乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
(演劇)
生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
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05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』
「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。
この1週間、色んなことがありましたね。
6月22日(木)夜、18枚目シングルの日程予想に関する前回記事をアップしたあと、何気なくネットを眺めていると、その日に、長野県諏訪市で乃木坂がMV撮影していたという噂が流れていて、おお〜、これは本当なんだろうか?と、調べ始めました。
ところが、それにまつわる記事を書こうかと思っていると、24日(土)、欅坂46「不協和音」全国握手会の幕張メッセ会場、平手友梨奈と柿崎芽実が担当する1番レーンで、発煙筒に点火した男が取り押さえられたというニュースが飛び込んできた。
警察の調べによると、男は、カバンの中にナイフを所持しており、具体的なメンバーの名前を挙げて、「殺そうと思った」と供述している。
2014年5月、AKB48全国握手会において、メンバー2人とスタッフ1人が怪我を負った、傷害事件以来の握手会襲撃事件が起きてしまった。
幸い、ケガ人はいなかったそうですが、社会に与えたインパクトは大きく、連日のように、メディアが関連情報を伝えています。
今回の事件も、舞台が全国握手会だったのは、偶然ではなく、CDを1枚買えば、誰でもトップアイドルと握手できるイベントの危険性が、あらためて浮き彫りになった感がある。
しかも、欅坂は、「サイレントマジョリティー」など、デビュー以来、ヒットを連発している、超人気グループなので、人々の関心度が高く、握手会商法の問題点が、広く知れ渡った格好です。
AKB48の2017年度『総選挙』開票イベントにおける須藤凜々花の「結婚宣言」を契機に、アイドルの「恋愛禁止」について、様々な意見が飛び交っているのに加え、その暗黙の「ルール」を追い風にして、巨大なCDセールスを生み出す握手会イベントそのものにまで、多くの人々の目が注がれつつある。
事件について、情報を集めていた矢先、翌25日(日)に幕張メッセで開催された乃木坂「インフルエンサー」全国握手会で、18枚目シングルを8月9日(水)に発売するとのアナウンスがあり、そちらの話も整理することになった。
ただ、個人的なことなんですが、家で愛用しているパソコンが、金曜日あたりから、無線LANの電波を極端に拾わなくなって、光回線なのに、ダウンロード速度が40kpsに落ちるという、言語道断の事態に陥ってしまった(笑)。
YouTubeの「インフルエンサー」MVが、300p設定で、途切れ途切れになるに及んで、これは何とかせねばと、土日は、本腰を入れて復旧に取り組み、結局、「中継機」なるものを購入することで、ようやく、一応、元の状態に戻すことが出来ました。
そして、これも個人的なことですが、昨日、生田絵梨花が出演する回の『レミゼラブル』を、帝国劇場へ観に行き、盤石の大河ミュージカルに圧倒され、気品に満ち溢れた生田コゼッツに酔いしれました。
何でしょう、いくちゃんが登場すると、「あれが乃木坂の生田絵梨花ですよ!、いくちゃん、知ってます?私は、制服のマネキンの頃から応援しているんですけど、最近は、めきめき実力を付けてまして。やっぱり、いくちゃんは、雰囲気が華やかで、品があると思うんですよ、どうでしょう?」と、周りのお客さんに、無闇に語りかけたくなる、妙な高揚感を覚え(笑)、「自分は、取り返しのつかない乃木坂ファン、生田ファンなんだなぁ」と、しみじみ知らされました。
もちろん、実際には、黙って観ていただけですが(笑)。
ただ、観客の皆さんの満足度も高かったようで、芝居後、カーテンコールが3回以上に渡り、最後は、ほぼ全員がスタンディングオベーションという、なかなかエモーショナルな経験をしました。
しかも、毎回の1列に並んだキャスト挨拶で、いくちゃんが主役ジャン・バルジャンのすぐ隣にいるのが、本当に嬉しくて、いやいや、観に行って良かったです。
ところで、今日の記事、乃木坂欅坂を巡る話題がわんさか積み上がっている中、私は、何を書けば良いのでしょう?笑
まあ、18枚目に関して、個別握手会の日程が発表され、同時に、複数トップメンバーの「全欠席」が判明したので、まずは、乃木坂ファンがもっとも注目しているだろう、次シングルの話をまとめておきます。
『レミゼ』の感想は、また後日ということで。
18枚目個別握手会の応募は、今週の木曜、金曜から始まることが分かりました。
CD発売は8月9日(水)なので、以下のように、オリコン初動に流し込める個別握手会の応募次数は、前作、前々作と同じく、6次分までという設定です。
今回のシングルは、なかなか情報が出て来なかったので、何か特別なことが起こるのではとの雰囲気も漂っていましたが、少なくとも、初動算入のパターンは、ごく普通の進行になっています。
(表1) オリコン初動へ算入される18枚目個別握手会応募分と歴代シングルとの比較
18枚目シングル
応募開始[06/29(木)30(金)] →06次算入→ CD発売[08/09(水)]
歴代シングルとの比較
08枚目 08次算入 2014/04/02(水) 気づいたら片想い
09枚目 09次算入 2014/07/09(水) 夏のFree&Easy
10枚目 09次算入 2014/10/08(水) 何度目の青空か?
11枚目 08次算入 2015/03/18(水) 命は美しい
12枚目 11次算入 2015/07/22(水) 太陽ノック
13枚目 11次算入 2015/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
14枚目 10次算入 2016/03/23(水) ハルジオンが咲く頃
15枚目 08次算入 2016/07/27(水) 裸足でSummer
16枚目 06次算入 2016/11/09(水) サヨナラの意味
17枚目 06次算入 2017/03/22(水) インフルエンサー
18枚目 06次算入 2017/08/09(水) タイトル未定
# 日付はCD発売日
このブログでは、最初に予想した7月26日(水)CD発売の線が消えた後、第2弾として(笑)、8月16日(水)か23日(水)を考えていました。
今週の水曜日に、「4th YEAR BIRTHDAY LIVE」のDVD&Blu-rayが発売されるので、18枚目個別握手会の予約販売は、もう1週待ってから始め、そこから6次分算入で、8月16日(水)あたりかなと。
あるいは、8月16日(水)は「お盆」なので、避けたのかもしれません。
ただ、「お盆」を外す場合は、遅めに倒すと思っていたので、8月9日(水)と早めに倒したのは、意外でした。
8月23日(水)までずれ込むと、秋シングルの年内リリースに黄色信号が灯るといった理由でしょうか。
それにしても、MVの制作公開スケジュールを考えると、8月9日(水)リリースは、なかなかタイトな設定かもしれない。
乃木坂のシングルは、近年、CDリリースの3週前頃に、表題曲フルバージョンMVをYouTubeに公開するのが通例です。
従って、7月19日(水)から、おそらく、20日(木)、21日(金)あたりが、もっとも確率の高い公開日と言えます。
(表2) 18枚目表題曲MVの予想される公開日と撮影からの期間
公開日の予想
MV公開[07/19(水)] →3週→ CD発売[08/09(水)]
# 乃木坂の場合、表題曲MVの公開はCD発売の3週前が目安
7月19日(水)公開として、撮影からの期間シミュレーション
MV撮影[06/12(月)18(日)] →5週→ MV公開[07/19(水)]
MV撮影[06/19(月)25(日)] →4週→ MV公開[07/19(水)]
MV撮影[06/26(月)02(日)] →3週→ MV公開[07/19(水)]
MV撮影[07/03(月)09(日)] →2週→ MV公開[07/19(水)]
# MV撮影の時期は、月曜から日曜までの週単位で示している
18枚目のMV制作については、6月11日(日)まで、福神を含む選抜常連メンバー8人が、舞台『あさひなぐ』に出演していたので、撮影ロケは、千秋楽以降である可能性が高い。
すると、もっとも早く、最終公演の翌週、12(月)〜18(日)に制作を始めたとしても、公開まで5週間しかない。
もし、舞台出演メンバーを少し休ませ、翌々週、19(月)〜25(日)からスタートであれば、4週とさらに厳しくなり、しかも、その次の週は、神宮ライブのリハーサルに重なってくる。
長野県諏訪市で乃木坂がMV撮影していたとの噂は、6月22日(木)に流れ、19(月)〜25(日)の週に当たります。
舞台組の休養後、神宮ライブのリハーサル前という時期なので、タイミング的にはバッチリです。
しかし、この情報はモバメからの推測なのか、出所がやや狭い感があって、地元の人の目撃ツイートなど、補強する材料に乏しく、真偽に関して、現時点では、何とも言えません。
18枚目のスケジュールで、一番気になるのは、選抜発表の日付です。
近年のシングルでは、新選抜をお披露目する前に、表題曲MVの撮影ロケを、隠密裡に行ったりするので、それがシングル制作開始の合図だった以前ほど、日程的な重要性はなくなりました。
しかし、抜擢メンバーの顔ぶれが運営の方針を表すのに加え、発表とほぼ同時に、「卒業」や「休業」のメンバーが告知されることがあり、やはり目が離せないことに変わりはない。
現在分かっているのは、番組予告から、少なくとも『乃木坂工事中』での選抜発表は、7月9日(日)以降がほぼ確実ということです。
選抜発表のような重要企画を番組で流すのであれば、視聴率を上げるために、予告を打つのが普通で、急遽予定を変更して放送する場合も、事前に告知を入れてくるだろうから、現時点で、7月2日(日)の可能性はまずないと思います。
(表3) 3rdアルバムと18枚目シングルに関する重要イベントのカレンダー
#「6月第3週」は、6月三番目の月曜から、次の日曜までの1週間
# 赤色は、3rdアルバム個別握手会の応募次数
# 青色は、18thシングル個別握手会の応募次数
# オレンジ色は、予想される18th選抜発表のタイミング
# 小文字のアルファベットは、選抜発表の候補日に付けた記号
[6月第3週]
06/22(木)23(金) : 3rd09次
06/25(日) : 乃木坂工事中「手作りお弁当グランプリ」
[6月第4週]
06/28(水) : 乃木坂46「4th YEAR BIRTHDAY LIVE」DVD&Blu-ray発売
06/28(水) : テレ東音楽祭『TV TOKYO MUSIC FESTIVAL 2017』(生放送18:25〜)に乃木坂が出演
06/29(木)30(金) : 3rd10次 ← 18th01次
07/01(土) : 日本テレビ『THE MUSIC DAY』(生放送13:00〜)に乃木坂が出演。神宮から中継の可能性
07/01(土)02(日) : 真夏の全国ツアー2017 神宮2Days東京公演
07/02(日) : 乃木坂工事中「手作りお弁当グランプリ 〜 後半戦」
[7月第1週]
07/06(木)07(金) : 3rd11次最終受付 ← 18th02次
07/09(日) : f 乃木坂工事中「18th選抜発表」
[7月第2週]
07/13(木)14(金) : 18th03次
07/16(日) : g 乃木坂工事中「18th選抜発表」
選抜発表に関して一つ考えなければならないのは、テレビ東京の冠番組以外で、「先行発表」されるかどうかです。
過去を振り返ると、「ガールズルルール」は全国握手会、「バレッタ」は代々木第一体育館ライブと、6枚目、7枚目と2作続けて、選抜の「先行発表」が行われました。
しかし、それ以降は、一度もないと思います。
そして、6枚目と7枚目においてすら、直後の『乃木坂って、どこ?』で、メンバーへの告知風景を流している。
従って、7月2日(日)の『乃木坂工事中』に関して、そういった予告がない以上、「先行発表」の可能性は限りなくゼロに近いとするのが妥当な読みでしょう。
また、神宮ライブでの18th表題曲初披露は、イコール、選抜メンバーの発表なので、そういった可能性も極めて低いと言えます。
ただ、最近、欅坂46が1stアルバムの発売日と収録内容を、『欅って、書けない?』ではなく、Webサイト『SHOWROOM』で発表しています。
しかも、直後の『けやかけ』で、1stアルバムについての言及が一切なく、欅坂運営は、テレビ東京と袂を分かつつもりなのか?(笑)、と疑いたくなるほど、『SHOWROOM』を重用しています。
乃木坂も、個人配信が始まったようで、こういった流れを見ていると、『SHOWROOM』での「先行配信」が頭を掠めます。
まあ、『乃木坂って、どこ?』『乃木坂工事中』での選抜発表回は歴史が長く、とくにバナナマンが参加する方式は、乃木坂の名物になっているので、単独イベントならともかく、他メディアを通しての「先行配信」は、さすがにあり得ない気がします。
「先行配信」がないとすれば、7月9日(日)以降の『乃木坂工事中』が候補ですが、CD発売までの期間を計算すると、事実上、9日(日)か16日(日)の二択に絞られる。
(表4) 18th選抜発表からCD発売までの期間シミュレーションと歴代シングルとの比較
18枚目シングルのシミュレーション
選抜発表[07/09(日)] →4週+3日→ CD発売[08/09(水)]
選抜発表[07/16(日)] →3週+3日→ CD発売[08/09(水)]
#「4週+3日」は31日間、「3週+3日」は24日間
歴代シングルとの比較
10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 4回 (07枚目, 14枚目, 15枚目, 17枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)
05週+3日 : 0回
04週+3日 : 0回
03週+3日 : 1回 (16枚目)
# 凡例
選抜発表からCD発売までの期間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)
歴代シングルで、選抜発表からCD発売までがもっとも短いのは、橋本奈々未が「卒業」センターを務めた16枚目「サヨナラの意味」で、3週プラス3日でした。
そして、表題曲MVは、通常、CDリリースの3週前頃に公開するため、2週プラス3日前に選抜発表しても、番組として意味がなく(笑)、3週プラス3日が、一種の理論限界になっている。
18枚目に関しては、7月9日(日)の選抜発表なら、4週プラス3日、16日(日)だと3週プラス3日と、CD発売まであまり余裕がない。
従って、どちらかの放送回に、新選抜がお披露目される確率が非常に高いと思います。
18枚目のスケジュールについては、道筋が徐々に見えてきました。
しかし、17枚目と同じく、個別握手会を基本的に全欠席するトップメンバーが、今回も複数いて、運営が何を考えているのか、依然として見えにくい部分がある。
(表5) 18枚目シングル個別握手会の開催日程と欠席するメンバー
凡例
[順番] 日付 会場 {欠席が告知されているメンバー}
#「日付」に続く「*」は祝日の意
[1] 09/18(月)* 神奈川・パシフィコ横浜 {白石・中元・西野・松村}
[2] 09/24(日) 神奈川・パシフィコ横浜 {白石・中元・西野・松村・生田・桜井・万理華}
[3] 09/30(土) 愛知・ポートメッセなごや {白石・中元・西野・松村・生田}
[4] 10/28(土) 神奈川・パシフィコ横浜 {白石・中元・西野・松村}
[5] 11/04(土) 京都・京都パルスプラザ {白石・中元・西野・松村・若月}
[追加] 1会場調整中 {白石・西野} ※ 中元・松村は参加の可能性
中元日芽香は、17枚目から引き続いて、体調面でのケアが理由である気がします。
対して、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理は、外仕事が極めて忙しく、直接、日程がぶつかるかどうかに関わらず、無理をさせないために、全日程不参加という形にしたのかもしれません。
ただ、まいやんとさゆりんごは、17枚目から2作連続での「全欠席」で、1日たりとも参加しないのは、さすがに「なぜ?」と疑問符を付けたくなる。
何か、まだ表に出ていない、長期に渡る重要な仕事があり、それとの関係で、直前キャンセルが面倒な個別握手会を設定できない、そんな推測をしたくなります。
今の乃木坂であれば、これだけのメンバーが参加しなくとも、おそらく、累計ミリオンを狙えるだけの握手会セールスは可能だろうし、増大し続ける出演CMの本数や、写真集など映像コンテンツの売り上げ、さらには『乃木恋』の人気を考えると、握手会商法にこだわる必要性が薄れつつあるのかもしれません。
とくにトップメンバーに関しては、握手会によって、時間と体力と心を消耗するより、そのエネルギーを外仕事に注いだ方が、グループ全体の売り上げにとってもプラスになる。
乃木坂運営が何を考えているのか、本当のところは分からないけど、AKB48のトップメンバーがそうであったように、映画、ドラマ、バラエティ、広告CM、映像コンテンツなどが売れてくると、莫大な時間と労力を割かねばならないのに、結局、CDの「おまけ」でしかない握手会は、重要性が相対的に低くなります。
握手会商法を軸とする多人数グループアイドルなのに、経済効率の低い握手会が重荷になり、より効率の良い外仕事の邪魔になってしまう。
AKB48Gでは、多くの場合、「卒業」という形で、この状況に終止符が打たれていますが、「卒業」を回避しながら、同じ効果を挙げるとすれば、握手会「全欠席」は有効な策じゃないでしょうか。
ところで、先週土曜日に起こった欅坂全国握手会の発煙筒事件は、こういった経済効率以外の面でも、大規模握手会は重大な問題を内包していることを、あらためて暴露しています。
近年、ヒットらしいヒットがなかった、J-POPアイドル界に、「サイレントマジョリティー」を始めとする人気ナンバーを次々に送り込んだ欅坂46は、音楽界の牽引車であり、センターとして輝きを放っている平手友梨奈は、その中でもとくに貴重な存在です。
現在のアイドル界をリードするグループのメンバーが、危害を加えられるかもしれないようなイベントは、あまりにリスクが大き過ぎて、通常、開催する価値は乏しい。
それを敢えて続けているのは、大規模握手会を通して、是が非でも売り上げ枚数を伸ばすという発想に固執しているからで、AKB48Gと坂道GのCDセールスを極端に重視する姿勢が事件の背景にある。
2014年5月のAKB48傷害事件と同じく、今回の発煙筒事件が「全国」握手会で発生したのは、出来るだけ多くの参加者を、低コストで集めることが、このイベントの「肝」であるからだと思います。
不足の事態が起こる確率を下げるには、高い入場料、あるいは厳しい身元確認で参加者を絞りこみ、同時に、スタッフを増やして、会場における警備を分厚くするしかないけど、本格的に実行すれば、コストが掛かり過ぎて、到底、収支の取れないイベントになり、開催する意味がなくなってしまう。
こういった事件が起こると、その後しばらくは、警備員を増やし、持ち物チェックも時間を掛けて、厳重に行うようになる。
しかし、半年、1年、1年半、2年と、何ごとも起きなければ、コストカットのため、警備は徐々に手薄になり、持ち物検査は短時間に抑えられ、出来るだけ多くの参加者を、低コストで集める、本来の姿に戻ってしまい、再び、事件の起きる確率が高まっていく。
しかも、乃木坂、欅坂の握手会は、会場に入り切れない多数の参加者が、延々と列を作っているケースが少なくない。
無差別テロを計画する人間は、警備の厚いアイドルではなく、攻撃しやすいファンの列を狙う可能性があって、主催者は、アイドルを守るだけでなく、参加者全員を守ることが求められる。
そして、万が一、犠牲者が出てしまったら、それがメンバー、スタッフ、参加者なのかに関係なく、グループの活動は大きな制限を受けることになる。
発煙筒事件が起こった翌日、まだ犯行の全容が十分解明されたかどうか分からないのに、個別握手会を予定通り「強行」した欅坂の運営を見ていると、握手会が内包している危険に対する認識があまりに甘過ぎて、非常に不安を覚えました。
しかも、事件当時、もっとも近くにいた平手友梨奈を、運営判断による「不参加」にせず、「1部欠席」「2部欠席」「3部欠席」「4部欠席」と、「欠席」アナウンスを繰り返したのは、メンバーとファンに対して、信じられないほど、配慮を欠いた姿勢だった。
こういった事件後の動きを見ていると、全国握手会のような、高いコストが必要となる、警備の極めて難しいイベントを、必然的に低コスト指向となる、アイドルの運営に開催させるべきではないと、強く感じます。
AKB48のメンバー2人とスタッフ1人が怪我を負った事件から、まだ3年しか経っていないのに、今回の事件を防げなかった。
来年、再来年、もう二度と、悲惨な事件は起こらないと、誰も断言出来ないし、起こってしまったら、誰がどんな責任を取ろうが、「それ以前」は戻ってこない、とくに直接被害に遭う人にとっては。
その事実から目を背け、多数の未成年メンバーとファンを、危険にさらし続けるのは、決して許されることじゃないでしょう。
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