注目の乃木坂メンバー出演予定番組
今日深夜!
1月29日(木) 24 : 15 ~ 24 : 45 テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
前回に引き続いて、高山一実が出演。元大事MANブラザーズの立川俊之さんが先生として登場です。さとう珠緒にしても、「しくじり」経験のある人は、どこか突き抜けたオーラがあって、話も驚くほどぶっちゃけてます(笑)。この番組、マジで面白い。
番組公式サイト
毎週、水曜夜10時!
2月4日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第4回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。
『残念な夫。』の公式サイト
白石麻衣の1stフォトブック『MAI STYLE』が2月2日付オリコン週間ランキングに初登場、1万9千部を売り上げ、BOOK総合4位、写真集で1位を獲得しています。
ちなみに、写真集2位は「清純な大人」で、まいやんが1位2位を独占です。
乃木坂が最初に出したソロ写真集がこれだけ売れれば、来月発売される西野七瀬「普段着」だけでなく、さらに別のメンバーによる写真集も、可能性が高まってくるんじゃないでしょうか。
写真集売り上げリストを、新しいデータを入れて、再掲しておきます。
(表1) 乃木坂関連写真集の売り上げ
凡例
発売日:初動部数 [現時点での累計部数]「タイトル」
# 「フラゲ分」がある場合は、発売週分と併せたものを初動としている。
#「>5.1万部」は5.1万部以上の意。
2013/10/22(火):初動 3.5万部 [累計 >5.1万部]「乃木坂派」初の写真集
2014/03/05(水):初動 0.9万部 [累計 >1.7万部]「季刊乃木坂 vol.1 早春」
2014/06/12(木):初動 1.3万部 [累計 >2.5万部]「季刊乃木坂 vol.2 初夏」
2014/09/04(木):初動 1.2万部 [累計 >2.0万部]「季刊乃木坂 vol.3 涼秋」
2014/12/10(水):初動 3.2万部 [累計 6.2万部]「清純な大人」白石麻衣1st写真集
2014/12/26(金):初動 1.0万部 [累計 2.3万部]「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」
2015/01/23(金):初動 1.9万部 [累計 1.9万部]「MAI STYLE」白石麻衣1stフォトブック
2015/02/18(水):初動 ???万部 [累計 ??万部]「普段着」西野七瀬1st写真集
前回記事では、乃木坂の歴代シングルについて、CDセールスの変遷を調べました。
今日は、乃木坂で何が起こっているのか、より多角的に理解するため、AKB48Gに関して、最近の売り上げ動向を見てみましょう。
まずは、3月31日(火)に、17枚目シングルを発売するSKE48です。
発売日が水曜ではなく、火曜というのが、すでに斬新ですが、なんと、NMB48も11枚目をこの日にリリースする予定で、二つの「支店」による同日発売となります。
もちろん、どちらがオリコン1位に輝くかの勝負で、シングル発売への注目度を高め、両方の売り上げアップを狙った、意図的な対決企画です。
SKE48とNMB48は、ここ数シングル、CD売り上げが伸び悩んでいて、セールス競争そのものをイベント化して、人気再浮上の切っ掛けを掴みたいという思惑があるのかもしれません。
(表2) SKE48がリリースしたシングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移
凡例
シングル番号 : オリコン初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ[一般販売CDの特典イベント], 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント]) {現在の累計} 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。
# 「一般販売寄与率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存度が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music を通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会や写メ会などによるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年01月25日(日)までのオリコン調べによる総売り上げ枚数。
12枚目 : 51.1 (1位, 16.7[全6], 32.6%, 34.4[個6]) {66.2} 2013/07/17「美しい稲妻」
13枚目 : 44.9 (1位, 14.8[全6], 32.9%, 30.1[個6]) {57.0} 2013/11/20「賛成カワイイ!」
14枚目 : 39.8 (1位, 11.9[全3L6], 29.8%, 27.9[個7]) {50.4} 2014/03/19「未来とは?」
15枚目 : 32.4 (1位, 10.3[全2], 31.7%, 22.1[個5個t4]) {46.4} 2014/07/30「不器用太陽」
16枚目 : 38.6 (1位, 08.8[全0], 22.9%, 29.8[個8]) {43.9} 2014/12/10「12月のカンガルー」
17枚目 : 2015/03/31(火)「タイトル未定」
# 特典イベントを示す[括弧]内の略語の意味は次の通り。「全」全国握手会、「個」個別握手会、「L」ライブ、「個t」チーム別個別握手会。続く数字は開催日数。
SKE48のシングルは、12枚目「美しい稲妻」以降、13枚目「賛成カワイイ!」、14枚目「未来とは?」、15枚目「不器用太陽」と3作連続で、オリコン初動と累計の両方で前作割れを起こしていましたが、16枚目「12月のカンガルー」で、初動が前作を上回る数字となっています。
これは16枚目特定販売CDの売り上げが29.8万枚と、13枚目「賛成カワイイ!」の30.1万枚とほぼ同じ水準まで回復したことが大きい。
しかし、13枚目の個別握手会は総日数が6日だったのに対して、16枚目は8日に増えていて、決して効率の良いセールスではなく、メンバーや運営の台所に負担を掛けながら、何とか枚数を引き上げている印象は否めません。
さらに、サウンドスキャンに表れる店頭販売CDの売り上げは、一貫して減少を続けていて、16枚目も8.8万枚と、前作の10万枚を割り込む数字になっています。
この結果、「12月のカンガルー」の一般販売寄与率は22.9%となり、これまで30%ほどあった数値が、一気に歴代最低レベルに落ち込み、CD売り上げの8割近くを個別握手会に依存する状況に陥っています。
注目したいのは、店頭セールスが減少しているのと軌を一にして、全国握手会の日数が削減されていることです。
13枚目まで6日だった全国握手会の総日数は、14枚目で3日、15枚目は2日に減らされ、16枚目に至っては、現時点においてすら、1会場も予定をアナウンスされていません。
初回限定盤は、特典である全国握手会の魅力で売れる部分が小さくないだろうから、総日数の減少が一般販売の勢いを削ぐ可能性は高く、ここまで顕著に減ると、セールスに影響が出ても不思議ではない。
しかし、総日数が6日で変わっていない、12枚目から13枚目の間でも、店頭販売CDの売り上げ枚数は減少しています。
全国握手会を開けば、どんどんCDが売れるのであれば、日数を減らしたりはしない筈で、むしろ、全国握手会を開催しても、思うように売り上げが伸びなくなってきたので、日数を減らさざるを得なかった、と考えた方がいいのかもしれません。
とくに、警備費の高騰で、以前より経費が嵩むとなると、その額に見合ったCDセールスを達成出来なければ、開催する意欲を失うのは当然です。
次は、NMB48です。
(表3) NMB48シングルのオリコン初動推移
# (表2)と同じスタイル
07枚目 : 48.2 (1位, 12.5[全3ミニ14], 26.0%, 35.6[個6]) {55.9} 2013/06/19「僕らのユリイカ」
08枚目 : 37.5 (1位, 08.3[全3], 22.0%, 29.2[個6写2サ2]) {50.9} 2013/10/02「カモネギックス」
09枚目 : 40.7 (1位, 08.0[全3], 19.8%, 32.6[個7写2]) {45.2} 2014/03/26「高嶺の林檎」
10枚目 : 42.0 (1位, 07.6[全1], 18.6%, 33.1[個7写3]) {47.4} 2014/11/05「らしくない」
11枚目 : 2015/03/31(火)「タイトル未定」
#「ミニ」ミニ握手会、「写」写メ会、「サ」サイン会。
7枚目「僕らのユリイカ」から8枚目「カモネギックス」では、オリコン初動が減少しているものの、9枚目「高嶺の林檎」と10枚目「らしくない」は、40万台を維持して、比較的安定したセールスを見せています。
これは、特定販売CDの売り上げが、30万枚付近を維持していることが大きい。
ただ、特典である個別握手会や写メ会の日数を、シングル毎にジリジリ増やしていて、肉体的にも、経済的にも、負担は大きくなっていると思われます。
つまり、SKE48と同じく、特典イベントの規模を拡大しなければ、前作レベルの売り上げをキープ出来ず、シングルを出す度に、スケジュール表が握手会や写メ会の予定で、次から次へと埋まってしまう状態だと思います。
一方、店頭販売CDの売り上げは、NMB48も、8枚目、9枚目、10枚目と、僅かずつながら、減少を続けています。
全国握手会の日数は、7枚目、8枚目、9枚目で3日に固定されていましたが、10枚目「らしくない」では、1日だけに絞り、しかも、前作「高嶺の林檎」の全国握手会を兼ねた重複開催ということで、現時点では、事実上、新規ゼロと言っていい 。
このように、NMB48でも、SKE48同様、全国握手会を回避するかのような動きが見られます。
全国握手会に対しては、HKT48と乃木坂46も、やや距離を置き始めている節がある。
(表4) HKT48シングルのオリコン初動推移
# (表2)と同じスタイル
01枚目 : 25.0 (1位, 09.2[全5指1], 37.0%, 15.7[個3写2]) {29.2} 2013/03/20「スキ!スキ!スキップ!」
02枚目 : 26.9 (1位, 09.2[全3], 34.3%, 17.7[個4]) {30.6} 2013/09/04「メロンジュース」
03枚目 : 27.7 (1位, 08.0[全3], 28.9%, 19.7[個4船2]) {32.8} 2014/03/12「桜、みんなで食べた」
04枚目 : 27.8 (1位, 08.1[全2], 29.0%, 19.7[個4S2]) {31.3} 2014/09/24「控えめI love you!」
05枚目 : 2015/04/22「タイトル未定」
#「指」は指原莉乃ソロ企画、「船」は船上パーティ、「S」はHKT48によるショーイベント。
(表5) 乃木坂46シングルのオリコン初動推移
# (表2)と同じスタイル
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0[全3茶1], 22.8%, 30.5[個別6]) {51.6} 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8[全3茶1], 25.7%, 34.0[個別6]) {54.7} 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0[全3茶1], 26.2%, 31.1[個別6]) {52.7} 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7[全1絵1L絵2], 24.5%, 36.2[個別7]) {61.1} 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 2015/03/18「タイトル未定」
#「絵」は似顔絵会、「L絵」はライブと似顔絵会の同日イベント。
HKT48は4枚目「控えめI love you!」で全国握手会を2日に減らし、乃木坂46も10枚目「何度目の青空か?」は、全国を1日にして、大阪と名古屋でのライブイベントを似顔絵会と連動させて行なっています。
そして、両グループとも、店頭セールスは、ここ数シングル、やや減少傾向にあるか、もしくは同じレベルに留まっていて、「伸びている」とは言い難い。
もちろん、全国握手会日数削減の切っ掛けとなったのは、2014年5月、岩手のAKB48全国握手会で起こった襲撃事件です。
CDを1枚買えば、誰でも、身元を明かさずに、メンバーと握手出来るイベントは、入場者数が多いこともあって、不測の事態が発生する危険度が、もともと高い。
そして、実際に痛ましい事件が起きてしまった以上、分厚い警備体制の構築が不可欠で、警察の要請という外的圧力も加わって、開催費用を高騰させていると思います。
従って、事件以降、全国握手会は採算を取るのが難しいイベントになってしまったのは、間違いないでしょう。
しかし、もし、全国握手会が店頭セールスを力強く加速させ、シングル毎に、サウンドスキャンの数字が順調に伸びていたならば、事件の影響で一時的に日数を削減することはあっても、しばらくすれば、元に戻っていくと思います。
ところが、事件から1年近く経った今でも、全国握手会の規模縮小が起こっていて、その流れが固定化されつつある印象すら受ける。
つまり、切っ掛けは、襲撃事件による警備費の上昇だったけど、そのことによって、AKB48Gと乃木坂の全国握手会が抱えていた問題点が明瞭になり、運営に開催日数の見直しを迫ることになったんじゃないでしょうか。
その問題点とは、全国握手会を特典とするCD販売はもともと効率が悪く、グループや楽曲の人気がよほど図抜けていなければ、収支を取りづらいイベントであることです。
やはり、来場者の正確な人数を、事前に把握出来ないのは、厳しいでしょう。
常に満員御礼であれば問題ないけど、そうなることを前提で警備や誘導の体制を整えたのに、蓋を開けたら、ガラガラだったとなると、掛けたお金の多くが無駄になってしまいます。
乃木坂運営が、全国握手会の代わりに、抽選応募のライブをやりたがるのは、参加人数をコントロール出来ることが大きいんじゃないでしょうか。
来場者数が少なくても、予め分かっていれば、それに見合った規模の準備をすれば良いわけですから。
さらに、全国握手会はメンバー全員に均等なレーンを用意する必要があります。
個別握手会のようにメンバーごとの部数設定がないため、サービスの供給調整が出来ず、この点も、無駄な出費を生みやすい。
読めない来場者数、どういう状況でもメンバー全員のレーンを作ることなど、全国握手会は根本発想から、赤字になりやすいシステムという気がします。
次は、AKB48です。
(表6) AKB48シングルCD売り上げの総選挙サイクル
凡例
総選挙サイクル記号 : オリコン初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント, 個別1日あたりの売り上げ枚数]) 発売日「タイトル略記」
# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「一般販売寄与率」は%表示で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「個別1日あたりの売り上げ枚数」は、「特定販売第1週売り上げ」を個別握手会の総日数で割ったもの
2011年度
A 21枚目:133 (54, 41%, 79[個3, 26]) 2011/05/25「Every」
B 22枚目:135 (49, 36%, 86[個3, 29]) 2011/08/24「フラゲ」
C 23枚目:130 (38, 29%, 92[個3, 31]) 2011/10/26「風は吹」
D 24枚目:120 (22, 19%, 97[個3, 32]) 2011/12/07「マリコ」
E 25枚目:129 (50, 39%, 79[個3, 26]) 2012/02/15「GMF!」
2012年度
A 26枚目:162 (73, 45%, 88[個3, 29]) 2012/05/23「真夏」
B 27枚目:118 (45, 38%, 73[個3, 24]) 2012/08/29「ギンガム」
C 28枚目:113 (40, 35%, 73[個3, 24]) 2012/10/31「UZA」
D 29枚目:107 (26, 25%, 81[個3, 27]) 2012/12/05「永遠」
E 30枚目:104 (33, 32%, 71[個3, 24]) 2013/02/20 「SL!」
2013年度
A 31枚目:176 (59[全7], 33%, 118[個4, 29]) 2013/05/22「クロール」
B 32枚目:133 (44[全7], 33%, 89[個4, 22]) 2013/08/21「恋する」
C 33枚目:120 (31[全7], 25%, 90[個4, 22]) 2013/10/30「エレキ」
D 34枚目:103 (20[全*7], 20%, 83[個4, 21]) 2013/12/11「鈴懸」
E 35枚目:109 (24[全7], 19%, 92[個5, 17]) 2014/02/26 「前しか」
# 「全*」は特定店舗での購入者のみ抽選対象となる握手会
2014年度
A 36枚目:166 (49[全7], 29%, 117[個4, 29]) 2014/05/21「レトリバー」
B 37枚目:101 (23[全7], 23%, 78[個4, 19]) 2014/08/27「プラカード」
C 38枚目:113 (21[全7], 19%, 92[個6, 15]) 2014/11/26「希望的」
D 39枚目:[全7][個7] 2015/03/04「Gree Flash」
E 40枚目:
# 一般販売特典の全国握手会については、日数を確認することが出来たシングルについてのみ、記載している。
AKB48シングルの店頭販売CDの売り上げ枚数は、総選挙投票券の付いたAシングルを頂点に、B、C、Dと減少し、Eシングルで戻すパターンを、2011年から、毎年度、ずっと続けています。
しかし、例えば、B、Cシングルの店頭セールスが、2012年度は45万枚、40万枚だったものが、2013年度は44万枚、31万枚、そして、2014年度には、23万枚、21万枚と半分近くにまで減少しています。
つまり、毎年同じパターンを繰り返しながらも、数字そのものは、徐々に下がっている。
AKB48の全国握手会は、文字通り、全国各地に赴いて開催するイベントで、それを1シングルにつき7日もこなしています。
遠征という出費の嵩むイベントを、全国7会場で行なっているのに、毎年、徐々に売り上げが減少していくとすれば、収支が厳しくなるのは容易に想像がつきます。
つまり、以前から、AKB48や「支店」の全国握手会は問題を抱えていたと見るべきで、襲撃事件による警備費高騰は、それをより先鋭化したんじゃないでしょうか。
一方、特定販売CDのセールスは、2011年度からあまり変わっていないように見えますが、個別握手会1日あたりに換算すると、2011年度には30万枚/日を越えることもあった効率が、2012年度には20万台半ば、2013年度は20万枚を少し越える程度にまで落ち込み、2014年度に入ると、10万台の数字が並ぶようになっています。
個別握手会は、メンバーや台所に大きな負担を掛けながら、規模拡大を続けることで、売り上げ枚数を維持しているのが現状で、連続ミリオン記録を途切れさせたくないという気持ちが、そういった無理を支えているのだと思います。
しかし、ミリオンは続いていても、その中味は、2011年や2012年とはまったく別もので、AKB48は、2015年を迎えて、いよいよ苦しい水域に入りつつあると言わざるを得ない数字が並んでいます。
実際、A5月、B8月、C10月、D12月、E2月という、ずっと堅持してきた発売サイクルを壊して、38枚目でCシングルに相当する「希望的リフレイン」を11月、次の39枚目、本来ならDシングルを3月の発売にしたことは、2014年度の後半に入って、これまでにない、大きな変化が起こり始めたことを象徴しています。
AKB48のシングルに、全国握手会の日数を減らす兆候は今のところありません。
しかし、異なるシングルの全国握手会を、同じ日に一括して開催するケースがやたらと増えているので、事実上、日数削減が行なわれていると見ていいかもしれません。
全国握手会が初回限定盤販売の切り札であるなら、CDショップにとっては、出来るだけ続けて欲しいイベントの筈で、AKB48Gや乃木坂での日数削減の流れに対しては、心中穏やかならざるものがあってもおかしくない。
1stアルバム「透明な色」で、乃木坂運営が、いくつもの店舗を巻き込んだ販促活動を行ったのは、レコード会社として、CDショップとの関係に配慮してのことと推測するのは、ちょっと考え過ぎでしょうか(笑)。
日本は、先進国の中でも、インターネットの普及率が高い国ですが、にもかかわらず、音楽売り上げに占めるCDセールスの割合は、非常に高いそうです。
AKB48のような超人気グループが、特典商法を使って、収録楽曲のヒットに関係なく、大量のCDを売る仕組みを作ったことが、CDセールスを支えているのだと思います。
しかし、インターネットを使った、もっと効率の良い音楽配信方法がある中、さまざまな特典によって同じCDを何枚も買わせるやり方は、大きな無駄を孕んでいる。
そのため、100万枚CDが売れても、システム全体を見渡すと、どこかに無理が生じていて、隙あらば、より効率の良い方向に流れる圧力となっている。
2013年くらいまでは、AKB48に、その圧力を撥ね除け、無理や無駄を抑え込む巨大な人気があったのだけど、2014年、2015年と進むにつれて、人気に陰りが出てきて、それと同時に、握手会が本質的に持っている非効率性の矛盾が、至る所で、噴出し始めている気がします。
CDによる音楽配布を維持したいという業界側の要請が、特典商法を生み出し、AKB48Gや乃木坂のCDセールスを支えてきましたが、ネット社会が高度になればなるほど、それを続けるのが困難になり、やがて効率化の原理に飲み込まれていくのは、むしろ自然な流れです。
もちろん、レコードが未だになくなっていないように、CDがこの世から消え去ることはないと思います。
私も、好きな曲を、形として手元に置いておきたいという気持ちはあったりするので、そういう需要は常に存在し続けるでしょう。
しかし、全く同じCDを、1人が何十枚も買って、イベント券だけ抜いて処分するといった光景が、この先、何十年も続くとは思えない(笑)。
AKB48Gと乃木坂に見られる全国握手会回避の流れは、単に襲撃事件の一時的影響に留まらず、日本の音楽配信が、供給側の理屈を越えて、本来あるべき需要の姿に戻っていこうとする動きなんじゃないか、そんなことを考えたくなる今日この頃です(笑)。
最後に、ネットでちょっと話題になっていたようなので、次の表を載せておきます。
(表7) 乃木坂46とAKB48の最新アルバム比較
# (表2)と同じスタイル
22.2 (1位, 11.2[船1音1L1], 50.6%, 11.0[個3撮1写2成1]) {26.2} 2015/01/07「透明な色」
74.7 (1位, 10.0, 13.4%, 64.6[写5]) {74.7} 2015/01/21「ここがロドスだ、ここで跳べ!」
#「船」豪華クルージング企画、「音」録音会、「L」バースデーライブ招待、「撮」大撮影会、「成」成人式、「写」写メ会。
確かに、サウンドスキャン第1週を比べると、乃木坂の1stアルバムが、AKB48の4枚目オリジナルアルバムを少し上回っています。
しかし、乃木坂は、店頭セールスを伸ばすために、メンバーと豪華クルージングの旅や、西武ドームの「3rd Birthday Live」への特別招待など、これでもかという程の特典を付け、しかもデビュー以来の表題曲を全収録したベストアルバムが11.2万枚です。
一方、AKB48は、生写真1枚だけで、特典イベントなしの10.0万枚なので、やはり人気の底力は感じます。
ただ、3枚目「次の足跡」(2014/01/22)は、第1週が17万枚、2枚目「1830」(2012/08/15)は29万枚なので、10万枚がAKB48にとって、景気の良い数字でないことは確かです。
しかも、一般販売寄与率が13.4%というのは、CDセールスの9割近くを写メ会に依存していることを意味しています。
こういう特定販売高依存の流れが定着すると、店舗を持つCDショップは、ますます厳しくなっていくでしょう。
結局、個別系イベントへの大幅依存は、店舗型CDセールスを駆逐する作用があるわけで、効率化の波ということなんでしょうか。
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
今日深夜!
1月29日(木) 24 : 15 ~ 24 : 45 テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
前回に引き続いて、高山一実が出演。元大事MANブラザーズの立川俊之さんが先生として登場です。さとう珠緒にしても、「しくじり」経験のある人は、どこか突き抜けたオーラがあって、話も驚くほどぶっちゃけてます(笑)。この番組、マジで面白い。
番組公式サイト
毎週、水曜夜10時!
2月4日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第4回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。
『残念な夫。』の公式サイト
白石麻衣の1stフォトブック『MAI STYLE』が2月2日付オリコン週間ランキングに初登場、1万9千部を売り上げ、BOOK総合4位、写真集で1位を獲得しています。
ちなみに、写真集2位は「清純な大人」で、まいやんが1位2位を独占です。
乃木坂が最初に出したソロ写真集がこれだけ売れれば、来月発売される西野七瀬「普段着」だけでなく、さらに別のメンバーによる写真集も、可能性が高まってくるんじゃないでしょうか。
写真集売り上げリストを、新しいデータを入れて、再掲しておきます。
(表1) 乃木坂関連写真集の売り上げ
凡例
発売日:初動部数 [現時点での累計部数]「タイトル」
# 「フラゲ分」がある場合は、発売週分と併せたものを初動としている。
#「>5.1万部」は5.1万部以上の意。
2013/10/22(火):初動 3.5万部 [累計 >5.1万部]「乃木坂派」初の写真集
2014/03/05(水):初動 0.9万部 [累計 >1.7万部]「季刊乃木坂 vol.1 早春」
2014/06/12(木):初動 1.3万部 [累計 >2.5万部]「季刊乃木坂 vol.2 初夏」
2014/09/04(木):初動 1.2万部 [累計 >2.0万部]「季刊乃木坂 vol.3 涼秋」
2014/12/10(水):初動 3.2万部 [累計 6.2万部]「清純な大人」白石麻衣1st写真集
2014/12/26(金):初動 1.0万部 [累計 2.3万部]「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」
2015/01/23(金):初動 1.9万部 [累計 1.9万部]「MAI STYLE」白石麻衣1stフォトブック
2015/02/18(水):初動 ???万部 [累計 ??万部]「普段着」西野七瀬1st写真集
前回記事では、乃木坂の歴代シングルについて、CDセールスの変遷を調べました。
今日は、乃木坂で何が起こっているのか、より多角的に理解するため、AKB48Gに関して、最近の売り上げ動向を見てみましょう。
まずは、3月31日(火)に、17枚目シングルを発売するSKE48です。
発売日が水曜ではなく、火曜というのが、すでに斬新ですが、なんと、NMB48も11枚目をこの日にリリースする予定で、二つの「支店」による同日発売となります。
もちろん、どちらがオリコン1位に輝くかの勝負で、シングル発売への注目度を高め、両方の売り上げアップを狙った、意図的な対決企画です。
SKE48とNMB48は、ここ数シングル、CD売り上げが伸び悩んでいて、セールス競争そのものをイベント化して、人気再浮上の切っ掛けを掴みたいという思惑があるのかもしれません。
(表2) SKE48がリリースしたシングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移
凡例
シングル番号 : オリコン初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ[一般販売CDの特典イベント], 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント]) {現在の累計} 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。
# 「一般販売寄与率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存度が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music を通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会や写メ会などによるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年01月25日(日)までのオリコン調べによる総売り上げ枚数。
12枚目 : 51.1 (1位, 16.7[全6], 32.6%, 34.4[個6]) {66.2} 2013/07/17「美しい稲妻」
13枚目 : 44.9 (1位, 14.8[全6], 32.9%, 30.1[個6]) {57.0} 2013/11/20「賛成カワイイ!」
14枚目 : 39.8 (1位, 11.9[全3L6], 29.8%, 27.9[個7]) {50.4} 2014/03/19「未来とは?」
15枚目 : 32.4 (1位, 10.3[全2], 31.7%, 22.1[個5個t4]) {46.4} 2014/07/30「不器用太陽」
16枚目 : 38.6 (1位, 08.8[全0], 22.9%, 29.8[個8]) {43.9} 2014/12/10「12月のカンガルー」
17枚目 : 2015/03/31(火)「タイトル未定」
# 特典イベントを示す[括弧]内の略語の意味は次の通り。「全」全国握手会、「個」個別握手会、「L」ライブ、「個t」チーム別個別握手会。続く数字は開催日数。
SKE48のシングルは、12枚目「美しい稲妻」以降、13枚目「賛成カワイイ!」、14枚目「未来とは?」、15枚目「不器用太陽」と3作連続で、オリコン初動と累計の両方で前作割れを起こしていましたが、16枚目「12月のカンガルー」で、初動が前作を上回る数字となっています。
これは16枚目特定販売CDの売り上げが29.8万枚と、13枚目「賛成カワイイ!」の30.1万枚とほぼ同じ水準まで回復したことが大きい。
しかし、13枚目の個別握手会は総日数が6日だったのに対して、16枚目は8日に増えていて、決して効率の良いセールスではなく、メンバーや運営の台所に負担を掛けながら、何とか枚数を引き上げている印象は否めません。
さらに、サウンドスキャンに表れる店頭販売CDの売り上げは、一貫して減少を続けていて、16枚目も8.8万枚と、前作の10万枚を割り込む数字になっています。
この結果、「12月のカンガルー」の一般販売寄与率は22.9%となり、これまで30%ほどあった数値が、一気に歴代最低レベルに落ち込み、CD売り上げの8割近くを個別握手会に依存する状況に陥っています。
注目したいのは、店頭セールスが減少しているのと軌を一にして、全国握手会の日数が削減されていることです。
13枚目まで6日だった全国握手会の総日数は、14枚目で3日、15枚目は2日に減らされ、16枚目に至っては、現時点においてすら、1会場も予定をアナウンスされていません。
初回限定盤は、特典である全国握手会の魅力で売れる部分が小さくないだろうから、総日数の減少が一般販売の勢いを削ぐ可能性は高く、ここまで顕著に減ると、セールスに影響が出ても不思議ではない。
しかし、総日数が6日で変わっていない、12枚目から13枚目の間でも、店頭販売CDの売り上げ枚数は減少しています。
全国握手会を開けば、どんどんCDが売れるのであれば、日数を減らしたりはしない筈で、むしろ、全国握手会を開催しても、思うように売り上げが伸びなくなってきたので、日数を減らさざるを得なかった、と考えた方がいいのかもしれません。
とくに、警備費の高騰で、以前より経費が嵩むとなると、その額に見合ったCDセールスを達成出来なければ、開催する意欲を失うのは当然です。
次は、NMB48です。
(表3) NMB48シングルのオリコン初動推移
# (表2)と同じスタイル
07枚目 : 48.2 (1位, 12.5[全3ミニ14], 26.0%, 35.6[個6]) {55.9} 2013/06/19「僕らのユリイカ」
08枚目 : 37.5 (1位, 08.3[全3], 22.0%, 29.2[個6写2サ2]) {50.9} 2013/10/02「カモネギックス」
09枚目 : 40.7 (1位, 08.0[全3], 19.8%, 32.6[個7写2]) {45.2} 2014/03/26「高嶺の林檎」
10枚目 : 42.0 (1位, 07.6[全1], 18.6%, 33.1[個7写3]) {47.4} 2014/11/05「らしくない」
11枚目 : 2015/03/31(火)「タイトル未定」
#「ミニ」ミニ握手会、「写」写メ会、「サ」サイン会。
7枚目「僕らのユリイカ」から8枚目「カモネギックス」では、オリコン初動が減少しているものの、9枚目「高嶺の林檎」と10枚目「らしくない」は、40万台を維持して、比較的安定したセールスを見せています。
これは、特定販売CDの売り上げが、30万枚付近を維持していることが大きい。
ただ、特典である個別握手会や写メ会の日数を、シングル毎にジリジリ増やしていて、肉体的にも、経済的にも、負担は大きくなっていると思われます。
つまり、SKE48と同じく、特典イベントの規模を拡大しなければ、前作レベルの売り上げをキープ出来ず、シングルを出す度に、スケジュール表が握手会や写メ会の予定で、次から次へと埋まってしまう状態だと思います。
一方、店頭販売CDの売り上げは、NMB48も、8枚目、9枚目、10枚目と、僅かずつながら、減少を続けています。
全国握手会の日数は、7枚目、8枚目、9枚目で3日に固定されていましたが、10枚目「らしくない」では、1日だけに絞り、しかも、前作「高嶺の林檎」の全国握手会を兼ねた重複開催ということで、現時点では、事実上、新規ゼロと言っていい 。
このように、NMB48でも、SKE48同様、全国握手会を回避するかのような動きが見られます。
全国握手会に対しては、HKT48と乃木坂46も、やや距離を置き始めている節がある。
(表4) HKT48シングルのオリコン初動推移
# (表2)と同じスタイル
01枚目 : 25.0 (1位, 09.2[全5指1], 37.0%, 15.7[個3写2]) {29.2} 2013/03/20「スキ!スキ!スキップ!」
02枚目 : 26.9 (1位, 09.2[全3], 34.3%, 17.7[個4]) {30.6} 2013/09/04「メロンジュース」
03枚目 : 27.7 (1位, 08.0[全3], 28.9%, 19.7[個4船2]) {32.8} 2014/03/12「桜、みんなで食べた」
04枚目 : 27.8 (1位, 08.1[全2], 29.0%, 19.7[個4S2]) {31.3} 2014/09/24「控えめI love you!」
05枚目 : 2015/04/22「タイトル未定」
#「指」は指原莉乃ソロ企画、「船」は船上パーティ、「S」はHKT48によるショーイベント。
(表5) 乃木坂46シングルのオリコン初動推移
# (表2)と同じスタイル
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0[全3茶1], 22.8%, 30.5[個別6]) {51.6} 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8[全3茶1], 25.7%, 34.0[個別6]) {54.7} 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0[全3茶1], 26.2%, 31.1[個別6]) {52.7} 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7[全1絵1L絵2], 24.5%, 36.2[個別7]) {61.1} 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 2015/03/18「タイトル未定」
#「絵」は似顔絵会、「L絵」はライブと似顔絵会の同日イベント。
HKT48は4枚目「控えめI love you!」で全国握手会を2日に減らし、乃木坂46も10枚目「何度目の青空か?」は、全国を1日にして、大阪と名古屋でのライブイベントを似顔絵会と連動させて行なっています。
そして、両グループとも、店頭セールスは、ここ数シングル、やや減少傾向にあるか、もしくは同じレベルに留まっていて、「伸びている」とは言い難い。
もちろん、全国握手会日数削減の切っ掛けとなったのは、2014年5月、岩手のAKB48全国握手会で起こった襲撃事件です。
CDを1枚買えば、誰でも、身元を明かさずに、メンバーと握手出来るイベントは、入場者数が多いこともあって、不測の事態が発生する危険度が、もともと高い。
そして、実際に痛ましい事件が起きてしまった以上、分厚い警備体制の構築が不可欠で、警察の要請という外的圧力も加わって、開催費用を高騰させていると思います。
従って、事件以降、全国握手会は採算を取るのが難しいイベントになってしまったのは、間違いないでしょう。
しかし、もし、全国握手会が店頭セールスを力強く加速させ、シングル毎に、サウンドスキャンの数字が順調に伸びていたならば、事件の影響で一時的に日数を削減することはあっても、しばらくすれば、元に戻っていくと思います。
ところが、事件から1年近く経った今でも、全国握手会の規模縮小が起こっていて、その流れが固定化されつつある印象すら受ける。
つまり、切っ掛けは、襲撃事件による警備費の上昇だったけど、そのことによって、AKB48Gと乃木坂の全国握手会が抱えていた問題点が明瞭になり、運営に開催日数の見直しを迫ることになったんじゃないでしょうか。
その問題点とは、全国握手会を特典とするCD販売はもともと効率が悪く、グループや楽曲の人気がよほど図抜けていなければ、収支を取りづらいイベントであることです。
やはり、来場者の正確な人数を、事前に把握出来ないのは、厳しいでしょう。
常に満員御礼であれば問題ないけど、そうなることを前提で警備や誘導の体制を整えたのに、蓋を開けたら、ガラガラだったとなると、掛けたお金の多くが無駄になってしまいます。
乃木坂運営が、全国握手会の代わりに、抽選応募のライブをやりたがるのは、参加人数をコントロール出来ることが大きいんじゃないでしょうか。
来場者数が少なくても、予め分かっていれば、それに見合った規模の準備をすれば良いわけですから。
さらに、全国握手会はメンバー全員に均等なレーンを用意する必要があります。
個別握手会のようにメンバーごとの部数設定がないため、サービスの供給調整が出来ず、この点も、無駄な出費を生みやすい。
読めない来場者数、どういう状況でもメンバー全員のレーンを作ることなど、全国握手会は根本発想から、赤字になりやすいシステムという気がします。
次は、AKB48です。
(表6) AKB48シングルCD売り上げの総選挙サイクル
凡例
総選挙サイクル記号 : オリコン初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント, 個別1日あたりの売り上げ枚数]) 発売日「タイトル略記」
# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「一般販売寄与率」は%表示で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「個別1日あたりの売り上げ枚数」は、「特定販売第1週売り上げ」を個別握手会の総日数で割ったもの
2011年度
A 21枚目:133 (54, 41%, 79[個3, 26]) 2011/05/25「Every」
B 22枚目:135 (49, 36%, 86[個3, 29]) 2011/08/24「フラゲ」
C 23枚目:130 (38, 29%, 92[個3, 31]) 2011/10/26「風は吹」
D 24枚目:120 (22, 19%, 97[個3, 32]) 2011/12/07「マリコ」
E 25枚目:129 (50, 39%, 79[個3, 26]) 2012/02/15「GMF!」
2012年度
A 26枚目:162 (73, 45%, 88[個3, 29]) 2012/05/23「真夏」
B 27枚目:118 (45, 38%, 73[個3, 24]) 2012/08/29「ギンガム」
C 28枚目:113 (40, 35%, 73[個3, 24]) 2012/10/31「UZA」
D 29枚目:107 (26, 25%, 81[個3, 27]) 2012/12/05「永遠」
E 30枚目:104 (33, 32%, 71[個3, 24]) 2013/02/20 「SL!」
2013年度
A 31枚目:176 (59[全7], 33%, 118[個4, 29]) 2013/05/22「クロール」
B 32枚目:133 (44[全7], 33%, 89[個4, 22]) 2013/08/21「恋する」
C 33枚目:120 (31[全7], 25%, 90[個4, 22]) 2013/10/30「エレキ」
D 34枚目:103 (20[全*7], 20%, 83[個4, 21]) 2013/12/11「鈴懸」
E 35枚目:109 (24[全7], 19%, 92[個5, 17]) 2014/02/26 「前しか」
# 「全*」は特定店舗での購入者のみ抽選対象となる握手会
2014年度
A 36枚目:166 (49[全7], 29%, 117[個4, 29]) 2014/05/21「レトリバー」
B 37枚目:101 (23[全7], 23%, 78[個4, 19]) 2014/08/27「プラカード」
C 38枚目:113 (21[全7], 19%, 92[個6, 15]) 2014/11/26「希望的」
D 39枚目:[全7][個7] 2015/03/04「Gree Flash」
E 40枚目:
# 一般販売特典の全国握手会については、日数を確認することが出来たシングルについてのみ、記載している。
AKB48シングルの店頭販売CDの売り上げ枚数は、総選挙投票券の付いたAシングルを頂点に、B、C、Dと減少し、Eシングルで戻すパターンを、2011年から、毎年度、ずっと続けています。
しかし、例えば、B、Cシングルの店頭セールスが、2012年度は45万枚、40万枚だったものが、2013年度は44万枚、31万枚、そして、2014年度には、23万枚、21万枚と半分近くにまで減少しています。
つまり、毎年同じパターンを繰り返しながらも、数字そのものは、徐々に下がっている。
AKB48の全国握手会は、文字通り、全国各地に赴いて開催するイベントで、それを1シングルにつき7日もこなしています。
遠征という出費の嵩むイベントを、全国7会場で行なっているのに、毎年、徐々に売り上げが減少していくとすれば、収支が厳しくなるのは容易に想像がつきます。
つまり、以前から、AKB48や「支店」の全国握手会は問題を抱えていたと見るべきで、襲撃事件による警備費高騰は、それをより先鋭化したんじゃないでしょうか。
一方、特定販売CDのセールスは、2011年度からあまり変わっていないように見えますが、個別握手会1日あたりに換算すると、2011年度には30万枚/日を越えることもあった効率が、2012年度には20万台半ば、2013年度は20万枚を少し越える程度にまで落ち込み、2014年度に入ると、10万台の数字が並ぶようになっています。
個別握手会は、メンバーや台所に大きな負担を掛けながら、規模拡大を続けることで、売り上げ枚数を維持しているのが現状で、連続ミリオン記録を途切れさせたくないという気持ちが、そういった無理を支えているのだと思います。
しかし、ミリオンは続いていても、その中味は、2011年や2012年とはまったく別もので、AKB48は、2015年を迎えて、いよいよ苦しい水域に入りつつあると言わざるを得ない数字が並んでいます。
実際、A5月、B8月、C10月、D12月、E2月という、ずっと堅持してきた発売サイクルを壊して、38枚目でCシングルに相当する「希望的リフレイン」を11月、次の39枚目、本来ならDシングルを3月の発売にしたことは、2014年度の後半に入って、これまでにない、大きな変化が起こり始めたことを象徴しています。
AKB48のシングルに、全国握手会の日数を減らす兆候は今のところありません。
しかし、異なるシングルの全国握手会を、同じ日に一括して開催するケースがやたらと増えているので、事実上、日数削減が行なわれていると見ていいかもしれません。
全国握手会が初回限定盤販売の切り札であるなら、CDショップにとっては、出来るだけ続けて欲しいイベントの筈で、AKB48Gや乃木坂での日数削減の流れに対しては、心中穏やかならざるものがあってもおかしくない。
1stアルバム「透明な色」で、乃木坂運営が、いくつもの店舗を巻き込んだ販促活動を行ったのは、レコード会社として、CDショップとの関係に配慮してのことと推測するのは、ちょっと考え過ぎでしょうか(笑)。
日本は、先進国の中でも、インターネットの普及率が高い国ですが、にもかかわらず、音楽売り上げに占めるCDセールスの割合は、非常に高いそうです。
AKB48のような超人気グループが、特典商法を使って、収録楽曲のヒットに関係なく、大量のCDを売る仕組みを作ったことが、CDセールスを支えているのだと思います。
しかし、インターネットを使った、もっと効率の良い音楽配信方法がある中、さまざまな特典によって同じCDを何枚も買わせるやり方は、大きな無駄を孕んでいる。
そのため、100万枚CDが売れても、システム全体を見渡すと、どこかに無理が生じていて、隙あらば、より効率の良い方向に流れる圧力となっている。
2013年くらいまでは、AKB48に、その圧力を撥ね除け、無理や無駄を抑え込む巨大な人気があったのだけど、2014年、2015年と進むにつれて、人気に陰りが出てきて、それと同時に、握手会が本質的に持っている非効率性の矛盾が、至る所で、噴出し始めている気がします。
CDによる音楽配布を維持したいという業界側の要請が、特典商法を生み出し、AKB48Gや乃木坂のCDセールスを支えてきましたが、ネット社会が高度になればなるほど、それを続けるのが困難になり、やがて効率化の原理に飲み込まれていくのは、むしろ自然な流れです。
もちろん、レコードが未だになくなっていないように、CDがこの世から消え去ることはないと思います。
私も、好きな曲を、形として手元に置いておきたいという気持ちはあったりするので、そういう需要は常に存在し続けるでしょう。
しかし、全く同じCDを、1人が何十枚も買って、イベント券だけ抜いて処分するといった光景が、この先、何十年も続くとは思えない(笑)。
AKB48Gと乃木坂に見られる全国握手会回避の流れは、単に襲撃事件の一時的影響に留まらず、日本の音楽配信が、供給側の理屈を越えて、本来あるべき需要の姿に戻っていこうとする動きなんじゃないか、そんなことを考えたくなる今日この頃です(笑)。
最後に、ネットでちょっと話題になっていたようなので、次の表を載せておきます。
(表7) 乃木坂46とAKB48の最新アルバム比較
# (表2)と同じスタイル
22.2 (1位, 11.2[船1音1L1], 50.6%, 11.0[個3撮1写2成1]) {26.2} 2015/01/07「透明な色」
74.7 (1位, 10.0, 13.4%, 64.6[写5]) {74.7} 2015/01/21「ここがロドスだ、ここで跳べ!」
#「船」豪華クルージング企画、「音」録音会、「L」バースデーライブ招待、「撮」大撮影会、「成」成人式、「写」写メ会。
確かに、サウンドスキャン第1週を比べると、乃木坂の1stアルバムが、AKB48の4枚目オリジナルアルバムを少し上回っています。
しかし、乃木坂は、店頭セールスを伸ばすために、メンバーと豪華クルージングの旅や、西武ドームの「3rd Birthday Live」への特別招待など、これでもかという程の特典を付け、しかもデビュー以来の表題曲を全収録したベストアルバムが11.2万枚です。
一方、AKB48は、生写真1枚だけで、特典イベントなしの10.0万枚なので、やはり人気の底力は感じます。
ただ、3枚目「次の足跡」(2014/01/22)は、第1週が17万枚、2枚目「1830」(2012/08/15)は29万枚なので、10万枚がAKB48にとって、景気の良い数字でないことは確かです。
しかも、一般販売寄与率が13.4%というのは、CDセールスの9割近くを写メ会に依存していることを意味しています。
こういう特定販売高依存の流れが定着すると、店舗を持つCDショップは、ますます厳しくなっていくでしょう。
結局、個別系イベントへの大幅依存は、店舗型CDセールスを駆逐する作用があるわけで、効率化の波ということなんでしょうか。
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乃木坂46「気づいたら片想い」初動45万8千枚を読む(2) ~ 握手会人気の格差拡大と「終わりの始まり」
乃木坂46「気づいたら片想い」初動45万8千枚を読む(1) ~ SKE48ファン参入の可能性と「コップの中の嵐」
乃木坂の風 16Mar14 ~ AKB48の2103年度総選挙サイクル、高まる握手会依存と異変が起こった一般人気
乃木坂の風 26Jan14 ~ 今夜、8th選抜発表!AKB48が直面する「35枚目の憂鬱」と乃木坂の未来
乃木坂の風 17Jan14 ~ 「恋する」6位「エレキ」圏外「鈴懸」51位、AKB48の有線ランキングに異変
乃木坂の風 04Dec13 ~「バレッタ」初動CDセールスで、握手会依存度が大幅上昇、全AKBGを上回る水準へ
乃木坂の風 29Sep13 ~ AKBグループが苦しむ「身の丈に合わない」CDセールス
乃木坂の風 27Sep13 ~ 若さで笑い、若さに泣くHKT48、ブレイクのチャンスが今来ている
乃木坂の風 26Sep13 ~ 過剰な握手会日程に苦しむNMB48、坂の上り方を考える
乃木坂の風 19Sep13 ~ AKB48の34枚目は松井珠理奈センターの新人キャンペーン選抜、その理由と問題点
乃木坂の風 10Sep13 ~ AKBグループの有線ランキング、HKT48デビュー曲、15回ランクインの衝撃
乃木坂の風 28Aug13 ~ AKB48「恋するフォーチュンクッキー」初週133万枚の読み方
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2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています