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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

舞台で煌めく生駒里奈の才能、配信と有線で乃木坂を凌駕する欅坂、苦戦するAKB48の楽曲人気 [29Sep16]

2016-09-29 05:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

桜井若月W主演の舞台がスタート!!
09月29日(木) 舞台『嫌われ松子の一生』の初日。桜井玲香が「赤い熱情篇」、若月佑美が「黒い孤独篇」に、Wキャストで主演。
「*」の付いた公演が、桜井玲香の担当回で、それ以外は、若月佑美の回
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[公演日程] 品川プリンスホテル クラブeX
09月29日(木) 01日目 第01公演(19:00)
09月30日(金) 02日目 第02公演(19:00)*
10月01日(土) 03日目 第03公演(13:00)&第04公演(18:00)*
10月02日(日) 04日目 休演日
10月03日(月) 05日目 第05公演(19:00)*
10月04日(火) 06日目 第06公演(14:00)&第07公演(19:00)
10月05日(水) 07日目 第08公演(14:00)*&第09公演(19:00)
10月06日(木) 08日目 第10公演(14:00)*&第11公演(19:00)*
10月07日(金) 09日目 第12公演(19:00)
10月08日(土) 10日目 第13公演(13:00)&第14公演(18:00)*
10月09日(日) 11日目 第15公演(13:00)*&第16公演(18:00)
10月10日(月祝) 12日目 第17公演(13:00)&第18最終公演*(18:00)*
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09月30日(金)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第3回最終公演 in 京都・京都パルスプラザ。上演時間は、18:00〜20:00前後を予定。
09月30日(金) 「NOGIBINGO!6のBlu-ray&DVD-BOXが発売。抽選応募の特典あり。

10月01日(土) 15枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 15枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

10月02日(日) 23 : 00 〜 23 : 30 [地デ] 日本テレビ『おしゃれイズム』に、生駒里奈、白石麻衣、西野七瀬が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



生駒里奈は、火曜日に、「自分の声を認めてやろうと思ったの。」というタイトルのブログを更新して、舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に出演した感想を述べていますが、演技と歌唱について、ワンランク上を目指してチャレンジし続けた、充実した日々だったことが、しみじみ伝わってきます。

複数回観劇した人で、「公演が進むにつれて、生駒ちゃんの歌が上手くなっている!」とコメントされている方が、少なくなかったので、毎日、指導を受けているのだろうとは思っていました。

ブログの中に、

本番始まって、
休演日開けから毎日歌を見てもらっていました!
発声からやって、
お芝居をどう歌にのせるかなどなど、

お陰様で!
なんとかいこまちゃんでも歌を歌えるようになりました(´;ω;`)
ありがとうございました!
でも、これからも歌教えて下さいませ〜!!


(生駒里奈の2016/09/27_18:30ブログ)
# 空白行の入れ方をオリジナルから変更しています

と書かれていて、やはり、きめ細かいチェックをして貰っていたことが分かります。


グループで活動する乃木坂を離れ、プロの役者だらけの舞台に一人で飛び込み、一つの役を何日にも渡って演じ続けることは、段違いにスキルとメンタルを成長させるのだと思います。

とくに、歌唱は、上手い共演者が、基礎を教えてくれたり、刺激となったりする場合が多いようで、2014年秋に上演されたスーパーエキセントリックシアターの『Mr. カミナリ』でも、Wキャストでヒロインを演じた衛藤美彩と桜井玲香が、その後、音楽番組などのステージで、明らかにレベルアップした歌唱力を見せるようになっています。

さらに、桜井さんは、2015年秋の『リボンの騎士』において、母親であるヘル夫人を演じた女優さんから、多大な影響を受け、歌唱力をぐいぐい伸ばしたことが、手に取るように分かりました。

もちろん、2014年秋のミュージカル『虹のプレリュード』に続く主役抜擢となった、サファイア役の生田絵梨花は、前回の舞台より、さらに声量をアップしていて、低音域に伸びと力強さが出ていた。

 

『リボンの騎士』は、私も観に行ったんですが、ヘル役の方は、出演者の中でも、桁違いに歌が素晴らしかったので、登場する度、多分、特別に招待されたオペラ歌手かなんかだろうと思っていました。

ところが、舞台が終わり、パンフレットを読んで初めて、元歌のお姉さんで、バラエティに時々出ている「はいだしょうこ」さんだと知り、目が点になるほどびっくりしました(笑)。

これほどハイレベルな歌唱力を持った人と、何日にも渡って、楽屋で机を並べ、舞台で共演して、デュエットをこなしていれば、歌が上手くならないわけがない。

 

自分より遥かに歌の上手い共演者に混じって、歌をうたい、ミュージカルのレベルを落とさず、お客さんを満足させなければならない状況は、大変なプレッシャーの筈で、そういった困難に直面し、なんとか乗り越えようともがくことが、急速なスキルの向上につながるのだと思います。

生駒里奈は、同じブログに、

私にとって、
こち亀は高い高い超えられない難しい山でした!!
富士山よりも遥かに険しい道のりです!!

お芝居もですが、
1番の課題は
歌でした!!

アイドルとして活動していて、
一応ソロ曲もありますが、
私って
ちゃんと歌えていなかったんだなって思いました。


(生駒里奈の2016/09/27_18:30ブログ)

と記していて、大きな壁にぶつかることが、成長の原動力になったことが窺えます。

まあ、何枚もシングルを出している歌手なのに、しかも、ソロ曲があって、何回もライブで披露しているのに、「歌えていなかった」という点にこそ、乃木坂が抱える深刻な問題があるわけですが(笑)、何はともあれ、舞台を通して「歌を歌えるように」なったのだとすれば、生駒ちゃんにとってだけでなく、グループにとっても、喜ばしいことで、今後の音楽ステージにどう生かされるのか、楽しみです。

星野みなみにも、ミュージカルの仕事、なんとか回ってこないかな(笑)。

生駒ちゃんと同じく、声質は非常に魅力的なので、発声法を習得して、声量をアップすれば、抜群のアピールポイントになるんだけど。


それにしても、生駒里奈は、芝居の方面で、結果を残し続けてますね。

『すべての犬は天国へ行く』で、生駒ちゃんのメリィ役を初めて観たとき、演技センスが抜群で、びっくりしたのを覚えています。

可愛さと無邪気さと残忍さが同居する難しい役を、見事に表現し切っていた。

役を自分の側に引き寄せると言った感じで、「生駒里奈」の中から、「メリィ」に合うパーツを取り出し、ある部分は誇張し、ある部分は抑え気味にして、絶妙の組み合わせで、「生駒メリィ」を生み出している。


メリィは、たまたま生駒ちゃんによく合った役だったので、上手く演じられたという声があったけど、個人的には、役の本質を抽出して、自分の中で再構築するセンスが桁外れという印象で、これだけのセンスがあれば、おそらく、どんな役でも「ものにする」んじゃないかと、思っていました。

そして、今回の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でも、謎の少女「サキ」は、評判が良かったようで、やはり、生駒ちゃんにピッタリの役だったという声が挙がっています。

おそらく、どんな役を任されても、「生駒メリィ」や「生駒サキ」と同じく、「生駒何々」を生み出し、ピッタリの役だったという評価を得る気がします。


あまり、指摘されないけど、乃木坂で映画の主演を、2作連続で務めたのは、生駒里奈だけです。

映画は、大きなお金が動く作品なので、1作目の『コープスパーティ』の評判が良くなければ、続編はないだろうし、主演の「続投」も行われないでしょう。

役と空間の本質を的確に掴み取り、それに合ったオリジナルな演技を編み出していく、類い稀な才能が、彼女にはあるのだと思います。


生駒ちゃんは、普段、ああいった感じなので(笑)、そこに想像を越えた才能が潜んでいることに、気づきにくいかもしれません。

しかし、映画や舞台における活躍を見ていると、乃木坂1期オーディションで、4万人の中から選ばれ、唯一人、連続5シングルに渡ってセンターを任されたことの凄さが、しみじみと伝わってきます。

「48&46ドリームチーム」のセンターに抜擢され、「サイレントマジョリティー」のステージが大反響を呼んだのも、決して、偶然ではなく、たまたま、そのイメージが彼女に合っていたからでもない。

生駒里奈の持っている才能、とりわけ表現力に関わる部分は、普段の「ポンコツ感」とは裏腹に(笑)、桁違いのレベルということです。


さて、前回記事で紹介したように、乃木坂「裸足でSummer」のYouTube公開MVは、4日後に公開がスタートした、欅坂「世界には愛しかない」MVに、累計再生回数で追い上げられ、今週始め、ついに抜かれてしまいました。

再生数の上昇速度を比べると、ごく初期に、リードを許したものの、すぐに「裸足で」が「世界には」を上回り、しばらく優位が続きますが、やがて逆転され、結局、累計再生数まで追い越されてしまう。

実は、これと似た現象が、iTunes Store トップソングでも、起こりつつあります。

トップソングの順位を、MV再生数の上昇速度に準えるならば、総ダウンロード数は、累計再生数に相当する。

そして、iTunes ランキングの推移を眺めると、ごく初期に、リードを許したものの、すぐに「裸足で」が「世界には」を上回り、しばらく上位が続きますが、・・・・。

そうなんです、最近、「裸足でSummer」の順位は、「世界には愛しかない」に逆転されそうになっています。

もし、MVの再生数上昇スピードと同様に、順位を逆転され、そのまま進むと、やがてはダウンロード総数まで追い越されてしまう危険がある。


iTunes Store トップソングにおいて、何が起こっているのか、配信開始からの経過時間を揃えて、順位を比べてみましょう。

(表1) iTunes Store トップソングにおける、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」の配信1週目から6週目までの週ごとの順位帯分布と日ごとの順位変化

凡例
配信開始からの経過週数
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 対象となった期間

============================

順位 * 順位 : 配信開始からの経過日数


# 青色は「裸足でSummer」オレンジ色は「世界には愛しかない」の順位帯表あるいは順位
# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

#「経過週数」は、週始めである月曜から、週終わりである日曜までの7日間を1週間とし、発売日を含む週を「01週目」として数えている
# 両曲とも、配信1日目が水曜なので、01週目は、1日目から5日目までの5日間で、02週目から7日間になる
# 日ごとの変化では、同じ経過日数の順位を並べているが、配信開始がともに水曜なので、日数が同じであれば、曜日が同じになる
#「←」は、「世界」が「裸足」より上位にある日を示している

01週目
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/20(水)24(日)
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/10(水)14(日)
============================
010位004位 : 01日目(水) ←
008位005位 : 02日目(木) ←
010位005位 : 03日目(金) ←
010位005位 : 04日目(土) ←
015位005位 : 05日目(日) ←

02週目
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/25(月)31(日)
1-2-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)
============================
011位010位 : 06日目(月) ←
011位015位 : 07日目(火)
012位019位 : 08日目(水)
013位025位 : 09日目(木)
013位023位 : 10日目(金)
010位025位 : 11日目(土)
011位027位 : 12日目(日)

03週目
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 08/01(月)07(日)
0-0-0-1-1 / 5-0-0 [0] : 08/22(月)28(日)

04週目
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] : 08/08(月)14(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/29(月)04(日)

05週目
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08/15(月)21(日)
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] : 09/05(月)11(日)

06週目
0-0-0-0-0 / 2-5-0 [0] : 08/22(月)28(日)
0-0-0-0-0 / 1-6-0 [0] : 09/12(月)18(日)
============================
068位126位 : 34日目(月)
099位128位 : 35日目(火)
112位118位 : 36日目(水)
111位121位 : 37日目(木)
124位141位 : 38日目(金)
110位127位 : 39日目(土)
101位098位 : 40日目(日) ←


公開1週目は、「世界には愛しかない」が、「裸足でSummer」を毎日上回り、2週目の月曜まで続きます。

しかし、7日目以降は、「裸足で」が「世界には」より上位にランクインし、週ごと順位帯分布の比較に表れているように、その優勢は、2週目、3週目、4週目、5週目まで続きます。


ところが、6週目の順位帯分布は、それまでに見られたような、両者を隔てる明確な違いがなくなっている。


実際、その週の土曜、配信40日目に、「世界には」が「裸足で」を34日ぶりに上回る、順位の逆転が起こっています。

「世界には」の順位下降速度が、やや鈍くなって、「裸足で」の順位に近づいている。

そして、7週目以降、この傾向はさらに強まっていきます。

(表2) iTunes Store トップソングにおける、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」の配信7週目以降の週ごとの順位帯分布と日ごとの順位変化

凡例
配信開始からの経過週数
A-B-C-D-E / F-G-H [Z]
============================
順位順位 : 配信開始からの経過日数

# 青色は「裸足でSummer」オレンジ色は「世界には愛しかない」の順位帯表あるいは順位
# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

# 表記法は(表1)と同じ
# 両曲とも、7週目から、「裸足でSummer」は11週目火曜、「世界には愛しかない」は8週目火曜に相当する、2016年9月27(火)までの最新データを載せている
#「←」は、「世界」が「裸足」より上位にある日を示している
#「200外」は、200位圏外

07週目
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] : 08/29(月)04(日)
0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0] : 09/19(月)25(日)
============================
088位119位 : 41日目(月)
088位113位 : 42日目(火)
098位149位 : 43日目(水)
102位148位 : 44日目(木)
124位159位 : 45日目(金)
105位103位 : 46日目(土) ←
102位109位 : 47日目(日)

08週目
0-0-0-0-0 / 1-5-1 [0] : 09/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [0] : 09/26(月)27(火)
============================
100位080位 : 48日目(月) ←
117位112位 : 49日目(火) ←
135位 : 50日目(水)
137位 : 51日目(木)
150位 : 52日目(金)
152位 : 53日目(土)
134位 : 54日目(日)

09週目
0-0-0-0-0 / 0-1-4 [2] : 09/12(月)18(日)
============================
137位 : 55日目(月)
169位 : 56日目(火)
187位 : 57日目(水)
189位 : 58日目(木)
200外 : 59日目(金)
200外 : 60日目(土)
156位 : 61日目(日)

10週目
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 09/19(月)25(日)

11週目
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [0] : 09/26(月)27(火)


7週目の中盤である、水曜、木曜、金曜に、「世界には」が一時、順位を崩したので、順位帯表では、「裸足で」が優勢に見えます。

しかし、週の終盤、両者の順位は接近し、46日目土曜には、再び、欅坂が乃木坂より上位にランクイン。


さらに、8週目に入ると、月曜、火曜と連続で「世界には」が「裸足で」を上回ることになる。

4日中3日、欅坂が乃木坂を越えたわけで、7日目以降、後者が前者より常に優勢だった、これまでの経緯を考えると、「裸足で」は「世界には」に、いよいよ肉迫されてきた感がある。

しかも、「裸足でSummer」にとって厳しいのは、次の9週目に、初めて200位圏外を喫することになり、10週目、11週目は、圏内に入ったり出たりすることになる。

つまり、9週目から、順位の急降下時期に入るわけで、「世界には愛しかいない」が、堅調な推移をしばらく維持すると、欅坂の優位が、明確化していきます。


序盤の優勢を、後になって崩されるのは、MVの再生数で見られたことですが、同じような現象が、iTunes Store ランキングでも起こりつつある。

考えてみれば、MVの再生数と配信の成績は、連動していることが多いので、不思議なことではないのかもしれません。

ただ、「スルメ曲」が褒め言葉であるように、後々になっても、じわじわ売れ続けることが、本当の楽曲人気を表しているのだとすれば、8週目以降、「世界には愛しかない」が「裸足でSummer」を上回るかどうかは、大きな注目点と言えます。

今後、「世界には」が、しぶとく200位以内に留まり続け、MVと同様、「裸足で」との順位差が、徐々に拡大していくなら、最終的なダウンロード総数でも、欅坂2枚目表題曲が、乃木坂15枚目のそれを越えてしまう可能性がある。

今週は、その行方を占う分岐点だと言えるでしょう。


乃木坂欅坂とAKB48Gの楽曲について、最新の順位帯分布を、以下にまとめておきます。

(表3) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂欅坂とAKB48Gが最近リリースした楽曲の順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信開始から2016年9月27日(火)までの経過日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「曲名」に続く(A)はTypeA、(B)はTypeBに収録された楽曲を意味する
# 同一曲が、複数の配信源からダウンロード可能な場合は、もっともランクイン日数の長いものを選んで載せている。以下に載せた曲に関しては、そのType収録曲が、最高順位でも一番の成績を示している

乃木坂46
05-09-05-04-03 / 13-16-08 [007] (063/070日; 08位) (15th) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [138] (051/189日; 05位) (14th) ハルジオンが咲く頃
00-00-01-03-03 / 21-22-17 [059] (067/126日; 26位) (2ndAb) きっかけ

欅坂46
06-02-04-01-01 / 17-17-01 [000] (049/049日; 03位) (2nd) 世界には愛しかない
31-15-20-22-27 / 59-01-00 [000] (175/175日; 01位) (1st) サイレントマジョリティー

AKB48
02-03-01-01-02 / 05-06-02 [006] (022/028日; 07位) LOVE TRIP (A)
00-00-00-00-00 / 02-01-01 [024] (004/028日; 51位) しあわせを分けなさい (A)
00-00-01-02-01 / 02-03-04 [015] (013/028日; 24位) 光と影の日々 (A)

NMB48、SKE48、HKT48
00-00-00-01-02 / 05-08-03 [044] (019/063日; 36位) 僕はいない (A)
00-00-00-01-00 / 03-02-07 [030] (013/043日; 40位) 金の愛、銀の愛 (A)
00-00-01-01-00 / 03-03-06 [007] (014/021日; 29位) 最高かよ (B)


「裸足でSummer」は、「ハルジオンが咲く頃」より、ランクイン日数が12日、長くなっています。

ただ、最高順位は8位で、前作の5位から下がっている。

順位は相対的なもので、例えば、RADWIMPSが歌う、アニメ映画『君の名は。』関連曲が、1ヶ月に渡って、トップ3をほぼ独占している現在のような状況だと、最高順位が前作より低くなるのはやむを得ません。

しかし、乃木坂の場合、10枚目「何度目の青空か?」と11枚目「命は美しい」がトップ3に入り、13枚目「今、話したい誰かがいる」は4位、14枚目「ハルジオンが咲く頃」が5位と、最高順位が下がり続ける中での、15枚目「裸足でSummer」8位なので、やや心配になるデータです。


結局、15枚目表題曲の iTunes ランキングは、最高順位で前作を下回ったものの、ランクイン日数で前作を上回ったことになります。

15枚目のオリコン売り上げが、初動で前作割れ、累計で前作越えだったのと似ています(笑)。

CDセールスと有料配信、どちらも「ほぼ前作並」といのが、15枚目に対する妥当な見方かもしれません。

2ndアルバム「それぞれの椅子」のリード曲「きっかけ」は、最高順位こそ26位ですが、67日間ランクインしており、現在、200位以内に入ったり出たりしている「裸足でSummer」が、これを越えるかどうかは、微妙なところです。


次に、「サイレントマジョリティー」は、トップ10に31日もランクインし、その後、現在に至っても、200位以内、というより、ほとんど100位以内に留まり続けています。

100位を割り込んだのは、たった1日だけですから。

配信開始が4月6日(水)だったので、10月6日(水)で、ちょうど半年間の200位圏内連続ランクインとなります。

現在の順位が、51位なので、難なく達成出来るでしょう。

欅坂は、こういったデビュー曲のヒットに加えて、2枚目表題曲「世界には愛しかない」も、最近、底堅さが見られるようになり、新人アイドルとしては、滅多にないほど好調な楽曲セールスを展開しています。


欅坂が快進撃を見せる一方、深刻なのは、AKB48G、とくに「本店」であるAKB48の配信成績です。

45枚目表題曲「LOVE TRIP」が、最高7位の22日ランクイン、もう一つの表題曲「しあわせを分けなさい」は、最高51位の4日、共通カップリング曲「光と影の日々」は、最高24位の13日。

「総選挙」選抜が担当する話題性の高いシングルで、しかも、ドラマ『時をかける少女』の主題歌、『ゼクシィ』のCMソング、スポーツ番組『熱闘甲子園』のテーマソングと、それぞれに分厚いタイアップが付けられたことを考えると、極めて厳しい数字と言わざるを得ません。


iTunes ランキングでは、「裸足でSummer」が、「世界には愛しかない」と、ギリギリの攻防を繰り広げている最中ですが、有線ランキングでは、どちらが優勢か、はっきりしています。

(表4) 有線ランキングのJPOPトップ50における、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」の順位推移

凡例
曲名
これまでの総ランクイン回数(週数) 最高順位 A-B-C-D-E [最初の登場はCD発売から何週目か/最新ランキングはCD発売から何週目か]
============================
順位 A-B-C-D-E [Z] その時点でのランクイン回数 : CD発売からの経過週 有線ランキングの日付 集計期間

# 上記 A〜H は、それぞれ次の順位帯を表し、そこにランクインしている場合は「1」、していない場合は「0」を記している。A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、Z(50位圏外)
# 有線ランキングの1週間は、土曜から始まって金曜に終わる7日
# ランキングが発表されない週があり、その時は、2週分をまとめた結果が次回に示される
# 初登場した週から、最新の9月23日付までのデータを載せている

裸足でSummer
07回(08週) 09位 3-3-0-0-1 [01週目/08週目]
============================
49位 0-0-0-0-1 [0] 01回 : 01週目 08/05付 07/23(土)29(金)
13位 0-1-0-0-0 [0] 02回 : 2&3週目 08/19付 07/30(土)12(金)
11位 0-1-0-0-0 [0] 03回 : 04週目 08/26付 08/13(土)19(金)
10位 1-0-0-0-0 [0] 04回 : 05週目 09/02付 08/20(土)26(金)
09位 1-0-0-0-0 [0] 05回 : 06週目 09/09付 08/27(土)02(金)
10位 1-0-0-0-0 [0] 06回 : 07週目 09/16付 09/03(土)09(金)
17位 0-1-0-0-0 [0] 07回 : 08週目 09/23付 09/10(土)16(金)

世界には愛しかない
06回(07週) 02位 5-1-0-0-0 [1&2週目/07週目]
============================
20位 0-1-0-0-0 [0] 01回 : 1&2週目 08/19付 07/30(土)12(金)
07位 1-0-0-0-0 [0] 02回 : 03週目 08/26付 08/13(土)19(金)
02位 1-0-0-0-0 [0] 03回 : 04週目 09/02付 08/20(土)26(金)
05位 1-0-0-0-0 [0] 04回 : 05週目 09/09付 08/27(土)02(金)
04位 1-0-0-0-0 [0] 05回 : 06週目 09/16付 09/03(土)09(金)
05位 1-0-0-0-0 [0] 06回 : 07週目 09/23付 09/10(土)16(金)


「裸足でSummer」は、最高9位の現在まで7回8週のトップ50入りで、一方、「世界には愛しかない」は、最高2位の6回7週ランクイン。

週ごとの順位帯変化を見ても、欅坂が乃木坂より、高い人気を得ていることが分かります。

ん〜、やはり、欅坂の楽曲人気には、相当なものがあるという印象を受けます。


では、それぞれの前作である「ハルジオンが咲く頃」と「サイレントマジョリティー」は、どうのような成績だったのでしょう?

(表5) 有線ランキングのJPOPトップ50における、「ハルジオンが咲く頃」と「サイレントマジョリティー」の順位推移

凡例
曲名
これまでの総ランクイン回数(週数) 最高順位 A-B-C-D-E [最初の登場はCD発売から何週目か/最新ランキングはCD発売から何週目か]
============================
順位 A-B-C-D-E [Z] その時点でのランクイン回数 : CD発売からの経過週 有線ランキングの日付 集計期間

# 表記法は(表4)と同じ
#「50外」は、50位圏外

ハルジオンが咲く頃
12回(13週) 06位 2-5-1-2-2 [01週目/26週目]
============================
48位 0-0-0-0-1 [0] 01回 : 01週目 04/01付 03/19(土)25(金)
26位 0-0-1-0-0 [0] 02回 : 02週目 04/08付 03/26(土)01(金)
06位 1-0-0-0-0 [0] 03回 : 03週目 04/15付 04/02(土)08(金)
10位 1-0-0-0-0 [0] 04回 : 04週目 04/22付 04/09(土)15(金)
13位 0-1-0-0-0 [0] 05回 : 05週目 04/29付 04/16(土)22(金)
13位 0-1-0-0-0 [0] 06回 : 6&7週目 05/13付 04/23(土)06(金)
12位 0-1-0-0-0 [0] 07回 : 08週目 05/20付 05/07(土)13(金)
13位 0-1-0-0-0 [0] 08回 : 09週目 05/27付 05/14(土)20(金)
19位 0-1-0-0-0 [0] 09回 : 10週目 06/03付 05/21(土)27(金)
32位 0-0-0-1-0 [0] 10回 : 11週目 06/10付 05/28(土)03(金)
40位 0-0-0-1-0 [0] 11回 : 12週目 06/17付 06/04(土)10(金)
48位 0-0-0-0-1 [0] 12回 : 13週目 06/24付 06/11(土)17(金)
50外 0-0-0-0-0 [1] 12回 : 14週目 07/01付 06/18(土)24(金)
・・・・・・・・・・・・・・・
50外 0-0-0-0-0 [1] 12回 : 26週目 09/23付 09/10(土)16(金)

サイレントマジョリティー
12回(13週) 02位 5-2-3-1-1 [01週目/24週目]
============================
24位 0-0-1-0-0 [0] 01回 : 01週目 04/15付 04/02(土)08(金)
02位 1-0-0-0-0 [0] 02回 : 02週目 04/22付 04/09(土)15(金)
05位 1-0-0-0-0 [0] 03回 : 03週目 04/29付 04/16(土)22(金)
06位 1-0-0-0-0 [0] 04回 : 4&5週目 05/13付 04/23(土)06(金)
08位 1-0-0-0-0 [0] 05回 : 06週目 05/20付 05/07(土)13(金)
10位 1-0-0-0-0 [0] 06回 : 07週目 05/27付 05/14(土)20(金)
15位 0-1-0-0-0 [0] 07回 : 08週目 06/03付 05/21(土)27(金)
19位 0-1-0-0-0 [0] 08回 : 09週目 06/10付 05/28(土)03(金)
23位 0-0-1-0-0 [0] 09回 : 10週目 06/17付 06/04(土)10(金)
24位 0-0-1-0-0 [0] 10回 : 11週目 06/24付 06/11(土)17(金)
32位 0-0-0-1-0 [0] 11回 : 12週目 07/01付 06/18(土)24(金)
42位 0-0-0-0-1 [0] 12回 : 13週目 07/08付 06/25(土)01(金)
50外 0-0-0-0-0 [1] 12回 : 14週目 07/15付 07/02(土)08(金)
・・・・・・・・・・・・・・・
50外 0-0-0-0-0 [1] 12回 : 24週目 09/23付 09/10(土)16(金)


「ハルジオンが咲く頃」は、最高6位の12回13週のトップ50入りです。

「裸足でSummer」と、週ごとの順位変化を比べると、8週目までは、ほぼ互角という感じでしょうか。

ただ、有線でも、最高順位が6位から8位へ下がっていて、まあ、ゆったりしたバラード系の方が流しやすいのかもしれず、「下落」と見るべきではないとも思いますが、配信での連続下落を念頭に置いて眺めると、気になる数字ではあります。


「サイレントマジョリティー」は、さぞかし、上位連発の凄まじい順位が並んでいるのかと思いきや、最高2位の12回13週ランクインで、週ごとの変化を見る限り、ベスト5滞在を4週続けている「世界には愛しかない」の方が、より人気が高いと言っていい。

もちろん、新人アイドルのデビュー曲としては、破格に良い数字ですが、有料配信における、凄まじい快進撃を考えると、控えめな印象を受けてしまいます。

あるいは、有線は、レストランや居酒屋など、公共の場で、不特定多数の人に向けて流すことが多いので、実績のない新人グループの曲は採用されずらいなど、やや保守的なチョイスに傾くのかもしれません。

「サイレントマジョリティー」が間違いなくヒット曲であるという、一般的な評価が固まると、そのグループの2曲目以降は、選ばれやすくなって、「世界には愛しかない」へのリクエストが増えるという推察は、考え過ぎでしょうか(笑)。

とは言っても、「サイレントマジョリティー」も、素晴らしい成績なわけで、欅坂、実は、有線が強いんですね。


最後に、AKB48Gの曲に関する、有線ランキングを載せておきます。

(表6) 有線ランキングのJPOPトップ50における、AKB48Gの最新曲の順位推移

凡例
曲名
これまでの総ランクイン回数(週数) 最高順位 A-B-C-D-E [最初の登場はCD発売から何週目か/最新ランキングはCD発売から何週目か]

# 表記法は(表4)と同じ

AKB48
13回(14週) 02位 5-2-3-1-2 [02週目/28週目] (43rd) 君はメロディー
05回(05週) 38位 0-0-0-3-2 [01週目/16週目] (44th) 翼はいらない
01回(01週) 47位 0-0-0-0-1 [02週目/03週目] (45th) LOVE TRIP

NMB48、SKE48、HKT48
05回(06週) 18位 0-1-3-1-0 [1&2週目/07週目] 僕はいない
02回(02週) 28位 0-0-1-1-0 [04週目/05週目] 金の愛、銀の愛
01回(01週) 15位 0-1-0-0-0 [02週目/02週目] 最高かよ


AKB48の「LOVE TRIP」は、発売2週目に相当する09/16付で、47位に初登場して、「これから上がっていくんだな」と予想していたんですが、次の週である09/23付では、トップ50に名前がなかった。

このまま再登場がなければ、最高47位の1回1週という、驚くべき成績が確定してしまいます。

しかし、43枚目「君はメロディー」、44枚目「翼はいらない」、そして45枚目「LOVE TRIP」と、表題曲の有線成績は、最高順位、ランクイン回数、順位帯変化とも、キレイに下降し続けており、45枚目がこのまま終わってしまっても、おかしくない雰囲気が漂っている。

表題2曲と共通カップリング1曲の計3曲を、同時にプロモーションしたため、注目度が分散してしまった、戦略上の問題はあるかもしれません。

ただ、そうは言っても、シングルを出せば、表題曲が必ず総合5位以内には入っていたAKB48ですから、2作続けての大幅な失速となると、グループの楽曲人気が、極めて深刻なレベルにまで落ち込んでいる可能性があります。

上述したように、45枚目の収録曲は、iTunes ランキングでも、厳しい数字が出ていて、オリコンの連続ミリオン記録は続いていますが、グループの新曲に対する期待感は、いよいよ危険水域に入りつつあるのかもしれません。


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乃木坂16枚目初動は過去最も厳しい条件に、なぜ「裸足」MVは欅坂「世界」に抜かれたのか [27Sep16]

2016-09-27 07:15:00 | 芸能

(訂正)
初稿において、16枚目個別握手会と重なる生田絵梨花の出演舞台を、間違って、初日の1公演のみと書いていました。正しくは、3日間4公演です。大変に失礼しました。お詫びして訂正致します。

 

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント


09月27日(火) 西野七瀬の2ndソロ写真集『風を着替えて』が、集英社から発売。マルタ共和国とイタリアを舞台に、川島小鳥氏が撮影

桜井若月W主演の舞台がスタート!!
09月29日(木) 舞台『嫌われ松子の一生』の初日。桜井玲香が「赤い熱情篇」、若月佑美が「黒い孤独篇」に、Wキャストで主演。
「*」の付いた公演が、桜井玲香の担当回で、それ以外は、若月佑美の回
=============================
[公演日程] 品川プリンスホテル クラブeX
09月29日(木) 01日目 第01公演(19:00)
09月30日(金) 02日目 第02公演(19:00)*
10月01日(土) 03日目 第03公演(13:00)&第04公演(18:00)*
10月02日(日) 04日目 休演日
10月03日(月) 05日目 第05公演(19:00)*
10月04日(火) 06日目 第06公演(14:00)&第07公演(19:00)
10月05日(水) 07日目 第08公演(14:00)*&第09公演(19:00)
10月06日(木) 08日目 第10公演(14:00)*&第11公演(19:00)*
10月07日(金) 09日目 第12公演(19:00)
10月08日(土) 10日目 第13公演(13:00)&第14公演(18:00)*
10月09日(日) 11日目 第15公演(13:00)*&第16公演(18:00)
10月10日(月祝) 12日目 第17公演(13:00)&第18最終公演*(18:00)*
=============================

09月30日(金)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第3回最終公演 in 京都・京都パルスプラザ。上演時間は、18:00〜20:00前後を予定。
09月30日(金) 「NOGIBINGO!6のBlu-ray&DVD-BOXが発売。抽選応募の特典あり。

10月01日(土) 15枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 15枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

10月02日(日) 23 : 00 〜 23 : 30 [地デ] 日本テレビ『おしゃれイズム』に、生駒里奈、白石麻衣、西野七瀬が出演


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



ようやく、16枚目個別握手会の開催日程が、以下のように、発表されました。

[1] 2016/12/18(日) 愛知・ポートメッセなごや
[2] 2017/01/15(日) 京都・京都パルスプラザ
[3] 2017/01/22(日) 千葉・幕張メッセ
[4] 2017/02/05(日) 神奈川・パシフィコ横浜
[5] 2017/03/04(土) 千葉・幕張メッセ
[6] 2017/03/12(日) 千葉・幕張メッセ


ざっと見た感想を述べると、11月9日(水)に発売されるのに、最初の個別握手会は12月中旬で、随分と遅いスタートです。

2回目以降は来年に入って行われ、最終、と思われる、第6回は、新年度直前である3月中旬という、壮大なスケールの日程になっている(笑)。

また、15枚目最後となる11月13日(日)の「パシフィコ横浜」から、16枚目最初の12月18日(日)「ポートメッセなごや」まで、舞台やドラマなど、何か大きな外仕事があるのかな?と、想像したくなる長さの隙間がある。


第2回「京都パルスプラザ」の開催日は、生田絵梨花が木下晴香とWキャストでジュリエット役を演じる、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の初日に当たり、午後5時半開演の舞台には、まさに、いくちゃんが登場します。

舞台は赤坂ACTシアターなので、京都会場への参加は、午前中なら、不可能ではないけど、限りなく厳しい。

著名な演出家が手掛けるミュージカルの初日に、主役女優が開演ギリギリに劇場に現れるなんてことが、許される雰囲気とは思えないので。

さらに、第3回「幕張メッセ」は、いくちゃんの昼夜2公演があり、これは欠席せざるを得ないでしょう。

 

第4回「パシフィコ横浜」は、『ロミオ&ジュリエット』の真っ最中ですが、この日は、木下晴香さんがジュリエットを演じるようで、いくちゃんの握手会参加は、スケジュール的には可能です。

しかし、第5回「幕張メッセ」は、大阪公演のいくちゃんジュリエットで、午後5時半の開演ではあるものの、午前中千葉で握手会なんてのは、さすがに無理かなと。

従って、舞台仕事のため、生田絵梨花がまず出られない個別握手会は、第2回、第3回、第5回の3日で、第4回に参加するなら、担当部数は15部あたりと見るのが、常識的な推測だと思います。

 

個別握手会の欠席が、おそらく3日という状況ですが、どんなことがあってもセンターは30部をこなすべきとするか、それでもセンターを任せて良いとするのか、運営がその辺をどう考えるかが、16枚目センター生田絵梨花の確率を左右すると思います。

個人的には、担当が15部であっても、舞台出演の持つ話題性の高さを考えると、いくちゃんセンターは、あり得ないわけではないという見方です。

つまり、正直、全然、分かりません(笑)。

 

個別握手会の開催日程に加えて、抽選応募を今週の29(木)30(金)から受け付けることが、アナウンスされました。

その結果、受付スケジュールは、以下のようになり、初動に流し込めるのは、6次分までと思われます。


(表1) 16枚目個別握手会応募の日程

凡例
個別握手会の応募受付次数 : 受付期間 [その受付の終了から初動集計締め切りまでの日数]

# 受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す
#「-44d」は、集計締め切り日の44日前という意味
# 第5次応募以降の受付期間は予想

16枚目「タイトル未定」
発売日:2016/11/09(水)
オリコン初動集計締切:2016/11/13(日)
初動算入:第06次分までと推測

01次 : 2016/09/29(木)30(金) [−44d]
02次 : 2016/10/06(木)07(金) [−37d]
03次 : 2016/10/13(木)14(金) [−30d]
04次 : 2016/10/20(木)21(金) [−23d]
05次 : 2016/10/27(木)28(金) [−16d]
06次 : 2016/11/03(木)04(金) [−09d]
07次 : 2016/11/10(木)11(金) [−02d]
08次 : 2016/11/17(木)18(金) [+05d]
09次 : 2016/11/24(木)25(金) [+12d]
10次 : 2016/12/01(木)02(金) [+19d]


応募受付の日程表を目にすると、ようやく、16枚目が動き出したという実感が湧いてきます。

ただ、初動算入が6次応募分というのは、過去のシングルと比べて、驚くほど少ない。

(表2) 8枚目から15枚目までのシングルにおける、オリコン初動への個別握手会セールスの算入応募次数

凡例
オリコン初動に算入された応募次数 [その次数受付の最終日] : シングル番号 発売日 タイトル

08次 [2014/03/28(金)] : 08枚目 04/02(水) 気づいたら片想い
09次 [2014/07/04(金)] : 09枚目 07/09(水) 夏のFree&Easy
09次 [2014/10/03(金)] : 10枚目 10/08(水) 何度目の青空か?
08次 [2015/03/13(金)] : 11枚目 03/18(水) 命は美しい
11次 [2015/07/17(金)] : 12枚目 07/22(水) 太陽ノック
11次 [2015/10/23(金)] : 13枚目 10/28(水) 今、話したい誰かがいる
10次 [2016/03/18(金)] : 14枚目 03/23(水) ハルジオンが咲く頃
08次 [2016/07/22(金)] : 15枚目 07/27(水) 裸足でSummer
06次 [2016/11/04(金)] : 16枚目 11/09(水) タイトル未定


週1回の応募方式が確立した8枚目「気づいたら片想い」から15枚目「裸足でSummer」までで、初動算入次数がもっとも少ないのは8次で、16枚目は、この最低ラインを2次も下回る販売スケジュールです。

最近の個別握手会は、応募が始まるや否や、トップメンバーに次々と完売が出て、あっという間に売り切れてしまう印象があります。

しかし、15枚目「裸足でSummer」の完売状況を調べると、30部担当メンバー16人のうち、6次までに全完売しているのは半分の8人です。

それが、8次まで進めば11人に増え、個別握手会セールスの総売り上げ枚数も、6次と比べて、推定で2.4万枚ほどアップする。

つまり、16枚目の初動算入分は、握手会の規模を据え置くなら、15枚目より2.4万枚減少してもおかしくない。

連続での初動前作割れを防ぎたいのであれば、9次以上の応募が出来るよう、より早く受付を始めるべきだったのだけど、どういうわけか、逆方向に進んでしまった。


もちろん、初動が下がったとしても、累計が増えれば問題ないという見方はある。

しかし、個別握手会の応募開始や新曲キャンペーンのスタートが遅れ、初動を落としてしまうと、累計も下がってしまう確率が高くなります。

歴代のシングルについて、初動と累計の枚数を、前作のそれと比べると、初動が上がると累計が上がり、初動が下がると累計が下がるケースが、ほとんどを占め、15枚目だけが、唯一の例外です。


15枚目「裸足でSummer」のオリコン売り上げを、14枚目「ハルジオンが咲く頃」と比べると、初動が2.2万枚減少したものの、発売8週目までの累計で0.9万枚、前作を上回るセールスを達成している。

14枚目の場合は、発売7週目で全国握手会がすべて終わり、個別握手会もほとんど売り切っていたので、8週目以降は、現在の26週目まで、オリコン週間ランキングが一度も50位以内に入らず、累計枚数は低調な伸びに留まっています。

対して、15枚目は、発売10週目に京都の全国握手会を残しており、あと2週は、分厚い積み上げを期待出来る。

これまでの週間売り上げを見ていると、次の2週で、1.5万枚程度は伸びてもおかしくなく、「裸足でSummer」の累計は、最終的に、前作を2.4万枚ほど越えるレベルになると思われます。


9枚目「夏のFree&Easy」以来、2度目となる初動の前作割れを喫した15枚目「裸足でSummer」ですが、その下げ幅は、2.2万枚の「微減」。

さらに、初動でリードされた分をひっくり返し、逆転での前作越えとなった累計は、2.4万枚ほどの「微増」。

下げ幅と上げ幅は、ともに3%程度で、初動は下がったけど、累計は上がったというより、初動も累計も、ほぼ前作並みとした方が妥当じゃないでしょうか。


初動が上がれば累計も上がり、初動が下がれば累計も下がり、初動が前作並みであれば累計も前作並になる。

こういった関係性が見られるのは、発売週までの勢いが、その後、セールスがどこまで伸びるかをも、左右するためだと思います。

現在の乃木坂であれば、個別握手会だけで50万枚程度の売り上げを稼ぐことが可能で、応募開始が、たとえCDのリリース後であっても、開催日程さえ上手くアレンジすれば、初動はともかく、累計には、50万枚を流し込める。

しかし、14枚目、15枚目のように、累計で80万枚を越えるためには、個別握手会セールスの50万枚に加えて、店頭セールスを30万枚まで積み上げる必要がある。



初回限定盤を中心とする店頭セールスは、もちろん、全国握手会という特典イベントの魅力で、30万枚という巨大な数字を叩き出しているんですが、予約受付のスタートが遅かったり、外付け特典が薄かったり、発売日前後の音楽番組などを通した新曲披露が不十分だったりすると、少なからぬ影響を受ける可能性があります。

この点は、メンバーとファンの「個人的関係」が基礎になっている個別握手会セールスとの違いです。

乃木坂運営は、12枚目「太陽ノック」あたりから、セブンイレブン及びセブンネットとのタイアップを軸に、早期の予約開始や外付け特典の充実を図り、利便性とお得感を印象付けることで、店頭セールスを伸ばそうとしてきました。

さらに、CD発売日の前後に、『MUSIC STATION』を始めとする、影響力の大きな音楽番組や音楽祭に次々と出演、表題曲を披露することで話題性を高め、注目を集めていく。


CD購買の利便性とお得感を高めつつ、畳み掛けるようなメディア露出によって、乃木坂の新曲を広くアピールする。

こういった仕掛けが功を奏したことで、14枚目、15枚目において、店頭セールスは、30万枚に達するレベルにまで上昇、好調な個別握手会セールスの50万枚と併せて、累計売り上げが80万枚を突破したのだと思います。

つまり、逆に言うと、累計を上げる鍵は、店頭セールスにこそあって、その成否がポイントになってくる。


16枚目のCDセールスは、個別握手会の応募開始が遅かっただけでなく、店頭販売CDの予約も、昨日、始まったばかりで、前作に比べると、かなりゆっくりしています。

15枚目「裸足でSummer」は、CD発売の9週プラス5日前に、初回限定盤全種と通常盤の予約が、メンバーの写真とサイン入りクリアファイルを外付け特典にして、セブンイレブンで始まりました。

9週プラス5日前というのは、個別握手会の応募すら、まだ始まっていない時期で、もの凄く早い、予約開始と言えます。

こういった早めの仕掛けが効いて、第1週店頭セールスは前作並みにまで伸び、前作からの初動下落幅が、深川麻衣の抜けた個別握手会の売り上げ減少分に留まった可能性が高い。

そして、初動をそこまで上昇させることが出来たからこそ、その後、遅めに設定された全国握手会によって、じわじわ売り上げ枚数を伸ばし、累計での前作越えに成功した。


ところが、16枚目は、セブンネットによる予約が始まったのが、CD発売の6週プラス2日前、特典内容も、生写真2枚という概要が示されているだけで、詳細は後日となっている。

個別握手会の応募開始が、異例に遅れたことに加え、店頭販売CDの予約開始も遅く、しかも、特典内容の詳細が事前にリークするほど盛り上がった前作と比べ、スピード感がない。

16枚目は、初動に流し込める個別握手会セールスが減る可能性がある上、店頭セールスに火をつける仕掛けも、今のところ勢いが伝わってきません。


加えて、選抜発表も、驚くほど遅れている。

次回、10月2日(日)深夜放送の『乃木坂工事中』は、「夏休みの課題!その成果を大発表!」との予告があり、渡辺みり愛がドローンと戯れ、相楽伊織がパンを次々と放り投げ、井上小百合がちょっと高い所でブランコに揺られるなど、見どころ満載の回になりそうです(笑)。

つまり、16th選抜のテレビ発表は、次回も行われる気配がなく、10月9日(日)以降になりそうで、新しい陣容のお披露目からCD発売までが、4週プラス3日以下の長さであることが、ほぼ確定しました。

(表3) 16th選抜発表とCD発売の日程シミュレーション

凡例
選抜発表[候補日] =(その場合の間隔)=> CD発売[11/09(水)]

選抜発表[10/09(日)] =(4週+3日)=> CD発売[11/09(水)]
選抜発表[10/16(日)] =(3週+3日)=> CD発売[11/09(水)]


新選抜の発表が、ここまで遅れるのは、異例中の異例です。

(表4) 乃木坂歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間

凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)

10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)


この表は、もう、何度目の再掲か?と言いたくなるほど、お馴染みになってきました(笑)。

これまでのシングルであれば、選抜発表日が一定の幅に収まるので、そろそろだなと思った辺りで、日付予想の記事を書けば、ほどなく新メンバーが冠番組で紹介される流れでした。

そのため、(表4)の出番は、1回か、せいぜい2回程度で済むのですが、16枚目は、8月の後半から、『乃木坂工事中』の予告が発表されるたびに、次週もなし、また次週もなし、さらに次週もなしと、候補日のシミュレーション記事を書き続け、その度に、表を載せているわけで、早くここに、16枚目の情報を書き込みたいなと、変な衝動を感じ始めています(笑)。


4週プラス3日以下は、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」より、2週以上も短い。

シングルの制作は、選抜発表前に、どこか静岡あたりに行って(笑)、MVを撮影すれば、まだ間に合うけど、発売前の新曲キャンペーンが通常どおりに行えるかどうか、疑問を感じます。

タイトルすら、まだ「未定」なので、そもそも曲を宣伝する方法がなく、かりに曲が完成していたとしても、選抜をテレビ発表していないので、音楽番組は、スタジオ収録であっても、出演しずらい。

CD購入の利便性とお得感を演出し、そこに分厚いメディア露出を重ねることで、12枚目以降、店頭セールスを伸ばしてきたのだけど、16枚目は、それらが軒並み厳しい展開を強いられそうで、初動はもちろん、累計も前作割れを覚悟した方がいい、そんな切ない船出になっています。



乃木坂は、今、セブンイレブンやソフトバンクなど、大手企業とのタイアップやCM出演を実現していますが、その原動力は、巨大なCDセールスと、それを生み出している握手会イベントの盛況ぶりだと思います。

80万枚を越える売り上げを達成し、大規模な握手会が人で溢れ返えることが「人気」を証明する、重要な因子になっている。

しかし、この「人気」を支えているトップメンバーは、舞台、映画、バラエティ、雑誌連載、グラビアなどなど、外仕事が増えるにつれ、非常に厳しいスケジュールを強いられ、握手会が重い負担となって、のしかかり始めています。


もし、MVの再生回数や有料配信のダウンロード数といった楽曲指標を、もっと上昇させることが出来れば、それらの数字を通して「人気」を示すことが出来、かりにCDセールスが減少しても、スポンサーを呼び込むことが可能になる。

逆に、楽曲指標が伸びなければ、いつまでもCDセールスに依存せざるを得ず、メンバーは、大規模握手会と外仕事の間で、常軌を逸したハードスケジュールを、この先も、こなし続けなければなりません。

特典イベントの規模と数を減らして、メンバーに、音楽活動や外仕事に専念する余裕を与え、尚かつ、スポンサーに対して「人気」をアピールするためには、圧倒的な楽曲指標を示すヒット曲を、乃木坂が何とか手に入れるしかないと思います。


もちろん、ヒットを飛ばすのは、簡単なことではないけど、そこまで行かずとも、楽曲セールスがより好調だった曲と、そうでもなかった曲は分かるので、それを分析することによって、何が受けて、何が受けないのかを、推察することは可能です。

そういった分析と推察を、次の曲にフィードバックすることで、ヒットを生み出す確率が、少しは高まっていくでしょう。

このブログで、楽曲指標の動きを調べているのは、最終的に、CDセールスへの依存度を減らして、グループとメンバーに、音楽番組、ライブ、バラエティ、舞台、ドラマ、映画などの仕事に、もっと時間的余裕を持って臨んで欲しいからです。

病気怪我続出の全国ツアーが終了した3日後にアルバム特典ライブ、さらに2日後に全国握手会が行われたり、グループの仕事で、たびたび舞台の稽古を抜け出さざるを得なかったり、主演舞台の公演期間真っ最中の日曜に個別握手会があり、しかも、その日が休演日に設定されているなど、乃木坂メンバーを取り巻くスケジュールは、最近、破綻の域に入っている気がします。

アルバムとシングルの特典イベントが、メンバーのスケジュールを極限まで圧迫しているのは明らかで、それらを減らせば、もっと常識的な日程を組めると思います。

 

さて、前置きという名の、ゴタクが長くなりましたが(笑)、15枚目表題曲「裸足でSummer」のMVが、累計再生回数で、遂に、欅坂「世界には愛しかない」に抜かれてしまいました。

(表5) YouTubeに公開された「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」のMV再生数推移の日付を揃えた比較

凡例
[週ごとの変化]
「裸足で」MVの1週に渡る再生数上昇速度 (週終わりの累計再生数) * 「世界には」MVの同様なデータ : 対象とする週
[最新週の日変化]
「裸足で」MVの1日に渡る再生数上昇速度 (日終わりの累計再生数) * 「世界には」MVの同様なデータ : 対象とする日

# 青色は「裸足でSummer」オレンジ色は「世界には愛しかない」に関するデータ又は説明

#「1週に渡る再生数上昇速度」は、「週ごと変動」では、月曜午前6時から翌週月曜午前6時までの再生数増分を、7日で割って求めている
# 公開日を含む週の場合は、公開開始日時から翌週月曜午前6時までの再生数増分を、その経過時間で割り、24時間に換算して求めている
#「1日に渡る再生数上昇速度」は、「日ごと変動」では、午前6時から翌日午前6時までの再生数増分
#「再生数上昇速度」は「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

#「週終わりの累計再生数」は、翌週月曜午前6時における値
#「日終わりの累計再生数」は、翌日午前6時における値
#「累計再生数」は「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

[週ごとの変化]
24.0万回/日 (066.1) : 07/04(月)10(日) ※ 08(金)MV公開
12.5万回/日 (153.8)20.5万回/日 (117.8) : 07/11(月)17(日) ※ 12(火)MV公開
12.3万回/日 (239.6)11.2万回/日 (196.0) : 07/18(月)24(日)
08.1万回/日 (296.2)07.3万回/日 (247.2) : 07/25(月)31(日) ※ 27(水)CD発売
07.8万回/日 (350.5)06.7万回/日 (294.3) : 08/01(月)07(日)
06.3万回/日 (394.3)07.0万回/日 (343.6) : 08/08(月)14(日) ※ 10(水)CD発売
05.0万回/日 (429.5)06.5万回/日 (389.4) : 08/15(月)21(日)
04.4万回/日 (460.3)05.7万回/日 (429.5) : 08/22(月)28(日)
04.2万回/日 (489.7)05.5万回/日 (468.1) : 08/29(月)04(日)
03.7万回/日 (515.5)04.8万回/日 (501.6) : 09/05(月)11(日)
03.1万回/日 (537.1)04.1万回/日 (530.5) : 09/12(月)18(日)
02.8万回/日 (556.9)03.8万回/日 (557.2) : 09/19(月)25(日)

[最新週の日変化]
03.3万回/日 (540.4)04.2万回/日 (534.8) : 09/19(月)
02.8万回/日 (543.2)03.8万回/日 (538.6) : 09/20(火)
02.4万回/日 (545.7)03.3万回/日 (541.9) : 09/21(水)
03.1万回/日 (548.7)04.2万回/日 (546.1) : 09/22(木)
02.2万回/日 (550.9)03.0万回/日 (549.1) : 09/23(金)
03.1万回/日 (554.0)04.3万回/日 (553.4) : 09/24(土)
02.9万回/日 (556.9)03.8万回/日 (557.2) : 09/25(日)


MV再生数の上昇スピードは、ごく初期を除いて、「裸足でSummer」が、「世界には愛しかない」を上回っていたんですが、欅坂2枚目の発売週に逆転され、その後は、現在に至るまで、常に1万枚/日以上の差を維持されながら、ずっと低い数字で推移していました。

そのため、4日間の先行公開と、初期の好調さで築いた累計再生数のリードが、徐々に食われていき、とうとう、9月26日(月)の午前1時頃、つまり日曜深夜に並ばれ、その後、じりじりと差を開けられつつあります。


乃木坂ファンとしては、寂しい限りですが、6週間以上に渡って、再生数上昇速度の縮まらない差を見続け、その結果、感じたことを率直に述べると、「世界には愛しかいない」MVには、「裸足でSummer」MVにはない、魅力が備わっているということです。

「裸足でSummer」は、鮮やかな色彩と雄大な自然の中で、齋藤飛鳥のエキゾチックな美しさが弾け、メンバーの笑顔がテンポよく流れていく傑作で、何度も観たくなる魅力に溢れていると思います。

実際、このMVが示してきた再生数の伸びには、乃木坂の歴代MVと比べて、段違いの勢いがあります。

しかし、それでも、ほぼ同時期に公開された「世界には愛しかいない」MVには敵わなかった。


最大の原因は、ダンスだと思います。

TAKAHIRO(上野隆博)氏が振り付けを担当したダンスシーンは、どれも見応えがあって、目が離せなくなる。

とくに、体育館でブルーの傘を使って踊る場面は、かっこ良さと斬新さにハッとしました。


昨年、乃木坂メンバーが出演する『すべての犬は天国へ行く』という舞台を観に行ったんですが、芝居の最後、出演者が全員出て来て、ダンスを披露する場面がある。

一番最初に、もの凄い勢いで伊藤万理華が、ステージに飛び出してきて、短いダンスを踊ったあと、片手を上に、もう片手を腰に置いた、鮮やかなポーズを取る。

これが、びっくりするくらいカッコ良くて、衝撃を受けたのを、今でも覚えています。


「サイレントマジョリティー」MVの振り付けが、TAKAHIRO氏と聞いたとき、その名前は、どこかで見たかもしれないと感じたんですが、どこだったか思い出せなかった。

しかし、先日、舞台『墓場、女子高生』を手掛けることになった彼が、コメントの中で、『すべての犬は天国へ行く』に続いて・・・、と述べているのを読んで、「おおー!、あれはTAKAHIROさんの振り付けだったのか!」と、感動しました。

鮮やかでクールなカッコ良さを演出するダンスには、目を見張る切れ味があって、ダンサーとして、振り付け師として、桁違いの才能を感じさせます。


「世界には愛しかいない」MVには、TAKAHIRO氏による、オリジナリティの高いダンスが詰め込まれていて、心を揺さぶるシーンが散りばめられている。

また、見逃せないのは、「サイレントマジョリティー」MVと比べて、明らかに、欅坂メンバーのダンスが、上手くなっていることです。

最近出演した音楽番組のパフォーマンスを観ても感じるのですが、動きのシャープさやフリの揃い方が、以前より、ワンランク上のレベルに入っていて、ダンススキルの向上がはっきりと伝わってきます。

おそらく、TAKAHIRO氏による、かなり高度なダンスナンバーを、2作続けて経験し、それらをものにするため、相当な練習を積んできたのだと思います。


一方、乃木坂は、9月19日(月祝) の『MUSIC STATION ウルトラFES 2016』で、「ぐるぐるカーテン」を踊りましたが、明らかに全体練習が不足していて、ラインダンスなどのフォーメーション変化や、フリの揃いに、気になる部分があった。

ダンスに必要な筋力やステージの経験値は、間違いなく乃木坂メンバーの方が上で、練習時間さえ十分取れば、もっともっと魅力的なパフォーマンスを披露出来た筈です。

しかし、練習時間が足りないのは、メンバーの責任ではなく、むしろ、超絶にタイトなスケジュールを縫って、練習しているのは明白なので、「命は美しい」のパフォーマンスに対してよく行ったように、個々のシーンを取り上げて、問題点を指摘する気にはなりません。


秀逸な振り付けに、向上したメンバーのスキルが合わさって、「世界には愛しかない」MVのダンスシーンは、多くの人を魅了しているのだと思います。

そして、「裸足でSummer」MVには、目を釘付けにするような、面白いフリや斬新なフォーメーションのダンスがなかったため、一歩及ばなかった。

二つのMVを眺めていると、ダンスの差が、再生数上昇速度の差に反映されたんじゃないか、そんな風に感じます。


乃木坂15枚目と欅坂2枚目の表題曲MVの再生数推移は、これから、後者が前者を徐々に引き離していくと思います。

ただ、一つ指摘したいのは、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」のMV再生数上昇速度は、欅坂のCD発売週を除いた、すべての週において、前の週より、数字が下がっていることです。

反転して上がることが、ほとんどない。


一方、次の表は、「サイレントマジョリティー」と「裸足でSummer」のMVに関して、(表5)と同じ時期の数字を並べたものです。

(表6) YouTubeに公開された「サイレントマジョリティー」と「裸足でSummer」のMV再生数推移の日付を揃えた比較

凡例
[週ごとの変化]
「サイマジョ」MVの1週に渡る再生数上昇速度 (週終わりの累計再生数) * 「裸足で」MVの同様なデータ : 対象とする週

# ピンク色は「サイレントマジョリティー」青色は「裸足でSummer」に関するデータ又は説明
# (表)と同じ表記法

[週ごとの変化]
08.1万回/日 (1965.3)24.0万回/日 (066.1) : 07/04(月)10(日) ※ 08(金)MV公開
09.0万回/日 (2028.5)12.5万回/日 (153.8) : 07/11(月)17(日)
15.7万回/日 (2138.5)12.3万回/日 (239.6) : 07/18(月)24(日) ※ 18(月)うたの夏まつり
11.1万回/日 (2216.0)08.1万回/日 (296.2) : 07/25(月)31(日) ※ MV公開20週目
10.3万回/日 (2288.1)07.8万回/日 (350.5) : 08/01(月)07(日)
10.2万回/日 (2359.6)06.3万回/日 (394.3) : 08/08(月)14(日)
09.4万回/日 (2425.6)05.0万回/日 (429.5) : 08/15(月)21(日)
09.6万回/日 (2493.1)04.4万回/日 (460.3) : 08/22(月)28(日)
11.0万回/日 (2570.2)04.2万回/日 (489.7) : 08/29(月)04(日)
09.5万回/日 (2636.5)03.7万回/日 (515.5) : 09/05(月)11(日) ※ MV公開10週目
08.5万回/日 (2696.1)03.1万回/日 (537.1) : 09/12(月)18(日)
07.9万回/日 (2751.7)02.8万回/日 (556.9) : 09/19(月)25(日)


一目瞭然ですが、「サイレントマジョリティー」MVは、時間の経過とともに、ひたすら下がり続けるのではなく、7月18日(月)〜24日(日)や8月29日(月)〜9月4日(日)のように、ときどき、大きく跳ね上がっています。

7月18日(月)〜24日(日)の週における、前週からの急激な上昇は、月曜夜に『FNSうたの夏まつり』で、視聴者投票によって「サイレントマジョリティー」が選ばれ、「48&46ドリームチーム」が、それをパフォーマンスしたことが原因だと考えられます。

「サイレントマジョリティー」は、注目度が高まるような出来事が起こると、敏感に反応して、数字が跳ね上がることを、何度も繰り返している。


音楽番組での披露など、楽曲プロモーションがあると、必ずと言っていいほど、再生数が勢い良く伸び、そのため、いつまで経っても、なかなか上昇スピードが衰えず、累計が上がり続けていく。

新曲キャンペーンを打てば、その度合いに応じて、ちゃんと再生数の積み上げ速度がアップする。

そういう性質を持った楽曲のことを、ヒット曲と呼ぶのかもしれません。

プロモーションによって、注目度を高めても、曲やMVが魅力的でなければ、それに見合ったレスポンスはないのだと思います。


「サイレントマジョリティー」MVは、ドラマをほとんど入れない、非常にダンス比率の高い作品です。

また、乃木坂で唯一、再生数が1千万回を越えた「制服のマネキン」MVも、ダンス中心、というより、ダンスオンリー(笑)。

これらの例から、再生数を伸ばす上で、ダンスが重要な因子であることが分かります。

人気のあるMVがすべてダンス系ではないと思うけど、アイドルにとって、ダンススキルを磨くことは、大いに意味のあることだと言えるんじゃないでしょうか。


乃木坂の運営は、音楽番組であれ、MV撮影であれ、本番に入る前に、参加メンバー全員で、ダンスを練習する時間を、しっかり作ってあげて欲しい。

そういった時間の積み重ねが、乃木坂というグループのダンス力を向上させ、念願のヒットに近づくんじゃないかと。

欅坂は、最近、音楽番組に出演する度に、ダンスが上手くなっている印象があって、MVだけでなく、ステージパフォーマンスにおいても、乃木坂は追い越されつつある気がします。

「裸足でSummer」のMV再生数は、なぜ「世界には愛しかない」に抜かれたのか。

乃木坂がヒットに辿り着く、貴重なヒントが、そこにあるかもしれません。


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プチNogi 〜 静岡ロケに、井上、北野、新内、堀が参加した可能性、但し16th選抜かは不明 [25Sep16]

2016-09-25 08:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」が上演中!!
「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
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[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
=============================

09月25日(日) 15枚目第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

09月27日(火) 西野七瀬の2ndソロ写真集『風を着替えて』が、集英社から発売。マルタ共和国とイタリアを舞台に、川島小鳥氏が撮影

桜井若月W主演の舞台がスタート!!
09月29日(木) 舞台『嫌われ松子の一生』の初日。桜井玲香が「赤い熱情篇」、若月佑美が「黒い孤独篇」に、Wキャストで主演。
「*」の付いた公演が、桜井玲香の担当回で、それ以外は、若月佑美の回
=============================
[公演日程] 品川プリンスホテル クラブeX
09月29日(木) 01日目 第01公演(19:00)
09月30日(金) 02日目 第02公演(19:00)*
10月01日(土) 03日目 第03公演(13:00)&第04公演(18:00)*
10月02日(日) 04日目 休演日
10月03日(月) 05日目 第05公演(19:00)*
10月04日(火) 06日目 第06公演(14:00)&第07公演(19:00)
10月05日(水) 07日目 第08公演(14:00)*&第09公演(19:00)
10月06日(木) 08日目 第10公演(14:00)*&第11公演(19:00)*
10月07日(金) 09日目 第12公演(19:00)
10月08日(土) 10日目 第13公演(13:00)&第14公演(18:00)*
10月09日(日) 11日目 第15公演(13:00)*&第16公演(18:00)
10月10日(月祝) 12日目 第17公演(13:00)&第18最終公演*(18:00)*
=============================

09月30日(金)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第3回最終公演 in 京都・京都パルスプラザ。上演時間は、18:00〜20:00前後を予定。
09月30日(金) 「NOGIBINGO!6のBlu-ray&DVD-BOXが発売。抽選応募の特典あり。

10月01日(土) 15枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 15枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
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9月21日(水)に、乃木坂が静岡でロケを行ったという話は、本当かもしれないと、昨日の記事に書きましたが、昨夜更新された北野日奈子のブログに、それを裏付けるような情報が入っていました。

「尻尾の色が違うかも」というタイトルで、後半部分に、美味しそうなマグロ丼の画像を載せ、続けて、以下のような文章を書き込んでいます。

ちょっと前に
メンバーでご飯に行った時に
たべたの!!!

まぐろづくし!!!

おいしかったよ〜

この時の相席は
まいちゅんと井上さんと未央奈!

(北野日奈子の2016/09/24_21:19ブログ)

 

前回の記事で紹介したように、きいちゃんは、9月21日(水)夜に投稿したブログに、

夜ごはんに海鮮丼食べて
担々麺一口もらってヒーヒーして

(北野日奈子の2016/09/21_22:54ブログ)

と記している。

「海鮮丼」「担々麺」という、珍しい組み合わせは、高速道路サービスエリアのフードコートを連想させます。

そして、昨夜アップされたマグロ丼の写真を拡大版で眺めると、テーブルの上の方に、紙コップに入ったお茶があり、その右に、「東名」という文字が書かれたシートのようなものが見える(笑)。

このマグロ丼は、21日(水)ブログに記した「海鮮丼」ではないのかと、目が釘付けになってしまいました。


富士宮で夜までロケがあったのなら、東名高速の海老名サービスエリアで夕食を取るかもしれないと思い、入っているレストランのメニューを調べたのですが、ドンブリの専門店はあり、海鮮系も置いているようですが、きいちゃんが載せたマグロ丼とは全然違う。

ただ、よく考えてみると、現在は、東名の北側に新東名が走っているので、富士宮から東京に帰るなら、「新富士」インターから、それを使う可能性の方が高い。

そして、東京方面に向かった時、一番最初に出てくるサービスエリアが、「駿河湾沼津SA上り」です。


そこで、入っている店舗を調べると、ありました、きいちゃんがアップした写真のマグロ丼とまったく同じものが。

沼津港海鮮食堂サマサ水産という店が提供する、名前もそのものズバリの「まぐろづくし丼」というメニューで、二種類の切り身にネギトロが付き、卵焼き、ガリ、大葉に至るまで、位置と形状が同じです。

しかも、ドンブリを乗せているお盆、お箸、さらには、小袋に入ったワサビのメーカーまで、完全に一致しています。

念のため、東名、新東名の静岡付近のサービスエリアを、あれこれチェックしましたが、同じものが置いてあるのは、「駿河湾沼津SA上り」だけでした。


ブログに掲載されたマグロ丼と、この「まぐろづくし丼」の一致は、北野日奈子が、少なくとも「まいちゅんと井上さんと未央奈」と一緒に、「ちょっと前に」、「駿河湾沼津SA上り」を訪れ、そこで食事をしたことを示しています。

しかも、3人とは「相席」したと書かれているので、プライベートで遊びに来たのではなく、より大人数のグループ、つまり乃木坂として、仕事目的で訪れていたと見るのが妥当です。

9月21日(水)に静岡で乃木坂がロケを行っていたという情報がネットに溢れ、その日、エキストラ付きのMV撮影が富士宮で夜行われた可能性があり、さらに、日付は不詳ながら、ちょっと前に、北野日奈子が、少なくとも3人以上のメンバーと、富士宮からの帰京ルートにある新東名のサービスエリアで晩ご飯を食べている。

これだけ「証拠」が積み上がってくると、一つ一つは状況証拠に留まっていても、静岡ロケの信憑性が、かなり高まってきます。


ここで、一つ気になるのは、駿河湾沼津SAに、北野日奈子と一緒にいたメンバーとして、堀未央奈に加えて、新内眞衣と井上小百合の名前が挙がっていることです。

まいちゅんとさゆにゃんは、15thアンダーなので、この集まりは、15th選抜ではありません。

もし、16th選抜が、静岡ロケを行ったのだとすれば、きいちゃんと堀ちゃんが15thから継続、そして、まいちゅんとさゆにゃんは、新たに選抜入りした可能性が濃厚になってきます。


昨夜、更新されたきいちゃんのブログを読んでいて、マグロ丼の写真と続く文章の部分で、正直、「えっ?」と、フリーズしてしまいました(笑)。

場合によっては、16th選抜のメンバー構成を、しかも、多くのファンが知りたがっている、3列目という重要ポイントを、かなり気前良く教えてくれたことになる。

しかし、冷静に考えてみると、16枚目に収録される、どの曲のMVが静岡で撮影されたのか、また、どういう形で参加メンバーが決められたのか、全然、分からないので、本当に、まいちゅんとさゆにゃんが参加していたとしても、選抜入りしていると断言は出来ないし、きいちゃんと堀ちゃんがいても、アンダーでないことの証拠にはなりません。


例えば、表題曲の到着が遅れているので、カップリング曲のMVを先に作り始めていて、担当するのが、選抜とアンダーの混合ユニットであれば、参加メンバーの顔ぶれが分かっても、それだけでは、誰が選抜入りしたのか判断しようがない。

また、「乃木坂の詩」のようなグループの象徴曲で、そのMVをロケ撮影したのであれば、メンバー全員が参加しているわけで、サービスエリアのフードコートで、北野日奈子が誰と「相席」しようが、16th選抜とは何の関係もない情報になります。

個人的に、今、もしかしてと、頭に浮かんでいるのは、「きっかけ」のMVを、メンバー全員が出演する形で作るケースです。


YouTubeに公開されているMVは、黒板アートの動画に、『46時間TV』の抜粋シーンをつなげた構成で、音楽番組では、卒業した深川麻衣を除く14th選抜がパフォーマンスしたものの、全員曲という印象が強い。

ロケ撮影を行って、全メンバーが出演する本格的なMVを作り、『乃木坂の詩」に続く、グループの象徴曲にする意図があるんじゃないかと。

もちろん、16枚目のカップリング曲にして、新曲制作の負担を減らす効果も狙っている(笑)。

そして、みんなが参加する仕事だったので、北野日奈子も「相席」メンバーの名前を書き込み、チェックする運営側も、16th選抜とは無関係なので、削除せず、そのまま通した。


ただ、その推測が正しければ、16枚目の表題曲MVは、まだ撮影されていないことになります。

そして、桜井玲香と若月佑美が、主演舞台『嫌われ松子の一生』の始まる前に参加出来るのは、9月26日(月)、27日(火)、28日(水)の3日間だけです。

従って、その3日間に、再び、乃木坂の目撃情報が、ネットを賑わせることになれば、表題曲MVを疑っていいんじゃないでしょうか。


もちろん、静岡ロケが象徴曲のMV撮影というのは、単なる憶測に過ぎません。

実際、樋口日奈や伊藤かりんなど、公式ブログから、東京に留まっていたと思われるメンバーが複数いて、ロケがあったとしても、その日に全メンバー分を撮ったとは思えない。

別の日に、残りのメンバーを撮影する可能性はあるけど、やはり、16枚目表題曲のMV撮影だったとするのが、普通の発想です。


しかし、16th選抜は、CD発売まで6週プラス3日を切っても、テレビ発表が行われず、個別握手会の応募は、初動に算入可能な受付分が、7次を過ぎても始まらず、16枚目のスケジュールは、すでに異常な状況に突入しています。

表題曲の日程が普通じゃない以上、最初にカップリング曲のMVを撮影するなど、普通じゃない流れで制作が進んでも、不思議ではない。

そう考えると、「きっかけ」のMVという憶測も、それほど突飛な見方ではない気がしてきます(笑)。


関連記事

プチNogi 〜 乃木坂16枚目表題曲MVは、9月21日(水)に静岡で撮影されたのか? [24Sep16]

ウルトラFESで輝いた生田・星野のフロント空間創出能力、16枚目は異例尽くしの超短縮日程 [21Sep16]

 

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プチNogi 〜 乃木坂16枚目表題曲MVは、9月21日(水)に静岡で撮影されたのか? [24Sep16]

2016-09-24 07:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」が上演中!!
「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
=============================
[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
=============================

09月24日(土)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第3日目 in 山口・周南市文化会館(第3公演15:00〜)

09月25日(日) 15枚目第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

09月27日(火) 西野七瀬の2ndソロ写真集『風を着替えて』が、集英社から発売。マルタ共和国とイタリアを舞台に、川島小鳥氏が撮影

桜井若月W主演の舞台がスタート!!
09月29日(木) 舞台『嫌われ松子の一生』の初日。桜井玲香が「赤い熱情篇」、若月佑美が「黒い孤独篇」に、Wキャストで主演。
「*」の付いた公演が、桜井玲香の担当回で、それ以外は、若月佑美の回
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[公演日程] 品川プリンスホテル クラブeX
09月29日(木) 01日目 第01公演(19:00)
09月30日(金) 02日目 第02公演(19:00)*
10月01日(土) 03日目 第03公演(13:00)&第04公演(18:00)*
10月02日(日) 04日目 休演日
10月03日(月) 05日目 第05公演(19:00)*
10月04日(火) 06日目 第06公演(14:00)&第07公演(19:00)
10月05日(水) 07日目 第08公演(14:00)*&第09公演(19:00)
10月06日(木) 08日目 第10公演(14:00)*&第11公演(19:00)*
10月07日(金) 09日目 第12公演(19:00)
10月08日(土) 10日目 第13公演(13:00)&第14公演(18:00)*
10月09日(日) 11日目 第15公演(13:00)*&第16公演(18:00)
10月10日(月祝) 12日目 第17公演(13:00)&第18最終公演*(18:00)*
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09月30日(金)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第3回最終公演 in 京都・京都パルスプラザ。上演時間は、18:00〜20:00前後を予定。
09月30日(金) 『NOGIBINGO!6』のBlu-ray&DVD-BOXが発売。抽選応募の特典あり

10月01日(土) 15枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 15枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

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数日前、乃木坂が、静岡でミュージックビデオの撮影ロケを行ったという、真偽不明の情報が、ネットを駆け巡りました。

16th選抜がまだ発表されない段階で、MVを撮影するなんて、俄には信じられない話ですが、気になったので、関連するツイートやコメントを少し調べてみました。

その結果、個人的な感触として、あながち否定出来ない情報だと、考え始めています。


「静岡ロケ説」の発端となったのは、9月20日(火)に、富士宮市のある牧草地で、女性アイドルグループの「ミュージックビデオ」を撮影するため、エキストラを募集するという告知が、ネットに掲載されたことだと思います。

お祭りのステージを取り巻く住民役として、幅広い年齢層の男女100名程度を募るもので、雨天の場合は、翌日に延期するか、中止する可能性があると記されている。

そして、9月20日(火)は、台風16号が、九州から日本列島に沿って北上し、静岡で温帯低気圧に変わった日です。

大雨によって、撮影は中止となり、翌日に延期された可能性が高い。


一方、9月20(火)の夜あたりから、静岡で乃木坂が何かのロケを行っている、あるいは行うらしいというツイートが、ネットに登場し始めます。

「女性アイドルグループ」が、乃木坂46であるかどうかについては、募集要項に、何も書かれていません。

時期的に乃木坂のMV撮影だと考える人が現れ、憶測とそれに追随するコメントが溢れたという見方はあります。

しかし、複数のソースから、割と具体的な情報が出ていて、しかも、それらは9月21日(水)に集中しており、根も葉もないデマとは、思えない部分がある。


こういう時に、どうしても気になるのが、我らがきいちゃんブログで(笑)、さっそく、21日(水)の文章を読んでみました。

「七変化」というタイトルの記事で、以下のようなことが書かれています。

今日、朝起きてすぐに
自分で作ったフルーチェを何も考えずに
食べました。

それから、チョコ食べて
ヨーグルト食べて
またチョコとかクッキーとか食べて
そのあともちょこちょこおかし類食べて
お弁当のエビフライとお芋の天ぷら食べて
またちょこちょこおかし食べて
夜ごはんに海鮮丼食べて
担々麺一口もらってヒーヒーして
シュークリーム2つ食べて
気持ち満杯です(*´꒳`*)♪

(北野日奈子の2016/09/21_22:54ブログ)

「きいちゃん、食べ過ぎ!」と思わず叫びそうになりましたが(笑)、目を引く情報が入っています。

昼はお弁当、夜は誰かと食事していることから、この1日、ずっと何かの仕事をしていた可能性がある。

とくに興味深いのは、彼女が海鮮丼を頬張っている隣で、担々麺を食べている人がいることです。

これは高速道路のサービスエリアや、ショッピングモールなどの「フードコート」で、よく見かける光景で、仕事終わりに友人と行くレストランでの様子とは考えにくい。

平日なので、家族とショッピングモールに出かけて、夕食という感じにも見えない。


エキストラの募集要項によると、集合が午後5時半、終了は午後10時頃を予定となっていて、乃木坂メンバーが参加していたのだとすれば、夜まで、富士宮に留まっていたことになる。

であれば、東名高速を使って東京に帰った可能性が高いですが、途中にある、「海老名サービスエリア上り」には、24時間営業の「フードコート」が存在していて、海鮮丼を出す丼の専門店があり、担々麺を作っているラーメン店もある。

富士宮でエキストラ付きロケを終え、海老名SAで食事をする流れは、記事の投稿時刻からも可能で、海鮮丼と担々麺という珍しい組み合わせは、ちょっと、気になる点です。


ただ、北野日奈子のブログには、静岡を連想させる言葉はなく、撮影ロケを窺わせる表現もありません。

「裸足でSummer」MVの沖縄ロケについては、「マングース」というタイトルで、南国風味がばんばん詰まった記事を書いていたので(笑)、どこかに出かけたのかどうかを含め、何とも言えない面があります。

きいちゃんが、秋の深まりと共に、猛烈に食欲が亢進している現状を、率直に綴っただけで、仕事の内容や一緒に行動したメンバー名が出て来ないことに、左程の深い意味はない、という見方も出来ます。

 

しかし、これ以外にも、気になるブログがある。

堀未央奈が「みかん」というタイトルを付けた、9月22日(木)の記事です。

そこに、こんな文章が載っています。

あとね、みかんを買いました
大好きなみかんの季節かぁ
早いなぁ
最後の1個はお母さんにあげました
食べ過ぎて黄色くならないように
気をつけなあかんっ笑
今年の秋もお母さんと旅行いけたらいいな

(堀未央奈の2016/09/22_22:36ブログ)

静岡は温州みかんの一大生産地です。

しかも、9月前半から、「極早生みかん」という品種の出荷が、静岡県内各地で始まっているそうです。

21日(水)に、静岡を訪れた堀ちゃんが、どこかで極早生みかんの販売所を見つけ、おみやげに買い求め、最後の1個をお母様にプレゼントし、翌22日(木)に、このブログを書いたとすれば、辻褄が合います。


さらに、中元日芽香の9月20日(火)ブログに、

BABYMETAL WORLD TOUR 2016
LEGEND-METAL RESISTANCE-
TOUR FINAL AT TOKYO DOME

行ってきました〜

元気になった(^o^)
ジャンルは違えど同じ表現者、
凄いな〜と改めて思いました。

ワールドツアー、本当にお疲れ様でした!

(中元日芽香の2016/09/20_23:36ブログ)

とあり、妹である中元すず香、SU-METALがボーカルを務めるBABYMETALの東京ドーム公演を観覧したと述べている。

ネット上に散らばっている情報を拾い集めると、ひめたんが東京ドームに行ったのは、9月20日(火)のようで、しかも、「予定していた仕事がなくなったので、急遽、駆けつけた」という話が出ています。


実は、エキストラ募集のロケが、20日(火)と書かれていたので、ネットでは、ひめたんがロケに行っておらず、あるいは、選抜落ちしたのではいかとの噂が、一部で立っていました。

しかし、西日本が台風に直撃された20日(火)は、ロケを行える状況ではなかった筈で、東京ドームに「急遽、駆けつけた」のであれば、彼女は、延期された翌21日(水)に、ロケに参加した可能性が高くなり、むしろ選抜入りを示唆する情報になります。

また、堀ちゃんも、20日(火)のブログ「スパークル」に、

今日は部屋着にめがねで1日まったり。

(堀未央奈の2016/09/20_20:42ブログ)

と記したため、選抜落ちか?との憶測が飛び交っていました。


もし、乃木坂が静岡でロケを行ったとすれば、台風が消えた21日(水)の筈で、20日(火)に、メンバーが1日東京で過ごしたとしても、選抜入りしたかどうかとは無関係です。

二人とも、21日(水)の出来事については、何も語っていませんが、20日(火)のブログ最後に、同じ言葉を書き込んでいる。

台風が続きますね、
みなさんお気をつけて。

(中元日芽香の2016/09/20_23:36ブログ)

台風、、、
早く過ぎ去ってください、、

(堀未央奈の2016/09/20_20:42ブログ)

「台風」という言葉が、二人の心を捉えていたようです。

もし、予定していたロケが、その影響で中止になったのだとすれば、前日から台風の動きを注視していた筈で、20日(火)のブログ最後に、その単語が登場するのは、偶然ではないということになります。


これらの「証拠」は、あくまで間接的、状況的なもの留まっていて、静岡ロケを裏付ける、決定的な情報は、今のところありません。

従って、私が、自分の好きなように、パズルのピースを組み合わせているだけという可能性は否定出来ない。

ただ、静岡ロケ説が、注目を集めるのには、もっともな理由があります。

時期的に考えて、MV撮影に、トップメンバーが全員参加出来るとすれば、舞台『嫌われ松子の一生』が始まる前、舞台『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の東京公演と大阪公演の間、映画『闇金ウシジマくん Part3』の封切り前である、9月20日(火)と21日(水)の二日しかなく、このドンピシャなタイミングで、エキストラ付きロケが、静岡で行われた可能性があるからです。



エキストラ募集の要項には、集合時間が午後5時半となっています。

かりに、乃木坂がそこで祭りの夜シーンを撮ったとしても、朝から、ずっと同じ場所で過ごしていた可能性は低い。

つまり、他のシーンはどこで撮ったかですが、富士宮にまで来た以上、富士山の風景を映し込むのは、自然な発想です。

北野日奈子が、一日中、バクバクお菓子を食べているのは(笑)、只でさえ気温が低い日に、富士山麓のどこかでロケを行ったためかもしれません。

寒いと、カロリーが欲しくなって、ついつい甘いものに、手が伸びてしまうのはよくあることなので。


しかし、「静岡ロケ説」で、一つ引っ掛かるのは、MV撮影が可能な段階であるなら、なぜ、16th選抜をさっさと発表しないのか?、という点です。

とくに、100人ものエキストラを起用するのであれば、秘密保持の誓約書があったとしても、誰がセンターで、新しく選抜入りしたのは誰かなど、情報が外に漏れてしまう危険が高まります。

従って、ロケを行ったのが乃木坂であっても、16枚目表題曲のMV撮影だったのかどうかは、別の問題になってくる。


例えば、2ndアルバムの収録曲をシングルカットして、MVを付けて、16枚目に入れることが、絶対ないとは言えない。

シングルの収録曲が増えている中、楽曲制作側の負担を少しでも減らすという意図から、そういったことが行われる可能性は否定出来ません。

そして、15th選抜が、MVを担当するのであれば、21日(水)のロケ参加メンバーは、16th選抜とは関係ないことになる。


しかし、舞台『嫌われ松子の一生』でW主演を務める桜井玲香と若月佑美が、今後、千秋楽である10月10日(月祝)まで、ほとんどMV撮影に参加出来ないことを考えると、静岡ロケは、やはり16枚目表題曲である可能性の方が高い。

となると、選抜発表を10月2日(日)以降にまで、先延ばしている意味が分からなくなります。

あるいは、楽曲が未完成で、本来なら動きようがないのだけど、時期を絞って、大型のロケを組んだため、今出来る限りのことを、取り敢えず現地で行ったということなんでしょうか。


MVを撮影出来るのなら、なぜ新選抜を発表しないのか?

この辺が、9月21日(水)の「静岡ロケ説」に疑問を挟みたくなる部分です。

ただ、何重にも入り組んだスケジュールの網を考えると、いつどこでMVを撮ろうが、短期間の突貫工事的なロケになる可能性があって、作品のクオリティが、果てしなく心配になってきます。

まあ、日程を今さら変えられない以上、寒い中、お菓子を食べて頑張ったのかもしれない、メンバーの活躍に期待して、MVの公開を待つしかありません。


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ウルトラFESで輝いた生田・星野のフロント空間創出能力、16枚目は異例尽くしの超短縮日程 [21Sep16]

2016-09-21 05:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」が上演中!!
「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
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[東京公演日程] AiiA 2.5 Theater Tokyo
09月09日(金) 01日目 (第01公演19:00)
・・・・・・・・・
09月19日(月祝) 11日目 第12公演(13:00)&第13東京最終公演(18:00)
[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
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09月21日(水) 22 : 00 〜 23 : 55 [AM] RCCラジオ『ラジプリズム』に、佐々木琴子、中元日芽香、和田まあやが出演。広島のラジオ局で、翌日から始まる中国地方アンダーライブの前哨戦

09月22日(木祝) 白石麻衣が出演する映画『闇金ウシジマくん Part3』が全国ロードショー
09月22日(木祝)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第1日目 in 広島・広島文化学園HBGホール(第1公演18:30〜)

09月23日(金) 高山一実、齋藤飛鳥、中元日芽香が、東京ビッグサイトで開催中の『東京国際ブックフェア』でトークショー。雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載「乃木坂活字部!」つながりによる登壇で、「女性アイドルと本のはなし」がテーマ
09月23日(金)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第2日目 in 岡山・倉敷市民会館(第2公演18:30〜)

09月24日(土)『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 〜中国シリーズ〜』第3日目 in 山口・周南市文化会館(第3公演15:00〜)

09月25日(日) 15枚目第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

09月27日(火) 西野七瀬の2ndソロ写真集『風を着替えて』が、集英社から発売。マルタ共和国とイタリアを舞台に、川島小鳥氏が撮影

桜井若月W主演の舞台がスタート!!
09月29日(木) 舞台『嫌われ松子の一生』の初日。桜井玲香が「赤い熱情篇」、若月佑美が「黒い孤独篇」に、Wキャストで主演。


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『MUSIC STATION ウルトラFES』の「ぐるぐるカーテン」、乃木坂らしいキュートさが炸裂していて、良かったですね。

披露するのがデビュー曲と分かった時点で、この歌が持つ「甘酸っぱい」独特の空気感を、成長した今のメンバーが出せるのか、正直、やや不安を感じる面はありました。

何と言っても、4年半も前の楽曲で、当時、白石麻衣や松村沙友理は19歳、生田絵梨花は15歳の中学3年生、星野みなみは14歳になったばかりの中学2年生。

圧倒的な若さ、というか幼さに、デビューしたての初々しさが加わり、しかも、それらを存分に生かした形で、曲、衣装、ダンスが作られているので、4年以上経った現在、どんなステージになるのか、想像がつかなかった。


ところが、いざ音楽が始まると、齋藤飛鳥、いくちゃん、みなみのフロントはもちろん、橋本奈々未、高山一実、まいやん、さゆりんの2列目お姉さんメンバーも、違和感なく衣装を着こなし、曲の雰囲気に上手く乗っていて、感心しました。

デビュー以来培ってきた、ステージでの表現力によって、今のメンバーに合った「ぐるぐるカーテン」に仕上がっていた気がします。

さすがに、当時の何とも言えない「甘酸っぱさ」は薄めだったけど(笑)、洗練された「明るい可愛らしさ」といった風味が出ていて、魅力的なパフォーマンスだったと思います。


とくに、フロントを形成した、生田絵梨花、齋藤飛鳥、星野みなみの組み合わせは、それぞれが方向性の異なる美少女感を発散しつつ、相互に絶妙なバランスを保っていて、眩しいほどキラキラと華やかに輝き、最上級の「可愛い」が超絶なハーモニーを奏でている、そんな感動を覚えました。

クールで天使感の漂うあしゅが、元気で力強さのあるいくちゃんと、柔らかく甘いみなみの間で踊っている構図は、目が釘付けになるほどインパクトがあって、新しい時代を切り開く、アイドル像の「ファイナルアンサー」を見せられたような気分になります(笑)。

生駒里奈のセンターは、ぜひ見たかったけど、舞台によるやむを得ない欠席が、思い掛けず、乃木坂のもう一つの可能性を引き出したかのようです。


思うに、生田絵梨花と星野みなみが、3人フロントの両端にいて、センターを挟む構成は、現代アイドル界における最強のフォーマットじゃないでしょうか(笑)。

どちらも信じられないほどの美少女ながら、タイプが全然異なり、その対照性が複雑で豊かな「空間」を生み出し、中に入るセンターを、光り輝かせる触媒の役目を果たしている。

生駒里奈や齋藤飛鳥といった、ある意味、独立独歩の魅力を持ったメンバーも、多様な座標軸によって、上手く内部に取り込み、「フロント」という、有機的にまとまったグループを形成することが出来る。

1番と3番が生田星野であれば、2番のセンターに、佐々木琴子や鈴木絢音を置いても、あるいは堀未央奈や渡辺みり愛を持って来ても、それぞれの個性に応じたフロントになる気がします。


「制服のマネキン」では、攻めの姿勢を前面に出せる生駒里奈がよく合っているし、「ぐるぐるカーテン」では、齋藤飛鳥の儚くも高貴な美少女感がフロントに漂う。

楽曲に応じて、センターを変えれば、1番いくちゃん、3番みなみの3人フロントで、かなり広い範囲のイメージをカバー出来るんじゃないでしょうか。

月曜日のMステ特番は、そういった乃木坂の可能性をも考えさせられる、実りの多いステージだったと思います。


しかし、ちょっと辛口のことを言うと、事前の踊り込みが足りない印象を受けました。

移動の段取りや、ダンスのフリが十分入ってなくて、一瞬戸惑ったり、動きがバラバラになるシーンが、ところどころあって、もう少しダンスを合わせて、スムーズに踊れば、より魅力的だったんじゃないかと。

まあ、オリジナルではないメンバーが参加したり、普段慣れないポジションに入るメンバーがいる上、2分半のテレビサイズ「ぐるぐるカーテン」は、ほとんど初めての経験だろうし、他アーティストのトークに、かなり長く参加した後での、生放送のステージなので、相当にキツかったと思います。

全体ダンスの練習を、もっと積み重ねて本番に臨めば、さらにステージに磨きが掛かった筈ですが、桜井玲香と若月佑美が佳境に入っている舞台稽古を抜け出して参加しているように、それぞれ忙しい外仕事を抱えながらの出演だったので、むしろ、よく頑張っていると褒めるべきなのかもしれません。


私のような、取り返しのつかない乃木坂ファンにとっては、中田花奈がMステに出ていることで、すでにグッとくるものがあり、川村真洋、能條愛未、西野七瀬が並んだ画に「スゲェ〜!」とシビレ、いくあしゅみなみのフロントが、五臓六腑に染み渡り、もう、ボーナスポイントだらけのステージでした(笑)。

ただ、一般の視聴者は、そういった物語性や意外性を汲み取ってくれず、ダンスの精度が低いと、美少女、美人揃いだけど、パフォーマンスはヌルいグループだと判断されてしまいます。

これほど大きな音楽祭に出演する以上、十分な練習時間を用意して、万全の体制で臨まないと、何回チャンスを貰っても、乃木坂の楽曲に対する評価は、なかなか上がってこないと思います。


以下に、演奏時間と出演メンバーをまとめておきます。

(表1) テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES』における乃木坂のステージ内容

『MUSIC STATION ウルトラFES』
テレビ朝日 2016/09/19(月祝) 生放送

2 : 29 = 乃木坂46「ぐるぐるカーテン」

一部変更された1st選抜
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 若月佑美 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 衛藤美彩
(2列目) 橋本奈々未 松村沙友理 白石麻衣 高山一実
(1列目) 生田絵梨花 齋藤飛鳥 星野みなみ

# 舞台出演で欠席の生駒里奈に代わって、センターに、1st3列目の齋藤飛鳥
# 齋藤飛鳥のポジション3列目左4番目に、1stアンダーの若月佑美
# 卒業した市來玲奈のポジション3列目左9番目に、1stアンダーの衛藤美彩


上述の通り、2分29秒のテレビサイズで、歌唱はほぼ「口パク」、生歌が入ったとしても、少人数パートにおける「カブセ」だったと思います。


さて、ダンスの練習にもっと時間を取って欲しいという話を書きましたが、16枚目のスケジュールは、今、どエラい状況に陥りつつあります(笑)。

まず、次回、9月25日(日)深夜の『乃木坂工事中』でも、16th選抜の発表はなく、新選抜のテレビ披露は、10月2日(日)以降の可能性が濃厚です。

(表2) 16th選抜発表とCD発売の日程シミュレーション

凡例
選抜発表[候補日] =(その場合の間隔)=> CD発売[11/09(水)]

選抜発表[10/02(日)] =(5週+3日)=> CD発売[11/09(水)]
選抜発表[10/09(日)] =(4週+3日)=> CD発売[11/09(水)]


最も早い、10月2日(日)の選抜発表であっても、CD発売まで5週プラス3日しかなく、これはデビュー曲「ぐるぐるカーテン」より短い期間で、過去シングル中、もっとも遅い新体制のスタートが確定しつつあります。

10月9日(日)までずれ込むと、4週プラス3日で、根拠はないものの、さすがにこれはない気がしますが(笑)、現時点ですでに、従来のケースから遠くかけ離れた、異例尽くめのスケジュールに突入していると言えます。

(表3) 乃木坂歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間

凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)

10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)


選抜発表からCD発売までの期間が短くなると、まず危惧されるのが、MVを制作する時間があるのか、という点です。

以下の表は、13、14、15枚目の表題曲について、YouTubeでのMV公開と、選抜発表及びCD発売の日程関係を示しています。

(表4) 表題曲MVの公開スケジュール

凡例
シングル番号 : 選抜発表[日付] =(間隔)=> MV公開[日付] =(間隔)=> CD発売[日付]

#「間隔」欄の「d」は日数
# 13枚目の「日付」は2015年、14、15、16枚目は2016年

13枚目 : 選抜[08/30(日)] =(37d)=> MV[10/06(火)] =(22d)=> 発売[10/28(水)]
14枚目 : 選抜[01/31(日)] =(31d)=> MV[03/02(水)] =(21d)=> 発売[03/23(水)]
15枚目 : 選抜[06/05(日)] =(33d)=> MV[07/08(金)] =(19d)=> 発売[07/27(水)]

 

表題曲MVの公開からCD発売までは、13枚目「今、話したい誰かがいる」が22日前、14枚目「ハルジオンが咲く頃」は21日前、15枚目「裸足でSummer」で19日前。

少しずつ遅くなっているのが気になりますが(笑)、大体、20日前が公開の目安に見えます。

13、14枚目の表題曲MVは、発売日を境にショートバージョンに切替られたのに対して、15枚目はそのままフルバージョンの公開が続けられたので、単純に比べることは出来ないけど、発売前のプロモーションに重要な役割を果たす映像作品なので、20日程度の無料公開は確保したいという発想が、根底にあるのかもしれません。


では、この期間を16枚目に当てはめると、どうなるでしょう?

(表5) MV公開をCD発売の19日前に固定した日程シミュレーション

16枚目 : 選抜[09/18(日)] =(33d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]
16枚目 : 選抜[09/25(日)] =(26d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]
16枚目 : 選抜[10/02(日)] =(19d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]
16枚目 : 選抜[10/09(日)] =(12d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]


上表では、前作15枚目と同じく、CD発売の19日前金曜に、表題曲MVが公開されるとし、選抜発表の候補日を複数取って、スケジュールを比べています。

実は、前回、9月18日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、選抜が発表されると、MV公開までが33日となり、15枚目と同じパターンで進む可能性があったんですね。

しかし、選抜発表は、現時点で、10月2日(日)以降とほぼ確定しているので、MV公開までは19日以下しか、時間が取れないことになります。

(表3)に示されたように、新選抜の発表から、表題曲MVの公開までは、3シングルとも30日以上の余裕を持たせていて、これは、準備、フリ入れ、撮影、編集のプロセスが、全部で30日は欲しいということじゃないでしょうか。

16枚目において、その期間が19日以下になるとすれば、表題曲MVの公開は、大幅に遅れるのではないかとの心配が頭を過ります。


では、選抜発表が異様に遅れている16枚目において、CD発売の20日程度前に、表題曲MVを公開するのは、本当に無理なんでしょうか?

それとも、まだ何とかなるんでしょうか?

それを判断する一つの方法は、どんなに頑張っても、これだけは端折れない期間を見つけることです。

そして、メンバーが参加する撮影ロケが完了してから、編集を経て、MVを公開するまでの時間は、簡単には短縮出来ないと思います。


幸いなことに、15枚目に関して、表題曲とアンダー曲のMV撮影を行った場所と日付が、目撃した方のツイートとメンバーの記述や発言から、次のように分かっています。

(表6) 15枚目の表題曲とアンダー曲のMVについて、撮影ロケを行った日付と公開までの期間

撮影(沖縄ロケ)[06/20(月)] =(18d)=> MV[07/08(金)] : 15th表題曲
撮影(茨城ロケ)[06/23(木)] =(28d)=> MV[07/21(木)] : 15thアンダー曲


15枚目アンダー曲「シークレットグラフィティー」のMVは、28日という、比較的、長めに見える編集時間が確保されています。

このフルバージョンMVは、公開がたった6日間で終わるという、窮屈なスケジュールでしたが、編集時間に余裕を持たせたから公開が遅くなったのか、表題曲MVの公開と、十分間隔を空けたいがために公開が遅れ、結果として、編集時間が長めに取れたのかは分かりません。

一方、表題曲「裸足でSummer」のMVは、沖縄ロケから18日で、YouTubeにアップされている。

「仮歌」と現地でのフリ入れといった、押せ押せのロケだったことから、編集作業も、おそらく、突貫工事的なスケジュールを強いられた可能性が高いですが、それでも何とか、CD発売の19日前に公開することが出来た。

つまり、撮影ロケからMV公開は18日が限界で、それより短くすることは難しいと見ていいんじゃないでしょうか。


以下に抜粋した(表4)シミュレーションのように、16枚目の選抜発表を10月2日(日)に行い、表題曲MVを、前作と同じく、CD発売の19日前に公開するならば、選抜発表からMV公開までの期間は19日です。

16枚目 : 選抜[10/02(日)] =(19d)=> MV[10/21(金)] =(19d)=> 発売[11/09(水)]

15枚目表題曲MVの日程を基に、撮影から公開までの限界を18日とすれば、16th選抜を発表して、間髪を入れずロケを敢行すれば、発売20日程度前の公開に、なんとか間に合います(笑)。

そして、10月2日(日)の15枚目京都個別握手会から、10月8日(土)『GirlsAward 2016 AUTUM/WINTER』までは、少なくとも、表面上のスケジュールがほとんど入っていない、5日間になっている。

ここが撮影の最後のチャンスで、もしこの週までに、乃木坂メンバーが動いている気配がなければ、表題曲MVの公開は、通常より遅くなる可能性が出て来ます。


もちろん、選抜発表の前に、MV撮影を行う選択肢もあります。

ただ、そうであれば、さっさと選抜発表してしまえば良いわけで(笑)、ここまで引き延ばしているのは、まだ本格的に、レコーディングやMV制作に取り掛かれない、やむを得ない事情があると考えたくなります。

AKB48の46枚目が、乃木坂16枚目の1週間後に発売とアナウンスされ、しかも、早め早めに仕掛けてくる印象の強いグループなのに、CDリリースまで2ヶ月を切った現時点で、楽曲やパフォーマンスはおろか、珍しく、タイトルすら「未定」のままであることから、全体的に、楽曲の提供が遅れている可能性は十分あると思います。


ところで、10月2日(日)に新選抜をテレビ発表して、すぐにMV撮影に突入するスケジュールには、一つ問題点があります。

ほぼ間違いなく選抜入りするだろう桜井玲香と若月佑美が、主演舞台『嫌われ松子の一生』の公演真っ最中で、一切、参加出来ないことです。

そして、10月10日(月祝)の千秋楽を待っていたら、表題曲MVの公開は、1週間以上遅くなってしまう危険がある。


対策としては、キャプテンと若様だけ、舞台が始まる前に、シーンを別撮りしておくことが考えられます。

初日である9月29日(木)までは、1週間以上あるので、稽古との兼ね合いを見ながら、都合の良い日に、二人だけでロケなり、スタジオなりで、使えそうな分を撮影しておく。

10月3日(月)からの1週間は動けないので、まさに今、何か手を打たないと、選抜入りしているのに、表題曲MVに登場しないという、切ない状況に陥ってしまいます(笑)。

逆に言えば、もし、ダンスなど、全員参加のシーンをどうしても撮影したいならば、選抜発表前ではあるけど、これから来週木曜までに敢行するしか、方法がありません。


16枚目の選抜に関しては、テレビ発表後に、本格的なMV制作を始めるとしても、それが10月2日(日)であれば、まだCD発売の20日程度前に公開へ持っていくチャンスが残されています。

もちろん、タイトな日程の中で、作品のクオリティを高められるかどうか、音楽番組での新曲披露が十分可能かどうかは、全然別問題で、むしろ一番頭の痛い点かもしれません。

ただ、16枚目を巡って不思議なのは、選抜発表だけでなく、個別握手会の応募開始も、通常より遅くなっていることです。

(表7) 16枚目個別握手会応募開始の日程シミュレーション

凡例
個別握手会第1応募[候補日] =(オリコン初動にほぼ確実に算入される応募次数分)=> 初動算入の締切[11/13(日)]

応募開始[09/22(木)23(金)] =(7次算入)=> 初動締切[11/13(日)]
応募開始[09/29(木)30(金)] =(6次算入)=> 初動締切[11/13(日)]


先週応募がスタートしなかったので、第1次受付は、早くとも今週以降ですが、明日からの22日(木)〜23日(金)だと、初動に流し込めるのは7次応募分まで、来週だと6次応募分までに留まってしまいます。

以下の表は、1週間に1回、木曜金曜の応募が確立した、8枚目「気づいたら片想い」から15枚目「裸足でSummer」までの各シングルで、初動に算入された応募次数を示しています。

(表8) 8枚目から15枚目までのシングルにおける、オリコン初動への個別握手会セールスの算入応募次数

凡例
オリコン初動に算入された応募次数 [その次数受付の最終日] : シングル番号 発売日 タイトル

08次 [2014/03/28(金)] : 08枚目 04/02(水) 気づいたら片想い
09次 [2014/07/04(金)] : 09枚目 07/09(水) 夏のFree&Easy
09次 [2014/10/03(金)] : 10枚目 10/08(水) 何度目の青空か?
08次 [2015/03/13(金)] : 11枚目 03/18(水) 命は美しい
11次 [2015/07/17(金)] : 12枚目 07/22(水) 太陽ノック
11次 [2015/10/23(金)] : 13枚目 10/28(水) 今、話したい誰かがいる
10次 [2016/03/18(金)] : 14枚目 03/23(水) ハルジオンが咲く頃
08次 [2016/07/22(金)] : 15枚目 07/27(水) 裸足でSummer

07次 [2016/11/04(金)] : 16枚目 11/09(水) タイトル未定
06次 [2016/11/04(金)] : 16枚目 11/09(水) タイトル未定


つまり、初動に計上する応募が7次分以下というのは、こういったシステムを採用して以降、最も少ない次数です。

11月9日(水)発売とすでに決定しているのだから、個別握手会の応募を早く始めた方が、オリコン初動をアップするには、より有利になります。

にも関わらず、過去最少の算入次数となる時期に達しても、応募は始まっていない。


「裸足でSummer」の個別握手会を、まだ一つも消化していないのは確かですが、9月25日(日)にパシフィコ横浜で行われる第1回個別握手会を待っていたら、流し込めるのが6次分にまで下がってしまい、連続での初動前作割れを、自ら引き寄せかねません(笑)。

初動より累計が大事という発想は、収支面では一理あるかもしれないけど、分かり易い第1週の数字に、ファンやメディアの目が向くのは毎度のことで、だからこそ若干無理をしてでも、乃木坂は、それを伸ばしてきたのだと思います。

そもそも、シングル発売前に、個別握手会の応募を8回以上も行ってきたのは、まさに初動アップが目的で、乃木坂が考案した商法と言っていいでしょう。

もし、次作の初動が少々下がっても気にせず、今作のセールスを最後まで伸ばしていくということであれば、それは乃木坂運営の方針転換と言うべきで、組織内部で何が起こっているのか、別の興味が湧いてきます。


16枚目を巡るスケジュールが、ここまで明快に遅れると、運営が何をやろうとしているのか、あるいは、不可抗力的な災難だったとしても、どうやって乗り切るつもりなのか、かえってワクワクしてきます(笑)。

ただ、神宮ライブの後、病気や怪我のメンバーが続出したり、シングル制作時期のど真ん中に、トップメンバーの舞台が入ったり、乃木坂のスケジュールは、最近、チグハグを通り越して、「破綻」しかけているんじゃないかとすら思いたくなるほど、窮屈なものになっている気がします。

BSプレミアム『46SHOW!』で、百合坂46が長い尺で紹介されたのも、全国ツアーと神宮ライブの密着取材を『乃木坂工事中』に取られて空いた穴を、埋め合わせるだけのコントやスタジオライブを収録する時間が、乃木坂になかったからではないか、そんな風にも見えてきます。


実際、「裸足でSummer」をVTR披露したNHK総合『シブヤノオト』では、番組側が乃木坂の生放送出演枠を設けてくれたにも関わらず、2ndアルバムの特典である「ボーリング大会」で時間が間に合わず、ほとんどが移動バスからの中継で終わってしまいました。

あまりに多くの、特典イベントや外仕事を一度に詰め込んで、その結果、重要なテレビ番組への出演時間が削られているのだとすれば、本末転倒じゃないでしょうか。

本格的なヒットに辿り着くため、16枚目でさらに上げなければならない楽曲指標が、この状態で本当に上がって行くのか、答えの出る11月以降が、若干、怖いです(笑)。


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45枚目が示すAKB48人気の現状、HKT「最高かよ」MVが「本店」作品を越える再生数を記録 [16Sep16]

2016-09-16 02:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

Mステの大型フェスに乃木坂が登場!!
09月19日(月祝) 12 : 00 〜 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES 2016』。MUSIC STATION の30周年記念特別番組に、乃木坂46が出演!どういうメンバーが、何を披露するのか楽しみです

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」が上演中!!
「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
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[東京公演日程] AiiA 2.5 Theater Tokyo
09月09日(金) 01日目 (第01公演19:00)
・・・・・・・・・
09月16日(金) 08日目 第08公演(19:00)
09月17日(土) 09日目 第09公演(13:00)&第10公演(18:00)
09月18日(日) 10日目 第11公演(13:00)
09月19日(月祝) 11日目 第12公演(13:00)&第13東京最終公演(18:00)
[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
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09月15日(木) 高山一実の1stソロ写真集『高山一実写真集 恋かもしれない』が、佐藤裕之氏の撮影で、学研プラスから発売

09月16(金) 24 : 50 〜 [地デ] テレビ朝日『ぷっすま』に、衛藤美彩と高山一実が出演

09月17日(土)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第2回公演 in 愛知・ポートメッセなごや。上演時間は、18:00〜20:00前後を予定。

09月17日(土) 23 : 15 〜 [BS] NHK BSプレミアム『46SHOW!』。欅坂が「世界には愛しかない」、乃木坂が「シークレットグラフィティー」と「無口なライオン」をスタジオライブで披露。坂道シリーズのダンス完コピ動画で知られる百合坂46も登場。

09月18日(日) 15枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

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重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



フジテレビの音楽番組ディレクターである島田和正氏が、ご自身のツイッター公式アカウントで、『FNSうたの夏まつり 2016』に関する、当ブログの以下の記事を紹介して下さいました。

生駒里奈センター48&46の物語性と輝いた衛藤美彩の歌唱力 in 『うたの夏まつり』 [20Jul16]

島田さん、ありがとうございます。

一線で番組を制作されている方が、感想記事に言及して下さるのは、書いている人間として、本当に嬉しいことで、ブログを続けていく励みになります。


生駒里奈がセンターを務める「48&46ドリームチーム」が、「サイレントマジョリティー」をパフォーマンスした、海の日、7月18日(月)のステージは、2016年のアイドル音楽シーンにおける、一つのハイライトだった感があります。

このステージの後、「サイレントマジョリティー」は再び注目を集め、配信ランキングやMV再生数が急上昇、本格的なヒット曲への道を歩み始めます。

これほど大きな影響を与えた音楽番組の場面は、そうそう観られるものではなく、確かに、当日も、「なんで乃木坂を48Gと混ぜるかなあ」とぶつぶつ呟きながら、テレビの前に座り、「ドリームチーム」の登場を、じりじりと、待っていた覚えがあります(笑)。


48と46は混ぜるべきではないという気持ちは変わりませんが、一時的な音楽コラボに限って、上手く企画すれば、面白いものを生み出すことを、目の当たりにした気がします。

ただ、それは48と46という組み合わせに限ったことでなく、どんなグループ同士のコラボであっても、参加したメンバーが、持てる力のすべてを注ぎ込むような、緊迫感のあるステージに仕上がれば、見応えがあるということかもしれません。

年の暮れに行われるだろう『FNS歌謡祭』が、今から楽しみですが、とりあえず、乃木坂は、その時、少しでも「歌える」グループになっているよう、願っています(笑)。


さて、9月7日(水)に発売されたHKT48の8枚目「最高かよ」が、オリコン第1週で27.0万枚の1位、Billboard JAPAN Hot100 も総合1位と判明し、7月27日(水)の乃木坂「裸足でSummer」から始まった、坂道シリーズとAKB48Gによる夏のCDリリースラッシュが一段落しました。

乃木坂、欅坂、NMB48、SKE48の新曲に関するCDセールスと楽曲セールスは、以下の記事などで触れているので、今日は、AKB48とHKT48の話を書きたいと思います。

発売週ルックアップで「僕は」16位「金の愛」20位、無意味化する音楽CDと乃木坂握手会の変遷 [25Aug16]


2016年のAKB48「総選挙」選抜が担当する45枚目「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」は、オリコン初動が117.8万枚で、連続ミリオン記録を更新しています。

AKB48は、5月下旬から6月上旬にリリースされる「総選挙」投票券の入ったシングルを皮切りに、「総選挙」で選ばれた選抜による8月下旬の夏シングル、さらに、秋シングル、冬シングル、年が明けての春シングルと、固定されたパターンで新曲をリリースし、毎年、CD発売の「サイクル」を繰り返してきました。

ただ、2014年からは、秋シングルをなくして、それまでの年5枚リリースを、年4枚にペースダウンさせています。


1つのシングルに設定された特典イベントの日数が、年々増加し、握手会日程の消化が、新曲発売のスピードに追いつかなくなったことが、原因の一つだと思われます。


AKB48のシングルは、このような「総選挙サイクル」に従ってリリースされるので、CDセールスの評価は、通常行われる前作との比較ではなく、前年同期のシングルと比べた方が、適切に動向を把握出来ます。

とくに、45枚目のような「総選挙」選抜が担当するシングルは、前作が、さまざまな思惑買いが乱れ飛ぶ、投票券付きシングルなので(笑)、それに対して初動が下がった云々と言っても、ほとんど意味がありません。

むしろ、同じ「総選挙」選抜担当シングルを、2015年、2014年、2013年・・・と遡って、それらのCDセールスを比べた方が、AKB48人気の変遷を考えるには好都合だと思います。

(表1) AKB48の「総選挙」選抜担当シングルのオリコン初動売り上げ枚数と特典イベント初動効率の年次変化

凡例
シングル番号 オリコン初動 { 店頭販売CD第1週売り上げ枚数 (特典イベントと開催日数) + 劇場盤CD第1週売り上げ枚数 (特典イベントと開催日数) : 初動に対する1日当たり特典効率} 発売日 タイトル

#「オリコン初動」「第1週売り上げ枚数」は「万枚」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「1日当たり特典効率」は「万枚/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「1日当たり特典効率」は、オリコン初動を、劇場盤に付けられている特典イベントの開催日数で割ったもの
#「特典イベントと開催日数」は、例えば、「全7」は全国握手会7日、「個3」が個別握手会3日を表す。45枚目の「祭」は「秋祭り」イベント

22枚目 135万枚 { 49(全?) + 86(個3) : 45.1万枚/日} 2011/08/24 フライングゲット
27枚目 118万枚 { 45(全?) + 73(個3) : 39.4万枚/日} 2012/08/29 ギンガムチェック
32枚目 133万枚 { 44(全7) + 89(個4) : 33.3万枚/日} 2013/08/21 恋するフォーチュンクッキー
37枚目 101万枚 { 23(全7) + 78(個4) : 25.1万枚/日} 2014/08/23 心のプラカード
41枚目 128万枚 { 16(全7) + 112(個6) : 21.3万枚/日} 2015/08/26 ハロウィン・ナイト
45枚目 118万枚 { (全7) + (個5祭1) : 19.6万枚/日} 2016/08/31 LOVE TRIP/しあわせを分けなさい


「総選挙」選抜担当シングルの初動は、22枚目「フライングゲット」の135万枚が、次の27枚目「ギンガムチェック」で118万枚に下落するものの、32枚目「恋するフォーチュンクッキー」は133万枚に上昇。

ところが、37枚目「心のプラカード」は101万枚と下落し、41枚目「ハロウィン・ナイト」で128万枚に上昇、そして今作45枚目は118万枚へ下落。

つまり、1年ごとに、下落と上昇を繰り返す、特徴的な変動を示しています。


しかし、オリコン初動の内訳を調べると、初回限定盤などの店頭販売CDの売り上げ枚数は、22枚目49万枚、27枚目45万枚、32枚目44万枚、37枚目23万枚、41枚目16万枚と一貫して低下しています。

従って、劇場盤CDの売り上げ枚数が、1年ごとに下落と上昇を繰り返していることが、初動の推移パターンに反映されているわけです。

ここで興味深いのは、個別握手会の日数が2011年と2012年は3日、2013年と2014年は4日、2015年と2016年は「秋祭り」を加えて6日と、2年ごとにアップされていることです。


個別握手会の日数が3日に据え置かれた2012年は、劇場盤セールスが前年の86万枚から73万枚へ減少、さらに、4日に据え置かれた2014年は、前年の89万枚から78万枚へ減少している。

45枚目ついて、詳しい数字は分かりませんが、41枚目から、オリコン初動が10万枚下落して、その全部が店頭セールスの減少分とは考えにくいので、やはり、2015年から2016年に掛けても、劇場盤セールスは減少していると見るのが妥当でしょう。

10種類もリリースしているAKB48の店頭販売CDの第1週総売り上げが、6万枚なんてことは、あり得ないので(笑)。

ちなみに、45枚目の内訳が分からないのは、2015年の後半から、サウンドスキャンが、盤種ごとの売り上げ枚数を公表しなくなり、店頭セールスを推測出来ず、同時に、劇場盤セールスも計算出来なくなったためです。


個別握手会の日数を引き上げた2013年と2015年は劇場盤セールスがアップしたものの、その効果は1年持たず、翌年は下落してしまい、翌々年のさらなる下落を防ぐために、再び日数が引き上げられる、という措置が、この5年間、ずっと続いていると言えます。

負担が増えるとはいえ、日数を引き上げて、総売り上げ枚数がアップするのであれば、いいじゃないかという発想もありますが(笑)、問題なのは、劇場盤特典イベント1日当たりの初動効率が、2011年22枚目の45.1万枚/日から、2016年45枚目の19.6万枚/日まで、一貫して下がり続けていることです。

特典イベント1日当たりの売り上げ効率が、参加メンバーの人数を減らしているわけでもないのに、毎年毎年、下降の一途を辿っていて、回復の兆しが見えてこない。


乃木坂のシングルは、細かい変動はあるものの、この初動効率がデビューシングルから今作15枚目まで、常に上昇傾向を維持していて、現在では、12万枚/日を越える水準に達しています。

AKB48の個別握手会に参加するメンバー数が、乃木坂の8倍以上に及ぶことを考えると、45枚目の初動効率19.6万枚/日は、厳しい数字と言わざるを得ません。

45枚目は、ミリオンを維持したものの、初動効率の低落傾向に歯止めが掛からず、5年前にリリースした22枚目「フライングゲット」の半分以下に落ち込んでいる。

連続ミリオンが続いているのに、AKB48の人気が落ちつつあると言われる原因の一つは、それを達成するため、特典イベントの規模を、年々、拡大し続けている上に、売り上げを生み出す効率が一貫して下がっていることにあると思います。


次に、45枚目表題曲「LOVE TRIP」の、CD発売週における Billboard JAPAN Hot100 を、前年、前々年の「総選挙」担当シングル表題曲のデータと共に、載せておきます。

(表2) Billboard JAPAN Hot100 における、AKB48「総選挙」担当シングル表題曲の発売週ランキング

凡例
(総合) CD発売週のHot100順位 [項目] その項目における順位 : 発売日 曲名

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外

(総合)01位 [S]01位 [R]07位 [L]01位 [T]01位 [M]00位 [F]06回 : 2014/08/23 心のプラカード
(総合)01位 [S]01位 [R]11位 [L]01位 [T]02位 [M]14位 [F]03回 : 2015/08/26 ハロウィン・ナイト
(総合)01位 [S]01位 [R]08位 [L]01位 [T]06位 [M]00位 [F]04回 : 2016/08/31 LOVE TRIP

[参考] 乃木坂欅坂の最新表題曲の発売週ランキング
(総合)01位 [S]01位 [R]05位 [L]01位 [T]03位 [M]17位 [F]05回 : 2016/07/27 裸足でSummer
(総合)01位 [S]01位 [R]08位 [L]01位 [T]03位 [M]16位 [F]06回 : 2016/08/10 世界には愛しかない


「LOVE TRIP」は、桁違いのCDセールスを背景に、「ストリーミング数」[S] と「ルックアップ」[L]を1位でまとめ、発売週の総合1位を獲得しています。

しかし、過去の「総選挙」担当シングル表題曲と比べて、気になるのは、「ツイート数」[T]が6位に留まっていることです。

上表には載せていませんが、Billboard JAPAN 公式サイトで、遡ってランキングを見ることが可能なもっとも古い、2013年の34枚目表題曲「鈴懸の木の道で(以下略)」から、現在までの「ツイート数」順位を調べると、43枚目「君はメロディー」までは、10作連続でベスト3をマークしている。

しかし、44枚目「翼はいらない」は最高が4位に終わり、45枚目「LOVE TRIP」は、今のところ6位に留まっていて、最新9月19日付の発売2週目が17位なので、ベスト3は難しい情勢です。


AKB48の「総選挙」は、「速報」であれ、「選挙演説」であれ、「開票」イベントであれ、すべてが、選ばれた選抜の参加する次シングルの宣伝になっています。

これほど分厚く、長期に渡るプロモーションを仕掛けるシングルですから、それはAKB48の年度代表シングルという位置付けの筈で、実際、(表1)に並んだ表題曲は、数多くの音楽番組で披露され、「恋するフォーチュンクッキー」のように、本格的なヒットにつながった曲もある。

ところが、2016年の「旗艦」曲である「LOVE TRIP」が、話題性の高さや関心の広がりを示す「ツイート数」において、5位以内に入らないのは、かなりシビアな状況と言えるでしょう。


(表1)で指摘した、店頭セールスと初動効率の低落傾向は、2012年から始まっていて、かなり以前から指摘されてきた現象ですが、「ツイート数」の順位落ち込みは、2016年に、初めて目にする出来事で、今年に入って、AKB48に対する関心度が、急速に低下している可能性があります。

もともとAKB48は、ファン数が多いので、新曲がお披露目されれば、ネットで大きな話題になる筈ですが、「ツイート数」の順位が、ここまで伸び悩むとなると、44枚目「翼はいらない」あたりから、グループから気持ちの離れる人が続出しているのかもしれません。

Billboard JAPAN Hot 100における 「ツイート数」の順位以外でも、実は、こういった「ファン離れ」を示唆する数字が出ています。

(表3) iTunes Store トップソング における、「LOVE TRIP」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」の順位帯分布と週単位での変化

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内へのランクイン総日数/配信開始からの日数) 曲名
[週単位の順位帯分布変化]
曲名
その週における順位帯分布 : 配信経過週 期間

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す。
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「LOVE TRIP」は、 2016/09/13(火)までの成績
#「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」は、配信日数を揃えるために、初期14日間の成績を載せている

2-3-1-1-2 / 5-0-0 [0] (14/14日; 7位) LOVE TRIP (TypeA)
5-9-0-0-0 / 0-0-0 [0] (14/14日; 8位) 裸足でSummer
6-2-4-1-1 / 0-0-0 [0] (14/14日; 3位) 世界には愛しかない

[週単位の順位帯分布変化]

LOVE TRIP (TypeA)
2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 08/31(水)04(日)
0-0-1-1-2 / 3-0-0 [0] : 02週目 09/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 2-0-0 [0] : 03週目 09/12(月)13(火)

裸足でSummer
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 07/20(水)24(日)
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 07/25(月)31(日)
0-2-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 08/01(月)02(火)

世界には愛しかない
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 08/10(水)14(日)
1-2-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 08/15(月)21(日)
0-0-0-1-1 / 0-0-0 [0] : 03週目 08/22(月)23(火)


iTunes Store において、「LOVE TRIP」は、TypeA〜E及び劇場盤という計6種類の楽曲セットに収録されているので、同一曲を6個の配信源からダウンロードすることが出来ます。

上表に示したTypeA収録の「LOVE TRIP」は、トップソングにおける順位がもっとも高く推移しているものです。

劇場盤の収録曲も、最高で13位にまで食い込んでいるので、乃木坂欅坂のように、一つの配信源にまとめれば、もっと高い順位にランクイン出来ると思います。


しかし、問題なのは、配信が開始されて直ぐに、最高順位をマークした後、急速に順位を下げてしまっていることです。

「裸足でSummer」が、配信後14日間、20以内をキープしたのに対し、「LOVE TRIP」(TypeA)は、5日間の滞在しかなく、その後、一気に50位圏外まで落ち込んでいる。

「世界には愛しかない」は、「裸足でSummer」と比べて、底堅さがやや乏しい印象を受けますが、それでも、配信開始2週間は、50位圏内を維持しています。

「LOVE TRIP」の順位変化は、新曲がアップされると、既存のファンが一斉にダウンロードして、配信直後はランキングの上位に食い込むのだけど、その後、曲に対する関心が急速に萎み、粘り強く続かない、そんな状況を示唆しています。


さらに、YouTubeに公開されている「LOVE TRIP」フルバージョンMVの再生回数にも、そういった「持続力の乏しさ」が見て取れます。

(表4) YouTubeに公開された「裸足でSummer」「世界には愛しかない」「LOVE TRIP」フルバージョンMVの再生回数上昇速度の週単位推移

凡例
裸足でSummerのデータ * 世界には愛しかないのデータ * LOVE TRIPのデータ : 公開開始後の経過週

#「データ」の内容は、
その1週間における再生回数の1日平均上昇速度 (週終わりの累計再生回数)
#「1日平均上昇速度」は「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「累計再生回数」は「万回」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入

17.3 (121万回)18.7 (131万回)19.5 (136万回) : 01週目
12.8 (211万回)10.7 (206万回)07.7 (190万回) : 02週目
08.8 (273万回)07.0 (255万回)04.7 (223万回) : 03週目 ※「裸足」の発売週
08.1 (329万回)06.7 (302万回)04.0 (251万回) : 04週目
06.8 (377万回)07.1 (352万回)04.1 (279万回) : 05週目 ※「世界」「LOVE」の発売週
05.5 (415万回)06.4 (397万回)03.4 (303万回) : 06週目
04.8 (449万回)05.6 (436万回) : 07週目
04.1 (478万回)05.5 (474万回) : 08週目
03.9 (505万回)04.6 (506万回) : 09週目


「LOVE TRIP」は、公開開始の1週間、1日19.5万回のペースで再生数を積み上げ、週終わりに累計再生回数が136万回に達し、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」を越えるスタートダッシュを見せています。

しかし、2週目、3週目と進むにつれ、急速に上昇速度が鈍っていく。

CD発売日が含まれる5週目において、「世界には愛しかない」は、7.1万回/日と高い水準を維持し、その結果、「裸足でSummer」の再生数上昇速度を抜き去ってしまいます。

一方、同じく5週目にCDがリリースされた「LOVE TRIP」は、4.1万回/日にまで落ち込んでいて、MVへの関心が円盤のリリースまで続かず、再生回数の伸びが急激に鈍っていく様子が浮き彫りになっています。



ところで、「LOVE TRIP」MVの公開1週目の再生数上昇速度は、同時期の「サイレントマジョリティー」MVを上回っています。

この時期の積み上げ速度が反映される、8月15日付 Billboard JAPAN Hot100 の「国内動画再生回数」[M]順位で、「サイレントマジョリティー」は、10位に入っているので、「LOVE TRIP」はトップ10にランクインする筈なんですが、どういうわけか、100位圏外になっている。

また、2週目の積み上げ速度は、同時期の「サイレントマジョリティー」より低く、「世界には愛しかない」より高いので、それらが反映される、8月22日付「国内動画再生回数」順位では、「LOVE TRIP」が、「サイマジョ」の8位と「世界には」の16位の間に来る筈なんですが、20位圏外に入っておらず、順位が付いていません。


Billboard JAPAN の公式サイトには、この項目に対する説明として、「国内における動画再生回数」と書かれているので、「LOVE TRIP 」MVの公開初期における再生数は、海外からのアクセスによる部分が、相当な比率に上っているんじゃないでしょうか。

もちろん、海外であろうが、国内であろうが、人気は人気ですが、「総選挙」選抜が担当するシングルの表題曲にも関わらず、国内からのアクセスだけでは、フルバージョンMVの公開週再生数が100位以内に入らない、ということになります。

さらに、海外を含めた再生数も、持続力に乏しく、CDが発売される前に、上昇速度が大きく勢いを失っている。


初めてベスト5を割り込んだ「ツイート数」と併せて考えると、AKB48の人気は、2016年、急速に落ち込み始めた印象を受けます。

効率を考えない大規模特典イベントによって、ミリオンを維持し続けている間に、グループを取り巻く環境は、深刻さの度合いをますます強めていて、そろそろ、抜本的な改革に乗り出さないと、手の打ちようのないレベルにまで関心度が低下してしまう危険がある。

個人的には、2018年がアイドル界にとって、一つの区切りになると予測していて、AKB48が今後1年の間、どのような方向に進むかで、1999年のモーニング娘。「LOVEマシーン」から始まった隆盛期が、終焉を迎えるのか、それとも別の形に変化しながら、勢いを保持し続けるのかが、決まるんじゃないかと、密かに考えています(笑)。

『日経エンタテイメント!』のタレントパワーランキングで、AKB48を含む、ほとんどすべての「アイドル」がスコアを落とした2016年。

変革の必要がなく、現状維持のまま生き残れるアイドルなんて、ひとつも存在しない時代になりつつあって、問われるのは、やるかやらないか、ただそれだけだと思います。


45枚目のCD及び楽曲セールスは、さまざまな指標を通して、AKB48の人気が、いよいよ厳しい局面に差し掛かったことを、知らせています。

しかし、その一方、今夏のCDラッシュにおいて、48G「支店」には、一部、変化の兆しが見えつつある。

とくに、HKT48の8枚目「最高かよ」には、注目したくなる数字が、ちょこちょこ顔をのぞかせています(笑)。


まず、指摘したいのは、YouTubeに公開されている「最高かよ」ショートバージョンMVの再生数が、結構、勢い良く伸びていることです。

(表5) YouTubeに公開された「しあわせを分けなさい」「光と影の日々」「最高かよ」ショートバージョンMVの再生回数上昇速度の週単位推移

凡例
しあわせを分けなさいのデータ * 光と影の日々のデータ * 最高かよのデータ : 公開開始後の経過週

#「データ」の内容は、
その1週間における再生回数の1日平均上昇速度 (週終わりの累計再生回数)

#「1日平均上昇速度」は「万回/日」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入

#「累計再生回数」は「万回」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入

5.6 (39万回) * 2.7 (19万回) * 6.4 (45万回) : 01週目
1.9 (52万回) * 1.5 (29万回) * 2.4 (61万回) : 02週目
0.9 (58万回) * 0.4 (32万回) * 1.7 (73万回) : 03週目
0.7 (63万回) * 0.4 (35万回) * 1.7 (85万回) : 04週目
0.6 (68万回) : 05週目


「最高かよ」MVは、公開1週目から4週目まで、AKB48の45枚目第2表題曲「しあわせを分けなさい」と共通カップリング曲「光と影の日々」を、終始、上回る速度で、再生数を伸ばしています。

この三つは、すべてショートバージョンであり、公平な比較対象と言える筈で、ほぼ同時期にリリースした「本店」のMVを、「支店」のMVが、再生数で凌駕するという、興味深い結果になっている。

MVに対する高い人気から、HKT48と「最高かよ」に、注目していたんですが、CDセールスと楽曲セールスの両方において、やはり、幾つか良好な数字を見ることが出来ます。


まず、CDセールスから。

(表6) HKT48歴代シングルのオリコン初動売り上げ枚数と特典イベント初動効率の推移

凡例
シングル番号 オリコン初動 { 店頭販売CD第1週売り上げ枚数 (特典イベントと開催日数) + 劇場盤CD第1週売り上げ枚数 (特典イベントと開催日数) : 初動に対する1日当たり特典効率 初動に対する個別握手会百部当たり特典効率} 発売日 タイトル

#「オリコン初動」「第1週売り上げ枚数」は「万枚」単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「1日当たり特典効率」は「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「1日当たり特典効率」は、オリコン初動を、劇場盤に付けられている特典イベントの開催日数で割ったもの
#「特典イベントと開催日数」は、例えば、「全6」は全国握手会6日、「個3」が個別握手会3日を表す。「写」は「写メ会」、「船」は「船上パーティ」、「祭」は「HKT48SHOW!」
(7枚目と8枚目のみ表示)
#「百部当たり特典効率」は、オリコン初動を、個別握手会の総部数で割り、100部を掛けたもの
#「個6_884部」は、個別握手会6日の総部数884部

HKT48
01枚目 25.0万枚 { 9.2(全6) + 15.8(個3写2) : 5.0万枚/日} 2013/03/20 スキ!スキ!スキップ!
02枚目 26.9万枚 { 9.2(全3) + 17.7(個4) : 6.7万枚/日} 2013/09/04 メロンジュース
03枚目 27.7万枚 { 8.0(全3) + 19.7(個4船2) : 4.6万枚/日} 2014/03/12 桜、みんなで食べた
04枚目 27.8万枚 { 8.1(全3) + 19.7(個4祭2) : 4.6万枚/日} 2014/09/24 控えめI love you !
05枚目 27.8万枚 { 7.2(全3) + 20.6(個6) : 4.6万枚/日} 2015/04/22 12秒
06枚目 28.1万枚 { (全3) + (個6) : 4.7万枚/日} 2015/11/25 しぇからしか!

07枚目 23.9万枚 { (全3) + (個6_884部) : 4.0万枚/日 2.7万枚/百部} 2016/04/13 74億分の1の君へ
08枚目 27.0万枚 { (全?) + (個6_778部) : 4.5万枚/日 3.5万枚/百部} 2016/09/07 最高かよ

[参考]

NMB48
14枚目 23.0万枚 { (全2) + (個6写0_570部) : 3.8万枚/日 4.0万枚/百部} 2016/04/27 甘噛み姫
15枚目 30.4万枚 { (全2) + (個6写2_698部) : 3.8万枚/日 4.4万枚/百部} 2016/08/03 僕はいない

SKE48
19枚目 25.7万枚 { (全4) + (個7_940部) : 3.7万枚/日 2.7万枚/百部} 2016/03/30 チキンLINE
20枚目 25.2万枚 { (全?) + (個7_874部) : 3.6万枚/日 2.9万枚/百部} 2016/08/17 金の愛、銀の愛

乃木坂46
14枚目 75.0万枚 { (全3) + (個6_780部) : 12.5万枚/日 9.6万枚/百部} 2016/03/23 ハルジオンが咲く頃
15枚目 72.8万枚 { (全3) + (個6_760部) : 12.1万枚/日 9.6万枚/百部} 2016/07/27 裸足でSummer

欅坂46
01枚目 26.2万枚 { (全3) + (個5_336部) : 5.2万枚/日 7.8万枚/百部} 2016/04/06 サイレントマジョリティー
02枚目 32.3万枚 { (全3) + (個5_397部) : 6.5万枚/日 8.1万枚/百部} 2016/08/10 世界には愛しかない


「最高かよ」の27.0万枚という初動は、前作より増えていますが、歴代シングルの中では、突出して高い数字ではありません。

しかし、6日開催の総部数884部だった7枚目個別握手会を、8枚目において、日数そのままで778部と100部以上圧縮したにも関わらず、初動を3万枚も伸ばしたことは、評価できる点です。

その結果、初動効率は、1日当たりで4.5万枚、百部当たりで3.5万枚と、いずれも改善されている。

個別握手会の効率がアップしたのか、店頭セールスが伸びたのか、その両方なのか、オリコン初動の内訳が分からない現在、細かい分析は出来ませんが、何れにしても、HKT48の人気にとって、プラスのことが起こったのは間違いありません。


他の「支店」を眺めると、NMB48「僕はいない」は、前作から6万枚以上、初動を伸ばしていますが、写メ会を2日追加していて、負担増と引き換えに、6万枚アップを手にした構図になっている。

一方、SKE48「金の愛、銀の愛」は、個別握手会を7日据え置きで、60部以上減らして、それは評価出来ますが、初動が前作とほとんど同じで、握手会人気のアップや店頭セールスの活性化を窺わせるレベルには至っていない。

特典イベントの規模を縮小しながら、初動を引き上げたのは、HKT48のみで、今後に期待を持たせる内容だと思います。


まあ、個人的に、HKT48の事情は、それほど詳しくないので、私が知らない部分で、何か、特典がこっそり充実している可能性は否定しきれません(笑)。

しかし、発売週の Billboard JAPAN Hot100 も、「おっ!」と言いたくなる内容を見せています。

(表7) Billboard JAPAN Hot100 における、「僕はいない」「金の愛、銀の愛」「最高かよ」の発売週ランキング

凡例
(総合) CD発売週のHot100順位 [項目] その項目における順位 : 曲名

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外

(総合)01位 [S]01位 [R]30位 [L]16位 [T]03位 [M]00位 [F]04回 : 僕はいない
(総合)01位 [S]01位 [R]27位 [L]20位 [T]07位 [M]00位 [F]04回 : 金の愛、銀の愛
(総合)01位 [S]01位 [R]78位 [L]03位 [T]07位 [M]00位 [F]01回 : 最高かよ


ここで指摘したいのは、「最高かよ」は、「ルックアップ」[L]が、3位に入っていることです。

それに対して、「僕はいない」は16位、「金の愛、銀の愛」は20位です。

順位は相対的なものなので、発売週にオリコン初動が25万枚を越え、断然のトップであっても、「ルックアップ」が必ず1位になれるわけではなく、それ自体は目を丸くして驚くことではない(笑)。

例えば、1週前に嵐がシングルを出していれば、2位になることだってあり得るわけで、実際、ミリオンを越えるAKB48のシングルですら、こういった「嵐」効果で(笑)、過去に何度か、「ルックアップ」の発売週1位を逃しています。


しかし、25万枚、30万枚売れたシングルの表題曲が、発売週の「ルックアップ」で16位や20位に留まるとなると、話は違ってきます。

少数のファンによる大量購入が、売り上げの大部分を支えていると考えざるを得なくなります。

つまり、極端に特典商法に偏ったCDセールスであり、楽曲への注目度が高いとは到底言えない。

 

HKT48の「最高かよ」は、初動で27万枚を売り上げ、「ルックアップ」も3位なので、NMB48とSKE48よりは、ずっと質の高いCDセールスを実現していると推測されます。

たとえ、個別握手会や写メ会を目的とする、複数買いがあったとしても、全体の購入人数が多く、グループの音楽に対する関心がある程度維持されていれば、25万枚以上を売り上げたCDの表題曲が、「ルックアップ」で10位を割り込むなんてことは、起こりようがないと思います。

従って、「最高かよ」の「ルックアップ」3位は、特典イベントの魅力だけではなく、グループの楽曲に対する興味が保たれていることを示唆するもので、これも良好な数字と言えるでしょう。


「最高かよ」収録曲の iTunes Store トップソングは、配信が始まって、まだ1週間ほどなので、結論を出すのは早い段階です。

ただ、前作「74億分の1の君へ」(TypeA)は、200位圏内へのランクインが5日間でしたが、今回、「最高かよ」は、TypeB収録のものが、8日目で142位に入っており、連続ランクイン記録はすでに更新しています。

ところで、通常、表題曲で順位が高いのは、TypeAか劇場盤なんですが、どういうわけか、「最高かよ」は、TypeBに一番人気が集まっているようです。

限定曲である「夜空の月を飲み込もう」を目当てに、TypeBを全曲ダウンロードする人が多いんでしょうか?

しかし、この曲自体は、2日間であっさり200位圏外に去っているので、ますます謎が深まっています(笑)。


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乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

Mステの大型フェスに乃木坂が登場!!
09月19日(月祝) 12 : 00 〜 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES 2016』。MUSIC STATION の30周年記念特別番組に、乃木坂46が出演!どういうメンバーが、何を披露するのか、楽しみです

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」が上演中!!
「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
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[東京公演日程] AiiA 2.5 Theater Tokyo
09月09日(金) 01日目 (第01公演19:00)
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09月12日(月) 04日目 休演日
09月13日(火) 05日目 第05公演(19:00)
09月14日(水) 06日目 第06公演(13:00)
09月15日(木) 07日目 第07公演(19:00)
09月16日(金) 08日目 第08公演(19:00)
09月17日(土) 09日目 第09公演(13:00)&第10公演(18:00)
09月18日(日) 10日目 第11公演(13:00)
09月19日(月祝) 11日目 第12公演(13:00)&第13東京最終公演(18:00)
[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
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09月15日(木) 高山一実の1stソロ写真集『高山一実写真集 恋かもしれない』が、佐藤裕之氏の撮影で、学研プラスから発売

09月16(金) 24 : 50 〜 [地デ] テレビ朝日『ぷっすま』に、衛藤美彩と高山一実が出演

09月17日(土)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第2回公演 in 愛知・ポートメッセなごや。上演時間は、18:00〜20:00前後を予定。

09月17日(土) 23 : 15 〜 [BS] NHK BSプレミアム『46SHOW!』。欅坂が「世界には愛しかない」、乃木坂が「シークレットグラフィティー」と「無口なライオン」をスタジオライブで披露。坂道シリーズのダンス完コピ動画で知られる百合坂46も登場。

09月18日(日) 15枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



驚きました、次回、9月18日(日)深夜の『乃木坂工事中』は、16th選抜の発表ではないようです。

となると、9月25日(日)以降になって、CD発売までの期間は、6週プラス3日以下であることが確定してしまいます。

選抜発表[09/25(日)] =(6週+3日)=> CD発売[11/09(水)]
選抜発表[10/02(日)] =(5週+3日)=> CD発売[11/09(水)]

何回か、次の表で指摘した通り、6週プラス3日は、1枚目と2枚目でしか採用されていない日程で、乃木坂シングル史上の最短記録です。

(表1) 乃木坂歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間

凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)

10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)


選抜発表からCD発売までは、シングルの制作とキャンペーンを行う期間で、それがあまりに短いと、CD音源やMVのクオリティが下がったり、発売前に十分なプロモーションが出来ず、楽曲セールスに響くおそれがある。

だからこそ、3枚目シングル以降は、必ず7週プラス3日以上の期間を設けてきたのだと思います。

私が本格的にファンになったのは、4枚目「制服のマネキン」からなので、6週プラス3日は、個人的に、始めて目にする新曲スケジュールで、万が一にも、10月2日(日)まで発表がズレ込むと、もはや前人未踏の領域になって(笑)、本当にちゃんと仕上がるのか、マジで心配です。


ここまでタイトな日程に追い込まれた以上、原因としては、まだ表題曲が届いていないとしか、考えられません。

『乃木坂工事中』の流れとして、新選抜の発表前に放送しておきたい回があって、若干、前後することはあるかもしれないけど、そんなことを言ってられるのは、10週が9週になるといった余裕のあるケースの話です。

11月9日(水)という発売日を考えると、もし、新曲が手元にあるなら、すぐにレコーディングやダンスのフリ入れを始めた方が良い時期に入っているのは間違いなく、夏制服の収録回がまだ残っていたとしても、それは後に回せば済むことで、まずは、新選抜を発表して、16枚目をスタートさせる筈です。


実は、15枚目「裸足でSummer」において、すでに楽曲の遅れを思わせる出来事が起こっています。

齋藤飛鳥をセンターに抜擢した15th選抜は、6月5日(日)深夜の『乃木坂工事中』で発表され、2週間後の19日(日)と20日(月)に、沖縄で表題曲のMV撮影が行われています。

ところが、メンバーの話によると、選抜発表から2週間も経っているのに、歌は「仮歌」で、ダンスのフリ入れは、現地のホテルで行われたそうです。

つまり、完成された表題曲が存在しないまま、選抜発表からMVロケまで2週間という時が流れた可能性があって、もちろん、レコーディングも、ダンスの練習も、一切出来なかったでしょう。

15th選抜の発表は、CD発売の7週プラス3日前に行われ、なんとか、歴代最短は免れていますが、かりに、もう1週遅らせても、ほとんど影響はない、というか、何も出来ないことに変わりはなかったと思います(笑)。


そして、今回の16枚目でも、同じようなことが起こっている可能性がある。

新選抜をテレビで発表して、16枚目を公式にスタートさせても、肝心の曲が届いてなければ、ピクリとも動けないのだから、現場サイドからすれば、曲を待つだけの無意味な時間が流れるだけです。

ならば、いっそのこと、6週であろうが、5週であろうが、楽曲が届いて、動くメドが立ってから、新選抜を始めようという発想になっても不思議ではない。


そして、乃木坂に対する16枚目楽曲の提供が遅れているのだとすれば、なるほどと思い当たる部分は少なくない。

次の表は、秋元康氏が手掛けるグループが、夏のシングル発売ラッシュを通してリリースした曲の数を示しています。

(表2) 2016年夏に坂道シリーズとAKB48Gがリリースした新曲の数

凡例
収録曲数 : CD発売日「タイトル」グループ名

7曲 : 07/27「裸足でSummer」乃木坂46
7曲 : 08/03「僕はいない」NMB48
7曲 : 08/10「世界には愛しかない」欅坂46
6曲* : 08/17「金の愛、銀の愛」SKE48
9曲 : 08/31「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」
6曲 : 09/07「最高かよ」HKT48
合計 : 42曲

#「6曲*」は、「SKE48 20th Single Medley」を数えると7曲


なんと、全部で42曲も作っている。

これだけの分量、歌詞を書くだけでも大変ですが、秋元氏は、コンペなどで集めた複数曲の中から、イメージに合うものを選ぶ作業もこなしているそうです。

もし、たった一人で、曲作りを行っているのだとすれば、尋常ならざる労力と時間が掛かる筈で、「納期」に間に合わない曲があったとしても、全然意外ではなく、むしろ、妙な安堵感と共に、「でしょうね」と頷きたくなる話です(笑)。


しかし、曲数が膨大になってくると、一つ一つに関して、きめ細かいキャンペーンを打つことが、非常に難しくなってきます。

そして、宣伝が十分でなければ、楽曲セールスはなかなか伸びません。

以下の表は、「LOVE TRIP」と「しあわせを分けなさい」がいわゆる「両A面」と位置づけられた、AKB48の45枚目シングルについて、収録曲の iTunes Store トップソングの成績を示したものです。

(表3) AKB48の45枚目「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」収録曲の iTunes Store トップソングの順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 「配信日数」は、2016年9月11日(日)までの日数

表題曲1
0-2-0-2-0 / 6-2-0 [00] (12/12日; 013位) LOVE TRIP (劇場盤)
2-3-1-1-2 / 3-0-0 [00] (12/12日; 007位) LOVE TRIP (TypeA)
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [11] (01/12日; 116位) LOVE TRIP (TypeB)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [12] (00/12日; xxx位) LOVE TRIP (TypeC, D, E)

表題曲2
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [10] (02/12日; 139位) しあわせを分けなさい (劇場盤)
0-0-0-0-0 / 2-1-1 [08] (04/12日; 051位) しあわせを分けなさい (TypeA)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [12] (00/12日; xxx位) しあわせを分けなさい (TypeB, C, D, E)

共通(C/W)曲
0-1-1-0-1 / 1-1-1 [06] (06/12日; 020位) 光と影の日々 (劇場盤)
0-0-1-2-1 / 2-3-3 [00] (12/12日; 024位) 光と影の日々 (TypeA)
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [11] (01/12日; 151位) 光と影の日々 (TypeB)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [12] (00/12日; xxx位) 光と影の日々 (TypeC, D, E)

盤限定(C/W)曲
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [10] (02/12日; 085位) 伝説の魚 (TypeA)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [10] (02/12日; 104位) 進化してねえじゃん (TypeB)
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [11] (01/12日; 119位) 岸が見える海から (TypeC)
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [11] (01/12日; 125位) 2016年のInvitation (TypeD)
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [11] (01/12日; 138位) 光の中へ (TypeE)
0-0-0-0-0 / 1-0-1 [10] (02/12日; 084位) BLACK FLOWER (劇場盤)


AKB48Gの場合、iTunes Store などの有料配信は、乃木坂欅坂のような、収録曲を一つにまとめた「Special Edition」ではなく、実際のCDと同じ、劇場盤とTypeA〜Eの構成で行われています。

そのため、表題曲と共通カップリング曲は、それぞれ6個の同一配信源が存在することになり、ダウンロードが分散して、順位推移が低くなる可能性があります。

しかし、表題や共通といった、シングルの中核を成す曲のダウンロードは、通常、TypeAあるいは劇場盤といった、特定の盤に集中するので、人気のある曲は、やはり上位に食い込んでくる。


日テレの連続ドラマ『時をかける少女』の主題歌となった「LOVE TRIP」と、ABC朝日放送『熱闘甲子園』のテーマ曲だった「光と影の日々」は、TypeA収録のものが、それぞれ7位と24位に入り、一定の存在感を見せています。

ところが、「両A面」でもう一方の表題曲である「しあわせを分けなさい」は、TypeAが最高51位のランクイン4日、劇場盤は最高139位のランクイン2日、それ以外はランクインなしに留まり、かなり厳しい成績となっています。

さらに、配信源が1つである、盤限定カップリング曲は、劇場盤収録「BLACK FLOWER」の最高84位ランクイン2日が、順位日数のトップで、ほとんどの曲が、100位以内に入らず、1、2日で圏外に去っている。

「総選挙」は、開票イベントが地上波で生中継されるほど注目度の高い企画で、45枚目収録曲は、そこで選ばれたメンバーが歌唱しているので、表題曲を含め、これほど低い順位に留まるのは、通常、あり得ないことです。


一番に考えられる原因は、曲数が多過ぎて、一つ一つに対して、丁寧なプロモーションが行われていないことです。

私のように、AKB48の動向に、普通より敏感な筈の人間でも、盤限定カップリングは、定期的にチェックしている、iTunes Store トップソングに登場するまで、一つも曲名を知りませんでした。

さらに、表題曲である「しあわせを分けなさい」は、タイトルに入っているので、名前は知っていましたが、曲を聴いたことがなく、MV冒頭、指原莉乃のウェディングドレス姿は頭に残るものの、メロディは浮かんでこない。

今回の「総選挙」選抜は、『MUSIC STATION』などの音楽番組に、かなり頻繁に出演していた記憶がありますが、披露したのは、「LOVE TRIP」と「光と影の日々」のようで、「しあわせを分けなさい」は聴いた覚えがなく、盤限定カップリングは、ネットを含めて、ほとんど目にしたことがありません。


AKB48Gは、CDの売り上げ枚数を稼ぐため、多種類の盤と、多人数のメンバーが必要で、当然の帰結として、シングルとは思えないほど多くの曲数が収録されることになる。

所属するメンバーに仕事を与える意味においても、多くの曲が求められるのだけど、その副作用として、一つ一つに対する宣伝が手薄になり、十分なプロモーションがないまま、大量の楽曲が一度に出回り、有料配信などのセールスで、低い成績を連発することになる。

もし、45枚目の収録曲を、もっと絞って、分厚いキャンペーンを仕掛けていれば、表題曲である「LOVE TRIP」は、もっと良い成績を挙げられた可能性がある。

ところが、「しあわせを分けなさい」との二本立てにした上、音楽番組では、「光と影の日々」のステージを挟んだため、「LOVE TRIP」そのものの印象まで薄まってしまい、シングル全体のイメージがぼやけてしまった。


大量の楽曲を、複数盤種に分けて収録し、それを多人数メンバーによる特典イベントで売るという手法は、今、行き着くところまで、行き着いた感があって、そのマイナスの側面が、露になりつつあります。

分散せざるを得ないプロモーションによって、肝心の表題曲ですら、本来、挙げられた筈の楽曲セールスを挙げられず、収録全曲に渡って、厳しい数字が並び始めている。

複数盤種を、一つのシングルと認定し、特典付CDも別扱いにせず、全部を合算してくれるチャート会社が存在するので、そこが出すランキングにおいては、勢いを示すことが出来ていますが、楽曲セールスを扱うチャートでは、激しい人気低落が起こっている。

こういった芳しくない数字を放置し続けるのは、「粗製濫造」といった、グループに対する負のイメージを植え付けかねない、非常に危険なことで、曲数と盤種について、シングル構成の見直しを、早急に行った方が良いと思います。

曲数と盤種を絞るだけでも、楽曲セールスが向上する可能性があるんじゃないでしょうか。


複数盤種、大量楽曲、多人数メンバー、大規模特典イベントといった手法が招く、もう一つのマイナス面が、今、乃木坂に起こりつつある、楽曲提供の遅れです。

「きっかけ」のプロモーションが後手後手に回った、2ndアルバムの頃から、兆候が出ていましたが、15枚目は、表題曲MVを、楽曲が完成しないまま、沖縄まで行って撮影し、16枚目は、選抜発表からCD発売までの期間が、デビュー曲と同じか、それ未満となる、歴代最短になってしまった。

楽曲の遅れは、レコーディングやMV撮影に割く時間を圧迫し、作品のクオリティを下げる危険があり、さらに、フルバージョンMVの公開や音楽番組での楽曲披露など、発売前のキャンペーンを手薄にしかねません。


乃木坂の有料配信成績は、「裸足でSummer」が前作「ハルジオンが咲く頃」の51日を上回る、54日の200位以内ランクインを達成し、さらに記録を伸ばしつつあるなど、楽曲人気の上昇を思わせる、明るい材料は出ています。

しかし、「何度目の青空か?」と「命は美しい」の最高順位がベスト3に入った後、「今、話したい誰かがいる」が4位、「ハルジオンが咲く頃」は5位となり、「裸足でSummer」は8位と、徐々に落ちている。

16枚目表題曲の最高が10位を割り込むことになると、乃木坂の楽曲に対する期待感は、低落傾向にあると言わざるを得ないわけで、それを防ぐためにも、十分な時間を掛けて質の高いCD音源とMVを制作し、きっちりしたプロモーションを行うことが、ぜひとも必要です。

16th選抜のセンターが誰かは、興味の尽きないところですが、それ以前に、果たして、6週プラス3日という短期間で、新曲の充実した制作宣伝が可能なのか、どうにも頭を抱えたくなるような状況になってきました。


日曜深夜の『乃木坂工事中』では、3期メンバー決定の模様を最後に流していました。

複数盤種、大量楽曲、大規模特典イベント、そして、「多人数メンバー」が揃っての「ビジネスモデル」ですから(笑)、12人もの新メンバー加入は、運営からすれば自然な流れなんでしょう。

しかし、この「ビジネスモデル」のお陰で、選抜入りゼロ回メンバーが溢れ返り、個々のメンバーと楽曲に対するプロモーションが手薄になり、そして、楽曲提供の遅れから、作品のクオリティ維持がますます困難になる。

メンバーを大幅に増やすことの弊害が、目の前で露になってきているのに、乃木坂3期、平仮名「けやき坂」、そして、NGTのデビューと、留まるところを知らず、48&46は、拡大路線を突き進んでいます。

この流れは、何かが決定的に破綻する以外、誰にも止められないのでしょう、

それが、そう遠くない出来事であっても。


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乃木坂「裸足」の iTunesランクとオリコン累計が前作越え、MV再生好調も迫る欅の足音 [10Sep16]

2016-09-10 19:00:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

ろってぃーのギター生演奏が生配信!!
09月10(土) 20 : 00 〜 [Web] YOUNG GUITAR presents『ろってぃー生演奏・生配信』。川村真洋が、ろってぃーの「Road to Guitar Hiroine」の連載1周年を記念して、練習の成果を披露すべく、生配信でギターを演奏。乃木坂メンバーも応援に駆けつけるそうです。また、同時視聴者数が5605人に達すると、ろってぃーの『ギタヒロ!』2ndシーズンが決定。さらに、動画の高評価が723個以上で、なんと、ろってぃーが乃木坂ライブでギター生演奏を披露。これはファン必見で、私は絶対に観ます、もちろん、高評価ボタンにカーソルを載せた状態で(笑)。ろってぃー、頑張れ!

番組視聴への入り口サイト
川村真洋の2016/09/07_17:42ブログ 
川村真洋の2016/09/09_23:42ブログ

09月10(土) 25 : 45 〜 26 : 00 [地デ] 広島ホームテレビ『H♪LINE』に、佐々木琴子、中元日芽香、和田まあやが出演

09月11(日) 20 : 58 〜 23 : 10 [地デ] テレビ朝日『中田歴史塾』に、高山一実が出演

生駒ちゃん出演の舞台版「こち亀」がスタート!!
09月09日(金)「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の東京公演初日。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。
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[東京公演日程] AiiA 2.5 Theater Tokyo
09月09日(金) 01日目 (第01公演19:00)
09月10日(土) 02日目 第02公演(13:00)&第03公演(18:00)
09月11日(日) 03日目 第04公演(13:00)
09月12日(月) 04日目 休演日
09月13日(火) 05日目 第05公演(19:00)
09月14日(水) 06日目 第06公演(13:00)
09月15日(木) 07日目 第07公演(19:00)
09月16日(金) 08日目 第08公演(19:00)
09月17日(土) 09日目 第09公演(13:00)&第10公演(18:00)
09月18日(日) 10日目 第11公演(13:00)
09月19日(月祝) 11日目 第12公演(13:00)&第13東京最終公演(18:00)
[大阪公演日程] サンケイホールブリーゼ
09月23日(金) 1日目 第1公演(19:00)
09月24日(土) 2日目 第2公演(12:00)&第3公演(17:00)
09月25日(日) 3日目 第4公演(12:00)&第5大阪最終公演(17:00)
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重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)


神宮3Daysが終わっても、メンバーは全然、休みませんね。

秋元真夏はバラエティのメジャー番組に出まくっていて、とうとう、ダウンタウンの浜田雅功にどつきツッコミを食らい(笑)、

生駒里奈は、いつ練習した?と訊きたくなるほど、芝居に、ダンスに、歌に、縦横無尽に活躍する、盛りだくさんな舞台をスタートさせ、

川村真洋は、ご褒美盛りだくさんな、ギターの生配信演奏に、これからまさに挑もうとしていて、

桜井玲香と若月佑美は、9月29日(木)からの主演舞台『嫌われ松子の一生』に向かって稽古を重ね、共演者・関係者から、順調な仕上がりぶりを伝えるコメントが盛んに出て、「桜井松子」「若月松子」の文字がネットに踊り、

生田絵梨花は、なぜか、象印から高級炊飯器「極め羽釜」を貰って、美味しいご飯を頂いている(笑)。

(生田絵梨花の2016/09/08_23:37ブログ)

9月に入ってからは、いつも以上に、充実した活動を展開している感じで、喜ばしいことなんだけど、全国ツアーの疲れを癒す時間は到底なさそうで、体調は本当に大丈夫なのか、ヒヤヒヤしながら眺めています。


ここまで休みなく走り続けると、今後、「一段落」ついたときが、かえって怖いくらいですが、スケジュール表を見ると、しばらくは、立ち止まる場面はなさそうで、良いんだか、良くないんだか、よく分からない気分になります(笑)。

ただ、実質的に乃木坂の時を刻む、シングルの制作・宣伝・販売プロセスは、15枚目がいよいよ終盤に入ってきた感があって、現在、今作と次作の「端境期」にいるのは間違いありません。

そのため、CDセールスと楽曲セールスの全貌が見えつつあり、本格的に前作と比べることが可能になってきました。

今日は、「裸足でSummer」の iTunes Store トップソングとオリコン週間ランキングについて、前作「ハルジオンが咲く頃」との比較を中心に、乃木坂15枚目シングルはどれだけ人気を博したのか、考えてみます。


9月9日(金)は、「裸足でSummer」の iTunes Store 配信開始から52日目に当たり、「ハルジオンが咲く頃」の200位以内ランクイン日数は51日なので、その記録を超えるかどうかの瀬戸際に来ています(笑)。

つまり、15枚目表題曲が、9月9日(金)も200位以内に入っていれば、52日間以上のランクインが確定し、前作より長くランキングに留まったことになる。

そこで、今どういう状況なのか、前々回の記事に、(表1)として載せたものに、最新データを加え、以下に示しておきました。

(表1)「ハルジオンが咲く頃」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」の iTunes Store トップソングの順位推移

凡例
配信開始からの経過週数
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 略した曲名

ハルジオンが咲く頃の順位 @ 裸足でSummerの順位 @ 世界には愛しかないの順位 : 配信開始からの経過日数

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ここでの「1週」は、週始めである月曜から、週終わりである日曜までの7日間
# 3曲とも配信開始は水曜日なので、同じ経過日数では同じ曜日になる
#「世界には愛しかない」と「裸足でSummer」は、2016年9月9日(金)までのデータを載せている
#「ハルジオンが咲く頃」は、200位圏外に去った「08週目」まで。これ以降、最新計測日まで、再度の200位ランクインは確認されていない
#「200外」は、200位圏外の意味

04週目
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] ハルジオン
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] 裸足で
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] 世界には

058位 @ 033位 @ 066位 : 20日目(月)
055位 @ 043位 @ 064位 : 21日目(火)
075位 @ 039位 @ 087位 : 22日目(水)
080位 @ 038位 @ 072位 : 23日目(木)
083位 @ 040位 @ 081位 : 24日目(金)
070位 @ 043位 @ 079位 : 25日目(土)
059位 @ 044位 @ 063位 : 26日目(日)

05週目
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] 裸足で
0-0-0-0-0 / 2-3-0 [0] 世界には

059位 @ 051位 @ 063位 : 27日目(月)
069位 @ 055位 @ 090位 : 28日目(火)
078位 @ 062位 @ 125位 : 29日目(水)
084位 @ 066位 @ 113位 : 30日目(木)
123位 @ 068位 @ 121位 : 31日目(金)
119位 @ 074位 : 32日目(土)
090位 @ 069位 : 33日目(日)

06週目
0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 2-5-0 [0] 裸足で

102位 @ 068位 : 34日目(月)
122位 @ 099位 : 35日目(火)
168位 @ 112位 : 36日目(水)
152位 @ 111位 : 37日目(木)
163位 @ 124位 : 38日目(金)
156位 @ 110位 : 39日目(土)
151位 @ 101位 : 40日目(日)

07週目
0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] 裸足で

148位 @ 088位 : 41日目(月)
146位 @ 088位 : 42日目(火)
144位 @ 098位 : 43日目(水)
154位 @ 102位 : 44日目(木)
135位 @ 124位 : 45日目(金)
135位 @ 105位 : 46日目(土)
135位 @ 102位 : 47日目(日)

08週目
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 1-4-0 [0] 裸足で

147位 @ 100位 : 48日目(月)
166位 @ 117位 : 49日目(火)
186位 @ 135位 : 50日目(水)
172位 @ 137位 : 51日目(木)
200外 @ 150位 : 52日目(金)
200外 : 53日目(土)
200外 : 54日目(日)


「裸足でSummer」は、前々回の記事で、7週目の45日目(金)までの順位でしたが、今回は、新しい記録を加えて、8週目52日目(金)まで載せています。

上表のように、「ハルジオンが咲く頃」と比べ、一貫して高い順位を維持してきて、その傾向は、7週目後半から8週目でも変わっていません。

そして、14枚目表題曲が圏外に去った52日目においても、200位以内に留まっていて、「裸足でSummer」は、ランクイン日数において、前作越えを果たしています。

8週目に入って、100位、117位、135位、137位、150位と、連続して下がっているのは気になる点ですが、水曜日に配信が始まる曲が多いためか、週後半、一時的に順位が崩れることは少なくない。

再び浮上して、さらにランクイン日数を伸ばすことは、十分にあり得ると思います。


一方、欅坂の2枚目表題曲「世界には愛しかない」は、前々回記事に、4週目24日目(金)までの順位が載り、今回は、5週目31日目(金)まで追加されています。

これら最新データにおいても、配信2週目以降の、「裸足でSummer」が高い順位に付ける流れは変わっていないようです。

後述するように、YouTube公開MVの再生回数上昇速度は、最近、「世界には愛しかない」が「裸足でSummer」を、一貫して上回っており、累計回数で猛烈な追い上げを食らっていますが、iTunes ランキングに関しては、乃木坂15枚目が、欅坂2枚目をリードする展開になっています。

何回か述べたように、欅坂のデビュー曲「サイレントマジョリティー」が、現在でも好調な配信成績を続けていて、アイドルファン、音楽ファン、ともに財布の中味は有限なので(笑)、「選択の原理」によって、やや2枚目が割りを食っているのかもしれません。


次に、15枚目と14枚目、さらには13枚目と2ndアルバムについて、全配信日程に渡る、iTunes Store トップソングの順位帯分布をまとめておきます。

(表2) 乃木坂の13、14、15枚目シングル及び2枚目アルバム収録曲の iTunes Store トップソングの順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 13枚目「今、話したい誰かがいる」収録曲の「配信日数」欄に書かれた「50日」は、配信開始からそこまでしか、連続で取った正確な記録がないため、その期間に限定した順位帯分布を載せている
# 他のすべての曲の「配信日数」は、2016年9月8日(木)までの日数
# カップリング曲を並べる順番は、ランクイン日数がより多いものを上におき、次に最高順位がより高いものを上にしています

乃木坂13、14、15枚目表題曲と2ndアルバムリード曲
05-09-05-04-03 / 13-13-00 [000] (52/052日; 08位) 裸足でSummer
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [120] (51/171日; 05位) ハルジオンが咲く頃
09-05-07-00-06 / 23-00-00 [000] (50/050日; 04位) 今、話したい誰かがいる
00-00-01-03-03 / 21-22-17 [041] (67/108日; 26位) きっかけ

「裸足でSummer」のカップリング曲
00-00-00-00-04 / 06-03-00 [38] (13/52日; 045位) オフショアガール
00-00-00-00-00 / 04-06-03 [38] (13/52日; 061位) 行くあてのない僕たち
00-00-00-00-00 / 06-03-01 [41] (10/52日; 076位) 僕だけの光
00-00-00-00-00 / 02-01-03 [45] (06/52日; 076位) シークレットグラフィティー
00-00-00-00-00 / 00-00-02 [49] (02/52日; 162位) 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
00-00-00-00-00 / 00-00-02 [49] (02/52日; 168位) 白米様

「ハルジオンが咲く頃」のカップリング曲
00-00-01-01-01 / 00-02-01 [165] (06/171日; 25位) 釣り堀
00-00-01-01-00 / 01-01-01 [166] (05/171日; 27位) 急斜面
00-00-00-01-00 / 01-01-01 [167] (04/171日; 36位) 不等号
00-00-00-00-01 / 01-01-01 [167] (04/171日; 44位) 憂鬱と風船ガム
00-00-00-01-00 / 01-01-00 [168] (03/171日; 39位) 強がる蕾
00-00-00-00-00 / 01-01-00 [169] (02/171日; 96位) 遙かなるブータン

「今、話したい誰かがいる」のカップリング曲
00-02-01-03-03 / 02-02-01 [36] (14/50日; 016位) 悲しみの忘れ方
00-00-00-01-01 / 05-05-02 [36] (14/50日; 038位) ポピパッパパー
00-00-00-00-00 / 02-06-01 [41] (09/50日; 096位) 嫉妬の権利
00-00-00-00-00 / 02-04-01 [43] (07/50日; 079位) 隙間
00-00-00-00-00 / 00-02-02 [46] (04/50日; 124位) 大人への近道

「それぞれの椅子」のリード曲以外
00-00-01-00-01 / 02-03-00 [101] (07/108日; 30位) 低体温のキス
00-00-00-01-01 / 02-03-00 [101] (07/108日; 31位) 光合成希望
00-00-00-01-01 / 01-03-01 [101] (07/108日; 36位) Threefold choice
00-00-00-00-01 / 02-02-01 [102] (06/108日; 43位) かき氷の片想い
00-00-00-00-01 / 01-02-02 [102] (06/108日; 48位) 失恋したら、顔を洗え!
00-00-00-00-01 / 02-01-01 [103] (05/108日; 49位) 空気感
00-00-00-00-00 / 02-02-01 [103] (05/108日; 55位) 口約束
00-00-00-00-00 / 02-02-01 [103] (05/108日; 57位) 環状六号線
00-00-00-00-00 / 01-02-00 [105] (03/108日; 69位) 太陽に口説かれて
00-00-00-00-00 / 01-01-00 [106] (02/108日; 93位) 欲望のリインカーネーション


「裸足でSummer」と「ハルジオンが咲く頃」は、現時点で、52日と51日というほぼ同じ日数の200位以内ランクインを記録していますが、15枚目表題曲は、20位以内に14日留まったのに対して、14枚目表題曲は5日、H(151〜200位)順位帯を比べても、前者が一度も入っていない一方、後者は9日の滞在があり、今作が前作より、高い順位を保持していることが分かります。

13枚目表題曲「今、話したい誰かがいる」は、当時、長期に渡って順位記録を取るという意識がなかったため、50日あたりまでしか、正確な数字が残っていません。

最高順位の方を気にしていて、50位を割ったのに、そんなに追跡しても、と思っていました(笑)。

今では、どこまで上位に行くか以上に、どこまで長くランクインするかに、ダウンロード数が大きく影響されることが分かってきて、200位圏外へ去るまで、チェックするようになっています。


「今、話したい誰かがいる」は、「ハルジオンが咲く頃」がリストに登場してからも、何回か名前を見かけた覚えがあります。

一度、圏外に出て、再び戻ってきたのかもしれませんが、かなりの日数、200位以内に入っていた印象があって、近年の乃木坂表題曲では、一番の長期ランクインである可能性が高いと思います。

人気を博したアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のエンディング曲に採用されたこと、13th選抜期間中に、NHK紅白歌合戦に初出場したことが、追い風となったのは、間違いないでしょう。

ただ、50日という限定された期間であっても、(表2)が示すように、G(101〜150位)順位帯以下へのランクインが一度もなく、滑り出しにおいて、14枚目、15枚目の表題曲を上回る配信成績だったことが分かります。


「裸足でSummer」は、200位以内へのランクインが51日を越え、60日、70日を目指すことになりますが、2ndアルバムのリード曲「きっかけ」は、67日間のリスト入りを果たしていて、実は、かなり良好な成績を残しています。

配信の途中からYouTubeにフルバージョンMVが公開されたこと、Mr. Children の桜井和寿氏が、自身のコンサートでカバーして、曲を高く評価してくれたことが、順位を押し上げ、ランクイン日数を伸ばしたのだと思います。

しかし、桜井さんが褒めて下さったように、曲そのものが非常に魅力的であったことが、好調な配信につながったのは間違いない。

もし、2ndアルバム「それぞれの椅子」のキャンペーン初期から、この曲を前面に出し、MVをもっと早い時期から公開していれば、iTunes ランキングは、最高順位、ランクイン日数ともに、さらに上昇した可能性があって、場合によっては、「君の名は希望」以来となる、乃木坂を代表するバラードとなったかもしれません。


実力のあるミュージシャンが取り上げるほど、確かに、聴けば、聴くほど魅力の増す良曲で、その音楽的ポテンシャルは、最近の楽曲群では、頭一つ抜きん出ている印象すら受けます。

最高26位、200位以内67日は、この曲のクオリティからすると、物足りない数字で、後手後手に回った感のあるプロモーションを振り返ると、あまりに勿体ないという感情が、今でも、沸々と湧いてきます。

乃木坂の楽曲を、外部の音楽関係者、しかも、これほど著名なアーティストが褒めてくるなんて、滅多にないことで、ヒット曲を生み出す千載一遇のチャンスを、逃してしまったんじゃないかと、「きっかけ」を聴く度に、どこかやるせない気持ちになります。


さて、シングルの人気は、表題曲だけでなく、カップリング曲にも左右されます。

とくに、乃木坂欅坂やAKB48Gのように、「シングル」と言いながら、何種類ものCD盤をリリースし、収録楽曲が6曲、7曲にも達するのであれば、カップリングが揃いも揃ってつまらなければ、やってられないわけで(笑)、尚更、出来が重要になってきます。

なんせ、AKB48の最新45枚目シングル「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」なんて、TypeAからEの初回限定盤5種と劇場盤1種の計6盤種に、9曲が収録されていて、オリコンとビルボードは、よくぞこれを「シングル」という範疇に入れられるなあと、その思い切りに感心してしまいます(笑)。

ちなみに、TypeAからEには、収録楽曲同一でイベント参加券の付かない「通常盤」が、それぞれ存在していて、結局、店頭販売CD10種、特定販売1種の計11種類が、リリースされているようです。

CDの種類を理解するだけで、一苦労です(笑)。


では、乃木坂のカップリング曲ですが、「裸足でSummer」収録曲は、「ハルジオンが咲く頃」と比べて、iTunes トップソングの最高順位は低い傾向があるものの、より長いランクイン日数を見せています。

一方、「今、話したい誰かがいる」の「悲しみの忘れ方」「ポピパッパパー」は、最高順位、ランクイン日数ともに、最近のカップリング曲の中では、割と良好な数字を残しています。

しかし、「良好」とは言っても、ランクイン日数が何十日にも達するような楽曲はなく、配信人気が高いというレベルには至っていないと思います。

歴史に「if」は禁物というけど、もし、「シャキイズム」「世界で一番 孤独なLover」「他の星から」などが、今のシングル(C/W)として登場したら、どのくらいの配信成績を見せるのか、ついつい考えたくなります。

乃木坂というグループの知名度が上がってきた中、初期の頃の「良曲」がどのくらいの数字を稼ぐのか、是非、見てみたいですね、絶対無理だけど(笑)。


13、14、15枚目カップリング曲の配信成績を眺めて、少し気になるのは、最高順位が、「ハルジオンが咲く頃」で、軒並み上昇傾向にあるのに、「裸足でSummer」では、全体的に、明らかに下がっていることです。

最高順位の下落は、表題曲でも起こっていて、14枚目の5位から、15枚目の8位へと落ちている。

最高順位は乃木坂の楽曲に対する期待感を反映している印象があり、人気アニメ映画の主題歌を担当し、紅白にも出場したグループに関心が集まり、14枚目収録曲は軒並み上位をマークしたものの、実際に曲を聴いてみて惹かれる人が少なく、15枚目は、その反動で期待感が薄れてしまった、というネガティブな流れが頭を過ります(笑)。


「裸足でSummer」収録曲のランクイン日数は、表題曲、カップリング曲ともに「ハルジオンが咲く頃」を上回る傾向を示しているので、乃木坂の音楽を好む人が、激減したわけではないと思います。

しかし、表題曲の最高が8位で、トップ10入りが1日目10位、2日目8位、3日目10位、4日目10位、11日目10位の5日間だけというのは、「何度目の青空か?」と「命は美しい」がベスト3入りしたことを考えると、やや寂しい数字に感じます。

地上波のテレビ番組で、乃木坂メンバーを日常的に見かけるようになった今、シングル収録曲の順位低下は、楽曲派ファンの離脱や新曲に対する期待感の低下を想起させるもので、気掛かりな現象です。


AKB48Gの止まらない人気低落傾向は、グループの音楽に対して興味と期待を持つ人が、減り続けていることが、最大の原因だと思います。

音楽にはとんでない力があって、それゆえに音楽アイドルとして、何枚もシングルをリリースし、ライブ活動を行っている。

「総選挙」や「握手会」などの企画イベントだけで、グループの人気を上昇させ、維持出来るのであれば、多額のお金を掛けて、音楽活動を続ける意味はなく、モデル系アイドルでもいいし、女優系アイドルでもいいし、バラエティ系アイドルでも良い筈です。

しかし、乃木坂もAKB48Gも、音楽アイドルを選択している。

従って、楽曲指標が低下しているならば、それはグループにとって致命的な危機で、握手会が盛況であるからといってスルーしていい話ではなく、何とかしなければならない深刻な問題になります。


次は、欅坂の曲の順位帯分布です。

(表3) 欅坂の1、2枚目シングル収録曲の iTunes Store トップソングの順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# すべての曲について、「配信日数」は、2016年9月8日(木)までの日数

欅坂の1、2枚目表題曲
06-02-04-01-01 / 14-03-00 [00] (031/031日; 3位) 世界には愛しかない
31-15-20-22-26 / 42-01-00 [00] (157/157日; 1位) サイレントマジョリティー

「世界には愛しかない」のカップリング曲
00-01-01-00-01 / 04-03-02 [19] (12/31日; 17位) 語るなら未来を
00-00-00-00-01 / 01-01-02 [26] (05/31日; 50位) 青空が違う
00-00-00-00-00 / 01-01-02 [27] (04/31日; 58位) また会ってください
00-00-00-00-00 / 01-01-01 [28] (03/31日; 69位) ひらがなけやき
00-00-00-00-00 / 01-01-01 [28] (03/31日; 75位) ボブディランは返さない
00-00-00-00-00 / 01-01-00 [29] (02/31日; 86位) 渋谷からPARCOが消えた日

「サイレントマジョリティー」のカップリング曲
00-00-01-01-00 / 03-08-03 [141] (16/157日; 25位) 渋谷川
00-00-02-00-00 / 01-02-01 [151] (06/157日; 26位) キミガイナイ
00-00-00-01-00 / 01-01-01 [153] (04/157日; 39位) 手を繫いで帰ろうか
00-00-00-00-00 / 02-00-01 [154] (03/157日; 53位) 乗り遅れたバス
00-00-00-00-00 / 02-01-00 [154] (03/157日; 55位) 山手線


「サイレントマジョリティー」は、157日間、5ヶ月以上に渡って200位以内にランクインを続け、9月9日(金)時点で68位というかなり高い順位に入っています。

一方、デビュー曲の人気があまりに高いことから、「世界には愛しかない」が、なにか後塵を拝しているような雰囲気が漂うけど、結成1年のグループとしては、最高3位の31日以上ランクインは、驚異的な数字だと思います。

というのも、SKE48「金の愛、銀の愛」は最高40位のランクイン13日、NB48「僕はいない」は最高36位のランクイン19日、AKB48「翼はいらない」が最高27位のランクイン27日。

上位に食い込み、長くリストに名前を留めるアイドルの曲が少ない中、欅坂の2枚目表題曲は、突出した成績を見せています。


カップリングについては、2枚目収録曲の最高順位が、1枚目より、全体として、若干低いように感じます。

ただ、「世界には愛しかない」6曲の中に、100位を割り込んでいるものが一つもないのは凄いことで、欅坂の音楽に対する関心の高さを、垣間見る思いです。

ところで、欅坂カップリング曲の中で、一番、ランクイン日数が多いのは、「渋谷川」の16日なんですね。

乃木坂の「悲しみの忘れ方」と「ポピパッパパー」が14日ランクインで、「渋谷川」はそれより多く、近年の坂道シリーズでは、一番長い日数になっています。

私も何回か聴きましたが、フォークソング風味の、懐かしさと寂しさを感じさせる曲を、今泉佑唯と小林由依が、意外なくらい明るい調子で、クリアに歌い上げていて、結構、気に入りました(笑)。

16日というランクイン日数は、タイアップやキャンペーンではなく、歌唱力に裏打ちされた、楽曲そのものの魅力が叩き出した、そんな数字かもしれません。


iTunes トップソングにおける「裸足でSummer」の200位以内ランクイン日数は、「ハルジオンが咲く頃」を越えましたが、オリコン週間ランキングでも、累計売り上げ枚数が、前作を上回ることがほぼ確実になってきました。

以下の表は、15枚目と14枚目のオリコン週間ランキングを、発売後経過週で揃えて並べ、さらに、その時点での累計売り上げ枚数を比較したものです。

(表4) 15枚目「裸足でSummer」と14枚目「ハルジオンが咲く頃」のオリコン週間売り上げ枚数の推移比較

凡例
[今作の順位] 今作の売り上げ枚数 / [前作の順位] 前作の売り上げ枚数 累計 今作の累計売り上げ枚数/前作の累計売り上げ枚数 @ 累計売り上げ枚数の差 (発売後経過週)

#「今作(前作)の順位」は、その週における、オリコン週間ランキングの順位
#「50外」は50位圏外、つまり51位以上の意味
#「今作(前作)の売り上げ枚数」は、その週における、オリコン週間ランキングの売り上げ枚数
#「今作(前作)の累計売り上げ枚数」は、その週までのオリコン週間売り上げ枚数をすべて合計したもの
#「累計売り上げ枚数の差」は、「今作の累計売り上げ枚数」から「前作の累計売り上げ枚数」を引いたもの
#「発売後経過週」は、発売日を含む週を「01週目」としてカウント
#「売り上げ枚数」と「売り上げ枚数の差」は、すべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「※」以降は、青色が「今作」オレンジ色は「前作」の、その週に行われた全国握手会の会場を記し、加えて、対応する「順位」と「売り上げ枚数」も、それぞれの色で示している
#「幕張」は幕張メッセ、「なごや」はポートメッセなごや、「京都」は京都パルスプラザの略
# ピンク色の累計売り上げ枚数は「今作」及び「前作」の最新累計売り上げ枚数
#「x」を使った文字が記入されている部分は未定

15th「裸足でSummer」/ 14th「ハルジオンが咲く頃」

[01位] 72.8 / [01位] 75.0 累計 72.8/75.0 @ -02.2 (01週目)
[07位] 03.3 / [02位] 02.2 累計 76.1/77.2 @ -01.1 (02週目)
[07位] 01.6 / [07位] 01.4 累計 77.8/78.6 @ -00.8 (03週目)
[15位] 00.8 / [06位] 01.6 累計 78.6/80.1 @ -01.5 (04週目) ※ 幕張
[16位] 01.2 / [18位] 00.5 累計 79.8/80.6 @ -00.9 (05週目)
[08位] 01.8 / [12位] 00.8 累計 81.6/81.5 @ +00.1 (06週目) ※ 幕張 / なごや
[xx位] xx.x / [09位] 00.8 累計 xx.x/82.2 @ ±xx.x (07週目) ※ 京都
[xx位] xx.x / [50外] 00.1 累計 xx.x/82.3 @ ±xx.x (08週目) ※ なごや
[xx位] xx.x / [50外] 00.1 累計 xx.x/82.4 @ ±xx.x (09週目)
[xx位] xx.x / [50外] 00.1 累計 xx.x/82.5 @ ±xx.x (10週目) ※ 京都
・・・・・・・・・
[xx位] xx.x / [50外] 00.0 累計 xx.x/82.8 @ ±xx.x (24週目)


「裸足でSummer」は、今週が発売6週目に当たり、幕張メッセの全国握手会が効いて、8位ランクインの売り上げ1.8万枚でした。

その結果、累計は81.6万枚となり、「ハルジオンが咲く頃」の同じく発売6週目における81.5万枚を、0.1万枚上回っています。

しかし、前作14枚目にとって、今週は発売24週目に当たり、累計は82.8万枚に達しています。


問題は、今作15枚目が、最終的に前作累計を抜くかどうかです。

まず、上表が示すように、「ハルジオンが咲く頃」は、京都パルスプラザでの全国握手会が終わった翌週、つまり発売8週目から50位圏外が続いていますが、実は、18週目に一度200位圏外に落ち、その後戻ったものの、22週目から、再び圏外に去り、現在24週目までそのままの状態です。

200位圏外は、有料会員でも閲覧出来ない領域で、そのため、累計売り上げ枚数は、22週目以降、82.8万枚のまま据え置かれています。


圏外といえども、1週間の販売枚数がゼロのわけはなく、本来であれば、百枚、十枚であっても、それを加えないと、真の累計とは言えないんですが、分からないものは、足し様がないので(笑)、結局、200位に入らない週が続くと、枚数の上昇が完全に止まってしまいます。

「ハルジオンが咲く頃」の最新累計枚数は、間違いなく、乃木坂歴代シングルの最高売り上げ枚数なんですが、それが82.8万枚と言って良いのか、それとも、少し大きい82.9万枚あたりなのか、本当のところはオリコンしか知りません。

従って、今作と前作の累計枚数を比べるのは、両者が拮抗しており、かつ200位圏外が多い場合は、なかなか難しい。


「ハルジオンが咲く頃」は、現在の24週目までに、200位圏外を4週経験しており、今後、戻って来る可能性は低い。

一方、「裸足でSummer」がすべての全国握手会を終了する発売10週目まで、あと4週ある。

圏外の平均を200枚と破格に高く設定しても、8週で1千6百枚なので、14枚目がこのまま200位以内に入らず、15枚目累計が10週目において、83万枚を上回れば、ほぼ確実な累計前作越えと言っていいでしょう。


つまり、累計越えラインである83万枚に届くには、81.6万枚から1.4万枚の積み上げが必要ですが、ポートメッセなごやと京都パルスプラザで全国握手会が行われた週の「ハルジオンが咲く頃」の数字を見ると、それぞれ0.8万枚のアップになっている。

従って、「裸足でSummer」は、発売8週目と10週目だけで1.6万枚ほどの加算を期待出来、7週目と9週目も、いくら少なくとも、併せて4千枚は売るだろうから、2万枚の積み上げは十分に見込めます。

そのため、今作が、発売10週目において、83万枚を越えるのは、まず間違いなく、15枚目のオリコン累計は、14枚目のそれを、ほぼ確実に上回るという予測になります。

そして、85万枚なんてレベルに達するようであれば、絶対に前作越えしたと断言出来ます。


しかし、15枚目が14枚目を越えたかどうかが、こうやって、かなり面倒な、込み入った話になるのは(笑)、そのこと自体が、両者のCDセールスがほぼ拮抗していることを示しています。

微妙な差しかないから、200位圏外での売り上げ枚数が問題になるわけで、かりに今作が前作を越えても、1、2万枚程度の「微増」に留まる可能性が高い。

15枚目「裸足でSummer」のCDセールスにとって、個別握手会の応募開始など、16枚目スケジュールは強いストッパーになる筈で、それが近づいている今、「ハルジオンが咲く頃」を、大きく抜き去るのは、ちょっと難しいかと。

今作初動が前作「微減」だったのと似たようなことが、順位は逆ながら、累計でも起こりそうです。


乃木坂のCDセールスは、握手会に参加するクラスのファンの人数と熱量を反映する指標ですが、初動、累計ともに拮抗していることから、14枚目から15枚目に掛けては、ファン総体に大きな変化はなかったという印象を受けます。

深川麻衣の卒業に伴って、乃木坂を離れた人は少なくないかもしれないけど、新規にファンとなる方もいて、全体としては、人数掛ける熱量が維持されたとの見方です。

しかし、13枚目から14枚目、すなわち「今、話したい誰かがいる」から「ハルジオンが咲く頃」に掛けては、全然違う現象が起こっています。

(表5) 14枚目「ハルジオンが咲く頃」と13枚目「今、話したい誰かがいる」のオリコン週間売り上げ枚数の推移比較

凡例
[今作の順位] 今作の売り上げ枚数 / [前作の順位] 前作の売り上げ枚数 累計 今作の累計売り上げ枚数/前作の累計売り上げ枚数 @ 累計売り上げ枚数の差 (発売後経過週)

# 表示方法は、(表4)と同じ

14th「ハルジオンが咲く頃」/ 13th「今、話したい誰かがいる」

[01位] 75.0 / [01位] 62.7 累計 75.0/62.7 @ +12.3 (01週目)
[02位] 02.2 / [04位] 02.2 累計 77.2/64.9 @ +12.3 (02週目)
[07位] 01.4 / [10位] 01.4 累計 78.6/66.3 @ +12.2 (03週目)
[06位] 01.6 / [18位] 00.8 累計 80.1/67.1 @ +13.0 (04週目) ※ 幕張
[18位] 00.5 / [26位] 00.5 累計 80.6/67.6 @ +13.0 (05週目)
[12位] 00.8 / [18位] 00.6 累計 81.5/68.2 @ +13.3 (06週目) ※ なごや
[09位] 00.8 / [19位] 00.5 累計 82.2/68.7 @ +13.6 (07週目) ※ 京都
[50外] 00.1 / [26位] 00.4 累計 82.3/69.1 @ +13.3 (08週目)
[50外] 00.1 / [13位] 01.2 累計 82.4/70.2 @ +12.2 (09週目) ※ なごや
[50外] 00.1 / [08位] 00.4 累計 82.5/70.6 @ +11.9 (10週目)
[50外] 00.0 / [04位] 01.3 累計 82.5/71.9 @ +10.6 (11週目) ※ 幕張
[50外] 00.0 / [17位] 00.2 累計 82.5/72.1 @ +10.5 (12週目)
[50外] 00.0 / [14位] 00.3 累計 82.6/72.4 @ +10.2 (13週目)
[50外] 00.0 / [50外] 00.1 累計 82.6/72.5 @ +10.1 (14週目)
[50外] 00.0 / [35位] 00.1 累計 82.6/72.7 @ +09.9 (15週目)
[50外] 00.0 / [43位] 00.1 累計 82.7/72.8 @ +09.8 (16週目)
[50外] 00.0 / [50外] 00.1 累計 82.7/73.0 @ +09.7 (17週目)
[50外] 00.0 / [15位] 00.8 累計 82.7/73.8 @ +08.9 (18週目) ※ 京都
・・・・・・・・・
[50外] 00.0 / [50外] 00.0 累計 82.8/74.0 @ +08.8 (24週目)
・・・・・・・・・
[xx位] xx.x / [50外] 00.0 累計 xx.x/74.0 @ ±xx.x (41週目)


「ハルジオンが咲く頃」は、初動の段階で、「今、話したい誰かがいる」を12.3万枚も引き離し、その後、徐々に差を詰められたものの、最終的に累計で8.8万枚上回るCDセールスとなっています。

初回限定盤を3種から4種に増やしたこと、セブンネットショッピングなどを介したネット販売を充実させたこと、NHK紅白歌合戦に初出場した後、最初にリリースしたシングルだったことなど、販売方法の変更や話題性の高さから、セールスが伸びた面はあると思います。

しかし、初動で10万枚以上、累計でも8万枚を越えるアップとなると、13枚目から14枚目に掛けて、コアファンの人数が大幅に増えたと考えざるを得ないものがある。


このファン数増加説に説得力を持たせているのが、高橋みなみ、松井玲奈、渡辺美優紀など、AKB48Gの主要人気メンバーの卒業あるいは卒業発表が、2015年後半から2016年初めに掛けて、相次いだことです。

つまり、卒業ラッシュに伴って、大量のファンがAKB48Gを離れ、その中の少なからぬ人々が、乃木坂にやって来て、「ハルジオンが咲く頃」のCDセールスを、一気に押し上げた可能性があります。

実際、乃木坂14枚目リリース(2016/03/23)とほぼ同じ時期に、AKB48G「支店」が、SKE48「チキンLINE」(03/30)、HKT48「74億分の1の君へ」(04/13)、NMB48「甘噛み姫」(04/27)と、一斉に新曲を発売しましたが、「ハルジオンが咲く頃」が空前の前作アップを果たしたのと対照的に、CDセールスは軒並み減少することになり、ネットで盛んに取り上げられていました。

この頃、売り上げ低下の原因として、「総選挙」にお金を注ぐため、ファンが買い控えているという意見をよく見かけましたが、乃木坂で起こったことと併せて眺めると、むしろ、48Gから坂道シリーズへ、ファンの大規模移動が発生したと考える方が、妥当じゃないでしょうか。

欅坂も、春のリリースラッシュの真ん中、4月6日(水)に「サイレントマジョリティー」を発売し、パンチのあるMVが評判を呼んで、破竹の快進撃を始めていて、ファンを惹き付ける要素には事欠かない状態でしたから(笑)。


CDセールスにおいて、14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、13枚目「今、話したい誰かがいる」を大きく上回る数字を叩き出しますが、(表2)が示すように、iTunes Store トップソングにおいては、表題曲、カップリング曲ともに、13枚目が、14枚目より良好な成績になっています。

AKB48Gからのファン流入によって、乃木坂の握手会は盛況になり、CDは飛ぶように売れたけど、楽曲セールスが、それに見合って伸びた形跡はなく、むしろ、200位以内のランクイン日数は、14枚目において低落傾向を示しています。

ただ、カップリング曲の最高順位は、14枚目で上昇した節があって、新規のファンの増加を窺わせるものはある。


15枚目「裸足でSummer」は、CDセールスでは前作とほとんど変わらず、コアファンの人数が変化した感じはありません。

一方、iTunes トップソングでは、14枚目で落ち込んだランクイン日数が、再び、13枚目並みにまで回復したものの、最高順位は、14枚目の流れを引き継いで、低落傾向に歯止めが掛かっていない。

「裸足でSummer」は、MV再生回数の上昇が、歴代表題曲と比べものにならなほど速く、乃木坂の楽曲人気が、上昇する兆しを見せていることは間違いありません。

しかし、有料配信における、ランクイン日数の伸びと、最高順位の続落は、乃木坂の音楽に対して、期待と失望がせめぎあっていることを窺わせるものです。


期待か失望か、最終的にどちらに転ぶかは、近々制作が始まる16枚目の、選抜構成と収録楽曲に掛かっていると思います。

14枚目「ハルジオンが咲く頃」で、明らかに増えたファンを、今後、繋ぎ止められるかどうか、それとも、ファンの流出が起きるのかどうか、15枚目はその瀬戸際にある。

初動前作割れと累計前作越えのCDセールス、伸びたランクイン日数と下がった最高順位の配信成績といった、右往左往しているかのような人気指標の動きは、乃木坂に対する評価が、混沌としつつあって、定まっていないことを示唆しています。

こう考えると、16枚目は、乃木坂に対する評価の行方を左右する、極めて重要なシングルになるわけで、どんな構成の選抜で、どんな曲を歌うのか、注目せざるを得ないものがあります(笑)。


最後に、木曜で500万回を突破した「裸足でSummer」MVの再生数を。

(表6) 乃木坂「裸足でSummer」と欅坂「世界には愛しかない」のMV再生回数の大台到達日数

凡例
対象とする累計再生回数 : 公開開始からその数字に届くまでの経過時間 [推定される到達時刻]

#「経過時間」は、日単位の数字で表し、小数点以下2桁目を四捨五入
#「到達時刻」は、実際の時刻ではなく、前後のデータから計算した「推定」時刻
# オレンジ色の部分は予想

「裸足でSummer」MV
000万回 : 00.0日 [07/08(金)12:00]
100万回 : 05.3日 [07/13(水)19:39]
200万回 : 13.2日 [07/21(木)15:57]
300万回 : 24.2日 [08/01(月)17:37]
400万回 : 38.9日 [08/16(火)09:31]
500万回 : 61.6日 [09/08(木)02:48]

「世界には愛しかない」MV
000万回 : 00.0日 [07/12(火)12:00]
100万回 : 04.5日 [07/17(日)00:56]
200万回 : 13.2日 [07/25(月)17:39]
300万回 : 27.7日 [08/09(火)05:17]
400万回 : 42.6日 [08/24(水)02:14]
500万回 : 61.8日 [09/12(月)06:21]


祝!、500万回突破と喜びたいんですが、ふと振り返ると、奴がいるということで(笑)、「世界には愛しかない」MVも、現在、490万回を越えていて、来週の月曜くらいには、500万回に到達する見込みです。

乃木坂15枚目と欅坂2枚目の表題曲MVが、大台を突破してきた経緯を眺めると、その時々で両者の勢いが変化していることが分かります。

100万回への到達時間は、「裸足でSummer」が5.3日、「世界には愛しかない」は4.5日と、欅坂の方が早く、初期の頃、再生数上昇速度が乃木坂を上回っている。

しかし、200万回は、ともに13.2日と同じ、さらに300万回、400万回への到達は、乃木坂の方が、欅坂より早く、上昇スピードの逆転が起こったことが分かります。

そして、500万回突破は、両者ともに62日弱になりそうで、欅坂が巻き返しています。


最新の数字では、乃木坂のリードは17万回ほどで、しかも、1日当たり1万回のペースで、欅坂に差を詰められつつあります。

このまま両者の上昇速度差が維持されると、17日後には、「裸足でSummer」が「世界には愛しかない」に追いつかれる計算になる。

乃木坂側から見ると、初めてのクライマックス進出を目前にして、ヤクルトに追い上げを食らっている横浜のような心境で(笑)、ヒヤヒヤする展開ですが、次シングルの始動は、乃木坂の方が早いので、野球の世界と異なり、逃げ切れるかどうかについては、あまり良い要素はなく、「安心理論」もひねり出せません。


齋藤飛鳥の天使的魅力や風景などの映像美が、「裸足でSummer」MVの人気を牽引してきたけど、ダンスに関する部分のインパクトが弱く、その辺に、「世界には愛しかない」と比べて、物足りなさを感じます。

「制服のマネキン」と「サイレントマジョリティー」のMVが示すように、面白くて魅力的なダンスは、MVの再生数を引き上げる、もっとも有効な因子で、ここが不十分だと、なかなか1千万、2千万という数字は見えてこない気がします。

16枚目表題曲がバラード系であっても、「おっ!」と見てしまうような振り付けは可能な筈で、そういった要素を、MVにぜひ盛り込んで欲しい。

まあ、曲が仕上がっていないのに、MVを作らなければならないような段取りだと(笑)、インパクトのあるフリなんて到底無理で、その場合は、制作時点から、すでに再生数の伸び悩みがほぼ決定しているという、悲しい状況になってしまいます。

結局は、十分な制作時間を取って、出来るだけ、余裕のあるスケジュールで進めることが、MV人気をアップする、一番の必要条件ということでしょう。


「裸足でSummer」MVは、高い人気を集めてきましたが、上には上がいる、しかもすぐ隣に(笑)、という現実を見つめるために、「サイレントマジョリティー」MVの軌跡を載せておきます。

(表7) 欅坂「サイレントマジョリティー」MV再生回数の大台到達日数

# 表記法は(表6)と同じ

「サイレントマジョリティー」MV

000万回 : 00.0日 [03/16(水)12:00]
100万回 : 05.5日 [03/21(月)23:47]
200万回 : 12.5日 [03/29(火)00:26]
300万回 : 19.6日 [04/05(火)02:50]
400万回 : 25.4日 [04/10(日)21:07]
500万回 : 29.7日 [04/15(金)04:46]

600万回 : 33.5日 [04/19(火)00:20]
700万回 : 37.8日 [04/23(土)08:19]
800万回 : 41.2日 [04/26(火)17:33]
900万回 : 43.9日 [04/29(金)09:40]
1000万回 : 47.1日 [05/02(月)14:26]


何が凄いって、1千万回再生までに掛かった時間が47.1日で、「裸足でSummer」が500万回に到達するまでの61.6日より、ずっと短い。

そして、「サイレントマジョリティー」MVは、今なお、10万回/日に近い上昇速度で、再生数を伸ばしていて、現在、累計は2600万回を越えています。

本当に、この曲が叩き出す数字は、良い刺激になるというか、刺激が強過ぎるというか、これが本格的「ヒット」だという姿を、まざまざと見せてくれます。

有り難いことです(笑)。


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無理な日程と過酷なライブが招いた握手会のメンバー大量欠席、16th選抜発表は9月18日濃厚 [06Sep16]

2016-09-06 20:15:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

09月07日(水) 19 : 00 〜 20 : 54 [地デ] 日本テレビ『1周回って知らない話 テレビの人気者大集合 初回2時間スペシャル』に、秋元真夏が出演

09月08日(木) 22 : 00 〜 [地デ] 日本テレビ『ダウンタウンDX』に、秋元真夏が出演
09月08日(木) 2ndソロである『西野七瀬写真集 風を着替えて』の出版を記念して、福家書店新宿サブナード店で、10月04日 (火)18:30〜に開催される「お渡し会」への参加申し込みが、この日の18:00に締切

09月09日(金)「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の東京公演初日。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

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重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



9月4日(日)の幕張メッセ全国握手会は、体調を崩すメンバーが続出して、不参加・中止の「お知らせ」速報が飛び交ってましたね。

事前に告知されていたのは、腰を痛めている橋本奈々未がイベントを欠席し、生田絵梨花と生駒里奈は、ミニライブに参加するものの、舞台仕事の関係で、握手会は不参加ということでした。

ところが、当日になって、桜井玲香欠席のアナウンスを皮切りに、北野日奈子と若月佑美のミニライブ不参加が発表され、ほどなく、きいちゃんが、握手会も参加しないとの続報。

さらに、北野日奈子とペアレーンを組んでいた佐々木琴子が握手会を急遽欠席との発表があり、会場が盛況だっただけに、これは大変なことだと思っていると、今度は、白石麻衣と若月佑美が、体調不良で、レーンを中止とのお知らせ。


握手会では、個別にせよ、全国にせよ、メンバーの具合が悪くなって、レーンを中断したり、中止したりすることは、珍しくありませんが、1回に、せいぜい2、3人で、ここまで多くのメンバーが、次々とリタイアするのは初めてじゃないでしょうか。

しかし、乃木坂公式サイトに、次々とアップされる「欠席のお知らせ」記事を眺めていても、とくに意外だとは思いませんでした。

というのも、2ndアルバムと15thシングルの発売間隔を、十分空けずに突き進み、そこに全国ツアーが入ってくるスケジュールには、もともと無理があって、おおよその日程が判明した段階から、いずれ、怪我、病気、体調不良が続出するだろうことは、容易に想像出来ました。


例えば、6月10日(金)から12日(日)の3日間、2ndアルバムの発売を記念した生放送のネット配信番組『乃木坂46時間TV』があり、その3日後には、『真夏の全国ツアー2016』のスタートで、深川麻衣の卒業コンサートでもある2Daysライブを、15日(水)16日(木)に静岡で行い、さらに2日後、2ndアルバム第1回個別握手会を京都で開催。

これだけでも信じられないハードスケジュールですが、あとで判明した通り、京都握手会の翌日、19日(日)20日(月)に、15枚目表題曲のMVを、なんと沖縄で撮影しちゃった(笑)。

この時点ですでに、メンバーには、相当な疲労が蓄積していた筈ですが、その後も、まとまった休みを取ることなく、2ndアルバムの特典イベント、15枚目の制作とキャンペーン、そして全国ツアーを、並行して進めるという、超超ハードなスケジュールが、暑い7月、8月に延々と続きます。


そして、最後の仕上げが、神宮3Daysライブで、時折、激しく雨が降る中、メンバーは、広いスタジアムを駆け回りながら、100以上の曲目を、歌い踊って、パフォーマンスすることになる。

しかも、メンバーにとって、神宮ライブは夏仕事の「最後」ではなく、千秋楽の3日後、9月2日(金)に、2ndアルバムの特典イベントである『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』、3日(土)は、『東京ガールズコレクション』、4日(日)が幕張メッセ全国握手会という、「怒濤の」週末3Daysが待っていた。

幕張メッセで、体調不良のメンバーが続出し、不参加や中止が相次ぐのは当たり前のことで、会場に行った方のリポートを読むと、最後まで握手をしていたメンバーでも、ツラそうにしていた人が、少なくなかったとのこと。


乃木坂の場合、とくに気になるのは、アイドルの中でも、体型維持の要求が厳しく、メンバーが常にダイエットを強いられることです。

全国ツアーや大箱でのライブは、消費するカロリーが大きいので、それに見合うだけのしっかりとした食事が必要になる。

しかし、公式ブログに載せられた写真を見ると、ツアーが進むにつれ、頬がこけている印象を受けるほど、普段より痩せているメンバーが少なからずいて、十分なカロリーと栄養を摂取出来ていないのではないかと、心配していました。


日常的にダイエットを行っていると、胃が小さくなって、いざ食べなければならないときに、がんがん詰め込むことが出来ず、その状態で激しい運動を伴うリハや本番をこなすと、みるみる痩せていってしまうことがある。

必要なカロリーと栄養が取れていないのに、身体を酷使しているわけで、各所に深いダメージを与え、免疫力を低下させる危険がある。

そのため、風邪を引く確率が高くなり、さらに、思わぬ病気を発症したり、大きな怪我をしたり、深刻な事態を引き起こしかねません。


厳しい練習を乗り切る一流のアスリートは、疲労困憊していても、必要な量の食事をしっかり摂取する「食べる力」を、例外なく備えていて、それがなければ、病気や怪我を連発して、選手生活を続けられなくなる。

以前、テレビの特集で紹介していたのですが、オリンピック代表に選ばれていた、新体操の女子選手が、国際試合の途中に突然倒れて、動けなくなったことがある。

調べてみると、なんと大腿骨が折れていた。

原因は、厳しいダイエットを行ってきたため、骨密度が高齢者並に低く、骨の強度が足りなくて、運動の負荷に耐えられず、大怪我に至ってしまったとのこと。

残念ながら、その方の選手生命は、そこで断たれてしまい、目指していたオリンピックは叶わぬ夢となってしまった。

そして、その出来事以降、選手を指導してきたコーチは、クラブに所属する全選手に対して、定期的な血液検査や骨密度の測定を行い、異常がある人には、ダイエットをさせない方針を採っているそうです。


乃木坂メンバーは、体型維持の足枷が厳しく、人によって程度の差はあるようですが(笑)、常日頃から相当なダイエットを行っているので、只でさえ、身体へのダメージが危惧されます。

そんなグループが、いきなり度外れな運動量を要求されるライブを、複数日に渡って連続でこなすのは、非常に危険な行為で、細心の注意を払わないと、「選手生命」を断たれてしまいかねない、大きな怪我や病気に見舞われるかもしれません。

実際、橋本奈々未も、ぎっくり腰が癖になって、症状がより重く、より長く続くようになると、芸能生活に関わってきます。

また、詳しい状況は分からないけど、桜井玲香も、回復のメドがはっきり立っているようには見えません。

さらに今後、他のメンバーも、風邪が長引いて、体調がなかなか戻らなかったり、予期せぬ病気を発症してしまったり、今、乃木坂は、健康面で予断を許さない状態に陥っていると思います。


欠席が相次いだ日曜日の幕張メッセを見ていると、神宮ライブをプロとして乗り切ったとは、言いづらいものがあって、なぜ、メンバーの体力と運動能力を適切に考慮した、「乗り越えられる」レベルのライブに設定しなかったのか、運営の力量に疑問を感じざるを得ません。

ぎっくり腰の橋本奈々未に「制服のマネキン」や「命は美しい」を踊らせる発想自体が、危機管理意識の希薄さを象徴しています。

せめて、パフォーマンする曲数を絞れば、メンバーに掛かる負担を、もっと軽く出来たと思うのですが。

遡れば、2ndアルバムと15thシングルの日程を十分に離さなかったことが、体調不良続出の大きな原因であるのは間違いなく、こういった見込みの甘いスケジュール設定は、いつになったら改善されるのか、これから先も同じことが続きそうで、ブルーな気持ちになります。

体調を崩したまま、主演舞台に臨まなければならない、桜井玲香と若月佑美のことが、もの凄く心配だけど、本番初日が後3週間ほどに迫った今、稽古と公演が無事に進んで、芝居が成功することを、天に祈るしかありません。


さて、メンバーの体調という、ヘビーな話で始めたので、気分を変えるため、明るい話題を一つ。

YouTubeに公開されている「裸足でSummer」MVの累計再生数が、あと少しで、500万回突破です。

今日の午後5時現在で、495万回に達していて、昨日の再生数上昇速度が3.8万回/日だったので、ペースが変わらなければ、1日と8時間後、つまり、明日7日(水)の深夜25時頃に、大台に載ると予測されます。

区切りの数字が近づくと、注目が集まって、再生数の積み上げスピードがアップすることがあるので、「500万回」という話がネットで盛んに取り上げられれば、もっと早く達成出来るかもしれません。


もう一つ、勢いのあるトピックを。

「裸足でSummer」のオリコン累計が、前作「ハルジオンが咲く頃」を上回りそうです。

(表1) 15枚目シングルのオリコン週間ランキングと累計売り上げ枚数の推移

凡例
[順位] その週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数; 前作同週の累計売り上げ枚数との差/前作同週の累計売り上げ枚数) : 発売後経過週 ランキングの日付 集計期間

# 枚数はすべて万枚単位で表され、小数点以下2桁目を四捨五入
#「差」は、その週における、今作累計から前作累計を引いたもの
#「全国」は、全国握手会で、前の日付は開催日、後の(括弧)内は会場

[01位] 72.8万枚 (72.8; -2.2/75.0) : 01週目 08/08付 07/25(月)31(日)
[07位] 03.3万枚 (76.1; -1.1/77.2) : 02週目 08/15付 08/01(月)07(日)
[07位] 01.6万枚 (77.8; -0.8/78.6) : 03週目 08/22付 08/08(月)14(日)
[15位] 00.8万枚 (78.6; -1.5/80.1) : 04週目 08/29付 08/15(月)21(日)
[16位] 01.2万枚 (79.8; -0.9/80.6) : 05週目 09/05付 08/22(月)28(日)
[--位] ---万枚 (---; ---/81.5) : 06週目 09/12付 08/29(月)04(日)※09/04(日)全国(幕張メッセ)
[--位] ---万枚 (---; ---/82.2) : 07週目 09/19付 09/05(月)11(日)
[--位] ---万枚 (---; ---/82.3) : 08週目 09/26付 09/12(月)18(日)※09/18(日)全国(ポートメッセなごや)
[--位] ---万枚 (---; ---/82.4) : 09週目 10/03付 09/19(月)25(日)
[--位] ---万枚 (---; ---/82.5) : 10週目 10/10付 09/26(月)02(日)※10/01(土)全国(京都パルスプラザ)


発売5週目の15枚目累計は79.8万枚で、同じ週の14枚目と比べて、0.9万枚ほど少ない売り上げです。

しかし、「ハルジオンが咲く頃」は、7週目に最後の全国握手会が行われたため、8週以降の累計のアップは、小刻みになっています。

一方、「裸足でSummer」は、6週目幕張メッセ、8週目ポートメッセなごや、10週目は京都パルスプラザでの全国握手会があり、まだまだ弾が残っている。

通常、関東会場で全国握手がある週は1.5万枚ほどの売り上げ、地方会場であれば、0.7万枚あたりが目安なので、あと3万枚くらいは期待していいんじゃないかと思います。

79.8万枚に3万枚を足すと82.8万枚で、上表に示された、前作10週目の82.5万枚を越えてくるので、まあ、何とか大丈夫じゃないでしょうか。

しかも、今作の全国握手会では、その場でCDを1枚買うと、会場限定特製ポスターと交換可能で、しかも複数種類からのランダムチョイスの上に、握手がしたければもう1枚!という、情け容赦のないブーストを仕掛けているので、さらに威勢の良い積み上げになる可能性があって、頼もしい限りです(笑)。


次は、16th選抜の発表日のことを。

前回放送された『乃木坂工事中』の予告によると、次回、9月11日(日)深夜は、選抜発表はないようです。

ということで、9月18日(日)に発表される可能性が濃厚になってきました。

選抜発表[09/18(日)] =(7週+3日)=> CD発売[11/09(水)]
選抜発表[09/25(日)] =(6週+3日)=> CD発売[11/09(水)]

9月25日(日)だと、選抜発表からCD発売までが6週プラス3日で、絶対にあり得ないとは言えないけど、過去のシングルを眺めても、そこまで短いのは、1枚目、2枚目だけなので、まず避けると思います。

従って、世界卓球とか、ウィンブルドンとか、もの凄い重要な試合の生中継でもない限り(笑)、9月18日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、16th選抜が発表されると考えていいんじゃないでしょうか。


個別握手会の応募は、今週から始めて、初動算入を9次応募分確保するのが、前作割れの確率を低くする安全策です。

15th14次 : 16th01次応募[09/08(木)09(金)] =(初動算入9次分)=> CD発売[11/09(水)]
15th15次 : 16th01次応募[09/15(木)16(金)] =(初動算入8次分)=> CD発売[11/09(水)]
15th16次 : 16th01次応募[09/22(木)23(金)] =(初動算入7次分)=> CD発売[11/09(水)]

しかし、全国小売チェーンとのタイアップなど、店頭セールスについて、何か強力な秘策があって、運営が自信を持っているなら(笑)、来週から始めて、「裸足でSummer」と同じく、8次分で勝負ということも、あり得なくはない。

ただ、再来週まで待って、7次分という日程は、さすがに採用しないと思います。

つまり、16枚目は、9月18日(日)に選抜を発表して、個別握手会第1次応募は2週前倒しの9月8日(木)9日(金)が有力ながら、遅くとも、1週前倒しの15日(木)16日(金)には、スタートするという予想になります。


一方、欅坂の3枚目は、前々回の記事で、CD発売の本命は11月23日(水)だけど、2枚目「世界には愛しかない」の応募が終わってから、次作へ移るという「筋を通せば」、12月7日(水)のリリースもあり得なくはないと書きました。

ところが、実は、重要なことを忘れていて、AKB48の46枚目が、11月30日(水)もしくは12月7日(水)に入ってくる可能性が高い。

AKB48のCDリリースは、毎年、それぞれのシングルについて、時期を固定する傾向があって、年4枚体制になってから、「総選挙」選抜が担当するシングルの次は、2014年度「希望的リフレイン」が11月26日(水)、2015年度「唇にBe My Baby」は12月9日(水)と、11月末から12月上旬に発売されている。

今年もその時期に、AKB48のシングルが出るのであれば、欅坂3枚目が12月までずれ込む可能性は薄いと見たくなります。


となると、乃木坂16枚目の2週間後である11月23日(水)は、かなり望ましい発売日候補で、48G「支店」との調整が付くのであれば、ぜひ、ここに持ってきたい日程です。

つまり、AKB48の46枚目を考慮に入れると、欅坂3枚目のリリースは、11月23日(水)の可能性が高くなり、選抜発表は、10月2日(日)か9日(日)深夜の『欅って、書けない?』が有力という予想に落ち着きます。

選抜発表[10/02(日)] =(7週+3日)=> CD発売[11/23(水)]
選抜発表[10/09(日)] =(6週+3日)=> CD発売[11/23(水)]


欅坂の場合は、平仮名「けやき坂」が、いよいよメディアに登場し始め、3rd選抜の構成も、どうなるのか読めない部分がある。

もし、何かとんでもない「奇策」を用意しているのであれば、日程も、上述したスタンダードな流れから、大きく逸脱するかもしれません。

しかし、2枚目までを見る限り、欅坂の運営は、スケジュールにせよ、握手会の日数・部数にせよ、設定の仕方が基本に忠実というか(笑)、あまりトリッキーなことをしない印象があるので、11月23日(水)リリースの10月2日(日)or9日(日)選抜発表は、現時点で、もっとも採用される確率の高い日程だと思います。

ただ、年末は多くのアーティストがCDをリリースする時期で、AKB48Gだけでなく、ジャニーズ系グループの動向もあって、そういった都合から、泣く泣く、11月16日(水)か、30日(水)に前後する余地が、まだ残っていることは、否定出来ません。


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「持ってる」生駒里奈と齋藤飛鳥、「裸足でSummer」が欅坂「世界には」を越える配信成績 [03Sep16]

2016-09-03 22:15:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

09月03日(土)『東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER』(さいたまスーパーアリーナ)に、北野日奈子、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、松村沙友理がモデルとして出演。また、アーティストとして、乃木坂46がライブに参加する模様
09月03日(土) 25 : 15 〜 25 : 45 [地デ] フジテレビ『うまズキッ!』に、白石麻衣、衛藤美彩、高山一実、松村沙友理が出演

09月04日(日) 14 : 15 〜 15 : 15 [地デ] 日本テレビ『高校生クイズ2016 史上初!全国一斉スマホ大会』
09月04日(日) 15枚目第1回全国握手会 in 千葉・幕張メッセ

09月05日(月) 06 : 45 〜 [CS] MUSIC ON! TV (エムオン)『サキドリ!』。『乃木坂46 4th YEAR BIRTHDAY LIVE』in 明治神宮野球場 の「裸足でSummer」を含む7曲のダイジェストを、金曜日のリピート放送として、おそらく流すと思います
09月05日(月) 15枚目『裸足でSummer』発売記念スペシャルプレゼントのAコース「あなたの私物にサインしちゃいます!会」の応募締切日。当日消印有効
09月05日(月) 18 : 55 〜 21 : 00 [地デ] テレビ東京『仰天パニックシアター』に、堀未央奈が出演

09月07日(水) 19 : 00 〜 20 : 54 [地デ] 日本テレビ『1周回って知らない話 テレビの人気者大集合 初回2時間スペシャル』に、秋元真夏が出演

09月08日(木) 22 : 00 〜 [地デ] 日本テレビ『ダウンタウンDX』に、秋元真夏が出演

09月09日(金)「少年ジャンプ」連載40周年特別企画・舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の東京公演初日。生駒里奈が、謎の少女「サキ」役で出演。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Aug16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Aug〜Sep]

また、「ブックマーク」内の次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)


昨日金曜日に、CS放送のMUSIC ON! TV (エムオン)が、『サキドリ!』という15分の音楽番組で、神宮ライブで披露された7曲のステージを、ダイジェストにまとめて放送していました。

2日目あたりは、相当な雨だったようで、こんな状態でよくぞ最後まで、予定通りに進行出来たなと、感心しました。

とにもかくにも、ライブ中、大きな事故がなくて、本当に良かった。


ダイジェストを観ていて、一番びっくりしたのは、橋本奈々未は、「制服のマネキン」や「命は美しい」を含めて、ほとんど全部の担当曲に参加したんですね。

ステージに上がるとは聞いていたけど、さすがに、激しいダンスナンバーは、代役を立てると思っていたので、目が点になってしまいました。

ぎっくり腰を発症した人が、そんな動きをしてどうする!と、叫びたくなるようなフリを連発していて、腰を曲げたり、身体を捻ったりするシーンが映るたびに、「ギー!」とか「ベー!」とか、変な悲鳴が思わず出てしまった(笑)。

ななみんは、今日更新したブログで、

腰は痛かったけど、アドレナリンはどんな痛み止め以上の効果を発揮するね。アドレナリンって言ってもそんなんだろって思ってる人には1回、3万5千人のファンとカメラ、スタッフに囲まれてみてほしい!ほんと痛みとか分かんなくなるから!

(橋本奈々未の2016/09/03_11:06ブログ)

と述べていて、やはり、薬や「アドレナリン」で痛みを抑えながら、パフォーマンスしていたことが分かります。


しかし、さすがに限界だったのでしょう、千秋楽に披露された「裸足でSummer」のターンする場面では、明らかに腰をかばった動きになっていました。

多分、神宮ライブの終盤は、骨身にこたえるほど、キツかったと思います。

3Daysライブを全うしたのは素晴らしいことだけど、症状を悪化させたのは間違いなく、個人的には、フル出演という判断に対して、疑問を感じるものはあります。

出演するにしても、ダンス曲は誰かに代わってもらうなど、腰への負担をもっと軽減する方法があった筈で、その方が、回復までの時間を短く出来ると思うんですが。


これからの活動ですが、とりあえず、昨日のセブンイレブンライブは不参加、今日の東京ガールズコレクションはモデルとしてのランウェイのみ、明日の幕張メッセはミニライブ・握手会ともに不参加のようです。

こうなってくると、ななみん不参加という知らせを耳にする方が、ほっと安心しますね(笑)。

そして、今後、橋本さんの参加不参加が問題になるのは、以下のイベントだと思います。

09月17日(土)『乃木坂46 セブン-イレブン限定ミニライブイベント』第2回公演 in 愛知・ポートメッセなごや
09月18日(日) 15枚目第2回全国握手会 in 愛知・ポートメッセなごや
09月25日(日) 15枚目第1回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜
10月01日(土) 15枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ
10月02日(日) 15枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

握手会は長時間立っている必要があり、座るのもキツいらしく、個別握手会は、ライブ以上に、腰にダメージを与える可能性がある。

しかも、名古屋や京都の会場だと、新幹線に数時間乗るわけで、移動時の負担が甚大にののしかかってくる。


腰の状態を見極めながら、これらのイベントに参加するかどうか、その都度、判断するのだと思います。

しかし、個人的な願いとしては、上記のセブンライブと握手会は、すべて不参加にして、復帰の判断は、10月8日(土)の『GirlsAward 2016 AUTUM/WINTER』から行うと、最初に決めた方が、ななみんも治療に専念出来るんじゃないでしょうか。

怖いのは、中途半端な状態で復帰して、症状を慢性化させることで、今後、頻繁にぎっくり腰が再発することにでもなると、乃木坂はおろか、芸能生活そのものを続行出来なくなる危険があります。


9月以降、特典イベントがずらりと控える中、症状が悪化する可能性を承知した上で、3Daysフル出演を選択したのだから、その後、複数の握手会への不参加を含め、長めの休養期間が必要となるのは、やむを得ないことです。

とくに単なるぎっくり腰ではなく、ヘルニアを伴っているのであれば、一度、徹底して回復させないと、後々にまで尾を引く懸念がある。

しっかり復調させて、元気になれば、橋本奈々未は、まだまだ何年も、乃木坂の人気メンバーとしてやっていける筈で、1ヶ月程度の休業分は、難なく取り戻せるでしょう。

橋本さんの症状がどうなっているのか、詳しいことが分からないので、具体的な療養プランについては、コメントしようのない部分がありますが、運営には、目先の損得ではなく、長い目で見た、プロの判断を期待しています。

まあ、ななみんのブログを読むと、腰から上の部分は、至って元気そうで(笑)、その点では、ちょっと安心しました。


さて、「裸足でSummer」発売されて1ヶ月以上が過ぎ、CDセールスと楽曲セールスに関して、おおよその傾向が見えてきました。

特徴的なのは、前作「ハルジオンが咲く頃」と比べて、MV再生回数の伸びと iTunes Store トップソングの順位変化が、より良好なことです。

しかも、iTunes におけるランキング推移は、欅坂「世界には愛しかない」よりも、好調であることが分かってきました。

欅坂の2枚目を上回っているというのは、一見、意外な感じがしますが、以下のように、配信開始後のそれぞれの順位を、経過した週数と日数で揃えて、並べてみると、乃木坂15枚目表題曲の「粘り強い」人気が浮き彫りになってきます。

(表1)「ハルジオンが咲く頃」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」の iTunes Store トップソングの配信開始からの順位推移

凡例
配信開始からの経過週数
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 略した曲名

ハルジオンが咲く頃の順位 @ 裸足でSummerの順位 @ 世界には愛しかないの順位 : 配信開始からの経過日数

# 上記 A〜H と Z は、対象週において、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# ここでの「1週」は、週始めである月曜から、週終わりである日曜までの7日間
# 3曲とも、配信開始は水曜日なので、「01週目」は、5日間のデータしかない
#「世界には愛しかない」と「裸足でSummer」は、最新計測日である9月2日(金)までのデータを載せている
#「ハルジオンが咲く頃」は、200位圏外に入った「08週目」まで。これ以降、最新計測日まで、再度の200位ランクインは確認されていない

01週目
2-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] ハルジオン
4-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 裸足で
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 世界には

005位 @ 010位 @ 004位 : 01日目(水)
006位 @ 008位 @ 005位 : 02日目(木)
012位 @ 010位 @ 005位 : 03日目(金)
017位 @ 010位 @ 005位 : 04日目(土)
020位 @ 015位 @ 005位 : 05日目(日)

02週目
0-0-3-4-0 / 0-0-0 [0] ハルジオン
1-6-0-0-0 / 0-0-0 [0] 裸足で
1-2-4-0-0 / 0-0-0 [0] 世界には

022位 @ 011位 @ 010位 : 06日目(月)
021位 @ 011位 @ 015位 : 07日目(火)
028位 @ 012位 @ 019位 : 08日目(水)
032位 @ 013位 @ 025位 : 09日目(木)
036位 @ 013位 @ 023位 : 10日目(金)
033位 @ 010位 @ 025位 : 11日目(土)
031位 @ 011位 @ 027位 : 12日目(日)

03週目
0-0-1-2-4 / 0-0-0 [0] ハルジオン
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] 裸足で
0-0-0-1-1 / 5-0-0 [0] 世界には

035位 @ 013位 @ 031位 : 13日目(月)
041位 @ 019位 @ 049位 : 14日目(火)
030位 @ 021位 @ 060位 : 15日目(水)
036位 @ 023位 @ 060位 : 16日目(木)
046位 @ 023位 @ 056位 : 17日目(金)
041位 @ 025位 @ 060位 : 18日目(土)
046位 @ 028位 @ 065位 : 19日目(日)

04週目
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] ハルジオン
0-0-0-4-3 / 0-0-0 [0] 裸足で
0-0-0-0-0 / 5-0-0 [0] 世界には

058位 @ 033位 @ 066位 : 20日目(月)
055位 @ 043位 @ 064位 : 21日目(火)
075位 @ 039位 @ 087位 : 22日目(水)
080位 @ 038位 @ 072位 : 23日目(木)
083位 @ 040位 @ 081位 : 24日目(金)
070位 @ 043位 : 25日目(土)
059位 @ 044位 : 26日目(日)

05週目
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] 裸足で

059位 @ 051位 : 27日目(月)
069位 @ 055位 : 28日目(火)
078位 @ 062位 : 29日目(水)
084位 @ 066位 : 30日目(木)
123位 @ 068位 : 31日目(金)
119位 @ 074位 : 32日目(土)
090位 @ 069位 : 33日目(日)

06週目
0-0-0-0-0 / 0-2-5 [0] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 2-5-0 [0] 裸足で

102位 @ 068位 : 34日目(月)
122位 @ 099位 : 35日目(火)
168位 @ 112位 : 36日目(水)
152位 @ 111位 : 37日目(木)
163位 @ 124位 : 38日目(金)
156位 @ 110位 : 39日目(土)
151位 @ 101位 : 40日目(日)

07週目
0-0-0-0-0 / 0-6-1 [0] ハルジオン
0-0-0-0-0 / 3-2-0 [0] 裸足で

148位 @ 088位 : 41日目(月)
146位 @ 088位 : 42日目(火)
144位 @ 098位 : 43日目(水)
154位 @ 102位 : 44日目(木)
135位 @ 124位 : 45日目(金)
135位 : 46日目(土)
135位 : 47日目(日)

08週目
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3] ハルジオン

147位 : 48日目(月)
166位 : 49日目(火)
186位 : 50日目(水)
172位 : 51日目(木)
圏外 : 52日目(金)
圏外 : 53日目(土)
圏外 : 54日目(日)


上表では、乃木坂14、15枚目と欅坂2枚目の表題曲について、配信を開始した日を含む週を「01週目」として、週毎の順位帯分布を示し、さらに、それぞれの週の月曜から日曜までの順位を載せています。

「裸足でSummer」は、1週目に記録した最高順位が8位で、あまり上位に入らず、そのため、4位、5位をマークした「世界には愛しかない」と比べ、華々しさに乏しく、人気が出ていないとう印象を与えがちです。

ところが、2週目から、顕著になるように、乃木坂15枚目表題曲は、自身の前作、そして欅坂2枚目より、上位をキープする力が強く、その傾向は、3週目、4週目と続き、順位の下降が非常にゆっくりとしている。

その結果、配信開始からの経過日数を揃えた比較では、3曲の中で、常にトップを維持しており、粘り強い配信人気を見せています。


「ハルジオンが咲く頃」は、配信開始52日目に、初めて200位を割り込み、それ以降、現在まで、一度も再浮上してません。

つまり、51日間の200位以内ランクインで、「裸足でSummer」は、45日目まで進んでいるので、あと7日間圏内に留まれば、前作の記録を抜くことになります。

102位から124位への下落は気になるものの、これまでの推移から考えて、前作を越える日数となる可能性は高いと思います。


一方、「世界には愛しかない」は、昨日9月2日(金)時点において、配信24日目で、今後、どのような順位変化を示すかは未知数です。

ここまでは「裸足でSummer」が、順位推移で上回っていますが、今後、底堅さを見せて、逆転することもあり得ます。

ただ、配信直後、上位に食い込いこんだものの、その後、下降速度が緩くならないのは、デビュー曲「サイレントマジョリティー」が、9月2日(金)において43位という、今なお、高い人気を維持していることが、関係しているかもしれません。


後で示すように、MVの再生回数上昇速度は、現在、「世界には愛しかない」が、「裸足でSummer」を明らかに上回っていて、楽曲人気は決して低くない。

しかし、無料で何曲も視聴出来るYouTubeのMVと違い、iTunes Store を介したダウンロードは有料なので、欅坂の曲が気に入ったとしても「サイレントマジョリティー」だけ購入するケースが少なからず発生する可能性はある。

「デビュー曲も2曲目も」ではなく、「デビュー曲か2曲目か」という、いわば「選択の原理」が働いて、より知名度の高い「サイレントマジョリティー」が、「世界には愛しかない」より、上位に入ってしまう。

あくまで推測に過ぎませんが、一つヒットを飛ばした後、次のヒットがなかなか出ない例は、枚挙に暇がないほど多いので、こういったヒットのマイナス面を考えてみたくなります。


一応、それぞれの曲について、昨日の最新計測までの順位帯分布を載せておきます。

(表2) 乃木坂14、15枚目と欅坂1、2枚目表題曲の配信開始から現在までの iTunes Store トップソングの順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内ランクイン日数/配信日数; 確認出来た最高順位)「曲名」

02-03-04-06-04 / 12-11-09 [113] (051/164日; 5位)「ハルジオンが咲く頃」
05-09-05-04-03 / 12-07-00 [000] (045/045日; 8位)「裸足でSummer」
06-02-04-01-01 / 10-00-00 [000] (024/024日; 3位)「世界には愛しかない」
31-15-20-22-23 / 38-01-00 [000] (150/150日; 1位)「サイレントマジョリティー」


「サイレントマジョリティー」の数字を見ていると、「裸足でSummer」は好調だけど、まだまだ「ヒット」と呼べる範疇には入っていないことを、思い知らされます。

周りをよく見ろ、上には上がいるから、と言われてるみたいです(笑)。


次に、YouTubeに公開されたMVについて、再生回数の上昇速度を見ておきましょう。

(表)「サイレントマジョリティー」「裸足でSummer」「世界には愛しかない」のYouTube公開MVに関する、再生回数上昇速度の公開経過週ごと推移

凡例
サイレントマジョリティーの速度 * 裸足でSummerの速度 * 世界には愛しかないの速度 : 公開開始からの経過週

#「速度」とは、1週間ごとに平均を求めた、24時間換算の再生回数上昇速度。例えば、サイレントマジョリティーの「1週目」は、MVが公開された3月16日(水)12:00から3月23日(水)12:00の期間で、週終わりの再生数から週始めの再生数を引いて、7で割って求めた数字が「速度」
#「速度」は、万回/日単位で表し、小数点以下2桁目を四捨五入

17.4万回/日17.3万回/日18.7万回/日 : 01週目
14.1万回/日12.8万回/日10.7万回/日 : 02週目
14.4万回/日08.8万回/日07.0万回/日 : 03週目
20.1万回/日08.1万回/日06.7万回/日 : 04週目
24.5万回/日06.8万回/日07.1万回/日 : 05週目
27.7万回/日05.5万回/日06.4万回/日 : 06週目
32.9万回/日04.8万回/日05.6万回/日 : 07週目
22.6万回/日04.1万回/日 : 08週目
19.0万回/日 : 09週目
16.8万回/日 : 10週目


「世界には愛しかない」MVは、公開1週目において、「サイレントマジョリティー」を越える再生数の伸びを見せますが、2週目、3週目、4週目は、やや勢いを失い、「裸足でSummer」にも抜かれます。

しかし、CD発売日が含まれる5週目、再び、「裸足でSummer」を上回るスピードで再生数を伸ばし始め、6週目、7週目と、速度そのものは漸減しつつも、欅坂が乃木坂を越える状態が続いています。

今朝6時における累計再生数は、「裸足でSummer」が480万回、「世界には愛しかない」は456万回で、24万回の差に縮まっています。

しかも、昨日の上昇速度は、前者が3.8万回/日、後者は5.2万回/日と、乃木坂は欅坂に、1.4万回/日の割合で追い上げられていて、この状態が続けば、あと20日ほどで、累計再生数で並ばれてしまいます。


(表2)が示したように、「サイレントマジョリティー」は、「裸足でSummer」と「世界には愛しかない」の手に汗握る再生数バトルを横目に、公開4週目から、別次元の数字を出していて、ヒットを飛ばすためには、曲のプロモーションを越えた、何かプラスアルファが求められるのだと感じさせられます。

それが、メロディーなのか、歌詞なのか、ダンスなのか、衣装なのか、歌い手なのか、それとも全部なのか(笑)、さっぱり見当が付きません。

ただ、その時代の空気と符合するものが、曲に含まれていることが、多くの人々の関心を呼び起こすには、必要な気がします。

もちろん、「時代の空気」が何かなんて、今を生きている人間ですら、よく分からないことで、だからこそヒット曲を出すのは難しいのかもしれません。


齋藤飛鳥がセンターを務めた「裸足でSummer」は、「ヒット」と呼べる段階までは達していないけど、MV視聴にせよ、有料配信にせよ、乃木坂の楽曲人気を、これまでにないレベルにまで伸ばしたことは、確かだと思います。

これは、齋藤飛鳥が、何か人々の心を動かすものを、持っていることを示しています。

発売直後のCDセールスが期待したほど伸びなかったというだけで、「制服のマネキン」と「君の名は希望」のイメージ中心を担った生駒里奈が、あまり評価されてこなかったような間違いは、二度と繰り返すべきではないと思います。

「制服のマネキン」MVは、乃木坂で唯一、1千万回を越える再生数に達し、現在でも、iTunes Store の有料MV配信で、上位に入る人気を見せている。

一方、「君の名は希望」は、特典イベントがすべて終わってからも、CDが売れ続け、乃木坂歴代シングルの中で、オリコン週間ランキングの200位以内に、もっと多くランクインしている。

そして、グループを象徴する曲として、内外から高い評価を受け、初出場を果たしたNHK紅白歌合戦の歌唱曲にも選ばれた。


『FNSうたの夏まつり』において、生駒里奈がセンターを務める48&46ドリームチームが「サイレントマジョリティー」をパフォーマンスした後、MVの再生数スピードが、いきなり2倍近くアップし、iTunes ランキングは、50ポイント以上も上昇します。

「サイレントマジョリティー」MVの再生数上昇速度の推移
08.1万回/日 (2009万回) : 07/15(金)
10.2万回/日 (2019万回) : 07/16(土)
09.2万回/日 (2028万回) : 07/17(日)
09.9万回/日 (2038万回) : 07/18(月) ※うたの夏まつり
20.6万回/日 (2059万回) : 07/19(火)
17.9万回/日 (2077万回) : 07/20(水)
18.0万回/日 (2095万回) : 07/21(木)

「「サイレントマジョリティー」のiTunes Store トップソングの順位変化
74位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 07/15(金)
62位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 07/16(土)
61位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 07/17(日)
09位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/18(月) ※ イコマジョリティー(笑)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/19(火)
13位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/20(水)
11位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 07/21(木)


凄まじいのは、このブーストが、一過性のものに終わらず、長期に渡って、「サイレントマジョリティー」の楽曲指標を高く持ち上げ、現在に続く再ブームを作り上げたことです。

たった一回のステージなのに、視聴した人々の心に深く刻まれ、長く影響を与え続けたのは、驚くべきことです。

そして、目の覚めるような、これらの人気上昇は、「制服のマネキン」や「君の名は希望」がそうだったように、生駒里奈という人が、間違いなく「数字を持っている」ことを証明しています。


長期に渡るCDセールスを含め、楽曲指標は、それを正確に把握して、つぶさに検討すれば、「持っている」メンバーを見つけ出し、その人を正当に評価することが出来る筈です。

15枚目を通して判明したのは、齋藤飛鳥が、明らかにセールスを引き上げる力を持っていたことです。

16th選抜は誰がセンターになるのか分かりませんが、「持っている」メンバーに活躍してもらう以外、乃木坂が本格的なヒットに辿り着くのは難しいでしょう。


乃木坂運営が、デビューする前から、生駒里奈の才能に気づいて、不動のセンターに据えたように、欅坂は、平手友梨奈を見出し、彼女の魅力を最大限に活用することで、「サイレントマジョリティー」という大ヒットを生み出した。

生駒ちゃんも、てちも、いわば、運営の「ゴリ推し」センターだけど(笑)、4万人の応募者の中から、選んだその眼力は確かだったわけです。

生駒里奈以来、ようやく姿を現した、「持っている」齋藤飛鳥を、今後、どう生かしていくのか。

ヒット曲を持たない乃木坂にとって、その辺が、上れる坂の高さを決める、重大な分岐点になる気がします。


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