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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

17枚目は厳密握手会主義と2期抜擢先送りの超保守的選抜、物語の見えないメンバー配置が切ない [30Jan17]

2017-01-30 20:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

02月04日(土) 16 : 55 〜 17 : 25 [地デ] 朝日放送「森三中 黒沢とイケメンの『禁断の恋』!?『ロミオ&ジュリエット』大研究〜」に、生田絵梨花が出演

02月04日(土) 18 : 00 〜 18 : 30 [地デ] フジテレビ『MUSIC FAIR』に、生田絵梨花が出演し、石丸幹二、新妻聖子、山崎育三郎と共に、ミュージカルの楽曲を多数披露

02月05日(日) 16枚目第4回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

1月15日(日) 〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
02月01日(水) 18日目 第20公演(13:30)&第21公演(18:30)
02月02日(木) 19日目 第22公演(18:30)
02月03日(金) 20日目 第23公演(13:30)
02月04日(土) 21日目 第24公演(12:30)&第25公演(17:30)^
02月05日(日) 22日目 第26公演(13:30)
02月06日(月) 23日目 第27公演(13:30)&第28公演(18:30)
02月07日(火) 24日目 休演日
02月08日(水) 25日目 第29公演(13:30)
02月09日(木) 26日目 第30公演(13:30)
02月10日(金) 27日目 第31公演(18:30)
02月11日(土) 28日目 第32公演(12:30)&第33公演(17:30)
02月12日(日) 29日目 第34公演(13:30)
02月13日(月) 30日目 第35公演(13:30)&第36公演(18:30)
02月14日(火) 31日目 第37最終公演(13:30)
=============(東京における最終公演までの日程)================

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



昨夜の17th選抜発表、フロントのメンバー配置があまりに意味不明で、最後、観ていて切なくなりました。

Wセンターと聞いた瞬間、嫌な予感がしたけど、それでも齋藤飛鳥と堀未央奈を抜擢して、周りに若手メンバーを配するなら、一定のチームカラーは出せると、一縷の望みを持っていました。

しかし、蓋を開けてみると、13枚目「今、話したい誰かがいる」以来、2度目となる、西野七瀬と白石麻衣のWセンター。

まいやんとななせまるは、年齢的、仕事的、イメージ的につながりが薄く、プライベートで仲が良いという話も耳にしたことがない。

二人をWセンターにする理由として思い浮かぶのは、単に握手会人気のツートップということだけで、そこにチームとしての「コンセプト」や「メッセージ」が見えない。

しかも、西野白石を、堀飛鳥で挟んでいて、「一体、何がしたいんだろう?」と、頭を抱えたくなった。

 

西野七瀬を抜擢するなら、単独センターにして、例えば、両脇に、同年代の若月佑美と桜井玲香を配し、「無口なライオン同級生選抜」にすれば(笑)、Wセンターより、ずっとイメージが膨らむ。

白石麻衣センターなら、衛藤美彩と新内眞衣で囲んで「セクシーお姉さん選抜」にしても面白い。

あるいは、いっそのこと、高山一実と松村沙友理の真ん中に秋元真夏をぶっ込んで「バラエティ選抜」にすれば、音楽番組での曲前トークが弾むでしょう。


いくらでもやりようがあると思うけど、実際には、配置されたフロントメンバーの年代、関係性、キャラに、物語の見出せない、「何を感じれば良いのかよく分からない選抜」となっている。

さらに言えば、西野白石Wセンターの後ろに、生駒里奈と生田絵梨花が控えているのも、かなり強烈な布陣で(笑)、せめて、若月と桜井を置けば、なあちゃんとの関係性で、少ししっくりくるかと思うんですが。

結局、握手会人気の高いメンバーが漠然と揃っているだけで、「コンセプト」や「メッセージは」はおろか、誰が中心イメージを担っているのかすら分からず、物語を紡ぐ糸口が見えない。

17枚目は未だにCDの発売日がアナウンスされず、楽曲提供の遅れが心配されますが、確かに、この選抜を見せられて、何か曲を作ってくれと言われたら、クリエーターはかなり苦しむでしょう。


時期的に、そろそろ表題曲MVが撮影される筈ですが、発売日告知が遅れているので、今回も、ダンス系ではなく、ドラマ系になるかもしれません。

しかし、フロントのイメージがここまで散逸していると、大河ドラマのような群像劇にでもしない限り、抜擢メンバーを生かし切るのは難しい。

例えば、全員が女子高生役で、甘酸っぱい青春物語が展開する学園ものなんて、さすがに無理でしょう(笑)。

実際、「サヨナラの意味」MVは、16th選抜に橋本奈々未の「卒業」以外、めぼしい「コンセプト」がなかったため、大河ドラマ風に工夫して、福神メンバーの出番を作ったのだと思います。


ところが、17th選抜は、多分、「卒業」という軸すらなく、しかもフロントは、なぜかWセンターの西野白石を、なぜか堀飛鳥で囲み、なぜか両端が秋元衛藤のシンメになっている。

ここまで発信イメージが混迷の度合いを深めると、どんな超大作大河に仕上がるのか、目が離せません(笑)。

もし、大河ドラマにする時間的余裕がなければ、「今、話したい誰かがいる」MVのように、センターの二人芝居が中心で、他メンバーの存在感が薄い、逆に、もの凄くスモールなドラマになる可能性があって、これまた不安が胸を過ります。


個人的な願望としては、せっかく秋元真夏をフロントに起用したのだから、真夏さんが笑い、真夏さんが泣き、真夏さんが走り、歌い、踊る、そんなアグレッシブなミュージカル風MVを観たい。

何と言っても、17th選抜フロントの中で、一番明確にキャラを提供してくれるのは、秋元真夏なので、思い切って彼女を軸に据えれば、座りの良い作品に仕上がるんじゃないかと。

笑いがない作品はシビアに物語が問われるけど、笑いで丸めれば、かなりの状況は流せるでしょう(笑)。


さて、17th選抜に対する、基本的な愚痴は、この辺にして(笑)、次に、具体的な選抜構成を見ていきましょう。

(表1) 17枚目シングルの表題曲を担当する選抜メンバー

17th選抜 (6-6-9, 21人, 12福神=1, 2列目全員)
[3列目] 新内眞衣*(03/11) 井上小百合(12/17) 寺田蘭世*(01/11) 北野日奈子*(04/11) 伊藤万理華(09/17) 星野みなみ(15/17) 斉藤優里(07/17) 樋口日奈(02/17) 中田花奈(06/17)
[2列目] 若月佑美(16/17) 高山一実(17/17) 生駒里奈(17/17) 生田絵梨花(16/16) 松村沙友理(17/17) 桜井玲香(17/17)
[1列目] 秋元真夏(14/14) 堀未央奈*(09/11) c西野七瀬(17/17) c白石麻衣(17/17) 齋藤飛鳥(10/17) 衛藤美彩(10/17)

# 客席側から見た左右でメンバー名を並べている
# 17th選抜において、名前に色が付いているメンバーは、16thから列移動のあった人で、前作の位置を1列目青色2列目緑色3列目オレンジ色アンダーはピンク色で示している
# 名前に続く(A/B)は、(選抜入りした回数/選抜抜擢対象となった回数)
# 「*」は2期、「c」はセンター

参考
16th選抜 (5-6-8, 19人, 11福神=1, 2列目全員)
[3列目] 中元日芽香 井上小百合 新内眞衣* 桜井玲香 生駒里奈 星野みなみ 北野日奈子* 伊藤万理華
[2列目] 若月佑美 松村沙友理 堀未央奈* 齋藤飛鳥 衛藤美彩 秋元真夏
[1列目] 高山一実 西野七瀬 c橋本奈々未 白石麻衣 生田絵梨花


17th選抜の定員は、16thの19人から2人増えた21人。

「卒業」する橋本奈々未と、体調不良で「休業」の中元日芽香が参加しないので、結局、4人分の枠が空くことになった。

そして、アンダーから選抜6回目の中田花奈、5回目の斉藤優里、2回目の樋口日奈、そして初選抜である2期寺田蘭世が起用され、16th選抜のメンバー17人は誰も外されませんでした。


ただ、引き続き選抜入りした17人に関しては、2列目を中心に、かなり激しい列移動が起こっている。

まず、16th3列目の桜井玲香と生駒里奈が2列目へ入り福神昇格。

16th1列目の高山一実と生田絵梨花が2列目となり、代わりに、16th2列目の堀未央奈、齋藤飛鳥、衛藤美彩、秋元真夏が1列目に上がり、Wセンターの西野七瀬、白石麻衣と共に、6人フロントを形成しています。


結局、16th福神で3列目に下がったメンバーは1人もおらず、16th3列目からの昇格と、16thのフロントと2列目間の行き来によって、17th福神が誕生している。

アンダーに据え置かれたメンバーは、今回もダメだったかと落胆しているだろうし、16th3列目にいて、上を狙っていたメンバーも、悔しい思いがあるでしょう。

しかし、後ろの列に下がったメンバーは、1列目から2列目へのかずみん、いくちゃんだけで、それ以外は、すべてそのままか、前列へ入る移動なので、多くのファンにとって、ストレスの少ない選抜人事となったように思います。


17枚目は、橋本奈々未が「卒業」し、中元日芽香が「休業」するため、30部全完売メンバーが2人もいなくなります。

また、生田絵梨花は、『レ・ミゼラブル』という大きな舞台仕事があり、今回も30部を担当できるかどうか微妙で、前作20部全完売からの上積みはあまり期待出来ない。

さらに、16枚目は、ななみんの「卒業」効果で、大幅に売り上げが伸びた面があり、一方、17枚目に、そういったブーストはなく、むしろ「祭りの後」にファン心理が冷え込むマイナス効果が懸念される。


もちろん、17枚目をもって、白石麻衣が「卒業」する可能性は、まだ完全に否定できません。

しかし、Wセンターだったこと、さらに、「卒業」するのであれば、期間中にまいやんの誕生日があり、全国ツアーが開催される、夏シングルが有力なことから、まあ、今回の春シングルは、通常のセンター(笑)じゃないかと思います。

つまり、17枚目は、前作の売り上げから60部全完売分が消え、「卒業」ブーストはなさそうで、逆に、16枚目を盛り上げ過ぎた「反動」があるかもしれない。

CDセールスにとって、厳しい条件がずらりと並んでいて、前作割れ、「ミリオン」割れを防ぎたい気持ちから、運営は、多くのファンを握手会会場から遠ざけるような抜擢、例えば、福神常連メンバーを下げ、年少の若手メンバーを新たに福神入りさせるような、「刺激的」な人事を避けたんじゃないでしょうか。

その結果、握手会人気による序列にこだわり過ぎて、一つのチームとして、何がしたいのか、意図の見えない選抜構成になってしまった。


17th選抜に入ったメンバー、入らなかったメンバーが、16枚目個別握手会のセールスで、どんな成績を収めていたのか、以下に表を載せておきます。

(表2) 16枚目個別握手会第14次応募終了時点の推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒、完売1部635枚として計算し、万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、17th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー

# 30部全完売の場合だけ、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

[01] 30部/30部 (1.00; 04次, 1.91万枚) 秋元真夏 衛藤美彩 齋藤飛鳥 桜井玲香 白石麻衣(c) 西野七瀬(c) 橋本奈々未(卒業) 若月佑美
[09] 30部/30部 (1.00; 05次, 1.91万枚) 伊藤万理華 北野日奈子* 高山一実 中元日芽香(休業) 星野みなみ 堀未央奈*
[15] 30部/30部 (1.00; 06次, 1.91万枚) 井上小百合 新内眞衣* 寺田蘭世* 松村沙友理
[19] 30部/30部 (1.00; 09次, 1.91万枚) 中田花奈
[20] 28部/28部 (1.00; 08次, 1.78万枚) 生駒里奈
[21] 24部/24部 (1.00; 09次, 1.52万枚) 斉藤優里
[22] 22部/22部 (1.00; 07次, 1.40万枚) 山崎怜奈*
[23] 20部/20部 (1.00; 04次, 1.27万枚) 生田絵梨花
[24] 18部/18部 (1.00; 08次, 1.14万枚) 渡辺みり愛*
[25] 16部/16部 (1.00; 06次, 1.02万枚) 鈴木絢音*
[25] 16部/16部 (1.00; 08次, 1.02万枚) 樋口日奈
[27] 12部/12部 (1.00; 08次, 0.76万枚) 斎藤ちはる
[27] 12部/12部 (1.00; 10次, 0.76万枚) 伊藤かりん*
[27] 11部/12部 (0.92, 0.76万枚) 能條愛未
[30] 08部/08部 (1.00; 07次, 0.51万枚) 相楽伊織*
[30] 08部/08部 (1.00; 11次, 0.51万枚) 川後陽菜
[32] 06部/06部 (1.00; 07次, 0.38万枚) 伊藤純奈* 川村真洋
[34] 03部/06部 (0.50, 0.38万枚) 佐々木琴子* 和田まあや


最高30部を全完売した19位までのメンバーで、橋本奈々未と中元日芽香を除いた17人、さらに、28部全完売で20位の生駒里奈、24部全完売で21位斉藤優里まで、握手会の売り上げTOP19は、全員が17th選抜に起用されています。

また、この19人の列配置も、売り上げによって左右されている面が少なくない。

例えば、最高30部を最速4次で全完売した7人は、すべて1列目と2列目、つまり福神に抜擢され、それぞれ5人と2人の内訳になっている。

また、2番目に速い5次全完売の中に、堀未央奈がおり、フロント抜擢されたメンバーは、全員が、30部を5次以下で売り切っています。


見事なくらい徹底した握手会主義と呼ぶべきで、選抜という音楽ユニットのメンバーを決めるのに、ここまで売り上げ表に依存した発想で突き進めるメンタルには、正直、驚嘆させられます。

このメンバーの組み合わせは物語を紡ぐか?、この子はダンスが踊れるか?、歌唱力はどうか?、曲前トークでしゃべれるか?などなど、色んな配慮が選抜構成から透けて見えるのが普通だと思いますが、握手会セールスの数字と、自分たちが考える「格付」に従って、メンバーを上から順に並べた感が強い。

売り上げ成績に基づいて、営業マンの査定を行っているかのようで、乃木坂選抜選考の基本理念は、「アイドル」性ではなく、もちろん「アーティスト」性でもなく、「セールス」性なんだと痛感します。


一方、22位以下を眺めたとき、主演ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のため、不可抗力的に20部担当になった生田絵梨花は別として、16部全完売で25位の樋口日奈が、選抜入りしていることは、握手会主義と相容れない抜擢に見えます。

22部全完売で22位の山崎怜奈、18部全完売で24位の渡辺みり愛の方が、明らかにひなちまより売り上げ枚数が多い。

さらに、同じ16部全完売の鈴木絢音は、樋口日奈の8次より早い6次で売り切っている。

従って、れなち、みり愛、あーちゃんが選抜入りせず、ひなちまが選ばれたのは、握手会主義の「破格」と言えます。


17th選抜において、アンダーからの起用には、握手会主義だけでなく、このように1期優先の発想が混ざっています。

定員を21人に増やし、ななみんとひめたんの不参加で4枠が空いたため、最近、握手会成績を上昇させている1期で、長らくアンダーに据え置かれているメンバーを、かりに2期より売り上げが少なくとも、この際、一気に選抜入りさせようという方針が、見え隠れしている。

1期の方が、より長く握手会に参加してきたので、トータルとしての売り上げ貢献は、2期より大きいと捉えれば、広い意味で、握手会主義に従っているのかもしれません(笑)。


1期優先の発想は、福神起用にも見て取れます。

16thの11人から17thでは12人に福神を増やし、橋本奈々未の「卒業」で、2枠の空きが発生しますが、そこに3列目の2期である北野日奈子と新内眞衣のどちらをも抜擢せず、1期の生駒里奈と桜井玲香を二人昇格させている。

その結果、12枠に増員されたものの、2期福神は、今回も堀未央奈1人のまま据え置かれている。


17th選抜の選考で、私がもっとも疑問を感じるのが、この2期福神を増やさなかった点です。

北野日奈子は、1列目に起用された堀未央奈と同じく、30部を5次で全完売しており、15枚目「裸足でSummer」、16枚目「サヨナラの意味」における活躍は目覚ましく、グループ内でもっとも存在感をアップさせたメンバーと言っても良い。

しかも、2017年は3期が本格始動するので、2期メンバーを、どんどん昇格させていかないと、3期の起用も遅れてしまう。


「卒業」センターを2シングルも採用し、1期の年長メンバーにスポットを当てたため、2016年は、2期を中心とした若手の起用が、ほとんど進まなかった。

北野日奈子は、その中にあって、じりじり台頭してきた貴重な戦力で、2017年最初のシングルは、まずはきいちゃんを福神入りさせ、今後の2期、3期起用に弾みをつける、絶好のチャンスだった。

ところが、2期福神については、センター経験者の堀未央奈をフロントに昇格させただけで、相変わらず、本質的な決断先送りの選考で終わってしまった。


このスピードでは、時計の針がいつまで経っても進みません。

1期メンバーが次々と20代半ばに差し掛かり、2期メンバーは、選抜トップとしての経験を積まないまま、年齢が高くなっていき、3期は以前の2期同様、「塩漬け」状態で何年も過ごすのは、考えられる最悪のシナリオです。

選抜常連メンバーの大部分を年に1シングル、アンダーに「起用」してでも、若手中心の1、2列目を組むことが必要で、橋本奈々未や深川麻衣などの1期中核メンバーが「卒業」し始めている現在、急務になってきたと思います。


AKB48Gの例を見ると、こういった若手選抜を組むと、CDセールスが若干落ちることが多い。

しかし、それは絶対に必要な未来への投資で、嫌がって既存の人気メンバーで固め続け、新しいメンバーを売り出すことを避けていると、やがて必ずやって来る、「卒業」ラッシュによるグループ人気の低落を、乗り切ることが出来なくなってしまいます。

初期人気メンバーの「卒業」が相次ぐAKB48が、世代交代に苦しみ、ファンの流出をなかなか止められない中、乃木坂は、それを追い風に、人気を上昇させてきました。

そして、今、多くのCMに出演し、写真集や映像コンテンツはよく売れ、メンバーの出演番組数も飛躍的に増え、『乃木恋』も人気のようで、CD以外の売り上げでも、好調なセールスが続いている。

まさに、若手を売り出す好機で、今を逃して、セールスに低落傾向が見え始めると、ますますプロモーションを掛けにくくなる。

CDセールスの数字が、明らかに厳しくなってから、「若手起用を!」との声が俄然高まってくるのは、アイドルシーンでよく見かける光景ですが、それでは少し遅いでしょう(笑)。


道重さゆみが、近々、芸能活動を再開するという情報が流れていますが、彼女がモーニング娘。を去るとき、「自分の先輩は最盛期を経験したのに、私が入ってからは、グループとしてあまり良いことがなく、何とか建て直したかった」といった本音を、述べていたのを覚えています。

「LOVEマシーン」を筆頭に、あれほど多くのヒット曲を生み出し、「先輩」である4期までのモー娘。が、国民的人気を謳歌したのに、6期である道重さゆみが、それを引き継げなかった原因は、個人的に、5期メンバーの売り出しが遅れたためだと思っています。

石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依の4期は、3期の後藤真希や1期の安倍なつみらに支えられ、自身のデビュー曲でいきなり「センター」に抜擢されるなど、積極的にフィーチャーされ、「ザ☆ピ〜ス!」「Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜」など、次々とヒットを飛ばし、人気者になっていきます。


まさにモー娘。の全盛期ですが、その時、高橋愛、新垣里沙、小川麻琴、紺野あさ美が5期として加入します。

ところが、4期を早々とセンターに据えて、売り出したのと異なり、5期メンバーは、なかなか前に出るチャンスをなかった。

凄まじい倍率のオーディションを勝ち抜いたメンバーで、決して、タレント性やスター性が乏しかったわけではない。

ただ、4期の人気が目覚ましく、モー娘。というグループが、そこまでで過不足なく完結している雰囲気があって、何としてでも5期を売り出そうという流れにならなかったのだと思います。

その結果、5期の存在感は薄いままで、4期のような、爆発的人気上昇が起こらなかった。


2002年、後藤真希の「卒業」を機に起こった「ハロマゲドン」と呼ばれる、「ハロー!プロジェクト」所属グループの大規模人事改変も、中心課題の一つが、5期をどう生かすかで、モー娘。は、4期までの人気を、上手く次の世代に渡すことが出来なかった。

「たんぽぽ」という4人構成のモー娘。派生ユニットにおいて、1期飯田圭織、2期矢口真里、4期加護亜依が脱退させられ、5期の紺野あさ美と新垣里沙が新加入したのは象徴的な例で、強制的な若手起用と言えます。

しかし、そんな荒っぽいやり方が上手く行く筈もなく、高い人気を誇っていた「たんぽぽ」は、これを境に急速にファンを失っていく。

そして、「ハロマゲドン」の翌年、道重さゆみは、田中れいならと共に、6期としてデビューを果たします。

しかし、モー娘。は、グループとしてのピークを過ぎ、人気は徐々に下り坂に入っていき、道重さゆみは、超人気グループのメンバーながら、アイドルとして、苦難の道を歩むことになる。


今の乃木坂を観ていると、2期がモー娘。の5期に重なって見えてきます。

グループアイドルにとって重要なことは、売り出すつもりがなければ、新規メンバーを入れないことで(笑)、加入させた以上は、フルに活躍させることです。

そして、人気グループであっても、新入世代のフィーチャーを怠り、人気が上がらず、その「期」が「ベンチウォーマー」化してしまうと、次の「期」も、さらに次の「期」も、さらに次の次の「期」も、人気の継承が出来ず、グループは衰退していく。


とくに、握手会セールスに依存するアイドルは、人数の多い方がCDの売り上げ枚数を稼げるので、タレントとして売り出せるかどうかを十分斟酌せず、どんどんメンバーを増やしてしまう危険がある。

乃木坂3期を活躍させるためには、2期をフルに売り出すことが不可欠で、1期中軸メンバーの「卒業」が始まっている今、早急に、行う必要があります。

北野日奈子の福神抜擢すら、すんなり進まない選抜選考を見ていると、歯がゆくて、ジリジリしてきます(笑)。

大ヒット曲を多数持っていたモー娘。ですら、次世代売り出しの躊躇が、瞬く間に衰退へつながるのだから、乃木坂の人気は、2期3期を育てなければ、あっという間に落ちてしまっても不思議ではない。

2017年が終わったとき、誰が1期で、誰が2期か、すっかり忘れてしまうほど、両者が入り乱れて、活躍している姿を期待しています。


最後に、恒例となった(笑)、歴代選抜の表を載せておきます。

乃木坂46の歴代選抜のメンバー構成

#「*」は福神メンバー、「(c)」はセンター、「''」は2期メンバー
# メンバー名は、前から見て左からの順に並べている

1st選抜 [3-4-9(16), 7福神]「ぐるぐるカーテン」
(3列目) 川村真洋 能條愛未 西野七瀬 齋藤飛鳥 斉藤優里 桜井玲香 井上小百合 中田花奈 市來玲奈
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年01月08日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年02月22(水)
オリコン第1週 : 2位, 13.6万枚

2nd選抜 [3-4-9(16), 7福神]「おいでシャンプー」
(3列目) 岩瀬祐美子 市來玲奈 斉藤優里 生田絵梨花 井上小百合 星野みなみ 西野七瀬 畠中清羅 宮澤成良
(2列目) 橋本奈々未* 松村沙友理* 白石麻衣* 高山一実*
(1列目) 桜井玲香* 生駒里奈*(c) 中田花奈*
選抜発表 : 2012年03月18日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年05月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 15.6万枚

3rd選抜 [4-6-6(16), 7福神]「走れ!Bicycle」
(3列目) 斉藤優里 若月佑美 井上小百合 市來玲奈 伊藤万理華 深川麻衣
(2列目) 中田花奈 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 西野七瀬* 高山一実
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ* 桜井玲香
選抜発表 : 2012年06月17日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年08月22(水)
オリコン第1週 : 1位, 18.7万枚

4th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「制服のマネキン」
(3列目) 能條愛未 齋藤飛鳥 若月佑美 井上小百合 深川麻衣 市來玲奈 西野七瀬 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2012年10月07日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2012年12月19(水)
オリコン第1週 : 1位, 23.3万枚

5th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「君の名は希望」
(3列目) 伊藤寧々 中田花奈 井上小百合 西野七瀬 若月佑美 深川麻衣 永島聖羅 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 橋本奈々未* 白石麻衣* 松村沙友理* 秋元真夏*
(1列目) 生田絵梨花* 生駒里奈*(c) 星野みなみ*
選抜発表 : 2013年01月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2013年03月13(水)
オリコン第1週 : 1位, 24.2万枚

6th選抜 [3-5-8(16), 8福神]「ガールズルール」
(3列目) 伊藤万理華 井上小百合 中田花奈 若月佑美 星野みなみ 秋元真夏 深川麻衣 斉藤優里
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 西野七瀬* 高山一実*
(1列目) 松村沙友理* 白石麻衣*(c) 橋本奈々未*
選抜発表 : 2013年04月21日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 前日、京都全国握手会で先行発表
CD発売 : 2013年07月03(水)
オリコン第1週 : 1位, 33.7万枚

7th選抜 [5-4-8(17), 8福神]「バレッタ」
(3列目) 伊藤万理華 衛藤美彩 齋藤飛鳥 秋元真夏 深川麻衣 中元日芽香 川後陽菜 高山一実
(2列目) 桜井玲香* 生田絵梨花* 生駒里奈* 若月佑美*
(1列目) 西野七瀬* 白石麻衣* 堀未央奈''(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2013年10月06日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
# 同日、代々木ライブ夜公演にて先行発表
CD発売 : 2013年11月27(水)
オリコン第1週 : 1位, 39.5万枚

8th選抜 [5-5-6(16), 5福神]「気づいたら片想い」
(3列目) 川村真洋 北野日奈子'' 樋口日奈 秋元真夏 和田まあや 高山一実
(2列目) 桜井玲香 若月佑美 生田絵梨花 松村沙友理 深川麻衣
(1列目) 堀未央奈''* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生駒里奈*
選抜発表 : 2014年01月26日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年04月02(水)
オリコン第1週 : 1位, 45.8万枚

9th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「夏のFree&Easy」
(3列目) 衛藤美彩 井上小百合 斉藤優里 星野みなみ 大和里菜 堀未央奈'' 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 桜井玲香* 深川麻衣* 生駒里奈*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 松村沙友理*
選抜発表 : 2014年05月11日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年07月09(水)
オリコン第1週 : 1位, 42.2万枚

10th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「何度目の青空か?」
(3列目) 衛藤美彩 若月佑美 堀未央奈'' 星野みなみ 高山一実 斎藤ちはる
(2列目) 松村沙友理* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 生田絵梨花*(c) 西野七瀬* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2014年08月03日(日)深夜 テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2014年10月08(水)
オリコン第1週 : 1位, 47.9万枚

11th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「命は美しい」
(3列目) 松村沙友理 相楽伊織 齋藤飛鳥 伊藤万理華 堀未央奈'' 星野みなみ 衛藤美彩 高山一実
(2列目) 若月佑美* 秋元真夏* 生駒里奈* 桜井玲香* 深川麻衣*
(1列目) 松井玲奈* 白石麻衣* 西野七瀬*(c) 橋本奈々未* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2015/01/18深夜(日) テレビ東京『乃木坂って、どこ?』
CD発売 : 2015年03月18日(水)
オリコン第1週 : 1位, 50.0万枚

12th選抜 [5-5-8(18), 10福神]「太陽ノック」
(3列目) 松村沙友理 斉藤優里 星野みなみ 齋藤飛鳥 伊藤万理華 井上小百合 新内眞衣'' 衛藤美彩
(2列目) 高山一実* 若月佑美* 桜井玲香* 秋元真夏* 深川麻衣*
(1列目) 白石麻衣* 西野七瀬* 生駒里奈*(c) 生田絵梨花* 橋本奈々未*
選抜発表 : 2015年05月10日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月22日(水)
オリコン第1週 : 1位, 60.9万枚

13th選抜 [4-6-6(16), 10福神]「今、話したい誰かがいる」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 生駒里奈 松村沙友理 伊藤万理華 井上小百合
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 橋本奈々未* 生田絵梨花* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 衛藤美彩* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 深川麻衣*
選抜発表 : 2015年08月30日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年10月28日(水)
オリコン第1週 : 1位, 62.7万枚

14th選抜 [5-5-7(17), 10福神]「ハルジオンが咲く頃」
(3列目) 桜井玲香 若月佑美 松村沙友理 生駒里奈 伊藤万理華 井上小百合 堀未央奈''
(2列目) 齋藤飛鳥* 高山一実* 衛藤美彩* 秋元真夏* 星野みなみ*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 深川麻衣*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年01月31日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年03月23日(水)
オリコン第1週 : 1位, 75.0万枚

15th選抜 [5-5-6(16), 10福神]「裸足でSummer」
(3列目) 北野日奈子" 星野みなみ 若月佑美 生駒里奈 堀未央奈" 中元日芽香
(2列目) 高山一実* 衛藤美彩* 松村沙友理* 秋元真夏* 桜井玲香*
(1列目) 橋本奈々未* 西野七瀬* 齋藤飛鳥*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年06月05日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2015年07月27日(水)
オリコン第1週 : 1位, 72.8万枚

16th選抜 [5-6-8, 19人, 11福神]「サヨナラの意味」
(3列目) 中元日芽香 井上小百合 新内眞衣" 桜井玲香 生駒里奈 星野みなみ 北野日奈子" 伊藤万理華
(2列目) 若月佑美* 松村沙友理* 堀未央奈"* 齋藤飛鳥* 衛藤美彩* 秋元真夏*
(1列目) 高山一実* 西野七瀬* 橋本奈々未*(c) 白石麻衣* 生田絵梨花*
選抜発表 : 2016年10月16日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2016年11月09日(水)
オリコン第1週 : 1位, 82.8万枚

17th選抜 [6-6-9, 21人, 12福神]「タイトル未定」
(3列目) 新内眞衣" 井上小百合 寺田蘭世" 北野日奈子" 伊藤万理華 星野みなみ 斉藤優 樋口日奈 中田花奈
(2列目) 若月佑美* 高山一実* 生駒里奈* 生田絵梨花* 松村沙友理* 桜井玲香*
(1列目) 秋元真夏* 堀未央奈"* 西野七瀬*(c) 白石麻衣*(c) 齋藤飛鳥* 衛藤美彩*
選抜発表 : 2017年01月29日(日)深夜『乃木坂工事中』
CD発売 : 2017年??月??日(水)


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2014年秋以来の文春「スクープ」は何をもたらすのか?川村真洋は信じる方向へ進んで欲しい [29Jan17]

2017-01-29 19:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月29日(日) 20 : 58 〜 [地デ] テレビ朝日『陸海空 地球一周するなんて(笑) アマゾン突入SP』に、生駒里奈が「生放送スタジオ」ゲストとして出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

02月04日(土) 16 : 55 〜 17 : 25 [地デ] 朝日放送「森三中 黒沢とイケメンの『禁断の恋』!?『ロミオ&ジュリエット』大研究〜」に、生田絵梨花が出演

02月04日(土) 18 : 00 〜 18 : 30 [地デ] フジテレビ『MUSIC FAIR』に、生田絵梨花が出演し、石丸幹二、新妻聖子、山崎育三郎と共に、ミュージカルの楽曲を多数披露

02月05日(日) 16枚目第4回個別握手会 in 神奈川・パシフィコ横浜

1月15日(日) 〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
02月01日(水) 18日目 第20公演(13:30)&第21公演(18:30)
02月02日(木) 19日目 第22公演(18:30)
02月03日(金) 20日目 第23公演(13:30)
02月04日(土) 21日目 第24公演(12:30)&第25公演(17:30)^
02月05日(日) 22日目 第26公演(13:30)
02月06日(月) 23日目 第27公演(13:30)&第28公演(18:30)
02月07日(火) 24日目 休演日
02月08日(水) 25日目 第29公演(13:30)
02月09日(木) 26日目 第30公演(13:30)
02月10日(金) 27日目 第31公演(18:30)
02月11日(土) 28日目 第32公演(12:30)&第33公演(17:30)
02月12日(日) 29日目 第34公演(13:30)
02月13日(月) 30日目 第35公演(13:30)&第36公演(18:30)
02月14日(火) 31日目 第37最終公演(13:30)
=============(東京における最終公演までの日程)================

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
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久々に食らってしまいましたね、文春さんのスクープ。

国民的アイドルグループの「古参メンバー」の熱愛スクープ

と予告され、「ヒント」として、SME乃木坂ビルの前の写真がアップされていた件。

メディアの記事において、乃木坂1期メンバーが「古参」と呼ばれたことは、ほとんど見たことがないので、別グループじゃないかと疑っていたんですが、土曜夜のWeb番組『文春砲Live』が伝えたのは、川村真洋に関する情報だった。

ろってぃのブログ更新を含め、今のところ、乃木坂から公式なコメントは出ていないので、報じられた「情報」は、週刊文春の主張に過ぎません。

しかし、取材した日付や把握した事実を具体的に示していること、また、「証拠」として、複数の写真を見せていることから、かなり信憑性の高い情報のようです。


現在、明らかになっている事項に限れば、21歳の女性が、年齢の近い男性と付き合っているだけで、川村真洋が乃木坂メンバーであるという観点を越えて、スポーツ新聞やワイドショーがこぞって取り上げるような、「スキャンダル性」はさほどない。

2014年秋の乃木坂文春「騒動」では、デートした相手に家庭があったり、未成年飲酒の疑いがあったり、しかも報道された時期がNHK紅白歌合戦の出場歌手発表直前と、マスコミを賑わせる要素がいろいろ絡んだため、結構、派手に取り上げられてしまいました。

それに比べると、今回の文春スクープは、ファンがどこまで気にするかが一番の問題となる、逆に言えば、乃木坂の外に波及する要素に乏しい、内輪の「騒動」に収まりそうな内容です。


しかし、では、大したことない話かというと、決してそんなことはない。

2014年の文春「騒動」では、松村沙友理、畠中清羅、大和里菜の三人がターゲットになりましたが、記事の内容を知ったとき、一番、深刻だと感じたのは、トマトさんの話です。

さゆりんごは、数回デートして騒いだだけなので(笑)、もう会わなければ、そこで終わりです。

また、畠中さんは、かつては付き合っていたものの、記事が出た時点において、すでに別れていたようで、報道後の展開はない。


ところが、大和里菜は、最初に掲載された写真から、記事が出版された時点で、まだ「熱愛中」という印象を受けました。

そして、文春の続報によって、交際が「To be continued」だったことが判明した。

「好き」になってしまった以上、週刊誌にスクープ記事が載ったから、じゃあ別れますというのは、なかなか出来るもんじゃない。


初めて記事を読んだときから、大和里菜と運営の「話し合い」は、すんなりと進まないかもしれないと、強い危惧を持っていました。

その後、トマトさんを巡っては、心配がそのまま的中するような展開となり、彼女は乃木坂を去ることになった。

誰かを夢中で好きになっている心理状態は、自分の進路に対する、「打算」や「計算」の感覚を鈍くしてしまうことがあって、アイドルの恋愛系「スクープ」では、事態を複雑にする要素になりかねない。


今回の文春報道に対して、ろってぃ自身はまだ何も発言していないので、「熱愛」という言葉が使われているものの、彼女がどういう気持ちでいるのか、詳しい部分は分かりません。

ただ、もし、大和里菜と同じケースであれば、自分の気持ち、乃木坂に対する考え方、仕事の方向性など、色々なものの板挟みになって、苦しい決断を迫られるかもしれない。

突然、プライベートを公にされた上、難しい選択に直面する可能性のある川村真洋の気持ちを考えると、重く、ブルーな気分になっていきます。


個人的には、とにもかくにも、乃木坂メンバーとして、活動を続けて欲しい。

私は、乃木坂というアイドルのファンですが、ステージ上で起こっていること以外、ほとんど気になりません。

むしろ、普段、めちゃめちゃに厳しい仕事をこなしているのだから、メンバーのプライベートは、どうぞご自由にという気持ちになる。


とくに、人が人を好きになるのは、人間のもっとも基本的な権利で、アイドルであろうが、何であろうが、ファンとして、口を挟む類いの問題ではないと思っています。

そもそも、20歳前後の若い女性が、恋愛するのは当たり前のことで、口を挟むも何も、止めようがありません。

かりに星野みなみの「熱愛」発覚なんてことになっても、和田まあやにクイズで負けた今泉佑唯のように、「ハッハッ、はっはっ」と、乾いた笑い声をあげて、ニコニコしているしかないでしょう(笑)。

もし、何か言えることがあるとすれば、どういう恋愛をするかは、どういう仕事をしているか、どういう趣味を持っているか、どういう勉強をしてきたかなどと同じく、自分が回りから評価される基準の一つになるので、その点は気に留めといたほうが良いかもよ、というくらいです。


川村真洋は、間違いなく、グループで一番の歌唱力を持ち、ダンスも非常に上手い。

選抜に入ったのは、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」と8枚目「気づいたら片想い」の2回だけで、長らくアンダーにいますが、2期を中心に、彼女から、歌やダンスを教わって、スキルを向上させたメンバーは少なくない。

また、フリの習得が極めて早いので、選抜メンバーの誰かが、急遽、音楽番組に出られなくなっても、どのポジションであっても、すぐに代役を務めることが出来る。

とくに、SKE48との「兼任」だった松井玲奈が、忙しさから、ほとんど活動に参加できなかった11枚目「命は美しい」では、半分以上の音楽番組に、ろってぃが出演して、見事なパフォーマンスを披露し、当時、「スーパーサブ」という、有り難いのか有り難くないのか、よく分からない称号を貰っていました(笑)。


乃木坂に対する、ろってぃの貢献度は、表に出て来ない部分を含め、もの凄く大きいと思います。

川村真洋が、グループを去ると、乃木坂のパフォーマンスを下支えするメンバーがいなくなって、いよいよ欅坂との差が決定的になってしまいかねません。

このブログでは、彼女を選抜に入れて、歌唱の中軸を任せるべきだと、以前から主張してきました。

ろってぃほどのビジュアルを持ち、パフォーマンスに優れた人は、何回オーディションを掛けても、そうそう見つかるもんじゃない筈で、川村真洋の能力を生かすことが、乃木坂の音楽ステージを魅力的にする、もっとも効果的で現実的な策だったし、これからもそうであり続けるでしょう。


川村真洋の人気は、パフォーマンスのスキルに対する評価が支えている部分が大きく、今回のような恋愛系の週刊誌記事では、あまりダメージを受けないという見方があります。

確かに、乃木坂の中では、アイドル的な可愛いさ以上に、歌とダンスが上手い、アーティスティックなカッコ良さで、人気を集めているメンバーというイメージがある。

実際、2014年の秋と違い、今のところ、文春報道を受けてネットが蜂の巣を突ついた大騒動になっている風はなく、ろってぃであれば、乃木坂を続けていくことは、十分可能に思えます。


しかし、これ以上、川村真洋を乃木坂に引き止めることが、本当に彼女のためになるんだろうかという疑いは、拭い去れないものとして、常に心の隅にある。

(表) 7枚目シングル以降における、川村真洋の個別握手会完売部数の推移

凡例
[シングル番号] 完売部数/担当部数 (完売率, 完売部数を記録した応募の受付次数/全応募次数) 第1次応募開始日-完売部数を記録した応募の終了日 タイトル

[07] 02部/06部 (0.33, 13/13) 2013/10/08(火)-02/10(月) バレッタ
[08] 00部/10部 (0.00, 22/23) 2014/02/04(火)-07/04(金) 気づいたら片想い
[09] 00部/10部 (0.00, 21/22) 2014/05/09(金)-09/26(金) 夏のFree&Easy
[10] 01部/12部 (0.08, 23/24) 2014/08/08(金)-01/16(金) 何度目の青空か?
[11] 01部/06部 (0.17, 18/19) 2015/01/22(木)-05/22(金) 命は美しい
[12] 03部/08部 (0.38, 26/27) 2015/05/07(木)-10/30(金) 太陽ノック
[13] 04部/06部 (0.67, 24/24) 2015/08/13(木)-01/29(金) 今、話したい誰かがいる
[14] 04部/06部 (0.67, 17/18) 2016/01/14(木)-05/13(金) ハルジオンが咲く頃
[15] 00部/10部 (0.00, 20/21) 2016/06/02(木)-10/21(金) 裸足でSummer
[16] 06部/06部 (1.00, 15/16) 2016/09/29(木)-01/20(金) サヨナラの意味


2回目の選抜入りを果たした8枚目「気づいたら片想い」は、担当が10部に引き上げられたものの、完売が出ず、続く9枚目「夏のFree&Easy」と10枚目「何度目の青空か?」も、厳しい完売率となっています。

その後、11枚目「命は美しい」で、担当が再び6部に戻されます。

上述したように、このシングルでは、松井玲奈の代わりとして、数々の歌番組で活躍しますが、次の12枚目「太陽ノック」も、アンダーのまま据え置きでした。


ただ、その活躍がファンの注目を集めたのかもしれません。

12枚目「太陽ノック」、13枚目「今、話したい誰かがいる」、14枚目「ハルジオンが咲く頃」で、握手会人気が上昇傾向を示し始めます。

テレビ東京『THE カラオケ☆バトル』に、2015年12月に初めて出演を果たし、決勝進出はならなかったものの、スタジオで絶賛されたことが、追い風になった可能性があります。


しかし、満を持して10部にアップされた15枚目「裸足でSummer」は、完売ゼロという結果に終わってしまう。

15枚目の応募開始直前、『THE カラオケ☆バトル』への2回目出演回が放送されますが、完売部数の伸びにはつながらなかったようです。

2016年の夏シングルは、ろってぃの握手会人気として、極めて厳しい数字を突き付けます。


折しも、北野日奈子や寺田蘭世など、若い2期メンバーが、ぐいぐいと完売部数を伸ばし、1期のトップメンバーは、ゴールデンタイムの人気番組に、次々と呼ばれるようになっていく。

パフォーマンス面では、文句なしのトップであり、アンダーのスキルレベルを引き上げたり、11枚目「命は美しい」のように、その能力で選抜にも多大な貢献を果たしているのに、いつまでも選抜起用がなく、握手会人気もすんなり伸びてこない。

握手会セールスが高くなければ、選抜入りさせないという厳密な「握手会主義」によって、乃木坂でもっとも歌唱力があり、ダンスの上手いメンバーが、何年にも渡って延々と、選抜のステージに立てない事態が発生してしまった。

川村真洋は、「握手会主義」のマイナス面を顕著に示す、象徴的な存在となってしまった感がある。


しかし、それでもコツコツと自分でカラオケの練習を続け、ろってぃはスキルを磨き、ここまでやってきた。

彼女の辿った歴史を見ていると、努力しても、努力しても、門前払いを食らっているかのようで、報われない日々が延々と続いている。

これ以上、こんな残酷なことを続けて欲しいとは、ファンとして、言えないという気になってきます。


永島聖羅や深川麻衣のように、乃木坂を出て、しかるべき事務所にソロタレントとして所属すれば、川村真洋の才能を、素直に生かすような、そんなシーンを用意してくれるんじゃないか。

乃木坂というグループに居ても、ろってぃの持っている優れた素質を、ただ眠らせるだけじゃないか。

そいった思いが、最近、自分の中で、とくに強くなっていて、正直、どう考えていいのか、分からなくなっています。


今回の文春報道を受けて、川村真洋は、様々なことを考えるでしょう。

ゆっくり時間を掛けて、自分の気持ちと相談した上で、今後、本当にやりたいことを見極め、そこへ向かって進んで欲しい。

それがどんな道であっても、ろってぃが選んだものなら、私は支持して応援します。

16歳で乃木坂に入って以来、自分の夢を諦めず、ここまで一生懸命に頑張ってきた人です。

まず何よりも、ろってぃ自身の気持ちを大事にして上げたい。


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乃木坂の風 03Aug13 〜 生田絵梨花と川村真洋のツートップで、「MUSIC STATION」へ行こう!


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17th選抜センター予想、本命は常に西野、対抗生田白石、気になる若月桜井も、焦点は北野の列順 [27Jan17]

2017-01-27 01:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月26日(木) 10 : 00 〜 10 : 45 [CS] フジテレビONE『ラーメンWalker TV2』 の「♯160」に相楽伊織(10:00〜10:15)、「♯161」に川村真洋(10:15〜10:30)、「♯162」に鈴木絢音(10:30〜10:45)が出演

01月28日(土) 18 : 30 〜 19 : 00 [地デ] 日本テレビ『満天★青空レストラン』に、生駒里奈がバイきんぐ小峠と共にゲスト出演。食材は千葉県館山の「うつぼ」

01月28日(土) 18 : 56 〜 19 : 54 [地デ] テレビ朝日『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団』に、秋元真夏が出演

01月28日(土) 19 : 00 〜 19 : 59 [BS] NHK BSプレミアム『クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜』で、松村沙友理が番組ナビゲーターを担当

01月28日(土) 21 : 30 〜 23 : 00 [CS] TBSチャンネル1『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ TBSチャンネルオリジナル90分拡大版』。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理が出演

01月29日(日) 20 : 58 〜 [地デ] テレビ朝日『陸海空 地球一周するなんて(笑) アマゾン突入SP』に、生駒里奈が「生放送スタジオ」ゲストとして出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

1月15日(日) 〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月26日(木) 12日目 第13公演(13:30)&第14公演(18:30)
01月27日(金) 13日目 第15公演(13:30)
01月28日(土) 14日目 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)^
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
02月01日(水) 18日目 第20公演(13:30)&第21公演(18:30)
02月02日(木) 19日目 第22公演(18:30)
02月03日(金) 20日目 第23公演(13:30)
02月04日(土) 21日目 第24公演(12:30)&第25公演(17:30)^
02月05日(日) 22日目 第26公演(13:30)
02月06日(月) 23日目 第27公演(13:30)&第28公演(18:30)
02月07日(火) 24日目 休演日
02月08日(水) 25日目 第29公演(13:30)
02月09日(木) 26日目 第30公演(13:30)
02月10日(金) 27日目 第31公演(18:30)
02月11日(土) 28日目 第32公演(12:30)&第33公演(17:30)
02月12日(日) 29日目 第34公演(13:30)
02月13日(月) 30日目 第35公演(13:30)&第36公演(18:30)
02月14日(火) 31日目 第37最終公演(13:30)
=============(東京における最終公演までの日程)================

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



最近、文春オンラインが載せた記事に、

国民的アイドルグループの「古参メンバー」の熱愛スクープを入手

とあり、1月28日土曜の『文春砲Live』で報じると告知されています。

スクープの「ヒント」として、文春の公式ツイッターが、一枚の写真をアップしたのですが、なんと、SME乃木坂ビルの前の坂だった(笑)。

この「ヒント」を受けて、乃木坂メンバーの「熱愛」が報じられるのではないかと、ネットが騒然となり、スクープされたのは誰か、憶測が乱れ飛んでいます。


確かに、写っている場所は、ソニーの乃木坂ビル前に間違いなく、「アイドルグループ」とあることから、素直に考えると、乃木坂46が頭に浮かびます。

ただ、幾つか、乃木坂以外の可能性を疑いたくなる点はある。

一つは、「古参メンバー」という言葉です。

乃木坂はCDデビューしてまだ5年のグループで、1期24人、2期11人、3期12人と、結成時の参加メンバーがもっとも多い。

「古参」というのは、古くから在籍する少数のメンバーと、後から入った多数のメンバーが、モザイクのように入り乱れ、しかもグループそのものが、AKB48のように、かなり長い期間存続してきた場合にピッタリくる表現です。

乃木坂のように、比較的新しいグループで、1期が過半数を占める場合、「古参」という言葉は使わないんじゃないかと。


しかも、清楚なお嬢様イメージを掲げ、「恋愛」問題に敏感な筈の乃木坂がターゲットであれば、人気が急上昇している今、週刊文春の誌面に載せると思うんですが、Web配信の『文春砲Live』で報じるとある。

乃木坂の「恋愛」スクープなら、誌面記事になるだろうと思うのは、ファンの買いかぶりかもしれませんが(笑)、AKB48ならともかく、乃木坂を「国民的アイドルグループ」と呼ぶことにも違和感があって、「写真が乃木坂ビル = 乃木坂46のスクープ」とは断言出来ない気がします。

そもそも、男性アイドルか女性アイドルかも書かれていないので、乃木坂かもしれないし、そうでないかもしれないと、モヤモヤしながら、土曜日を待つしかないですね。

いずれにしても、当日の番組視聴数は、相当に跳ね上がるでしょう(笑)。


「ヒント」写真でちょっと気になったのは、覆面姿の男性が両手を地面に付きそうになりながら、坂を「上っている」ように見えるけど、地形を考えると、実際には、坂を「下っている」筈なんですね。

こういうポーズを取るなら、撮影する方向が逆で、そのため写真から不自然な印象を受けるのだと思います。

坂を「上っている」ように思っているけど、実は、「下っている」のかもよ、という乃木坂に対するメッセージであれば、文春さんからの有り難い忠告として、しっかり受け止めなければいけません(笑)。


ところで、今日から16枚目個別握手会の第16次応募受付が始まっていますが、木曜日の時点で、17枚目の応募については、まだ何の告知もない。

金曜日に、いきなり第1次を受け付ける可能性は、ごく僅か残っているけど、まあ、次シングルの個別握手会応募は、来週以降に持ち越されたとみていいでしょう。

となると、次の日曜深夜、『乃木坂工事中』で、17th選抜が発表されるので、メンバーをお披露目してから、個別握手会の応募を開始する手順になります。


選抜発表が応募開始より先というこの順番、実は、11枚目「命は美しい」以来のことで、最近では珍しい。

(表1) 7枚目「バレッタ」以降の選抜発表と個別握手会応募開始の日程的関係

#「=(3次)=>」は、個別握手会の3次応募受付が終わってから、選抜発表が行われたことを示す
# 月曜から日曜を1週として、「=(1週)=>」は選抜発表の翌週、「=(2週)=>」は翌々週に、個別握手会の応募受付が始まったことを示す

17枚目 : 選抜発表[2017/01/29(日)] =(?週)=> 応募開始[2017/??/??(?)] タイトル未定
16枚目 : 応募開始[2016/09/29(木)] =(3次)=> 選抜発表[2016/10/16(日)] サヨナラの意味
15枚目 : 応募開始[2016/06/02(木)] =(1次)=> 選抜発表[2016/06/05(日)] 裸足でSummer
14枚目 : 応募開始[2016/01/14(木)] =(3次)=> 選抜発表[2016/01/31(日)] ハルジオンが咲く頃
13枚目 : 応募開始[2015/08/13(木)] =(3次)=> 選抜発表[2015/08/30(日)] 今、話したい誰かがいる
12枚目 : 応募開始[2015/05/07(木)] =(1次)=> 選抜発表[2015/05/10(日)] 太陽ノック
11枚目 : 選抜発表[2015/01/18(日)] =(1週)=> 応募開始[2015/01/22(木)] 命は美しい
10枚目 : 選抜発表[2014/08/03(日)] =(1週)=> 応募開始[2014/08/08(金)] 何度目の青空か?
09枚目 : 応募開始[2014/05/09(金)] =(1次)=> 選抜発表[2014/05/11(日)] 夏のFree&Easy
08枚目 : 選抜発表[2014/01/26(日)] =(2週)=> 応募開始[2014/02/04(火)] 気づいたら片想い
07枚目 : 選抜発表[2013/10/06(日)] =(1週)=> 応募開始[2013/10/08(火)] バレッタ


11枚目「命は美しい」まで、ほとんどのシングルにおいて、選抜発表は、個別握手会の応募が始まる前に行われ、誰が歌うかをちゃんと告知してから、CDの予約を取るという、しかるべき手順を踏んでいました。

9枚目「夏のFree&Easy」は、当時としては例外的に、選抜発表が後回しなっていますが、それでも「前倒し」応募は1次分だけだった。

ところが、12枚目「太陽ノック」から、経営トップが交代したのか、単にネジが緩んだだけなのか(笑)、選抜を発表せずに、予約販売を進めるのが当たり前になってしまった。


そして、13枚目「今、話したい誰かがいる」、14枚目「ハルジオンが咲く頃」、16枚目「サヨナラの意味」では、「前倒し」応募が3次に達し、タイトルも歌唱メンバーも分からないシングルが、延々と売りに出される異様な光景が展開します。

しかも、その間に30部をほとんど売り切ってしまうトップメンバーがいて、収録されている音楽コンテンツとは全然関係のない「人気」が、乃木坂のCDセールスを押し上げてきたのは、間違いありません。

ただ、最近、欅坂という、本当に楽曲人気の高いグループが、すぐ側に出現したことで、乃木坂の「人気」構造に対して、以前にも増して、強い疑問符が付くようになった。

そして、「卒業」商法の連発によるCDセールスのブースト、その結果の「ミリオン」達成と併せ、最近、このままで良いのか?という雰囲気が少し漂い始めている。


乃木坂運営が、握手会商法を見直すとは思えないけど、17枚目で、2年ぶりに選抜発表を先行させたことは、音楽面での人気上昇を若干意識しているのかもしれません。

何と言っても、CDデビューからまだ1年にも満たない妹グループの欅坂が、握手会人気と楽曲人気の両方を、同時にガンガン上げつつある。

欅坂の新規ファン増加がこのまま進むと、乃木坂は、そう遠くない将来、CDセールスでも、越されてしまう可能性があって、危機感を持たない方がどうかしている状況です。


選抜発表の先行は、悪くないニュースですが、気になるのは、CDの発売日が未だにアナウンスされていない(笑)。

橋本奈々未を「卒業」センターに据えた16枚目「サヨナラの意味」は、選抜発表、「卒業」告知、タイトルと楽曲の初披露が、CD発売の3週間前という、とんでもない短期決戦プロモーションでしたが、11月9日(水)というリリースの日付は、8月末の神宮ライブでアナウンスされました。

CDの発売日は、「卒業」シングルであれ、大抜擢センターであれ、もっとも最初に公表出来る、そして、公表しなければならない情報で、それを遅らせることには、何のメリットもありません。


17枚目に関して、その情報が出ていないということは、公表したくても公表出来ない、つまり、まだ発売日が決まっていないのだと思います。

AKB48の47枚目は、今週の水曜木曜に、表題曲MVの撮影ロケを行っている筈ですが、こちらも未だにCDリリースの日付が発表されていない。

1月25日(水)にAKB48の8枚目アルバム「サムネイル」が発売され、2月15日(水)にHKT48の9枚目「バグっていいじゃん」、2月22日(水)にSKE48の2枚目アルバム「革命の丘」、4月12日(水)にNGT48のデビューシングル「タイトル未定」がリリース予定となっており、そこに乃木坂の17枚目、AKB48の47枚目、欅坂の4枚目が加わっていく。


これだけ音楽CDのリリースが重なり、秋元康氏がすべてを仕切っているとすれば、完成が遅れたり、なかなか発売日の目処が立たないものが出ても不思議ではなく、むしろ、全部予定通りに進む方がどうかしている。

例えば、SKE48の「革命の丘」は、過去にリリースしたシングル表題曲を収録すること以外、1月24日時点で、ほとんどが「収録内容未定」となっています。

発売1ヶ月を切ったアルバムの収録内容が発表されていないのは、かなり切ない状況で、乃木坂の17枚目がどこまで進んでいるのか、過大な期待は持たない方が良いのかもしれません。


とはいえ、選抜発表の日付が分かっている以上、個別握手会の応募開始時期も薄々決まり、結果として、CDの発売日も機械的に出てきます。

(表2) 17枚目の個別握手会応募開始とCD発売の日程シミュレーション

01次応募[02/02(木)03(金)] =(5次分初動算入)=> CD発売[03/08(水)]
01次応募[02/02(木)03(金)] =(6次分初動算入)=> CD発売[03/15(水)]
01次応募[02/02(木)03(金)] =(7次分初動算入)=> CD発売[03/22(水)]
01次応募[02/02(木)03(金)] =(8次分初動算入)=> CD発売[03/29(水)]
01次応募[02/02(木)03(金)] =(9次分初動算入)=> CD発売[04/05(水)]

01次応募[02/09(木)10(金)] =(4次分初動算入)=> CD発売[03/08(水)]
01次応募[02/09(木)10(金)] =(5次分初動算入)=> CD発売[03/15(水)]
01次応募[02/09(木)10(金)] =(6次分初動算入)=> CD発売[03/22(水)]
01次応募[02/09(木)10(金)] =(7次分初動算入)=> CD発売[03/29(水)]
01次応募[02/09(木)10(金)] =(8次分初動算入)=> CD発売[04/05(水)]


(表1)から、選抜発表が先行したシングルでは、翌週か翌々週に個別握手会の応募がスタートしているので、その日程を当てはめると、17枚目の第1次受付は、2月2日(木)3日(金)か、2月9日(木)10日(金)には、行われることになる。

そして、妥当なオリコン初動算入の次数だけ、応募受付を進めると、(表2)のような発売日の予想リストが書けます。


橋本奈々未がグループを去る17枚目は、16枚目におけるCDセールスの上昇に「卒業」効果が相当入っていること、また、大きな舞台を抱える生田絵梨花の握手会参加が引き続き制限される可能性が高いことから、前作割れの危険が少なくない。

そのため、個別握手会セールスのオリコン初動算入分は、16枚目の6次を越えることが望ましく、4次、5次といったスケジュールは、まず避けると思います。

となると、来週から応募を始めて3月15日(水)以降、再来週からだと3月22日(水)以降が、CDリリースの日程対象となります。


やはり、7次分以上は欲しいので、現実的には、3月22日(水)と29日(水)のどちらかじゃないでしょうか。

4月5日(水)は、欅坂がリザーブしていそうなので(笑)。

昨年を参考にすると、AKB48が3月8日(水)、2週間おいて3月22日(水)に乃木坂、さらに2週間後の4月5日(水)が欅坂というのが、オーソドックスな案ですが、現時点で、どのグループもシングル発売日を発表していないことから、AKB48が3月15日(水)、乃木坂は3月29日(水)、欅坂の4月5日(水)など、若干の「調整」があるかもしれません。

万が一、NGT48の4月12日(水)を越えてしまうと、3グループとも、夏シングルの発売スケジュールに影響するので、どんなことがあっても、3月から4月上旬までに、絞らざるを得ないと思います。


さて、前回記事で、17th選抜に入るメンバーを予想しました。

予想と言っても、現選抜メンバーは誰も落とせないし、アンダーから抜擢したいメンバーは何人もいて、やっぱり星野みなみはめちゃめちゃ可愛いという、個人的嗜好に溢れた、絶望的に五里霧中な結論で終わってしまいました(笑)。

そうなんですよ、これだけ握手会成績の良いメンバーが多いと、もはや選抜の定員を増やす以外、何ともしようがないわけで、ギリギリ言えるとすれば、2期枠据え置きなら、まいちゅんと蘭世の一騎打ちかもしれないと、遠い目をしながら呟くしかない。


ということで、今日はセンターを「予想」してみます(笑)。

何が「ということ」なのか、書いている自分にすら分かりませんが、取り敢えず、センターを考えてみます。

まず、16th選抜のメンバー配置は、以下の通りです。

(表3) 16th選抜メンバーの配置表

16th選抜 (5-6-8, 19人, 11福神=1, 2列目全員)

(3列目) 中元(03/16) 井上(11/16) 新内*(02/10) 桜井(16/16) 生駒(16/16) みなみ(14/16) 北野*(03/10) 万理華(08/16)
(2列目) 若月(15/16) 松村(16/16) 堀*(08/10) 飛鳥(09/16) 衛藤(09/16) 真夏(13/13)
(1列目) 高山(16/16) 西野(16/16) c橋本(16/16) 白石(16/16) 生田(15/15)

#「03/16」は16シングルにおいて選抜への抜擢対象となり、3回選抜入りしたことを表す
# 「*」は2期メンバー、「c」はセンター


乃木坂のセンターは、ほとんどのシングルで、前作1列目か、2列目中央にいたメンバーが抜擢されています。

但し、例外が2ケース3シングルある。

一つ目の例外ケースは、7枚目「バレッタ」での2期生堀未央奈の大抜擢と、10枚目「何度目の青空か?」における、「休業」明け生田絵梨花の復帰直後センター。

ともに、前作では、選抜どころか、アンダーにもいなかったメンバーが、いきなり起用されたケースです。

12枚目「太陽ノック」の生駒里奈も、前作では2列目中央にいたものの、AKB48との「兼任」が終わった直後の、久しぶりのセンター抜擢であり、このケースに近いかもしれません。


もう一つの例外ケースは、15枚目「裸足でSummer」の齋藤飛鳥で、前作では2列目端に位置しており、1列目と2列目中央以外のメンバーが抜擢された唯一のシングルとなっています。

つまり、前作で3列目もしくはアンダーだったメンバーがセンターに起用されたシングルはありません。

以上の分析を基にすると、17枚目のセンター候補を考えるとき、まず、16枚目選抜の1列目と2列目中央、次に、選抜でもアンダーでもない3期生、そしてセンター裏以外の2列目・3列目・アンダーという順に検討するのが、当たる確率が高くなる進め方かと思います。

しかし、完売部数が物差しに使える選抜メンバーの予想と違って、センターは運営のさじ加減一つで決まるので、確率が高いといっても、単なる気休めに過ぎません(笑)。


16th選抜の1列目と2列目中央を眺めたとき、一番の有力候補は、もちろん、西野七瀬です。

もっと正確に言えば、ななせまるは、始めてセンターに起用された8枚目「気づいたら片想い」以降、常にセンターの最有力候補で、「本命」でなかったことがない。

個別握手会での人気は、長期に渡って、トップの座を譲らず、最近出した写真集『風を着替えて』は売れに売れている。

コアファンの熱量掛ける人数は、グループ内で群を抜いており、前作割れが危惧される17枚目において、それを食い止めてくれるよう、運営が西野七瀬に期待しても不思議ではない。


敢えて不安材料を挙げるなら、ななせまるがセンターに抜擢された4シングルのオリコン初動が、8枚目「気づいたら片想い」はプラス6.3万枚と前作から大幅アップしたものの、9枚目「夏のFree&Easy」はマイナス3.6万枚、11枚目「命は美しい」はプラス2.2万枚、白石麻衣とのダブルセンターだった13枚目「今、話したい誰かがいる」はプラス1.8万枚と、あまり跳ねている印象がないことです。

乃木坂のCDセールスは、さまざなな要因が絡んで決まるもので、センター人事によって左右される部分はごく小さいと見るのが妥当です。

しかし、突出した握手会人気を誇るメンバーを、選抜序列であまりに優遇し過ぎると、他メンバーのファンが嫌気を覚えて、グループを離れてしまうことへの警戒感は、運営にあるかもしれない。

握手会主義をセンター人事にまで厳密反映させたことが、初動の伸び悩みにつながったという危惧は、西野七瀬の抜擢にブレーキを掛ける要因になる。


加えて、常にセンター候補の最有力なので、選ばれたときの「サプライズ」感が乏しい。

乃木坂運営による6枚目以降のセンター人事に、確固とした「コンセプト」や未来へ向けた「メッセージ」を感じたことは一度もないですが(笑)、唯一、「サプライズ」を演出したいという願望は伝わってきます。

間違いなく「本命」なんだけど、「本命」過ぎて、かえって抜擢を躊躇う面がある。

そんな葛藤を乗り越えて、今回、11枚目以来の西野七瀬単独センターが誕生するかどうか。

17th選抜発表の、大きな見所の一つだと思います。


「サプライズ」の演出を軸に、センター候補を探すと、17枚目の期間、間違いなく舞台仕事で忙しい生田絵梨花が浮上してきます。

素直に考えると、選抜メンバーであることすら難しいのだから、センターなんて絶対ないだろうと思いたくなりますが、「絶対にないだろう」という人を抜擢するのが、乃木坂運営の大好物で、かえって怪しいわけです(笑)。

深刻な腰痛を抱えていた橋本奈々未を、センターに起用したように、皆が「あり得ない」とする方向に敢えて進むのが、正解と捉えている節すらある。


しかも、『ロミオ&ジュリエット』と『レ・ミゼラブル』のスケジュールを見ると、握手会の全参加は厳しいものの、センターが「絶対に無理」とは言えない面がある。

音楽番組に出演しても、「サヨナラの意味」のステージ以外は、ほとんど画面に現れなかった橋本奈々未のように、そもそも、センターがどこまで参加すれば「合格」なのかは、考え方次第です。

表題曲のステージを一つ二つ欠席しても、MV撮影を主役としてこなし、レコーディングを済ませ、『MUSIC STATION』などの音楽番組でパフォーマンスすれば、センターとして十分役割を果たしているという価値観もある。


また、いくちゃんをキャスティングした舞台関係者にとって、芝居に影響しなければ、センター就任は、出演者として箔がつくことなので、マイナスなことではない。

最大の問題は、音大ピアノ科の学生でもある生田絵梨花の負担が大きくなり過ぎることですが、彼女の性格からみて、敢えてチャレンジし、乗り越えてみせるという意欲が湧くことを期待できます。

さらに、長期の東京公演に加え、分厚い地方公演も行われる『レ・ミゼラブル』と日程が重なる、夏・秋のシングルこそ、本格的に「休業」を迫られる可能性があり、17枚目は、今年、センターを担当できる「最後のチャンス」かもしれない。

個人的には、生田絵梨花のセンター起用は、絶対に止めて欲しいけど、「サプライズ」感が強いこともあり、検討せざるを得ない選択肢です。


次に白石麻衣ですが、まいやんのセンター抜擢には、「卒業」の行方が否応なく絡んでくる。

2月7日(火)に発売される写真集『パスポート』は、発売前に、初版が10万部を突破したそうで、数字にはいささか疑問を呈したくなるけど、とにかく人気が高いのは間違いない(笑)。

そして、ネットに流れている、大人セクシー路線に邁進するショットを眺めていると、「卒業」はしばらくないんじゃないかと思えてきます。


もし、近々、グループを離れ、独り立ちする予定があるなら、ソロ写真集とはいえ、こういった一定のイメージを強調するようなことはしない気がします。

深川麻衣は、来月から、北村薫原作の舞台「スキップ」[4月27日(水)〜5月5日(金祝) in サンシャイン劇場]で、主役の女子高校生を演じるそうです。

乃木坂時代には、最年長メンバーであり、「聖母」キャラだったまいまいですが、女優になると、高校生の役をこなすこともある。


将来、女優仕事をやっていくつもりであれば、様々な役のオファーを呼び込みたいので、アイドル時代に、特定のキャラ、例えば、「セクシー」というイメージを強く固定しない方が動き易い。

まいやんが大人路線を採用したのは、自分より若いメンバーが多い乃木坂において、役割分担をはっきりさせる、グループ内の「生き残り戦略」という感じがします。

AKB48において、小嶋陽菜が採用したのと同じやり方で、大人キャラは、私に任せて欲しいというメッセージじゃないでしょうか。


まいやんの「卒業」が、今夏を含め、暫くないとすれば、17枚目でセンターに抜擢される可能性は、むしろ高くなる。

何と言っても、握手会人気トップの座を、西野七瀬と二分するほどのメンバーで、運営、メンバー、ファンからの信頼が厚い。

しかも、センターの経験が、6枚目「ガールズルール」の単独と、13枚目「今、話したい誰かがいる」のダブルの2回だけで、抜擢された場合、人事として、意外に「サプライズ」感がある。

白石麻衣のセンターだけど、「卒業」センターではないという「変化球」も、運営の好みに合いそうで(笑)、まいやんセンターは、いくちゃんセンターと並んで、気になる選択肢です。


堀未央奈と齋藤飛鳥という、「若手」メンバーのセンターは、17枚目では可能性が低いかなと思っています。

例えば、齋藤飛鳥をセンターに抜擢すると、14枚目「卒業」センター、15枚目あしゅセンター、16枚目「卒業」センター、17枚目あしゅセンターとなり、乃木坂の中心軸は、齋藤飛鳥であるという「メッセージ」が明確になってしまう。

これまでのセンター人事を眺めると、「サプライズ」が重視される一方、「コンセプト」や「メッセージ」は避けられる傾向があり、とくに、若手メンバーへのシフトを強く打ち出しているように見える、齋藤飛鳥の飛び石センターは、「刺激が強い」と、会議で却下される気がします(笑)。

16th福神の顔ぶれを眺めても、乃木坂は、依然として、年長メンバー中心の布陣を敷いていて、かりに若手を登用するにしても、ソロリそろりと進めるんじゃないかと。


そういう意味から、センター人事以上に、今回注目しているのは、北野日奈子が、福神入りするかどうかです。

堀ちゃんが福神据え置きで、かつ、きいちゃんが2列目以上に起用された場合、それは、乃木坂を、現在の年長メンバー中心から、1期2期の年少メンバー中心へシフトし、早い段階で3期も使いたいという、運営の「メッセージ」に思えます。

堀未央奈は、1月24日付の最新ブログで、元NMB48の人気メンバーだった渡辺美優紀に倣い、生誕委員の方が作ってくれたというセクシーな「わるきー」衣装を着て、アグレッシブにがんがん攻めてますが(笑)、これを見ていると、今こそ頑張らなければという、強い意気込みが伝わってくる。

折しも、北野日奈子のソロ写真集が出版されるという情報が、ネットを駆け巡り、意欲満々の堀ちゃんの様子と併せると、17th選抜では、2期メンバーに何かアクティブな動きがあったのかもしれないと、期待したくなります。

堀未央奈の2017/01/24_17:30ブログ


ネットでは、3期のセンター抜擢を予想する意見がちらほらあります。

7枚目「バレッタ」における、堀未央奈の大抜擢から、そういった究極の「サプライズ」センターを頭に浮かべるファンが少なくないのかもしれません。

しかし、当時の堀ちゃんは、6枚目「ガールズルール」の2期ペア握手会で、一番の成績を収めていて、まだ握手会に参加したことのない3期メンバーとは、全然、立場が異なります。


おそらく、17枚目で、3期は握手会に加わるのだと思いますが、そこで突出した売り上げを見せるメンバーが現れたら、18th選抜では、何が起こるか分かりません(笑)。

逆に、17th選抜で3期が起用される可能性は、センターはもちろん、選抜入りも、ほとんどないんじゃないでしょうか。

現段階での3期抜擢は、強烈な「サプライズ」になるけど、握手会人気という「パスポート」だけは、どんな場面でもしっかりチェックするのが乃木坂運営なので(笑)、3期が選抜選考に絡むのは、握手会に参加して以降だと思います。


センター裏以外の2列目、さらに3列目とアンダーを見渡して、とくに気になるのは、30部を最速4次で全完売した若月佑美と桜井玲香です。

若様とキャプテンは、ここ数シングルで、握手会人気を盤石なものにした感があり、舞台『嫌われ松子の一生』での活躍など、ともに女優としての仕事が、高い評価を受け続けている。

年齢的に、白石、松村、衛藤、橋本の世代、さらに、秋元、ゆったん、かずみんの世代に次ぐ、第3の世代ですが、選抜トップとして目立ってきたのは、西野七瀬のみという印象がある。


年齢だけでなく、現在の握手会人気を考えても、これから乃木坂をリードすることを期待される二人と言えます。

桜井さんは、病気による体調不良のため、15枚目、16枚目の期間は、乃木坂の活動に参加できないことがありましたが、最近、元気を取り戻してきたのか、以前のような、明るい笑顔が多くなったように感じます。

例えば、若月佑美をセンターに抜擢して、桜井玲香をセンター裏に置く、あるいは、その逆にするなど(笑)、17枚目で選抜中軸に起用して、二人に重点プロモーションを掛けることは、あり得る選択肢じゃないでしょうか。


また、西野七瀬がセンターの場合でも、同年代なので、二人を近くに配置することで、第3世代の台頭をアピールすることが出来る。

3期が本格始動する2017年は、堀未央奈、北野日奈子、星野みなみ、齋藤飛鳥といったより先へ、世代交代を進める過渡期であり、まずは第3世代を前面に出すのが、妥当な手順です。

そう考えると、第3世代に属する中田花奈の選抜入りも、可能性があるように思えてきます。


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乃木坂17th選抜は1月29日深夜発表、30部全完売19人、2期躍進、欅坂台頭で読めない抜擢陣容 [24Jan17]

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『FNS歌謡祭』第2夜、生田絵梨花が圧巻の歌唱、3期優先出演は亀裂を生む今年一番の「悪手」 [16Dec16]

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橋本センターの16thは、30部全抜擢、2期3枠、総勢19人の各位配慮型選抜も、続く沈黙が重い [17Oct16]


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乃木坂17th選抜は1月29日深夜発表、30部全完売19人、2期躍進、欅坂台頭で読めない抜擢陣容 [24Jan17]

2017-01-24 01:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月24日(火) 19 : 00 〜 19 : 54 [地デ] テレビ朝日『林修の今でしょ!講座』に、秋元真夏が出演

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月26日(木) 10 : 00 〜 10 : 45 [CS] フジテレビONE『ラーメンWalker TV2』 の「♯160」に相楽伊織(10:00〜10:15)、「♯161」に川村真洋(10:15〜10:30)、「♯162」に鈴木絢音(10:30〜10:45)が出演

01月28日(土) 18 : 30 〜 19 : 00 [地デ] 日本テレビ『満天★青空レストラン』に、生駒里奈がバイきんぐ小峠と共にゲスト出演。食材は千葉県館山の「うつぼ」

01月28日(土) 18 : 56 〜 19 : 54 [地デ] テレビ朝日『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団』に、秋元真夏が出演

01月28日(土) 19 : 00 〜 19 : 59 [BS] NHK BSプレミアム『クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜』で、松村沙友理が番組ナビゲーターを担当

01月28日(土) 21 : 30 〜 23 : 00 [CS] TBSチャンネル1『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ TBSチャンネルオリジナル90分拡大版』。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理が出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

1月15日(日) 〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月23日(月) 09日目 休演日
01月24日(火) 10日目 第11公演(13:30)
01月25日(水) 11日目 第12公演(13:30)^
01月26日(木) 12日目 第13公演(13:30)&第14公演(18:30)
01月27日(金) 13日目 第15公演(13:30)
01月28日(土) 14日目 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)^
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
=============(1月末までの公演日程)================


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



いきなり来ましたね(笑)、17th選抜発表の予告。

現在、橋本奈々未の「卒業」プロジェクトが進行中で、オリコンの累計売り上げもミリオンに迫りつつある。

そのため、前回記事に書いたように、2月20日(月)から始まる、「卒業」コンサートを兼ねた、さいたまスーパーアリーナの『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』に、もう少し寄せて発表するのかと思ってました。

発表の時期としては、昨年の春シングル「ハルジオンが咲く頃」とほぼ同じで、表題曲が初披露される可能性の高い、『BIRTHDAY LIVE』Day3までの期間が24日というのも、例年並みのオーソドックスな日程と言えます。

ただ、新選抜の発表日をアナウンスして、「さあ、17枚目へ!」と、すっぱり進むのかと思いきや、CD発売日は告知されず、個別握手会の応募がいつから始まるのかも分からない。

次に行きたいのか、行きたくないのか、何とも不思議な空気ですが(笑)、実は、AKB48の47枚目も、どこか似たような微妙な感じになっています。


土曜日曜、TOKYO DOME CITY HALL で行われた『AKB48グループ リクエストアワーセットリスト ベスト 100』は、48Gファンの注目が集まるイベントで、1位に輝いた、NGT48「Maxとき315号」は、翌日の iTunes Store トップソングにおいて、昨春以来ぶりとなる、200位圏内登場を果たしています。

これだけ重要なコンサートですから、最終公演において、47枚目シングルの情報が発表されるものと、多くの人が期待していたようですが、表題曲のお披露目はなく、選抜メンバーやCD発売日も、アナウンスされなかった。

しかし、面白いことに、今週の水曜木曜、47thシングル表題曲のMV撮影に関して、エキストラ募集中との情報が流れている。

表題曲のMVを撮影するのに、選抜メンバーが決まっていない筈はなく、なぜ、情報をスパッと公表しないのか、首を傾げたくなる。


昨年9月、乃木坂の16th選抜について、何の音沙汰もないとき、静岡において、エキストラを動員したMV撮影があったとの噂が立った。

そして、数日後、北野日奈子が、新東名のサービスエリアで、数名のメンバーと「相席」しながら食べた「まぐろづくし丼」の写真をブログに載せ、やっぱり、新曲のMV撮影は始まっているんじゃないのか?と、ネットが騒がしくなりました。

乃木坂とAKB48のシングルに関して、選抜メンバー、個別握手会の応募日程、タイトル、CD発売日がすんなりアナウンスされず、ファンが「どうなっているんだ?」と気を揉んでいる中、どういうわけか、MVの撮影だけは、情報が漏れてくる(笑)。


思うに、MVの撮影スケジュールは、ロケ先との交渉、スタジオや機材の手配、参加スタッフと共演者の日程調整など、様々な事前準備が必要なので、一番最初に決まってしまうのかもしれません。

一方、タイトルを含めた楽曲の内容は、膨大な曲数を秋元康氏がまとめて担当している上に、編曲やレコーディングでの微調整があるため、いつ完成するか、はっきりしない。

そして、曲が細部まで完成しなければ、ダンスの振り付けを決められないし、メンバーもフリ入れが出来ず、ステージパフォーマンスの目処が立たない。

選抜発表、ステージ初披露、個別握手会の応募、CD発売のスケジュール設定は、楽曲制作の進行具合を睨みながら行わざるを得ず、シングルごとの都合によって、大幅に変わってしまう。

しかし、MV撮影は、事前に決めた日時を動かせず、しかも、前作プロモーションが一段落した後の、だいたい似たようなタイミングに設定するので、運営が秘密にしなければ、ファンが「そろそろかな?」と思った頃に、情報が出てくるんじゃないでしょうか。


逆に言えば、楽曲がさっぱり出来上がっていなくとも、MV撮影は敢行しなければならず(笑)、作品のクオリティに影響する可能性がある。

とくに、「制服のマネキン」や「サイレントマジョリティー」など、ダンスナンバーのMVは、パンチの効いた映像を作るために、音楽とフリの絶妙な一致が不可欠な筈で、撮影の際に、楽曲が完全に仕上がっていなければならない。

仮歌でダンスを踊って撮影した場合、編曲者やレコーディングスタッフが、後でCD音源に仕上げていく際、もっと疾走感が欲しいからとリズムをいじってしまうと、流れている音楽とメンバーのダンスが合わなくなって、映像を早回しするなど、監督は、編集において、苦しい決断を迫られるかもしれない。

ドラマ部分が多く、ユルい振り付けの踊りであれば、映像のスピードを変えても、さほど問題にはならないだろうけど、激しい動きが連続する、シャープなダンス曲だと、にっちもさっちも行かなくなる危険があるんじゃないでしょうか。


欅坂が、3作続けて、パンチのあるダンスナンバーを表題にし、しかもMV作品のクオリティを高く維持出来ているのは、撮影時に、完成した楽曲が届いているからだと思います。

そして、欅坂のシングルについては、選抜メンバー、タイトル、発売日などが、割とすんなり公表されてきた印象がある。

デビュー1年目ということで、優先的に、楽曲を提供して貰っていたのかもしれません。


NGT48が、4月12日(水)に、デビューシングルを発売することが決まったようですが、この新しい「負荷」が、乃木坂欅坂とAKB48Gへの楽曲提供に、どの程度影響するのかは、一つの注目点だと思います。

一人のプロデューサーが、あまりに多くのグループを手掛けると、個々のクオリティが保てなくなるのは当然です。

本来、テンポ良く公表されるべき新曲情報が、ぎっこんばったん、右往左往しているようだと、MVなど、作品の出来そのものまで不安視したくなります。


今日は、16枚目個別握手会のメンバー別成績を基に、17th選抜メンバーを予想したいのですが、肝心のCD発売日が、まだ公表されないので、そちらを先に考えておきます。

CD発売日の予測は、オリコン初動に算入できる個別握手会の応募分を調べるのが、一番、正確だと思います。

橋本奈々未の「卒業」シングルである16枚目「サヨナラの意味」は、選抜発表からCD発売までが3週プラス3日と、異例中の異例の短さでしたが、初動算入の応募は6次分までと、まだ話の出来るレベルに設定されていた(笑)。


17枚目は、15枚目「裸足でSummer」と同じく、大々的な「卒業」商法を展開した直後のシングルで、「祭りの後」、ファン心理の冷え込みによる、CDセールスの前作割れが気になるところです。

しかも、16枚目で「ミリオン」を宣言しているので、前作を下回ると、「ミリオン」割れになってしまう。

従って、初動算入を6次応募分より少なくするのは、ちょっと考えらない。

また、選抜メンバーが発表されたのに、17枚目個別握手会の1次応募受付が、延々と始まらないなんてことはないだろうから(笑)、以下のようなシミュレーションが出来ます。

(表1) 17枚目の個別握手会応募開始とCD発売の日程シミュレーション

01次応募[01/26(木)27(金)] =(6次分初動算入)=> CD発売[03/08(水)]
01次応募[01/26(木)27(金)] =(7次分初動算入)=> CD発売[03/15(水)]
01次応募[01/26(木)27(金)] =(8次分初動算入)=> CD発売[03/22(水)]
01次応募[01/26(木)27(金)] =(9次分初動算入)=> CD発売[03/29(水)]

01次応募[02/02(木)03(金)] =(6次分初動算入)=> CD発売[03/15(水)]
01次応募[02/02(木)03(金)] =(7次分初動算入)=> CD発売[03/22(水)]
01次応募[02/02(木)03(金)] =(8次分初動算入)=> CD発売[03/29(水)]

01次応募[02/09(木)10(金)] =(6次分初動算入)=> CD発売[03/22(水)]
01次応募[02/09(木)10(金)] =(7次分初動算入)=> CD発売[03/29(水)]


AKB48の47枚目と発売日が重ならないよう、調整する必要があるので、乃木坂の内部事情だけで、決められるものではない。

しかし、出来れば、初動算入分として、7次は確保したいところで、3月15日(水)以降が、有力じゃないでしょうか。

 

選抜発表からCD発売までの期間を計算しても、3月8日(水)リリースだと、5週プラス3日となって、16枚目と同じく、異様に短くなってしまう。

17th選抜の発表は、時期として、昨年とほぼ同じのオーソドックスな設定なので、この期間も、通例に従って、6週プラス3日以上を取るんじゃないかと。

だとすれば、やはり、3月15日、22日、29日あたりが、妥当な頃合いになると思います。

(表2) 17枚目の選抜発表とCD発売の日程シミュレーション

選抜発表[01/29(日)] =(5週+3日)=> CD発売[03/08(水)]
選抜発表[01/29(日)] =(6週+3日)=> CD発売[03/15(水)]
選抜発表[01/29(日)] =(7週+3日)=> CD発売[03/22(水)]
選抜発表[01/29(日)] =(8週+3日)=> CD発売[03/29(水)]

もちろん、4月に入ってからの可能性もゼロではないけど、AKB48は、年4シングル体制となった、昨年、一昨年と同じなら3月8日、欅坂は乃木坂から2週間ほど後ろに離すのが通例で、NGT48は4月12日。

これらのラインアップを考えると、どうしても、3月22日あたりに目が釘付けになります(笑)。


CD発売日は3月中下旬かなと、至極当たり前の見通しを立てたところで(笑)、いよいよ、17th選抜メンバーを考えてみましょう。

まずは、16枚目個別握手会における、メンバー別推定売り上げ枚数の順位表を載せておきます。

(表3) 16枚目個別握手会第14次応募終了時点の推定売り上げ枚数順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒、完売1部635枚として計算し、万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、16th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目緑色は2列目オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー

# 30部全完売の場合だけ、達成次数の少ない方を上位としている
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

[01] 30部/30部 (1.00; 04次, 1.91万枚) 秋元真夏 衛藤美彩 齋藤飛鳥 桜井玲香 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未(c) 若月佑美
[09] 30部/30部 (1.00; 05次, 1.91万枚) 伊藤万理華 北野日奈子* 高山一実 中元日芽香 星野みなみ 堀未央奈*
[15] 30部/30部 (1.00; 06次, 1.91万枚) 井上小百合 新内眞衣* 寺田蘭世* 松村沙友理
[19] 30部/30部 (1.00; 09次, 1.91万枚) 中田花奈
[20] 28部/28部 (1.00; 08次, 1.78万枚) 生駒里奈
[21] 24部/24部 (1.00; 09次, 1.52万枚) 斉藤優里
[22] 22部/22部 (1.00; 07次, 1.40万枚) 山崎怜奈*
[23] 20部/20部 (1.00; 04次, 1.27万枚) 生田絵梨花
[24] 18部/18部 (1.00; 08次, 1.14万枚) 渡辺みり愛*
[25] 16部/16部 (1.00; 06次, 1.02万枚) 鈴木絢音*
[25] 16部/16部 (1.00; 08次, 1.02万枚) 樋口日奈
[27] 12部/12部 (1.00; 08次, 0.76万枚) 斎藤ちはる
[27] 12部/12部 (1.00; 10次, 0.76万枚) 伊藤かりん*
[27] 11部/12部 (0.92, 0.76万枚) 能條愛未
[30] 08部/08部 (1.00; 07次, 0.51万枚) 相楽伊織*
[30] 08部/08部 (1.00; 11次, 0.51万枚) 川後陽菜
[32] 06部/06部 (1.00; 07次, 0.38万枚) 伊藤純奈* 川村真洋
[34] 03部/06部 (0.50, 0.38万枚) 佐々木琴子* 和田まあや


握手会セールスがより上位のメンバーは、選抜入りする可能性がより高いというルールが、今回、大きく破られる兆候はどこにも見当たらず、いつものように、最高30部を最速4次で売り切った8人は、17枚目も引き続き選抜に留まる「安全圏」に位置していると言えるでしょう。

この8人の中からアンダーへ行くメンバーが出たら、それは運営の根本的な方針転換を示すもので、「予想」すること自体が、ほとんど無意味になります(笑)。


次に、30部を5次全完売した6人ですが、1列目の高山一実と、2列目の堀未央奈は、これまで3列目を経ずアンダーに行った例がないことから、「ほぼ安全圏」です。

さらに、同じ理屈から、6次全完売で、2列目の松村沙友理も、同じ範疇に入れていい。

一定の身分「保証」を与えることで、「福神」という称号の有名無実化を防いできた面があって、今回もそこは崩さないんじゃないかと。


一方、28部8次全完売の生駒里奈と20部4次全完売の生田絵梨花も、「安全圏」だと思います。

先日のテレビ朝日『声優総選挙』のように、ゴールデンタイムの有名番組に次々と出演し、テレビバラエティに着々と地歩を固めつつある生駒ちゃんは、真夏さん、かずみんと共に、乃木坂の知名度を高めるのに絶大な貢献を果たしており、選抜を外れるのは、さすがに考えられません。

しかも、15枚目は18部13次全完売で、16枚目で握手会人気が上昇傾向を示していて、福神入りはあっても、さすがにアンダーはないでしょう。


また、生田絵梨花は、『ロミオ&ジュリエット』『レ・ミゼラブル』という、日本を代表するミュージカルに主役、そして重要役で出演し、最近では、有望な若手舞台女優と見なされるようになってきました。

乃木坂には、優秀な才能を持ったメンバーが少なからず存在するというイメージを、彼女が社会に与え続けているのは間違いなく、グループにとって、大きなプラスとなっている。

いくちゃんをキャスティングしてくれた人々に対しても、舞台の最中、選抜を外すのは失礼になりかねないので、「休業」でなければ、フロント残留じゃないでしょうか。


そして、『乃木坂工事中』の予告で、選抜発表のシーンに彼女がいたので、「休業」はまずないと思います。

個人的には、センターに抜擢される「危険」すらあると怖れていて(笑)、むしろ、どこまで上位に行かされるかが気掛かりです。

『レ・ミゼラブル』大千秋楽までの期間は、女優としての将来を左右する重要な時期なのだから、乃木坂の負担は最小限に留めて、舞台と学業に専念させてあげて欲しい。


以上のように考えると、アンダーとの入れ替わり対象になる可能性のある現選抜メンバーは、伊藤万理華、北野日奈子、中元日芽香、星野みなみ、井上小百合、新内眞衣の6人となります。

この中で、個人的に、選抜を外れる可能性がとくに低いと感じるのは、まりっかときいちゃんです。

伊藤万理華は、PlayStation®4用ソフトウェア『GRAVITY DAZE 2』のWeb限定プロモーション動画『GRAVITY CAT 重力的眩暈子猫編』に、主人公の女性の妹役で出演していますが、メンバーの演技を観て、久しぶりに鳥肌が立ちました。

日常生活の小さなほころびが、徐々に大きな破綻に広がり、異常な世界に足を踏み入れてしまう、面白くも緊迫感のある変化を、さまざまな表情と声を駆使して、抜群のセンスで表現し、視聴者をぐいぐい作品に引き込んでいく。

とりわけ、慌てふためく様子に見え隠れする、女性的な「可愛らしさ」が凄まじく魅力的で、観ていて心がキュンキュンと締め上げられます(笑)。


福田陽平監督の映画『アイズ』でも、非凡な演技センスを見せていましたが、年齢が上がるにつれ、どんどん才能が開花している感じで、とんでもない女優になりそうな、そんな雰囲気がひしひし伝わってきます。

複数の出演オファーがすでに入っていても不思議ではなく、今後、映画やドラマなどの映像作品で、乃木坂をリードする存在になる可能性が高い。

舞台の生田、映像の万理華、双璧と言われておかしくないほどの成長ぶりで、女優仕事が評価される傾向のある乃木坂において、近々、選抜常連に置かれるんじゃないかと思っています。


北野日奈子は、15、16枚目の期間、積極的な性格と明るい笑顔によって、バラエティや音楽番組で存在感をぐんぐんアップし、堀未央奈と並んで、2期メンバーの「ツートップ」になりつつある。

17枚目以降、握手会の全体セールスを伸ばすためには、まだ部数に伸びしろのある2期メンバーの躍進が一つの鍵で、きいちゃんは、2期人気の牽引役を任される気がします。

16th選抜の2期枠は3人でしたが、17th選抜で4人に増やされても、全然驚かないほど、2期の人気上昇には勢いがある。

また、握手会を経験していない3期の選抜入りは、18枚目以降の可能性が高いものの、新入メンバーの抜擢をスムーズに進めるためにも、2期の起用が不可欠です。

2017年、運営に、2期3期を中心とした若手起用の意図があるなら、最初の春シングルで2期枠を増やすことは、十分あり得ると思います。


となると、ひめたん、みなみ、さゆにゃん、まいちゅんが、アンダーとの入れ替え対象にされる可能性を検討する必要がある。

しかし、4人とも、30部を5次もしくは6次という、もの凄いスピードで売り切った、超人気メンバーで、誰が選抜から外れても、握手会主義を揺るがす、相当に衝撃的な選考になる。

私は星野みなみのファンなので、みなみの成績は、贔屓の引き倒しは避けねばと、慎重かつ控え目に見る癖が付いてしまっていますが、それでも、極めて優れた握手会人気と言うべきで、本人に対するネットでの評判も良く、しかも変わらずめちゃめちゃ可愛いし(笑)、選抜に残れない理由はないように感じます。


ただ、かといって、18人全員が残留となると、選抜の定員を増やさない限り、アンダーから入るメンバーがゼロになって、これまたショッキングな事態です。

結局、握手会主義の立場を堅持する限り、アンダーの大胆な抜擢は不可能で、乃木坂のメンバー人事は、本質的に行き詰まっており、ダイナミズムを失っていると捉えて良いでしょう。

本当にダイナミックな選抜を作りたいのであれば、1、2列目にいる、選抜常連メンバーをアンダーに「起用」することが不可欠で、それを避けている限り、乃木坂の停滞感は続くと思います。


ここまでは、選抜に残る可能性の高いメンバーを順に挙げてきましたが、ここからは、アンダーから抜擢されるメンバーを考えてみます。

何と言っても、一度も選抜入りせず、30部を6次で全完売してしまった寺田蘭世は、今回、抜擢されなければ、乃木坂運営はどうかしていると言わざるを得ません(笑)。

運営自ら、握手会主義をこれだけ徹底させてきたのだから、蘭世のアンダー据え置きなんてことが起これば「支離滅裂」です。

2回連続での30部全完売という、とんでもない条件を突き付けてくる危惧がないわけじゃないけど、若い2期抜擢の重要性は認識している筈で、選抜定員を増やしてでも、選抜入りさせるのが普通でしょう。


それから、30部9次全完売の中田花奈も、最有力候補です。

2013年夏の6枚目「ガールズルール」を最後に、10作連続でアンダーのカナりんにとって、選抜入りの大きなチャンスだと思います。

「サンクエトワール」への参加が契機だったようで、最近、明らかに握手会人気が上昇しており、遂に30部を売り切るまでになった。

過去に5回の選抜経験があるので、少しシビアな条件が課されるかもしれないですが、モチベーションを保って、頑張って欲しいです。


2期メンバーに関しては、選抜の枠を広げる可能性を念頭に置くと、山崎怜奈、渡辺みり愛、鈴木絢音が、候補に入ってきます。

いずれもタレント性の高いメンバーで、若いながら、握手会人気を自力で上げてきた実績がある。

もし2期が3枠に据え置かれれば、まいちゅんと蘭世の一騎打ちかもしれないけど、4枠となれば、れなち、みり愛、あーちゃんにもチャンスが出てくるでしょう。


トーク技術に磨きが掛かり、人気ラジオ番組『おに魂』で頼れる存在になりつつある斉藤優里、舞台を中心に躍進目覚ましい樋口日奈、ブログをめちゃめちゃ頑張った斎藤ちはる、高いタレント性を持ち、バラエティに欠かせない能條愛未、和田まあや、川後陽菜。

抜群の司会力と絶対的な「ユーティリティ感」(笑)を誇る伊藤かりん、モデル体型の超美少女ながら、天然っぷりが冴え渡る相楽伊織、ちょっとヤンキーぽい、本音トーク感が堪らない伊藤純奈、大女優の風格がありながら、独自のファッションセンスが愛おしい佐々木琴子と、どんどん選抜に入れていけよ!と、言いたくなる逸材が、わんさかアンダーには揃っている。

この上、美少女ばかりの3期を12人も採用して、どうするつもりなんだろうと、武道館の「お見立て会」に真夏さんが密着取した、先日の「AKB48SHOW!」を観ながら、正直困惑しました(笑)。

乃木坂3期として、別グループにするなら、話は分かるけど、アンダーにそのまま混ぜたら、選抜入りが、さらに狭き門になってしまう。


最後に、個人的な願望を一つ。

何はともあれ、川村真洋を選抜に起用して、歌唱の中軸に据えて欲しい。

17th選抜の大きな課題は、音楽的なアピール力を向上させて、楽曲セールスで先行する欅坂に、少しでも追いつくことです。

そのためには、ろってぃの歌唱力とダンス力が、絶対に欠かせません。


「サイレントマジョリティー」のヒットを足掛かりに、「世界には愛しかない」「二人セゾン」と、J-POPシーンにおいて、3作連続で注目を集め、年末のテレビ露出で人気を軌道に載せつつある欅坂に、これ以上、音楽面で離されると、乃木坂ファンが、妹グループに大挙して移ってしまう危険がある。

「差別化」は、両者が違う方向に、同じくらい魅力的である場合に可能で、そうでなければ、スタイルが似ているだけに、より人気のある方の一人勝ちになってしまいます。

川村真洋のように、ハイレベルな音楽的実力を持っているメンバーがいるのだから、彼女を軸にして、選抜ステージの魅力を高め、ヒットを目指すことが重要だと思います。


欅坂は、すでに「サイレントマジョリティー」がカラオケランキングのトップ30に入りつつあり、若い層を中心に、間違いなく、広範な人気を得つつある。

乃木坂には、そういった曲が一つもない現実を直視すれば、もはや「握手会主義」に囚われている場合ではない。

デビュー1年に満たない新人アイドルのシングル表題曲が、3作連続でMV1千万再生って、並大抵のことじゃくて、なぜ乃木坂に出来ないことを、欅坂が成し遂げたか、真剣に考えるべきじゃないでしょうか。


欅坂のMV1千万再生の到達日数を載せておきます。

(表4) 欅坂、乃木坂、AKB48の表題曲MVの大台到達日数

凡例
「曲名」MV形態
到達日数 @ 再生回数 [到達した推定日時 : 上行からの期間における1日当たり再生回数増加速度]

「二人セゾン」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/11/17(木)12:00 : 公開始点]
064.1日 @ 1000万回 [2017/01/20(金)15:19 : 15.6万回/日]

「世界には愛しかない」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/07/12(火)12:00 : 公開始点]
193.8日 @ 1000万回 [2017/01/22(日)06:15 : 05.2万回/日]

「サイレントマジョリティー」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/03/16(水)12:00 : 公開始点]
047.1日 @ 1000万回 [2016/05/02(月)14:26 : 21.2万回/日]
==========(2千万回以降)==========
120.6日 @ 2000万回 [2016/07/15(金)03:32 : 13.6万回/日]
226.4日 @ 3000万回 [2016/10/28(金)21:59 : 09.5万回/日]
301.6日 @ 4000万回 [2017/01/12(木)03:33 : 13.3万回/日]
==========(直近の大台到達)==========
310.7日 @ 4200万回 [2017/01/21(土)05:21 : 22.0万回/日]


「サヨナラの意味」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/10/21(金)12:00 : 公開始点]
091.1日 @ 0700万回 [2017/01/20(金)15:35 : 07.7万回/日]

「裸足でSummer」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/07/08(金)12:00 : 公開始点]
182.8日 @ 0800万回 [2017/01/07(土)06:02 : 04.4万回/日]

「ハイテンション」 full ver. MV
000.0日 @ 0000万回 [2016/10/25(火)05:00 : 公開始点]
083.9日 @ 0700万回 [2017/01/17(火)02:31 : 08.3万回/日]

「サヨナラの意味」と「ハイテンション」のMVは、「世界には愛しかない」MVの再生数増加速度を、700万回到達時点では、上回っているので、今後、勢いが大きく鈍化しなければ、1千万回が見えてくると思います。

しかし、「サイレントマジョリティー」と「二人セゾン」のMVは、別格の上昇スピードで、追いつくのは極めて難しい。

これが「ブレイク」というものなんでしょう。


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本格化する欅坂の人気、乃木坂17th日程予想は、選抜発表2月12日、CD発売3月22日 [20Jan17]

2017-01-20 01:30:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月21日(土) 22 : 30 〜 23 : 00 [地デ] NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』の「音楽クイズSP」に、秋元真夏と堀未央奈が出演

01月21日(土) 23 : 15 〜 23 : 44 [BS] NHK BSプレミアム『AKB48 SHOW!』。「紅白歌合戦密着SP!」第2弾で、AKB48、乃木坂46、欅坂46の紅白舞台裏の続き、各グループの成人式など年始のイベント、乃木坂「3期生お見立て会」、さらに3期メンバーによる「命は美しい」のスタジオライブをオンエア。再放送予定は、同チャンネルで1月22日(日)10:00〜

01月22日(日) 16枚目第3回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月26日(木) 10 : 00 〜 10 : 45 [CS] フジテレビONE『ラーメンWalker TV2』 の「♯160」に相楽伊織(10:00〜10:15)、「♯161」に川村真洋(10:15〜10:30)、「♯162」に鈴木絢音(10:30〜10:45)が出演

01月28日(土) 19 : 00 〜 19 : 59 [BS] NHK BSプレミアム『クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜』で、松村沙友理が番組ナビゲーターを担当

01月28日(土) 21 : 30 〜 23 : 00 [CS] TBSチャンネル1『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ TBSチャンネルオリジナル90分拡大版』。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理が出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

1月15日(日) 〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月20日(金) 06日目 第06公演(13:30)^
01月21日(土) 07日目 第07公演(12:30)&第08公演(17:30)
01月22日(日) 08日目 第09公演(12:30)&第10公演(17:30)
01月23日(月) 09日目 休演日
01月24日(火) 10日目 第11公演(13:30)
01月25日(水) 11日目 第12公演(13:30)^
01月26日(木) 12日目 第13公演(13:30)&第14公演(18:30)
01月27日(金) 13日目 第15公演(13:30)
01月28日(土) 14日目 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)^
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
=============(1月末までの公演日程)================


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



先週分である、1月9日(月)から15日(日)の週間ランキングが、オリコンと Billboard JAPAN から発表されましたが、依然として、欅坂が好調な楽曲セールスを続けています。

「二人セゾン」と「世界には愛しかない」のMVが、1千万再生に迫っていることも気になるので、乃木坂欅坂の楽曲を中心に、NHK紅白歌合戦から2週経った現在の状況を、少しまとめておきます。

まずは、オリコン週間ランキング。

(表1) 最新オリコン週間ランキングの50位内に入っている欅坂・乃木坂とAKB48Gのシングル

凡例
順位 売り上げ枚数 (累計枚数) 発売後経過週「タイトル」グループ名_シングル番号

2017/01/23付 オリコン週間ランキング
集計期間 2017/01/09(月)〜15(日)

[乃木坂・欅坂]
06位 1.5万枚 (95.2) : 10週目 サヨナラの意味 (乃木坂_16枚目)
09位 1.1万枚 (53.2) : 07週目 二人セゾン (欅坂_3枚目)
13位 0.4万枚 (39.2) : 41週目 サイレントマジョリティー (欅坂_1枚目)
17位 0.2万枚 (40.1) : 23週目 世界には愛しかない (欅坂_2枚目)

[AKB48G]
11位 1.0万枚 (28.7) : 03週目 僕以外の誰か (NMB48_16枚目)
45位 0.1万枚 (33.5) : 19週目 最高かよ (HKT48_8枚目)


1月14日(土)に、橋本奈々未が参加する、最後の16枚目全国握手会が京都で行われ、「サヨナラの意味」の売り上げ枚数は、発売10週目ながら、1.5万枚に跳ね上がり、6位にランクインしています。

京都会場で全国握手会が開催された週のオリコン売り上げは、「ハルジオンが咲く頃」が7週目の0.8万枚、「裸足でSummer」は10週目の1.0万枚なので、今回の1.5万枚は、かなり高いセールスと言えます。

ななみんの「卒業」と紅白でのステージがダブルで効いたのかもしれません。


ただ、全国握手会がすべて終わった時点で、累計は95.2万枚と、ミリオンまで4.8万枚足りない。

1月31日(火)まで、「サヨナラの意味」発売記念イベントである「ゲーム!会」への抽選申し込みが可能なので、あと3週間ほどは、応募券が封入されている初回限定盤の売り上げに、特典ブーストが掛かると思います。

しかし、1週間に数千枚のペースが限度だろうから、オリコン累計での「ミリオン」は、かなり厳しくなってきました。

とはいえ、橋本奈々未が「卒業」する、2月20日(月)の「さいたまスーパーアリーナ」まで、まだ6週あって、熱量の高いファンの間で、「ななみんをミリオンで送り出そう!」的なことが起こるやもしれないので(笑)、最終的にどうなるかは分かりません。


欅坂は、「二人セゾン」「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」が50位以内に入り、全シングルの3週連続ランクインを達成しています。

特典期間の終わった41週目の「サイレントマジョリティー」が4千枚、23週目「世界には愛しかない」が2千枚も売れるのは驚異的なことで、収録されている楽曲や映像作品が人気を博しているのは間違いない。

また、7週目「二人セゾン」の1.1万枚は、全国握手会がない週としては、乃木坂でも難しいレベルで、紅白出場を契機に、ライトファンとコアファンの両方が増えて、楽曲人気と握手会人気が同時に上昇している節があります。


「二人セゾン」の個別握手会は、最高24部を売り切る欅坂メンバーが、13次応募終了時点で21人中13人も存在し、平仮名「けやき坂」ですら、6部を全完売するメンバーが続出して、11人中7人が、担当部数を12部に引き上げられている。

こういった強力な握手会人気が、3作目にして、50万枚を越える累計売り上げを生み出していて、そこに分厚い楽曲人気が重なるわけで、絵に描いたような人気アイドルに成長しつつあります。

握手会人気の勢いを考えると、設定を現在の4部制から5部制に変更しても、増部に比例してCDセールスが上昇する可能性が高く、オリコンの累計売り上げ枚数でも、乃木坂を脅かす存在になるのは、時間の問題という気がします。

ん〜、何もかもが、こんなに順調に進むなんてことが、現実に起こるんですね(笑)。

乃木坂ファンを長くやってきて、ジリジリとしか上がらない握手会人気、どうしようもなく跳ねない楽曲人気を見てきたので、欅坂が叩き出す最近の数字には、唖然とさせられることが多くて。


気を取り直して(笑)、AKB48Gの数字を眺めると、オリコン50位以内に入ったのは、発売3週目のNMB48「僕以外の誰か」と19週目のHKT48「最高かよ」の二つでした。

HKT48は、何か、販促イベントでもあったんでしょうか、でなければ、結構高い楽曲人気です、0.1万枚は。

一方、気になるのは、発売9週目に当たるAKB48の「ハイテンション」が、50位圏外に落ちたことで、ちょっと順位の下降が早過ぎる感がある。

YouTube公開のフルバージョンMVは、再生数の増加速度が4〜5万回/日と、比較的良好な水準で進んでいるけど、iTunes Store トップソングも、最近、150位未満から200位圏外が多く、今ひとつ、効果的に「セールス」に結びついていない印象を受けます。


次は、同じ週の Hot100 です。

(表2) 最新 Billboard JAPAN Hot100 に入っている、欅坂、乃木坂、AKB48の楽曲

凡例
グループ名
(総合) CD発売週のHot100順位 [項目] その項目における順位 : CD発売からの経過週数「曲名」

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「[項目]00位」は、その項目が100位圏外

2017/01/23付 Billboard JAPAN Hot100
集計期間 2017/01/09(月)〜15(日)

[乃木坂・欅坂]
サイレントマジョリティー
(総合)08位 [S]07位 [R]00位 [L]10位 [T]13位 [M]04位 [F]44回 : 41週目
二人セゾン
(総合)12位 [S]09位 [R]00位 [L]03位 [T]15位 [M]12位 [F]10回 : 07週目
サヨナラの意味
(総合)13位 [S]08位 [R]00位 [L]07位 [T]18位 [M]50位 [F]13回 : 10週目
世界には愛しかない
(総合)48位 [S]47位 [R]00位 [L]13位 [T]73位 [M]73位 [F]25回 : 23週目

[AKB48G]
僕以外の誰か
(総合)21位 [S]16位 [R]00位 [L]17位 [T]38位 [M]00位 [F]05回 : 03週目
365日の紙飛行機 (AKB48_42枚目C/W曲)
(総合)42位 [S]38位 [R]00位 [L]00位 [T]42位 [M]39位 [F]46回 : 58週目
ハイテンション (AKB48_46枚目表題曲)
(総合)83位 [チャート解析対象外] [F]12回 : 09週目


Hot100 の「総合」チャートでは、「サイレントマジョリティー」が、もっとも高い8位を獲得しています。

項目別ランキングにおける、「[M] 国内動画再生回数」の4位は、1位星野源「恋」、2位ピコ太郎「PPAP」、3位RADWIMPS「前前前世」からの4位ですから(笑)、堂々たるヒットナンバーぶりです。

さらに、「サイレントマジョリティー」は、12月23日(金)の『MUSIC STATION SUPER LIVE』以降、iTunes トップソングの20位以内を、連続27日間キープし、抜群の配信成績が、好調なCDセールスと併せて、「[S] ストリーミング数」を押し上げ、「サヨナラの意味」の8位を上回る、7位を記録しています。


また、注目したいのは、発売23週目である「世界には愛しかない」の「[L] ルックアップ」が、13位と好調なことです。

購入したCDだけでなく、レンタルCDで聴かれている可能性があって、「サイレントマジョリティー」の10位と並び、楽曲人気の高まりを感じます。

色んな指標を見ていると、どうも、最近、「世界には愛しかない」が、再評価されている節がある。

デビュー曲「サイレントマジョリティー」の成功によって、欅坂にストレートなダンスナンバーを期待する雰囲気が盛り上がっていたので、ドラマ入りのMVや、ポエタリーリーディングといった手法を導入した「世界には愛しかない」が、当初、やや敬遠された面はあるかもしれません。

ところが、「サイレントマジョリティー」とテイストの似た「二人セゾン」が登場したことで、逆に、少し毛色の違う「世界には愛しかない」が、こういうタイプも良いんじゃないかと、見直されている気がします。

味の濃い料理が続くと、あっさりしたものが欲しくなる(笑)、音楽の好みにも、そんな心理があるんでしょうか。


AKB48は、相変わらず「365日の紙飛行機」が人気で、すでに46回のHot100入りを果たしています。

ただ、「サイレントマジョリティー」も、44回を記録していて、この2曲は、ランクイン回数ランキングで、それぞれ11位と12位なんですね。

上位に入らなくなっても、あっさり圏外に去らず、長くランクインを続けることは、ヒット曲に共通する点で、例えば、今週のランクイン回数1位は、秦基博「ひまわりの約束」の125回、2位は「星野源「SUN」の86回、3位がGreeeeN「キセキ」の74回と、なるほどと頷ける曲が並んでいます。


一応、乃木坂と欅坂について、先週からのMV再生数推移を載せておきます。

(表3) YouTubeに公開されている乃木坂・欅坂表題曲MVの再生数推移

凡例
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週数) : 対象週の日付期間
==========(最新週の日ごとの推移)==========
対象日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数 @ MV公開後経過日数) : 対象日の日付

#「再生回数」は「累計」「積み上げ」ともに「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「44W」はMV公開後44週目、「307D」はMV公開後307日目
# オレンジ色は、仮定された上昇速度による、大台到達の予想日時

「サイレントマジョリティー」full ver. MV
22.3万回/日 (4096.7/+155.8 @ 44W) : 01/09(月)15(日)
==========(最新45Wの日ごとの推移)==========
21.0万回/日 (4117.7 @ 307D) : 01/16(月)
17.8万回/日 (4135.6 @ 308D) : 01/17(火)
21.5万回/日 (4157.1 @ 309D) : 01/18(水)

「二人セゾン」full ver. MV
12.8万回/日 (944.8/+089.5 @ 09W) : 01/09(月)15(日)
==========(最新10Wの日ごとの推移)==========
12.5万回/日 (957.3 @ 61D) : 01/16(月)
11.0万回/日 (968.2 @ 62D) : 01/17(火)
13.1万回/日 (981.3 @ 63D) : 01/18(水)
{大台到達予想} 12.0万回/日 → 1千万回 : 2017/01/20(金)19:23

「サヨナラの意味」full ver. MV
06.1万回/日 (677.1/+042.6 @ 13W) : 01/09(月)15(日)
==========(最新14Wの日ごとの推移)==========
05.2万回/日 (682.3 @ 88D) : 01/16(月)
04.7万回/日 (687.0 @ 89D) : 01/17(火)
05.3万回/日 (692.3 @ 90D) : 01/18(水)

「世界には愛しかない」full ver. MV
04.9万回/日 (969.5/+034.6 @ 27W) : 01/09(月)15(日)
==========(最新28Wの日ごとの推移)==========
04.7万回/日 (974.2 @ 189D) : 01/16(月)
04.2万回/日 (978.5 @ 190D) : 01/17(火)
05.0万回/日 (983.5 @ 191D) : 01/18(水)
{大台到達予想} 04.5万回/日 → 1千万回 : 2017/01/22(日)22:01


「二人セゾン」MVの再生数は、20日(金)の夜にも、1千万回を越えるでしょう。

一方、「世界には愛しかない」は、それより少し遅れるものの、22日(日)の夜あたりには、大台に載る勢いで進んでいます。


(表3)は、YouTube公開MVの再生数増加速度が高い順に、「サイレントマジョリティー」「二人セゾン」「サヨナラの意味」「世界には愛しかない」と、上から並べているのですが、面白いのは、その順番と、(表2)に示した Hot100 の順番が、同じになっている。

ビルボードの「総合」順位は、「[M] 国内動画再生回数」の項目を、突出して重視しているわけじゃない筈だけど、結果として、YouTubeにおけるMV再生数の増加速度が、特典効果が薄まった乃木坂欅坂の楽曲群においては、ダイレクトに連動している。

MVの再生数は、楽曲人気を測る上で、かなり有効な物差しなのだと思います。


今日は、17枚目シングルのスケジュールを予想しようと思っていたんですが、随分と前置きが長くなってしまいました。

紅白以来、乃木坂と欅坂の楽曲指標が、ダイナミックに動いているので、ついつい触れたくなる点が多い。

しかも、最近は、「カラオケ」ランキングの上位に、「サイレントマジョリティー」が顔を出し始めていて、また眺めなきゃいけないデータが増えそうで、困ったもんです(笑)。


さて、「カラオケ」はまた別の機会に書くとして、最近、17枚目が始まりそうな兆候が、ちょこちょこ出てきました。

あれこれ考えてみると、1月29日(日)深夜の『乃木坂工事中』で、17th選抜が発表されても、何らおかしくないわけで、日程の予想くらいは立てておこうかと思います。


17枚目のスケジュールが、直ぐにでも始まるかもしれないと感じる、大きな要因は、16枚目「サヨナラの意味」個別握手会セールスが、行き着くところまで、行き着いてしまっていることです(笑)。

(表4) 16枚目に関する個別握手会の応募日程と完売率の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率, 枚数ベースでの販売率)} 受付時期 (受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 応募受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されたことを示す。
#「-44d」は、集計締め切り日の44日前という意味。

16枚目「サヨナラの意味」
発売日:2016年11月09日(水)
オリコン初動集計締切:2016年11月13日(日)
初動算入:第06次分までと推測

[01次] +008 {008/520 (01.5%_04.5%)} 09/29(木)30(金) (-44d)
[02次] +227 {235/520 (45.2%_75.6%)} 10/06(木)07(金) (-37d)
[03次] +127 {362/775 (46.7%_82.0%)} 10/13(木)14(金) (-30d)
[04次] +209 {571/790 (72.3%_95.7%)} 10/20(木)21(金) (-23d)
[05次] +100 {671/790 (84.9%_98.8%)} 10/27(木)28(金) (-16d)
[06次] +046 {717/790 (90.8%_99.5%)} 11/03(木)04(金) (-09d)
[07次] +031 {748/790 (94.7%_99.8%)} 11/10(木)11(金) (-02d)
[08次] +012 {760/790 (96.2%_99.9%)} 11/17(木)18(金) (+05d)
[09次] +009 {769/790 (97.3%_100.0%)} 11/24(木)25(金) (+12d)
[10次] +006 {775/790 (98.1%_100.0%)} 12/01(木)02(金) (+19d)
[11次] +004 {779/790 (98.6%_100.0%)} 12/08(木)09(金) (+26d)
[12次] +001 {780/790 (98.7%_100.0%)} 12/15(木)16(金) (+33d)
[13次] +000 {780/790 (98.7%_100.0%)} 12/21(水)22(木) (+39d)
[14次] +003 {783/790 (99.1%_100.0%)} 01/12(木)13(金) (+61d)
[15次] 01/19(木)20(金) (+68d)
[16次] 01/26(木)27(金) (+75d)


ちょうど今、第15次応募を行っていますが、第14次終了時点での売れ行きは、790部中783部完売という、目眩がするような数字になっている。

握手会に参加している1期2期35人中、なんと32人が担当部数を売り切っており、部数ベースの全体完売率は99.1%、枚数ベースだと、100.0%になってしまいます(笑)。

非完売部があるので、完全な100%ではなく、四捨五入しての100.0%、つまり99.95%以上100%未満の意味ですが、現実には、十分100%と言って良いでしょう。

全体セールスとしては、頭打ちも頭打ち、もはや、16枚目個別握手会の応募を続けても、あまり意味がない状態に入っていて、現在告知されている16次を越えて、さらなる応募受付がなされるとは、ちょっと思えない。


 一方、橋本奈々未が「卒業」センターを務める16枚目「サヨナラの意味」は、個別握手会の応募スタートを、15枚目「裸足でSummer」の17次に被せている。

14次から16次に重ねる通例と比べ、時期としては、かなりずれ込んでいるものの、前作の応募終了を待たず、のりしろのように、次作を被せて始めるという、基本的な発想は保たれている。

毎週、木曜から金曜に乃木坂の握手会受付を固定しているのは、利用者に申し込みのタイミングを周知させるためで、毎回、時間を確認する場合より、応募のし忘れが少なくなるし、習慣化することによる応募の促進効果もあるでしょう。

17枚目個別握手会の第1次応募も、前作に重ねてくる可能性が高いですが、上述のように、16枚目が16次で終了するのであれば、ここに被せるしかない。


そして、一度、新しいシングルの応募が始まると、選抜発表が、4次受付を越えるまで遅れたことは、過去に例がない。

誰が表題曲を歌うのかを告知してから、シングルの予約販売をするのが、当然の筋道で、選抜メンバーが分からないのに、CDを売り出すなんて、本来、あってはならないことです。

そういう建前から、選抜発表より早い個別握手会応募スタートは、出来るだけ避けたいという意識が働くのか、「前倒し」応募を3次までに留めるのが、乃木坂では慣例になっています。

まあ、さらに一言加えるなら、タイトルも、応募開始前にぜひ出して欲しいものです(笑)。


4次を越えないという慣例を当てはめると、以下のように、選抜発表日を、1月29日、2月5日、2月12日の3つに絞ることが出来ます。

(表5) 17枚目01次を16枚目16次に重ねる場合の日程シミュレーション

01/26(木)27(金) 17枚目01次 [16枚目16次]
01/29(日) ここで選抜発表なら、1次越え

02/02(木)03(金) 17枚目02次
02/05(日) ここで選抜発表なら、2次越え

02/09(木)10(金) 17枚目03次
02/12(日) ここで選抜発表なら、3次越え

02/16(木)17(金) 17枚目04次
02/19(日) ここで選抜発表なら、4次越え


17枚目が始まりそうだという印象を受けるもう一つの要因は、2月20日(月)から22日(水)まで、さいたまスーパーアリーナで3日間開催される『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』が、新曲を初お披露目する、最高の機会だからです。

例えば、2015年の春シングル「命は美しい」は、西武ドームで行われた『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』において、表題曲が初披露されています。

(表6) 2015年、16年春シングルの新曲お披露目日程

2015年11枚目「命は美しい」
選抜発表[01/18(日)] =35d=> Stage初披露[02/22(日)] =24d=> CD発売[03/18(水)]
※ Stage初披露『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』in 西武ドーム

2016年14枚目「ハルジオンが咲く頃」
選抜発表[01/31(日)] =26d=> Stage初披露[02/26(金)] =26d=> CD発売[03/23(水)]
※ Stage初披露『MUSIC STATION』

#「35d」は、その期間が35日という意味

2106年の「ハルジオンが咲く頃」も、深川麻衣の「卒業」で、色々とイレギュラーなことがあった気がするけど(笑)、初披露のタイミングは、2015年と良く似ています。

(表6)で示される、春シングルの日程を参考に、(表5)で推測した選抜発表日から、以下のようなシミュレーションをすることが出来ます。

(表7) 2017年春シングルの新曲お披露目日程シミュレーション

選抜発表[01/29(日)] =24d=> Stage初披露[02/22(水)] =21d=> CD発売[03/15(水)]
選抜発表[02/05(日)] =17d=> Stage初披露[02/22(水)] =21d=> CD発売[03/15(水)]
選抜発表[02/12(日)] =10d=> Stage初披露[02/22(水)] =21d=> CD発売[03/15(水)]

選抜発表[01/29(日)] =24d=> Stage初披露[02/22(水)] =28d=> CD発売[03/22(水)]
選抜発表[02/05(日)] =17d=> Stage初披露[02/22(水)] =28d=> CD発売[03/22(水)]
選抜発表[02/12(日)] =10d=> Stage初披露[02/22(水)] =28d=> CD発売[03/22(水)]

※ Stage初披露『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』in さいたまスーパーアリーナ


『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』で新曲を披露するならば、2月5日(日)と12日(日)の選抜発表は、ややタイトという気がします。

オーソドックに考えると、1月29日(日)深夜の『乃木坂工事中』で17th選抜を発表し、2月22日(水)のさいたまスーパーアリーナで表題曲を初お披露目して、3月15日(水)又は22日(水)にCDを発売するのが、妥当な予想です。

1月29日選抜発表で3月15日CD発売であれば、その期間は6週プラス3日、22日発売なら7週プラス3日となって、頷ける範囲に入っています。

(表8) 歴代シングルにおける選抜発表とCD発売までの期間

凡例
選抜発表からCD発売までの時間 : その日程で行われたシングルの数 (該当するシングルの番号)

10週+3日 : 3回 (04枚目, 06枚目, 12枚目)
09週+3日 : 4回 (03枚目, 05枚目, 08枚目, 10枚目)
08週+3日 : 3回 (09枚目, 11枚目, 13枚目)
07週+3日 : 3回 (07枚目, 14枚目, 15枚目)
06週+3日 : 2回 (01枚目, 02枚目)
05週+3日 : 0回
04週+3日 : 0回
03週+3日 : 1回 (16枚目)


この表を見ると、16枚目が、いかに異例の日程だったかが、よく分かります。

しかし、「サヨナラの意味」のオリコン累計がミリオンに迫る中、あまり早く、次のセンターを立てると、橋本奈々未の「卒業」イベントの盛り上がりに、冷や水を掛けてしまう危惧がある。

16枚目のように、選抜メンバーを決めても、公表せず、MVを撮影したり、ダンスのフリ入れをしたりと、内々に話を進めることは可能なので、CD発売までの期間にこだわる必要は、全然ないとも言える。

そう考えると、選抜メンバーの公表を、敢えて2月12日(日)まで待つのは、結構、面白い案かもしれません。

 

もちろん、17枚目が、再び、誰かの「卒業」センターであれば、これらの「常識的」な予想が、吹き飛ぶような日程が展開することもあり得ます。

ただ、個人的には、白石麻衣の「卒業」は暫くなく、生田絵梨花は、16枚目と同じく、一部の握手会に参加しないことはあっても、「休業」はしないと思っています。

本当に「卒業」する予定があるなら、2nd写真集に『パスポート』なんて、タイトルを付けて、「これで、どこへでも行ける」とは謳わないんじゃないかと(笑)。

これは、小嶋陽菜の「卒業するかもしれない」商法を彷彿させるもので、当分、そのつもりがないからこそ、言える気がします。

橋本奈々未がそうだったように、「卒業」を真剣に考えていたら、公式に表明するまで、事前に仄めかす気分にはならないだろうし、「卒業」商法としても、突然、発表した方が、インパクトが大きい。


生田絵梨花は、『ロミオ&ジュリエット』がべらぼうに忙しいのは事実だけど、Wキャストなので、東京公演では、3日連続で休みとなる機会が、日程上、2回あります。

また、『レ・ミゼラブル』の「プレビュー公演」開始は、5月21日(日)からで、しばらく時間がある上に、コゼットはTripleキャストなので、公演が始まったら、毎日劇場に張り付いて、まったく身動きが取れないわけではないと思います。

音大の学業があるので、超人的なスケジュールになるのは間違いないけど、いくちゃんの性格を考えると、彼女自身は、何とか、乃木坂と両立させようとする可能性が高い。

運営にしても、橋本奈々未がいなくなる上、生田絵梨花の握手会参加がゼロになると、16枚目からのマイナスを3期で穴埋めするのは難しいので、日程を調整して、可能な限り、参加する方向で進めたいでしょう。

いくちゃんの負担を考えると、正直、「休業」して、舞台と大学に専念して欲しいけど、また、こちらがハラハラするくらい、ハードなスケジュールに、果敢に挑んでいくような、そんな気がしています。


結局、17枚目は、新たな「卒業」や「休業」はなく、ななみんの「卒業」公演を睨んで、選抜発表のタイミングに多少の「味付け」があったとしても、基本的には従来型のスケジュールで行くんじゃないかと思っています。

しかし、一つだけどうにもならないのは、楽曲の提供が遅れた場合です。

16枚目も、MVの撮影ロケは、ごくリーズナブルな時期に行っているので、やはり、楽曲の最終的な完成が遅れて、2〜3週間、予定がずれ込んだんじゃないかと、疑っています。

というのは、AKB48の「ハイテンション」も、「卒業」センターである島崎遥香が、紅白を最後にグループを離れることが分かっていた筈なのに、タイトルの発表やMVの公開が、通常より、随分と遅かった。

曲が完成していなければ、メンバーがどんなに頑張っても、お披露目は出来ないわけで(笑)、この辺が、新曲スケジュールを予想する上で、一番の不安定因子なのかもしれません。


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なぜ「卒業」センターなのか?孤立するシングルの物語と齋藤飛鳥の続投を妨げた「失われた1年」 [17Jan17]

2017-01-17 06:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月16日(月) 19 : 30 〜 19 : 45 [CTV] ケーブルテレビJWAY『デイリーひたち』に、寺田蘭世と中田花奈が出演

01月16日(月) 13 : 00 〜 14 : 55 [FM] TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」 に、若月佑美が出演

01月16日(月) 19 : 30 〜 19 : 45 [CTV] ケーブルテレビJWAY『デイリーひたち』に、寺田蘭世と中田花奈が出演

01月17日(火) 26 : 13 〜 26 : 53 [地デ] TBS『アカデミーナイトG』に、生田絵梨花が出演

01月18日(水) 19 : 56 〜 20 : 54 [地デ] テレビ朝日『くりぃむクイズ ミラクル9』に、高山一実が参加

01月21日(土) 23 : 15 〜 23 : 44 [BS] NHK BSプレミアム『AKB48 SHOW!』。「紅白歌合戦密着SP!」第2弾で、AKB48、乃木坂46、欅坂46の紅白舞台裏の続き、各グループの成人式など年始のイベント、乃木坂「3期生お見立て会」、さらに3期メンバーによる「命は美しい」のスタジオライブをオンエア。再放送予定は、同チャンネルで1月22日(日)10:00〜

01月22日(日) 16枚目第3回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月28日(土) 19 : 00 〜 19 : 59 [BS] NHK BSプレミアム『クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜』で、松村沙友理が番組ナビゲーターを担当

01月28日(土) 21 : 30 〜 23 : 00 [CS] TBSチャンネル1『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ TBSチャンネルオリジナル90分拡大版』。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理が出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

1月15日(日) 〜 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる『ロミオ&ジュリエット』が東京赤坂で上演中。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月15日(日) 01日目 第01公演(17:30)
01月16日(月) 02日目 第02公演(18:30)
01月17日(火) 03日目 休演日
01月18日(水) 04日目 第03公演(13:30)&第04公演(18:30)
01月19日(木) 05日目 第05公演(13:30)^
01月20日(金) 06日目 第06公演(13:30)^
01月21日(土) 07日目 第07公演(12:30)&第08公演(17:30)
01月22日(日) 08日目 第09公演(12:30)&第10公演(17:30)
01月23日(月) 09日目 休演日
01月24日(火) 10日目 第11公演(13:30)
01月25日(水) 11日目 第12公演(13:30)^
01月26日(木) 12日目 第13公演(13:30)&第14公演(18:30)
01月27日(金) 13日目 第15公演(13:30)
01月28日(土) 14日目 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)^
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
=============(1月末までの公演日程)================


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

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定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



橋本奈々未さん、京都での握手会、お疲れ様でした。

新幹線に何時間も揺られ、会場に着いたら、ダンスを踊って、何時間も握手をし、夜は慣れないホテルのベッドで寝て、翌日、再び長時間の握手をこなし、夜遅く、新幹線で帰京する。

しかも、今回の京都は、大雪が降り、しんしんと冷え込んだようで、痛めている腰に対する負担を考えると、ミニライブと、個別を少しを休んだ程度で乗り切ったのは、すごい精神力だと思います。

こんな過酷なことをやって、腰の状態が良かろう筈ないですが、ミニライブのある全国握手会はすべて終わり、今後は、幕張メッセとパシフィコ横浜の個別握手会を残すだけなので、「卒業」までの道のりに横たわる、最大の難所は越えたんじゃないでしょうか。


橋本奈々未が乃木坂を去る日が近づき、16枚目「サヨナラの意味」のプロモーションに終わりの雰囲気が漂う中、2017年最初のシングル、17枚目のことが徐々に気になってきます。

昨年の春シングルである14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、深川麻衣をセンターとする14th選抜が発表されたのが、1月31日(日)深夜の『乃木坂工事中』でした。

もし、17枚目も、1月最後の『乃木坂工事中』において、新選抜がお披露目されるなら、1月22日(日)の放送最後に、次回予告によって判明するわけで、目前に迫っている可能性は十分にあります。


橋本奈々未がセンターを務めた16枚目は、CD発売まで、あと3週プラス3日と迫った時期に選抜発表があり、三日後の『オールナイトニッポン』で、ななみんがこのシングルをもって「卒業」すると述べ、タイトルは「サヨナラの意味」であると発表しました。

選抜発表からCD発売まで3週プラス3日というのは、それまでの最短だったデビューシングル「ぐるぐるカーテン」の6週プラス3日を、3週間も下回る、異例中の異例と言えるスケジュールだった。

「卒業」センターであれば、従来のシングル日程はまったく参考にならず、選抜発表日やCD発売日を予想するのは無理という印象を、16枚目が与えたためか、年が明けて、1月後半に入っても、ファンの間で、17枚目が、あまり話題になっていない印象があります。


しかし、さいたまスーパーアリーナで、2月20日(月)から3日間行われる、「5th YEAR BIRTHDAY LIVE」は、新曲を披露する最高の舞台で、最終日である22日(水)に、17枚目表題曲がパフォーマンスされる可能性は、決して低くない。

となると、2月上旬頃までに、新選抜を発表するのが「常識」的な流れです。

まあ、この「常識」が何回も覆されてきたから、「常識」を「非常識」と同じくらいに、深く疑う癖が身に付いてしまっているファンが、私を含めて、少なくないのかもしれません(笑)。

ということで、今日は、17th選抜の発表が迫っている、という緊張感を持ちながら(笑)、16枚目に対する感想や17枚目の展望を書いてみます。


次の表は、乃木坂の直近3シングルについて、iTunes Store トップ「アルバム」の順位変化を、大型音楽祭が連続した年末を含む、ここ1ヶ月に渡って、示したものです。

(表1) iTunes Store トップアルバムにおける、ここ1ヶ月に渡る乃木坂のシングル順位推移

凡例
シングル番号とタイトル名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯にランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「Special Edition」は、CDでは複数盤種に分けて収録されている全曲を、一つにまとめた、配信専用パッケージ

乃木坂_16枚目シングル「サヨナラの意味」(Special Edition)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 08週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [5] : 09週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-4 [3] : 10週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 11週目 01/09(月)15(日)

乃木坂_15枚目シングル「裸足でSummer」(Special Edition)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 23週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 24週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 25週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 26週目 01/09(月)15(日)

乃木坂_14枚目シングル「ハルジオンが咲く頃」(Special Edition)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 40週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 41週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 42週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 43週目 01/09(月)15(日)


1曲1曲のダウンロード数に基づくトップ「ソング」は、よく取り上げていますが、複数の曲をまとめてダウンロードする際のランキングであるトップ「アルバム」は、ほとんど紹介したことがないと思います。

「アルバム」の場合は、「ソング」に比べ、1日あたりのダウンロード数が少ないためか、順位変化が急激で、200位以内と圏外を頻繁に行き来するものがあったりして、ランキング推移を眺めても、人気があるのかないのか判断しかねることが多い。

ただ、何週間にも渡って、一定順位以上にランクインを続けている、あるいは、ずっと圏外に留まっている(笑)、といったケースであれば、そこから人気を推測することが出来ます。


「サヨナラの意味」は、配信1週目にトップ10に入ったものの、その後は、じりじりと順位を下げ、(表1)のように、8週目には完全圏外となります。

しかし、9週目の12月31日(土)、つまりNHK紅白歌合戦の行われた大晦日に、200位以内に復帰、その後、151〜200位の順位帯と圏外を行き来する状況が続いています。

表題である「サヨナラの意味」1曲ではなく、カップリング曲を含むシングルまるごとを買う人は、乃木坂の音楽全体に興味を持ってくれた可能性がある。

出演した年末の大型音楽祭は、トップアルバムの順位上昇にほとんど効果がなかったけど、さすがにNHK紅白歌合戦は別格で、ジャンプアップの幅はやや寂しいながら(笑)、明確にプラスの影響が出ています。


一方、「裸足でSummer」と「ハルジオンが咲く頃」は、それぞれ配信9週と6週で、200位圏外に去り、その後の再ランクインはありません。

そして、この1ヶ月においても、私が確認した限り、一度も200位以内に登場していない。

「サヨナラの意味」をかなりの回数テレビで披露し、紅白でも歌ったものの、前作、前々作をシングルまるごとダウンロードするほど、強い興味を持ってくれた人は、少なかったのでしょう。


シングル収録曲をすべて含む「Special Edition」の価格は、1曲をバラでダウンロードする値段に、曲数を掛けたものに等しく、割引がないので、敷居が高いのは事実です。

ところが、乃木坂とほぼ同じ条件で「Special Edition」をアップロードしている欅坂は、まったく別のランキングを示している。

(表2) iTunes Store トップアルバムにおける、ここ1ヶ月に渡る欅坂のシングル順位推移

# 表記法は(表1)と同じ

欅坂_3枚目シングル「二人セゾン」(Special Edition)
0-0-0-0-0 / 6-1-0 [0] : 04週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-2-2 / 3-0-0 [0] : 05週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-1 / 6-0-0 [0] : 06週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 07週目 01/09(月)15(日)

欅坂_2枚目シングル「世界には愛しかない」(Special Edition)
0-0-0-0-0 / 0-1-3 [3] : 20週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 4-2-1 [0] : 21週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 5-2-0 [0] : 22週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 23週目 01/09(月)15(日)

欅坂_1枚目シングル「サイレントマジョリティー」(Special Edition)
0-0-0-0-0 / 1-1-5 [0] : 38週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-2 / 5-0-0 [0] : 39週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-1 / 6-0-0 [0] : 40週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 41週目 01/09(月)15(日)


「二人セゾン」は、紅白が開催された配信5週目に、順位が反転上昇し、そこまでの低落傾向を脱します。

その後、順位の下降はあるものの、7週目でも100位以内を維持しており、顕著な紅白効果が見て取れます。

紅白で披露されたのは、「二人セゾン」ではなく、「サイレントマジョリティー」なので、正確には、紅白の波及効果と言うべきかもしれません。


「世界には愛しかない」と「サイレントマジョリティー」は、長らく200位以内と圏外を行き来していましたが、「二人セゾン」が発売され、配信が始まった週から、順位に上昇傾向が出てきます。

そして、紅白の週以降、その傾向は確実なものとなり、一度も圏外に落ちず、セカアイは150位以上、サイマジョは100位以上をキープしている。

年末の大型音楽祭で、「二人セゾン」や「サイレントマジョリティー」が披露されたことで、少なからぬ視聴者が欅坂の音楽に興味を持ち、YouTubeに公開されているMVを鑑賞したりする中で、シングルのダウンロード購入に至った人が、少なからず出現したのだと思います。


欅坂の売れ方を見ていると、本格的ヒットというのは、一つの曲だけが突出して人気を博しても、それだけでは不十分で、他の曲も評価され、目指す音楽の方向性が、多くの人に受け入れられて、初めて、ブレイクにつながるようです。

こういった楽曲相互の「連動性」は、アーティストが音楽的成功を収めるために不可欠という印象を、今回、強く受けました。

そして、欅坂の場合、TAKAHIRO氏による振り付けと、平手友梨奈のセンターを、3表題曲連続で採用したことが、連動性を確保する上での要となっている。

過去の例を振り返っても、最盛期のモーニング娘。は、後藤真希と安倍なつみが2トップとして、常に中軸を作っていたし、AKB48は、不動のセンター前田敦子を、高橋みなみ、渡辺麻友、篠田麻里子、板野友美など、数人の固定メンバーが周りで支えていました。

こういった一貫性があるからこそ、楽曲相互の連動性が生まれ、ヒットがヒットを呼んだのだと思います。


乃木坂の3シングルに、連動性がなく、紅白で「サヨナラの意味」を披露しても、「裸足でSummer」と「ハルジオンが咲く頃」の楽曲セールスが、ほとんど動かないのは、これら表題曲を貫く、ぶれない軸がないからだと思います。

「ハルジオンが咲く頃」は、深川麻衣の「卒業」曲で、MVとステージパフォーマンスから、自分が去った後を、堀未央奈に託すような演出がなされている。

ところが、「裸足でSummer」は、齋藤飛鳥を徹底的にソロフィーチャーした曲で、あしゅの天使感と躍動感は素晴らしいけど、前作の物語とつながっている感じはない。

さらに、「サヨナラの意味」は、橋本奈々未の「卒業」曲で、MVとステージパフォーマンスを見ると、西野七瀬との関係がクローズアップされていて、齋藤飛鳥の存在感は希薄です。


曲ごとにセンターとテーマがコロコロ変わり、しかも相互に物語的なつながりがなければ、「連動性」は期待出来ません。

欅坂が、一箇所に基礎からコツコツと、自分たちの物語を大きく積み上げている間、乃木坂は、あっちに一つ、こっちに一つ、またこっちに一つと、バラバラな場所に、小さくて孤独な物語を置き続けてきた。

乃木坂のやり方では、「連動性」を確保するのが難しく、ヒットに辿り着く可能性を、自ら低くしている気がします。

(表1)と(表2)の歴然たる違いは、それを裏付けているんじゃないでしょうか。


個人的に、とくに残念に思うのは、「サヨナラの意味」で、なぜ齋藤飛鳥をもっとフィーチャーしなかったのか、という点です。

「裸足でSummer」のMVは、欅坂に刺激された面があったとはいえ、乃木坂の以前の作品とは比べものにならないほど、勢い良く再生回数を伸ばし、評判も良かった。

明らかに、あしゅのセンターは、乃木坂ファンから広く支持を受けており、16枚目も続投で良いという声は、少なくなかったように感じました。


以下の表は、「サヨナラの意味」の音楽番組を介した、新曲キャンペーンの内容です。

(表3) 「サヨナラの意味」のステージパフォーマンスが放送されたテレビ番組と演奏時間

凡例
演奏時間 @ ステージオンエア開始時刻のCD発売日に対する時間関係 [ステージオンエア開始時刻] (放送の種別) チャンネル名『番組名』

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「CD発売日に対する時間関係」は、発売日の午前0時を原点にして計算し、単位は「日前」「日後」で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「放送の種別」の「地デ」は、地上デジタル放送。「_生」は、間違いなく生放送のステージだった場合に付けている
# 2017年1月15日(日)までのものを掲載
# CD音源の演奏時間は4分53秒

(01) 2分31秒 @ 08.2日前 [10/31(月)20:23] (地デ) TBS『ハロウィン音楽祭2016』
(02) 2分31秒 @ 04.2日前 [11/04(金)20:03] (地デ_生) テレビ朝日『MUSIC STATION』
(03) 2分30秒 @ 02.3日前 [11/06(日)17:13] (地デ) NHK総合『シブヤノオト』
(04) 2分29秒 @ 02.0日前 [11/07(月)00:23] (地デ) テレビ東京『乃木坂工事中』
(05) 4分53秒 @ 04.0日後 [11/12(土)23:17] (BS) NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
(06) 2分31秒 @ 06.8日後 [11/15(火)20:09] (地デ_生) NHK総合『うたコン』
(07) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:20] (地デ) NHK Eテレ『Rの法則』
(08) 2分31秒 @ 08.8日後 [11/17(木)19:53] (地デ_生) 日本テレビ『ベストヒット歌謡祭2106』
(09) 3分30秒 @ 18.0日後 [11/26(土)23:27] (CS) 日テレプラス『日テレ HALLOWEEN LIVE 2016』
(10) 2分30秒 @ 20.8日後 [11/29(火)19:15] (地デ_生) 日本テレビ『ベストアーティスト2016』
(11) 2分15秒 @ 28.8日後 [12/07(水)20:04] (地デ) フジテレビ『FNS歌謡祭第1夜』
(12) 2分32秒 @ 38.0日後 [12/16(金)23:46] (地デ) フジテレビ『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』
(13) 2分31秒 @ 44.8日後 [12/23(金)19:36] (地デ_生) テレビ朝日『Mステ スーパーライブ』
(14) 2分31秒 @ 52.9日後 [12/31(土)21:10] (地デ_生) NHK総合他『第67回NHK紅白歌合戦』
(15) 2分30秒 @ 53.1日後 [01/01(日)02:20] (地デ_生) TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2016 → 2017』


影響力の大きな音楽番組に、軒並み出演して、総時間にすると、40分にも及ぶステージにおいて、「サヨナラの意味」を繰り返し、15回も披露してきました。

もし、齋藤飛鳥をセンターに据えて、これだけのテレビ露出を行っていれば、彼女の知名度は急上昇して、年明けには、儚気な憂いを宿した、この超絶な美少女のことが、多くの学校や職場で話題になったかもしれない。

例えば、紅白の曲前トークで、齋藤飛鳥が橋本奈々未に手紙を読み、その後、二人が絡むようなパフォーマンスを披露すれば、人気メンバーの「卒業」をテーマにしつつ、後を託されたメンバーに対する関心を、一気に高めることが出来たでしょう。

何と言っても、あしゅは、本当にななみんを慕っているようで、送り出す側としては、もっとも適切なメンバーの1人です。


(表3)に載せた、数々のステージは、齋藤飛鳥という乃木坂の若き「Rising Star」を、世間に知らしめる、絶好の機会だった。

もし、15回のパフォーマンスで、あしゅが存分にフィーチャーされていれば、(表1)において、彼女がセンターを務めた「裸足でSummer」のセールスは、「連動性」によって、もっと跳ねた可能性がある。

これらのテレビ出演を通して、橋本奈々未の知名度は相当に高まったと思うけど、ななみんは、来月下旬には、乃木坂を「卒業」し、芸能界を去っていく。

去っていくものと、残るもの、どちらをフィーチャーした方が、これからの乃木坂にプラスになるのか、答えは自明な筈なのに、それが出来なかった。

(表1)と(表2)だけでなく、CDセールスを除く、ほとんどの楽曲指標で、乃木坂は欅坂に届いていません。

しかし、楽曲人気で差を開けられたこと以上に深刻なのは、欅坂は、デビュー以来の積み上げによって、目指す音楽的方向性を、現在、ある程度提示できているのに、乃木坂は、「次」に、誰が何をするのか、まったくの五里霧中であることです。


そして、恐ろしいことに(笑)、今後も、「卒業」センターを仕掛けてくる可能性がある。

そこまで「卒業」センターにこだわる理由は、CDセールスの変遷を眺めると、おおよその見当が付きます。

(表4) オリコン週間ランキングにおける、乃木坂46歴代シングルの初動と累計の変遷

凡例
シングル番号 オリコン初動枚数 (前作からの伸び) / 1月16日付までの累計枚数 : CD発売日 タイトル

#「初動」「前作からの伸び」「累計」はすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「前作からの伸び」がマイナスの場合は赤色で表示

01枚目 13.6万枚 (-------) / 21.4万枚 万枚 : 2012/02/22(水) ぐるぐるカーテン
02枚目 15.6万枚 (+01.9) / 22.5万枚 : 2012/05/02(水) おいでシャンプー
03枚目 18.7万枚 (+03.1) / 24.5万枚 : 2012/08/22(水) 走れ!Bicycle
04枚目 23.3万枚 (+04.6) / 31.3万枚 : 2012/12/19(水) 制服のマネキン
05枚目 24.2万枚 (+00.9) / 31.9万枚 : 2013/03/13(水) 君の名は希望
06枚目 33.7万枚 (+09.5) / 46.0万枚 : 2013/07/03(水) ガールズルール
07枚目 39.5万枚 (+05.8) / 51.7万枚 : 2013/11/27(水) バレッタ
08枚目 45.8万枚 (+06.3) / 54.7万枚 : 2014/04/02(水) 気づいたら片想い
09枚目 42.2万枚 (-03.6) / 52.7万枚 : 2014/07/09(水) 夏のFree&Easy
10枚目 47.9万枚 (+05.7) / 62.0万枚 : 2014/10/08(水) 何度目の青空か?
11枚目 50.0万枚 (+02.2) / 62.2万枚 : 2015/03/18(水) 命は美しい
12枚目 60.9万枚 (+10.9) / 68.0万枚 : 2015/07/22(水) 太陽ノック
13枚目 62.7万枚 (+01.8) / 74.1万枚 : 2015/10/28(水) 今、話したい誰かがいる
14枚目 75.0万枚 (+12.3) / 82.9万枚 : 2016/03/23(水) ハルジオンが咲く頃
15枚目 72.8万枚 (-02.2) / 85.4万枚 : 2016/07/27(水) 裸足でSummer
16枚目 82.8万枚 (+10.0) / 93.7万枚 : 2016/11/09(水) サヨナラの意味


オリコン初動が、前作から最も大きく伸びたシングルは、ずばり、14枚目「ハルジオンが咲く頃」のプラス12.3万枚です。

そして、2位は12枚目「太陽ノック」のプラス10.9万枚、3位が16枚目「サヨナラの意味」のプラス10.0万枚、4位が6枚目「ガールズルール」のプラス9.5万枚となっている。

実に、1位と3位を、「卒業」センターによるシングルが占めていて、これでは、運営も、卒業商法を、なかなか止められないかと。


面白いのは、2015年以降、前作からの積み上げが少ないのは、マイナスになった「裸足でSummer」を除くと、13枚目「今、話したい誰かがいる」のプラス1.8万枚と11枚目「命は美しい」のプラス2.2万枚。

ともに、西野七瀬と白石麻衣という、握手会人気の2トップがセンターに抜擢されたシングルです。

もちろん、乃木坂の場合、CDセールスの総体は、握手会人気の高いメンバーが何人いるか、どんな特典イベントを設定したか、何種類のCD盤を用意したか、どのような販売手法を仕掛けたかなど、さまざまな要因で決まるので、誰がセンターかが、際立って大きな影響を及ぼすわけではないという見方は理に適っています。


しかし、「卒業」するメンバーをセンターに据えると、異様に売り上げが伸びたのは事実で、センター人事が強力なブーストになるケースはあるようです。

そして、突出した握手会セールスを誇るメンバーを起用しても、そういったブーストは掛からないらしい。

思うに、西野白石のような超人気メンバーは、分厚い固定ファン層を持っている一方、普段、二人に興味のないファンで、センターに抜擢されたから会いに行こうという人は、案外少ないのかもしれません。

善くも悪くも、ファン層が堅く、流動性が少ないので、厳しい条件下においても、高い売り上げを確保する一方、センター起用など、目出たいことがあっても、他メン推しのファンが殺到することはない。

そんな理由が思い付きます。

ところが、人気メンバーが「卒業」する場合は、最後の握手会を逃すと、今後、一生、直接会って話をするチャンスはなくなるわけで、多くのファンが、そのレーンに殺到し、通常より多くのCDを買うことになる。

「ハルジオンが咲く頃」と「サヨナラの意味」において、前作からの伸びが10万枚以上に達したのは、「卒業」センターの「最後感」が、ファンの心理を駆り立てて、握手会会場に向かわせたからじゃないでしょうか。


(表4)を眺めていると、何とかして、CDセールスを伸ばしたい、ミリオンに近づけたいという、運営の願望と試行錯誤が伝わってきます。

断トツの握手会人気を誇る、西野七瀬や白石麻衣をセンターに据えれば、売り上げは急速に伸びるんじゃないかと、考えたのかもしれない。

ところが、いざ実行してみると、それほど簡単ではないことが分かった。

セブイレブンとのタイアップを強化して、特別ライブ参加券入り限定盤まで発売した12枚目「太陽ノック」は、プラス10.9万枚という、大幅な初動アップとなったけど、CDの「おまけ」として、ライブを開催する負担が相当に大きかったのか、手法としては定着しなかった。

また、1期最年少の齋藤飛鳥をセンターに据え、心機一転、新乃木坂をアピールした15枚目「裸足でSummer」は、MV再生数などで収穫はあったものの、肝心の初動が前作割れを喫してしまった。

運営内部にも、あしゅ続投の声はあったんじゃないかと思いますが、「卒業」センターによる14枚目のCDセールスが、びっくりするほど伸びたので、夢よ再びと、橋本奈々未が、腰に問題を抱えているのに、「何とかなるだろう、えいやっ!」とばかり(笑)、抜擢された、そんな風に見えます。

そして、柳の下には、二匹目のどじょうが、珍しくちゃんといて(笑)、初動は10万枚も伸び、喜び勇んだ運営によって、オリコンの実売データを待たずに、乃木坂自ら「ミリオン」を連呼する状況が始まった。


「卒業」センターの効果を確認するため、NMB48のCDセールスに関しても、表を作ってみました。

(表5) オリコン週間ランキングにおける、NMB48歴代シングルの初動と累計の変遷

# 表記法は(表4)と同じ

01枚目 21.8万枚 (-------) / 26.8万枚 : 2011/07/20 絶滅黒髪少女
02枚目 26.5万枚 (+04.7) / 32.6万枚 : 2011/10/19 オーマイガー!
03枚目 32.9万枚 (+06.4) / 37.7万枚 : 2012/02/08 純情U-19
04枚目 37.6万枚 (+04.6) / 45.1万枚 : 2012/05/09 ナギイチ
05枚目 31.5万枚 (-06.1) / 39.7万枚 : 2012/08/08 ヴァージニティー
06枚目 31.7万枚 (+00.2) / 41.0万枚 : 2012/11/07 北川謙二
07枚目 48.2万枚 (+16.5) / 55.9万枚 : 2013/06/19 僕らのユリイカ
08枚目 37.5万枚 (-10.7) / 50.9万枚 : 2013/10/02 カモネギックス
09枚目 40.7万枚 (+03.2) / 45.2万枚 : 2014/03/26 高嶺の林檎
10枚目 42.0万枚 (+01.4) / 50.0万枚 : 2014/11/05 らしくない
11枚目 44.7万枚 (+02.7) / 53.2万枚 : 2015/03/31 Don't look back!
12枚目 37.1万枚 (-07.6) / 45.0万枚 : 2015/07/15 ドリアン少年
13枚目 30.7万枚 (-06.4) / 41.8万枚 : 2015/10/07 Must be now
14枚目 23.0万枚 (-07.7) / 29.7万枚 : 2016/04/27 甘噛み姫
15枚目 30.4万枚 (+07.4) / 36.4万枚 : 2016/08/03 僕はいない
16枚目 26.7万枚 (-03.8) / 27.7万枚 : 2016/12/28 僕以外の誰か


NMB48のシングルは、8枚目「カモネギックス」での大幅下落を経て、9枚目「高嶺の林檎」から11枚目「Don't look back!」まで、コツコツと初動を伸ばしていきますが、12枚目「ドリアン少年」から14枚目「甘噛み姫」まで、3作連続で怒濤の前作割れが起こってしまう。

2014年の「大組閣」が終わった頃から、人気メンバーの「卒業」が相次ぎ、コアファンの離脱が本格化したのかもしれません。

ただ、15枚目の「僕はいない」で、いきなり、初動がプラス7.4万枚と、信じられない反発を見せる。

この上げ幅は、7枚目「僕らのユリイカ」の16.5万枚に次いで、2番目に大きい数字です。


しかも、山本彩がセンター務める16枚目「僕以外の誰か」では、再び、下落傾向が復活している。

そうですね(笑)、15枚目「僕はいない」こそ、これをもってNMB48を「卒業」する渡辺美優紀がセンターに抜擢されたシングルです。

「卒業」センターは、CDセールスを大きく伸ばす、しかも、握手会で桁違いの人気を誇る山本彩をセンターに据えた場合より、その効果は大きい。

乃木坂と同じようなことが、NMB48でも起こっていたわけで、AKB48Gと乃木坂で、しばらくは、「卒業」センターが続くのかもしれません。


しかし、2シングルも「卒業」センターを起用し、プロモーション期間に紅白のある秋シングルで、齋藤飛鳥のフィーチャーを十分行わなかった2016年は、個人的には、痛恨の「失われた1年」だったと捉えています。

楽曲セールスは、ヒットに不可欠な「連動性」を失って孤立化し、音楽は方向性が定まらず彷徨い、今後、誰を中軸に据えるのかという、グループの未来図は何ら提示されなかった。

まだ一度も選抜入りしたことのない2期が7人もおり、選抜どころか、どんな立ち位置なのかすら分からない3期の12人は、中学生と高校生で溢れ返り、一方で、今年の5月に西野七瀬は23歳、8月に白石麻衣は25歳になる。

かりに3期に平手友梨奈のような逸材がいても、中学生センターを、23歳と25歳の2トップで挟むわけにもいかず、これほどの年齢差と過剰なメンバー数をどう処理するつもりなのか、一切プランは示されず、2016年は、ただただ混迷を深めただけで終わってしまった感がある。

乃木坂は「コンセプト」がないのが「コンセプト」と、以前、著名なプロデューサーが述べていましたが、齋藤飛鳥の中途半端な起用に象徴されるように、最近、一貫性の欠如がグループの発展を妨げていると感じることが多い。

もし、ミリオンという「コンセプト」だけを頼りに、3期参加による握手会の総部数増加や、再度の「卒業」センターなど、目先の都合だけを追いながら、2017年も歩いていくのであれば、明るい未来を想像することは、とても出来そうにありません。


最後に、「透明な色」と「それぞれの椅子」の配信成績を載せておきます。

(表6) iTunes Store トップアルバムにおける、ここ1ヶ月に渡る乃木坂のアルバム順位推移

# 表記法は(表1)と同じ

乃木坂_2ndアルバム「それぞれの椅子」
0-0-0-0-0 / 0-0-1 [6] : 31週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 32週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-2 [4] : 33週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 34週目 01/09(月)15(日)

乃木坂_1stアルバム「透明な色」
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [5] : 107週目 12/19(月)25(日)
0-0-0-0-0 / 0-3-4 [0] : 108週目 12/26(月)01(日)
0-0-0-0-0 / 0-5-1 [1] : 109週目 01/02(月)08(日)
0-0-0-0-0 / 0-4-1 [2] : 110週目 01/09(月)15(日)


二つのアルバムともベスト盤と言っていいほど内容が充実していて、しかも、1曲の値段がバラ売りの半分くらいで、非常にお得です。

大事なことなので、もう一度、書いておきます(笑)。

「透明な色」と「それぞれの椅子」はとてもお得です。

まあ、その割には、トップアルバムの順位が跳ねていないと指摘されると辛いんですが(笑)、案外、お得なことを知らない人もいるんじゃないかと思って、ちょっと宣伝してみました。

ただ、(表1)に載せた、2016年以降のシングル収録曲は入っていないので、ご注意下さい。


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欅坂はもはや「サイマジョ」だけのグループではない、3作連続のMV1千万再生がほぼ確実 [14Jan17]

2017-01-14 21:00:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月14日(土) 16枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ

01月14日(土) 23 : 15 〜 23 : 44 [BS] NHK BSプレミアム『AKB48 SHOW! 別冊・乃木坂46 SHOW!』。「紅白歌合戦密着SP!」で、AKB48、乃木坂46、欅坂46の紅白舞台裏と本番の密着取材をオンエア。再放送予定は、同チャンネルで1月15日(日)10:00〜10:29

01月15日(日) 16枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

01月15日(日) 20 : 30 〜 [FM] bayfm『RADIO NEW GENERATION〜僕たちのラジオ〜』に、新内眞衣が出演

01月15日(日) ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の東京公演初日。生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月15日(日) 01日目 第01公演(17:30)
01月16日(月) 02日目 第02公演(18:30)
01月17日(火) 03日目 休演日
01月18日(水) 04日目 第03公演(13:30)&第04公演(18:30)
01月19日(木) 05日目 第05公演(13:30)^
01月20日(金) 06日目 第06公演(13:30)^
01月21日(土) 07日目 第07公演(12:30)&第08公演(17:30)
01月22日(日) 08日目 第09公演(12:30)&第10公演(17:30)
01月23日(月) 09日目 休演日
01月24日(火) 10日目 第11公演(13:30)
01月25日(水) 11日目 第12公演(13:30)^
01月26日(木) 12日目 第13公演(13:30)&第14公演(18:30)
01月27日(金) 13日目 第15公演(13:30)
01月28日(土) 14日目 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)^
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
=============(1月末までの公演日程)================

01月16日(月) 19 : 30 〜 19 : 45 [CTV] ケーブルテレビJWAY『デイリーひたち』に、寺田蘭世と中田花奈が出演

01月22日(日) 16枚目第3回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月28日(土) 19 : 00 〜 19 : 59 [BS] NHK BSプレミアム『クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜』で、松村沙友理が番組ナビゲーターを担当

01月28日(土) 21 : 30 〜 23 : 00 [CS] TBSチャンネル1『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ TBSチャンネルオリジナル90分拡大版』。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理が出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

定期日程(@Nov16)
重要日程(Jan~Mar17)
重要日程(Oct~Dec16)
重要日程(Aug~Sep16)
重要日程(Jun~Jul16)
重要日程(Apr~May16)
重要日程(Feb~Mar16)
重要日程(Nov15~Jan16)



YouTubeに公開されている「サイレントマジョリティー」MVの再生回数が、今週半ばに4千万を越え、ネット上で話題になりました。

そして、「二人セゾン」と「世界には愛しかない」のMVについても、1千万回突破がほぼ確実な情勢で、欅坂は、近日中に、3作連続での大台到達を成し遂げそうです。

これら3作品に関する、12月後半から現在までの再生数変遷は、以下の通りです。

(表1) YouTubeに公開されている欅坂46表題曲フルバージョンMVの再生数推移

凡例
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週数) : 対象週の日付期間
==========(最新週の日ごとの推移)==========
対象日における再生回数上昇速度 (日終わりの累計再生回数 @ MV公開後経過日数) : 対象日の日付

#「再生回数」は「累計」「積み上げ」ともに「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「09W」はMV公開後9週目
#「54D」はMV公開後54日目
# オレンジ色は、仮定された上昇速度による、大台到達の予想日時

「二人セゾン」full ver. MV (欅坂_3枚目表題曲)
11.5万回/日 (675.3/+080.7 @ 06W) : 12/19(月)25(日)
12.1万回/日 (759.9/+084.5 @ 07W) : 12/26(月)01(日)
13.6万回/日 (855.3/+095.4 @ 08W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新09Wの日ごとの推移)==========
11.9万回/日 (867.2 @ 54D) : 01/09(月)
11.9万回/日 (879.1 @ 55D) : 01/10(火)
11.0万回/日 (890.1 @ 56D) : 01/11(水)
11.9万回/日 (901.9 @ 57D) : 01/12(木)
12.9万回/日 (914.8 @ 58D) : 01/13(金)

(予想) 10.0万回/日 → 1千万回 : 01/22(日)18:22

「世界には愛しかない」full ver. MV (欅坂_2枚目表題曲)
03.9万回/日 (873.3/+027.1 @ 24W) : 12/19(月)25(日)
04.0万回/日 (901.6/+028.2 @ 25W) : 12/26(月)01(日)
04.8万回/日 (934.9/+033.3 @ 26W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新27Wの日ごとの推移)==========
04.7万回/日 (939.6 @ 182D) : 01/09(月)
04.7万回/日 (944.4 @ 183D) : 01/10(火)
04.2万回/日 (948.6 @ 184D) : 01/11(水)
04.8万回/日 (953.4 @ 185D) : 01/12(木)
04.9万回/日 (958.4 @ 186D) : 01/13(金)

(予想) 04.0万回/日 → 1千万回 : 01/24(火)15:49

「サイレントマジョリティー」full ver. MV (欅坂_1枚目表題曲)
13.8万回/日 (3660.3/+096.3 @ 41W) : 12/19(月)25(日)
17.4万回/日 (3782.0/+121.6 @ 42W) : 12/26(月)01(日)
22.7万回/日 (3940.9/+159.0 @ 43W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新44Wの日ごとの推移)==========
21.2万回/日 (3962.2 @ 300D) : 01/09(月)
21.3万回/日 (3983.5 @ 301D) : 01/10(火)
18.3万回/日 (4001.8 @ 302D) : 01/11(水)
20.7万回/日 (4022.5 @ 303D) : 01/12(木)
21.9万回/日 (4044.4 @ 304D) : 01/13(金)

(予想) 15.0万回/日 → 5千万回 : 03/18(土)22:58


「二人セゾン」MVの再生数は、12月後半以降、徐々に値を上げながら、11〜13万回/日の上昇速度で推移し、14日(土)の朝6時で、累計が914.8万回に達しました。

もし、今後、10万回/日のペースを続ければ、上表に示したように、1月22日(日)の夕方頃、1千万回を突破する計算になります。

10万回/日はかなり控えめに見積もった上昇スピードで、しかも、大台に到達するため、それを維持しなければならない期間は、約1週間と短いので、正確な時間は若干前後したとしても、1千万回を越えることに、もはや疑う余地はありません(笑)。

11月後半から続いた大型音楽祭でのテレビ披露と、NHK紅白歌合戦の「サイレントマジョリティー」による波及効果で、しばらくは、11万回/日以上のハイペースで進むことを期待出来るので、おそらく、実際には、(表1)の予想より早く、快挙のニュースが流れると思います。


一方、「世界には愛しかない」MV は、欅坂への注目度がアップする中、5.0万回/日に迫るまで、上昇スピードを伸ばしており、14日(土)朝6時の累計は、958.4万回でした。

4.0万回/日で再生数を積み上げると仮定すれば、1千万回到達は、今から10日ほど経った、1月24日(火)の午後と予想されます。

「二人セゾン」と同じく、1、2週間といった短期に、急激に上昇速度が鈍るとは考えにくく、「世界には愛しかない」も、やや遅れるとは思いますが、再生数が大台に載るのは、ほぼ確実と見ていいでしょう。


ん〜、デビューから1年も経っていない新人アイドルが、リリースした3シングルすべての表題曲MVで、1千万再生を実現するなんて、俄には信じられない、夢みたいな話です(笑)。

音楽セールスに関して、威勢の良い数字が、なかなか出て来ない今日、「一体、何が起こっている?」と途方に暮れるほど、欅坂の楽曲群は、次々と人気を集め、快進撃が止まらない。

「LOVEマシーン」や「ちょこっとLOVE」など、「国民的」ヒット曲を連発していた1999年のモーニング娘。とは、時代状況が違うので、単純に比較はできないけど、当時を思い起こさせるような、超大型アイドルが2016年に登場したのは、間違いないんじゃないでしょうか。


ちなみに、「サイレントマジョリティー」は、『MUSIC STATION SUPER LIVE』と『NHK紅白歌合戦』の両方で披露され、このWブーストによって、(表1)で示した通り、先週、22万回/日を越える、驚異的な上昇スピードを見せ、おそらく12日(木)の未明に、再生数が4千万回を突破したと思われます。

もし、15万回/日を維持できれば、03月18日(土)夜に5千万回に届く計算です。

2ヶ月先の話で、まだ不確定な要素が多々あるけど、現在の勢いを考えると、次の大台突破も可能性は高い気がします。


欅坂は、テレビ系大型音楽祭が連続する年末を有効に活用して、楽曲人気を一気に加速させた感があり、セールスの「スイングバイ」と呼びたくなるような現象が起こっています(笑)。

では、坂道シリーズの先輩グループである乃木坂のMVは、どうなっているのでしょう。

(表2) YouTubeに公開されている乃木坂46表題曲フルバージョンMVの再生数推移

# 表記法は(表1)と同じ

「サヨナラの意味」full ver. MV (乃木坂_16枚目表題曲)
04.3万回/日 (554.6/+029.8 @ 10W) : 12/19(月)25(日)
05.1万回/日 (590.5/+035.9 @ 11W) : 12/26(月)01(日)
06.3万回/日 (634.5/+044.0 @ 12W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新13Wの日ごとの推移)==========
06.5万回/日 (641.0 @ 81D) : 01/09(月)
06.2万回/日 (647.1 @ 82D) : 01/10(火)
05.3万回/日 (652.4 @ 83D) : 01/11(水)
05.9万回/日 (658.3 @ 84D) : 01/12(木)
05.5万回/日 (663.8 @ 85D) : 01/13(金)

(予想) 05.0万回/日 → 1千万回 : 03/22(水)11:47

「裸足でSummer」full ver. MV (乃木坂_15枚目表題曲)
02.3万回/日 (768.2/+016.2 @ 25W) : 12/19(月)25(日)
02.4万回/日 (785.2/+017.0 @ 26W) : 12/26(月)01(日)
03.1万回/日 (806.7/+021.5 @ 27W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新28Wの日ごとの推移)==========
03.2万回/日 (809.9 @ 186D) : 01/09(月)
03.0万回/日 (812.9 @ 187D) : 01/10(火)
02.7万回/日 (815.6 @ 188D) : 01/11(水)
02.9万回/日 (818.5 @ 189D) : 01/12(木)
03.0万回/日 (821.5 @ 190D) : 01/13(金)

(予想) 02.5万回/日 → 1千万回 : 03/26(日)15:34


「サヨナラの意味」MVは、Mステ SUPER LIVE の週に、公開以来初めて、再生数の上昇速度が明確な反転アップを示し、その後、紅白を経て、6.0万回/日を越えるレベルに達します。

ただ、14日(金)朝6時の累計は663.8万回で、1千万回には、まだ340万回ほどの隔たりがある。

そのため、今後、5.0万回/日で積み上げるとしても、大台到達の予想時刻は3月22日(水)のお昼で、2ヶ月以上先になります。

2月20日(月)の「さいたまスーパーアリーナ」ライブ Day1 をもって橋本奈々未が乃木坂を卒業すること、さらに、17枚目シングルの楽曲が遅くとも3月上旬には登場するだろうことなど、「サヨナラの意味」MVにどのような影響を与えるか、読み切れない要素が目白押しで、1千万再生が可能かどうか、可能だとすれば何時頃なのかについて、現時点では、ほとんど何も言えません。


一方、「裸足でSummer」MVの再生数上昇速度は、年末年始の「スイングバイ」が弱く、それほど大きくアップしていないので、今後、急速にペースダウンする懸念があります。

ただ、齋藤飛鳥が、17th選抜のセンターに起用されれば、それが追い風となり、2.5万回/日を2ヶ月以上キープして、3月下旬に1千万回に到達する可能性が出てきます。

上昇スピードの降下を防ぎ、しばらく平均2.5万回/日を維持出来るかどうかかが、大台達成の分岐点なると思いますが、こちらも不確定なことが多くて、成否は不透明です。


AKB48の表題曲MVを眺めると、最新曲である「ハイテンション」が、紅白の曲目に入らなかったことで、正月における上昇スピードの跳ね上がりはほとんどなく、じりじりと伸びが鈍っている印象がある。

MVの主人公である島崎遥香が、グループを去った今、上昇速度の低下をどこでストップさせるかが、1千万回到達を左右するポイントになるでしょう。

また、「LOVE TRIP」MVは、11月以降、1.5万回/日を割り込むペースが続き、年末年始も、その傾向は変わらなかった。

累計も500万回ほどに留まっており、今のところ、1千万回到達を検討する状況ではないと思います。

(表3) YouTubeに公開されているAKB48表題曲フルバージョンMVの再生数推移

# 表記法は(表1)と同じ

「ハイテンション」full ver. MV (AKB48_46枚目表題曲)
05.5万回/日 (585.9/+038.8 @ 09W) : 12/19(月)25(日)
05.9万回/日 (627.2/+041.3 @ 10W) : 12/26(月)01(日)
05.3万回/日 (664.4/+037.1 @ 11W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新12Wの日ごとの推移)==========
04.7万回/日 (669.1 @ 77D) : 01/09(月)
04.6万回/日 (673.7 @ 78D) : 01/10(火)
04.1万回/日 (677.7 @ 79D) : 01/11(水)
04.6万回/日 (682.3 @ 80D) : 01/12(木)
04.1万回/日 (686.5 @ 81D) : 01/13(金)

(予想) 04.0万回/日 → 1千万回 : 04/02(日)15:11

「LOVE TRIP」full ver. MV (AKB48_45枚目表題曲)
01.3万回/日 (466.1/+008.8 @ 21W) : 12/19(月)25(日)
01.4万回/日 (475.6/+009.5 @ 22W) : 12/26(月)01(日)
01.3万回/日 (484.8/+009.2 @ 23W) : 01/02(月)08(日)
==========(最新24Wの日ごとの推移)==========
01.2万回/日 (486.0 @ 161D) : 01/09(月)
01.1万回/日 (487.1 @ 162D) : 01/10(火)
01.0万回/日 (488.1 @ 163D) : 01/11(水)
01.1万回/日 (489.3 @ 164D) : 01/12(木)
01.1万回/日 (490.4 @ 165D) : 01/13(金)

(予想) 01.0万回/日 → 1千万回 : 2018/06/07(木)20:31


3作連続の1千万再生を実現させつつある欅坂ですが、その勢いを証明するものは、MVの再生回数だけではありません。

紅白の翌週、正月休みを含む、1月2日(月)から8日(日)までを集計期間とする、オリコンと Billboard JAPAN のランキングが、今週半ばに発表されました。

これらのランキングにおいても、欅坂のシングルと楽曲について、「欅坂旋風」と言いたくなるような、異例の数字が並んでいます。


ますは、オリコンから。

(表4) オリコン週間ランキングにおける、欅坂、乃木坂、AKB48の2016年発売シングルの順位

凡例
グループ名
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売からの経過週数 シングル番号「タイトル」

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯を示し、「1」の順位帯にランクインしている
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「50外」は50位圏外
# 各シングルは順位の高い方から並べている

2017/01/16付 オリコン週間ランキング
集計期間 01/02(月)〜08(日)

欅坂46
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 1.2万枚 (52.0) : 06週目 03枚目「二人セゾン」
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 0.5万枚 (38.8) : 40週目 01枚目「サイレントマジョリティー」
14位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 0.3万枚 (39.9) : 22週目 02枚目「世界には愛しかない」

乃木坂46
07位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 0.6万枚 (93.7) : 09週目 16枚目「サヨナラの意味」
43位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 0.1万枚 (85.4) : 24週目 15枚目「裸足でSummer」
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 0.0万枚 (82.9) : 42週目 14枚目「ハルジオンが咲く頃」

AKB48
29位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 0.1万枚 (120.9) : 08週目 46枚目「ハイテンション」
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 0.0万枚 (121.5) : 19週目 45枚目「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 0.0万枚 (129.5) : 44週目 43枚目「君はメロディー」
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 0.0万枚 (151.9) : 32週目 44枚目「翼はいらない」


上表は、2016年に発売されたシングルの順位と売り上げ枚数を示しています。

一目瞭然ですが、欅坂の3シングルは、なんと、すべてが15位以内に入っており、桁違いの人気を見せている。


「二人セゾン」は、発売6週目で、幕張と京都の全国握手会が残っており、個別握手会の応募も続いているので、1.2万枚がべらぼうに多いという印象はありません。

しかし、すべての特典イベントが終わっている「サイレントマジョリティー」と「世界には愛しかない」が、それぞれ0.5万枚と0.3万枚もCDを売り上げているのは、驚異的と言わざるを得ない数字です。

乃木坂の場合、特典期間が終わってしばらく経つと、圏外に去り、売り上げ枚数が分からなくなる。

そして、新しいシングルの発売時に、200位圏内に再登場することはあるけど、2、3百枚に留まるのが普通です。


「サイレントマジョリティー」の8位、0.5万枚、詳しく言うと、4657枚は、発売40週目となるアイドルのシングルとしては、常軌を逸したレベルで、凄まじい紅白効果です。

また、発売22週目となる「世界には愛しかない」の14位、0.3万枚、すなわち2613枚は、同じ経過週における「裸足でSummer」の100位以下、4百枚以下、「ハルジオンが咲く頃」の200位圏外と比べると、目眩がするほどの売れ行と言える。

「世界には愛しかない」は、紅白を含めた年末の音楽番組で、一切披露されなかったことを考えると、「二人セゾン」と「サイレントマジョリティー」の人気が、2枚目に波及した形で、欅坂の音楽全体が、高い人気を持ち始めているように思えます。


紅白歌合戦で、THE YELLOW MONKEY のボーカル吉井和哉さんが、「サイレントマジョリティー」と「二人セゾン」のCDを、自腹で買ったと述べていました。

吉井さんのコメントは、「サイレントマジョリティー」という1曲だけでなく、最新の「二人セゾン」も含めて、欅坂の音楽全体を、自分は評価していると表明するもので、グループに対する最高の賛辞だと感じました。

そして、紅白翌週のオリコンを眺めると、すべてのシングルが15位以内に入っていて、確かに、欅坂の音楽全体が興味を持たれている、そんなランキングだった。


ちなみに、「サヨナラの意味」の7位、0.6万枚は、全国握手会のない9週目としては、かなり高い方で、同じ条件の「裸足でSummer」が0.4万枚なので、少なくとも2千枚ほどの紅白効果はあったと見ていいんじゃないでしょうか。

また、発売24週目に当たる「裸足でSummer」の43位、0.1万枚も、通常であれば、2、3百枚が相場なので、一定の波及効果は認められます。

一方、AKB48は、かなり前の曲である「君はメロディー」を紅白で歌ったため、このシングルのCDセールスは若干伸びたものの、最新作「ハイテンション」を含め、他シングルの売り上げに対する効果は希薄でした。


欅坂の音楽全体が人気を集めていることは、Billboard JAPAN Hot100 にも表れています。

(表5) Billboard JAPAN Hot100 における、欅坂、乃木坂、AKB48の2016年発売シングル表題曲の順位

凡例
グループ名
(総合) CD発売週のHot100順位 [項目] その項目における順位 : CD発売からの経過週数「曲名」

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「(総合)100外」は Hot100 が100位圏外、「[項目]00位」は、その項目が100位圏外

2017/01/16付 Billboard JAPAN Hot100
集計期間 01/02(月)〜08(日)

欅坂46
(総合)006位 [S]05位 [R]00位 [L]10位 [T]10位 [M]06位 [F]43回 : 40週目「サイレントマジョリティー」
(総合)008位 [S]07位 [R]00位 [L]04位 [T]11位 [M]10位 [F]09回 : 06週目「二人セゾン」
(総合)042位 [チャート解析対象外] [F]24回 : 22週目「世界には愛しかない」

乃木坂46
(総合)009位 [S]09位 [R]00位 [L]07位 [T]13位 [M]44位 [F]12回 : 09週目「サヨナラの意味」
(総合)100外 [チャート解析対象外] : 24週目「裸足でSummer」
(総合)100外 [チャート解析対象外] : 42週目「ハルジオンが咲く頃」

AKB48
(総合)037位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 08週目「ハイテンション」
(総合)100外 [チャート解析対象外] : 19週目「LOVE TRIP」
(総合)100外 [チャート解析対象外] : 32週目「翼はいらない」
(総合)100外 [チャート解析対象外] : 44週目「君はメロディー」
====================
(総合)063位 [S]44位 [R]00位 [L]00位 [T]00位 [M]61位 [F]45回 : 57週目「365日の紙飛行機」


Hot100 においても、「サイレントマジョリティー」「二人セゾン」「世界には愛しかない」の3曲すべてが、50位以内に入っています。

乃木坂は「サヨナラの意味」だけが100位以内にランクイン、AKB48も、2016年発売では「ハイテンション」のみリストに名前が載っている。


欅坂は、もはや「サイレントマジョリティー」だけが受けているグループではなく、その音楽全体が支持を集め始めています。

CDデビュー間もない頃は、「一発屋」にならないようにと言われていたけど(笑)、欅坂は、「サイレントマジョリティー」のヒットを足掛かりに、メンバーがダンスと歌唱のスキルを磨き、グループの音楽性をさらに追求して、「世界には愛しかない」と「二人セゾン」を経て、独自の世界を作り上げてきました。

TAKAHIRO氏のパンチの効いた振り付けを、平手友梨奈を中心としたメンバーが踊り切り、ステージ上で、メロディーと歌詞の世界を魅力的に表現する、欅坂のスタイルを磨き続けている。


吉井和哉さんを始め、多くのアーティストや芸能人が、欅坂の楽曲を高く評価するのは、2016年に「サイレントマジョリティー」から始まった、こういった音楽的努力が実を結んだからこそで、オリコン、ビルボード、iTunes トップソングなどが示すように、楽曲セールスにも、その評価が反映されつつある。

もはや、欅坂は、「サイレントマジョリティー」がビギナーズラックでヒットしただけの「一発屋」ではなく、J-POPシーンに自分たちの音楽を刻もうとする、オリジナリティの高い、若き音楽グループに成長し始めています。

乃木坂ファンとして、強い危機感を覚えるのは、妹グループである欅坂が、歌やダンスと格闘し、自分たちの音楽を磨き続けていた2016年、乃木坂は、アーティストとして、表現者として、何か新しい魅力的なものを生み出したと感じられず、全然、前に進んだ気がしないからです。


CDの売り上げ枚数は、急進して、ミリオンに迫るまで伸び、チケットが入手困難になるほど、ライブやイベントは盛況を極めている。

しかし、リリースした3シングルの中、2回も卒業センターを採用し、これから乃木坂を背負っていく、若いメンバーを十分にフィーチャー出来なかった。

また、音楽番組のステージは、生歌比率の低い「ほぼ口パク」歌唱が延々と続き、ダンスもダイナミックなフォーメーションチェンジが影をひそめ、衣装とルックスに大きく依存する、無難なパフォーマンスになっている。

そして、ふと気がつくと、CDセールス以外の楽曲指標は、ことごとく欅坂に届かなくなり、「制服のマネキン」や「君の名は希望」のように、外部の音楽関係者が楽曲を褒めてくれるといったことが、ほとんどなくなり、そういった評価は、全部、欅坂に持って行かれた感がある。

「ミリオンを達成するなんて、乃木坂の楽曲は素晴らしい!」と褒めてくれるアーティストがいれば、とても有り難いけど(笑)、今の時代、そういう話はあまり聞きません。


2017年、欅坂は、さらにパフォーマンスに磨きを掛け、分厚い音楽ファンを獲得して、楽曲セールスを伸ばしていくでしょう。

新曲をリリースし、オリジナリティの高い、魅力的なステージを次々と披露していく欅坂の側で、乃木坂が、音楽面で何か輝くものを提示出来なければ、楽曲人気の差はますます大きくなり、最後には、CDセールスの優位すらも危うくなる可能性があります。

乃木坂は、楽曲セールスでは、すでに欅坂に太刀打ち出来ていないという、厳しい現実と、真摯に向き合うことが、2017年のシングルでは重要じゃないでしょうか。


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プチNogi 〜 生駒里奈がゆく、アイドルとアニメと土下座を巡る「センス」の旅路 [14Jan17]

2017-01-14 03:15:00 | 芸能

乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

01月14日(土) 16枚目第3回全国握手会 in 京都・京都パルスプラザ

01月14日(土) 23 : 15 〜 23 : 44 [地デ] NHK BSプレミアム『AKB48 SHOW! 別冊・乃木坂46 SHOW!』。「紅白歌合戦密着SP!」で、AKB48、乃木坂46、欅坂46の紅白舞台裏と本番の密着取材をオンエア。再放送予定は、同チャンネルで1月15日(日)10:00〜10:29

01月15日(日) 16枚目第2回個別握手会 in 京都・京都パルスプラザ

01月15日(日) 20 : 30 〜 [FM] bayfm『RADIO NEW GENERATION〜僕たちのラジオ〜』に、新内眞衣が出演

01月15日(日) ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の東京公演初日。生田絵梨花が木下晴香とのWヒロイン方式で、「ジュリエット」役を演じる。
# ピンク色で示したものが、生田絵梨花の出演回
#「^」は上演後にアフタートークのある回で、ピンク色の「^」に、いくちゃんが参加
=============================
[東京公演日程] 赤坂ACTシアター
01月15日(日) 01日目 第01公演(17:30)
01月16日(月) 02日目 第02公演(18:30)
01月17日(火) 03日目 休演日
01月18日(水) 04日目 第03公演(13:30)&第04公演(18:30)
01月19日(木) 05日目 第05公演(13:30)^
01月20日(金) 06日目 第06公演(13:30)^
01月21日(土) 07日目 第07公演(12:30)&第08公演(17:30)
01月22日(日) 08日目 第09公演(12:30)&第10公演(17:30)
01月23日(月) 09日目 休演日
01月24日(火) 10日目 第11公演(13:30)
01月25日(水) 11日目 第12公演(13:30)^
01月26日(木) 12日目 第13公演(13:30)&第14公演(18:30)
01月27日(金) 13日目 第15公演(13:30)
01月28日(土) 14日目 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)^
01月29日(日) 15日目 第18公演(13:30)
01月30日(月) 16日目 第19公演(13:30)
01月31日(火) 17日目 休演日
=============(1月末までの公演日程)================

01月16日(月) 19 : 30 〜 19 : 45 [CTV] ケーブルテレビJWAY『デイリーひたち』に、寺田蘭世と中田花奈が出演

01月22日(日) 16枚目第3回個別握手会 in 千葉・幕張メッセ

01月25日(水) 齋藤飛鳥の1stソロ写真集『潮騒』(幻冬舎)が発売。撮影は、細居幸次郎氏で、北海道と石垣島でロケを行ったそうです

01月28日(土) 19 : 00 〜 19 : 59 [地デ] NHK BSプレミアム『クリエーターたちのDNA 〜ニッポンアニメ100年史〜』で、松村沙友理が番組ナビゲーターを担当

01月28日(土) 21 : 30 〜 23 : 00 [CS] TBSチャンネル1『東京絶品神グルメ 乃木坂46の食べるだけ TBSチャンネルオリジナル90分拡大版』。秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、堀未央奈、松村沙友理が出演

01月31日(火) 16枚目『サヨナラの意味』発売記念スペシャルプレゼントの郵便ハガキによる応募の締切。当日消印有効

乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のリンクをご利用下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 08Nov16 〜 テレビ・ラジオのレギュラー番組日程 ['16Nov]

「ブックマーク」内にある次のリンクは、乃木坂のスケジュールを、過去分も含めて、まとめたものです。「ブックマーク」は、PCでは左サイドバー、モバイルでは記事の最後に置かれています。

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重要日程(Feb~Mar16)
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随分と遅くなりましたが、

明けまして、おめでとうございます。

年明け早々、メモを片手に、録画したNHK紅白歌合戦を再生し倒し(笑)、それが終わると、オリコン、ビルボード、iTunes Store、YouTubeなどの数字をまとめ、どの曲のどの指標が上がったのか、ひたすらチェックして、あっという間に正月が終わってしまいました。

おまけに、今年の正月は、乃木坂メンバーが『芸能人格付け』『しくじり先生』『プレバト』『声優総選挙』と、ゴールデンの大型人気バラエティに、これでもかと出まくってくれて(笑)、フォローするのが本当に大変でした。

現在、録画用ハードディスクの残量は6%にまで減り、いやはや、乃木坂ファンとして、怒濤の年末年始だったなあと、ようやく振り返ってみて、ふと、新年のご挨拶を忘れていたことに、先ほど気づいた次第です。


ところで、紅白直後、何気なくツイッターを眺めていると、NMB48の吉田朱里さんが、「土下座」している映像が目に飛び込んできて、「何ごと?」とたまげました。

添えられていた文章を読むと、「夢の紅白選抜」で6位に選んでくれたことに対して、もはや言葉にしきれない、度外れな感謝の気持ちを表していたようです(笑)。

2016年の「45thシングル選抜総選挙」において、彼女は77位だったそうで、確かに、凄まじいジャンプアップです。

ただ、この「総選挙」で圏外となり、「なぜ?結構、知名度高い気がするけど・・・」と、当時、不思議に思っていた市川美織も10位に入ったので、1人1票に近い紅白選抜の方が、私のように、外からふわっと見ているものには、よりしっくりくる結果に思えました。

吉田朱里の躍進に関しては、YouTubeでの活動が効果を発揮したといった、色々な分析がされているようですが、何をしようが、人気を獲得するのは大変なことですから、アイドルとして、タレントとして、自信を持って良いんじゃないでしょうか。


それにしても、「ありがとう」を伝える感謝の土下座って、斬新に思えるけど、もしやAKB48Gではよくあることなのかと、つらつら考えていたら、今度は、生駒里奈が土下座しているショットを目撃して、ぶっ飛びました(笑)。

ま、まさか、今、アイドルの間で、「土下座」がブームなのか?、そんな仮説が一瞬頭を過ったけど、生駒ちゃんの公式ブログを読むと、その日放送されたテレビ朝日『声優総選挙3時間SP』において、ゲストとして呼ばれた自分の発言などを、「謝罪」したいとのこと。

しかし、私はリアルタイムで番組を観ていたけど、生駒ちゃんの出番で、とくに気になった点はなかった。

また、YouTubeに投稿された出演シーンの動画も眺めたのですが、憧れの声優さんたちを前に、アニメファンの1人として、自然なリアクションをしている印象しか受けなかったので、「なぜ謝ってる?」と、いまいち話が読めませんでした。

生駒里奈の2017/01/09_21:12ブログ


メディアの記事によると、『ONE PIECE』のキャラクター「エース」の声が、古川登志夫さんであることを、番組で初めて知った生駒ちゃんに対して、日頃からファンを公言しているのに、実は「にわか」ではないかと、ネットの一部で批判が起こったそうで、「土下座」ブログも、それを意識して書かれたようです。

しかし、生駒里奈は、アニメ「通」ではなく、アニメ「ファン」として出演しているのだから、自分の好きな作品について、新しい発見をして素直に驚くのは、番組制作側が彼女に望むドンピシャの役割であって、良い仕事してる!と、むしろ褒められることじゃないかと思うんですが(笑)。

しかも、古川登志夫さんご本人も、まったく気にされている感じはなく、終始和やかに進んでいたので、そんな批判をよくぞ思いついたなと、逆に感心させられます(笑)。


生駒ちゃんは、ガチの漫画・アニメ好きなので、人気声優が集まる番組に出演し、自分の名前が入った台詞をしゃべって貰ったり、作品やキャラに対する想いを直接聞いて貰ったりが、多くのアニメ声優ファンにとって、天にも昇る、夢のような出来事であることを身に滲みて分かっているのでしょう。

だからこそ、仕事の巡り合わせで、それを自分が引き受けることになり、役得で申し訳ない、という気持ちが心の隅にあって、「批判」が起こったことを知って、スルー出来ず、すぐさま反応したのかもしれません。

ブログの投稿時刻は、1月9日21時12分となっていて、これは番組の終了時刻より多分早い筈で、生駒ちゃんが、放送中から、どんな反応があるのか、固唾を飲んで、テレビとネットを観ていたことが窺えます。


私は、アイドルとしての生駒里奈から入ったので、深刻な問題が発生したならともかく、バラエティ番組を巡って、「風物詩」と言いたくなるほど、しょっちゅう起こるような、ネット上の騒動に対して、あまり過剰に反応するのは、見栄えも良くないので、止めて欲しい気持はあります。

ただ、それをスルーせず、真摯に向き合い、謝りつつ、自分の立場を懸命に説明する姿は、いかにも生駒ちゃんらしい。

また、迅速かつパンチの効いた対応を見せたことは、アイドルとしてはともかく、バラエティに携わるタレントとして、正解だったかもしれない。


というのも、ブログのコメント数は、現在、5千を越え、多くの記事にも取り上げられ、相当な反響を呼んでいます。

『声優総選挙』という番組を、出演者として放送中に盛り上げただけでなく、放送後も、ネットの意見に対する、身を削った応対によって(笑)、広く注目を集めている。

番組と自身を知らしめた効果は少なくない筈で、今後、アニメを扱ったバラエティ番組に、生駒ちゃんが出演する際は、もう一挙手一投足を見逃せません(笑)。


生駒里奈という人は、自分をどう見せるかについての「さじ加減」に関して、類い稀な「センス」を持っていて、一見、無謀な方向に走り出しているように見えて、後で考えると、合目的的な行動を取っていたと判明することが少なくない。

今回の「土下座」ブログも、その「センス」が彼女を突き動かした結果なのだと思います。

確かに、最初はびっくりしたけど、その後のネットを見ていると、生駒里奈を非難する論調は少なく、スルーした場合より、良い方向に進んでいる気がします。


こういった生駒里奈の「センス」は、特定のキャラを演じる女優業で、とくに有効に機能して、『すべての犬は天国に行く』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といった舞台、あるいは映画『コープスパーティ』シリーズと、出演作品での演技は、軒並み高い評価を得ている。

乃木坂に入った当初、普段は冴えない雰囲気なのに、カメラの前に立つと、別人のようにオシャレでシャープな空気を発散し、観るものを魅了する、という話を聞いたことがあります。

昨年の『FNSうたの夏まつり』で、「48&46ドリームチーム」のセンターに抜擢され、「サイレントマジョリティー」を踊ったとき、生駒里奈の曲が始まってからの「スイッチオン」には、半端ない迫力があって、「やっぱスターだわ、この子は」と驚嘆したことを覚えています。

「制服のマネキン」や「君の名は希望」で発揮された、彼女の「センス」が、乃木坂の基礎を作ったと言える面があり、今後も、アイドル界、芸能界に、小さくない足跡を残していくのでしょう。


でも、アイドルの皆さん、「土下座」は、ほどほどにね(笑)。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

2017-01-10 15:30:00 | 芸能

ジャン・アレチボルトの冒険には、乃木坂46について、2013年4月19日から現在まで、以下のような記事があります。

ファイル容量の問題から、記事のリストは分割して投稿しています。

分割された各ページには、新しいものから時系列順に、記事タイトルをリンク付きで並べていますので、よろしかったらご覧下さい。

2016年12月 〜
アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

2015年9月 〜 2016年11月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 〜 関連記事の目次 (02Sep15 〜 30Nov16)

2014年7月 〜 2015年8月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡11Aug14 〜 関連記事の目次 (01Jul14 〜 31Aug15)

2013年11月 〜 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 〜 関連記事の目次 (01Nov13 〜 28Jun14)

2013年4月 〜 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 〜 関連記事の目次 (19Apr13 〜 31Oct13)

[目次]

AKB48「願いごとの持ち腐れ」MV再生数は「箱推し」減少と大アイドル時代終焉を意味するか? [16May17]

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橋本奈々未が「卒業」、サヨナラの意味 iTunesランク好調も、欅坂に及ばない乃木坂の楽曲連動性 [21Feb17]

乃木坂17th握手会セールスで、9th「夏フリ」型大崩落は起こるか?遅過ぎる2期抜擢と格差の拡大 [18Feb17]

欅坂4枚目は4月5日発売、乃木坂が直面するソニー・冠番組・握手会の状況は2015年春と似ている [14Feb17]

17枚目個別握手会の1期2期初動分が前作10万枚以上減の可能性、3期販売率と追加会場がポイント [12Feb17]

乃木坂17th個別握手会は福神8人が最終2会場を全欠席、問われる「選抜」の意味と厳しいセールス [10Feb17]

生田絵梨花の17th個別握手会「全欠席」が示すもの、「秘密の花園」が終焉に近づいている [08#2Feb17]

長期の連続ドラマに出演?白石麻衣と松村沙友理が17th個別握手会の全日程不参加 [08Feb17]

3期プリンシパルの功罪、坂道AKBはAKB48の自己崩壊、けやき坂に肉迫される乃木坂の若手人気 [06Feb17]

「サスペンド」が続く17th日程と届かない16thミリオン、「若さ」を封印した乃木坂の現状と未来 [02Feb17]

17枚目は厳密握手会主義と2期抜擢先送りの超保守的選抜、物語の見えないメンバー配置が切ない [30Jan17]

2014年秋以来の文春「スクープ」は何をもたらすのか?川村真洋は信じる方向へ進んで欲しい [29Jan17]

17th選抜センター予想、本命は常に西野、対抗生田白石、気になる若月桜井も、焦点は北野の列順 [27Jan17]

乃木坂17th選抜は1月29日深夜発表、30部全完売19人、2期躍進、欅坂台頭で読めない抜擢陣容 [24Jan17]

本格化する欅坂の人気、乃木坂17th日程予想は、選抜発表2月12日、CD発売3月22日 [20Jan17]

なぜ「卒業」センターなのか?孤立するシングルの物語と齋藤飛鳥の続投を妨げた「失われた1年」 [17Jan17]

欅坂はもはや「サイマジョ」だけのグループではない、3作連続のMV1千万再生がほぼ確実 [14Jan17]

プチNogi 〜 生駒里奈がゆく、アイドルとアニメと土下座を巡る「センス」の旅路 [14Jan17]

アレチの素敵な乃木坂業務連絡10Jan17 〜 関連記事の目次 (03Dec16 〜)

Mステ・紅白の「サイマジョ」で欅坂に本格ブレイクの兆し、乃木坂は危機感の認識が必要 [10Jan17]

『第67回NHK紅白歌合戦』の録画鑑賞用時系列マップ、乃木坂成分やや多め版 [05Jan17]

第67回紅白で視聴者投票はなぜ白組圧勝だったのか、「格差」と「テーマ」が薄めた歌本来の魅力 [04Jan17]

Mステ SUPER LIVE で、サヨナラの意味、サイレントマジョリティーの iTunesランクが大幅上昇 [27Dec16]

紅白が「サヨナラの意味」である意味、ミリオンを巡る攻防と不透明な1期2期全員出場の行方 [22Dec16]

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Dec16 〜 テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['17Jan〜Mar]

『FNS歌謡祭』第2夜、生田絵梨花が圧巻の歌唱、3期優先出演は亀裂を生む今年一番の「悪手」 [16Dec16]

プチNogi 〜「大嫌いなはずだった。」MVが好調、アイドルとアニメと「恋愛スキャンダル」 [14Dec16]

平手友梨奈という「希望」が生んだ快進撃、「二人セゾン」連続12日間 iTunesトップ10入り達成 [12Dec16]

『FNS歌謡祭』第1夜、「時間調整」直撃の乃木坂と存在感を増す欅坂、望まれる歌唱スターの登場 [08Dec16]

「今年感」に乏しい有線大賞音楽祭、MV再生数で「ハイテンション」が「サヨナラの意味」を凌駕 [06Dec16]

欅坂表題3曲がBJ動画TOP20入り、「二人セゾン」MV再生数が「サヨナラの意味」を抜く公算大 [03Dec16]


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Mステ・紅白の「サイマジョ」で欅坂に本格ブレイクの兆し、乃木坂は危機感の認識が必要 [10Jan17]

2017-01-10 03:00:00 | 芸能

12月23日(金祝)のテレビ朝日『MUAIC STATION SUPER LIVE 2016』と31日(土)『第67回NHK紅白歌合戦』に、乃木坂と欅坂が出演して、「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」を披露しました。

影響力の大きな2つのテレビ系音楽祭において、続けてパフォーマンスしたことで、配信、動画、CDなど、楽曲セールスに関する各種指標が、年末から正月に掛けて、ダイナミックに動きました。

年が明け1週間が過ぎて、どの指標が、どのように動いたのか、徐々に全貌が見え始めてきたので、この辺で、「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」の数字を中心に、まとめておきたいと思います。


まずは、iTunes Store トップソングから。

(表1) iTunes Store トップソングにおける乃木坂「サヨナラの意味」の順位推移

凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間
[日ごとの順位推移]
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過日数 対象日の日付

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「←」は、その週に曲が披露された主な音楽番組

乃木坂_16枚目表題曲「サヨナラの意味」
5-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 01週目 11/02(水)06(日) ← Mステ(通常)
2-5-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 02週目 11/07(月)13(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 11/14(月)20(日) ← ベストヒット歌謡祭
0-0-0-1-2 / 4-0-0 [0] : 04週目 11/21(月)27(日)
0-0-0-2-5 / 0-0-0 [0] : 05週目 11/28(月)04(日) ← ベストアーティスト
0-0-0-0-6 / 1-0-0 [0] : 06週目 12/05(月)11(日) ← FNS歌謡祭第1夜
0-0-0-0-0 / 7-0-0 [0] : 07週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-3-0 / 4-0-0 [0] : 08週目 12/19(月)25(日) ← Mステ SUPER LIVE
0-0-2-2-3 / 0-0-0 [0] : 09週目 12/26(月)01(日) ← 紅白歌合戦
0-2-2-3-0 / 0-0-0 [0] : 10週目 01/02(月)08(日)

[日ごとの順位推移]

==========(07週目)==========
070位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 41日目 12/12(月)
075位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 42日目 12/13(火)
088位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 43日目 12/14(水)
078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 44日目 12/15(木)
069位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 45日目 12/16(金)
056位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 46日目 12/17(土)
055位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 47日目 12/18(日)
==========(08週目)==========
062位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 48日目 12/19(月)
067位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 49日目 12/20(火)
081位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 50日目 12/21(水)
078位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 51日目 12/22(木)
040位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 52日目 12/23(金) ← SL
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 53日目 12/24(土)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 54日目 12/25(日)
==========(09週目)==========
043位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 55日目 12/26(月)
041位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 56日目 12/27(火)
038位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 57日目 12/28(水)
035位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 58日目 12/29(木)
049位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 59日目 12/30(金)
026位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 60日目 12/31(土) ← 紅白
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 61日目 01/01(日)
==========(10週目)==========
018位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 62日目 01/02(月)
020位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 63日目 01/03(火)
021位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 64日目 01/04(水)
023位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 65日目 01/05(木)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 66日目 01/06(金)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 67日目 01/07(土)
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 68日目 01/08(日)

#「SL」は「Mステ SUPER LIVE」


以前から指摘してきたように、「サヨナラの意味」は、音楽番組でのステージパフォーマンスを通して、集中的なテレビ露出を図ってきた割に、iTunes ランキングの推移に底堅さがなく、低落スピードが速い印象がありました。

日本テレビ『ベストアーティスト2016』の行われた配信5週目に、順位を維持して、踏み止まる傾向が見えたものの、6週目、7週目と、再び直線的な下降モードに戻っている。

しかし、『Mステ SUPER LIVE』の8週目、50位を割り込んでいた順位が、いきなり40位以内に跳ね上がり、『紅白歌合戦』のあった9週目は、さらに30位以内に食い込んでいく。

そして、年が明けると、遂に20位以内をマークします。


上表の後半に載せた「日ごとの順位推移」が示すように、『SUPER LIVE』と『紅白』による順位の上昇は、凄まじいものがあって、この2段階ブーストが「サヨナラの意味」をトップ20にまで押し上げたのは間違いありません。

楽曲セールスに対して、これほど劇的な効果があるのだから、「SUPER LIVE」や「紅白」にぜひ出たいと、多くの歌手が望むのは、当たり前ですね(笑)。

ただ、「サヨナラの意味」は、10週目の後半から、急速に順位を落としている節があって、今後、50位以内をどこまでキープ出来るかが、2017年序盤における、乃木坂の音楽的存在感を左右すると思います。

Mステや紅白で注目を集め上位へ入っても、楽曲そのものの人気が脆弱であれば、すぐに落ちてしまうので、ここからが正念場じゃないでしょうか。

順位リストの前の方に長く留まれば、それ自体が大きな宣伝になるので、出来るだけ粘って欲しい。


次に、「サヨナラの意味」と同じく、『SUPER LIVE』と『紅白』で披露された「サイレントマジョリティー」を見てみましょう。

(表2) iTunes Store トップソングにおける欅坂「サイレントマジョリティー」の順位推移

# 表記法は(表1)と同じ
#「A-B-C-D-E / F-G-H」は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)

欅坂_1枚目表題曲「サイレントマジョリティー」
0-0-0-2-2 / 3-0-0 [0] : 37週目 12/12(月)18(日)
0-3-1-1-2 / 0-0-0 [0] : 38週目 12/19(月)25(日) ← Mステ SUPER LIVE
3-4-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 39週目 12/26(月)01(日) ← 紅白歌合戦
7-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 40週目 01/02(月)08(日)

[日ごとの順位推移]

==========(37週目)==========
047位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 251日目 12/12(月)
059位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 252日目 12/13(火)
063位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 253日目 12/14(水)
059位 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] : 254日目 12/15(木)
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 255日目 12/16(金)
037位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 256日目 12/17(土)
033位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 257日目 12/18(日)
==========(38週目)==========
030位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] : 258日目 12/19(月)
039位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] : 259日目 12/20(火)
048位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 260日目 12/21(水)
047位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] : 261日目 12/22(木)
012位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 262日目 12/23(金) ← SL
012位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 263日目 12/24(土)
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 264日目 12/25(日)
==========(39週目)==========
013位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 265日目 12/26(月)
011位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 266日目 12/27(火)
014位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 267日目 12/28(水)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 268日目 12/29(木)
016位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 269日目 12/30(金)
007位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 270日目 12/31(土) ← 紅白
006位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 271日目 01/01(日)
==========(40週目)==========
004位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 272日目 01/02(月)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 273日目 01/03(火)
005位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 274日目 01/04(水)
008位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 275日目 01/05(木)
009位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 276日目 01/06(金)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 277日目 01/07(土)
010位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 278日目 01/08(日)

#「SL」は『Mステ SUPER LIVE』


「サイレントマジョリティー」は、YouTube 年間音楽動画ランキングで4位を獲得するなど、1年を振り返る時期に入って、再び注目を集めた感があり、iTunes トップソングも、11月終盤から、ときどき30位以内に入るなど、もともと高い順位で推移していました。

ただ、『SUPER LIVE』でのパフォーマンスは、決定的な上昇気流を生み出したようで、12月23日(金)に、一気に12位へアップしたあと、紅白まで20位以内に留まり続けます。

そして、大晦日のNHKホールで披露された途端、7位にジャンプして、以降、連続9日間、トップ10をキープしています。


順位推移に底堅さがあって、簡単には下降しない雰囲気が漂っている。

後で紹介しますが、「サイレントマジョリティー」は、配信ランキングだけでなく、動画の再生回数、CDセールス、ツイート数など、あらゆる楽曲指標が高い数字を示しており、曲に対する人気は、紛うことなき「本物」という印象が(笑)、ますます強くなってきました。

『SUPER LIVE』と紅白における「サイレントマジョリティー」のステージは、欅坂の2017年を、最高の形でスタートさせたと言っていいんじゃないでしょうか。


乃木坂と欅坂が紅白で歌った二曲について、配信ランキング以外の楽曲指標を紹介します。

最初に、MVの再生回数。

(表3) YouTubeに公開されている「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」MVの再生数推移

凡例
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週数) : 対象週の日付期間

#「対象週における再生回数上昇速度」は、指定された対象週に積み上げた再生回数を日数で割ったもの
# 再生回数は「累計」「積み上げ」ともに「万回」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「09W」はMV公開後9週目の意味

乃木坂_16枚目表題曲「サヨナラの意味」MV
04.0万回/日 (524.8/+027.8 @ 09W) : 12/12(月)18(日)
04.3万回/日 (554.6/+029.8 @ 10W) : 12/19(月)25(日) ← SL
05.1万回/日 (590.5/+035.9 @ 11W) : 12/26(月)01(日) ← 紅白
06.3万回/日 (634.5/+044.0 @ 12W) : 01/02(月)08(日)

欅坂_1枚目表題曲「サイレントマジョリティー」MV
11.8万回/日 (3564.0/+082.3 @ 40W) : 12/12(月)18(日)
13.8万回/日 (3660.3/+096.3 @ 41W) : 12/19(月)25(日) ← SL
17.4万回/日 (3782.0/+121.6 @ 42W) : 12/26(月)01(日) ← 紅白
22.7万回/日 (3940.9/+159.0 @ 43W) : 01/02(月)08(日)

#「SL」は『Mステ SUPER LIVE』


「サヨナラの意味」フルバージョンMVの再生回数積み上げ速度は、公開2週目から下がり続けていましたが、『SUPER LIVE』の週、つまり10週目に、初めて明確な反転上昇を示し、紅白を経て、新年には6万回/日を越えるレベルにまで回復します。

一方、「サイレントマジョリティー」は、さらに強烈で(笑)、『SUPER LIVE』の週に、13.8万回/日へ上昇すると、紅白週は17.4万回/日までアップ、年が明けると、なんと22.7万回/日に達し、12月序盤の2倍近いスピードになっている。

『SUPER LIVE』と『紅白歌合戦』が、MV再生回数の上昇速度を、大幅に押し上げたのは間違いないでしょう。

1月8日(日)が終わった時点で、累計再生回数は3940万回となり、上昇速度から考えて、今週半ばにも4千万回を突破する見込みです。


テレビ系大型音楽祭が開催された後、披露した楽曲の配信ランキングとMV再生回数上昇速度がアップするのは、珍しくありません。

ところが、今回、それに加えて、もう一つのセールス指標が顕著に上がっています。

CDの売り上げ枚数です。

(表4) オリコン週間ランキングにおける「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」のCDセールス推移

凡例
曲名
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売後経過週 対象週の日付期間

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯を示し、「1」がある順位帯に、その週、ランクインしている
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
#「売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「※」は全国握手会の開催日と会場
#「50外」は50位圏外

乃木坂_16枚目シングル「サヨナラの意味」
01位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 82.8万枚 (82.8) : 01週目 11/07(月)13(日)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 03.9万枚 (86.6) : 02週目 11/14(月)20(日)
04位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.7万枚 (89.4) : 03週目 11/21(月)27(日) ※ 23(水) 幕張メッセ
08位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.0万枚 (90.4) : 04週目 11/28(月)04(日)
16位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.7万枚 (91.1) : 05週目 12/05(月)11(日)
06位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.2万枚 (92.3) : 06週目 12/12(月)18(日) ※ 17(土) ポートなごや
22位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 00.4万枚 (92.7) : 07週目 12/19(月)25(日) ← SL
14位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.4万枚 (93.1) : 08週目 12/26(月)01(日) ← 紅白

欅坂_1枚目シングル「サイレントマジョリティー」
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.2万枚 (37.7) : 36週目 12/05(月)11(日)
37位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (37.8) : 37週目 12/12(月)18(日)
34位 0-0-0-1-0 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (38.0) : 38週目 12/19(月)25(日) ← SL
18位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 00.3万枚 (38.3) : 39週目 12/26(月)01(日) ← 紅白


「サヨナラの意味」は、『SUPER LIVE』の週が、CD発売7週目に当たりますが、オリコン週間ランキングの順位、売り上げ枚数ともに、「通常」よりアップしたとの兆候は見当たりません。

また、紅白週では、順位が14位に上昇しているものの、売り上げ枚数は前週とほとんど同じで、大晦日のパフォーマンスがCDセールスを押し上げたかどうか、微妙なところです。

ところが、「サイレントマジョリティー」は、『SUPER LIVE』の週に2千枚、紅白週は3千枚と、明確に売り上げ枚数が伸び、順位も上がっています。


この欅坂のデビューシングルは、CDの発売週以来、握手会日程がすべて終わっても、週間ランキングで150位を割り込んだことがない。

DVD収録のMVを目当てに購入する方が多いのだと思いますが、アイドルとしては異例のCDセールスを見せてきた。

しかし、発売39週目で3千枚の18位というのは、さすがに常軌を逸した売れ行きで、『紅白歌合戦』でのステージがとんでもない「効果」をもたらしていると考えざるを得ない。

紅白は、30%を優に越える視聴率で、幅広い層の人々が視聴するので、気に入った音楽があれば「CDを買う」習慣のある方々が多数いたのかもしれません。

とにもかくにも、大晦日のパフォーマンスが、大きな反響を呼んだのは間違いないと思います。


さて、ここまでは、番組で披露した楽曲の指標です。

「サヨナラの意味」は、配信ランキングとMV再生回数上昇速度がアップ、「サイレントマジョリティー」は、その2つが驚異的なレベルにまで上昇した上、CDの売り上げ枚数も明らかな増加を示しています。

ただ、披露しなかった楽曲の指標にも、通常とは違う動きが認められます。

(表5) iTunes Store トップソングにおける、乃木坂「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」と欅坂「二人セゾン」「世界には愛しかない」の順位推移

凡例
曲名
A-B-C-D-E / F-G-H [Z] : 配信開始からの経過週数 対象週の日付期間

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯に、ランクインした日数を表す
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# (SL)や(紅白)と、(括弧)で囲っているのは、その曲を披露していないことを示す
# 表記法は(表1)と同じ

乃木坂_15枚目表題曲「裸足でSummer」
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 22週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 23週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 24週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 25週目 01/02(月)08(日)

乃木坂_14枚目表題曲「ハルジオンが咲く頃」
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 39週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 40週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 41週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-0-0-0-0 / 0-0-0 [7] : 42週目 01/02(月)08(日)

欅坂_3枚目表題曲「二人セゾン」
0-7-0-0-0 / 0-0-0 [0] : 03週目 12/12(月)18(日)
0-2-5-0-0 / 0-0-0 [0] : 04週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-4-3-0-0 / 0-0-0 [0] : 05週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-1-6-0-0 / 0-0-0 [0] : 06週目 01/02(月)08(日)

欅坂_2枚目表題曲「世界には愛しかない」
0-0-0-0-0 / 0-0-2 [5] : 19週目 12/12(月)18(日)
0-0-0-0-0 / 0-1-1 [5] : 20週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
0-0-0-0-0 / 1-6-0 [0] : 21週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)
0-0-0-0-0 / 4-3-0 [0] : 22週目 01/02(月)08(日)


乃木坂の楽曲は、紅白の翌週、「裸足でSummer」が、久しぶりに200位以内に現れ、iTunes ランキングの上昇傾向が見られたものの、ごく微かなもので終わっています。

一方、欅坂は、11月終盤以降、200位の圏外と圏内を行き来していた「世界には愛しかない」が、紅白の週で150位以内に完全復帰し、翌週も上昇気流を感じさせる推移を見せている。

表にはしていませんが、日ごとの順位変化を眺めると、大晦日を境に、100位以内へのジャンプアップが起こっているので、これは「サイレントマジョリティー」の「波及効果」だと思います。


紅白において、THE YELLOW MONKEY の吉井和哉さんが、欅坂の「サイレントマジョリティー」が好きでCDを求め、新曲の「二人セゾン」も買ったと話していました。

欅坂の場合、TAKAHIRO氏の振り付けによる、近いテイストのダンスナンバーが揃っているので、デビュー曲を気に入り、他の曲にも興味を持って、購買行動を起こす方は、少なくないのかもしれません。

こういった「波及効果」が、紅白のステージを介して、強化されている気がします。


とくに、欅坂のMV人気は、「サイレントマジョリティー」が牽引している印象がある。

(表6) YouTubeに公開されている、乃木坂「裸足でSummer」と欅坂「二人セゾン」「世界には愛しかない」のMV再生数推移

凡例
対象週における再生回数上昇速度 (週終わりの累計再生回数/+対象週における積み上げ再生回数 @ MV公開後経過週数) : 対象週の日付による期間

# 表記法は(表3)と同じ

乃木坂_15枚目表題曲「裸足でSummer」MV
02.1万回/日 (752.0/+014.9 @ 24W) : 12/12(月)18(日)
02.3万回/日 (768.2/+016.2 @ 25W) : 12/19(月)25(日) ← (SL)
02.4万回/日 (785.2/+017.0 @ 26W) : 12/26(月)01(日) ← (紅白)
03.1万回/日 (806.7/+021.5 @ 27W) : 01/02(月)08(日)

欅坂_3枚目表題曲「二人セゾン」MV
11.8万回/日 (594.6/+082.4 @ 05W) : 12/12(月)18(日)
11.5万回/日 (675.3/+080.7 @ 06W) : 12/19(月)25(日) ← (SL)
12.1万回/日 (759.9/+084.5 @ 07W) : 12/26(月)01(日) ← (紅白)
13.6万回/日 (855.3/+095.4 @ 08W) : 01/02(月)08(日)

欅坂_2枚目表題曲「世界には愛しかない」MV
03.6万回/日 (846.3/+025.4 @ 23W) : 12/12(月)18(日)
03.9万回/日 (873.3/+027.1 @ 24W) : 12/19(月)25(日) ← (SL)
04.0万回/日 (901.6/+028.2 @ 25W) : 12/26(月)01(日) ← (紅白)
04.8万回/日 (934.9/+033.3 @ 26W) : 01/02(月)08(日)


上表では、「二人セゾン」MVの積み上げ速度が、明らかにアップしており、「サイレントマジョリティー」からの波及効果を強く感じさせます。

「裸足でSummer」MVも、確かに、公開25週目、26週目、27週目と上昇スピードは増加しているけど、年末年始のお休みに、MV視聴が盛んになるのは、十分予想されることで、「サヨナラの意味」の波及効果と呼ぶには、もう少し経緯を見守る必要があるでしょう。


さらに、「サイレントマジョリティー」は、2枚目、3枚目シングルのCDセールスに対しても、波及効果を及ぼしている節がある。

(表7) オリコン週間ランキングにおける乃木坂「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」と欅坂「二人セゾン」「世界には愛しかない」のCDセールス順位推移

凡例
曲名
順位 A-B-C-D-E / F-G-H [Z] 対象週の売り上げ枚数 (累計売り上げ枚数) : CD発売後経過週 対象週の日付期間

# 上記 A〜H と Z は、それぞれ以下の順位帯を示し、「1」がある順位帯に、その週、ランクインしている
A(1〜10位)、B(11〜20位)、C(21〜30位)、D(31〜40位)、E(41〜50位)、F(51〜100位)、G(101〜150位)、H(151〜200位)、Z(200位圏外)
# 表記法は(表4)と同じ

乃木坂_15枚目シングル「裸足でSummer」
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-1 [0] 00.0万枚 (85.2) : 20週目 12/05(月)11(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (85.2) : 21週目 12/12(月)18(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (85.2) : 22週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.0万枚 (85.3) : 23週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)

乃木坂_14枚目シングル「ハルジオンが咲く頃」
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 38週目 12/05(月)11(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 39週目 12/12(月)18(日)
50外 0-0-0-0-0 / 0-0-0 [1] 00.0万枚 (82.8) : 40週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
50外 0-0-0-0-0 / 0-1-0 [0] 00.0万枚 (82.9) : 41週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)

欅坂_3枚目シングル「二人セゾン」
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.6万枚 (46.8) : 02週目 12/05(月)11(日)
03位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 02.0万枚 (48.7) : 03週目 12/12(月)18(日)
13位 0-1-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.1万枚 (49.8) : 04週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
05位 1-0-0-0-0 / 0-0-0 [0] 01.1万枚 (50.9) : 05週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)

欅坂_2枚目シングル「世界には愛しかない」
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (39.3) : 18週目 12/05(月)11(日)
50位 0-0-0-0-1 / 0-0-0 [0] 00.1万枚 (39.4) : 19週目 12/12(月)18(日)
50外 0-0-0-0-0 / 1-0-0 [0] 00.1万枚 (39.5) : 20週目 12/19(月)25(日) ← (SL)
25位 0-0-1-0-0 / 0-0-0 [0] 00.2万枚 (39.6) : 21週目 12/26(月)01(日) ← (紅白)


オリオン週間ランキングの順位と売り上げ枚数に、明白な影響が見て取れるのは、紅白週の「世界には愛しかない」で、売り上げ枚数が0.1万枚から0.2万枚に増加し、順位が50位圏外から25位に浮上しています。

「裸足でSummer」「ハルジオンが咲く頃」「二人セゾン」も、紅白週に波及効果を示唆する動きはあるけど、微かなもので「通常」の変動と区別できません。


結局、「サイレントマジョリティー」の紅白披露がもたらした顕著な波及効果は、「世界には愛しかない」については iTunes ランキングとCDセールスのアップ、そして「二人セゾン」は、MV再生回数の伸び加速だった。

発売間もない「二人セゾン」は、ダウンロード数やCD売り上げ枚数が、もともと大きいので、指標の数字が小さくなっていた「世界には愛しかない」に比べ、波及効果による上乗せが表れにくい面があると思います。

ただ、MV再生回数の上昇速度も、ベースの数値が大きい筈なのに、はっきり分かるアップが認められたのは、「二人セゾン」MVが、人を惹き付ける、インパクトのある映像作品だからかもしれません。


SUPER LIVE と紅白で披露した「サヨナラの意味」と「サイレントマジョリティー」は、そのステージによって、自身の楽曲指標をアップしただけでなく、他の楽曲にも、人々の関心を向ける切っ掛けとなっていました。

しかし、どの指標が、どこまで上昇したのかは、二つの曲で違いがある。

上述したように、iTunes Store トップソング順位、YouTubeのMV再生回数、オリコン週間ランキングについて、Mステ・紅白効果の大きさと広がりを調べると、乃木坂より、欅坂に、軍配が上がると言わざるを得ません。

実際、欅坂の好調な楽曲指標は、総合チャートである Billboard JAPAN Hot100 に反映されています。

(表8) Billboard JAPAN Hot100 における、乃木坂と欅坂の楽曲ランキング

凡例
(総合) Hot100順位 [項目] その項目における順位 : 曲名

#「各項目」の意味は、[S] ストリーミング数、[R]ラジオ放送回数、[L] PCによる読み取り数 (ルックアップ)、[T] ツイート数、[M] 国内動画再生回数、[F] ランクイン回数
#「00位」は、100位圏外

12/12(月)18(日) [12/26付]
(総合)06位 [S]04位 [R]56位 [L]05位 [T]14位 [M]07位 [F]06回 : 03週目 二人セゾン
(総合)10位 [S]10位 [R]64位 [L]09位 [T]17位 [M]85位 [F]09回 : 06週目 サヨナラの意味
(総合)28位 [S]36位 [R]00位 [L]33位 [T]31位 [M]10位 [F]40回 : 37週目 サイマジョ
(総合)95位 [チャート解析対象外] [F]21回 : 19週目 世界には愛しかない
==========(100位圏外)==========
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]15回 : 21週目 裸足でSummer
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 39週目 ハルジオンが咲く頃

12/19(月)25(日) [01/02付] ← Mステ SUPER LIVE
(総合)14位 [S]13位 [R]95位 [L]06位 [T]16位 [M]15位 [F]07回 : 04週目 二人セゾン
(総合)20位 [S]24位 [R]00位 [L]31位 [T]11位 [M]13位 [F]41回 : 38週目 サイマジョ
(総合)22位 [S]28位 [R]00位 [L]12位 [T]09位 [M]95位 [F]10回 : 07週目 サヨナラの意味
(総合)91位 [チャート解析対象外] [F]22回 : 20週目 世界には愛しかない
==========(100位圏外)==========
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]15回 : 22週目 裸足でSummer
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 40週目 ハルジオンが咲く頃

12/26(月)01(日) [01/09付] ← 紅白歌合戦
(総合)08位 [S]06位 [R]78位 [L]18位 [T]07位 [M]07位 [F]42回 : 39週目 サイマジョ
(総合)09位 [S]05位 [R]00位 [L]04位 [T]20位 [M]12位 [F]08回 : 05週目 二人セゾン
(総合)10位 [S]21位 [R]00位 [L]08位 [T]05位 [M]65位 [F]11回 : 08週目 サヨナラの意味
(総合)69位 [チャート解析対象外] [F]23回 : 21週目 世界には愛しかない
==========(100位圏外)==========
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]15回 : 23週目 裸足でSummer
(総合)00位 [チャート解析対象外] [F]11回 : 41週目 ハルジオンが咲く頃


「サヨナラの意味」は、「[T] ツイート数」が、12/26付で17位だったものの、『SUPER LIVE』週の01/02付は9位、紅白週の01/09付は5位と、確実に話題をさらい、注目を集めています。

しかし、「サイレントマジョリティー」は、配信とCDセールスの合わせ技によって、紅白週であるCD発売39週目において「[S] ストリーミング数」を6位に持ち込み、好調なMV再生数の伸びで「[M] 国内動画再生回数」7位を獲得、圧倒的な楽曲人気を見せつけて、総合で8位に入っています。

また、この週、「二人セゾン」も、配信、CDセールス、MV再生回数を生かして総合9位に入り、10位の「サヨナラの意味」を上回る評価を得ている。


一方、「サヨナラの意味」は、配信成績のバックアップが弱いため、CDセールスは「サイレントマジョリティー」より大きいのに、紅白週の「[S] ストリーミング数」が21位と伸びず、さらに、「[M] 国内動画再生回数」が65位と、欅坂のレベルに追いついていない。

また、波及効果が弱く、「裸足でSummer」と「ハルジオンが咲く頃」は、『SUPER LIVE』週、紅白週、ともに総合100位圏外で、「世界に愛しかない」を含めた3シングル表題曲がすべてランクインした欅坂と、くっきり明暗が分かれています。

平手友梨奈をセンターに据え、一貫した音楽コンセプトのもと、オリジナリティを追求してきた欅坂は、収録楽曲であれ、ステージであれ、MVであれ、作品そのものの魅力で勝負出来る力を、すでに十分蓄えているように思います。

そのため、一つの作品に触れて、引き込まれると、他の作品も次々と鑑賞したくなる「連動性」を備えていて、あらゆる入り口からファンが流れ込んで来る印象がある。


乃木坂は、2016年の3シングルにおいて、「卒業センター」を2回も採用し、ソロ曲、ユニット曲を連発したため、一貫した音楽コンセプトに乏しく、楽曲群を彩る全体イメージがない。

そのため、『SUPER LIVE』や紅白といった、度外れに影響力のある音楽番組でパフォーマンスしても、楽曲セールスの上昇は一過性に終わりがちで、他曲への波及効果も脆弱になっている。

(表6)で示した「二人セゾン」と「世界には愛しかない」のMVに関する、最新の累計再生回数と上昇速度を眺めると、欅坂が3シングル連続で表題曲MVの1千万再生を達成するのは、ほぼ確実な情勢です。


乃木坂は、CDセールス、つまりコアファンの人数では優っているものの、楽曲指標全体を調べると、音楽面の人気では、すでに欅坂に追い越されていると断言出来ます。

しかも、その差は、2017年早々から、さらに急速に開き始めている。

「卒業センター」と「ユニット」の連発を続け、今後も、音楽面での建て直しを先延ばしにすると、いずれCDセールスにも、ヒビが入ってくるでしょう。


平仮名「けやき」と3期の採用基準を見ても、欅坂と乃木坂は、異なるコンセプトで進み、「ジャンル」を棲み分ける計画のようだけど、今のままでは、無理だと思います。

乃木坂には、グループを貫くコンセプトがなく、最近のAKB48Gと同じく、人気を支えるのは「推し」メンバーのファンのバラバラな集合体という傾向が、日々、強くなっている。

AKB48Gが辿ったと全く同じ道を、乃木坂は歩み始めていて、ことあるごとに、楽曲人気の伴わない「ミリオン」を連呼し、「ミリオン」にこだわる姿勢は、まさに瓜二つです。


そして、AKB48Gがそうであったように、「ミリオン」を過信し、音楽面での改革を先送りしていると、あっと言う間に、歯止めのきかない人気低落が始まっていく。

CDセールスの数字に陰りが見えたら、もう手遅れです。

だからこそ、AKB48Gに関して、かなり早い段階から、このブログで危険な水域に入りつつあると、何度も書いてきたつもりですが、現実には、「総選挙」や「組閣」といった人事ごっこが延々と続き、結局、誰が見ても明らかな窮地に、はまり込んでしまった。


2014年の「総選挙」で指原莉乃が1位になった頃、AKB48に対して抱いたのと同じ危機感を、今度は、無関心な部外者ではなく、熱心なファンとして、乃木坂に感じるのは苦しいけど、グループに関する数字を見ていると、どうしても無視できないものがある。

乃木坂の楽曲とパフォーマンスは、以前のような、人々を惹き付ける魅力を失いつつあり、ライトファンの大規模な離脱が始まっている。

そして、何も手を打たなければ、2年ほどで、コアファン層の崩壊が本格化し、乃木坂は、今、AKB48Gが直面しているのと同じ問題に向き合うことになる。


「卒業センター」を止め、握手会主義による選抜固定化を改め、音楽パフォーマンスを重視した選抜を構築する。

簡単に言えば、チームとしてのダイナミズムを取り戻し、歌わない踊らないグループから、歌って踊るグループに変化することが、未来を切り開く有効な方法だと思います。

そして、乃木坂らしい音楽パフォーマンスが姿を現したとき、初めて、欅坂との棲み分けが可能になるでしょう。


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