ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

橋本奈々未と衛藤美彩の役割分担、「サヨナラの意味」でイメージと生歌を両立させた演出戦略 [30Nov16#2]

2016-11-30 21:30:00 | 芸能

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12月03日(土) 22 : 00 〜[Web] AbemaTV『突撃出張占い!濱口兄弟』に、秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛が出演

12月03日(土) 24 : 05 〜 [地デ] NHK総合『着信御礼!ケータイ大喜利』に、衛藤美彩が単独で出演。もう一人のゲストは、元ロッテの捕手、里崎智也さん

12月04日(日) 16枚目 橋本奈々未 個別握手会 in 東京・浅草橋「ヒューリックホール」

12月04日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [BS] BSフジ『FEEL THE KYUSHU 〜九州魅力満載コンテンツ大公開〜』に、衛藤美彩と川後陽菜が出演。みさ先輩は司会恵俊彰のアシスタント、川後Pはゲストとして登場する模様

クリスマス特別イベント in 武道館
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12月07日(水) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜アンダー単独公演〜』。開演18:30
12月08日(木) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜選抜単独公演〜』。開演18:30
12月09日(金) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 〜アンダー単独公演〜』。開演18:30
12月10日(土) 『乃木坂46 3期生「お見立て会」』。開演14:00

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12月14日(水) 19 : 00 〜 23 : 18 [地デ] フジテレビ『FNS歌謡祭』の「第2夜」 (会場 : お台場フジテレビ)に、乃木坂と欅坂が出演

12月16日(金) 23 : 00 〜 23 : 58 [地デ] フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』に、乃木坂が出演


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前回記事に対して、「リツイート」や「お気に入り」など、ツイッターを通して、多数のご反響を頂き、ありがとうございます。

日本テレビ『ベストアーティスト2016』での「サヨナラの意味」は、これまでのステージと違い、生歌を強く意識した演出だったため、いつも以上に、ファンの注目を集め、様々な感想や意見が飛び交ったようです。

個人的には、ダンスを抑えた、バラード系楽曲のステージでは、「口パク」や「被せ」を減らし、もっと生歌を入れて欲しいと望んでいたので、今回のパフォーマンスには、感銘を受けました。

もちろん、音楽面でまだまだ改善すべき点は多いですが、生歌を意識する方向に、一歩踏み出したことは、高く評価出来ると思っています。


実際、エキサイティングで、面白いステージだったんじゃないでしょうか。

複数のメンバーが生歌唱に挑戦したことで、成功も失敗も含めて、様々なドラマが生まれ、ハラハラする波瀾万丈のストーリーを観ているようで、いつも通りの2分30秒の演奏時間ながら、随分と長く感じました(笑)。

歌全体の印象も、CD音源はもちろん、これまでのステージとも異なる、「見せ場」が随所にあって、録画を何度見返しても、新たな発見がある。


お陰で、記事を書いた後も、暇を見つけては、再生していて、もう、かれこれ50回くらいは観たかもしれません(笑)。

生歌多めのステージは、それだけ見所が多く、魅力的なのだと思います。

ただ、歌唱のインパクトがあまりに強くて、歌衣装やバックスクリーンの映像など、パフォーマンス以外の部分は、申し訳ないけど、今のところ、ほとんど頭に入ってきません(笑)。


今日は、「サヨナラの意味」のステージについて、さらに気がついたことを、書いてみます。

まず、生歌担当だった筈の衛藤美彩が、序盤に、次のフレーズを歌う際、「口パク」に見えた点から。

誰が誰に何を残そうとしたのだろう

このフレーズは、おそらく堀未央奈、衛藤美彩、齋藤飛鳥が3人で歌うパートで、昨夜の放送でも、この順番に、一人一人のアップが流れていました。

マイクの仕様から考えて、生で歌うのであれば、みさみさが、1人で歌い切るのが自然です。

しかし、「何を残そうと」の部分で映った彼女は、魅惑的な笑顔をカメラに送っているものの、歌をうたっている感じがしない。


マイクと口元の距離が遠くて、もちろん表情にも「力み」がなく、聴こえてくる歌声を、生で発するのは、さすがに無理という印象を受ける。

実際、みさ先輩が生歌だと気づいたのは、後半のパート、

君が好きだけど

の部分で、このときは、メンバー全員を俯瞰で映すアングルでした。

アップではなかったけど、みさみさの「力み」や「集中」がよく伝わってきて、それらが聴こえてくる歌声と連動していたので、生歌の確信を持った。


ここで、あることに思い当たりました。

考えてみると、家入レオや平井堅など、べらぼうに歌が上手いアーティストでも、大箱のステージでは、体全体を使ったり、目をつぶって顔をしかめたり、手を上げて、その高さで音を調整したりと、色々と苦心しながら歌をうたっている。

ニコニコと笑いながら、カメラ目線で歌うような余裕は、ほとんどありません。


しかし、乃木坂は美しいビジュアルが魅力的なアイドルグループなので、なり振り構わず、全身全霊で歌に打ち込んでいる姿より、みさみさのように、可愛らしく微笑んだアップショットが不可欠です。

とくに、歌の前半は、メンバーを紹介する意図から、個々のアップショットを、担当する歌パートに差し掛かった時点で流すのが、慣例化している。

従って、そこで生歌を要求されると、ファイティングポーズに近い格好で、マイクに全エネルギーをぶつけようとする表情が、全国のお茶の間にアップで届く、なんてことになる(笑)。

衛藤美彩が、「何を残そうと」の部分で、これでもかと、腹が立つくらい可愛い笑顔をぶっ込んできたのは(笑)、アップで抜かれる前半は、乃木坂らしいビジュアルを優先して、歌唱に専念するのは、引きのショットが多い、後半という考え方だったんじゃないでしょうか。


この見方が正しければ、一つ問題が生じます。

フロントのトップ3は、前半、後半に関係なく、アップで映されることが多いので、「サヨナラの意味」のように、静かでセンチメンタルな雰囲気を求められる曲では、とくに生歌を披露するのが難しくなる。

「何度目の青空か?」のように、センター生田絵梨花の歌唱が前提の作りであれば、何とかなるけど、「今、話したい誰かがいる」など、透明感や清楚感を基調とする曲の場合、センターやトップ3が、顔をしかめながら声を張り上げると、楽曲イメージに合わなくなる。

乃木坂は、グループが纏っている雰囲気から、こういったタイプの歌をうたうことが多いけど、イメージを壊さないよう配慮すると、生歌唱を避ける方に傾いてしまうのかもしれません。


センターの橋本奈々未は、昨夜、曲前トークでしゃべったことからも、明らかに生きたマイクを持っていましたが、歌唱は「被せ」だったと思います。

曲始めの

電車が近づく
気配が好きなんだ
高架線のその下で耳を澄ましていた

は、CD音源を聴くと、西野七瀬、橋本奈々未、白石麻衣の3人が一緒に担当するフレーズのようです。

ただ、歌声の主音声の他に、微かではあるけど、別の歌声が入っている。

おそらく、ななみんの生歌で、「被せ」と少しだけ音程が違ったので、ハモっているかのように、やや違和感を伴って、聴こえたんじゃないでしょうか。


その後、橋本奈々未は、

躊躇してた間に
日は沈む

において、カメラをじっと見据えながら、歌というより、演技と言った方がいいほど、シリアスで印象的な表情を送ってきます。

衛藤美彩の「何を残そうと」と同じく、ななみんも、このシーンでは、センターとして、楽曲の世界観やイメージを発信することに専念したのでしょう。

そして、カメラアングルを完璧に把握して、あれほどの表情演技をこなしながら、幕張メッセで生歌唱というのは、ミュージカル女優でも難しい気がします。



歌がすべて終わったとき、印象的だったのは、ほとんどのメンバーが姿勢をホールドする中、中元日芽香と衛藤美彩だけが、マイクをさっと口元から遠ざけたことです。

サビ部分に生歌でがっつり参加したのだから、相当に息が切れた筈で、「ハアハア」といった呼吸音を拾わないよう、配慮したのでしょう。

マイクに対する意識が高いので、やはり、この二人のマイクは生きていて、かなりの部分を、生で歌ったのだと思います。


一方、生田絵梨花は、サビを歌っている間、マイクを口元からかなり離して持っていて、終わったときも、そのままホールドしていました。

自分の歌声が入り過ぎないよう、調整したのかもしれない。

序盤の「柱の落書き」で、若干ボリュームが出過ぎて、歌の音量バランスをやや損ねたことから、サビの合唱を抑えめにしたとも考えられます。


いくちゃん主演の『リボンの騎士』を観たとき、『虹のプレリュード』と比べて、歌唱力が格段に向上していて、驚きました。

とくに、低音パートの声量が、前作より、遥かに大きくなっていて、サファイヤ役における男性的な側面の表現を、強力に支えていた。

「サヨナラの意味」で生田絵梨花に低音パートを任せ、『ベストアーティスト』のステージにおいて、生歌唱させたのは、彼女の成長を熟知した上での、適切な抜擢だと思います。


ちなみに、橋本奈々未は、曲が終わったとき、マイクを口元に近づけたままでした。

最初の歌パート以外は、ダンスと表情によって、イメージを伝えることが自分の仕事だと認識していた節がある。

もちろん、これも適切な判断じゃないでしょうか(笑)。


今回のステージは、生歌メンバーを絞り込んで起用し、カメラワークとの連動で、前半と後半で役割を変えたり、生歌で参加するパートを、緻密に割り振ったり、楽曲イメージをセンターの表情演技で発信したりと、尋常ではない作り込みを感じさせる演出になっている。

確かに、『ベストアーティスト』は、大きな音楽祭ですが、何か特別なことを仕掛けるとしても、昨年の『FNS歌謡祭』のように、通常は、歌衣装を新調する程度に留まります。

グループと楽曲のイメージを保持しつつ、生歌比率を増やして音楽面での質向上を図ろうとする、かなり野心的な試みを、この時期に行ったのは、やはり、大晦日のNHKホールを睨んでのことじゃないかと考えたくなる。

ななみんの「卒業」が、乃木坂の紅白にとって、大きなテーマであるのは間違いなく、今回のステージパフォーマンスに対する力の入れようと併せて考えると、曲目は、「サヨナラの意味」ということでしょうか。

個人的には、「きっかけ」も捨てがたいなと、思っているんですが(笑)。


今回のパフォーマンスとCD音源を聴き比べると、例えば、松村沙友理の可愛くも癖のある、あのアニメ系の声が、昨夜の歌には、より強く反映されている気がしました。

歌唱そのものは、多分、「口パク」だと思うけど、さゆりんの「生歌感」は伝わってきた。

あるいは、ステージ用に、各メンバーの歌唱パートを、収録し直した可能性すらある。

乃木坂が、音楽番組の持ち歌ステージにおいて、ここまで生歌を指向し、パフォーマンスの質にこだわるのは、かなり珍しいことだと思います。


昨夜の演出は、一つの試行錯誤に過ぎず、紅白でどのようなパフォーマンスを採用するかは、生歌なしも含め、まだこれからなのかもしれません。

しかし、かりに、仕上がりに不安が残ったとしても、大晦日のNHKホールでは、生歌重視のステージに挑戦して欲しい。

「歌が下手」と批判されることは、「歌をうたっていない」と言われるより、遥かに意味のあることだと思います。

「口パク」や生歌比率の小さい「被せ」で無難に乗り切れば、視聴者で文句を言う人は少ないかもしれないけど、生歌なしの緩いダンスでは、「美人が多い」といった程度の感想で、スルーされる危険が大きく、2年連続で紅白に出場しながら、爪痕を残せない。


「歌が下手」と言われたのなら、少なくとも、「下手」だと呆れられるほどには、その人の心を揺さぶったことになる(笑)。

また、メンバーも運営も、視聴率が30%を越える音楽番組に出ながら、「歌が下手」と言われて気持ちいい筈はないので、何とか上手くなろうと努力するモチベーションが生まれます。

そして、「下手」と言った人が、半年、1年の後に、乃木坂のステージを再び目にして、「結構、上手くなったじゃないか」と思ってくれたら、ファンになってくれる確率は、間違いなく高まっていくでしょう。

昨夜のように、生歌ステージは、想像している以上に、マイナスではなく、プラスの結果を引き出すと思いますよ。


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軸は生田衛藤中元か、『ベストアーティスト』の「サヨナラの意味」は生歌指向の秀逸なステージ [30Nov16]

2016-11-30 03:30:00 | 芸能

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久しぶりに乃木坂のステージを観て、エキサイトしました(笑)。

日本テレビ『ベストアーティスト2016』において、16th選抜が「サヨナラの意味」を生放送で披露しましたが、これまでとは全然違う、迫力のあるパフォーマンスだった。

歌衣装が、白のシースルー生地にスワロフスキーをあしらったシンプルなドレスから、ベージュのフレアスカートに、胸元に大きな花飾りを幾つも盛った、豪華なワンピースに変わっていて、ファッションが、これまでと異なっていたことが、魅力を高めた面はあるでしょう。


しかし、今回のステージが特別だったのは、随所に生歌が入っていて、CD音源では味わえない、メンバーの個性が色濃く滲み出た歌唱になっていたからです。

基本的には「口パク」なんですが、数名が明らかに地声で歌っており、音楽の授業的には満点の出来でなくとも(笑)、歌唱全体をより人間的で、より魅力的なものにしていたと思います。

生の歌声には、人を強く惹き付けて止まない、何かが含まれているようで、『ベストアーティスト』での「サヨナラの意味」は、録画を何度も繰り返し観てしまう、聴き応えのあるパフォーマンスだった。


欅坂の「二人セゾン」が終わり、橋本奈々未を先頭に、メンバーが舞台に現れたときは、新しい衣装に惹かれたものの、まあ、いつも通り、ビジュアルは飛び抜けて美しいけど、ダンスと歌唱は「無難」極まりないのだろうと、ほとんど期待していませんでした。

もう、通算10回目のテレビ披露で、これまでの9回が、その繰り返しでしたから。

しかし、冒頭の「高架線のその下で」に、ちょっと違和感を覚えた。


白石麻衣のパートの筈なのに、微かながら、誰か別の声が入って、小さくハモっている気がする。

完全な「口パク」なら、こういった「不測の事態」は起こりえないので、もしかして、マイクのスイッチがオンになっていて、うっかり軽く歌っているメンバーがいるのか?と、訝っていました。

すると、次の

柱の落書き
数字とイニシャルは

で、突然、音量が上がって、大きな歌声が響いた。


このフレーズは、生田絵梨花が担当する低音パートですが、明らかに、マイクのスイッチが入っていて、ほぼ完全に生で歌っている。

生歌唱で途中から入る場合、タイミングや音程だけでなく、音量も流れに合わせる必要があるけど、初めての会場で、第1声から、スムーズにこなすのは難しい筈で、やや大きめの声量で入ってしまった節がある。


しかし、そんな些細なことはどうでも良いことで、それより、いくちゃんが生歌だと分かって、俄然、興奮してきました(笑)。

すると、新内眞衣が3列目メンバーを引き連れて、前に出て来るシーンで歌う、

過ぎ去った普通の日々が

において、「去った」の部分で、歌声が割れ、若干、音を外していた。


このパートは、3列目の担当なので、生田絵梨花以外に、「マイクがオン」になっていて(笑)、生で歌っているメンバーが存在することになる。

つまり、今回のステージは、複数のメンバーが生歌唱するようで、ならば絶対に聴き逃せないと、テレビ画面に目が釘付けになってしまった(笑)。

ただ、まいちゅんグループの5人、中元日芽香、井上小百合、北野日奈子、伊藤万理華の中、誰が歌っているのか、全員なのか、それとも一部なのかすら、見当が付かない。


その後、歌を追っていると、衛藤美彩が、後半、齋藤飛鳥を先頭に、堀未央奈と3人でトライアングルを作るシーンで、

君が好きだけど

を生で歌っていることに気づきました。

みさ先輩は、声が図抜けて美しい上に、正確に音を取る能力があるので、CD音源に被せて歌っても、聴いているだけでは、生歌であることを見抜くのはなかなか難しい。

ただ、このフレーズで、マイクを口にとくに近づけていたこと、全身を使い、かなり力を入れて歌っていたこと、マイクを口から離すのが、あしゅと堀ちゃんより遅かったこと、そして、それらの動きとリンクして、歌声に「力み」が入り、歌い終わるタイミングが一致したことから、ほぼ間違いないと思います。


生田絵梨花と衛藤美彩が生歌唱していることは確信しましたが、少なくとも、あと一人、3列目の誰かが歌っている筈です。

そして、

見つめ合った瞳が星空になる

のパートで、それが誰かを特定するチャンスが訪れます。

というのは、このフレーズに入ったとき、1列目、2列目、そして3列目の多くのメンバーが、マイクを口から外したポーズを取っていて、マイクを口元に向けているのは、ひめたん、まいちゅん、きいちゃん、まりっかの4人だけです。

しかも、「瞳が」の部分で、歌声が割れ、少し音が外れている。

前半と同じような「癖」が出ていて、おそらく、歌っているのは1人で、声の特徴から、ひめたんかまりっかのどちらかだろうと、そこまでは辿り着きました。


しかし、何回、歌を聴いても、どちらなのか分からない。

ところが、あることに気づきました。

ひめたん、まいちゅん、きいちゃん、まりっかの持っているマイクを比べると、ひめたんのだけ、先端部分に長めの突起構造が付いていて、他の3人と違う。


これは、電波を飛ばすためのアンテナではないかと思い、慌てて、他のメンバーのマイクを確認したところ、ひめたんと同じマイクを持っていたのは、いくちゃん、みさみさ、ななみんの3人だけでした。

さらに、司会である櫻井翔と羽鳥 慎一のマイクも、突起構造のある「ひめたん型」だった(笑)。

ここで確信しました、3列目で生歌唱していたのは、中元日芽香だろうと。


歌唱メンバーを特定して、録画再生で、歌を何度も聴き込むと、なるほど、ひめたん、サビの合唱でも、がっつり歌っている。

そして、なぜ、今回の歌ステージが、魅力的に感じるかが分かった。

中元日芽香が、歌唱の中軸を担っているからです。


ひめたんの歌声は、柔らかく、甘く、しかも力強い。

J-POPのアイドルソングには、ピッタリの歌声で、以前から、彼女を乃木坂の歌唱中心に据えるべきだと、このブログで主張してきました。

その願いが、『ベストアーティスト2016』で、一部実現し、「サヨナラの意味」を、想像以上に、素晴らしい歌に変貌させた可能性が高い。

CD音源では、ひめたんは、単なる3列目の1メンバーとしてしか取り上げられていないので、昨夜の歌唱は、新しい「サヨナラの意味」の誕生と言っても良い。


よく響く、心地よい中元日芽香の歌声を軸に、低音パートは生田絵梨花、高音パートを衛藤美彩が担当することで、歌唱に、魅力的な個性と豊かな奥行きが生まれ、これぞ乃木坂と、言いたくなる出来になっていた。

若干、音を外したり、歌がよれたりするのは、むしろ味わいを深くする「スパイス」で、もちろん、改善の余地はあるけど(笑)、さほど気にすることはないと思います。

何と言っても、「口パク」と違い、そこには、懸命に歌を届けようとする、歌い手の思いがこもっている。

聴き手にとって、それこそが最高のご馳走じゃないでしょうか。


ところで、一つ疑問が残るのは、「ひめたん型」マイクを持っている橋本奈々未は、生で歌っていたのかという点です。

とくに、後半冒頭のソロパート

躊躇してた間に
日は沈む

が、生歌唱なのかどうか、よく分かりません。


生田絵梨花、衛藤美彩、中元日芽香の歌唱部分には、必ず「力み」があり、音程、音量、リズム、タイミングに、若干の「外し」があるけど、橋本奈々未のフレーズは、「力み」がなく、ほとんど「外し」もない。

もし、生歌であれば、ななみんは、桁外れの歌唱力を持っていることになるけど、それを否定する材料があるとすれば、随分と前に行われた『NOGIBINGO!』の「カラオケ企画」くらいです(笑)。

まあ、橋本奈々未の歌唱力については、紅白歌合戦の曲目を睨みながら、また、機会があれば考えてみます。

ダンス曲が選ばれたら関係ないけど、「サヨナラの意味」をNHKホールで歌うとなると、センターの歌唱力は、避けて通れない問題になるので。


最後に、プチ情報を一つ。

欅坂メンバーで「ひめたん型」マイクを持っていると、確認出来たのは、てち、ねる、ぽんの3人でした。

曲前トークで振られる可能性のある、平手友梨奈は分かるんですが、長濱ねると小林由依ちゃんは、どういう理由なんでしょう。

欅坂のことは、詳しく知らないので、ちょっと気になります(笑)。


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発売週「ルックアップ」が示す2014年大組閣の爪痕、乃木坂はなぜファン層崩壊を防げたのか [29Nov16]

2016-11-29 01:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

日テレの年末大型音楽祭に登場!
11月29日(火) 19 : 00 〜 23 : 00 [地デ] 日本テレビ『ベストアーティスト2016』(会場 : 幕張メッセ)に、乃木坂と欅坂が出演

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重要日程(Nov15~Jan16)



日テレプラスで26日(土)に放送された『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』を観ましたが、1日目の最後に登場した乃木坂は、ここまでしてもらって良いんだろうか?と、やや心配になるくらい、破格の扱いを受けてましたね(笑)。

メンバーが舞台に現れる前、「OVERTURE」が流れ、正面の大型スクリーンに、なんと1人1人の名前と写真が映し出され、観客の気分を盛り上げていく。

ステージに出てくる時も、黒い悪魔と白い天使の二つのグループに分かれ、お互いを牽制し合うダンスによって、楽曲パフォーマンスを始める前に、長めのオープニングショーを披露。

登場シーンからして特別ですが、本編に関しても、曲数が多く、MCの時間も十分あって、複数アーティストによるフェスなのに、乃木坂の単独ライブと変わりません。


驚いたのは、代々木第一体育館を埋め尽くしたお客さんのほとんどが、パフォーマンスに合わせてサイリウムを振っていて、全員が乃木坂ファンじゃないのかと思うほど、ホーム感があった。

まあ、ここまでライブを盛況にしてくれるのだから、主催者が厚遇するのも、当然なのかなと、歌を聴きながら、つらつら考えていました(笑)。

恐るべし、乃木坂の観客動員力!ということでしょうか。

ちなみに、出演メンバーは16th選抜で、衛藤美彩のポジションに樋口日奈が入っていたと思います。

乃木坂の出演は金曜の夜なので、みさみさは、レギュラーMCを務める bayfm78 の『金つぶ』でしょうね。


一方、2日目の途中にパフォーマンスした欅坂は、「OVERTURE」はあったものの、乃木坂ほど凝った登場演出はなく、サイリウムを振っている人も、多くはあるけど、観客全員という印象ではなかった。

デビュー1年目の新人グループなので、十分と言っていい集客力だけど、乃木坂ほどの大型ライブを打つには、まだ少し時間が必要かもしれません。

両グループのCD売り上げ枚数が、現在、2倍以上違うのも、こういったファン人数の差を反映していると思います。


しかし、ステージの魅力という点で言えば、乃木坂より、欅坂の方に、断然惹き付けられました。

まず何と言っても、ダンスが素晴らしい。

キレがあって、よく揃っているし、振り付けやフォーメーション変化が、斬新かつダイナミックで、観ていてぐいぐい引き込まれます。


さらに、歌唱に関しても、「世界には愛しかない」は、生歌比率が高く、聴きごたえがあった。

「ポエタリーリーディング」は、ほぼ完全な生声で、歌部分も、多くが生歌という印象を受けました。

平手友梨奈なんか、曲最後の台詞を、名古屋弁のイントネーションで締めてましたからね(笑)。


良いんですよ、それこそが、生歌ライブの醍醐味でしょう。

歌唱については、大箱なので、声量がもう少し欲しいと思ったけど、多くのメンバーが音を外さず、上手く歌っていて、感心しました。

この曲も、かなり激しいダンスが入っているので、生歌は大変だったと思います。


ダンスにせよ、歌唱にせよ、欅坂のステージには、音楽性を真摯に追求しようとする姿勢があって、好感が持てたし、スキルがちゃんと伴っていて、ワクワクしながら鑑賞出来る、良いパフォーマンスでした。

乃木坂は、ダンスと歌唱に、もっと磨きを掛けて、パフォーマンスにおいて、何か「目玉」を作らないと、楽曲派のファンが、今後、雪崩を打って、欅坂に移ってしまうかもしれない。

欅坂は楽しいステージだったけど、乃木坂ファンとして、いろいろな心配が沸き起こって、複雑な気持ちになります。


一応、「サヨナラの意味」の演奏時間を載せておきます。

(表1) 「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組と演奏時間

凡例
演奏時間 @ ステージオンエア開始時刻のCD発売日に対する時間関係 [ステージオンエア開始時刻] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「放送の種別」の「地デ」は、地上デジタル放送の意
# CD音源の演奏時間は4分53秒

02分31秒 @ 08.2日前 [10/31(月)20:23] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
02分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)20:03] (地デ) テレビ朝日『MUSIC STATION』
02分30秒 @ 02.3日前 [11/06(日)17:13] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
02分29秒 @ 02.0日前 [11/07(月)00:23] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
04分53秒 @ 04.0日後 [11/12(土)23:17] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
02分31秒 @ 06.8日後 [11/15(火)20:09] (地デ) NHK総合『うたコン』
02分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:20] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
02分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:53] (地デ) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』
03分30秒 @ 18.0日後 [11/26(土)23:27] (CS) 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』

(今後の予定)
00分00秒 @ 20.8日後 [11/29(火)19:00] (地デ) 日本テレビ『ベストアーティスト2016』
00分00秒 @ 28.8日後 [12/07(水)19:00] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第1夜』
00分00秒 @ 35.8日後 [12/14(水)19:00] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第2夜』
00分00秒 @ 38.0日後 [12/16(金)23:00] (地デ) フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』

#「今後の予定」で示された時刻は、番組開始の日時


フルバージョンの4分53秒よりは短いけど、通常のテレビサイズ2分30秒よりは長い、3分30秒でした。

これくらいの長さがあれば、曲のパフォーマンスを堪能した気分になれるので、大晦日の紅白歌合戦でも、何を歌うにせよ、3分以上のステージは欲しいものです。


先日、開催されたAKB48の全国握手会について、「総監督」の横山由依が、「こんなにたくさんお客さんがいて嬉しい。やっぱりみんな46が好きなのかなって思ってたし」と、涙ぐんだとの話が、ネットに流れています。

『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』において、乃木坂・欅坂が相当な観客動員力を示したのとは逆に、最近のAKB48G、とくに「支店」は、ライブが「空席祭り」になったり、ファン人数の減少に苦しんでいるようです。

紅白歌合戦において、今年、乃木坂と欅坂が紅組の1枠ずつを獲得する一方、AKB48Gは、グループ全体で1枠に留まったのも、こういったファン人数の変化が背景にあるのかもしれません。


しかし、乃木坂が2014年の紅白に「落選」したとき、48Gは、前年からの3枠をそのまま維持しており、まだまだ勢いがあった。

その後、どういう経緯を辿って、46のファン数は増え、48は伸び悩むことになったのかは、今勢いのあるグループとっても、苦しんでいるグループにとっても、これから何をすべきかを考える上で、重要な情報だと思います。

今日は、ファン人数の変遷を、Billboard JAPAN Hot100 の「PC読み取り数」、通称「ルックアップ」を基に、振り返ってみます。


CDを購入したり、レンタルした後、多くの人は、収録曲を聴くため、それをPCに入れ、iTunesなどを使って取り込みます。

この時、曲名とアーティスト名をゲットするため、iTunes は、グレースノート社のデータベースに問い合わせるので、それぞれの曲について、何回アクセスがあったのか記録が残る。

「ルックアップ」は、このアクセス数に従って、曲に順位を付けたものです。


乃木坂のように、握手会参加券を付けることによって、大量のCDを売っている場合、まったく同じCDを何枚も購入する人が多く、収録曲がどれだけ聴かれたかを、売り上げ枚数から判断するのは難しい。

ところが、個別握手会に参加するため、同一のCDを100枚買った人も、曲に興味を持って1枚買った人も、PCに入れるのは共に1枚なので、「ルックアップ」は、曲に対する関心度、さらには、ファンの人数を反映する指標になります。

AKB48Gの「ルックアップ」を調べていると、もっとも多い売り上げ枚数を記録する、発売第1週において、この順位が下がってくると、観客動員力が落ちていく節があって、コアファンの人数を把握する、かなり良好な指標であることが分かってきました。


そこで、Billboard JAPAN の公式サイトで遡れる、乃木坂、欅坂、AKB48Gのすべての表題曲について、発売週の「ルックアップ」を調べ、シングルが進むにつれ、どのような順位変遷があったのかを表にしてみました。

まずは、現在、2つのシングルCDをリリースしている、欅坂のデータから。

(表2) 欅坂46表題曲の発売週における Billboard JAPAN Hot100「ストリーミング数」「ルックアップ」の順位とオリコンの成績

凡例
(BJ) Hot100 順位 [S]「ストリーミング数」順位 [L]「ルックアップ」順位 (OC) オリコン順位 売り上げ枚数 : 発売後経過週(チャートの日付) シングル番号 曲名

#「発売後経過週」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数え、その週における順位や売り上げ枚数を示している
# この表では、すべて「1週目」の発売週を取り上げている
#「ルックアップ」は、CD収録曲のPCによる読み取り数
#「シングル番号」で「No.01」は1枚目、「No.02」は2枚目

(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 26.2万枚 : 1週目(2016/04/18付) No.01 サイレントマジョリティー
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 32.3万枚 : 1週目(2016/08/22付) No.02 世界には愛しかない


デビューシングル「サイレントマジョリティー」と2枚目「世界には愛しかない」は、オリコン初動が、それぞれ26.2万枚と32.3万枚と、高い数字を記録しています。

そして、発売週における表題曲の Hot100 は、2作ともに1位で、「ストリーミング数」と「ルックアップ」も、1位を獲得。

1人で何枚も購入するファンがいるとはいえ、その週、26万枚や32万枚ものCDが世の中に出回ったのだから、表題曲のPC取り込み数が、1位となるのは、当たり前のように思えます。

しかし、乃木坂を含む他グループの成績を眺めると、「ルックアップ」でトップに立つのは、案外、大変なことで、デビューから2作連続の1位は、欅坂というグループが、多くのファンを呼び込み、非常に高い人気を持っていることを示しています。


ちなみに、「ストリーミング数」は、「シングルの全国売り上げ枚数、楽曲のダウンロード数、歌詞表示回数から推定したストリーミング数の合算」であると、Billboard JAPAN の公式サイトに書かれています。

どういうプログラムを使って「推定」しているのか分からないので、何とも言いようがないんですが、数値を導く際、CDの「売り上げ枚数」がとくに重視されているようで、AKB48Gと乃木坂欅坂の表題曲は、ほとんどが1位を取っています。

「ストリーミング数」算出における、CDセールス重視の発想が、48と46の総合1位を支えている気がします。


次は、SKE48です。

(表3) SKE48表題曲の発売週における Billboard JAPAN Hot100「ストリーミング数」「ルックアップ」の順位とオリコンの成績

# 表記法は、(表2)と同じ

(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 39.8万枚 : 1週目(2014/03/31付) No.14 未来とは?
(BJ) 01位 [S]01位 [L]05位 (OC) 1位 32.4万枚 : 1週目(2014/08/11付) No.15 不器用太陽
(BJ) 02位 [S]02位 [L]09位 (OC) 1位 38.6万枚 : 1週目(2014/12/22付) No.16 12月のカンガルー
(BJ) 02位 [S]02位 [L]03位 (OC) 1位 64.0万枚 : 1週目(2015/04/13付) No.17 コケティッシュ渋滞中
(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 37.0万枚 : 1週目(2015/08/24付) No.18 前のめり
(BJ) 01位 [S]01位 [L]07位 (OC) 1位 25.7万枚 : 1週目(2016/04/11付) No.19 チキンLINE
(BJ) 01位 [S]01位 [L]20位 (OC) 1位 25.2万枚 : 1週目(2016/08/29付) No.20 金の愛、銀の愛


14枚目表題曲「未来とは?」で1位を取った「ルックアップ」は、次の15枚目「不器用太陽」で5位、16枚目「12月のカンガルー」は9位にまで落ち込みます。

15枚目と16枚目の初動は、32.4万枚と38.6万枚で、いずれも30万枚を越え、15枚目から16枚目へアップさえしているのに、「ルックアップ」が5位、9位と下がっている。

ファン人数が減少して、少数のコアファンが、1人あたり大量の枚数を購入したとしか考えられません。


ファンが減った原因として思い当たるのは、2014年の夏、主要メンバーである松井玲奈が、生駒里奈との「交換留学」により、「夏のFree&Easy」の選抜フロントに入り、乃木坂「兼任」として、本格的に活動を始めたことです。

「大組閣」によって、松井珠理奈と人気を二分するほどのトップメンバーさえも、SKE48に専念させて貰えず、「異動」の対象になったことで、嫌気がさして、少なからぬファンがグループを離れた可能性がある。

実際、「兼任」が解除され、松井玲奈がセンターに復帰した17枚目「コケティッシュ渋滞中」では、「ルックアップ」は3位に反転上昇、さらに、彼女の卒業シングルとなった18枚目「前のめり」は2位となり、明らかな回復を見せています。


松井玲奈というメンバーが、SKE48のファン動向に、いかに大きな影響を与えていたかが分かる順位変遷です。

そして、やはりというか、松井玲奈が卒業した後の19枚目「チキンLINE」は、CDセールスそのものが、前作から10万枚以上減り、「ルックアップ」は7位に低下します。

さらに、20枚目「金の愛、銀の愛」は、初動こそ前作並みを維持したものの、「ルックアップ」が、なんと20位に落ち込んでしまった。


「ルックアップ」の順位が、ここまで大幅に下がると、ライブなどにおける観客動員力も落ち込んでいる可能性が高い。

最近、SKE48のメンバーが、人が集まらないので劇場公演以外、なかなかライブを打てないと嘆いたそうですが、「ルックアップ」の順位下落と符合する話です。

グループ人気の鍵を握っていた松井玲奈を、「組閣」の対象にしてしまい、その後、間を置かず、「総選挙」不参加、「卒業」という道を歩ませてしまったことが、SKE48を厳しい状況に追い込んだ原因かもしれません。


次は、NMB48です。

(表4) NMB48表題曲の発売週における Billboard JAPAN Hot100「ストリーミング数」「ルックアップ」の順位とオリコンの成績

# 表記法は、(表2)と同じ

(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 40.7万枚 : 1週目(2014/04/07付) No.09 高嶺の林檎
(BJ) 02位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 42.0万枚 : 1週目(2014/11/17付) No.10 らしくない
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 2位 44.7万枚 : 1週目(2015/04/13付) No.11 Don't look back!
(BJ) 02位 [S]02位 [L]06位 (OC) 1位 37.1万枚 : 1週目(2015/07/27付) No.12 ドリアン少年
(BJ) 01位 [S]01位 [L]08位 (OC) 1位 30.7万枚 : 1週目(2015/10/19付) No.13 Must be now
(BJ) 01位 [S]01位 [L]03位 (OC) 1位 23.0万枚 : 1週目(2016/05/09付) No.14 甘噛み姫
(BJ) 01位 [S]01位 [L]16位 (OC) 1位 30.4万枚 : 1週目(2016/08/15付) No.15 僕はいない


2014年から15年に渡る「大組閣」の1年において、NMB48が、大きくファン人数を減らした節はありません。

9枚目「高嶺の林檎」は初動40.7万枚で表題曲の「ルックアップ」は2位、10枚目「らしくない」は42万枚の2位と、良好な数字が並んでいる。

とくに、SKE48「コケティッシュ渋滞中」と同日発売となり、44.7万枚もの初動を叩き出した「Don't look back!」は、ミュージックカードのこともあって、オリコンでは2位に甘んじたものの、「ルックアップ」は1位を獲得し、「コケティッシュ渋滞中」の3位を上回る成績を挙げています。


ところが、12枚目「ドリアン少年」は初動前作割れの37.1万枚で、「ルックアップ」が6位に低下、さらに、13枚目「Must be now」は、初動続落で30.7万枚の8位。

14枚目「甘噛み姫」は、3作連続の前作割れとなり、初動は23.0万枚まで下がってしまった。

「ルックアップ」は、何とか3位を確保したものの、2015年後半から、NMB48のファン人数が急速に減少を始めた可能性が濃厚です。

実際、渡辺美優紀の卒業シングル「僕はいない」は、オリコン初動こそ30.4万枚に回復したけど、「ルックアップ」が16位という、信じられない順位を記録しており、大規模なファン離れを示唆しています。

最近、NMB48のライブが、アリーナ席以外をすべて暗幕で覆う「空席祭り」となってしまったそうで、いよいよ観客動員力の低下が顕在化してきた感があります。


一体、2015年の後半から、何が起こったのか、NMB48の事情にあまり詳しくないので、よく分かりません。

ただ、山田菜々を始め、人気メンバーが次々に「卒業」した印象があって、メンバーの大量離脱が、ファン人数の急激な落ち込みを誘発したのかもしれません。

そして、「大組閣」の1年が終わった直後から、CDセールスと「ルックアップ」の同時低下がスタートしているので、NMB48にとっても、あの人事異動ゲームは、深刻な後遺症を残したように見えます。


SKE48とNMB48に比べると、HKT48は、まだ穏やかな順位変遷を見せています(笑)。

(表5) HKT48表題曲の発売週における Billboard JAPAN Hot100「ストリーミング数」「ルックアップ」の順位とオリコンの成績

# 表記法は、(表2)と同じ

(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 27.7万枚 : 1週目(2014/03/24付) No.03 桜、みんなで食べた
(BJ) 02位 [S]01位 [L]03位 (OC) 1位 27.8万枚 : 1週目(2014/10/06付) No.04 控えめI love you !
(BJ) 03位 [S]03位 [L]04位 (OC) 1位 27.8万枚 : 1週目(2015/05/04付) No.05 12秒
(BJ) 03位 [S]02位 [L]05位 (OC) 1位 28.1万枚 : 1週目(2015/12/07付) No.06 しぇからしか!
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 23.9万枚 : 1週目(2016/04/25付) No.07 74億分の1の君へ
(BJ) 01位 [S]01位 [L]03位 (OC) 1位 27.0万枚 : 1週目(2016/09/19付) No.08 最高かよ


確かに、「大組閣」の人事異動が本格化する頃から、「ルックアップ」は、4枚目表題曲「控えめI love you !」3位、5枚目「12秒」が4位、6枚目「しぇからしか!」は5位と、じりじり順位を下げています。

しかし、7枚目「74億分の1の君へ」は、オリコン初動を下げながらも、「ルックアップ」は1位を獲得、8枚目「最高かよ」も、3位とまずまずの順位で、SKE48とNMB48のような急降下は起こっていない。

おそらく、主要メンバーの「卒業」が、比較的少ないため、グループを離れるファンも少なく、比較的、安定した人気を維持出来ているのでしょう。


もちろん、アイドルの人気は、一定水準を保つのではなく、シングルごとにアップさせて成功と言えます。

ただ、48Gを取り巻く環境が厳しさを増している今、まずはファン数を減らさないことが重要で、最低限のことはクリアしている印象を受けます。

まあ、シングルをリリースするペースが割りとゆったりしていることも、数字の悪化を防いでいるのかもしれません。


さて、「支店」グループのファン人数減少には、2014年から15年の「大組閣」と、人気メンバーの「卒業」が、深く関わっている可能性が見えてきました。

では、AKB48本体の「ルックアップ」は、どうなっているのでしょう。

ほとんどのシングルが初動ミリオンを達成しているので、表題曲の「ルックアップ」が1位に入らないなんて、あり得ないと思うかもしれませんが、不思議なことに、それが、そうでもないんですよ(笑)。

(表6) AKB48表題曲の発売週における Billboard JAPAN Hot100「ストリーミング数」「ルックアップ」の順位とオリコンの成績

# 表記法は、(表2)と同じ
# シングル番号と曲名が赤色のものは、「ルックアップ」が1位ではないことを示す

(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 103.3万枚 : 1週目(2013/12/23付) No.34 鈴懸の木の道で
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 109.1万枚 : 1週目(2014/03/10付) No.35 前しか向かねえ
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 166.2万枚 : 1週目(2014/06/02付) No.36 ラブラドール・レトリバー
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 100.6万枚 : 1週目(2014/09/08付) No.37 心のプラカード
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 113.0万枚 : 1週目(2014/12/08付) No.38 希望的リフレイン
(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 100.1万枚 : 1週目(2015/03/16付) No.39 Green Flash
(BJ) 01位 [S]01位 [L]03位 (OC) 1位 167.3万枚 : 1週目(2015/06/01付) No.40 僕たちは戦わない
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 127.8万枚 : 1週目(2015/09/07付) No.41 ハロウィン・ナイト
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 090.5万枚 : 1週目(2015/12/21付) No.42 唇にBe My Baby
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 123.8万枚 : 1週目(2016/03/21付) No.43 君はメロディー
(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 144.1万枚 : 1週目(2016/06/13付) No.44 翼はいらない
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 117.8万枚 : 1週目(2016/09/12付) No.45 LOVE TRIP
(BJ) 01位 [S]01位 [L]03位 (OC) 1位 118.0万枚 : 1週目(2016/11/28付) No.46 ハイテンション


Billboard JAPAN Hot100 のサイトで、発売週の順位を確認できるAKB48の表題曲は、34枚目「鈴懸の木の道で(以下略)」から、最新シングル「ハイテンション」までの13曲。

この中で、「ルックアップ」が1位に入らなかったのは4曲、39枚目「Green Flash」の2位、40枚目「僕たちは戦わない」の3位、44枚目「翼はいらない」の2位、そして46枚目「ハイテンション」の3位です。

面白いのは、2015年と16年の「総選挙」投票券付きシングルで、それぞれ167.3万枚、144.1万枚も初動を売り上げた「僕たちは戦わない」と「翼はいらない」が、1位を逃している。


これは、CDを買う人の目的が、握手会券や「総選挙」投票券の入手で、収録楽曲に対する関心が低いことを反映していると思います。

割安になっている握手会券を、少数のコアファンが大量に買うため、券だけ抜き出し、CD本体を捨ててしまう率が、通常より高いのでしょう。

CDの売り上げ枚数がミリオンを越えていても、収録楽曲があまり関心を持たれていない、なんてことが起りえるわけで、音楽指標として重要なのは、オリコンの数字ではなく、その内容であることが分かります。


ところで、100万枚以上を売り上げながら、「ルックアップ」が1位でない場合、どんな曲がそれを上回っているのでしょう。

上に挙げた4曲について、調べたものが次の表です。

(表7) AKB48表題曲の発売週「ルックアップ」が1位ではないケースにおいて、それより上位に入っている曲

凡例
チャート日付
(BJ) Hot100 順位 [S]「ストリーミング数」順位 [L]「ルックアップ」順位 (OC) オリコン順位 売り上げ枚数 : 発売後経過週 アーティスト名「曲名」

#「(OC) オリコン順位 売り上げ枚数」は、同日発売の曲のみ載せている

2015/03/16付
(BJ) 02位 [S]03位 [L]01位 : 2週目 嵐「Sakura」
(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 : 1週目 AKB48「Green Flash」

2015/06/01付
(BJ) 02位 [S]03位 [L]01位 : 2週目 嵐「青空の下、キミのとなり」
(BJ) 06位 [S]09位 [L]02位 : 4週目 西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」
(BJ) 01位 [S]01位 [L]03位 : 1週目 AKB48「僕たちは戦わない」

2016/06/13付
(BJ) 07位 [S]15位 [L]01位 : 3週目 嵐「I seek」
(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 : 1週目 AKB48「翼はいらない」

2016/11/28付
(BJ) 02位 [S]03位 [L]01位 : 7週目 星野源「恋」
(BJ) 04位 [S]04位 [L]02位 (OC) 3位 004.0万枚 : 1週目 back number「ハッピーエンド」
(BJ) 01位 [S]01位 [L]03位 (OC) 1位 118.0万枚 : 1週目 AKB48「ハイテンション」


要するに、嵐ですね(笑)。

「Green Flash」は、2週目の嵐「Sakura」に1位を譲り、「僕たちは戦わない」は、2週目の嵐「青空の下、キミのとなり」と4週目の西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」に1位と2位を許し、「翼はいらない」は3週目の嵐「I seek」に1位を取られている。

ジャニーズのグループは、楽曲の配信販売を行わないので、シングルCDの売り上げ枚数が多く、レンタルの回転率も高い。


とくに、ファン人数の多い嵐は、最近でも、初動で50万枚ほど売り上げ、レンタルも開始と同時にフル稼働するので、2週目、3週目であっても、「ルックアップ」で1位を獲得するのは、なかなか難しい。

こういった「強敵」がいる中、対抗する曲が、大方の購入動機が音楽とかけ離れている「総選挙」投票券付きシングルの表題となると、太刀打ち出来ず、100万枚を遥かに越えているのに、「ルックアップ」が2位、3位という、摩訶不思議な現象が起こる。

西野カナは、CDの売り上げ枚数は左程ではないけど、レンタル回転率が常軌を逸しているのだと思います。

まあ、間違いなく、曲が売れている歌手ということです(笑)。


しかし、最新シングルの表題曲「ハイテンション」では、今までと違ったことが起こっています。

まず、嵐が関係していません(笑)。

「ルックアップ」の1位は、7週目の星野源「恋」です。

TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)がヒットして、主題歌である「恋」は、もの凄い勢いでレンタルされているのでしょう。


問題は、2位が同日発売のback number「ハッピーエンド」ということです。

AKB48の表題曲が、同日発売のアーティストに、「ルックアップ」で負けるのは、初めてのことです。

しかも、「ハッピーエンド」のオリコン初動は4.0万枚で、「ハイテンション」118.0万枚の30分の1程しかない。


back numberも人気のあるバンドで、レンタル回転率は高い筈ですが、いくらなんでも、30倍の売り上げを持つAKB48が、発売週の「ルックアップ」で、それを上回れないというのは、俄には信じられません。

「ハッピーエンド」の4万枚という数字から考えて、AKB48Gのシングルを買ってくれるコアファンの人数は、10万人を大きく割り込んでいる可能性があり、場合によっては、5万人に近い水準ですらあり得ます。

1人が平均20枚買えば、それで100万枚になるので、5万人は荒唐無稽な推測ではないけど、「支店」を含めた48G全体のコアファン人数としては、かなり衝撃的な数字です。


もし、コアファンの人数が全国で5万から10万だとすれば、2017年の「総選挙」開票イベントは、会場をあまり大箱に設定すると、埋めきれない危険がある。

さらに、「支店」の人気メンバーが参加しない、純粋なAKB48だと、さらにファン数が少なくなるので、「本店」の単独ライブは、慎重に計画しないと、「空席祭り」になってもおかしくない。

同日発売のback numberに、「ルックアップ」の上位を譲ったことは、AKB48のファン層が、厚みを失いつつある証拠で、直面する状況の厳しさを、あたらめて思い知らされます。


最後は、乃木坂です。

(表8) 乃木坂46表題曲の発売週における Billboard JAPAN Hot100「ストリーミング数」「ルックアップ」の順位とオリコンの成績

# 表記法は、(表2)と同じ
# シングル番号と曲名が赤色のものは、「ルックアップ」が1位ではないことを示す

(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 39.5万枚 : 1週目(2013/12/09付) No.07 バレッタ
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 45.8万枚 : 1週目(2014/04/14付) No.08 気づいたら片想い
(BJ) 01位 [S]01位 [L]04位 (OC) 1位 42.2万枚 : 1週目(2014/07/21付) No.09 夏のFree&Easy
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 47.9万枚 : 1週目(2014/10/20付) No.10 何度目の青空か?
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 50.0万枚 : 1週目(2015/03/30付) No.11 命は美しい
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 60.9万枚 : 1週目(2015/08/03付) No.12 太陽ノック
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 62.7万枚 : 1週目(2015/11/09付) No.13 今、話したい誰かがいる
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 75.0万枚 : 1週目(2016/04/04付) No.14 ハルジオンが咲く頃
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 72.8万枚 : 1週目(2016/08/08付) No.15 裸足でSummer
(BJ) 01位 [S]01位 [L]01位 (OC) 1位 82.8万枚 : 1週目(2016/11/21付) No.16 サヨナラの意味


発売週のHot100をチェックできるのは、7枚目「バレッタ」から16枚目「サヨナラの意味」までの10曲。

その中で、「ルックアップ」が1位でなかったのは、7枚目「バレッタ」と9枚目「夏のFree&Easy」の2曲です。

つまり、乃木坂は、10枚目「何度目の青空か?」以降、発売週の「ルックアップ」が7作連続の1位を記録しており、欅坂の2作連続1位と共に、分厚いファン層を持っていることが分かります。



しかし、2013年終わりの7枚目と2014年夏の9枚目は、「ルックアップ」1位を逃していて、この頃、乃木坂は、まだまだファン数が十分ではなく、人気を固めきれていなかった。

以下に、どんな曲が「ルックアップ」で上位に入ったのかを載せています。

(表9) 乃木坂46表題曲の発売週「ルックアップ」が1位ではないケースにおいて、それより上位に入っている曲

# 表記法は、(表7)と同じ
#「(OC) オリコン順位 売り上げ枚数」は、同日発売の曲のみ載せている

2013/12/09付
(BJ) 02位 [S]02位 [L]01位 (OC) 3位 05.8万枚 : 1週目 Perfume「Sweet Refrain 」
(BJ) 01位 [S]01位 [L]02位 (OC) 1位 39.5万枚 : 1週目 乃木坂46「バレッタ」

2013/12/09付
(BJ) 02位 [S]02位 [L]01位 (OC) 3位 04.9万枚 : 1週目 μ's「KiRa-KiRa Sensation!」
(BJ) 03位 [S]03位 [L]02位 (OC) 6位 01.6万枚 : 1週目 いきものがかり「ラブソングはとまらないよ」
(BJ) 06位 [S]08位 [L]03位 : 2週目 miwa「君に出会えたから」
(BJ) 01位 [S]01位 [L]04位 (OC) 1位 42.2万枚 : 1週目 乃木坂46「夏のFree&Easy」


「バレッタ」の「ルックアップ」2位については、1位に入ったのが、初動で5.8万枚を売り上げた、同日発売のPerfume「Sweet Refrain 」で、その楽曲人気の高さを考えると、乃木坂はデビュー2年目ですから、致し方ないと思います。

しかし、「夏のFree&Easy」の「ルックアップ」4位は、かなり危機的な状況を示唆している。

9枚目発売週の「ルックアップ」1位は、同日発売、初動4.9万枚のμ's「KiRa-KiRa Sensation!」で、ラブライブ系ユニットの曲です。

さらに2位は、これまた同日発売で初動1.6万枚のいきものがかり「ラブソングはとまらないよ」。

「夏のFree&Easy」の初動は42.2万枚で、26倍も大きい。

しかも、発売第1週なので、いきものがかりのレンタル回転率がいかに高くとも、26倍の差を埋めるほど、莫大な読み取り数になるとは思えず、乃木坂のコアファン数が、かなり少なかったと考えざるを得ません。


「夏のFree&Easy」は、初動が前作割れした初めてのシングルで、「ルックアップ」の4位落ち込みと併せて、9枚目で、ファン人数が急激に減少した可能性がある。

原因として考えられるのは、6枚目「ガールズルール」から始まった、握手会成績を重視した選抜起用、すなわち「握手会主義」に、嫌気の差したファンが、乃木坂を離れたことです。

握手会主義の徹底により、メンバーとファンは、CDの売り上げ枚数を伸ばすよう煽られ、8枚目「気づいたら片想い」は、AKB48「総選挙」のような状況を呈したものの、結局、握手会人気の順番はさほど変わらず、トップセールスを誇る西野七瀬が、センターに抜擢された。


握手会主義の流れは、9枚目「夏のFree&Easy」にも持ち込まれ、西野七瀬のセンター続投となり、加えて、「兼任」の松井玲奈が参加して、フロントの1枠を占めることになる。

「煽り」商法と理不尽な「人事異動」に辟易したファンが、乃木坂に見切りをつけ、グループを去り、その結果、初動の前作割れと「ルックアップ」の4位転落を招くことになった。

そういう解釈は、結構、妥当じゃないでしょうか。


当時の乃木坂ファンは、大きく二つのカテゴリーに分けられる気がします。

生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみがフロントを務めた「生生星」時代に、南流石のダンスと杉山勝彦の楽曲に惹かれて、ファンとなった人たち。

もう一方は、握手会などのイベント参加を通して、「推し」メンバーを直接応援するファンで、松村沙友理、白石麻衣、橋本奈々未の「御三家」や西野七瀬の握手会人気を支える中核になっていた人たち。

前者は、楽曲への強いこだわりがあり、「生生星」を好む傾向があるものの、CDの複数枚購入に積極的でなく、「推し」のためにお金を注ぎ込むという発想は少ない。

対して後者は、積極的にCDを購入し、その「実績」によって、「推し」のポジションを上げることを厭わない。


「ガールズルール」以降に行われた握手会主義の徹底は、前者タイプのファンにとって、気持ちの良いものではなく、南流石と杉山勝彦も、なぜか乃木坂に関わらなくなり、楽曲そのものも、以前とは異なる方向に進み始めた。

そこに、公式ライバルだった筈のAKB48と、「大組閣」という名のメンバーシャッフルを強行したわけで、ついて行けないファンが続出しても不思議ではない。

9枚目「夏のFree&Easy」におけるファン人数の減少は、主に、「生生星」時代の楽曲を好み、握手会主義やAKB48との「同化」を嫌う人々の離脱が原因じゃないかと思います。


もし、10枚目以降も、握手会成績のトップメンバーがセンターに抜擢され、人事面と楽曲面で、AKB48との同質化が進んでいたら、乃木坂はさらにファン数を減らし、弱体化していたかもしれない。

ところが、初動前作割れという未曾有の危機に直面したからか、乃木坂は、珍しく最善手を打つことになる(笑)。

10th選抜における、生田絵梨花のセンター抜擢です。


当時、いくちゃんは、最高部数を全完売するメンバーではなく、握手会主義の観点からすると、「異例」の起用だと言えます。

しかし、「生生星」の1人で、高い歌唱力を持つ生田絵梨花をセンターに据え、「何度目の青空か?」の出だしを、彼女の生歌でスタートさせるスタイルは、乃木坂に嫌気が差しつつあった楽曲派ファンを引き止める効果があった。

しかも、紅白への初出場を目標に掲げたことが、崩壊しつつあったファン層を再び団結させ、グループの一体感を取り戻す契機となった。


ただ、握手会成績がトップクラスのメンバーを支えるファンには、すんなり納得出来ない面がある。

そこで、不満を緩和するため、センターを、西野七瀬と白石麻衣で挟む、今に続く基本パターンが編み出された。

楽曲派ファンの離脱を抑え、握手会人気トップメンバーのファンが頷ける選抜フロントを作り、紅白を目指したことが、乃木坂最大のピンチだった9枚目を乗り切る原動力になったのだと思います。


そして、乃木坂は、AKB48Gの「組閣」や「総選挙」には参加せず、以前のように、独立性を保つことが暗黙の方針として確立した。

つまり、9枚目と10枚目は、新しい乃木坂を生み出す切っ掛けとなったシングルで、(表8)が示すように、その後、最新の16枚目に至るまで、表題曲の発売週「ルックアップ」は、1位を逃したことがなく、ファンの大幅増加を示唆するシングルはあっても、「夏のFree&Easy」のように、大量離脱を感じさせるシングルはありません。

AKB48Gが、「大組閣」と「卒業」に揺れ動く中、乃木坂が安定したファン層と独立したコンセプトを維持したことで、前者から後者へのファン移動が加速した面はあると思います。


しかし、AKB48の例を見ても分かるように、初動が80万枚を越えているから、「ルックアップ」の1位が安泰とは限らない。

とくにパフォーマンスがマンネリ化して、歌唱にも、ダンスにも、斬新さが乏しくなりつつある現在、楽曲派ファンが、欅坂へ大挙して乗り換える可能性は高まっている。

さらに、乃木坂の強みだった、主要人気メンバーが「卒業」しない状況が、深川麻衣と橋本奈々未の相次ぐ「卒業」によって、変わりつつあります。


これらの不安因子が、17枚目以降のシングルで、深刻さを増していくと、「ルックアップ」の順位下落を伴う、初動前作割れが、再び発生するかもしれない。

メンバーの「卒業」はどうしようもないけど、音楽面でのテコ入れは可能で、フロントの選び方を含め、17枚目から「次」を見据えた策を打って欲しい。

48Gの楽曲指標が示すように、ファン人数の減少が加速し始めると、それを留めるのは至難の技で、まだ数字が良好なときに、改革を試みるのがもっとも効果的じゃないでしょうか。


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祝!乃木坂と欅坂の紅白出場が決定!いつもと少し違う大晦日、NHKは「変化」を求めたのか? [24Nov16]

2016-11-24 21:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

11月24日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

11月26日(土) 『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2016 in TOKYO』(会場 : 東京体育館)のZipperステージ(13:50〜)に、北野日奈子が登場

11月26日(土) 14 : 00 〜 15 : 00 [地デ] フジテレビ『日本のツッコミどころ〜芸人が作る観光名所ガイド〜』に、生駒里奈、高山一実、西野七瀬が出演

11月26日(土) 21 : 30 〜 [CS] 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』。10月28日(金)、29日(土)、30日(日)の3日間に渡り、国立代々木競技場第一体育館で開催された音楽イベントの模様を放送。乃木坂のステージもオンエアされると思われます

11月28日(月) 19 : 00 〜 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、高山一実が出演

日テレの年末大型音楽祭に登場!
11月29日(火) 19 : 00 〜 23 : 00 [地デ] 日本テレビ『ベストアーティスト2016』(会場 : 幕張メッセ)に、乃木坂と欅坂が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]
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本当に良かったですね〜、乃木坂と欅坂、共に、大晦日のNHK紅白歌合戦へ出場決定です!

今朝、各スポーツ紙が報じた、直前の「内定」記事に、欅坂の名前がなかったので、今年は見送りなのかなと、午前中、ちょっとブルーな気分になっていたんですが、午後に入ってすぐ出たNHKの出場歌手リストに、グループ名が載っていて、思わず「ヨッシャああああ〜」と叫んでしまいました(笑)。

「サイレントマジョリティー」を始めとして、2016年の音楽シーンで、鮮やかな輝きを放った新人グループですから、有線大賞も、レコード大賞も、新人賞の候補にすら挙がらず、形として評価が残らないまま年が終わってしまうのは、さすがに忍びないものがあった。


今までにない音楽性を引っさげ、久しぶりに登場した大型アイドルを、ちゃんと評価出来るかどうかは、芸能プロダクションとテレビ局の近過ぎる関係に翻弄される、音楽業界の今後を占う試金石でもある。

NHKが欅坂の活躍を認め、デビュー8ヶ月の新人ながら、2016年の紅白歌手に抜擢したことは、アイドルを巡る、久々に明るいニュースだと感じました。

デビュー曲のMV再生数が3千万回を越え、iTunes Store トップソングの100位以内に、7ヶ月もランクインしているグループが、何一つ音楽賞を貰えず、紅白にも出場出来なかったら、そりゃあなた、日本の芸能界もいよいよ「終了のお知らせ」でしょう(笑)。


欅坂だけでなく、初出場歌手の顔ぶれを見ると、今回の紅白は、いつもと少し違う印象を受けます。

前々回の記事に書いたように、紅白出場歌手の選考は、その年に流行った曲やグループに素早く反応して、大晦日のNHKホールに呼ぶ「身軽さ」が乏しかった。

選考を巡っては、「枠数」や「バーター」といった言葉が虚しく響き、その年に人気を呼んだ音楽、人々がよく耳にした歌は、「アナと雪の女王」など、余程のヒット作は別にして、なかなか紅白のステージに上がらない。

そして、「大物」歌手たちが、随分と昔の曲を、次々に披露しながら、番組が終わってしまう感があった。


今年の紅白も、タイムリーなヒット曲を持たない歌手は多いけど、初出場組には、2016年を象徴するヒットを飛ばしたと、頷けるアーティストが多い。

アニメ映画『君の名は。』が空前のヒット作となり、劇中音楽を担当した RADWIMPS が選ばれたのは、「アナ雪」と同じく、通常の流れだと思います。

ただ、auのCMシリーズから生まれた桐谷健太の「海の声」や、オリエンタルラジオを中心とする RADIO FISH の「PERFECT HUMAN」を評価し、「企画枠」ではなく、白組「正規枠」の出場歌手に抜擢したことには、かなり驚きました。


この二曲は、俳優が商品のテレビCMの中で歌った曲、あるいは、芸人がお笑い番組の「コントステージ」で披露した曲で、基本的に「企画」ソングなんですが、多くの人に支持され、今年を代表するヒットソングと認識されている点を重視して、NHKが紅白で歌って欲しい「音楽」に選定している。

流行を素早く、柔軟に取り入れる姿勢は、従来の紅白では見られなかったことで、今回、NHKが強く「変化」を求めたように思えます。

しかし、各芸能事務所との関係から、必然的に導き出される「枠」に従っていたら、旬の歌手を登場させることは難しい。

そのため、何十回と出場している「大物」歌手の「固定枠」を壊し、「自由枠」を増やす必要があった。

細川たかしの「卒業」や和田アキ子の「落選」は、こういった流れの中で起こった気がします。


「サイレントマジョリティー」という、新しい雰囲気のJ-POPソングをヒットさせ、2016年のアイドルシーンに斬新な風を吹き込んだ欅坂に、「変化」を求めるNHKが目をつけ、大物歌手の「固定枠」から捻り出した枠を使って、紅白のステージに送り込んだのかもしれません。

紅白の舞台に用意出来る枠数は限られているので、例えば、和田アキ子が今年も選ばれていたら、その分だけ、他のアーティストが涙を飲まなければならないわけで、それがデビュー間もない女性アイドルの欅坂だったかもしれない。

欅坂の選外は、「まだ、紅白は早過ぎる」の一言で、片付いてしまうので、簡単です。

その年に流行った曲を出来るだけたくさん選び、その歌手に紅白で歌って貰うことは、「連続」出場や「大物」歌手を重視する発想と、真っ向から対立するもので、それなりの犠牲が必然的に伴います。

そして、「大物」を説得するより、「新人」を選ばない方が遥かに楽なので、近年、紅白が懐メロショー化していたのですが(笑)、さすがに、受信料で成り立っている公共放送として、これ以上は放置出来ないと判断して、「変化」を目指したのでしょうか。


乃木坂は、2年連続の出場で、ライブは即座にソールドアウト、グッズは売れまくり、握手会は大盛況、CDセールスはうなぎ上りと、盤石の人気グループという印象を受けます。

しかし、今年の紅組出場歌手を眺めると、「アイドル」という範疇に入っているのは、AKB48、乃木坂46、欅坂46の3組だけで、もはや、「アイドル」枠そのものが、消えつつあるようにも見える。

興味深いのは、紅白出場歌手46組の中で、本番のステージで、生歌唱しない、あるいは出来ないのは、女性「アイドル」枠を占めている、秋元康プロデュースの3組だけということです。


先日の「うたコン」で、乃木坂が、演歌歌手の方々と、NHKホールで共演した際、「サヨナラの意味」のステージだけ、バックのオーケストラが演奏を止め、別音源による歌唱に切り替わっていました。

他の歌手のように、生演奏で歌うのが、最高のステージなんですが、それをこなすだけの歌唱力が、乃木坂にはないということです。

そして、紅白は、同じ会場で開催されるので、「サヨナラの意味」を選曲すると、生歌ステージの実現は厳しいものになる。


2012年にSKE48が「パレオはエメラルド」を引っさげ、大晦日のNHKホールに登場して以来、今回、5年ぶりに、AKB48G「支店」の出場枠がゼロになっています。

NHKが、AKB48系アイドルの枠数を整理する意図を持っているのは、間違いないでしょう。

AKB48系アイドルの存在意義が問われているのは、SMAPの中居正広ですら、紅白では生歌にチャレンジするのに、それを避けてきたことが少なからぬ影響を与えていると思います。

欅坂のように、ダンスの魅力を中心に据えたパフォーマンスであれば、生歌でなくとも、まだ気にならないけど、最近のAKB48や乃木坂のように、バラード系の曲で、ダンスがゆったりしているのに、生で歌唱しないとなると、一般視聴者は、どこが見所なのか、「?」で終わってしまう。

ビジュアルやルックスが魅力的であっても、3グループ合わせて100人近いメンバーが、全部で10分にも満たない時間に、次から次へと画面に映るのだから、ファンでない人は、観るのも大変です(笑)。


歌をうたわない大人数の女性アイドルグループという存在が、この先、何年にも渡って、紅白で必要とされるとは思えない。

さらに、「固定枠」を作らないという方針が本物であれば、9回出場のAKB48は、「多選」という点からも、選考が厳しくなっていく可能性がある。

大所帯アイドルの存在意義と「固定枠」の縮小方針を乗り越えて、乃木坂が3回目、4回目と、紅白に出場するためには、音楽スキルを磨くか、斬新なコンセプトを備えるか、大きなヒットを飛ばすか、何か、オンリーワンの存在になることが必要です。

最近、個々のメンバーが、ギター、三線、ドラムなどなど、楽器演奏に挑戦することが多くなってますが、グループ内で生き残るためには、自分にしか出来ないスキルが重要と、認識しているからじゃないでしょうか。

そして、乃木坂というグループが、ショービジネスの世界で生き残るためにも、同じように、自分たちにしか出来ないものが不可欠です。


橋本奈々未は、実は、声が美しくて、歌が上手いという話を小耳に挟みました(笑)

であれば、ぜひ、紅白の本番ステージに、それを生かして欲しい。

曲目が「サヨナラの意味」になるかどうかは分かりませんが、ななみんの「卒業」「引退」が、今度の乃木坂紅白の一つのテーマになるだろうから、どの曲であっても、特別フォーメーションで、彼女の歌声を入れ、歌唱力のある他メンバーがそれを支えればいい。


生歌ステージで一番問題になるのは、「声質」ではなく、箱に負けない「声量」で、それをクリアするのが難行苦行なわけですが、成功しようが、失敗しようが、思い切って挑戦してみたらどうでしょう。

どちらに転んでも、「変化」を求めて、挑戦した経験が、新しいものを乃木坂にもたらす、そんな気がするので。


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紅白歌合戦の出場予想、AKB48と乃木坂46の2枠堅く、3枠目は欅坂有利も存在そのものが流動的 [21Nov16]

有線大賞とレコード大賞の各賞が決定、AKB48の選出と乃木坂・欅坂の選外は「順当」なのか [18Nov16]


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「サヨナラの意味」MVの再生数上昇に失速感、テレビ出演の効果薄く前作を下回るペースで推移 [22Nov16]

2016-11-22 21:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

11月23日(水祝) 16枚目第1回全国握手会 in 千葉・幕張メッセ

11月23日(水祝) 12 : 15 〜 18 : 50 (前半) 19 : 20 〜 22 : 45 (後半) [FM] NHK-FM『今日は一日“ミュージカル”三昧』。ミュージカルの魅力を語り尽くす、10時間半生放送の番組に、生田絵梨花が出演

11月24日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

11月26日(土) 『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2016 in TOKYO』(会場 : 東京体育館)のZipperステージ(13:50〜)に、北野日奈子が登場

11月26日(土) 21 : 30 〜 [CS] 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』。10月28日(金)、29日(土)、30日(日)の3日間に渡り、国立代々木競技場第一体育館で開催された音楽イベントの模様を放送。乃木坂のステージもオンエアされると思われます

11月29日(火)19 : 00 〜23 : 00 [地デ] 日本テレビ『ベストアーティスト2016』(会場 : 幕張メッセ)に、乃木坂と欅坂が出演


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卒業した深川麻衣さん、いい感じに頑張ってますね。

「週刊ビッグコミックスピリッツ」の表紙と巻頭グラビアを、ソロで飾っていますが、乃木坂時代から変わらない優しさに、大人のしっとりした色気が加わり、以前より魅力が増している印象を受けます。

乃木坂に在籍していると、「アイドル世界」を生き抜くために、ファンに向けた分かり易いイメージを発信する必要がある。

まいまいの場合、それが「聖母」だったわけですが、アイドルとして必須のバラエティ仕事をこなす上で、どこか漫画的に強調されたキャラになっていて、20台半ばの女性としての落ち着きや滲み出る色気といったものが、覆い隠されてしまっていた気がします。


卒業して、女優業に専念したことで、『乃木坂工事中』でウケるウケないを気にすることなく(笑)、より等身大のキャラを纏うことが可能になったんじゃないでしょうか。

その結果、アイドル時代以上に、清楚な美貌が眩しく思えて、ん〜、今後の活躍が楽しみです。

現在放送中の連続ドラマ『プリンセスメゾン』にも、ようやく今夜の回から、一児の母である、主人公のいとこ役として登場するようで、どういう演技を見せてくれるのか、見逃せません。

NHKBSプレミアム『プリンセスメゾン』毎週火曜 23:15〜23:44


さて、16枚目「サヨナラの意味」は、発売3週目を迎え、明日、2週目の売り上げ枚数がオリコン一般向けサイトに、掲載されるでしょう。

デイリーの動きから考えて、かなり良好なセールスになっていると思います。

そして、3週目には、幕張メッセでの全国握手会が開催され、6週目のポートメッセなごや、10週目の京都パルスプラザと続いていく。

最近の乃木坂は、イベント会場で、ポスターなどの特典を付けてCDを販売しており、発売日以降の店頭セールスを強力に押し上げる原動力になっている。

さらに、個別握手会の応募もまだまだ続くので、累計が90万枚を突破するのは、ほぼ確実で、95万枚を越える可能性すらある。

何とも恐ろしい話ですが(笑)、CDセールスについては、オリコンの数字が出てから、後日、詳しい分析をしたいと思います。


CDの売り上げは、もう神懸かっていると言いたくなるほど好調だけど、それ以外の楽曲指標に目を向けると、実は、思ったほど、威勢の良い数字は出ていないんですね。

とくに、YouTubeに公開した直後、ぐいぐい伸びたMVの再生回数が、その後、3週目、4週目と進むにつれ、前作を明らかに下回るペースで推移している。


そのことは、Billboard JAPAN Hot100 項目別ランキングの一つである「国内動画再生回数」の順位にも、表れています。

(表1) Billboard JAPAN Hot100 における、「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」の、MV公開からCD発売に至る順位推移

凡例
「曲名」
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外

「サヨナラの意味」
(総合)08位 [S]00位 [R]54位 [L]00位 [T]01位 [M]24位 [F]01回 : 03週前 10/17(月)23(日) ← MV公開
(総合)22位 [S]00位 [R]98位 [L]00位 [T]08位 [M]05位 [F]02回 : 02週前 10/24(月)30(日)
(総合)07位 [S]09位 [R]52位 [L]00位 [T]02位 [M]15位 [F]03回 : 01週前 10/31(月)06(日)
(総合)01位 [S]01位 [R]03位 [L]01位 [T]01位 [M]34位 [F]04回 : 01週目 11/07(月)13(日) ← CD発売

「裸足でSummer」
(総合)40位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]00位 [F]02回 : 03週前 07/04(月)10(日) ← MV公開
(総合)20位 [S]00位 [R]00位 [L]00位 [T]03位 [M]03位 [F]03回 : 02週前 07/11(月)17(日)
(総合)10位 [S]18位 [R]56位 [L]00位 [T]07位 [M]06位 [F]04回 : 01週前 07/18(月)24(日)
(総合)01位 [S]01位 [R]05位 [L]01位 [T]03位 [M]17位 [F]05回 : 01週目 07/25(月)31(日) ← CD発売


MVが公開された週、CD発売の3週前ですが、「サヨナラの意味」の「[M] 国内動画再生回数」は、24位という高い順位に入っています。

一方、同じく発売3週前にMVが公開された「裸足でSummer」は、この週、100位圏外だったので、初っぱな、16枚目は、15枚目を上回る勢いで、再生数が伸びていることが分かります。

ところが、「裸足でSummer」は、発売2週前に3位に浮上、1週前は6位、発売週は17位と進んだのに対して、「サヨナラの意味」は、5位、15位、34位と、一貫して前作より低い順位となっている。

16枚目表題曲MVは、初期に見せた高い人気が、公開2週目以降、前作以上の速さで、下降していると思われます。


ちなみに、両曲の「[T] ツイート数」を比較すると、「サヨナラの意味」が、橋本奈々未の「卒業」「引退」による話題性によって、いかに注目を集めたかが分かります。

発売週を含めた4週間に、2位が1回、1位が2回というのは、なかなか見られない高いランキング推移です。

選抜発表を遅らせ、ななみんの「卒業」告知を、表題曲MVを公開する発売3週前に持ってきて、短期間で一気に情報を出したことが、功を奏したのかもしれない。

しかし、シングルの話題性を、センターの「卒業」に集中させ過ぎて、楽曲そのもののに対する関心を、伸ばしきれていない可能性があります。


「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」のMV再生回数を、さらに詳しく見てみましょう。

(表2)「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」のYouTube公開MVに関する、月曜から日曜までの週単位で区切った再生数推移

凡例
[公開後経過週]
対象週における再生回数の平均上昇速度 (その週に積み上げた再生回数の増分_週終わりの累計再生回数) : 対象週の日付
(日ごとの推移)
対象日における再生回数の上昇速度 [日終わりの累計再生回数 @ 対象日の日付]

#「週」は、「週始め」である月曜午前6時から、「週終わり」である翌週月曜午前6時までを指す。但し、「01週目」は、MVの公開開始時刻が「週始め」
#「日」は、「日始め」である午前6時から、「日終わり」である翌日午前6時までを指す。但し、「01日目」は、MVの公開開始時刻が「日始め」

#「その週で積み上げた再生回数の増分」は、週終わりの累計再生回数、から週始まりの再生回数を引いたもの
#「対象週における再生回数の平均上昇速度」は、週終わりの累計再生回数から、週始まりの再生回数を引いたものを、経過時間で割った値
#「対象日における再生回数の上昇速度」は、日終わりの累計再生回数から、日始まりの再生回数を引いたものを、経過時間で割った値
#「再生回数」は「万回」、「上昇速度」は「万回/日」の単位で表し、どちらも小数点以下2桁目を四捨五入
#「00.0」「000.0」は、数値未定の意

# 青色は「サヨナラの意味」MVのデータ赤色は「裸足でSummer」MVのデータ

[01週目]
43.3万回/日 (119.1_119.1) : 10/21(金)23(日)
24.0万回/日 (066.1_066.1) : 07/08(金)10(日)

[02週目]
16.4万回/日 (114.9_234.0) : 10/24(月)30(日)
12.5万回/日 (087.7_153.8) : 07/11(月)17(日)

[03週目]
10.6万回/日 (074.3_308.3) : 10/31(月)06(日) ← ハロウィン, Mステ, シブヤ
12.3万回/日 (085.8_239.6) : 07/18(月)24(日)

[04週目]
07.0万回/日 (048.9_357.2) : 11/07(月)13(日) ← 乃木中, 46SHOW
08.1万回/日 (056.6_296.2) : 07/25(月)31(日)

[05週目]
05.8万回/日 (040.8_398.0) : 11/14(月)20(日) ← うたコン, Rの法則, ベストヒット
07.8万回/日 (054.3_350.5) : 08/01(月)07(日)
(日ごとの推移)
05.9万回/日 [363.1 @ 11/14(月)]08.5万回/日 [304.8 @ 08/01(月)]
04.8万回/日 [367.9 @ 11/15(火)]08.2万回/日 [312.9 @ 08/02(火)]
05.5万回/日 [373.4 @ 11/16(水)]07.5万回/日 [320.5 @ 08/03(水)]
05.3万回/日 [378.6 @ 11/17(木)]07.1万回/日 [327.6 @ 08/04(木)]
05.7万回/日 [384.4 @ 11/18(金)]07.1万回/日 [334.7 @ 08/05(金)]
06.9万回/日 [391.3 @ 11/19(土)]08.4万回/日 [343.0 @ 08/06(土)]
06.7万回/日 [398.0 @ 11/20(日)]07.5万回/日 [350.5 @ 08/07(日)]

[06週目]
00.0万回/日 (000.0_000.0) : 11/21(月)27(日)
06.3万回/日 (043.8_394.3) : 08/08(月)14(日)
(日ごとの推移)
04.5万回/日 [402.5 @ 11/21(月)]05.9万回/日 [356.4 @ 08/08(月)]

#「←」は、パフォーマンスを披露した音楽番組が、その週にオンエアされたことを示す
ハロウィン : TBS『ハロウィン音楽祭2016』
Mステ : テレ朝『MUSIC STATION』
シブヤ : NHK総合『シブヤノオト』
乃木中 : テレ東『乃木坂工事中』
46SHOW : NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
うたコン : NHK総合『うたコン』
Rの法則 : NHK Eテレ『Rの法則』
ベストヒット : 日テレ『ベストヒット歌謡祭2106』


MVの公開1週目に、「サヨナラの意味」は、「裸足でSummer」を、再生数上昇速度で2倍近く引き離し、2週目に入っても、その優位を保ちます。

しかし、公開3週目に、16枚目は10.6万回/日と急落、前作の12.3万回/日を下回ってしまう。

翌4週目も、前作の優位は変わらず、先週の月曜から日曜に相当する5週目は、「サヨナラの意味」が5.8万回/日、「裸足でSummer」は7.8万回/日と、2万回/日もの差が出来ています。


深刻なのは、「サヨナラの意味」は、過去に例を見ないほど、集中的なテレビ披露を行い、数多くの番組を通して、楽曲を積極的にアピールしているのに、再生数上昇速度の下落に、歯止めが掛からないことです。

MV公開3週目は、TBS『ハロウィン音楽祭2016』、『MUSIC STATION』、『シブヤノオト』で、ステージパフォーマンスを披露したものの、前週の16.4万回/日から10.6万回/日へ、5.8万回/日もの落ち込みが発生。

また、公開4週目も、『乃木坂工事中』と『乃木坂46SHOW!』で、フルバージョンを含むパフォーマンスをオンエアしたのだけど、7.0万回/日と、前週から3.6万回/日の低落。

さらに、NHKホールから生放送された『うたコン』、乃木坂特集が組まれた『Rの法則』、そして大型音楽祭である日テレ『ベストヒット歌謡祭2106』で、楽曲披露した公開5週目は、再生数の上昇速度が、5.8万回/日まで下がっています。

音楽番組におけるステージが、再生数の上昇につながっておらず、視聴者の関心を呼び込めていない可能性が高い。


こういった、「Mステ効果」が不発に終わってしまう傾向は、MVの再生数だけでなく、iTunes ランキングにも見て取れます。

(表2) 「サヨナラの意味」の iTunes Store トップソングの日ごとの順位推移

凡例
順位 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始後の経過日数 日付

# その日の「順位」は、翌日の朝に記録したもの
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 11/03(木)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 11/04(金) ← Mステ
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 11/05(土)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 11/06(日) ← シブヤ, 乃木中
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 11/07(月)
10位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 11/08(火)
13位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 11/09(水)
11位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09日目 11/10(木)
15位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10日目 11/11(金)
15位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11日目 11/12(土) ← 46SHOW
17位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12日目 11/13(日)
19位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 13日目 11/14(月)
19位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 14日目 11/15(火) ← うたコン
28位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 15日目 11/16(水)
24位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 16日目 11/17(木) ← Rの法則, ベストヒット
28位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 17日目 11/18(金)
28位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 18日目 11/19(土)
29位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 19日目 11/20(日)
36位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 20日目 11/21(月)

#「←」は、パフォーマンスを披露した音楽番組が、その日にオンエアされたことを示す。番組名の略は、(表1)と同じ


iTunes Store トップソングは、数ある楽曲指標の中でも、とくにテレビ露出に敏感に反応する印象があるけど、音楽番組を通した楽曲披露を受けて、「サヨナラの意味」の順位が反転上昇したのは、11/17(木)における、前日28位から24位へのアップだけです。

しかも、そのアップは長く続かず、翌11/18(金)には下落に戻り、パフォーマンスの集中的なテレビ露出が、上位に留まる浮力を生み出している気配がない。


以下に載せたように、iTunes ランキングの推移そのものは、少なくとも配信初期において、「サヨナラの意味」が、他の表題曲と比べ、悪いわけではありません。

(表3) 乃木坂の13〜16枚目表題曲に関する iTunes Store トップソングの初期20日間順位帯分布

凡例
シングル番号 : A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 各曲について、配信開始後20日間における順位帯分布を示している
# 16枚目に関しては、それが2016年11月21日(月)までの最新データに相当する

16枚目 : 7-7-5-1-0 / 0-0-0 [0] (20/20日; 3位) サヨナラの意味
15枚目 : 5-9-5-1-0 / 0-0-0 [0] (20/20日; 8位) 裸足でSummer
14枚目 : 2-3-4-6-4 / 1-0-0 [0] (20/20日; 5位) ハルジオンが咲く頃
13枚目 : 9-5-6-0-0 / 0-0-0 [0] (20/20日; 4位) 今、話したい誰かがいる


しかし、16枚目表題曲のテレビ露出は、量的に極めて充実していて、それを考慮すると、上位ランクインをもっと続けられる筈で、どうしても物足りなさが残ります。

オリコンの売り上げ枚数について、「前作割れ」を喫すると大騒ぎになるほど、「右肩上がり」を気にするのであれば、MVの再生回数や iTunes ランキングなどの楽曲指標も、同様に、「右肩上がり」を目指すのが、バランスの取れた発想じゃないでしょうか。

ところが、(表3)のように、iTunes Store トップソングは、ここ4シングル、頭打ちの感があり、「サイレントマジョリティー」のような、突出した成績は、未だに出せていません。

「サヨナラの意味」は、とくに分厚いプロモーションを仕掛けているので、ここでジャンプアップしたいこところですが、MV再生数の伸びは、前作を下回る数字が続き、ダウンロード数は、跳ねてこない。

 

(表1)と(表2)を見ると、ステージの視聴者に対するアピール力が不足している気がします。

「サヨナラの意味」のパフォーマンスは、激しいダンスではないので、生で歌うか、それが無理なら、何か目を引く演出をした方がいいんじゃないでしょうか。

MVのダンスシーンで着ていた衣装を投入する、あるいは、新しい振り付けを加えたり、プロジェクションマッピングのような技術で盛り上げるなど、インパクトのある仕掛けが欲しい。

何か工夫をしないと、今後も、多数の大型音楽祭への出演が予定されていますが、MV再生数上昇速度の低落に、歯止めが掛からない危険があります。


CDセールスがミリオンに近づく中、楽曲セールスが相応の数字を見せなければ、中味ではなく、円盤を売っている感がさらに強くなり、音楽界や一般社会で、乃木坂を評価してくれる声が少なくなってしまう。

AKB48「さよならクロール」の売り上げ枚数が、ダブルミリオンに迫り、SPEEDの「 White Love」を抜いて、女性グループ最多を記録したとき、少なからぬ批判が巻き起こったのは、肝心の曲がほとんど知られていないことが大きい。

乃木坂のシングルが、出荷枚数ではなく、オリコンによる売り上げ枚数で「ミリオン」を達成した場合も、表題の楽曲指標が伸びず、曲の一般浸透度が低ければ、あちこちから文句が出てくる可能性がある。


「ミリオン」や「ダブルミリオン」という言葉は、CDが、単に100万枚、200万枚、売れたというだけではなく、収録曲が大ヒットしていることを意味します。

「大ヒット曲」という意味を切り離せない以上、ヒット曲を持たずに、「ミリオン」という領域に足を踏み入れるのは、非常に危険なことで、乃木坂が現在享受している「好感度」に陰りを生じさせるかもしれない。

従って、CDセールスが伸びれば伸びるほど、楽曲指標に目を向け、可能な限り、それを上げる努力をするべきだと思います。

ダンスがゆったりしているのに、ほぼ「口パク」の歌唱というのは、パフォーマンスのアピール力を著しく低下させます。

しかし、どうしても、そこを変えられないなら、演出を工夫して、一般視聴者の心に残るステージを目指して欲しい。


最後に、とんでもないロケットスタートを切った、欅坂「二人セゾン」のMV再生数を、他のMVと比較したものを、載せておきます。

(表4) 欅坂、乃木坂、AKB48の表題曲フルバージョンMVに関する、YouTube公開初期の再生数推移

凡例
公開後経過日数 : 対象日における再生回数の上昇速度 [日終わりの累計再生回数 @ 日始めと日終わりの日時)

#「日始めと日終わりの日時」における「11/17(木)18(金)」は、「日始め」である11月17日(木)12:00から、「日終わり」である11月18日(金)12:00までの1日間を示す。公開開始時刻である12:00は、曲名の後ろに記されている
#「対象日における再生回数の上昇速度」は、日終わりの累計再生回数から、日始まりの再生回数を引いたもの
#「再生回数」は「万回」、「上昇速度」は「万回/日」の単位で表し、どちらも小数点以下2桁目を四捨五入

「二人セゾン」(12:00)「世界には愛しかない」(12:00)

01日目 : 47.6万回/日 [047.6 @ 11/17(木)18(金)]34.8万回/日 [034.8 @ 07/12(火)13(水)]
02日目 : 45.5万回/日 [093.1 @ 11/18(金)19(土)]24.3万回/日 [059.1 @ 07/13(水)14(木)]
03日目 : 36.6万回/日 [129.7 @ 11/19(土)20(日)]18.3万回/日 [077.4 @ 07/14(木)15(金)]
04日目 : 27.0万回/日 [156.7 @ 11/20(日)21(月)]13.5万回/日 [091.0 @ 07/15(金)16(土)]

「サヨナラの意味」(12:00)「裸足でSummer」(12:00)

01日目 : 54.9万回/日 [054.9 @ 10/21(金)22(土)]23.9万回/日 [023.9 @ 07/08(金)09(土)]
02日目 : 41.4万回/日 [096.3 @ 10/22(土)23(日)]27.7万回/日 [051.6 @ 07/09(土)10(日)]
03日目 : 29.2万回/日 [125.4 @ 10/23(日)24(月)]17.9万回/日 [069.5 @ 07/10(日)11(月)]
04日目 : 20.8万回/日 [146.3 @ 10/24(月)25(火)]12.2万回/日 [081.7 @ 07/11(月)12(火)]

「ハイテンション」(05:00)「LOVE TRIP」(20:30)

01日目 : 61.8万回/日 [061.8 @ 10/25(火)26(水)]31.0万回/日 [031.0 @ 08/02(火)03(水)]
02日目 : 42.7万回/日 [104.5 @ 10/26(水)27(木)]25.9万回/日 [056.9 @ 08/03(水)04(木)]
03日目 : 15.8万回/日 [120.3 @ 10/27(木)28(金)]18.5万回/日 [075.4 @ 08/04(木)05(金)]
04日目 : 25.1万回/日 [145.4 @ 10/28(金)29(土)]18.9万回/日 [094.2 @ 08/05(金)06(土)]


「二人セゾン」MVは、公開4日目の累計再生数が156.7万回で、上表に載せた曲の中では、もっとも速い上昇スピードを見せています。

MVの人気を判断するのは、これからですが、相当な数字を叩き出しそうな雰囲気は、濃厚に漂ってます。

全編がダンスで埋め尽くされ、見入ってしまう躍動感があり、再生数が上昇しそうな「王道」の要素がふんだんに盛り込まれている(笑)。


乃木坂も、表題曲の振り付けを、「ブランコ」の松岡篤志さん、あるいは「あの教室」の井手茂太さんに頼んで、ダンスの魅力を前面に出すような、パフォーマンスとMVを作れば、もっと楽曲人気が上がる気がします。

選抜にせよ、ダンスにせよ、MVにせよ、とにもかくにも、思い切った「変化」が必要じゃないでしょうか、今の乃木坂には。

それとも、「ミリオン」という言葉に酔って、何も変えない時代がさらに続くんでしょうか。


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紅白歌合戦の出場予想、AKB48と乃木坂46の2枠堅く、3枠目は欅坂有利も存在そのものが流動的 [21Nov16]

2016-11-21 18:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

11月23日(水祝) 16枚目第1回全国握手会 in 千葉・幕張メッセ

11月23日(水祝) 12 : 15 〜 18 : 50 (前半) 19 : 20 〜 22 : 45 (後半) [FM] NHK-FM『今日は一日“ミュージカル”三昧』。ミュージカルの魅力を語り尽くす、10時間半生放送の番組に、生田絵梨花が出演

11月24日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

11月26日(土) 『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2016 in TOKYO』(会場 : 東京体育館)のZipperステージ(13:50〜)に、北野日奈子が登場

11月26日(土) 21 : 30 〜 [CS] 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』。10月28日(金)、29日(土)、30日(日)の3日間に渡り、国立代々木競技場第一体育館で開催された音楽イベントの模様を放送。乃木坂のステージもオンエアされると思われます

11月29日(火)19 : 00 〜23 : 00 [地デ] 日本テレビ『ベストアーティスト2016』(会場 : 幕張メッセ)に、乃木坂と欅坂が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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12月初旬の週末夕方、乃木坂の「グルメ番組」が、TBSで放送決定とのこと、おめでとうございます。

単発の特番であって、レギュラー化や続編を約束されているわけではないようですが、乃木坂の名前が入った番組を、良い時間帯に、1時間も任せて貰えるのは、非常に嬉しい。

有線大賞とレコード大賞に、乃木坂も、欅坂も、一切入らなかったことに対する、埋め合わせじゃなかろうかと、つい勘ぐりたくなるけど(笑)、地上波による、冠番組の週末夕方放送は、グループの知名度向上に、絶大なる宣伝効果を期待できるので、実に、有り難いことです。


ただ、店を紹介するにせよ、商品をカメラに向かって見せるにせよ、食べて感想を述べるにせよ、グルメ番組って、かなりのスキルと経験が必要で、だからこそ、彦摩呂や石塚英彦など、「グルメレポーター」という芸能ジャンルが存在している。

食べ方一つにしても、上手くやらないと、美味しそうに見えなくて、視聴者が「食いついてこない」(笑)。

多分、グルメ系は、一番難しいと思う、『乃木坂工事中』でも、ほとんどやったことないし。

それを、メンバーだけで、1時間分こなすのは至難の技で、大丈夫なんでしょうか。


まあ、制作側もその点は分かっているだろうから、アンジャッシュ児嶋とか、アンジェラ佐藤とか、ある程度の経験者を連れて来て、コーナー毎、サポート役になって貰うのかなと予想しています。

ただ、乃木坂の冠番組である以上、メンバーが主役でないと意味がないわけで、例えば、バクステ外神田一丁目の「もえあず」が大活躍して、「もえもえキュンキュン」とか言ってたら(笑)、何のための特番か分からなくなる。

乃木坂色を出しながら、グルメを美味しく見せ、メンバー中心に番組を成立させるには、適性を見極めて、出演メンバーを厳選することが不可欠で、まかり間違っても、「ノースサファリサッポロ」で、虫を食べた後の星野みなみみたいにならないように、祈るばかりです(笑)。

私のようなファンからすれば、その方がむしろ「美味しい」のだけど、多くの一般視聴者が観ている、夕方ですからね、週末の。


それにしても、最近の乃木坂は、次から次へと、テレビの仕事が入ってきますね。

しかも地上波の人気バラエティが少なくない。

しかし、公式サイトによる出演告知が直前になることがしばしばあって、夕食のとき、何気なくテレビを眺めていたら、いきなり生田絵梨花が登場して、「い、いくちゃん、何やってるの?こんなところで!」と、仰天することがある(笑)。

もはや、乃木坂は、売れっ子のテレビタレントになりつつあって、「制服のマネキン」をリリースした頃に比べると、隔世の感があります。


ファンが勢いを実感できるほど、乃木坂のテレビ進出が加速し、グループとメンバーの知名度は、間違いなく上昇していると思います。

そして、その総仕上げとでも言うべきものが、大晦日のNHK紅白歌合戦への出場でしょう。

音楽不況を反映しているのか、音楽番組そのものが少なくなっている中、30%を越える視聴率の紅白は、相対的な存在感が以前より増している感さえある。


例えば、昨年の紅白に初出場を果たした星野源は、大晦日のステージで歌った「SUN」が、新年正月から、大ヒットとなり、その後、「恋」のヒットにつながっていく。

こういった「紅白効果」は、近年、よく見られる現象です。

分厚い固定ファンを持ち、名声が確立している筈の「大物」アーティストですら、CDはもちろん、楽曲セールスが容易に伸びていかない中、「紅白効果」に魅力を感じているのか、以前より多くの歌手が、大晦日のNHKホールを目指している気がします。

もちろん、乃木坂も同様で、何とか、2年連続の出場を果たし、音楽的な追い風の中で、新年を迎えたいところです。


例年通りであれば、今週中にも、出場歌手の発表会見が行われるでしょう。

あるスポーツ新聞の記事は、祝日明けの11月24日(木)に発表と報じていて、正しいかどうか分かりませんが、順当な頃合いじゃないでしょうか。

つまり、数日中に発表があっても、何らおかしくない時期で、では、乃木坂の2年連続はあるのか、欅坂の初出場は実現するのか、予想を立てつつ、心の準備をした方がいいかもしれません(笑)。


紅白出場歌手を、NHKによる公式発表以前に知るのは、まず不可能です。

ただ、芸能プロダクションへの取材を基に、スポーツ新聞が出す「内定」記事の中に、ある程度の信憑性を含んだ情報がある、というレベルです。

とはいえ、スポーツ新聞も、「出場決定!」と書いて、実際には、選ばれなかったとなると、それなりに信用上のダメージを受けるので、断定的に述べている情報には、自信を持っていると思います。


そういった観点から記事を眺めると、現時点で、確実なのかなと感じるのは、浦島太郎として「海の声」を歌う桐谷健太、「PPAP」が爆発的にヒットしたピコ太郎、「PERFECT HUMAN」でブレイクした RADIO FISH、さらに、今年再結成された「イエモン」ことTHE YELLOW MONKEY あたりでしょうか。

そして、総合司会をタモリが引き受けるのか、SMAPへのオファーはどうなるのか、宇多田ヒカルの出演方法がどう決着するのか、和田アキ子は結局出るのか出ないのか、などの「論点」が交渉過程にあるという印象を受けます(笑)。

もちろん、出場決定も、交渉中も、何らの確定情報ではなく、メディア空間に浮かび上がった、憶測の域を出ませんが、スポーツ紙が取材をして書いている分、単なる噂とは言い切れないものがある。


では、女性アイドルについて、どんな情報が流れているのか気になりますが、AKB48G、乃木坂欅坂、BABYMETAL、ももいろクローバーZに関して、思わず目が釘付けになるような記事は、あまり出ていないように見えます。

乃木坂が10枚目表題曲「何度目の青空か?」を引っさげて、始めて紅白出場を目指した2014年の秋は、11月下旬の発表が近づくにつれ、「乃木坂内定!」との記事が何報も出て、ファンのテンションは否応なく上がっていきました。

しかし、蓋を開けてみると、乃木坂は選ばれておらず、「代わりに」HKT48が初出場し、事前の「内定」報道の分だけ、ファンはどん底の気分を味わうことになった。


あれほど「内定」記事が出ていたのに、一体、何があって乃木坂は「落選」したのか?、当時、それが知りたくて、発表日の前後を中心に、スポーツ新聞の紅白関連記事をつぶさに調べてみました。

もちろん、紅白の選考過程は秘密なので、本当の「理由」に辿り着くのは不可能ですが、一つ、分かったことがある。

出場歌手を決めるとき、選考に携わる人たちは、先にアイドルの出演者を決めてから、その後に、桑田佳祐や中島みゆきにオファーを出すのではないということです。


まず、「目玉」となるような、「大物」アーティストにオファーを出し、彼らと交渉し、返事の感触を確かめながら、本番当日のプログラムを、徐々に練り上げていく。

長年、紅白に出ていなかった「大物」歌手が、こういう形ならば出てもいいとなると、ショー全体の時間配分を調整して、プログラムを書き直すんじゃないかと。

そして、「大物」であればあるほど、終盤に、長い尺が必要になるので、交渉に手間取ると、前半に出演するアーティストを、どういう顔ぶれで、何組にするのか、ギリギリまで選定作業が続くことになる。


2014年、複数のスポーツ新聞が乃木坂の「内定」記事を出し、結果として、予想を外したのは、発表日直前まで行われる、こういった「微調整」を読むのが難しかったからだと思います。

面白いのは、初出場を果たした翌2015年は、こういった「内定」記事は、少なくとも乃木坂に関しては、ほとんどなく書かれず、淡々と発表日を迎えた感がある。

初出場のアイドルは、極端に言えば、ショーの「時間調整」役で、後半の進行がタイトになって、前半をスリム化する必要が生じると、真っ先に、「内定」を取り消される存在なのでしょう。

アイドルの「内定」を報じる難しさを、2014年の乃木坂で味わったメディアが、それ以降、今年も含めて、早い段階で記事を書くことを止めた、そんな風に見えます。


スポーツ紙の「内定」記事がないので、乃木坂と欅坂の紅白出場の可能性は、自分で一から憶測するしかありません(笑)。

AKB48Gは、2013年の紅白以来、NMB48とSKE48で1枠、あるいは乃木坂が1枠といった形を取りつつも、基本的に、3年連続で3枠を維持してきました。

各芸能事務所にとって、こういった枠数の維持は、もっとも重要なことのようで、減らされそうになると、強力なロビー活動を展開して、阻止しようとしている節がある。


従って、秋元康氏がプロデュースするアイドルの3枠も、それを一気にゼロにするのは、余程のことで、NHKが削減に乗り出したとしても、2枠が限度じゃないでしょうか。

48Gの運営は、AKB48を最優先でプッシュするだだろうから、本店の出場は、今年も堅いという予想になります。

次に、最悪の場合でも、確保出来るだろう、もう1枠に、どこを入れるかです。


2012年の紅白に、SKE48が初出場して以来、48Gの「支店」は、4年連続で、どのグループかが出ている。

もし、2016年、「支店」が一つも出場しなければ、それは5年ぶりの出来事で、48G運営にとっては、衝撃的な結果になります。

しかし、CDセールス、楽曲指標、観客動員数、グッズ写真集の売り上げ、メディア露出などを考えると、1枠を争ったとき、48G「支店」を、乃木坂に優先させるのは、選考する側として、かなり勇気のいることで、やはり、2枠目は、坂道という形になるんじゃないでしょうか。

従って、1枠目にAKB48、2枠目が乃木坂が、個人的な予想の根幹です。


そうなると、3枠目があるのかどうか、あるとすれば、欅坂と48G「支店」のどちらを選ぶのかが、次の焦点です。

「サイレントマジョリティー」は、間違いなくヒットした曲で、例えば、Billboard JAPAN の最新チャートによると、35回も連続で100位以内にランクインしています。

Hot100へのランクイン日数は、Perfume「FLASH 」が31回なので、欅坂のデビュー曲は、すでにそれを上回っている。

さらに、AKB48「365日の紙飛行機」は、40回を記録していますが、最後のランクインから、5週続けてHot100に入っていない。

「サイレントマジョリティー」は、現在もランクインを続けていて、40回に追いつく、あるいは、追い越す可能性すらある。


人気映画『ちはやふる』の主題歌である「FLASH」、高視聴率を叩き出したNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌である「365日の紙飛行機」。

強力なタイアップのない、新人アイドルのデビュー曲「サイレントマジョリティー」が、この2曲と肩を並べるほどの成績を示しているのは、驚異的な話で、2016年を象徴するヒット曲を生み出したという点では、欅坂に大きなポイントがある。

しかし、一つ気になるのは、大型の単独コンサートを開催したことがほとんどないことです。

紅白の選考では、ライブによる観客動員数は、かなり重視されるとの噂がある。


もちろん、欅坂は、デビュー1年目なので、大箱ライブはこれからですが、紅白出場の鍵が、選考時点での「実績」であるなら、新人グループが不利になる可能性が出てくる。

過去の紅白選考を見ると、大きなヒットを飛ばして、ノリにノッてる新人を、その年の大晦日に、サクッと出場させるといった「身軽さ」を、感じることが少なく、むしろ、ヒットの翌年か、翌々年におもむろに選ぶという印象があります(笑)。

「出場決定」とされるピコ太郎と RADIO FISH は、「PPAP」と「PERFECT HUMAN」が、どちらも立派なヒット曲なので、「本枠」出場の資格があると思いますが、「企画枠」での出場と書かれています。

情報が本当であれば、本枠は「実績」のある歌手にという姿勢が垣間見える発想で、NHKが、欅坂に十分な「実績」を求めるなら、「サイレントマジョリティー」の盛り上がりとは裏腹の結論が出てしまうかもしれません。

巨大な官僚組織にありがちな、「重たい」発想で、乃木坂の選抜選考にしばしば認められる、考え方です(笑)。


では、3枠目を争う場合、48G「支店」が有利かとなると、ここにも難しい点がある。

NMB48「僕はいない」とSKE48「金の愛、銀の愛」は、CD発売週に、オリコン初動が断然のトップだったにも関わらず、Billboard JAPAN Hot100 の「ルックアップ」は、それぞれ16位と20位という、信じられない順位を記録しています。

コアファンの人数が相当に減っているのではないかと危惧していると、ほどなく、NMB48のライブが、アリーナしか埋まらず、スタンド席をすべて暗幕で覆う、「空席祭り」だったというニュースが流れました。


さらに、SKE48も、集客の問題から、劇場公演以外のライブが、なかなか出来ないと、メンバーが率直に嘆いているとの話が伝わってきました。

肝心要の観客動員数に、陰りが見えてきたのだとすれば、ももいろクローバーZのような、ライブ人気の高いグループとの兼ね合いから、「支店」の出場が厳しくなるかもしれません。

HKT48「最高かよ」は、CD発売週の「ルックアップ」は3位で、まだコアファン数の著しい低下を思わせるものはないようですが、ライブの集客力については、よく分かりません。


欅坂はヒット曲はあるものの、ライブの「実績」がまだ乏しく、48G「支店」は、観客動員数に厳しい面が見え始めている。

個人的には、欅坂「サイレントマジョリティー」のパフォーマンスを、2016年最後の日に観たいんですが、選考するNHKが、どちらも決め手に欠けると判断すれば、3枠目そのものが削られる可能性もある。

AKB48と乃木坂46で2枠を占め、欅坂46と「支店」で3枠目があるかないか。

「大物」アーティストの動向が絡んで、その辺が、思案のしどころで、運命の分岐点になるのかなと、考えています。


最後に、「サヨナラの意味」を披露した、あるいは、これから披露するだろう音楽番組を、以下に載せておきます。

(表1) 「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組と演奏時間

凡例
演奏時間 @ ステージオンエア開始時刻のCD発売日に対する時間関係 [ステージオンエア開始時刻] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「放送の種別」の「地デ」は、地上デジタル放送の意
# 2016年11月20日(日)までのものを掲載
# CD音源の演奏時間は4分53秒

02分31秒 @ 08.2日前 [10/31(月)20:23] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
02分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)20:03] (地デ) テレビ朝日『MUSIC STATION』
02分30秒 @ 02.3日前 [11/06(日)17:13] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
02分29秒 @ 02.0日前 [11/07(月)00:23] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
04分53秒 @ 04.0日後 [11/12(土)23:17] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
02分31秒 @ 06.8日後 [11/15(火)20:09] (地デ) NHK総合『うたコン』
02分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:20] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
02分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:53] (地デ) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』


(表2) 今後、「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送される可能性のあるテレビ番組

凡例
00分00秒 @ 番組開始時刻のCD発売日に対する時間関係 [番組開始時刻] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

# 表記方法は、基本的に(表1)と同じ
#「00分00秒」は、演奏時間未定の意

00分00秒 @ 17.9日後 [11/26(土)21:30] (CS) 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』
00分00秒 @ 20.8日後 [11/29(火)19:00] (地デ) 日本テレビ『ベストアーティスト2016』
00分00秒 @ 28.8日後 [12/07(水)19:00] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第1夜』
00分00秒 @ 35.8日後 [12/14(水)19:00] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第2夜』
00分00秒 @ 38.0日後 [12/16(金)23:00] (地デ) フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』
00分00秒 @ 44.8日後 [12/23(金)19:00] (地デ) テレビ朝日『Mステ スーパーライブ』


これだけ人気のある大型の音楽祭に、出演できるのだから、紅白がどういう結果になっても、自分たちの音楽をアピールする機会は、決して少なくないと言えます。

上記の音楽番組に、一つも出られないアイドルグループは、山のように存在するわけで。

貰ったチャンスを逃さず、一つ一つ、丁寧に、パフォーマンスして、乃木坂の歌を、より多くの人に届けて欲しい。


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有線大賞とレコード大賞の各賞が決定、AKB48の選出と乃木坂・欅坂の選外は「順当」なのか [18Nov16]

2016-11-18 11:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

11月18日(金) 22 : 00 〜 22 : 45 [FM] NHK-FM『AKB48の"私たちの物語"』に、秋元真夏、伊藤純奈、樋口日奈が出演

11月19日(土) 19 : 56 〜 20 : 54 [地デ] 日本テレビ『世界一受けたい授業』に、生田絵梨花が出演

11月19日(土) 25 : 15 〜 26 : 10 [地デ] テレビ東京『世界に1つだけ!?ほっとけない疑問〜なんでソコ気になるの?〜』に、高山一実が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]
 アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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2016年の有線大賞とレコード大賞、それぞれの各賞が発表されましたね。

最近、週刊文春が、昨年のレコード大賞に関して、プロダクションによる買収疑惑を報じ、音楽賞の選定に対する信頼が、大きく揺らいでいます。

そういった雰囲気の中、発表された今年の各賞にも、疑問の声が少なからず出ている。


二つの賞とも、審査の詳細が分からないので、その「公正」さを吟味するのは難しいですが、有線大賞は、最大の受賞理由であるだろうリクエスト数が、ランキングという形で毎週発表されていて、各アーティストについて、おおよよその成績を知ることが出来ます。

従って、賞全体の「公正」さを判断するのは無理としても、AKB48が選ばれ、乃木坂と欅坂が「落選」したのが、リクエスト数の面から見て、順当であるかどうかは、ある程度、検討することが可能です。

ということで、ちょうど良い機会なので、2016年の有線ランキングを振り返ってみましょう。


最初に、発表された有線大賞の各賞を紹介しておきます。

大賞候補である「有線音楽優秀賞」は、J-POPから、AKB48、JUJU、西内まりや、西野カナ、演歌から、大月みやこ、氷川きよし、水森かおり、三山ひろしの計8組が受賞しています。

また、最優秀新人賞の候補である「新人賞」には、J-POPから、林部智史、ふわふわ、演歌から、エドアルドが選ばれました。

残念ながら、乃木坂46は、今年も大賞の候補に挙がらず、新人資格のある欅坂46も、新人賞を逃しています。


まず、AKB48グループについて、2015年後半から2016年に掛けてランキング入りした楽曲の、ランクイン回数、最高順位、順位帯分布を示します。

(表1) 2016年の有線ランキングにおける、AKB48Gと乃木坂欅坂の楽曲の順位成績

凡例
グループ名
総合トップ150へのランクイン回数(ランクイン週数) 最高順位 A-B-C-D-E / F-G [初登場回のCD発売後経過週数/最後回2015/12/25付の経過週数] : 曲名
======== {総合150 → J-POP50} ========
J-POPトップ50へのランクイン回数(ランクイン週数) 最高順位 A-B-C-D-E [初登場回のCD発売後経過週数/最新回2016/11/11付の経過週数] : 曲名

# 有線ランキングは、2015年12月18日(金)を最終集計日として、「総合トップ150」から「J-POPトップ50」に切り替わっている
# 上記 A〜H は、それぞれ次の順位帯を表し、そこにランクインしている場合は「1」、していない場合は「0」を記している。A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)
# 「J-POPトップ50」の順位帯分布は、「A-B-C-D-E」で表している
# オレンジ色の「03週目」は、初登場回が、その週と翌週の2週をまとめた集計回であることを示す
# 「唇に Be My Baby」と「365日の紙飛行機」は、「総合トップ150」とら「J-POPトップ50」の両方にまたがった順位データを持っている。それ以外の曲は、すべて「J-POPトップ50」

AKB48
02回(02週) 92位 00-0-0-0-0 / 1-1 [01週目/02週目] : 唇に Be My Baby
02回(02週) 03位 01-0-1-0-0 / 0-0 [01週目/02週目] : 365日の紙飛行機
======== {総合150 → J-POP50} ========
08回(08週) 26位 00-0-2-5-1 [03週目/48週目] : 唇に Be My Baby
19回(20週) 02位 11-5-1-1-1 [03週目/48週目] : 365日の紙飛行機
13回(14週) 02位 05-2-3-1-2 [02週目/35週目] : 君はメロディ
05回(05週) 38位 00-0-0-3-2 [01週目/23週目] : 翼はいらない
01回(01週) 47位 00-0-0-0-1 [02週目/10週目] : LOVE TRIP

SKE48
02回(02週) 45位 00-0-0-0-2 [04週目/33週目] : チキンLINE
04回(04週) 28位 00-0-1-2-1 [04週目/12週目] : 金の愛、銀の愛

NMB48
04回(05週) 21位 00-0-3-0-1 [01週目/28週目] : 甘噛み姫
05回(06週) 18位 00-1-3-1-0 [01週目/14週目] : 僕はいない

HKT48
00回(00週) 50外 00-0-0-0-0 [00週目/30週目] : 74億分の1の君へ
07回(07週) 15位 00-2-3-0-2 [02週目/09週目] : 最高かよ

#「50外」は、50位以内へのランクインを一度も確認出来なかったことを示す


2015年の12月、有線ランキングは、J-POPと演歌を混ぜて「邦楽」として順位付けする「総合リクエストランキングTOP150」から、それぞれを切り離して扱う「J-POPリクエストランキングTOP50」と「演歌リクエストランキングTOP50」へ、システムの変更を行っています。

その結果、AKB48の42枚目表題曲「唇に Be My Baby」とカップリング曲「365日の紙飛行機」は、最初に、「総合トップ150」で2回ランクインした後、2015年12月19日(土)以降、「J-POP50」へ移行する、変則的な順位推移を経験している。

有線大賞が審査対象とする期間は、前年の12月第3週から、本年12月第2週迄なので、2016年の賞に関しては、「総合トップ150」の期間におけるリクエスト数は対象外で、「J-POPトップ50」だけがカウントされると思われます。

ただ、「唇に Be My Baby」と「365日の紙飛行機」が、「総合トップ150」にランクインしたのは2回なので、リクエスト数の大部分は、「J-POPトップ50」の期間に稼いだとみられ、楽曲リリースの時期による不利は、ほとんどなかった可能性が高い。


そして、「365日の紙飛行機」は、「J-POPトップ50」に、19回、20週ランクインを果たし、トップ10には11回滞在して、最高2位を記録しています。

こういった高い順位推移から、リクエスト数は、相当なレベルに達していたと推測されます。

他アーティストの楽曲と比べて、「有線音楽優秀賞」に選ばれるほど、そのリクエスト数が多かったのかどうか、相対的な優劣は分かりませんが、AKB48が受賞した理由は、ほぼ間違いなく「365日の紙飛行機」の好成績だと思います。


というのは、その後リリースされ、「J-POPトップ50」に登場した曲を眺めると、43枚目表題曲「君はメロディ」は、まだ良好な成績を残しているものの、44枚目「翼はいらない」、45枚目「LOVE TRIP」と進むにつれ、ランクイン回数、最高順位ともに、かつてのAKB48では考えられない、低い数字が並ぶことになる。

従って、2016年の後半、AKB48が有線リクエストを大きく稼いだ可能性はほとんどなく、受賞に値すると評価されたとすれば、それは前半の楽曲、つまり「365日の紙飛行機」しかありません。

「総選挙」開票イベントの行われた6月以降、有線におけるAKB48の存在感は、どんどん希薄になっていったので、年の瀬を迎えた11月中旬の大賞候補選出に、違和感を覚える人がいても不思議ではない。

AKB48は、46枚目「ハイテンション」で、有線ランキングの数字を好転させないと、新曲の一般アピール力を、今以上に失ってしまう危険があり、「有線音楽優秀賞」を受賞したものの、崖っぷちに立っていると言いたくなる状況です。


一方、「支店」の成績を眺めると、HKT48が、地元福岡を中心にリクエスト数を復活させている節があって、「最高かよ」は、ランクイン7回、最高15位まで食い込んでいます。

現在、若手のメンバーを思い切って抜擢する改革を進めているようで、そういった新しい動きが、有線ランキングの復活につながっているのかもしれません。

若手の抜擢と言えば、17日木曜に開催された『ベストヒット歌謡祭2106』のステージにおいて、NMB48は、山本彩加という14歳のメンバーをセンターに据え、彼女が「僕はいない」の出だしを、1人、生で歌っていましたね。


テレビ初歌唱だそうですが、音程が正確で、かつ声量があり、緊張で声が震えることもなく、相当な実力と度胸の持ち主だと思います。

HKT48も、NMB48も、若手の登用が、固定化された選抜への単なる「ガス抜き」ではなく、ダンスと歌唱の強化を目指しているように見える。

有線リクエストは、楽曲の魅力で勝負が決まる世界なので、音楽面への意識を高めないと、なかなか数字は上がってこないわけで、今後、この二グループの成績がどう変化するのか楽しみです。


次は、乃木坂と欅坂。

(表2) 2016年の有線ランキングにおける、乃木坂欅坂の楽曲の順位成績

# 表記法は(表1)と同じ
# 「今、話したい誰かがいる」は、「総合トップ150」と「J-POPトップ50」の両方にまたがった順位データを持っている
# 「世界には愛しかない」は、先週発表された2016年11月11日付が、CD発売14週目に当たり、48位と連続ランクインを続けている

乃木坂46
11回(11週) 10位 01-3-4-0-0 / 1-2 [03週前/08週目] : 今、話したい誰かがいる
======== {総合150 → J-POP50} ========
10回(10週) 18位 00-5-3-1-1 [09週目/54週目] : 今、話したい誰かがいる
12回(13週) 06位 02-5-1-2-2 [01週目/33週目] : ハルジオンが咲く頃
10回(11週) 09位 03-3-1-1-2 [01週目/15週目] : 裸足でSummer

欅坂46
12回(13週) 02位 05-2-3-1-1 [01週目/31週目] : サイレントマジョリティー
13回(14週) 02位 07-2-1-2-1 [01週目/14週目*(48位)] : 世界には愛しかない


「今、話したい誰かがいる」は、「総合トップ150」に11回ランクインした後、「J-POPトップ50」に10回入っている。

つまり、ランクイン期間を、システム変更が真っ二つに割った形になっていて、有線大賞の審査対象が「J-POPトップ50」の期間に絞られるため、リクエスト数をカウントする際、不利になった可能性があります。

しかし、「総合トップ150」も、「J-POPトップ50」も、ランクイン回数は長いものの、トップ10入りした回数など、高い順位帯の滞在期間が短い印象を受けます。


やはり、ある程度の長さ、上位に居続けなければ、リクエスト数は伸びない筈で、合計20回、21週のランクインを果たしている割には、低い数字に留まっている可能性がある。

さらに、14枚目「ハルジオンが咲く頃」と15枚目「裸足でSummer」においても、トップ10が、それぞれ2回と3回。

AKB48「365日の紙飛行機」のトップ10入り11回と比較すると、物足りない印象は否めません。


同じプロデューサーと同じ作詞家による、同系アイドルグループを、同時に、二つ受賞させる可能性は低いので、乃木坂は、AKB48を大きく越える成績を挙げないと、大賞候補に名前が入るのは難しい。

また、同系グループとの相対的な関係だけでなく、絶対的なリクエスト数についても、「有線音楽優秀賞」に選ばれている、JUJU、西野カナ、水森かおり、氷川きよし、といった面々と並ぶには、まだまだ数字が届いていない気がします。

乃木坂が大賞候補に選ばれなかったことは、個人的に残念だけど、今回は、やむを得ないと感じています。


「新人賞」のJ-POP部門に選ばれた林部智史は、川村真洋が3度目で決勝進出を果たした、テレビ東京『THEカラオケ★バトル』によって頭角を現した歌手で、2回連続で100点満点を出したこともある、実力派のシンガーソングライターだそうです。

林部智史さんは、2016年、自身が作詞した「あいたい」という曲でデビューを果たし、圧倒的な歌唱力と魅力的な声質で、現在、楽曲セールスを伸ばしている。

有線においても、直近13週のランキングをチェックすると、13回すべてでトップ5に入り、1位を4回も獲得しています。

新人とは思えない実力と成績で、彼の「新人賞」は、極めて「順当」だと思います。


もう一組のJ-POP系新人賞は、女性アイドルグループ「ふわふわ」。

「原宿駅前パーティーズ」というプロジェクトに属し、14、5歳くらいの少女たちで構成されるグループのようです。

2016年のデビューですが、すでにシングルを3枚リリースしていて、有線ランキングでも、トップ10に「ふわふわ」という名前をよく見かけます。

詳しい順位データを取っていないので、具体的な成績は分かりませんが、新人アイドルとしては、かなりリクエストを集めている印象を受けます。


しかし、(表2)が示すように、欅坂46も、デビュー曲「サイレントマジョリティー」が5回、2枚目表題曲「世界には愛しかない」が7回のトップ10入りを果たし、最高順位は、ともに2位を記録している。

新人アイドルとしては、突出した成績で、よく見ると、乃木坂の楽曲を上回る数字を叩き出している(笑)。

「ふわふわ」の順位推移は、個人的に記録していないので、両者を直接比較することは出来ませんが、欅坂が、大差で負けている可能性は低いと思います。


何と言っても、「サイレントマジョリティー」は、iTunes Store トップソングの200位以内に、7ヶ月以上連続でランクインを続け、MVの再生数は3千万回を越える、明らかなヒットソングです。

有線についても、4月の「J-POPお問い合わせ」ランキングで3位に入っており、欅坂の楽曲に対する関心は高い。

従って、欅坂の有線「新人賞」選外は、単にリクエスト数の優劣だけではなく、「総合的」な判断によって決められ、涙を飲んだ可能性がある。

もちろん、欅坂も、乃木坂と同じく、AKB48の同系グループで、「有線音楽優秀賞」と「新人賞」は別枠ではあるけど、二つ目を獲るにのは、かなりの成績が要求されるのかもしれません。

新人賞のチャンスは一度しかなく、しかも、これほどの成績を収める新人アイドルは滅多にいないので、ぜひとも受賞して欲しかったのですが、残念な結果になってしまいました。


次に、レコード大賞の主な各賞を見ておきましょう。

(優秀作品賞)
「あなたの好きなところ」西野カナ
「海の声」浦島太郎 (桐谷健太)
「女は抱かれて鮎になる」坂本冬美
「最&高」きゃりーぱみゅぱみゅ
「365日の紙飛行機」AKB48
「涙のない世界」AAA
「花束を君に」宇多田ヒカル
「BELIEVE」西内まりや
「みれん心」氷川きよし
「ラストシーン」いきものがかり

(新人賞)
iKON
林部智史
羽山みずき
BOYS AND MEN


レコード大賞の公式サイトには、「優秀作品賞」は、「大衆の強い支持を得、芸術性、独創性、企画性に優れ、その年度を反映したと認められた作品に贈る」と書かれています。

ただ、選ばれた10曲を眺めると、タイトルを知っている曲は半分くらいで、メロディーが浮かぶとなると、「海の声」と「365日の紙飛行機」くらいです。

AKB48の曲に、私が普通より詳しいのは当たり前なので(笑)、事実上、1曲だけしか分からないことになる。

音楽祭は人一倍よく観ている方だと思いますが、知らない曲がずらりと並んでいて、「大衆の強い支持を得」「その年度を反映した」という言葉には違和感を覚えます。


例えば、Perfumeの「FLASH」は、相当にヒットした筈で、主題歌に採用された映画『ちはやふる』のシーンと並んで、曲が頭に流れる方は多いと思いますが、「優秀作品賞」を始め、どの賞の欄にも、名前が入っていない。

これほどのヒット曲が何一つ賞を獲得しないのは、さすがに首を傾げたくなる。

週刊文春の疑惑報道以来、つい穿った見方をしがちで、思い過ごしかもしれないけど、『ちはやふる』の企画制作は、日本テレビが行っており、民放テレビ局同士の競争が背景にあるんだろうかと、考えたくなります。


また、2015年の5月リリースとはいえ、星野源の「SUN」は、紅白歌合戦でのステージを切っ掛けに、今年、大ブレイクした曲で、選ばれてもおかしくない気がするけど、「優秀作品賞」に入っていない。

対象期間外ということなんでしょうけど、2015年12月に発売された、「SUN」を収録するアルバム「YELLOW DANCER」が、「優秀アルバム賞」を受賞しています。

ちなみに、「SUN」は、フジテレビの連続ドラマ『心がポキッとね』の主題歌です。

星野源は、「恋」が現在、相当なヒットとなっていますが、これは自身が主役級で出演するTBSの人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』の主題歌で、TBSからすれば、彼は視聴率を稼いでくれる功労者と言える。

「恋」が「優秀作品賞」でも不思議じゃないんだけど、自局ドラマとの関係で露骨な感じになってしまうので、「SUN」を収録したアルバムの受賞という形に収まったんだろうかと、疑心暗鬼に駆られて、深読みしたくなります(笑)。


さらに、RADWIMPSのアルバム『君の名は。』が、「特別賞」を受賞しています。

映画『君の名は。』のヒットと共に、「前前前世」などの劇中音楽は、今年後半の音楽シーンを席巻した感がありますが、「優秀作品賞」ではなく、「特別賞」という形になっている。

これも不思議な光景で、「レコード大賞」の最有力候補に思えるんですが、どういう議論を経て、こうなったんでしょうか。

ちなみに、映画『君の名は。』は、東宝が制作していて、少なくとも、公式サイトに、テレビ局の名前は載っていないようです(笑)。


個人的には、Perfume「FLASH」、星野源「SUN」又は「恋」、RADWIMPS「前前前世」が、「優秀作品賞」に名を連ね、レコード大賞を競うのであれば、「確かに、2016年という年を反映している」と感じるのですが、どれも入っていない。

色んな理由があるのでしょうけど、「優秀作品賞」には、今年の音楽シーンを象徴する重要な要素が、複数欠けている印象を受けてしまいます。

文春記事によって、レコード大賞の価値があらためて問われた第58回ですが、各賞の内容には、「?」を惹起させるものが多く、公式サイトに載せられた審査関係者のコメントは、威勢の良い自画自賛で溢れているけど、疑惑報道を吹き飛ばすには至っていない気がします。


乃木坂の選外に関しては、有線大賞と同じく、同系グループの二つ目はまず無理という面もあり、まあ、やむを得ない結果だと思います。

「365日の紙飛行機」は、MVの再生数が、ショートバージョンですら、1千万回を突破しており、iTunes Store トップソングも、200位圏外に去ったのが、つい先日という長期ランクインを記録している。

これを越えるような、楽曲指標を叩き出した歌は、乃木坂には見当たりません。

「365日の紙飛行機」を押しのけて、「ハルジオンが咲く頃」や「裸足でSummer」が、「優秀作品賞」に選ばれるのは、さすがに厳しいかなと。


一方、欅坂が「新人賞」を獲れなかったことには、「なぜ?」という問いを発したくなります。

今年の新人がリリースした曲の中で、「サイレントマジョリティー」の楽曲指標は群を抜いており、間違いなくヒット曲と言えます。

「二つ目」の障壁が存在するとしても、それを乗り越えるに十分な成績を収めた印象がある。


従って、欅坂が選ばれなかったのは、楽曲の問題ではないと思います。

「新人賞」は「大衆に支持され、将来性を認められた歌手」に贈られると書かれていますが、「大衆に支持され」はクリアしているので、「将来性を認められた」という部分がネックになった可能性がある。

そもそも、人によって見解が大きく異なるのが当たり前の、「将来性」という曖昧な基準を、選考理由に堂々と掲げていることに、違和感を覚えます(笑)。

ただ、ここ5年の最優秀新人賞受賞者は以下のようになっていて、

2011年 Fairies
2012年 家入レオ
2013年 新里宏太
2014年 西内まりや
2015年 こぶしファクトリー

明らかに、歌唱力の高い人やグループが選ばれている。

例えば、昨年の受賞者「こぶしファクトリー」は、激しいダンスをこなしながら、見事な生歌を披露する実力を持っています。

「新人賞」選考における「将来性」は、「歌唱力」に重点が置かれている、そんな風に見えます。


欅坂の表題曲ステージは、ダンスは素晴らしいんですが、歌唱に関しては、「口パク」か、生歌比率の低い「被せ」がほとんどだと思います。

「世界には愛しかない」のポエタリーリーディングですら、完全な生声ではなく、場合によっては、「口パク」で切り抜けることすらある。

欅坂の生歌を避ける傾向から、「将来性」の項目に疑問符が付けられ、「新人賞」を逃してしまったのかもしれません。


賞そのものに関しては、様々な審査基準や経緯があるので、何が何でも獲っておくべき、とは思いません。

しかし、レコード大賞を発表する12月30日の舞台には、ぜひ立って、歌をうたって欲しい。

この音楽番組は、視聴率は昔ほどではないかもしれないけど(笑)、今なお、大きな注目を集めるプログラムで、だからこそ、週刊文春も疑惑記事を書いたのでしょう。


とくに、近年、生歌による歌唱を、重視する傾向があって、レコード大賞の発表イベントは、音楽的に極めてレベルの高いステージが多く、非常に見応えがある。

この舞台に、乃木坂や欅坂が立って、質の高いライブを行い、音楽によって、人々を魅了して欲しいというのが、私の個人的な願いです。

そのためには、オーケストラの生演奏に負けない歌唱力が必要で、結局、それが可能な音楽的実力を、グループが身につければ、レコード大賞の受賞にも、近づくのかもしれません。


演歌歌手の方々と共演した、先日のNHK『うたコン』では、乃木坂が「サヨナラの意味」を歌うときだけ、バックのオーケストラがすべての演奏を止め、曲が流れているのに、楽器を奏でない大勢の演奏家という、かなり斬新な光景が映し出されていました(笑)。

こちらが用意した音源を流しつつ、そこにオーケストラを重ねるのは、相当に難しいのでしょう。

乃木坂の歌唱力では、音響効果の高いNHKホールにおいて、オーケストラの生演奏で、生歌をこなすのは到底無理で、強行すると、音程云々の前に、ほとんど歌が聴こえないおそれがある。

この辺を変えていかないと、乃木坂と欅坂が、レコード大賞の発表ステージに出演する可能性は、なかなか上がってこないと思います。

レコード大賞各賞の受賞者は、音楽番組の出演者でもあり、魅力的なステージを連発して、視聴率を上げたいというのは、テレビ局として、当然の願いですから。


関連サイト

第49回日本有線大賞のTBS公式サイト

第58回輝く!日本レコード大賞のTBS公式サイト


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「サヨナラの意味」初動は10万枚以上の前作大幅増が確実、橋本奈々未卒業に「演出」はあるのか [15Nov16]

2016-11-15 05:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

11月15日(火) 19 : 30 〜 20 : 15 [地デ] NHK総合『うたコン』に、乃木坂46が出演。番組公式サイトの予告に、「卒業ソング」と書かれているので、「サヨナラの意味」を披露する可能性あり

11月15日(火) 20 : 15 〜 20 : 43 [地デ] NHK総合『サラメシ』の「シーズン6第21回」に、中元日芽香と堀未央奈が登場。二人のお昼ご飯が紹介されるようです

11月15日(火) 24 : 55〜 [地デ] メ〜テレ『BOMBER-E』。

11月17日(木) 18 : 55 〜 19 : 25 [地デ] NHK Eテレ『Rの法則』。乃木坂「文化祭」と銘打って、メンバーが各々の「特技」を披露

11月17日(木) 19 : 25 〜 19 : 54 [地デ] NHK Eテレ 『オトナヘノベル』に、北野日奈子、斉藤優里、中田花奈、樋口日奈、渡辺みり愛が出演

11月17日(木) 19 : 00 〜 [地デ] 日本テレビ系『ベストヒット歌謡祭2106』に、乃木坂が出演

11月17日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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「サヨナラの意味」のオリコンデイリーは、週終わりである日曜日の分が発表され、発売第1週の数字が以下のように出揃いました。

16枚目「サヨナラの意味」
1日目(火) : 68.3万枚 [1位]
2日目(水) : 05.3万枚 [1位]
3日目(木) : 02.5万枚 [2位]
4日目(金) : 02.1万枚 [1位]
5日目(土) : 01.4万枚 [1位]
6日目(日) : 03.1万枚 [1位]
現時点での累計 : 82.7万枚
前作初動からの伸び : 9.9万枚増


1週間のデイリー合計は82.7万枚で、前作「裸足でSummer」の初動72.8万枚より、9.9万枚も増えています。

オリコン週間ランキングの売り上げ枚数は、通常、デイリー合計より少し大きく、1千枚くらいの加算は十分見込めるので、最終的な初動は、前作から10万枚以上アップした数字になると思います。

個人的には、前作から5万枚くらいの増加で、初動を77万枚あたりと読んでいたのですが、実際には、さらに5万枚を積み上げたわけで、予想が大外れしてしまいました(笑)。


Billboard JAPAN のランキング推移に、売り上げ枚数が大きく伸びた原因を示唆する、ヒントがあります。

(表1) Billboard JAPAN Hot100 における、「サヨナラの意味」のランキング推移

凡例
「曲名」アーティスト名
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 週番号 集計対象となった期間の日付

#「週番号」は、CD発売週を「1週目」、その前週を「1週前」として数える
#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外

「サヨナラの意味」乃木坂46
(総合)08位 [S]00位 [R]54位 [L]00位 [T]01位 [M]24位 [F]01回 : 03週前 10/17(月)23(日)
(総合)22位 [S]00位 [R]98位 [L]00位 [T]08位 [M]05位 [F]02回 : 02週前 10/24(月)30(日)
(総合)07位 [S]09位 [R]52位 [L]00位 [T]02位 [M]15位 [F]03回 : 01週前 10/31(月)06(日)


CD発売1週前が現時点での最新チャートです。

11月2日(水)から iTunes Store で始まった、収録7曲パッケージ「Special Edition」 の配信は、表題曲がトップ10に7日間ランクイン、その好調なスタートを反映して、「[S] ストリーミング数」が9位という高い順位を見せています。

また、YouTubeに公開されている表題曲MVの再生数は、この週、10万回/日を越える上昇速度で伸び、「[M] 国内動画再生回数」が15位となっている。

さらに、「[R]ラジオ放送回数」が52位で、発売日が近くづくにつれ、エアプレイも充実してきました。


総合7位というハイレベルな成績を支えた、複数の人気因子の中で、とくに注目したいのは、「[T] ツイート数」の2位です。

Hot100に初めてランクインした発売3週前に1位、2週前に8位と推移していたのが、1週前に再び2位に浮上している。

CD発売の数週前に、曲名、音源、MVなどが公開され、「ツイート数」が高い順位となり、Hot100に初ランクインするのはよくあるパターンですが、リリースの直前週に、2位まで急上昇するのは珍しい。


10月19日(水)深夜、橋本奈々未が生放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」で、グループからの「卒業」を発表し、同時に、16枚目表題曲の曲名と音源が、公開されました。

放送後、ネットは大騒ぎとなり、新曲の感想を含めて、さまざまなコメントが飛び交い、(表1)のように、「ツイート数」を1位に押し上げ、発売3週前の Hot100 初ランクインにつながった。

この流れは分かり易いんですが、発売1週前の2位浮上は、何が原動力だったんでしょう。

 

10月30日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、橋本奈々未がバナナマン二人とトークして、「卒業」を決意するに至った経緯と心境を語ります。

その中で、実家が経済的に苦しかったこと、弟の学業が金銭面で続けられるかどうか不透明だったこと、そして、自分がアイドルとして一定の成功を収めて状況が好転したこと、母親から自分の好きなことをして下さいという手紙が届いたことなど明かします。

慣れ親しんだ冠番組のスタジオで、長年一緒に仕事をして、信頼を寄せているバナナマンを相手に、「ここだけの話ですが」くらいの心持ちで、かなりプライベートな突っ込んだことを、述べたのだと思います。


しかし、マスコミは、家族やお金にまつわる、この手の「感動秘話」が大好物で、しかも、アイドルが、自らテレビでしゃべっているので、秘密にする理由は微塵もなく、記事やニュースにしてもOKという「ゴーサイン」が付いている。

橋本奈々未さんのお気持ち、しっかと受け止めましたとばかり(笑)、翌日から、多くの記事が書かれ、11月3日(木)には、ついに、フジテレビの『バイキング』というワイドショーで取り上げられます。

このときは、坂上忍や水道橋博士が、好意的なコメントをしてくれたようですが、お昼の番組ながら、祝日であったために、かなりの注目を集め、その後、芸能記者だけでなく、様々なジャンルの人が、この話に関する記事を出すことになる。

翌11月4日(金)、「サヨナラの意味」を披露した『MUSIC STATION』でも、曲前トークの時間に、センターの橋本奈々未が「卒業」と「引退」を表明していること、そこに至った経緯として、これまでアイドルとして働いた収入で、苦しい実家の台所を助けていたけど、最近、家族がやっていく目処が立ち、母親から家のことはもう心配しなくていいという手紙が来たことが、そこそこ長いVTRによって、紹介されます。

 

そして、「感動秘話」が広まる決定打になったのが、11月6日(日)、松本人志と東野幸治がレギュラーMCを務めるフジテレビ『ワイドナショー』で、ななみんの「卒業」が取り上げられたことです。

松本人志が「美談過ぎる」と述べ、ゲストの古館伊知郎は、「秋元康の演出が入っているのでは」と疑問を呈します。

一般知名度が非常に高く、発言が注目されることの多い二人が、辛口のコメントを発したことで、橋本奈々未の「卒業」「引退」と、その「理由」が大々的にネットを騒がせていきます。

CD発売の1週前に起こった、これらの出来事が、彼女の卒業シングル「サヨナラの意味」への言及をも増やし、Billboard JAPAN の「ツイート数」を2位まで押し上げたのだと思います。


このブログで初動予想をしたのは、11月5日(土)の記事ですが、店頭セールスの参考にするため、確か4日(金)に、Amazonの音楽売れ筋ランキングを調べました。

すると、もっとも順位の高かった初回限定盤TypeAが6位で、間違いなく好調ではあるけど、もの凄い勢いで売れている感じではなかったので、前作からのアップは、5万枚くらいだろうと思っていました。

ところが、『ワイドナショー』が放送された後、もう一度、売れ筋ランキングを眺めると、TypeAが3位に上昇しているのに加え、他の盤種が、4位、5位、6位、7位と、ずらずらと上位を独占していて、びっくりしました。


「あっ!、もっと売り上げ予想を引き上げれば良かったかも」と後悔したものの(笑)、時すでに遅しで、オリコンデイリーには、毎日、予想値をかなり上回る数字が載り、そこまで行くのかと、唖然としながら眺めていました。

ワイドショーを観た一般視聴者で、乃木坂のCDを買った人はほとんどいないだろうけど、松本人志や古館伊知郎がコメントしたことにより、橋本奈々未の「卒業」は、ビッグな出来事なんだと多くの人が認識するに至った。

そして、他アイドルのファンや、いつもは無料コンテンツを楽しむか、楽曲のダウンロードに留まっているライトな乃木坂ファンが、握手会をのぞいてみようと初回限定盤を購入したり、既存のコアファンが、橋本奈々未に別れの挨拶をしようと、普段以上の枚数を買った可能性は、十分あると思います。

メディアで盛んに取り上げられ、様々な反響を呼んだことで、リリース直前から発売週に掛けて、ぐっとCDセールスが伸びたのであれば、まさに、「卒業」効果と言うべきで、橋本奈々未が『乃木坂工事中』で「理由」を語ったことには、大きな意味があったことになります。


しかし、一方で、ななみん自身は、ここまで大きく取り上げられると思っていなかったようで、相当ブルーになっていて、ダイエットの大敵であるポテチの量も増えていると、小耳に挟みました(笑)。

そりゃそうですよ、いくら自分が話したこととはいえ、そんなプライベートなことを、ワイドショーで大々的に取り上げられ、あの古館伊知郎がコメントする、しかも、辛辣な切り口で料理されるとは予想しなかっただろうし、Mステで、高校の卒業写真を流されるとは思いもしなかったでしょう(笑)。

一般視聴者に近く、ライトファンに分類されるだろう私ですら、橋本奈々未の「卒業」が、こんなに大きな反響を呼ぶとは考えず、初動予想を低く見積もってしまったわけで、「一杯のかけそば」じゃないけど、家族とお金が絡む「感動秘話」が、いかにマスコミの大好物か、今回、よく分かりました。


ななみんには、「本当にお疲れさまでした」と、言ってあげたい気分です。

しかし、この話題、今は少し落ち着いて、あまり取り上げられなくなったけど、これから年末の大型音楽祭が目白押しで、まだ油断は出来ません。

とくに、紅白歌合戦は、普段、ワイドショー的な話をほとんどしないNHKが、その鬱憤を晴らすかのように、思い切った攻めを見せることがあって(笑)、ちょっと心配です。

大晦日のNHKホールで曲を歌う前、アナウンサーの司会が「橋本奈々未さん、これで最後の紅白となるわけですが、ちょっと、客席をご覧下さい。あそこに、北海道からお二人が・・・」てなことがあったり、「ここに一通のお手紙をお借りしてきました。僭越ながら、私が代読させていただき・・・」なんて展開を、サプライズでやられると、ななみんのメンタルは大丈夫なんでしょうか。

この手のサプライズは、事前にチェックしようがないので、ななみんには、何とか来年2月まで頑張って、心身ともに無事、乗り切って欲しいです。


さて、CDセールスは、絶好調と言って良い、スタートを切ったのですが、MVの再生回数や iTunes Store ランキングに目をやると、必ずしも、喜んでばかりいられない数字が出ています。

まずは、11月13日(日)に、公開23日目を迎えた「サヨナラの意味」MVの再生回数を見てみましょう。

(表2) YouTubeに公開されている16枚目表題曲フルバージョンMVの最新再生数推移

凡例
[公開後経過週数]
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数 @ 対象週の始めと終わりの日付時刻)
(日ごとの推移)
公開後経過日数 : 対象日における再生回数上昇速度 [日終わりの累計再生回数 @ 対象日の始めと終わりの日付)

# 青色は「サヨナラの意味」赤色は「裸足でSummer」のMVに関するデータ
# 公開開始の日付時刻は、「サヨナラの意味」MVが10月21日(金)12:00、「裸足でSummer」MVは7月8日(金)12:00
#「対象週の始めと終わりの日付時刻」における「10/21(金)28(金)12:00」は、10月21日(金)12:00から28日(金)12:00までの1週間を示す
#「対象日の始めと終わりの日付」における「10/21(金)22(土)」は、10月21日(金)12:00から10月22日(土)12:00までの1日間を示す。時刻を省略している
#「対象週における再生回数上昇速度」は、指定された1週間に積み上げた再生回数を7日で割ったもの。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「対象日における再生回数上昇速度」は、指定された1日間に積み上げた再生回数。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「累計再生回数」は、「週終わり」又は「日終わり」の時刻における累計再生回数。「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# MV公開23日目までのデータを載せている。「サヨナラの意味」の場合は、11月13日(日)12:00まで

[01週目]
27.5万回/日 [192.8 @ 10/21(金)28(金)12:00]
17.3万回/日 [121.4 @ 07/08(金)15(金)12:00]

[02週目]
12.6万回/日 [280.9 @ 10/28(金)04(金)12:00]
12.8万回/日 [211.0 @ 07/15(金)22(金)12:00]

[03週目]
08.3万回/日 [338.7 @ 11/04(金)11(金)12:00]
08.8万回/日 [272.9 @ 07/22(金)29(金)12:00]
(日ごとの推移)
15日目 : 09.2万回/日 [290.1 @ 11/04(金)05(土)]10.5万回/日 [221.5 @ 07/22(金)23(土)]
16日目 : 11.4万回/日 [301.5 @ 11/05(土)06(日)]10.5万回/日 [232.1 @ 07/23(土)24(日)]
17日目 : 08.7万回/日 [310.2 @ 11/06(日)07(月)]09.5万回/日 [241.5 @ 07/24(日)25(月)]
18日目 : 07.4万回/日 [317.6 @ 11/07(月)08(火)]07.7万回/日 [249.2 @ 07/25(月)26(火)]
19日目 : 07.1万回/日 [324.7 @ 11/08(火)09(水)]07.8万回/日 [257.0 @ 07/26(火)27(水)]
20日目 : 07.2万回/日 [331.9 @ 11/09(水)10(木)]08.2万回/日 [265.2 @ 07/27(水)28(木)]
21日目 : 06.8万回/日 [338.7 @ 11/10(木)11(金)]07.7万回/日 [272.9 @ 07/28(木)29(金)]

04週目
00.0万回/日 [000.0 @ 11/11(金)18(金)12:00]
08.1万回/日 [329.3 @ 07/29(金)05(金)12:00]
(日ごとの推移)
22日目 : 06.5万回/日 [345.2 @ 11/11(金)12(土)]07.9万回/日 [280.8 @ 07/29(金)30(土)]
23日目 : 07.6万回/日 [352.8 @ 11/12(土)13(日)]08.7万回/日 [289.5 @ 07/30(土)31(日)]


前回の記事で指摘したように、公開1週目は、「サヨナラの意味」MVが、「裸足でSummer」MVを大きく上回る速度で、再生数を伸ばしたものの、2週目に入って、勢いがやや鈍り、前作の上昇スピードを下回ることが多くなっていきます。

前作が今作を上回る傾向は、3週目以降、さらに顕著となり、とくに、20日目以降は、「サヨナラの意味」の再生数上昇速度が、「裸足でSummer」より、1万回/日ほど低い状態が続いています。

「裸足でSummer」MV と「世界には愛しかない」MVの、公開6週目以降の関係とよく似ていて、その結果、9週目に、累計再生回数で、乃木坂は欅坂に追い抜かれます。


16枚目と15枚目の累計再生数差は、現在60万回ほどなので、相対的ペースが変わらず、追いつかれるとしても、60日の9週間は掛かるので、まだ余裕があります。

しかし、さらに上昇速度の差が広がれば、より短期間に並ばれ、何より、累計の伸びが頭打ちになってしまう危険が出てくる。

年末の大型音楽祭で、「サヨナラの意味」は、何度も披露されるだろうから、大丈夫だと思いますが、少なくとも、現在の積み上げスピードは、前作を下回っているので、公式ブログなどを通して、こまめにプロモーションを掛けた方が、良いかもしれません。


次に、iTunes Store のランキングです。

(表3) 乃木坂16枚目収録曲に関する iTunes Store トップソングの最新順位推移

凡例
曲名 [説明]
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位)
[経過週数]
その日の順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 経過日数 日付

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す。また、日ごとの順位では、どこにランクインしたかを示している
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 曲名すぐ下は、配信12日間の順位帯分布
#「経過週数」は、月曜から日曜までの7日を1週として数えている
#「その日の順位」は、各日付の翌朝6時ころの順位

サヨナラの意味 [16th表題曲; 2016年秋曲]
7-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] (12/12日; 3位)
[01週目]
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 11/03(木)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 11/04(金) ← Mステ
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 11/05(土)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 11/06(日) ← シブヤノオト
[02週目]
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 11/07(月)
10位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 11/08(火)
13位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 11/09(水) ※ CD発売日
11位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09日目 11/10(木)
15位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10日目 11/11(金)
15位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11日目 11/12(土) ← 46SHOW!
17位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12日目 11/13(日)

裸足でSummer [15th表題曲; 2016年夏曲]
5-7-0-0-0 / 0-0-0 [0] (12/12日; 8位)
[01週目]
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 07/20(水)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 07/21(木)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 07/22(金)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 07/23(土)
015位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 07/24(日) ← 魁!ミュージック
[02週目]
011位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 07/25(月)
011位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 07/26(火)
012位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 07/27(水) ※ CD発売日
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09日目 07/28(木)
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10日目 07/29(金) ← Mステ
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11日目 07/30(土)
011位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12日目 07/31(日)

 

今、話したい誰かがいる [13th表題曲; 2015年秋曲]
9-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] (12/12日; 4位)
[01週目]
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 10/21(水)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 10/22(木)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 10/23(金)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 10/24(土)
07位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 10/25(日)
[02週目]
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 10/26(月)
07位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 10/27(火)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 10/28(水) ※ CD発売日
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 09日目 10/29(木)
12位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 10日目 10/30(金)
14位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 11日目 10/31(土)
13位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 12日目 11/01(日)

 

「サヨナラの意味」は、配信1週目に、「裸足でSummer」を上回る順位にランクインし、トップ10入り日数も、前作の5日を越える、7日を記録しています。

しかし、2週目後半、10日目以降は、前作を下回る順位となっている。

若干、順位の下落傾向が出てきたかなという感じです。

もちろん、まだ配信が始まったばかりで、本格的なセールス動向が見えてくるのは、ずっと先の話です。

ただ、少し気になるのは、『MUSIC STATION』『シブヤノオト』『乃木坂46SHOW!』といった人気のある音楽番組で、楽曲を披露しても、順位が反転上昇していないことです。


例えば、「裸足でSummer」は、7月29日(金)にMステでパフォーマンスされると、翌30日(土)は10位に上昇、31日(日)も11位となり、そこまでの低落傾向をひっくり返している。

また、7月25日(月)の11位へのジャンプアップは、おそらく24日(日)深夜放送のフジテレビ『魁!ミュージック』などの効果だと思います。

秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、高山一実、齋藤飛鳥、西野七瀬の6人が出演、あしゅの素顔に迫るというテーマでトークを展開し、かなり長めの尺による、新センターの紹介になっていました。

さらに、24日(日)深夜は、『乃木坂工事中』も放送され、アンダー曲「シークレットグラフィティ」のスタジオパフォーマンスがあり、こういった複数のテレビ出演が、iTunes Store トップソングの順位を押し上げたのでしょう。


一方、「サヨナラの意味」に関しては、今のところ、テレビ露出に連動した反転上昇がほとんど見られない。

現在のトップソング上位には、星野源、RADWIMPS、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、宇多田ヒカルなど、人気アーティストの曲がひしめいているので、なかなか割り込めない面はあります。

しかし、MVの再生数上昇速度も、楽曲のテレビ披露に反応している感じがない。


「サイレントマジョリティー」のように、長期に渡って iTunes Store トップソングの200位以内にランクインしたり、YouTube公開のMV再生回数が、累計で何千万に達するような曲は、アーティストが音楽番組でパフォーマンスしたり、大型フェスに登場すると、敏感に反応して、順位や再生数が好転する高い「感受性」を持っている。

逆に「感受性」が乏しいと、反転上昇の機会が少なく、楽曲指標を伸ばすことが難しい。

「サヨナラの意味」については、まだまだ、ヒットの度合いを判断する時期ではないけど、初期だけを見ると、「裸足でSummer」と比べ、プロモーションに対するレスポンスが弱いという印象を受けます。


あるいは、橋本奈々未の「卒業」「引退」を巡る話題性が先行して、楽曲の魅力が見えにくくなっているのかもしれません。

であれば、「感動秘話」への興味が徐々に薄れるにつれ、音楽的プロモーションの効果が、指標に反映されていく可能性がある。

従って、楽曲人気を判断するのは、今しばらく、待った方が良いように思えます。


乃木坂ファンで、橋本奈々未というメンバーを長く観てきた人にとっては、古館伊知郎氏の述べた「演出」は、否定したくなる意見じゃないでしょうか。

ななみんは、バナナマンの前で、「卒業」「引退」に至った経緯を、率直にしゃべっただけで、その話に、誰かによる、何らかの作意があったとは到底思えません。

しかし、16th選抜の発表と「卒業」のアナウンスを異例に遅い発売3週前まで引っぱり、橋本奈々未がそれについて語る番組の放送を、発売1週前に持ってきたことには、「演出」があったかもしれない。


ななみんと同じく、次シングルでの「卒業」を表明しているAKB48の島崎遥香は、その発表が、46枚目「ハイテンション」の発売日である11月16日(水)の随分と前だったため、新曲プロモーションと「卒業」が絡んでいる感じがない。

人気メンバーの「卒業」を、セールスに結びつけるためには、センターに抜擢した上で、CD発売が目前に迫った頃に、世間に発表するのが効果的なようで、その結果、乃木坂16枚目は、見事にオリコン第1週を伸ばすことが出来た。

ただ、握手会が盛況になり、CDセールスが大幅上昇しても、楽曲セールスがどういう影響を受けるかは、まだ分かりません。

今のところ、「卒業」「引退」の話に注目が集まり過ぎて、かえって肝心の音楽にまで関心が届いてないのでは、と感じる部分がある。

超人気メンバーが乃木坂を去る、しかもそこに実家の経済状況が関係していた、という話の衝撃が少しずつ収まっていったとき、曲に対する人気がどう変化していくかが、「サヨナラの意味」のヒット度合いを測る上で、重要なポイントになると思います。


アイドルとして最後に歌う曲が、彼女の「卒業」「引退」と不可分であるのは、不思議なことではない。

しかし、本人と直接会える握手会は、それらの出来事が世間に与える衝撃度が大きいほど、盛況となり、その結果、CDセールスが伸びていく。

ななみんにとって、ここまで騒がれたことは、決して本意ではなかったと思いますが、バナナマンに語ったあの話が、色んな人のコメントを引き出し、CDの売り上げ枚数を押し上げた可能性は高い。

そして、「衝撃」や「感動」を「儲け」に変換するカラクリを、そこに読み取った古館伊知郎氏が、「秋元康の演出」という言葉を口にしたのかもしれません。

今回は、コメントを発することによって、古館氏自身が、カラクリの中で重要な役目を担った感もありますが(笑)。


最後に、「サヨナラの意味」が披露される今後のスケジュールを紹介する意味も込めて、音楽番組での演奏時間とオンエア日時を載せておきます。

(表4) 「サヨナラの意味」ステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組

凡例
演奏時間 [ステージのオンエアが始まった日時 @ その時刻のCD発売日に対する時間関係] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「放送の種別」の「地デ」「BS」は、地上デジタル放送、BS放送の意
# 2016年11月12日(土)までのものを掲載

02分31秒 [10/31(月)20:23 @ 08.2日前] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
02分31秒 [11/04(金)20:03 @ 04.2日前] (地デ) テレビ朝日『MUSIC STATION』
02分30秒 [11/06(日)17:13 @ 02.3日前] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
02分29秒 [11/07(月)00:23 @ 02.0日前] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
04分53秒 [11/12(土)23:17 @ 04.0日後] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
[予定]
00分00秒 [11/17(木)18:55 @ 08.8日後] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
00分00秒 [11/17(木)19:00 @ 08.8日後] (地デ) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』
00分00秒 [11/26(土)21:30 @ 17.9日後] (地デ) 日本テレビ『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』

# CD音源の演奏時間は、04分53秒


11月17日(木)は、『Rの法則』に続き、『オトナヘノベル』でも、乃木坂メンバーがメインで出演するらしく、『ベストヒット歌謡祭2106』と併せて、テレビから離れられない「乃木坂の夜」になりそうです(笑)。


関連記事

「ミリオン」達成の拭いきれない茶番感、「サヨナラの意味」初動は80万枚の攻防へ [11Nov16]

乃木坂「サヨナラの意味」初動予想は前作大幅越えの77万枚、iTunesランクは最高3位を記録 [05Nov16]


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「ミリオン」達成の拭いきれない茶番感、「サヨナラの意味」初動は80万枚の攻防へ [11Nov16]

2016-11-11 05:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

11月07日(月)〜11日(金) 06 : 00 〜 06 : 15 [CS] MUSIC ON! TV『ZOOM UP!』に、月曜から金曜まで毎日、北野日奈子、中元日芽香、松村沙友理が出演

11月09日(水) 乃木坂46の16枚目シングル発売

11月10日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

11月11日(金) 26 : 20 〜 27 : 05 [地デ] 日本テレビ『東京暇人〜TOKYO hi-IMAGINE〜』に、秋元真夏、松村沙友理が出演

11月12日(土) 04 : 15 〜 04 : 45 [地デ] TBS『開運音楽堂』に、衛藤美彩、中元日芽香が出演
11月12日(土) 15枚目『裸足でSummer』発売記念スペシャルプレゼントのAコース「あなたの私物にサインしちゃいます!会」を都内某所で開催
11月12日(土) 23 : 15 〜 23 : 44 [BS] NHK BSプレミアム 『乃木坂46SHOW!』。「サヨナラの意味」、「ブランコ」、「白米様」のスタジオライブと「かわいいメイド」のコントをオンエア。翌日午前10時からの再放送、今回は、行わないようです

11月13日(日) 15枚目第6回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

11月14日(月) 22 : 00 〜 22 : 45 [FM] NHK-FM『AKB48の"私たちの物語"』に、秋元真夏、伊藤純奈、樋口日奈が出演

11月15日(火) 20 : 15 〜 20 : 43 [地デ] NHK総合『サラメシ』の「シーズン6第21回」に、中元日芽香と堀未央奈が登場。二人のお昼ご飯が紹介されるようです

11月15日(火) 24 : 55〜 [地デ] メ〜テレ『BOMBER-E』。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]


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16枚目「サヨナラの意味」のオリコン初動を予想する記事に、「前作大幅越え」と書いたけど、まさかミリオンまで行くとは思いませんでした。

もちろん、冗談です(笑)。

100万枚出荷したことと、100万枚売れたことは、イコールではなく、では、実際にどれくらい売れたのかを調べたのが、CDチャートであり、その一つがオリコンランキングだと思います。


しかし、売れる見込みがないのにガンガン出荷するわけはないので、101.3万枚という出荷数は、実売数を考える上で、大きな参考になる。

乃木坂の「初ミリオン」を報じたあるスポーツ新聞が、歴代シングルすべての出荷枚数を、記事に載せていたので、それを使って、各シングルについて、オリコン累計枚数との比を計算してみました。

すると、直近3シングルは、売り上げ枚数の出荷数に対する比が、87%プラスマイナス1%の範囲に入っている。

16枚目の出荷数が、ミリオンを意識して頑張り過ぎていなければ(笑)、今回もこの比率に収まる可能性が高く、出荷数101.3万枚から計算して、レコード会社は、少なくとも88万枚プラスマイナス1万枚を売り切る自信があると考えられます。

ちなみに、実売数の見通しを立てづらい1、2枚目を除いて、この比率がもっとも小さかったのが、初動の前作割れを喫し、さらに累計も、全シングル中、唯一ダウンしていると思われる「夏のFree&Easy」で、9枚目のCDセールスには、幾つかの「誤算」があったのかもしれません。


運営は、88万枚をすべて初動でさばくつもりではないと思いますが、乃木坂のシングルでは、初動の累計に対する比率は、85〜90%と大部分を占めており、第1週で相当な枚数の売り上げを見込んでいると思います。

一方、オリコンデイリーは、1日目が前作8.3万枚増となる68.3万枚、2日目は5.3万枚で、現時点で15枚目の初動を越えてきました。

16枚目「サヨナラの意味」
1日目(火) : 68.3万枚
2日目(水) : 05.3万枚
3日目(木) : 00.0万枚
4日目(金) : 00.0万枚
5日目(土) : 00.0万枚
6日目(日) : 00.0万枚
現時点での累計 : 73.6万枚
前作初動からの伸び : 0.8万枚増


過去シングルの例を見ると、3日目、4日目、5日目は、それぞれ、2万弱、1万強、1万弱という感じで、だいたい4万枚ほど積み上げるのが相場です。

従って、通常の進み方であれば、初動77万枚は堅いと思います。

ただ、問題は日曜6日目で、12枚目「太陽のノック」の8万枚は、コンビニ販売分をカウントする際に生じた特殊な例外としても、前作「裸足でSummer」は2.5万枚、前々作「ハルジオンが咲く頃」は0.8万枚と、バラツキが大きくて読めない。

オリコン初動を予想する記事に、70万台後半に落ち着いて、80万突破は厳しいんじゃないかと書きましたが、どこまで届くのか、鍵は6日目が握っている気がします。

まあ、記事で予想した初動77万枚は、ちょっと少ないよね、という雰囲気は、すでに漂っていますが(笑)。


「サヨナラの意味」のオリコン初動については、さらに数字が出てから分析することにして、今日は、16枚目収録曲の楽曲指標、すなわちMVの再生数や iTunes Store ランキングの現状を見ていきます。

まず、カップリング曲MVですが、結局、CD発売日の正午に、4曲すべてが、フルバージョンからショートに切り替えられたようです。

15枚目「裸足でSummer」と同じ措置で、残念という言葉しかありません。


ちょうど、アンダー曲「ブランコ」のMVに関して、考察を進めて記事を書こうと、集中的にYouTubeのフルバージョン作品を観ていた時だったので、抹消された時はショックを受けました。

初回限定盤が手元に届くのに、少し時間が掛かるので、繰り返し鑑賞して徐々に盛り上がってきた感情、まとまりつつあった見方を、一度寝かさなければならない。

心の中に沸き起こってくる疑問、例えば、「水筒しか持ってない寺田蘭世を、中田花奈がバカにして、ランゼさんが、そっか、こんなんじゃドラゴン捕まえるの無理っすよね、って頭かいてた?」とか、「あの夜のシーンでは、みんなアイテム持ってなかったっけ?」といったことを、YouTubeにフルバージョンのMVがあると、すぐに確認出来るので、感想をまとめやすい。

つまり、YouTubeにフルバージョンを長期に公開すれば、より多くの人が感想記事を書き、それがネット上の「口コミ」となって、楽曲と映像作品の評判を、少しずつ高めていくチャンスが生まれる。


ところが、以下に示すように、16枚目のカップリング曲MVのフルバージョンは、ほとんどが1週間ほどでショートに差し替えられています。

「ブランコ」のMVを含め、クリエーターが丁寧に作り込んだ作品揃いなのに、鑑賞期間がたったの6日では、内容を十分に咀嚼することが出来ない。

これらの作品を、少なくとも1ヶ月、YouTubeでフルバージョン公開すれば、多くの人が、さまざまな感想記事を書いて、盛り上がる可能性がある。

実際、公開期間が2週間あった「あの教室」MVについては、色々な感想記事が、ネット上に幾つも出ているようです。

(表1) YouTubeに公開されていた16枚目カップリング曲フルバージョンMVの公開期間と再生数推移

凡例
「曲名」MV (full ver.)
公開された時期 [公開期間の長さ : 公開開始の日付時刻〜公開終了の日付時刻]
(日ごとの推移)
対象日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数 @ 経過日数) : 対象日の始めと終わりの日付時刻

#「公開された時期」は、CD発売日の午前0時を原点として、公開開始時刻がその何日前、あるいは何日後であるかを計算したもの。単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「公開期間の長さ」は、単位が「日間」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「対象日における再生回数上昇速度」は、指定された1日間に積み上げた再生回数。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「日終わりの累計再生回数」は、対象日の終わり時点における累計再生回数。「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# ピンク色の数字は、公開終了時点での累計再生回数
#「経過日数」における「01d」は、公開01日目の意
#「対象日の始めと終わりの日付時刻」における「10/26(水)27(木)12:00」は、10月26日(水)12:00から10月27日(木)12:00までの1日間を示す

「あの教室」MV (full ver.)
13.5日前 [14.0日間 : 10/26(水)12:00〜11/09(水)12:00]
(日ごとの推移)
24.2万回/日 (24.2 @ 01d) : 10/26(水)27(木)12:00
07.1万回/日 (31.3 @ 02d) : 10/27(木)28(金)12:00
07.1万回/日 (38.4 @ 03d) : 10/28(金)29(土)12:00
05.3万回/日 (43.7 @ 04d) : 10/29(土)30(日)12:00
04.0万回/日 (47.7 @ 05d) : 10/30(日)31(月)12:00
03.2万回/日 (50.9 @ 06d) : 10/31(月)01(火)12:00
03.0万回/日 (53.9 @ 07d) : 11/01(火)02(水)12:00
03.3万回/日 (57.3 @ 08d) : 11/02(水)03(木)12:00
04.7万回/日 (62.0 @ 09d) : 11/03(木)04(金)12:00
02.4万回/日 (64.4 @ 10d) : 11/04(金)05(土)12:00
02.8万回/日 (67.2 @ 11d) : 11/05(土)06(日)12:00
02.2万回/日 (69.4 @ 12d) : 11/06(日)07(月)12:00
02.2万回/日 (71.6 @ 13d) : 11/07(月)08(火)12:00
01.9万回/日 (73.5 @ 14d) : 11/08(火)09(水)12:00

「2度目のキスから」MV (full ver.)
07.0日前 [07.5日間 : 11/02(水)00:00〜11/09(水)12:00]
(日ごとの推移)
14.1万回/日 (14.1 @ 01d) : 11/02(水)03(木)00:00
10.3万回/日 (24.3 @ 02d) : 11/03(木)04(金)00:00
05.8万回/日 (30.2 @ 03d) : 11/04(金)05(土)00:00
03.3万回/日 (33.5 @ 04d) : 11/05(土)06(日)00:00
02.7万回/日 (36.2 @ 05d) : 11/06(日)07(月)00:00
02.1万回/日 (38.3 @ 06d) : 11/07(月)08(火)00:00
01.7万回/日 (40.1 @ 07d) : 11/08(火)09(水)00:00
01.6万回/日 (40.9 @ 08d) : 11/09(水)00:00〜12:00

「君に贈る花がない」MV (full ver.)
05.5日前 [06.0日間 : 11/03(木)12:00〜11/09(水)12:00]
(日ごとの推移)
18.8万回/日 (18.8 @ 01d) : 11/03(木)04(金)12:00
05.7万回/日 (24.5 @ 02d) : 11/04(金)05(土)12:00
04.5万回/日 (29.1 @ 03d) : 11/05(土)06(日)12:00
03.0万回/日 (32.1 @ 04d) : 11/06(日)07(月)12:00
02.4万回/日 (34.5 @ 05d) : 11/07(月)08(火)12:00
02.0万回/日 (36.5 @ 06d) : 11/08(火)09(水)12:00

「ブランコ」MV (full ver.)
05.5日前 [06.0日間 : 11/03(木)12:00〜11/09(水)12:00]
(日ごとの推移)
17.1万回/日 (17.1 @ 01d) : 11/03(木)04(金)12:00
04.5万回/日 (21.6 @ 02d) : 11/04(金)05(土)12:00
03.5万回/日 (25.1 @ 03d) : 11/05(土)06(日)12:00
02.3万回/日 (27.4 @ 04d) : 11/06(日)07(月)12:00
01.9万回/日 (29.3 @ 05d) : 11/07(月)08(火)12:00
01.5万回/日 (30.7 @ 06d) : 11/08(火)09(水)12:00


4作品とも、公開最終日の再生数上昇速度が2.0万回/日以下で、2週間足らずで、ここまで落ち込んだことから、運営は、フルバージョンの公開を打ち切ったのかもしれません。

しかし、どんなに優れたMVであっても、2週間も経たずにフルバージョンを撤去させられたら、制作者がそこに込めた、作品の真意を受け取るのは難しい。

そして、もともと知名度が低く、宣伝量の少ないカップリング曲MVこそ、初期再生数の推移で、作品の出来を判断すべきではない。

フルバージョンMVを短期でショートに差し替えることは、プラスよりマイナス面の方が多い「悪手」であって、止めるべきだと思います。


次に、「サヨナラの意味」MVの再生数を、「裸足でSummer」と比べてみましょう。

(表2) YouTubeに公開されている15、16枚目表題曲フルバージョンMVの再生数推移

凡例
[公開後経過週数]
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数 @ 対象週の始めと終わりの日付時刻)
(日ごとの推移)
公開後経過日数 : 対象日における再生回数上昇速度 [日終わりの累計再生回数 @ 対象日の始めと終わりの日付)

# 青色は「サヨナラの意味」赤色は「裸足でSummer」のMVに関するデータ
# 公開開始の日付時刻は、「サヨナラの意味」MVが10月21日(金)12:00、「裸足でSummer」MVは7月8日(金)12:00
#「対象週の始めと終わりの日付時刻」における「10/21(金)28(金)12:00」は、10月21日(金)12:00から28日(金)12:00までの1週間を示す
#「対象日の始めと終わりの日付」における「10/21(金)22(土)」は、10月21日(金)12:00から10月22日(土)12:00までの1日間を示す。時刻を省略している
#「対象週における再生回数上昇速度」は、指定された1週間に積み上げた再生回数を7日で割ったもの。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「対象日における再生回数上昇速度」は、指定された1日間に積み上げた再生回数。「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「累計再生回数」は、「週終わり」又は「日終わり」の時刻における累計再生回数。「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# MV公開19日目までのデータを載せている。「サヨナラの意味」の場合は、11月9日(水)12:00まで

[01週目]
27.5万回/日 [192.8 @ 10/21(金)28(金)12:00]
17.3万回/日 [121.4 @ 07/08(金)15(金)12:00]
(日ごとの推移)
01日目 : 54.9万回/日 [054.9 @ 10/21(金)22(土)]23.9万回/日 [023.9 @ 07/08(金)09(土)]
02日目 : 41.4万回/日 [096.3 @ 10/22(土)23(日)]27.7万回/日 [051.6 @ 07/09(土)10(日)]
03日目 : 29.2万回/日 [125.4 @ 10/23(日)24(月)]17.9万回/日 [069.5 @ 07/10(日)11(月)]
04日目 : 20.8万回/日 [146.3 @ 10/24(月)25(火)]12.2万回/日 [081.7 @ 07/11(月)12(火)]
05日目 : 19.7万回/日 [166.0 @ 10/25(火)26(水)]14.3万回/日 [096.1 @ 07/12(火)13(水)]
06日目 : 15.6万回/日 [181.7 @ 10/26(水)27(木)]12.3万回/日 [108.4 @ 07/13(水)14(木)]
07日目 : 11.1万回/日 [192.8 @ 10/27(木)28(金)]13.0万回/日 [121.4 @ 07/14(木)15(金)]

[02週目]
12.6万回/日 [280.9 @ 10/28(金)04(金)12:00]
12.8万回/日 [211.0 @ 07/15(金)22(金)12:00]
(日ごとの推移)
08日目 : 17.1万回/日 [209.9 @ 10/28(金)29(土)]10.9万回/日 [132.3 @ 07/15(金)16(土)]
09日目 : 15.5万回/日 [225.4 @ 10/29(土)30(日)]13.4万回/日 [145.7 @ 07/16(土)17(日)]
10日目 : 11.5万回/日 [236.9 @ 10/30(日)31(月)]11.0万回/日 [156.7 @ 07/17(日)18(月)]
11日目 : 10.2万回/日 [247.1 @ 10/31(月)01(火)]12.8万回/日 [169.5 @ 07/18(月)19(火)]
12日目 : 10.4万回/日 [257.4 @ 11/01(火)02(水)]13.8万回/日 [183.3 @ 07/19(火)20(水)]
13日目 : 09.9万回/日 [267.3 @ 11/02(水)03(木)]14.4万回/日 [197.7 @ 07/20(水)21(木)]
14日目 : 13.6万回/日 [280.9 @ 11/03(木)04(金)]13.3万回/日 [211.0 @ 07/21(木)22(金)]

[03週目]
00.0万回/日 [000.0 @ 11/04(金)11(金)12:00]
08.8万回/日 [272.9 @ 07/22(金)29(金)12:00]
(日ごとの推移)
15日目 : 09.2万回/日 [290.1 @ 11/04(金)05(土)]10.5万回/日 [221.5 @ 07/22(金)23(土)]
16日目 : 11.4万回/日 [301.5 @ 11/05(土)06(日)]10.5万回/日 [232.1 @ 07/23(土)24(日)]
17日目 : 08.7万回/日 [310.2 @ 11/06(日)07(月)]09.5万回/日 [241.5 @ 07/24(日)25(月)]
18日目 : 07.4万回/日 [317.6 @ 11/07(月)08(火)]07.7万回/日 [249.2 @ 07/25(月)26(火)]
19日目 : 07.1万回/日 [324.7 @ 11/08(火)09(水)]07.8万回/日 [257.0 @ 07/26(火)27(水)]


「サヨナラの意味」MVの再生数の伸びは、公開11日目以降、前作を下回ることが多くなってきました。

とくに、公開3週目に入って、両者の上下は固定化しつつあるようで、気になっています。


「裸足でSummer」MVは、センター齋藤飛鳥が中心イメージを担った作品で、再生数について、極めて優秀な数字を叩き出してきました。

しかし、年末年始、より大きな宣伝効果が期待出来る秋曲「サヨナラの意味」のMVは、あしゅが作った実績を基に、さらに数字を伸ばしていくことが求められる。

従って、「サヨナラの意味」MVの再生数上昇速度が、3週で前作を下回りつつあるのは、看過出来ない点です。

7万回/日は、もちろん高い上昇速度ですが、注目を集めている原因が、楽曲と作品の素晴らしさ以上に、橋本奈々未「卒業」の「美談」を含む話題性であるならば、人気の下降スピードも速い筈で、毎日、数字をチェックしながら、ひやひやします。

「美談」や「ミリオン」といったサイドストーリーではなく、楽曲そのもの、MVそのもの、パフォーマンスそのもので、人の心を揺さぶる、そんな坂の頂上を目指して欲しい。


最後に、iTunes Store のランキングです。

16枚目収録曲で、人気のあるのはどれなのか、現状をまとめてみました。

(表3) 乃木坂16枚目収録曲に関する iTunes Store トップソングの最新順位推移

凡例
(その曲の配信成績の順位) 曲名 [収録盤種による分類]
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位)
(日ごとの推移)
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 経過日数 日付

#「配信成績の順位」は、7つの収録曲で、2016年11月09日(日)までの配信開始後8日間において、ランクイン日数がより多いもの、次に最高順位がより高いものを、上に数えている
# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数した日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 曲名すぐ下は、配信8日間の順位帯分布
#「日ごとの推移」は、各日付における順位と対応する順位帯

(1) サヨナラの意味 [表題曲]
7-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] (8/8日; 003位)
(日ごとの推移)
003位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
004位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02日目 11/03(木)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03日目 11/04(金)
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 04日目 11/05(土)
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 05日目 11/06(日)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 06日目 11/07(月)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07日目 11/08(火)
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08日目 11/09(水)

(2) ないものねだり [通常盤限定曲]
0-0-0-1-2 / 3-2-0 [0] (8/8日; 038位)
(日ごとの推移)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 02日目 11/03(木)
071位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 03日目 11/04(金)
098位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 04日目 11/05(土)
111位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 05日目 11/06(日)
126位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 06日目 11/07(月)
052位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 07日目 11/08(火)
047位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 08日目 11/09(水)

(3) あの教室 [TypeA限定曲]
0-0-0-0-0 / 3-3-2 [0] (8/8日; 065位)
(日ごとの推移)
065位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
087位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 02日目 11/03(木)
103位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 03日目 11/04(金)
149位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 04日目 11/05(土)
173位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 05日目 11/06(日)
162位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 06日目 11/07(月)
112位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 07日目 11/08(火)
088位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 08日目 11/09(水)

(4) 君に贈る花がない [TypeD限定曲]
0-0-0-0-0 / 4-1-3 [0] (8/8日; 087位)
(日ごとの推移)
090位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
090位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 02日目 11/03(木)
110位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 03日目 11/04(金)
158位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 04日目 11/05(土)
195位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 05日目 11/06(日)
190位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 06日目 11/07(月)
100位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 07日目 11/08(火)
087位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 08日目 11/09(水)

(5) ブランコ [TypeB限定曲]
0-0-0-0-0 / 1-3-3 [1] (7/8日; 099位)
(日ごとの推移)
118位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 01日目 11/02(水)
117位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 02日目 11/03(木)
152位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 03日目 11/04(金)
200位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 04日目 11/05(土)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 05日目 11/06(日)
182位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 06日目 11/07(月)
115位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 07日目 11/08(火)
099位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 08日目 11/09(水)

(6) 2度目のキスから [TypeC限定曲]
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [4] (4/8日; 144位)
(日ごとの推移)
156位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 01日目 11/02(水)
158位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 02日目 11/03(木)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 03日目 11/04(金)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 04日目 11/05(土)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 05日目 11/06(日)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 06日目 11/07(月)
187位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 07日目 11/08(火)
144位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 08日目 11/09(水)

(7) 孤独な青空 [共通曲]
0-0-0-0-0 / 1-1-1 [5] (3/8日; 086位)
(日ごとの推移)
086位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 01日目 11/02(水)
107位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 02日目 11/03(木)
168位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 03日目 11/04(金)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 04日目 11/05(土)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 05日目 11/06(日)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 06日目 11/07(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 07日目 11/08(火)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 08日目 11/09(水)


表題曲「サヨナラの意味」のトップ10入りは、連続では7日で、昨年の秋曲「今、話したい誰かがいる」の連続9日には届きませんでした。

8日目に陥落したのは、星野源「恋」や映画『君の名は。』のRADWIMPSによる楽曲群が、依然として上位に留まる中、水曜は新規の配信開始が多く、今回、三代目 J Soul Brothers と人気アニメの曲が複数エントリーされ、これらが入ってきて、トップ10から押し出されたからだと思います。

もちろん、本格的に人気が出ていれば、既存曲と新規曲の都合でトップ10を譲ることはない筈で、「サヨナラの意味」に「ミリオンセラー」の貫禄は感じられません。


カップリング曲で、もっとも成績が良いのは、「ないものねだり」ですが、CDが発売される11月9日(水)と8日(火)に、順位が大きくジャンプアップしている。

この現象は、他の曲でも起こっていて、「あの教室」88位、「君に贈る花がない」87位、「ブランコ」99位という9日(水)の順位から、その理由が推測出来ます。

つまり、自分が買ったCDに収録されていない曲を、iTunes Store でダウンロードしようとする方の購買行動が、ランキングに反映されているのだと思います。


そう考えると、確かに、どの盤種を買っても入っている共通曲は、ダウンロードの成績に関しては不利でしょう。

しかし、多くのカップリング曲が、上述した「発売日効果」によって、200位以内にランクインする中、唯一、圏外に留まり続けているのは、いくら何でも悲し過ぎる。

共通曲は、表題曲と並んで、シングルのコンセプトやイメージを表現する看板曲の筈で、だからこそ、2曲が一緒に、すべての盤に収録されている。


ところが、現実には、たった3日で200位圏外に去ってしまった。

もし、乃木坂運営が、16枚目「サヨナラの意味」を「ミリオンセラー」と言いたいのであれば、共通曲「孤独な青空」にMVを作り、iTunes ランキングで存在感を示せるよなプロモーションを仕掛けて欲しい。

表題に次ぐ2番目曲が、トップソングの200位圏内に、3日しか留まれないのに、シングルは「ミリオンセラー」というのは、あまりに茶番感がキツ過ぎて、「ミリオン」の意義を問い直したくなる。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Oct〜Dec]

2016-11-08 19:00:00 | 芸能

// 乃木坂メンバーがレギュラー出演するテレビ・ラジオ番組

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 07Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]


// 注目されるテレビ・ラジオ・ネット番組と重要イベントの日程

# 上に載せたレギュラー出演のテレビ・ラジオ番組は、注目回を除いて、基本的には書き込んでいません。
# テレビ・ラジオ・ネット番組は、放送日時を緑色で示しています。
# 「個別握手会」はオレンジ色「全国握手会」は青色に色分けしています。

[BS][CS] スカパーでは、乃木坂関連番組がかなりの頻度で放送されているので、視聴可能な方は、以下のページをチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

====== 2016年10月 =====

10月01日(土) 15枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 15枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 23 : 00 〜 23 : 30 [地デ] 日本テレビ『おしゃれイズム』に、生駒里奈、白石麻衣、西野七瀬が出演

10月05日(水) 19 : 00 〜 [地デ] 日本テレビ『1億人の大質問!?笑ってコラえて!3時間SP』に、生田絵梨花が出演
10月07日(金) 23 : 15 〜 24 : 15 [地デ] KBC九州朝日放送『Rz EVERLASTING presents はじめてのスウィング〜まじめ中年、ジャズに酔う〜』に、伊藤万理華が出演。JAZZ好きアイドルとしてインタビューに答えるシーンがあるようです
10月08日(土) ファッションイベント『GirlsAward 2016 AUTUM/WINTER』in 国立代々木第一体育館に、乃木坂から生田絵梨花、伊藤万理華、北野日奈子、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、堀未央奈、松村沙友理の9人がモデルとして参加
10月08日(土) 18 : 30 〜 20 : 54 [地デ] テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?スペシャル』に、秋元真夏と高山一実が出演
10月08日(土) 23 : 25 〜 24 : 00 [地デ] NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』の「学校音楽SP」に、生田絵梨花が出演
10月09日(日) ファッションイベント 『takagi presents TGC KITAKYUSHU2016 BY TOKYO GIRLS COLLECTION』 in 西日本総合展示場新館に、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、松村沙友理がモデルとして出演。また、乃木坂46がゲストアーティストとして、ライブパフォーマンスを披露

10月10日(月) 25 : 29 〜 25 : 59 [地デ] 日本テレビ『NOGININGO!7』の初回放送。MCは、もちろんイジリー岡田

10月14日(金) 舞台『墓場、女子高生』の初日。脚本、福原充則、演出、丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)で、伊藤万理華、伊藤純奈、井上小百合、斉藤優里、新内眞衣、鈴木絢音、能條愛未、樋口日奈が出演。
=============================
[公演日程] 東京ドームシティ シアターGロッソ
10月14日(金) 01日目 第01公演(19:00)
10月15日(土) 02日目 第02公演(13:00)&第03公演(18:00)
10月16日(日) 03日目 第04公演(13:00)&第05公演(18:00)
10月17日(月) 04日目 第06公演(19:00)
10月18日(火) 05日目 第07公演(14:00)&第08公演(19:00)
10月19日(水) 06日目 第09公演(14:00)&第10公演(19:00)
10月20日(木) 07日目 第11公演(14:00)&第12公演(19:00)
10月21日(金) 08日目 第13公演(14:00)&第14公演(19:00)
10月22日(土) 09日目 第15公演(13:00)&第16最終公演(18:00)
=============================

10月15日(土) 24 : 05 〜 [地デ] NHK総合『着信御礼!ケータイ大喜利』に、ヒャダインと堀未央奈がゲスト出演
10月16日(日) 24 : 30 〜 [地デ] テレビ東京『乃木坂工事中』で、16th選抜メンバーの発表。続く『欅って、書けない?』では、3rd選抜の発表

10月17日(月)18(火)19(水) 22 : 00 〜 25 : 00 [AM] 文化放送 『レコメン!秋の乃木坂祭』。
10月19(水) 25 : 00 〜 [AM] ニッポン放送『乃木坂46のオールナイトニッポン』で、橋本奈々未が来年2月20日の24歳誕生日を目処にグループを「卒業」すると発表。同時に、センターを務める16枚目表題曲「サヨナラの意味」が初オンエア
10月21日(金) 19 : 00 〜 19 : 56 [地デ] 日本テレビ『沸騰ワード10』に、生駒里奈が出演
10月23日(日) 17 : 00 〜 17 : 25 [地デ] 日本テレビ『チカラウタ』に、生田絵梨花が出演。中村雅俊と山下真司を相手に、いくちゃんとHey! Say! JUMP有岡大貴が、「年齢差40歳以上の4人の音楽座談会」を展開
10月23日(日) 15枚目第3回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

10月24日(月) NHK総合の音楽番組『シブヤノオト』の公開収録 in NHKホール (19:00〜)。乃木坂46が出演
10月28日(金)〜30日(日) 日テレ HALLOWEEN LIVE 2016 in 国立代々木競技場第一体育館。乃木坂は1日目金曜、欅坂は2日目土曜に登場
10月28日(金) 26 : 20 〜 27 : 05 [地デ] 日本テレビ『東京暇人~TOKYO hi-IMAGINE~』に、秋元真夏と松村沙友理が出演
10月29日(土) 15枚目第4回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ
10月30日(日) 13 : 30 〜 14 : 00 [地デ] フジテレビ『KinKi Kidsのブンブブーン』に、生駒里奈、高山一実、西野七瀬が出演

10月31日(月) 19 : 00 〜 22 : 54 [地デ_生放送] TBS『ハロウィン音楽祭2016』。乃木坂は、黒柳徹子と安住紳一郎アナウンサーがMCを務める「ザ・ベストテン」コーナーに出演して、「サヨナラの意味」をテレビ初披露

====== 2016年11月 =====

11月01日(火) 20 : 00 〜 [Web] ニコニコ生放送『秋元真夏リスペクト軍団全員生出演~2度目のニコ生SP~』。「真夏さんリスペクト軍団」である秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛が出演し、16枚目収録「2度目のキスから」MVを初公開
11月02日(水) 11 : 55〜13 : 55 [地デ] 日本テレビ『ヒルナンデス!』に、生駒里奈が出演
11月02日(水) 18 : 55 〜 21 : 00 [地デ] テレビ東京『THEカラオケ★バトル 最強女子ボーカリストNo.1決定戦5』に、川村真洋が3度目の挑戦!
11月03日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』
11月04日(金) 20 : 00 〜 [地デ_生放送] テレビ朝日『MUSIC SATION』で、乃木坂46が「サヨナラの意味」を披露
11月04日(金) 26 : 50 〜 27 : 35 [地デ] 日本テレビ『東京暇人〜TOKYO hi-IMAGINE〜』に、秋元真夏と松村沙友理が出演
11月05日(土) 14 : 00 〜 15 : 00 文化放送『乃木坂の「の」』の公開収録が富士急ハイランドで行われ、16thアンダーメンバーが参加
11月05日(土) 04 : 15 〜 04 : 45 [地デ] TBS『開運音楽堂』に、衛藤美彩、中元日芽香が出演
11月05日(土) 18 : 56 〜 20 : 54 [地デ] テレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか!!』に、高山一実が出演
11月06日(日) 13 : 30 〜 14 : 00 [地デ] フジテレビ『KinKi Kidsのブンブブーン』に、生駒里奈、高山一実、西野七瀬が出演
11月06日(日) 17 : 00 〜 17 : 54 [地デ] NHK総合『シブヤノオト』で、乃木坂46が「サヨナラの意味」を披露
11月06日(日) 19 : 54 〜 21 : 48 [地デ] テレビ東京「日曜ビッグバラエティ『ふるさとプレゼン旅 ニッポン!そこどこ観光大使』」に、高山一実と、松村沙友理が出演
11月06日(日) 19 : 58 〜 20 : 54 [地デ] テレビ朝日『大改造!!劇的ビフォーアフター』に、生駒里奈が出演
11月06日(日) 15枚目第5回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなごや

11月07日(月)〜11日(金) 06 : 00 〜 06 : 15 [CS] MUSIC ON! TV『ZOOM UP!』に、月曜から金曜まで毎日、北野日奈子、中元日芽香、松村沙友理が出演
11月08日(火) 19 : 56 〜 20 : 54 [地デ] 日本テレビ『踊る!さんま御殿!!』に、秋元真夏が出演
11月08日(火) 24 : 55 〜 [地デ] メ~テレ『BOMBER-E』に、寺田蘭世が出演
11月09日(水) 乃木坂46の16枚目シングル発売
11月09日(水) 22 : 00 〜 25 : 00 [AM] 文化放送『レコメン』に、中元日芽香と堀未央奈が出演
11月09日(水) 24 : 00 〜 24 : 58 [AM] ニッポン放送『ミュ〜コミ+プラス』に、生駒里奈が出演
11月10日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』
11月11日(金) 26 : 20 〜 27 : 05 [地デ] 日本テレビ『東京暇人~TOKYO hi-IMAGINE~』に、秋元真夏、松村沙友理が出演
11月12日(土) 04 : 15 〜 04 : 45 [地デ] TBS『開運音楽堂』に、衛藤美彩、中元日芽香が出演
11月12日(土) 15枚目『裸足でSummer』発売記念スペシャルプレゼントのAコース「あなたの私物にサインしちゃいます!会」を都内某所で開催
11月12日(土) 23 : 15 〜 23 : 44 [BS] NHK BSプレミアム 『乃木坂46SHOW!』「サヨナラの意味」、「ブランコ」、「白米様」のスタジオライブと「かわいいメイド」のコントをオンエア。再放送は、翌13日(日)午前10時から
11月13日(日) 15枚目第6回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

11月14日(月) 22 : 00 〜 22 : 45 [FM] NHK-FM『AKB48の"私たちの物語"』に、秋元真夏、伊藤純奈、樋口日奈が出演

11月15日(火) 19 : 30 〜 20 : 15 [地デ] NHK総合『うたコン』に、乃木坂46が出演。番組公式サイトの予告に、「卒業ソング」と書かれているので、「サヨナラの意味」を披露する可能性あり

11月15日(火) 20 : 15 ~ 20 : 43 [地デ] NHK総合『サラメシ』の「シーズン6第21回」に、中元日芽香と堀未央奈が登場。二人のお昼ご飯が紹介されるようです

11月15日(火) 24 : 55~ [地デ] メ~テレ『BOMBER-E』。
11月17日(木) 18 : 55 〜 19 : 25 [地デ] NHK Eテレ『Rの法則』。乃木坂「文化祭」との噂あり。
11月17日(木) 19 : 00 〜 [地デ] 日本テレビ系『ベストヒット歌謡祭2106』に、乃木坂が出演
11月17日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

11月18日(金) 22 : 00 〜 22 : 45 [FM] NHK-FM『AKB48の"私たちの物語"』に、秋元真夏、伊藤純奈、樋口日奈が出演
11月19日(土) 19 : 56 〜 20 : 54 [地デ] 日本テレビ『世界一受けたい授業』に、生田絵梨花が出演
11月19日(土) 25 : 15 〜 26 : 10 [地デ] テレビ東京『世界に1つだけ!?ほっとけない疑問~なんでソコ気になるの?~』に、高山一実が出演
11月20日(日) 16枚目 生田絵梨花&橋本奈々未 個別握手会 in 東京・浜松町「シーバンスホール」

11月23日(水祝) 16枚目第1回全国握手会 in 千葉・幕張メッセ
11月23日(水祝) 12 : 15 〜 18 : 50 (前半) 19 : 20 〜 22 : 45 (後半) [FM] NHK-FM『今日は一日“ミュージカル”三昧』。ミュージカルの魅力を語り尽くす、10時間半生放送の番組に、生田絵梨花が出演
11月24日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

11月26日(土) 『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2016 in TOKYO』(会場 : 東京体育館)のZipperステージ(13:50〜)に、北野日奈子が登場

11月26日(土) 14 : 00 〜 15 : 00 [地デ] フジテレビ『日本のツッコミどころ〜芸人が作る観光名所ガイド〜』に、生駒里奈、高山一実、西野七瀬が出演

11月26日(土) 21 : 30 〜 [CS] 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』。10月28日(金)、29日(土)、30日(日)の3日間に渡り、国立代々木競技場第一体育館で開催された音楽イベントの模様を放送。乃木坂のステージもオンエアされると思われます

11月28日(月) 19 : 00 〜 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、高山一実が出演

11月29日(火)19 : 00 〜23 : 00 [地デ] 日本テレビ『ベストアーティスト2016』(会場 : 幕張メッセ)に、乃木坂と欅坂が出演

====== 2016年12月 =====

12月01日(木) 24 : 25 〜 [地デ] UHB北海道文化放送『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学‐夏の旅‐』

12月03日(土) 18 : 30 〜 20 : 54 [地デ] テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?SP』に、生駒里奈がゲストとして出演

12月03日(土) 22 : 00 〜[Web] AbemaTV『突撃出張占い!濱口兄弟』に、秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛が出演

12月03日(土) 24 : 05 〜 [地デ] NHK総合『着信御礼!ケータイ大喜利』に、衛藤美彩が単独で出演。元ロッテの捕手、里崎智也さんとの二人ゲスト

12月04日(日) 16枚目 橋本奈々未 個別握手会 in 東京・浅草橋「ヒューリックホール」

12月04日(日) 17 : 00 〜 17 : 55 [BS] BSフジ『FEEL THE KYUSHU ~九州魅力満載コンテンツ大公開~』に、衛藤美彩と川後陽菜が出演

12月05日(月) 19 : 00 〜 [地デ] TBS『第49回日本有線大賞』の「視聴者リクエストコーナー」に、乃木坂46が出演し「裸足でSummer」を披露。さらに、RDIO FISH の「PERFECT HUMAN」のパフォーマンスに、AKB48Gメンバーと共に一部参加

日本武道館におけるクリスマス特別イベント
12月06日(火) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 ~選抜単独公演~』。開演18:30
12月07日(水) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 ~アンダー単独公演~』。開演18:30
12月08日(木) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 ~選抜単独公演~』。開演18:30
12月09日(金) 『乃木坂46 Merry Xmas Show 2016 ~アンダー単独公演~』。開演18:30
12月10日(土) 『乃木坂46 3期生「お見立て会」』。開演14:00

12月07日(水) 19 : 00 〜 23 : 18 [地デ] フジテレビ『FNS歌謡祭』の「第1夜」 (会場 : グランドプリンスホテル新高輪「飛天」)に、乃木坂と欅坂が出演

12月09日(金) 24 : 08 〜 [BS] NHK BSプレミアム 『エヴァ噺』の「第拾参噺』に、松村沙友理が出演。毎回、さまざまなジャンルの著名人が登場して、「新世紀エヴァンゲリオン」の魅力について語るミニ番組だそうで、時間は短いながら、さゆりんのソロトークを楽しめるかも

12月10日(土) 16 : 00 〜 16 : 54 [地デ] TBS『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ』。乃木坂メンバーが、レストランの美味しい料理を食べまくる単発の1時間冠番組。乃木坂公式サイトに告知されている出演メンバーは、秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理

12月10日(土) 20 : 50 〜 23 : 06 [地デ] テレビ朝日『古舘トーキングヒストリー 〜忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況〜』に、秋元真夏が出演

12月12日(月) 19 : 00 〜 [地デ] テレビ朝日『しくじり先生3時間SP』に、生田絵梨花と高山一実が出演

12月14日(水) 19 : 00 〜 23 : 18 [地デ] フジテレビ『FNS歌謡祭』の「第2夜」 (会場 : お台場フジテレビ)に、乃木坂と欅坂が出演

12月14日(水) 25 : 00 〜 27 : 00 [AM] ニッポン放送『オールナイトニッポン』の乃木坂回。井上小百合、桜井玲香、中田花奈、西野七瀬、能條愛未、若月佑美が出演

12月16日(金)23 : 00 ~ 23 : 58 [地デ] フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』に、乃木坂が出演

12月17日(土) 16枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや

12月17日(土) アニメ映画『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』が全国ロードショー。エンディング主題歌「大嫌いなはずだった。」を、「HoneyWorks meets さゆりんご軍団 + 真夏さんリスペクト軍団 from 乃木坂46」が担当。この曲は12月07日(水)から配信限定で発売開始

12月18日(日) 16枚目第1回個別握手会 in 愛知・ポートメッセなご

 

12月21日(水) 「推しどこ?」第3弾DVD発売。乃木坂46冠番組「乃木坂って、どこ?」のメンバー別映像集で、衛藤美彩、松村沙友理、そして卒業した深川麻衣の「推しどこ?」3タイトルを新たにリリース。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、桜井玲香、橋本奈々未、堀未央奈、若月佑美の「推しどこ?」はすでに発売中
12月22日(木) 05 : 50 〜 08 : 00 [地デ] 日本テレビ『ZIP!』の「クリスマスSPライブ」2日目のアーティストとして乃木坂が生出演、「きっかけ」をスタジオで披露。生歌比率高し
12月22日(木) 26 : 15 〜 27 : 45 [地デ] フジテレビ『指原議長とアイドル国会』に、生駒里奈、白石麻衣、西野七瀬が出演

12月23日(金祝) 16 : 00 〜 19 : 00 [BS] BS スカパー! 『乃木坂 46 Merry Xmas Show 2016 12.9〜アンダー単独公演〜 独占完全放送』。アンダー単独の武道館クリスマスライブの模様を放送

12月23日(金祝) 19 : 00 〜 23 : 10 [地デ] テレビ朝日『ミュージックステーションスーパーライブ2016』

12月24日(土) 11 : 59 ~ 14 : 00 [地デ] TBSテレビ『王様のブランチ』に、生田絵梨花が出演

12月24日(土) 18 : 30 ~ 20 : 54 [地デ] テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?』に、秋元真夏と生駒里奈が出演

12月24日(土) 20 : 20 ~ 20 : 50 [地デ] NHK総合「バナナ♪ゼロミュージック『紅白スペシャル』」に、生駒里奈、高山一実、西野七瀬が出演

12月26日(月) 18 : 30 ~ 21 : 00 [地デ] TBSテレビ『TBS人気番組大集合 テレビ殿堂入り映像祭2016』に、秋元真夏と生駒里奈が出演

12月26日(月) 18 : 55 ~ 19 : 55 [地デ] NHK Eテレ『Rの法則 生放送 ニュースWEBティーンズSP2016』に、齋藤飛鳥、桜井玲香、高山一実が出演

12月29日(木) 24 : 30 ~ 25 : 30 [地デ] テレビ東京『乃木坂工事中SP 乃木坂46&欅坂46合同忘年会!』。乃木坂と欅坂が、初のバラエティ共演

12月31日(土) 19 : 15 〜 23 : 45 [地デ] NHK総合ほか『第67回NHK紅白歌合戦』に、乃木坂と欅坂が紅組の正規枠で出場。乃木坂は2年連続2回目、欅坂は初出場

12月31日(土) 23 : 45 〜 [地デ] TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2016 → 2017』に、乃木坂と欅坂が出演 


関連サイト

乃木坂公式サイトの「スケジュール」ページ


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