注目の乃木坂メンバー出演予定番組
明日、夜10時!
1月28日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第3回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。美香の進学問題が本格化する模様。ピアノを止めて普通の大学に行くよう勧める母親に、いくちゃんはどう向き合うのか。
『残念な夫。』の公式サイト
そうですか、「いく・いこ・ほし」ですか(笑)。
「生生星」は、なんとなく「いく・いく・ほし」と読んでいたけど、星野みなみ本人によると、「それでは、いくちゃんが二人になっちゃう」のだそうです。
確かに、乃木坂に生田絵梨花が二人いたら、エライことになる気もしますね(笑)。
ご本人の意見とあらば、二番目の「生」に「駒」の読みを、言語感覚をさらっと乗り越え、無理無理入れ込んで、「いく・いこ・ほし」で行っちゃえというのがファンとしての正しいあり方になりましょうか(笑)。
ただ、いくちゃんと生駒ちゃんの意見もあるだろうから、三人で話し合って決めれば、一番丸く収まるんじゃないかとも思います。
でも、話が長引くと、「生生星」と書いて、「NTB」すなわち「のぎざかトップビューティーズ」と読ませる的な、自由自在の結論になるおそれもありますね(笑)。
どうせそこまで行くなら、「女王エリカ様と、風の勇者いこたん、可愛いの魔法使いみなみの冒険」くらいまで突き抜けて欲しいっす(笑)。
「生生星」の読み方、今後も色々楽しくなりそうで、なによりです。
さて、今日は、11th選抜がスタートということで、乃木坂歴代シングルの売り上げ枚数などを振り返ってみようと思います。
ここ最近、数字の話はあまりしなかったので、乃木坂が現在置かれているセールス状況を確認するためにも、あれこれデータをまとめてみました。
まずは、CDセールスを見てみましょう。
(表1) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移
凡例
シングル番号 : 初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売依存率%, 特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
# 「一般販売依存率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年01月18日(日)までのオリコン調べによる総売り上げ枚数。
01枚目 : 13.6 (2位, 08.3, 61.2%, 05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (1位, 07.3, 47.2%, 08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (1位, 06.1, 32.6%, 12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (1位, 06.6, 28.3%, 16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (1位, 07.2, 29.6%, 17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (1位, 09.7, 28.9%, 24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0, 22.8%, 30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8, 25.7%, 34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0, 26.2%, 31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7, 24.5%, 36.2) [60.0] 2014/10/08「何度目の青空か?」
1st Ab : 22.2 (1位, 11.2, 50.6%, 11.0) [24.9] 2015/01/07「透明な色」
11枚目 : 2015/03/18「タイトル未定」
10枚目「何度目の青空か?」が、遂に累計で60万枚を突破です。
乃木坂シングルの累計売り上げは、4枚目「制服のマネキン」で30万枚を突破、6枚目「ガールズルール」は40万枚を越え、7枚目「バレッタ」が50万枚と、2013年に20万台から50万台へ一気に飛躍しました。
ところが、その後、2014年に入ると、8枚目「気づいたら片想い」で累計の伸びがやや鈍り、9枚目「夏のFree&Easy」では、初動、累計ともに前作を割ることになります。
この間、累計は50万台に留まっていたのですが、10枚目「何度目の青空か?」で、一気に60万枚を突破するセールスを達成しました。
これは、握手会人気のトップ10人が全完売した後も、他のメンバーがじわじわ売り上げを伸ばしたためで、11th選抜3列目の高山一実、星野みなみ、伊藤万理華、相楽伊織、齋藤飛鳥は、そういった貢献の筆頭格です。
また、選抜には入らなかったけど、樋口日奈と新内眞衣も前作から完売部数を大きく伸ばしていて、握手会人気において、頭角を現してきました。
ただ、(表1)の青色数字で示した一般販売第1週売り上げは、8枚目11.8万枚、9枚目11.0万枚、10枚目11.7万枚と、2014年を通してほとんど変動がなく、CDの店頭セールスは、この1年、伸びていないことが分かります。
1stアルバム「透明な色」は、店頭販売CDに対して、メンバーと船でクルージングやBirthday Liveへの特別招待など、乃木坂では目新しい特典イベントを数多く付け、宣伝広告にも力を入れたものの、やはり、11万台の数字になっています。
一定のファン層が、シングルであれ、アルバムであれ、値段や内容にあまり関係なく、CDを買い求めていて、その人数と購買パターンがあまり変わっていないのかもしれません。
となると、そういった「基礎購買力」が、2015年に積み上がるのか、それとも減少に転じるのか、11枚目のサウンドスキャン売り上げが注目されます。
一方、(表1)のオレンジ色で示した特定販売第1週売り上げは、7枚目「バレッタ」で30万枚を突破してから、8枚目、9枚目、10枚目と30万台に留まっていて、こちらも停滞気味と言えます。
個別握手会の応募を長期間続け、その上、10枚目のように、新しいシングルの個別という「ライバル」がいなければ、上で述べたように、「1期10」以外のメンバーによる売り上げがジリジリ利いてきて、累計が伸びていくのですが、発売第1週を中心とするスタートダッシュは、「バレッタ」をピークに勢いを失っている感がある。
次の表は、個別握手会百部当たりの売り上げ枚数、つまり販売効率の変遷を示したものです。
(表2) 乃木坂46のシングルとアルバムに関する、個別握手会総部数と百部当たりの第1週売り上げ枚数の推移
凡例
シングル番号 : 個別握手会総部数, 百部当たりの売り上げ枚数, 個別日数(会場内訳)
#「個別握手会総部数」は初動算入時点での総部数。
# アルバムでは、撮影会の1部を個別握手会の2/3部として、両イベントの合計部数を示している。
#「百部当たりの売り上げ枚数」は(表1)に示された特定販売第1週売り上げを、個別総部数/100で割って求めた。
01枚目 : 300部, 1.9万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1大阪1)
02枚目 : 300部, 2.8万枚/百部, 個別2日(関東{幕張2})+ミニ個別4日(札幌1名古屋1大阪1福岡1)
03枚目 : 330部, 3.9万枚/百部, 個別4日(関東{幕張1横浜1}名古屋1大阪1)
04枚目 : 430部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1横浜2}名古屋1京都1)
05枚目 : 437部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1東京1横浜1}名古屋1京都1)
06枚目 : 630部, 3.9万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
07枚目 : 664部, 4.7万枚/百部, 個別6日(関東{幕張3横浜1}名古屋1京都1)
08枚目 : 759部, 4.5万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1横浜3}名古屋1京都1)
09枚目 : 786部, 4.0万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
10枚目 : 902部, 4.0万枚/百部, 個別7日(関東{幕張1東京1横浜3}名古屋1京都1)
1st Ab : 432部, 2.6万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1京都1)+撮影会1日(関東{横浜1})
11枚目 : 720部, ??万枚/百部, 個別6日(関東{東京1横浜3}名古屋1京都1)
3枚目「走れ!Bicycle」で、4万枚/百部に達した後、4枚目、5枚目、そして6枚目「ガールズルール」まで、乃木坂の個別握手会は、総部数がシングル毎、常に増えているのに、この販売効率を維持します。
ところが、7枚目「バレッタ」で、突然、4.7万枚/百部に跳ね上がる。
おそらく、堀未央奈のセンター大抜擢で多くのファンが動揺する中、握手会人気によって選抜序列が決められる運営方針が明らかとなり、「推し」の立場を有利にするため、ファンが、先を争って、特定販売CDを買い求めた結果だと思われます。
しかし、こういった切羽詰まったようなファン心理は長続きしないのでしょう、次の8枚目で4.5万枚/百部へ減少、9枚目には6枚目までの4.0万枚/百部に戻っています。
10枚目は個別日数を7日に増やしているので、その分、握手会の開催費用が嵩んでいる筈で、本来であれば、前作以上の販売効率が望ましいのだけど、9枚目と同じレベルに留まっています。
まあ、総部数を900部程度まで大幅にアップしたので、それを考えると、販売効率が落ちていないのはプラスに評価できます。
しかし、11枚目で4.0万枚を切るような事態になると、7枚目以降、乃木坂個別握手会は、人気の低落時期に入っていると判断すべき材料となるでしょう。
ちなみに、3月18日(水)発売の11枚目は、6日720部の個別握手会になっています。
このシングル個別でも、販売効率が4.0万枚/百部であれば、特定販売第1週売り上げは28.8万枚となり、10枚目の36.2万枚から8.4万枚ダウンします。
また、一般販売第1週売り上げを12万枚とすれば、オリコン初動は40.8万枚で、10枚目47.9万枚から7.1万枚減という予想になります。
つまり、常識的に考えれば、現在発表されている規模の握手会だけなら、11枚目初動が前作割れする確率は極めて高いと言えます。
従って、今後、さらに握手会が追加される可能性があり、実際、10枚目も6番目、7番目会場は、後日発表されています。
11枚目の本格的な売り上げ予想は、個別握手会が全部出揃ってからですね。
(表1)と(表2)は、一見順調に思える乃木坂のCDセールスが、実は、2014年に入って一般販売で足踏みしており、また、個別握手会の勢いも減少期に入っている可能性があるなど、気になる兆候がいくつか存在することを示しています。
従って、11枚目のCDセールスは、こういったマイナス懸念を吹き飛ばすのか、それとも、低落傾向がより顕著になってしまうのか、重要な分岐点になると思います。
とくサウンドスキャンに表れる店頭販売セールスの動向はポイントで、ここを伸ばせないと、乃木坂を巡る停滞感は、一層重苦しいものになっていく危険があります。
やはり、良い楽曲、良いMV、そして良いステージを作り、ファン層を拡大して欲しい。
そうすれば、手の込んだ特典を付けなくとも、「基礎購買力」は自然と伸びていくと思います。
「バレッタ」個別のように、小手先のテクニックによる急激なセールスの上昇は、かえって、その後の弱体化を招く危険があるので、分岐点である2015年は、正攻法でじっくりやる方がいいんじゃないでしょうか。
次は、有線ランキングです。
(表3) 乃木坂46のシングル表題曲に関する、2015年01月23日時点での有線ランキング成績
凡例
シングルNo. 有線ランクイン回数 {初登場週} [最高順位] 曲名 (発売日)
#「初登場週」が「+1週目」はCD発売週に有線200位以内に初めてランクインしたことを表す。「-1週目」は発売の1週前にランクイン。
#「有線ランクイン回数」の「*(104位)」は、現在もランクインしていて、104位であるという意味。
01枚目 7回 {+1週目} [54位] ぐるぐるカーテン (2012/02/22)
02枚目 8回 {-2週目} [44位] おいでシャンプー (2012/05/02)
03枚目 7回 {+2週目} [69位] 走れ!Bicycle (2012/08/22)
04枚目 7回 {+1週目} [66位] 制服のマネキン (2012/12/19)
05枚目 3回 {+2週目} [112位] 君の名は希望 (2013/03/13)
06枚目 4回 {+1週目} [96位] ガールズルール (2013/07/03)
07枚目 0回 {-----} [圏外] バレッタ (2013/11/27)
08枚目 20回 {-1週目} [8位] 気づいたら片想い (2014/04/02)
09枚目 0回 {-----} [圏外] 夏のFree&Easy (2014/07/09)
10枚目 16回*(104位) {-2週目} [15位] 何度目の青空か? (2014/10/08)
(関連サイト)
有線ランキング
歴代最高の成績は、8枚目「気づいたら片想い」の、20回ランクイン最高8位です。
9枚目「夏のFree&Easy」は、一度も200位以内に入らない、「完全圏外」という悲しい結果でしたが、10枚目「何度目の青空か?」は、一転して好調で、16回ランクイン最高15位となっています。
集計期間が2015年1月10日(土)~16日(金)の1月23日付ランキングにおいて、「何度目の青空か?」は104位に留まっていて、しばらくは200位以内をキープ出来そうなので、最高記録の20回ランクインに並ぶ可能性もあります。
一方、アルバム収録の新曲は、一つもランクインしていません。
(表1)で示したように、アルバムの累計は現在24.5万枚で、年間トップ10入りの目安である30万枚は、ギリギリ並ぶか、ちょっと厳しいかなという感じです。
ベストアルバムにしたこと、メンバーを長時間拘束するイベントを、幾つも特典にしていること、その割に値段を抑えたこと、かつてないほど大規模な宣伝広告を仕掛けたことなど、運営が売り上げ枚数ランキングで上位を狙っているのは明らかです。
そういった攻めの姿勢を考えると、今出ている数字は物足らないと言わざるを得ず、有線を見ても、アルバム話題になっている感じはありません。
ダウンロード配信を見ると、iTunes Store トップソングで、現在、200位以内に入っている乃木坂の曲は、「何度目の青空か?」126位のみです。
アルバム収録の新曲は、CD発売前後には、「僕がいる場所」を含め、何曲もランクインしていましたが、全部、圏外に去ったということです。
ダウンロードランキングは数値化しにくいので、表を作りづらいのですが、「透明な色」の動向に表れているように、有線ランキングと連動している部分が多く、そういった意味からも、記録に残しやすい有線成績は注目しています。
ちなみに、iTunes Store トップソングで乃木坂の最高順位をマークしたのは、私が確認した限りでは、「何度目の青空か?」の3位だったと思います。
昨年の10月1日(水)に、「GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER」において、乃木坂が「何度目の青空か?」をライブで披露して、その翌日のランキングだったと記憶しています。
このとき、ダウンロードランキングを上げるためには、若い女性層に受けることが大事だと、しみじみ実感した覚えがあります(笑)。
西野カナやE-girlsが強いのは、そういった層の支持が分厚いからでしょうね。
ところで、雑誌のインタビューだったと思いますが、生駒里奈が「乃木坂はカラオケで上位に入っていない」と発言していました。
調べてみると、なるほどその通りでした(笑)。
ということで、カラオケランキングをちょっと見てみましょう。
カラオケのランキングは、第一興商「DAM」とエクシング「JOYSOUND」の二つの大手が発表しているようですが、以下に、JOYSOUNDの年間ランキングのデータを示します。
(表4) 2014年JOYSOUND年間ランキングにおける、人気上位の曲とアーティスト
(カラオケ総合ランキングTOP30よりピックアップ)
凡例
順位 発売日「曲名」歌手名
01位 2014/03/19「Let It Go~ありのままで~」松たか子
02位 2013/08/21「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
10位 2013/05/01「RPG」SEKAI NO OWARI
17位 2014/03/19「生まれてはじめて」神田沙也加 松たか子
18位 2014/03/19「とびら開けて」神田沙也加 津田英佑
23位 2014/03/19「雪だるまつくろう」神田沙也加 稲葉菜月 諸星すみれ
24位 2014/04/23「ようかい体操第一」Dream5
29位 2013/10/02「ごめんなさいのKissing You」E-girls
# 今年発売の曲と女性アイドルの曲を中心に選択
# 1位、17位、18位、23位の曲は「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック日本版」に収録
(アーティストランキングTOP20の10位まで)
01位 AKB48
02位 嵐
03位 EXILE
04位 西野カナ
05位 Mr.Children
06位 GReeeeN
07位 ポルノグラフィティ
08位 BUMP OF CHICKEN
09位 いきものがかり
10位 ゆず
(関連サイト)
JOYSOUNDによる年間カラオケランキング
ORICONによる年間カラオケランキング
曲ランキング1位は、やはり、松たか子の「Let It Go~ありのままで~」でした。
この曲は、昨年3月19日(水)発売の「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック日本版」に収録されたようで、その他、17位「生まれてはじめて」、18位「とびら開けて」、23位「雪だるまつくろう」といった収録曲が、30位以内に入っています。
つまり、2014年のカラオケは、アナ雪一色だったということですね(笑)。
2位はAKB48「恋するフォーチュンクッキー」で、この曲の高い人気を証明しています。
昨年末に紅白初出場を果たしたSEKAI NO OWARIは、2013年発売の「RPG」で10位にランクイン、さらに、紅白連続2回目のE-girlsが、「ごめんなさいのKissing You」で29位に入っていて、二つのグループの人気が分かります。
また、アナ雪以外で、今年のヒット曲となると、Dream5の「ようかい体操第一」が24位で、『妖怪ウォッチ』が昨年のトレンドだったことを示しています。
乃木坂の曲は、30位以内には、残念ながら、ありませんでした。
上表後半のリストは、アーティストの人気ランキングで、1位AKB48、2位嵐の次、CD売り上げ枚数ならば、乃木坂なんだけど、3位EXILE、4位 西野カナと続いています。
20位以内に乃木坂の名前はなく、ファンとしては、ちょっとショックなランキングですね(笑)。
乃木坂の曲をカラオケで歌う人は、まだまだ少数で、楽曲とグループが一般層に十分浸透していない実態が浮き彫りになっています。
曲TOP30とアーティストTOP20に、AKB48グループでランクインしているのは、AKB48のみで、しかも歌われている曲は、「Everyday、カチューシャ」「ヘビーローテーション」など、かなり古いものが多いようです。
「恋するフォーチュンクッキー」がカラオケで非常に人気があるため、過去のヒット曲も併せて歌われているのかもしれません。
指原莉乃センターのこの曲は、AKB48、そしてAKB48G全体の人気を支える役目を果たしている、そんな構図を感じさせます。
乃木坂が、紅白を含む大型音楽祭で、良い扱いを受けるためには、何か1曲、有線、ダウンロード、カラオケなど、CDセールス以外の分野で、ランキング上位に長く食い込むことが必要なんだと思います。
本当のヒット曲ということですね。
最後に、写真集の売り上げを見ておきましょう。
(表5) 乃木坂関連写真集の売り上げ
凡例
発売日:初動部数 [現時点での累計部数]「タイトル」
# 「フラゲ分」がある場合は、発売週分と併せたものを初動としている。
#「>5.1万部」は5.1万部以上の意。
2013/10/22(火):初動 3.5万部 [累計 >5.1万部]「乃木坂派」初の写真集
2014/03/05(水):初動 0.9万部 [累計 >1.7万部]「季刊乃木坂 vol.1 早春」
2014/06/12(木):初動 1.3万部 [累計 >2.5万部]「季刊乃木坂 vol.2 初夏」
2014/09/04(木):初動 1.2万部 [累計 >2.0万部]「季刊乃木坂 vol.3 涼秋」
2014/12/10(水):初動 3.2万部 [累計 5.9万部]「清純な大人」白石麻衣1st写真集
2014/12/26(金):初動 1.0万部 [累計 2.2万部]「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」
2015/01/23(金):初動 ???万部 [累計 ??万部]「MAI STYLE」白石麻衣1stフォトブック
2015/02/18(水):初動 ???万部 [累計 ??万部]「普段着」西野七瀬1st写真集
(関連サイト)
「普段着」特設サイト
白石さんの「清純な大人」が、なんと6万部に迫っていて、おそらく、すでにそれを突破していると思います。
「乃木坂派」が、累計5万部を越えるあたりと思われるので、もの凄い快進撃です。
2月18日(水)に西野七瀬の1st写真集「普段着」が発売されますが、ななせまるは、コアファンの購買力が乃木坂トップなので、売り上げがどの程度になるのか、注目しています。
もし、「清純な大人」より少ない部数であれば、白石麻衣ソロ写真集のセールスを伸ばしたのは、通常のコアファン以外の可能性が出てくるわけで、二人の人気構造を読み解くヒントになると思います。
「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」は、「vol.1 早春」「vol.2 初夏」「vol.3 涼秋」と同じく、初動1万部、累計が2万部程度の売り上げとなっています。
数字から判断して、乃木坂46の人気の現状は、昔に比べると、確かに上がってはいるけど、破竹の快進撃といった感じではない。
本格的にブレイクする前夜とも言えるけど、懸念材料は少なからずあって、人気低落期に差し掛かっていると言われても、完全否定は出来ない。
結局、AKB48Gと同じく、2015年は、期待も心配も、これまで漠然としていたことがより明瞭になっていく、分岐点の年である、そんな気がします。
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// 過去の記事を読みたい方へ
2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
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乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
明日、夜10時!
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「生生星」は、なんとなく「いく・いく・ほし」と読んでいたけど、星野みなみ本人によると、「それでは、いくちゃんが二人になっちゃう」のだそうです。
確かに、乃木坂に生田絵梨花が二人いたら、エライことになる気もしますね(笑)。
ご本人の意見とあらば、二番目の「生」に「駒」の読みを、言語感覚をさらっと乗り越え、無理無理入れ込んで、「いく・いこ・ほし」で行っちゃえというのがファンとしての正しいあり方になりましょうか(笑)。
ただ、いくちゃんと生駒ちゃんの意見もあるだろうから、三人で話し合って決めれば、一番丸く収まるんじゃないかとも思います。
でも、話が長引くと、「生生星」と書いて、「NTB」すなわち「のぎざかトップビューティーズ」と読ませる的な、自由自在の結論になるおそれもありますね(笑)。
どうせそこまで行くなら、「女王エリカ様と、風の勇者いこたん、可愛いの魔法使いみなみの冒険」くらいまで突き抜けて欲しいっす(笑)。
「生生星」の読み方、今後も色々楽しくなりそうで、なによりです。
さて、今日は、11th選抜がスタートということで、乃木坂歴代シングルの売り上げ枚数などを振り返ってみようと思います。
ここ最近、数字の話はあまりしなかったので、乃木坂が現在置かれているセールス状況を確認するためにも、あれこれデータをまとめてみました。
まずは、CDセールスを見てみましょう。
(表1) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移
凡例
シングル番号 : 初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売依存率%, 特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」
# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
# 「一般販売依存率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年01月18日(日)までのオリコン調べによる総売り上げ枚数。
01枚目 : 13.6 (2位, 08.3, 61.2%, 05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (1位, 07.3, 47.2%, 08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (1位, 06.1, 32.6%, 12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (1位, 06.6, 28.3%, 16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (1位, 07.2, 29.6%, 17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (1位, 09.7, 28.9%, 24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0, 22.8%, 30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8, 25.7%, 34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0, 26.2%, 31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7, 24.5%, 36.2) [60.0] 2014/10/08「何度目の青空か?」
1st Ab : 22.2 (1位, 11.2, 50.6%, 11.0) [24.9] 2015/01/07「透明な色」
11枚目 : 2015/03/18「タイトル未定」
10枚目「何度目の青空か?」が、遂に累計で60万枚を突破です。
乃木坂シングルの累計売り上げは、4枚目「制服のマネキン」で30万枚を突破、6枚目「ガールズルール」は40万枚を越え、7枚目「バレッタ」が50万枚と、2013年に20万台から50万台へ一気に飛躍しました。
ところが、その後、2014年に入ると、8枚目「気づいたら片想い」で累計の伸びがやや鈍り、9枚目「夏のFree&Easy」では、初動、累計ともに前作を割ることになります。
この間、累計は50万台に留まっていたのですが、10枚目「何度目の青空か?」で、一気に60万枚を突破するセールスを達成しました。
これは、握手会人気のトップ10人が全完売した後も、他のメンバーがじわじわ売り上げを伸ばしたためで、11th選抜3列目の高山一実、星野みなみ、伊藤万理華、相楽伊織、齋藤飛鳥は、そういった貢献の筆頭格です。
また、選抜には入らなかったけど、樋口日奈と新内眞衣も前作から完売部数を大きく伸ばしていて、握手会人気において、頭角を現してきました。
ただ、(表1)の青色数字で示した一般販売第1週売り上げは、8枚目11.8万枚、9枚目11.0万枚、10枚目11.7万枚と、2014年を通してほとんど変動がなく、CDの店頭セールスは、この1年、伸びていないことが分かります。
1stアルバム「透明な色」は、店頭販売CDに対して、メンバーと船でクルージングやBirthday Liveへの特別招待など、乃木坂では目新しい特典イベントを数多く付け、宣伝広告にも力を入れたものの、やはり、11万台の数字になっています。
一定のファン層が、シングルであれ、アルバムであれ、値段や内容にあまり関係なく、CDを買い求めていて、その人数と購買パターンがあまり変わっていないのかもしれません。
となると、そういった「基礎購買力」が、2015年に積み上がるのか、それとも減少に転じるのか、11枚目のサウンドスキャン売り上げが注目されます。
一方、(表1)のオレンジ色で示した特定販売第1週売り上げは、7枚目「バレッタ」で30万枚を突破してから、8枚目、9枚目、10枚目と30万台に留まっていて、こちらも停滞気味と言えます。
個別握手会の応募を長期間続け、その上、10枚目のように、新しいシングルの個別という「ライバル」がいなければ、上で述べたように、「1期10」以外のメンバーによる売り上げがジリジリ利いてきて、累計が伸びていくのですが、発売第1週を中心とするスタートダッシュは、「バレッタ」をピークに勢いを失っている感がある。
次の表は、個別握手会百部当たりの売り上げ枚数、つまり販売効率の変遷を示したものです。
(表2) 乃木坂46のシングルとアルバムに関する、個別握手会総部数と百部当たりの第1週売り上げ枚数の推移
凡例
シングル番号 : 個別握手会総部数, 百部当たりの売り上げ枚数, 個別日数(会場内訳)
#「個別握手会総部数」は初動算入時点での総部数。
# アルバムでは、撮影会の1部を個別握手会の2/3部として、両イベントの合計部数を示している。
#「百部当たりの売り上げ枚数」は(表1)に示された特定販売第1週売り上げを、個別総部数/100で割って求めた。
01枚目 : 300部, 1.9万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1大阪1)
02枚目 : 300部, 2.8万枚/百部, 個別2日(関東{幕張2})+ミニ個別4日(札幌1名古屋1大阪1福岡1)
03枚目 : 330部, 3.9万枚/百部, 個別4日(関東{幕張1横浜1}名古屋1大阪1)
04枚目 : 430部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1横浜2}名古屋1京都1)
05枚目 : 437部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1東京1横浜1}名古屋1京都1)
06枚目 : 630部, 3.9万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
07枚目 : 664部, 4.7万枚/百部, 個別6日(関東{幕張3横浜1}名古屋1京都1)
08枚目 : 759部, 4.5万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1横浜3}名古屋1京都1)
09枚目 : 786部, 4.0万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
10枚目 : 902部, 4.0万枚/百部, 個別7日(関東{幕張1東京1横浜3}名古屋1京都1)
1st Ab : 432部, 2.6万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1京都1)+撮影会1日(関東{横浜1})
11枚目 : 720部, ??万枚/百部, 個別6日(関東{東京1横浜3}名古屋1京都1)
3枚目「走れ!Bicycle」で、4万枚/百部に達した後、4枚目、5枚目、そして6枚目「ガールズルール」まで、乃木坂の個別握手会は、総部数がシングル毎、常に増えているのに、この販売効率を維持します。
ところが、7枚目「バレッタ」で、突然、4.7万枚/百部に跳ね上がる。
おそらく、堀未央奈のセンター大抜擢で多くのファンが動揺する中、握手会人気によって選抜序列が決められる運営方針が明らかとなり、「推し」の立場を有利にするため、ファンが、先を争って、特定販売CDを買い求めた結果だと思われます。
しかし、こういった切羽詰まったようなファン心理は長続きしないのでしょう、次の8枚目で4.5万枚/百部へ減少、9枚目には6枚目までの4.0万枚/百部に戻っています。
10枚目は個別日数を7日に増やしているので、その分、握手会の開催費用が嵩んでいる筈で、本来であれば、前作以上の販売効率が望ましいのだけど、9枚目と同じレベルに留まっています。
まあ、総部数を900部程度まで大幅にアップしたので、それを考えると、販売効率が落ちていないのはプラスに評価できます。
しかし、11枚目で4.0万枚を切るような事態になると、7枚目以降、乃木坂個別握手会は、人気の低落時期に入っていると判断すべき材料となるでしょう。
ちなみに、3月18日(水)発売の11枚目は、6日720部の個別握手会になっています。
このシングル個別でも、販売効率が4.0万枚/百部であれば、特定販売第1週売り上げは28.8万枚となり、10枚目の36.2万枚から8.4万枚ダウンします。
また、一般販売第1週売り上げを12万枚とすれば、オリコン初動は40.8万枚で、10枚目47.9万枚から7.1万枚減という予想になります。
つまり、常識的に考えれば、現在発表されている規模の握手会だけなら、11枚目初動が前作割れする確率は極めて高いと言えます。
従って、今後、さらに握手会が追加される可能性があり、実際、10枚目も6番目、7番目会場は、後日発表されています。
11枚目の本格的な売り上げ予想は、個別握手会が全部出揃ってからですね。
(表1)と(表2)は、一見順調に思える乃木坂のCDセールスが、実は、2014年に入って一般販売で足踏みしており、また、個別握手会の勢いも減少期に入っている可能性があるなど、気になる兆候がいくつか存在することを示しています。
従って、11枚目のCDセールスは、こういったマイナス懸念を吹き飛ばすのか、それとも、低落傾向がより顕著になってしまうのか、重要な分岐点になると思います。
とくサウンドスキャンに表れる店頭販売セールスの動向はポイントで、ここを伸ばせないと、乃木坂を巡る停滞感は、一層重苦しいものになっていく危険があります。
やはり、良い楽曲、良いMV、そして良いステージを作り、ファン層を拡大して欲しい。
そうすれば、手の込んだ特典を付けなくとも、「基礎購買力」は自然と伸びていくと思います。
「バレッタ」個別のように、小手先のテクニックによる急激なセールスの上昇は、かえって、その後の弱体化を招く危険があるので、分岐点である2015年は、正攻法でじっくりやる方がいいんじゃないでしょうか。
次は、有線ランキングです。
(表3) 乃木坂46のシングル表題曲に関する、2015年01月23日時点での有線ランキング成績
凡例
シングルNo. 有線ランクイン回数 {初登場週} [最高順位] 曲名 (発売日)
#「初登場週」が「+1週目」はCD発売週に有線200位以内に初めてランクインしたことを表す。「-1週目」は発売の1週前にランクイン。
#「有線ランクイン回数」の「*(104位)」は、現在もランクインしていて、104位であるという意味。
01枚目 7回 {+1週目} [54位] ぐるぐるカーテン (2012/02/22)
02枚目 8回 {-2週目} [44位] おいでシャンプー (2012/05/02)
03枚目 7回 {+2週目} [69位] 走れ!Bicycle (2012/08/22)
04枚目 7回 {+1週目} [66位] 制服のマネキン (2012/12/19)
05枚目 3回 {+2週目} [112位] 君の名は希望 (2013/03/13)
06枚目 4回 {+1週目} [96位] ガールズルール (2013/07/03)
07枚目 0回 {-----} [圏外] バレッタ (2013/11/27)
08枚目 20回 {-1週目} [8位] 気づいたら片想い (2014/04/02)
09枚目 0回 {-----} [圏外] 夏のFree&Easy (2014/07/09)
10枚目 16回*(104位) {-2週目} [15位] 何度目の青空か? (2014/10/08)
(関連サイト)
有線ランキング
歴代最高の成績は、8枚目「気づいたら片想い」の、20回ランクイン最高8位です。
9枚目「夏のFree&Easy」は、一度も200位以内に入らない、「完全圏外」という悲しい結果でしたが、10枚目「何度目の青空か?」は、一転して好調で、16回ランクイン最高15位となっています。
集計期間が2015年1月10日(土)~16日(金)の1月23日付ランキングにおいて、「何度目の青空か?」は104位に留まっていて、しばらくは200位以内をキープ出来そうなので、最高記録の20回ランクインに並ぶ可能性もあります。
一方、アルバム収録の新曲は、一つもランクインしていません。
(表1)で示したように、アルバムの累計は現在24.5万枚で、年間トップ10入りの目安である30万枚は、ギリギリ並ぶか、ちょっと厳しいかなという感じです。
ベストアルバムにしたこと、メンバーを長時間拘束するイベントを、幾つも特典にしていること、その割に値段を抑えたこと、かつてないほど大規模な宣伝広告を仕掛けたことなど、運営が売り上げ枚数ランキングで上位を狙っているのは明らかです。
そういった攻めの姿勢を考えると、今出ている数字は物足らないと言わざるを得ず、有線を見ても、アルバム話題になっている感じはありません。
ダウンロード配信を見ると、iTunes Store トップソングで、現在、200位以内に入っている乃木坂の曲は、「何度目の青空か?」126位のみです。
アルバム収録の新曲は、CD発売前後には、「僕がいる場所」を含め、何曲もランクインしていましたが、全部、圏外に去ったということです。
ダウンロードランキングは数値化しにくいので、表を作りづらいのですが、「透明な色」の動向に表れているように、有線ランキングと連動している部分が多く、そういった意味からも、記録に残しやすい有線成績は注目しています。
ちなみに、iTunes Store トップソングで乃木坂の最高順位をマークしたのは、私が確認した限りでは、「何度目の青空か?」の3位だったと思います。
昨年の10月1日(水)に、「GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER」において、乃木坂が「何度目の青空か?」をライブで披露して、その翌日のランキングだったと記憶しています。
このとき、ダウンロードランキングを上げるためには、若い女性層に受けることが大事だと、しみじみ実感した覚えがあります(笑)。
西野カナやE-girlsが強いのは、そういった層の支持が分厚いからでしょうね。
ところで、雑誌のインタビューだったと思いますが、生駒里奈が「乃木坂はカラオケで上位に入っていない」と発言していました。
調べてみると、なるほどその通りでした(笑)。
ということで、カラオケランキングをちょっと見てみましょう。
カラオケのランキングは、第一興商「DAM」とエクシング「JOYSOUND」の二つの大手が発表しているようですが、以下に、JOYSOUNDの年間ランキングのデータを示します。
(表4) 2014年JOYSOUND年間ランキングにおける、人気上位の曲とアーティスト
(カラオケ総合ランキングTOP30よりピックアップ)
凡例
順位 発売日「曲名」歌手名
01位 2014/03/19「Let It Go~ありのままで~」松たか子
02位 2013/08/21「恋するフォーチュンクッキー」AKB48
10位 2013/05/01「RPG」SEKAI NO OWARI
17位 2014/03/19「生まれてはじめて」神田沙也加 松たか子
18位 2014/03/19「とびら開けて」神田沙也加 津田英佑
23位 2014/03/19「雪だるまつくろう」神田沙也加 稲葉菜月 諸星すみれ
24位 2014/04/23「ようかい体操第一」Dream5
29位 2013/10/02「ごめんなさいのKissing You」E-girls
# 今年発売の曲と女性アイドルの曲を中心に選択
# 1位、17位、18位、23位の曲は「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック日本版」に収録
(アーティストランキングTOP20の10位まで)
01位 AKB48
02位 嵐
03位 EXILE
04位 西野カナ
05位 Mr.Children
06位 GReeeeN
07位 ポルノグラフィティ
08位 BUMP OF CHICKEN
09位 いきものがかり
10位 ゆず
(関連サイト)
JOYSOUNDによる年間カラオケランキング
ORICONによる年間カラオケランキング
曲ランキング1位は、やはり、松たか子の「Let It Go~ありのままで~」でした。
この曲は、昨年3月19日(水)発売の「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック日本版」に収録されたようで、その他、17位「生まれてはじめて」、18位「とびら開けて」、23位「雪だるまつくろう」といった収録曲が、30位以内に入っています。
つまり、2014年のカラオケは、アナ雪一色だったということですね(笑)。
2位はAKB48「恋するフォーチュンクッキー」で、この曲の高い人気を証明しています。
昨年末に紅白初出場を果たしたSEKAI NO OWARIは、2013年発売の「RPG」で10位にランクイン、さらに、紅白連続2回目のE-girlsが、「ごめんなさいのKissing You」で29位に入っていて、二つのグループの人気が分かります。
また、アナ雪以外で、今年のヒット曲となると、Dream5の「ようかい体操第一」が24位で、『妖怪ウォッチ』が昨年のトレンドだったことを示しています。
乃木坂の曲は、30位以内には、残念ながら、ありませんでした。
上表後半のリストは、アーティストの人気ランキングで、1位AKB48、2位嵐の次、CD売り上げ枚数ならば、乃木坂なんだけど、3位EXILE、4位 西野カナと続いています。
20位以内に乃木坂の名前はなく、ファンとしては、ちょっとショックなランキングですね(笑)。
乃木坂の曲をカラオケで歌う人は、まだまだ少数で、楽曲とグループが一般層に十分浸透していない実態が浮き彫りになっています。
曲TOP30とアーティストTOP20に、AKB48グループでランクインしているのは、AKB48のみで、しかも歌われている曲は、「Everyday、カチューシャ」「ヘビーローテーション」など、かなり古いものが多いようです。
「恋するフォーチュンクッキー」がカラオケで非常に人気があるため、過去のヒット曲も併せて歌われているのかもしれません。
指原莉乃センターのこの曲は、AKB48、そしてAKB48G全体の人気を支える役目を果たしている、そんな構図を感じさせます。
乃木坂が、紅白を含む大型音楽祭で、良い扱いを受けるためには、何か1曲、有線、ダウンロード、カラオケなど、CDセールス以外の分野で、ランキング上位に長く食い込むことが必要なんだと思います。
本当のヒット曲ということですね。
最後に、写真集の売り上げを見ておきましょう。
(表5) 乃木坂関連写真集の売り上げ
凡例
発売日:初動部数 [現時点での累計部数]「タイトル」
# 「フラゲ分」がある場合は、発売週分と併せたものを初動としている。
#「>5.1万部」は5.1万部以上の意。
2013/10/22(火):初動 3.5万部 [累計 >5.1万部]「乃木坂派」初の写真集
2014/03/05(水):初動 0.9万部 [累計 >1.7万部]「季刊乃木坂 vol.1 早春」
2014/06/12(木):初動 1.3万部 [累計 >2.5万部]「季刊乃木坂 vol.2 初夏」
2014/09/04(木):初動 1.2万部 [累計 >2.0万部]「季刊乃木坂 vol.3 涼秋」
2014/12/10(水):初動 3.2万部 [累計 5.9万部]「清純な大人」白石麻衣1st写真集
2014/12/26(金):初動 1.0万部 [累計 2.2万部]「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」
2015/01/23(金):初動 ???万部 [累計 ??万部]「MAI STYLE」白石麻衣1stフォトブック
2015/02/18(水):初動 ???万部 [累計 ??万部]「普段着」西野七瀬1st写真集
(関連サイト)
「普段着」特設サイト
白石さんの「清純な大人」が、なんと6万部に迫っていて、おそらく、すでにそれを突破していると思います。
「乃木坂派」が、累計5万部を越えるあたりと思われるので、もの凄い快進撃です。
2月18日(水)に西野七瀬の1st写真集「普段着」が発売されますが、ななせまるは、コアファンの購買力が乃木坂トップなので、売り上げがどの程度になるのか、注目しています。
もし、「清純な大人」より少ない部数であれば、白石麻衣ソロ写真集のセールスを伸ばしたのは、通常のコアファン以外の可能性が出てくるわけで、二人の人気構造を読み解くヒントになると思います。
「季刊乃木坂 vol.4 彩冬」は、「vol.1 早春」「vol.2 初夏」「vol.3 涼秋」と同じく、初動1万部、累計が2万部程度の売り上げとなっています。
数字から判断して、乃木坂46の人気の現状は、昔に比べると、確かに上がってはいるけど、破竹の快進撃といった感じではない。
本格的にブレイクする前夜とも言えるけど、懸念材料は少なからずあって、人気低落期に差し掛かっていると言われても、完全否定は出来ない。
結局、AKB48Gと同じく、2015年は、期待も心配も、これまで漠然としていたことがより明瞭になっていく、分岐点の年である、そんな気がします。
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2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
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7月18日14:18 星野みなみ
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています