ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

乃木坂15th「裸足でSummer」初動の前作越えを左右する、セブン店頭販売分の行方 [31Jul16]

2016-07-31 03:30:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

いくちゃんジュリエットのチケット先行販売!
07月25日(月) 19 : 00 〜 08月08日(月) 18 : 00 生田絵梨花がジュリエット役で出演する、来年1月から始まるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の東京公演チケット先着先行販売。また、東京公演チケット抽選先行販売は、東宝分を8月9日(火)〜8月12日(金)に受け付けるようです。先行期間に公式サイトでチケットを購入した人は、9月5日(月)都内某所で行われる制作発表に、抽選でご招待とのこと。

07月31日(日) 2ndアルバムのプレミアムイベント(応募券2枚 : 当選350名)「初!!メンバー対抗 乃木坂46ボーリング大会!!

07月31日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [地デ] NHK総合『シブヤノオト』。乃木坂が出演して、「裸足でSummer」をパフォーマンス

07月31日(日) 19 : 00 〜 20 : 00 [BS] BSジャパン『真夏のゴルフフェスティバル サマンサタバサガールズコレクション2016』。茨城県阿見町のイーグルポイントゴルフクラブで、7月17日(日)に行われ、乃木坂がライブ参加したゴルフフェスの模様を放送。演目は、おそらく、「裸足でSummer」のパフォーマンスじゃないかと


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun〜Jul]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



金曜夜の『MUSIC STATION』は、曲前トークで、共演者のオリエンタルラジオが乃木坂を盛り上げてくれて、いつもの静々した感じとは違う、賑やかな雰囲気でパフォーマンスに移行しましたね。

藤森慎吾が、乃木坂はそれぞれの個性が光る素晴らしいグループと褒めた上で、一緒にレギュラー番組をやっている生駒里奈と中元日芽香に会うため、個別握手会にプライベートで行ったことを話し始め、それに対して、生駒ちゃんが、しんごちゃんが好きなのは生田絵梨花なんだけど、握手券を取れなかったようだと応酬。

Mステとは思えないほど、活発に言葉が飛び交うトークになっていて、一体、この番組のMCは誰なのか、タモリがゲストに見えるほど(笑)、藤森・生駒が前面に出てくるトークでした。

話の中味が、いわゆる内輪ネタなので、乃木坂ファンには受けるだろうけど、圧倒的に数が多い筈の、他アーティストのファンやMステのファンは、どう感じるだろうかと、嬉しさと心配が入り交じった、やや小っ恥ずかしい気分で、テレビを眺めていました。


しかし、オリエンタルラジオの藤森慎吾が、プライベートで握手会に行くほど、乃木坂の熱心なファンだと、Mステで言ってくれたことは、視聴者に対して、間違いなく、乃木坂に対する関心度を高める効果があったと思います。

何度も名前が出た生駒里奈と中元日芽香は、ほとんど個人プロモーションをして貰ったようなもので、バナナマンにしても、オリエンタルラジオにしても、アイドルが持つべきものは、レギュラー共演する売れっ子芸人との意を強くした夜でした(笑)。

まあ、芸人さんから見れば、持つべきものは、人気ががんがん上がっているアイドルとの共演かもしれませんが。


また、今回の特徴は、曲前VTRで、齋藤飛鳥を大きく取り上げ、その小顔っぷりを紹介するなど、新しいセンターをかなりフィーチャーしてくれたことです。

曲前トークでも、弘中綾香アナが、藤森慎吾に対して、「ドラマで共演されたことあるんですよね」と振ったのに対して、飛鳥ちゃんは演技も上手いんですよと答えるなど、新しい乃木坂の顔を、お披露目していこうという、番組側の意図を感じました。

ドラマ共演の話が出たとき、一瞬、「あれ、そんなドラマがあったんだ、見たかったなあ」と思ったけど、星野みなみとW主演だった「少女のみる夢」と分かった途端、ん〜、共演と言えばそうだけどと、苦笑いしてしまった。

その後、本人も述べたように、チャラさゼロの50代病院長という役の方が、「共演」より、遥かにインパクトがあったので(笑)。


こういう流れだったせいか、スタジオライブも、他の音楽番組以上に、齋藤飛鳥を取り上げるショットが多かった印象を受けました。

そして、抜群の可愛らしさと不思議な神秘性を併せ持つ、あしゅのイメージが15th選抜の基本カラーになっていて、今までの乃木坂とはひと味違った、フレッシュ感迸る、魅力的なステージだったと思います。

齋藤飛鳥は、だんだんセンターが様になってきた気がします。


しかし、MVを観ても感じることなんですが、ダンスの振り付けに、あと一歩、パンチが欲しい。

全体として、楽し気で良いのだけど、「なんじゃそれは?」といったハッとする振り付けがなく、無難過ぎて、見終わって、一抹の物足りなさが残る。

乃木坂の後、RADIO FISH が、「PERFECT HUMAN」に続いて、「GOLDEN TOWER」という新曲を披露しますが、「ローリングショット」「フェイスボックス」と、ダンスがインパクトだらけだったので(笑)、乃木坂の当たり障りのなさを、余計、際立って感じました。


中田敦彦のネタ系インタビューから分かるように、ヒットを飛ばすための必要条件は、心に残るダンス、とくに「ええっ?おおー!」と見入ってしまうような振り付けだと、彼らは考えていて、名前まで付けて、ダンスをクローズアップしている。

この着眼点は鋭いと思います。

乃木坂でも、「制服のマネキン」は、観たことのない、斬新で、面白いフリが、次々と繰り出されるダンスで、MVの再生回数が唯一1千万回を越えて、大きな人気を集めました。

「乃木坂工事中」で放送された、「ラジオ体操」を知らない齋藤飛鳥が空想する「ラジオ体操」は、相当にインパクトのある動きが随所に炸裂する「踊り」で、フリの一部を、乃木坂のダンスに取り込んだらどうだろうかなどと、考えたくなります(笑)。

「サイレントマジョリティー」にせよ、「恋するフォーチュンクッキー」にせよ、アイドルソングで、人気の高い楽曲には、方向性は様々ながら、ハッとする印象的な振り付けがダンスに入っていることが多い。

今の乃木坂がそういった振り付けを手に入れたら、「制服のマネキン」を越えて、本格的なヒット曲になる可能性があるので、新技の開発に時間を割いても(笑)、決して損はないと思いますよ。



さて、27日(水)にリリースされた「裸足でSummer」に関して、オリコンデイリーの売り上げ枚数が、以下のように、4日目まで出て来ました。

15枚目「裸足でSummer」
1日目(火) : 60.0万枚
2日目(水) : 6.2万枚
3日目(木) : 1.9万枚
4日目(金) : 1.2万枚
5日目(土) : ???万枚
6日目(日) : ???万枚
1〜4日目合計 : 69.3万枚
前作初動との差 : 5.6万枚


デイリー4日目までを足し合わせた合計は、69.3万枚で、75.0万枚の前作初動と並ぶには、あと5.6万枚の上積みが必要です。

過去の例を考えると、5日目、6日目で5.6万枚は、かなり厳しい数字ですが、個人的には、前作を越える可能性は、十分にあると考えています。

というのは、初回限定盤4種と通常盤を予約すると、メンバーの写真とサインが入ったクリアフォルダーを外付け特典して貰える、セブンイレブン店頭販売分が、まだ計上されていない可能性があるからです。


セブンイレブンの予約特典付きCDは、セブンネットショッピングからも申し込むことが出来ますが、すべて店頭受け渡しで、宅配サービスはないようです。

すると、予約購入者が、CD発売日以降に、コンビニ店舗を訪れ、お金を払って商品を受け取った時点で、売り上げとしてカウントされると思います。

従って、セブンイレブンが店頭で売れたCDの枚数を、いつ、オリコンに伝えるかがポイントになります。


昨年の夏、特別ライブ券の入ったセブンイレブン限定盤を4万枚用意した12枚目「太陽ノック」のケースを見ると、どうやら、毎日ではなく、1週間分を、日曜日に一括して計上している節がある。

12枚目「太陽ノック」
1日目(火) : 48.2万枚
2日目(水) : 1.6万枚
3日目(木) : 1.3万枚
4日目(金) : 0.7万枚
5日目(土) : 0.7万枚
6日目(日) : 8.0万枚
初動 : 60.9万枚

6日目は、オリコンが定める1週間の最後に当たる、日曜日の販売分ですが、8.0万枚という、通常では考えられない数字になっています。

「太陽ノック」個別握手会の完売状況から推測して、オリコン初動への算入分は、40万枚を越えている筈なのに、1日目の売り上げが48.2万枚。

ソールドアウトしたセブン限定盤が4万枚あることを考えても、あまりに店頭販売分が少なく、当時は、何が起こっているのか分からず、日曜が来るまで、考え込んでしまいました(笑)。

6日目日曜の8.0万枚は、コンビニで売られたCDが、週終わりに、まとめて計上された可能性の高いことを示しています。


一方、発売第1週のオリコンデイリーが、「太陽ノック」とは、対照的な推移となったのが、14枚目「ハルジオンが咲く頃」です。

14枚目「ハルジオンが咲く頃」
1日目(火) : 59.1万枚
2日目(水) : 11.4万枚
3日目(木) : 1.7万枚
4日目(金) : 1.1万枚
5日目(土) : 0.9万枚
6日目(日) : 0.8万枚
初動 : 75.0万枚

今度は、2日目に、11.4万枚という、とんでもない数字を叩き出している。

14枚目は、セブンネットショッピングでの予約購入に、生写真2枚の特典が付き、CDショップのネット販売にも、店オリジナルの特典が用意されました。

セブンネットのCDは、セブンイレブンの店頭受け渡しだけでなく、普通に宅配されたようで、ネットを介した販売に、力点が置かれていました。

クレジット決済が主流のネット販売は、CDを発送した時点で売り上げにカウントされる筈で、それが即座にオリコンデイリーに反映されると考えれば、2日目の11.4万枚を説明することが出来ます。


12枚目「太陽ノック」はセブンイレブンの店頭販売、14枚目「ハルジオンが咲く頃」はセブンネットショッピングによるネット販売が、それぞれセールスの中心に据えられ、オリコンデイリーが、対照的な動きを見せることになった。

そして、15枚目「裸足でSummer」は、セブンイレブンの店舗受け渡しが予約特典の条件であり、明らかに、「太陽ノック」型の販売方法で、6日目の日曜に、一気に数字が跳ね上がっても、不思議ではない。

では、セブンイレブンの店頭販売分が、一括計上されるとすれば、オリコンデイリーの数字は、どの程度を期待出来るのでしょう。


乃木坂の握手会を見ていると、コアファンは、全国に、数万人はいると思われ、物販の人気も非常に高い。

もし、1万人の熱心なファンが、店頭販売CD5種を、それぞれ1枚ずつ購入したら、それだけで5万枚になってしまいます(笑)。

しかも、セブンイレブンは、単にCDを売るだけでなく、乃木坂関連商品を多数取り揃えて、店に来てくれたファンの購買力を、より広範に取り込もうとしています。


乃木坂とタイアップする一番の目的は、まさにこの辺にありそうで、かりにCDの販売そのものが、大きな利益を上げなくとも、トータルの収支が良ければ成功となる。

そうであれば、CD販売は店舗に客を呼び込む、一種の宣伝とも言えるわけで、今回、セブンイレブンが、大規模な店頭販売キャンペーンを展開したのも頷けます。

セブンイレブンほどの大手コンビにチェーンが、相当なエネルギーを注いで売ろうとしている以上、全国の店舗によるCD総売り上げが、2万枚や3万枚に留まるとは、ちょっと思えない。

やはり、5万枚を越えると、どうしても予想したくなるのが人情で(笑)、それが正しければ、現時点での、前作初動との差5.6万枚は、さほど厳しい数字ではなくなります。


街のCDショップは、店舗の統廃合が進み、店内におけるCDコーナーの面積も、縮小傾向が続いているというのが、1消費者としての実感です。

そのため、近所に渋谷TSUTAYAがあれば別ですが(笑)、多くの地域においては、CDショップでCDを買うことが、だんだんと難しくなっている気がします、。

そして、販売網が細ると、CDセールスそのものも細る危険がある。


乃木坂は、2015年以降、個別握手会セールスは手堅い伸びに留まる一方、店頭セールスが勢いよく増えている印象があって、それが14枚目の初動70万枚、累計80万枚を可能にした。

そして、その原動力の中心は、セブンイレブンとのタイアップで、全国津々浦々に店舗が存在し、24時間営業も多い、極めて利便性の高いコンビニチェーンで、CDを売るという手法が、店頭セールスを押し上げているように思えます。

いつも行っていて、慣れ親しんでいる近所のコンビニで、雑誌とお菓子と牛乳を買うついでに、アイドルのCDを予約出来、都合の良いときに受け取れることが、店頭販売CDの売れ行きを加速させたのかもしれません。


しかし、「太陽ノック」の発売から1年が経った今、オリコンが、コンビニによるCDの売り上げ枚数チェックを、1週間に1回ではなく、毎日1回に変更していたら、セブンイレブンの店頭販売分は、すでに計上されつつあることになり、日曜の「援軍」は望み薄になってしまいます。

こういったオリコンのシステムは、外からは、なかなか分からないので、セブンイレブンによる売り上げ枚数が相当な数字になるのは間違いないだろうけど、オリコンデイリーに、すでに算入されているのか、それとも、まだ算入されておらず、今後、一気にやって来るのか、確たることは何も言えません。

ただ、完売状況から計算した、個別握手会セールスの初動算入分は、推定47万枚なので、4日目までの69.3万枚でも、店頭販売CDは、すでに20万枚以上売れていることになり、「前作越え」「前作割れ」とは関係なく、現時点で、すでに大変な数字になっていると思います。


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Billboard JAPAN Hot100「動画再生数」で、乃木坂と欅坂の3曲が同時TOP10を達成 [29Jul16]

2016-07-29 00:30:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

いくちゃんジュリエットのチケット先行販売!
07月25日(月) 19 : 00 〜 08月08日(月) 18 : 00 生田絵梨花がジュリエット役で出演する、来年1月から始まるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の東京公演チケット先着先行販売。また、東京公演チケット抽選先行販売は、東宝分を8月9日(火)〜8月12日(金)に受け付けるようです。先行期間に公式サイトでチケットを購入した人は、9月5日(月)都内某所で行われる制作発表に、抽選でご招待とのこと。

Mステで新曲をパフォーマンス!
07月29日(金) 20 : 00 〜 [地デ_生放送] テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂15th選抜が出演して、「裸足でSummer」をパフォーマンス

生駒ちゃん主演映画第2弾!
07月30日(土) 生駒里奈主演の映画『コープスパーティ Book of Shadows』が、シネリーブル池袋ほかで全国順次ロードショー。昨年夏に公開された映画の続編。

まいまい卒業&15thリリースの『46SHOW!』
07月30日(土) 23 : 15 〜 [BS] NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』。「裸足でSummer」と「あらかじめ語られるロマンス」のスタジオライブあり

07月31日(日) 2ndアルバムのプレミアムイベント(応募券2枚 : 当選350名)「初!!メンバー対抗 乃木坂46ボーリング大会!!」

07月31日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [地デ] NHK総合『シブヤノオト』。乃木坂が出演して、おそらく「裸足でSummer」をパフォーマンス

07月31日(日) 19 : 00 〜 20 : 00 [BS] BSジャパン『真夏のゴルフフェスティバル サマンサタバサガールズコレクション2016』。茨城県阿見町のイーグルポイントゴルフクラブで、7月17日(日)に行われ、乃木坂がライブ参加したゴルフフェスの模様を放送。演目は、おそらく、「裸足でSummer」のパフォーマンスじゃないかと


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun〜Jul]


また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



2016/08/01日付の Billboard JAPAN Hot100 が発表され、総合順位は、「裸足でSummer」が10位、「サイレントマジョリティー」11位、「世界には愛しかない」21位でした。

乃木坂の15枚目表題曲は、CD発売週のランキングに向けて、なかなか順調じゃないかと、軽い気持ちで、各項目ごとの順位を眺めていたところ、あることに気づいて、驚愕しました。

何と、「国内動画再生回数」において、この3曲すべてが、10位以内に入っていて、坂道シリーズのファンにとっては、我が世の春と思いたくなるような、パラダイス的ランキングになっています(笑)。


7月18日(月祝)の『FNSうたの夏まつり』において、「サイレントマジョリティー」が視聴者投票で選ばれ、「48&46ドリームチーム」が渾身のステージを披露して以来、YouTubeに公開されているMVの再生数が、爆発的な勢いで伸び始めたので、この欅坂デビュー曲は、再び、上位にランクインするんだろうなあ、とは思っていました。

しかし、まさか、「裸足でSummer」「世界には愛しかない」と共に、3曲一斉にTOP10入りするとは、想像しなかった。

(表1) 乃木坂15枚目、欅坂1、2枚目表題曲の最新 Billboard JAPAN Hot100における 「国内動画再生回数」順位と、YouTube公開MVの再生数上昇速度

凡例
[「国内動画再生回数」の08/01付順位] 対象1週間における再生回数の増加分 (それを7日で割った24時間換算の平均上昇速度; 07/18(月)00:00の再生回数→7/24(日)24:00の再生回数) 曲名

# 「08/01付」の対象期間は、07/18(月)〜07/24(日)
#「再生回数の増加分」は「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「24時間換算の平均上昇速度」は「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「→」の前後に記された再生回数は、「万回」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「07/18(月)00:00の再生回数」と「7/24(日)24:00の再生回数」は実測値ではなく、前後の実測値から計算して推定した数字。また、二つの数字の差を1週間の「増加分」としている

[04位] 108.7万回 (15.5万回/日; 2026→2135) サイレントマジョリティー
[06位] 086.0万回 (12.3万回/日; 0151→0237) 裸足でSummer
[08位] 079.3万回 (11.3万回/日; 0114→0193) 世界には愛しかない


「国内動画再生回数」で10位以内に入るのは、簡単なことではなく、しかも、基本コンセプトが似ている同系の女性アイドルグループから、3曲同時というのは、ちょっと信じられない光景で、快挙と言っていいでしょう。

昨日の記事に書いたように、「裸足でSummer」のMVは、公開直後こそ、「サイレントマジョリティー」の初期を凌ぐスピードで、再生数を伸ばしていたけど、徐々に失速して、4日後に公開が始まった「世界には愛しかない」が、デビュー曲MV以上の上昇速度で、猛然と背後に迫ってきていました。

ところが、先週始めの『FNSうたの夏まつり』以降、なぜか再生回数の伸びが、再び加速して、上表のように、欅坂の2枚目表題曲を上回るレベルになった。


「48&46ドリームチーム」のセンターが生駒里奈だったことで、乃木坂に対する関心が高まったのかもしれません。

あるいは、欅坂に負けたくないと、乃木坂ファンの心に火がついた可能性も否定出来ない。

しかし、切っ掛けが何であろうと、MVの出来が良くなければ、1週間に渡って1日平均12.3万回という、国内の全MV中で6位になるほどハイレベルな再生数上昇は、なかなか実現出来ないと思います。


MVを貫く基本イメージは、もっとも頻繁に登場して、物語やダンスの軸となる、センターのキャラに左右される部分が大きい。

例えば、「サイレントマジョリティー」MVの斬新で鮮烈な世界は、強さと儚さのバランスが絶妙な、平手友梨奈の神秘的なイメージなくしては、作り出せなかったでしょう。

「裸足でSummer」MVは、齋藤飛鳥が、果てしなく可愛いのに、どこか寂し気で、何か世俗を超越しているような、不思議な空気感を全編に渡って発散し、沖縄の原初的な力強い自然と相俟って、楽しく、賑やかな夏ソングという範疇に留まらない、より奥深い魅力にまで踏み込んだ作品となっている。

MVの再生回数がこれほど好調であるのは、欅坂との再生数競争や、乃木坂のメディア露出といったマーケッティング的要因を越えて、作品そのものに、人を惹き付けるものが備わっているからじゃないでしょうか。

齋藤飛鳥のセンター抜擢は、乃木坂の音楽にとって、久しぶりに繰り出された、最善手だったのではないか、最近、そんな風に感じ始めています。


過去2シングルの表題曲、「ハルジオンが咲く頃」と「今、話したい誰かがいる」が、「動画再生回数」ランキングにおいて、どのような順位を辿ったかを調べると、TOP10入りは、そうそう簡単に達成出来るものではないことが分かります。

(表2) 乃木坂13、14、15枚目表題曲の Billboard JAPAN Hot100 におけるランクイン状況

凡例
「曲名」(シングル番号; CD発売日)
週番号 [対象週の開始日最終日] (総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外
# Hot100 に初めて登場した週から、現時点で、最後にランクインした週までのデータを載せている
#「週番号」は、その週に全国握手会が行われたことを示す。関東会場は、「ハルジオン」が4週目、「今誰」は11週目

「裸足でSummer」(15th表題曲; 2016/07/27発売)
04週前 [06/27(月)03(日)] (総合)35位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]05位 [M]00位 [F]01回
03週前 [07/04(月)10(日)] (総合)40位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]00位 [F]02回
02週前 [07/11(月)17(日)] (総合)20位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]03位 [F]03回
01週前 [07/18(月)24(日)] (総合)10位 [S]18位 [R]56位 [L]00位 [T]07位 [M]06位 [F]04回
# フルバージョンMVの公開は、2016/07/08(金)から現在まで

「ハルジオンが咲く頃」(14th表題曲; 2016/03/23発売)
04週前 [02/22(月)28(日)] (総合)20位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]00位 [F]01回
03週前 [02/29(月)06(日)] (総合)23位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]04位 [M]27位 [F]02回
02週前 [03/07(月)13(日)] (総合)45位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]13位 [M]32位 [F]03回
01週前 [03/14(月)20(日)] (総合)42位 [S]00位 [R]39位 [L]00位 [T]11位 [M]47位 [F]04回
01週目 [03/21(月)27(日)] (総合)01位 [S]01位 [R]16位 [L]01位 [T]04位 [M]00位 [F]05回
02週目 [03/28(月)03(日)] (総合)04位 [S]02位 [R]18位 [L]01位 [T]09位 [M]00位 [F]06回
03週目 [04/04(月)10(日)] (総合)04位 [S]08位 [R]27位 [L]02位 [T]12位 [M]00位 [F]07回
04週目 [04/11(月)17(日)] (総合)07位 [S]07位 [R]76位 [L]03位 [T]11位 [M]00位 [F]08回
05週目 [04/18(月)24(日)] (総合)16位 [S]27位 [R]84位 [L]04位 [T]12位 [M]00位 [F]09回
06週目 [04/25(月)01(日)] (総合)19位 [S]23位 [R]00位 [L]06位 [T]37位 [M]00位 [F]10回
07週目 [05/02(月)08(日)] (総合)23位 [S]21位 [R]00位 [L]04位 [T]62位 [M]00位 [F]11回
# フルバージョンMVの公開は、2016/03/01(火)から03/22(火)まで
# ショートバージョンMVの公開は、2016/03/23(水)から現在まで

「今、話したい誰かがいる」(13th表題曲; 2015/10/28発売)
04週前 [09/28(月)04(日)] (総合)54位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]11位 [M]00位 [F]01回
03週前 [10/05(月)11(日)] (総合)24位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]10位 [F]02回
02週前 [10/12(月)18(日)] (総合)51位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]19位 [M]16位 [F]03回
01週前 [10/19(月)25(日)] (総合)10位 [S]13位 [R]14位 [L]00位 [T]05位 [M]30位 [F]04回
01週目 [10/26(月)01(日)] (総合)01位 [S]01位 [R]10位 [L]01位 [T]04位 [M]97位 [F]05回
02週目 [11/02(月)08(日)] (総合)03位 [S]05位 [R]24位 [L]03位 [T]05位 [M]00位 [F]06回
03週目 [11/09(月)15(日)] (総合)19位 [S]18位 [R]31位 [L]09位 [T]21位 [M]00位 [F]07回
04週目 [11/16(月)22(日)] (総合)21位 [S]28位 [R]50位 [L]04位 [T]32位 [M]00位 [F]08回
05週目 [11/23(月)29(日)] (総合)34位 [S]43位 [R]00位 [L]10位 [T]25位 [M]00位 [F]09回
06週目 [11/30(月)06(日)] (総合)46位 [S]44位 [R]00位 [L]09位 [T]24位 [M]00位 [F]10回
07週目 [12/07(月)13(日)] (総合)53位 [S]52位 [R]00位 [L]12位 [T]30位 [M]00位 [F]11回
08週目 [12/14(月)20(日)] (総合)34位 [S]39位 [R]00位 [L]20位 [T]15位 [M]00位 [F]12回
09週目 [12/21(月)27(日)] (総合)25位 [S]18位 [R]00位 [L]21位 [T]20位 [M]00位 [F]13回
10週目 [12/28(月)03(日)] (総合)34位 [S]30位 [R]62位 [L]19位 [T]34位 [M]00位 [F]14回
11週目 [01/04(月)10(日)] (総合)15位 [S]08位 [R]00位 [L]14位 [T]36位 [M]00位 [F]15回
12週目 [01/11(月)17(日)] (総合)68位 [S]41位 [R]00位 [L]14位 [T]57位 [M]00位 [F]16回
13週目 [01/18(月)24(日)] (総合)53位 [S]28位 [R]00位 [L]16位 [T]58位 [M]00位 [F]17回
# フルバージョンMVの公開は、2015/10/06(火)から10/27(火)まで
# ショートバージョンMVの公開は、2015/10/28(水)から現在まで


「ハルジオンが咲く頃」は総合100位以内に11回ランクイン、「今、話したい誰かがいる」は17回ランクインしていますが、「動画再生回数」(M)のランキングでTOP10入りしたのは、「今誰」フルバージョンMVの公開が始まった、CD発売3週前の一度だけです。

13枚目と14枚目のMVは、CDのリリースと同時に、フルバージョンからショートバージョンに切り換えられています。

しかし、かりにフルバージョンMVを、発売後もそのまま公開し続けたとしても、上表が示すように、どちらの表題曲も、「動画再生回数」の順位は下降傾向にあったので、再浮上して、TOP10という可能性は低いと思います。

一方、「裸足でSummer」は、TOP10入りをすでに2回果たしており、しかも、3位という高い位置を記録している。

こういった比較から考えても、15枚目表題曲のMVは、13枚目、14枚目以上の、相当な人気を呼んでいると言えます。


ところで、「ハルジオンが咲く頃」と「今、話したい誰かがいる」の「ストリーミング数」(S)の推移を眺めていると、週を追うごとに、徐々に順位が下がっていたのに、ある週、突然反転して順位が上がるケースがあるのが分かります。

例えば、「今誰」の8週目、9週目、11週目、13週目がそれに当たりますが、原因は、ピンク色の週番号が示すように、9週目と11週目に全国握手会が行われ、初回限定盤がより多く売れ、CDセールスを考慮して計算される「ストリーミング数」を押し上げたからだと思います。

とくに、11週目は、関東会場での開催で、8位という高い順位に反転上昇しており、参加人数が、名古屋と京都より多いことが窺えます。

また、「ハルジオン」は4週目、6週目、7週目に順位の反転上昇が起こっており、いずれの週も、全国握手会が行われています。


ちょっと気になるのは、「今誰」13週目の反転上昇で、日程から考えて、特典イベントとの関連はないように思えます。

ただ、2016年1月17日(日)に、映画『心が叫びたがってるんだ。』のBlu-ray/DVDを、3月30日(水)に発売するとのニュースを、メディアが流しています。

ひょっとすると、アニメファンがこのBlu-ray/DVDを予約する際、主題歌である「今、話したい誰かがいる」のCDを一緒に注文したか、あるいは、ダウンロードしたことで、「ストリーミング数」が上昇したのかもしれません。


乃木坂やAKB48Gのシングルと収録曲が、オリコンやビルボードにおいて、発売からかなり時間が経ったとき、いきなり上位に入ってくるのは、全国握手会など、CD購入によって参加出来る特典イベントが原因であることが多い。

むしろ、こういった動きがあれば、そのアイドルが特典イベントでCDを売っている可能性が高い。

従って、長期間、じわじわ売れる本当の「スルメ」曲というのは、アイドルの場合は滅多にないと思いたくなります。


しかし、まずないだろうと高を括っていたら(笑)、絵に描いたような「スルメ」曲が、突然出て来ました、しかも、乃木坂のすぐ隣から。

「サイレントマジョリティー」です。

(表3) 欅坂1、2枚目表題曲の Billboard JAPAN Hot100 におけるランクイン状況

# 表記法は(表2)と同じ
# [S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「チャート解析対象外」は、すべての項目で、「チャート解析」ページに一般公表される20位以内に入っておらず、21位から100位なのか、それとも100位圏外なのか、順位が分からないことを示す。ちなみに、有料会員になれば、各項目についても、総合と同様に、100位まで閲覧出来るそうです

「世界には愛しかない」(欅坂2nd表題曲; 2016/08/10発売)
08週前 [06/13(月)19(日)] (総合)67位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]06位 [M]00位 [F]01回
07週前 [06/20(月)26(日)] (総合)00位 [チャート解析対象外]
06週前 [06/27(月)03(日)] (総合)00位 [チャート解析対象外]
05週前 [07/04(月)10(日)] (総合)00位 [チャート解析対象外]
04週前 [07/11(月)17(日)] (総合)24位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]05位 [M]15位 [F]02回
03週前 [07/18(月)24(日)] (総合)21位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]06位 [M]08位 [F]03回
# フルバージョンMVの公開は、2016/07/12(火)から現在まで

「サイレントマジョリティー」(欅坂1st表題曲; 2016/04/06発売)
03週前 [03/14(月)20(日)] (総合)23位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]02位 [M]12位 [F]01回
02週前 [03/21(月)27(日)] (総合)40位 [S]00位 [R]89位 [L]00位 [T]13位 [M]04位 [F]02回
01週前 [03/28(月)03(日)] (総合)31位 [S]00位 [R]28位 [L]00位 [T]05位 [M]08位 [F]03回
01週目 [04/04(月)10(日)] (総合)01位 [S]01位 [R]07位 [L]01位 [T]02位 [M]03位 [F]04回
02週目 [04/11(月)17(日)] (総合)02位 [S]03位 [R]16位 [L]02位 [T]02位 [M]01位 [F]05回
03週目 [04/18(月)24(日)] (総合)03位 [S]05位 [R]20位 [L]02位 [T]01位 [M]02位 [F]06回
04週目 [04/25(月)01(日)] (総合)04位 [S]06位 [R]50位 [L]01位 [T]11位 [M]01位 [F]07回
05週目 [05/02(月)08(日)] (総合)03位 [S]06位 [R]56位 [L]02位 [T]11位 [M]02位 [F]08回
06週目 [05/09(月)15(日)] (総合)10位 [S]17位 [R]00位 [L]03位 [T]21位 [M]02位 [F]09回
07週目 [05/16(月)22(日)] (総合)13位 [S]22位 [R]86位 [L]08位 [T]17位 [M]02位 [F]10回
08週目 [05/23(月)29(日)] (総合)21位 [S]30位 [R]00位 [L]11位 [T]25位 [M]03位 [F]11回
09週目 [05/30(月)05(日)] (総合)22位 [S]29位 [R]00位 [L]12位 [T]22位 [M]07位 [F]12回
10週目 [06/06(月)12(日)] (総合)27位 [S]41位 [R]00位 [L]16位 [T]45位 [M]09位 [F]13回
11週目 [06/13(月)19(日)] (総合)36位 [S]49位 [R]00位 [L]17位 [T]50位 [M]15位 [F]14回
12週目 [06/20(月)26(日)] (総合)46位 [S]63位 [R]00位 [L]19位 [T]43位 [M]13位 [F]15回
13週目 [06/27(月)03(日)] (総合)41位 [S]51位 [R]00位 [L]19位 [T]57位 [M]17位 [F]16回
14週目 [07/04(月)10(日)] (総合)61位 [チャート解析対象外] [F]17回
15週目 [07/11(月)17(日)] (総合)35位 [S]52位 [R]00位 [L]35位 [T]29位 [M]19位 [F]18回
16週目 [07/18(月)24(日)] (総合)11位 [S]16位 [R]00位 [L]21位 [T]08位 [M]04位 [F]19回
# フルバージョンMVの公開は、2016/03/16(水)から現在まで


「サイレントマジョリティー」は、100位以内に、現在まで、19回ランクインしており、最新の総合順位が11位であることから、まだまだランクイン回数を伸ばしそうです。

そして、凄まじいのは、「動画再生回数」におけるTOP10入りが13回、そのうちベスト3が8回、しかもTOP20を外れたのは、たった1回だけという、驚異的な人気を見せています。

さらに、iTunes Store トップソングは、配信開始から107日目を迎えた現在でも、200位以内へのランクインを続けており、「ハルジオンが咲く頃」が、51日間ランクインした後に、圏外に去ったことを考えると、ロングセラーの様相を示し始めている。

Hot100の成績と併せると、間違いなく、高い人気を長く維持している「スルメ」曲、あるいは本格的なヒット曲だと言えるでしょう。


ところで、「裸足でSummer」のオリコンデイリー2日目は6.2万枚でした。

大きな積み上げではあるけど、前作「ハルジオンが咲く頃」の初日から初動への上げ幅が15.9万枚と、常軌を逸したレベルなので(笑)、前作割れを起こさないためには、あと8.7万枚が必要となり、まだまだ、状況を見通せる段階ではありません。

以前の記事に書いたように、今作は、初期の握手会応募がアルバムと重なった上に、CD発売前の応募期間も前作より短く、さらに、通常より遅い新曲キャンペーンの開始、7月リリースながら握手会のスタートは9月以降など、オリコン初動を下げかねない因子が溢れていました。

シングルのタイトルすら、握手会の応募が5次まで進んで、ようやく発表される押せ押せぶりで、スケジュールの組み方に疑問を感じる点が少なくなかった。

しかし、発売日が来てしまった以上、あれこれ言っても虚しいだけなので、今は、1週目の数字が出揃うのを、静かに待つしかありません。


CDセールスを左右する握手会は、グループ全員による団体競技で(笑)、センターという個人に出来ることは、限られています。

一方、MVの出来に関しては、誰をセンターやフロントに据えて、どういうイメージに仕上げるかは、重要なポイントになる。

そして、「サイレントマジョリティー」のヒットが教えるように、CDの売り上げ枚数より、MVの再生数の方が、グループに対する音楽的評価を決定する、より強力な指標のようで、人気の高い映像作品を生み出すことこそが、グループアイドルのセンターに期待される、大きな仕事という面がある。

従って、センター人事の成否は、CDセールスではなく、楽曲セールス、とくにMVの人気で判断する方が妥当じゃないでしょうか。

例えば、「恋するフォーチュンクッキー」のセンターとして指原莉乃が評価されたのは、再生数が1億回に迫るほど、MVが人気を呼んだからであって、オリコン初動が133万枚だったことが理由ではないと思います。


最近、個人的に、オリコンランキングより、MVの再生数や iTunes ランキングに注目しているのは、楽曲そのものの人気を反映する指標であると同時に、新センターや新フロントを評価する、貴重な判断材料になり得ると考えているからです。

多くの人がセンターとしての生駒里奈を評価するのは、「制服のマネキン」MVが、乃木坂の楽曲では唯一、1千万再生を達成するほど人気を集めたことが大きく、生田絵梨花、星野みなみによる3人フロントへの待望論が今なお根強いのも、こういった実績があるからじゃないでしょうか。

もちろん、人気のあるMVを生み出すためには、センターやフロントの顔ぶれだけでなく、楽曲、ダンス、映像、ストーリーなどなど、多くの要素が上手く噛み合う必要があって、再生回数が低いからといって、直ちにセンターの責任というわけではない。

しかし、30部を全完売する握手会スターの人数で、ほとんどが決まるCDセールスより、センターのキャラクターによって、大きく印象が変わるMVの人気を調べた方が、その人をグループの中心に据えたことの意味を、明らかにしやすいと思います。


「サイレントマジョリティー」の驚異的な「動画再生回数」順位を見ていると、平手友梨奈がセンターとして絶賛される理由は、まさにこれなのだと言いたくなります。

そして、乃木坂のMV人気を、大きく引き上げつつある齋藤飛鳥も、センターとして高く評価されて良い筈で、実際、15枚目にして、グループが、ブレイクの端緒を掴みかけている、そんな手応えがある。

この糸口を離さず、何とか本格的なヒットに辿り着いて欲しいです。


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山崎怜奈と新内眞衣が握手会人気で躍進、「裸足」MVが好調、配信は「行くあて」健闘 [27Jul16]

2016-07-27 21:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

いくちゃんジュリエットのチケット先行販売!
07月25日(月) 19 : 00 〜 08月08日(月) 18 : 00 生田絵梨花がジュリエット役で出演する、来年1月から始まるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の東京公演チケット先着先行販売。また、東京公演チケット抽選先行販売は、東宝分を8月9日(火)〜8月12日(金)に受け付けるようです。先行期間に公式サイトでチケットを購入した人は、9月5日(月)都内某所で行われる制作発表に、抽選でご招待とのこと。

新曲リリース!
07月27日(水) 乃木坂46の15枚目シングル「裸足でSummer」発売

高校生クイズにサポーターとして登場!
07月27日(水) 日本テレビによる『ライオンスペシャル 第36回全国高等学校クイズ選手権』。毎夏恒例の高校生によるクイズ大会で、今年は、地区大会を全国11か所で同時開催するとのこと。乃木坂が番組サポーターとなって応援。途中、ライブがあるとの情報あり。

Mステで新曲をパフォーマンス!
07月29日(金) 20 : 00 〜 [地デ_生放送] テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂15th選抜が出演して、「裸足でSummer」をパフォーマンス

生駒ちゃん主演映画第2弾!
07月30日(土) 生駒里奈主演の映画『コープスパーティ Book of Shadows』が、シネリーブル池袋ほかで全国順次ロードショー。昨年夏に公開された映画の続編。

まいまい卒業&15thリリースの『46SHOW!』
07月30日(土) 23 : 15 〜 [BS] NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』。「裸足でSummer」と「あらかじめ語られるロマンス」のスタジオライブあり。

07月31日(日) 2ndアルバムのプレミアムイベント(応募券2枚 : 当選350名)「初!!メンバー対抗 乃木坂46ボーリング大会!!

07月31日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [地デ] NHK総合『シブヤノオト』。乃木坂が出演して、おそらく「裸足でSummer」をパフォーマンス

07月31日(日) 19 : 00 〜 20 : 00 [BS] BSジャパン『真夏のゴルフフェスティバル サマンサタバサガールズコレクション2016』。茨城県阿見町のイーグルポイントゴルフクラブで、7月17日(日)に行われ、乃木坂がライブ参加したゴルフフェスの模様を放送。演目は、おそらく、「裸足でSummer」のパフォーマンスじゃないかと


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun〜Jul]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)




乃木坂が登場するテレビ番組とイベントの日程を載せた前回の記事で、『ライオンスペシャル 第36回全国高等学校クイズ選手権』が、今日、7月27日(水)に、日テレで放送されると書いてしまいましたが、これは誤りでした。

大変失礼しました。

7月16日(水)午後3時からオンエアされた宣伝特番と混同していました。


そもそも、今日行われたのは「地区大会」で、最終的な「全国大会」は、「2人1組」で「アメリカを横断」しながらという、ポストバブル時代としては壮大なイベントのようで(笑)、この決勝大会が番組として、流れるのだと思います。

乃木坂がアメリカに同行するという情報は、今のところありませんが、応援歌である「僕だけの光」は、当然、その番組中で使われる筈で、今日のライブの模様も、一部見せてくれるかもしれません。

いずれにせよ、お茶の間で観られるのは、もう少し先の話ですね。


さて、いよいよ15枚目「裸足でSummer」が、今日から発売です。

どこまでヒットするか、さあ、これからが楽曲セールスの本番というタイミングで、YouTubeに公開されていた収録曲MVについて、良い知らせと、宜しくないお知らせが、一度に、舞い込んできました。

良い知らせは、「裸足でSummer」のフルバージョンMVが、未だにショートバージョンに差し替えられておらず、しばらく、公開が続きそうなことです。


昨年末に、MV集「ALL MV COLLECTION〜あの 時の彼女たち〜」が発売されたのを切っ掛けに、それまで無料・無期限で公開されてきたシングル収録曲MVが、ショートバージョンに差し替えられました。

さらに、その後リリースされた最初のシングル、14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、表題曲、カップリング曲ともに、フルバージョンMVの公開が、CD発売日にすべて終わり、ショートバージョンに切り換えられています。

今回、発売日が来ても、表題曲MVがフルバージョンのまま置かれているのは、なかなか画期的なことで、YouTubeのサイトには「期間限定で公開」と書かれているものの、今しばらくは、視聴出来そうな雰囲気が漂っています。


無料公開されているフルバージョンMVは、アーティストの音楽を宣伝する強力なツールで、とくに新規ファンの獲得に、効果的という見方がある。

乃木坂運営が、CD発売日以降も、表題曲のフルバージョンMVをショートバージョンに差し替えなかったのは、MVから人気に火が付いた「サイレントマジョリティー」を見て、そういった「効果」の重要性を再認識したのかもしれません。

しかし、肝心の再生回数がさっぱり伸びなければ、「効果」も何もあったもんじゃないわけで(笑)、「裸足でSummer」MVの数字が、運営を説得するほどのレベルに、今のところ、達していると見ていいのでしょう。

実際、15枚目表題曲のフルバージョンMVの再生数は、前作「ハルジオンが咲く頃」を大幅に上回り、「サイレントマジョリティー」との比較が気になるほど(笑)、好調な数字となっています。

(表1) YouTubeに公開されている乃木坂と欅坂の表題曲MVに関する、再生回数の経時変化

凡例
公開開始時点からの経過時間 : [欅壱] その時点での「サイレントマジョリティー」の累計再生回数 (直近24時間で上昇した再生回数)*[乃]「裸足でSummer」の累計再生回数*[欅弐]「世界には愛しかない」の累計再生回数 (直近24時間で上昇した再生回数)

#「01日後」「02日後」「03日後」… の各項は、配信開始日時の正確に24時間後、48時間後、72時間後 … における再生回数を示している。例えば、「裸足でSummer」MVの公開は07/08(金)12:00なので、01日後は07/09(土)12:00、02日後は2016/07/10(日)12:00、03日後は07/11(月)12:00での再生回数。ちなみに、「世界には愛しかない」MVの公開は、07/12(火)12:00、「サイレントマジョリティー」は03/16(水)12:00
#「直近24時間で上昇した再生回数」は、例えば、「裸足のSummer」の「01日後」なら、公開が始まった07/08(金)12:00から07/09(土)12:00の間に増えた再生回数、「02日後」なら、07/09(土)12:00から07/10(日)12:00の間に増えた再生回数。「万回/日」で表し、小数点以下2桁目を四捨五入

01日後 : [欅壱] 024万回*[乃] 024万回 (23.9万回/日)*[欅弐] 035万回 (34.8万回/日)
02日後 : [欅壱] 047万回*[乃] 052万回 (27.7万回/日)*[欅弐] 059万回 (24.3万回/日)
03日後 : [欅壱] 064万回*[乃] 070万回 (17.9万回/日)*[欅弐] 077万回 (18.3万回/日)
04日後 : [欅壱] 078万回*[乃] 082万回 (12.2万回/日)*[欅弐] 091万回 (13.5万回/日)
05日後 : [欅壱] 093万回*[乃] 096万回 (14.3万回/日)*[欅弐] 107万回 (16.0万回/日)
06日後 : [欅壱] 107万回*[乃] 108万回 (12.3万回/日)*[欅弐] 121万回 (13.9万回/日)
07日後 : [欅壱] 122万回*[乃] 121万回 (13.0万回/日)*[欅弐] 131万回 (10.4万回/日)
08日後 : [欅壱] 136万回*[乃] 132万回 (10.9万回/日)*[欅弐] 143万回 (11.3万回/日)
09日後 : [欅壱] 151万回*[乃] 146万回 (13.4万回/日)*[欅弐] 156万回 (13.1万回/日)
10日後 : [欅壱] 165万回*[乃] 157万回 (11.0万回/日)*[欅弐] 168万回 (12.3万回/日)
11日後 : [欅壱] 179万回*[乃] 169万回 (12.8万回/日)*[欅弐] 178万回 (09.7万回/日)
12日後 : [欅壱] 193万回*[乃] 183万回 (13.8万回/日)*[欅弐] 188万回 (10.7万回/日)
13日後 : [欅壱] 207万回*[乃] 198万回 (14.4万回/日)*[欅弐] 198万回 (09.7万回/日)
14日後 : [欅壱] 220万回*[乃] 211万回 (13.3万回/日)*[欅弐] 206万回 (08.1万回/日)
15日後 : [欅壱] 234万回*[乃] 222万回 (10.5万回/日)
16日後 : [欅壱] 248万回*[乃] 232万回 (10.5万回/日)
17日後 : [欅壱] 262万回*[乃] 242万回 (09.5万回/日)
18日後 : [欅壱] 276万回*[乃] 249万回 (07.7万回/日)
19日後 : [欅壱] 291万回
20日後 : [欅壱] 306万回


「裸足でSummer」は、2日後から6日後まで、「サイレントマジョリティー」を越えるペースで再生数を伸ばしたものの、7日後からは逆転され、昨日12:00の18日後には、27万回ほどの差を付けられています。

しかし、3週間に満たない18日間で250万回まで再生数が上昇するのは、Billboard JAPAN Hot100 の「動画再生回数」ランキングのTOP20に入る可能性が高い、相当なハイペースで、確かに、これだけの人気MVをショートに置き換えるのは、あまりに勿体ないと思います。

また、欅坂2枚目表題曲「世界には愛しかない」のMVは、9日後までは、累計再生数が「サイレントマジョリティー」を上回っていましたが、上昇速度がペースダウンしたため、10日後に抜かれ、昨日12:00の14日後には、「裸足でSummer」を下回っています。

つまり、公開初期における「裸足でSummer」MVの再生数上昇は、「サイレントマジョリティー」にはやや及ばないものの、「世界には愛しかない」とはほぼ互角の勢いということです。


(表1)は、公開開始からの経過時間でデータを比べていますが、一応、日付で比べたものを、1週間分、以下に示しておきます。

(表2) 乃木坂15枚目と欅坂1、2枚目表題曲のYouTube公開MVに関する、再生回数と上昇速度の推移

凡例
「曲名」
公開日を1日目として数えた日付 [実際の日付] : その日24:00における累計再生回数 (00:00から24:00の間に増えた再生回数)

#「24:00における累計再生回数」は、24:00の実測値ではなく、前後の実測値から計算して推定した数字。例えば、20:00(午後8時)に10万回、26:00(翌午前2時)に16万回と計測された場合は、
10万回+(16万回-10万回)×(4時間/6時間)
と計算して、24:00時点での再生数を14万回と推定している
#「24:00における累計再生回数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入
#「00:00から24:00の間に増えた再生回数」は「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入

(乃木坂15枚目表題曲)
「裸足でSummer」MV (Full ver.)
13日目 [07/20(水)] 191万回 (14.3万回/日)
14日目 [07/21(木)] 205万回 (14.1万回/日)
15日目 [07/22(金)] 216万回 (11.6万回/日)
16日目 [07/23(土)] 227万回 (10.6万回/日)
17日目 [07/24(日)] 237万回 (10.2万回/日)
18日目 [07/25(月)] 245万回 (08.3万回/日)
19日目 [07/26(火)] 253万回 (07.7万回/日)

(欅坂2枚目表題曲)
「世界に愛しかない」MV (Full ver.)
09日目 [07/20(水)] 149万回 (12.6万回/日)
10日目 [07/21(木)] 162万回 (13.0万回/日)
11日目 [07/22(金)] 173万回 (10.5万回/日)
12日目 [07/23(土)] 183万回 (10.5万回/日)
13日目 [07/24(日)] 193万回 (10.4万回/日)
14日目 [07/25(月)] 202万回 (08.7万回/日)
15日目 [07/26(火)] 210万回 (08.1万回/日)

(欅坂1枚目表題曲)
「サイレントマジョリティー」MV (Full ver.)
127日目 [07/20(水)] 2072万回 (18.3万回/日)
128日目 [07/21(木)] 2090万回 (18.0万回/日)
129日目 [07/22(金)] 2105万回 (14.9万回/日)
130日目 [07/23(土)] 2120万回 (14.9万回/日)
131日目 [07/24(日)] 2135万回 (14.7万回/日)
132日目 [07/25(月)] 2147万回 (12.3万回/日)
133日目 [07/26(火)] 2159万回 (11.5万回/日)


一目瞭然ながら、この1週間、3つのMVで、もっとも再生数を伸ばしたのは、「サイレントマジョリティー」で、こうなってくると、欅坂のデビュー曲に対する人気は、乃木坂はおろか、欅坂自身にとって、良いのか悪いのか、よく分からなくなってきます(笑)。


15枚目の表題曲MVについては、いい感じで話が進んでいますが、一方、カップリング曲のフルバージョンMVは、今日、すべてショートバージョンに差し替えられてしまいました。

そうです、宜しくない方のお知らせです。

さっそく、それぞれの曲について、フルバージョンMVの再生数推移を見てみましょう。

(表3) 乃木坂15枚目カップリング曲のYouTube公開MVに関する、再生回数と上昇速度の推移

# 表記法は(表2)と同じ
# 比較のため、同じ6日目のデータを青色で示している
# 新たに公開されたショートバージョンMVは、「MV (Short ver.)」をクリックすることで視聴出来ます。いきなり動画が始まるので、音声などにご注意下さい

「オフショアガール」MV (Full ver.)
01日目 [07/14(木)] 010万回 (19.9万回/日)
02日目 [07/15(金)] 022万回 (12.1万回/日)
03日目 [07/16(土)] 030万回 (08.1万回/日)
04日目 [07/17(日)] 035万回 (05.0万回/日)
05日目 [07/18(月)] 039万回 (03.5万回/日)
06日目 [07/19(火)] 042万回 (03.2万回/日)
07日目 [07/20(水)] 045万回 (03.1万回/日)
08日目 [07/21(木)] 048万回 (03.3万回/日)
09日目 [07/22(金)] 051万回 (02.8万回/日)
10日目 [07/23(土)] 054万回 (03.0万回/日)
11日目 [07/24(日)] 057万回 (02.8万回/日)
12日目 [07/25(月)] 059万回 (02.3万回/日)
13日目 [07/26(火)] 061万回 (02.1万回/日)
# MV (Short ver.)

『命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」』MV (Full ver.)
01日目 [07/14(木)] 007万回 (13.4万回/日)
02日目 [07/15(金)] 013万回 (06.6万回/日)
03日目 [07/16(土)] 017万回 (04.1万回/日)
04日目 [07/17(日)] 020万回 (02.4万回/日)
05日目 [07/18(月)] 021万回 (01.5万回/日)
06日目 [07/19(火)] 022万回 (01.1万回/日)
07日目 [07/20(水)] 023万回 (01.1万回/日)
08日目 [07/21(木)] 025万回 (01.4万回/日)
09日目 [07/22(金)] 026万回 (01.1万回/日)
10日目 [07/23(土)] 027万回 (01.2万回/日)
11日目 [07/24(日)] 028万回 (01.0万回/日)
12日目 [07/25(月)] 029万回 (00.8万回/日)
13日目 [07/26(火)] 030万回 (00.7万回/日)
# MV (Short ver.)

「白米様」MV (Full ver.)
01日目 [07/21(木)] 007万回 (13.5万回/日)
02日目 [07/22(金)] 014万回 (06.8万回/日)
03日目 [07/23(土)] 017万回 (03.1万回/日)
04日目 [07/24(日)] 019万回 (02.3万回/日)
05日目 [07/25(月)] 021万回 (01.8万回/日)
06日目 [07/26(火)] 022万回 (01.7万回/日)
# MV (Short ver.)

「シークレットグラフィティー」MV (Full ver.)
01日目 [07/21(木)] 008万回 (16.2万回/日)
02日目 [07/22(金)] 017万回 (08.7万回/日)
03日目 [07/23(土)] 021万回 (04.7万回/日)
04日目 [07/24(日)] 025万回 (03.7万回/日)
05日目 [07/25(月)] 028万回 (03.2万回/日)
06日目 [07/26(火)] 031万回 (02.9万回/日)
# MV (Short ver.)


「オフショアガール」MVは、4つの中では、明らかに一番人気で、「シークレットグラフィティー」が2番手、「命の真実」と「白米様」が3番手と言えるでしょう。

ただ、「オフショアガール」でさえ、13日目に、累計再生数が60万回を越える程度で、3日目に60万回、7日目に100万回に迫る勢いで伸びる欅坂2枚目収録の「語るなら未来を…」と比べると、乃木坂15枚目のカップリング曲MVは、やや物足りさを感じます。

(表4) 欅坂2枚目カップリング曲のYouTube公開MVに関する、再生回数と上昇速度の推移

# 表記法は(表2)と同じ

「語るなら未来を…」MV (Full ver.)
01日目 [07/20(水)] 013万回 (26.5万回/日)
02日目 [07/21(木)] 040万回 (26.5万回/日)
03日目 [07/22(金)] 057万回 (17.5万回/日)
04日目 [07/23(土)] 069万回 (12.1万回/日)
05日目 [07/24(日)] 081万回 (11.6万回/日)
06日目 [07/25(月)] 090万回 (08.9万回/日)
07日目 [07/26(火)] 097万回 (07.7万回/日)

「渋谷からPARCOが消えた日」MV (Full ver.)
01日目 [07/23(土)] 002万回 (13.9万回/日)
02日目 [07/24(日)] 016万回 (14.0万回/日)
03日目 [07/25(月)] 023万回 (06.8万回/日)
04日目 [07/26(火)] 027万回 (04.1万回/日)


CD発売日にショートに差し替えると、「白米様」と「シークレットグラフィティー」のフルバージョンMVは、たった6日間の公開になってしまうので、あまりに短く、もうちょっと置いてて欲しいと言いたくなりますが、運営の損得勘定表を書き直させるには、数字が足りないということなんでしょうか(笑)。

ちなみに、1番「オフショアガール」、2番「シークレットグラフィティー」、3番「命の真実」「白米様」というMV再生数の順序は、iTunes ランキングにも見て取れます。

(表5) 乃木坂15枚目収録曲のiTunes Store トップソング順位

011位 : 裸足でSummer
048位 : オフショアガール
061位 : 行くあてのない僕たち
086位 : シークレットグラフィティー
091位 : 僕だけの光
186位 : 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
193位 : 白米様
[07/27(水) 8:00時点]


MVの再生数とネット配信のダウンロード数は、やはり、連動しているように思えます。

一方、MVのないカップリング曲では、高校生クイズの応援ソングである「僕だけの光」が底堅いのは頷けますが、通常盤限定曲で、伊藤万理華と井上小百合による「行くあてのない僕たち」が、どういう訳か、ここまで予想外の人気を見せています(笑)。

特典のほとんど付かない通常盤は、CDを購入する人が少ないので、限定曲のダウンロード数は、伸びる傾向があっても不思議ではない。

しかし、他のカップリング曲に比べて、ここまで明確な人気を示すことは、記憶にありません。

あるいは、アップテンポでパンチのあるメロディに、まりっか&さゆにゃんの魅力的な声が載った、楽曲そのものが、受けているのかもしれない。

サンプルを聴いてみたけど、確かに、うっかり、そのままダウンロードしそうになったので(笑)。


今日の記事は、久しぶりにCDセールスについて書くつもりだったんですが、カップリング曲のMVがショートに代えられていたので、急遽、フルバージョンの再生数をまとめてみました。

しかし、さっそく今夜、15枚目のオリコン初日が出るので、個別握手会のセールスも、眺めておきましょう。

まずは、全体セールスから。

(表6) 15枚目に関する個別握手会の応募日程と売り上げの推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率_前作同次での完売率), 推定累計売り上げ枚数_前作同次での推定累計売り上げ枚数} 受付時期 (受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 応募受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒として計算している。この数値を使うと、完売1部で635枚、全体の販売可能枚数は48.3万枚になる
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

14枚目「裸足でSummer」
発売日:2016年07月27日(水)
オリコン初動集計締切:2016年07月31日(日)
初動算入:???万枚 (第08次分までと推測される)

[01次] +000 {000/630 (00.0%_01.4%) 00.0万枚_02.0万枚} 06/02〜06/03 (-58d)
[02次] +196 {196/630 (31.1%_25.5%) 21.8万枚_25.1万枚} 06/09〜06/10 (-51d)
[03次] +062 {258/630 (41.0%_48.1%) 27.9万枚_38.7万枚} 06/16〜06/17 (-44d)
[04次] +098 {356/630 (56.5%_58.5%) 34.3万枚_43.4万枚} 06/23〜06/24 (-37d)
[05次] +067 {423/760 (55.7%_69.7%) 42.3万枚_46.5万枚} 06/30〜07/01 (-30d)
[06次] +083 {506/760 (66.6%_77.1%) 44.8万枚_47.9万枚} 07/07〜07/08 (-23d)
[07次] +071 {577/760 (75.9%_81.0%) 46.6万枚_48.5万枚} 07/14〜07/15 (-16d)
[08次] {---/760 (---%_85.3%) ---万枚_48.9万枚} 07/21〜07/22 (-09d)
[09次] {---/760 (---%_86.8%) ---万枚_49.0万枚} 07/28〜07/29 (-02d)
[10次] {---/760 (---%_88.2%) ---万枚_49.1万枚} 08/04〜08/05 (05d)
[11次] {---/760 (---%_88.7%) ---万枚_49.2万枚} 08/11〜08/12 (12d)


現在分かっている完売状況は、第7次終了時点のもので、760部中577部売り切れの、完売率75.9%でした。

「ハルジオンが咲く頃」個別握手会の第7次終了時点の完売率は81.0%で、今作は、総部数が前作の780部から20部減ったのに、完売率が伸びていません。

ただ、現時点での、推定される売り上げ枚数は、前作48.5万枚に対して、今作は46.6万枚と、2万枚ほどの減少に留まっている。

深川麻衣が30部全完売によって売り上げるのは、推定2万枚弱なので、ちょうど卒業したまいまいの分だけ、個別握手会の全体セールスが下がっていて、まあ、増えもしなければ、減りもしない、ほぼ前作並のレベルと言っていいでしょう。


「裸足でSummer」個別握手会セールスのオリコン初動算入は、第8次応募分までと考えられます。

第7次応募での前次からの完売積み上げは71部で、まだまだ勢いがあるので、第8次では1万枚以上の伸びは期待していんじゃないでしょうか。

従って、初動算入分は48万枚あたりとするのが、妥当な予想かと思います。


「ハルジオンが咲く頃」個別握手会セールスの初動算入は第10次応募分までで、完売状況のシミュレーション計算によると49.1万枚で、今作の初動算入は、前作より1万枚ほど少ない。

つまり、オリコン初動の個別握手会分に関しては、ほとんど前作と変わらないという予想になります。


一応、歴代シングルのオリコン初動と、その内訳を載せておきます。

(表7) 乃木坂46歴代シングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移とその内訳

凡例
シングル番号 : オリコン初動 (店頭販売第1週売り上げ+特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「店頭販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から店頭販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music を通した売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2016年07月25日付[07/11(月)〜07/17(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計

01枚目 : 13.6 (08.3+05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (07.3+08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (06.1+12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (06.6+16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (07.2+17.0) [31.9] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (09.7+24.0) [46.0] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (09.0+30.5) [51.7] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8+34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0+31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7+36.2) [61.9] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (15.0+35.0) [62.2] 2015/03/18「命は美しい」
12枚目 : 60.9 (15.5+SE盤04.0+41.4) [68.0] 2015/07/22「太陽ノック」
13枚目 : 62.7 (17.1+45.6) [74.1] 2015/10/28「今、話したい誰かがいる」
14枚目 : 75.0 (23〜26+49〜52) [82.7] 2016/03/23「ハルジオンが咲く頃」

15枚目 : ??? ( ---- + ---- ) 2016/07/27「裸足でSummer」


14枚目「ハルジオンが咲く頃」に関しては、サウンドスキャンが、店頭販売CDの盤種別売り上げ枚数を、一般公表しなくなったので、その内訳はざっくりした推定に過ぎません。

ただ、前作は、初回限定盤などの店頭販売セールスが、20万枚を越えるレベルまで大きく伸びて、オリコン初動を75万枚に押し上げたのは、間違いないだろうと考えています。

卒業する深川麻衣には、今しか会えないという気持ちが、全国握手会の参加者数を増やした可能性があって、「卒業商法」は、店頭販売CDのセールスに対しては、大きな効果があったんじゃないでしょうか。


15枚目「裸足でSummer」は、中心メンバーの卒業はないけど、1期最年少である齋藤飛鳥のセンター抜擢という久しぶりの「変革」が起こったので、話題性とフレッシュ感は十分あると思います。

さらに、最近、『世界ふしぎ発見!』『踊る!さんま御殿!!』『うわっ!ダマされた大賞』など、誰もが知っているゴールデンタイムの人気バラエティに、乃木坂メンバーが頻繁に出ており、テレビ露出が急速に増加しています。

テレビでよく観る、美少女アイドルに直接会いたいと願うのは、ペナルティーのワッキー扮する「変態おじさん」だけではない筈で(笑)、視聴者のそういう感情が、全国握手会を盛況にすることは、あり得るでしょう。


さすがに、ブリーフ1枚で、全身がヌルヌルのテカテカでは、会場に入れないだろうけど(笑)、「変態おじさん」も、服装にさえ気をつければ、初回限定盤1枚で、乃木坂ちゃんと会うことが出来る。

CDさえ買えば、ごく簡単に、アイドルと握手出来るシステムは、アイドルがテレビの箱の中で、活躍すれば活躍するほど、輝けば輝くほど、遠い世界にいる人と会えるというプレミア感が強くなるように見えます。

乃木坂が有名人気番組に日常的に出演している状況そのものが、全国握手会に人々を惹き付ける要因になるんじゃないかと。


というわけで、店頭販売CDの今作売り上げは、前作並みか、それ以上を期待出来て、かりに減少したとしても、下げ幅は小さいと考えたくなります。

つまり、個別握手会分も店頭販売分も、前作とほぼ同じという予想で、二つを合わせたオリコン初動も、さほど変わらないのではと、見ています。

本格的なヒット曲が欲しい今の乃木坂にとって、重要なのはMVの再生回数やiTunesからのダウンロード数であって、CDセールスは、大幅に減少すれば別だけど、10%程度であれば、上がろうが下がろうが、正直、あまり気になりません(笑)。

そして、個別と全国、両方の握手会人気が安定して高い現状を眺めていると、スケジュール設定や特典内容による若干の増減はあっても、今作初動が、前作の75.0万枚から、7.5万枚を越える幅で、急激に下がるとは思えないので、オリコンの数字が出るまで、静かに待っていようと、落ち着いた気持ちになります。


次は、個別握手会における、各メンバーのCDセールスです。

(表8) 15枚目個別握手会第7次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、15th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

[01] 30部/30部 (1.00; 06次, 1.91万枚) 秋元真夏 生田絵梨花 衛藤美彩 c齋藤飛鳥 桜井玲香 白石麻衣 中元日芽香 西野七瀬 橋本奈々未 若月佑美
[11] 28部/30部 (0.93, 1.90万枚) 堀未央奈*
[12] 26部/30部 (0.87, 1.90万枚) 伊藤万理華
[12] 26部/30部 (0.87, 1.90万枚) 北野日奈子*
[14] 23部/30部 (0.77, 1.88万枚) 井上小百合 星野みなみ
[16] 22部/30部 (0.73, 1.87万枚) 松村沙友理
[17] 19部/28部 (0.68, 1.73万枚) 新内眞衣*
[18] 24部/27部 (0.89, 1.71万枚) 高山一実
[19] 15部/28部 (0.54, 1.69万枚) 寺田蘭世*
[20] 09部/28部 (0.32, 1.58万枚) 中田花奈
[21] 11部/22部 (0.50, 1.31万枚) 斉藤優里
[22] 06部/18部 (0.33, 1.02万枚) 生駒里奈
[23] 06部/16部 (0.38, 0.92万枚) 渡辺みり愛*
[24] 12部/14部 (0.86, 0.88万枚) 山崎怜奈*
[25] 04部/16部 (0.25, 0.88万枚) 樋口日奈
[26] 01部/12部 (0.08, 0.61万枚) 相楽伊織*
[27] 04部/10部 (0.40, 0.58万枚) 伊藤かりん* 能條愛未
[29] 08部/08部 (1.00; 06次, 0.51万枚) 鈴木絢音*
[30] 00部/10部 (0.00, 0.48万枚) 川村真洋
[31] 00部/08部 (0.00, 0.39万枚) 川後陽菜
[32] 05部/06部 (0.83, 0.38万枚) 斎藤ちはる
[33] 01部/07部 (0.14, 0.37万枚) 伊藤純奈*
[34] 00部/06部 (0.00, 0.29万枚) 佐々木琴子* 和田まあや


1位の30部全完売メンバー10人から16位の松村沙友理までは、売り上げ枚数が団子状態で、トップグループと捉えることが出来ます。

次に、17位の新内眞衣、18位高山一実、19位寺田蘭世の3人は、第2グループと言えるでしょう。

今作上位に位置するメンバーの顔ぶれと並びは、前作と大きく変わった印象は受けませんが、そんな中、新内眞衣は、いつ選抜入りしてもおかしくない、第2グループの常連になりつつあり、存在感を増しています。


推定売り上げ枚数で順位を付けると、担当部数の多いメンバーが圧倒的に有利になって、受け持った部数は少ないながら、個人完売率が高く、前作より枚数を伸ばしている、成長株を見逃してしまうことがある。

そこで、「ハルジオンが咲く頃」第7次終了時点でのセールスと比べて、売り上げ枚数が伸びた順にメンバーを並べてみました。

(表9) 個別握手会第7次終了時点における、14枚目から15枚目への推定売り上げ枚数の伸びによる順位表

凡例
[順位] 15th7次から14th7次を引いた完売部数の差/担当部数の差 (14th7次の完売部数/担当部数→15th7次の完売部数/担当部数; 15th7次から14th7次を引いた推定売り上げ枚数の差) メンバー名

#「推定売り上げ枚数の差」は千枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

[01] +4部/+6部 (08/08→12/14; +3.8千枚) 山崎怜奈
[02] +2部/+6部 (24/24→26/30; +3.7千枚) 北野日奈子
[03] -4部/+6部 (05/06→01/12; +2.3千枚) 相楽伊織
[04] -1部/+4部 (20/24→19/28; +2.2千枚) 新内眞衣
[05] +1部/+4部 (14/24→15/28; +2.1千枚) 寺田蘭世
[06] -1部/+4部 (12/18→11/22; +1.9千枚) 斉藤優里
[07] +2部/+2部 (06/06→08/08; +1.3千枚) 鈴木絢音
[08] -3部/+4部 (03/06→00/10; +1.2千枚) 川村真洋
[09] -9部/+4部 (18/24→09/28; +0.8千枚) 中田花奈
[10] -1部/+2部 (07/14→06/16; +0.7千枚) 渡辺みり愛
[11] +4部/±0部 (22/30→26/30; +0.2千枚) 伊藤万理華
[12] ±0部/±0部 (30/30→30/30; ±0.0千枚) 秋元真夏 生田絵梨花 衛藤美彩 齋藤飛鳥 桜井玲香 白石麻衣 中元日芽香 西野七瀬 橋本奈々未 若月佑美
[22] -1部/±0部 (29/30→28/30) 堀未央奈
[23] ±0部/±0部 (23/30→23/30) 井上小百合
[24] ±0部/±0部 (00/06→00/06) 佐々木琴子
[25] -5部/±0部 (28/30→23/30) 星野みなみ
[26] -5部/±0部 (27/30→22/30) 松村沙友理
[27] +2部/-2部 (02/12→04/10) 能條愛未
[28] -4部/±0部 (08/16→04/16) 樋口日奈
[29] -7部/±0部 (13/18→06/18) 生駒里奈
[30] -1部/-3部 (25/30→24/27) 高山一実
[31] ±0部/-4部 (04/14→04/10) 伊藤かりん
[32] +1部/-5部 (00/12→01/07) 伊藤純奈
[33] +4部/-6部 (01/12→05/06) 斎藤ちはる
[34] -2部/-4部 (02/12→00/08) 川後陽菜
[35] -1部/-8部 (01/14→00/06) 和田まあや


山崎怜奈、絶好調です(笑)。

担当部数が6部増えたのに、完売部数を4部増やして、前作より大幅に売り上げ枚数を伸ばしています。

また、北野日奈子も、担当6部増加の30部で、完売部数も2部増やし、人気を見せつけています。

3位の相楽伊織は、担当6部増加の影響で、売り上げ枚数がアップしていますが、今作の完売はまだ1部で、計算上の誤差が大きく、もう少し完売が出てからでないと、上昇傾向にあるかどうか何とも言えません。


上述したように、躍進を感じさせる新内眞衣は、やはりセールスを伸ばしていて、寺田蘭世と斉藤優里も、担当部数の増加に、上手く対応出来ている。

そして、鈴木絢音は、前作では担当6部を5次で全完売、今作は担当8部を6次全完売で、着実に人気を積み上げています。

さらに、渡辺みり愛は、担当2部増加の16部まで引き上げられましたが、今作でもすでに6部を売り切っていて、好調さが伝わってきます。


一方、22位以下は、今作の売り上げ枚数が、前作より落ちたメンバーです。

しかし、担当部数を減少させられると、それだけでセールスは大幅に下がるので、売り上げ枚数の差は気にする必要はないと思います。

典型的な例が斎藤ちはるで、担当は前作12部から、今作6部と半減していますが、すでに5部を売り切っていて、完売率を大幅に上昇させています。

これは、ファンを掴んで、人気が上がりつつあることを示すもので、頻繁なブログの更新が、功を奏しているのだと思います。


心配なのは、担当部数が下がっているのに、完売率が上がってこないケースで、伊藤純奈、川後陽菜、和田まあやは、とくに気になります。

まだまだ応募は続くので、今後の推移を見ないと、はっきりしたことは言えませんが、3人とも年少メンバーで、欅坂とダイレクトに競合しているのかもしれないと、危惧しています。

また、さゆりんご軍団として、「白米様」のMVに登場するなど、今作、アピールを強めている佐々木琴子も、まだ完売が出ておらず、最終的な分析は、もっと後で行うとしても、若いメンバーの握手会セールスが、欅坂に流れている可能性は、頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれません。


最後に、「裸足でSummer」のオリコンデイリー初日は、60.0万枚の1位でした。

14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、初日と初動の差が15.9万枚だったので、それと同じ積み上げであれば、15枚目の初動は75.9万枚で、前作微増ってやつですね(笑)。


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15枚目発売の今週、乃木坂出演の大型番組&イベントが目白押し!オンエア予定まとめ [24Jul16]

2016-07-24 19:26:42 | 芸能
先週は、生田絵梨花のTBS『日立 世界ふしぎ発見!』や生駒里奈のテレ東『家、ついて行ってイイですか?』など、個々のメンバーが数多くの人気テレビ番組に出演しましたが、15枚目「裸足でSummer」がリリースされる今週は、グループとして参加する番組など、さらに、見逃せないプログラムが続きます。

しかし、あまりに情報が多く、放送日が迫ってから正式な告知が行われことも度々で、オンエア直前なのに、乃木坂公式サイトの「スケジュール」ページに載っていない番組があったりして、全体を把握するのが難しい状況になっています。

そこで、私がフォローしている範囲で、以下にまとめておきました。

ほぼ同じものを、前回記事の冒頭に、補足として、書き加えましたが、念のため、新しい記事として投稿しておきます。

見逃している番組は、発見次第(笑)、この記事と「ブックマーク」内の「重要日程」に、書き込むつもりです。


訂正とお詫び

7月27日(水)に行われる『ライオンスペシャル 第36回全国高等学校クイズ選手権』に関して、日テレで午後3時からオンエアと表記していましたが、これは私の勘違いで、当日の放送は予定されていないようです。

大変、失礼しました。お詫びして、訂正致します。


乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

いくちゃんジュリエットのチケット先行販売!
07月25日(月) 19 : 00 〜 08月08日(月) 18 : 00 生田絵梨花がジュリエット役で出演する、来年1月から始まるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の東京公演チケット先着先行販売。また、東京公演チケット抽選先行販売は、東宝分を8月9日(火)〜8月12日(金)に受け付けるようです。先行期間に公式サイトでチケットを購入した人は、9月5日(月)都内某所で行われる制作発表に、抽選でご招待とのこと。

07月25日(月) non-no 創刊45周年記念イベント『西野七瀬 in 大阪 トークショー』(18:30〜19:30) in サンケイホール ブリーゼ

07月25日(月) NHK総合の音楽番組、『シブヤノオト』&『ナノミの部屋』の公開収録 in NHKホール(19:00〜21:00)に、乃木坂46が参加
(放送予定)
『シブヤノオト』07月31日(日) 17:00〜17:55
『ナノミの部屋』08月03日(水) 25:30〜26:00
# どちらに、どういう形で出演するかは、現時点で不明

乃木坂が本格的「どっきり」の洗礼!
07月25日(月) 19 : 00 〜 21 : 54 [地デ] 日テレ『うわっ!ダマされた大賞2016夏【芸能人70人に超ド級ワナ連発!爆笑の納涼祭】』に、乃木坂46が出演

07月26日(火) 23 : 15 〜 24 : 15 [地デ] テレビ朝日『中居正広のミになる図書館』に、松村沙友理が出演

新曲リリース!
07月27日(水) 乃木坂46の15枚目シングル「裸足でSummer」発売

高校生クイズにサポーターとして登場!
07月27日(水)『ライオンスペシャル 第36回全国高等学校クイズ選手権』。毎夏恒例の高校生によるクイズ大会で、今年は、地区大会を全国11か所で同時開催するとのこと。乃木坂が番組サポーターとなって応援。途中、ライブがあるとの情報

Mステで新曲をパフォーマンス!
07月29日(金) 20 : 00 〜 [地デ_生放送] テレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂15th選抜が出演して、「裸足でSummer」をパフォーマンス

生駒ちゃん主演映画第2弾!
07月30日(土) 生駒里奈主演の映画『コープスパーティ Book of Shadows』が、シネリーブル池袋ほかで全国順次ロードショー。昨年夏に公開された映画の続編

まいまい卒業&15thリリースの『46SHOW!』
07月30日(土) 23 : 15 〜 [BS] NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』。「裸足でSummer」と「あらかじめ語られるロマンス」のスタジオライブあり

07月31日(日) 2ndアルバムのプレミアムイベント(応募券2枚 : 当選350名)「初!!メンバー対抗 乃木坂46ボーリング大会!!

07月31日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [地デ] NHK総合『シブヤノオト』。乃木坂が出演して、楽曲を披露する可能性

07月31日(日) 19 : 00 〜 20 : 00 [BS] BSジャパン『真夏のゴルフフェスティバル サマンサタバサガールズコレクション2016』。茨城県阿見町のイーグルポイントゴルフクラブで、7月17日(日)に行われ、乃木坂がライブ参加したゴルフフェスの模様を放送。演目は、おそらく、「裸足でSummer」じゃないかと


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、次のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 05Jun16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Jun〜Jul]

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欅坂、BABYMETAL、乃木坂、MV再生回数を巡る競争が生んだ超大型新人 [23Jul16]

2016-07-23 00:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

07月25日(月) non-no 創刊45周年記念イベント『西野七瀬 in 大阪 トークショー』(18:30〜19:30) in サンケイホール ブリーゼ

乃木坂が本格的「どっきり」の洗礼!
07月25日(月) 19 : 00 〜 21 : 54 [地デ] 日テレ『うわっ!ダマされた大賞2016夏【芸能人70人に超ド級ワナ連発!爆笑の納涼祭】』に、乃木坂46が出演

07月26日(火) 23 : 15 〜 24 : 15 [地デ] テレビ朝日『中居正広のミになる図書館』に、松村沙友理が出演

07月27日(水) 乃木坂46の15枚目シングル「裸足でSummer」発売

07月27日(水) 15 : 00〜 [地デ] 日テレ『ライオンスペシャル 第36回全国高等学校クイズ選手権』。毎夏恒例の高校生によるクイズ大会で、今年は、地区大会を全国11か所で同時開催するとのこと。乃木坂が番組サポーターとなって応援。途中、ライブがあるとの情報あり

07月30日(土) 生駒里奈主演の映画『コープスパーティ Book of Shadows』が、シネリーブル池袋ほかで全国順次ロードショー。昨年夏に公開された映画の続編

07月30日(土) 23 : 15 〜 [BS] NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』。「裸足でSummer」と「あらかじめ語られるロマンス」のスタジオライブ

07月31日(日) 2ndアルバムのプレミアムイベント(応募券2枚 : 当選350名)「初!!メンバー対抗 乃木坂46ボーリング大会!!」。乃木坂公式サイトの関連記事

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YouTubeに公開されている「裸足でSummer」フルバージョンMVの再生回数が、200万を越えましたね。

07/08(金)の公開から14日目での200万回突破で、「ハルジオンが咲く頃」フルバージョンMVは、21日目の公開終了直前の再生数が147万回だったので、15枚目表題曲MVは、前作を大きく上回るペースで進んでいることが分かります。

「裸足でSummer」「世界には愛しかない」「サイレントマジョリティー」の、今週に入ってからの再生回数推移を、以下に載せておきます。

(表1) 乃木坂・欅坂のYouTube公開MVに関する、再生回数と上昇速度の今週の推移

凡例
「曲名」
公開日を1日目として数えた日付 [実際の日付] : その日24:00における累計再生回数 (00:00から24:00の間に増えた再生回数)

#「24:00における累計再生回数」は、24:00の実測値ではなく、前後の実測値から計算して推定した数字。例えば、20:00(午後8時)に10万回、26:00(翌午前2時)に16万回と計測された場合は、
10万回+(16万回-10万回)×(4時間/6時間)
と計算して、24:00時点での再生数を14万回と推定している
#「24:00における累計再生回数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入
#「00:00から24:00の間に増えた再生回数」は「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入

「裸足でSummer」MV (full ver.)
11日目 [07/18(月)] 163万回 (11.8万回/日)
12日目 [07/19(火)] 176万回 (13.4万回/日)
13日目 [07/20(水)] 191万回 (14.3万回/日)
14日目 [07/21(木)] 205万回 (14.1万回/日)

「世界には愛しかない」MV (full ver.)
07日目 [07/18(月)] 126万回 (11.7万回/日)
08日目 [07/19(火)] 137万回 (10.6万回/日)
09日目 [07/20(水)] 149万回 (12.6万回/日)
10日目 [07/21(木)] 162万回 (13.0万回/日)

「サイレントマジョリティー」MV (full ver.)
125日目 [07/18(月)] 2036万回 (09.7万回/日) ※
126日目 [07/19(火)] 2054万回 (18.2万回/日)
127日目 [07/20(水)] 2072万回 (18.3万回/日)
128日目 [07/21(木)] 2090万回 (18.0万回/日)

※『FNSうたの夏まつり2016』の番組内視聴者投票で、「サイレントマジョリティー」が1位を獲得し、48&46ドリームチームが22:30頃にパフォーマンスを披露


先週は、土曜にTBS『音楽の日』、日曜はテレ東『乃木坂工事中』、月曜フジ『うたの夏まつり』と、「裸足でSummer」を3日連続でテレビ披露し、さらに今週水曜には、『ZIP!』『スッキリ!!』『PON!』という日テレの朝の情報番組にメンバーが立て続けに出演しています。

いよいよ、15枚目の新曲キャンペーンが本格化してきた感があって、こういったプロモーションがMV再生回数の順調な上昇につながっているのだと思います。

「世界には愛しかない」MVと比べると、後で示すように、先週までは、1日あたりの上昇速度で下回っていたのが、上表のように、今週に入ってからは逆転しています。


ただ、欅坂2枚目表題曲MVの再生数が、今週火曜に、若干、上昇スピードを落としたのは、月曜夜に『FNSうたの夏まつり』で、「サイレントマジョリティー」が大きくクローズアップされ、翌日、信じられないほど、再生数が急上昇したことの、「反作用」という面はあるかもしれません。

上表のように、「サイレントマジョリティー」は、今週月曜の9.7万回/日が、翌火曜は2倍近い18.2万回/日に跳ね上がり、水曜、木曜と、依然、18.0万回/日を越えるペースを維持しています。

その結果、好調な乃木坂15枚目、欅坂2枚目の表題曲MVをさらに上回る再生数の伸びになっていて、公開開始から125日目〜128日目、19週目であることを考えると、驚異的な人気だと言えます。


ん〜、このMV、本当に受けていますね、世の中に(笑)。

欅坂は、2枚目のカップリング曲「語るなら未来を…」のフルバージョンMVが、今週水曜お昼に公開され、まだ3日も経ってないのに、すでに50万回を越えていて、こちらも凄まじ勢いです。

このMVは、「世界には愛しかいない」以上に、「サイレントマジョリティー」と雰囲気が似ていて、カッコいい系ダンスこそが、時代の求めるパフォーマンスということなんでしょうか。

公開直後の再生数急上昇を、今後、どこまで維持出来るかがポイントなので、欅坂2枚目のMVに関しては、表題もカップリングも、そして、もちろん乃木坂15枚目も、人気の全体像が見えてくるのは、これからだと思います。

ただ、素晴らしいスタートダッシュを切ったのは間違いないでしょう。


一応、先週の推移も見ておきましょう。

(表2) 乃木坂・欅坂のYouTube公開MVに関する、再生回数と上昇速度の先週の推移

凡例
「曲名」
公開日を1日目として数えた日付 [実際の日付] : その日24:00における累計再生回数 (00:00から24:00の間に増えた再生回数)

# 表記の仕様は(表1)と同じ

「裸足でSummer」MV (full ver.)
04日目 [07/11(月)] 075万回 (13.8万回/日)
05日目 [07/12(火)] 087万回 (12.2万回/日)
06日目 [07/13(水)] 102万回 (14.8万回/日)
07日目 [07/14(木)] 115万回 (13.0万回/日)
08日目 [07/15(金)] 127万回 (11.9万回/日)
09日目 [07/16(土)] 139万回 (12.2万回/日)
10日目 [07/17(日)] 151万回 (11.8万回/日)

「世界には愛しかない」MV (full ver.)
01日目 [07/12(火)] 014万回 (27.4万回/日)
02日目 [07/13(水)] 047万回 (33.3万回/日)
03日目 [07/14(木)] 069万回 (22.2万回/日)
04日目 [07/15(金)] 085万回 (15.3万回/日)
05日目 [07/16(土)] 099万回 (14.5万回/日)
06日目 [07/17(日)] 114万回 (15.3万回/日)

「サイレントマジョリティー」MV (full ver.)
118日目 [07/11(月)] 1971万回 (07.8万回/日)
119日目 [07/12(火)] 1980万回 (09.0万回/日)
120日目 [07/13(水)] 1989万回 (09.1万回/日)
121日目 [07/14(木)] 1998万回 (09.5万回/日)
122日目 [07/15(金)] 2007万回 (08.6万回/日)
123日目 [07/16(土)] 2017万回 (09.7万回/日)
124日目 [07/17(日)] 2026万回 (09.4万回/日)


3曲とも、MVの人気については、非常に順調で、以下のように、Billboard JAPAN のチャートにも、それが表れています。

(表3) 乃木坂欅坂の楽曲の最新 Billboard JAPAN Hot100 におけるランクイン状況

凡例
(総合) 07/25付 [07/11(月)〜07/17(日)] のHot100順位 : 各項目の順位「曲名」
# 各項目の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[E] 動画再生回数

(総合)20位 : [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]03位 [F]03回「裸足でSummer」
(総合)24位 : [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]05位 [M]15位 [F]02回「世界には愛しかない」
(総合)35位 : [S]52位 [R]00位 [L]35位 [T]29位 [M]19位 [F]18回「サイレントマジョリティー」


凄いのは、「動画再生回数」(E)が、3曲ともにTOP20にランクインしていることで、100位以内に入ることすら難しいのだから、こんな光景は滅多に見られないと思う(笑)。

あるいは、坂道シリーズの表題3曲が、同時期に揃ったことで、「相乗効果」が発生して、人気を押し上げているのかもしれません。


ところで、MV再生回数のスタートダッシュに関して、「サイレントマジョリティー」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」で、結局、どれが一番勢いがあるのかは、ネットでよく話題になるので、次のような表を作ってみました。

(表4) YouTube公開MVの累計再生回数の経時変化

凡例
公開開始時点からの経過時間 : [欅壱] その時点での「サイレントマジョリティー」の累計再生回数*[乃]「裸足でSummer」の累計再生回数*[欅弐]「世界には愛しかない」の累計再生回数

#「01日後」「02日後」「03日後」… の各項は、配信開始日時の正確に24時間後、48時間後、72時間後 … における再生回数を示している。例えば、「裸足でSummer」の公開は07/08(金)12:00なので、01日後は07/09(土)12:00、02日後は2016/07/10(日)12:00、03日後は07/11(月)12:00での再生回数

01日後 : [欅壱] 024万回*[乃] 024万回*[欅弐] 035万回
02日後 : [欅壱] 047万回*[乃] 052万回*[欅弐] 059万回
03日後 : [欅壱] 064万回*[乃] 070万回*[欅弐] 077万回
04日後 : [欅壱] 078万回*[乃] 082万回*[欅弐] 091万回
05日後 : [欅壱] 093万回*[乃] 096万回*[欅弐] 107万回
06日後 : [欅壱] 107万回*[乃] 108万回*[欅弐] 121万回
07日後 : [欅壱] 122万回*[乃] 121万回*[欅弐] 131万回
08日後 : [欅壱] 136万回*[乃] 132万回*[欅弐] 143万回
09日後 : [欅壱] 151万回*[乃] 146万回*[欅弐] 156万回
10日後 : [欅壱] 165万回*[乃] 157万回
11日後 : [欅壱] 179万回*[乃] 169万回
12日後 : [欅壱] 193万回*[乃] 183万回
13日後 : [欅壱] 207万回*[乃] 198万回
14日後 : [欅壱] 220万回
15日後 : [欅壱] 234万回


「裸足でSummer」MVは、公開2日後から6日後までは、「サイレントマジョリティー」の再生数上昇を上回るペースで進んでいたのですが、7日後以降は、現在の13日後まで、やや遅いペースになっています。

一方、「世界には愛しかない」は、公開初日から一貫して、「サイレントマジョリティー」の上昇速度を越えるペースを維持しています。

ただ、5日後、6日後に、14万回まで付いていた差が、今週に入ってのペースダウンによって、現在9日後には5万回にまで縮まってきました。

そのため、6日後に13万回あった「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」の差も、10万回になるなど、縮小傾向にあります。

とは言っても、「世界には愛しかない」は、8月10日(水)のCDリリースに向けて、新曲プロモーションがより活発になるだろうから、来週は、盛り返す可能性が大きいと思います。


「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」のMV公開は、4日違いで、ほぼ同時期にスタートしています。

こういった並走状況は、双方のファンがMV再生数の伸びを、通常より意識する可能性があって、相手に負けまいと視聴して、両方の数字を押し上げる効果があるかもしれません。

実は、「サイレントマジョリティー」MVと、ほぼ同時期に公開されたBABYMETAL「KARATE」MVの再生数推移を並べてみると、こういったライバル視による「相乗効果」が浮き彫りになります。

(表5) 欅坂46「サイレントマジョリティー」とBABYMETAL「KARATE」のYouTube公開MVの再生回数推移

凡例
公開週を1週目とした週日付 : 「サイレントマジョリティー」のデータ*「KARATE」のデータ
#「データ」の中味は、
週終わり日曜24:00における累計再生回数 (1週間で増えた再生回数を1日当たりに換算したもの)
# ここでの「週」は、月曜00:00に始まり、日曜24:00に終わる1週間
# 青色の「週終わり日曜24:00における累計再生回数」は、二つのMVの値のうち、より大きい方を示している
# 二つのMVは、同じ週に公開されているので、「累計再生回数」をダイレクトに比較することが出来る
# 「サイレントマジョリティー」のCD発売週は4週目

01週目 : 0086万回 (19.0万回/日) * 0089万回 (35.8万回/日)
02週目 : 0186万回 (14.4万回/日) * 0263万回 (24.8万回/日)
03週目 : 0283万回 (13.9万回/日) * 0388万回 (17.9万回/日)
04週目 : 0404万回 (17.3万回/日) * 0519万回 (18.7万回/日)
05週目 : 0575万回 (24.4万回/日) * 0655万回 (19.4万回/日)
06週目 : 0757万回 (25.9万回/日) * 0782万回 (18.2万回/日)
07週目 : 0983万回 (32.3万回/日) * 0944万回 (23.1万回/日)
08週目 : 1170万回 (26.7万回/日) * 1082万回 (19.6万回/日)
09週目 : 1307万回 (19.6万回/日) * 1196万回 (16.3万回/日)
10週目 : 1428万回 (17.3万回/日) * 1285万回 (12.8万回/日)
11週目 : 1531万回 (14.7万回/日) * 1365万回 (11.4万回/日)
12週目 : 1621万回 (12.8万回/日) * 1436万回 (10.1万回/日)
13週目 : 1701万回 (11.4万回/日) * 1499万回 (09.0万回/日)
14週目 : 1775万回 (10.6万回/日) * 1561万回 (08.8万回/日)
15週目 : 1842万回 (09.5万回/日) * 1614万回 (07.6万回/日)
16週目 : 1906万回 (09.2万回/日) * 1663万回 (06.9万回/日)
17週目 : 1963万回 (08.1万回/日) * 1706万回 (06.2万回/日)
18週目 : 2026万回 (09.0万回/日) * 1749万回 (06.2万回/日)


「KARATE」MVは、「サイレントマジョリティー」MVの2日後に公開が始まりますが、再生数は一気に抜いて、3週目終了時点で、100万回以上の差を付け、リードしていました。

ところが、4週目に「サイレントマジョリティー」のCDが発売され、プロモーションが強化されると、再生数の上昇速度が増加します。

さらに、決定的だったのが、5週目です。

オリコン初動枚数が、女性グループのデビュー曲で、HKT48を抜いて、歴代1位になったとの記事がメディアを賑わせ、「サイレントマジョリティー」MVの再生数上昇速度は24.4万回/日を記録し、公開以来、初めて「KARATE」を上回ります。


そして、ふと気づいてみると、5週目終了時点で、二つのMVの再生数差は、80万回にまで縮小していました。

ここで欅坂ファンが、「抜けるかもしれない」と手応えを感じたのでしょうか、6週目に入って、上昇速度はさらに25.9万回/日、また、累計再生数も757万回となり、「KARATE」との差は25万回にまで縮まり、加えて、1千万回が見えてきます。

そして、7週目、上昇速度は、何と32.3万回/日という、凄まじいレベルに達し、遂に、「KARATE」の再生数を越えてしまいます。


この7週目は、04/25(月)〜05/01(日)の期間で、Billboard JAPAN の05/09付チャートの対象週に当たりますが、「サイレントマジョリティー」の「動画再生回数」は1位を獲得し、「KARATE」も3位に入ります。

何とか「KARATE」の再生数を越えたい、越えられるかもしれない、というファンの思いが、「サイレントマジョリティー」の再生数上昇速度を、公開18週中の最高レベルに高め、その週、国内でもっとも視聴されたMVに押し上げてしまった、そういう風に見えます。

興味深いのは、二つのMVの再生数が逆転した7週目は、「KARATE」の上昇速度も3週目以降の最高レベルを記録しており、あるいは、BABYMETALのファンで、「抜かれたくない」と思った人がいたのかもしれません。


「サイレントマジョリティー」は、MV公開7週目に Billboard チャートの「動画再生回数」1位という快挙を達成、累計再生数は翌8週目に1千万回を突破し、近年のアイドルソングでは考えられない人気を見せつけ、ここで欅坂46に対する高評価が定まった感がある。

「KARATE」MVとの再生数争いは、数字が数字を呼ぶような面はあるけど、手強いライバルを持つことは、新人アイドルが人気を確立していく上で、プラスに働くという見方も出来ます。

再生数の競争がどこまで人気上昇に寄与したのかは分かりませんが、欅坂46という超大型新人の誕生には、BABYMETALの存在が少なからぬ役割を果たしたのは、間違いないんじゃないでしょうか。


一方、今に目を移すと、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」のMVが、似たようなバトルを繰り広げていて、乃木坂15枚目表題曲が、前作「ハルジオンが咲く頃」を遥かに越える再生数上昇速度を見せているのも、お互いを意識した「相乗効果」による部分があるかもしれません。

「サイレントマジョリティー」のMV公開が、「KARATE」と同時期になったのは、多分、偶然だと思いますが、坂道シリーズとAKB48Gの新曲やMVを、近い時期に集中して発表するのは、ファンに互いを意識させて数字を上げようと、意図的に仕掛けているようにも見えます。

ただ、こういった「意図的」なライバル関係が、何かを生み出す確率は、案外、低いんじゃないでしょうか。

「公式ライバル」という触れ込みが、乃木坂46とAKB48に与えたものは、正直、ほとんどない気がするので(笑)。


「サイレントマジョリティー」は、MVの再生回数が素晴らしく良いですが、同時に、iTunes Store などの配信も絶好調で、二つの指標がダブルで高い数字を叩き出したことが、楽曲人気を決定付けたと思います。

そして、生駒里奈センターの48&47ドリームチームが、『FNSうたの夏まつり2016』で、パフォーマンスしたことで、iTunes Store トップソングで、再び、「サイレントマジョリティー」が上位に復帰しています。

(表6) iTunes Store トップソングにおける、最近の「サイレントマジョリティー」順位帯推移

凡例
順位計測日 順位 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインしたことを表す。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 毎日、深夜から翌早朝の時間帯に、1度だけ順位を調べ、その日の順位としている

07/11(月) 72位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/12(火) 87位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/13(水) 65位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/14(木) 63位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/15(金) 74位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/16(土) 62位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/17(日) 61位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

07/18(月) 09位 : 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] ※
07/19(火) 06位 : 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0]
07/20(水) 13位 : 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0]
07/21(木) 11位 : 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0]

※『FNSうたの夏まつり2016』の番組内視聴者投票で、「サイレントマジョリティー」が1位を獲得し、48&46ドリームチームが22:30頃にパフォーマンスを披露


先週は、60位から90位の当たりにランクインして、「世界には愛しかいない」のリリースが近づいてきて、最近は、「サイレントマジョリティー」も、そろそろ順位の下降傾向が出て来たかな、と感じていました。

ところが、今週に入って、生駒ちゃん渾身のパフォーマンスのお陰で、様相が一変します(笑)。

月曜にいきなり9位にランクイン、火曜は6位にまで上がり、その後も、15位以内をキープです。

07/18(月)は、配信開始104日目に当たりますが、3ヶ月を越えてTOP20に入っているという、まさに典型的なヒット曲の特徴を見せており、いやいや、これは今年一杯、200位圏内から落ちないんじゃないかな。

というのは、欅坂46は、年末の賞レースに絡む可能性があって、秋が過ぎて暮れが近づき、「サイレントマジョリティー」が話題になれば、再度の順位ブーストが掛かるわけで、来年の春くらいまで留まり続けても、全然おかしくない。


「サイレントマジョリティー」の人気は、まだまだ衰えを知らないんですが、肝心の「裸足でSummer」は、どうかというと、MVの再生数は好調だけど、今週水曜から始まった iTunes Store のトップソングは、過去のシングルと比べて、今のところ、やや心配な数字が出ています。


(表7) iTunes Store トップソングにおける、13枚目、14枚目、15枚目収録曲の配信初日、2日目の順位

凡例
シングル番号
配信開始日; CD発売日
配信初日のトップソング順位 → 2日目順位 : 曲名
[配信初日のトップアルバム順位 → 2日目順位 : アルバム名]

#「SE」は、新曲をまとめた Special Edition
#「???位」は、順位未確認
#「(F)位」は、前後に記録した順位から、おろらく見落としで、51位から100位の順位帯に入っている可能性が濃厚
#「000位」は、200位圏外

13枚目収録曲
配信開始 2015/10/21(水); CD発売10/28(水)
008位 → 006位 : 今、話したい誰かがいる
017位 → 016位 : 悲しみの忘れ方
042位 → 038位 : ポピパッパパー
096位 → 098位 : 嫉妬の権利
106位 → 103位 : 隙間
182位 → 168位 : 大人への近道
[???位 → 001位 : 今、話したい誰かがいる(SE)]

14枚目収録曲
配信開始 2016/03/23(水); CD発売03/23(水)
005位 → 006位 : ハルジオンが咲く頃
025位 → 032位 : 釣り堀
027位 → 038位 : 急斜面
036位 → 054位 : 不等号
039位 → 071位 : 強がる蕾
044位 → 065位 : 憂鬱と風船ガム
096位 → 147位 : 遙かなるブータン
[001位 → 002位 : ハルジオン(SE)]

15枚目収録曲
配信開始 2016/07/20(水); CD発売07/27(水)
010位 → 008位 : 裸足でSummer
045位 → 048位 : オフショアガール
(F)位 → 076位 : 僕だけの光
103位 → 099位 : 行くあてのない僕たち
000位 → 197位 : シークレットグラフィティー
000位000位 : 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
000位000位 : 白米様
[003位 → 002位 : 裸足でSummer(SE)]


15枚目「裸足でSummer」は、13枚目「今、話したい誰かがいる」と同じく、CD発売の1週間前に始める先行配信で、いつも通り、新曲をパックした「Special Edition」になっています。

先行配信の場合は、最高順位を記録するのが、アップして数日掛かることがあって、13枚目表題曲も、3、4日目に4位という最高をマークしています。

まあ、15枚目表題曲は、初日10位、2日目8位と、やや出足が遅いけど、最高順位より、ランクイン日数の方が重要なので、この辺はあまり気になりません。


しかし、配信2日目まで来て、収録曲の中に、200位圏外が存在するのは、ちょっと心配な部分です。

乃木坂のシングル収録曲は、ランクイン日数が短くとも、一度は200位リストに顔を出すのが通例で、もし、「命の真実」と「白米様」がこのままランクインしなければ、そこそこ真剣に悩んだ方がいいかもしれません。

最近、乃木坂のカップリング曲は、ソロ曲や少人数ユニット曲を連発していて、そのことがシングル全体のアピール力を落としているのではないかいう危惧が、ますます強まってきます。

欅坂2枚目「世界には愛しかない」は、「語るなら未来を…」という、全員参加の強力なカップリング曲を用意していて、MVの再生回数を見ていても、2本立てで売れる雰囲気が濃厚に漂っている。


乃木坂も、「君の名は希望」に対する「シャキイズム」、「ガールズルール」に対する「世界で一番 孤独なLover」など、かつては、表題曲を凌ぎかねないカップリング曲を収録して、シングル全体の魅力をアップしていました。

メンバーの外仕事が忙しくなって、ソロ曲や少人数ユニット曲が増えているのかもしれないけど、多人数参加のMVが少なくなると、シングルが「寂しく」なって、売り上げも低下する危険があるので、何とか、作って欲しいですね。

まあ、今週は、MVの再生回数で、「裸足でSummer」が「世界には愛しかない」を上回っているけど、「語るなら未来を…」MVの人気っぷりを見ていると、iTunes ランキングを含めた今後の楽曲セールスは、断然、欅坂の方が乃木坂より高い数字を出すのだろうと、寂しい予想が頭をよぎる、今日この頃です(笑)。

乃木坂も、もう一度作りましょう!、「シャキイズム」や「世界で一番 孤独なLover」のように、みんなが何度も観たくなるカップリング曲MVを。


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生駒里奈センター48&46の物語性と輝いた衛藤美彩の歌唱力 in 『うたの夏まつり』 [20Jul16]

2016-07-20 03:15:00 | 芸能

18日月曜の『FNSうたの夏まつり2016』で、48&46ドリームチームが歌う曲を、視聴者が投票で選ぶ企画は、予期せぬ展開の連続で、面白かったですね。

「恋するフォーチュンクッキー」「365日の紙飛行機」「サイレントマジョリティー」「君の名は希望」の4択で、まあ、AKB48のどちらかだろうと思っていたら、欅坂46のデビュー曲で、3ヶ月ほど前にリリースされたばかりの「サイレントマジョリティー」が1位になってしまった。

しかも、生駒里奈がセンターに抜擢され、白石麻衣と西野七瀬がフロントに入り、守屋茜と菅井友香が2列目中央に配されるという、坂道シリーズが要を押さえる編成に。


「サイレントマジョリティー」のコンセプトやパフォーマンスは、「制服のマネキン」をベースに作られたとの指摘があり、共に評価の高いMVを監督したのは、同じ池田一真氏です。

確かに、センター平手友梨奈のキャラクターイメージは、当時の生駒里奈を彷彿させる雰囲気を持っていて、「てち」がいないのであれば、生駒ちゃんにセンターを任せるのは、自然な流れと言えば、自然なのかもしれません。

しかし、どうも、こういった合同企画は、AKB48Gがメインで、乃木坂は脇役として、控えめに参加するものと思い込んでいたので、メンバー配置を観たとき、「おいおい、どうするんだよ、これ?」と、若干、面食らいました(笑)。

さらに意外だったのは、午後6時半に投票が終わり、パフォーマンスが披露されたのが午後10時半頃と、たった4時間しか準備期間がなかったのに、ほとんどのメンバーは、ちゃんとフリが入っていて、迫力のあるステージに仕上がっていた。


「サイレントマジョリティー」MVは、女性アイドルの作品としては、近年稀に見るほどの人気を呼び、公開から4ヶ月で、再生回数が2千万を越えるヒットとなっています。

ドリームチームに参加したメンバーのほとんどは、もちろん生駒里奈も含めて、すでに複数回、このダンス系MVを観て、振り付けの大まかなイメージは、ある程度、頭に入っていたんじゃないでしょうか。

経験を積んだ各グループの中心メンバーが多いので、そういった下地があれば、数時間の練習によって、かなりのレベルまで押し上げることが出来るのかもしれません。

実際、あるテレビ番組で、ももいろクローバーZを特集したとき、新曲を初めてフリ入れする場面で、通常、2、3時間で覚えるとナレーションされていました。


ただ、そうは言っても、いきなりテレビの生放送ライブですから、尋常ではない緊迫感の漲る4時間だったと思います。

例えば、生駒里奈がソロで歌っているシーンに、CD音源そのままの、平手友梨奈の声を流すのはマズいので、生駒ちゃんの声を録音し直す必要があり、他のソロやデュエットも、出来るだけ差し替えた方がいい。

フリさえ覚えて、ダンスが様になれば万事OKというものではない筈で、まあ、こんな無茶ぶりを、よくこなしたなと感心しました。


ところで、『FNSうたの夏まつり』の番組終了後、深夜、何気なく iTunes Store トップソングをチェックして、再び、度肝を抜かれました(笑)。

前日まで51位から100位の順位帯にいた「サイレントマジョリティー」が、何と、9位にランクアップです。

視聴者投票で1位を獲得したこと、さらに、ステージの出来が想像以上だったことが、お茶の間に、インパクトを与えたのだと思いますが、テレビの影響力って、恐ろしいですね(笑)。

(表1) iTunes Store トップソングにおける、最近の「サイレントマジョリティー」順位推移

凡例
順位計測日 順位 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインしたことを表す。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 毎日、深夜から翌早朝の時間帯に、1度だけ順位を調べ、その日の順位としている

07/11(月) 72位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/12(火) 87位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/13(水) 65位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/14(木) 63位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/15(金) 74位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/16(土) 62位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/17(日) 61位 : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/18(月) 09位 : 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] ←『うたの夏まつり』

ちなみに、その後も、順位は上昇傾向にあるようで、19日(火)午後6時で、6位にランクインしたことを確認しています。


ネット上では、生駒里奈センターの48&46ドリームチームによる「サイレントマジョリティー」を、評価するコメントが多い一方、「君の名は希望」の得票数が、トップの半分以下で、断然の最下位だったことを心配する声もある。

(表2)『FNSうたの夏まつり2016』の「48&46ドリームチーム」企画における各曲得票数

1位 106万票「サイレントマジョリティー」
2位 100万票「恋するフォーチュンクッキー」
3位 090万票「365日の紙飛行機」
4位 050万票「君の名は希望」

# 単位は万票で、小数点以下1桁目を四捨五入


これほどの票差が付いた理由は、上位3曲の知名度・関心度が、「君の名は希望」と比べ、ずっと高いからだと思います。

「恋するフォーチュンクッキー」「365日の紙飛行機」「サイレントマジョリティー」は、iTunes Store トップソングにおいて、配信開始から長期間に渡って上位にランクインし続けた曲、あるいは、現在もランクインし続けている曲で、間違いなく、本格的にヒットしたと言えます。

実際、MVの再生回数を並べても、一般浸透度の違いは一目瞭然です。

(表3)「48&46ドリームチーム」企画で投票対象となった曲のYouTube公開MVの再生回数

凡例
再生回数「曲名」(MV形態; 公開日)
#「再生回数」は万回単位で小数点以下1桁目を四捨五入
#「公開日」は、YouTubeのサイトに記載されている日付

9880万回「恋するフォーチュンクッキー」(Full; 2013/10/30)
2048万回「サイレントマジョリティー」(Full; 2016/03/15)
0953万回「365日の紙飛行機」(Short; 2015/11/29)
0039万回「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」(Short; 2015/12/03)
[以上すべて2016/07/19(火)16:00時点]
0545万回「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」(Full; 2013/03/17)
[2015/09/16日(木)時点]


「365日の紙飛行機」MVは、ショートバージョンながら1千万回に届きそうな再生数で、同時期に公開された「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」のショートバージョンと比べると、人気レベルの差は明白です。

また、「君の名は希望」のフルバージョンMVは、昨年末から公開が停止されていますが、その期間を考慮に入れても、再生数が1億回に迫っている「恋するフォーチュンクッキー」とは桁違いの差がある。


しかし、では、「君の名は希望」は人気がないのかと言われると、決して、そんなことはない。

(表4) 乃木坂シングル表題曲のYouTube公開フルバージョンMVの再生回数上位

[1] 1149万回「制服のマネキン」(Full; 2012/11/25)
[2] 0566万回「何度目の青空か?」(Full; 2014/09/11)
[3] 0561万回「ガールズルール」(Full; 2013/06/07)
[4] 0545万回「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」(Full; 2013/03/17)
[5] 0412万回「気づいたら片想い」(Full; 2014/03/06)
[2015/09/16日(木)時点]

MV再生回数ランク、青空2位浮上、命400万回7位、羽根25位好調、会いかも下降は乃木坂第2章か [16Sep15]


上表のデータは、昨年9月のものですが、「制服のマネキン」が断トツで、「何度目の青空か?」「ガールズルール」「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」が拮抗した再生回数で2位グループを作っていました。

そして、NHK紅白歌合戦における乃木坂の歌唱曲に選ばれたことで、昨年末から、より注目度が上がっています。

(表5) Billboard JAPAN Hot100 への 「君の名は希望」最新ランクイン

凡例
集計対象期間 : (総合) Hot100順位 項目別順位

# 各項目の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[E] 動画再生回数、[F] 総合100以内ランクイン回数

2015/12/28(月)〜01/03(日) : (総合)25位 [S][R][L]00位 [T]05位 [M]85位 [F]04回
2016/03/21(月)〜03/27(日) : (総合)98位 [S][R][L]00位 [T]19位 [M]97位 [F]05回


乃木坂が紅白初出場を果たし、大晦日にNHKホールで念願の舞台に上がった週、「君の名は希望」は、Billboard JAPAN の総合25位にランクインしています。

また、14枚目「ハルジオンが咲く頃」(03/23)がリリースされた週、再び注目を集め、総合98位に入っている。

紅白出場や新曲発売で「ツイート数」(T)が増えたためですが、他の楽曲でそういった連動現象は起きていないので、「乃木坂 = 君の名は希望」というイメージが固まりつつあることを示していると思います。


また、注目したいのは、再ランクインした二つの週では、いずれも「国内動画再生回数」(M)が100位圏内に浮上していることです。

85位や97位は、一見、低いように思えますが、「ハルジオンが咲く頃」MVのショートバージョンが一度も100位圏内に入ったことがないように、この項目に順位が付くこと自体、大変なことで、これらの週、MVに対する人気は相当に上昇したと考えていい。

すでに、YouTube公開MVは、ショートバージョンに差し替えられていましたが、もし、フルバージョンのままであれば、さらに累計再生数を伸ばした筈で、「制服のマネキン」MVに次ぐ、2位に上がっていた可能性が高い。


また、「君の名は希望」は、オリコン200位圏内に一番多くランクインしている曲で、CDも、未だに売れ続けています。

こういったデータから考えると、この曲は、乃木坂の歌の中で、非常に知名度・関心度が高いものの一つで、「48&46ドリームチーム」企画の候補曲としてエントリーしたのは、理に適ったチョイスだと思います。

そして、獲得票に大差が付いたとすれば、乃木坂でもっとも一般浸透度の高い楽曲ですら、上位3曲とは、それだけの差があることを意味します。

iTunes ランキングで上位へ長期ランクインを続けたり、YouTube公開MVの再生数が1千万、2千万を越えるような、「本格的なヒット曲」を、乃木坂はまだ持っていないことが、票差の原因だと思います。


「サイレントマジョリティー」がヒットしたのは、アピール力のある楽曲と振り付けを、平手友梨奈をセンターとする欅坂46が、上手くパフォーマンスして、魅力的なMVやステージを作り上げたことが大きい。

とくに、テレビ系大型音楽祭は、「48&46ドリームチーム」企画が「サイレントマジョリティー」の iTunes ランキングを急上昇させたように、楽曲をヒット軌道に乗せる、絶好のチャンスと言っていい。

では、乃木坂46は、『FNSうたの夏まつり2016』で、どういうステージを披露したのか、ちょっと眺めてみましょう。

(表6) 『FNSうたの夏まつり2016〜海の日スペシャル〜』における、乃木坂の曲目、共演歌手、演奏時間

2016/07/18(月祝) フジテレビ放送

凡例
[曲順] 演奏時間 =「曲名」(リリース年; アーティスト名)
パフォーマー

# 今年発売は「リリース年」を省略
# 青色は最新の持ち歌
# オレンジ色は最新ではない持ち歌
# 緑色は乃木坂単独でパフォーマンスした他アーティストの歌
# ピンク色はコラボでパフォーマンスした他アーティストの歌

[1] 1 : 49 =「ガールズルール」(2013)
乃木坂15th選抜
# 橋本奈々未の代わりに井上小百合が参加
# 6thオリジナルと異なるメンバー配置
(3列目) 万理華ポジ←北野、井上ポジ←井上、深川ポジ←飛鳥、優里ポジ←堀
(1列目) 橋本ポジ←衛藤

[2] 1 : 08 =「浪漫飛行」(1987; 米米CLUB)
石井竜也 × 乃木坂15th選抜

[3] 1 : 51 =「裸足でSummer
乃木坂15th選抜

[4] 1 : 30 =「サザン・ウインド」(1984; 中森明菜)
乃木坂15th選抜

[5] 2 : 28 =「サイレントマジョリティー」
48&46ドリームチーム(生田・生駒・白石・西野)
# メンバー構成 (正面前から見ての左から順)
(3列目) 横山由依(AKB) 生田絵梨花 白間美瑠(NMB) 宮脇咲良(HKT) 向井地美音(AKB)
(2列目) 小嶋陽菜(AKB) 指原莉乃(HKT) 守屋茜(欅坂) 菅井友香(欅坂) 柏木由紀(AKB) 松井珠理奈(SKE)
(1列目) 白石麻衣 山本彩(NMB) c生駒里奈 渡辺麻友(AKB) 西野七瀬


「ドリームチーム」を除く、乃木坂の参加ステージは4つで、持ち歌を披露したのは、最新曲「裸足でSummer」と、2013年の夏曲である「ガールズルール」の2曲です。

「裸足でSummer」の衣装は、ノースリーブ、フレアスリーブの白地上着に、セパレートのこれまた白地3段フリルスカートで、ライトブルー、もしくは紫のラインと刺繍が入った長方形の布が、前掛けのように胸元からスカート裾まで垂れていて、一見シンプルながら、おしゃれな作りになっている。

MVに登場するような、鳥の羽根系の首飾り、イヤリング、髪飾りなどが、メンバーごと、異なってあしらわれ、ドレスの鮮やかさを引き立てています。


生田絵梨花は、昨日のブログに、

新曲衣装の話
実は元々はピンクだったんです!
乃木中の歌収録が音楽の日より先にあって
そのときは
(写真)
こちらっ

でも
もう少し爽やか系にしたいとのことで
ブルーになりました!
(写真)
これからはずっとブルーの予定。

(生田絵梨花の2016/07/18_16:19ブログ)

と書いていて、7月17日(日)深夜に放送された『乃木坂工事中』のスタジオライブで着ていた、赤とピンクのバージョンを、その後、ブルーと紫のバージョンに手直ししたようです。

赤ピンクのタイプも衝撃的に似合っていて、どんだけ、衣装に気合い入ってんねんちゅう話ですが(笑)、「ガールズルール」は、全く別の新衣装で臨んでいて、世界のどこかに、乃木坂専用のデッカい縫製工場でも持ってます?、と訊きたくなる。

乃木坂衣装部の活躍は、今回も留まるところを知らない感じで(笑)、最近の新曲は、パフォーマンスそのもの以上に、ファッションを鑑賞するのが、大きな楽しみになっています。


しかし、歌唱の方は、「ガールズルール」「裸足でSummer」ともに、「口パク」または生歌比率の低い「被せ」で、折角の機会だから、もっとチャレンジして欲しかった。

生歌を避けていると、どうしても歌わなければならないとき、悲惨なステージになってしまう危険があるんですが、今回の『FNSうたの夏まつり2016』では、さっそく、そのチャンスが2ステージも巡って来ました。

一つは、石井竜也の「浪漫飛行」に、コーラスとバックダンスで参加するもので、一部、メンバーによる歌唱パートがありました。


石井竜也が出だしを歌ったあと、まず、白石麻衣と西野七瀬がデュエットで

夢をみてよどんな時でも

と歌い、さらに、生田絵梨花と桜井玲香がこれもデュエットで、

すべてはそこから始まるはずさ

と続けます。

あるいは、このフレーズの後半に、若月佑美と齋藤飛鳥が入ったかもしれません。


歌唱の出来に関しては、正直、厳しいという感想しか出てきませんが、それぞれが担当するフレーズが短いので、大惨事になる前に、終わった感があります(笑)。

その後は、

浪漫飛行へ in The Sky
飛びまわれこの My Heart

を、みんなで合唱しますが、ここは割と無難に切り抜けた気がします。

もちろん、石井竜也が、このステージに満足してくれて、次回も、乃木坂とコラボしたいと考えてくれるかどうか、とてもじゃないけど、予断を許さない状況だと思います(笑)。


ただ、石井竜也のように、べらぼうに歌が上手い人のステージに、ごく一部、参加するのは、歌唱の軸をきっちり作ってくれるので、本人の評価は怖いですが(笑)、まだ事故は起こりにくいでしょう。

しかし、中森明菜の「サザン・ウインド」を、メンバーだけで歌うのは、上手い人を軸に据えないと、危険極まりないステージになる。

出だしのパート、

あいさつするのよ海風に
自然に体がリズム取る

を、白石麻衣と西野七瀬がデュエットで歌いますが、正直、これは厳しいでしょう(笑)。

二人とも、音の精度が甘い上に、声量がないので、2フレーズ目に入ると、バラバラになってしまって、どこへ行こうとしてる?と、訊きたくなるほど、歌が彷徨っていました。

せめて、1フレーズ目をまいやん、2フレーズ目をななせまるのソロにすれば、音を外しても、1人分で済むので、「こんな感じの歌かもしれない」で済む可能性があるけど、デュエットだと、2人分のズレになって、「いやいや、違うでしょう」とのツッコミを避けられません。


私がこのブログで、もっと歌の練習を!と書き始めたのは、2013年の『FNSうたの夏まつり』からで、乃木坂の生歌があまりに酷かったことが切っ掛けです。

それから、3年が経ったものの、今回も、目立った進歩を感じられないまま終わるのかと思っていたら、次のパートで目が醒めました。

衛藤美彩と生田絵梨花が歌った

パナマ帽くるくると指でまわして

は、乃木坂の生歌史上、最高レベルと言っていいくらい、素晴らしかった。

二人とも美しい声を持っている上に、音が安定して正確に取れ、さらに、スタジオライブなら十分に対処出来るレベルの声量を備えている。

ハモっているわけじゃないのだけど、透き通ったやや硬質ないくちゃんの声と、艶っぽくて伸びのあるみさみさの声が、絶妙なハーモニーを奏でていて、しびれるくらい魅力的でした。


衛藤美彩と生田絵梨花の声が、ここまで相互補完的に、ぴったりハマるなんて、想像もしなかった。

いくちゃんの声と、みさ先輩の声が合わさって、抜群に魅惑的な新しい声を作り出しているかのようで、このコンビ、これからどんどん起用していくべきだと思います。

とくに、みさみさほど、色気のある歌声を出せる人は、そうはいないので、乃木坂の生歌にとって、今後、とんでもなく強力な武器になるんじゃないでしょうか。


衛藤美彩は、もともと高い歌唱力を持っていたのだけど、テレビの音楽番組などで歌うとき、緊張するのか、普段の声が出なくなってしまうことが、これまで度々あって、何とか克服して欲しいと思っていました。

今回、歌いながら、中森明菜の世界観に合わせて、色っぽい目線をカメラに送り込むなど、表情も同時に作っていて、余裕を持ってステージに立っていることが伝わってきました。

あるいは、選抜常連、福神常連となったことで、自分に自信を持つようになり、本来の実力を、大舞台で100%発揮出来るようになったのかもしれません。

であれば、中元日芽香と川村真洋も、選抜上位に固定するべきで、生田、桜井、衛藤が「歌える」ようになった今、そこに二人が加われば、乃木坂は、アイドルの中でも、歌唱力の高いグループに変身出来ると思います。


「サザン・ウインド」の歌唱は、その後、「テーブル届いた…メッセージ」を、橋本奈々未、松村沙友理、齋藤飛鳥、高山一実が歌い、「背中越しとまどうわ強い視線」を、桜井玲香、若月佑美、秋元真夏、星野みなみが担当、そして、全員合唱に入って終わる形でした。

これらのパートについては、ノーコメントですが(笑)、歌える人は歌に専念して、歌えない人はダンスを頑張ってもらうシステムにしない限り、生歌ステージを行う度に、「乃木坂」の第二検索ワードが「下手」と出てくるという、ファンにとって寂しい限りの状況は変えられないんじゃないでしょうか。

中森明菜の低音パートであれば、川村真洋が軸となってこなせば、筋の良い流れを作れる筈で、高音部は、生田、桜井、衛藤の3人がいるので、歌割りさえ変えれば、ハイレベルな生歌ステージを実現出来ると思います。

歌えるメンバーが誰もいないのであれば、諦めるけど、ミュージカルの主役やヒロインを経験したり、テレビのカラオケバトル番組に出演して97点を叩き出す人がいるのだから、もっと優れたステージを見せて欲しいと望むのは、当たり前だと思うんですが。


ところで、話は全然違うけど、橋本奈々未って、最近、めちゃめちゃ綺麗になってきてませんか(笑)。

大人の色気が出てきたというか、美しさの線が分厚くなったというか。

もちろん、これまでもななみんファンは多いと思うけど、この調子で進むと、もはや人を選ばず(笑)、びっくりするくらいモテるようになるんじゃないかと。

「裸足でSummer」のパフォーマンスで、あしゅソロからのななみん・いくちゃんツーショットは、心臓に悪いくらい、壮絶なビジュアルアピールになっている気がします。

まあ、言わずもがなのことですね(笑)。


さて、『FNSうたの夏まつり2016』について、AKB48Gなどのステージを、比較のため、載せておきます。

(表7)『FNSうたの夏まつり2016〜海の日スペシャル〜』における、欅坂46やAKB48Gなどの曲目、共演歌手、演奏時間

2016/07/18(月祝) フジテレビ放送

凡例
[曲順] 演奏時間 =「曲名」(リリース年; アーティスト名)
パフォーマー

# 今年発売は「リリース年」を省略
# 青色は最新の持ち歌
# オレンジ色は最新ではない持ち歌
# 緑色は単独でパフォーマンスした他アーティストの歌
# ピンク色はコラボでパフォーマンスした他アーティストの歌

欅坂46
[1] 2 : 03 =「世界には愛しかない
[2] 2 : 54 =「さくら」(2003; 森山直太朗)
森山直太朗 × 欅坂46
[3] 1 : 10 =「ひと夏の体験」(1974; 山口百恵)
[4] 2 : 28 =「サイレントマジョリティー」
48&46ドリームチーム(菅井・守屋)

AKB48
[1] 0 :59 =「天使の誘惑」(1968; 黛ジュン)
MACO × 渡辺麻友 × 柏木由紀
[2] 0 : 44 =「太陽がくれた季節」(1972; 青い三角定規)
谷村新司 × AKB48
[3] 1 : 24 =「ポニーテールとシュシュ」(2010)
[4] 1 : 32 =「夏の扉」(1981; 松田聖子)
[5] 2 : 34 =「LOVE TRIP
[6] 2 : 28 =「サイレントマジョリティー」
48&46ドリームチーム(柏木・小嶋・向井地・横山・渡辺)

SKE48
[1] 1 : 33 =「パレオはエメラルド」(2011)
[2] 1 : 41 =「金の愛、銀の愛
[3] 1 : 20 =「渚のハイカラ人魚」(1984; 小泉今日子)
[4] 2 : 28 =「サイレントマジョリティー」
48&46ドリームチーム(松井)

NMB48
[1] 1 : 25 =「ナギイチ」(2012)
[2] 1 : 26 =「僕はいない
[3] 1 : 29 =「夏祭り」(2000; Whiteberry)
# JITTERIN'JINNによるオリジナル(1990)のカバー曲
[4] 2 : 28 =「サイレントマジョリティー」
48&46ドリームチーム(白間・山本)
[5] 1 : 01 =「お嫁においで」(1966; 加山雄三)
THE ALFEE × 山本彩・NMB48

HKT48
[1] 1 : 32 =「メロンジュース」(2013)
[2] 0 : 38 =「君に、胸キュン。」(1983; YMO)
[3] 1 : 30 =「74億分の1の君へ
[4] 1 :43 =「C-Girl」(1988; 浅香唯)
[5] 2 : 28 =「サイレントマジョリティー」
48&46ドリームチーム(指原・宮脇)

Little Glee Monster
[1] 1 : 16 =「空に太陽がある限り」(1971; 錦野旦)
綾小路翔 × Little Glee Monster
[2] 0 : 55 =「secret base〜君がくれたもの〜」(2001; ZONE)
中川翔子 × Little Glee Monster

Perfume
2 : 11 =「FLASH」
平井堅
2 : 48 =「魔法って言っていいかな?」


乃木坂・欅坂とAKB48Gは、過去の夏曲、最新曲の2ステージに、他アーティストのヒット曲を、コラボや単独で歌うのが共通のパターンだったようで、「48&46ドリームチーム」を除いて、3〜5個のステージを担当しています。

ただ、音楽祭全体のステージ数を増やしたために、とくにアイドルは、1曲当たりの演奏時間が短くなる傾向があって、発売直前の最新曲でも、以下のように、1分30秒から2分30秒に抑えられています。

1 : 51 =「裸足でSummer」乃木坂46
2 : 03 =「世界には愛しかない」欅坂46
2 : 34 =「LOVE TRIP」AKB48
1 : 41 =「金の愛、銀の愛」SKE48
1 : 26 =「僕はいない」NMB48

次に示すように、土曜に行われたTBS『音楽の日』では、これらの曲に、2分30秒から3分の時間が当てられていたので、『FNSうたの夏まつり2016』は、最新曲を含めて、短時間ながら、次々とアーティストと楽曲が登場する形になっていたと言えます。

多くのアーティストが出演し、様々なヒット曲を歌えば、番組を観ようとする人を増やせる筈で、何としてでも視聴率を稼ぎたいという気持ちが、こういった目まぐるしいセットリストを生んだのかもしれません。

(表8) 『音楽の日』における、乃木坂46、欅坂46、AKB48Gなどの曲目、共演歌手、演奏時間

2016/07/16(土) TBS放送

乃木坂46
[1] 2 : 57 =「ガールズルール」(2013)
[2] 2 : 53 =「裸足でSummer」(15枚目; 2016/07/27)
# 2曲ともに乃木坂15th選抜

欅坂46
[1] 2 : 30 =「サイレントマジョリティー」(2016)
[2] 2 : 27 =「世界には愛しかない」(2枚目; 2016/08/10)

AKB48
[1] 1 : 51 =「365日の紙飛行機」(2015)
[2] 3 : 00 =「LOVE TRIP」(45枚目; 2016/08/31)
[3] 2 : 53 =「光と影の日々」(同上)

SKE48
[1] 2 : 27 =「パレオはエメラルド」(2011)
[2] 2 : 26 =「金の愛、銀の愛」(20枚目; 2016/08/17)

NMB48
[1] 2 : 31 =「ナギイチ」(2012)
[2] 2 : 30 =「僕はいない」(15枚目; 2016/08/03)

HKT48
[1] 2 : 26 =「メロンジュース」(2013)

Little Glee Monster
[1] 3 : 01 =「私らしく生きてみたい」(6枚目; 2016/08/17)

Perfume
2 : 12 =「FLASH」
平井堅
2 : 49 =「魔法って言っていいかな?」


ただ、Perfumeの「FLASH」や平井堅の「魔法って言っていいかな?」は、『音楽の日』と『FNSうたの夏まつり』で差がないので、時間調整や視聴率アップの切り札は、アイドルによる企画という意識があるのかもしれません(笑)。

とくに「48&46ドリームチーム」の歌唱曲を、視聴者の投票で決める、しかも、1人あたりの投票数上限は、視聴時間に応じて配分されるなんていうのは、その究極の手法と言えます。

反発する視聴者がいてもおかしくないし、歌手の側からしても、投票結果が分かるのが番組の途中で、それから4時間後に生放送の本番ステージなんて、クオリティを保証出来ないと、渋るのが通常の感覚に思えます。


しかし、乃木坂46やAKB48Gは、こういった無茶な状況をわざと作って、メンバーや現場を追い込み、さらにファンまでも追い込んで(笑) 、それを乗り越えることを、感動の物語として消費することで、人気を高めてきた、独特の「体質」がある。

「選抜制度」しかり、「総選挙」しかり、「プリンシパル」しかり、「Birthday Live」しかり。

そのため、「48&46ドリームチーム」企画は、システムは初めてであっても、根底に流れる発想はお馴染みのもので、だからこそ、こういったやり方に対して、最初は文句も見かけましたが、「サイレントマジョリティー」のステージに対する称賛の中、やがて批判はすっかり影を潜め、今は、大成功という雰囲気が漂っている。


AKB48Gには、渡辺麻友の「物語」があり、指原莉乃の「物語」があり、山本彩、松井珠理奈、横山由依の「物語」がある。

一方、乃木坂には、生駒里奈の「物語」があり、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花の「物語」がある。

そして、「48&46ドリームチーム」企画は、普段交わることのない、48と46の「物語」が、ぶつかり合って、新しい「物語」を生み出すチャンスだった。

「総選挙」や「組閣」に乃木坂が参加しない中、こういった企画は、渡りに船と捉える人が運営内部にても不思議ではなく、視聴率を稼ぎたいというテレビ局の思惑と相俟って、今後も、続いていくかもしれません。

まあ、視聴率次第ですが(笑)。


今回は、「サイレントマジョリティー」が選曲されたことで、そこにいない平手友梨奈の「物語」までが、バックストーリーとして絡んでくる面白さがあり、危機に直面したとき発揮される生駒里奈のカリスマ性や、それを両脇で支える山本彩と渡辺麻友のアイドルスキルの高さなど、ファンを惹き付ける因子に事欠かない、「秀逸な物語」に仕上がったのだと思います。

しかし、こういった無理難題を乗り越えさせる「物語」は、あまり頼り過ぎると、本来磨くべきパフォーマンスを低下させるおそれがあります。

4時間前に与えられた課題を上手くこなして、拍手喝采を浴びるのに、もっと前から内容が分かっていた筈の生歌ライブは、乃木坂46、欅坂46、AKB48Gとも、ごく少数のパートを除いて、軒並み厳しいステージになっていて、ネットには、「歌が下手」というコメントが溢れ返ってしまった。

とくに、私立恵比寿中学、モーニング娘。、ももいろクローバーZと比べると、発声練習の量と生歌ステージの場数の差は歴然で、48&46の生歌を避けたがる姿勢が浮き彫りになっていました。


衛藤美彩は、スーパーエキセントリックシアターの舞台『Mr. カミナリ』のヒロイン役を経験、選抜メンバーとして数々の音楽番組に出演し、その一方、地道に歌の練習を積み重ねることで、自分の優れた歌唱力を開花させたのだと思います。

私が本当に観たい「物語」は、こういったコツコツした努力と小さなブレイクを積み重ねる成長の物語で、「サザン・ウインド」を歌った衛藤美彩は、個人的には、すべての出演者の中で、一番輝いて見えました。

前に進んだ、その一歩の幅は決して大きくないけど、遂に、別の世界に降り立った、まさにその一歩だと。

そして、衛藤美彩だけでなく、星野みなみ、生田絵梨花、生駒里奈、齋藤飛鳥と、それぞれのメンバーに関する「物語」が、時間と共に、徐々に心に蓄積していくから、乃木坂を長く応援すればするほど、ますますファンを止やめられなくなるのかもしれません(笑)。


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(速報) 欅坂46「サイレントマジョリティー」のMV再生回数が2千万を突破 [15Jul16]

2016-07-15 04:29:22 | 芸能
欅坂46デビュー曲「サイレントマジョリティー」のMVの累計再生回数が、遂に2千万を越えました。

(表1)「サイレントマジョリティー」MVの再生回数が1千万、2千万を越えるまでの日数

公開スタート 2016/03/16(水)

↓48日間 [21.2万回/日]

1001万回 2016/05/02(月)14:55

↓74日間 [13.6万回/日]

2000万回 2016/07/15(金)04:20

# [括弧]内はその期間における24時間換算の平均再生回数


「サイレントマジョリティー」MVは、3月16日(水)にYouTubeに無料公開されてから、48日目で1千万回を突破し、その74日後に、2千万回に到達しました。

1千万回から2千万回までの期間は、公開から1千万回までの約1.5倍で、それゆえ、24時間換算の平均再生回数は3分の2ほどでしたが、このレベルを維持出来たことが、素晴らしい記録につながったと言えます。

例えば、ほぼ同時期に公開されたBABYMETALの「KARATE」MVは、「サイレントマジョリティー」と同じく48日間で1千万回を突破し、そこまでの24時間換算平均再生数は、当然、同じ21.2万回/日でした。

(表2) BABYMETAL「KARATE」MVの再生回数が1千万を越え、現在に至るまでの日数

公開スタート 2016/03/18(金)

↓48日間 [21.2万回/日]

1009万回 2016/05/04(水)23:55

↓72日間 [10.1万回/日]

1731万回 2016/07/15(金)04:20


ところが、1千万回を越えた後、現在までの再生速度は10.1万回/日で、半分になっています。

もちろん、これも凄い数字なんですが、2千万回までは、これから270万回ほどの積み上げが必要で、日単位で求めた再生速度が、最近、6〜7万回/日にまで落ちていることを考えると、まだ2ヶ月近くは掛かる可能性がある。

公開して3ヶ月、4ヶ月と経過しても、13.6万回/日をキープするのは、とんでもない人気だと思います。


前々回の記事でお見せしましたが、週単位で求めた再生スピードの変遷を、各週の日付と共に、載せておきます。

(表3) 「サイレントマジョリティー」MVに関する、週単位での24時間換算平均再生回数の推移

凡例
公開後経過週 [期間] 週単位で計算した24時間換算の平均再生回数 (週終わりでの累計再生回数)

#「公開後経過週」である、01週目、02週目、03週目 … が意味する1週間は、月曜から始まり日曜で終わる7日
# 「週単位で計算した24時間換算の平均再生回数」は、毎週日曜、深夜から翌早朝の時間帯に、MVの累計再生数を計測し、前週との差を経過時間で割り、24時間に換算した値。「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入した数字を載せている
#「累計再生回数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入
# 青色で示した04週目はCD発売週

01週目 [03/14(月)〜03/20(日)] 23.6万回/日 (0053万回)
02週目 [03/21(月)〜03/27(日)] 14.5万回/日 (0169万回)
03週目 [03/28(月)〜04/03(日)] 13.8万回/日 (0279万回)
04週目 [04/04(月)〜04/10(日)] 15.8万回/日 (0386万回)
05週目 [04/11(月)〜04/17(日)] 25.3万回/日 (0589万回)
06週目 [04/18(月)〜04/24(日)] 25.9万回/日 (0751万回)
07週目 [04/25(月)〜05/01(日)] 32.1万回/日 (0982万回)
08週目 [05/02(月)〜05/08(日)] 26.8万回/日 (1169万回)
09週目 [05/09(月)〜05/15(日)] 19.6万回/日 (1306万回)
10週目 [05/16(月)〜05/22(日)] 17.3万回/日 (1429万回)
11週目 [05/23(月)〜05/29(日)] 14.7万回/日 (1531万回)
12週目 [05/30(月)〜06/05(日)] 12.8万回/日 (1621万回)
13週目 [06/06(月)〜06/12(日)] 11.4万回/日 (1702万回)
14週目 [06/13(月)〜06/19(日)] 10.7万回/日 (1779万回)
15週目 [06/20(月)〜06/26(日)] 09.4万回/日 (1843万回)
16週目 [06/27(月)〜07/03(日)] 09.2万回/日 (1911万回)
17週目 [07/04(月)〜07/10(日)] 08.0万回/日 (1966万回)
18週目 [07/11(月)〜07/17(日)] 08.9万回/日 (2000万回)

#18週目はまだ終わっていないので、07/15(金)04:20時点での暫定値


公開17週目にして、8.0万回/日を叩き出すなんて、このMVがいかに根強く支持されているかが分かります。

ただ、気が早いですが、3千万回は可能かどうかと言われると、再生スピードの低下を5万回/日に食い留めても、1千万回の積み上げみは200日掛かるので、簡単でないのは間違いないでしょう。

新曲を次々とリリースするのがアイドルの宿命で(笑)、「世界には愛しかいない」MVが絶好調なことから、今後、どこまでデビュー曲への注目を維持出来るかが、3千万回達成のポイントになると思います。

例えば、レコード大賞新人賞など、年末のショーレースに絡めば、「サイレントマジョリティー」への関心が再び上昇して、MVの再生速度がブーストされる展開もあり得るわけで、期待は出来ると思います。


乃木坂15枚目表題曲「裸足でSummer」MVを含めて、日単位で求めた再生速度を、以下に示しておきます。

(表4) 欅坂1枚目、2枚目、乃木坂2ndアルバムリード曲、15枚目表題曲のMVに関する、日単位での24時間換算平均再生回数の推移

凡例
「曲名」MV種類
公開後経過日数 [計測日] : 日単位で求めた24時間換算の平均再生回数
再生回数 [計測日時]

# 「日単位で計算した24時間換算の平均再生回数」は、毎日、深夜から翌早朝の時間帯に、MVの累計再生数を計測し、前日との差を経過時間で割り、24時間に換算した値。「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入した数字を載せている
#「累計再生回数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入

「サイレントマジョリティー」Full ver. MV
111日目[07/04(月)] 8.5万回/日 ※ 17週目
112日目[07/05(火)] 7.9万回/日
113日目[07/06(水)] 7.6万回/日
114日目[07/07(木)] 7.4万回/日
115日目[07/08(金)] 7.1万回/日
116日目[07/09(土)] 8.6万回/日
117日目[07/10(日)] 9.5万回/日
1966万回 [07/11(月)08:34]
118日目[07/11(月)] 6.9万回/日 ※ 18週目
119日目[07/12(火)] 10.2万回/日
120日目[07/13(水)] 8.7万回/日
121日目[07/14(木)] 10.3万回/日
2000万回 [07/15(金)04:20]

「きっかけ」Full ver. MV
1日目 [07/07(木)] 24.2万回/日
2日目 [07/08(金)] 16.6万回/日
3日目 [07/09(土)] 09.0万回/日
4日目 [07/10(日)] 07.0万回/日
45万回 [07/11(月)08:34]
5日目 [07/11(月)] 04.5万回/日 ※ 2週目
6日目 [07/12(火)] 05.3万回/日
7日目 [07/13(水)] 04.5万回/日
8日目 [07/14(木)] 04.9万回/日
63万回 [07/15(金)04:50]

「裸足でSummer」Full ver. MV
1日目 [07/08(金)] 25.4万回/日
2日目 [07/09(土)] 26.0万回/日
3日目 [07/10(日)] 18.9万回/日
68万回 [07/11(月)08:34]
4日目 [07/11(月)] 12.0万回/日 ※ 2週目
5日目 [07/12(火)] 14.2万回/日
6日目 [07/13(水)] 12.3万回/日
7日目 [07/14(木)] 13.7万回/日
118万回 [07/15(金)04:20]

「世界には愛しかない」Full ver. MV
1日目 [07/12(火)] 37.1万回/日
2日目 [07/13(水)] 24.4万回/日
3日目 [07/14(木)] 20.3万回/日
73万回 [07/15(金)04:20]


「世界には愛しかない」MVは、公開してまだ3日も経っていないのに、すでに70万回を越えていて、この調子だと、「裸足でSummer」は、ほどなく追い越されてしまいそうです。

この乃木坂15枚目表題曲は、すでに100万回を突破して、ここ数シングルでは、もっとも順調に再生数を伸ばしているように思えますが、欅坂のMVが、あまりに人気があって、比べられやすい姉妹グループなので、その好調さが霞みがちになっています。


かつて、乃木坂のMVで、もっとも再生回数を伸ばしたのは「制服のマネキン」ですが、「サイレントマジョリティー」にせよ、「世界には愛しかない」にしても、印象に残るダンスというのは、人を強く惹き付けるのかもしれません。

考えてみると、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」も、「おにぎり、おにぎり」のダンスが面白くて、ダンスナンバーという範疇ではないけど、踊りの魅力がヒットにつながった節がある。

「裸足でSummer」MVは、風景は美しいし、メンバーの表情も生き生きしていて、観てて楽しいんだけど、ダンスに関しては、振り付けの全容がよく分からなくて、その辺が、ちょっと心配になる点ではあります。


とにもかくにも、「サイレントマジョリティー」MVの2千万回達成、おめでとうございます!


関連サイト

曲名をクリックすると、YouTubeの動画を鑑賞出来ます。いきなり始まるので、音声等にご注意下さい

「サイレントマジョリティー」MV (full ver.)

「遥かなるブータン」MV (full ver.)

「きっかけ」MV (full ver.)

「裸足でSummer」MV (full ver.)

「世界には愛しかない」MV (full ver.)

「オフショアガール」MV (full ver.)

「命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」」MV (full ver.)


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「きっかけ」のiTunes200位圏内ランクイン日数が「ハルジオン」を越える可能性が濃厚 [13Jul16]

2016-07-13 23:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

07月16日(土) 14 : 00 〜 [地デ_生放送] TBS『音楽の日』。乃木坂46が出演し、「裸足のsummer」をパフォーマンスする可能性。

07月16日(土) 23 : 45 〜 29 : 00 [地デ_生放送] TBS『音楽の日×CDTV』。欅坂46の出演がアナウンス。時間から考えて、録画の可能性。現時点で、乃木坂は出演者リストに名前が載っていない。

07月18日(月祝) 11 : 45 〜 23 : 24 [地デ_生放送] フジテレビ『FNS うたの夏まつり』。おそらく15枚目表題曲「裸足でSummer」を披露すると思います。

07月18日(月祝) 19 : 30 〜 20 : 43 [地デ] NHK総合『こんにちは!動物の赤ちゃん★夏2016』に、生田絵梨花が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、「ブックマーク」内の以下のリンクをご利用下さい。 「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



欅坂46の2枚目表題曲「世界には愛しかない」のフルバージョンMVが、昨日火曜のお昼から公開されましたが、いやいや、とんでもない勢いで再生数が伸びています。

前回記事で、先週金曜からお披露目された乃木坂15枚目「裸足でSummer」MVが、「サイレントマジョリティー」を凌ぐロケットスタートを切ったと書いたけど、欅坂の2作目は、1作目を上回るどころか、我が目を疑うほどの凄まじさで、ぐりぐり数字が積み上がっています(笑)。

まだ、公開して2日も経っていないので、今後、どこまで再生スピードを維持出来るかは未知数であるものの、欅坂の新曲MVに対して、非常に高い関心が集まっているのは、間違いないと思います。


「きっかけ」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」と、MVの新規公開が続いているので、内容への感想や再生数の変化で、ネットが盛り上がっているようです。

新曲MVについて、「泥水」であれ、「男より3列目を!」であれ(笑)、とにもかくにも、話題が沸騰すればするほど、有り難いことに、Billboard JAPAN Hot100 の「ツイート数」と「国内動画再生数」が伸びていきます。

とくに、ツイートに曲名とグループ名を入れると、それだけでチャートの順位を押し上げるので、ファンとしては、手軽に出来る「応援」じゃないでしょうか。


ちなみに、「裸足でSummer」MVの「泥水」云々ですが、海の砂地は、石垣島のように珊瑚礁から形成された場合、目に鮮やかな真っ白になるけど、地質によっては、薄茶色になるのはよくあることで、海水そのものが濁っているようには、私は見えませんでした。

例えば、ハワイのワイキキビーチは、多くの旅行者が期待する南国のイメージを演出するため、白砂を外から運んで、人工的に白浜を作っているそうで、本来は、あんな感じの色ではないそうです。

真っ白な砂浜に、コバルトブルーの海は、我々が追い求める南の島の風景で、そこで踊る乃木坂を観たかったという願望が、「泥水」という言葉を生み出したんでしょうか。

個人的には、自然そのままの、沖縄らしい海だと感じたのですが、その分、ナマコが大量に転がっていそうで(笑)、であれば、踊るのは大変だったろうと、妙な想像を逞しくしながら観ていました。


ところで、iTunes Store トップソングの順位推移において、ちょっとした「出来事」が起こっているので、MVの話に比べると、若干、地味になりますが(笑)、新曲キャンペーンの効果を考えさせられる面があるので、ちょっと紹介しようと思います。

というのは、2ndアルバムのリード曲「きっかけ」が、PCで閲覧可能な200位圏内に、昨日火曜時点で、配信開始から49日間の連続ランクインを達成し、「ハルジオンが咲く頃」の51日間ランクインを越えそうです。

(表1) iTunes Store トップソングにおける「ハルジオンが咲く頃」と「きっかけ」の順位帯変遷

凡例
「曲名」
A-B-C-D-E / F-G-H (200位以内ランクイン日数/配信開始から最終計測日2016年7月12日(火)までの日数; 確認出来た最高順位)
(週単位)
配信開始後経過週 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 毎日、深夜から翌早朝の時間帯に、1度だけ順位を調べ、その日の順位としている
# 01週目、02週目、03週目 … が意味する1週間は、月曜から始まり日曜で終わる7日。例えば、「きっかけ」の01週目は、配信開始日2016/05/25(水)を含む、05/23(月)から05/29(日)まで、02週目は05/30(月)から06/05(日)までで、以下、同じように続く
#「ハルジオンが咲く頃]「きっかけ」ともに、配信開始日はCD発売日と同じ

「ハルジオンが咲く頃」
02-03-04-06-04 / 12-11-09 (51/105日; 5位)
(週単位)
1週目 : 2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0]
2週目 : 0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0]
3週目 : 0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0]
4週目 : 0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0]
5週目 : 0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0]
6週目 : 0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0]
7週目 : 0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0]
8週目 : 0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3]
9週目 : 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7]

「きっかけ」
00-00-01-03-03 / 21-15-06 (49/49日; 26位)

(週単位)
1週目 : 0-0-1-2-1 / 1-0-0 [0]
2週目 : 0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0]
3週目 : 0-0-0-1-0 / 3-3-0 [0]
4週目 : 0-0-0-0-2 / 3-2-0 [0]
5週目 : 0-0-0-0-0 / 0-3-4 [0]
6週目 : 0-0-0-0-0 / 2-3-2 [0]
7週目 : 0-0-0-0-0 / 6-1-0 [0]
8週目 : 0-0-0-0-0 / 2-0-0 [0]


「ハルジオンが咲く頃」は、確認出来た最高順位が5位で、50位圏内に19日間ランクインしていますが、一方、「きっかけ」は、最高26位の50位圏内7日間で、スタート時点の跳ね上がりに勢いがなく、上位への食い込みが弱い。

また、週単位の順位帯変動に示されるように、151位から200位の最低順位帯へ入ったのは、「ハルジオンが咲く頃」が配信6週目に対して、「きっかけ」は1週早い5週目で、順位をキープする粘り強さも乏しかった。

従って、14枚目表題曲が200位圏外に去った9週目を待たず、8週目か7週目にリストから消え去るのが、通常の流れでした。

ところが、6週目に入って、51位から100位の順位帯に復帰するなど、「きっかけ」の順位は上昇傾向を見せ始め、7週目、8週目は、最低順位帯へのランクインがゼロとなり、突然、底堅い動きになっています。


では、5週目以降、「きっかけ」に何が起こったのか、見てみましょう。

(表2) iTunes Store トップソングにおける「きっかけ」の日単位の順位帯変遷

凡例
配信開始後経過週
順位計測日 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にいたかどうかを表す。「1」はその順位帯におり、「0」はいないことを示す。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

5週目
06/20(月) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/21(火) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/22(水) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/23(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/24(金) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/25(土) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/26(日) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]

6週目
06/27(月) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/28(火) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/29(水) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] ※ テレ東音楽祭(3)
06/30(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/01(金) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/02(土) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ THE MUSIC DAY
07/03(日) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

7週目
07/04(月) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/05(火) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ ミスチル桜井氏がライブでカバー
07/06(水) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/07(木) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ Full ver. MV公開
07/08(金) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/09(土) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/10(日) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

8週目
07/11(月) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/12(火) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
07/13(水) : 配信50日目
07/14(木) : 配信51日目 ※「ハルジオン」圏内ランクイン期限
07/15(金) : 配信52日目
07/16(土) : 配信53日目
07/17(日) : 配信54日目


配信5週目から6週目前半に掛けては、上述の通り、日ごとに、じりじり順位を下げ、06/27(月)は183位、翌28(火)は179位と、いつ圏外に落ちてもおかしくない状況に陥っていました。

しかし、06/29(水)の『テレ東音楽祭(3)』、07/02(土)は『THE MUSIC DAY』という、テレビ系大型音楽祭で、「きっかけ」をパフォーマンスしたことから流れが変わり、順位が上昇に転じます。

さらに、Mr. Children の桜井和寿氏が、自身の武道館ライブで「きっかけ」をカバーしたことが話題を呼び、51位から100位という順位帯をキープし始めます。


そして、この流れを決定的にしたのが、07/07(木)のフルバージョンMV公開だったように見えます。

というのも、それ以降、連続6日間、同じ順位帯を維持しており、下位帯へ落ちない期間としては、最長となっています。

やはり、フルバージョンMVは、楽曲セールスに対して、相当効果があるようで、あと2日、何とか200位圏内に留まれれば、「ハルジオンが咲く頃」と並ぶランクイン日数を記録します。


音楽番組でのパフォーマンスやMVの公開が、これほど有効であるなら、最初から、そういったキャンペーンを打っていれば、「きっかけ」は、配信開始直後、もっと高い順位に入り、もっと長く上位にランクインした可能性があります。

(表3) 「きっかけ」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」のテレビ・ネットを介した主なプロモーション

「きっかけ」
05/25(水) CD発売、iTunes Store での配信開始
06/10(金)『MUSIC STATION』(曲披露; 2:26)
06/10(金)〜12(日)『乃木坂46時間TV』(ネット配信)
06/29(水)『テレ東音楽祭(3)』(曲披露; 2:27)
07/02(土)『THE MUSIC DAY』(曲披露; 2:26)
07/07(木) Full ver. MV (YouTube公開開始)
07/16(土) 『音楽の日』(曲披露?)

「裸足でSummer」
07/08(金) Full ver. MV (YouTube公開開始)
07/16(土)『音楽の日』(曲披露)
07/17(日)『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント2016』(曲披露)
07/18(月祝)『FNSうたの夏まつり』(曲披露)
07/27(水) CD発売

「世界には愛しかない」
06/29(水)『テレ東音楽祭(3)』(曲披露; 2:26)
07/02(土)『THE MUSIC DAY』(曲披露; 2:26)
07/10(日)『徳山大五郎を誰が殺したか?』(Amazon先行配信開始)
07/12(火) Full ver. MV (YouTube公開開始)
07/16(土)『音楽の日×CDTV』(曲披露?)
07/16(土)『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレ東放送開始)
07/18(月祝)『FNSうたの夏まつり』(曲披露?)
08/10(水) CD発売


上表のように、「きっかけ」は、CD発売前、一度もテレビ披露はせず、おそらく、曲をラジオで流す程度でした。

その結果、iTunes Store で配信が始まったとき、乃木坂ファンにとっても知名度の低い楽曲のままで、しかも、アルバム「それぞれの椅子」の新録曲が11個も一斉にアップされたため、興味が分散され、リード曲への関心が、ますます落ちてしまった感がある。

本格的なプロモーションは、Mステでのパフォーマンスと46時間TVがスタートした06/10(金)からで、配信開始から2週間以上も経っていました。

もともと知名度不足から配信直後の上位ランクインが実現せず、加えて、2週間ほど目立った宣伝がなかったため、iTunesランキングがスルスルと下がってしまった。

(表1)の3週目と4週目で、50位圏内に順位を戻しているのは、Mステ出演と46時間TV配信がその時期に行われたからで、早い段階でキャンペーンを仕掛ければ、より大きな効果が得られることを示唆しています。


しかし、46時間TVが終了して、『テレ東音楽祭(3)』、『THE MUSIC DAY』、そしてMV公開に至るまで、さらに2週間以上の空白がある。

せっかく上がった順位は、(表1)の5週目と6週目前半に相当する空白期間に再び下降してしまい、これらパンチの効いたプロモーションを始めたときは、あと一歩で200位圏外というレベルにまで落ち込んでいました。

しかも、残念なのは、フルバージョンMVの公開が、音楽番組での披露が一通り終わった後になったことで、もし、先に公開していれば、MVが、テレビを観て興味を持った視聴者の受け皿となって、再生回数とiTunesランキングが、同時に上昇した可能性があります。


中元日芽香は、最新のブログに、出演するライブや番組として、

LIVE・TV
7/16 音楽の日
7/17 サマンサタバサレディーストーナメント
7/18 FNSうたの夏まつり
7/25 NHKホール 歌番組公開収録
7/27 高校生クイズ 全国一斉大会

(中元日芽香の2016/07/12_23:48ブログ)

と記しています。

従って、07/16(土)の『音楽の日』に、「裸足でSummer」が披露されるのは、ほぼ確実だと思いますが、可能性は低いものの、プラスして「きっかけ」が絶対ないとは言い切れません。

ただ、15枚目シングルのキャンペーンがこれから本格化することを考えると、「きっかけ」のプッシュは、間違いなく終わりに近づいている筈で、トップソングの順位が、さらに上昇することは、あまり期待しない方がいいかもしれません。


2ndアルバム「それぞれの椅子」のプロモーションが遅れ、15枚目「裸足でSummer」の時期と重なってしまったため、「きっかけ」は十分な宣伝効果を得られず、一方、15th表題曲はCD発売まで2週間を切った時期に、ようやくパフォーマンスをテレビで初披露する流れになっています。

どこかチグハグな段取りで進む乃木坂と、対照的なのが欅坂の2枚目「世界には愛しかない」のキャンペーンです。

(表3)に示したように、『テレ東音楽祭(3)』でのテレビ初披露は、CD発売の6週間前で、その3日後には、『THE MUSIC DAY』で再度パフォーマンスを行っています。


また、その1週間ほど後、主題歌に採用されている主演ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』の第1話が、Amazonで先行配信され、間髪を入れず、昨日、フルバージョンMVの公開に踏み切っている。

今週末、07/16(土)にドラマの地上波放送が始まり、ほぼ同時に『音楽の日×CDTV』でおそらく披露し、さらに、07/18(月祝)『FNSうたの夏まつり』でも、パフォーマンスがあるでしょう。

つまり、MV公開を、大型音楽祭での披露で挟み、なおかつ主題歌となっている主演ドラマの第1話にぶつけているわけで、きわめて緻密で、きわめてスピーディなプロモーションだと思います。


「サイレントマジョリティー」をヒットさせた欅坂への期待感は、音楽番組、主演ドラマ、無料公開MVを巧みに連動させたキャンペーンで、さらに高まり、爆発的なMV再生数の上昇を生み出しています。

(表4) YouTubeに公開された「きっかけ」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」のMVに関する、24時間換算平均再生回数

凡例
「曲名」MV種類
公開後経過日数 [計測日] : 日単位で計算した24時間換算の平均再生回数 (日終わりでの累計再生回数)

# 「日単位で計算した24時間換算の平均再生回数」は、毎日、深夜から翌早朝の時間帯に、MVの累計再生数を計測し、前日との差を経過時間で割り、24時間に換算した値。「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入した数字を載せている
#「累計再生回数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入
# 曲名をクリックすると、YouTubeの動画を鑑賞出来ます。いきなり始まるので、音声等にご注意下さい。

「きっかけ」Full ver. MV
1日目 [07/07(木)] 15.1万回/日 (11万回)
2日目 [07/08(金)] 16.6万回/日 (28万回)
3日目 [07/09(土)] 09.0万回/日 (39万回)
4日目 [07/10(日)] 07.0万回/日 (45万回)
5日目 [07/11(月)] 04.5万回/日 (49万回)
6日目 [07/12(火)] 05.3万回/日 (54万回)

「裸足でSummer」Full ver. MV
1日目 [07/08(金)] 25.2万回/日 (22万回)
2日目 [07/09(土)] 26.0万回/日 (53万回)
3日目 [07/10(日)] 18.9万回/日 (68万回)
4日目 [07/11(月)] 12.0万回/日 (80万回)
5日目 [07/12(火)] 14.2万回/日 (94万回)

「世界には愛しかない」Full ver. MV
1日目 [07/12(火)] 37.6万回/日 (30万回)


「世界には愛しかない」MVは、まあ、凄いです、公開1日目の再生スピードが37.6万回/日ですから。

「裸足でSummer」MVも、相当に良い数字が出ているんだけど、欅坂の数字が強烈過ぎて、並べてしまうと、何だか大したことないように思えてきます。

乃木坂は、楽曲とMVに関して、欅坂ほどの期待感を持ってもらえる状況ではないので、妹グループと数字をやたら比べず(笑)、取り敢えず、CD発売前の累計200万回突破あたりを目標に、キャンペーンに取り組んだ方が良いかと。


「きっかけ」のプロモーションが後手後手になってしまったのは、今年の前半、アルバム、写真集、舞台、シングルと、短期間にあまりに多くを詰め込み過ぎたことが大きいと思います。

(表5) 乃木坂のメンバー全員が関わる商品とイベント

2015/12/23(水祝) MV集「ALL MV COLLECTION〜あの時の彼女たち〜」
2016/03/23(水) 14thシングル「ハルジオンが咲く頃」
2016/05/12(木)〜05/22(日) 舞台『じょしらく弐〜時かけそば〜』
2016/05/25(水) 2ndアルバム「それぞれの椅子」
2016/06/10(金)〜12(日)『乃木坂46時間TV』
2016/06/15(水)16(木)『深川麻衣卒業コンサート』in 静岡エコパアリーナ
2016/07/06(水)『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE 2015.2.22 SEIBU DOME』
2016/07/27(水) 15thシングル「裸足でSummer」
2016/08/05(金) 2nd写真集「1時間遅れのI love you.」


それぞれの商品や活動には、販促イベントや撮影・稽古・リハーサルが必要で、ある程度の間隔を空けないと、個々のクオリティを保つことが難しくなります。

「裸足でSummer」の沖縄ロケにしても、当初、スケジュールを考えると、あり得ないだろうと思ったんですが、水曜、木曜に静岡でのまいまい卒業コンサート、土曜に京都個別握手会、そして翌日曜、沖縄に行って、1泊2日で帰って来るなんて、恐ろしい強行軍だったようで(笑)、もはやジグソーパズルをやっているかのような日程設定です。

その結果、06/29(水)に予定していた『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』の発売を、上表にように1週間延期するなんてことが発生し、新曲キャンペーンも、欅坂のように、戦略的な段取りで進めるのではなく、どこか行き当たりばったりになってしまっている。


実は、15枚目「裸足でSummer」も、押せ押せになる可能性があります。

(表6) 16枚目個別握手会応募の開始時期とCD発売日のシミュレーション(1)

凡例
15th個別握手会応募次数[受付期間] 16th01次応募をここに重ねる =(8次応募分までを初動に算入する場合)=> CD発売[予測日]

10次[08/04-05] 01次 =(8次算入)=> CD発売[09/28]
11次[08/11-12] 01次 =(8次算入)=> CD発売[10/05]
12次[08/18-19] 01次 =(8次算入)=> CD発売[10/12]
13次[08/25-26] 01次 =(8次算入)=> CD発売[10/19]
14次[09/01-02] 01次 =(8次算入)=> CD発売[10/26]
15次[09/08-09] 01次 =(8次算入)=> CD発売[11/02]
16次[09/15-16] 01次 =(8次算入)=> CD発売[11/09]
17次[09/22-23] 01次 =(8次算入)=> CD発売[11/16]
18次[09/29-30] 01次 =(8次算入)=> CD発売[11/23]


初動算入は、15枚目と同じく8次応募分以上は確保したい筈で、さらに、昨年の秋シングル「今、話したい誰かがいる」(2015/10/28)と同じく、10月中にはリリースしたいでしょう。

しかし、07/27(水)に15枚目を出したばかりなのに、翌週08/04(木)05(金)や、翌々週08/11(木)12(金)に、次シングルのスケジュールをスタートさせるのは、さすがに避けると思います。

ということで、現時点では、上表のピンク色で示した日程あたりが、妥当かなと思っています。


そして、この日程であれば、選抜発表と表題曲お披露目は、以下のように、昨年と同じような流れで行うことが可能です。

(表7) 16枚目個別握手会応募の開始時期とCD発売日のシミュレーション(2)

16th01次[08/25-26] =(8次算入)=> CD発売[10/19]
16th01次[08/25-26] =(9次算入)=> CD発売[10/26]
16th01次[09/01-02] =(8次算入)=> CD発売[10/26]

08/28(日)深夜 16th選抜発表 in『乃木坂工事中』
08/30(火) 16th表題曲披露 in『真夏の全国ツアー2016』神宮千秋楽


もし、08/28(日)深夜に16th選抜が発表されるなら、15th選抜はCD発売後、1ヶ月で終了となります。

しかも、15枚目表題曲のテレビ初披露は、おそらく発売11日前となる『音楽の日』で、新曲キャンペーンは、通常より、かなり遅く始まる印象がある。

また、「裸足」「Summer」と、思いっきり季節感の強い言葉がタイトルに入っているので、9月、10月と、秋になって延々と歌い続けるのは、ちょっと考えられません。

従って、乃木坂15枚目のスケジュールは、とくに短くなる可能性があり、ファンにとって、短い夏になるかもしれません。

そうですね、かりに短くとも、心に残る夏になることを願っています。


関連サイト

曲名をクリックすると、YouTubeの動画を鑑賞出来ます。いきなり始まるので、音声等にご注意下さい

「遥かなるブータン」MV (full ver.)

「きっかけ」MV (full ver.)

「裸足でSummer」MV (full ver.)

「世界には愛しかない」MV (full ver.)


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「裸足でSummer」MV再生数が、「サイマジョ」を越えるロケットスタートを達成 [11Jul16]

2016-07-11 20:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

07月16日(土) 14 : 00 〜 [地デ_生放送] TBS『音楽の日』。乃木坂46が出演。

07月16日(土) 23 : 45 〜 29 : 00 [地デ_生放送] TBS『音楽の日×CDTV』。欅坂46の出演がアナウンス。時間から考えて、録画の可能性。現時点で、乃木坂は出演者リストに名前が載っていない。

07月18日(月祝) 11 : 45 〜 23 : 24 [地デ_生放送] フジテレビ『FNS うたの夏まつり』。おそらく15枚目表題曲「裸足でSummer」を披露すると思います。というより、ぜひ歌わせて欲しい(笑)。

07月18日(月祝) 19 : 30 〜 20 : 43 [地デ] NHK総合『こんにちは!動物の赤ちゃん★夏2016』に、生田絵梨花が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、「ブックマーク」内の以下のリンクをご利用下さい。 「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)


先週の木曜と金曜、乃木坂の2ndアルバムリード曲「きっかけ」と15枚目表題曲「裸足でSummer」のフルバージョンMVが、YouTubeにおいて、相次いで公開されました。

さらに、一足先の水曜には、NMB48の15枚目表題曲「僕はいない」のショートバージョンMVも公開され、いよいよ夏曲の時期に本格突入した感がある。

欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」は、公開されたMVが、近年のアイドルソングとしては、稀に見る勢いで再生数が伸び、それを原動力に、大型音楽祭や主演ドラマを呼び込み、2016年、もっとも期待される新人の1人と目されるに至っています。

このように、無料公開される楽曲MVは、アーティストにとって、重要な宣伝ツールであると同時に、再生数はダイレクトに人気を表す指標と言っていい。

センター齋藤飛鳥という、久々に新しいカードを切った乃木坂にとって、「裸足でSummer」MVの再生数は、気になるところですが、ご安心下さい(笑)、今のところ、「サイレントマジョリティー」を上回る勢いで、数字が伸びています。

(表1) YouTubeに公開されたMVの公開1週目における、24時間換算平均再生回数

凡例
「曲名」
公開後経過日数 : 週単位で計算した24時間換算の平均再生回数 (週終わりでの累計再生回数)
(日単位)
公開1日目の日付 : 日単位で計算した24時間換算の平均再生回数 (日終わりでの累計再生回数)
公開2日目の日付 : 日単位で計算した24時間換算の平均再生回数 (日終わりでの累計再生回数)


# 「週単位で計算した24時間換算の平均再生回数」は、毎週日曜深夜にMVの累計再生数を計測し、前週との差を経過時間で割り、24時間に換算した値。「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入した数字を載せている
# 「日単位で計算した24時間換算の平均再生回数」は、毎日深夜にMVの累計再生数を計測し、前日との差を経過時間で割り、24時間に換算した値。「万回/日」単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入した数字を載せている
#「累計再生回数」は「万回」単位で表し、小数点以下1桁目を四捨五入

「サイレントマジョリティー」(full ver. MV)
01週目 : 19.0万回/日

「裸足でSummer」 (full ver. MV)
01週目 : 23.8万回/日 (68万回)
(日単位)
07/09(土) : 25.7万回/日 (53万回)
07/10(日) : 18.9万回/日 (68万回)

「きっかけ」(full ver. MV)
01週目 : 11.5万回/日 (45万回)
(日単位)
07/08(金) : 16.2万回/日 (28万回)
07/09(土) : 09.0万回/日 (39万回)
07/10(日) : 07.0万回/日 (45万回)

僕はいない (short ver. MV)
01週目 : 4.1万回/日 (18万回)
(日単位)
07/07(木) : 6.6万回/日 (11万回)
07/08(金) : 3.1万回/日 (14万回)
07/09(土) : 2.4万回/日 (17万回)
07/10(日) : 2.3万回/日 (18万回)

# (日単位)の第1行は、公開初日に相当するが、公開開始から最初の計測時刻までの期間は、24時間を大きく越えることもあるので、累計再生回数と24時間平均再生回数が異なる場合がある


「サイレントマジョリティー」MVの公開1週目は、19.0万回/日という再生スピードで、公開3日後の累計が53万回でしたが、「裸足でSummer」は、23.0万回/日と、それを越える速度で再生を積み上げ、公開3日後の週終わりで累計68万回を達成しています。

また、「乃木坂46時間TV」で、メンバーが制作に関わった黒板アートを中心に、番組の「名場面」をつなげた「きっかけ」のMVは、11.5万回/日のスピードで、木曜公開の週終わりで累計45万回となり、こちらも順調に再生数を伸ばしています。


一方、卒業する渡辺美優紀がセンターを務めるNMB48の15枚目表題曲「僕はいない」のMVは、4.1万回/日の週終わり累計が18万回でした。

ショートバージョンMVなので、フルバージョンである「裸足でSummer」や「きっかけ」と、単純比較はできませんが、この時期の再生視聴を担っているのが、熱心な既存ファンであることを考えると、ネットをよくチェックする乃木坂ファンは、NMB48のファンより、相当に人数が多いという印象を受けます。

実際、「サイレントマジョリティー」が発売される前に、MVの再生回数をグングン伸ばし、結局、公開期限を延長させるに至ったのも、新規のアイドルファンが大挙して視聴したというより、欅坂の情報を随時目にしてきた乃木坂ファンで、MVにハマってしまった人が多かったように思えます。

乃木坂の楽曲MVは、何か「きっかけ」さえあれば、「サイレントマジョリティー」と同じくらいの勢いで再生数を伸ばす潜在力を持っている筈で、今回の好スタートは、ブレイクへの期待を抱かせます。


では、CD発売前に、どのくらい再生回数を積み上げれば、公開延長になるんでしょうか。

乃木坂運営がフルバージョンMVの無料公開に期限を付けている理由は、本当のところ、よく分かりませんし、欅坂と同じ理由なのかも不明です。

ただ、「裸足でSummer」を載せているYouTubeサイトには、現在、「期間限定で公開」と記されているものの、何日の何時までと時刻を区切っているわけではない。

あるいは、「サイレントマジョリティー」のように、再生数が高ければ、無期限公開に踏み切るることもあり得るという、含みを持たせているようにも見えます(笑)。

(表2)YouTubeに公開されたフルバージョンMVのCD発売前における、24時間換算平均再生回数

凡例
「曲名」
その期間全体で計算した24時間換算の平均再生回数 for 公開開始からCD発売までの日数 (CD発売日前後の累計再生回数)

「サイレンとマジョリティー」
14.9万回/日 for 21日間 [336万回 at 発売翌日04/07(木)12:00]

「ハルジオンが咲く頃」
07.0万回/日 for 21日間 [147万回 at 発売前日03/22(木)23:50]

「裸足でSummer」のシミュレーション
05.3万回/日 for 19日間 [100万回 at 発売前日]
10.5万回/日 for 19日間 [200万回 at 発売前日]
15.8万回/日 for 19日間 [300万回 at 発売前日]
21.1万回/日 for 19日間 [400万回 at 発売前日]


「サイレントマジョリティー」MVは、公開日からCD発売まで21日間あり、平均再生速度が約15万回/日だったので、公開終了を宣言されていた発売日直前に累計300万回を達成して、公開延長が決定しています。

一方、「ハルジオンが咲く頃」MVは、同じく21日間で、7万回/日の再生スピードで、その結果、発売日直前に累計147万回で、アナウンス通り、フルバージョンの公開が打ち切られ、ショートに差し替えられている。

従って、運営の気持ちを揺さぶるには(笑)、CD発売直前の累計が150万回では不十分で、200万回、出来れば300万回という数字が欲しい。

上表の最後に載せたように、「裸足でSummer」MVは、やや公開が遅れたことから、CD発売直前までが19日間と少し短いですが、その時点で、累計200万回なら10.5万回/日、300万回であれば15.8万回/日が必要です。

(表1)のように、公開1週目が23.8万回/日であり、週終わり日曜の段階でも、18.9万回/日に踏み止まっているので、累計200万回、300万回を達成する可能性は、今のところ、十分にあると言えます。


しかし、公開から時間が経つにつれ、再生速度を維持するためには、既存ファン以外へのアピールが問題となってきます。

実際、「サイレントマジョリティー」MVが、これほどまでに再生数を伸ばしたのは、CDの発売前というより、発売後に、勢いが加速したからです。

(表3) YouTube公開「サイレントマジョリティー」MVの24時間換算平均再生回数の推移

凡例
公開後経過週 : 週単位で計算した24時間換算の平均再生回数 (週終わりでの累計再生回数)

[週単位分析]
01週目 : 19.0万回/日
02週目 : 14.5万回/日 (0169万回)
03週目 : 13.8万回/日 (0279万回)
04週目 : 15.8万回/日 (0386万回) ※ CD発売週
05週目 : 25.3万回/日 (0589万回)
06週目 : 25.9万回/日 (0751万回)
07週目 : 32.1万回/日 (0982万回)
08週目 : 26.8万回/日 (1169万回)
09週目 : 19.6万回/日 (1306万回)
10週目 : 17.3万回/日 (1429万回)
11週目 : 14.7万回/日 (1531万回)
12週目 : 12.8万回/日 (1621万回)
13週目 : 11.4万回/日 (1702万回)
14週目 : 10.7万回/日 (1779万回)
15週目 : 09.4万回/日 (1843万回)
16週目 : 09.2万回/日 (1911万回)
17週目 : 07.7万回/日 (1949万回)

[17週目内訳]
07/04(月) : 8.5万回/日 (1919万回)
07/05(火) : 7.9万回/日 (1927万回)
07/06(水) : 7.6万回/日 (1934万回)
07/07(木) : 7.4万回/日 (1941万回)
07/08(金) : 7.1万回/日 (1949万回)
07/09(土) : 8.6万回/日 (1959万回)
07/10(日) : 9.5万回/日 (1966万回)


CD発売前には、20万回/日を越えることがなかった週単位の平均再生数が、公開5週目、6週目に25万回/日を上回るまで伸び、7週目、遂に30万回/日を突破して、爆発的な人気上昇を見せます。

その後も、再生スピードの落ち方はゆっくりで、公開17週目に相当する先週においても、7.7万回/日という高い数字を残している。

月曜朝の時点で、累計は1966万回ほどで、2千万回まで34万回と迫っています。

先週の日単位分析を見ると、平日でも7万回/日、土日は9万回/日あたりまで再生速度が上がるので、今週の終わりか来週頭に、「サイレントマジョリティー」の累計再生数は、2千万回を突破するかと思います。


「裸足でSummer」は、MVの公開が若干遅れた感があり、ロケ地も沖縄なのかどうなのか、だとすれば水着なのかと(笑)、ファンが首を長くして待ち構えていた面があるので、お披露目直後に、再生速度が一気に跳ね上がることは十分にあり得ます。

今後、出だしの勢いを維持出来るかどうかがポイントで、その辺が、乃木坂のアーティストとしての未来を左右すると思います。

2012年2月22日にCDデビューしてから、すでに5年目に入っており、誰も知っているような有名曲を、グループとして、そろそろ一つ手に入れたいところです。


既存ファンだけでなく、他アーティストのファン、さらにはお茶の間の一般層に音楽をアピールするには、地上波のテレビ番組で、どれだけ「裸足でSummer」を披露するかが鍵になります。

このブログで何度か指摘したように、『MUSIC STATION』や『MUSIC FAIR』でパフォーマンスすると、確かに、その曲のMV再生数が伸びたり、iTunes Storeトップソングで順位が上昇したりします。

また、テレビ系大型音楽祭に出演しても、同様の効果があり、多くのアーティストが、こういった音楽番組に出ようとするのは、もっともなことです。

では、「裸足でSummer」を、どの番組でパフォーマンスするかですが、現在出回っている情報を整理すると、以下のように、初披露は、今週、7月16日(土)のTBS『音楽の日』ではないかと思います。

(表4) 今後の音楽番組において、15枚目表題曲「裸足でSummer」が披露される可能性

07/11(月)深夜 予定なし : TBS『Momm!!』
07/15(金)午後 放送なし : テレビ朝日『MUSIC STATION』
07/15(金)深夜 予定なし : TBS『バズリズム』
07/16(土)午後 予定なし : フジテレビ『MUSIC FAIR』
07/16(土)午後 出演予定 : TBS『音楽の日』
07/16(土)深夜 予定なし : TBS『CDTVスペシャル-音楽の日 朝までライブ2016(仮)-』
07/18(月祝)午後 出演予定 : フジテレビ『FNS うたの夏まつり』


テレビ朝日『MUSIC STATION』は、15日(金)に番組自体の放送がないようで、TBS『Momm!!』、『バズリズム』、フジテレビ『MUSIC FAIR』の次回予告には、乃木坂の名前が載っていません。

TBS『音楽の日』は、出演がアナウンスされていて、CD発売の11日前という時期を考えても、さすがにパフォーマンスするのは、「裸足でSummer」じゃないでしょうか。

もし、ここに「きっかけ」をぶっ込んできたら、凄まじいまでの曲に対する思い入れで、運営のそのチョイスに、むしろ畏敬の念すら覚えるでしょう(笑)。


中元日芽香は、7月5日(火)付ブログに、自らの出演告知として、

LIVE・TV
7/17 サマンサタバサレディーストーナメント
7/18 FNSうたの夏まつり

(中元日芽香の2016/07/05_00:06ブログ)

と書いています。

ひめたんの参加する15枚目収録曲は、表題「裸足でSummer」と共通「僕だけの光」の二曲だけで、さすがに『FNSうたの夏まつり』でカップリング曲はないだろうから、毎年恒例の、このフジテレビ音楽祭では、間違いなく表題曲が披露されると思います。

MV公開2週目に、『音楽の日』と『FNSうたの夏まつり』で、楽曲をパフォーマンス出来るとすれば、非常に有効な宣伝になる筈で、『サマンサタバサレディーストーナメント』のライブと共に、印象的なステージを作って、ブレイクへの足掛かりにして欲しいです。


さて、ここまで数字のことばかり取り上げて、MVの中味について全然、触れませんでしたが、さすがにそれでは愛想がないので(笑)、感じたことをちょこっと。

沖縄の風景、とりわけ、南国特有の「光」の美しさが、効果的に切り取られていて、幻想的なMVに仕上がっていると思います。

樹々が繁茂する森の濃い緑、夕暮れ迫る空の深い青、どこまでも広がるキラキラ眩しい海。

映り込んでいる景色が、どれも本州ではあまり目にしない趣を帯びていて、どこか本能や郷愁を呼び覚まされるような異国の情緒が漂っている。

ストーリーは、乃木坂メンバーみんなで、休暇をノープランにワチャワチャ楽しむといった、あってなきが如しの流れで(笑)、余計な物語を入れず、印象的な風景が存分に生かされる仕組みになっています。


メンバーの表情が生き生きと描写されていて、悪くないんだけど、一つ気になるのは、衣装の盛り過ぎ感が半端ないことですね(笑)。

生田絵梨花は、7月8日(金)付ブログで、

髪飾りは羽根がいっぱいついてます

盛り盛り
ヒッピーって言うんだって!

(生田絵梨花の2016/07/08_23:48ブログ)

と述べています。


なぜ沖縄で「盛り盛りピッピー」なのか、よく分からないんですが、ごちゃごちゃとアイテムが多過ぎて、メンバーの登場する空間が、通常以上に窮屈に感じることが多かった。

折角、自然の風景が織りなす鮮やかな色彩が美しいのに、人工的な装飾品でピントをぼかす必要はないんじゃないかと思った。

とくに、齋藤飛鳥が被っていた羽根冠は、あしゅの美しい黒髪を隠してしまうので、ちょっと不満を覚えました。


森のシーンで、高い樹の上に座っている場合は、鳥になったかのようで、可愛らしかったけど、海で踊るシーンにまで、羽根冠を付けるのはどうかと。

海風になびく、ロングヘアを期待していたのに、あれでは、照りつける太陽の下、暑苦しさが強調されて、開放感が薄まってしまう。

しかも、コンセプトとして、肩に鳥の羽根を纏っているくらなら「天使」に見えるけど、常時、羽根冠を被ると「酋長の娘」になってしまって、あしゅの「天使の輪」が見えないんですがと言いたくなります(笑)。


実際、MVの冒頭、ビルの屋上で1人ペディキュアを塗るシーンと、絨毯の床に寝転がっているシーンは、ともに帽子なしで、彼女の繊細でしなやかな黒髪の魅力が、引き出されている。

「涙がまだ悲しみだった頃 」MVや「扇風機」MVで、やたらと走らされていますが(笑)、風になびく飛鳥のロングヘアを映したいからで、センターに起用して、夏の海で踊るシーンで、最大の魅力を封じ込めるような衣装にしたのは、個人的に残念でした。

あしゅだけでなく、白石麻衣もロングヘアの美しいメンバーで、サラサラの髪が流れる「Palty」のパッケージ写真は、薬局で見つける度にドキッとするほどの妖艶さがある。

そして、どういうわけかまいやんも、盛大な羽根冠を被っていて、海のダンスシーンでもそのまま踊っている。

あしゅもまいやんも、森やハンモックのシーンで被るのは気にならないけど、開放感溢れる海のシーンでは、「裸足でSummer」のジャケット写真のように、短パンにTシャツのシンプルな格好で、髪をなびかせて欲しかったなと。


ところで、もう一人、北野日奈子が、羽根冠を被っているんですが、不思議なことに、びっくりするほど似合っていて、あしゅやまいやんのように、観ていて、外した方が良いんじゃない?という気分に全然ならない(笑)。

思うに、こういった派手派手な衣装は、きいちゃんのように、底抜けに明るい陽性な美貌でないと、着こなせないのかもしれません。

齋藤飛鳥も、白石麻衣も、どこかに寂し気な部分を潜ませていて、その陰の要素が、壮絶な美貌を生み出しているのだけど、「盛り盛りピッピー」のような格好は、そのメランコリックな表情と正面から、ぶつかり合ってしまう気がします。


あの、決して、きいちゃんが、いつもヘラヘラ笑っている、底抜けのおバカさんだと言っているわけじゃないですよ(笑)。

陰のない明るい表情の美人と、どこかに陰を宿した美人ということで、それぞれによく似合う衣装、似合わない衣装があるんじゃないでしょうか。

乃木坂はあらゆるタイプの美人を集めた、美のカタログのようなグループで、それゆえに、「盛り盛りピッピー」のような一方向に個性の強い衣装を用意すると、ばっちりハマるメンバーと、しっくりこないメンバーが出てくるのだと思います。

ただ、画面を覆うコテコテ感は拭えないものの(笑)、衣装の問題が、MV全体の魅力を大きく損ねているとは思わないので、インパクトのある作品として、再生数の伸びは期待して良いんじゃないでしょうか。


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「きっかけ」のiTunes順位はなぜ伸びないのか?、黒板アートMVの予想を越えるパンチ力 [06Jul16]

2016-07-06 21:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

07月08日(金) 23 : 00〜23 : 30 フジテレビ『全力!脱力タイムズ』に、西野七瀬が出演

07月10日(日) 2ndアルバム第3回最終個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

夏恒例の大型音楽祭に乃木坂が登場!
07月18日(月祝) 11 : 45 〜 23 : 24 [地デ_生放送] フジテレビ『FNS うたの夏まつり』。おそらく15枚目表題曲「裸足でSummer」を披露すると思います。というより、ぜひ歌わせて欲しい(笑)。

07月18日(月祝) 19 : 30 〜 20 : 43 [地デ] NHK総合『こんにちは!動物の赤ちゃん★夏2016』に、生田絵梨花が出演


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今日は、15枚目「裸足でSummer」が発売される7月27日(水)のちょうど3週間前なんですが、表題曲のMVに関して、今のところ、何の情報も出てませんね。

14枚目表題曲「ハルジオンが咲く頃」のフルサイズMVは、YouTubeにおいて、3月1日(火)付で公開され、発売日である3月23日(水)の午前0時を境に、ショートバージョンに差し替えられています。

つまり、フルサイズMVの公開スタートは、CD発売の3週間前で、もし、今日中にお披露目されなければ、今作は、前作より、遅いタイミングとなる。

15枚目においても、発売日の午前0時に、MVをフルからショートにチェンジするなら、公開のタイミングが遅れると、それだけフルバージョンを披露する期間が短くなり、楽曲のプロモーションが弱くなってしまいます。


先週土曜の日テレ『THE MUSIC DAY』において、「きっかけ」をパフォーマンスしたとき、櫻井翔など番組MCとの曲前トークでは、15thセンターの齋藤飛鳥が乃木坂を代表してしゃべったので、運営も早く夏シングルに移行したいと望んでいるように見えます。

従って、MVの公開スタートが前作より遅れるのであれば、意図的にズラしているのではなく、制作スケジュールが、思い通りに進んでいない気がします。

沖縄での撮影ロケは、6月19日(日)、20日(月)に行われた可能性が高く、それから2週間ほどしか経っていないので、あるいは編集作業に時間が掛かっているのかもしれません。

監督などのスタッフがMVを仕上げても、運営や総合プロデューサーにOKを貰わないと、公開できないわけで、もし、手直しを指示されたら、修正に手間取って、予定通りにアップ出来ないことがあっても、不思議ではない。


CD発売の25日前に出演したテレビ生放送の大型音楽祭『THE MUSIC DAY』は、「裸足でSummer」をテレビで初披露する絶好のチャンスだった筈ですが、披露したのは、発売して38日が経った、2ndアルバムのリード曲で、15枚目表題曲は、MVどころか、そもそも、振り付けを含めた楽曲自体が、間に合わなかった危惧すらあります。

CDセールスは握手会人気でほとんどが決まるので、どういう新曲キャンペーンを展開するかには、さほど左右されないと思いますが、ネット配信などの楽曲セールスは、MVや音楽番組を通した露出に大きな影響を受けます。

「サイレントマジョリティー」がヒットして、欅坂46が快進撃を続ける中、乃木坂に今求められているのは、CDセールスに負けないほど、楽曲セールスを上昇させることで、MVやテレビでの新曲披露を、一刻も早く実現して欲しいところです。


『THE MUSIC DAY』が行われた日の夜、北野日奈子が

今日はある番組用の
振り入れがありました♪

初めて出演する番組で
いつもテレビでみてたから
たのしみ!!!

緊張すると思うけど、
楽しんでできるようにたくさん練習します!

(北野日奈子の2016/07/02_23:53ブログ)

と書いているので、「裸足でSummer」の初お披露目は、目前に迫っているとは思います。

ただ、今週、7月8日(金)のテレビ朝日『MUSIC STATION』に、乃木坂の出番は予定されておらず、NHK総合『シブヤノオト』&『NAOMIの部屋』の公開収録は、7月25日(月)と、まだまだ先の話です。

となると、きいちゃんが記した「ある番組」とは、生放送や公開収録ではなく、録画撮りの可能性が高く、「いつもテレビでみてた」とあるので、バカリズムMCの日テレ『バズリズム』や中居正広のTBS『Momm!!』というよりは、フジテレビ『MUSIC FAIR』かなと密かに予想しています(笑)。

とは言え、9日(土)の『MUSIC FAIR』は平井堅特集なので、この予想が正しい場合でも、放送されるのは、16日(土)以降の回になります。


一方、18日(月祝)には、フジテレビ『FNS うたの夏まつり』が開催され、乃木坂はすでに参加がアナウンスされているので、このステージでは、ほぼ確実に、「裸足でSummer」をパフォーマンスすると思います。

また、16日(土)は、お昼から、TBS『音楽の日』が行われ、まだ出演アーティストは発表されていませんが、乃木坂が呼ばれて、新曲を披露する可能性は十分ある。

ということで、今分かっている情報から、「裸足でSummer」が披露される可能性のある番組をまとめておきます。

(表1) 15枚目表題曲が披露される可能性のある音楽番組

07/08(金)午後 予定なし : テレビ朝日『MUSIC STATION』
07/08(金)深夜 予定なし : TBS『バズリズム』
07/09(土)午後 予定なし : フジテレビ『MUSIC FAIR』
07/10(日)深夜 予定なし : TBS『Momm!!』

07/15(金)午後 可能性あり : テレビ朝日『MUSIC STATION』*
07/15(金)深夜 可能性あり : TBS『バズリズム』*
07/16(土)午後 可能性あり : フジテレビ『MUSIC FAIR』*
07/16(土)午後 可能性あり : TBS『音楽の日』
07/16(土)深夜 可能性なし : TBS『CDTVスペシャル-音楽の日 朝までライブ2016(仮)-』
07/17(日)深夜 可能性あり : TBS『Momm!!』*

07/18(月祝)午後 可能性あり : フジテレビ『FNS うたの夏まつり』

# 番組名に続いて「*」がある場合は、その日、番組が放送される最終確認が取れていない
# 『CDTVスペシャル』は、深夜生放送のようなので、年齢の問題であしゅの出演は無理かと


残念ながら、現段階では、今週、テレビの音楽番組で、「裸足でSummer」がお披露目される可能性は低いようです。

来週以降は、『音楽の日』と『FNS うたの夏まつり』という、大型音楽祭があるので、新曲のパフォーマンスと衣装を目にすることが出来ると思いますが、10日ほど待たなければなりません。

さすがに、テレビ初披露のタイミングとしては、ちょっと遅いので、今週後半から来週前半、音楽番組以外で、ライブステージをぶっ込んでくる可能性は否定出来ません。


例えば、「ハルジオンが咲く頃」は、CD発売日の朝、加藤浩次がMCを務める生放送ワイドショー『スッキリ!!』で、特別ライブを行っています。

フジテレビ『うまズキッ!』で、スタジオライブをしたことは、何度かあって、競馬番組ではあるものの、バラエティ色の強い深夜枠なので、さほど違和感はなかったですが、通常のニュースを扱う朝の情報番組で、生パフォーマンスというのは、かなり驚きました。

「ハルジオンが咲く頃」のスケジュールは、昨年末、2015年12月23日(水祝)にリリースされたMV集「ALL MV COLLECTION〜あの時の彼女たち〜」のセールスに配慮したのか、あるいは、楽曲提供が遅れたのか、やや押せ押せになっていました。

その上、キャンペーンが本格化する3月上旬、2nd写真集『1時間遅れのI love you.』の撮影を兼ねた、メンバー全員による、3泊4日のグアム旅行が入ったりして、14枚目も楽曲プロモーションに時間的な余裕がなく、アピールの手薄感を払拭するため、急遽、朝のワイドショーでの、生ライブという思い切った手を打った節がある。

15枚目も、『テレ東音楽祭(3)』と『THE MUSIC DAY』でのテレビ初披露を逃し、次のチャンスまで、しばらく間が空くことから、何か、斬新な策を講じるかもしれません。

まあ、楽しみではありますね(笑)。


このように、現在は、2ndアルバム「それぞれの椅子」から、15枚目「裸足でSummer」に移行する端境期で、なかなか全容を現さない新曲を、ファンが今か今かと、待ちわびている雰囲気が漂っています(笑)。

ただ、「きっかけ」のプロモーションを振り返って、どうやって次に生かすかを考える、ちょうど良い時期とも言える。

そこで、これまで「きっかけ」がどのようにお披露目され、それらが楽曲セールスをどう動かしたのか、チェックしてみます。

(表2) テレビ音楽番組における「きっかけ」のステージと演奏時間

【フルサイズ】
5 : 11 =「きっかけ」
作詞) 秋元康
作曲) 杉山勝彦
編曲) 杉山勝彦 有木竜郎

【テレビ】

06月10日(金) [地デ_生放送] テレビ朝日
『MUSIC STATION』
2 : 26 =「きっかけ」
Pf : 14th選抜(深川麻衣を除く)

06月29日(水) [地デ_生放送] テレビ東京
『TV TOKYO MUSIC FESTIVAL 2016』
#『テレ東音楽祭(3)』
2 : 27 =「きっかけ」
Pf : 14th選抜(深川麻衣を除く)

07月02日(土) [地デ_生放送] 日テレ
『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』第2部
4 : 56 = "坂道シリーズ" コラボ
(内訳)
2 : 26 =「きっかけ」
{乃木坂単独 1 : 40 + 欅坂との合同 0 : 46}
Pf : 14th選抜(深川麻衣を除く)
2 : 26 =「世界には愛しかない」
Pf : 欅坂46_2nd選抜(センター平手友梨奈)

#「演奏時間」は、曲の前奏開始から後奏終了までの時間
#「2 : 26」は、2分26秒の意
#「Pf」は、パフォーマンスを担当したグループ


「きっかけ」の作曲編曲は、杉山勝彦と有木竜郎が行っていて、「君の名は希望」と全く同じ制作陣です。

さすがに、聴き応えのあるミディアムバラードに仕上がっていて、Mr. Children の桜井和寿さんが気に入って、昨日の武道館ライブで、カバーしてくれたそうです。

しかし、テレビ番組での披露は、上表に示した3回だけで、しかも、すべて、15th選抜が発表された後に行われている。

ファンの興味が、次シングルへ移りつつある中、結局、今回も、新曲はやらないのか、という溜め息の混じった気持ちで、「きっかけ」のステージを鑑賞するので、いささか厳しい楽曲キャンペーンになっています。


演奏時間は、すべて2分26秒ほどで、これが通常のテレビサイズだと思います。

しかし、『THE MUSIC DAY』は、欅坂46とのコラボライブになっていて、乃木坂単独で1分40秒のステージを見せた後、残りの46秒は、欅坂が後ろに登場して、パフォーマンスに参加しています。

この一緒に歌っている時間、欅坂メンバーを映すショットがかなり入ってきて、その分だけ、乃木坂メンバーの出番が少なくなっていました。


欅坂は、その後、2枚目表題曲「世界には愛しかない」を、「きっかけ」と同じく、2分26秒パフォーマンスしますが、乃木坂とコラボした46秒でも、メンバーが結構映っていたので、曲つなぎの4秒を加えて、事実上、3分16秒の出番と言えます。

この演出プログラムには、後から登場する欅坂メンバーを、乃木坂メンバーより手厚く紹介しようという意図が感じられます。

考えてみれば、『THE MUSIC DAY』の翌週、月曜深夜から、同じ日テレで『KEYABINGO!』という新番組がスタートするわけで、欅坂優先という意図があったとしても、何ら不思議ではない。


しかも、欅坂は、デビュー曲「サイレントマジョリティー」が、有料音楽配信で10万ダウンロード達成のゴールド認定を受け、7月以降、3つの地上波レギュラー番組を持つ、期待の大型新人アイドルと目されている。

その2作目が、どんな曲になるのかは、ファンだけでなく、音楽関係者も注目している筈で、そんな中、CD発売の1ヶ月以上も前に、自局主催の音楽祭で、それを披露してくれるのだから、丁寧に扱われるのは当然だと思います。

実は、以下に示すように、「世界には愛しかない」の2分26秒は、AKB48Gのどの「支店」よりも、長い演奏時間で、CDデビューして僅か3ヶ月の新人アイドルが、4年以上のキャリアを持つ乃木坂46と同じステージ時間という点で、そもそも破格の扱いだと言えるでしょう。

(表3) 2016年7月2日(土)に開催された『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』でのAKB48Gのステージと演奏時間

第1部
11 : 55 = [昭和・平成 夏のアイドルソングメドレー]
(内訳)
1 : 58 =「ワンダー・ブギ」(1979) 石野真子×NMB48
1 : 48 =「夏色のナンシー」(1983) 早見優×SKE48
2 : 07 =「C-Girl」(1988) 浅香唯×HKT48
1 : 59 =「僕はいない」NMB48
1 : 59 =「パレオはエメラルド」(2011) SKE48
1 : 56 =「メロンジュース」(2013) HKT48

第2部
2 :10 =「365日の紙飛行機」(2015)
Pf : AKB48×SKE48×NMB48×HKT48
2 : 34 =「LOVE TRIP」
Pf : AKB48_45th「総選挙」選抜

参考
2 : 10 =「渋谷で5時」(1996)
Pf : 鈴木雅之 × Little Glee Monster


NMB48は、8月3日(水)に発売される15枚目の表題曲「僕はいない」を披露しましたが、1分59秒でした。

さすがに、AKB48が8月31日(水)にリリースする「LOVE TRIP」は2分34秒でしたが、欅坂「世界には愛しかない」の2分26秒が、新人として、いかに凄いかが分かります。


しかし、NMB48、SKE48、HKT48は、自前曲を単独で披露するステージの他、それぞれ、石野真子、早見優、浅香唯のステージに参加しており、しかも、主要メンバーが生歌でソロパートをこなすなど、単なるバックダンサーではない、ちゃんとしたコラボになっていました。

つまり、AKB48Gは、すべてのグループが2曲を担当したわけで、自前の1曲ずつで、他歌手とのコラボがなかった"坂道シリーズ"と比べ、かなりの存在感を示したんじゃないでしょうか。

これだけ優遇されるのは、今週の9日(土)夜から日テレ系で始まる、連続ドラマ『時をかける少女』の主題歌「LOVE TRIP」を、AKB48が担当していることが大きいと思います。

そして、外れの少ない、鉄板ネタとも言える「時をかける少女」とのタイアップを獲得する、AKB48の営業力、あるいはテレビ業界に対する影響力が、『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』での、48G全グループの2曲披露につながっているのだと考えたくなります。

AKB48が披露したもう一曲「365日の紙飛行機」も、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌で、ドラマの人気上昇と共に、ネット配信、カラオケといった楽曲人気が高まり、非常に有効なコラボだった。

今の時代、アイドルがヒットを飛ばす上で、人気のあるドラマ・映画・CMとのタイアップは、相当に効果的なようで、多くのグループが新曲に、出来るだけ分厚いコラボを付けようとするのは、もっともな動きだと思います。


しかし、テレビの有名音楽番組や大型歌謡祭で、曲を披露することそのものが、楽曲セールスをアップする、一種のタイアップという面があります。

少し長いですが、次の表は、「きっかけ」配信ランキングの推移と、順位上昇に関係すると思われる出来事を示したものです。

(表4) iTunes Store トップソングにおける「きっかけ」の日単位での順位推移

凡例
順位の計測日 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z]

# 上記 A〜H と Z は、示された日において、それぞれ以下の順位帯にランクインしているかどうかを表し、そこにいる場合は「1」、いない場合は「0」となる。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 01週目、02週目、03週目 … が意味する1週間は、月曜から始まり日曜で終わる7日。例えば、「きっかけ」の01週目は、配信開始日2016/05/25(水)を含む、05/23(月)から05/29(日)まで、02週目は05/30(月)から06/05(日)までで、以下、同じように続く
#「きっかけ」は、配信開始日とCD発売日が同じ

01週目
05/25(水) : 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] (最高26位)
05/26(木) : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0]
05/27(金) : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0]
05/28(土) : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]
05/29(日) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

02週目
05/30(月) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
05/31(火) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/01(水) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/02(木) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/03(金) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/04(土) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/05(日) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]

03週目
06/06(月) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ 15th選抜発表
06/07(火) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/08(水) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/09(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/10(金) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ Mステ & 46時間TV開始
06/11(土) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/12(日) : 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] ※ 46時間TV終了

04週目
06/13(月) : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]
06/14(火) : 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0]
06/15(水) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/16(木) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/17(金) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]
06/18(土) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/19(日) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]

05週目
06/20(月) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/21(火) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/22(水) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/23(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
06/24(金) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/25(土) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/26(日) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]

06週目
06/27(月) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/28(火) : 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0]
06/29(水) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] ※ テレ東音楽祭(3)
06/30(木) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/01(金) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/02(土) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ THE MUSIC DAY
07/03(日) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0]

07週目
07/04(月) : 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0]
07/05(火) : 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] ※ 桜井和寿氏が武道館ライブでカバー


「きっかけ」は、配信を開始した日に、いきなり26位という最高順位をマークし、その後、1週目、2週目は、徐々に順位が下がっていきます。

6月5日(日)の深夜に15th選抜が発表された後、乃木坂に興味を持つ人が増えたのか、翌月曜に、1日だけ順位帯が上がりますが、火曜には戻ってしまう。

ところが、6月10日(金)、『MUSIC STATION』において、深川麻衣のいない14th選抜が、「上半期写真集女王」生田絵梨花のピアノ伴奏で「きっかけ」を披露し、その後、続けて『乃木坂46時間TV』が始まると、順位帯が1つ上がります。

そして、『乃木坂46時間TV』のエンディングで、メンバーが制作に関わった黒板アートの映像をバックに、「きっかけ」が流されると、いきなり40位にまで順位が跳ね上がり、順位帯が2ランクも上昇します。


その後、配信4週目に入ると、再び、順位は下降していき、5週目後半には、151位から200位の最低順位帯が続き、いよいよ圏外が迫ってきます。

しかし、29日(水)に、『テレ東音楽祭(3)』で、「きっかけ」がパフォーマンスされると、順位帯が一つ上がり、30日(木)、7月1日(金)とそこをキープする。

そして、2日(土)に、『THE MUSIC DAY』でのステージが放送されると、順位帯はさらに一つ上がって、50位圏内復活が見えてきます。


7週目に入ると、4日(月)は、再び101位から150位に落ちますが、5日(火)は持ち直している。

ミスチルの桜井さんが、武道館ライブでカバーしたことで、話題となり、一度ダウンロードして、聴いてみようと思った方が大勢いたのかもしれません。

有名で実力のある人気アーティストなので、彼が褒めてくれて、自身のライブで歌ったことは、少なからぬ影響力を持っているのだと思います。


(表4)から分かることは、Mステ効果は確かにあるし、テレビ系大型音楽祭への出演も、楽曲セールス上昇に有効だと言うことです。

また、他のアーティストが楽曲を評価してくれることも、ぜひ聴いてみたいと思う人を増やすようです。

ただ、もっとも大きな順位アップを引き起こしたのは、メンバーが作った黒板アートによるプロモーションビデオでした。

やはり、印象的なMVは、人の心を大きく揺さぶるようで、まあ、楽曲セールスを伸ばす効果が間違いなくあるからこそ、現在、多くのアーティストがMVを制作して、ネットを介して、無料で流しているのでしょう。


MVは、楽曲セールスを上昇させる非常に重要なツールなんですが、「きっかけ」は、それがなかったこともあって、他のシングル表題曲と比べると、物足りない成績になっています。

(表5) iTunes Store トップソングにおける乃木坂楽曲の配信後42日間でのランクイン順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H (200位圏内ランクイン総日数; 確認出来た最高順位)「曲名」(CD発売日)

# 上記 A〜H と Z は、示された日において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表している。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)
# 深夜24:00の前後2時間以内に、1度だけその時点での順位を調べ、その日の順位としている
# 2ndアルバム「それぞれの椅子」の収録曲は、「きっかけ」を含め、すべてCD発売日に配信が始まり、昨日7月5日(火)で、42日目となっている。

09-05-07-00-06 / 15-00-00 (42日; 4位)「今、話したい誰かがいる」(2015/10/21)
02-03-04-06-04 / 12-06-05 (42日; 5位)「ハルジオンが咲く頃」(2016/03/23)
00-00-01-03-03 / 14-15-06 (42日; 26位)「きっかけ」(2016/05/25)

2ndアルバム「それぞれの椅子」に収録された「きっかけ」以外の曲
00-00-01-00-01 / 02-03-00 (07日; 30位)「低体温のキス」
00-00-00-01-01 / 02-03-00 (07日; 31位)「光合成希望」
00-00-00-01-01 / 01-03-01 (07日; 36位)「Threefold choice」
00-00-00-00-01 / 02-02-01 (06日; 43位)「かき氷の片想い」
00-00-00-00-01 / 01-02-02 (06日; 48位)「失恋したら、顔を洗え!」
00-00-00-00-01 / 02-01-01 (05日; 49位)「空気感」
00-00-00-00-00 / 02-02-01 (05日; 55位)「口約束」
00-00-00-00-00 / 02-02-01 (05日; 57位)「環状六号線」
00-00-00-00-00 / 01-02-00 (03日; 69位)「太陽に口説かれて」
00-00-00-00-00 / 01-01-00 (02日; 93位)「欲望のリインカーネーション」


非常にもったいないと思うのは、『乃木坂46時間TV』のエンディングに、黒板アートを使ったMVを流したことで、折角、iTunesランキングが急上昇して、しばらく揚力を感じさせる動きを見せていたのに、そこで、このMVをネット公開しなかったことです。

もし、この時点でMVの無料公開に踏み切っていたら、より高い順位に留まった状態で、『テレ東音楽祭(3)』と『THE MUSIC DAY』を迎えられた可能性があり、「きっかけ」を披露した2つのステージが、さらに大きくセールスを引き上げたかもしれない。

「きっかけ」は、聴けば聴くほど魅力が増していく、そんなタイプの良曲だと感じ始めていて、桜井和寿氏が評価してくれたのは嬉しい限りです。

しかし、楽曲そのものがどんなに素晴らしくても、最初にMVを作らず、発売後に作ったMVが、明らかな反響を呼んでいるのに、それも公開しなければ、宣伝がほとんどゼロになってしまって、ヒットが遠ざかってしまうのは当然じゃないでしょうか。


そして、15枚目「裸足でSummer」の楽曲構成を見ると、効果的なMVが出来るだろうかと、心配になる点がある。

(表6) 乃木坂15枚目に収録される全楽曲

# 曲名が、青色のものはMVありで、オレンジ色はMVなし

(1) 表題曲 「裸足でSummer
選抜全員 (センター : 飛鳥)
(2) 共通カップリング曲「僕だけの光
選抜全員 (センター : 飛鳥)
(3) TypeA限定曲「オフショアガール
選抜の一部 (ソロ : 白石)
(4) TypeB限定曲「命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
選抜の一部 (ソロ : 生田)
(5) TypeC限定曲「白米様
選抜の一部とアンダーの一部 (4人 : 松村・かりん・佐々木・寺田)
# さゆりんご軍団
(6) TypeD限定曲「シークレットグラフィティー
アンダー全員 (センター : 樋口)
(7) 通常盤限定曲「行くあてのない僕たち
アンダーの一部 (2人 : 万理華・井上)

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15枚目と同じく、14枚目も、5つのMVのうち、表題曲とアンダー曲を除く、3曲すべてが、ソロ曲と少人数ユニット曲です。

少ない人数で、楽曲セールスを押し上げるような、パンチのあるMVを仕上げるのは、相当に難しい仕事で、とくにソロとなると、抜群に歌やダンスが上手いか、ギターやドラムなど見入ってしまうような楽器演奏が出来るか、あるいは、べらぼうに演技力があるか、信じられないオーラが出せるか(笑)、何かハイレベルなスキルが不可欠になってくる。

生田絵梨花は、ピアノが弾ける上に、元劇団四季所属で、「ライオンキング」の初代シンバ役を演じた坂元健児さんという方が、「ゲストパフォーマース」として参加するそうなので、作品としての質は期待出来るけど、個人PVならともかく、他のメンバーが出演せずに、多くの乃木坂ファンが観たいと思うものになるかどうかは、また別問題だと思います。

ある程度、多くのメンバーを出演させた方が、賑やかになるし、それを目当てに鑑賞するファンも増える筈で、なぜ、ここまでソロや少人数ユニットにこだわって、MVを作ろうとするのか、疑問を感じます。


個々のメンバーの外仕事が忙しいため、人数が多いとスケジュール調整が難しく、撮影に時間とお金がより掛かるので、ソロやユニットのMVが多くなっているのかもしれません。

しかし、「きっかけ」の楽曲セールス変遷を調べると、手間ひま掛かけてでも、印象的なMVを作り上げると、その効果は抜群であることが分かります。

MVの制作は、今の乃木坂が一番、労力を投入するべき仕事で、それがなければ、楽曲人気を引き上げるのは、難しいんじゃないでしょうか。


以下に、歴代シングルの楽曲構成を載せておきます。

14枚目と15枚目が、過去と比べものにならないほど、ソロ曲・ユニット曲に傾いていることが分かると思います。

(表7) 歴代15枚のシングル構成

「シングル構成」とは、収録曲を歌唱メンバーの構成によって、以下のように記号で分類し、表題曲、共通曲、TypeA限定曲、TypeB限定曲、TypeC限定曲、通常盤限定曲の順に並べたもの。但し、14枚目と15枚目は、初回限定盤が4タイプあるので、表題、共通、A限定、B限定、C限定、D限定、通常限定の順

歌唱メンバー構成による分類記号
「S」型 = 選抜全員が参加
「Sa」型 = 選抜全員とアンダーの一部が参加
「T」型 = 選抜全員とアンダー全員が参加
「A」型 = アンダー全員が参加
「Us」型 = 選抜の一部が参加
「Usa」型 = 選抜の一部とアンダーの一部が参加
「Ua」型 = アンダーの一部が参加
「K」型 = 研究生全員が参加

# 青色はMV付きの曲オレンジ色はMVがないことを意味する
# 「AN盤」はアニメ盤、「SE盤」はセブンイレブン盤を表し、これら特別盤の限定収録曲は、一番最後に示している
# ソロ曲、及びデュエット曲は、歌唱メンバーの名前を続く(括弧)内に記している

01枚目 : SATSaSaSa
02枚目 : SSaUs(生駒)UsASa
03枚目 : SUsASaSaUa
04枚目 : SSUsUsAUs(白石高山)[AN盤]Sa
05枚目 : SSSAUsUs
06枚目 : SSUsaAUsT
07枚目 : SSUsaSaAUsa[AN盤]S
08枚目 : SSSaUs(白石橋本)AUs
09枚目 : SSUsUsAUsa
10枚目 : SUsaSUsaAUs
11枚目 : SUsUsUs(西野)AK(→Ua)
12枚目 : SUs(西野)UsUsAUs[SE盤]S
13枚目 : SASUaUsaUsa[AN盤]Usa
14枚目 : SUsUs(深川)UsUs(西野)AUs
15枚目 : SSUs(白石)Us(生田)UsaAUa(万理華井上)

# 13枚目アニメ盤の収録内容は通常盤と同じ


乃木坂が楽曲セールスを伸ばす上で、私がもっとも問題だと考えてきたのは、「きっかけ」のようなバラード曲ですら、音楽番組で披露するとき、サビは口パク、AメロBメロは生歌比率の低い「被せ」というパターンで済ませてしまっていることです。

そのため、複数のミュージカルに出演した生田絵梨花と桜井玲香、そしてカラオケバトルに連続参戦した川村真洋など、ごく少数のメンバー以外は、歌唱力を鍛える機会をほとんど持てず、歌えないグループになりつつある。

実際、『THE MUSIC DAY』で、NMB48、SKE48、HKT48が行ったような、他歌手とのコラボは、2014年8月の『FNSうたの夏まつり』における、杏里の「悲しみがとまらない」(1983)と、前田亘輝の「あー夏休み」(1990, TUBE)を最後に、2年近く、実現していません。

安心してコラボを任せられるグループになれば、大型音楽祭での出番も増えるし、何より、自身の曲を、より生歌比率の高い形で届けることが出来て、ヒットさせやすくなるでしょう。


こういう生歌を重視しない姿勢は、以前から改善して欲しいと願って来た点ですが、MV集のリリース以降、乃木坂の運営は、MVを無料公開することの重要性を理解していないのではないかと、楽曲プロモーションの進め方にも、強い疑問を感じています。

しかも、14枚目、15枚目と、グループアイドルのシングルにも関わらず、ソロ曲や少人数ユニット曲を連発していて、ファン全体を惹き付けるようなCDになるのだろうか、楽曲セールスを上昇させる印象的なMVが作れるのだろうかと、首を傾げたくなることが多い。

「きっかけ」の黒板アートMVがファンの注目を集め、iTunes ランキングを顕著に引き上げたのは、その制作に多くのメンバーが関わり、時間を掛けて、苦労しながらも、みんなで作り上げた点が感動を呼んだからじゃないでしょうか。


「裸足でSummer」のMV、いくら何でも、数日内には、公開されると思いますが(笑)、沖縄の美しい景色のなか、メンバーみんなの魅力が弾けているような、楽しい作品を期待してます。


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