、飼育箱の網などで孵化した小さな幼虫は最初から餌にありつけず網の目をくぐって外に出たりで飼育に使っている部屋は大変なことになりつつありました。

昨夜は3時間くらいかかって床やガラス窓・テーブルの下・飼育箱の外側などあらゆる所にいる幼虫を拾ってはジュズダマの葉に載せ換える作業をやりました。中には何日も餌に在りつけていないと思われる幼虫もいて頭ばかり大きくて身体がやせ細っているものも結構見られました。やはり放っておくのもかわいそうで一匹ずつ拾っては葉の上に載せる作業は大変でしたが数時間かかって全部載せ替えました。5・60匹はいたでしょうか。

飼育箱の中の食べつくされたジュズダマの鉢を新しいものと入れ替えるのも幼虫の数が多すぎて大変でした。古い丸裸になったジュズダマから新しい木に残っている幼虫をすべて移さなければなりません。

なんてバカなことをやっているのだと自分自身に呆れながらもやり始めたものは仕方がないと今のところ頑張っています。チョウの飼育をしている人に声をかけたら少しもらってくれることになりました。そうだ、里親を探そうと気が付きまして何人かに声をかけてみました。

今日はこのブログでも呼びかけてみようかと思い書いています。

「ウスイロコノマチョウの幼虫を飼育してみようという方はいませんかー。」

お孫さんや子供さんの夏休みの自由研究にもなりませんかねー。

餌になるジュズダマの草か萱などが手に入れば飼育は難しくありません。

少しでも飼育してみようと思われる方はこのブログの左側の下の方にメッセージという項目があります。そこからメールが送れますので送り先などを書いてメールをして下さい。すぐに幼虫をお送りいたします。

 

蒸し暑し 夢にも出るか 蝶の子ら          蝶調 

 


ウスイロコノマチョウの飼育箱

今日の状態

 

 


餌にありつけず放浪する幼虫たち

 

頭ばかり大きくて体は小さく何日も餌を食べていないのでしょう。

 

 

飼育箱から這い出した所

 

 

キャスターの下で蜘蛛の巣に引っ掛かっている幼虫

蜘蛛の巣を取り除いて葉の上に載せるとすぐに食べ始めました。よほどお腹をすかしていたのでしょう。

 

この幼虫は3mmくらいしかありません。孵化したばかりでしょう。餌のないところで孵化して餌を求めて床を這っていたものと思われます。

 

テーブルの下

 

サッシの上を歩く幼虫

 

運良く餌に恵まれて終齢にまで成長している幼虫

 

 

運悪く餌のないところで生まれたばかりの幼虫

 


その他

ジュズダマの花

次に餌として使うジュズダマの鉢

庭に出したジュズダマの鉢に付いていた幼虫  3時ごろの写真

夕方までには姿を消しました。足長蜂が狩りをして持って行ったのでしょう。

 


本格的な飼育をされる方は卵から始めないと意味がないかもしれませんが現在の所お送りできる卵はございません。

幼虫を飼育して成虫にして次の卵を手に入れる方法もありますので考えてみて下さい。