ジャン・アレチボルトの冒険

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有線問合せ7位、iTunes Store 3位、「何度目の青空か?」に本格的ヒットの兆候 [03Oct14]

2014-10-03 17:45:00 | 芸能
10枚目「何度目の青空か?」に関して、TypeC収録のアンダー曲「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」とTypeBの選抜アンダー混合ユニット曲「私、起きる。」のMV予告編が公開されました。

「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」MVの監督は、9枚目「夏のFree&Easy」TypeB収録の「無口なライオン」MVを制作した湯浅弘章氏です。

女子校の演劇部に所属する少女たちが、舞台での配役を巡って葛藤する話で、1990年公開の映画「櫻の園」への「オマージュ」作品であると、複数のネット記事に紹介されています。

実際、映画に出演したつみきみほさんが、教師役でMVに出ているそうです。

「無口なライオン」MVが好評を博した湯浅氏が監督であり、また、主役級と思われる伊藤万理華と井上小百合は演技力に期待出来るメンバーなので、最近、美少女オーラ全開といった感じの齋藤飛鳥とどう絡むのかを含め、とても楽しみです。


一方、「私、起きる。」MVには、選抜とアンダーの高校生メンバー10人が出演、アイドルの日常を本当のアイドルが演じるという、ありそうで案外ないんじゃないかな?ってタイプ(笑)のドラマになっているようです。

主役は生田絵梨花ですが、予告編には、星野みなみと堀未央奈が「ミナミオナ」、齋藤飛鳥がソロで「あしゅりん」、斎藤ちはると川後陽菜が「HARU-HINA」など、劇中ユニットを結成して架空のスタジオライブを行なう場面があって、現実化を期待する気持ちから、どんな感じになるのか、本筋以上に気になる部分で、早くフルで観たいですね(笑)。

「私、起きる。」MVの予告編は、こんなユニット実現したら素敵でしょっとばかりに、ファンの心をいい感じに揺さぶってくるあたり、「予告」としてなかなかの出来で、本編の良いCMになっていると思います。

まあ、面白すぎる予告編ってもの、ロードショー映画の例から考えて、逆に心配になりますが(笑)、それは本編を観てのお楽しみということですね。

ちなみに、「私、起きる。」MVの監督は、まだ一般公表されていないようです。

「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」MVに関する公式サイトの記事

「私、起きる。」MVに関する公式サイトの記事

# 上記二つの記事に、MV予告編へのリンクあり


10枚目収録曲のMVが、一応出揃いました。

カップリング曲のMVはすべて予告編のみの公開で、しかもまだ監督が分からない作品があったり、メンバーからのコメントが出ていなかったり、情報発信が不十分な印象があって、全体の楽曲セールスにどう影響するのか、やや心配になる部分があります。

ただ、表題曲「何度目の青空か?」については、ごく最近出始めたCDセールス以外のヒット指標において、実は、過去に例を見ないくらいハイレベルな数字が並んでいて、ちょっと驚いています。


まず、今日発表された有線関連のチャートですが、月間「J-POPお問合せランキング」というのがあって、「何度目の青空か?」は、発売月の一つ前である9月の集計で、なんと7位にランクインしていて、トップ10入りを果たしています。

乃木坂の曲で「お問合せランキング」のトップ10に入ったのは、2012年1月の「会いたかったかもしれない」の1位以来の筈で、「何度目の青空か?」が相当に注目されているということです。

「会いたかったかもしれない」は、2012年2月22日(水)に発売された1枚目「ぐるぐるカーテン」初回限定盤TypeBの三番目曲で、AKB48の公式ライバルとして登場した乃木坂46が、AKB48とほぼ同じ歌をうたうらしいと、大きく話題になった経緯があります。

つまり、今回のトップ10入りは、デビュー当時に近い注目を、乃木坂が集めていると見ることも出来るわけで、これからのセールスを期待できるランクインだと思います。


ちなみに、いつもの有線ランキングでは、「何度目の青空か?」は発売2週前の集計で、117位にランクインして、二作連続の完全圏外は免れ、一先ずは、ほっとしました(笑)。

もちろん、そんなレベルで満足しては寂しい限りなわけで(笑)、予想としても、「お問合せランキング」7位から考えて、有線ランキングはもっと上がるんじゃないでしょうか。

まずは、もっとも優秀な成績だった、8枚目表題曲「気づいたら片想い」の最高8位、ランクイン20回が目標になります。

まあ、東京都心では、色んな場所で「何度目の青空か?」が流れているそうで、準備は万端ということで(笑)、歴代最高かどうかはともかく、かなりの最高順位とランクイン回数を期待出来ると思います。


好調な滑り出しとなった有線に加えて、ダウンロード配信でも、iTunes Store トップソングにおいて、「何度目の青空か?」は現在3位に入っています。

前回記事に書いたように、昨日は4位だったので、ワンランクアップということで、これまで見たことのない、素晴らしい順位です。

直接の原動力は、10月1日(水)の「GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER」に出演して、3万人以上の前で、ミニライブを行ったことかもしれません。

観客は若い女性が中心だと思いますが、ダウンロード配信に高い親和性のある客層で、絶好の新曲キャンペーンとなった可能性があります。


もちろん、10枚目のプロモーションは、丸の内の「KITTE」4階に、期間限定の発売記念カフェをオープンしたり、派手な楽曲広告を描いた宣伝トラックを走らせたり、運営は相当に力を注いでいるようで、「GirlsAward」出演と併せた、相乗効果もあるでしょう。

しかし、そうは言っても、物量キャンペーンだけで、iTunes Store トップソングの3位にまで達するのは、簡単ではないと思います。

実際、8枚目「気づいたら片想い」でも、こういった大規模キャンペーンは行なわれましたが、ベスト5には届かなかったか、達しても一瞬だったと思います。

「GirlsAward 2014 AUTUMN/WINTER」に関する運営ブログのレポート記事

「何度目の青空か?」cafe in 丸の内に関する公式サイトの記事


有線とダウンロードにおける、10枚目表題曲「何度目の青空か?」のかつてないほど好調な数字は、いよいよ乃木坂46が、AKB48Gの枠を越えて、幅広い層の注目を独自に集め始めた可能性を示しています。

有線、ダウンロードともに、まだデータが出始めた段階で、「何度目の青空か?」が本格的なヒットかどうかを見極めるには、今後の推移を見守る必要があります。

例えば、iTunes Store トップソングの順位が、何日もベスト5に留まり、さらに何週間もベスト10に残るとなると、もう「ヒット」と呼んでいいんじゃないかと思います。

逆に、急速に順位を落として、発売日頃には10位を割り込み、一週間もしないうちに20位、30位と下がるのであれば、ヒット曲という範疇には入れづらくなります。


しかし、これまで何シングルにも渡って、同じような時期の、同じようなチャートを調べてきて、今回の10枚目は、いつもと違うという印象を強く受けます。

やはり、乃木坂46に対する一般関心度が、上がってきている気がします。

というのも、上がっても不思議ではないことを、乃木坂メンバーが、長い期間、コツコツと行なってきたからです。


考えてみると、結成以来3年間、メンバーは本当に一生懸命、頑張ってきました。

握手会でファンを増やし、さまざまなイベントや歌謡祭に出て楽曲を披露し、プリンシパルやアンダーライブ、全国ツアーなどの単独イベントで存在感をアピールする。

全体活動と共に、個々のメンバーの活動も盛んになり、例えば、白石麻衣はファッション雑誌の世界でモデルとして注目され始め、生駒里奈と高山一実は、テレビバラエティでお馴染みの顔になりつつあり、斉藤優里と永島聖羅は、ラジオのMCとして名前を知られつつある。

さらに、若月佑美は二科展の連続入選で知名度を上げ、生田絵梨花は「君の名は希望」のピアノ演奏を切っ掛けに、渡辺麻友と共演したり、親戚である著名な音楽プロデューサー佐久間正英氏とのコラボも行なわれ、多くの人に注目される存在になってきている。

また、最近は、乃木坂が紙媒体に出続けていて、コンビニの雑誌コーナーには、常時、メンバーが載っている本があるような状態で、相当にハードな撮影取材スケジュールをこなしているメンバーも少なくないと思います。

選抜もアンダーも研究生も、自分の前にあるものと真剣に向き合い、それを乗り越えようと懸命になっているうちに、乃木坂は、多くの人が振り向き、興味を抱くグループに発展してきたんじゃないでしょうか。


招待された歌謡祭で歌声が揃わなかったり、音を外したり(笑)、上手くいかないことも少なくなかったけど、それでも前へ進んで、メンバーが3年間コツコツ積み上げてきたものが、今、乃木坂の一般関心度の上昇という形で、実を結び始めている気がします。

もちろん、多くのアイドルが同じように努力を重ねるけど、それでもブレイク出来るのは極僅かというのが現実です。

しかし、乃木坂のメンバーには、失敗しても、スキルがまだ未熟でも、多くの人に、何かしらの好印象を残す魅力があるんじゃないでしょうか。

だからこそ、コツコツした努力の積み重ねが、好感度の蓄積につながり、グループへの一般関心度をじわじわと上げていった。

そして、人に好感を持たせる類い稀な魅力を、メンバーに感じるからこそ、少なからぬファンが、必ずいつか本格的にブレイクすると信じて、乃木坂を応援し続けている気がします。


8月30日(土)、続いていた雨がその日だけ止み、夕方から晴れ間が出て、気持ちの良い風が吹く中、神宮に集まった何万という人が、メンバーの歌とダンスに魅了された夜、乃木坂は静かに次のステップへ上がったのかもしれません。

勉強でも仕事でも、これまでほとんど出来なかったことが、簡単に出来るようになったり、苦しかったことが、楽しくなったり、積み上げてきた努力が結実することは、多くの人が経験するけど、その瞬間がいつ訪れたのか、はっきりとは分からないことが多い。

気がついたら、見える景色が少し変わっていて、いつの間にか、次のレベルに入っていた。

乃木坂46も、実は、すでに第2章に入っていて、より高い場所につながる、新しい坂を上り始めているのかもしれません。

雨続きだった夏の終わり、奇跡的に晴れた神宮の夜、乃木坂が次のステップへ向けて、大きく飛躍したのだとしても、そのことはずっと後にならないと分からないのだと思います。


10枚目シングル「何度目の青空か?」は来週発売日を迎え、CDセールス、有線リクエスト、ダウンロード配信など、多くの数字が出てきます。

本当にヒットすると良いですね。

でも、私が見たいのは、立派な数字ではなく、何よりも、これまでの努力が報われて、心から喜ぶ、メンバーの笑顔です。

それが素晴らしいから応援しているので(笑)。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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