ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

SKE48「意外にマンゴー」楽曲指標に一部改善の兆し、欅坂1stアルバム快調も新曲過飽和の46&48 [28Jul17]

2017-07-28 04:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月29日(土) [TV_地デ] 21:00〜 TBS「世界ふしぎ発見」に、斎藤ちはるがミステリーハンターとして出演。「子供の頃からの夢」が実現!
斎藤ちはるの2017/07/22_22:01ブログ

(演劇)

生駒里奈の主演舞台『モマの火星探検記』
====================
08/09(水)〜08/13(日) 東京公演 in 天王洲 銀河劇場
08/19(土)〜08/20(日) 大阪公演 in サンケイホールブリーゼ
[出演メンバー] 生駒里奈
[公式サイト] 舞台『モマの火星探検記』

「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。


乃木坂18枚目「逃げ水」に収録されたカップリング曲「女は一人じゃ眠れない」のフルバージョンMVが、7月26日(水)の正午から公開されています。

公式サイトの記事には、「6月下旬に長野県の廃工場にて撮影」とあり、「7月上旬に福島県会津若松市で撮影」された「逃げ水」MVより、時期が早いことになる。

カップリング曲のMVを表題曲のそれより、先に撮影するのは、珍しいように思えますが、8月25日(金)に日本公開が始まる、大型娯楽映画『ワンダーウーマン』のテーマソングなので、特別に力が入っているのかもしれません。


ただ、公開するタイミングとしては、以下のように、今回も、乃木坂の通例パターンを踏襲しています。

(表1) 乃木坂46シングル収録MVのYouTube公開タイミング

凡例
===== シングル番号「タイトル」=====
CD発売日午前零時を原点として、その何日前にMVが公開されたかを示す数字 [公開期間の長さ : 公開開始日時〜公開終了日時] 曲名

# MVはすべてフルバージョン
# 現在も公開が続いている場合は、「公開期間の長さ」として07/27(木)12:00までの期間を載せている

===== 18枚目「逃げ水」=====
18.5日前 [05.9日間 : 07/21(金)12:00〜公開中] 逃げ水
13.5日前 [01.0日間 : 07/26(水)12:00〜公開中] 女は一人じゃ眠れない

===== 17枚目「インフルエンサー」=====
19.5日前 [146.9日間 : 03/02(木)12:00〜公開中] インフルエンサー
13.5日前 [14.0日間 : 03/08(水)12:00〜03/22(水)12:00] Another Ghost
13.5日前 [14.0日間 : 03/08(水)12:00〜03/22(水)12:00] 意外BREAK
06.5日前 [07.0日間 : 03/15(水)12:00〜03/22(水)12:00] 三番目の風
06.5日前 [07.0日間 : 03/15(水)12:00〜03/22(水)12:00] 風船は生きている

===== 16枚目「サヨナラの意味」=====
18.5日前 [278.9日間 : 10/21(金)12:00〜公開中] サヨナラの意味
13.5日前 [14.0日間 : 10/26(水)12:00〜11/09(水)12:00] あの教室
07.0日前 [07.5日間 : 11/02(水)00:00〜11/09(水)12:00] 2度目のキスから
05.5日前 [06.0日間 : 11/03(木)12:00〜11/09(水)12:00] 君に贈る花がない
05.5日前 [06.0日間 : 11/03(木)12:00〜11/09(水)12:00] ブランコ

===== 15枚目「裸足でSummer」 =====
18.5日前 [383.9日間 : 07/08(金)12:00〜公開中] 裸足でSummer
12.5日前 [13.0日間 : 07/14(木)12:00〜07/27(水)12:00] オフショアガール
12.5日前 [13.0日間 : 07/14(木)12:00〜07/27(水)12:00] 命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
05.5日前 [06.0日間 : 07/21(木)12:00〜07/27(水)12:00] シークレットグラフィティー
05.5日前 [06.0日間 : 07/21(木)12:00〜07/27(水)12:00] 白米様


CD発売日の午前0時に原点を置くと、乃木坂のシングル表題曲MVは、18.5〜19.5日前にYouTubeで公開されるパターンが、ここ数シングル、続いている。

さらに、一番早く公開されるカップリング曲MVは、CD発売の12.5〜13.5日前で、「女は一人じゃ眠れない」も、この範囲に入っていました。


17枚目「インフルエンサー」と15枚目「裸足でSummer」は、同時に二つのMVがお披露目されましたが、18枚目は違っていたので、CD発売の1週間ほど前に、残り3つのMVが、相次いで公開されると予想したくなります(笑)。

何にせよ、乃木坂のカップリング曲MVは、CDリリースを境に、フルバージョンをショートに差し替えるため、あまり公開時期が遅くなると、フルを鑑賞する時間がびっくりするほど短くなってしまうので、出来るだけ早くアップして欲しいですね。

ただ、「女は一人じゃ眠れない」MVは、映画『ワンダーウーマン』を盛り上げる、宣伝の一つとも言えるので、カップリングながら、CD発売後もフルを流し続けるかもしれません。


さて、肝心の視聴人気ですが、初日の再生回数が出ているので、前作、前々作のカップリング曲MVと比較してみましょう。

(表2) 乃木坂シングルC/W曲に関する、公開初期におけるMV再生回数増加速度

凡例
「曲名」MV形態 グループ名_収録シングルと曲の種別
対象日の再生回数増加速度 (日終わりの累計回数) @ 対象日の日番号 : 期間
========== 01wの週単位変化 ==========
対象週の再生回数増加速度 (週終わりの累計回数 / +対象週に積み上げた回数)@ 対象週の週番号 : 期間

#「回数」は「万回」単位
#「対象週の日番号」は、公開開始から翌日同時刻までの24時間を「1d」、翌々日同時刻までの24時間を「2d」と順に数えたもの
#「対象週の週番号」は、公開開始から翌週同曜日同時刻までの7日間を「1w」、翌々週同曜日同時刻までの7日間を「2w」と順に数えたもの
#「07/26(水)27(木)12:00」は7月26日(水)12:00から7月27日(木)12:00までの「期間」

「女は一人じゃ眠れない」full ver. MV 乃木坂46_18枚目C/W曲
38.5万回/日 (38.5) @ 01d : 07/26(水)27(木)12:00

「意外BREAK」full ver. MV 乃木坂46_17枚目C/W曲
37.2万回/日 (37.2) @ 01d : 03/08(水)09(木)12:00
13.5万回/日 (50.7) @ 02d : 03/09(木)10(金)12:00
07.8万回/日 (58.5) @ 03d : 03/10(金)11(土)12:00
07.7万回/日 (66.2) @ 04d : 03/11(土)12(日)12:00
05.1万回/日 (71.2) @ 05d : 03/12(日)13(月)12:00
08.4万回/日 (79.6) @ 06d : 03/13(月)14(火)12:00
05.0万回/日 (84.6) @ 07d : 03/14(火)15(水)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
12.1万回/日 (84.6/+084.6) @ 01w : 03/08(水)15(水)12:00

「Another Ghost」full ver. MV 乃木坂46_17枚目C/W曲
32.6万回/日 (32.6) @ 01d : 03/08(水)09(木)12:00
12.6万回/日 (45.2) @ 02d : 03/09(木)10(金)12:00
07.9万回/日 (53.1) @ 03d : 03/10(金)11(土)12:00
07.5万回/日 (60.6) @ 04d : 03/11(土)12(日)12:00
04.9万回/日 (65.5) @ 05d : 03/12(日)13(月)12:00
08.9万回/日 (74.4) @ 06d : 03/13(月)14(火)12:00
05.4万回/日 (79.7) @ 07d : 03/14(火)15(水)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
11.4万回/日 (79.7/+079.7) @ 01w : 03/08(水)15(水)12:00

「三番目の風」full ver. MV 乃木坂46_17枚目C/W曲
27.9万回/日 (27.9) @ 01d : 03/15(水)16(木)12:00
08.3万回/日 (36.2) @ 02d : 03/16(木)17(金)12:00
04.7万回/日 (40.9) @ 03d : 03/17(金)18(土)12:00
04.4万回/日 (45.2) @ 04d : 03/18(土)19(日)12:00
03.2万回/日 (48.4) @ 05d : 03/19(日)20(月)12:00
02.2万回/日 (50.6) @ 06d : 03/20(月)21(火)12:00
02.2万回/日 (52.8) @ 07d : 03/21(火)22(水)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
07.5万回/日 (052.8/+052.8) @ 01w : 03/15(水)22(水)12:00

「風船は生きている」full ver. MV 乃木坂46_17枚目C/W曲
23.3万回/日 (23.3) @ 01d : 03/15(水)16(木)12:00
07.2万回/日 (30.5) @ 02d : 03/16(木)17(金)12:00
04.4万回/日 (34.9) @ 03d : 03/17(金)18(土)12:00
04.5万回/日 (39.4) @ 04d : 03/18(土)19(日)12:00
02.5万回/日 (41.9) @ 05d : 03/19(日)20(月)12:00
01.8万回/日 (43.7) @ 06d : 03/20(月)21(火)12:00
01.9万回/日 (45.6) @ 07d : 03/21(火)22(水)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
06.5万回/日 (045.6/+045.6) @ 01w : 03/15(水)22(水)12:00

「あの教室」full ver. MV 乃木坂46_16枚目C/W曲
24.2万回/日 (24.2) @ 01d : 10/26(水)27(木)12:00
07.1万回/日 (31.3) @ 02d : 10/27(木)28(金)12:00
07.1万回/日 (38.4) @ 03d : 10/28(金)29(土)12:00
05.3万回/日 (43.7) @ 04d : 10/29(土)30(日)12:00
04.0万回/日 (47.7) @ 05d : 10/30(日)31(月)12:00
03.2万回/日 (50.9) @ 06d : 10/31(月)01(火)12:00
03.0万回/日 (53.9) @ 07d : 11/01(火)02(水)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
07.7万回/日 (053.9/+053.9) @ 01w : 10/26(水)02(水)12:00

「オフショアガール」full ver. MV 乃木坂46_15枚目C/W曲
17.0万回/日 (17.0) @ 01d : 07/14(木)15(金)12:00
09.5万回/日 (26.5) @ 02d : 07/15(金)16(土)12:00
06.5万回/日 (33.1) @ 03d : 07/16(土)17(日)12:00
04.0万回/日 (37.1) @ 04d : 07/17(日)18(月)12:00
03.2万回/日 (40.3) @ 05d : 07/18(月)19(火)12:00
03.1万回/日 (43.4) @ 06d : 07/19(火)20(水)12:00
03.1万回/日 (46.5) @ 07d : 07/20(水)21(木)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
06.6万回/日 (046.5/+046.5) : 01w : 07/14(木)21(木)12:00


乃木坂のC/W曲MVは、15枚目「オフショアガール」、16枚目「あの教室」、17枚目「意外BREAK」と、一番早く公開された作品が、各シングルにおいて、もっとも勢いよく再生数を伸ばしています。

そして、初日のスピードと初週終わりの累計は、上表が示すように、「オフショアガール」が17.0万回/日の46.5万回、「あの教室」が24.2万回/日の53.9万回、「意外BREAK」は37.2万回/日の84.6万回と、シングルが進むごとに、数字がアップしている。

乃木坂のMV人気は、ここ1年で、上昇気流に乗り始めたようで、例えば、遅く公開された17枚目「三番目の風」「風船は生きている」のMV再生数増加速度は、16枚目「あの教室」と、あまり変わらない水準にまで達しています。


18枚目C/W曲の中で、最初にMVが公開された「女は一人じゃ眠れない」は、初日スピードが38.5万回/日と、前作一番手「意外BREAK」の37.2万回/日を上回り、MV人気の上昇傾向を維持しています。

しかし、MVへの注目が集まっているのは、乃木坂だけではない。

(表3) 欅坂4枚目C/W曲に関する、公開初期におけるMV再生回数増加速度

# 表記法は(表2)と同じ

「エキセントリック」full ver. MV 欅坂46_04枚目C/W曲
92.1万回/日 (092.1) @ 01d : 07/06(木)07(金)12:00
44.8万回/日 (137.0) @ 02d : 07/07(金)08(土)12:00
36.1万回/日 (173.1) @ 03d : 07/08(土)09(日)12:00
29.9万回/日 (203.0) @ 04d : 07/09(日)10(月)12:00
17.9万回/日 (220.9) @ 05d : 07/10(月)11(火)12:00
16.8万回/日 (237.7) @ 06d : 07/11(火)12(水)12:00
15.1万回/日 (252.9) @ 07d : 07/12(水)13(木)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
36.1万回/日 (252.9/+252.9) @ 01w : 07/06(木)13(木)12:00

「W-KEYAKIZAKAの詩」full ver. MV 欅坂46_04枚目C/W曲
50.5万回/日 (050.5) @ 01d : 03/28(火)29(水)12:00
22.8万回/日 (073.3) @ 02d : 03/29(水)30(木)12:00
14.6万回/日 (087.9) @ 03d : 03/30(木)31(金)12:00
12.8万回/日 (100.7) @ 04d : 03/31(金)01(土)12:00
10.3万回/日 (111.0) @ 05d : 04/01(土)02(日)12:00
07.7万回/日 (118.7) @ 06d : 04/02(日)03(月)12:00
06.1万回/日 (124.8) @ 07d : 04/03(月)04(火)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
17.8万回/日 (124.8/+124.8) @ 01w : 03/28(火)04(火)12:00


「エキセントリック」と「W-KEYAKIZAKAの詩」は、MVが最近公開された欅坂4枚目のC/W曲ですが、初日スピードと初週終わり累計は、それぞれ92.1万回/日の252.9万回、50.5万回/日の124.8万回と、高い数字を示しています。

また、欅坂だけでなく、8月2日(水)に発売されるNMB48の3rdアルバム「難波愛~今、思うこと~」に収録のリード曲「まさかシンガポール」MVは、初日43.5万回/日の累計104.4万回で、40万回/日を越えるスタートを切っている。

「女は一人じゃ眠れない」は映画『ワンダーウーマン』のテーマソングと発表された瞬間から、その曲名は物語の世界観と真逆では?といった、賛否が渦巻いていたので、話題性は高いんじゃないかと密かに期待していたんですが(笑)、初期スピードが60〜70万回/日に届くといった弾け方はしていないようです。

しかし、乃木坂ファンではなく、映画から出発して「女は一人じゃ眠れない」MVに辿り着くには、ある程度、時間が掛かるだろうから、今後の再生数に注目したいところです。


「女は一人じゃ眠れない」MVに対する感想を少し述べると、衣装や大道具小道具が作り込まれていて、カッコいいです。

但し、内容に関しては、何をどう受け取っていいのか、よく分からなかった(笑)。

ひょっとすると、アメコミである「ワンダーウーマン」を読めば、合点の行くポイントが随所にあるのかもしれないけど、原作に関して一切知識がないので、きっと何か込み入ったバックグランドストーリーがあるんだろうなあ、と蚊帳の外で観ている感じです。

それでも、一つ残念だったのは、戦闘シーンの描写がないこと。

殺陣が大変なのだろうけど、バトルの雰囲気をあれだけ盛り上げておいて、肝心なアクションを一切見せないのは、アペリティフの後に、デザートが出てきて終わるディナーのようで、さすがに「もしもし?」と突っ込みたくなった(笑)。

あるいは、それを観たければ、ぜひ劇場へ足をお運び下さい!という、高度な映画宣伝なのかもしれない。


先週の7月19日(水)、SKE48の21枚目「意外にマンゴー」と欅坂48の1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」がリリースされました。

発売第1週の様々なセールス指標が出ていて、中には、新しい流れを予感させるものも含まれている。

今日は、それらを整理しながら、46&48Gが直面する現状を眺めてみたいと思います。


まずは、SKE48「意外にマンゴー」のオリコン初動から。

(表4) オリコン週間シングルTOP200における、SKE48の直近3シングルの売り上げ枚数とランクイン回数

凡例
オリコン初動売り上げ枚数 (累計枚数) 50位以内に入った回数(率) / 200位以内に入った回数(率) @ 最新集計週の週番号 シングル番号タイトル

#「枚数」はすべて万枚単位
#「週番号」は、CD発売日から週終わりの日曜までを「1W」、翌週の月曜から日曜を「2W」、翌々週の月曜から日曜を「3W」と数えたもの
# 以下に示したシングルはすべて、CD発売週「1W」に1位を獲得している

27.3万枚 (27.3) 01回(1.00)/01回(1.00) @ 01W 2017/07/19 21st 意外にマンゴー
25.2万枚 (32.8) 13回(0.27)/23回(0.47) @ 49W 2016/08/17 20th 金の愛、銀の愛
25.7万枚 (36.5) 18回(0.26)/23回(0.33) @ 69W 2016/03/30 19th チキンLINE


「意外にマンゴー」は初動27.3万枚で、前作「金の愛、銀の愛」、前々作「チキンLINE」と比べ、1.5〜2万枚ほどのアップでした。

しかし、大規模な特典イベントによるCD売り上げは、設定する握手会の部数や日程によって左右されるので、初動前作越えとは言っても、コアファン人気が上がったかどうか、この数字だけでは、何とも判断できません。

約1年ぶりのシングルCD発売という点が、枚数を押し上げた可能性もあって、とにかく、変動が小幅なので、握手会の完売状況を、メンバーごとに細かく調べない限り、分析するのは難しいと思います。


一方、ビルボードのランキングでは、あれこれ考えたくなる、興味深いデータが出ています。

(表5) Billboard JAPAN Hot100 における、SKE48の直近3シングル表題曲のCD発売週ランキング

凡例
(総合) Hot100総合順位 各項目の順位 : 対象週の週番号 発売日 曲名

#「各項目」の意味は、「S」ストリーミング数、「R」ラジオ放送回数、「L」PCによる読み取り数 (ルックアップ)、「T」 ツイート数、「M」国内動画再生回数、「F」ランクイン回数
#「各項目の順位」における「00」は、100位圏外
#「対象週の週番号」は、CD発売日から週終わりの日曜までを「1週目」、翌週の月曜から日曜を「2週目」と順に数えたもの
# CD発売週より前の週は、前週の月曜から日曜を「1週前」、前々週の月曜から日曜を「2週前」と順に数えてる

(総合)001位 S01/R68/L06/T02/M00/F06 : 01週目 07/17(月)23(日) 意外にマンゴー
(総合)001位 S01/R27/L20/T07/M00/F04 : 01週目 08/15(月)21(日) 金の愛、銀の愛
(総合)001位 S01/R00/L07/T03/M00/F01 : 01週目 03/28(月)03(日) チキンLINE


19、20、21枚目と、SKE48のシングル表題曲は、CD発売週にHot100総合1位を獲得していますが、今回の「意外にマンゴー」、意外に楽曲指標が改善されています。

まず、「金の愛、銀の愛」で20位と低迷した「ルックアップ」が、6位まで上昇し、「チキンLINE」のレベルまで回復している。

発売第1週に27万枚も売りながら、依然として、6位というのは、ブラボー!と拍手できる順位ではないけど(笑)、それでも前作より良くなったのは間違いない。


さらに、「ツイート数」が2位となり、前作で逃したベスト3に再び、ランクインを果たしています。

「意外にマンゴー」は、15歳の小畑優奈が、初選抜、初センターだそうで、人事面での新しい動きも、ツイート数を伸ばした要因かもしれません。

CDの売り上げ枚数は、前作とあまり変わらないけど、収録されている音楽を聴こうと、PCに取り込む人が増え、ネット上で曲が話題にされる頻度が多くなった。


SKE48の音楽に対する関心度が、前作より少し上昇しつつある雰囲気が、「意外にマンゴー」の発売週ビルボードランキングに漂っています。

それを裏付けるように、MV人気にも改善の兆候が出ている。

(表6) SKE48の直近4シングル表題曲MVの公開3週間の再生回数積み上げ

凡例
MV公開開始から3週間で積み上げた再生回数 (1wの積み上げ / 2wの積み上げ / 3wの積み上げ) 曲名 [MV形態]

# MV公開開始の翌週同曜日同時刻までをの1週間を「1w」、翌々週同曜日同時刻までの1週間を「2w」と順に数える
# 「積み上げ」は「万回」単位

51.7万回 (30.4 / 12.5 / 08.8) 意外にマンゴー [special edit ver.]
14.7万回 (10.3 / 02.2 / 02.2) 夏よ、急げ! [special edit ver.]
14.1万回 (07.9 / 03.5 / 02.6) 金の愛、銀の愛 [special edit ver.]
17.6万回 (05.9 / 05.9 / 05.9) チキンLINE [special edit ver.]


「意外にマンゴー」MVは、すでに公開4週目(4w)に入っているので、(表2)や(表3)と異なり、3w終わりでの累計再生数を、1w、2w、3wそれぞれの積み上げと共に示しています。

1w終わりが30.4万回、3w終わりの51.7万回は、乃木坂、欅坂の表題曲MVと比べると、決して大きな数字ではないものの、アルバムリード曲「夏よ、急げ!」を含め、直近の表題曲MVとしては、明らかに上昇傾向を示しています。

南国のビーチでビキニというのが、鉄板なんだと言われれば、間違いなくそうだと思います(笑)。

ただ、ビルボードの発売週ランキングで、「ルックアップ」と「ツイート数」の順位に改善が見られることと併せると、人気回復への「兆しの兆し」くらいは、感じ取ってもいいような気がします。


もちろん、「1年ぶり」「15歳の新センター」「南国で水着」「マンゴー?」といった話題性が、一時的な注目を集めているだけ、というシビアな見方も出来る。

実際、以下のように、iTunes Store トップソングの順位成績を眺めると、「意外でマンゴー」は「金の愛、銀の愛」より、ランクイン日数が半減しています。

(表7) iTunes Store トップソングにおける、SKE48の21、20枚目表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名 (収録されている配信パッケージ)
========== 週単位の推移 ==========
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 対象週の週番号 期間

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「対象週の週番号」は、配信開始日から週終わりの日曜までを「1W」、翌週の月曜から日曜を「2W」、翌々週の月曜から日曜を「3W」と数える
# 配信開始から2017年7月26日(水)までのデータを示している

0-0-0-0-1 / 3-0-1 [003] (005/008日; 47位) 意外にマンゴー (TypeA)
========== 週単位の推移 ==========
0-0-0-0-1 / 3-0-1 [0] : 01W 07/19(水)23(日)※ CD発売
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [3] : 02W 07/24(月)26(水)

0-0-0-1-0 / 3-1-7 [332] (012/344日; 40位) 金の愛、銀の愛 (TypeA)
========== 週単位の推移 ==========
0-0-0-1-0 / 3-1-0 [0] : 01W 08/17(水)21(日)※ CD発売
0-0-0-0-0 / 0-0-5 [2] : 02W 08/22(月)28(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 03W 08/29(月)04(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 04W 09/05(月)11(日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 49W 07/17(月)23(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [3] : 50W 07/24(月)26(水)


「金の愛、銀の愛」は、配信開始の週だけでなく、翌週、翌々週も、200位以内に留まって、12日間のランクインを稼いでいます。

一方、「意外にマンゴー」のランクインは、第1週の5日間だけで、翌週には、姿を消してしまった。

様々な「企画」によって注目されても、それを有料ダウンロードなどの楽曲セールスに結びつけるのは、大変なことのようです。

乃木坂にも言えることですが、グループの音楽を気に入ってくれるファンを増やすのは、簡単なことではなく、それが難しいから、個々メンバーの握手会人気や音楽と無関係な「企画」に頼り、結果として、音楽ファンの離脱が加速し、さらに楽曲セールスを落とすという、負のスパイラルに陥っていく危険がある。


さて、次は、その楽曲人気を、現在、アイドルながら、奇跡的に、分厚く獲得していると思われる、欅坂46の1stアルバムの話です。

まずは、オリコンの売り上げ枚数を。

(表8) オリコン週間アルバムTOP300における、乃木坂、欅坂、AKB48Gアルバムの売り上げ枚数とランクイン回数

凡例
オリコン初動売り上げ枚数 (累計枚数) 最高順位 50位以内に入った回数(率) / 300位以内に入った回数(率) @ 最新集計週の週番号 タイトル

#「枚数」はすべて万枚単位
#「週番号」は、CD発売日から週終わりの日曜までを「1W」、翌週の月曜から日曜を「2W」、翌々週の月曜から日曜を「3W」と数えたもの
# 最新集計週は、2017/07/17(月)〜07/23(日)の2017/07/31付
# タイトル名に「*」の付いたもの、最近でも頻繁にランクインしているアルバム

欅坂
27.9万枚 (27.9) 1位 01回(1.00)/01回(1.00) @ 01週目 2017/07/19 真っ白なものは汚したくなる*

乃木坂
34.2万枚 (40.0) 1位 09回(1.00)/09回(1.00) @ 09週目 2017/05/24 生まれてから初めて見た夢*
27.5万枚 (34.3) 1位 08回(0.13)/60回(0.98) @ 61週目 2016/05/25 それぞれの椅子*
22.2万枚 (32.6) 1位 12回(0.09)/100回(0.75) @ 133週目 2015/01/07 透明な色*

AKB48G
61.0万枚 (63.3) 1位 04回(0.15)/15回(0.58) @ 26週目 2017/01/25 サムネイル AKB48
10.0万枚 (12.7) 2位 08回(0.36)/13回(0.59) @ 22週目 2017/02/22 革命の丘 SKE48


アルバムは、グループによって価格や楽曲構成が大きく異なり、特典イベントの種類や規模もまちまちなので、オリコンの数字を比べても、あまり意味がないと思います。

しかし、発売から133週目の「透明な色」が、100回の300位圏内ランクインを果たし、さらに回数を伸ばす勢いなのは素晴らしいことで、おそらく、乃木坂でもっとも売れ続けている音楽商品は、1stアルバムじゃないでしょうか。

例えば、AKB48の「サムネイル」は、売り上げ枚数こそ初動61.0万枚とべらぼうに大きいですが、300位以内へのランクインは15回に止まり、再度復活して、数字が伸びていきそうな気配がない。

典型的な特典売りのパターンで、実際、「サムネイル」に収録された新曲は、ファンにとっても馴染みの薄いものが多い。

欅坂の「真っ白なものは汚したくなる」の音楽的な真価が問われるのは、今後、どれくらいランクイン回数を伸ばせるかだと思います。


次は、リード曲である「月曜日の朝、スカートを切られた」MVの再生数推移です。

(表9) 46&48Gの最近のアルバムリード曲に関する、公開初期におけるMV再生回数増加速度

# 表記法は(表2)と同じ

「月曜日の朝、スカートを切られた」full ver. MV 欅坂46_1stアルバム・リード曲
68.9万回/日 (068.9) @ 01d : 07/19(水)20(木)12:00
21.8万回/日 (090.7) @ 02d : 07/20(木)21(金)12:00
17.1万回/日 (107.8) @ 03d : 07/21(金)22(土)12:00
07.3万回/日 (115.1) @ 04d : 07/22(土)23(日)12:00
12.2万回/日 (127.3) @ 05d : 07/23(日)24(月)12:00
08.5万回/日 (135.8) @ 06d : 07/24(月)25(火)12:00
10.6万回/日 (146.4) @ 07d : 07/25(火)26(水)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
20.9万回/日 (146.4/+146.4) @ 01w : 07/19(水)26(水)12:00

「まさかシンガポール」full ver. MV NMB48_3rdアルバム・リード曲
43.5万回/日 (043.5) @ 01d : 07/06(木)07(金)21:00
25.4万回/日 (069.0) @ 02d : 07/07(金)08(土)21:00
12.3万回/日 (081.3) @ 03d : 07/08(土)09(日)21:00
08.0万回/日 (089.3) @ 04d : 07/09(日)10(月)21:00
05.9万回/日 (095.1) @ 05d : 07/10(月)11(火)21:00
05.2万回/日 (100.4) @ 06d : 07/11(火)12(水)21:00
04.1万回/日 (104.4) @ 07d : 07/12(水)13(木)21:00
========== 01wの週単位変化 ==========
14.9万回/日 (104.4/+104.4) @ 01w : 07/06(木)13(木)21:00

「きっかけ」full ver. MV 乃木坂46_2ndアルバム・リード曲
20.0万回/日 (20.0) @ 001d : 2016/07/07(木)08(金)21:00
13.0万回/日 (33.0) @ 002d : 07/08(金)09(土)21:00
08.2万回/日 (41.2) @ 003d : 07/09(土)10(日)21:00
05.7万回/日 (46.9) @ 004d : 07/10(日)11(月)21:00
04.4万回/日 (51.3) @ 005d : 07/11(月)12(火)21:00
05.3万回/日 (56.7) @ 006d : 07/12(火)13(水)21:00
04.7万回/日 (61.3) @ 007d : 07/13(水)14(木)21:00
========== 01wの週単位変化 ==========
8.8万回/日 (061.3/+61.3) @ 01w : 07/07(木)14(木)21:00


「月曜日の朝、スカートを切られた」MVは、公開後2wに入っていますが、初日68.9万回/日、初週終わり累計146.4万回と、アルバム収録曲としては、かなりのスタートダッシュを見せています。

一方、すでに指摘したように、NMB48の3rdアルバムリード曲である「まさかシンガポール」MVも、初日43.5万回/日、初週終わり累計が104.4万回で、勢いのある出だしとなっている。

ただ、問題は、こういったMV人気が、実際の楽曲セールスにつながるかどうかです。


ということで、「真っ白なものは汚したくなる」に収録された新曲すべての iTunes Store トップソング順位成績を、以下に載せておきます。

(表10) iTunes Store トップソングにおける、欅坂、乃木坂のアルバムに収録された新曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017年7月26日(水)までのデータを示している

「真っ白なものは汚したくなる」欅坂46_1stアルバム 2017/7/19(水)発売
0-2-2-1-1 / 1-1-0 [0] (8/8日; 12位) 夏の花は向日葵だけじゃない*
0-1-3-2-0 / 2-0-0 [0] (8/8日; 14位) 月曜日の朝、スカートを切られた* (L)
0-0-0-2-0 / 1-1-1 [3] (5/8日; 31位) 1行だけのエアメール
0-0-0-1-1 / 1-0-2 [3] (5/8日; 32位) 太陽は見上げる人を選ばない
0-0-0-1-0 / 1-1-2 [3] (5/8日; 36位) 危なっかしい計画
0-0-0-0-1 / 1-1-2 [3] (5/8日; 45位) Overture
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [4] (4/8日; 35位) ここにない足跡
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [4] (4/8日; 37位) AM1:27
0-0-0-1-0 / 1-1-1 [4] (4/8日; 37位) 沈黙した恋人よ
0-0-0-0-1 / 1-1-1 [4] (4/8日; 41位) 君をもう探さない
0-0-0-0-1 / 1-1-0 [5] (3/8日; 43位) 東京タワーはどこから見える?
0-0-0-0-1 / 1-1-0 [5] (3/8日; 44位) 永遠の白線
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [5] (3/8日; 52位) 少女には戻れない
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [5] (3/8日; 53位) 100年待てば
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [5] (3/8日; 56位) バレエと少年
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [5] (3/8日; 58位) 自分の棺
#「Complete Edition」収録曲

「生まれてから初めて見た夢」乃木坂46_3rdアルバム 2017/05/24(水)発売
0-0-1-2-7 / 3-7-9 [35] (29/64日; 25位) スカイダイビング (L)
0-0-2-1-1 / 3-1-2 [54] (10/64日; 21位) 硬い殻のように抱きしめたい
0-0-0-1-1 / 2-2-1 [57] (07/64日; 40位) Rewindあの日
0-0-0-0-1 / 3-2-1 [57] (07/64日; 41位) 忘却と美学
0-0-0-0-1 / 2-1-1 [59] (05/64日; 50位) 設定温度
0-0-0-0-1 / 2-3-0 [58] (06/64日; 43位) 流星ディスコティック
0-0-0-0-0 / 3-1-2 [58] (06/64日; 54位) 醜い私
0-0-0-0-0 / 2-1-2 [59] (05/64日; 62位) ごめんね、スムージー
0-0-0-0-0 / 2-1-2 [59] (05/64日; 59位) 満月が消えた
0-0-0-0-0 / 2-1-2 [59] (05/64日; 58位) ワタボコリ
0-0-0-0-0 / 2-1-2 [59] (05/64日; 60位) 思い出ファースト
0-0-0-0-0 / 2-0-1 [61] (03/64日; 69位) 君が扇いでくれた
#「Complete Edition」収録曲

「それぞれの椅子」乃木坂46_2ndアルバム 2016/05/25(水)発売
0-0-1-3-3 / 21-22-17 [361] (67/428日; 26位) きっかけ (L)
0-0-1-0-1 / 2-3-0 [421] (7/428日; 30位) 低体温のキス
0-0-0-1-1 / 2-3-0 [421] (7/428日; 31位) 光合成希望
0-0-0-1-1 / 1-3-1 [421] (7/428日; 36位) Threefold choice
0-0-0-0-1 / 2-2-1 [422] (6/428日; 43位) かき氷の片想い
0-0-0-0-1 / 1-2-2 [422] (6/428日; 48位) 失恋したら、顔を洗え!
0-0-0-0-1 / 2-1-1 [423] (5/428日; 49位) 空気感
0-0-0-0-0 / 2-2-1 [423] (5/428日; 55位) 口約束
0-0-0-0-0 / 2-2-1 [423] (5/428日; 57位) 環状六号線
0-0-0-0-0 / 1-2-0 [425] (3/428日; 69位) 太陽に口説かれて
0-0-0-0-0 / 1-1-0 [426] (2/428日; 93位) 欲望のリインカーネーション
#「Special Edition」収録曲


欅坂1stアルバムの収録曲は、今泉佑唯のソロ曲「夏の花は向日葵だけじゃない」が最高12位、リード曲「月曜日の朝、スカートを切られた」は最高14位をマークし、その後も、200位圏内に留まって、ランクインを続けています。

この二曲は、乃木坂3rdアルバムの「スカイダイビング」や2ndアルバムの「きっかけ」が記録したランクイン日数を越える潜在力を秘めていて、今後が楽しみです。

ただ、それ以外の収録曲については、乃木坂のアルバムとさほど変わらない成績で、46&48Gにおいて、アルバム新曲の飽和状態が発生しつつある印象を受けます。

今年に入って、AKB48、乃木坂46、SKE48、NMB48、欅坂46、がアルバムを出し、さらに、乃木坂はアンダーアルバムもリリースするそうなので、MVがなく、音楽番組で披露されない新曲が溢れ返るのは、当然っちゃあ、当然ですよね(笑)。


最後に、iTunes Store トップアルバムを見ておきましょう。

(表11) iTunes Store トップアルバムにおける、欅坂、乃木坂のアルバム配信パッケージの配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) タイトル又は配信パッケージ名

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017年7月26日(水)までのデータを示している

真っ白なものは汚したくなる
08-00-00-00-00 / 00-00-00 [00] (08/08日; 001位) Complete Edition*
00-01-00-00-01 / 01-02-01 [02] (06/08日; 019位) TypeA
00-00-00-00-00 / 01-01-00 [06] (02/08日; 071位) TypeB
00-00-00-01-00 / 01-06-00 [00] (08/08日; 036位) 通常盤*

生まれてから初めて見た夢
12-03-07-17-12 / 13-00-00 [00] (64/64日; 001位) Complete Edition*
00-00-00-00-00 / 00-01-00 [63] (01/64日; 126位) 通常盤
00-00-00-00-00 / 00-00-00 [64] (00/64日; 200外) TypeA、B、生産限定盤

それぞれの椅子
18-02-02-07-06 / 24-52-59 [258] (170/428日; 1位) Special Edition*

透明な色
00-00-00-00-00 / 15-128-143 [163] (286/449日; ?位) Special Edition*

# 「透明な色」は、配信開始500日目から順位を記録し始めたので、最初の499日分は上記データに入っていない


「真っ白なものは汚したくなる」は、「サイレントマジョリティー」「二人セゾン」「不協和音」など、欅坂の人気曲が詰め込まれているので、配信パッケージがトップアルバムにおいて、かなりの成績を挙げることを期待できます。

実際、上表のように、「Complete Edition」「TypeA」「TypeB」「通常盤」の全4種配信パッケージが、200位以内に入り、現在でも、「Complete Edition」と「通常盤」が、ランクインを続けるという、一種の「快挙」を成し遂げています。

乃木坂の3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」は、全部で5種類の配信パッケージがありますが、「Complete Edition」以外で、トップアルバムにリスト入りしたのは、通常盤のみで、しかも最高126位の滞在1日だった。


やはり、これまでリリースしたシングル4作の魅力が、ダウンロードを呼び込んでいるのだと思います。

ただ、乃木坂は、「それぞれの椅子」と「透明な色」が、未だに、しょっちゅうトップアルバム200位以内に登場し、それが延々と続いている。

これは「制服のマネキン」「君の名は希望」「ガールズルール」「何度目の青空か?」「今、話したい誰かがいる」などなど、乃木坂が発信した様々な曲が、今尚、少なからぬ人を惹きつけているからじゃないでしょうか。


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二歩目で躊躇う「逃げ水」MV再生数、ヒム子効果のインフル人気とサイマジョの彼方を探る欅坂 [25Jul17]

2017-07-25 05:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月26日(水) [TV_地デ] 21:00〜22:54 テレビ東京系「家、ついて行ってイイですか?」に、秋元真夏が出演
07月26日(水) [TV_地デ] 24:59〜25:29 日本テレビ「プラチナプラス『正解のない問題』」に、高山一実が出演

07月29日(土) [TV_地デ] 21:00〜 TBS「世界ふしぎ発見」に、斎藤ちはるがミステリーハンターとして出演。「子供の頃からの夢」が実現!
斎藤ちはるの2017/07/22_22:01ブログ


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



乃木坂18枚目表題曲「逃げ水」のMVは、昨日月曜の正午に、公開からちょうど3日が経過しました。

日ごとの再生回数を眺めると、初日は、ツイートに書いたように、79万回の積み上げで、新人センターとしては、上々と言える滑り出しだった。

ところが、2日目、3日目の減速幅が、思った以上に大きく、ちょっと気になる状況になっています。


次の表は、公開3日間の再生数変化と、直近の表題曲MVとの比較です。

(表1) 公開初期における「逃げ水」MV再生回数の増加速度と他曲との比較

凡例
「曲名」MV形態 グループ名_収録シングルと曲の種別
対象日の再生回数増加速度 (日終わりの累計回数) @ 対象日の日番号 : 期間
========== 01wの週単位変化 ==========
対象週の再生回数増加速度 (週終わりの累計回数 / +対象週に積み上げた回数)@ 対象週の週番号 : 期間

#「回数」は「万回」単位
#「対象週の日番号」は、公開開始から翌日同時刻までの24時間を「1d」、翌々日同時刻までの24時間を「2d」と順に数えたもの
#「対象週の週番号」は、公開開始から翌週同曜日同時刻までの7日間を「1w」、翌々週同曜日同時刻までの7日間を「2w」と順に数えたもの
#「07/21(金)22(土)12:00」は7月21日(金)12:00から7月22日(土)12:00までの「期間」

「逃げ水」full ver. MV 乃木坂46_18枚目表題曲
78.9万回/日 (078.9) @ 01d : 07/21(金)22(土)12:00
30.9万回/日 (109.8) @ 02d : 07/22(土)23(日)12:00
18.8万回/日 (128.5) @ 03d : 07/23(日)24(月)12:00

「インフルエンサー」full ver. MV 乃木坂46_17枚目表題曲
94.0万回/日 (094.0) @ 01d : 03/02(木)03(金)12:00
51.0万回/日 (145.0) @ 02d : 03/03(金)04(土)12:00
31.6万回/日 (176.6) @ 03d : 03/04(土)05(日)12:00
28.4万回/日 (205.0) @ 04d : 03/05(日)06(月)12:00
25.2万回/日 (230.2) @ 05d : 03/06(月)07(火)12:00
23.7万回/日 (253.9) @ 06d : 03/07(火)08(水)12:00
25.5万回/日 (279.4) @ 07d : 03/08(水)09(木)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
39.9万回/日 (279.4/+279.4) @ 01w : 03/02(木)09(木)12:00

「サヨナラの意味」full ver. MV 乃木坂46_16枚目表題曲
54.9万回/日 (054.9) @ 01d : 10/21(金)22(土)12:00
41.4万回/日 (096.3) @ 02d : 10/22(土)23(日)12:00
29.2万回/日 (125.4) @ 03d : 10/23(日)24(月)12:00
20.8万回/日 (146.3) @ 04d : 10/24(月)25(火)12:00
19.7万回/日 (166.0) @ 05d : 10/25(火)26(水)12:00
15.6万回/日 (181.7) @ 06d : 10/26(水)27(木)12:00
11.1万回/日 (192.8) @ 07d : 10/27(木)28(金)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
27.5万回/日 (192.8/+192.8) @ 01w : 10/21(金)28(金)12:00

「裸足でSummer」full ver. MV 乃木坂46_15枚目表題曲
23.9万回/日 (023.9) @ 01d : 07/08(金)09(土)12:00
27.7万回/日 (051.6) @ 02d : 07/09(土)10(日)12:00
17.9万回/日 (069.5) @ 03d : 07/10(日)11(月)12:00
12.2万回/日 (081.7) @ 04d : 07/11(月)12(火)12:00
14.3万回/日 (096.1) @ 05d : 07/12(火)13(水)12:00
12.3万回/日 (108.4) @ 06d : 07/13(水)14(木)12:00
13.0万回/日 (121.4) @ 07d : 07/14(木)15(金)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
17.3万回/日 (121.4/+121.4) @ 01w : 07/08(金)15(金)12:00

「不協和音」full ver. MV 欅坂46_4枚目表題曲
127.7万回/日 (127.7) @ 01d : 03/23(木)24(金)12:00
67.4万回/日 (195.0) @ 02d : 03/24(金)25(土)12:00
54.2万回/日 (249.3) @ 03d : 03/25(土)26(日)12:00
45.8万回/日 (295.0) @ 04d : 03/26(日)27(月)12:00
36.2万回/日 (331.3) @ 05d : 03/27(月)28(火)12:00
34.8万回/日 (366.0) @ 06d : 03/28(火)29(水)12:00
31.5万回/日 (397.6) @ 07d : 03/29(水)30(木)12:00
========== 01wの週単位変化 ==========
56.8万回/日 (397.6/+397.6) @ 01w : 03/23(木)30(木)12:00


「逃げ水」MVは、公開1日目に78.9万回を記録したものの、2日目の積み上げは30.9万回、3日目は18.8万回と、2日連続で半減に近いペースダウンを喫しています。

過去の表題曲MVと比べると、初日の再生数増加速度は、「インフルエンサー」と「サヨナラの意味」の間に入っていましたが、2日目と3日目は、前作、前々作の数字を大きく下回り、「裸足でSummer」のレベルにまで落ち込んでいる。


上表が示すように、公開1週間における乃木坂のMV人気は、15枚目、16枚目、17枚目と進むにつれ、明確な上昇傾向を見せてきました。

18枚目の表題曲MVは、知名度がほとんどない3期メンバー2人を、Wセンターに起用し、さらに、作品の内容が、再生数を稼ぎやすいと言われるダンス系ではないので、ある程度、数字が下がるのはやむを得ないと思います。

しかし、齋藤飛鳥をセンターに立て、乃木坂のMV人気をワンランク上に押し上げる出発点となった、「裸足でSummer」の初期水準にまで戻るのは、さすがに厳しい。

欅坂の「不協和音」は、MV再生数の伸びが、「インフルエンサー」でも追いつけないスピードで、乃木坂は、これ以上、楽曲人気で離されたくないという事情があります。

「逃げ水」MVの公開3日後での累計128.5万回は、「不協和音」MVの初日終わりでの累計127.7万回とほぼ同じで、今のところ、勝負になっていません。


もちろん、今後、「逃げ水」MVの再生数が、新曲キャンペーンを通して、急伸する可能性はあります。

しかし、上表に取り上げた四つのMVが、1千万再生に要した時間を調べると、以下のように、もっとも短いのが「不協和音」で、「インフルエンサー」「サヨナラの意味」「裸足でSummer」の順に長くなり、公開後1週間の状況とパラレルになっている。

(表2) MV再生数が公開直後0回から1千万回へ到達するまでに掛かった時間

#「062D」は、公開日を「01D」、翌日を「02D」と数えた場合の1千万回到達日
#「060.9d」は、公開時刻から1千万回到達時刻までの時間が60.9日との意味

1.0千万回 @ 062D 060.9d「インフルエンサー」full ver. MV
1.0千万回 @ 158D 157.2d「サヨナラの意味」 full ver. MV
1.0千万回 @ 250D 248.6d「裸足でSummer」 full ver. MV
1.0千万回 @ 034D 032.6d「不協和音」 full ver. MV


従って、まだ3日目だから、全然、心配ないと言い切れないものがあって、数字が心に沁みるわけです(笑)。

次回の『乃木坂工事中』は、大園桃子と与田祐希のフィーチャー企画をやるようで、MV人気にプラスの影響を期待できます。

兎にも角にも、新しく登場した「主人公」に、もっと注目が集まるような仕掛けが欲しいところで、今後、通常以上に分厚いプロモーションが必要だと思います。


「逃げ水」のMVが公開され、乃木坂の時計の針が、いよいよ17から18へ動き出しています。

ということで、今日は、17枚目表題曲「インフルエンサー」は、結局、どれくらい人気を得たのか、CDセールスと楽曲セールスの数字を眺めながら、振り返ってみます。

まずは、iTunes Store のトップソングから。

(表3) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂、欅坂、AKB48Gのシングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

凡例
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] (200位以内にランクインした日数 / 配信日数; 確認できた最高順位) 曲名又はタイトル

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 配信開始から2017年7月23日(日)までのデータを示している
#「SE」は Special Edition、「A」はTypeA、「」劇」は劇場盤
#「*」は、最近1週間で200位圏内入りした曲

乃木坂46
09-07-14-12-10 / 40-25-10 [004] (127/131日; 04位) インフルエンサー* (SE)
07-09-14-18-22 / 53-39-10 [092] (172/264日; 03位) サヨナラの意味 (SE)
05-09-05-04-03 / 13-18-21 [291] (078/369日; 08位) 裸足でSummer (SE)
02-03-04-06-04 / 12-11-09 [437] (051/488日; 05位) ハルジオンが咲く頃 (SE)

欅坂46
14-04-04-05-12 / 58-12-01 [000] (110/110日; 01位) 不協和音* (SE)
12-16-22-19-09 / 64-43-39 [012] (224/236日; 02位) 二人セゾン* (SE)
06-02-04-01-01 / 29-67-33 [205] (143/348日; 03位) 世界には愛しかない (SE)
47-40-46-53-78 / 188-22-00 [00] (474/474日; 01位) サイレントマジョリティー* (SE)

AKB48
00-01-01-03-03 / 09-13-07 [021] (037/058日; 20位) 願いごとの持ち腐れ (A)
00-01-02-01-02 / 11-05-12 [102] (034/136日; 18位) シュートサイン (A)
02-02-02-00-01 / 28-17-13 [185] (065/250日; 09位) ハイテンション (A)
02-03-01-01-02 / 05-06-02 [256] (022/278日; 07位) LOVE TRIP (A)

AKB48姉妹グループ
00-00-00-00-01 / 03-00-01 [000] (005/005日; 47位) 意外にマンゴー* (A) SKE48
00-02-01-04-00 / 06-01-02 [088] (016/104日; 14位) 青春時計 (SE) NGT48
00-00-00-00-00 / 02-01-02 [154] (005/159日; 60位) バグっていいじゃん (劇) HKT48
00-00-00-00-00 / 03-03-02 [130] (008/138日; 56位) 僕以外の誰か (A) NMB48
00-00-00-01-00 / 03-01-07 [329] (012/341日; 40位) 金の愛、銀の愛 (A) SKE48


Special Edition 収録の「インフルエンサー」は、現在でも、トップソングに留まっており、200位圏内へのランクイン日数を127に伸ばしています。

「サヨナラの意味」は、172日間のランクインを達成していて、当面の目標になるかと思います。

一方で、「裸足でSummer」の78日、「ハルジオンが咲く頃」の51日は、優に越えていて、乃木坂の楽曲人気が、この1年で上がってきたことを実感します。


しかし、同時期にリリースされた欅坂の表題曲と比べると、ランクイン日数も、最高順位も、なかなか届かない印象がある。

そもそも、乃木坂の曲は、トップソングで1位を獲得したことがなく、すべての表題曲がベスト3に入り、うち2曲がトップに立っている欅坂には、まだまだ敵わないのが現状です。

とくに、「サイレントマジョリティー」は、配信開始から474日が経過した現時点で、474日ランクインしており、まだ一度も200位圏外に落ちたことがない。

それどころか、上表のように、150位を割り込んだことすらなく、いかに人気が高いかが、嫌と言うほどよく分かります(笑)。


AKB48のシングル表題曲は、島崎遥香が「卒業」センターを務めた「ハイテンション」が、年末大型音楽祭への出演ラッシュも追い風となり、65日のランクインを果たしています。

しかし、それ以外だと、200位圏内入りは20〜40日あたりで、乃木坂欅坂と比べ、より短期に終わっている。

今年の5月くらいまでは、「365日の紙飛行機」が、長期ランクインを続けていましたが、それが圏外に去ったため、AKB48の曲名がランキング表に載る頻度が少なくなり、グループの音楽的存在感が低下しつつある印象を受けます。

「サイレントマジョリティー」のようなロングヒットは、長期に渡って、ランキングにグループの名前を載せ、大きな宣伝効果をもたらすわけで、こういった曲を一つ持っているか、いないかは、相当な違いだと思います。


AKB48の姉妹グループは、NGT48のデビュー曲「青春時計」が最高14位の16日ランクインと、最近の表題曲では、もっとも好調な成績を残しています。

「青春時計」は、ソニーが手掛けているためか、乃木坂欅坂と同じく、全楽曲を Special Edition にまとめ、ダンロード元を絞って配信しているので、多くのAKB48Gが採用している、店頭販売CDと同じパッケージを揃え、一つの表題曲に複数の配信源が存在する方式より、順位が上がりやすい面があったかもしれない。

ただ、複数の配信源と言っても、大抵は、TypeAか劇場盤か、どれかに人気が集中するので、200位以内へのランクインが10日か、それに届かないのは、楽曲への関心度がなかなか上がってこない、厳しい状況を反映していると思います。


「インフルエンサー」の配信成績は、「裸足でSummer」「サヨナラの意味」と、2作続けての上昇傾向を引き継ぐ形で、ランクイン日数を伸ばしており、AKB48Gに比べて、より大きなダウンロード数を確保しているように見えます。

但し、「サイレントマジョリティー」のような「ヒット曲」と呼べる水準には達しておらず、乃木坂の音楽に対する人々の関心が、まだ脆弱だと感じさせられる部分がある。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、「インフルエンサー」の週単位でみた順位帯推移

凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 対象週の週番号 期間 楽曲パフォーマンスが披露されたテレビの音楽番組

# 上記 A〜H と Z は、対象週に、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「対象週の週番号」は、配信開始日から週終わりの日曜までを「1W」、翌週の月曜から日曜を「2W」、翌々週の月曜から日曜を「3W」と数える
# 配信開始から2017年7月23日(日)までのデータを示している

インフルエンサー
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01W 03/15(水)19(日) Mステ CDTV
4-3-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02W 03/20(月)26(日) Mフェア 
0-3-4-0-0 / 0-0-0 [0] : 03W 03/27(月)02(日) 乃木坂工事中
0-0-6-1-0 / 0-0-0 [0] : 04W 04/03(月)09(日)
0-0-1-6-0 / 0-0-0 [0] : 05W 04/10(月)16(日)
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 06W 04/17(月)23(日)
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 07W 04/24(月)30(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 08W 05/01(月)07(日) 乃木坂46SHOW!
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 09W 05/08(月)14(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 10W 05/15(月)21(日)
0-0-0-0-1 / 1-5-0 [0] : 11W 05/22(月)28(日)
0-0-0-0-0 / 1-6-0 [0] : 12W 05/29(月)04(日)
0-0-0-0-0 / 0-5-2 [0] : 13W 06/05(月)11(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-5 [1] : 14W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-2-2 [3] : 15W 06/19(月)25(日)
0-0-3-1-0 / 1-1-1 [0] : 16W 06/26(月)02(日) テレ東音楽祭 & 神宮ライブ
0-1-0-2-4 / 0-0-0 [0] : 17W 07/03(月)09(日)
0-0-0-0-3 / 4-0-0 [0] : 18W 07/10(月)16(日)
0-0-0-1-0 / 6-0-0 [0] : 19W 07/17(月)23(日)


「インフルエンサー」は、配信後、一過性の小さな跳ねはあるものの、週を追うごとに、順位が低下する流れを止められず、15Wでは、3日間、200位圏外に落ちてしまい、ランクインが終わりつつある雰囲気が漂っていました。

ところが、16Wで、急激な反転上昇が起こり、トップ30に復帰し、さらに翌週17Wは、トップ20にまで食い込んで、一気に上昇気流に乗ることになる。

原因は、間違いなく「ヒム子」でしょう(笑)。


6月28日(水)の『テレ東音楽祭』で、乃木坂が久しぶりに「インフルエンサー」を披露したとき、ステージの途中から、バナナマン日村勇紀の『ゴッドタン』における人気キャラ「ヒム子」が、メンバーと同じ衣装でフロントに合流。

しかも、メンバーが縦2列のフォーメーションを作り、一斉に散らばったとき、西野七瀬と白石麻衣を両脇に従える、あからさまなセンターポジションにヒム子が現れ、独自ポーズ入りのダンスを踊り始め、そのままパフォーマンスがフニッシュを迎えます。

そして、乃木坂とヒム子のコラボステージが放送されてから、圏外に足を踏み入れつつあった「インフルエンサー」の順位は上昇に転じていく。


バナナマンや『ゴッドタン』のファンが、『テレ東音楽祭』のステージを観て、「インフルエンサー」に興味を持ってくれたのかもしれない。

ヒム子の乱入は、7月2日(日)の神宮ライブ2日目に、メンバーにすら知らされていない「サプライズ」として、再度、実現します。

さらに、乃木坂とバナナマンの一連のコラボは、舞台裏の密着取材が、7月16日(日)と23日(日)の『乃木坂工事中』で、2週に渡って放送され、繰り返しメディア発信されます。


『テレ東音楽祭』『ゴッドタン』『乃木坂工事中』という、テレビ東京の3番組が絡んだ、番組横断プロジェクトの様相を呈していて、それぞれの視聴者やファンを、別のジャンルに引き込むことが、狙いだったのかもしれません。

そして、成果の一つとして、確かに、18枚目表題曲「インフルエンサー」は、落ちかけていた関心を、再び、引き上げることに成功しています。

「ヒム子」効果は、iTunes Store ランキングだけでなく、MV再生回数の増加速度にも表れている。

(表5) 「インフルエンサー」MV再生回数の週単位でみた増加速度の推移

凡例
対象週の再生回数増加速度 (週終わりの累計回数 / +対象週に積み上げた回数) @ 対象週の週番号 : 期間

#「回数」は「万回」単位
#「対象週の週番号」は、公開開始日から週終わりの日曜までを「1W」、翌週の月曜から日曜までを「2W」、翌々週の月曜から日曜までを「3W」と順に数えたもの

「インフルエンサー」full ver. MV
52.7万回/日 (0197.7/+197.7) @ 01W : 03/02(木)05(日)
21.2万回/日 (0345.9/+148.2) @ 02W : 03/06(月)12(日)
15.8万回/日 (0456.8/+110.9) @ 03W : 03/13(月)19(日) Mステ CDTV
16.9万回/日 (0575.3/+118.6) @ 04W : 03/20(月)26(日) Mフェア
16.1万回/日 (0687.7/+112.4) @ 05W : 03/27(月)02(日) 乃木坂工事中
13.7万回/日 (0783.4/+095.7) @ 06W : 04/03(月)09(日)
10.9万回/日 (0859.7/+076.3) @ 07W : 04/10(月)16(日)
09.9万回/日 (0928.9/+069.2) @ 08W : 04/17(月)23(日)
08.8万回/日 (0990.6/+061.7) @ 09W : 04/24(月)30(日)
08.6万回/日 (1051.0/+060.3) @ 10W : 05/01(月)07(日)
08.7万回/日 (1111.5/+060.6) @ 11W : 05/08(月)14(日)
08.5万回/日 (1171.3/+059.8) @ 12W : 05/15(月)21(日)
09.6万回/日 (1238.5/+067.2) @ 13W : 05/22(月)28(日)
07.6万回/日 (1291.8/+053.3) @ 14W : 05/29(月)04(日)
07.3万回/日 (1343.2/+051.4) @ 15W : 06/05(月)11(日)
06.4万回/日 (1387.9/+044.7) @ 16W : 06/12(月)18(日)
06.5万回/日 (1433.3/+045.4) @ 17W : 06/19(月)25(日)
09.1万回/日 (1496.9/+063.7) @ 18W : 06/26(月)02(日) テレ東音楽祭 & 神宮ライブ
11.1万回/日 (1574.8/+077.8) @ 19W : 07/03(月)09(日)
10.0万回/日 (1644.6/+069.8) @ 20W : 07/10(月)16(日)
09.6万回/日 (1711.5/+066.9) @ 21W : 07/17(月)23(日)


『テレ東音楽祭』と神宮ライブの行われた18Wから、明らかに、再生数の伸びに勢いが出て、翌週19Wに、平均増加速度が久しぶりに10万回/日を越えます。

そして、『乃木坂工事中』で、舞台裏の様子が流れた20Wと21Wは、引き続き、高いスピードが維持されている。

鮮やかな楽曲人気の反転上昇で、バナナマンの人気の凄さと、ファンの多さが窺えます。


しかし、乃木坂側から見ると、ヒム子とのコラボがなければ、トップソング200位圏内へのランクインは、100日を少し越えたあたりで終わっていた可能性がある。

「サヨナラの意味」が、橋本奈々未の「卒業」という話題性を携え、MステSUPERLIVEや紅白歌合戦など、年末大型音楽祭への集中出演、さらには年明けの「卒業」コンサートによって、172日という長期ランクインを実現したのと、構造が似ています。

乃木坂内の純粋に音楽的な仕掛けだけでは、なかなか楽曲人気は上がらず、何枚シングルを出しても、楽曲ファンの層を厚くするのは難しい。

それゆえ、「卒業」「ヒム子」あるいは「3期センター」という企画が投入されるのかもしれません。


iTunes Store ランキングに関しては、トップアルバムの成績も載せておきます。

(表6) iTunes Store トップアルバムにおける、乃木坂と欅坂のシングル表題曲の配信全期間に渡る順位帯分布

# 表記法は(表3)と同じ
# 配信開始から2017年7月23日(日)までのデータを示している

10-03-01-03-03 / 07-09-04 [091] (040/131日; 1位) インフルエンサー (SE)
11-02-01-02-03 / 13-07-16 [209] (055/264日; 2位) サヨナラの意味 (SE)
13-01-00-04-00 / 10-11-05 [325] (044/369日; 2位) 裸足でSummer (SE)
07-02-02-02-03 / 07-04-02 [459] (029/488日; 1位) ハルジオンが咲く頃 (SE)

09-03-01-02-04 / 16-19-14 [042] (068/110日; 1位) 不協和音 (SE)
04-03-05-03-09 / 53-40-33 [086] (150/236日; 1位) 二人セゾン (SE)
06-04-03-00-04 / 28-45-45 [213] (135/348日; 2位) 世界には愛しかない (SE)
09-05-06-02-13 / 65-73-88 [213] (261/474日; 1位) サイレントマジョリティー (SE)


これら8つの配信パッケージは、ここしばらく、200位以内に戻っていないので、上表の数字を、ほぼ最終的な順位成績とみなして良いと思います。

乃木坂音楽人気の脆弱性が気になるのは、ヒム子とのコラボによって、「インフルエンサー」という曲は注目を集めても、17枚目シングルに収録されている他のカップリング曲にまで、それが波及せず、一括ダウンロードの「アルバム」としては、ランクイン日数が伸びていないことです。

欅坂の「アルバム」が、いずれも100日を越えるランクインを記録しているのと対照的で、「乃木坂の音楽」を好きになってくれるファンが、もっと増えて欲しい。

そのためには、「乃木坂の音楽」とは、そもそも何かという問いに、一定の答えを出す必要があるわけで、簡単ではない道のりです。


一方、欅坂も、何もかもが順調というわけではなく、大きな岐路に差し掛かっている気がします。

上述のように、リリースした4シングルの配信パッケージは、少し前から、トップアルバムの100位圏外へ去り、すべて姿を消しています。

「不協和音」と「サイレントマジョリティー」が、トップソングの200位以内、しかも、100位以上の良い位置に留まっているので、依然として、欅坂の音楽的存在感は抜群です。


しかし、最新である「不協和音」のランクイン日数が100をかなり下回っている段階で、トップアルバムから、欅坂シングルの Special Edition がすべて退場したことは、「サイレントマジョリティー」の時代が、終わりの始まりに入ったことを感じさせます。

最近、「エキセントリック」と「月曜日の朝、スカートを切られた」のMVが公開され、音楽番組でパフォーマンスも披露されました。

いずれも、文字どおり「エキセントリック」なテイストで、「サイレントマジョリティー」の世界が、より直截的に、より過激に、エスカレートした印象です。

今までとは違う、何か新しいものを作らなければ、というクリエーター側の思いが、既存ファンすら付いていけなくなるほど、極端な表現を生んでいるのかもしれません。

ただ、何か新しい方向に動き出すなら、時期としては、今しかないという判断は、正しいように思えます。

もちろん、正しい方向に進んでいるかどうかは、さっぱり分かりません(笑)。


次に、CDセールスを見ておきましょう。

(表7) オリコン週間ランキングにおける、乃木坂、欅坂、AKB48Gシングルの売り上げ枚数とランクイン回数

凡例
オリコン初動売り上げ枚数 (累計枚数) 50位以内に入った回数(率) / 200位以内に入った回数(率) @ 最新集計週の週番号 タイトル

#「枚数」はすべて万枚単位
#「週番号」は、CD発売週の月曜から日曜までを「1W」、翌週の月曜から日曜を「2W」と順に数えたもの
# 以下に示したすべてのシングルは、CD発売週「1W」に1位を獲得している
#「最新集計週」は、2017/07/10(月)から07/16(日)までの2017/07/24付

乃木坂46
87.5万枚 (102.1) 14回(0.82)/17回(1.00) @ 17W インフルエンサー
82.8万枚 (096.9) 14回(0.39)/30回(0.83) @ 36W サヨナラの意味
72.8万枚 (085.9) 12回(0.24)/43回(0.84) @ 51W 裸足でSummer
75.0万枚 (083.2) 07回(0.10)/37回(0.54) @ 69W ハルジオンが咲く頃

欅坂46
63.3万枚 (75.8) 14回(0.93)/15回(1.00) @ 15W 不協和音
44.2万枚 (60.2) 21回(0.64)/33回(1.00) @ 33W 二人セゾン
32.3万枚 (43.1) 28回(0.57)/49回(1.00) @ 49W 世界には愛しかない
26.2万枚 (42.6) 33回(0.49)/67回(1.00) @ 67W サイレントマジョリティー

AKB48
130.6万枚 (138.8) 03回(0.43)/07回(1.00) @ 07W 願いごとの持ち腐れ
102.5万枚 (108.3) 10回(0.56)/18回(1.00) @ 18W シュートサイン
118.0万枚 (122.0) 08回(0.23)/30回(0.86) @ 35W ハイテンション
117.8万枚 (121.7) 07回(0.15)/25回(0.54) @ 46W LOVE TRIP / しあわせを分けなさい

AKB48姉妹グループ
16.0万枚 (20.1) 12回(0.86)/14回(1.00) @ 14W 青春時計 NGT48
21.0万枚 (27.2) 08回(0.36)/22回(1.00) @ 22W バグっていいじゃん HKT48
26.7万枚 (32.0) 13回(0.45)/15回(0.52) @ 29W 僕以外の誰か NMB48
25.2万枚 (32.8) 13回(0.27)/23回(0.48) @ 48W 金の愛、銀の愛 SKE48


注目したいのは、初動や累計の枚数ではなく、ランクイン回数です。

例えば、SKE48「金の愛、銀の愛」は現在48W、AKB48「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」は46W、欅坂「世界には愛しかない」は49W、乃木坂「裸足でSummer」が51Wと、この4シングルは、比較的、近接した時期にリリースされています。

そして、初動売り上げは、「金の愛、銀の愛」25.2万枚、「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」117.8万枚、「世界には愛しかない」32.3万枚、「裸足でSummer」72.8万枚となっている。


枚数だけを眺めると、「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」がもっとも多いですが、AKB48Gと乃木坂欅坂は、大規模な握手会イベントを特典として付けることで、大量のシングルを売っているので、収録されている楽曲や映像作品が純粋に欲しくて、CDを買っている人が多いか少ないかは、それらの数字とほとんど関係ありません。

そして、握手券ではなく、楽曲やMVの人気を推測するには、売り上げ枚数ではなく、ランクイン回数の方が役に立ちます。

上記4シングルを比べると、50位以内及び200位以内に入った回数は、「金の愛、銀の愛」は 13回 / 23回、「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」は 7回 / 25回、「世界には愛しかない」は28回 / 49回、「裸足でSummer」が 12回 / 43回です。


200位以内へのランクインがもっとも多いのは、「世界には愛しかない」の49回ですが、発売から49週、つまり11ヶ月以上も時間が経てば、特典イベントはすべて終了しています。

しかるに、延々とシングルCDが売れ、200位のランキング表に名前が載り続けたのだから、握手券ではなく、CDの中身に惹かれる人たちが、次々と現れたとしか考えられない。

しかも、50位圏内に28回も入っていることから、毎週1千枚くらいの、かなり大量のCDが、特典なしで長期間売れたわけで、収録されている楽曲が、よほど魅力的じゃないと、あり得ない話です。


「裸足でSummer」も、200位以内へのランクインが43回で、相当しぶとく売れ続けたことが分かります。

12回のTOP50入りは、握手会売り上げの流し込みによって説明できる数字で、「金の愛、銀の愛」の13回、「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」の 7回と同じく、特典による効果だと思います。

しかし、200位以内へのランクインは、「金の愛、銀の愛」23回、「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」25回と、「裸足でSummer」43回の方が断然多く、収録コンテンツを目当てにCDを買う人が、長期に渡って、出現したのだと思います。


実は、「裸足でSummer」の43回ランクインは、「サヨナラの意味」の30回より、ずっと多いんですね。

一方、(表3)が示すように、楽曲そのものに対する人気は、16枚目が15枚目を上回っているようにも見える。

あるいは、収録されている映像作品、例えば、齋藤飛鳥が沖縄の夏を駆け抜ける表題曲MVを、より高画質で観たいといった動機で、CDを購入する人が多かったのかもしれません。


結局、ランクイン回数から考えると、収録コンテンツに対する人気は、「世界には愛しかない」が突出していて、次に「裸足でSummer」が続き、「金の愛、銀の愛」「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」の順番と推測されます。

こういった視点でオリコンランキングを眺めると、デビュー以来リリースした、4シングルすべてが、未だに、200位圏外に一度も落ちたことのない欅坂の楽曲群は、想像以上に分厚い人気を獲得していると、言わざるを得ないでしょう。

欅坂のデータは、楽曲人気が本当に高まると、何が起こるのかを、いろいろ教えてくれるので、いわば「ヒット」の教科書みたいな役目を果たしてくれます。

ただ、この教科書から分かるのは、ヒットしたら何が起こるかであって、何をすればヒットするかではないので、ちょっと切ないわけです(笑)。


「インフルエンサー」は、乃木坂のシングルとして、初めて、オリコン累計売り上げで「ミリオン」を達成したので、その軌跡を以下に載せておきます。

(表8) オリコン週間ランキングにおける、17thシングル「インフルエンサー」の順位と売り上げ枚数の推移

凡例
[順位] 週の売り上げ枚数 (累計枚数) : 集計週の週番号 期間 ※ 影響を与えた可能性のあるイベントの日付と内容

インフルエンサー
[01位] 87.5万枚 (087.5) : 01W 03/20(月)26(日)※ 22(水) CD発売
[04位] 04.9万枚 (092.3) : 02W 03/27(月)02(日)※ 01(土) 全国(大阪)
[05位] 01.8万枚 (094.1) : 03W 04/03(月)09(日)
[10位] 01.1万枚 (095.3) : 04W 04/10(月)16(日)
[08位] 01.0万枚 (096.3) : 05W 04/17(月)23(日)※ 17(木) 白石麻衣ブログ更新
[18位] 00.6万枚 (096.9) : 06W 04/24(月)30(日)
[06位] 01.6万枚 (098.5) : 07W 05/01(月)07(日)※ 06(土) 全国(なごや)
[29位] 00.3万枚 (098.8) : 08W 05/08(月)14(日)
[23位] 00.3万枚 (099.1) : 09W 05/15(月)21(日)
[39位] 00.2万枚 (099.3) : 10W 05/22(月)28(日)
[30位] 00.2万枚 (099.5) : 11W 05/29(月)04(日)
[30位] 00.2万枚 (099.8) : 12W 06/05(月)11(日)
[12位] 00.3万枚 (100.1) : 13W 06/12(月)18(日)
[06位] 01.8万枚 (101.9) : 14W 06/19(月)25(日)※ 25(日) 全国(幕張)
[50外] 00.1万枚 (102.0) : 15W 06/26(月)02(日)※ 30(金) SPイベント応募締切
[50外] 00.1万枚 (102.1) : 16W 07/03(月)09(日)
[50外] 00.1万枚 (102.1) : 17W 07/10(月)16(日)

白石麻衣の2017/04/17_13:55ブログ


個人的な予想としては、幕張メッセで全国握手会が開催される14Wに、1千万回を突破すると読んでいたのですが、握手会のない週の売り上げが、思った以上に大きく、1週早い、13Wでの「ミリオン」となりました。

MV再生数が1千万回に近づくと、ファンが数字を気にして、何度もサイトを訪れるため、増加速度が通常よりアップするのは、十分考えられることですが、「インフルエンサー」の初ミリオンも、数字が百万枚に迫ると、それ自体が宣伝効果となって、いつもよりCDが売れたのかもしれません。

ただ、収録コンテンツの魅力を測るには、握手会が終わった、まさに、これからの売り上げが重要で、「裸足でSummer」の200位圏内ランクイン43回を越えられるかどうかが注目されます。


次は、ビルボードの成績です。

(表9) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂、欅坂、AKB48Gシングル表題曲のランクイン回数と最高順位

凡例
グループ名
(総合) Hot100へのランクイン回数 最高順位 @ 最新集計週の週番号(初登場の週番号) TOP10入り回数/TOP20入り回数 曲名

#「週番号」は、CD発売週の月曜から日曜までを「1週目」、翌週の月曜から日曜を「2週目」と順に数えたもの
# CD発売週より前の週は、前週の月曜から日曜を「1週前」、前々週の月曜から日曜を「2週前」と順に数えている
#「最新集計週」は、2017/07/10(月)から07/16(日)までの2017/07/24付

乃木坂46
(総合) 20回 01位 @ 17週目(3週前) 06/10回 インフルエンサー
(総合) 27回 01位 @ 36週目(3週前) 09/12回 サヨナラの意味
(総合) 17回 01位 @ 51週目(4週前) 05/10回 裸足でSummer
(総合) 11回 01位 @ 69週目(4週前) 04/07回 ハルジオンが咲く頃

欅坂46
(総合) 18回 01位 @ 15週目(3週前) 05/13回 不協和音
(総合) 36回 01位 @ 33週目(3週前) 06/11回 二人セゾン
(総合) 36回 01位 @ 49週目(8週前) 01/04回 世界には愛しかない
(総合) 70回 01位 @ 67週目(3週前) 10/21回 サイレントマジョリティー

AKB48
(総合) 08回 01位 @ 07週目(4週前) 03/03回 願いごとの持ち腐れ
(総合) 07回 01位 @ 18週目(2週前) 01/02回 シュートサイン
(総合) 12回 01位 @ 35週目(5週前) 02/03回 ハイテンション
(総合) 10回 01位 @ 46週目(9週前) 02/03回 LOVE TRIP

AKB48姉妹グループ
(総合) 07回 01位 @ 14週目(4週前) 01/02回 青春時計
(総合) 05回 01位 @ 22週目(1週目) 02/02回 バグっていいじゃん
(総合) 08回 02位 @ 29週目(3週前) 01/02回 僕以外の誰か
(総合) 10回 01位 @ 48週目(5週前) 01/04回 金の愛、銀の愛


オリコンランキングと同じく、ここでもランクイン回数が、楽曲人気を知る一つの手掛かりになる。

上表は、Hot100の総合ランキングを対象にしたものですが、AKB48Gの表題曲が10回以下のランクインに留まっているのに対して、欅坂の4表題曲は、「サイレントマジョリティー」の70回を筆頭に、「世界には愛しかない」と「二人セゾン」が36回、「不協和音」は18回と、気持ち良いくらい、何度も100位圏内に入っています。

一方、乃木坂は、「ハルジオンが咲く頃」が11回とやや少ないものの、「裸足でSummer」17回、「サヨナラの意味」27回、「インフルエンサー」20回と、徐々に多くのランクインを果たすようになります。

また、TOP10及びTOP20へ入った回数も、乃木坂と欅坂は総じて多く、上位への食い込みに勢いがある。


Hot100の総合ランキングは、複数の項目別評価を、ビルボードが考える配合で混ぜ合わせ、導き出すもので、そういう意味では「人為的な」順位と言えます。

しかし、実際に、Hot100のランクイン回数を、曲ごとに並べてみると、大きなCDセールスによって、発売週に1位を取るアイドルの楽曲も、それぞれに違った特徴を持っていて、そこから、曲そのものが受けているかどうかが、浮き彫りになってくる。

「サイレントマジョリティー」のように、明らかなヒット曲は、ランクイン回数が頭抜けて多く、J-POPの現状を何も知らない人でも、この数字を見れば、この曲は受けていると、容易に判断出来るでしょう。


最後に、Hot100を算出する際の、評価項目の一つである「国内動画再生回数」のランキングを見ておきます。

(表10) Billboard JAPAN Hot100「国内動画再生回数」における、乃木坂、欅坂、AKB48Gシングル表題曲の100位圏内ランクイン回数と最高順位

凡例
グループ名
(総合) 「国内動画再生回数」100位以内へのランクイン回数 最高順位 @ 最新集計週の週番号(MV公開の週番号) TOP10入り回数/TOP20入り回数 曲名

# 表記法は(表7)とほぼ同じ
#「*」は、公開MVがショートバージョンのみの曲
#「最新集計週」は、2017/07/10(月)から07/16(日)までの2017/07/24付

乃木坂46
(動画) 20回 07位 @ 17週目(3週前) 05/08回 インフルエンサー
(動画) 20回 05位 @ 36週目(3週前) 01/02回 サヨナラの意味
(動画) 09回 03位 @ 51週目(3週前) 02/04回 裸足でSummer
(動画) 03回 27位 @ 69週目(3週前) 00/00回 ハルジオンが咲く頃

欅坂46
(動画) 17回 02位 @ 15週目(2週前) 08/14回 不協和音
(動画) 35回 05位 @ 33週目(2週前) 07/14回 二人セゾン
(動画) 21回 07位 @ 49週目(4週前) 02/06回 世界には愛しかない
(動画) 70回 01位 @ 67週目(3週前) 33/58回 サイレントマジョリティー

AKB48
(動画) 08回 15位 @ 07週目(4週前) 00/01回 願いごとの持ち腐れ
(動画) 00回 00位 @ 18週目(3週前) 00/00回 シュートサイン*
(動画) 12回 04位 @ 35週目(3週前) 03/04回 ハイテンション

AKB48姉妹グループ
(動画) 00回 00位 @ 14週目(4週前) 00/00回 青春時計
(動画) 00回 00位 @ 22週目(2週前) 00/00回 バグっていいじゃん*


何が凄いって、「サイレントマジョリティー」の最高1位、100位圏内70回ランクイン、さらに、TOP10入り33回、TOP20が58回!が、目眩がするくらい凄まじい。

MV公開が発売3週前で、現在67週目なので、合計70週に渡って、動画人気が調査対象となり、結果、70回のランクインですから、Hot100総合と同じく、「国内動画再生回数」ランキングでも、100位圏内から一度も落ちたことがなく、それどころか、20位以内に58回も入っている。

ピコ太郎の「PPAP」や星野源「恋」を挙げるまでもなく、現在のJ-POP界でヒットを飛ばすには、MV人気を獲得することが、不可欠な条件になってきた感があります。

「サイレントマジョリティー」の快進撃も、べらぼうに強力な動画人気があったからこそ可能だった。


動画人気の重要性を考えると、冒頭に指摘した、「逃げ水」MV再生数の伸び悩みは、気がかりな点です。

各種の指標から、乃木坂は、15枚目「裸足でSummer」、16枚目「サヨナラの意味」、17枚目「インフルエンサー」と、少しずつ楽曲人気を上げ、勢いのある欅坂に振り切られないよう、何とか追走している状況です。

18枚目「逃げ水」で、楽曲人気が明らかな低落に転じてしまうと、欅坂の優位が決定的となり、19枚目以降、立て直すのに苦労するでしょう。

何とか、楽曲指標を落とさず、出来れば、「インフルエンサー」を上回るような、ヒットを願っています。


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7thバレッタ
和田まあや!
えくせれんとブログ


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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「逃げ水」MVは和と色の映像美が魅力も、傍観する主人公と越えられない緒川たまきのシュール [23Jul17]

2017-07-23 07:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月23日(日) [イベント] 3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』 個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

07月24日(月) [TV_地デ] 24:50〜25:20 フジテレビ系「新しい波24」に、齋藤飛鳥が出演

07月26日(水) [TV_地デ] 21:00〜22:54 テレビ東京系「家、ついて行ってイイですか?」に、秋元真夏が出演
07月26日(水) [TV_地デ] 24:59〜25:29 日本テレビ「プラチナプラス『正解のない問題』」に、高山一実が出演

07月29日(土) [TV_地デ] 21:00〜 TBS「世界ふしぎ発見」に、斎藤ちはるがミステリーハンターとして出演。「子供の頃からの夢」が実現!
斎藤ちはるの2017/07/22_22:01ブログ

(演劇)

松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
====================
07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理
[ゲスト出演] 伊藤かりん{07/15(土)昼公演} 秋元真夏{07/22(土)昼公演}
[公式サイト] 舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



大園桃子と与田祐希が、大きな旅行カバンを引きずるように、石畳を進み、武家屋敷風の立派な門まで辿り着くと、そびえ立つ扉が重々しく開く。

そこには、紺の作務衣に白の前掛けをした、緒川たまき演じる侍女長が立っていて、厳しくも奥ゆかしい眼差しで二人を眺めながら、

伊丹家は不思議な屋敷です。何を見ても、決して驚かぬように

と語りかける。


このシーンで始まる乃木坂18枚目表題曲「逃げ水」のフルバージョンMVが、7月21日(金)に公開されました。

映像が色鮮やかに美しく、「ドラマ」として、思わず笑ってしまうシーンが散りばめられ、芝居とダンスで、個々のメンバーが丁寧に取り上げられている。

率直な感想を述べると、満足度は決して低くないのだけど、期待していたものを受け取れなかった、物足りなさが残ります。

物足りなさを感じる点は二つです。


一つは、新センターであり、「主人公」である筈の大園&与田に関して、性格やキャラが十分描かれておらず、伊丹家の人々の変わった日常を眺めている「傍観者」に留まっていること。

もし、二人が選抜3列目であれば、新人である3期の目を通して、乃木坂トップメンバーのキャラを浮き彫りにするという面白い試みになって、「傍観者」であってもさほどの違和感はないと思います。

本人たちのキャラは、選抜を経験する中で、ゆっくり築いていけばいい。

しかし、センターは、選抜を引っ張るグループの「主人公」であり、乃木坂の「顔」なので、キャラがないまま進むことは出来ず、その意味から、表題曲MVにおいて、大園さん、与田ちゃんとは、どういう子なのか、もっと見せて欲しかった。


伊丹家において、二人が何を感じ、どう受けとめるかは、人々が見せる不思議な振る舞い以上に、気になる部分です。

二人が異なる反応を示したり、意見が対立するシーンがあれば、それぞれの性格とキャラが、よりくっきり見えたかもしれない。

例えば、西野七瀬が紙吹雪を舞散らす中、豪華な着物をまとい、お洒落な長椅子に身を横たえる高山一実のシーンで、与田ちゃんだけが嬉々として部屋に入り、一緒に紙吹雪を飛ばし、それを大園さんが呆れて観ているなら、何か伝わってくるものがある。

ところが、実際には、「待って!もっと観ていて!」と名残惜しそうに縋るかずみんを尻目に、部屋の襖を、二人でバシッと閉め、コントの古典的王道を突き進みます(笑)。

 

先輩侍女である齋藤飛鳥の包帯を巻いた指を、不思議そうに見つめたり、深夜の庭先を、夢遊病者のように徘徊する新内眞衣が、宙に浮かぶのを目撃して、口に手を当てて驚くシーンは、いずれもごく普通のリアクションで、二人の個性が表面化するような感じではない。

伊丹家の面々が、パン派とお米派に別れ、バチバチと火花を散らす朝食シーンで、大園さんと与田ちゃんも二手に割れ、バトルに加担すれば、少なくとも、物語に影響を及ぼす「主人公」感が出てくるけど、騒動を静かに見守っている。

乃木坂ファンですら、性格やキャラを、まだ十分把握していない、3期メンバーがセンターに抜擢された以上、「逃げ水」MVを通して、新しい「主人公」の一端が明かされるのだろうと、期待していましたが、作品が公開された今でも、やはり、よく分からないままです。

 

物足りなさを感じる、もう一つの点は、メディアが「シュール」と紹介したものの、さほど「シュール」ではなかったことです。

ちょっと普通と違う気はするけど、この程度なら、分からないでもないという範疇に留まっていて、「どっひゃ〜!」と仰け反るような衝撃は受けなかった。

朝食をパンにするか、ご飯にするかの対立は珍しくないし、怪我していることにして、仕事をさぼるのは、物語的によくある小さな悪キャラで、潔癖症的なキレイ好きは、今、離婚騒動で芸能ニュースを賑わせているあの方を始め、フィクション、ノンフィクションを問わず、わんさか話を聞きます。


清朝時代風の格好をして、ヌンチャクを弄ぶ堀未央奈の傍らで、秋元真夏が、バラエティの定番企画「箱の中身はなんだろう?」を「練習」しているのは、確かに滅多にないシチュエーションですが、二人のキャラから考えて、「やってそうな雰囲気はあるな、この人なら」的に、飲み込めるものがある。

昼は「OL」に勤しみ、夜は、酔っ払っているのか、屋敷や庭をうろうろ徘徊する衛藤美彩と新内眞衣に至っては、むしろ真に迫った「リアル」感が漂います(笑)。

一昔前の派手なヤンキー娘風ファッションで、ユルいダンスを踊り、なぜかセグウェイで敷地内を走り回る伊藤万理華と井上小百合には、「余計なお世話と思うかもしれないけど、そろそろ人生を正面から見つめた方が良いんじゃないか?」と語りかけたくなるものがあって(笑)、「シュール」を目撃したときとは、およそかけ離れた、別の気持ちが湧き上がってくる。


個人的に一番「シュール」だと思った乃木坂のMVは、12枚目「太陽ノック」のアンダー曲「別れ際、もっと好きになる」です。

とくに、主人公である堀未央奈が、恋い焦がれる「オム」さんとのデートを妄想するシーンは、凄まじくぶっ飛んでいる。

空から大量のナンが降ってきたり、運動場に小さな円を描き、オムさんと、堀ちゃんが、線に沿って走りながら、ぐるぐると無限バトンタッチを続ける光景は、こんなことをよく思い付くなと、背筋に悪寒が走るほど感動しました。


堀未央奈は、こういった「狂気」を演じさせると、不気味さが半端じゃなくて、良い味出してきます。

「逃げ水」MVでも、神経質にヌンチャクを回す場面は、何がやりたいのか、そもそも本当にヌンチャクが好きなのか、ややゾッとするテイストがある(笑)。

ただ、「別れ際、もっと好きになる」MVに比べて、あと一歩の踏み込みがないため、「シュール」まで行き着かず、「ちょっと変わっている」あたりで止まっている印象を受けます。

プチ情報を付け加えると、実は、どちらも同じ監督さんの作品で、今回は、表題曲ということで、エキセントリックなテイストを、やや抑えたのかもしれません。


丁寧にバターが塗られていく西野七瀬のパンに、一瞬、目が釘付けになった生田絵梨花と松村沙友理が、「食べます?」と言われ、はっと我に返り、「なわけないだろ、フンッ!」とそっぽを向きつつも、じっとり細目で、パンを盗み見ている。

面白いシーンは幾つもあって、「不思議」さの度合いが徹底していないから、作品がつまらないとは、全然思いません

ただ、クスクスと小さな笑いを誘うシーンが続くので、徐々に大きな「見せ場」が欲しくなり、目の覚めるような「シュール」への期待が膨らんでいく。


ところが、結局、もっとも「シュール」だったのは、冒頭に出てくる、緒川たまきの鬼気迫る演技だった。

このシーンは、今後、新入りの二人が目撃するだろう「不思議な」世界を予告し、視聴者のワクワク感を高める効果がある。

しかし、伊丹家の人々が巻き起こす様々な出来事は、導入部における、侍女長の発する「シュール」な雰囲気を越えられず、本編より、予告編の方にインパクトがあったかのような気分になります。


3期センターが「傍観者」に留まり、「主人公」としてのキャラが十分伝わってこないこと、緒川たまきが漂わせる半端ではない「シュール」感を、越えるキャラが登場せず、高まった期待が徐々にしぼんでいくこと、その二点が、作品への不満でしょうか。

ただ、上述したように、面白いシーンは幾つもあるし、何と言っても、選抜メンバー1人1人を、いつも以上に時間を割いて、長めに映していて、ファンとして、満足度は高かった。

また、侍女が何人もいるのに、なぜ白石麻衣が朝ご飯を炊いているのか、しかも、異常にこだわった釜炊きで、他人に一切触らせないならともかく、ごく普通の電気炊飯器で(笑)、といったツッコミどころが、ちょこちょこ出てくるので、繰り返し鑑賞しても、新たな発見があって、飽きにくい作品だと思います。


そして、もっとも感心したのは、映像の美しさです。

赤、白、青、緑など様々な色と柄に彩られた、メンバーの服と、日本家屋の落ち着いた背景が、絶妙なマッチングを醸し出し、異国情緒とでも言いたくなるような、独特の美しい空間を生み出している。

鮮やかな色彩と絵柄を、しっとりした和風家屋に組み合わせ、目の覚める映像美を生み出す手法は、「あの教室」「また、茶でも」といった乃木坂の映像作品を通して、私がイメージしてきた山岸聖太監督とは、かなり趣が異なっていて、公式サイトに説明がなければ、監督を推測するとき、「山岸聖太」という名前は、浮かばなかったと思います。


最後、全体ダンスのシーンは、畳の大広間に、色とりどりの提灯を上から無数にぶら下げ、背後の柱を金色の錦糸で飾ったセットを組み、その中を、白ベースに、ゴージャスな装飾をあしらった衣装で、メンバーが踊っていて、目がチカチカするくらい、リッチな色彩の世界に仕上がっている。

目まぐるしく映し出される、様々な色彩や図形に気を取られ、肝心のダンスが頭に入ってこない感すらあるけど(笑)、宴を締めくくる大団円としては、なかなかに相応しいシーンじゃないでしょうか。

きらびやかに色彩が交錯する世界を、わびさびに通じる日本情緒の中で描き出すのは、見事なセンスだと思います。


ところで、MVに俯瞰映像が出てきますが、ロケ地は、会津若松にある、会津藩の藩校「日新館」の家屋群のようです。

幕末に設けられた教育機関で、白虎隊など、武士の子弟が学び、本物は、戊辰戦争でほとんどが焼失したものの、昭和の終わりに、博物館や映画撮影所などの多目的施設として復元され、今回の撮影はそこで行われている。

「逃げ水」MVの舞台が、「藩校」という「学校」であるのは、山岸聖太監督ならではのチョイスと、密かに唸ってしまった(笑)。

ちなみに、Wikipediaで「日新館」を調べると、すでに、乃木坂46「逃げ水」のロケが行われたと書かれていて、仕事が早いです。


今回のMV、ロケ地は素晴らしいですが、撮影時期は7月上旬とのことで、公開のたった2週間前です。

以前、記事に書いたように、MV制作の内情はよく分からないけど、撮影から公開まで、いくらなんでも4週間くらいは必要じゃないかと思ってました。

ところが、推測していた最短期間の半分で編集作業をこなしたわけで、もの凄い突貫工事だったんじゃないでしょうか。


最後に、感じたことを少々。

「逃げ水」MVは、メンバーがソロ、または2、3人で踊っているシーンが、結構多かったですが、生田絵梨花と齋藤飛鳥のダンスが、以前より、かなり上手くなっていると感じました。

いくちゃんは、体軸がしっかりして、踊っているときの佇まいが、一幅の絵画になっている。

「レ・ミゼラブル」の舞台に、長期に渡って出演し続けたことで、身体表現への意識が高まり、より美しく、より綺麗に、自分を見せる術を身につけたのかもしれません。


齋藤飛鳥は、手と腕を使ったフリで、ピタッと止められず、少し流れる傾向があったんですが、今回のMVでは、力強い止めが出来ていて、メリハリのある、シャープなダンスになっていました。

舞台版「あさひなぐ」の主人公として、薙刀の練習をずっと行ったため、筋力が付いた可能性がある。

であれば、いくちゃんも、あしゅも、舞台を通して、一段階レベルの高い表現が出来るようになったわけで、演劇系の外仕事は、そのときは大変でも、何かしら、メンバーを成長させるのかもしれません。


あと一つ気づいたのは、Wセンターではあるものの、二人の出番は平等ではなく、アップのカットは、大園桃子の方が、与田祐希より明らかに多かったこと。

齋藤飛鳥の指に包帯を巻いた手を不思議そうに眺めるシーン、セグウェイに乗ったまりっかとさゆにゃんを廊下から見つめるシーン、そして、全体ダンスにおいて、個々のメンバーを見せるシーンで、大園さんは、ソロ、もしくは前に出て、ピントの合ったアップで映っているけど、与田ちゃんには、それに対応するカットが見当たらない。

あまり指摘したくはないけど、MVを観ればすぐに分かることで、運営が大園桃子をとくにフィーチャーしようとしているのは、どうやら本当のようです。


しかし、それなら、いきなりセンターではなく、まずは3列目に入れて、徐々にファンへ顔見せし、知名度を上げつつ、福神、フロントと手順を踏んで進んだ方が成功する確率が高い。

AKB48Gや乃木坂「バレッタ」選抜などの例を調べると、いわゆる、露骨な運営の「ゴリ推し」では、ファンの支持が薄くなり、CDセールスや楽曲セールスが伸び悩む傾向がある。

とくに、18th選抜は、斉藤優里、樋口日奈、中田花奈、寺田蘭世、北野日奈子と、人気のある17th選抜メンバーを、5人もアンダーに移した上での、3期Wセンターなので、表題曲に対するファンの熱量が低下している可能性が少なくない。


実際、前作「インフルエンサー」MVに比べると、「逃げ水」MVは初期再生数の伸びがやや鈍い。

もちろん、MV人気の趨勢が判明するのは、まだまだ先の話です。

しかし、今のところは、新人センターという、本人が図抜けて高いパフォーマンス力でも持っていない限り、楽曲人気にとって、マイナスに傾きがちな条件が、実際にも、マイナスになりつつある印象を受けています。


30部を全完売する1期2期メンバーの大量アンダー行きと、3期Wセンターをセットで仕掛けた以上、運営もある程度のマイナスは覚悟していると思います。

問題はその「程度」で、新人センターとしては上出来と言われるレベルなら良いけど、数字が目に見える形で低下すると、センターへの批判が高まり、3期抜擢のスケジュールは、大幅な後退を余儀なくされる。

バッシングが起こらない範囲に、楽曲指標を収める必要があり、今後しばらく、握手会における「格差」と共に、MV再生数やiTunesランキングなどの楽曲指標が気になる、息苦しい時間帯が続くでしょう。


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乃木坂「ひと夏の長さより」は新境地のアイドルらしい良曲、19th選抜が映画主題歌を担当? [18Jul17]

2017-07-18 02:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月18日(火) [TV_地デ] 23:15〜24:15 テレビ朝日系『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』に、生駒里奈が出演

07月19日(水) [TV_地デ] 26:20〜27:20 TBS『東京絶品グルメ乃木坂46の食べるだけ』に、衛藤美彩、斉藤優里、桜井玲香、堀未央奈が出演

07月22日(土) [TV_CS] 21:30〜22:00 MUSIC ON! TV『のびのび乃木坂 3期生!!』に、梅澤美波、阪口珠美、向井葉月、山下美月が出演

07月23日(日) [イベント] 3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』 個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

(演劇)

松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
====================
07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理
[ゲスト出演] 伊藤かりん{07/15(土)昼公演} 秋元真夏{07/22(土)昼公演}
[公式サイト] 舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



7月9日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、18th選抜が発表されたことを受け、さっそく、この連休に、18枚目収録の新曲が初披露されました。

通常であれば、今週、表題曲MVがYouTubeで公開される筈で、いよいよ8月9日(水)のリリースへ向けて、「逃げ水」のキャンペーンが本格化しそうです。

また、乃木坂のシングル発売に先駆け、欅坂46の1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」とSKE48の21枚目「意外にマンゴー」が7月19日(水)、NMB48の3rdアルバム「難波愛 ~今、思うこと~」とHKT48の10枚目「キスは待つしかないのでしょうか?」が8月2日(水)に発売される予定で、これらの新曲も、相次いでお披露目されています。


別グループのシングルとアルバムを同日リリースするのが、今夏の流行のようで(笑)、7月下旬から8月上旬は、またまた46&48のリリースラッシュです。

では、連休中に、テレビを通してステージパフォーマンスが披露された、乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲を並べてみましょう。

(表1) 最近、テレビ系音楽祭で放送された乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲と演奏時間

凡例
『番組名』テレビ局
開催日時
演奏時間 =「曲名」

#「4 : 28」は、前奏開始から後奏終了までが4分28秒

==========『お台場みんなの夢大陸2017』フジテレビ ==========
2017/07/15(土) 10:41〜

乃木坂46
4 : 28 =「ひと夏の長さより…」
performed by 18th選抜(センター松村&秋元)
(欠) 生田 生駒 若月
(代) 北野 樋口 渡辺
# 8月9日(水)発売18枚目シングルC/W曲
#『お台場みんなの夢大陸2017』テーマソング

==========『音楽の日2017 第一部』TBS ==========
2017/07/15(土) 14:00〜

乃木坂46
[1] 2 : 28 =「太陽ノック」
performed by 12th選抜(センター生駒)
(欠) 生田 橋本 深川 松村 若月
(代) 北野 寺田 樋口 堀 渡辺
[2] 2 : 37 =「逃げ水」
performed by 18th選抜(センター大園&与田)
(欠) 松村 若月
(代) 北野 樋口
# 8月9日(水)発売18枚目シングル表題曲
# テレビ初披露

欅坂46
2 : 27 =「月曜の朝、スカートを切られた」
# 7月19日(水)発売1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」収録新曲
# テレビ初披露

AKB48G
[1] 2 : 27 =「まさかシンガポール」NMB48
# 8月2日(水)発売3rdアルバム「難波愛 ~今、思うこと~」リード曲
[2] 2 : 32 =「キスは待つしかないのでしょうか?」HKT48
# 8月2日(水)発売10枚目シングル表題曲
[3] 2 : 36 =「意外にマンゴー」SKE48
#7月19日(水)発売21枚目シングル表題曲
[4] 2 : 24 =「青春時計」NGT48
[5] 2 : 07 =「365日の紙飛行機」AKB48
[6] 2 : 55 =「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
[7] 2 : 28 =「JOKER」山本彩
# 10月4日(水)発売2ndアルバム「タイトル未定」収録新曲
#「JOKER」のステージは第二部


乃木坂18枚目のカップリング曲「ひと夏の長さより…」は、フジテレビの夏イベント『お台場みんなの夢大陸2017』のテーマソングで、18th選抜が担当していますが、なんと、秋元真夏と松村沙友理が、Wセンターに起用されていました。

この曲が、7月15日(土)、5千人の観客を入れた「HOT SUMMER スタジアム」の屋外ステージにおいてパフォーマンスされ、テレビ中継されました。


以前から、同じ顔ぶれのメンバーを、楽曲イメージと無関係に、何シングルにも渡って、延々とフロント起用するくらいなら、ド〜ンと真夏さんをセンターに据えた方が面白いと、このブログに書いてきましたが、それが、いきなり実現してしまいました。

そして、期待通りというか、なまったんとさゆりんごのお笑い系キャラがチーム全体を包み、アーティスト指向ゼロのユルい雰囲気が漂うステージに仕上がっていて(笑)、非常に楽しかった。

練習時間があまり取れなかったのか、フォーメーションの度に、至る所で、メンバー同士がぶつかるハプニングが続出です。

そもそも、センターである秋元真夏が、次の立ち位置に気を取られて、西野七瀬と衝突してしまい、しかも、一部始終をアップでばっちり捉えられていました(笑)。


さらに、表題曲センターである3期の与田祐希は、最前列に出て腕を上げる場面で、思いっきり腕を振り下ろしたり、同列メンバーが端から順番にターンしていくシーンで、いち早くターンをしてしまい、未来のダンスを踊ってました(笑)。

こういったハプニングは、普通なら、「あってはならないことが起こった」と、緊張した空気を招くけど、秋元&松村がセンターのため、むしろ、「美味しい」という感じで、場を盛り上げていたように思います。

「インフルエンサー」のステージであれば、観ていて、もっとレベルの高いダンスをと期待しますが、「ひと夏の長さより…」は、もっと「お笑い」をと、別方向にワクワクしました。

久しぶりに、アーティストとは目指すゴールの異なる、アイドルならではのパフォーマンスを堪能した気分です。


与田ちゃんに関しては、まだ経験が浅いので、短時間でのフリ入れが出来ないのは、無理からぬことです。

乃木坂には、生放送ライブでマイクを床に放り投げてしまったり、1人だけあからさまに間違ったポジションにポツンと立っていたり、ベテラン歌手とのコラボにおいて、本人のすぐ隣で、フリが分からず右往左往する小粋なダンスを展開したりという、凄まじい強者がいたので(笑)、全然、大丈夫です。

しかも、与田祐希は、間違う度に、「あれっ?違うかな?」と、面食らったような、困ったような、絶妙な表情を見せていて、ちょっと感心しました。

ステージで間違ったとき、度を失って、能面のようになってもおかしくないんですが、戸惑いの感情をちゃんと表に出せていて、なかなかの舞台度胸だと思います。


『めざましライブ』の後、乃木坂は『音楽の日』が行われているTBSに移動し、「太陽ノック」と18枚目表題の「逃げ水」を、パフォーマンスしています。

生駒里奈センターの「太陽ノック」を地上波テレビで観るのは、久しぶりな気がしますが、興味深いのは、欠席メンバーの代わりに出演した人の顔ぶれです。

「卒業」した深川麻衣と橋本奈々未、さらに、おそらく舞台の稽古や本番公演で参加出来なかった生田絵梨花、松村沙友理、若月佑美の5枠に、北野日奈子、寺田蘭世、樋口日奈、堀未央奈、渡辺みり愛が入っている。


また、その後、少し時間を空けて披露された「逃げ水」のステージには、きいちゃんとひなちまが入り、『お台場夢大陸』の多分フルバージョンだった「ひと夏の長さより…」でも、きいちゃん、ひなちま、みり愛が、欠席メンバーの代わりとして、パフォーマンスに参加しています。

18枚目において、選抜起用されなかった1期2期の若手有望株メンバーに対する配慮が滲む人選です。

2期枠を縮小しての3期Wセンターという選考が、メンバー間の軋轢やファンの離脱につながらないよう、運営が神経を尖らせている様子が伝わってきます。


さて、肝心の18枚目表題曲「逃げ水」ですが、「夏のFree&Easy」「太陽ノック」「裸足でSummer」と、アップテンポで元気な曲が定番だった、乃木坂の夏曲とは異なる印象でした。

紫色をベースにしたドレス風衣装は、肩や胸元を大胆に露出しているものの、フリルをリッチに使い、ボリューム感のある仕上がりになっていて、「弾けるサマー」というよりは、何かシックで落ち着いた雰囲気を漂わせている。

歌詞とメロディーも、夏の楽しさやトキメキというより、儚さや切なさを見つめている感じで、基本的に明るい曲調ながら、しっとりとした風情があるように思えました。


MVがまだ公開されていないので、楽曲とパフォーマンスに対する感想は、また後日、書くつもりです。

8枚目「気づいたら片想い」のアンダー曲「生まれたままで」のように、絶望的なまでに暗い内容の歌なのに、飛び抜けて明るく楽しいMVによって、むしろ、元気の出るナンバーという印象が流布しているケースもあるので、やはり、MVを観ないと何とも言えません。

ただ、テレビサイズの楽曲パフォーマンスから、現時点で感じているのは、若い17歳の新人をWセンターに「大抜擢」したのに、「サラサラ」と「無難」な範囲に留まっていて、「冒険」や「挑戦」のテイストが少ないことです。


サビに入る前、大園桃子と与田祐希が、ステージ中央で二人並んでスポットライトを浴び、ドビュッシーの「月の光」が流れる場面は、ルノワール「はじめての外出」が、ふと頭に浮かびました。

きらびやかで華やかながら、人々の欲望と野心が渦巻く社交界にデビューする少女の期待と不安を、観劇する美しい横顔に描いた傑作で、3期センターの二人は、今、似たような境遇にあるかもしれません。

しかし、そういった情感を演出するつもりであれば、「期待」の部分も、「不安」の部分も、歌とダンスでもっと突っ込んで表現して欲しいけど、今のところ、何かを伝えるにはパフォーマンスのパンチが足りなくて、見終わったとき、心に残るものがあまりなかった。


「バレッタ」では、堀未央奈を囲んでの「花道」もしくは「洗車」ダンスがあり、とにもかくにもインパクトはありました(笑)。

MVでは、「逃げ水」における3期Wセンターの意味を、さらに掘り下げるだろうから、公開を楽しみに待っています。

まあ、歌詞と無関係に、銃撃戦が始まるような世界まで行くと、もはや、何を受け取れば良いのか、完全な迷子になってしまいますが。


それから、欅坂の「月曜の朝、スカートを切られた」は、大人社会への反発や諦観といった部分が、ますますシャープになってきた感があります。

平手友梨奈がピンボールのボールのように、他メンバーから、次々と突き飛ばされながらフラフラ歩むシーンは印象的だった。

しかし、ここまでメッセージ性が強くなると、本人たちが、自分たちが表現しているものに、賛同しているかどうかが気になってきます。


大人たちが考えた「反抗の歌」を、言われるがまま、パフォーマンスしているのだとすれば大きな問題で、何より、メンバーが苦しいでしょう。

一度、メンバーがやりたいことをよく聞いて、それを尊重する形で、楽曲を作った方が良いかと。

「月曜の朝、スカートを切られた」は、トップダウンでメンバーにパフォーマンスさせるような曲ではないと思います。



さて、ここからは、前回記事で触れた、18枚目から19枚目への移行スケジュールを、CD発売日を軸に、さらに考えてみます。

(表2) 18枚目個別握手会の予測される応募受付日程と19枚目への移行シミュレーション

凡例
18枚目個別握手会の受付次数[応募期間]19th10次→6次算入→CD発売日

# [括弧]内の日付で19枚目個別握手会の第1次受付を行い、オリコン初動へ6次応募分まで流し込む場合の「CD発売日」
 
08次[08/24(木)25(金)]19th01次→6次算入→10/04(水)発売
09次[08/31(木)01(金)]19th01次→6次算入→10/11(水)発売
10次[09/07(木)08(金)]19th01次→6次算入→10/18(水)発売
11次[09/14(木)15(金)]19th01次→6次算入→10/25(水)発売
12次[09/21(木)22(金)]19th01次→6次算入→11/01(水)発売
13次[09/28(木)29(金)]19th01次→6次算入→11/08(水)発売
14次[10/05(木)06(金)]19th01次→6次算入→11/15(水)発売
15次[10/12(木)13(金)]19th01次→6次算入→11/22(水)発売
16次[10/19(木)20(金)]19th01次→6次算入→11/29(水)発売


16、17、18枚目シングルでは、オリコン初動に流し込む個別握手会セールスを、6次応募分まで確保しています。

19枚目も同じ6次算入を設定するなら、CD発売日は、上表のようにシミュレーション出来る。

決めなければいけないのは、19枚目個別握手会の第1次応募を、18枚目の何次に重ねるかという点です。


あまりに早い次数で、19枚目をスタートさせると、ファンの資金が分散して、18枚目のCDセールスが十分に伸びなくなる危険があります。

実際、14次応募以前に、次シングルの応募を開始したシングルは、私の記憶にはありません。

従って、上表の赤色で示したケースが、19枚目の発売日を考えるときの目安になるかと思います。


さらに、19枚目の日程に影響を与えそうな、重要イベントがアンダーライブの九州シリーズです。

(表3) アンダーライブ九州シリーズのスケジュール

10月14日(土) 大分・佐伯市文化会館
10月16日(月)〜18日(水) 福岡・福岡国際センター
10月19日(木) 鹿児島・鹿児島市民文化ホール 第一ホール
10月20日(金) 宮崎・宮崎市民文化ホール

# 18thアンダーがライブを行うと公式サイトの記事に書かれている


乃木坂公式サイトに、九州シリーズは、18枚目シングルのアンダーが担当すると明記されています。

従って、このツアーが終わる前に、19枚目を発売するとは、さすがに考えにくい。

つまり、10月25日(水)以降の可能性が高い。


(表2)と併せると、11月8日、15日、22日といったところが、有力候補として視野に入ってきます。

しかし、19枚目は、今度こそ(笑)、『あさひなぐ』の主題歌「いつかできるから今日できる」が収録され、映画宣伝を担うシングルになると思います。

すると、一つ面倒なことが起こってくる。


乃木坂の場合、音楽番組での披露など、シングルの新曲キャンペーンは、CD発売日の3、4週前頃から始めるのが普通で、表題曲MVの公開もリリース3週前にスタートさせるのが恒例になっています。

ところが、19枚目表題曲が映画の主題歌だとすれば、『あさひなぐ』の全国ロードショーが始まる9月22日(金)あたりから、新曲プロモーションを仕掛けた方が良い。

例えば、11月15日(水)に19枚目発売だと、普通なら、10月中下旬が楽曲プロモーションの開始時期ですが、映画公開からすでに1ヶ月近く経っている。


その間、主演映画が劇場で上映され、主題歌は流れ続けており、乃木坂が音楽的なプロモーションを何もしないわけにはいかないかと。

となると、19枚目の新曲キャンペーンは、通常のように、CD発売に照準を合わせて時期を設定するのではなく、映画公開を睨んで、それよりずっと早くからスタートさせたいところです。

例えば、19th選抜の発表にしても、9月22日(金)から、主題歌が世の中で流れるのに、それを歌っているメンバーが誰なのか、延々と発表されないなんて、ちょっと考えられず、出来れば映画公開前に行いたい。


18枚目個別握手会の応募は、次シングルの受付が始まるまで、それなりの次数を消化したいので、(表2)のように、19枚目リリースは、11月まで待つ可能性が高い。

しかし、映画『あさひなぐ』の全国ロードショーを考えると、選抜発表や音楽番組での披露は、9月下旬から始めるんじゃないかと。

現在分かっている情報から、具体的なスケジュールを予想すると、9月17日(日)の『乃木坂工事中』で19th選抜をお披露目して、新曲キャンペーンを、映画公開と同時進行させ、その代わり、CDリリースは11月15日(水)に持ってくると読みたくなります。


そうであれば、新曲キャンペーンが、映画公開とCD発売という二つのイベントによって、分割される形になる。

ただ、11月の下旬から、年末のテレビ系大型音楽祭が始まるので、『MUSIC STATION』など、通常の音楽番組ですでに披露した曲でも、再度、『Mステ SUPER LIVE』 などでパフォーマンスすることは可能でしょう。

実際、16枚目表題曲「サヨナラの意味」は、こういった手法で、2016年10月末から17年2月中旬まで、計16回もパフォーマンスがテレビ放映されました。

NHKだけでも、『シブヤノオト』『乃木坂46SHOW!』『うたコン』『Rの法則』『第67回NHK紅白歌合戦』と、5種類もの音楽番組で披露しており、長期に渡るキャンペーンを実現しています。


ところで、映画『あさひなぐ』の主題歌は、プレス向けの試写会で流れていて、すでに出来上がっているようです。

当然、メンバーは、自分が、その歌唱メンバーに起用されたかどうか、現時点で知っている。

もし「いつかできるから今日できる」が19枚目表題曲であれば、歌唱メンバーは19th選抜なので、メンバーは、そこに自分が入っているかどうかも分かっていることになります。


かりに、運営が、メンバーに対して、映画主題歌が19枚目表題であるかどうか、何も伝えていないとしても、自分が、18th選抜に入らず、「いつかできるから今日できる」の歌唱チームにも呼ばれていなければ、心理的に、かなり苦しいものがあります。

とくに、19th選抜は「任期」が来年まで続き、その間、紅白など、大型音楽祭が目白押しなので、選抜入りするかどうかは、メンバーにとって、ヘビーな問題だと思います。

18th選抜の発表を受けた、各メンバーのコメントは、自分が19th選抜に入っているかどうかの見通しも、ある程度、視野に入れた上で述べている可能性がある。

18th選抜の発表以降、乃木坂界隈の空気が、かつてないほど重いのは、夏シングルだけでなく、映画主題歌が絡んで、19th選抜にまで話が及んでいるからかもしれません。


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乃木坂18th「逃げ水」夏選抜は超短期か?星野みなみ「自然体」宣言と握手会「格差」再燃の懸念 [14Jul17]

2017-07-14 18:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月12日(水) [TV_地デ] 22:30〜22:40 TOKYO MX ほか アニメ『クリオネの灯り』に、松村沙友理が声優として出演

07月13日(木) 松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』初日。紀伊國屋ホール

07月15日(土) [TV_地デ] 12:00〜14:30 テレビ東京系「土曜スペシャル『新緑の那須&金沢を満喫!人気観光地でナゾ解き旅』」に、山崎怜奈が中軸出演者として登場

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』

松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
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07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理
[ゲスト出演] 伊藤かりん{07/15(土)昼公演} 秋元真夏{07/22(土)昼公演}
[公式サイト] 舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』 


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



意外な展開になりましたね。

乃木坂18枚目シングルの商品概要が今日のお昼に発表され、タイトルは「逃げ水」と分かりました。

映画『あさひなぐ』公式サイトが掲載するポスターに、主題歌は乃木坂46「いつかできるから今日できる」と書かれているのに、その一方で、乃木坂公式が18thのタイトルを発表していなかった。

そのため、夏シングルの表題は主題歌と違うのでは、という見方が一部に出ていて、蓋を開けてみると、確かに、両者は一致していなかった。


そして、さらに驚いたことに、「いつかできるから今日できる」という曲は、そもそも18枚目に収録されていませんでした。

取り敢えず、告知された7つの収録曲を書き出してみます。

表題 : 逃げ水*
共通 : 女は一人じゃ眠れない*
A限定 : ひと夏の長さより・・・
B限定 : アンダー*
C限定 : ライブ神*
D限定 : 未来の答え*
通常限定 : 泣いたっていいじゃないか?

#「*」はMV付き楽曲
#「女は一人じゃ眠れない」は、8月25日(金)公開『ワンダーウーマン』のイメージソング
#「ひと夏の長さより・・・」は、『お台場みんなの夢大陸2017』のテーマソング
#「泣いたっていいじゃないか?」は、日本テレビ『ライオンスペシャル第37回全国高等学校クイズ選手権』の応援ソング
#「アンダー」はアンダー曲、「ライブ神」は2期生曲、「未来の答え」が3期生曲


7曲中3曲も、タイアップが入り、アンダー、2期、3期に、それぞれMV付きの曲が割り振られています。


18枚目のリリースが、例年通りの7月中であれば、9月22日(金)公開の映画『あさひなぐ』と関係のないシングルにするのも理解できます。

しかし、今回の夏シングル発売は、8月9日(水)までずれ込んでおり、前売り券の販売が活発化する時期と重なってくる。

そういった状況の中、次々と出演する音楽番組で、映画主題歌以外の表題曲を披露し続けるのは、違和感がある。


しかも、9月5日(火)には、一般向け試写会を開くようで、9月初めから映画のプロモーションが本格化します。

すると、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のエンディングテーマだった「今、話したい誰かがいる」と同じように、出来れば、8月終わり頃から、「いつかできるから今日できる」の披露を開始したいところです。

しかし、8月9日(水)に新曲をリリースしながら、1ヶ月も経たない時期に、次シングルの収録曲、おそらく表題曲のキャンペーンを始めるわけで、めちゃめちゃにタイトな進行と言えます。


映画の重点キャンペーンを、公開から数ヶ月、つまり年末くらいまで予定している場合は、確かに、主題歌は、夏シングルではなく、『Mステ SUPER LIVE』や『紅白歌合戦』と時期が重なる秋シングルの表題にした方がいい。

ただ、それなら、18枚目の発売は7月中に収めた方が良かった。

今回のように、8月に入ってしまうと、夏選抜の「任期」は、極めて短いものになる可能性があります。


楽曲提供が遅れたのか、舞台公演が重なって予定が立たなかったのか、あるいは3期センターを巡って会議が紛糾したのか(笑)、理由は色々と推測できます。

しかし、確実に言えるのは、映画とは関係のない楽曲構成なので、夏シングルを引っぱれば、引っぱるほど、『あさひなぐ』の音楽的キャンペーン開始が遅れるということです。

寺田蘭世、北野日奈子、渡辺みり愛といった、若い2期の人気メンバーを選抜から外してまで、3期の高校生センターを重点フィーチャーする構成を敢行したのに、18th選抜は、ごく短い期間しか存続出来ないかもしれず、チグハグな印象を拭えません。


映画『あさひなぐ』のプロモーションが本格化する前に、新加入メンバーをフィーチャーするような、夏シングルを入れるのであれば、18枚目を7月上旬にリリースして、8月末まで、2ヶ月みっちり活動させた方が良かった。

8月9日(水)発売というのは、1ヶ月近く遅い展開で、しかも、次シングルは、西野七瀬センターの表題「いつかできるから今日できる」という思いが、夏シングルの間中、ファンの頭から離れなくなってしまう(笑)。

まあ、乃木坂運営は「サプライズ」が大好物で、多くのファンがそう考えるなら、想定外のことを仕掛けるかもしれませんが、18枚目には、公開が迫りつつある映画『あさひなぐ』のプロモーション前シングルという、落ち着かない「暫定感」が付き纏います。


具体的な日程を眺めると、8月上旬発売の18枚目「逃げ水」を映画『あさひなぐ』から切り離したことで、今後の舵取りが異様に難しくなったことが、さらにはっきりします。

(表1) 乃木坂歴代選抜の「任期」

凡例
シングル番号 : 選抜「任期」[選抜発表日〜次選抜の発表日] タイトル

#「任期」は、その選抜が発表された日から、次選抜が発表されるまでの期間

01枚目 : 10週 [2012/01/08(日)〜03/18(日)] ぐるぐるカーテン
02枚目 : 13週 [2012/03/18(日)〜06/17(日)] おいでシャンプー
03枚目 : 16週 [2012/06/17(日)〜10/07(日)] 走れ!Bicycle
04枚目 : 13週 [2012/10/07(日)〜01/06(日)] 制服のマネキン
05枚目 : 15週 [2013/01/06(日)〜04/21(日)] 君の名は希望
06枚目 : 24週 [2013/04/21(日)〜10/06(日)] ガールズルール
07枚目 : 16週 [2013/10/06(日)〜01/26(日)] バレッタ
08枚目 : 15週 [2014/01/26(日)〜05/11(日)] 気づいたら片想い
09枚目 : 12週 [2014/05/11(日)〜08/03(日)] 夏のFree&Easy
10枚目 : 24週 [2014/08/03(日)〜01/18(日)] 何度目の青空か?
11枚目 : 16週 [2015/01/18(日)〜05/10(日)] 命は美しい
12枚目 : 16週 [2015/05/10(日)〜08/30(日)] 太陽ノック
13枚目 : 22週 [2015/08/30(日)〜01/31(日)] 今、話したい誰かがいる
14枚目 : 18週 [2016/01/31(日)〜06/05(日)] ハルジオンが咲く頃
15枚目 : 19週 [2016/06/05(日)〜10/16(日)] 裸足でSummer
16枚目 : 15週 [2016/10/16(日)〜01/29(日)] サヨナラの意味
17枚目 : 23週 [2017/01/29(日)〜07/09(日)] インフルエンサー


選抜の「任期」がもっとも短いのは、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」の10週で、次が、9枚目「夏のFree&Easy」の12週。

これらの数字を参考に、18th選抜の「任期」をシミュレーションしたのが、次の表です。

(表2) 18枚目「逃げ水」選抜の「任期」シミュレーション

18枚目 : 07週 [2017/07/09(日)〜08/27(日)]
18枚目 : 08週 [2017/07/09(日)〜09/03(日)]
18枚目 : 09週 [2017/07/09(日)〜09/10(日)]
18枚目 : 10週 [2017/07/09(日)〜09/17(日)]
18枚目 : 11週 [2017/07/09(日)〜09/24(日)]
18枚目 : 12週 [2017/07/09(日)〜10/01(日)]
18枚目 : 13週 [2017/07/09(日)〜10/08(日)]


13週というのは、近年見かけないほどの超短期選抜ですが、それでも、19th選抜の発表は10月8日(日)となる。

乃木坂が主題歌を担当する映画が、9月22日(金)から全国ロードショーされているのに、10月8日(日)に、それを歌う選抜を発表するなんて、間抜け以外の何ものでもありません(笑)。

せめて、映画公開の前には、選抜を発表したいところです。


となると、(表2)では、歴代最短となる10週で18th選抜を終わらせるか、さらに短い9週で切り上げて、9月17日(日)、あるいは10日(日)に新選抜を発足しなければならない。

しかし、もっと細かく言えば、9月5日(火)に一般向け試写会があって、ここで主題歌が流れ、誰がセンターなのか、おおよその見当が付いてしまう可能性がある。

従って、9月3日(日)か8月27日(日)に、19th選抜を発表して、新曲である主題歌を披露することが望ましいけど、その場合、18th選抜の「任期」は、8週、7週という、目の眩むような短さに縮んでしまいます。


しかも、19th選抜の発表は、19枚目個別握手会の応募開始と連動しているので、その点も考慮する必要がある。

(表3) 18枚目個別握手会の予測される応募受付スケジュール

凡例
18枚目個別握手会の受付次数 [応募期間] その週終わりの日曜の日付
 
08次受付 [08/24(木)〜08/25(金)] 08/27(日)
09次受付 [08/31(木)〜09/01(金)] 09/03(日)
10次受付 [09/07(木)〜09/08(金)] 09/10(日)
11次受付 [09/14(木)〜09/15(金)] 09/17(日)
12次受付 [09/21(木)〜09/22(金)] 09/24(日)
13次受付 [09/28(木)〜09/29(金)] 10/01(日)
14次受付 [10/05(木)〜10/06(金)] 10/08(日)

# 08/10(木)〜08/11(金)は、お盆で休みを入れると想定している

上表は、(表2)で示した19th選抜の発表日を、予想される18枚目個別握手会の応募日程と重ねたものです。


映画の試写会を考えると、8月27日(日)の19th選抜発表は理想的ですが、18枚目個別握手会の応募は、8次受付を終わったばかりで、すぐに19枚目に移るには、あまりに早過ぎる。

過去の例を調べると、早い移行スケジュールにおいては、新作の個別握手会の第1次応募は、前作の14次に被せるのが、よくあるパターンです。

18枚目の14次応募は10/05(木)〜10/06(金)で、ここを19枚目の第1次に設定すると、9月17日(日)の新選抜発表でも、個別握手会応募開始の3週間前で、記憶にないほどの「先行」発表です。


選抜発表を、個別握手会の応募開始後に行うのは、3週を限度に、よくあることですが、逆に早めるのは滅多にないことで、18枚目から19枚目は、過去に例を見ない、アクロバット的な日程になる可能性が出てきました。

(表2)と(表3)を眺めると、19枚目表題を「いつかできるから今日できる」にして、映画『あさひなぐ』の宣伝シングルと位置付けるのであれば、19th選抜のスタートは、9月中旬あたりにならざるを得ないという印象を受けます。

もちろん、19枚目も映画『あさひなぐ』と切り離すのであれば、こういった話は不必要で、自由に新選抜の発表時期を選べますが、夏のみならず、秋シングルまで、映画にタッチしないとなると、何のために乃木坂が主演に起用されたかが分からなくなってくるので、その可能性は低いでしょう。


それにしても、セブンイレブンの18枚目限定特典は、主題歌が収録されていないのに、「あさひなぐVer.」生写真だそうで、どうしてもチグハグ感が漂いますね(笑)。

映画「ワンダーウーマン」関連の「おまけ」を付けた方が、しっくりくると思うんですが。

18枚目発売時期が遅過ぎることと併せて、色んなことが、二転三転して、直前に決まったのかもしれません。


ところで、星野みなみが、18th選抜が発表された後、なんと、写真の枚数より、文章の行数の方が圧倒的に多い、画期的な長文ブログをアップしています(笑)。

まあ、「長文」と言っても、他のメンバーに比べると、端的な仕上がりで、読みやすいというクオリティは維持されてます。

久しぶりの福神復帰について、

素直に嬉しい〜♫

と述べる一方、

前に福神で活動してたときに、やりたいこととか目標とかなにか強み探さないと!って焦ってダメになっちゃって

今はあんまりそーゆうこと考えないで終わった時に楽しかったな〜って思えるような期間にできればいいなって、自分が楽しめばみんなにも伝わると思うし!

(星野みなみの2017/07/13_18:40ブログ)

と、堂々の「自然体 de 福神」宣言をぶっ込んでいます(笑)。


でも、これは正解だと思います。

焦ったり、がつがつしないのは、星野みなみというアイドルのキャラとして、多くのファンに受け入れられているし、頑張りを外に出すと、かえって上手くいかないのであれば、全然、出す必要はないかと。

でも、高らかと自分流を謳ったのに、

それが結果的にやる気ないって言われるんですけどね笑

こーゆう長いブログ書いたときやる気出たって言われるのも嫌だし笑

どっちだよって感じですよね笑

と、ファンの視線を気にしていて、この辺の割り切れなさには、繊細さと優しさを感じさせるものがあって、みなみらしくて、メチャメチャ可愛いです。


さらに、ブログの最後、

もうみなみもお姉さんです♫

と記し、「綺麗なお姉さんは好きですか?」的な画像を付けている(笑)。


確かに、随分と大人っぽくなって、「可愛い」から「美しい」に、ビジュアルが進化してきた気がします。

ただ、本当に20代半ばのお姉さんになったら、こういう自己申告はあまりしなくなるので(笑)、みなみの妹的な可愛いキャラは、まだまだ健在じゃないでしょうか。

18枚目も、これまで通りのみなみ流で、自信を持って、前へ進んで下さいな。

もちろん、がっつり応援します!(笑)。


星野みなみのブログで、一つ印象的だったのが、

乃木坂の未来は明るい〜

という言葉です。

私もこれを切に願っているのだけど、18th選抜における、2期枠縮小を伴う3期「大抜擢」によって、18枚目以降の握手会人気から、目が離せなくなってきました。

7枚目「バレッタ」で、堀未央奈がセンターに「大抜擢」された後、8枚目「気づいたら片想い」握手会では、トップメンバーが高い人気を維持する一方、選抜を外れた1期2期メンバーのセールスが低下し、徐々に「格差」が広がっていきます。

そして、9枚目「夏のFree&Easy」は、選抜常連組でないメンバーの人気がさらに落ち、両者の間に、顕著な「格差」が生じてしまった。


結局、トップメンバーの好調な売り上げですら、アンダーメンバーのセールス減少分を埋めることが出来ず、乃木坂のシングルで初めて、オリコン初動が前作割れすることになる。

しかも、このとき大幅に人気を落とした、堀ちゃん以外の2期メンバーは、その後、なかなか回復モードに入れず、長らく苦しむことになった。

最近、寺田蘭世、山崎怜奈、渡辺みり愛、鈴木絢音といったメンバーが、ようやく当時のショックを乗り越え、握手会セールスを勢いよく伸ばし始めていました。


18枚目の2期枠減少と3期大抜擢は、7枚目と同じく、こういった上昇気流に水を差し、再び、選抜とアンダーの「格差」を広げる危険がある。

現在、18枚目個別握手会は、まだ3次応募が行われている段階で、状況を判断するには早過ぎます。

ただ、1期と3期のトップメンバーの完売速度以上に、注視すべきなのは、選抜を外れたメンバーが人気を維持出来るかという点です。


選抜常連以外の人気メンバーについて、完売積み上げ速度の勢いが鈍り、人気の低落傾向が出てきたら、極めて危険で、深刻に捉えた方がいい。

「乃木坂の未来」が明るいかどうかは、トップメンバーや3期の重点フィーチャーメンバーが高い人気を持っているだけでなく、乃木坂に所属する、出来るだけ多くのメンバーが輝いている必要があります。

「勝ち組」と「負け組」を作ってしまうと、グループアイドルとして成功しないのは、7枚目からの3シングルが示唆するところで、近年の乃木坂は、若い2期メンバーの台頭によって、それを成し遂げつつあったからこそ、順調にグループ人気を獲得してきた面がある。

18枚目以降、再び、「格差」が生じさせないことが、グループ人気の維持に重要で、個別握手会の行方を、今、固唾を飲んで見守っています。


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7thバレッタ
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3期「大抜擢」で懸念される乃木坂のAKB48化、大量の「負け組」を生み出す選抜に未来はない [12Jul17]

2017-07-12 22:30:00 | 芸能

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(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月12日(水) [TV_地デ] 22:30〜22:40 TOKYO MX ほか アニメ『クリオネの灯り』に、松村沙友理が声優として出演

07月13日(木) 松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』初日。紀伊國屋ホール

07月15日(土) [TV_地デ] 12:00〜14:30 テレビ東京系「土曜スペシャル『新緑の那須&金沢を満喫!人気観光地でナゾ解き旅』」に、山崎怜奈が中軸出演者として登場

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
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05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』 

松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
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07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理
[ゲスト出演] 伊藤かりん{07/15(土)昼公演} 秋元真夏{07/22(土)昼公演}
[公式サイト] 舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』 


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



18th選抜が発表されてから、更新された公式ブログやネット上のファンのコメントを、あれこれ読みましたが、乃木坂界隈、空気が重いです。

プロ野球のヤクルト界隈ほどではないという話はあるけど(笑)、反発している人だけでなく、受け入れようとしている人も、何かしらのわだかまりが残っていて、諸手を挙げて賛成する雰囲気ではない。

メンバーには、受け入れるしか選択肢がないけど、選抜から外れた人はもちろん、起用された人も、事態を理解し、何とか肯定して、心に生じた重たいものを、乗り越えようとしている。


18thで3列目となった若月佑美は、発表翌日に更新したブログに、

色んなことが変わるのは前に進んでいる証拠なはず!

と、自分に言い聞かせるように、記している。
(若月佑美の2017/07/11_00:06ブログ)

また、『バナナ♪ゼロミュージック』の中国ロケから帰ってきた秋元真夏は、

私たちはいつでも2人の味方だよ

と書き込み、生駒里奈は、

どんなことがあっても大丈夫だよ。
全部受け止めるからね。

と3期Wセンターの2人を支えると「宣言」しています。
(秋元真夏の2017/07/11_21:06ブログ) 
(生駒里奈の2017/07/12_11:24ブログ)


昨年の夏シングル「裸足でSummer」で、齋藤飛鳥が初センターに抜擢されたとき、周りのメンバーから、こういった「宣言」が出なかったのは、あしゅがセンターに就くことに対して、彼女なら安心して任せられるという、十分な合意がグループ内に形成されていたからです。

今回、選抜常連1期から、自分は3期センターの味方であるとのコメントが相次ぐのは、メンバーとファンの中に、そういった合意が出来ておらず、反対の声が根強くあることを、むしろ浮き彫りにしている。

生駒里奈がAKB48を「兼任」したとき、渡辺麻友が「生駒ちゃんは私が守る!」とコメントしたのと同じ構図です。


3期のセンター「大抜擢」に関して、私がもっとも心配しているのは、最初に目を付けた、特定の1人か2人以外、運営は3期を起用する気がないんじゃないかという点です。

もし、3期全体を考えているのなら、いきなりセンターに抜擢するような、軋轢の大きな手法は避け、北野日奈子や寺田蘭世を新福神にするなど、2期に配慮した上で、3列目に3期を入れるというステップを踏むでしょう。

3期選抜入りに伴う衝撃を出来るだけ和らげ、新人を歓迎する雰囲気をまず作ることが重要で、それがなければ、19枚目以降、他の3期メンバーを積極起用することが難しくなっていく。


大園桃子と与田祐希は、センターだけでなく、福神扱いになっているので、次の秋シングルも選抜入りすることがほぼ確実です。

従って、山下美月や久保史緒里を19th選抜に入れるためには、3期の枠数を、さらに3枠、4枠と増やさなければならない。

しかし、2期枠を2人に据え置いたまま、これをやってしまうと、グループ内の亀裂が決定的となり、失望した2期のファンが大量に乃木坂を去る危険がある。


秋シングルのプロモーション期間は、年末の大型音楽祭など、重要イベントが目白押しの季節と重なり、19th選抜は、乃木坂初の東京ドームコンサートや2017年NHK紅白歌合戦の主役になる可能性が高い。

この選抜で、3期を2期より多く選抜入りさせるのは、乃木坂にとって、破滅的な結果を招きかねません。

18th選抜のWセンターは、運営が、19枚目以降、大園&与田以外の3期メンバー起用を睨んでいるなら、採用しない措置だと思います。


17th選抜までの2期枠数を維持するか、新福神を誕生させた上で、3期を3列目に2人入れ、18thで様子を見ながら、19th、20thで3列目メンバーを交代で起用していくのが、3期全体の活用を視野に入れたやり方じゃないでしょうか。

3期人気は、大型音楽祭への出演や冠番組の設定など、猛烈な重点プロモーションによって、運営が演出したものですが、一定の成果を挙げてきました。

しかし、それはあくまで試運転で、3期メンバーの真価が問われるのは、選抜に入ってパフォーマンスをリード出来るか、バラエティ番組を盛り上げられるか、舞台やドラマで印象的な演技を見せられるかなど、これからが本番です。


3期は、出来るだけ多くのメンバーが選抜を経験し、それを切っ掛けに、自分の才能やスキルを伸ばしていくのが理想で、特定メンバーだけを、いきなり突出してフィーチャーするのは、運営に、そういった意思がないことを示唆しています。

今回の3期Wセンターに多くの人がわだかまりを感じているのは、2期に対して「アンフェア」というだけでなく、3期メンバーの多くが、今後、何年にも渡って、「乃木坂3期」という枠に閉じ込められ、長らく選抜から外されるかもしれないとの不安を覚えるからじゃないでしょうか。

実際、2期は、堀未央奈だけが特別扱いされ、他のメンバーは、多くがアンダーに据え置かれ、「バレッタ」の大抜擢から4年が経った今でも、選抜未経験メンバーが6人も存在している。

そして、3期も、数年後、4期が華々しく登場する中、同じ未来を迎えるんじゃないかという懸念は、決して杞憂ではなく、今回のWセンターを期に、リアルな恐怖として頭から離れません。


AKB48は、新しいメンバーを、何期にも渡って採用し続けていますが、加入が遅いと、一つの期から選抜入りするのは、1人かゼロという状況です。

その一方で、松井珠理奈が典型例ですが、最初から目を付けた特定メンバーには、滅茶苦茶な重点プロモーションを仕掛けて、何があっても、選抜上位から外さない。

フィーチャーされたメンバーは、注目度が上がり、人気を獲得していきますが、そういった人気メンバーが数人誕生しただけでは、AKB48全体の人気は支え切れない。


むしろ、いくら応援しても報われることのない多数のメンバーからファンが次々と去っていき、AKB48は、歯止めの掛からない人気低落に苦しんでいる。

乃木坂も、現在の2期がそうであるように、3期、4期、5期と、特定メンバーの重点フィーチャーが続き、各期から1、2人しか選抜に入れない時代が来ると、やがて、人気のある1期メンバーが「卒業」するたびに、ファンが離れていき、AKB48と同じ道を歩むでしょう。

2期枠減少の3期Wセンターは、その時代へ踏み込む第一歩に見えます。


乃木坂が1期2期の30数人で、AKB48に迫るほどの人気を獲得できたのは、生駒里奈や白石麻衣といった、初期から重点フィーチャーされてきた人気メンバーに加え、衛藤美彩や中元日芽香など、アンダーが長く続いたにも関わらず、その中で、ファンの支持を徐々に拡大し、人気を獲得したメンバーが何人もいたからです。

そして、北野日奈子、寺田蘭世、渡辺みり愛、山崎怜奈、鈴木絢音らも、コツコツとファンの応援を集め、それを追い風にして、アイドル、タレントとして、経験を積み、スキルを磨き、大きく成長してきました。

まさに、彼女たちこそ、みさみさやひめたんと同じく、乃木坂というグループが誇るべき、「ゴリ推し」ではない、ファンが育てたアイドルだと思います。


今回、「天の声」によって、3期がいきなりWセンターに抜擢される一方、2期枠が半分の2人に減らされ、きいちゃんと蘭世が選抜を外れ、みり愛、れなち、あーちゃんの誰も起用されなかった。

これを「おかしい」と感じる気持ちが、メンバーとファンの中に少なからず存在するのは、まさに、そういった感情こそが、乃木坂をここまで成長させてきた原動力だからじゃないでしょうか。

乃木坂は、大所帯アイドルながら、メンバーを切り捨てるのではなく、スポットライトがなかなか当たらないメンバーも、同じグループの一員として、メンバーとファンが支える結束力があった。


選抜アンダー関係なく、「乃木坂には、要らないメンバーは1人もいない」という風土が、多くのメンバーを育て、AKB48より遥かに少ない人数で、ここまでの人気グループに成長させてきた。

この伝統を壊し、グループ内に深い亀裂を生じさせるような選抜選考は止めるべきです。

総合プロデューサーの秋元康氏は、放送作家や作詞家であることが影響するのか、オーディションで多人数を採用しながら、全体をチームとして生かすことを考えるのが、苦手なようです。

1人の突出したスターが、グループ全体を引き上げると信じている節があって、AKB48Gでは、特定メンバーの重点フィーチャーが日常茶飯事になっている。


対照的なのは、つんく♂で、モーニング娘。は、誰かをセンターに据えても、音楽的文脈の中で、チームに上手く溶け込む構成にしており、センター以外のメンバーにも、十分な見せ場を割り振っていた。

シャ乱Qというバンドが出発点だったため、個々メンバーの持つスキルを、最大限引き出すことで、良い音楽が生まれるという意識があったのかもしれません。

それが、自身がプロデュースしたアイドルグループにも生かされ、チームの結束が配慮される手法となった。


現在、アイドル界を席巻し始めているのは、間違いなく欅坂46ですが、このグループが、平手友梨奈という強力なセンターを擁しながら、チームとしては、全員選抜というモー娘。風の構成を採用しているのは、興味深い光景です。

特定メンバーの重点フィーチャーを、音楽面の意味のある範囲に限定し、アイドルグループとしては、「負け組」や「ベンチウォーマー」を作らない。

まあ、グループ内に「負け組」を大量に生み出すシステムなんて、グループそのものを「負け組」に追いやって終わるだけなのは、当たり前ですから(笑)。

所属メンバー全員が「勝ち組」になるような形がもっとも理想的で、乃木坂が成功したのは、AKB48よりは、その理想に近づけたからだと思います。


最後に、3期が選抜入りしたので、少し、3期メンバーのことを書いておきます。

個人PVを見て、一番印象に残ったのは、中村麗乃ですね。

パンダの着ぐるみで、何か大暴れしてましたが(笑)、テンポと間合いが良く、動作に思い切りがあって、感心しました。

演技や音楽パフォーマンスで、活躍しそうな雰囲気を持ってます。


それから、「れんたん」こと岩本蓮加が良かった。

人懐っこい、明るいオーラを放っていて、言葉がすっと出てくる賢さがある。

バラエティ方面で頭角を現しそうですが、ビジュアルが凄まじい美人なので、女優仕事も視野に入れたら面白いんじゃないかと。


ステージパフォーマンスに関しては、『AKB48SHOW!』で、山下美月が、ダンスが上手くて、存在感を発揮していたのを記憶しています。

ただ、曲の流れに合わせて、表情も変化させた方が、良かったんじゃないかと。

カメラ目線でずっと微笑んでいる感じで、もう少し、楽曲への没入感が欲しかった。

伊藤万理華のダンスがお手本ですが、顔の表情も踊りの一部で、身体の動作と合わせて、一つのイメージを作り上げる。

その辺りをさらに磨いていけば、センスは抜群なので、乃木坂のパフォーマンスを引っぱっていく「エース」に成長する可能性があると思います。


今回のWセンターによって、大園桃子と与田祐希以外の3期メンバーで、焦りや不安を感じる人がいるかもしれません。

選抜発表前ですが、中村麗乃は、かなり長文の熱い「私頑張る!」的ブログを書いてたし(笑)。

(中村麗乃の2017/07/06_13:48ブログ)

それを読んだとき、誰か、3期メンバーが選抜入りしたのではないかと、ふと頭を掠めました。

しかし、ナンダかんだ言っても、まだ始まったばかりなので、今後、何がどう転ぶか、さっぱり分かりません。

今は、目の前にある課題を、一つずつ丁寧にこなして、少しずつで良いから、前に進んで下さいませ。

1期2期と同じように、3期の成長を心から応援しています。


関連記事

18枚目はファンの気持ちを無視した運営の独りよがり選抜、2期の涙で曇る3期Wセンターは虚しい [10Jul17]

17枚目は厳密握手会主義と2期抜擢先送りの超保守的選抜、物語の見えないメンバー配置が切ない [30Jan17]


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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18枚目はファンの気持ちを無視した運営の独りよがり選抜、2期の涙で曇る3期Wセンターは虚しい [10Jul17]

2017-07-10 04:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月11日(火) [TV_CS] 21:55〜22:00 AT-Xほか アニメ『無責任ギャラクシー☆タイラー』に、樋口日奈が声優として出演

07月12日(水) [TV_地デ] 22:30〜22:40 TOKYO MX ほか アニメ『クリオネの灯り』に、松村沙友理が声優として出演

07月13日(木) 松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』初日。紀伊國屋ホール

07月15日(土) [TV_地デ] 12:00〜14:30 テレビ東京系「土曜スペシャル『新緑の那須&金沢を満喫!人気観光地でナゾ解き旅』」に、山崎怜奈が中軸出演者として登場

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』

松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
====================
07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理
[ゲスト出演] 伊藤かりん{07/15(土)昼公演} 秋元真夏{07/22(土)昼公演}
[公式サイト] 舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



18枚目には、MV付きの2期生曲があると、神宮ライブで発表されたとき、嫌な予感がしたのですが、それが選抜発表で現実のものとなってしまいました。

今回の選考は、2期メンバーにとって、とてつもなく厳しい内容で、ファンの大量離脱さえ、引き起こしかねない。

まずは、7月9日(日)深夜のテレビ東京『乃木坂工事中』で発表された、18th選抜のメンバー構成を紹介しておきます。

(表1) 18枚目シングルの表題曲を担当する選抜メンバー

18th選抜 (6-6-6, 18人=1期14人+2期2人+3期2人, 12福神=1, 2列目全員)
(3列目) 万理華(10/18) 新内"(04/12) 生駒(18/18) 桜井(18/18) 若月(17/18) 井上(13/18)
(2列目) 星野(16/18) 松村(18/18) 生田(17/17) 秋元(15/15) 衛藤(11/18) 高山(18/18)
(1列目) 飛鳥(11/18) 白石(18/18) c大園^(01/01) c与田^(01/01) 西野(18/18) 堀"(10/12)

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 名前に色が付いているメンバーは、前作17thから列移動のあった人で、前作の位置を1列目青色2列目緑色3列目オレンジ色アンダーはピンク色3期は赤色で示している
# 名前に続く(A/B)は、(選抜入りした回数/選抜抜擢対象となった回数)
# 「"」は2期、「^」は3期、「c」はセンター

[参考]
17th選抜 [6-6-9(21), 12福神=1, 2列目全員]「インフルエンサー」
(3列目) 新内" 井上 寺田" 北野" 万理華 星野 優里 樋口 中田
(2列目) 若月 高山 生駒 生田 松村 桜井
(1列目) 秋元 堀" c西野 c白石 飛鳥 衛藤


アンダーから新たに選抜入りしたメンバーは一人もいません。

そして、17th選抜の3列目から、斉藤優里、中田花奈、樋口日奈の1期3人、寺田蘭世、北野日奈子の2期2人がアンダーになり、代わりに、3期から大園桃子と与田祐希の2人が、なんとWセンターとして、選抜に入っています。

7枚目「バレッタ」における堀未央奈以来の「大抜擢」で、当時と同じような、やるせない気持ちを、今、たっぷり味わっています。


3期を抜擢するなら、2期メンバーの選抜起用を、もっと加速させるべきだと、このブログで何度も書いてきました。

しかし、18枚目では、2期枠を前作の4人から2人に減らし、3期を2人、しかも、いきなり福神センターに大抜擢している。

30部をほぼ確実に全完売できる山崎怜奈と渡辺みり愛、NHKの将棋番組でレギュラーMCを務め、レポーターに、CMに、ディズニーに、テレビで大活躍している伊藤かりんを含め、2期には、選抜ゼロ回が6人も残っているのに、入ってまだ間もない3期をフロント抜擢するのは、メンバーとファンの気持ちを、あまりに無視したやり方です。

2期メンバーを応援するファンは多いので、今後、乃木坂のメンバーとファンに、大きなしこりが残る危険がある。

そして、そういった軋轢が、結局、3期全体の起用を遅らせてしまうのは、「バレッタ」の堀ちゃん大抜擢で証明済みの筈ですが、乃木坂の運営は、何も学ばなかったようだ。


18th選抜は、1期2期が16人と、前作から5人も減り、彼女たちが合流するアンダーは、3期が加わらなくとも、18人となります。

前回の記事に、アンダーアルバムを考えると、18人くらいは必要と書きましたが、3期の高校卒業メンバーが加わるならともかく、こんな形で実現して欲しくなかった。

しかも、福神入りすら期待されていた寺田蘭世や北野日奈子まで選抜から外すなんて、信じられない。


取り敢えず、期別の枠数変動を見ておきましょう。

(表2) 乃木坂シングル選抜の枠数の変遷

凡例
総定員数 [選抜入りした1期の人数 / 2期の人数 / 3期の人数] : シングル番号 CD発売日 タイトル (その期間に起こった特徴的な出来事)

#「CD発売日」の「13/11/27(水)」は、2013年11月27日(水)発売
#「選抜入りした2期の人数」は「07th」から、「3期の人数」は「18th」から記載

16人 [16] : 01st〜06th
========== 2期加入 ==========
17人 [16 / 1] : 07th 13/11/27(水) バレッタ(堀未央奈大抜擢)
16人 [14 / 2] : 08th 14/04/02(水) 気づいたら片想い
17人 [16 / 1] : 09th 14/07/09(水) 夏のFree&Easy(松井玲奈選抜入り)
16人 [15 / 1] : 10th 14/10/08(水) 何度目の青空か?
18人 [17 / 1] : 11th 15/03/18(水) 命は美しい
18人 [17 / 1] : 12th 15/07/22(水) 太陽ノック
16人 [16 / 0] : 13th 15/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
17人 [16 / 1] : 14th 16/03/23(水) ハルジオンが咲く頃(深川麻衣卒業)
16人 [14 / 2] : 15th 16/07/27(水) 裸足でSummer
========== 3期加入 ==========
19人 [16 / 3] : 16th 16/11/09(水) サヨナラの意味(橋本奈々未卒業)
21人 [17 / 4] : 17th 17/03/22(水) インフルエンサー
18人 [14 / 2 / 2] : 18th 17/08/09(水) タイトル未定(3期Wセンター)


前作から総定員数の3枠減、1期の3枠減、2期の2枠減は、縮小幅として、いずれも過去最大です。

そして、1期14人は、8枚目、15枚目と並んで過去最少となっています。


アンダーアルバムを発売するので、2期はそちらを頑張って欲しいと言いたいのでしょう。

しかし、いきなりのWセンターを見ていると、順序が逆で、3期に、大抜擢して重点プロモーションを掛けたいメンバーがいるので、選抜の枠を空けるため、アンダーアルバムを発案し、アンダーを充実する必要性を作り出したように感じます。

握手会人気の高いメンバーを、何人もアンダーに入れることで、アルバム重視のメンバー構成という形にして、「握手会主義」でギュウギュウになっている選抜に、3期を起用する「隙間」を生み出す手法です。

実際、前作3列目から18thアンダーに行くことになったメンバーは、以下のように、握手会成績が非常に良い。

(表3) 17枚目シングル個別握手会第14次応募終了時点の推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

# 17枚目個別握手会の最終応募は第15次受付
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、1期2期は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を7.2秒、完売1部750枚として計算。3期は、1枚10.8秒の1部500枚として計算し、小数点以下3桁目を四捨五入した「万枚単位」で表示
# メンバー名の色は、18th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「"」は2期メンバー

# 同じ担当部数のメンバーが同じ完売部数を出している場合は、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

1期2期メンバー
[01] 30部/30部 (1.00; 02次, 2.25万枚) 秋元真夏 西野七瀬
[03] 30部/30部 (1.00; 03次, 2.25万枚) 桜井玲香 高山一実
[05] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 寺田蘭世" 星野みなみ 堀未央奈"
[11] 30部/30部 (1.00; 05次, 2.25万枚) 井上小百合 北野日奈子 斉藤優里 新内眞衣"
[15] 30部/30部 (1.00; 06次, 2.25万枚) 生駒里奈 中田花奈
[17] 26部/26部 (1.00; 07次, 1.95万枚) 渡辺みり愛"
[18] 25部/25部 (1.00; 04次, 1.88万枚) 若月佑美
[19] 24部/24部 (1.00; 06次, 1.80万枚) 山崎怜奈"
[20] 24部/24部 (1.00; 07次, 1.80万枚) 鈴木絢音"
[21] 18部/18部 (1.00, 1.35万枚) 樋口日奈
[22] 10部/18部 (0.56, 1.33万枚) 伊藤かりん"
[23] 09部/18部 (0.50, 1.33万枚) 斎藤ちはる
[24] 09部/13部 (0.69, 0.97万枚) 相楽伊織"
[25] 09部/12部 (0.75, 0.90万枚) 能條愛未
[26] 04部/12部 (0.33, 0.87万枚) 川後陽菜
[27] 08部/11部 (0.73, 0.82万枚) 伊藤純奈"
[28] 01部/07部 (0.14, 0.50万枚) 和田まあや
[29] 06部/06部 (1.00; 10次, 0.45万枚) 川村真洋
[30] 01部/06部 (0.17, 0.43万枚) 佐々木琴子"

「全欠席」メンバー
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 生田絵梨花
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 白石麻衣
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 中元日芽香
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 松村沙友理

3期メンバー
[01] 18部/18部 (1.00; 04次, 0.90万枚) 久保史緒里 山下美月 与田祐希
[04] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 梅澤美波 大園桃子
[06] 17部/18部 (0.94; 04次, 0.90万枚) 伊藤理々杏
[07] 12部/12部 (1.00; 07次, 0.60万枚) 阪口珠美
[08] 12部/12部 (1.00; 10次, 0.60万枚) 岩本蓮加
[09] 06部/12部 (0.50, 0.57万枚) 向井葉月
[10] 05部/12部 (0.42, 0.56万枚) 中村麗乃
[11] 02部/12部 (0.17, 0.52万枚) 佐藤楓 吉田綾乃クリスティー


17枚目個別握手会において、寺田蘭世は30部を4次全完売、また、北野日奈子と斉藤優里は5次、中田花奈は6次で売り切っている。

30部を4次全完売した齋藤飛鳥と堀未央奈はフロント入りし、星野みなみが久しぶりの福神復帰を果たしているのに、寺田蘭世がアンダーというのは、さすがに考えられない。

かりに3期を2人抜擢するなら、総定員を20人にして、1期2期で18枠を確保すれば、2人分の余裕が出来て、まだ衝撃は少なめに抑えられたかもしれません。

30部4次全完売メンバーをアンダーに移動させて、アンダーから新たに誰も入れず、3期を2人もセンター抜擢というのは、もはや地獄絵図としか言いようのない悲惨さで、最近、2期メンバーから、かなり切羽詰まった調子の発言が相次いでいたのは、当然のことだと思います。


3rdアルバム個別握手会セールスと18th選抜ポジションの関係も示しておきます。

(表4) 3rdアルバム個別握手会第10次応募終了時点の推定売り上げ枚数順位表

# 表記法は(表3)と同じ

1期2期メンバー
[01] 15部/15部 (1.00; 03次, 1.13万枚) 秋元真夏 衛藤美彩 齋藤飛鳥
[04] 15部/15部 (1.00; 04次, 1.13万枚) 若月佑美
[05] 15部/15部 (1.00; 06次, 1.13万枚) 堀未央奈"
[06] 15部/15部 (1.00; 08次, 1.13万枚) 桜井玲香 新内眞衣" 高山一実
[09] 13部/15部 (0.87, 1.12万枚) 星野みなみ
[10] 11部/15部 (0.73, 1.10万枚) 寺田蘭世"
[11] 10部/15部 (0.67, 1.08万枚) 中元日芽香
[12] 09部/15部 (0.60, 1.06万枚) 伊藤万理華 井上小百合
[14] 06部/15部 (0.40, 0.97万枚) 北野日奈子"
[15] 05部/15部 (0.33, 0.94万枚) 生駒里奈 斉藤優里 鈴木絢音" 中田花奈 樋口日奈 山崎怜奈" 渡辺みり愛"
[22] 02部/06部 (0.33, 0.38万枚) 伊藤かりん" 伊藤純" 川村真洋 斎藤ちはる 相楽伊織" 能條愛未
[28] 01部/06部 (0.17, 0.33万枚) 川後陽菜
[29] 01部/03部 (0.33, 0.19万枚) 佐々木琴子"
[30] 00部/03部 (0.00, 0.14万枚) 和田まあや

「全欠席」メンバー
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 生田絵梨花
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 白石麻衣
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 西野七瀬
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 松村沙友理

3期メンバー
[01] 09部/09部 (1.00; 02次, 0.45万枚) 与田祐希
[02] 09部/09部 (1.00; 03次, 0.45万枚) 山下美月
[03] 09部/09部 (1.00; 04次, 0.45万枚) 久保史緒里
[04] 06部/06部 (1.00; 05次, 0.30万枚) 伊藤理々杏 梅澤美波 大園桃子
[07] 05部/06部 (0.83, 0.30万枚) 岩本蓮加 阪口珠美
[09] 02部/06部 (0.33, 0.28万枚) 向井葉月
[10] 01部/03部 (0.33, 0.14万枚) 佐藤楓 中村麗乃 吉田綾乃クリスティー


Wセンターの1人である与田祐希は、17枚目シングルと3rdアルバムの両方で、トップのセールスを叩き出しており、3期の中で彼女が選ばれた理由は、握手会主義で説明できます。

一方、大園桃子は、握手会人気で見ると、3期の中で、2番手に位置して、セールス以外の部分で起用されている節がある。

大園さんは、秋元康氏が、オーディションのときから、高く評価していたという話があって、総合プロデューサーの強い意向が働いたのかもしれません。


映画『あさひなぐ』に主要役で出演する、西野、白石、生田、桜井、万理華、松村は、5人全員が、選抜入りしています。

しかし、ななせまるはセンターではなく、まりっかの福神は今回も見送られ、キャプテンは3列目と、特別に優遇されている感じはありません。

18枚目表題曲が映画の主題歌であるとしても、主要キャラを前面に押し出した選抜ではなく、歌の方は、大園&与田という、本物の女子高校生コンビに任せるという発想でしょうか(笑)。


休業明けの中元日芽香が、選抜入りしなかったのは、18枚目個別握手会を全日程不参加であることから、まだ、体調面でまだ少し不安があり、無理をさせられないという判断だったかもしれません。

また、ひめたんは、アンダーとして多くのシングルで活躍しており、パフォーマンス面でも頼りになるので、今回は、アンダーのライブとアルバムに専念して欲しいということなのでしょう。

こうなると、2期の不満を和らげるためにも、大箱でのアンダーライブを開催する可能性、というより必要性が、俄然高まっていて、アンダーライブの追加があるんじゃないでしょうか。

そうでなければ、アンダーアルバムのリード曲を引っさげて、アンダーだけで『MUSIC STATION』に出演するくらいのことをしないと、メンバーもファンも収まりがつかないでしょう。


乃木坂の運営は、異なる背景と事情を持つ、様々なメンバーを上手く結束させ、チームとして組織することが本当に下手で、ギチギチの握手会主義で煽っておきながら、実績のほとんどない新入メンバーを、突然「大抜擢」して、無用な軋轢と混乱を引き起こしてしまう。

須藤凜々花の「結婚宣言」と同じく、もっと上手いやり方がいくらでもあるのに、失敗する危険性がもっとも高い道を、敢えて選んでいる。

乃木坂は今後、3期人気の低下と、2期ファンの大量離脱に、戦々恐々としながら、進まなければならない。

ここまでコツコツと実績を積み上げてきた2期の気持ちと、彼女たちを応援しているファンの気持ちを、なぜ真摯に考えないのか、理解に苦しむ選抜選考です。


ところで、乃木坂の選抜は、一体誰が決めているのでしょう?

最近、運営トップに、大きな人事異動があったらしく、ちょうど良い機会なので、ちょっと考えてみます。


乃木坂の運営は、ソニー・ミュージックレーベルズとAKS系の「ノース・リバー」による合同会社だそうで、確かに、シングルCDに添付されているパンフレットには、「乃木坂46 Staff」の「Executive Producer」として、ソニーの村松俊亮氏と桂田大助氏、そして、ノースリバーの北川謙二氏の名前が記載されてきました。

乃木坂ファンならご存知だと思いますが、村松氏は、橋本奈々未とのツーショット写真が、週刊文春に載った人物で、乃木坂発足時から合同会社の代表を務めていたと言われています。

ただ、この文春記事が関係あるのかないのか、村松氏は、昨年12月に運営代表を退き、レーベルズの代表取締役も、今年の4月1日付で、取締役に職位を変更されている。

一方、桂田大助氏は、同じく4月1日付で、レーベルズの代表取締役に新任されています。


ちょうど、16枚目「サヨナラの意味」と17枚目「インフルエンサー」の間頃に、乃木坂合同会社のソニー側トップの人事が大きく動いたことになる。

そして、それと関連するのでしょうか、「インフルエンサー」では、「Executive Producer」の欄に、上記3人に加えて、昨年12月にソニー・ミュージックレーベルズの執行役員に新任された髙木伸二氏の名前が、新たに入っています。

髙木氏は、欅坂46をマネージメントする「Seed & Flower合同会社」も担当しており、坂道2グループの運営を「兼任」する形です。


乃木坂ファンとして一番知りたいのは、誰が選抜メンバーを決めているのかという点です。

こういった合同会社で誰が実権を握っているかは、内部の人間でなければ、なかなか分かるものではなく、表に出ている役職名のリストは参考に過ぎません。

しかし、シングル表題曲を担当する選抜の顔ぶれは、CDの売り上げに多大な影響を及ぼすので、決定に際して、運営トップの承認が必要なのは間違いなく、「Executive Producer」の欄に名前が載っている人々の意向が色濃く反映されるのは当然です。

しかも、CDリリースはレコード会社が担当する分野の筈で、乃木坂ならば、ソニー側のトップ、つまり村松氏が、選抜選考において、かなり重要な役目を担ってきたと考えるのが妥当じゃないでしょうか。


もちろん、AKS側の北川謙二氏や、総合プロデューサーである秋元康氏の意見が入っている可能性はあります。

ただ、乃木坂の選抜は、6枚目「ガールズルール」以降、握手会成績の順にメンバーをフロントから並べていく、AKB48Gにおいて例を見ないほど、厳密な「握手会主義」を中心ルールとして堅持してきた。

通常であれば、選考に際して、メンバーの歌唱力、ダンス力、演技力、タレント性といった、握手会セールス以外の部分に目が向きがちですが、乃木坂の場合、そういった「雑念」にほとんど惑わされることなく、清々しいまでにキッパリとした「握手会主義」が実施されている。

平手友梨奈のような高い表現力を持つ逸材が是非とも欲しいという、強い「煩悩」が渦巻く、音楽エンターテイメントの世界で長くやってきた秋元氏が、乃木坂の選抜選考を主導しているとは、ちょっと思えないものがあります。


乃木坂の「握手会主義」は、自分で獲得したセールスによって、仕事ぶりが評価される営業マンの世界に似ている。

村松氏は、営業出身との話を、ネットで見かけたことがあって、それが本当なら、乃木坂のシビアな「握手会主義」と符合するものがあり、やはり、選考の中心人物かもしれないと、憶測したくなります。

そして、17枚目シングルで「Executive Producer」として依然名前は載っているものの、合同会社の代表を退任したと言われており、では、18枚目以降、誰が選抜選考を主導していくのか、あるいは集団指導体制的な形になるのか、非常に気になります。


18th選抜のメンバー構成を見ると、従来型の握手会主義を基本的に維持しつつ、3期のWセンターという破天荒な策をぶち込んでいる(笑)。

思うに、代表退任によって、村松氏の影響力がやや弱まり、その分、総合プロデューサーである秋元氏の意見が、反映されやすくなっているのかもしれません。

大園桃子を推しているのは、秋元氏本人という見方は、ファンの多くが考えるところで、今回、是非とも、彼女をセンターに据えたいという総合プロデューサーの強い意向が出発点となって、定員数大幅減の18人選抜と、その受け皿としてのアンダーアルバムの構想が出てきた。

そんな風に勘ぐりたくなります。


最近、メンバー全員を選抜に入れる欅坂が、別グループとしての活動を活発化させている平仮名「けやき坂」と共に、シングルCDのセールスを急速に伸ばし、CDデビューから1年半で、乃木坂に迫る数字を出し始めています。

乃木坂がこだわってきた「握手会主義」と異なる手法ながら、CDの売り上げ枚数を大幅に増やすことに成功している。

しかも、欅坂は、CDセールスだけでなく、「サイレントマジョリティー」の大ヒットなど、楽曲セールスでも大きな成果を挙げ、有料配信のダウンロード数、YouTube公開MVの再生回数など、乃木坂は太刀打ち出来ない状況に陥りつつある。


欅坂運営を兼任している髙木氏が、17枚目から乃木坂の「Executive Producer」として、新たに加わったのはなぜなのか、そして、どのような役割を果たすのか、注目しています。

ソニーのエデュケーション事業である「Sonic Academy」を担当していることから、音楽系の人ではないかと推測しているのですが、詳しいことは分かりません。

ただ、映画『あさひなぐ』公式サイトの「キャスト・スタッフ」ページには、「製作」の欄に、東宝、ソニーミュージックエンターテイメント、小学館の代表と並んで、乃木坂運営のソニー側関係者として、高木氏の名前だけが入っています。

乃木坂運営において、かなり主導的なポジションに就いている可能性があり、今後、選抜選考を始め、様々な重要局面において、従来とは異なるテイストの出来事が起こるかもしれません。


音楽パフォーマンスの面で、乃木坂が欅坂に差を開けられてしまった原因は、握手会成績にこだわり過ぎた選抜選考を、あまりに長く続けたことが大きい。

CDセールスにおいて、欅坂がすぐ後ろまで迫ってきた今、オリジナリティが高く魅力的な音楽ステージやミュージックビデオを提供できるかどうかが、乃木坂の未来を左右するポイントになると思います。

18th選抜では、3期Wセンターという「パフォーマンス」を除けば、依然として、従来型の握手会主義が維持されている。

ステージ上でのパフォーマンス力を向上させるには、センターだけを代える小さな変化ではなく、ダンスや歌唱の軸となるメンバーを固定するなど、もっと大胆な発想が必要だと思います。

徐々にであっても、乃木坂が良い方向に変わっていくことを、願っています。


最後に、恒例行事として(笑)、歴代選抜の表を載せておきます。

乃木坂46の歴代選抜のメンバー構成

#「*」は福神メンバー、「(c)」はセンター、「''」は2期メンバー、「^」は3期メンバー
# メンバー名は、前から見て左からの順に並べている

1st選抜 [3-4-9(16), 7福神]「ぐるぐるカーテン」
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 齋藤飛鳥 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 市來玲奈
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年01月08日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年02月22(水)
オリコン第1週 : 2位, 13.6万枚

2nd選抜 [3-4-9(16), 7福神]「おいでシャンプー」
(3列目) 岩瀬祐美子 市來玲奈 斉藤優里 生田絵梨花 井上小百合 星野みなみ 西野七瀬 畠中清羅 宮澤成良
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 桜井玲香* 生駒里奈*(c) 中田花奈*
選抜発表 : 2012年03月18日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年05月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 15.6万枚

3rd選抜 [4-6-6(16), 7福神]「走れ!Bicycle」
(3列目) 斉藤優里 若月佑美 井上小百合 市來玲奈 伊藤万理華 深川麻衣
(2列目) 中田花奈 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 西野七瀬* 高山一実
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ* 桜井玲香
選抜発表 : 2012年06月17日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年08月22(水)
オリコン第1週 : 1位, 18.7万枚

4th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「制服のマネキン」
(3列目) 能條愛未 齋藤飛鳥 若月佑美 井上小百合 深川麻衣 市來玲奈 西野七瀬 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年10月07日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年12月19(水)
オリコン第1週 : 1位, 23.3万枚

5th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「君の名は希望」
(3列目) 伊藤寧々 中田花奈 井上小百合 西野七瀬 若月佑美 深川麻衣 永島聖羅 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2013年01月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2013年03月13(水)
オリコン第1週 : 1位, 24.2万枚

6th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「ガールズルール」
(3列目) 伊藤万理華 井上小百合 中田花奈 若月佑美 星野みなみ 秋元真夏 深川麻衣 斉藤優里
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 西野七瀬* 高山一実*
(1列目) 松村沙友理* 白石麻衣*(c) 橋本奈々未*
選抜発表 : 2013年04月21日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 前日、京都全国握手会で先行発表
CD発売 : 2013年07月03(水)
オリコン第1週 : 1位, 33.7万枚

7th選抜 [5-4-8(17), 8福神]「バレッタ」
(3列目) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 秋元真夏 深川麻衣 中元日芽香 川後陽菜 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 若月佑美*
(1列目) 西野七瀬* 白石麻衣* 堀未央奈''(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2013年10月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 同日、代々木ライブ夜公演にて先行発表
CD発売 : 2013年11月27(水)
オリコン第1週 : 1位, 39.5万枚

8th選抜 [5-5-6(16), 5福神]「気づいたら片想い」
(3列目) 川村真洋 北野日奈子'' 樋口日奈 秋元真夏 和田まあや 高山一実
(2列目) 桜井玲香 若月佑美 生田絵梨花 松村沙友理 深川麻衣
(1列目) 堀未央奈''* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生駒里奈*
選抜発表 : 2014年01月26日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年04月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 45.8万枚

9th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「夏のFree&Easy」
(3列目) 衛藤美彩 井上小百合 斉藤優里 星野みなみ 大和里菜 堀未央奈'' 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 桜井玲香* 深川麻衣* 生駒里奈*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2014年05月11日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年07月09(水)
オリコン第1週 : 1位, 42.2万枚

10th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「何度目の青空か?」
(3列目) 衛藤美彩 若月佑美 堀未央奈'' 星野みなみ 高山一実 斎藤ちはる
(2列目) 松村沙友理* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 生田絵梨花*(c) 西野七瀬* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2014年08月03日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年10月08(水)
オリコン第1週 : 1位, 47.9万枚

11th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「命は美しい」
(3列目) 松村沙友理 相楽伊織 齋藤飛鳥 伊藤万理華 堀未央奈'' 星野みなみ 衛藤美彩 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2015/01/18深夜(日) テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2015年03月18日(水)
オリコン第1週 : 1位, 50.0万枚

12th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「太陽ノック」
(3列目) 松村沙友理 斉藤優里 星野みなみ 齋藤飛鳥 伊藤万理華 井上小百合 新内眞衣'' 衛藤美彩
(2列目) 高山一実* 若月佑美* 桜井玲香* 秋元真夏* 深川麻衣*
(1列目) 白石麻衣* 西野七瀬* 生駒里奈*(c) 生田絵梨花* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2015年05月10日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月22日(水)
オリコン第1週 : 1位, 60.9万枚

13th選抜 [4-6-6(16), 10福神]「今、話したい誰かがいる」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 生駒里奈 松村沙友理 伊藤万理華 井上小百合
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 橋本奈々未* 生田絵梨花* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 衛藤美彩* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 深川麻衣*
選抜発表 : 2015年08月30日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年10月28日(水)
オリコン第1週 : 1位, 62.7万枚

14th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「ハルジオンが咲く頃」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 松村沙友理 生駒里奈 伊藤万理華 井上小百合 堀未央奈''
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 衛藤美彩* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 深川麻衣*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年01月31日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年03月23日(水)
オリコン第1週 : 1位, 75.0万枚

15th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「裸足でSummer」
(3列目) 北野日奈子" 星野みなみ 若月佑美 生駒里奈 堀未央奈" 中元日芽香
(2列目) 高山一実* 衛藤美彩* 松村沙友理* 秋元真夏* 桜井玲香*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 齋藤飛鳥*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年06月05日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月27日(水)
オリコン第1週 : 1位, 72.8万枚

16th選抜 [5-6-8(19), 11福神]「サヨナラの意味」
(3列目) 中元日芽香 井上小百合 新内眞衣" 桜井玲香 生駒里奈 星野みなみ 北野日奈子" 伊藤万理華
(2列目) 若月佑美* 松村沙友理* 堀未央奈"* 齋藤飛鳥* 衛藤美彩* 秋元真夏*
(1列目) 高山一実* 西野七瀬* 橋本奈々未*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年10月16日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2016年11月09日(水)
オリコン第1週 : 1位, 82.8万枚

17th選抜 [6-6-9(21), 12福神]「インフルエンサー」
(3列目) 新内眞衣" 井上小百合 寺田蘭世" 北野日奈子" 伊藤万理華 星野みなみ 斉藤優里 樋口日奈 中田花奈
(2列目) 若月佑美* 高山一実* 生駒里奈* 生田絵梨花* 松村沙友理* 桜井玲香*
(1列目) 秋元真夏* 堀未央奈"* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 齋藤飛鳥* 衛藤美彩*
選抜発表 : 2017年01月29日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2017年03月22日(水)

オリコン第1週 : 1位, 87.5万枚

18th選抜 [6-6-6(18), 12福神]「タイトル未定」
(3列目) 伊藤万理華 新内眞衣" 生駒里奈 桜井玲香 若月佑美 井上小百合
(2列目) 星野みなみ* 松村沙友理* 生田絵梨花* 秋元真夏* 衛藤美彩* 高山一実*
(1列目) 齋藤飛鳥* 白石麻衣* 大園桃子^*(c) 与田祐希^*(c) 西野七瀬* 堀未央奈"*
選抜発表 : 2017年07月09日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2017年08月09日(水)


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

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乃木坂18th選抜、総枠数と30部全完売21人の行方、センター本命西野は舞台挨拶で握手会欠席? [08Jul17]

2017-07-08 01:45:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)

07月08日(土) [TV_地デ] 21:00〜21:50 NHK総合「NHKスペシャル『徹底解剖 藤井聡太〜"進化"する14歳〜』」に、伊藤かりんが出演

07月09日(日) 24:00〜24:30 テレビ東京系「乃木坂工事中」。18th選抜の発表
07月09日(日) 22:00〜23:00 TBSチャンネル1『乃木坂46えいご(のぎえいご)夏の60分SP〜3期生全12名出演!〜』。レギュラーは、川後陽菜、能條愛未、和田まあやのレギュラーに加え、伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、大園桃子、久保史緒里、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希がゲスト出演。再放送は 7月16日(日)22:00〜23:00

07月13日(木) 松村沙友理の出演舞台「FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜」初日。紀伊國屋ホール

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』

松村沙友理の出演舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』
====================
07/13(木)〜07/23(日) in 紀伊國屋ホール
[出演メンバー] 松村沙友理
[ゲスト出演] 伊藤かりん{07/15(土)昼公演} 秋元真夏{07/22(土)昼公演}
[公式サイト] 舞台『FILL-IN〜娘のバンドに親が出る〜』 


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



18th選抜の発表が日曜深夜に迫っていて、今日は、起用されるメンバーの予想をしたいのですが、その前に、「不協和音」MVの累計再生数が2千万回に届きそうなので、まずは、そちらの話から始めます。

このMVは、今年3月23日(木)にYouTubeでフルバージョン公開され、約1ヶ月後の4月25日(火)に1千万回を突破しています。

そして、7月6日(木)の時点で、累計再生数は1千974万回に達し、現在の増加速度を考えると、8日土曜か9日日曜に、2千万回に載りそうです。


2千万再生の達成は、欅坂の楽曲MVでは、「サイレントマジョリティー」と「二人セゾン」に次いで、3作品目となります。

また、「サイレントマジョリティー」MVの再生数が来月上旬に7千万回、「二人セゾン」MVは10月頃に3千万回に届くと予測されます。

もし、以下の予想通り、「世界には愛しかない」MVが12月に2千万回を越えれば、欅坂は、デビューシングルから4枚目まで、すべての表題曲MVが、公開から2年以内に、2千万再生を成し遂げるという、トンデモナイ記録を打ち立ててしまう(笑)。

乃木坂には、2千万突破のMVはまだなく、欅坂の楽曲人気、MV人気が、依然、勢いを保ち、快進撃を続けていることが窺えます。

(表1) 欅坂1〜4枚目表題曲MV再生回数の大台到達の軌跡と今後の予想

「不協和音」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2017/03/23(木)12:00
1.0千万回 @ 034D 032.6d (+032.6d*30.7万回/日) 2017/04/25(火)02:42
最新 : 17.0万回/日 (1974.7) @ 106D : 07/06(木)
予想 : 13.0万回/日
2.0千万回 @ 109D 107.6d (+075.0d*13.3万回/日) 2017/07/09(日)02:34

#「034D」は、公開初日である「2017/03/23(木)」を1日目「001D」として、34日目に1千万回到達との意味
#「032.6d」は、0.0〜1.0千万回までに掛かった推定時間が32.6日
#「+032.6d」は、0.0〜1.0千万回までに掛かった推定時間が32.6日で、「30.7万回/日」は、その間の再生回数平均増加速度。二つを掛けると1千万回になる
#「2017/04/25(火)02:42」は、1千万回に到達した推定日時
# 最新 : 対象日の再生回数増加速度 (累計再生回数) @ 対象日の日付 日時
# 予想 : 仮定される今後の平均速度
#「予想」の次行は、2.0千万回への到達予想

「二人セゾン」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/11/17(木)12:00
1.0千万回 @ 065D 064.1d (+064.1d*15.6万回/日) 2017/01/20(金)15:19
2.0千万回 @ 169D 167.9d (+103.8d*09.6万回/日) 2017/05/04(木)09:44
最新 : 07.5万回/日 (2426.3) @ 232D : 07/06(木)
予想 : 06.0万回/日
3.0千万回 @ 328D 327.3d (+159.4d*06.3万回/日) 2017/10/10(火)19:16

#「2.0千万回」の行における「167.9d」は、0.0〜2.0千万回までに掛かった推定時間が167.9日
#「+103.8d」は、1.0〜2.0千万回までに掛かった推定時間が103.8日で、「 09.6万回/日」は、その間の再生数平均増加速度。二つを掛けると1千万回になる

「世界には愛しかない」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/07/12(火)12:00
1.0千万回 @ 195D 193.8d (+193.8d*05.2万回/日) 2017/01/22(日)06:15
最新 : 03.9万回/日 (1619.2) @ 360D : 07/06(木)
予想 : 02.5万回/日
2.0千万回 @ 513D 512.0d (+318.2d*03.1万回/日) 2017/12/06(水)10:55

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/03/16(水)12:00
1.0千万回 @ 048D 047.1d (+047.1d*21.2万回/日) 2016/05/02(月)14:26
2.0千万回 @ 122D 120.6d (+073.5d*13.6万回/日) 2016/07/15(金)03:32
3.0千万回 @ 227D 226.4d (+105.8d*09.5万回/日) 2016/10/28(金)21:59
4.0千万回 @ 303D 301.6d (+075.2d*13.3万回/日) 2017/01/12(木)03:33
5.0千万回 @ 356D 354.7d (+053.1d*18.8万回/日) 2017/03/06(月)05:48
6.0千万回 @ 430D 428.9d (+074.2d*13.5万回/日) 2017/05/19(金)10:37
最新 : 14.6万回/日 (6598.9) @ 478D : 07/06(木)
予想 : 12.0万回/日
7.0千万回 @ 512D 511.1d (+082.2d*12.2万回/日) 2017/08/09(水)15:09


ただ、乃木坂の「インフルエンサー」も、『テレ東音楽祭』における「ヒム子」とのコラボ以降、MV再生数の伸びが勢いを取り戻しており、次表のように、今後、平均7万回/日を維持できれば、9月上旬あたりに、念願の2千万再生を初達成する見込みです。

これから18枚目モードに入り、映画『あさひなぐ』の宣伝も本格化するので、簡単なスピードではないけど、まあ、2、3万回/日まで落ちることはないだろうから、何とか、年内にはいけるんじゃないかと、期待しています。

(表2) 乃木坂15〜17枚目表題曲MV再生回数の大台到達の軌跡と今後の予想

「インフルエンサー」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2017/03/02(木)12:00
1.0千万回 @ 062D 060.9d (+060.9d*16.4万回/日) 2017/05/02(火)10:32
最新 : 10.7万回/日 (1539.7) @ 127D : 07/06(木)
予想 : 07.0万回/日
2.0千万回 @ 193D 192.4d (+131.5d*07.6万回/日) 2017/09/10(日)22:05

「サヨナラの意味」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/10/21(金)12:00
1.0千万回 @ 158D 157.2d (+157.2d*06.4万回/日) 2017/03/27(月)17:54
最新 : 02.8万回/日 (1279.0) @ 259D : 07/06(木)
予想 : 02.0万回/日
2.0千万回 @ 620D 619.2d (+462.0d*02.2万回/日) 2018/07/02(月)16:44

「裸足でSummer」 full ver. MV
0.0千万回 @ 001D 000.0d (公開起点) 2016/07/08(金)12:00
1.0千万回 @ 250D 248.6d (+248.6d*04.0万回/日) 2017/03/14(火)02:15
最新 : 04.2万回/日 (1330.8) @ 364D : 07/06(木)
予想 : 02.5万回/日
2.0千万回 @ 632D 631.3d (+382.7d*02.6万回/日) 2018/03/31(土)19:46


とはいえ、「サヨナラの意味」と「裸足でSummer」のMV2千万再生は、まだまだ話をする段階ではなく、出す曲、出す曲、もれなく高い人気を博している欅坂と比べると、乃木坂の音楽面での脆弱さを感じさせられます。

先日公開された「エキセントリック」MVは、最初の22時間で再生数が88万回を越える、度外れなスタートダッシュを見せており、欅坂に引き離されないよう、乃木坂は、パフォーマンスの魅力をもっともっと上げることが、緊急の課題になってきました。

その切り札は、平手友梨奈のような、豊かな表現力を持ったメンバーを、選抜の中心に据えることで、「インフルエンサー」において、伊藤万理華をセンターにしなかったのは、本当に勿体ないと思います。


ということで、18th選抜メンバーの予想に移りましょう。

今回の予想で一番頭を悩ますのは、選抜の総定員数がさっぱり読めない点です。

過去最多だった17枚目の21人は、3期抜擢を睨んだ布石なのか、それとも一過性のもので、従来の16人体制を基本に考えているのか、全然、分かりません(笑)。

そこで、手掛かりを探るため、歴代選抜の定員数変遷を調べてみました。

(表3) 乃木坂シングル選抜の総定員数の変遷

凡例
総定員数_選抜入りした2期の人数 : シングル番号 CD発売日 タイトル (その期間に起こった特徴的な出来事)

16人 : 01st〜06th
2期加入
17人_1人 : 07th 2013/11/27(水) バレッタ(堀未央奈大抜擢)
16人_2人 : 08th 2014/04/02(水) 気づいたら片想い
17人_1人 : 09th 2014/07/09(水) 夏のFree&Easy(松井玲奈選抜入り)
16人_1人 : 10th 2014/10/08(水) 何度目の青空か?
18人_1人 : 11th 2015/03/18(水) 命は美しい
18人_1人 : 12th 2015/07/22(水) 太陽ノック
16人_0人 : 13th 2015/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
17人_1人 : 14th 2016/03/23(水) ハルジオンが咲く頃(深川麻衣卒業)
16人_2人 : 15th 2016/07/27(水) 裸足でSummer
3期加入
19人_3人 : 16th 2016/11/09(水) サヨナラの意味(橋本奈々未卒業)
21人_4人 : 17th 2017/03/22(水) インフルエンサー


デビュー曲「ぐるぐるカーテン」から6枚目「ガールズルール」までは、16人に固定されていた選抜定員は、堀未央奈がセンターに大抜擢された7枚目で、初めて17人に増やされます。

おそらく、堀ちゃんは、福神ではないセンターといった、変則的かつ暫定的な扱いだったため、臨時に1枠設けるという発想だったのでしょう。

実際、8枚目は、堀未央奈がフロントの5福神に入って、「正常化」すると、全体定員は16人に戻されます。

さらに、「兼任」松井玲奈が、初めて選抜入りした9枚目は、再び17人となり、彼女のための「暫定枠」といった増員が行われている。


その後、2期枠を広げようと思ったのか、11、12枚目が18人にアップしたものの、13枚目は、堀未央奈を含むすべての2期メンバーが選抜から外れ、定員は、1期のみの基本形である16人に戻ることになる。

深川麻衣が「卒業」センターを務めた14枚目は、まいまいが抜けることを想定しての1枠アップの17人で、16人体制は維持された雰囲気がある。

ただ、この頃から、2期の握手会人気が急速に上がり始め、15枚目で北野日奈子が8枚目以来の選抜復帰を果たし、16枚目は新内眞衣、17枚目に寺田蘭世が加わることになる。


2期人気の本格化と選抜入りメンバーの増加が顕著になった、16枚目「サヨナラの意味」は、総定員が前作から3枠の過去最大増となります。

同時期に起こった3期加入も、増員の流れを加速させたかもしれない。

そして、17枚目「インフルエンサー」でも、さらに2枠が追加され、総定員は21人にまで膨れ上がり、2期枠は4人、1期枠は17人となっています。


16枚目個別握手会で30部を全完売したのは、2期が堀未央奈、北野日奈子、寺田蘭世、新内眞衣の4人で、17th選抜の2期枠にそのまま入っている。

また、30部全完売の1期は、外仕事による不参加分を無視し、「卒業」した橋本奈々未を除くと16人で、そこから中元日芽香が抜け、樋口日奈と斉藤優里の入った17人が17th選抜に起用されています。

つまり、17枚目の定員は、16枚目の30部全完売メンバーである2期4人1期16人の計20人が基本になっている。

最高部数を売り切った人を、選抜に入れないのは、運営にとって、なかなか出来ることじゃないのでしょう。


17枚目個別握手会で、30部全完売メンバーは、2期が同じ4人、1期は斉藤優里が加わった17人で、18th選抜の定員を、前作据え置きの21人にしないと、最高部数を売り切ったのに、誰かが涙を飲まざるを得なくなります。

しかし、今回は、「アンダーアルバム」の発売という、いつもとは違うチャレンジングなイベントが待っている(笑)。

CDセールスを稼ぐため、握手会などの特典イベントを付けると思いますが、アンダーが中心となって行うのであれば、17thアンダーのように12人というのは、いささか少な過ぎる。

また、アルバムのプロモーションとなる、アンダーライブは、現在告知されている九州シリーズに追加して、首都圏の大箱で開催する可能性があり、パフォーマンス面での充実も欲しいところです。


もし、3期が合流せず、選抜とアンダーが、1期2期の34人で構成されるなら、以下のような人数配分になります。

1期23人 + 2期11人 = 34人
====================
選抜24人 + アンダー10人
選抜23人 + アンダー11人
選抜22人 + アンダー12人
選抜21人 + アンダー13人
選抜20人 + アンダー14人
選抜19人 + アンダー15人


過去の例では、選抜定員の前作からの最大変動幅は、増員が3枠、減員は2枠なので、そこに収まれば、18th選抜は19人以上、24人以下のどれかです。

前作と同じ21人なら、17枚目個別握手会における1期2期の30部全完売メンバーを、もれなく起用することが出来る。

しかし、アンダーは13人となり、初のアンダーアルバムを担うには、やや物足りない。


アンダーの人数としては、ぶっちゃけ18人くらいいた方が、安心してアルバムのキャンペーンを進められるのだけど、そうなると選抜定員が前作から5枠減の16人で、メンバー発表が地獄絵図になりかねません(笑)。

3期をアンダーに編入すれば、話は違ってくるけど、九州シリーズは、主に平日開催で、3期に多い中学高校生メンバーに配慮している風がない。

従って、3期がアンダー入りする可能性は低いんじゃないかと思っています。


結局、選抜を前作2枠減の19人にして、アンダーを15人に増やすのが、現実的な気がします。

30部全完売メンバーを何人もアンダーというのは、応援しているファンにとってショックなので、出来るだけ最小限に留め、尚かつ、アンダーを充実させるには、この辺りがギリギリの妥協点かなと。

そこで、定員19人を念頭に置きながら、次は、握手会人気から、抜擢メンバーを考えてみます。


まず、17枚目個別握手会の最終的な成績から。

(表4) 17枚目シングル個別握手会第14次応募終了時点の推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、1期2期は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を7.2秒、完売1部750枚として計算。3期は、1枚10.8秒の1部500枚として計算し、小数点以下3桁目を四捨五入した「万枚単位」で表示
# メンバー名の色は、17th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー

# 同じ担当部数のメンバーが同じ完売部数を出している場合は、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

1期2期メンバー
[01] 30部/30部 (1.00; 02次, 2.25万枚) 秋元真夏 西野七瀬(c)
[03] 30部/30部 (1.00; 03次, 2.25万枚) 桜井玲香 高山一実
[05] 30部/30部 (1.00; 04次, 2.25万枚) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 寺田蘭世* 星野みなみ 堀未央奈*
[11] 30部/30部 (1.00; 05次, 2.25万枚) 井上小百合 北野日奈子 斉藤優里 新内眞衣*
[15] 30部/30部 (1.00; 06次, 2.25万枚) 生駒里奈 中田花奈
[17] 26部/26部 (1.00; 07次, 1.95万枚) 渡辺みり愛*
[18] 25部/25部 (1.00; 04次, 1.88万枚) 若月佑美
[19] 24部/24部 (1.00; 06次, 1.80万枚) 山崎怜奈*
[20] 24部/24部 (1.00; 07次, 1.80万枚) 鈴木絢音*
[21] 18部/18部 (1.00, 1.35万枚) 樋口日奈
[22] 10部/18部 (0.56, 1.33万枚) 伊藤かりん*
[23] 09部/18部 (0.50, 1.33万枚) 斎藤ちはる
[24] 09部/13部 (0.69, 0.97万枚) 相楽伊織*
[25] 09部/12部 (0.75, 0.90万枚) 能條愛未
[26] 04部/12部 (0.33, 0.87万枚) 川後陽菜
[27] 08部/11部 (0.73, 0.82万枚) 伊藤純奈*
[28] 01部/07部 (0.14, 0.50万枚) 和田まあや
[29] 06部/06部 (1.00; 10次, 0.45万枚) 川村真洋
[30] 01部/06部 (0.17, 0.43万枚) 佐々木琴子*

「全欠席」メンバー
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 生田絵梨花
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 白石麻衣(c)
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 中元日芽香
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 松村沙友理

3期メンバー
[01] 18部/18部 (1.00; 04次, 0.90万枚) 久保史緒里 山下美月 与田祐希
[04] 18部/18部 (1.00; 06次, 0.90万枚) 梅澤美波 大園桃子
[06] 17部/18部 (0.94; 04次, 0.90万枚) 伊藤理々杏
[07] 12部/12部 (1.00; 07次, 0.60万枚) 阪口珠美
[08] 12部/12部 (1.00; 10次, 0.60万枚) 岩本蓮加
[09] 06部/12部 (0.50, 0.57万枚) 向井葉月
[10] 05部/12部 (0.42, 0.56万枚) 中村麗乃
[11] 02部/12部 (0.17, 0.52万枚) 佐藤楓 吉田綾乃クリスティー


乃木坂の選抜では、前作で2列目以上だったメンバーが、3列目を経ず、いきなりアンダーになった例はありません。

従って、17th福神12人は、ほぼ確実に18th選抜に入ると思います。

問題は17th3列目の9人がどうなるかです。


上表の「1期2期メンバー」を眺めると、30部を4次受付までに売り切ったメンバーが10人います。

その中で、17th3列目であるのは伊藤万理華、寺田蘭世、星野みなみ。

この3人は、握手会人気の高い順に選抜を決めていく「握手会主義」に基づくと、18thも残留の可能性が高い。

とくに、まりっかは、映画『あさひなぐ』に、重要役で出演するので、そういう面からも、堅いと思います。


次に、休業明けとなる中元日芽香も、体調面で問題がなければ、18th選抜に入るでしょう。

15枚目、16枚目と連続で選抜に入り、17枚目は、健康上の理由で一度休むとの決断を、本人と運営が合意して下したのだから、戻ってくるときは、元いた場所に入るのが、自然な流れです。

体調が回復したとき、休んだことを根拠に、選抜から外されるのであれば、無理に無理を重ねるメンバーが続出するので、そういったことはしないと思います。


さらに、17枚目個別握手会に参加しなかった生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理は、映画『あさひなぐ』の主要キャストなので、間違いなく、18th選抜に入るでしょう。

そもそも、18th選抜の主たる業務は映画の「舞台挨拶」じゃないかと予測しています(笑)。

主役を演じる西野七瀬が、18枚目個別握手会を全欠席するのは、映画のロードショーに合わせて、全国を飛び回り、数多くの舞台挨拶を行うためじゃないでしょうか。

当然、白石麻衣と松村沙友理も、手分けして舞台挨拶をこなす筈で、高い握手会人気をテコに、映画チケットの売り上げをアップすることが求められる。

まいやんとさゆりんごの17枚目個別握手会不参加に関しては、まだ見当の付かない部分が多く、重要なドラマへの出演があったのではないかと思っていますが、映画の公開と重なる18枚目の不参加は、「舞台挨拶」に専念することが理由である可能性が高く、シビアな現実を突き付けられている気分です。


ここまでの話をまとめると、18th選抜に入る可能性が高いメンバーとして、まずは、次の16人を挙げることが出来ます。

17th1列目 : 秋元、堀、西野、白石、飛鳥、衛藤
17th2列目 : 若月、高山、生駒、生田、松村、桜井
17th3列目 : 万理華、寺田、みなみ
17th休業 : 中元

17th3列目の30部全完売メンバーは、まりっか、蘭世、みなみを除くと、井上小百合、北野日奈子、斉藤優里、新内眞衣、中田花奈。

(表4)が示すように、この5人は、17枚目個別握手会において、担当する30部を5次または6次で売り切っています。

「握手会主義」を素直に適用すれば、5人全員が選抜入りしておかしくない。


しかし、アンダーの人数を増やすため、選抜定員を21人より少なく抑えるのであれば、起用される人とされない人が出てきます。

ここから先は、総定員数に大きく左右され、絞り込むのが難しく、誰が入って、誰が入らないといった、生々しい話は止めておきます(笑)。

余程しっかりした根拠がない限り、ネガティブなことは予想する気にならないので。


ただ、握手会主義の視点で眺めると、5人の中では、新内眞衣が一歩リードしている感があります。

というのは、3rdアルバム個別握手会において、8次受付で最高15部を完売し、6位にランクインする、大きなセールスを叩き出しているからです。

(表5) 3rdアルバム個別握手会第10次応募終了時点の推定売り上げ枚数順位表

# 表記法は(表4)と同じ

1期2期メンバー
[01] 15部/15部 (1.00; 03次, 1.13万枚) 秋元真夏 衛藤美彩 齋藤飛鳥
[04] 15部/15部 (1.00; 04次, 1.13万枚) 若月佑美
[05] 15部/15部 (1.00; 06次, 1.13万枚) 堀未央奈*
[06] 15部/15部 (1.00; 08次, 1.13万枚) 桜井玲香 新内眞衣* 高山一実
[09] 13部/15部 (0.87, 1.12万枚) 星野みなみ
[10] 11部/15部 (0.73, 1.10万枚) 寺田蘭世*
[11] 10部/15部 (0.67, 1.08万枚) 中元日芽香
[12] 09部/15部 (0.60, 1.06万枚) 伊藤万理華 井上小百合
[14] 06部/15部 (0.40, 0.97万枚) 北野日奈子*
[15] 05部/15部 (0.33, 0.94万枚) 生駒里奈 斉藤優里 鈴木絢音* 中田花奈 樋口日奈 山崎怜奈* 渡辺みり愛*
[22] 02部/06部 (0.33, 0.38万枚) 伊藤かりん* 伊藤純* 川村真洋 斎藤ちはる 相楽伊織* 能條愛未
[28] 01部/06部 (0.17, 0.33万枚) 川後陽菜
[29] 01部/03部 (0.33, 0.19万枚) 佐々木琴子*
[30] 00部/03部 (0.00, 0.14万枚) 和田まあや

「全欠席」メンバー
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 生田絵梨花
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 白石麻衣(c)
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 西野七瀬(c)
[00] 00部/00部 (全日程不参加, 0.00万枚) 松村沙友理

3期メンバー
[01] 09部/09部 (1.00; 02次, 0.45万枚) 与田祐希
[02] 09部/09部 (1.00; 03次, 0.45万枚) 山下美月
[03] 09部/09部 (1.00; 04次, 0.45万枚) 久保史緒里
[04] 06部/06部 (1.00; 05次, 0.30万枚) 伊藤理々杏 梅澤美波 大園桃子
[07] 05部/06部 (0.83, 0.30万枚) 岩本蓮加 阪口珠美
[09] 02部/06部 (0.33, 0.28万枚) 向井葉月
[10] 01部/03部 (0.33, 0.14万枚) 佐藤楓 中村麗乃 吉田綾乃クリスティー


3rdアルバム個別握手会のセールスTOP10は、17枚目のTOP10とおおよそ重なっていますが、後者に入っている西野七瀬と伊藤万理華の代わりに、若月佑美と新内眞衣の名前が出てくる。

単価の高いアルバムで、セールスTOP10にランクインするのは、かなり強力な握手会人気で、運営が握手会主義を軸に選考を進めるなら、まいちゅんを外すのは、相当勇気のいる決断だと思います。


3期に関しては、そもそも、運営に、18枚目で選抜入りさせるつもりがあるのかどうかが未知数です。

しかし、アンダーとの合流はなくとも、数人を選抜に入れる可能性は排除出来ない。

例えば、1期2期の19人に、3期を2人入れて、前作と同じ21人選抜にするという案は、ちらっと頭を掠めます。

そうなると、(表4)と(表5)から考えて、与田祐希、山下美月、久保史緒里といった名前が気になるのは、握手会主義が我が物顔で横行する乃木坂の現状では、しょうがないことですね(笑)。


18th選抜の定員を前作と同じ21人に据え置いた場合でも、そこに17枚目個別握手会の30部全完売メンバー21人を収めるのが精一杯。

17thアンダーから誰かを抜擢するには、30部全完売メンバーを選抜から外す必要があり、シビアな判断になる。

ましてや、3期を入れるとなると、軋轢は避けられないわけで、ステージへ上がれる人数には限りがあるのに、46人という大所帯に膨れ上がった乃木坂が抱える、根本的な問題が浮き彫りになっています。


最後に、センターを予想しておきましょう。

西野七瀬じゃないでしょうか、やっぱり(笑)。

ななせまるは、常にセンター予想の本命だけど、映画『あさひなぐ』のプロモーション選抜にならざるを得ない18thでは、主役の彼女は大本命です。


敢えて、違う可能性を探るならば、運営は、ファンの予想を覆すことが大好物なので、これだけ多くの人が「ななせまるセンター」を謳っていると、「サプライズ」を仕掛けたい気持ちを抑えられなくなるかもしれない(笑)。

その場合は、舞台版の主役を務めた齋藤飛鳥をセンターに据え、西野、白石で挟むといった形でしょうか。

しかし、飛鳥はセンター経験者で、あしゅを予想する声は少なくないので、左程のサプライズにはならないという面はある(笑)。


個人的には、どうせ仕掛けるなら、伊藤万理華をセンターに抜擢して、「野上」部長が音楽担当という、意外性で勝負して欲しい。

3列目からのセンター起用は前例がなく面白いし、まりっかなら、ダンスの表現力は間違いないので、結構、良いんじゃないかと。

夢は広がるばかりですが(笑)、現実に発表が始まると、西野七瀬がサクッとセンターポジションで呼ばれる気がします。

何と言っても、映画の主人公ですから。


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7thバレッタ
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乃木坂18thは白石卒業なしも3列目に「波乱」か? ヒム子効果でインフル iTunesランクが急上昇 [04Jul17]

2017-07-04 23:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

(演劇)

生田絵梨花がコゼット役でトリプルキャスト出演するミュージカル『レ・ミゼラブル』
====================
05/21(日)〜05/24(水) プレビュー公演 in 帝国劇場
05/25(木)〜07/17(月) 東京公演 in 帝国劇場
08/01(火)〜08/26(土) 福岡公演 in 博多座
09/02(土)〜09/15(金) 大阪公演 in フェスティバルホール
09/25(月)〜10/16(月) 名古屋公演 in 中日劇場
[出演メンバー] 生田絵梨花
[公式サイト] ミュージカル『レ・ミゼラブル』


「ブックマーク」内にある「定期日程」と「重要日程」のリンクは、乃木坂のスケジュールをまとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。



神宮2Daysライブ、メンバーの皆さん、観に行かれた方々、お疲れ様でした。

珍しく天候に恵まれ(笑)、全国ツアーの第1弾として、華やかなスタートを切る一方、様々な「サプライズ」告知が飛び出しています。

まず、18th選抜の発表が、7月9日(日)深夜の『乃木坂工事中』で放送されるとのこと。


乃木坂の冠番組とはいえ、ライブで内容を予告して、テレビ番組を宣伝するのは、異例のことだと思います。

『ゴッドタン』の人気キャラである、バナナマン日村勇紀の「ヒム子」もステージに登場したようで、随分とテレビ東京に配慮しているように感じました(笑)。

欅坂46が、1stアルバムの発売日と収録コンテンツ概要を、冠番組『欅って、書けない?』ではなく、動画サイト『SHOWROOM 』で発表したのとは、真逆の印象です。


冠番組を流して貰っているテレビ局に気を使うのは、当然と言えば当然なんですが、折しも、乃木坂主演ドラマ『初森ベマーズ』が、7月5日(水)深夜(27:40〜28:15)から地上波で再放送される。

また、白石麻衣、西野七瀬という、『初森ベマーズ』で重要な役を演じた2人が、18枚目個別握手会を全欠席。

続編ドラマでも制作するのかと、思いたくなる出来事が散りばめられていて(笑)、「全欠席」の理由がよく分からない中、何か追加情報があるのかないのか、注目されます。


7月9日(日)の選抜発表は、CD発売までの期間が4週プラス3日で、歴代シングルと比べると、16枚目「サヨナラの意味」に次いで、2番目に遅いスケジュールです。

(表1) 18th選抜発表からCD発売までの期間と歴代シングルとの比較

18枚目シングル
選抜発表[07/09(日)] →4週+3日→ CD発売[08/09(水)]
#「4週+3日」は31日間

歴代シングルとの比較
10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 4回 (07枚目, 14枚目, 15枚目, 17枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)
05週+3日 : 0回
04週+3日 : 1回 (18枚目)
03週+3日 : 1回 (16枚目)

# 凡例
選抜発表からCD発売までの期間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)


16枚目が、橋本奈々未の「卒業」シングルだったので、選抜発表からCD発売までの期間が短いと、つい、誰か「卒業」するんじゃないかと心配になりますが(笑)、今回は、単純に制作スケジュールが押せ押せになったのだと思います。

というのは、神宮ライブは、18枚目表題曲をステージで初披露する最高の舞台だったにも関わらず、新曲のパフォーマンスはなく、タイトルすら発表されなかった。

おそらく、舞台『あさひなぐ』が6月11日(日)まで続き、18枚目の制作が始められず、新曲の完成が神宮ライブに間に合わなかったのでしょう。

もちろん、舞台が始まる前に、MV撮影など、ある程度動いていれば、何とかなったかもしれないけど、公演初日は5月20日(土)と相当に早いので、それまでに楽曲を作り上げ、制作を進めるのは、確かに難しい気がします。


「卒業」に関しては、11月に東京ドームの2Daysライブが発表され、それが誰かの「卒業」公演になるんじゃないかと、根強く囁かれています。

しかし、少なくとも個別握手会を「全欠席」する白石麻衣、中元日芽香、西野七瀬、松村沙友理の4人が、18枚目で「卒業」する可能性は低いと思います。

グループを離れるシングルで、本来なら、ファンに最後の挨拶をする握手会に、一切参加しないのは、さすがに考えられない。


しかも、18枚目は、メンバーが主要役を独占する、乃木坂の主演映画『あさひなぐ』をプローモーションする選抜の筈で、そこにトップメンバーの「卒業」をぶつけて、ピントをぼかすようなことは、やらないでしょう。

かりに、「卒業」予定のメンバーがいたとしても、夏シングルではなく、秋シングルのセンターに据え、年末に連続するテレビ系大型音楽祭に出演して、アピールを重ねた方が、楽曲セールス、握手会セールスにとって、大きなプラスとなるのは、昨年の「サヨナラの意味」で実証済みです。

従って、よほど急を要する事情でもなければ、「卒業」センターを18枚目に持ってくるのは考えにくい。


ただ、11月の東京ドームライブは、「卒業」を発表する「場」としては、最高の舞台と言えます。

今年は、夏シングルの日程が2週間ほど遅れているので、秋シングルの発売は、11月22日(水)あたりと予測される。

19th選抜に「卒業」センターを立てるならば、そのメンバーが、11月のドームコンサートで「卒業」を発表し、11月終わりから12月に渡る、年末音楽祭の時期に突入するのは、世間に対するインパクトを考えると、理想的な展開じゃないでしょうか。


「卒業」について、具体的なメンバー名はあまり出したくないけど、ネット上で、今、一番「卒業」の噂が立っているのは、ぶっちゃけ(笑)、白石麻衣ですよね。

あくまで私の憶測ですが、まいやんの言動を眺めていると、彼女は「卒業」を「いつかはしなければ」と、漠然と捉えているものの、具体的なタイムスケジュールは、まだ決めていないんじゃないでしょうか。

乃木坂メンバーとして活動する分には、20代後半に入る年齢も、さほど問題ではなく、選抜としての音楽パフォーマンス、モデル仕事、女優仕事、情報バラエティMCなど、差し当たって、支障になる点は思い付きません。


実際、まいやんに近い方向性で進んだ小嶋陽菜は、29歳の誕生日までAKB48に在籍している。

深川麻衣のように、女優業に専念して、その分野で確たる地歩を築くつもりなら、早めにアイドルを「卒業」して、キャリアを始めた方が良いけど、「総合的なタレント」として残るのであれば、乃木坂からの離脱を急ぐ必要はない。

収入の面でも、乃木坂を出て、1人でやっていくとなると、歩合制の部分が大きくなって、不安定になる可能性がある。


しかし、東京ドーム2Daysが発表され、「卒業コンサートは東京ドームでやりたい」と述べていた白石麻衣に対して、いよいよ「卒業?!」との声が、巷に満ち溢れると、もともと本人は乗り気じゃなかったとしても、いつのまにか、「卒業」せざるを得ない雰囲気になってしまう、なんて危険はあります。

そして、そういった空気が充満すると、漠然としか思い描いていなかった「卒業」のタイムスケジュールが、一気に具体化して、本当に「卒業」の流れが決定してしまうこともある。

何と言っても、東京ドーム2Daysは、来年以降、再び開催出来るかどうかすら分からない、滅多にない、最高の舞台ですから。


東京ドーム2Daysが発表されたとき、ステージ上のまいやんが、やや微妙な表情を見せたという話を小耳に挟みましたが、もしそれが事実なら、「卒業」の噂が盛大に立つことを予期して、うんざりした気分になったのかもしれません(笑)。

あまりに「卒業」「卒業」と叫ばれると、本人が「まだ先の話」と思っていても、いつのまにか、本当に「卒業」する流れが出来てしまいかねない。

アイドルって、続けるのも、止めるのも、大変です。


まいやんがいつ「卒業」するのか、今、どう考えているのか、本当のところは分かりませんが、この問題に関しては、あまり騒がず、そっとしておいてあげるのが、一番じゃないでしょうか。

多くのファンが、もっと乃木坂にいて欲しいと願えば、少なくとも「卒業」の時期が本人の心づもりより早まることはなく、自分のタイミングで納得して決められると思います。

まいやんもさゆりんごも、仕事のスケジュールは超ハードながら、人気の上昇気流に乗っている乃木坂を、今、とても楽しんでいるように見えるので、個人的には、彼女たちの「卒業」は、「最高の舞台」である東京ドーム2Daysを乗り越え(笑)、まだまだ先のことじゃないかと予想しています。

まあ、予想というより、願望と言った方が良いかもしれませんが。


1週間足らずに迫った選抜発表について、愛知テレビの公式サイトは、『乃木坂工事中』の予告として、以下のように記しています。

次回の乃木坂工事中は…
18枚目シングル選抜メンバー発表!
注目のセンターは誰なのか?
波乱のメンバー構成でスタジオに衝撃が走る!?


「波乱」というのは気になる言葉です。

ただ、今日の記事は、先週、大きな動きがあった「インフルエンサー」の楽曲指標に触れたいので、選抜メンバーの予想に関しては、ポイントだけを、ざっくりまとめておきます。


18th選抜は、映画『あさひなぐ』のプロモーションが一番の仕事なので、主役を演じる西野七瀬をセンターに据えるのが、ごく自然な流れじゃないでしょうか。

一つ、気になるのは、ななせまるが、18枚目個別握手会を「全欠席」すること。

センターなのに、握手会に一切参加しないのはマズいという意識が運営にあれば、舞台版の主役を務めた齋藤飛鳥との「Wセンター」が、浮かんできます。


しかし、17枚目「インフルエンサー」の「Wセンター」は、テレ東音楽祭のステージで、真ん中に「ヒム子」が入ってすら、安定感が出て来るほど(笑)、センターの不在感が強く、誰がメインなのか、ピントがぼやけてしまいがちです。

映画版『あさひなぐ』を宣伝するなら、主人公である西野七瀬を、明確にプッシュする方が望ましいわけで、ななせまるの単独センターが、可能性としては高いと思います。

これでは全然「波乱」になりませんが(笑)、『乃木坂工事中』の次回予告文で、「波乱の」という形容詞は、「センター」ではなく、「メンバー構成」という名詞に掛かっており、『あさひなぐ』 選抜という特徴を踏まえても、トップの人事は素直な形でまとめると予想しています。

また、映画版に出演するメンバーは、全員が福神に入り、「野上えり」役の伊藤万理華は、初めて1、2列目に昇格するんじゃないかと期待しています。


神宮ライブでは、アンダーアルバムの発売と、アンダーライブ九州シリーズの開催が発表されています。

これは、18th選抜を予想する上で、かなり大きなポイントだと思います。

アンダーアルバムの発売日は、まだ告知されていませんが、8月9日(水)リリースの18枚目と、おそらく11月下旬に出るだろう19枚目の間になるでしょう。

すると、時期的に、18thアンダーが担当する可能性が高く、実際、以下の日程を予定する九州ツアーは、そのチームで行うと発表されている。

(表2) アンダーライブ九州シリーズのスケジュール

10月14日(土) 大分・佐伯市文化会館
10月16日(月)〜18日(水) 福岡・福岡国際センター
10月19日(木) 鹿児島・鹿児島市民文化ホール 第一ホール
10月20日(金) 宮崎・宮崎市民文化ホール


アンダーアルバムには、当然、握手会などの特典イベントを付ける筈で、九州ツアーのライブ券も、そこに組み込むかもしれない。

こういった特典イベントに、18th選抜と3期メンバーが参加するかどうかは不透明ですが、いずれにしても、18thアンダーがアルバムセールスの中心を担うことは間違いないでしょう。

すると、17thアンダーの12人体制では、人数が少な過ぎる感があり、出来れば、握手会人気の高いメンバーに何人か入って貰い、18thアンダーの充実を図りたいところです。


とくに、今秋のアンダーライブは、アンダーアルバムのプロモーションという面があって、セットリストの中心となる歴代アンダー曲は、出来るだけオリジナルメンバーに近い構成で披露したい。

そう考えると、17th選抜の3列目9人の中から、かなりの人数をアンダーに入れてくるかもしれない。

もともと17th選抜の総勢21人は、パフォーマンスのチームとしては多過ぎるので、定員を18人くらいまで絞り、30部全完売メンバーを含む、3列目の4、5人をアンダーに起用しても不思議じゃない。


もし、そうであれば、間違いなく「波乱」の「メンバー構成」で、星野みなみのファンとして、ドキドキの選抜発表です(笑)。

もちろん、アンダーならアンダーで頑張れば良いのだけど、みなみにとって、福神復帰は一つの目標で、17枚目はテレビ朝日の舞台バラエティ『澤部パパと心配ちゃん』に単独出演するなど、かなり活躍したので、出来れば、昇格させてあげたいなと。

まあ、30部を4次全完売なので、選抜定員を削減しても、留まる可能性は高いと思うけど、みなみは、舞台も映画も『あさひなぐ』にはタッチしていなくて、ん〜、どうなるか結果を知るのが怖いです(笑)。


『乃木坂工事中』の次回予告を観ると、スタジオに3期メンバーがいて、今回は、抜擢対象になっているようです。

しかし、もし、3列目の30部全完売メンバーが複数アンダーに行くといった「波乱」が起こるのであれば、その渦中に、3期が選抜入りするのは、さすがにテンションが高まり過ぎて、メンバー間、世代間に亀裂の生じるおそれがある。

とくに、選抜経験のない2期メンバーは、3期に先を越されると、応援しているファンと共に、相当なショックを受けるかもしれない。


その危険を考えると、18枚目では、3期抜擢を見送るのが常識的な判断だと思います。

九州ツアーの日程も、ほとんどが平日開催で、中学生高校生メンバーの多い3期は、参加するのが難しい。

従って、3期がアンダーに編入される可能性は低く、基本的には、18枚目も、引き続き、3期というチームで活動するのかなと。


ただ、一つ気になるのは、18枚目に、MV付き2期生曲を収録すると、神宮ライブに集まった大勢のファンの前で、わざわざ先行発表している点です。

これがメンバーとファンに対する配慮だとすれば、2期の選抜ゼロ回解消を待たず、18枚目で3期を抜擢する、かなり壮絶なシーンが頭に浮かんできます(笑)。

確かに、3期を選抜入りさせる日は、いづれ必ずやってくるわけで、ならば善は急げとばかり、今回、1人か2人を起用する可能性を、完全には排除出来ません。


さて、18th選抜の話はこの辺にして、先週のテレビ系大型音楽祭によって、乃木坂と欅坂の楽曲指標が大きく動いたことを紹介します。

まずは、それぞれの音楽祭で、どの曲を披露したのか、以下に示しておきます。

(表3) 先週のテレビ系音楽祭で放送された乃木坂、欅坂、AKB48Gの楽曲と演奏時間

『番組名』テレビ局
演奏時間 =「曲名」グループ名
開催日時

#「2 : 29」は、前奏開始から後奏終了までが2分29秒
# 青色は乃木坂の楽曲、オレンジ色は欅坂の楽曲


『テレ東音楽祭2017』テレビ東京
2017/06/28(水) 18:25〜

2 : 29 =「インフルエンサー」乃木坂46+日村勇紀「ヒム子」
2 : 27 =「スカイダイビング」乃木坂46

2 : 27 =「不協和音」欅坂46

1 : 25 =「青春時計」NGT48
1 : 34 =「瀬戸内の風」STU48
1 : 40 =「ヘビーローテーション」AKB48+NGT48&STU48
1 : 32 =「ポニーテールとシュシュ」AKB48+NGT48&STU48
2 : 19 =「願いごとの持ち腐れ」AKB48

2 : 31 =「ザ☆ピ〜ス! (updated)」モーニング娘。'17


『MUSIC STATION 2時間SP』テレビ朝日
2017/06/30(金) 20:00〜

2 : 28 =「不協和音」欅坂46

「このダンスが好きランキングBEST25」
No.22「サイレントマジョリティー」欅坂46
# 1 : 32 =「三重県鈴鹿工業高専水泳部がプールで踊ってみた」
No.16「インフルエンサー」乃木坂46
# 0 : 30 = おそらく3月17日(金)出演のMステにおけるステージVTRの一部
No.02「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
No.01「恋」星野源


『The MUSIC DAY 願いが叶う夏 第2部』日本テレビ
2017/07/01(土) 16:45〜

2 : 26 =「裸足でSummer」乃木坂46
# 神宮ライブからの生中継

2 : 30 =「エキセントリック」欅坂46

1 : 58 =「バグっていいじゃん」HKT48
2 : 12 =「意外にマンゴー」SKE48
2 : 05 =「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
2 : 19 =「願いごとの持ち腐れ」AKB48


乃木坂は、先週水曜のテレ東音楽祭で、「インフルエンサー」を久しぶりにパフォーマンス、しかも、このステージには、後半から「ヒム子」が加わり、センターとして盛り上げてくれました。

その後時間を置いて、さらに1曲、「スカイダイビング」を披露しています。

また、欅坂は「不協和音」を披露していますが、これら3曲のパフォーマンスは、いずれも演奏時間が約2分半のテレビサイズでした。


そして、金曜日のMステ2時間SPでは、欅坂が再び「不協和音」を、テレビサイズで見せています。

加えて、番組内の企画「このダンスが好きランキングBEST25」において、「サイレントマジョリティー」がNo.22に選ばれ、しかも、鈴鹿の高専水泳部が、1分半もの長い尺で、プールを舞台にしたアレンジダンスを披露しています。

普通の高校生だと思うけど、完成度の高いパフォーマンスに仕上がっていて、面白くて迫力があり、びっくりしました。


乃木坂は、「このダンスが好きBEST25」で、「インフルエンサー」がNo.16に入り、3月に出演した際のパフォーマンスが、30秒ほど流れています。

番組に直接出演しなくとも、ランキング企画などで楽曲を紹介してくれると、かなりの宣伝になるのは間違いない。

注目がさらなる注目を呼び込む形で、乃木坂も、いよいよ売れてきたなあと、ひとり悦に入ってしまいました(笑)。


そして、神宮1日目の土曜は、『THE MUSIC DAY』において、ライブ会場からの生中継で、「裸足でSummer」を2分半のテレビサイズで披露。

また、欅坂は、「エキセントリック」を、番組会場である幕張メッセイベントホールでパフォーマンスしています。

初めて観ましたが、「エキセントリック」の振り付けは、凄まじかったですね(笑)。


大股を広げ、腰を下げ、手をぶらぶら下ろす、あるいは、片方の靴を脱ぎ、高く掲げてぐるぐる回し、最後は遠くに放り投げるといった、奇妙なフリが満載で、一歩間違うと、若様のロボットダンス状態になりかねないんですが(笑)、キレ味鋭く、やり切っていて、カッコいいと感じるまでの完成度だった。

とくに、平手友梨奈のダンスは、目が釘付けになるほどシャープで、とんでもない才能の持ち主だと驚嘆しながら観ていました。

「サイレントマジョリティー」にしろ、「不協和音」にしろ、やはり、センターであるてちのダイナミックな踊りがパフォーマンスの要であり、それが魅力的だからこそ、ステージ全体が輝くのだと思います。


「エキセントリック」のパフォーマンスは、欅坂46が秘めている、ダンスグループとしての果てしない可能性を、あらためて認識させられたステージで、確かに、これは売れますよ、楽しいもの。

個人的には、アニメ映画『カリオストロの城』で、ホテルに宿泊していたルパンたちを、深夜襲撃する、奇妙に武装した特殊部隊の「団体様」を思い出しました(笑)。

可愛い美少女アイドルでありながら、こういった異様な雰囲気を醸し出せるのは、素晴らしい表現力の幅広さで、今後も、さらに複雑で魅惑的なイメージをステージ上に描き出せるんじゃないかと、ワクワクします。


乃木坂と欅坂は、こういったインパクトのあるメディア露出を、先週、繰り広げたわけですが、さっそく、iTunes Store トップソングが反応しています。

(表4) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂シングル表題曲とアルバムリード曲の順位帯推移

凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始日を含む週を「1W」、翌週を「2W」と数えたもの 対象週の期間
======== 日単位変化 ========
対象日の順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] @ 配信開始日を「1D」、翌日を「2D」と数えたもの 対象日の日付

# 上記 A〜H と Z は、対象週に、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# シングル表題曲の配信源は、Special Edition
# アルバムリード曲の配信源は、Complete Edition
# 配信開始から2017年7月3日(月)までのデータを示している
#「←」は、3つの音楽番組が放送された先週
#「*」はステージでパフォーマンス披露、「^」は企画コーナーなどでの紹介

「インフルエンサー」乃木坂46_17枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 0-1-5 [1] : 14W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-2-2 [3] : 15W 06/19(月)25(日)
0-0-3-1-0 / 1-1-1 [0] : 16W 06/26(月)02(日)←
0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 17W 07/03(月)09(日)
========== 16W以降の日単位変化 ==========
132位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] @ 104D 06/26(月)
188位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] @ 105D 06/27(火)
074位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] @ 106D 06/28(水) テレ東*
034位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] @ 107D 06/29(木)
024位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] @ 108D 06/30(金) Mステ^
026位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] @ 109D 07/01(土) MDAY
022位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] @ 110D 07/02(日)
020位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] @ 111D 07/03(月)

「スカイダイビング」乃木坂46_3rdアルバム・リード曲
0-0-0-0-0 / 0-0-3 [4] : 04W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 05W 06/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-3-2 [2] : 06W 06/26(月)02(日)←
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 07W 07/03(月)09(日)
========== 06W以降の日単位変化 ==========
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 34D 06/26(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 35D 06/27(火)
166位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 36D 06/28(水) テレ東*
120位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 37D 06/29(木)
144位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 38D 06/30(金) Mステ
154位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 39D 07/01(土) MDAY
120位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 40D 07/02(日)
118位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 41D 07/03(月)

「裸足でSummer」乃木坂46_15枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 48W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 49W 06/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [5] : 50W 06/26(月)02(日)←
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 51W 07/03(月)09(日)
========== 50W以降の日単位変化 ==========
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 342D 06/26(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 343D 06/27(火)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 344D 06/28(水) テレ東
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 345D 06/29(木)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 346D 06/30(金) Mステ
164位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 347D 07/01(土) MDAY*
129位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 348D 07/02(日)
101位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 349D 07/03(月)


「インフルエンサー」は、配信15Wに入って、いよいよ200位圏外に落ちる日が増えていたんですが、テレ東音楽祭のステージによって、先週水曜日に100位以内へ復活。

その後も、順位を上げ、今週月曜には、なんとTOP20に再ランクインを果たしています。

乃木坂が楽曲面で、バナナマンとコラボするのは、おそらく初めてで、「ヒム子」との共演が、お茶の間にインパクを与えたのかもしれません(笑)。

また、Mステ2時間SPの「このダンスが好きランキング」で16位に入ったことも効いていると思います。


同じく、テレ東音楽祭で披露した「スカイダイビング」は、配信5Wで、200位圏外がほぼ決定的な情勢だったのですが、先週水曜から反転上昇し、120位以内に戻っています。

MVがない中、かなり良好な成績と言うべきでしょう。

さらに、神宮スタジアムから生中継された「裸足でSummer」は、この土曜に、1月9日(火)以来、173日ぶりとなる200位以内へのランクインを果たし、今週月曜には、100位圏内に迫る勢いを見せている。


音楽祭で披露された乃木坂の3曲は、なかなかのレスポンスを示していますが、欅坂の楽曲でも、顕著な順位の反転上昇が起こっている。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、欅坂シングル表題曲とC/W曲の順位帯推移

# 表記法は(表4)と同じ
# 配信源は、すべてSpecial Edition
#「←」は、3つの音楽番組が放送された先週
#「*」はステージでパフォーマンス披露、「^」は企画コーナーなどでの紹介

「不協和音」欅坂46_4枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 6-1-0 [0] : 11W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 12W 06/19(月)25(日)
0-0-2-1-0 / 4-0-0 [0] : 13W 06/26(月)02(日)←
0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 14W 07/03(月)09(日)
========== 13W以降の日単位変化 ==========
075位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] @ 83D 06/26(月)
091位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] @ 84D 06/27(火)
084位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] @ 85D 06/28(水) テレ東*
068位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] @ 86D 06/29(木)
027位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] @ 87D 06/30(金) Mステ*
029位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] @ 88D 07/01(土) MDAY
031位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] @ 89D 07/02(日)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] @ 90D 07/03(月)

「エキセントリック」欅坂46_4枚目C/W曲
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 11W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 12W 06/19(月)25(日)
0-0-1-0-1 / 0-0-0 [5] : 13W 06/26(月)02(日)←
0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 14W 07/03(月)09(日)
========== 13W以降の日単位変化 ==========
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 83D 06/26(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 84D 06/27(火)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 85D 06/28(水) テレ東
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 86D 06/29(木)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 87D 06/30(金) Mステ
041位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 88D 07/01(土) MDAY*
029位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 89D 07/02(日)
024位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 90D 07/03(月)

「サイレントマジョリティー」欅坂46_1枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 63W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 64W 06/19(月)25(日)
0-0-3-0-1 / 3-0-0 [0] : 65W 06/26(月)02(日)←
0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 66W 07/03(月)09(日)
========== 65W以降の日単位変化 ==========
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 447D 06/26(月)
054位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 448D 06/27(火)
069位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 449D 06/28(水) テレ東
053位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 450D 06/29(木)
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 451D 06/30(金) Mステ^
022位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 452D 07/01(土) MDAY
024位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 453D 07/02(日)
028位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 454D 07/03(月)


「不協和音」は、テレ東音楽祭とMステ2時間SPでのステージを経て、トップソングの順位を50位圏内に戻し、配信12Wで見え始めた、低落傾向を一掃しています。

さらに強烈なのは、3週間ほど200位圏外に去っていた「エキセントリック」で、THE MUSIC DAYでパフォーマンスが流れた先週土曜日に、いきなり41位に再登場し、さらに30位以内に入る上昇を見せている。

MVがないカップリング曲が、ここまで上位に食い込むのは、驚異的なことで、あの独特な振り付けが、視聴者の心を揺さぶったのかもしれません。


さらに、「サイレントマジョリティー」は、ステージでのパフォーマンスはなかったものの、Mステ2時間SPが放送された先週金曜から、明らかに順位を上げている。

「このダンスが好きランキング」で取り上げられ、高専水泳部によるプールパフォーマンスが反響を呼んだ可能性があります。

アーティスト本人がパフォーマンスせずとも、誰かがそれを自分なりのアレンジで披露してくれて、注目度が高まっていくのは、まさにヒットしている証拠じゃないでしょうか。


テレ東音楽祭とTHE MUSIC DAYには、AKB48Gも出演しています。

いずれも、AKB48本体と姉妹2グループという形で参加しており、テレ東にはNGT48とSTU48、日テレはHKT48とSKE48が登場しました。

AKB48は二つの音楽祭ともに、「願いごとの持ち腐れ」を2分19秒バージョンで披露し、以下のように、先週の水曜と金曜に、iTunes Store トップソングの順位を上昇させています。


しかし、こういった反転上昇は一過性に留まり、翌日には、順位の下落が起こっていて、長期の上位滞在につながる気配が乏しい。

乃木坂や欅坂の楽曲が、音楽祭の効果によって、順位が急激にアップして以降も、上位を維持する勢いを見せているのと対照的で、グループの音楽に対する関心度の厚みに差があるように感じます。

(表6) iTunes Store トップソングにおけるAKB48Gシングル表題曲の順位帯推移

# 表記法は(表4)と同じ
#「青春時計」の配信源は、Special Edition
#「←」は、3つの音楽番組が放送された先週
#「*」はステージでパフォーマンス披露、「^」は企画コーナーなどでの紹介

「願いごとの持ち腐れ(TypeA)」AKB48_48枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 3-4-0 [0] : 04W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-5-2 [0] : 05W 06/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 1-2-2 [2] : 06W 06/26(月)02(日)←
0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 07W 07/03(月)09(日)
========== 06W以降の日単位変化 ==========
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 31D 06/26(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 32D 06/27(火)
119位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 33D 06/28(水) テレ東*
166位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 34D 06/29(木)
161位 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] : 35D 06/30(金) Mステ
068位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 36D 07/01(土) MDAY*
106位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 37D 07/02(日)
103位 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] : 38D 07/03(月)

「青春時計」NGT48_01枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 10W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 11W 06/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 12W 06/26(月)02(日)←
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 13W 07/03(月)09(日)
========== 12W以降の日単位変化 ==========
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 77D 06/26(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 78D 06/27(火)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 79D 06/28(水) テレ東*
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 80D 06/29(木)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 81D 06/30(金) Mステ
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 82D 07/01(土) MDAY
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 83D 07/02(日)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 84D 07/03(月)

「バグっていいじゃん (劇場)」HKT48_09枚目表題曲
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 18W 06/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 19W 06/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 20W 06/26(月)02(日)←
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 21W 07/03(月)09(日)
========== 20W以降の日単位変化 ==========
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 132D 06/26(月)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 133D 06/27(火)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 134D 06/28(水) テレ東
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 135D 06/29(木)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 136D 06/30(金) Mステ
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 137D 07/01(土) MDAY*
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 138D 07/02(日)
200外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] : 139D 07/03(月)


48Gが楽曲への期待を集め切れていないのは、NGT48「青春時計」やHKT48「バグっていいじゃん」が、テレビ系音楽祭でのパフォーマンス後も、200位以内へ再ランクインしなかったことからも窺えます。

大型音楽祭に出演して、AKB48G全体として長めのステージを貰っても、それが楽曲指標に反映されづらくなっており、J-POPシーンで存在感を失いつつある。

「総選挙」「握手会」「お祭り」などのCD添付の特典イベントだけでなく、そこに収録されている音楽に興味を持ってもらえるよう、ステージパフォーマンスを充実させる必要があると思います。


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