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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

衛藤美彩の1人家飲み企画と永谷園CM、AKB48「僕たちは戦わない」店頭第1週が2年連続の減少 [28May15]

2015-05-28 20:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 来週土曜から
6月6日(土) 『アイズ
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



前回の『乃木坂工事中』で放送された衛藤美彩の「1人家飲み」、なかなか評判が良いようですね。

ヘアバンドで濡れ髪をまとめたみさみさが、オクラの肉巻きを頬張るシーンに、缶チューハイ風のお酒を組み合わせて、CMっぽく加工した画像がネットにアップされていますが、良く出来ていて感心しました。

ファンの方が作ったようで、みさ先輩に、お酒のCMをやって欲しいという願いが、ひしひし伝わってきます(笑)。


今回、アイドルが酒を飲むという破天荒な企画に、番組が敢えて挑戦したのは、途中にCMが流れる永谷園「わが家は名酒場」を意識しているのかもしれません。

玉木宏が、「まぶして焼くだけ!炭火焼風焼き鳥」「揚げずにできる!揚げ出し豆腐」「燻さずできる!燻製の素」を使って、自分で三品のおつまみを作り、それを肴に、1人で上手そうに酒を飲む、あのCMです。

プレスリリースによると、近年、「家飲み」する人が増えているそうで、「わが家は名酒場」は、そういうニーズに応えて永谷園が出した、お惣菜の素シリーズとのこと。


衛藤美彩の「家飲み」を観ながら酒を飲んだり、放送後、コンビニに走っていった人は、私を含め、少なくないと思いますが(笑)、その際、是非とも永谷園の「わが家は名酒場」を試して欲しいという、一種のCM連動企画だったのかもしれません。

そうであれば、みさみさが数字を持っているタレントかどうかは、「わが家は名酒場」の売り上げに掛かってくるわけで、ファンが、「まぶして焼き」「揚げずに揚げ」「燻さず燻し」て、つまみを作り、家飲みを楽しめば楽しむほど、衛藤美彩の評価が上がっていくんじゃないかと(笑)。

もちろん、1人で飲む場合は、録画した衛藤美彩の「1人家飲み」が絶大な威力を発揮するわけですが、永谷園のCMを見返すことにもなり、このコーナー、何重にもあざとい商業的仕掛けが巡らされている気がします。


一方、ビールやウイスキーなど、大手酒造メーカーの商品CMに抜擢されるためには、お酒を飲む姿が魅力的という以上に、タレントとして、一般からの知名度や関心度が高いかどうかが重要になってくると思います。

石原さとみがサントリーの焼酎「鏡月」のCMに起用されているのは、彼女が数多くのドラマに主役級で出演していて、非常に人気があるからですね。

実際、『日経エンタテイメント!』の2015年度タレントパワーランキングによると、石原さとみのスコアは33.1で、女性アイドル(個人)で最高だった高橋みなみの21.7を10ポイント以上、上回っています。


ちなみに、北川景子は36.7、堀北真希が38.1、綾瀬はるかに至っては47.6の総合3位です。

なぜ彼女たちが多くのCMに抜擢されるのかは、知名度と関心度を示すこれらの数字によって十分説明が可能で、何はともあれ有名にならないと、大企業の商品CMは回ってこないのだと思います。

一方、2015年度タレントパワーランキングに名前が出てくる乃木坂メンバーのスコアは、生駒里奈11.8、白石麻衣11.7、生田絵梨花6.4です。

乃木坂がヒットを飛ばし、出演番組が数字を取り、グループとメンバーの知名度と関心度がもっと上がれば、衛藤美彩がお酒のCMに抜擢される確率も高まる筈で、まずは、永谷園の「わが家は名酒場」で一杯やることから始めるのが効果的かと。

もちろん、最後のしめは、「お茶づけ海苔」か「焼豚チャーハンの素」で(笑)。



さて、AKB48の40枚目「僕たちは戦わない」に関して、オリコンとサウンドスキャンの第1週が出揃ったので、少し分析したいと思います。

「僕たちは戦わない」は、AKB48の22作目となるミリオンセラーで、21作連続でのミリオン達成、20作連続での第1週ミリオン達成です。

さらに、初日の売り上げ枚数は、オリコン史上最高で、迫力のある記録がメディアを賑わせています。


しかし、CDセールスの内訳と用意された特典内容を調べると、派手な数字から受ける印象とは裏腹に、AKB48の人気が長期低落傾向から抜け出せておらず、今回もじりじりと、セールスを下げている実態が浮き彫りになってきます。

まずは、40枚目の売り上げを、総選挙サイクルの中で見てみましょう。

(表1) AKB48シングルCD売り上げの総選挙サイクル

凡例
総選挙サイクル記号 シングル番号 : オリコン初動 (一般販売第1週売り上げ[一般販売CDの特典イベント], 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント, 個別1日あたりの売り上げ枚数]) 発売日「タイトル略記」

# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「一般販売寄与率」は%表示で、小数点以下1桁目を四捨五入
# [括弧]内に書かれた、「全7」は全国握手会7日、「個3」は個別握手会3日、「選」は総選挙の意味
#「個別1日あたりの売り上げ枚数」は、「特定販売第1週売り上げ」を個別握手会の総日数で割ったもの
# ブログ中の「店頭販売」は、ここでの「一般販売」と同じ意味で使っている。

2011年度
A 21枚目:133 (54[選], 41%, 79[個3, 26]) 2011/05/25「Every」
B 22枚目:135 (49, 36%, 86[個3, 29]) 2011/08/24「フラゲ」
C 23枚目:130 (38, 29%, 92[個3, 31]) 2011/10/26「風は吹」
D 24枚目:120 (22, 19%, 97[個3, 32]) 2011/12/07「マリコ」
E 25枚目:129 (50, 39%, 79[個3, 26]) 2012/02/15「GMF!」

2012年度
A 26枚目:162 (73[選], 45%, 88[個3, 29]) 2012/05/23「真夏」
B 27枚目:118 (45, 38%, 73[個3, 24]) 2012/08/29「ギンガム」
C 28枚目:113 (40, 35%, 73[個3, 24]) 2012/10/31「UZA」
D 29枚目:107 (26, 25%, 81[個3, 27]) 2012/12/05「永遠」
E 30枚目:104 (33, 32%, 71[個3, 24]) 2013/02/20 「SL!」

# 2013年度以前の全国握手会については詳細が分からないので、書き込んでいない

2013年度
A 31枚目:176 (59[全7選], 33%, 118[個4選, 29]) 2013/05/22「クロール」
B 32枚目:133 (44[全7], 33%, 89[個4, 22]) 2013/08/21「恋する」
C 33枚目:120 (31[全7], 25%, 90[個4, 22]) 2013/10/30「エレキ」
D 34枚目:103 (20[全^7], 20%, 83[個4, 21]) 2013/12/11「鈴懸」
E 35枚目:109 (24[全7], 19%, 92[個5, 17]) 2014/02/26 「前しか」

# 「全^」は特定店舗での購入者のみ抽選対象となる握手会

2014年度
A 36枚目:166 (49[全7選], 29%, 117[個4選, 29]) 2014/05/21「レトリバー」
B 37枚目:101 (23[全7], 23%, 78[個4, 19]) 2014/08/27「プラカード」
C:通常なら2014/10/29あたり
C* 38枚目:113 (21[全7], 19%, 92[個6, 15]) 2014/11/26「希望的」
D:通常なら2014/12/10あたり
D* 39枚目:100 (18[全7], 18%, 82[個7, 12]) 2015/03/04「Green Flash」
E:通常なら2015/02/18あたり

2015年度
A 40枚目:167 (43[全7選], 26%, 125[個3選, 42]) 2015/05/20「戦わない」


2015年度の総選挙投票券付きシングルに関して、最初に指摘しておきたいのは、2014年度は、発売されるシングルの数が、従来までの年5個から年4個に減ったことです。

上表の2014年度欄に示されたように、10月から翌2月までの間に、Cシングル、Dシングル、Eシングルの3個を出す以前のパターンを止めて、リリース間隔を広げ、C*シングルとD*シングルの2個に抑えています。

AKB48のCD売り上げ枚数は、その7割から8割が個別握手会によるもので、シングル発売のたびに、ファンが1年間に購入する劇場盤CDの枚数は、大幅に増えることになります。

従って、シングルを1個減らすというのは、ファンの負担を軽くする効果があって、40枚目へ流し込める資金は、これまで以上に膨らんでいることが期待出来ます。


では、40枚目のセールスは、過去の総選挙投票券付きシングルと比べて、どうだったのでしょう。

初回限定盤と劇場版の両方に総選挙投票券が入っている、2013年度、14年度、15年度の三つのAシングルを並べてみましょう。

(表2) 2013年度以降のAシングル売り上げ比較

# 表示形式は(表1)と同じ。「オリコン初動」に続く{括弧}内の数字は初日の売り上げ枚数。
# 数字は、すべて小数点以下2桁目を四捨五入。

'13 (31枚目):176.3 {145.1} (58.6[全7選], 33.2%, 117.7[個4選, 29.4]) 05/22「クロール」
'14 (36枚目):166.2 {146.2} (48.8[全7選], 29.4%, 117.4[個4選, 29.4]) 05/21「レトリバー」
'15 (40枚目):167.3 {147.2} (42.8[全7選], 25.6%, 124.5[個3選, 41.5]) 05/20「戦わない」


2015年度「僕らは戦わない」のオリコン第1週売り上げ枚数、いわゆる「初動」は、2014年度「ラブラドール・レトリバー」より、1万枚ほどアップしたものの、2013年度「さよならクロール」に届かず、9万枚ほど少ない。

史上最高となった初日は、確かにAKB48歴代最高の数字ですが、昨年からの伸びは1万枚ほどで、2013年度からほとんど同じ水準で推移していると見るのが妥当です。


店頭販売セールスは、2013年度に58万6千枚、14年度は48万8千枚、15年度が42万8千枚と2年連続で減少している。

CDショップやネット通販によるセールス、つまり個別握手会を特典としない店頭売り上げ分は、AKB48に対する人気を測る重要なバロメーターで、この数字がジリジリ下がっていることが、長期低落傾向を脱していないことを示唆しています。

そして、一般販売寄与率も同時に2014年度、15年度と2年連続で下がり、CDセールスの個別握手会依存が加速していることが分かります。


一方、40枚目の個別握手会セールスは124万5千枚で、36枚目の117万4千枚から7万枚ほどのアップ。

しかも、総日数は昨年度の4日に対して、今年度は3日と、1日少なくなっている。

その結果、握手会1日当たりの売り上げ枚数は、2014年度の29万4千枚から15年度は41万5千枚へ跳ね上がり、一見、非常に効率の良いセールスが実現しているように見えます。


しかし、実は、「効率が良い」とは到底言えません。

とういうのも、表には載せていませんが、個別握手会の総部数は、36枚目が2千3百部程度だったのに対して、40枚目は5千2百部と目を疑う数字になっていて、今年度は昨年度の2倍以上に増やされているからです。

「僕たちは戦わない」個別握手会は、1人が1日に受け持つ上限を、従来の5部から6部に拡大、全日数は3日なので、最高担当部数は18部。

凄まじいのは、参加するメンバーは、これまでの握手会人気に関わらず、全員に18部が割り振られていることです。

AKB48Gは総勢300人近くに及ぶので、総部数は過去最高の5千部に達していて、目眩がするような超巨大握手会になっています。


乃木坂に例えるなら、1期も2期も、選抜もアンダーも関係なく、メンバー37人全員が、30部担当になっている状態で、総部数は1110部となります。

しかし、実際には、これまでの握手会成績に応じて、メンバーごとに担当部数が調整され、12枚目個別握手会の総部数は740部に留まっている。

もちろん、全員30部にすれば、いつ行っても目当てのメンバーがいるので、ファンの利便性が高まり、売り上げ枚数は伸びる可能性が高い。


では、なぜ乃木坂運営がそれをやらないかと言うと、収支が取りづらくなるからだと思います。

部数を増やすと、1部につき、剥がし1人、警備1人、チェック1人と、スタッフを増やす必要があり、経費が嵩んでいきます。

90分でファンが数人しか来ない部であっても、設置にかかる基本経費は同じ筈なので、こういったレーンは赤字の温床になってしまいます。

従って、出来るだけ過疎レーンを減らし、人気レーンの比率を高めることが、収支を好転させる秘訣で(笑)、握手会人気の低いメンバーは、少ない部数を担当する仕組みになっているわけです。


ところが、「僕たちは戦わない」の個別握手会は、昨年の「ラブラドール・レトリバー」と比べて、総部数が2倍を越える規模に達していて、全体の収支を気にせず、ひたすら売り上げ枚数をアップすることを目指したようにしか見えません。

もちろん、個別握手会のセールスが2倍になれば、問題はないのですが、昨年度117万4千枚で、今年度124万5千枚というのは、たった6%の伸びしかなく、膨大な数のレーンを増設する費用を考えると、収支の悪化が本気で心配になってきます。

経費の増大を少しでも抑えるためだと思いますが、「僕たちは戦わない」個別握手会は、以下のように、同一会場において、3日蓮続で行なわれます。

第1回:8月7日(金) 幕張メッセ
第2回:8月8日(土) 幕張メッセ
第3回:8月9日(日) 幕張メッセ

AKB48の握手会には、SKE48、NMB48、HKT48のメンバーも参加するので、かなりの交通費や宿泊費が必要になる筈で、何度も上京するのではなく、一回の上京で一気に済ませれば、こういった移動費を圧縮出来るかもしれません。

しかし、1日6部、つまり1日9時間の握手を、3日連続で行なう、しかも、年少メンバーも含めて全員が行なうのは、大変な肉体的、心理的負担になるでしょう。


収支の悪化やメンバーの負担増など、さまざまな問題点に目をつぶって、総部数を限界まで増やしたAKB48運営の姿勢には、どんなことがあっても、40枚目でオリコンの数字を伸ばし、AKB48の人気が落ちているという声を、吹き飛ばしたいという執念を感じます。

つい先日、「僕たちは戦わない」のCD出荷枚数が300万枚に達したというニュースが流れましたが、こういったメディアを使った宣伝攻勢を見ても、総選挙を機に人気のV字回復を図りたいという、鼻息の荒さが伝わってきます。

しかし、2014年度のシングルを4個に抑えて、ファンの懐に余裕を持たせ、一方、大きな出費を覚悟して、総部数を倍増させ、かつてないほど巨大な個別握手会を仕掛けたにも関わらず、特定販売第1週の伸びが前年比プラス6%に留まったことは、総部数の増加に完売部数の積み上げが追いついていないことを示すもので、かえって、AKB48人気への懸念材料となっています。


40枚目は、ダブルミリオンになってもおかしくない、正確に言えば、ダブルミリオンでなければ割に合わない規模の個別握手会を仕掛けていて、それが一種の勝敗ラインになってしまっている。

そのため、今回、少なからぬファンから、ダブルミリオンを望む声が上がったのだと思います。

今後、総選挙の開票日が近づくにつれ、累計がどこまで伸びるか、注目する必要がありますが、オリコンデイリーは5月25日(月)が3位、26日(火)が9位となっており、個別握手会分がほとんど計上され、店頭販売分での勝負になってきたようです。


さらに、本当の勝負は、41枚目以降のシングルです。

2011年度からずっと、店頭販売第1週は、Aシングルを頂点にして、B、C、Dと漸減、Eで少し戻すパターンを繰り返しており、これがオリコン初動に反映され、CDセールスの年度内変遷に一定のパターンを与えてきました。

つまり、Aシングルの店頭販売第1週は、その年度のCDセールスを占う重要な意味を持っていて、その数字が2012年度以降、毎年下がっているため、徐々にミリオンが厳しくなってきたわけです。


そして、(表1)のように、2014年度の36枚目「ラブラドール・レトリバー」店頭販売第1週は49万枚まで低下、このシングル自体は、総選挙投票券による好調な個別握手会セールスに支えられ、初動166万枚を記録しますが、次シングルの38枚目「心のプラカード」は店頭第1週が23万枚に落ち込み、初動101万枚となってしまいます。

さらに、その後も、店頭第1週は、例年通り、シングルごとに下がっていき、薄氷を踏むミリオンが続きました。

2015年度の40枚目「僕たちは戦わない」店頭販売第1週は、36枚目よりさらに少ない43万枚で、2015年度のCDセールスは、14年度以上に厳しくなると、予測せざるを得ません。


ただ、乃木坂も同じなんですが、一番問題なのは、売り上げ枚数どうこうではなくて、歌手なのに、ステージで十分歌えていないことで、とくに、歌えるメンバー構成を作っていないことです。

AKB48のCDセールスがミリオンを切っても、ステージで輝く体制を真剣に模索していれば、やがて再ブレイクする希望が持てるけど、総選挙や握手会・写メ会に頼り続けている状況では、なかなか突破口を見つけられず、ジリジリ後退する感じから抜け出られないでしょう。

日経トレンディの記事によると、日本の音楽業界では、近年、CDの売り上げ額を、ライブの売り上げ額が上回っていて、CDセールスだけに頼らず、ライブやグッズなど多岐に渡って収入を得る「360度ビジネス」という言葉が、流行り始めているそうです。

時代の大きな流れに逆らうのではなく、それを先取りして進んだ方が、次の時代でトップに立つ確率が高くなります。


低コストで開催出来て、しかも、メンバーにもファンにも安全で、快適な大規模握手会。

そんなものは存在しないと気づくのに、これからさらにどれだけの部数をこなせば良いんでしょう?

握手会に限らず、特典イベントは、小さい規模で行なった方が、会場費、人件費、警備費が少なくて済むので、来場者へのきめ細かな誘導体制を敷きやすく、メンバーとファンが、より安心して楽しめると思います。

少なくとも、自分の唾液をわざと手に付けてメンバーと握手するような不届き者を、事前に排除出来ないザル警備になるのであれば、握手会は止めるべきです。

言葉の暴力を完全に防ぐのは難しいですが、こういった物理的な攻撃からメンバーを守るのは、主催者の最低限の義務じゃないでしょうか。


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2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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『しくじり先生』で高山一実が涙の大活躍!「1人家飲み」は衛藤美彩がセクシーの新分野を開拓 [26May15]

2015-05-26 17:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[CS] 火曜夕方5時50分
5月26日(火) 17 : 50 ~ CS フジテレビONE『セ・パ交流戦 東京ヤクルト vs 日本ハム ~ 神宮球場』
白石麻衣が始球式に登場。三度目の正直で、ノーバウンド投球に挑戦。
東京ヤクルトスワローズ公式サイトの関連ニュース記事

[地デ] 水曜夜7時56分
5月27日(水) 19 : 56 ~ フジテレビ『くりぃむクイズ ミラクル9』
高山一実が出演。ところで、高山さん、以前も書いたけど、出演番組の告知はブログのもっと前に持っていった方がいいんじゃないかな。とくに、『ミラクル9』は出演者数が多いので、自分の出演回は出来るだけ目立つ配置にした方が。各メンバーについて、公式ブログの最初しか読まない人は少なくないだろうし、乃木坂トップページに運営が記事を載せてくれるとは限らないので(笑)。もちろん、ブログの流れもあるし、一概に何がベストかは言えないけど。
『ミラクル9』の番組公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


高山一実、やりましたね。

昨日放送のテレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!! 2時間SP』において、モーニング娘。時代から現在のご主人に出会うまで、居場所を見つけられず苦しんだ保田圭が

人それぞれ
その人にしかできない
役割がある

と述べたことに感動して、泣きながら自分の気持ちを切々と語り出し、午後8時台に、ほぼ1分に渡って地上波のテレビ画面を独占です(笑)。

私にしかできない役割があったら
嬉しいなって思いました。
やっぱりあの、端っこで、やっぱり映らないなぁって
悲しい時期もあったけど
でも、やっぱり、ファンの人とかって
それでも見てくれていて
その人にとってはアイドルだよって
言ってくれるのが凄い嬉しかったので。
しくじり先生の、あの、みなさんも
応援して下さるのが有り難くて
頑張ろうって思いました。
以上です、
貴重な時間をすいません。

常に選抜には入るものの、12枚のシングル中、3列目を8回経験、崖っぷちの緊張感を長く強いられ、自分の「役割」を探し続けた高山さんにとって、圭ちゃんの

その人がいることで誰かが元気になったり
笑顔になってくれたり
幸せになってくれれば
その人にとってはアイドルである

という言葉は胸に刺さるものがあるのでしょう。

それにしても、ゴールデンタイムに、1分近く、1人アップでしゃべり続けるというのは、トークショーならいざ知らず、ひな壇形式によるバラエティでは、滅多にないことです。

しかも、『しくじり先生』は、浅田舞がこの番組を切っ掛けにブレークしたり、ホリエモンや鈴木宗男が登場したりと、話題性が高く、非常に勢いのある番組になっていて、その中での1分ですから、お茶の間への影響力は相当なものがあると思います。


授業の最初、保田圭が、モー娘。在籍5年間でリリースした17曲のPV、全1時間30分において、自分が映っているシーンの合計はたった3分45秒だったと告白。

それを受けて、隣席の遼河はるひが、「高山さんはどうなの?」と振ってくれて、かずみんが、自分は後ろの端なので、MVにもなかなか映りませんと返答。

さらに、平成ノブシコブシの吉村崇が、「貰ったPVに、高山さんが映っていないことがある」とフォローします。

上に挙げた終盤の1分トークも、周りがかずみんの涙に気づいて「あれ、高山さんどうしたの?」と指摘することからスタートするので、保田圭の授業は、そもそも台本的に高山一実のフィーチャー回だったのかもしれません。


深夜枠時代の『しくじり先生』には、出たり出なかったり、映ったり映らなかったりと、不安定な出演状況だった高山さんが、ゴールデンに進出する直前あたりから、定期的に呼ばれる存在となり、現在では、ほぼレギュラーと言っていいポジションを獲得したのは、彼女が番組内でのキャラを模索して、徐々にそれを固めたことが大きい。

とくに、担任役の若林正恭から、「田舎娘?」と突っ込まれた頃から(笑)、心の優しい、純朴な少女というキャラが定着し始め、今では、先生の苦労話に素直に心を痛め、その言葉に心底感動する立ち位置を受け持つようになった。

何かうっすら過剰感の漂う、田舎娘風癒し系不思議キャラという、新ジャンルを開拓したことが、ゴールデンタイムの人気番組に、席を確保する快挙につながっていて、かずみんは、まさに「役割」を見つけたわけです。


選抜回数の少ないアンダーメンバーやそのファンから見れば、かずみんはまだ恵まれていて、出番やチャンスが断然多いと感じるかもしれません。

高山さんが、3列目に長く据え置かれ、次は落とされるという不安を常に抱え、MVで主要役を貰うことがあまりなく、アンダーのフロントより映る時間が少ないかもしれないという状況に苦しんできたのは間違ありません。

また、憧れだった山口百恵と、かなり異なる方向に進まなければならず、その一方で、バラエティ要員として、大きなプレッシャーを感じてきたことも、ストレスを加速させているかもしれません。

ただ、選抜で前に出られず、出番が乏しいというのは、具体的にどうこうという以上に、『しくじり先生』における、かずみんのキャラ設定の一部になっていて、それがあるから周りが絡み易くなり、番組への出演回数が増える好循環を生み出している面もあります。


こうなると、バラエティ番組的には、高山一実の選抜序列があまり上がらない方が「おいしい」という話すらあって、かずみんとしては、外仕事で結果を残しても、なかなかフロントに上がれないという矛盾を、今後、抱えるかもしれない。

実際、バラエティでの面白キャラが、握手会人気の伸びを阻んでいる節もあります。

握手会人気を確立するために有利な「ヒロイン」キャラと、バラエティ人気をアップさせる「面白くてちょっとしくじっている」キャラは両立が難しく、なかなか「トップギア」に入らないジレンマになっている気がします。


しかし、昨日の放送で、「あの泣いている女の子は誰なんだ?」と思った視聴者は少なくない筈で、バラエティでの活躍が、高山一実と乃木坂への関心度を劇的に高めることは間違いないでしょう。

ツイッターなどで「乃木坂」を検索しても、こういった声はなかなか拾えないので、既存ファンがバラエティを通した宣伝効果を実感する機会は少ないと思います。

乃木坂を全然知らない人が、「あの泣いている女の子」から、「乃木坂の高山一実」に辿り着き、あれこれ検索するまでには時間が掛かるので。

ただ、お茶の間でかずみんの涙を観た人は、膨大な数にのぼる筈で、それを切っ掛けに乃木坂に興味を持つ人は、確率は低くても、巨大な母数ゆえ、かなりの数になる可能性がある。

完売表では分からない、こういった宣伝効果がグループにとって大きなプラスであるため、高山一実は、握手会人気とは関係なく、選抜入りして、バラエティを任されてきたのだと思います。



月曜の夜、高山一実が保田圭の話に涙して、キャラを確立しつつある一方、その前日、日曜の深夜、『乃木坂工事中』では、衛藤美彩が、酒を飲むアイドルという、歴史的新ジャンルを開拓しました(笑)。

「みさみさの1人家飲み」と題したコーナーで、ピンクのベッドに鏡付き化粧台のある、女の子の一人暮らしを再現した部屋で、衛藤美彩が、小さなテーブル越しに固定カメラの前に座り、自分で作ったつおまみを食べながら、色んなお酒を飲む企画です。

予告編を見たときから、楽しみにしていたので、私も、幅広い可能性に対応出来るよう(笑)、ビール、日本酒、焼酎を用意して、番組開始を待っていました。


最初のお酒として、みさ先輩がビールを手に持っていたので、「そうだよね、とりあえずね」とばかり、こちらもオリオンビールをグラスに注いで、一緒に乾杯です。

ところが、それはビールではなく、ビールをジンジャエールで割った「シャンディガフ」というカクテルだそうで、「ん~、さすがアイドル、この辺はオシャレに攻めるなあ」と、肩透かしを食らった気分ながら、感心しました。

でも、何でしょう、この嬉しさは、テレビ番組のしかもVTRと分かっていても、みさみさと一緒に飲むと、頬が緩んで、自然とにやけてしまうんですが(笑)。

もう、けしからん色気がありますなあ、酒を飲むみさ先輩は。

この段階で、DVD化を希望する気持ちが激しく沸き起こってきました。


シャンディガフを一口二口飲んだ後、つまみがないと酒が進まないということで、台所に行って、料理を始めます。

もちろん、グラスも一緒に手に持って移動で、その自然な振る舞いに、酒への愛情が滲み出ています(笑)。

「オクラとチーズの豚肉巻き」と「ズッキーニとニンニクの炒めもの」の二品をパパッと完成させ、再び、カメラの前に腰を下ろします。

ん~、紀ノ国屋で買ったんでしょうか、ズッキーニなんて、駅前の西友ではなかなかお目にかかれない食材で、料理にも小腹の立つほどオシャレな、ヨーロピアンテイストが溢れています(笑)。


そして、二杯目は赤ワイン。

料理上手な衛藤さん、余ったワインで、次の日、牛頬肉の赤ワイン煮込みなんかを作っちゃうんでしょうね(笑)。

こちらは、赤ワインを用意してなかったので、甲類焼酎の炭酸割りに、赤ということで梅干しをぶち込んで、気分を出してみました(笑)。

もちろん、薄い梅干し味がするだけで、ワインではないですが、「その肉巻きを食べてみたい、ちびっとくれ」などと、不毛なことを考えながらも、いい感じで画面にのめり込んで、どんどん酒が進みます。

みさ先輩の方も、リキュールの一つであるクレーム・ド・カシスをオレンジと合わせる「カシスオレンジ」が三杯目、四杯目は赤ワインとジンジャエールの「キティ」。


衛藤美彩ジンジャエール大好き説を、脳内で検討し始めた矢先、画面のみさみさが、「お風呂入ってくる」と、とんでもないことを言い出して、この企画、どこまで突き進むのか、不安と共に、変な期待感が膨らんで、さらに画面に目が釘付けになっていきます(笑)。

戻ってきたみさ先輩、半袖シャツとショートパンツで美しい両腕と両脚を露にしながら、濡れた髪をリボン付きのタオルでまとめて、もうフェロモン全開です。

しかも、風呂上がりには欠かせないとばかり、白石麻衣に貰ったバラの香りがするボディクリームを、すりすり、すりすり、腕と脚に塗り込み、うっとりした表情で「いい匂いに包まれて幸せ」。


こちらは、「なるほどね、そういう手には」などと呟きつつ、おもむろにPCを立ち上げ、気がつくと、個別握手会の衛藤レーンの完売状況などをつらつら眺めていました(笑)。

「衛藤美彩はまだまだ若い22歳。こんなに無防備に色気をこぼしていたのでは、人生を誤ってしまうかもしれない。ああ~、極めて危険な状況だ。本人に直接会って、この懸念を伝えることが、彼女のためであり、乃木坂ファンの義務とすら言えるのではなだろうか?」などと、理性のかなり麻痺した酔っぱらい脳が、みさ先輩と会う言い訳を探して、グルグル荒唐無稽な考えを巡らせます。

衛藤さん、あざといです、果てしなくあざとい(笑)。


その後、画面の中のみさみさは、ベッドに横たわり、ストレッチをしたり、ゴロゴロ横になったり、音楽を聴いたりしながら、抜群のスタイルを惜しげもなく披露(笑)。

スタジオでVTRを見ていたMCの設楽が、「エロい」と言ってましたが、今回の企画、タイトルの「1人家飲み」は状況説明に過ぎず、真のテーマは、あらゆる手段を使って、みさ先輩のセクシーを引き出すことで、あざとさマックスの大成功だったと思います。

とくに、お酒を飲んだり、風呂上がりを演じたり、ベッドで横たわったりなど、セクシーなシーンをあれこれ見せながらも、健康的で明るいアイドル性や、美しさと上品さを失わないのは、衛藤美彩だからこそ出来ることで、傑出した表現力だと思います。


生田絵梨花は、『16人のプリンシパル deux』東京公演2日目昼の第1幕オーデョションで、セクシー系の役を松村沙友理に持っていかれ、相当悔しかったのか、珍しくブログにリベンジ宣言を書き込んでいます。

生田絵梨花の2013/05/05_01:03ブログ
乃木坂の風 22Jun13 ~ 高山一実が快調!生田絵梨花は「大人の色気」に邁進中?

女性的な「色気」や「艶っぽさ」を、舞台やカメラの前で表現するのは、決して簡単なことではなく、高度なテクニックが必要だと思います。

例えば、歌舞伎の女形は、男であるにもかかわらず、そういった女性的なものを舞台上に現出させるわけで、日頃から、大変な鍛錬と研究を重ねているからこそ可能になる。

また、ニューハーフの方で、女性以上に女っぽい人がいますが、これも立ち居振る舞いの研究がベースにあるのだと思います。

そして、若い女性だからといって、誰もが「セクシー」を表現出来るわけではないんじゃないかと。


布面積の小さなビキニを着て(笑)、胸の谷間を見せたり、お尻を露にしたグラビアショットは、刺激的ではあるけど、「色っぽい」とは、ちょっと違う気がします。

衛藤美彩の「1人家飲み」は、「艶っぽさ」とは何かに対する、荒削りながら魅力的な解答の一つで、とくに演劇的表現として優れているので、通常のアイドルイメージとはかけ離れていながらも、結構、評価する人が多いんじゃないでしょうか。

衛藤さんは、スパーエキセントリックシアターとの舞台『Mr. カミナリ』でも、初舞台とは思えないほどハイレベルな演技を見せていて、演劇的なスキルとセンスが「アイドルがセクシーにお酒を飲む」という難しいチャレンジを成功させたのだと思います。

こういった感じであれば、シングルの個人PVに入れても良いくらいで(笑)、あるいは、DVD化しても売れるんじゃないでしょうか。

個人的な好みとしては、料理のシーンをもっと詳しく見せて欲しい。

料理はそれ自体楽しい上に、料理する女性はセクシーでもあるんじゃないかと(笑)。


高山一実は、テレビバラエティの世界で、一つの新しいキャラを作りつつあり、一方、衛藤美彩も、お酒という新ジャンルに挑んで、これまでになかったアイドルの魅力を開拓しようとしている。

乃木坂が生き残っていくためには、各メンバーが、オリジナリティ溢れる、新しい価値や表現を生み出すことが重要だと思います。

例えば、生田絵梨花、若月佑美、伊藤万理華の芝居には、彼女たちにしか出せない色が随所に出ていて、高い創造性を感じさせるからこそ、引き込まれる演技になっている。

歌であれば、中元日芽香と川村真洋が、こういったスキルに裏打ちされた創造性を見せてくれて、だから上手いし、聴いてて楽しい。

握手会人気への配慮が足枷になる場合もあるけど、メンバーは出来るだけ多様なジャンルの表現に挑戦して、自分の個性を見つけ出し、キャラを立てて欲しいと思います。

日曜の深夜と月曜の夜、乃木坂は、衛藤美彩と高山一実の頑張りで、「セクシー」と「お笑い」の分野で、静かに、しかし着実に、前に進んだんじゃないでしょうか。



最後に、日程の話を少しだけ。

(表) 重要イベントの日程

06月06日(土) 伊藤万理華の主演映画『アイズ』公開初日
06月07日(日) 11枚目第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 11枚目第6回最終個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月17日(水) 2nd LIVE DVD『乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE 2014.2.22 YOKOHAMA ARENA』発売
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
チーム「ら」万理華 優里 星野 堀 山崎
チーム「く」高山 松村 井上 佐々木 中田
チーム「ご」中元 衛藤 北野 能條 飛鳥
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

07月01日(水) 若月佑美の主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』初日 in あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
07月05日(日) 『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』千秋楽
07月09日(木) 11枚目発売記念スペシャルプレゼントの「サイン会」 in 都内某所
07月10日(金) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』公開初日
07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月22日(水) 12枚目シングルのCD発売
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 12枚目第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
07月26日(日)『帝一の國』大阪公演 千秋楽
07月31日(金) 12枚目個別握手会第13次応募終了

08月01日(土) 生駒里奈の主演映画『コープスパーティ』公開初日
08月02日(日) 12枚目第2回個別握手会 in ポートメッセ名古屋
08月05日(水)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第01公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月06日(木)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第02公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月07日(金) 12枚目個別握手会第14次応募終了
08月08日(土)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第03公演(17:00) in 日本ガイシホール
08月09日(日)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第04公演(11:00)&第05公演(16:00) in 日本ガイシホール
08月14日(金) 12枚目個別握手会第15次応募終了
08月15日(土)『真夏の全国ツアー2015 広島』第06公演(17:00) in 広島サンプラザホール
08月16日(日)『真夏の全国ツアー2015 広島』第07公演(11:00)&第08公演(16:00) in 広島サンプラザホール
08月21日(金) 12枚目個別握手会第16次応募終了
08月22日(土)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第09公演(17:00) in 福岡国際センター
08月23日(日)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第10公演(11:00)&第11公演(16:00) in 福岡国際センター
08月25日(火)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第12公演(18:00) in 大阪城ホール
08月26日(水)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第13公演(13:00)&第14公演(18:00) in 大阪城ホール
08月28日(金) 12枚目個別握手会第17次応募終了
08月30日(日)『真夏の全国ツアー2015 東京』第15公演(17:00) in 明治神宮野球場
08月31日(月)『真夏の全国ツアー2015 東京』千秋楽第16公演(18:00) in 明治神宮野球場

09月04日(金) 12枚目個別握手会第18次応募終了
09月13日(日) 12枚目第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
09月22日(火祝) 12枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

10月18日(日) 12枚目第5回個別握手会 in 幕張メッセ

11月22日(日) 12枚目第6回最終個別握手会 in パシフィコ横浜


テレビ東京で7月からオンエアされる、グループ初の単独連続ドラマ『初森ベマーズ』は、昨日、5月25日(月)に撮影が始まりました。

ちなみに、『ベアーズ』ではなく、『ベマーズ』が正しいそうです(笑)。

『初森ベマーズ』番組公式サイト
撮影開始に関するナタリーの記事

一方、星野みなみのブログによると、舞台『じょしらく』の稽古も、昨日からスタートです。

星野みなみの2015/05/25_14:00ブログ

両者のスケジュールが完全に重なっているので、福神が『じょしらく』に参加しない理由である「別プロジェクト」とは、『初森ベマーズ』のことだと考えて、間違いないでしょう。

そうなると、『じょしらく』千秋楽である6月28日(日)までに、『初森ベマーズ』の撮影がクランクアップして、29日(月)から、7月22日(水)の12枚目発売に向けて、本格的な新曲キャンペーンが始まる流れだと思います。


しかし、問題はここからです。

8月に入ると、12枚目個別握手会の応募が7日(金)に第14次、14日(金)が第15次、21日(金)が第16次となり、通常であれば、この辺りで13th選抜が発表されることになります。

ところが、この期間は、『真夏の全国ツアー2015』の真っ最中なんですね。

もし、全国ツアーが完全に終わってから13th選抜発表であれば、9月6日(日)深夜の『乃木坂工事中』が最短で、その場合、前倒し応募であっても、12枚目第17次応募に13枚目第1次応募を重ねるのが、精一杯です。

運営に第17次応募まで待つ余裕があるとは思えないけど、かと言って、ツアーの最中での新選抜発表も、避けたいのはヤマヤマでしょう。


さらに、9月6日(日)の選抜発表だと、10月中に13枚目をリリースするのは無理で、時期的に、NHK紅白歌合戦の出場歌手選考において、13枚目は評価の対象にならないと思います。

12枚目を紅白へ向けた勝負曲として、13th選抜発表を9月まで延ばすのか、それとも、全国ツアーの途中ながら、8月中に発表してしまうのか、現時点では、何とも言えません。

8月に新選抜を発表して、13枚目を紅白の選考対象に入れるのであれば、愛知公演が終わる8月9日(日)が、発表のタイミングとしてはまだマシで、その場合は、前倒し応募によって、12枚目第14次応募に13枚目第1次応募を重ねる可能性が高い。

そして、8月9日(日)の新選抜発表であれば、13枚目発売は、8週又は9週プラス3日後の10月7日(水)又は14日(水)になると思います。

12枚目初回限定盤の特典である、「お茶会」など、「都内某所」イベントの日程が明らかになるまでは、運営が13枚目をどう捉えているのか、推測しづらい状況が続くでしょう。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

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7月18日14:18 星野みなみ

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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西野七瀬Twitterプチ騒動の問題点、『NOGIBINGO!4』応援企画は最高傑作、記録と記憶の両立 [21May15]

2015-05-21 20:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[地デ] 月曜夜7時
5月25日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 2時間スペシャル』
高山一実がレギュラー出演するバラエティ。元モーニング娘。の保田圭が、先生として登場。また、別の授業には、ゴーストライター騒動で有名になった新垣隆氏が登壇。かずみんは圭ちゃんの部分に出るようで、ブログにプレ感想を書いています。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/05/20_23:54ブログ

[地デ] 水曜夜7時56分
5月27日(水) 19 : 56 ~ フジテレビ『くりぃむクイズ ミラクル9』
高山一実が出演。ところで、高山さん、以前も書いたけど、出演番組の告知はブログのもっと前に持っていった方がいいんじゃないかな。とくに、『ミラクル9』は出演者数が多く、かずみんが出るのか出ないのか分かりづらいので、出演回の宣伝は出来るだけ目立つ配置にした方が。各メンバーについて、公式ブログの最初しか読まない人は少なくないだろうし、乃木坂トップページに運営が記事を載せてくれるとは限らないし(笑)。もちろん、ブログの流れがあって、一概に何がベストかは言えないけど。
『ミラクル9』の番組公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



昨日、西野七瀬が私的なツイッターアカウントを持っているの云々というプチ騒動が、ネット上で発生したようですね。

事の成り行きを見ていると、話題になったアカウントは西野さん本人と関係なく、騒動は誰かが仕掛けたイタズラという可能性が濃厚です。

考えてみれば、2013年11月の乃木坂ツイッター騒動以来、運営はメンバーのプライベートアカウントに神経を尖らせている筈で、しかも、西野七瀬は、それ以後、3度もセンターを任されている中核メンバー。

一歩間違えると、アイドル生命にも関わりかねない本人のネット利用が、厳重なチェックを受けているのは当然で、まず起こりえないことが、一番、起こりえない人に起こったという噂であって、本当である確率はもともと低い。


しかし、高校時代に友人とやりとりするため作ったアカウントを、そのまま消さずに使っていたというストーリーは、一定の説得力を持つので、そのアカウントを取り巻くアカウントに、ななせまるが大阪で通っていたと噂される高校名や同級を思わせるフレーズが出てくると、信憑性が高いのではないかという雰囲気が出てきます。

今回は、そういったファンの心理が「ひょっとして、本当かも?」という疑念を生み、騒動につながったのだと思います。

まあ、3月18日付の会話に、5月18日(日)深夜の『NOGIBINGO!4』で一気に注目を集めた「ぷちょへんざ」という言葉が頻出したり、「命は美しい」のMVが2月25日(水)にYouTubeで公開されているのに、1ヶ月近く経ってから、「七瀬のダンスを見た、キレキレだった」と親友が述べることには、違和感を覚えます。

しかも、3月18日(水)は「命は美しい」の発売日で、出来過ぎ感漂う「偶然」です(笑)。

とは言え、絶対あり得ない会話かとなると、そうとは断言出来ないわけで、100%の否定に持っていけない部分に、デマの忍び込む余地が生まれるのでしょう。


メンバーの私的アカウント所持より、プライベートな会話や写真を許可なくアップする方が問題

かりにメンバーが私的なツイッターアカウントを持っていて、友人とやりとりしていたとしても、とくに問題があるとは思えません。

むしろ、「乃木坂はツイッター禁止」だからと、それを暴き、本人や関係者の許可なく、会話内容を公にしたのだすれば、その方に大きな問題を感じます。

さらに、深刻なのは、こういう騒動の度に、デビュー前に友人と撮ったプリクラなどの写真が、ネットに掲載されることです。

本人を含め、写っている人の許可を得た掲載でないのは明らかで、ケースによっては、名誉毀損や人権侵害を疑いたくなることすらある。


アイドルは人気商売なので、こういったプライベートな写真の不許可掲載に対して、なかなかアクションを起こせない面があり、黙ってスルーせざるを得ない場合が少なくないと思います。

それがさらに不許可掲載を助長していて、頭の痛い問題ですね。

私が乃木坂メンバーに出来るだけ等身大のキャラを作って欲しいと思うのは、「アイドルだから何々禁止」といった要求に無理に答えようとすると、プライベートの自分まで縛ることになり、流布しているアイドルキャラと違う面が発覚すると、些細なことであっても、騒ぎになって、かえって「スキャンダル」になってしまう危険があるからです。


とくに乃木坂の場合は、「清楚で礼儀正しい美少女」であることへの要求が厳しいので、恋愛や合コンはもちろん、飲酒そのものに否定的な空気があったり、私的なツイッターアカウントを持っているのではという疑いですら、騒動につながる敏感な心理的土壌がある。

お姉さんメンバーの年齢が20代半ばに入りつつある現在、ファンが乃木坂に「清楚」を求める限り、今後も、大なり小なり、こういった騒動は起こり続けていく筈で、第2、第3の文春「スキャンダル」が起こらないという保証はどこにもありません。

ただ、松村沙友理の握手会人気が、さほど下がらなかったように、「騒動」の度に、乃木坂ファンがある意味、鍛えられている面もあって(笑)、アイドルとファンの関係は、自然と上手く変容していくのかもしれません。

乃木坂の風 07Nov13 ~ 乃木坂ツイッター騒動を検証する、誇張と誤解の連鎖が生んだもの

乃木坂の風 06Nov13 ~ 星野みなみのツイッター騒動、笑いと寛容が消えた夜


ところで、「an・an」の乃木坂特集は、抜群のスタイルと肌の白さを備えたメンバーにぴったりのナイスな仕事だと思うんですが、個人的に雑誌を買う意欲は、今回は申し訳ない、やや乏しいかなと。

乃木坂が出ているのは、女性向けのダイエット記事で、もちろん自分もダイエットの必要性は痛感しているのだけど、どんなに雑誌を読み込んで頑張っても、健康診断の数値が良くはなっても、メンバーのような「美脚」は無理っす(笑)。

西野七瀬とか、新内眞衣とか、正直、自分とは、そもそも骨格から違う気がします。

この雑誌は、夏に向けて、ダイエットを考えている女性の方が買えば良いんじゃないかと思う、私じゃなくて(笑)。

乃木坂による an・an「緊急ダイエット。」特集に関する記事


さて、今週に入って、『NOGIBINGO!4』の応援企画、『水曜歌謡祭』での郷ひろみとのコラボ、AKB48「僕たちは戦わない」の初日147万枚と、触れておきたいトピックスが続出しています。

今日は、『NOGIBINGO!4』と「僕たちは戦わない」の初日売り上げについて、書きたいと思います。

『水曜歌謡祭』は、また次回ブログにでも。


まずは、先日、5月18日(月)深夜に放送された『NOGIBINGO!4』から。

『NOGIBINGO!4#7』は、選抜アンダーを越えた「適材適所」が生んだ最高傑作回

久しぶりに、乃木坂のバラエティを堪能しました。

悩めるファンを勇気づけるため、メンバーがグループに分かれて、それぞれの応援ショーを披露する企画ですが、西野七瀬率いるチアガールチーム、齋藤飛鳥のドラム演奏、深川麻衣のシスター聖歌隊、能條愛未のラップと、隙なく楽しめました。

音楽を基本に据えたショーで、何と言っても、それぞれのメンバーが自分の得意ジャンルで勝負しているのが、素晴らしい。


最初のステージは、中元日芽香、若月佑美、西野七瀬、白石麻衣、秋元真夏、中田花奈の6人が白地に赤をあしらった、半袖ミニスカートの典型的チアリーダーファンションに身を包み、両手にポンポンを持って登場。

これまた典型的な弾むチアダンスを披露、その後、各メンバーが、投稿者が直面するシチュエーションに応じて、その人を勇気づける一言を発します。

感心したのは、さすがに乃木坂ちゃん、ダンスが上手いです。

比較的単純なフリながら、その分、個人、全体ともに、しっかり呼吸が合っていて、可愛い上に、キレと力強さがある。

実際に球場で観る、プロ野球チームのチアと比べても、遜色ないどころか、それ以上のクオリティを感じさせる出来になっていました。

乃木坂結成以来ほぼ4年、11枚のシングルと1枚のアルバムを出し、ライブを多くこなし、最近では、「命は美しい」のような、難しいダンスを短期間でマスターするよう求められる。

長年に渡って、厳しい局面を乗り切ってきただけあって、ダンスがすっかりプロ仕様になっていて、メンバーの成長が伝わってきました。


もう一つ、高いプロ意識を感じたのは、ステージ終了後、6人が並んでイジリー岡田とトークする場面で、秋元真夏だけはポンポンを腰まで持ち上げ、自慢の脚を全部見せていたことですね(笑)。

他のメンバーは、両腕を垂らしていたので、黄色いポンポンが脚を隠す形になっていました。

これは勿体ない、実に勿体ない(笑)。

真夏さんだけでなく、他の5人も抜群の美脚を持っているので、ずらっと並べば、さぞかし壮観で、最高の応援になったと思うんですが(笑)。

ん~、こういうところ、秋元真夏は意識がワンランク上という気がします。


齋藤飛鳥は、乃木團風の制服で、見事な1人ドラムを披露した後、「大切なことはアイドルに頼むな!」と、ドSキャラを存分に発揮する、出血大サービスです(笑)。

その後、橋本奈々未に、ドラムを演奏するようにと、イジリーからの無茶ぶり指名があり、軽く叩いた後、全国のななみんファンに、「ニヤニヤしてんじゃねぇよ バカヤロー!」。

あしゅのドSキャラが受けたおかげで、他のメンバーも芸の幅が広がってきました。

まあ、Sコメントの度に、ファンを何人か失うかもしれないけど(笑)、それは想定内、上回る新規を期待出来るということで(笑)。


次は、シスターに扮した深川麻衣が、同じ格好の斎藤ちはる、星野みなみ、衛藤美彩、桜井玲香を従えて登場。

退職しました!」と真摯に打ち明けてくれた、ペンネーム「聖母の僕さん」43歳に向けて、深川さん以外の4人がスタンドマイクでゴスペルを歌い、曲の合間にまいまいが、「でも信じれば 必ず道は開けます」といった有り難いお言葉をぶっこんでくれます。

さらに、歌の最後、キャプテンが、矢沢永吉よろしく、スタンドマイクを斜めに振り回しながら、場違いな1人シャウトで、長過ぎる熱唱です。

その姿を「何を始めるんだお前は」という表情で見つめる星野みなみ。

この時点で、私は、乃木坂バラエティ史上の最高傑作回を確信しました(笑)。

いやいや、星野みなみ、可愛過ぎでしょう、シスター姿で戸惑う笑顔が。

桜井さんも、笑いが取れるほど歌が上手くて、最強の合わせ技です。


深川麻衣が、重過ぎる話ゆえ、相談者をあまり刺激しないよう、ペラペラな感じで進めているのも良かった(笑)。

まいまい、ちはる、みなみ、みさみさ、キャプテン。

乃木坂のタレント性、音楽性、そしてキュートさで、ぶっ叩かれたような衝撃を受けました。

素晴らしいの一言です。


さらに、次の能條愛未、川村真洋、鈴木絢音によるラップが、常軌を逸する面白さだった。

単位を落として凹んでいる大学生への応援歌で、なんと、能條作詞、振り付け真洋、DJ絢音。

ラップの定番文句である "Put your hands up!"「ふちょへんざ」がサビで繰り返される歌詞は、能條、登場、同情、参上と上手く韻を踏んでいて、妙な完成度の高さが、笑いのツボになっている。

しかも、途中から入るろってぃの踊りは、キレはもちろん、片手を床について、両足を広げる大技が入っていて、これも素直に楽しめる上、無駄にクオリティを追求している点が、コミカルで嬉しい。


最高だったのは、背後でひたすらエアDJを続ける鈴木絢音で、無表情に同じフリを繰り返すあーちゃん、ノリが良いのか悪いのか、楽しいのか緊張しているのか、「ところで、後ろの可愛いお嬢さんは何を?」という疑問感が堪りません(笑)。

この人選、誰が考えたのか分からないけど、あーちゃんの寡黙ながら超絶キュートな魅力を、知り抜いていると感心しました。

先週木曜日の前々回ブログに、思い切った若手選抜を組むのなら、センターは鈴木絢音が面白いと書きましたが、こんなに早く、あーちゃんにスポットライトが当たるとは思いませんでした。

伊藤かりんが指摘したように、鈴木絢音は、人としゃべるのが苦手なところがあるようだけど(笑)、秘めているタレント性やアイドル性は超大型で、将来、乃木坂を引っ張っていく素質を持ったメンバーだと思います。

こういった抜擢から考えても、番組あるいは運営のスタッフは、あーちゃんが持っている可能性を十分に理解しているのでしょう。

握手会人気トップメンバーはどのように誕生したのか、起用率と年齢が生み出した乃木坂内「格差」[14May15]


番組冒頭のミニドラマに、寺田蘭世、新内眞衣、北野日奈子を登場させたり、スタジオトークで、渡辺みり愛を取り上げ、能條愛未と絡ませるなど、今回の『NOGIBINGO!4』は、鈴木絢音だけではなく、2期メンバーをとくにフィーチャーする作りになっていました。

また、衛藤、桜井の歌唱力を軸に、みなみの表情変化をポイントに使うゴスペルや、じょーさんの歌とろってぃのダンスで支えるラップなど、各メンバーの得意技をいかんなく引き出したステージが満載で、こういった「適材適所」の起用で、かつてないほど面白い回が実現したのだと思います。

『乃木坂工事中』も、スタジオトークにアンダーメンバーを毎回呼ぶなど、序列にこだわらない起用法を採用しつつあります。

出演者が選抜に偏り過ぎて、番組がダイナミズムを失い、数字が取れなくなり、『乃木坂って、どこ?』を打ち切らざるを得なくなってしまった苦い経験が、「面白ければ出演させる」という当たり前の手法に立ち返る切っ掛けになったんじゃないでしょうか。

そして、『NOGIBINGO!4』も視聴率を稼がなければならないのは同じで、選抜アンダーの垣根を壊して、各メンバーの使える部分を、どんどん番組に生かしていく方針は、今後も、続いていくのでしょう。


生田絵梨花の傑出したセンスと存在感

ここまで述べたように、『NOGIBINGO!4#7』は様々なメンバーが大活躍しましたが、個人的に一番感銘を受けたのは、実は、応援団長の生田絵梨花と、大太鼓を担当した堀未央奈です。

いくちゃんは、例えば「43歳、退職しました!」の台詞でも、怯むことなく、全力でやり切って、次のショーへスムーズに入っていく雰囲気を作っていました。

主演舞台『虹のプレリュード』のように、若干、17歳にして、座長公演レベルの堂々たる回しが出来る人なので、その演技力とセンスを持ってすれば、バラエティの進行役を上手くこなすのは、決して不思議なことじゃありません。

ただ、能條愛未に対抗するラップを即興で考え、勝負を受けるシーンから、曲披露まで流れるように持っていくあたり、生田絵梨花のセンスは、やはりちょっと桁違いという印象を受けました。


さらに、どこかズレた感じが味わい深い堀未央奈が、剛速球を投げ込む生田絵梨花を上手く受け止めて、絶妙のコンビネーションになっていました。

いくちゃんだけだと、優秀さや卒のなさが際立ち過ぎる面があるけど、そこに堀ちゃんのふわっとした「不思議感」が入って、実際、適度にドジって(笑)、より魅力的なショーに仕上がったと思います。

生田と堀の組み合わせって、あまりなかった気がするけど、やってみると、剛と柔といった感じで、素晴らしいコンビだと分かりますね。

『NOGIBINGO!4#7』は、そういった新しいコンビの可能性を見せてくれたという点でも、特筆すべき回だったんじゃないでしょうか。

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個人的な感触ですが、10枚目「何度目の青空か?」の生田絵梨花は、過去、もっとも批判が少なかったセンターだった気がします。

いくちゃんが、歌、ダンス、演技、ピアノなどの高いスキルを持っていて、さらに乃木坂の清楚イメージを代表するメンバーだったことが、反対論を下火にした原因じゃないでしょうか。

乃木坂の選抜は、今後、若手の起用を進めつつ、お姉さんメンバーの方向性を定めていくことが求められ、年長組と年少組のバランスが、さらに難しくなっていくでしょう。

チーム内のテンションが高まりやすい、こういった過渡期を乗り越えるためには、10枚目で「パックス・エリカーナ」を実現した生田絵梨花に(笑)、13th選抜以降、数シングルほどセンターを任せて、ファンからの選抜構成批判を最小限に抑えつつ、人事的かつ音楽的な模索を続けることが最善策かもしれません。


乃木坂は各メンバーの握手会人気を軸に、CDセールスを飛躍的に伸ばし、初動50万枚、累計60万枚というレベルにまでシングルを売るグループに成長しました。

しかし、一方で、ネット配信、有線リクエスト、カラオケなどの楽曲セールスは不安定で、CDの売り上げ枚数に見合った知名度や関心度を得られていない面があります。

その結果、2014年NHK紅白歌合戦への出場を逃すなど、大型音楽番組における評価が思うように上がらず、2015年に入っても、楽曲のタイアップやスポンサーの獲得がなかなか進まない印象を否めない。

結局、「記録に残っても、記憶に残らない」曲では、上れる坂に限度があるんじゃないでしょうか。

『NOGIBINGO!4#7』のように、メンバーのアイドル性と音楽性が上手く引き出された人事抜擢を、選抜選考においても行い、視聴者と観客の記憶に強く残る乃木坂とその歌を作ることでしか、道は拓けないと思います。


「記録」と「記憶」、どちらが大事か?

AKB48の40枚目「僕たちは戦わない」は、初日147万枚という凄まじい売り上げで、なんと21作連続でのミリオンを達成しました。

2014年度の年間シングル数を通常の5個から4個に減らし、ファンの負担を軽くした上で、個別握手会をほぼ全メンバー最高部数に揃え、総部数の増加を図ったことが、初日の好調な売り上げにつながったと推測されます。

ただ、もし、第1週が昨年の投票券付きシングル、36枚目「ラブラドール・レトリバー」と同じ160万代半ばであれば、CDセールスの個別握手会依存がかなり上昇している可能性がある。

詳しい分析は、サウンドスキャンの数字が出てからですが、ファンのお金が個別握手会に流れて、店頭販売が低調になっているかもしれません。


一方、iTunes Store のランキングで現在のトップは、「僕たちは戦わない」と同日発売、デイリー初日3万枚の2位となったE-girlsの「Anniversary!!」です。

「僕たちは戦わない」は、iTunes Store トップソングで、10位以内に入っておらず、CDセールスと楽曲ダウンロードが深刻な乖離を見せていて、やはり総選挙投票券とセットで売られたことによる、握手会券の価格低下が、膨大なオリコン売り上げを生んでいる可能性が高い。

AKB48Gのファンが、総選挙投票券付きシングルへ、資金を集中させたのは間違いなく、次作41枚目から、初動売り上げ枚数の数字が注目されます。


ちなみに、2014年度、投票券付き「ラブラドール・レトリバー」の初動166万枚は、次の37枚目「心のプラカード」で初動101万枚に急落しています。

どこかで、「記憶に残る」曲を出さないと、CDを巡るこういった投票・握手ゲームだけでは、2014年度と同じく、2015年度も薄氷ミリオンが続くだろうし、何より、CDセールス以外のヒット指標が結果を出せなくなり、AKB48Gを巡って、タイアップやスポンサー獲得は、さらに厳しさを増していく危険があります。

「Green Flash」薄氷ミリオンも店頭・握手のW低落、漂流するAKB48と乃木坂のコンセプト [12Mar15]


実は、最近のシングル表題曲を比較すると、iTunes Store トップソングでは、AKB48を含む48Gより、乃木坂46の方が成績が良いんですね(笑)。

一方、乃木坂はE-girlsやFlowerには、今のところ、全然、敵いませんし、大型音楽祭での出演時間は、間違いなく少ない。

時代を越えて、長く人の心を揺さぶり続けるのは、セールスの記録ではなく、良い曲に感動した記憶であることを考えると、乃木坂は、CDをたくさん売ることではなく、自らの音楽性を高める方向に進むべきじゃないでしょうか。

それがAKB48とは異なる、乃木坂の独自性であって欲しいと、私は思っています。


関連サイト

生田絵梨花の2015/05/20_23:24ブログ


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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「命は美しい」オリコン累計が前作越え射程圏も、有線は大幅ダウンの最高63位が濃厚 [18May15]

2015-05-18 18:30:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[地デ] 月曜深夜1時29分
5月18日(月) 25 : 29 ~ 25 : 59 日テレ『NOGIBINGO!4』
乃木坂が応援団に変身!
『NOGIBINGO!4』の番組公式サイト
YAHOO!JAPANテレビの番組紹介ページ

[地デ] 水曜夜7時57分
5月20日(水) 19 : 57 ~ フジテレビ『水曜歌謡祭』
生田絵梨花、白石麻衣、西野七瀬が出演。
フジテレビの番組公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



11枚目「命は美しい」のオリコン累計売り上げ枚数が、60万枚を突破したようです。

10枚目「何度目の青空か?」から2作連続の達成で、乃木坂のCDセールスは60万枚時代に入った感があります。

今日は、12枚目へ移行する前に、11枚目のセールスについて、少し数字を見ておきたいと思います。

「命は美しい」オリコン売り上げが60万枚を突破

まずは、オリコンの売り上げ枚数から。

(表1) 11枚目「命は美しい」オリコン週間売り上げ枚数の推移

凡例
発売後経過週 +週間売り上げ枚数(累計枚数) [日付; 集計期間]

#「発売後経過週」は、シングル発売日の直前月曜から直後日曜を1週目としてカウント。
#「累計枚数」は、オリコン週間売り上げ枚数を単純に足し合わせた数字。
# 売り上げは全て万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入。

1週目 50.0(50.0) [03/30付; 03/16(月)~03/22(日)]
2週目 +2.4(52.4) [04/06付; 03/23(月)~03/29(日)]
3週目 +1.4(53.8) [04/13付; 03/30(月)~04/05(日)]
4週目 +0.9(54.7) [04/20付; 04/06(月)~04/12(日)]
5週目 +1.1(55.9) [04/27付; 04/13(月)~04/19(日)]
6週目 +1.6(57.5) [05/04付; 04/20(月)~04/26(日)]
7週目 +1.4(58.9) [05/11付; 04/27(月)~05/03(日)]
8週目 +0.8(59.7) [05/18付; 05/04(月)~05/10(日)]
9週目 +??(???) [05/25付; 05/11(月)~05/17(日)]


現時点で、発売8週目までの週間売り上げ枚数が発表されていて、1週目の初動50万枚から積み上げた単純累計は59万7千枚です。

もちろん、これは60万枚にまだ届いていませんが、オリコンデイリーの数字から、9週目の週間売り上げが5千枚を越えるのは確実で、そのため、累計60万枚突破という話になっています。

実際に、オリコンが9週目を発表するのは明日以降で、詳しい数字はそれからになります。


次に、歴代シングルの初動と累計を見てみましょう。

(表2) 乃木坂46歴代シングルのオリコン発売第1週の売り上げ枚数(初動)と2015年5月10日(日)までのランクイン単純累計枚数

凡例
シングル番号 : 初動 (ランクイン単純累計枚数) 発売日「タイトル」

#「ランクイン単純累計枚数」は、2015年05月10日(日)までに、オリコン週間ランキングで200位以内に入った週の売り上げ枚数を単純に足し合わせた数字。ランク外の週はカウントされない。
# 売り上げ枚数は全て万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。

01枚目 : 13.6 (21.4) 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (22.5) 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (24.5) 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (31.3) 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (31.8) 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (45.9) 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (51.6) 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (54.7) 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (52.7) 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (61.9) 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (59.7) 2015/03/18「命は美しい」


シングルの累計枚数を考えるとき、ちょっと面倒なのは、過去のシングルでは、オリコン週間ランキングで200位以内に入らず、圏外になっている週が相当回数あることです。

圏外だからといって、売り上げ枚数がゼロというわけではなく、200枚程度売れていてもランクインしないケースがあっても不思議ではない。

そういった圏外が1回、2回ならば、大した問題にはならないのだけど、20回、30回となると、ランクインした場合の数字だけを単純に足し合わせた「ランクイン単純累計」と、「本当の累計」に数千枚の違いが出てくるかもしれません。

そのため、「本当の累計」が歴代最高になるかどうかの判断が微妙になることがあります。


オリコン累計の歴代最高は11枚目個別握手会17次応募以後の積み上げに掛かっている

「何度目の青空か?」のランクイン単純累計は現在61万9千枚ですが、5回ほど圏外だったことがあり、本当の累計が62万枚に届いているという可能性を完全には排除出来ません。

従って、「命は美しい」の累計売り上げ枚数が前作を越えるかどうかは、62万枚を十分に突破するかどうかが目安になる。

例えば、11枚目の単純累計が62万5千枚といった数字になれば、歴代最高のCDセールス達成と言っていいと思います。

で、そこまで伸びるのかというと、まだ当確は打てないけど、可能性は濃厚というのが、現時点での見通しです。


シングルの発売後、数週間が経過すると、店頭販売が落ち着いてくるので、個別握手会応募による新規セールスが、オリコンを押し上げる最大の因子になります。

次の表は、4週目以降のCDセールスに流れ込んだだろうと推測される、個別握手会応募の積み上げ完売部数をオリコンの推移と並べて載せたものです。

(表3) 11枚目「命は美しい」オリコン週間売り上げ枚数と個別握手会応募による完売部数積み上げの比較

凡例
個別握手会応募次数 +前次からの完売積み上げ部数(+推定積み上げ枚数) [応募期間]
発売後経過週 +週間売り上げ枚数(単純累計枚数) [集計期間]

# ある次数の応募による積み上げ完売部数と、応募期間から考えて、主に流れ込むだろうと推測される週のオリコン売り上げ枚数を並べて載せている。
# 売り上げは全て万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入。

10次応募 +14部(+0.9) [03/26(木)~03/27(金)]
4週目 +0.9(54.7) [04/06(月)~04/12(日)]
11次応募 +13部(+0.7) [04/02(木)~04/03(金)]
5週目 +1.1(55.9) [04/13(月)~04/19(日)]
12次応募 +25部(+1.3) [04/09(木)~04/10(金)]
6週目 +1.6(57.5) [04/20(月)~04/26(日)]
13次応募 +21部(+1.0) [04/16(木)~04/17(金)]
7週目 +1.4(58.9) [04/27(月)~05/03(日)]
14次応募 +17部(+0.6) [04/23(木)~04/24(金)]
8週目 +0.8(59.7) [05/04(月)~05/10(日)]
15次応募 +11部(+0.4) [04/30(木)~05/01(金)]
9週目 +??(???) [05/11(月)~05/17(日)]
16次応募 +09部(+0.4) [05/07(木)~05/08(金)]
10週目 +??(???) [05/18(月)~05/24(日)]
17次応募 +??部 [05/14(木)~05/15(金)]
18次応募 +??部 [05/21(木)~05/22(金)]
19次最終応募 +??部 [05/28(木)~05/29(金)]


例えば、10次応募は3月26日(木)から27日(金)に行なわれましたが、ここで積み上げられた完売14部、推定枚数9千枚は、集計期間が4月6日(月)から12日(日)である発売4週目のオリコンに、主に計上された可能性が高い。

実際、12次、13次の応募では、完売が25部、21部と大きく伸びますが、それに呼応するように、6週目は1万6千枚、7週目は1万4千枚と、オリコン週間売り上げが上昇しています。

つまり、個別握手会における積み上げ完売部数を追跡すれば、オリコン累計がどの程度伸びるかを考えるヒントになるわけです。


15次応募では11部、16次は9部の完売積み上げで、推定8千枚となっていて、店頭販売を併せると、9週目、10週目で、1万枚程度の伸びは期待して良いんじゃないでしょうか。

つまり、61万枚は堅いかなと。

ただ、新しい12枚目の個別握手会応募が、11枚目の16次に重ねる形で始まったので、17次、18次、19次で積み上げが激減する可能性もあります。

そうなると、あと1万枚の伸びが必要というのは、かなり厳しい数字になってくるので、62万枚突破確実とは、まだ言えない状況です。


そして、10枚目と11枚目が僅差で並ぶと、後は、どちらが長く売れるかに、勝負が委ねられます。

例えば、5枚目「君の名は希望」は、発売以来、70週以上に渡ってランクインしており、全シングル中、突出したロングヒットになっている。

10枚目「何度目の青空か?」が、今後、こういった売れ方をすると、累計歴代最高の行方はさらに混沌としてきます。

まあ、この辺を見極めるためには、もうしばらく11枚目のオリコン売り上げを見守るしかないですね。


AKB48G「支店」の今年最高CDセールスはSKE48「コケティッシュ渋滞中」の可能性が濃厚

付けている特典内容が全然違うので、相互に数字を比較してもあまり意味はないのだけど、一応、SKE48、NMB48、HKT48の過去4シングルのオリコンを載せておきます。

乃木坂や「支店」のどこに勝った負けたの丁々発止は「ネットの華」って部分があって、なんだかんだ言っても、やはり気になると思うので(笑)。

(表4) 乃木坂46歴代シングルのオリコン発売第1週の売り上げ枚数(初動)と2015年5月10日(日)までのランクイン単純累計枚数

凡例
シングル番号 : 初動 (ランクイン単純累計枚数) 発売日「タイトル」

# 売り上げは全て万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。

SKE48
14枚目 : 39.8 (50.5) 2014/03/19「未来とは?」
15枚目 : 32.4 (46.4) 2014/07/30「不器用太陽」
16枚目 : 38.6 (44.5) 2014/12/10「12月のカンガルー」
17枚目 : 64.0 (67.2) 2015/03/31「コケティッシュ渋滞中」

NMB48
08枚目 : 37.5 (50.9) 2013/10/02「カモネギックス」
09枚目 : 36.9 (45.2) 2014/03/26「高嶺の林檎」
10枚目 : 42.0 (49.9) 2014/11/05「らしくない」
11枚目 : 44.7 (50.0) 2015/03/31「Don't look back!」

HKT48
2枚目 : 26.9 (30.6) 2013/09/04「メロンジュース」
3枚目 : 27.7 (33.1) 2014/03/12「桜、みんなで食べた」
4枚目 : 27.8 (31.9) 2014/09/24「控えめI love you !」
5枚目 : 27.8 (28.9) 2015/04/22「12秒」


今年、「支店」のシングルでもっとも高いCDセールスを記録しそうなのは、SKE48の11枚目「コケティッシュ渋滞中」です。

NMB48の11枚目「Don't look back!」と同日発売で話題になったシングルで、前作「12月のカンガルー」から初動、累計ともに、20万枚以上の大幅アップとなり、結局、売り上げ勝負はSKE48の圧勝でした。

CDを1枚買うとなぜか2枚にカウントされるミュージックカードという魔法の杖を使ったことが、急激な売り上げ増につながったのだと思います。

ただ、ミュージックカードなんかに頼らず、地道に握手をすべきという理屈もおかしくて(笑)、収録楽曲の人気とは関係ないところでCDセールスが決まる、理不尽な現状をより際立たせた販売方法と言うしかないです。

まあ、いずれにせよ、「コケティッシュ渋滞中」はオリコン年間ランキング上位に入ってくるのは間違いありません。


奮わなかった「命は美しい」の有線ランキング

さて、「命は美しい」、CDセールスに関しては、初動50万枚、累計60万枚と、威勢の良い数字が並んでいますが、それ以外の指標に目を転じると、若干、気持ちが冷静になっていく部分があります(笑)。

とくに、有線ランキングに元気がない。

(表5) 11枚目表題曲「命は美しい」の有線邦楽リクエストランキング推移

凡例
発売後経過週 [発表日; 集計期間] 順位

#「発売後経過週」は、シングル発売日の直前土曜から直後金曜を1週目としてカウント
# 05/15付は2週間分を集計した順位

3週目 [04/10付; 03/28(土)~04/03(金)] 99位 (初登場)
4週目 [04/17付; 04/04(土)~04/10(金)] 65位
5週目 [04/24付; 04/11(土)~04/17(金)] 63位
6週目 [05/01付; 04/18(土)~04/24(金)] 73位
7, 8週目 [05/15付; 04/25(土)~05/08(金)] 92位


発売3週目に99位で初登場した後、63位まで上がったのですが、その後、73位、92位と落ちています。

乃木坂の場合、有線ランキングの推移で二つ以上のピークを持つことはまずないので、63位を最高ランキングとして、圏外に去って行くというのが常識的な見方です。

今後、どこまで150位以内に留まるか分かりませんが、最高63位というのは、過去のシングルと比べて、決して良い数字ではありません。

(表6) 乃木坂46歴代シングル表題曲の2015年5月15日(金)現在における有線ランキング成績

凡例
シングルNo. 有線ランクイン回数 {初登場した週} [最高順位] 曲名 (発売日)

#「初登場した週」は「+1週目」が発売1週目、「-2週目」は発売2週前を意味する。
#「回」の後に続く「*(順位)」は、現在、その順位にランクインしていることを示す。

01枚目 07回 {+1週目} [54位] ぐるぐるカーテン (2012/02/22)
02枚目 08回 {-2週目} [44位] おいでシャンプー (2012/05/02)
03枚目 07回 {+2週目} [69位] 走れ!Bicycle (2012/08/22)
04枚目 07回 {+1週目} [66位] 制服のマネキン (2012/12/19)
05枚目 03回 {+2週目} [112位] 君の名は希望 (2013/03/13)
06枚目 04回 {+1週目} [96位] ガールズルール (2013/07/03)
07枚目 00回 {-----} [圏外] バレッタ (2013/11/27)
08枚目 20回 {-1週目} [8位] 気づいたら片想い (2014/04/02)
09枚目 00回 {-----} [圏外] 夏のFree&Easy (2014/07/09)
10枚目 17回 {-2週目} [15位] 何度目の青空か? (2014/10/08)
11枚目 05回*(92位) {+3週目} [63位] 命は美しい (2015/03/18)


まず、発売3週目での初登場は、これまでで最も遅い。

「命は美しい」のダンス付きスタジオパフォーマンスが地上波で初めて流れたのは、3月20日(金)深夜の日テレ『ミュージックドラゴン』においてで、発売日である18日(水)より後です。

音楽番組を通したメディア露出が後手に回り、曲の浸透がやや遅れたのかもしれません。

ただ、その後、4月4日(土)にフジテレビ『MUSIC FAIR』、4月5日(日)深夜にNHK総合『MUSIC JAPAN』と、相次いで人気の音楽番組で曲を披露していて、テレビ露出が不十分といった風には見えません。

ところが、有線ランキングの上昇に勢いがなく、前シングル表題曲「何度目の青空か」の最高15位に遠く届かないレベルに留まっています。


今回、曲が街に頻繁に流れるような、コンビニやカラオケとのコラボ企画がなかったことは、大きいと思います。

しかし、CDセールスが累計60万枚を越えるところまで来ているのに、有線ランキングで上位に食い込めないというのは、「結局、乃木坂は握手会が好調なだけで、曲はヒットしてないんだな」と思われて、グループへの評価を下げてしまう危険があります。

「日経エンタテイメント!」2015年タレントパワーランキングの女性グループTOP20で、乃木坂46は、1位Perfume、2位ももいろクローバーZ、3位AKB48、4位E-girlsに次いで、5位に入っていて、グループとしての知名度は確実に上がっています。

しかし、その知名度がCDセールス以外の楽曲人気に結びついていないのが現状です。


iTunes Store のランキングでは、「命は美しい」は最高2位まで上がり、「何度目の青空か?」に続いてのトップ3入りとなりました。

ただ、その後、急速に順位を下げて、トップ10やトップ20に長く留まることはなかった。

ダウンロード配信の順位に底堅さが乏しいのは、前作と同じで、有線ランキングと併せて考えると、「命は美しい」が「何度目の青空か?」を上回るヒットになったとは、言いづらいものがあります。

CDセールスは2作連続、累計60万枚越えとなりましたが、他の指標からは、楽曲人気が、なかなか波に乗り切れない状況が見えてきます。


歌唱力のアップと統一感のあるメンバー構成が楽曲ヒットの鍵

楽曲人気が上がらない原因の一つは、音楽番組のステージで、口パクや被せを多用し過ぎて、自分たちの声で、歌を届けていないことだと思います。

そして、CD音源に、そういった「機械による調整」ががっつり入ってしまっている。

とくに有線は、音だけの勝負なので、歌唱のクオリティや歌声の味わいが重要になってきます。

E-girlsやFlowerが、ダウンロード配信だけでなく、有線でも毎回上位に入ってくるのは、歌唱メンバーを固定して、しっかりと歌っているからじゃないでしょうか。

「命は美しい」はダンス曲ということで、歌唱が後回しになった感があるけど、歌とダンスの担当メンバーを分ければ、十分に対応可能な筈です。

乃木坂には、しっかり音を取れて、歌えるメンバーが何人もいるのだから、そういうチームはすぐに作れるでしょう。

まずは、歌唱そのもののレベルをアップしないと、有線ランキングは上がってこないし、ドラマ、CM、映画などの主題歌への起用も、難しいと思います。


問題は、歌唱面での魅力が足りないことだけではありません。

選抜への起用が握手会人気やメディア対策など、雑多な「大人の事情」に基づいているため、歌やダンスのスキルだけなく、キャラに関してもバラバラな、モザイクのようなチーム構成になっていて、分かりやすい全体イメージを作りづらくなっている。

選抜メンバーを貫くコンセプトや構造が見えず、どんな歌を作っても、フィット感に乏しく、なかなか「自分たちの歌」にならず、それが楽曲人気の上昇を妨げている気がします。

例えば、星野みなみ、齋藤飛鳥、伊藤万理華、生駒里奈、生田絵梨花、堀未央奈といったメンバーを1列目2列目に並べれば、「あらかじめ語られるロマンス」のような可愛い歌で行けるし、逆に、お姉さんメンバーを並べれば、「世界で一番 孤独なLover」のような、大人の恋愛を扱った歌が視野に入ってきます。


ところが、白石麻衣、西野七瀬、生駒里奈、生田絵梨花、橋本奈々未をフロントにして、ぴたっとハマる歌というのは、なかなか見えてこない。

しかも、3列目には、グループでとくに若い方に入る星野みなみと齋藤飛鳥がいる一方、逆に年長である新内眞衣と衛藤美彩が同じ並びに入っていて、どうすれば良いのか、さっぱり分からなくなります(笑)。

最近、「僕がいる場所」や「命は美しい」など、歌い手の年齢やキャラをあまり縛らない、抽象的な歌が多くなっていますが、選抜構成に一貫性や構造性がないことと、無関係ではないと思います。


衛藤美彩の1人呑みは、乃木坂を変えるほど革新的な企画

予告によると、次週の『乃木坂工事中』では、衛藤美彩が一人呑みしながら、トークするそうで、尋常ではないほど、楽しみにしています(笑)。

衛藤さんは、お酒のCMなんて、あり得ないほどフィットすると思うので、こういうアダルトな方面での魅力の開拓は、スポンサー獲得を考えても、大いに評価出来ます。

20歳を越えているのに、「アルコール禁止」なんて言っていると、引き出せる魅力も引き出せなくなってしまいます。


乃木坂は今、年長メンバーと年少メンバーのイメージ差が大きくなっていて、どちらの魅力も伸ばせず、「ビジュアル抜群で清楚かつ礼儀正しい」といった、無個性で抽象的なアイドル像に追いやられつつある気がします。

そして、人間味を期待するワクワク感に乏しく、どこか停滞感が漂っている。

20代半ばに入りつつある女性タレントに、「アイドル」だからと、ガチ恋愛はもちろん禁止、恋愛ネタはアウト、アルコールはダメ、グラビアでの露出は最小限(笑)、ドラマでのラブシーンは御法度と言ってたら、一部のコアファンには受けても、世間の感覚とズレてしまって、一般人気の向上やスポンサーの獲得がどんどん遠ざかってしまう。

「聖母」や「女神」といったキャラをいつまでも続けるのは無理なので(笑)、徐々にアダルトで人間的な面を開いて、タレントとしての可能性を広げて欲しいと、私は思っています。


年長も年少も、「乃木坂」や「アイドル」といった概念にあまり囚われず、等身大のキャラに近づける方が、人間味が出てきて、より支持されやすいグループになるんじゃないでしょうか。

そういった無理のない、年齢相応のキャラが固まれば、フィットする楽曲や衣装も作りやすいので、ヒットが生まれる確率が高くなると思います。

もちろん、今のような、統一感を無視したモザイク選抜では、個々のメンバーがより魅力的なキャラを打ち立てても、チームとして機能しません。

乃木坂が「CDをたくさん売るアイドル」を越えて、本当の人気者になるには、握手会主義の放棄が不可欠です。

今、多くのメンバーが「清純派アイドル」という箱に、握手会人気の順番に閉じ込められ、かえって無個性になって、自分たちの歌を失っている気がします。


より魅力的な乃木坂の物語を作るには、登場人物のキャラをもっと掘り下げて、各々の個性が、ドラマの糸を自然に紡いでいくのが一番です。

まずは、各メンバーの個性を伸ばして、それぞれにもっと鮮やかな色を付けていくことを目指す。

そういう意味では、一人で酒を呑むみさみさは、アイドルの概念を覆すほど、革命的な新路線なので、がんがん飲んで、攻めて欲しいですね(笑)。


「生生星」がフロントだった頃、明治チョコレートなど、乃木坂には大きなスポンサーが付いてくれて、シングル表題曲はテレビCMと大々的にタイアップしていました。

アメリカの街中でのロケなんてのも、ありましたよね、この頃。

生田、生駒、星野のキャラが、初々しい透明感に溢れ、3人の個性がバランスよく、面白かったからこそ、自社商品のイメージ戦略を、乃木坂に任せようと考える企業が現れたのだと思います。


CDデビュー4年目に入って、乃木坂がスポンサー獲得に苦戦しているのは、フレッシュさや伸び盛り感など、多くの商品CMに起用しやすいイメージを提供できる年少メンバーが、後ろに追いやられていることが大きい。

しかも、敢えて年長中心選抜にして、知名度の向上を図っているのに、お姉さんメンバーの大人としてのキャラが全然弱い。

はっきり見えてこないグループイメージがスポンサーの獲得や楽曲人気の上昇にマイナスに働いている気がします。

シングル毎に大きく下がったり、少し上がったり(笑)、安定しない有線ランキングを見ていると、坂の上に辿り着くのは、まだまだ先の話だなあとしみじみ感じます。


最後に、AKB48Gの有線ランキングを、過去4シングルの表題曲に関して載せておきます。

(表7) 乃木坂46歴代シングル表題曲の2015年5月15日(金)現在における有線ランキング成績

凡例
シングルNo. 有線ランクイン回数 [最高順位] 曲名 (発売日)

#「回」の後に続く「*(順位)」は、現在、その順位にランクインしていることを示す。

AKB48
36枚目 15回 [4位] ラブラドール・レトリバー (2014/05/21)
37枚目 24回 [2位] 心のプラカード (2014/08/21)
38枚目 13回 [1位] 希望的リフレイン (2014/11/26)
39枚目 11回*(13位) [4位] Green Flash (2015/03/04)

SKE48
14枚目 7回 [45位] 未来とは? (2014/03/19)
15枚目 2回 [116位] 不器用太陽 (2014/07/30)
16枚目 9回 [36位] 12月のカンガルー (2014/12/10)
17枚目 5回*(39位) [31位] コケティッシュ渋滞中 (2015/03/31)

NMB48
8枚目 10回 [33位] カモネギックス (2013/10/02)
9枚目 4回 [119位] 高嶺の林檎 (2014/03/26)
10枚目 2回 [111位] らしくない (2014/11/05)
11枚目 --回 [---位] Don't look back! (2015/03/31)

HKT48
2枚目 17回 [12位] メロンジュース (2013/09/04)
3枚目 12回 [10位] 桜、みんなで食べた (2014/03/12)
4枚目 15回 [15位] 控えめI love you! (2014/09/24)
5枚目 --回 [--位] 12秒 (2015/04/22)


AKB48は「希望的リフレイン」で久しぶりの最高1位を記録していて、これは2011年8月24日(水)発売の「フライングゲット」以来、実に3年ぶりのことです。

それから、HKT48は、常に有線ランキングが強い。

2014年のNHK紅白歌合戦に、HKT48が選ばれたのは、有線における楽曲人気の安定性が評価された面があったのかもしれません。

そういうこともあって、有線ランキングには、今後も注目していきたいです。


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有線ランキング


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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握手会人気トップメンバーはどのように誕生したのか、起用率と年齢が生み出した乃木坂内「格差」[14May15]

2015-05-14 20:00:00 | 芸能
有村架純の初主演映画『ビリギャル』が、公開11日で観客動員数100万人を突破したそうで、大ヒット作品になりつつあります。

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乃木坂のことを長く書いていると、こういうニュースに接したとき、誰が主題歌を担当しているんだろうか?と気になってしまいます。

それが乃木坂46であれば万々歳なんですが(笑)、残念ながらそうではなく、映画の公式サイトには、サンボマスターの新曲「可能性」と記載されています。

一方、劇中歌は、22歳の新人女性シンガーSakuの「START ME UP」です。

実績のあるアーティストと期待の新星を同時に起用する、なかなかバランスの取れた音楽的アプローチで、映画のヒットと共に、この二曲も注目を集めるでしょう。


ちなみに、生駒里奈が主演する『コープスパーティ』は、今井麻美さんの16枚目「BABYLON ~before the daybreak」の表題曲が主題歌になるようです。

悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』では、12枚目収録曲が使われると言われていますが、シングルのタイトルも未定なので、当然、詳しい情報はまだ出ていません。

自前の映画あれ、メンバーが出ていない映画であれ、主題歌に採用されると、映画の人気によっては、曲のヒットを望めるので、どんどんタイアップして欲しいですね。

映画の制作・上映に関しては、多額のお金が動くので、依頼するアーティストの選別もシビアに行なわれる筈で、普段から、一般層へのアピール力が高い音楽活動を目指すことが、採用確率を上げる鍵になってくると思います。

もちろん、テレビの音楽番組に出たとき、口パクや被せで歌っていたのでは(笑)、映画だけでなく、ドラマやCMとのタイアップが遠ざかってしまいます。

AKB48Gとの差別化を図って、次の紅白歌合戦で、「48Gの4枠目」ではなく、「乃木坂の1枠」を獲得するためにも、歌とダンスの強化が急務じゃないでしょうか。


日曜深夜の『乃木坂工事中』で、12th選抜が発表されて以来、その結果に、心理的衝撃を受けたメンバーとファンが多かったようで、ネットにはかつてないほど感情をストレートに伝える声が溢れた印象があります。

例えば、高山一実は、福神復帰を喜びつつも、

12枚目シングル、私と一緒に
どうか、、
トップギアで挑んでください!!
よろしくお願いします!!!

と、ファンに奮起を促していて、直接的な表現はないものの、12枚目個別握手会のかずみんCDを「トップギア」で宜しくね!、としか読めない内容になっています(笑)。

メンバーがファンに対して、ここまではっきりとCDセールスのアップを訴えるのは、かなり珍しいことで、12枚目個別握手会セールスがどう変化するのか、純粋に社会心理学的な興味からも、高山さんの完売部数に注目したいです。

高山一実の2015/05/11_23:30ブログ


一方、今度こそ福神昇格かと期待していた衛藤美彩のファンからは、なんで3列目据え置きなんだと、怒りの声が次々と上がっている。

落胆しながらも、さらなる奮起を促す声が続々寄せられる様は、幕末志士の決起集会を彷彿させるほどで(笑)、12枚目個別握手会もみさ先輩の快進撃が続くのだろうなと、運営のエゲツナイ理不尽商法にいささかウンザリしてきます。

堀未央奈のアンダー行きも、「この程度の握手会人気で選抜は無理」といった、ファンへの鬼のような発破と疑うことが出来るわけで、どんな手を使っても、握手会セールスを上げたいという切羽詰まった雰囲気が伝わってくる。

まあ、思うようにスポンサーを獲得出来ない中、唯一の頼みはCDセールスで、運営のなりふり構わぬ「刺激策」が、メンバーとファンを普段以上に、ヒートさせている気がします。


こういった騒然とした雰囲気に飲まれたわけじゃないと思うけど、橋本奈々未がトークアプリを使って、握手会では「センター」と「卒業」の話はお断りだよ!と、結構な剛速球を投げ込んだようですね(笑)。

ななみんは、大阪のUSJに彼氏と遊びに行ったというデマが流れたときも、指摘された当日、東京の病院で診察を受けていたと、領収書をブログにアップして、熱く反論していました。

乃木坂の風 08Feb14 ~ 橋本奈々未の気になるブログ、中元すず香が見せた桁違いの歌唱力 in Mステ

ときどき「キレる」ことで、内面に溜まった不満を発散している節があって、ストレートに本音を表明するのは、ファンに何が嫌かを理解して貰える点からも、良いことだと思います。


「卒業」に関して言えば、卒業出来るということは、乃木坂を出てソロでやっていけるほど、外仕事が充実しているということで、むしろ喜ばしいことじゃないでしょうか。

AKB48の小嶋陽菜が、「卒業」をネタに出来るのは、こじはるであれば、卒業してもやっていくだろうと、本人もファンも思っているからで、そういった安心感がベースにあるからこそ、「卒業」がジョークになる。

しかし、こじはるは例外で、主演ドラマ『ヤメゴク』の視聴率が伸びず、苦しい展開になっている大島優子を見ても、グループアイドルからの1人立ちは、そんなに簡単なものではなく、橋本奈々未もその厳しさをよく分かっているから、「卒業」という言葉にナーバスになるのかもしれません。


今すぐ卒業しても、何とかやっていくだろうと、個人的に思っている乃木坂メンバーは、生田絵梨花と若月佑美です。

二人とも舞台やドラマへのしっかりした出演実績があり、さらにピアノ演奏とデザイン制作という独自の技術を持っていて、合わせ技で仕事を引っ張ってくる気がします。

しかし、多くのメンバーは、卒業後のビジョンに関して、より厳しい判断を迫られるかもしれません。

例えば、しばらく乃木坂に残って、個人の外仕事を充実させると同時に、グループ全体の価値を高め、将来の芸能活動に繋げていくという考え方は、現時点で妥当という意見もある。

今年、紅白歌合戦への出場が乃木坂の大テーマになっているのは、グループのブランドイメージを向上させる一つの切り札が、紅白出場歌手というラベルだからですね。


メンバーとファンに小さくない波紋を引き起こした12th選抜発表ですが、やはり選考の中心には、握手会人気の高いメンバーを徹底して優遇する方針が横たわっていました。

そして、最高部数を全完売する力を持っている「1期10」が、これまで通り、選抜チームの目立つ位置に陣取る構成になっている。

ただ、一方で、衛藤美彩のように、11枚目個別握手会の第8次応募で全完売を出したメンバーが、2列目に入れなかったり、生駒里奈や高山一実といった完売率のさほど高くないメンバーが、センターや福神に抜擢され、どうしてなんだとネットを騒がせている(笑)。


では、「1期10」メンバーは、なぜ握手会人気をここまで上げることが出来たのでしょう。

もちろん、握手会での工夫は大きいと思いますが、それだけなんでしょうか?

ということで、今日は、握手会人気向上には何が必要かを、少し考えてみたいと思います。


まず、「1期10」が握手会人気を確立したルーツを振り返ってみましょう。

(表1) 握手会人気トップ10人が初めて最高担当部数の全完売を出したシングルと、その時点での選抜入り回数、起用率、年齢

凡例
全完売を達成したシングルの番号:そこまでの選抜入り回数(選抜への起用率) そのシングル発売日における年齢 [最終的な完売部数/担当部数] メンバー名

04枚目:4回(1.00) 20歳 [25部/25部] 白石麻衣
04枚目:4回(1.00) 20歳 [25部/25部] 松村沙友理

06枚目:6回(1.00) 19歳 [30部/30部] 西野七瀬
06枚目:6回(1.00) 20歳 [30部/30部] 橋本奈々未

07枚目:4回(1.00) 20歳 [30部/30部] 秋元真夏

09枚目:9回(1.00) 20歳 [30部/30部] 桜井玲香
09枚目:7回(0.78) 23歳 [30部/30部] 深川麻衣
09枚目:2回(0.22) 21歳 [30部/30部] 衛藤美彩

10枚目:8回(0.80) 20歳 [35部/35部] 若月佑美

11枚目:10回(0.91) 18歳 [30部/30部] 生田絵梨花

# 最終応募1次前での完売状況から判断しているので、実際に全完売を出したシングルと、少しズレている可能性は否定出来ない。


乃木坂で最初に最高部数全完売を出したのは、白石麻衣と松村沙友理で、4枚目「制服のマネキン」において。

当時、二人とも選抜への起用率は100%、年齢は20歳でした。

さらに、6枚目「ガールズルール」で、19歳の西野七瀬と20歳の橋本奈々未が名乗りを上げますが、やはり二人とも、一度も選抜落ちはなく、起用率100%でした。

次に、7枚目「バレッタ」で、20歳の秋元真夏が登場、4th選抜から乃木坂に復帰したため、選抜入り回数は4回ですが、彼女も起用率100%です。


9枚目「夏のFree&Easy」において、20歳で起用率100%の桜井玲香が最高部数全完売を達成。

加えて、起用率が100%ではないメンバーが二人、初めて握手会人気トップに入ります。

23歳で起用率78%の深川麻衣と21歳で起用率がなんと22%の衛藤美彩です。

ん~、それまでの選抜入りが9シングル中2回しかない衛藤さんが、最高30部を全完売したわけで、これは一種の奇跡じゃないでしょうか。


さらに、10枚目「何度目の青空か?」では20歳の若月佑美が起用率80%で最高部数全完売を達成。

11枚目「命は美しい」において、18歳の生田絵梨花が起用率91%で続き、これで「1期10」が出揃います。

いくちゃんの起用率91%は、9枚目に学業のために止むなく一時休業したためで、運営が一貫して彼女を選抜入りさせていたことは間違いなく、事実上の100%だと思います。


表全体を眺めると、起用率の低い衛藤美彩や年齢の若い生田絵梨花という例外はあるものの、最高部数全完売を達成したメンバーのほとんどは、そこまでの選抜起用率が80%を越え、年齢が20歳以上であることが分かります。

もちろん、20歳以上、起用率80%以上は、握手会人気トップになるための必要十分条件ではありません。

つまり、条件を満たしていれば必ず最高部数全完売するわけではないし、満たしていなくても、達成している人はいる。

しかし、この条件を満たしていないメンバーが、握手会人気上位でなくとも、不思議には感じないし、逆に、上位に食い込んでいれば、特に優秀な成績という印象を受ける、そういう目安にはなると思います。

そこで、「1期10」以外のメンバーについて、11枚目個別握手会成績と起用率・年齢がどういう関係にあるのか、調べてみました。

(表2) 握手会人気トップ10人以外の12枚目までの選抜入り回数、起用率、現年齢

凡例
12枚目までの選抜入り回数(選抜への起用率) 2015年5月11日現在における年齢 [11枚目個別握手会第14次応募終了後の完売部数/担当部数] メンバー名

@ 12th選抜の「1期10」を除く1期メンバー
#「1期10」は(表1)に名前を載せた10人。全員が12th選抜に入っている。

12回(1.00) 19歳 [03部/22部] 生駒里奈
12回(1.00) 21歳 [09部/30部] 高山一実
10回(0.83) 17歳 [18部/22部] 星野みなみ
08回(0.67) 20歳 [11部/22部] 井上小百合
06回(0.50) 21歳 [07部/22部] 斉藤優里
05回(0.42) 19歳 [12部/28部] 伊藤万理華
05回(0.42) 16歳 [28部/28部] 齋藤飛鳥

@ 12thアンダーの1期メンバー

05回(0.42) 20歳 [07部/22部] 中田花奈
02回(0.17) 20歳 [05部/06部] 能條愛未
02回(0.17) 19歳 [01部/06部] 川村真洋
01回(0.08) 20歳 [05部/22部] 永島聖羅
01回(0.08) 19歳 [09部/22部] 中元日芽香
01回(0.08) 18歳 [00部/06部] 斎藤ちはる
01回(0.08) 17歳 [00部/12部] 樋口日奈
01回(0.08) 17歳 [01部/06部] 和田まあや
01回(0.08) 17歳 [03部/12部] 川後陽菜

@ 2期メンバー
# 選抜起用率の分母は、堀未央奈がセンターに抜擢された6枚目「バレッタ」からの6回としている。

05回(0.83) 18歳 [10部/22部] 堀未央奈
01回(0.17) 23歳 [04部/16部] 新内眞衣
01回(0.17) 18歳 [04部/16部] 北野日奈子
00回(0.00) 21歳 [02部/10部] 伊藤かりん
00回(0.00) 17歳 [02部/10部] 山崎怜奈
00回(0.00) 17歳 [00部/12部] 相楽伊織
00回(0.00) 16歳 [04部/06部] 寺田蘭世
00回(0.00) 16歳 [03部/06部] 鈴木絢音
00回(0.00) 16歳 [04部/06部] 佐々木琴子
00回(0.00) 16歳 [00部/06部] 伊藤純奈
00回(0.00) 15歳 [02部/10部] 渡辺みり愛


まず、 一目瞭然ですが、『12th選抜の「1期10」を除く1期メンバー』は、選抜起用率が全員40%を越えているのに対して、『12thアンダーの1期メンバー』は、中田花奈を除いて、全員が起用率20%未満です。

そして、起用率が高いメンバーは、やはり完売部数や完売率の高い人が多く、その多くが今回も選抜入りしています。

上表の1期メンバーの中で、20歳以上、起用率80%以上を満足するのは、高山一実だけです。

かずみんは、もっと完売部数を増やすよう発破を掛けられた可能性がありますが、年齢と起用率から見て、最高部数全完売メンバーになってもおかしくないという発想が、運営にあるのかもしれません。


一方、突出しているのが、齋藤飛鳥の成績で、16歳、起用率42%という不利な条件を背負いながら、担当28部を全完売しており、驚異的な握手会人気を誇っています。

12枚目個別握手会では、星野みなみと共に、担当が最高部数である30部に引き上げられ、「1期10」の仲間入りする可能性があって、そうなった場合、(表1)に示したように、最年少での達成で、乃木坂の若きエリートという雰囲気が出てくると思います。

高山さんが握手を頑張ろうと考えたり、桜井玲香が「世代交代」という言葉に敏感になるのは(笑)、齋藤飛鳥や星野みなみのような、年齢が若いのに、握手会成績を急上昇させているメンバーが存在するからだと思います。


しかし、みなみの起用率は83%、あしゅは低いとは言え42%で、17歳の樋口日奈、和田まあや、川後陽菜の8%と比べると、選抜入り回数は遥かに多い。

誰を選抜に起用するかは、運営の考え方次第で、しかも、(表1)と(表2)に示されるように、高い起用率の方が、握手会人気が出やすい傾向があるのは間違いない。

つまり、握手会セールスを決める重要因子である選抜起用率を運営が左右している以上、運営の「推す」メンバーが人気を上げ易く、そこに握手会主義を被せれば、運営の望むメンバーが選抜に入り、1列目2列目を占めるのは当然の成り行きですね(笑)。

なぜ白石麻衣であり、西野七瀬なのかというと、運営が、早い段階から、彼女たちをグループの中核に据えると決めていたからで、逆に、永島聖羅や和田まあやが、なかなか選抜入り出来ないのは、彼女たちに「魅力」がないからではなく、少なくとも今のところは、運営構想のど真ん中に入っていないことが大きい。


握手会人気は、一見、ファンが頑張れば何とかなるように見えるけど、長く選抜入りしなければ、なかなか人気が伸びないのは当然で、こういった仕組みを分かった上で、運営は、自分たちの「推し」メンバーが、乃木坂の中軸を担当するよう、巧妙に仕向けてる節がある。

そんな中、衛藤美彩は運営の「誤算」で(笑)、起用率22%で最高部数全完売を達成してしまった。

ここまで来ると、さすがにアンダーというわけには行かなくて、選抜入りさせているけど、握手会人気6番手であるにも関わらず、10福神に昇格させないなど、自ら決めた握手会主義を、みさみさにだけは適用しないという、ズルをしている(笑)。


構想外の選抜が出来そうになったら、その部分だけ握手会主義を放棄するのは、運営が、自分たちの望む選抜を作るため、表面上、その主義を標榜しているだけで、忠実に従うつもりはないことの証拠だと思います。

握手会人気で選抜を決める握手会主義は、運営がファンの意見を一部取り入れているという見方もあるけど、自分たちの意に添わない点を拒否するのなら、最初の選抜構想を変えるつもりはサラサラなく、ファンが頑張れば「推し」が上に行くという幻想を振りまいて、より多く集金しようと狙っているだけではないのかと、疑いたくなります。

何にせよ、(表1)を見て痛感するのは、運営ではなく、本当にファンが押し上げたと断言出来るのは、唯一、衛藤美彩だけで、間違いなく、彼女は握手会の天才と言っていいんじゃないでしょうか。


ただ、握手会人気を上昇させる因子の中で、選抜起用率は運営がコントロール可能だけど、年齢は何とも仕様がありません。

20歳以上という条件は、なかなか重要なポイントで、女性的魅力が華やかに咲き始め、対応も大人になるため、握手会人気が上がりやすいのでしょう。

乃木坂運営に、大人メンバーを優先的に抜擢する傾向があるのは、年長メンバーは、選抜やメディアでの露出アップが、握手会セールスの向上につながり易いからだと思います。

その結果、以下のように、乃木坂の選抜は、アンダーと比べ、平均年齢の極めて高いチームになっています。

(表3) 12枚目各グループ構成メンバーの平均年齢

12th選抜
1列目5人:20.2歳
2列目5人:21.2歳
3列目8人:20.0歳
全18人:20.4歳

12thアンダー
1期09人:18.6歳
2期10人:17.0歳
全19人:17.7歳

乃木坂全37人:19.0歳

# 2015年5月11日現在


乃木坂運営が、現在の10福神を中心にした、自らの選抜構想にこだわり続け、衛藤美彩の福神入りすら躊躇するのは、大局的な経営戦略に基づくというより、ソニーのような大企業にありがちな、1回決めたらなかなか修正出来ない、硬直化した官僚主義の結果だと思います。

『乃木坂って、どこ?』では、何年も前から、「forTUNE music」のCMが流れていますが、白石麻衣がお兄さんと握手するあの映像、最初のオンエアから今まで、私の知る限り、一度たりともバージョンを変えたことがなく、不気味なくらいにしつこく、同じ内容を、何年も流し続けています。

そろそろ西野七瀬バージョンでも作ればいいと思うのだけど(笑)、どういう理屈なのか、1ミリたりとも、頑に変えようとしない。

このCMを観るたびに、ソニーって、エンターテイメントのマネージメントに向いていないんじゃないかと、心配になります。


こういった「頑さ」が、乃木坂の選抜構成にも明らかに存在していて、さすがに、だんだんファンも飽き始めているんじゃないでしょうか。

乃木坂と同じく、握手会を活動の基礎に置くAKB48ですら、34枚目「鈴懸の木の道で(以下略)」では、大島優子や渡辺麻友といった有名メンバーをほとんど入れない、若手中心の選抜を作っています。

この際、「武藤十夢」という変わった名前を見つけ、それ以来、彼女の名前がテレビに出てくると、「ああ、十夢さんだ!」と、気になって覚えてしまった(笑)。

AKB48のファンでない私でも、フレッシュな選抜を見せられると、関心が高まって、1人、2人、若いメンバーが頭に入ってくるんですね。


ところが、乃木坂の場合は、若手メンバーはたまに選抜入りしても3列目で、1列目2列目はほとんど同じ顔ぶれなので、新顔は、全然、アピール出来ません。

同じ顔ぶれでも、E-girlsのように、歌やダンスを分担して、役割を明確にしていれば、むしろ安定感が出てくるのだけど、そういうわけでもないので、徐々にインパクトがなくなっていきます。

『乃木どこ?』の打ち切りを始め、スポンサーの獲得が思うに任せないのは、こういった「頑な」選抜固定に原因の一つがあるんじゃなでしょうか。

12枚目で、生駒里奈をセンターにしたり、高山一実を2列目に上げたのは、運営が許容できる範囲で、何とかメディアアピール力をアップさせたいという、気持ちの表れだと思います。


しかし、常連メンバーの小幅な入れ替えでは、選抜を巡る停滞感は払拭されず、既存ファンの間に、握手会人気を無視した「ゴリ推し」抜擢との批判が高まる危険がある。

これでは、乃木坂の存在感が増すとは思えません。

AKB48Gは、先日のドラフト会議にしても、手法に賛否両論はありますが、新しいメンバーの持つ、新規ファンを呼び寄せるパワーは理解している。

乃木坂にも、17歳で起用率8%の和田まあやのように、世間にほとんど知られていないものの、生きの良い若手が何人も揃っています。

こういうメンバーを積極的に売り出して、選抜回数を上げていくことは、乃木坂のイメージ幅を広げ、一般層の関心を絶えず惹起するために、重要じゃないでしょうか。

ということで、完全に私の個人的な考え方で、見たい選抜を作ってみました(笑)。

(表4) 選抜回数を上げるための若手中心選抜の1例

(3列目)
衛藤美彩 斎藤ちはる 川後陽菜 和田まあや 中元日芽香 樋口日奈 永島聖羅 桜井玲香
(2列目)
伊藤万理華 佐々木琴子 生田絵梨花 北野日奈子 川村真洋
(1列目)
齋藤飛鳥 鈴木絢音 星野みなみ

# 青色で示した人は、音楽的な観点から、どんな選抜にも必ず入れるメンバー。

以下は、上と同じメンバー構成をより見やすく配置した図

(3列目)
衛藤 ちはる 川後 まあや 中元 樋口 永島 桜井
(2列目)
=======万理華 琴子 生田 北野 川村======
(1列目)
============飛鳥 絢音 みなみ========


センターは鈴木絢音です。

鈴木絢音の儚さ、礼儀正しさ、頭の良さ、シャイさ、透き通った美貌、これらは人を惹き付ける強いアピール力を持っていて、彼女を若き乃木坂の中心イメージに据えると面白いかなと。

あーちゃんをあしゅとみなみで挟み、その後ろに、雰囲気が明るく、舞台での存在感が桁外れな、佐々木琴子と北野日奈子を配置して、華やかさをガンガンにアピールします(笑)。


3-5-8フォーメーションを台形だとすると、左側辺に、齋藤飛鳥、伊藤万理華、衛藤美彩、右側辺に、星野みなみ、川村真洋、桜井玲香と、ダンスの上手いメンバーを置いて、全体ダンスの印象を引き上げます。

さらに、センター裏の生田絵梨花と、その後ろの中元日芽香は、歌唱を担当する中心メンバーで、二人に歌を支えてもらう発想です。

永島聖羅は、チームのまとめ役と、Mステにおける、対タモリ要員ですね(笑)。


まあ、CDセールスは落ちるかもしれないけど(笑)、若いメンバーのお披露目になるのであれば、将来につながるでしょう。

何シングルに1回かは、こういった従来の中核メンバーをほとんど出さない、フレッシュ選抜を組まないと、乃木坂はイメージの幅を広げられず、停滞感の中、ジリジリと存在感を失っていく危険があると思います。

選抜というのは、表題曲を担当する音楽ユニットなので、楽曲によって、大幅にメンバーを入れ替える柔軟な発想を持って良いんじゃないでしょうか。

12th選抜のフロントである、白石、西野、生駒、生田、橋本の並びで、一つの楽曲イメージを作るのは、かなり難しいでしょう。

しかし、飛鳥、絢音、みなみの並びなら、私のような素人でも、何となく世界が見えてくるし、何より、ファッションを決めやすい(笑)。

思い切った若手の登用。

それ以外に、乃木坂を発展させる道はないと思いますよ。


関連サイト

衛藤美彩の2015/05/14_16:48ブログ


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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乃木坂12枚目は全国ツアー&メディア対策選抜、しゃべる生駒高山、舞台栄えの井上優里新内 [11May15]

2015-05-11 16:00:00 | 芸能
昨日、5月10日(日)深夜、テレビ東京『乃木坂工事中』で12枚目を担当する新選抜メンバーが発表されました。

生駒里奈が5枚目「君の名は希望」以来7作ぶりのセンター、高山一実は6枚目「ガールズルール」から6作ぶりの2列目復帰です。

松井玲奈の「兼任解除」による福神の変動は、生駒高山の前列昇格に留まり、やはり小幅なものでしたが、一方、3列目とアンダーの間で、個人的にまったく予想しなかった動きがありました。

まずは、12th選抜のメンバー構成を、11th選抜と比べながら、見てみましょう。

(表1) 新選抜のメンバー構成と前選抜との比較

12th選抜 (5-5-8)
(3列目) 松村沙友理(12) 斉藤優里(6) 星野みなみ(10) 齋藤飛鳥(5) 伊藤万理華(5) 井上小百合(8) 新内眞衣*(1) 衛藤美彩(5)
(2列目) 高山一実(12) 若月佑美(10) 桜井玲香(12) 秋元真夏(9) 深川麻衣(10)
(1列目) 白石麻衣(12) 西野七瀬(12) 生駒里奈(12) 生田絵梨花(11) 橋本奈々未(12)

11th選抜 (5-5-8)
(アンダー) 斉藤優里 井上小百合 新内眞衣*
(3列目) 松村沙友理 相楽伊織* 齋藤飛鳥 伊藤万理華 堀未央奈* 星野みなみ 衛藤美彩 高山一実
(2列目) 若月佑美 秋元真夏 生駒里奈 桜井玲香 深川麻衣
(1列目) 松井玲奈 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未 生田絵梨花

11thから12thへの列変化
3列目 => アンダー:相楽伊織* 堀未央奈*
アンダー => 3列目:斉藤優里 井上小百合 新内眞衣*
3列目 => 2列目:高山一実
2列目 => 1列目:生駒里奈

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 12th選抜は、1列目青2列目緑3列目オレンジで色分けし、11th選抜では、その色のメンバーがどこにいたのかを示している
# (括弧)内の数字は、これまでの選抜回数
#「*」は2期メンバー


『乃木坂工事中』をリアルタイムで観ていて、12枚目の選抜定員が11枚目と同じ18枠と発表されたとき、1期15人は誰も落とさず、アンダーから1人上げて、16枠に増やし、2期は2枠を堅持するのだろうと思いました。

しかし、蓋を開けてみると、1期全員残留はその通りでしたが、アンダーから斉藤優里と井上小百合の二人を抜擢して、1期枠は17枠に拡大、一方、2期枠は1枠に減らされ、その中で、新内眞衣が堀未央奈に代わって、選抜入りする展開に。

井上小百合の選抜入り、2期枠の減少、そして堀未央奈アンダーの3点は、まったく予想していなかったので、正直、驚きました。

今回の選抜選考で何が起こったのか、詳しく眺めるために、各メンバーについて、11枚目個別握手会での成績と12th選抜でのポジションを見てみます。


以下に、個別握手会における売り上げ順位表と前作同次からの枚数の伸びの順位表を載せています。

(表2) 11枚目「命は美しい」個別握手会第14次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、12th選抜の1列目青2列目緑3列目オレンジで色分け。
#「*」は2期メンバー。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣
[01] 30部/30部 (1.00; 06次) 秋元真夏 橋本奈々未
[01] 30部/30部 (1.00; 08次) 衛藤美彩
[01] 30部/30部 (1.00; 10次) 若月佑美
[01] 30部/30部 (1.00; 11次) 生田絵梨花
[09] 28部/30部 (0.93; 13次!) 桜井玲香
[09] 28部/30部 (0.93) 松村沙友理
[11] 28部/28部 (1.00; 14次) 齋藤飛鳥
[12] 12部/28部 (0.43) 伊藤万理華
[13] 09部/30部 (0.30) 高山一実
[14] 18部/22部 (0.82) 星野みなみ
[15] 11部/22部 (0.50) 井上小百合
[16] 10部/22部 (0.45) 堀未央奈*
[17] 09部/22部 (0.41) 中元日芽香
[18] 07部/22部 (0.32) 斉藤優里 中田花奈
[20] 05部/22部 (0.23) 永島聖羅
[21] 03部/22部 (0.14) 生駒里奈(c)
[22] 04部/16部 (0.25) 北野日奈子* 新内眞衣*
[24] 03部/12部 (0.25) 川後陽菜
[25] 02部/10部 (0.20) 伊藤かりん* 山崎怜奈* 渡辺みり愛*
[28] 00部/12部 (0.00) 相楽伊織* 樋口日奈
[30] 05部/06部 (0.83) 能條愛未
[31] 04部/06部 (0.67) 佐々木琴子* 寺田蘭世*
[33] 03部/06部 (0.50) 鈴木絢音*
[34] 05部/05部 (1.00; 08次) 松井玲奈
[35] 01部/06部 (0.17) 川村真洋 和田まあや
[37] 00部/06部 (0.00) 斎藤ちはる 伊藤純奈*

# 桜井玲香は情報公開のタイミングから、確実なデータはないが、13次受付で全完売した可能性が濃厚


(表3) 各メンバーごと、個別握手会第14次応募終了時点における推定売り上げ枚数を、11枚目「命は美しい」から10枚目「何度目の青空か?」を引いた、伸びの枚数の順位表

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、12th選抜の1列目青2列目緑3列目オレンジで色分け。
#「*」は2期メンバー。

[01] +25部/-03部 齋藤飛鳥
[02] +07部/-03部 中元日芽香
[03] +08部/-05部 伊藤万理華
[04] +06部/-04部 斉藤優里
[05] +13部/-04部 星野みなみ
[06] +09部/-09部 井上小百合
[07] +06部/-09部 中田花奈
[08] +03部/-01部 鈴木絢音*
[09] +08部/-11部 堀未央奈*
[10] +04部/-01部 佐々木琴子* 寺田蘭世*
[12] +02部/-02部 伊藤かりん* 山崎怜奈*
[14] +02部/-03部 新内眞衣*
[15] +00部/+00部 渡辺みり愛*
[16] +05部/-06部 能條愛未
[17] +02部/-09部 永島聖羅
[18] +00部/-01部 和田まあや
[19] +03部/-10部 北野日奈子*
[20] +00部/-07部 生駒里奈(c)
[21] +02部/-07部 川後陽菜
[22] +00部/+00部 生田絵梨花 衛藤美彩 松井玲奈
[25] -02部/+00部 桜井玲香
[26] -01部/-05部 高山一実
[27] +00部/-04部 斎藤ちはる
[28] +01部/-06部 川村真洋
[29] +00部/-06部 伊藤純奈*
[30] -01部/-07部 相楽伊織*
[31] -04部/-02部 樋口日奈
[32] -05部/-05部 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣 若月佑美
[38] -07部/-05部 松村沙友理


井上小百合の12th選抜入りはスケジュール上の「無理筋」

井上小百合は、11枚目第14次応募終了時点で、握手会人気が11thアンダートップの15位、前作からの伸びが6位で、選抜入りは当然というレベルのCDセールスを挙げています。

また、10枚目「何度目の青空か?」では、アンダーセンターとして、アンダーライブを成功させた実績がある。

当時、音楽番組における「何度目の青空か?」のステージで、年齢の関係で出演出来なかった生田絵梨花の代わりに、選抜センターを務めたほど、パフォーマンスの実力には定評があります。

12枚目で、アンダーから選抜に抜擢される1期候補の中で、井上小百合はもっとも有力なメンバーと言えます。

CDTV年越しライブでセンター井上小百合が秀逸なダンスを披露、「アンダー」の概念が変わった夜 [04Jan15]


しかし、このブログで、彼女が選抜入りする可能性は低いと予想していたのは、7月22日(水)の12枚目発売に対して、7月12日(日)から20日(火祝)まで、舞台『帝一の國』の東京公演が行われ、その後、25日(土)と26日(日)には、大阪公演が控えているからです。

CD発売前の重要な新曲キャンペーン期間が、舞台の稽古と本番にがっつり重なっている。

しかも、井上さんは、6月28日(日)まで続く舞台『じょしらく』にも出演するので、6月から7月の2ヶ月は、芝居漬けの生活にならざるを得ない。

12枚目表題曲を披露する音楽番組やフェスなどへの参加は厳しい筈で、握手会人気とパフォーマンスの実力は十分ですが、スケジュール面から、12th選抜への抜擢は、さすがにないだろうと思っていました。

ところが、運営は、1期枠を増やして、井上小百合を選抜入りさせました。


これほどの「無理筋」を押し通した理由ですが、一番考えられるのは、アンダーセンターとしてアンダーライブを成功させたメンバーを、次の次のシングルで選抜入りさせるという、暗黙の「ルール」にこだわった可能性です。

9枚目「夏のFree&Easy」でアンダーライブを軌道に載せた伊藤万理華は、10枚目「何度目の青空か?」でセンターではないアンダーを経験、11枚目「命は美しい」で選抜入りしています。

10枚目でアンダーセンターとしてライブを引っ張った井上小百合も、11枚目で、アンダーセンターを中元日芽香に譲り、12枚目で選抜入りして、まったく同じコースを歩んでいる。


アンダーライブを連日満員にすることは、乃木坂のパフォーマンス力向上に、あるいはイメージ面でも、大きなプラスとなるのは間違いなく、圧倒的な業績を挙げたメンバーを昇格させないとなると、アンダー全体の士気が下がるという判断があるのかもしれません。

11枚目のアンダーセンターである中元ひめたんは、伊藤まりっか、井上さゆにゃんと、同じプロセスを辿っているので、今回は涙を飲んだけど、NHK紅白歌合戦のステージを中軸で担う可能性のある13th選抜への抜擢は、期待が高まりますね。

そして、こういった「ルール」がおぼろげながらでも見えてくると、12thアンダーで、誰がセンターになるのか、違った緊張感で注目するようになります。

まあ、アンダー人事にもファンの目を惹き付けておきたい、その辺が運営の一番の狙いという気もしますが(笑)。


斉藤優里と新内眞衣の抜擢は、全国ツアー対策が決め手か

(表2)が示すように、11th選抜の1期メンバー15人は、生駒里奈を除き、全員が14位以内に入っています。

しかも、CDセールスそのものでは、ボーダーラインに位置している伊藤万理華と星野みなみも、(表3)のように、完売部数の伸びが極めて大きく、握手会成績という観点では、とてもアンダーという雰囲気にはなりません。

加えて、2シングル前のアンダーセンターを抜擢するという「ルール」から、井上小百合が入ると、どうしても1期枠を増やす必要が出てくる。

その結果、松井玲奈が抜けたにも関わらず、12th選抜の定員を18人にする措置が取られたのだと思います。


問題は、ここからです。

11th選抜1期である握手会人気トップ14人に生駒里奈と井上小百合を加えると16人で、このまま行けば2期枠は2人となります。

2期2枠であれば、CDセールスが二期生トップの堀未央奈は、12枚目も選抜入りしたかもしれません。

ところが、ここで別の判断が下され、残りの2枠に、斉藤優里と新内眞衣が入ることになった。


この二人に共通するのは、どちらもダンスが上手く、安心してステージを任せられるということです。

12th選抜が担当する一番の仕事は、8月に行なわれる『真夏の全国ツアー2015』を成功させることです。

このライブツアーは、6都府県16公演に及ぶ大規模なイベントで、最後の東京公演は、神宮ライブ2Daysという、乃木坂の命運を掛けるようなシビレル展開になっている(笑)。

こういった失敗が許されないツアーを中心になって支える12th選抜を決める際、舞台栄えのするパフォーマンスが出来るかどうかは、選考の行方を左右してもおかしくありません。


(表2)を見ると、斉藤優里が中田花奈と並んで、18位に入っており、(表3)から、売り上げ枚数の伸びも4位と、前作から大きく躍進しています。

中元日芽香は、さらに良い成績を収めていて、ダンスも上手いのですが、アンダーセンター枠から昇格するタイミング、さらにはNHK第1『らじらー!SUNDAY』のレギュラーという紅白へ向けた「切り札」から、運営は、13枚目での選抜入りを想定した可能性があります。

結局、弾むダンスの楽しさ、握手会成績、そして「夏はゆったんだよな」というキャッチフレーズが噛み合って(笑)、彼女の抜擢に至った気がします。


一方、新内眞衣は、(表2)が示すように、握手会セールスは、北野日奈子と並び、2期メンバー中の2位で、以前から、その位置をキープしているのに、まだ選抜入りしていない。

さらに、長い手足と抜群のスタイルを生かしたダンスは、ステージでよく栄え、アンダーライブでも目立つ存在でした。

牛久ライブでの初ステージ以来、二期生の中では経験値が高く、とくに最近、フリ間違いの少ない、安定したダンスが披露出来るようになってきている。

乃木坂カフェを支えた功績、さらに言えば、アイドル&丸の内OL&カフェマネージャーの「兼任」による話題性も、メディアアピールの効果があったと、評価されたんじゃないでしょうか。

アンダーライブと『らじらー!』で飛躍する中元日芽香、乃木坂「ヒロイン」症候群と高山一実 [21Apr15]


年長選抜を加速させた堀未央奈のアンダー

結局、動かせない1期14人と生駒里奈に、握手会人気がアンダートップレベルの井上小百合と斉藤優里、二期生2番手で選抜未経験の新内眞衣を加え、定員一杯の18枠が埋まった形になっています。

まあ、誰を選抜入りさせるかに関しては、今回も相当厳密に握手会主義が適用されたと言えます。

しかし、一方で、アンダーから昇格した3人は、明らかに、舞台パフォーマンスに長じているメンバーで、運営の真意を知る術はありませんが、全国ツアーを強く意識した選考であることを感じさせます。

そして、2期は1枠となり、7枚目「バレッタ」から5作連続で選抜の堀未央奈が、センター経験者として初めて、アンダーに行くことになりました。


堀未央奈は、前作から完売を8部も伸ばし、握手会セールスは二期生トップの16位で、12th選抜18人に入っても、全然おかしくありません。

にも関わらず、アンダーとなったのは、むしろ、握手会人気に勢いが出てきたが故に、一度、アンダーを経験させる適切な時期であると、運営が判断したのかもしれません。

これだけ人気が上がってくれば、3列目残留より、アンダーに落とした方が、逆に、完売部数の跳ね上がりを期待出来るんじゃないか、というエゲツナイ目論見を疑ってみたくなります(笑)。

ただ、12thアンダーの構成はまだ発表されていませんが、選抜3列目を続けるなら、アンダーのフロントに入った方が、幅広い経験を積めるという意見には一理あります。

堀未央奈は、間違いなく、将来の「幹部候補生」で、彼女に対する運営の姿勢には、手法に納得出来ない部分はあるけど、並々ならぬ情熱を感じさせられてきたので、今回の措置も、その流れの中にあると思います。


上述したように、12th選抜は、全国ツアー対策の色合いが濃く、今回は、アンダーに行って、パフォーマンス力を鍛えて欲しいというメッセージなのかもしれません。

堀ちゃん、かなりショックを受けているとは思うけど、前向きに捉えて、タレントとしての足場をコツコツ固めて欲しいです。

まあ、『乃木坂工事中』は出演者を選抜に限定する感じではないし、二期生の「掘り下げ」コーナーの司会を任され、『Rの法則』レギュラーでもあって、自己アピールの場は決して少なくないと思います。


堀未央奈にはこれまで通り、元気に頑張って欲しいけど、彼女をアンダーにした運営の方針に賛成かというと、それは話が別です。

次の表は、12枚目の選抜とアンダーの平均年齢です。

(表4) 12枚目各グループ構成メンバーの平均年齢

12th選抜
1列目5人:20.2歳
2列目5人:21.2歳
3列目8人:20.0歳
全18人:20.4歳

12thアンダー
1期09人:18.6歳
2期10人:17.0歳
全19人:17.7歳

乃木坂全37人:19.0歳

# 2015年5月11日現在


12th選抜メンバーの平均年齢は20.4歳、一方、12thアンダーは17.7歳で、なんと2.7歳も高い。

さらに、乃木坂全員の19.0歳より、1.4歳高くなっていて、選抜メンバーが年長組に偏り、年少メンバーが排除されている実態が浮き彫りになっています。

それもその筈で、12th選抜の中学高校生メンバーは、星野みなみと齋藤飛鳥の二人だけで、堀未央奈と相楽伊織がアンダーとなったことで、11th選抜より、さらに年齢層が上がっています。


全国ツアーといった失敗出来ないイベントに際して、より信頼度の高い年長メンバーを優先的に抜擢する気持ちは、分からなくもないけど、そういうシビアな場面にこそ、若いメンバーをぶつけて行かないと、いつまで経っても乃木坂の底上げは期待出来ないでしょう。

握手会セールスを下げない、安心安全な方向に流れて、人事面でチャレンジする気持ちを失った結果、乃木坂の選抜は年長メンバーだらけになってしまって、年少組は置き去りにされたままという重苦しい空気が漂っている。

星野みなみや齋藤飛鳥が「妹キャラ」になっているのは、周りが全部年上だからで、若い二期生を選抜に数多く抜擢して、二人にチームを引っ張らせれば、たちどころにリーダーキャラに変貌すると思いますよ、しかもかなり当たり強めな(笑)。

そうなると、仕事への自覚がさらに深まって、次の乃木坂が見えてくるんじゃないでしょうか。


(表4)を見ていると、今のままでは、乃木坂に「次」がないことを、しみじみ感じさせられます。

選抜回数の少ないメンバーの場合は、年齢に関わらず、アンダーから抜擢することに賛成出来るけど、同じ顔ぶれの年長メンバーが、1列目2列目を占め続ける構図は、そろそろ変えてくべきだと思います。

ユニットやチーム制など、いろんな知恵がある筈で、乃木坂の未来を見据えた工夫を、一刻も早く進めて欲しいですね。


生駒里奈センターと高山一実2列目にみる『乃木坂って、どこ?』の「リニューアル」ショック

12th選抜は、7月10日(金)公開の映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』をプロモーションすることが、一つの使命の筈で、そのフロントが、宣伝用ポスターに登場する5人で占められるのは、まあ予想通りでした。

センター生駒里奈は、一見、意外な感じがするけど、3列目から2列目に上がったのが、担当30部を全完売した衛藤美彩、あるいはほぼ全完売した松村沙友理ではなく、9部完売の高山一実だったことと併せると、そこに一つの考え方が見えてきます。

テレビバラエティで活躍する二人を抜擢することで、メディアへのアピールを強めていくという発想です。


「あらかじめ語られるロマンス」のスタジオライブをなぜ放送しないのかという声をよく聞きます。

私も、このステージをぜひ観てみたいのですが、よく考えると、11枚目収録のMV付きカップリング曲ですら、『乃木どこ?』でスタジオライブを観た記憶がなく、西野七瀬ソロ曲「ごめんね、ずっと」のように、MVそのものを流すに留まっています。

推測される理由は一つで、音楽スタジオを借りて、ライブを収録する予算が限られているからだと思います。

そして、今後、表題曲のライブですら、『乃木坂工事中』で流せるかどうか分からない中、MVなしのカップリング曲である「あらロマ」はさらに無理なのかもしれません。


乃木坂は、3年以上続いた冠番組の「リニューアル」を余儀なくされ、明らかに番組予算がカットされる中、スタジオライブすら難しくなっている可能性がある。

つまり、アイドルグループとして、大幅に対外発信力を失いつつあり、「リニューアル」は運営にとって、相当なショックだったと思います。

そして、ここに至った原因は、視聴率を稼げず、思うようにスポンサーを獲得出来なかったことでしょう。


このピンチを乗り越えるには、とにもかくにも、乃木坂のメディアアピールを強化する必要があります。

『乃木坂工事中』で、選抜やアンダーにあまりこだわらず、メンバーを出演させているのは、しゃべれるメンバー、賑やかなメンバーを番組の中心に置いて、もっと番組を面白くしようという意図だと思います。

実際、日テレ『NOGIBINGO!4』では、以前から、高山一実と秋元真夏だけでなく、アンダーの能條愛未、川後陽菜、永島聖羅を頻繁に起用して、番組進行の軸に据えてきました。

また、イジリー岡田がブタになって、齋藤飛鳥を飼い主に指名したのも、今後使える新キャラの開発を念頭に置いた試みで(笑)、こういった工夫があるから、Season4まで続けてこられたのでしょう。


12th選抜において、生駒里奈をセンター、高山一実を2列目に抜擢したのは、一般知名度が高く、ゴールデンのバラエティで活躍する二人にスポットを当てて、目立つ乃木坂にすることが一つの目的だと思います。

目立たなければ、一般層は振り向かないし、視聴率が上がらず、スポンサーはついてくれません。

握手会人気を重視し過ぎた、出演メンバーの選択を長年続け、徐々に数字が取れなくなり、スポンサーが離れ、「リニューアル」という名の大幅予算カットを余儀なくされ、シングル収録曲のスタジオライブを流せるかどうかすら微妙な状況に陥ってしまった。

冠番組が直面した厳しい現状を打破するために、12th選抜の選考では、握手会主義を一部緩和して、CDセールスの成績より、メディアアピール力を優先させた、いや、優先せざるを得なかったんじゃないでしょうか。

また、バラエティでの活躍を選抜序列に反映させることで、二人のメディアを介した一般層への影響力を評価する姿勢を示し、他のメンバーにも意識してもらう狙いがあるのかもしれません。


「命は美しい」のオリコン累計売り上げは59万枚に迫る勢いですが、一方、有線ランキングは、最高63位に終わりそうで、街に曲があまり流れていない状況です。

『乃木坂工事中』が数字を取れず、打ち切りとなったら、乃木坂はさらに苦境に追い込まれていきます。

多額の経費が必要な大規模握手会を、著作権の塊であるCDの「おまけ」として開催することにはもともと無理があって、一般人気を高め、スポンサーを呼び込まなければ、アイドル活動を続けるのが困難になっていくのだと思います。

12th選抜における生駒里奈と高山一実の握手会主義に反した起用は、一般層やメディアにアピール出来る、しゃべれるメンバーが今不可欠という、運営の危機感を表している、そんな気がします。


まあ、生駒ちゃんやかずみんのトークが「面白い」かと言われると、「ん~、どうかな?」という返事になるけど(笑)、少なくとも、しゃべるよね、結構な分量。

バラエティで大事なのは、とにかく黙らず、しゃべることなので、これから他のメンバーも、どんどん言葉を発して、メディアアピールを強めて欲しいです。

以前は、松村沙友理が、AKB48総選挙やプリンシパルに合わせて「爆弾発言」したりして、結構、記事になってたんですが、文春騒動以降、すっかり大人しくなってしまって(笑)、残念です。

ただ、最近は「ダメリカンドッグ」など、スマッシュヒットが出始めていて、復調の兆しが見えてきたので(笑)、大いに期待しています。

さゆりんごには、西野七瀬や川村真洋とはまた違った、大阪人の良さがあるから、頑張って欲しいなと。


最後に、参考資料を二つ載せておきます。

(表5) 重要イベントの日程

05月10日(日) 『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』終了
05月10日(日)深夜 『乃木坂工事中』にて12th選抜発表
05月24日(日) 11枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

06月06日(土) 伊藤万理華の主演映画『アイズ』公開初日
06月07日(日) 11枚目第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 11枚目第6回最終個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月17日(水) 2nd LIVE DVD『乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE 2014.2.22 YOKOHAMA ARENA』発売
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
チーム「ら」万理華 優里 星野 堀 山崎
チーム「く」高山 松村 井上 佐々木 中田
チーム「ご」中元 衛藤 北野 能條 飛鳥
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

07月01日(水) 若月佑美の主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』初日 in あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
07月05日(日) 『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』千秋楽
07月09日(木) 11枚目発売記念スペシャルプレゼントの「サイン会」 in 都内某所
07月10日(金) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』公開初日
07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月22日(水) 12枚目シングルのCD発売
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 12枚目第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
07月26日(日)『帝一の國』大阪公演 千秋楽

08月01日(土) 生駒里奈の主演映画『コープスパーティ』公開初日
08月02日(日) 12枚目第2回個別握手会 in ポートメッセ名古屋
08月05日(水)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第01公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月06日(木)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第02公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月08日(土)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第03公演(17:00) in 日本ガイシホール
08月09日(日)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第04公演(11:00)&第05公演(16:00) in 日本ガイシホール
08月15日(土)『真夏の全国ツアー2015 広島』第06公演(17:00) in 広島サンプラザホール
08月16日(日)『真夏の全国ツアー2015 広島』第07公演(11:00)&第08公演(16:00) in 広島サンプラザホール
08月22日(土)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第09公演(17:00) in 福岡国際センター
08月23日(日)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第10公演(11:00)&第11公演(16:00) in 福岡国際センター
08月25日(火)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第12公演(18:00) in 大阪城ホール
08月26日(水)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第13公演(13:00)&第14公演(18:00) in 大阪城ホール
08月30日(日)『真夏の全国ツアー2015 東京』第15公演(17:00) in 明治神宮野球場
08月31日(月)『真夏の全国ツアー2015 東京』千秋楽第16公演(18:00) in 明治神宮野球場

09月13日(日) 12枚目第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
09月22日(火祝) 12枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

10月18日(日) 12枚目第5回個別握手会 in 幕張メッセ

11月22日(日) 12枚目第6回最終個別握手会 in パシフィコ横浜


(表6) 乃木坂46の歴代選抜のメンバー構成

#「*」は福神メンバー
# メンバー名は、前から見て左からの順に並べている

1st選抜 [3-4-9(16), 7福神]「ぐるぐるカーテン」
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 齋藤飛鳥 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 市來玲奈
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*

2nd選抜 [3-4-9(16), 7福神]「おいでシャンプー」
(3列目) 岩瀬祐美子 市來玲奈 斉藤優里 生田絵梨花 井上小百合 星野みなみ 西野七瀬 畠中清羅 宮澤成良
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 桜井玲香* 生駒里奈*(c) 中田花奈*

3rd選抜 [4-6-6(16), 7福神]「走れ!Bicycle」
(3列目) 斉藤優里 若月佑美 井上小百合 市來玲奈 伊藤万理華 深川麻衣
(2列目) 中田花奈 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 西野七瀬* 高山一実
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ* 桜井玲香

4th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「制服のマネキン」
(3列目) 能條愛未 齋藤飛鳥 若月佑美 井上小百合 深川麻衣 市來玲奈 西野七瀬 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*

5th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「君の名は希望」
(3列目) 伊藤寧々 中田花奈 井上小百合 西野七瀬 若月佑美 深川麻衣 永島聖羅 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*

6th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「ガールズルール」
(3列目) 伊藤万理華 井上小百合 中田花奈 若月佑美 星野みなみ 秋元真夏 深川麻衣 斉藤優里
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 西野七瀬* 高山一実*
(1列目) 松村沙友理* 白石麻衣*(c) 橋本奈々未*

7th選抜 [5-4-8(17), 8福神]「バレッタ」
(3列目) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 秋元真夏 深川麻衣 中元日芽香 川後陽菜 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 若月佑美*
(1列目) 西野七瀬* 白石麻衣* 堀未央奈(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*

8th選抜 [5-5-6(16), 5福神]「気づいたら片想い」
(3列目) 川村真洋 北野日奈子 樋口日奈 秋元真夏 和田まあや 高山一実
(2列目) 桜井玲香 若月佑美 生田絵梨花 松村沙友理 深川麻衣
(1列目) 堀未央奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生駒里奈*

9th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「夏のFree&Easy」
(3列目) 衛藤美彩 井上小百合 斉藤優里 星野みなみ 大和里菜 堀未央奈 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 桜井玲香* 深川麻衣* 生駒里奈*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*

10th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「何度目の青空か?」
(3列目) 衛藤美彩 若月佑美 堀未央奈 星野みなみ 高山一実 斎藤ちはる
(2列目) 松村沙友理* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 生田絵梨花*(c) 西野七瀬* 橋本奈々未*

11th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「命は美しい」
(3列目) 松村沙友理 相楽伊織 齋藤飛鳥 伊藤万理華 堀未央奈 星野みなみ 衛藤美彩 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生田絵梨花*

12th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「タイトル未定」
(3列目) 松村沙友理 斉藤優里 星野みなみ 齋藤飛鳥 伊藤万理華 井上小百合 新内眞衣 衛藤美彩
(2列目) 高山一実* 若月佑美* 桜井玲香* 秋元真夏* 深川麻衣*
(1列目) 白石麻衣* 西野七瀬* 生駒里奈*(c) 生田絵梨花* 橋本奈々未*


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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12枚目スケジュールから見える乃木坂の景色、加速する握手会依存とスポンサー獲得力の伸び悩み [07May15]

2015-05-07 18:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[地デ] 日曜深夜0時
5月10日(日) 24 : 00 ~ 24 : 30 テレビ東京『乃木坂工事中』
12th選抜発表。新選抜メンバーのトークも流れるようです。逆に言うと、11thからの継続メンバーはトークなしの可能性も。
乃木坂公式サイトの関連記事
テレビ愛知の番組公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


ここ数日で、12枚目シングルや全国ツアーに関する重要情報が、一気に出てきました。

まずは、12枚目の選抜発表、個別握手会の応募・開催の日程、CD発売などのスケジュールを見てみましょう。


12th選抜発表は、やはり『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』が終了する5月10日(日)の深夜に、『乃木坂工事中』で行なわれると告知されました。

この日付は予想通りですが、新選抜の披露前である今日7日(木)から、12枚目個別握手会の応募が始まります。

新曲のタイトルはおろか、歌うメンバーさえ分からない段階で、「発売記念握手会」への申し込みを受付けるわけで、異例な進め方と言っていいでしょう。

実は、去年の夏曲である9枚目『夏のFree&Easy』も、2014年5月9日(金)に個別握手会の応募が始まり、その2日後、5月11日(日)深夜の『乃木って、どこ?』で選抜発表がありました。

しかし、このときは、テレビ東京が世界卓球の試合を最後まで流すため、延長時間を確保する必要から、5月4日(日)深夜『乃木どこ?』の放送が直前で中止になった経緯があり、おそらく運営が意図せず、新選抜の発表が1週遅れてしまったのだと思います。


一方、12th選抜の発表には、そういった不測の事態が絡んでいる節はないので、担当メンバー披露前の応募スタートは、計画的に行なわれている感が強い。

まあ、グループ初の映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の公開が、4月の終わりに、急遽、5月から7月に変更されたので、この辺の事情が絡んで、個別握手会の応募開始が意図せず早まった可能性は、完全に否定は出来ません。

ただ、いずれにせよ、選抜発表の前に応募を始めたことは、12枚目シングルの初動を、大きく引き上げる効果があると思います。

(表1) 12枚目シングルに関する、個別握手会応募受付の日程

凡例
[個別握手会の応募受付次数] (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 受付時期が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入されるかもしれないことを示す
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

12枚目「タイトル未定」
発売日:2015年7月22日(水)
オリコン初動集計締切:2015年7月26日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:ほぼ確実に第11次分まで
# 11枚目は第8次分まで
初動算入分:??万枚
個別握手会総部数:740部
# 11枚目は713部
個別握手会日程:
発売 =4日=> 第1回 =119日=> 最終第6回 (全113日)
(1)2015/07/26(日) 京都パルスプラザ
(2)2015/08/02(日) ポートメッセ名古屋
(3)2015/09/13(日) パシフィコ横浜
(4)2015/09/22(火祝) パシフィコ横浜
(5)2015/10/18(日) 幕張メッセ
(6)2015/11/22(日) パシフィコ横浜

個別握手会応募スケジュール
[01次] (2015/05/07~05/08, -79d)
12枚目選抜発表:2015/05/10(日)深夜
[02次] (2015/05/14~05/14, -72d)
[03次] (2015/05/21~05/22, -65d)
[04次] (2015/05/28~05/29, -58d)
予想日程
[05次] (2015/06/04~06/05, -51d)
[06次] (2015/06/11~06/12, -44d)
[07次] (2015/06/18~06/19, -37d)
[08次] (2015/06/25~06/26, -30d)
[09次] (2015/07/02~07/03, -23d)
[10次] (2015/07/09~07/10, -16d)
[11次] (2015/07/16~07/17, -09d)
12枚目発売:2015/07/22(水)
[12次] (2015/07/23~07/24, -02d)
[13次] (2015/07/30~07/31, +05d)
13枚目選抜発表:2015/08/02(日)深夜
# 応募開始を12枚目第14次に重ねる場合
[14次] (2015/08/06~08/07, +12d)
[15次] (2015/08/13~08/14, +19d)
[16次] (2015/08/20~08/21, +26d)

12枚目スケジュール
選抜発表[05/10(日)] =73日(10週+3日)=> CD発売[07/22(水)]


12枚目における選抜発表からCD発売までの期間は、10週プラス3日で、以下のように、歴代シングル中、もっとも長い部類に入ります。

(表2) 選抜発表とCDリリースの日程的関係

01枚目選抜発表 ==06週+3日==> 01枚目発売
02枚目選抜発表 ==06週+3日==> 02枚目発売
03枚目選抜発表 ==09週+3日==> 03枚目発売
04枚目選抜発表 ==10週+3日==> 04枚目発売
05枚目選抜発表 ==09週+3日==> 05枚目発売
06枚目選抜発表 ==10週+3日==> 06枚目発売
07枚目選抜発表 ==07週+3日==> 07枚目発売
08枚目選抜発表 ==09週+3日==> 08枚目発売
09枚目選抜発表 ==08週+3日==> 09枚目発売
10枚目選抜発表 ==09週+3日==> 10枚目発売
11枚目選抜発表 ==08週+3日==> 11枚目発売
12枚目選抜発表 ==10週+3日==> 12枚目発売


さらに、個別握手会の応募を、選抜発表の前からスタートさせるので、オリコン初動には、第11次応募分までを確実に流し込めることになります。

11枚目「命は美しい」の初動算入は、第8次応募分までだったので、3次分も多く第1週に入るわけで、総部数が30部近くアップしたことと合わせると、現時点で、12枚目の前作越えはほぼ確実とすら言える状況です(笑)。


では、NHK紅白歌合戦へ向けた「勝負曲」となる13枚目のスケジュールはどうなるのでしょう?

12枚目個別握手会の第1次応募は、結局、11枚目第16次応募に重ねる形となりましたが、新選抜発表前の受付開始という、やや品位を欠いた手法を敢えて採用してまで、12枚目を急いでスタートさせたことを考えても、乃木坂運営の台所事情に余裕があるとは思えません。

実際、余裕のなさを示唆するような出来事が、最近、幾つか起こっています。


このゴールデンウィーク中、「命は美しい」に関して、二つの全国握手会と一つの個別握手会が行なわれ、運営からすれば、警備費、人件費、運搬費、交通費など、入場料を一切取らない「おまけ」イベントなのに、大変な額のお金が出ていったと思います。

5月2日(土)にパシフィコ横浜で行なわれた全国握手会では、物販に並ぶ人を上手く誘導出来ず、公式サイトにお詫び記事を載せる事態にまで至っています。

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1回しかない関東での全国握手会、しかも、大型連休の真っ只中、相当な数のファンが来場するのは、十分に予測可能な筈ですが、大きな混乱が生じてしまった。

お客さんを誘導するスタッフの数が足りていないんですね。

本来であれば、もっと人件費を投じて、来場者をきめ細かく整理誘導するシステムを作る必要があるのだけど、それが出来ていない。

また、5月6日(水祝)のポートメッセ名古屋における全国握手会で、ミニライブの最中に、メンバーを批判するようなプラカードを掲げた人がいたとの情報が、ネットに流れました。

事の真偽は不明ですが、観客の持ち物チェックや、整理誘導を適切に進めるられる、優秀なスタッフを十分な人数確保しなければ、「荒れた」イベントになっていく危険があります。


さらに、『乃木って、どこ?』が終わり、『乃木坂工事中』が始まっていますが、収録スタジオは小さくなり、別撮りのVTRが半分近くを占め、バナナマンとメンバーのトーク時間は短くなっている。

制作予算が大幅にカットされているのは明らかで、視聴率が思うように稼げず、スポンサーがなかなか付かない現状が透けて見えます。

また、公開予定の映画も、上映館がなかなか発表されず、CMの規模が小さく、『Documentary of 乃木坂46』のように、直前になって公開延期となるケースが出ています。


『日経エンターテイメント!』6月号の「タレントパワーランキング」では、女子アイドル部門で、生駒里奈15位、白石麻衣16位、生田絵梨花30位とトップ30に3人がランクイン、西野七瀬も32位に位置しているそうで、乃木坂メンバーの知名度と関心度は徐々に上がってきています。

しかし、そういった勢いが、スポンサーの獲得に結びついていない様に見える。

11枚目「命は美しい」は、スーツの「はるやま」がタイアップして、表題曲をCMに使ってくれましたが、店舗展開の関係から、乃木坂ファンがもっとも多い東京では、ほとんどCMが流れず、東京在住のファンは、内容をネット動画で確認するしかありませんでした。

振り返ってみると、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」は、バレンタインの時期に、明治チョコレートとタイアップ、2枚目「おいでシャンプー」と4枚目「制服のマネキン」はHTCの新型携帯、3枚目「走れ!Bicycle」はハウス食品のメガシャキのCMに採用されています。

当時、メンバーが出演する商品CMがテレビで頻繁に流れたことを考えると、乃木坂のスポンサー獲得能力は現在厳しい状況にあると見るのが妥当で、『乃木どこ?』の「リニューアル」や映画の公開延期などは、その流れの一つじゃないでしょうか。


そして、スポンサー不足になると、握手会セールスへの依存度が上昇します。

次回の『NOGIBINGO!4』は、なぜか西野七瀬のフィーチャーで、「変身」というテーマはどこへ行ったのか訊きたくなるけど(笑)、12枚目個別握手会の応募初期ということで、ななせまるの完売スピードを一気に上げて、第2回か第3回で全完売させ、急速に収入を得たいという運営の意図を、どうしても感じてしまいます。

実際、12枚目の第1回応募は、従来より、申し込み枚数の初回制限が緩やかだそうで、もう、やる気満々という空気がみなぎっている(笑)。


また、5月20日(水)のフジテレビ『水曜歌謡祭』には、再び、生田絵梨花、白石麻衣、西野七瀬が出演するようです。

ピアノが弾ける生田絵梨花はともかく、桜井玲香や衛藤美彩、あるいは中元日芽香や川村真洋を順番に出演させて、歌唱メンバーを広く育てるのではなく、何度も、まいやんとななせまるを送り込むのは、極めて速いスピードで全完売を出してくれる、この二人の販売力に、運営がこれまで以上に依存しつつある状況の反映じゃないでしょうか。

西野白石が30部全完売を達成するだろう5月が終わると、次は、桜井衛藤のテレビ出演が増えていくんじゃないか、あまりにシニカルな見方だけど(笑)、そんな気がしてきます。


さて、乃木坂のスポンサー獲得能力が伸び悩み、握手会セールスへの依存度が急上昇しているとすれば、13枚目個別握手会の応募開始は、12枚目第14次応募当たりに重ねるのが当然で、今回のように、第16次まで待つなんてことは、ちょっと考えられません。

(表1)の「予想日程」に書いておきましたが、そうなると13th選抜発表は、8月2日(日)深夜との予測が出てきます。

そうですね、7月22日(水)に12枚目を発売して、たった11日後に次の選抜発表になり、あまりに早いです。

しかし、神宮球場で行なう『真夏の全国ツアー2015』千秋楽公演は8月31日(月)、このステージで13枚目表題曲を披露するのが、もっとも効果的な筈で、8月2日(日)深夜の選抜発表は、そこへ向けたタイミングとしては悪くありません。


4枚目「制服のマネキン」は2012年12月19日(水)発売で、5th選抜は年明けの2013年1月6日(日)深夜。

正月休みを挟んで、たった18日の間隔しかなく、こういった異常に早い新選抜発表は、例がないわけじゃない。

もちろん、11日となると史上最短ですが、12枚目のCDセールスを早期に爆上げして、さっさと次に行けば何とかなるという発想は、かなり無茶だけど(笑)、あり得ないとは言い切れません。


とくに、8月の全国ツアーは、30日(日)と31日(月)の神宮最終ライブを含め、6都市16公演という大規模なもので、花火を打ち上げるにも、もちろんタダではなく(笑)、莫大な経費が必要になるのは間違いありません。

乃木坂の累計観客動員数を大幅にアップして、紅白へ向けた実績を作ることが最大の目的だと思いますが、規模が大きくなれば、その分、お金が掛かるのは当然です。

一方、チケット代はそれほど高額に出来ないので、演出を豪華にすれば、入場料収入だけで全部をカバーするのは難しくなる。

ユーミンは、CD売り上げで稼いだお金を、コンサートでほとんど使い果たすという噂がありましたが、観客が十分に満足するステージを、納得の値段で提供するのは至難の業なのだと思います。

そして、乃木坂の場合、大口スポンサーが付いてくれなければ、あとは握手会セールスで経費を捻出するしかなく、12枚目応募で「1期10」がほぼ全完売を出す第14次を過ぎても、13枚目応募を始めず、コツコツと12枚目個別だけを売り続けていく余裕はない気がします。

12枚目発売と13th選抜発表の間隔が、どんなに短くなろうとも、資金を新たに集める必要に迫られれば、構わず、次の応募を開始するんじゃないでしょうか。


8月2日(日)深夜に13th選抜が発表される場合、CD発売日は以下のように予測されます。

13枚目の予想スケジュール
選抜発表[08/02(日)] =08w+3d=> CD発売[09/30(水)]
選抜発表[08/02(日)] =09w+3d=> CD発売[10/07(水)]
選抜発表[08/02(日)] =10w+3d=> CD発売[10/14(水)]

紅白歌合戦の出場歌手は、毎年11月終わりに発表されるので、13枚目が紅白を睨んだシングルであれば、10月7日(水)くらいが限度でしょうか。

12枚目は、上で述べたように、選抜発表からCD発売まで、10週プラス3日を確保して、さらに、個別握手会の第1回応募を前倒して行なっているので、第11次応募分までを初動に流し込める見通しです。

一方、10月7日(水)に13枚目発売であれば、9週プラス3日で、普通に応募を始めると、第9次分までが確実に算入出来る限度で、初動前作割れの危険が出てきます。

そのため、13枚目の応募は、12枚目と同じく選抜発表前に開始して、さらに、個別握手会の総部数を大幅に増やす可能性があります。


しかし、個別握手会を7日にして、最高担当を35部にすると、西野白石は全完売の達成を期待出来るけど、他のメンバーが対応出来なければ、かえってCDセールスが落ちてしまいかねません。

つまり、13枚目は、握手会人気トップ以外のメンバーによる売り上げが重要になってくる可能性があって、「大抜擢」や「大改変」が起こるとすれば、13th選抜という気がしています。

逆に、12th選抜は、これ以上ないというくらい手堅い選考で決めるんじゃないかと、ちょっと心配です(笑)。

まあ、数日後に分かることなので、今さら、あれこれ予想しても、あまり意味はないですが。


スポンサーを呼び込めなくなっているとすれば、選抜にせよ、外仕事にせよ、握手会人気を重視し過ぎるメンバーの抜擢が原因の一つだと思います。

しかし、スポンサーを見つけるのが難しくなればなるほど、握手会セールスへの依存度が高まり、握手会人気トップメンバーがあらゆる場面で、重点的に起用される傾向が強くなる。

悩ましいジレンマです。

しかし、「乃木坂とは何か?」という問いに対して、「AKB48の公式ライバル」以上の答えを、未だに見つけられないとなると、グループコンセプトの漂流は今後も延々と続き、一般アピール力の向上はなかなか望めません。

そうなると、思うように視聴率や一般人気を獲得出来ず、いつまで経っても、握手会依存を止められない状況に陥ってしまいます。


せめて、歌唱の軸となるメンバーを数人固定して、乃木坂の「歌声」を確立出来れば、グループを特徴付ける強力なポイントになりますが、CDデビュー4年目に入っても、ファンが一斉に思いつくような、乃木坂の象徴的な「歌声」は、残念ながら見当たりません。

中島みゆき、サザンオールスターズから、ドラえもんに至るまで(笑)、声による特徴付けは、人気獲得の要で、この辺からコンセプトを構築して欲しいですね。

「歌声」が頭に浮かばない歌手を応援してくれる人が、スポンサーの担当者であれ、一般層であれ、なかなか出てこないのは当然ですから。


まあ、余裕がなくなると、ひたすら西野七瀬と白石麻衣をフィーチャーしようとする運営の工夫のない姿勢こそが、乃木坂のグループとしてのアピール力向上を妨げている一番の原因だと思います。

そして、12枚目に入っても、その発想は変わるどころか、ますます強化されている印象を受ける。

西野白石は、何でも出来るスーパーマンではなく、得手不得手のジャンルを持った、個性のあるメンバーなのだから、他のメンバーと同じく、二人が輝き、その結果グループも輝く、効果的な起用法が存在する筈です。

メンバーとグループの両方が魅力を増す、適材適所での印象的な抜擢を考えず、握手会人気トップのメディア露出を機械的に増やすだけでは、乃木坂の未来は見えてこないでしょう。


最後に、今後の日程をまとめておきます。

(表3) 重要イベントの日程

05月02日(土) 11枚目第2回全国握手会 in パシフィコ横浜
05月03日(日祝) 11枚目第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
05月06日(水祝) 11枚目第3回全国握手会 in ポートメッセ名古屋
05月10日(日) 『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』終了
05月10日(日)深夜 『乃木坂工事中』にて12th選抜発表
05月24日(日) 11枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

06月06日(土) 伊藤万理華の主演映画『アイズ』公開初日
06月07日(日) 11枚目第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 11枚目第6回最終個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月17日(水) 2nd LIVE DVD『乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE 2014.2.22 YOKOHAMA ARENA』発売
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
チーム「ら」万理華 優里 星野 堀 山崎
チーム「く」高山 松村 井上 佐々木 中田
チーム「ご」中元 衛藤 北野 能條 飛鳥
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

07月01日(水) 若月佑美の主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』初日 in あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
07月05日(日) 『ヴァンパイア騎士ナイト-Revive-』千秋楽
07月09日(木) 11枚目発売記念スペシャルプレゼントの「サイン会」 in 都内某所
07月10日(金) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』公開初日
07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月22日(水) 12枚目シングルのCD発売
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 12枚目第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
07月26日(日)『帝一の國』大阪公演 千秋楽

08月01日(土) 生駒里奈の主演映画『コープスパーティ』公開初日
08月02日(日) 12枚目第2回個別握手会 in ポートメッセ名古屋
08月05日(水)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第01公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月06日(木)『真夏の全国ツアー2015 宮城』第02公演(18:00) in ゼビオアリーナ仙台
08月08日(土)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第03公演(17:00) in 日本ガイシホール
08月09日(日)『真夏の全国ツアー2015 愛知』第04公演(11:00)&第05公演(16:00) in 日本ガイシホール
08月15日(土)『真夏の全国ツアー2015 広島』第06公演(17:00) in 広島サンプラザホール
08月16日(日)『真夏の全国ツアー2015 広島』第07公演(11:00)&第08公演(16:00) in 広島サンプラザホール
08月22日(土)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第09公演(17:00) in 福岡国際センター
08月23日(日)『真夏の全国ツアー2015 福岡』第10公演(11:00)&第11公演(16:00) in 福岡国際センター
08月25日(火)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第12公演(18:00) in 大阪城ホール
08月26日(水)『真夏の全国ツアー2015 大阪』第13公演(13:00)&第14公演(18:00) in 大阪城ホール
08月30日(日)『真夏の全国ツアー2015 東京』第15公演(17:00) in 明治神宮野球場
08月31日(月)『真夏の全国ツアー2015 東京』千秋楽第16公演(18:00) in 明治神宮野球場

09月13日(日) 12枚目第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
09月22日(火祝) 12枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

10月18日(日) 12枚目第5回個別握手会 in 幕張メッセ

11月22日(日) 12枚目第6回最終個別握手会 in パシフィコ横浜


ところで、福神による「別プロジェクト」はどうなったんでしょうか?

『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の7月10日(金)公開に合わせて、6月になんらかのプロモーションイベントをやるのかもしれませんね。

1期募集の「新プロジェクト」と秋の「プリンシパル」も控えていて、メンバーが忙しいのは間違いない。

斉藤優里は、喉を痛めて苦しんでいるようですが、他のメンバーも決して無理しないで、乗り切って下さいませ。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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乃木坂12th選抜予想、生駒1列目衛藤2列目、優里中元、琴子蘭世が有力も、変動小さな短期政権か [01May15]

2015-05-01 18:00:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[地デ] 日曜夜7時
5月3日(日) 19 : 00 ~ 21 : 54 日テレ『明石家さんまの転職DE天職4』
「転職」をテーマにした明石家さんまのバラエティ3時間スペシャル。生駒里奈と白石麻衣が出演。
日テレ公式の番組紹介ページ

[AM] 日曜夜8時5分
5月3日(日) 20 : 05 ~ 23 : 00 NHKラジオ第1『らじらー!SUNDAY』
第1日曜の乃木坂回。中元日芽香がアシスタントを担当、ゲストは秋元真夏。ひめたんの登場はおそらく9時以降、真夏さんは10時頃の予定。
『らじらー!』の番組公式サイト
中元日芽香の2015/04/30_23:36ブログ

[AM] 日曜夜8時30分
5月3日(日) 20 : 30 ~ 21 : 00 文化放送『乃木坂の「の」』
星野みなみMCの3回目。
『乃木坂の「の」』番組公式サイト

[地デ] 日曜深夜0時
5月3日(日) 24 : 00 ~ 24 : 30 テレビ東京『乃木坂工事中』
生田絵梨花をフィーチャーする回。ピックアップするアンダーメンバーは寺田蘭世。
テレビ愛知の『乃木坂工事中』番組公式サイト
乃木坂公式サイトの関連記事

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



そういう感覚に、「ベクション」という名前が付いていて、大学で研究している専門家がいるなんて、初めて知りました。

高山一実が出演した昨日の『キワミコトノハ得心寺』は、聞いたことのない言葉の意味をあれこれ想像しながら、最後、正解に辿り着くという情報バラエティで、NHK特有の「お勉強感」が気になるものの(笑)、なかなか面白い内容でした。

ガソリンスタンドに、乗ったまま洗車するマシーンがありますが、エンジンを切って完全に停止しているのに、機械が迫って来るのを観ていると、自分が前に進んでいる気分になって、若干、気持ち悪いことありますよね。

そう!、「ベクション」です(笑)。


「ベクション」は、動いているものを見たとき、自分との相対速度から感じる脳の錯覚で、番組では、駅で止まっている電車に乗り込んで出発を待っているとき、隣の電車が動き始めると、むしろ、こちらが動き始めたと、一瞬勘違する現象を紹介していました。

高速道路では、上り坂に気づかず、速度が落ちてしまい、渋滞が発生することがあるそうですが、その防御策として、あるトンネルでは、側壁に帯状の電光掲示板を設置し、車の進行方向に一定のスピードで流れる光の点滅波を見せていました。

ドライバーは、動く光との相対速度から、「ベクション」によって、スピードダウンを強く意識するので、アクセルを踏んで、車速を保つ効果があるのだそうです。


バラエティ番組と言っても、NHKにありがちな真面目さの漂う、かなり堅い内容で、ゲストも笑福亭笑瓶や小林幸子といった、トークでは、割と静かな部類に入る人たちだったのですが、そんな中、高山一実が積極的に発言して、上手く場を盛り上げていました。

キャッチフレーズが「1億人の親戚」というだけあって(笑)、かずみんは和み系の雰囲気を醸し出すことには、他の追随を許さない才能があって、『乃木坂って、どこ?』で、子どもたちに先生として教えたときも、一番、生徒がリラックスする授業になっていました。

最近、『しくじり先生』に頻繁に呼ばれるのも、失敗談の連続で、スタジオがギスギスした空気になりそうなとき、高山さんがフレンドリーな発言と可愛いルックスで緩和してくれるからじゃないでしょうか。


昨日の『キワミコトノハ得心寺』では、この癒し系オーラに加えて、トークの中味でも頑張っていて、高山一実がいないと、バラエティとして成立しないレベルにまで貢献していました。

まあ、年齢的にも、若手芸人のような働きを期待される並びで(笑)、立ち位置が分かった瞬間、かなり緊張したと思うけど、よく役割をこなしたんじゃないでしょうか。

先日の『NOGIBINGO!4』では、秋元真夏による「可愛く見える方程式」のレクチャーで、最後の1人になっても席を立たず、前歯でスルメを食べる件まで感心しながら聞き入って、最後の最後、真夏さんのオチ直前に出て行くという技を炸裂させ、「おお~!、かずみん、ノリツッコミやないか、成長したなあ」と感慨深いものがありました。

以前、「ショージキ将棋」で橋本奈々未に声のことをいじられたときは、ガチで泣き出して、自分の番が終わっても、ひな壇でずっと泣き続けるという、放送事故レベルの収録になったことがあり(笑)、当時から考えると、テレビタレントとして、格段の進歩を遂げたと言っていいでしょう。

山口百恵になる夢は遠ざかっている気もするけど(笑)、大丈夫です、百恵さんだって、今の時代にアイドルだったら、バラエティに出演して、ワサビ寿司くらいは食べさせられて、さほど変わらないことさせられていると思うから。

とにかく、テレビバラエティに頻繁に呼ばれるって、現代アイドルにとっては、もっとも強力なアピールポイントで、確実に「次」につながる活動なので、「むしろ、喜ばなくちゃ~」じゃないかな(笑)。

乃木坂の風 10Aug13 ~ 高山一実のバラエティへの道、声とキャラを考えてみる


高山一実が頭角を現し始めた今日この頃ですが、期間限定「乃木坂カフェ2015」の閉店が、5月10日(日)に迫ってきました。

乃木坂カフェは、11枚目「命は美しい」キャンペーンの目玉イベントなので、それが終わると、ファンの関心が12枚目へ一気に向かい、いよいよ12th選抜発表の雰囲気が盛り上がってきます。

さらに、グループ初の映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』は7月10日(金)に公開することが発表されましたが、この近辺で12枚目をリリースするならば、5月上中旬に選抜を発表するのが普通で、やはり新体制のお披露目が迫っていることになります。

匿名掲示板を使った例の情報リークも、ゴールデンウィーク明けの選抜発表を示唆しているそうで(笑)、もし従来通り、『乃木坂工事中』で放送されるのであれば、5月10日(日)か17日(日)の可能性が高いと言えます。


そこで、今日は、新選抜に誰が選ばれるのか、昨日判明した「命は美しい」個別握手会第14次応募終了後の完売状況から、予想してみましょう。

まずは、推定売り上げ枚数による順位表から。

(表1) 11枚目「命は美しい」個別握手会第14次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は11th選抜メンバーで、続く(括弧)内の数字は何列目かを示している。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣*(2)
[01] 30部/30部 (1.00; 06次) 秋元真夏*(2) 橋本奈々未*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 08次) 衛藤美彩*(3)
[01] 30部/30部 (1.00; 10次) 若月佑美*(2)
[01] 30部/30部 (1.00; 11次) 生田絵梨花*(1)
[09] 28部/30部 (0.93; 13次!) 桜井玲香*(2)
[09] 28部/30部 (0.93) 松村沙友理*(3)
[11] 28部/28部 (1.00; 14次) 齋藤飛鳥*(3)
[12] 12部/28部 (0.43) 伊藤万理華*(3)
[13] 09部/30部 (0.30) 高山一実*(3)
[14] 18部/22部 (0.82) 星野みなみ*(3)
[15] 11部/22部 (0.50) 井上小百合
[16] 10部/22部 (0.45) 堀未央奈*(3)
[17] 09部/22部 (0.41) 中元日芽香
[18] 07部/22部 (0.32) 斉藤優里 中田花奈
[20] 05部/22部 (0.23) 永島聖羅
[21] 03部/22部 (0.14) 生駒里奈*(2)
[22] 04部/16部 (0.25) 北野日奈子 新内眞衣
[24] 03部/12部 (0.25) 川後陽菜
[25] 02部/10部 (0.20) 伊藤かりん 山崎怜奈 渡辺みり愛
[28] 00部/12部 (0.00) 相楽伊織*(3) 樋口日奈
[30] 05部/06部 (0.83) 能條愛未
[31] 04部/06部 (0.67) 佐々木琴子 寺田蘭世
[33] 03部/06部 (0.50) 鈴木絢音
[34] 05部/05部 (1.00; 08次) 松井玲奈*(1)
[35] 01部/06部 (0.17) 川村真洋 和田まあや
[37] 00部/06部 (0.00) 斎藤ちはる 伊藤純奈

# 桜井玲香は情報公開のタイミングから、確実なデータはないが、13次受付で全完売した可能性が濃厚


名前に「*」が付いた人は、11th選抜のメンバーですが、表に示されている通り、選抜入りしている1期の15人は、トップの西野七瀬から14位の星野みなみまで、生駒里奈を除いた全員が15位以内にランクインしています。

しかも、14位の星野みなみと15位井上小百合の間には、推定売り上げ枚数で見ると、かなり大きめの差があるので、握手会人気の14位までが、一つの上位グループを形成して、それがそのまま選抜1期メンバーに対応している。

握手会人気に基づく選抜予想を、これまで何度もやってきたけど、1列目から3列目に至るすべての1期メンバーが、そのまま上位を独占しているなんて順位表、初めて見ました。


これまでは、アンダーから2人か3人、上位に食い込むメンバーがいて、そのメンバーの選抜入りを予想すれば、大抵当たったんですが(笑)、今回は、そういうことがない。

12th選抜における1期の定員が、11thと同じ15人であれば、上位に入っている14人は動かせないので、あと生駒里奈の1枠しか残っていません。

しかし、生駒ちゃんは、過去の選抜選考で、握手会主義の例外として扱われてきた上に、2列目からアンダーへ行ったケースはなく、しかも、今回は、後で述べるように、むしろフロントに昇格する可能性が高い。


つまり、握手会主義に従えば、今の11th選抜には、アンダーと入れ替える1期メンバーは誰もいないことになります。

現選抜メンバーにとっては嬉しいことだけど、アンダーメンバーにとって、残念極まりない話です。

そして、予想をする上で重要なのは、乃木坂運営が、この事態をどう捉えているかといことです。


12th選抜の選考に対する、運営の方針を推測するために、新選抜に課されるだろう役割や性格を考えてみます。

主なものは、以下の三つです。

特徴(1) 映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』のプロモーションを担当
特徴(2) 活動期間が短くなる可能性が高い
特徴(3) 夏の全国ライブツアーを担当


12枚目シングルのCDリリースは、『Documentary of 乃木坂46』の封切り時期と重なる可能性が濃厚で、12th選抜は、新曲キャンペーンに加えて、映画のプロモーションを行なうことが要求されます。

新曲も映画も、当然、12thフロントがキャンペーンの中心になりますが、そのとき、1列目の誰々は、実は、この映画にほとんど出ていないんですよ、なんてことがあったら、様になりません(笑)。

つまり、映画の主役をそのままフロントにすればスムーズな宣伝が出来る。

先日公開された映画のポスターには、白石麻衣、生駒里奈、西野七瀬、生田絵梨花、橋本奈々未が登場しており、そうですね、この5人が12th選抜のフロントじゃないでしょうか、あっさりと(笑)。

念のため、11th選抜の構成を以下に示しておきます。

<1列目>
松井玲奈(3) 白石麻衣 (11) 西野七瀬 (11) 橋本奈々未 (11) 生田絵梨花 (10)
<2列目>
若月佑美(9) 秋元真夏(8) 生駒里奈 (11) 桜井玲香 (11) 深川麻衣(9)
<3列目>
松村沙友理(11) 相楽伊織(1) 齋藤飛鳥(4) 伊藤万理華(4) 堀未央奈(5) 星野みなみ(9) 衛藤美彩(4) 高山一実 (11)

# メンバー名後ろの(括弧)内の数字は、これまでの選抜入り回数


おそらく、松井玲奈が抜けて、その代わりに生駒里奈がフロントに入るのだと思います。

すると、2列目が4人となって、1列目5人とバランスが悪いので、3列目から1人、2列目に上げる必要が出てきます。

これが誰かということですが、こういう判断をする際、乃木坂の運営は、握手会成績を鬼のように重視します(笑)。


(表1)に示されているように、3列目で握手会成績がもっとも良いのは、30部を第8次で全完売した衛藤美彩です。

「MUSIC FAIR」で、渡辺美里と「My Revolution」をコラボしたとき、桜井玲香と共に、もっとも難しい出だしのパートを任されるなど、最近、重要ポジションへの抜擢が見られるようになり、プロ野球関係の外仕事も充実し始めています。

握手会人気が高く、歌とダンスが上手く、芝居やトークにも高い素質を持っている。

まあ、みさみさが3列目に据え置かれていること自体がもともと不自然なことで、間違いなく、2列目昇格の最有力候補でしょう。


では、12th選抜で、誰かが2列目に上がる場合、衛藤さんで決まりかというと、100%とは言えない部分がある。

松村沙友理は、30部全完売にはまだ届いていませんが、すでに28部を完売しています。

文春騒動を考えると、握手会成績への影響がこのレベルに留まったのは、運営にとって嬉しい誤算の筈で、さゆりん人気の底力は、極めて強靭というべきです。

「復活」をさらに確かなものにして、12枚目において、シングル発売前の全完売を狙うといった野望を運営が持てば、さゆりんを2列目に戻して、人気回復の援護射撃をする可能性を完全には否定出来ません。

従って、3列目から2列目への抜擢がある場合、11枚目の握手会成績から、みさ先輩が極めて有力だけど、さゆりんが選ばれても、予想だにしない人事とは思えません。


一方、衛藤さんの初福神、あるいは松村さんの福神復帰のどちらかが実現するかというと、どちらも実現しない場合がある。

というのは、映画の主役を引き立たせるため、12th選抜はフロントのみの5福神にするかもしれない。

加えて、生駒里奈までが福神という「生駒=福神ライン」が、ここ数シングルの傾向なので(笑)、彼女がフロントに入って、10福神から5福神に変更される可能性がないとは言えません。


まあ、「福神」制度は、もはや意味を失いつつあるので、みさみさもさゆりんも、それほど気にしないとは思うけど、12th選抜で2列目に入るかどうかは、紅白との関係で少なからぬ意味を持っています。

2列目からのアンダー行きがないということは、12枚目で2列目なら、13枚目は確実に選抜入りするわけで、乃木坂の紅白出場が決まったとき、大晦日にNHKホールのステージに立てる確率が高くなります。

12th選抜で2列目への昇格はあるのか、あったとすれば、誰が抜擢されるのか、間違いなく注目ポイントの一つと言えるでしょう。


次選抜は特徴(2)に書いたように、活動期間が短くなる可能性が大です。

紅白歌合戦の選考を考えると、勝負を掛ける13枚目は、出来れば9月中に発売したいところで、10月最初の水曜日である7日がリミットじゃないでしょうか。

選抜発表からCDリリースまでの期間は、オリコン初動に第8次応募までを確実に流し込める8週プラス3日が、ここ数シングルの下限なので、以下のように、

13th選抜発表[8月9日(日)] =8週+3日=> 13枚目発売[10月7日(水)]

となって、担当選抜の発表は、8月9日(日)がリミットになる。

5月10日(日)に12th選抜発表、7月15日(水)に12枚目発売だとすれば、CDリリースの25日以内に次選抜を発表するわけで、ファンもメンバーも「早いなあ」という印象を持つと思います。

しかも、舞台『じょしらく』の千秋楽が6月28日(日)と、シングル発売の17日前なので、12枚目の本格的キャンペーンは、非常に短い時間に限定されてしまいます。


活動が短期であると、運営の心理として、思い切った「お試し」抜擢をやりたくなるかもしれません。

また、12th選抜は、特徴(3)のように、在任期間の終盤に、夏の全国ツアーという大仕事が待っています。

ライブで重要なのは、パフォーマンス、とくにダンスが上手いこと、そして舞台栄えがすることです。

こういった点を念頭に置いて、12th選抜の3列目を予想してみます。


12枚目も1期が15人枠だとすると、(表1)で、生駒里奈以外の選抜14人がキレイに14位までを占めているので、上述したように、単純な握手会主義を適用すれば、入れ替えはありません。

ただ、入れ替えるとすれば、やはり、握手会人気が低めの選抜メンバーと高めのアンダーメンバーが、有力な対象として浮上します。

まず、アンダーの方ですが、15位井上小百合、17位中元日芽香、18位斉藤優里、中田花奈、19位永島聖羅と続き、一つのグループを作っていると見ることが出来ます。


このメンバーの中で、井上小百合の選抜入りは、可能性が低いと思います。

というのは、さゆにゃんは、6月28日(日)まで続く『じょしらく』に出演した後、7月12日(日)から20日(月祝)に『帝一の國』 東京公演、さらに25日(土)から26日(日)に大阪公演があり、稽古を考えると、12枚目のキャンペーンに参加出来るスケジュールには見えません。

新曲プロモーションの期間は、芝居に専念する形になるんじゃないでしょうか。

同様の理由と学業の関係から、樋口日奈が選抜入りする可能性も、12枚目では少ないでしょう。


すると、中元日芽香、斉藤優里、中田花奈、永島聖羅の4人に絞られます。

ここで、前作「何度目の青空か?」から、売り上げ枚数を伸ばした順位表を示しておきます。

(表2) 11枚目「命は美しい」個別握手会第14次応募終了時点における推定売り上げ枚数から、10枚目「何度目の青空か?」のそれを引いた、伸び枚数の順位表

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は11th選抜メンバーで、続く(括弧)内の数字は何列目かを示している。

[01] +25部/-03部 齋藤飛鳥*(3)
[02] +07部/-03部 中元日芽香
[03] +08部/-05部 伊藤万理華*(3)
[04] +06部/-04部 斉藤優里
[05] +13部/-04部 星野みなみ*(3)
[06] +09部/-09部 井上小百合
[07] +06部/-09部 中田花奈
[08] +03部/-01部 鈴木絢音
[09] +08部/-11部 堀未央奈*(3)
[10] +04部/-01部 佐々木琴子 寺田蘭世
[12] +02部/-02部 伊藤かりん 山崎怜奈
[14] +02部/-03部 新内眞衣
[15] +00部/+00部 渡辺みり愛
[16] +05部/-06部 能條愛未
[17] +02部/-09部 永島聖羅
[18] +00部/-01部 和田まあや
[19] +03部/-10部 北野日奈子
[20] +00部/-07部 生駒里奈*(2)
[21] +02部/-07部 川後陽菜
[22] +00部/+00部 生田絵梨花*(1) 衛藤美彩*(3) 松井玲奈*(1)
[25] -02部/+00部 桜井玲香*(2)
[26] -01部/-05部 高山一実*(3)
[27] +00部/-04部 斎藤ちはる
[28] +01部/-06部 川村真洋
[29] +00部/-06部 伊藤純奈
[30] -01部/-07部 相楽伊織
[31] -04部/-02部 樋口日奈
[32] -05部/-05部 白石麻衣*(1) 西野七瀬*(1) 橋本奈々未*(1) 秋元真夏*(2) 深川麻衣*(2) 若月佑美*(2)
[38] -07部/-05部 松村沙友理*(3)


ん~、齋藤飛鳥、凄まじいです、担当部数3部減少に対して、なんと25部も完売を伸ばしてしまいました。

私が知っている限り、1シングルで、ここまで急速に握手会人気をアップさせたメンバーは、齋藤飛鳥だけだと思います。

乃木團でのドラム、小悪魔キャラの確立、「CUTiE」の専属モデル、星野みなみとのライバルイメージなど、色々と理由の「候補」は挙げられるけど、25部も完売を増やすって、余りのことに、もう何が起こったのかよく分かりません(笑)。

ただ、コアファンの間で、齋藤飛鳥の人気が爆発したのは間違いなく、11枚目個別握手会の主役は、あしゅだと言っていいでしょう。

12枚目以降も、余程のことがない限り、人気が下がるとは考えにくいので、乃木坂に11人目の握手会スター、しかも最年少のスターが誕生した可能性が濃厚です。


さて、上に挙げたアンダーの4人を見ると、ひめたんが担当3部減少で、完売数を7部伸ばして2位、ゆったんが担当4部減少で、完売プラス6部の4位と、素晴らしい成績を収めている。

従って、アンダーから12th選抜入りする1期の有力候補として、中元日芽香と斉藤優里が浮上してきます。

ひめたんは、NHK第1『らじらー!SUNDAY』の隔週レギュラーですが、乃木坂ファンが驚くほど、番組から猛プッシュを受けています(笑)。

NHKに、これほど強力な自己発信番組を持っているメンバーは、中元日芽香だけです。


新曲が出た場合、日曜のゴールデンタイムにNHKのラジオでオンエア出来れば、相当な宣伝効果を期待できます。

さらに、紅白歌合戦への出場を考えると、『らじらー!SUNDAY』は乃木坂をNHKにアピールする要の番組になるわけで、中元日芽香の選抜入りは、グループ全体にとって、大きなメリットがあると言えるでしょう。

ただ、運営が12th選抜を、映画のプロモーションと全国ツアーを任せる選抜と捉え、紅白対策を13thに集中させる方針であれば、その切り札の一つである「ひめたんカード」を、12枚目では切らずに、13枚目まで温存しておく、なんてことがあるかもしれません。


そうなると、斉藤優里が抜擢される可能性が出てきます。

ゆったんは、センターを務めた「13日の金曜日」のMVで披露しているように、ダンスが上手く、とくにバネのように弾む脚力を使った動きが、軽快で楽しい。

こういった勢いのあるダンスが出来ることもあって、6枚目「ガールズルール」、9枚目「夏のFree&Easy」という夏のダンス曲で選抜に起用されています。

今回も、テンポの良い、明るい曲である可能性があって、ライブのステージでも栄えるダンスが出来ることから、斉藤優里が選抜入りしても、全然、おかしくないと思います。

乃木團のボーカルという「役職」を持っているひめたんは、13枚目への抜擢にして、12枚目は、ゆったんに夏曲を任せるんじゃないか、そういう読みを完全に否定する材料はありません。


一方、では、11th選抜3列目の1期で、アンダーと入れ替わる可能性のあるメンバーは誰でしょう。

最高30部を全完売している衛藤美彩とほぼ全完売の松村沙友理がアンダーなんてことはあり得えません。

さらに、ゴールデンタイムのテレビバラエティで、レギュラーを獲得しつつある高山一実も、選抜から外さないでしょう。

その時間帯に乃木坂のCMを流すのは大変ですが、かずみんのレギュラー出演は、お茶の間がもっともテレビを観る時間に、繰り返し乃木坂を宣伝してくれているようなもので、グループの知名度アップへの貢献度は、お金に換算すると、とてつもない額になると思います。


生駒里奈もそうですが、バラエティ番組での活躍は、乃木坂全体にとって極めて重要なことで、スポンサーを呼び込む際も、「ああ、生駒ちゃんのグループね、よくテレビに出ている」と多くの担当者が思ってくれれば、お金を出して貰いやすくなります。

つまり、高山一実や生駒里奈がしょっちゅうバラエティに出ていることは、何を行なう場合でも、スポンサーを集める絶大な効果がある筈で、握手会の成績がさほど振るわなくても、それを補って余りある働きを、彼女たちはしているんですね。


握手会人気が一般人気に結びつくのかどうか、不安を覚える企業の担当者は多いと思うけど、ゴールデンタイムの番組に頻繁に出ているタレントの人気を疑う人は少ないでしょう。

『Documentary of 乃木坂46』に生駒里奈が主役級で出演するのは、単に5枚目まで不動のセンターだったからではなく、スポンサー、配給会社、映画館など、さまざまな場面で、生駒里奈の名前が効果的に働くからだと思います。

最近、セブンイレブンとのコラボが噂になっていますが、運営は、CDだけでなく、書籍、映画、食品、文房具など、さまざまな商品をグループのブランドイメージで売ろうとしているようで、そうなってくると、握手会人気だけでは、企業を説得する材料としては脆弱過ぎます。

そのため、モデル5を誕生させ、女性人気が高いことをアピールしたり、バラエティへ盛んにメンバーを送り込んで、お茶の間人気を高めようと、あれこれ画策しているわけです(笑)。

生駒里奈と高山一実は、バラエティ方面での人気を、先頭に立って引っ張っているメンバーで、握手会人気にあまり関係なく、常にこの二人が選抜に入っているのは、理に適った経営判断だと思います。


衛藤、松村、高山のアンダー行きがあり得ないとなると、齋藤飛鳥、伊藤万理華、星野みなみの名前が残りますが、もちろん、齋藤飛鳥もアンダーなんてあり得ません(笑)。

まりっかは(表1)から握手会人気が28部中12部完売の12位、 (表2)から、前作からの伸びが担当5部減少の完売8部増加で3位。

また、みなみは、握手会人気が22部中18部完売の14位、 前作からの伸びが担当4部減少の完売13部増加で5位。

どちらも素晴らしい数字で、いやいや、落とせませんよ、二人とも(笑)。


しかも、星野みなみは、ライバルイメージによって、齋藤飛鳥の握手会成績を上昇させる刺激となっている節があり、加えて、「みなみおな」の仲良しコンビ結成以来、堀未央奈の人気も明らかに上がってきている。

実際、堀未央奈は、担当22部中10部完売の第16位で、11th選抜の枠数と同じ上位17人に入っており、もちろん、二期生のトップです。

前作からの伸びも、担当が11部減少したものの、完売数を8部増やして、二期生で2位、全体では9位にランクインしています。


「みなみおな+あしゅ」のトライアングルは、底辺の短い二等辺三角形という気がするけど(笑)、個別握手会を強力に引っ張り、乃木坂のCDセールスを積み上げる原動力になっている感があります。

とくに「1期10」がほぼ全完売状態になった後、「命は美しい」のオリコン累計がさらに伸びているのは、このトライアングルに負う部分が大きい。

これだけ成長力のある関係性を、選抜とアンダーに分断するなんてこと、売り上げ枚数最優先の運営が行なう可能性は極めて低いと思います。

3人が快調にCDセールスを伸ばしている限り、齋藤飛鳥、星野みなみ、堀未央奈を、選抜に残留させ続けるんじゃないでしょうか。


では、アンダーに行くとすれば伊藤万理華なのか?という話になるけど、私が運営なら、絶対にそんなことはしません。

まりっかは、間違いなく、パフォーマンス面で乃木坂の中軸を担えるメンバーで、大きな音楽祭にもっと前列で出演させ、経験を積ませることが、乃木坂の発展にとって不可欠だと思います。

また、握手会成績を眺めても、選抜から外す理由はどこにも見当たらず、パフォーマンスはともかく、CDセールスの数字に関しては、運営も、誰も落とせないと、相当に悩むんじゃないでしょうか。


結局、そうなると1期枠を16枠に拡大するのが、もっとも適切な措置になります。

増えた1枠に、アンダーから1人入れて、選抜の1期は誰も落とさない。

もし運営がこの手法を取らず15枠を堅持したら、ファンは、過酷な入れ替え劇を見せられることになるでしょう。



次は、2期メンバーです。

二期生は完売率の低いメンバーが多いので、握手会人気を、以下のように、完売部数順で見てみます。

(表3) 11枚目「命は美しい」個別握手会第14次応募終了時点における二期生の完売部数による順位表

凡例
完売部数/担当部数 (完売率) メンバー名

10部/22部 (0.45) 堀未央奈*(3)
04部/16部 (0.25) 北野日奈子 新内眞衣
04部/06部 (0.67) 佐々木琴子 寺田蘭世
03部/06部 (0.50) 鈴木絢音
02部/10部 (0.20) 伊藤かりん 山崎怜奈 渡辺みり愛
00部/12部 (0.00) 相楽伊織*(3)
00部/06部 (0.00) 伊藤純奈


2期枠を2人として、その一つを堀未央奈が占めれば、残り1枠となります。

握手会人気で考えると、北野日奈子、新内眞衣、佐々木琴子、寺田蘭世の4人が注目されます。

しかし、(表2)で示された前作からの伸びでは、なんと、鈴木絢音が担当1部減の完売3部増で8位に入っていて、二期生では、堀ちゃんを抜いて1位となっている。

一方、佐々木琴子と寺田蘭世は、ともに担当1部減の完売4部増で、全体10位、二期生3位です。


琴子と蘭世は、握手会人気が拮抗していますが、それ以外の面でも、なかなかの好敵手です。

佐々木琴子は雑誌のグラビアに盛んに起用され、『乃木坂工事中』の初回に、最初の二期生として呼ばれ、私服ファッションに無頓着な、無類の漫画好きの愛すべきキャラとして、人気を上げつつあります。

一方、寺田蘭世は、西武ドームのBIRTHDAY LIVEで正規に昇格した元研究生の曲「ボーダー」でセンターを務めていて、選抜のセンターを狙うと、意欲的な発言でファンの注目を集め、支持を広げている感がある。


こういったライバル関係には、運営も気づいている筈で、それを「刺激」する意味も込めて、二人のどちらかを12th選抜に抜擢する可能性は少なくない気がします。

12枚目の制作期間が、5月中旬から6月上旬なので、学業との兼ね合いが決め手になるかもしれません。

ただ、2期は、堀ちゃん以外、飛び抜けた握手会成績を挙げているメンバーがまだいないので、しばらくは、選抜を順番に経験させるという発想でいく可能性がある。

そうなると、乃木坂カフェで頑張った新内眞衣や、5月から東京に出てくると言われている鈴木絢音にも、12th選抜入りのチャンスは十分にあると思います。


選抜発表やCD発売の日程は、運営の一存では決められない点が幾つもあって、縛りがキツいので、割と予想しやすいのですが、選抜メンバーとなると、選ぶ側の考え方次第なので、細かいこところまでは、正直、読めません(笑)。

ということで、こういった予想は、新選抜が発表されるまで、乃木坂ファンが、あれこれ考えて盛り上がるときの、一つの参考にして頂ければと思います。

「予想」とは別の個人的な願望としては、白石麻衣を中心とするお姉さんメンバーは、ユニットとして別のチームを作り、選抜本体は、生田絵梨花、伊藤万理華、中元日芽香、川村真洋を軸に、年少組で固めて欲しいなと。

前回の『乃木坂」の『の」』で、「世代交代」という言葉が出たとき、桜井玲香が「まだ早い!」と悲鳴のような声を上げていました(笑)。

しかし、年齢的に全員が着れる服が難しくなっているのは事実で、そのため、11枚目制服のように、どんどんファッションが地味になっていますね(笑)。

年少組は、もっと派手なファッションで大丈夫だし、お姉さんメンバーだけでグループを作れば、大人っぽくて、可愛い服はいくらでもあると思います。

キャプテン、自分が思っている以上に、周りは、自分をより大人だと見ているかもしれませんよ(笑)。

自分がどう見えているのか、正しく把握するのは難しいので。



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