東国原知事の口から、「社会のモラルハザード」なんていう言葉が、出てくるとは思わなかった。あんたこそ、モラルがハザードし過ぎて、奥さんに愛想尽かされたんじゃないのか、って、突っ込みたくなる(笑)。
彼の考えによると、徴兵制によって、若者に、訓練や、規律正しい生活をさせ、モラルハザードを防ごうということらしい。もし、その方法で、道徳や倫理が身につくのであれば、軍隊や、警察は、一番、腐敗のない組織になるはずである。しかし、現実は逆である。洋の東西を問わず、これらの組織が、一番、腐敗しやすい。
原因の一つとして、上の言うことに、無条件に従う訓練を受けると、組織浄化が困難になる、という点が挙げられる。一度、上層部が腐り始めると、誰も、それを止められない。
いまの自衛隊が、まさにそうである。制服も背広も、幹部クラスが、強烈なモラルハザードに陥っている。こういった、腐った組織というのは、若者の倫理観育成用としては、あまりお薦め出来ない。
我々は、いま、守屋だ、宮崎だ、おねだり妻だと、「立派な大人たち」のモラルハザードを、嫌と言うほど見せつけられている。若者云々言う前に、大人の倫理観の欠如こそ、まず、問題にすべきである。
大人が、ちゃんとした社会を作れば、若者も、自ずと、まともに成長する。徴兵制の議論は、軍事力増強を目的とするなら、話の筋は通っているが、道徳教育のための徴兵制など、笑い種でしかない。そんな無意味な議論をする暇があるなら、東国原氏は、どうすれば、自分も含めた大人たちが、組織の中で、倫理観を持ち続けられるのか、その方法を考えて欲しい。
守屋氏も、入省した当初から、業者と癒着して良いと、思っていたわけではないだろう。なぜ、日本の社会は、出世と共に、倫理観を失っていくのか。あるいは、なぜ、倫理観を失う人間ほど、出世するのか。そこを明らかにする必要がある。若者のときの高邁な理想と強い倫理観を、なぜ失ってしまうのか。そこが、一番の論点であると思う。
東国原知事の「徴兵制発言」については、以下のサイトで、ニュースが読めます。
http://www.asahi.com/politics/update/1128/SEB200711280014.html
彼の考えによると、徴兵制によって、若者に、訓練や、規律正しい生活をさせ、モラルハザードを防ごうということらしい。もし、その方法で、道徳や倫理が身につくのであれば、軍隊や、警察は、一番、腐敗のない組織になるはずである。しかし、現実は逆である。洋の東西を問わず、これらの組織が、一番、腐敗しやすい。
原因の一つとして、上の言うことに、無条件に従う訓練を受けると、組織浄化が困難になる、という点が挙げられる。一度、上層部が腐り始めると、誰も、それを止められない。
いまの自衛隊が、まさにそうである。制服も背広も、幹部クラスが、強烈なモラルハザードに陥っている。こういった、腐った組織というのは、若者の倫理観育成用としては、あまりお薦め出来ない。
我々は、いま、守屋だ、宮崎だ、おねだり妻だと、「立派な大人たち」のモラルハザードを、嫌と言うほど見せつけられている。若者云々言う前に、大人の倫理観の欠如こそ、まず、問題にすべきである。
大人が、ちゃんとした社会を作れば、若者も、自ずと、まともに成長する。徴兵制の議論は、軍事力増強を目的とするなら、話の筋は通っているが、道徳教育のための徴兵制など、笑い種でしかない。そんな無意味な議論をする暇があるなら、東国原氏は、どうすれば、自分も含めた大人たちが、組織の中で、倫理観を持ち続けられるのか、その方法を考えて欲しい。
守屋氏も、入省した当初から、業者と癒着して良いと、思っていたわけではないだろう。なぜ、日本の社会は、出世と共に、倫理観を失っていくのか。あるいは、なぜ、倫理観を失う人間ほど、出世するのか。そこを明らかにする必要がある。若者のときの高邁な理想と強い倫理観を、なぜ失ってしまうのか。そこが、一番の論点であると思う。
東国原知事の「徴兵制発言」については、以下のサイトで、ニュースが読めます。
http://www.asahi.com/politics/update/1128/SEB200711280014.html