1月18日(日)24:30から放送されるテレビ東京『乃木坂って、どこ?』で、いよいよ11th選抜の発表が行なわれます。
今日は、誰が選抜に入るのかを中心に、あれこれ考えてみたいと思います。
新選抜を次回『乃木どこ?』で発表という予告を見た時、正直、驚きました。
というのは、1月18日(日)深夜は、11枚目を始めるには、あまり良いタイミングとは思えないんですね。
次の表は、これから1月末までに予定されている、CD特典イベントの応募日程です。
(表1) 1stアルバム「透明な色」と10枚目「何度目の青空か?」の特典への応募スケジュール1月分
「透明な色」の店頭販売CDの特典へ申し込み
1月14日(水)~1月18日(日):第2次応募
1月21日(水)~1月27日(火):第3次応募
「透明な色」と「何度目の青空か?」のforTUNE music 販売CDの特典へ応募
1月15(木)~16(金):Ab個別10次、Ab撮影5次、10th個別23次
1月22(木)~23(金):Ab個別11次、Ab撮影6次、10th個別24次最終
1月29(木)~30(金):Ab個別12次、Ab撮影7次
#「Ab」は1stアルバム、「10th」は10枚目シングル。
『乃木どこ?』で新選抜が発表されると、その週の木曜日か金曜日に、シングル個別握手会の第1回応募が始まるのがいつものパターンです。
つまり、1月18日(日)深夜であれば、1月22日(木)から23日(金)に受付が開始される可能性が高い。
しかし、上表に赤色で示したように、その期間には、アルバムの店頭販売CD特典、スペシャル個別握手会、「大撮影会」、さらに10枚目個別握手会への応募が同時に行なわれます。
ここに11枚目個別握手会への応募が重なるわけで、あまりに申し込みが重複し過ぎている。
また、以下は1月における、乃木坂関連イベントの予定ですが、メンバーの活動という点からも、1月18日(日)深夜の選抜発表は、首をひねりたくなるものがある。
(表2) 乃木坂46の主な活動スケジュール1月分
01月7日(水) Ab「透明な色」発売
01月10日(土) Ab「94年組成人式式典」乃木神社
01月11日(日) 24:00~『乃木坂って、どこ?』で次回11th選抜発表の予告
01月13日(火)~17日(土)「透明な色」のラジオによる全国キャンペーン
01月14日(水) 22 : 00~ 生田絵梨花レギュラー出演のフジテレビ『残念な夫。』スタート
01月18日(日) 10th「個別握手会5」パシフィコ横浜
01月18日(日) 24:10~ NHKG『MUSIC JAPAN』で10th選抜が「僕のいる場所」を披露予定
01月18日(日) 24:30~『乃木坂どこ?』で11th選抜発表
01月21日(水) 若月佑美主演『ヴァンパイア騎士』博品館劇場の初日
01月24日(土) アンダー出演「ニッポン放送 LIVE EXPO TOKYO 2015 ALL LIVE NIPPON VOL.3」代々木第一体育館
01月25日(日) 『ヴァンパイア騎士』の千秋楽
01月27日(火) 店当販売Ab特典への申し込み終了
01月31日(土) 10th「個別握手会6」東京ビッグサイト
「1期10」メンバーであり、11枚目も選抜入りがほぼ確実な若月佑美は、21日(水)から25日(日)まで舞台『ヴァンパイア騎士』に主役で出演するので、1月18日(日)深夜に新選抜が発足しても、シングル関係の仕事は、1週間、何も出来ない状態が続きます。
さらに、テレビ東京で選抜発表が行なわれているとほぼ同時刻に、NHK総合『MUSIC JAPAN』に10th選抜が出演、アルバム収録の新曲「僕がいる場所」のステージが流れる予定になっている。
そして、24日(土)には、おそらく11thアンダーではなく、10thアンダーが代々木第一体育館で大型音楽フェスである『ALL LIVE NIPPON』に出演して、相当数の曲を披露すると思われます。
若月佑美の『ヴァンパイア騎士』が終わり、10th選抜と10thアンダーが二つのステージを披露した後、つまり1月25日(日)以降に選抜を発表した方が、どう考えても、スッキリします。
しかも、1月25日(日)深夜の『乃木どこ?』で発表すれば、その週の木曜から金曜、つまり29日から30日に行なわれるであろう11枚目個別第1回応募は、アルバムの店頭販売CD特典と10枚目個別握手会の応募が終わった後に行なえるので、重複応募を避ける意味でも、適切なスケジュールだと思います。
ところが、色々と無理があるように見える1月18日(日)深夜の発表を、運営はなぜか選択した。
オリコン初動へ流し込むため、CDリリース前に、従来通り9回程度の個別応募を打つとすれば、9週プラス3日の期間が必要で、1月25日(日)深夜に選抜発表する場合、シングル発売は4月1日(水)と予測されます。
まだ表に出ていないけど、AKB48G、あるいは他の人気アーティストのCD発売がこの日に予定されていて、同日発売を避けるために、スケジュールを繰り上げたという見方はあります。
しかし、AKB48Gであれば、そういったやり繰りはお互いで早くから行なっている筈だし、シングルCDの初動で乃木坂に勝てる他のアーティストは、現在ほとんどいないので(笑)、急遽、発売日を変更する原因になるとは思えない。
運営が11th選抜の発表を早めたのだとすれば、もっとも説得力のある理由は、アルバムのCDセールスに関する数字じゃないかと思います。
(表3) 個別握手会第8次終了時点におけるシングルとアルバムの全体完売率
凡例
完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数):シングル又はアルバムのタイトル
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
# 「推定売り上げ枚数」は、万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
# アルバムの推定枚数は、参加券1枚に対する割り当て時間をシングルと同じに仮定して算出している。続く[括弧]内の枚数は、オリコン初動からサウンドスキャン第1週を引いた特定販売CDの初動売り上げ枚数を、個別握手分と「大撮影会」分の推定比で分割して求めた数字。日程から考えて、第8次応募終了後の売り上げ枚数とほぼ同じであると見なせるが、完売状況からの推定枚数よりやや大きい。計算誤差なのか、第9次応募分が少し入っているためかは分からない。
個別握手会第8次終了時点
297部/759部 (39%, 34.2万枚):8枚目「気づいたら片想い」
257部/781部 (33%, 30.2万枚):9枚目「夏のFree&Easy」
318部/902部 (35%, 37.0万枚):10枚目「何度目の青空か?」
036部/357部 (10%, 05.6万枚 [07.8万枚]):1stアルバム「透明な色」
「大撮影会」第3次応募終了時点
026部/113部 (23%, 02.2万枚 [03.1万枚]):1stアルバム「透明な色」
「透明な色」の個別握手会は、第8次応募終了時点において全体完売率10%で、8枚目、9枚目、10枚目の個別同次後と比べると、完売率は3分の1以下です。
完売率が低いのは、暇なレーンを多数設置しなければならないという意味で、収支が厳しくなるのは当たり前です。
発売直前で完売率10%というのは、シングルでは見たことのない低い数字で、日数と総部数を縮小して完売率を上げ、売り上げ高ではなく、収支を好転させた方が賢明だと思うのですが、何か読み違いがあったんでしょうか。
「透明な色」のサウンドスキャン第1週は11万2千枚だったので、個別握手会と「大撮影会」を併せた初動算入分は、おそらく10万9千枚ほどで、これが第8次応募終了後の特定販売分にほぼ等しいと思われます。
上表のアルバム個別握手会における7万8千枚は、握手会分と「大撮影会」分の比を推定することで、この10万9千枚を分割して求めた数字です。
完売表からは5万6千枚、オリコンとサウンドスキャンの初動からは7万8千枚と推定されるということですが、どちらにしても「何度目の青空か?」個別同次後の4分の1に届かないレベルに留まっています。
アルバムTypeCは、シングル通常盤の3倍近い値段であり、単純な比較は出来ないけど、シングルの3分の1を越える枚数売らないと、売り上げ高がトントンにならないのは事実です。
また、アルバムは個別握手会3日で、6~7日であるシングルの半分だけど、遠征費と輸送費のかさむ京都と名古屋が入っている上に、「スペシャル握手会」ということで、メンバーが歴代シングルの衣装を着るそうで、そういった「スペシャル感」を演出するための特別出費は小さくないと思います。
加えて、100名を招待するツーショット撮影会の費用も、個別の売り上げから捻出する必要があって、大きな追加負担になる。
従って、個別握手会と付随イベントを開催する費用が、シングルの半分以下に収まるとは思えず、低い完売率からも、収支が期待ほど良くなかったとしても不思議ではない。
とくに、アルバム個別第8次応募は、昨年のクリスマス、CD発売の2週間前に行なわれたのに、新たに完売を出したのが橋本奈々未1人の1部積み上げだけで、今後、完売部数がかんがん伸びていくような雰囲気は、残念ながら、あまり感じられません。
一方、アルバムの店頭販売CD全種類の第1週売り上げ合計である10万9千枚は、10枚目シングルの11万7千枚とほぼ同じ水準です。
内訳を見ると、税抜き5千5百円のTypeAが7万3千枚売れているので、シングルより、明らかに売り上げ高は大きいけど、たくさんの特典を付けている上、CDショップチェーンや東京メトロを巻き込んで、大々的な広告を打っていて、それらに掛かる費用を考えると、十分なレベルの枚数とは言い難い気がします。
例えば、E-girlsが1月1日(木)に発売したアルバム「E.G. TIME」は、8千円以上する初回限定盤が9万5千枚、店頭販売CD全種類合計では15万枚以上売れています。
付いている特典の多さを考えると、「透明な色」店頭販売CDの収支が、他と比べて良好であるとは、ちょっと思えない面がある。
1月8日(木)、乃木坂公式サイトに、「10福神イベント」は10福神メンバー限定のイベントではないという、不思議な「お知らせ」が載りました。
確かに、個別握手会と「大撮影会」の応募において、10福神以外で完売を出しているのは、今のところ、星野みなみだけで、そもそも10福神ですら、まだ完売のないメンバーがいます。
運営は、10福神限定イベントとの誤解が広まって、その結果、それ以外のメンバーのファンが応募を渋っているのではないかと、心配になったのかもしれません。
こういった「お知らせ」をわざわざ出すのは、大規模、多種類の特典を組み、派手な宣伝を仕掛けたのに、売り上げを示す数字の伸びが重たく、乃木坂運営が、どこかで「焦り」を感じているからじゃないかと、疑いたくなります。
10枚目シングルの個別応募、10th体制によるライブ、さらには若月佑美の主演舞台に区切りが付く前、11th選抜の発表を行なうという、やや強引な進め方には、次のシングルを出して、早く収支を安定させたいという、こういった「焦り」がそのまま表れている気がします。
もし、そうであれば、アルバムに関する、スペシャル個別握手会の完売状況や店頭販売CDの予約状況は、昨年末には趨勢が判明していたので、11th選抜のメンバー選考に色濃く反映されている可能性があります。
つまり、11枚目シングルは、「レスキュー」的意味合いを持っていて、個別握手会での売り上げを伸ばすという点をとくに重視した選抜陣容になるかもしれない。
ということで、私の予想も、本意ではないけど(笑)、「握手会第一主義」に沿って進めていきたいと思います。
まずは、10枚目個別の最新完売状況から、握手会人気による各メンバーの順位を見てみましょう。
(表4) 10枚目「何度目の青空?」個別握手会第21次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数) メンバー名
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は「兼任」
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
# 「推定売り上げ枚数」は、万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
[01] 35部/35部 (100%, 2.4万枚) 白石麻衣 西野七瀬 松村沙友理 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣 若月佑美
[08] 30部/30部 (100%, 2.0万枚) 生田絵梨花 桜井玲香 衛藤美彩
[11] 12部/35部 (34%, 1.8万枚) 高山一実
[12] 07部/33部 (21%, 1.5万枚) 伊藤万理華
[13] 10部/26部 (38%, 1.4万枚) 星野みなみ
[14] 05部/31部 (16%, 1.3万枚) 齋藤飛鳥 永島聖羅
[16] 03部/33部 (09%, 1.3万枚) 堀未央奈
[17] 04部/31部 (13%, 1.3万枚) 中田花奈
[18] 04部/29部 (14%, 1.2万枚) 生駒里奈
[19] 02部/31部 (06%, 1.1万枚) 井上小百合
[20] 04部/25部 (16%, 1.1万枚) 中元日芽香
[21] 03部/26部 (12%, 1.0万枚) 斉藤優里
[22] 02部/26部 (08%, 1.0万枚) 北野日奈子
[23] 06部/19部 (32%, 1.0万枚) 新内眞衣
[24] 03部/19部 (16%, 0.8万枚) 川後陽菜
[25] 05部/14部 (36%, 0.7万枚) 樋口日奈
[26] 01部/19部 (05%, 0.7万枚) 畠中清羅 相楽伊織
[28] 02部/12部 (17%, 0.5万枚) 能條愛未
[29] 03部/10部 (30%, 0.5万枚) 渡辺みり愛
[30] 01部/12部 (08%, 0.5万枚) 川村真洋 伊藤かりん 山崎怜奈
[33] 00部/12部 (00%, 0.4万枚) 伊藤純奈
[34] 05部/05部 (100%, 0.3万枚) 松井玲奈*
[35] 00部/10部 (00%, 0.3万枚) 斎藤ちはる
[36] 01部/07部 (14%, 0.3万枚) 和田まあや 寺田蘭世 佐々木琴子
[39] 00部/05部 (00%, 0.2万枚) 鈴木絢音
11枚目シングル一番の使命が「レスキュー」あれば、2チーム制や選抜に入らない特別ユニットといった冒険的な試みは、まず行なわれないでしょう。
従って、「1期10」の10人は全員選抜入りすると考えるのが妥当です。
5回連続のセンター経験者であり、AKB48との「兼任」である生駒里奈と、外仕事のテレビバラエティで準レギュラー的ポジションを作りつつある高山一実は、それぞれ「生駒枠」と「高山枠」が設定されていると見ていい(笑)。
とくに、高山さんは、10枚目個別第21次応募終了時点で、35部中12部の完売を出し、「1期10」に次ぐ順位に入っている。
視聴率の高いゴールデンタイムのバラエティに繰り返し呼ばれる上に、握手会人気が上り調子なので、選抜入りしない理由がないですね。
つまり、選抜メンバー12人は自動的に決まってしまいます。
また、松井玲奈の「兼任」解除はアナウンスされていないので、彼女を選抜から外すこともあり得ないと思います。
すると、選抜定員が16枠であれば、13枠は埋まっていることになり、残りたった3枠の争いになってしまいます。
伊藤万理華は、8枚目、9枚目、10枚目のアンダーライブを成功させた最大の功労者であり、パフォーマンスに関しては、乃木坂トップレベルの実力を持っています。
(表4)で12位に入っているように、11枚目では、握手会人気にも確かな手応えが出てきて、4回連続アンダーはいくらなんでも考えられない。
まりっかが3枠に入る可能性は極めて高いんじゃないでしょうか。
さらに、13位の星野みなみの選抜入りも、希望も込めて、堅いと言いたくなります(笑)。
次の表は、9枚目から売り上げ枚数を伸ばした順位ですが、なんと星野みなみが断然のトップで、全メンバー中、10枚目で握手会人気を一番伸ばしたのは、みなみなんですね。
(表5) 10枚目個別握手会第21次応募終了時点と9枚目個別握手会第21次応募終了時点の推定売り上げ枚数の差による順位表
凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名
#「完売部数の伸び」は10枚目21次後の完売部数から9枚目21次後のそれを引いたもの。
#「担当部数の伸び」は10枚目21次後の担当部数から9枚目21次後のそれを引いたもの。
#「推定売り上げ枚数の伸び」は10枚目21次後の推定売り上げ枚数から9枚目21次後のそれを引いたもの。この枚数差によって順位が付けられている。
#「1期10」と松井玲奈は順位表に入れていない。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
#「2期」はメンバー名をオレンジで色分けしている。
# 「推定売り上げ枚数の伸び」は、千枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「-2部」は2部減少したことを示す。
# 9枚目シングルのタイトルは「夏のFree&Easy」
[01] 8部/6部 (6.9千枚) 星野みなみ
[02] 6部/5部 (5.6千枚) 高山一実
[03] 1部/11部 (4.8千枚) 伊藤万理華
[04] -1部/15部 (4.5千枚) 相楽伊織
[05] 5部/2部 (4.0千枚) 樋口日奈
[06] 4部/4部 (4.0千枚) 新内眞衣
[07] 2部/5部 (3.7千枚) 齋藤飛鳥
[08] -1部/10部 (3.3千枚) 永島聖羅
[09] 2部/3部 (3.2千枚) 中田花奈
[10] 2部/3部 (3.0千枚) 中元日芽香
[11] 2部/2部 (2.8千枚) 斉藤優里
[12] 2部/3部 (2.8千枚) 川後陽菜
[13] 0部/5部 (2.5千枚) 井上小百合
[14] 0部/5部 (2.3千枚) 北野日奈子
[15] 0部/4部 (1.8千枚) 畠中清羅
[16] 2部/1部 (1.7千枚) 渡辺みり愛
[17] 1部/2部 (1.7千枚) 川村真洋 伊藤かりん 山崎怜奈
[20] 0部/4部 (1.5千枚) 斎藤ちはる
[21] 0部/2部 (1.1千枚) 伊藤純奈
[22] 0部/0部 (0.9千枚) 生駒里奈
[23] -2部/3部 (0.6千枚) 堀未央奈
[24] 1部/-3部 (0.1千枚) 佐々木琴子
[25] 0部/-1部 (0.0千枚) 能條愛未
[26] 1部/-5部 (-0.5千枚) 和田まあや
[27] 0部/-3部 (-0.7千枚) 寺田蘭世
[28] 0部/-5部 (-1.2千枚) 鈴木絢音
さらに、星野みなみは、アルバム「大撮影会」の応募でも、「1期10」以外で唯一完売を出しており、勢いを見せています。
(表6) 1stアルバム「透明な色」の「大撮影会」第3次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率) メンバー名
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# 完売部数が1部以上のメンバーのみを対象に順位付けしている。星野みなみだけが「1期20」で、残りの6人は「1期10」。
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
[1] 5部/5部 (100%) 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未 生田絵梨花
[5] 3部/5部 (60%) 秋元真夏
[6] 2部/5部 (40%) 深川麻衣
[7] 1部/3部 (33%) 星野みなみ
私は、星野みなみのファンなので、みなみの数字に関しては、主観が入ってぬか喜びしないよう(笑)、むしろ厳しく評価する傾向があるけど、今回は文句なしでしょう。
何と言っても、トップですからね、伸びが(笑)。
少なくとも、握手会人気という点では、残り3枠に入るに十分な成績じゃないでしょうか。
星野みなみと枠争いになるとすれば、14位の齋藤飛鳥と永島聖羅の名前が挙がります。
とくに、齋藤飛鳥は、人気ファッション雑誌『CUTiE』の2月号表紙に大抜擢され、レギュラー出演するNHK『Rの法則』でも、存在感を見せ始めて、明らかに、今波に乗っている。
11th選抜が松井玲奈を入れた16枠、つまり乃木坂メンバーが15枠を争う展開であれば、星野みなみと齋藤飛鳥のどちらを選抜入りさせるかは、運営がもっとも頭を悩ませる点になる気がします。
握手会成績だけであれば、みなみが一歩リードしているけど、外仕事という面では、あしゅの活躍は目覚ましいものがある。
まあ、ここまで来ると、考え方次第です。
後で17枠、18枠のケースを検討しますが、11th選抜で本当に枠が増えていて、みなみとあしゅの両方が入っていたら、運営が二人のどちらを選ぶか、決断出来なかった末の方針変更じゃないかとすら考えたくなります(笑)。
さて、まりっかとみなみが3枠に入ると、あと1枠です。
二期生が一人も選抜入りしないとは考えにくいので、この枠は二期生枠と見なしていいでしょう。
そして、誰が入るのか、鍵になるのは、堀未央奈の動向です。
7th選抜でセンターに大抜擢されたとき、乃木坂運営が「みなさんで育ててあげて下さい」と手紙を書いたほど期待を寄せているメンバーなので、余程のことがない限り、アンダーにはしないと思います。
しかし、11枚目個別握手会のCDセールスを大きく伸ばすという観点に立つと、(表5)において、23位、二期生中では8番目の堀未央奈ではなく、6位、二期生2番目の新内眞衣に目が行きます。
4位の相楽伊織は、担当が4部から19部へ15部増えた一方、完売は2部から1部に減っていて、シミュレーションでは二期生トップの伸びだけど、計算精度にやや不安がある。
一方、新内眞衣は、担当15部から19部へ4部増える中、完売を2部から6部と4部増やしていて、間違いなく、握手会人気を上げています。
堀未央奈は、10枚目個別で33部中3部完売で、選考会議でやや物足りないという声が上がるかもしれない。
そして、新内眞衣を選抜入りさせれば、さらに人気を伸ばすのではないかという意見はかなり説得力がある。
センター経験者であり、7枚目で運営が大抜擢した堀未央奈をアンダーにする可能性は低いと思うけど、握手会で明らかにセールスを伸ばし始めている新内眞衣は、二期生枠を巡る争いでは、大きなポイントになると思います。
ということで、まとめると、16枠であれば、11th選抜のメンバー予想は次のようになります。
1期10:白石麻衣、生田絵梨花、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理、秋元真夏、桜井玲香、若月佑美、衛藤美彩
兼任枠:松井玲奈
生駒枠:生駒里奈
高山枠:高山一実
1期20:伊藤万理華、星野みなみ
2期枠:堀未央奈
しかし、上で述べたように、選抜入りさせないのはあまりに勿体ないということで、17枠の場合は、最後の2行を、
1期20:伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥
2期枠:堀未央奈
18枠であれば、
1期20:伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥
2期枠:堀未央奈、新内眞衣
としておきます。
アルバムDISC2収録の「なぞの落書き」は、みなみ、あしゅ、みおなによるユニットですが、このトライアングルを運営が次世乃木坂の中核として意識しているならば、17枠、18枠にしてでも3人全員を入れる可能性はあると思います。
次にセンターを考えてみます。
7th選抜における堀未央奈の大抜擢のように、センター人事は、運営の気持ち次第なので、当てようがないんですが、一応、予想的なものは書いておこうかと(笑)。
まず、生田絵梨花続投の可能性は低い気がします。
フジテレビ「残念な夫。」へのレギュラー出演があり、連続ドラマは負担が大きいので、センターと両立は難しい部分がある。
また、高校から大学への進学となると、4月以降の学業予定が現時点では分からない上に、新曲キャンペーンが本格化する3月4月に絶対休めない行事が出てきて、これも少なからぬ問題になる。
さらに、10th選抜は、「ガールズルール」の6th選抜と並んで、乃木坂史上もっとも長い「在任期間」を記録しています。
(表7) 歴代選抜の在任期間
凡例
シングル番号による選抜名 在任期間 : 選抜発表日 ~ 次選抜の発表日
# 選抜発表日は、「乃木坂って、どこ?」で放送された時刻を日曜深夜と見なして、その日曜の日付としている
# 先行発表のあった「ガールズルール」6th選抜も、「乃木どこ?」での放送日を発表日とした
01枚目選抜 10週 : 2012/01/08 ~ 03/18
02枚目選抜 13週 : 03/18 ~ 06/17
03枚目選抜 16週 : 06/17 ~ 10/07
04枚目選抜 13週 : 10/07 ~ 2013/01/06
05枚目選抜 15週 : 01/06 ~ 04/21
06枚目選抜 24週 : 04/21 ~ 10/06
07枚目選抜 16週 : 10/06 ~ 2014/01/26
08枚目選抜 15週 : 01/26 ~ 05/11
09枚目選抜 12週 : 05/11 ~ 08/03
10枚目選抜 24週 : 08/03 ~ 2015/01/18
(参考記事)
9th選抜の「在任期間」はデビューシングルに次ぐ歴代2番目の短さ、新選抜「予想」の理想と現実 [29Jul14]
6枚目以降、乃木坂の運営は、センターというポジションを、良質なパフォーマンスを見せるための「要」ではなく、そのメンバーの握手会人気を上げるための手段と考えている節があって、固定することを避ける傾向がある。
10th選抜の24週が、生田絵梨花を重点的にプロモーションする長い期間だったとすれば、次は別のメンバーを抜擢して、宣伝するという選択をするでしょう。
こういった運営の「センター観」を考えても、いくちゃん続投はないんじゃないかという気がしています。
では、誰かということですが、11枚目のCDセールスを盤石にするという発想であれば、白石麻衣か西野七瀬の再登板が考えられます。
二人の個別握手会はすでに飽和状態で、11枚目で担当部数を8日40部にでも増やさない限り(笑)、その部分での伸びは期待出来ません。
しかし、全国握手会でも人気のあるメンバーで、第2次まいやん内閣、あるいは第3次ななせまる政権によって(笑)、全国握手会へより多くの人を呼び込んで、巻き込み効果で、初回限定盤セールスを大きく伸ばすという発想はあってもおかしくない。
その場合は、白石もしくは西野の再センターと、全国握手会の日数増加がセットになるかもしれません。
ただ、(表7)のように、白石さんは6th選抜で24週、西野さんは8thと9thの選抜で合計27週、センターというポジションについていて、運営がセンターを宣伝手段と考えているならば、さすがに、十分な期間という見方がある。
そこで、個人的に気になるのが、深川麻衣です。
(表8) 8枚目、9枚目、10枚目個別握手会応募において、もっとも早く最高部数を全完売したメンバーのベスト5
凡例
シングル番号 (最高担当部数)
全完売を達成した応募次数:メンバー名
8枚目 (30部)
5次:西野七瀬 秋元真夏
6次:白石麻衣
8次:松村沙友理
9次:橋本奈々未 深川麻衣
# 橋本奈々未と深川麻衣は、最終次まで29部完売だったが、おそらく完売表の公開手順によって表記されなかっただけで、9次で全完売の可能性が高い
9枚目 (30部)
6次:白石麻衣 西野七瀬
7次:秋元真夏
8次:橋本奈々未 深川麻衣
10枚目 (35部)
7次:西野七瀬
8次:白石麻衣 橋本奈々未 深川麻衣
11次:秋元真夏
深川麻衣は、握手会人気の面で、西野、白石というツートップの次に位置していて、すでに橋本奈々未と「同格」と言っていい。
12月13日(土)にスカパーで生中継された『乃木坂46 Merry X'mas Show 2014』で、SPEEDの「White Love」を歌うステージがありましたが、生田、白石、西野の次に、深川さんがソロパートを貰っていて、運営の彼女に対する評価がかなり高いことを窺わせました。
この時、私は、ほぼ初めて、深川麻衣の生歌を聴きました。
最初は緊張で声が出ていなかったけど、途中から出せるようになり、音も割とよく取れていて、ちょっと感心しました。
有明コロシアムレベルの大箱での生歌は、経験がほとんどないと思うけど、あれだけ歌えるのであれば、かなりの歌唱力を持っている可能性がある。
しかも、深川さんのダンスはキレがあって、結構、観ていて気持ちの良い踊りを見せてくれる印象があります。
橋本奈々未は、昨年、入院した経緯があり、運営も健康面を考えると、あまり負荷をかけたくない筈で、そうなると深川麻衣の名前がクローズアップされても全然不思議ではない。
アルバムを見ても、ソロや少人数ユニットへの参加など、楽曲面でのフィーチャーがまだ乏しいので、いきなりのセンターにはやや疑問符が付くけど、握手会人気と歌ダンスの実力を考えると、フロントに出てくる可能性は極めて高いのではないかと思っています。
例えば、5人フロントであれば、松井玲奈、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣といった陣容ですね。
選抜メンバーの予想は、握手会人気を根拠に探るしかないのだけど、運営がそれを敢えて無視する部分にこそ、多くのファンがインパクトを受けるので、目玉となる「サプライズ人事」は理屈上当てられない仕組みになっていると思う(笑)。
まあ、当たる当たらないはともかく、選抜が発表されるまで、ああでもないこうでもないと話し合って盛り上がれば、11th選抜がスムーズに船出する助けにはなるかもしれません。
ただ、パフォーマンスによる実力選抜を組まない限り、選抜発表が、とくに未来を感じさせない、ただ重苦しいだけの残酷な人事ゲームであることは、微塵も変わらないわけで、そろそろ運営そのものを入れ替えた方が良いんじゃないかという気になります(笑)。
注目の乃木坂メンバー出演予定番組
明日水曜夜!
1月14日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』
生田絵梨花が出演する連続ドラマがスタートです。上記初回にいくちゃん登場シーンがあるかどうかは分かりません。
『残念な夫。』の公式サイト
次の日曜深夜
1月18日(日) 24 : 10 ~ NHKG『MUSIC JAPAN』
乃木坂46が出演。「僕がいる場所」を披露する予定。
『MUSIC JAPAN』の公式サイト
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
今日は、誰が選抜に入るのかを中心に、あれこれ考えてみたいと思います。
新選抜を次回『乃木どこ?』で発表という予告を見た時、正直、驚きました。
というのは、1月18日(日)深夜は、11枚目を始めるには、あまり良いタイミングとは思えないんですね。
次の表は、これから1月末までに予定されている、CD特典イベントの応募日程です。
(表1) 1stアルバム「透明な色」と10枚目「何度目の青空か?」の特典への応募スケジュール1月分
「透明な色」の店頭販売CDの特典へ申し込み
1月14日(水)~1月18日(日):第2次応募
1月21日(水)~1月27日(火):第3次応募
「透明な色」と「何度目の青空か?」のforTUNE music 販売CDの特典へ応募
1月15(木)~16(金):Ab個別10次、Ab撮影5次、10th個別23次
1月22(木)~23(金):Ab個別11次、Ab撮影6次、10th個別24次最終
1月29(木)~30(金):Ab個別12次、Ab撮影7次
#「Ab」は1stアルバム、「10th」は10枚目シングル。
『乃木どこ?』で新選抜が発表されると、その週の木曜日か金曜日に、シングル個別握手会の第1回応募が始まるのがいつものパターンです。
つまり、1月18日(日)深夜であれば、1月22日(木)から23日(金)に受付が開始される可能性が高い。
しかし、上表に赤色で示したように、その期間には、アルバムの店頭販売CD特典、スペシャル個別握手会、「大撮影会」、さらに10枚目個別握手会への応募が同時に行なわれます。
ここに11枚目個別握手会への応募が重なるわけで、あまりに申し込みが重複し過ぎている。
また、以下は1月における、乃木坂関連イベントの予定ですが、メンバーの活動という点からも、1月18日(日)深夜の選抜発表は、首をひねりたくなるものがある。
(表2) 乃木坂46の主な活動スケジュール1月分
01月7日(水) Ab「透明な色」発売
01月10日(土) Ab「94年組成人式式典」乃木神社
01月11日(日) 24:00~『乃木坂って、どこ?』で次回11th選抜発表の予告
01月13日(火)~17日(土)「透明な色」のラジオによる全国キャンペーン
01月14日(水) 22 : 00~ 生田絵梨花レギュラー出演のフジテレビ『残念な夫。』スタート
01月18日(日) 10th「個別握手会5」パシフィコ横浜
01月18日(日) 24:10~ NHKG『MUSIC JAPAN』で10th選抜が「僕のいる場所」を披露予定
01月18日(日) 24:30~『乃木坂どこ?』で11th選抜発表
01月21日(水) 若月佑美主演『ヴァンパイア騎士』博品館劇場の初日
01月24日(土) アンダー出演「ニッポン放送 LIVE EXPO TOKYO 2015 ALL LIVE NIPPON VOL.3」代々木第一体育館
01月25日(日) 『ヴァンパイア騎士』の千秋楽
01月27日(火) 店当販売Ab特典への申し込み終了
01月31日(土) 10th「個別握手会6」東京ビッグサイト
「1期10」メンバーであり、11枚目も選抜入りがほぼ確実な若月佑美は、21日(水)から25日(日)まで舞台『ヴァンパイア騎士』に主役で出演するので、1月18日(日)深夜に新選抜が発足しても、シングル関係の仕事は、1週間、何も出来ない状態が続きます。
さらに、テレビ東京で選抜発表が行なわれているとほぼ同時刻に、NHK総合『MUSIC JAPAN』に10th選抜が出演、アルバム収録の新曲「僕がいる場所」のステージが流れる予定になっている。
そして、24日(土)には、おそらく11thアンダーではなく、10thアンダーが代々木第一体育館で大型音楽フェスである『ALL LIVE NIPPON』に出演して、相当数の曲を披露すると思われます。
若月佑美の『ヴァンパイア騎士』が終わり、10th選抜と10thアンダーが二つのステージを披露した後、つまり1月25日(日)以降に選抜を発表した方が、どう考えても、スッキリします。
しかも、1月25日(日)深夜の『乃木どこ?』で発表すれば、その週の木曜から金曜、つまり29日から30日に行なわれるであろう11枚目個別第1回応募は、アルバムの店頭販売CD特典と10枚目個別握手会の応募が終わった後に行なえるので、重複応募を避ける意味でも、適切なスケジュールだと思います。
ところが、色々と無理があるように見える1月18日(日)深夜の発表を、運営はなぜか選択した。
オリコン初動へ流し込むため、CDリリース前に、従来通り9回程度の個別応募を打つとすれば、9週プラス3日の期間が必要で、1月25日(日)深夜に選抜発表する場合、シングル発売は4月1日(水)と予測されます。
まだ表に出ていないけど、AKB48G、あるいは他の人気アーティストのCD発売がこの日に予定されていて、同日発売を避けるために、スケジュールを繰り上げたという見方はあります。
しかし、AKB48Gであれば、そういったやり繰りはお互いで早くから行なっている筈だし、シングルCDの初動で乃木坂に勝てる他のアーティストは、現在ほとんどいないので(笑)、急遽、発売日を変更する原因になるとは思えない。
運営が11th選抜の発表を早めたのだとすれば、もっとも説得力のある理由は、アルバムのCDセールスに関する数字じゃないかと思います。
(表3) 個別握手会第8次終了時点におけるシングルとアルバムの全体完売率
凡例
完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数):シングル又はアルバムのタイトル
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
# 「推定売り上げ枚数」は、万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
# アルバムの推定枚数は、参加券1枚に対する割り当て時間をシングルと同じに仮定して算出している。続く[括弧]内の枚数は、オリコン初動からサウンドスキャン第1週を引いた特定販売CDの初動売り上げ枚数を、個別握手分と「大撮影会」分の推定比で分割して求めた数字。日程から考えて、第8次応募終了後の売り上げ枚数とほぼ同じであると見なせるが、完売状況からの推定枚数よりやや大きい。計算誤差なのか、第9次応募分が少し入っているためかは分からない。
個別握手会第8次終了時点
297部/759部 (39%, 34.2万枚):8枚目「気づいたら片想い」
257部/781部 (33%, 30.2万枚):9枚目「夏のFree&Easy」
318部/902部 (35%, 37.0万枚):10枚目「何度目の青空か?」
036部/357部 (10%, 05.6万枚 [07.8万枚]):1stアルバム「透明な色」
「大撮影会」第3次応募終了時点
026部/113部 (23%, 02.2万枚 [03.1万枚]):1stアルバム「透明な色」
「透明な色」の個別握手会は、第8次応募終了時点において全体完売率10%で、8枚目、9枚目、10枚目の個別同次後と比べると、完売率は3分の1以下です。
完売率が低いのは、暇なレーンを多数設置しなければならないという意味で、収支が厳しくなるのは当たり前です。
発売直前で完売率10%というのは、シングルでは見たことのない低い数字で、日数と総部数を縮小して完売率を上げ、売り上げ高ではなく、収支を好転させた方が賢明だと思うのですが、何か読み違いがあったんでしょうか。
「透明な色」のサウンドスキャン第1週は11万2千枚だったので、個別握手会と「大撮影会」を併せた初動算入分は、おそらく10万9千枚ほどで、これが第8次応募終了後の特定販売分にほぼ等しいと思われます。
上表のアルバム個別握手会における7万8千枚は、握手会分と「大撮影会」分の比を推定することで、この10万9千枚を分割して求めた数字です。
完売表からは5万6千枚、オリコンとサウンドスキャンの初動からは7万8千枚と推定されるということですが、どちらにしても「何度目の青空か?」個別同次後の4分の1に届かないレベルに留まっています。
アルバムTypeCは、シングル通常盤の3倍近い値段であり、単純な比較は出来ないけど、シングルの3分の1を越える枚数売らないと、売り上げ高がトントンにならないのは事実です。
また、アルバムは個別握手会3日で、6~7日であるシングルの半分だけど、遠征費と輸送費のかさむ京都と名古屋が入っている上に、「スペシャル握手会」ということで、メンバーが歴代シングルの衣装を着るそうで、そういった「スペシャル感」を演出するための特別出費は小さくないと思います。
加えて、100名を招待するツーショット撮影会の費用も、個別の売り上げから捻出する必要があって、大きな追加負担になる。
従って、個別握手会と付随イベントを開催する費用が、シングルの半分以下に収まるとは思えず、低い完売率からも、収支が期待ほど良くなかったとしても不思議ではない。
とくに、アルバム個別第8次応募は、昨年のクリスマス、CD発売の2週間前に行なわれたのに、新たに完売を出したのが橋本奈々未1人の1部積み上げだけで、今後、完売部数がかんがん伸びていくような雰囲気は、残念ながら、あまり感じられません。
一方、アルバムの店頭販売CD全種類の第1週売り上げ合計である10万9千枚は、10枚目シングルの11万7千枚とほぼ同じ水準です。
内訳を見ると、税抜き5千5百円のTypeAが7万3千枚売れているので、シングルより、明らかに売り上げ高は大きいけど、たくさんの特典を付けている上、CDショップチェーンや東京メトロを巻き込んで、大々的な広告を打っていて、それらに掛かる費用を考えると、十分なレベルの枚数とは言い難い気がします。
例えば、E-girlsが1月1日(木)に発売したアルバム「E.G. TIME」は、8千円以上する初回限定盤が9万5千枚、店頭販売CD全種類合計では15万枚以上売れています。
付いている特典の多さを考えると、「透明な色」店頭販売CDの収支が、他と比べて良好であるとは、ちょっと思えない面がある。
1月8日(木)、乃木坂公式サイトに、「10福神イベント」は10福神メンバー限定のイベントではないという、不思議な「お知らせ」が載りました。
確かに、個別握手会と「大撮影会」の応募において、10福神以外で完売を出しているのは、今のところ、星野みなみだけで、そもそも10福神ですら、まだ完売のないメンバーがいます。
運営は、10福神限定イベントとの誤解が広まって、その結果、それ以外のメンバーのファンが応募を渋っているのではないかと、心配になったのかもしれません。
こういった「お知らせ」をわざわざ出すのは、大規模、多種類の特典を組み、派手な宣伝を仕掛けたのに、売り上げを示す数字の伸びが重たく、乃木坂運営が、どこかで「焦り」を感じているからじゃないかと、疑いたくなります。
10枚目シングルの個別応募、10th体制によるライブ、さらには若月佑美の主演舞台に区切りが付く前、11th選抜の発表を行なうという、やや強引な進め方には、次のシングルを出して、早く収支を安定させたいという、こういった「焦り」がそのまま表れている気がします。
もし、そうであれば、アルバムに関する、スペシャル個別握手会の完売状況や店頭販売CDの予約状況は、昨年末には趨勢が判明していたので、11th選抜のメンバー選考に色濃く反映されている可能性があります。
つまり、11枚目シングルは、「レスキュー」的意味合いを持っていて、個別握手会での売り上げを伸ばすという点をとくに重視した選抜陣容になるかもしれない。
ということで、私の予想も、本意ではないけど(笑)、「握手会第一主義」に沿って進めていきたいと思います。
まずは、10枚目個別の最新完売状況から、握手会人気による各メンバーの順位を見てみましょう。
(表4) 10枚目「何度目の青空?」個別握手会第21次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数) メンバー名
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は「兼任」
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
# 「推定売り上げ枚数」は、万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
[01] 35部/35部 (100%, 2.4万枚) 白石麻衣 西野七瀬 松村沙友理 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣 若月佑美
[08] 30部/30部 (100%, 2.0万枚) 生田絵梨花 桜井玲香 衛藤美彩
[11] 12部/35部 (34%, 1.8万枚) 高山一実
[12] 07部/33部 (21%, 1.5万枚) 伊藤万理華
[13] 10部/26部 (38%, 1.4万枚) 星野みなみ
[14] 05部/31部 (16%, 1.3万枚) 齋藤飛鳥 永島聖羅
[16] 03部/33部 (09%, 1.3万枚) 堀未央奈
[17] 04部/31部 (13%, 1.3万枚) 中田花奈
[18] 04部/29部 (14%, 1.2万枚) 生駒里奈
[19] 02部/31部 (06%, 1.1万枚) 井上小百合
[20] 04部/25部 (16%, 1.1万枚) 中元日芽香
[21] 03部/26部 (12%, 1.0万枚) 斉藤優里
[22] 02部/26部 (08%, 1.0万枚) 北野日奈子
[23] 06部/19部 (32%, 1.0万枚) 新内眞衣
[24] 03部/19部 (16%, 0.8万枚) 川後陽菜
[25] 05部/14部 (36%, 0.7万枚) 樋口日奈
[26] 01部/19部 (05%, 0.7万枚) 畠中清羅 相楽伊織
[28] 02部/12部 (17%, 0.5万枚) 能條愛未
[29] 03部/10部 (30%, 0.5万枚) 渡辺みり愛
[30] 01部/12部 (08%, 0.5万枚) 川村真洋 伊藤かりん 山崎怜奈
[33] 00部/12部 (00%, 0.4万枚) 伊藤純奈
[34] 05部/05部 (100%, 0.3万枚) 松井玲奈*
[35] 00部/10部 (00%, 0.3万枚) 斎藤ちはる
[36] 01部/07部 (14%, 0.3万枚) 和田まあや 寺田蘭世 佐々木琴子
[39] 00部/05部 (00%, 0.2万枚) 鈴木絢音
11枚目シングル一番の使命が「レスキュー」あれば、2チーム制や選抜に入らない特別ユニットといった冒険的な試みは、まず行なわれないでしょう。
従って、「1期10」の10人は全員選抜入りすると考えるのが妥当です。
5回連続のセンター経験者であり、AKB48との「兼任」である生駒里奈と、外仕事のテレビバラエティで準レギュラー的ポジションを作りつつある高山一実は、それぞれ「生駒枠」と「高山枠」が設定されていると見ていい(笑)。
とくに、高山さんは、10枚目個別第21次応募終了時点で、35部中12部の完売を出し、「1期10」に次ぐ順位に入っている。
視聴率の高いゴールデンタイムのバラエティに繰り返し呼ばれる上に、握手会人気が上り調子なので、選抜入りしない理由がないですね。
つまり、選抜メンバー12人は自動的に決まってしまいます。
また、松井玲奈の「兼任」解除はアナウンスされていないので、彼女を選抜から外すこともあり得ないと思います。
すると、選抜定員が16枠であれば、13枠は埋まっていることになり、残りたった3枠の争いになってしまいます。
伊藤万理華は、8枚目、9枚目、10枚目のアンダーライブを成功させた最大の功労者であり、パフォーマンスに関しては、乃木坂トップレベルの実力を持っています。
(表4)で12位に入っているように、11枚目では、握手会人気にも確かな手応えが出てきて、4回連続アンダーはいくらなんでも考えられない。
まりっかが3枠に入る可能性は極めて高いんじゃないでしょうか。
さらに、13位の星野みなみの選抜入りも、希望も込めて、堅いと言いたくなります(笑)。
次の表は、9枚目から売り上げ枚数を伸ばした順位ですが、なんと星野みなみが断然のトップで、全メンバー中、10枚目で握手会人気を一番伸ばしたのは、みなみなんですね。
(表5) 10枚目個別握手会第21次応募終了時点と9枚目個別握手会第21次応募終了時点の推定売り上げ枚数の差による順位表
凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名
#「完売部数の伸び」は10枚目21次後の完売部数から9枚目21次後のそれを引いたもの。
#「担当部数の伸び」は10枚目21次後の担当部数から9枚目21次後のそれを引いたもの。
#「推定売り上げ枚数の伸び」は10枚目21次後の推定売り上げ枚数から9枚目21次後のそれを引いたもの。この枚数差によって順位が付けられている。
#「1期10」と松井玲奈は順位表に入れていない。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
#「2期」はメンバー名をオレンジで色分けしている。
# 「推定売り上げ枚数の伸び」は、千枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「-2部」は2部減少したことを示す。
# 9枚目シングルのタイトルは「夏のFree&Easy」
[01] 8部/6部 (6.9千枚) 星野みなみ
[02] 6部/5部 (5.6千枚) 高山一実
[03] 1部/11部 (4.8千枚) 伊藤万理華
[04] -1部/15部 (4.5千枚) 相楽伊織
[05] 5部/2部 (4.0千枚) 樋口日奈
[06] 4部/4部 (4.0千枚) 新内眞衣
[07] 2部/5部 (3.7千枚) 齋藤飛鳥
[08] -1部/10部 (3.3千枚) 永島聖羅
[09] 2部/3部 (3.2千枚) 中田花奈
[10] 2部/3部 (3.0千枚) 中元日芽香
[11] 2部/2部 (2.8千枚) 斉藤優里
[12] 2部/3部 (2.8千枚) 川後陽菜
[13] 0部/5部 (2.5千枚) 井上小百合
[14] 0部/5部 (2.3千枚) 北野日奈子
[15] 0部/4部 (1.8千枚) 畠中清羅
[16] 2部/1部 (1.7千枚) 渡辺みり愛
[17] 1部/2部 (1.7千枚) 川村真洋 伊藤かりん 山崎怜奈
[20] 0部/4部 (1.5千枚) 斎藤ちはる
[21] 0部/2部 (1.1千枚) 伊藤純奈
[22] 0部/0部 (0.9千枚) 生駒里奈
[23] -2部/3部 (0.6千枚) 堀未央奈
[24] 1部/-3部 (0.1千枚) 佐々木琴子
[25] 0部/-1部 (0.0千枚) 能條愛未
[26] 1部/-5部 (-0.5千枚) 和田まあや
[27] 0部/-3部 (-0.7千枚) 寺田蘭世
[28] 0部/-5部 (-1.2千枚) 鈴木絢音
さらに、星野みなみは、アルバム「大撮影会」の応募でも、「1期10」以外で唯一完売を出しており、勢いを見せています。
(表6) 1stアルバム「透明な色」の「大撮影会」第3次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率) メンバー名
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# 完売部数が1部以上のメンバーのみを対象に順位付けしている。星野みなみだけが「1期20」で、残りの6人は「1期10」。
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
[1] 5部/5部 (100%) 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未 生田絵梨花
[5] 3部/5部 (60%) 秋元真夏
[6] 2部/5部 (40%) 深川麻衣
[7] 1部/3部 (33%) 星野みなみ
私は、星野みなみのファンなので、みなみの数字に関しては、主観が入ってぬか喜びしないよう(笑)、むしろ厳しく評価する傾向があるけど、今回は文句なしでしょう。
何と言っても、トップですからね、伸びが(笑)。
少なくとも、握手会人気という点では、残り3枠に入るに十分な成績じゃないでしょうか。
星野みなみと枠争いになるとすれば、14位の齋藤飛鳥と永島聖羅の名前が挙がります。
とくに、齋藤飛鳥は、人気ファッション雑誌『CUTiE』の2月号表紙に大抜擢され、レギュラー出演するNHK『Rの法則』でも、存在感を見せ始めて、明らかに、今波に乗っている。
11th選抜が松井玲奈を入れた16枠、つまり乃木坂メンバーが15枠を争う展開であれば、星野みなみと齋藤飛鳥のどちらを選抜入りさせるかは、運営がもっとも頭を悩ませる点になる気がします。
握手会成績だけであれば、みなみが一歩リードしているけど、外仕事という面では、あしゅの活躍は目覚ましいものがある。
まあ、ここまで来ると、考え方次第です。
後で17枠、18枠のケースを検討しますが、11th選抜で本当に枠が増えていて、みなみとあしゅの両方が入っていたら、運営が二人のどちらを選ぶか、決断出来なかった末の方針変更じゃないかとすら考えたくなります(笑)。
さて、まりっかとみなみが3枠に入ると、あと1枠です。
二期生が一人も選抜入りしないとは考えにくいので、この枠は二期生枠と見なしていいでしょう。
そして、誰が入るのか、鍵になるのは、堀未央奈の動向です。
7th選抜でセンターに大抜擢されたとき、乃木坂運営が「みなさんで育ててあげて下さい」と手紙を書いたほど期待を寄せているメンバーなので、余程のことがない限り、アンダーにはしないと思います。
しかし、11枚目個別握手会のCDセールスを大きく伸ばすという観点に立つと、(表5)において、23位、二期生中では8番目の堀未央奈ではなく、6位、二期生2番目の新内眞衣に目が行きます。
4位の相楽伊織は、担当が4部から19部へ15部増えた一方、完売は2部から1部に減っていて、シミュレーションでは二期生トップの伸びだけど、計算精度にやや不安がある。
一方、新内眞衣は、担当15部から19部へ4部増える中、完売を2部から6部と4部増やしていて、間違いなく、握手会人気を上げています。
堀未央奈は、10枚目個別で33部中3部完売で、選考会議でやや物足りないという声が上がるかもしれない。
そして、新内眞衣を選抜入りさせれば、さらに人気を伸ばすのではないかという意見はかなり説得力がある。
センター経験者であり、7枚目で運営が大抜擢した堀未央奈をアンダーにする可能性は低いと思うけど、握手会で明らかにセールスを伸ばし始めている新内眞衣は、二期生枠を巡る争いでは、大きなポイントになると思います。
ということで、まとめると、16枠であれば、11th選抜のメンバー予想は次のようになります。
1期10:白石麻衣、生田絵梨花、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理、秋元真夏、桜井玲香、若月佑美、衛藤美彩
兼任枠:松井玲奈
生駒枠:生駒里奈
高山枠:高山一実
1期20:伊藤万理華、星野みなみ
2期枠:堀未央奈
しかし、上で述べたように、選抜入りさせないのはあまりに勿体ないということで、17枠の場合は、最後の2行を、
1期20:伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥
2期枠:堀未央奈
18枠であれば、
1期20:伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥
2期枠:堀未央奈、新内眞衣
としておきます。
アルバムDISC2収録の「なぞの落書き」は、みなみ、あしゅ、みおなによるユニットですが、このトライアングルを運営が次世乃木坂の中核として意識しているならば、17枠、18枠にしてでも3人全員を入れる可能性はあると思います。
次にセンターを考えてみます。
7th選抜における堀未央奈の大抜擢のように、センター人事は、運営の気持ち次第なので、当てようがないんですが、一応、予想的なものは書いておこうかと(笑)。
まず、生田絵梨花続投の可能性は低い気がします。
フジテレビ「残念な夫。」へのレギュラー出演があり、連続ドラマは負担が大きいので、センターと両立は難しい部分がある。
また、高校から大学への進学となると、4月以降の学業予定が現時点では分からない上に、新曲キャンペーンが本格化する3月4月に絶対休めない行事が出てきて、これも少なからぬ問題になる。
さらに、10th選抜は、「ガールズルール」の6th選抜と並んで、乃木坂史上もっとも長い「在任期間」を記録しています。
(表7) 歴代選抜の在任期間
凡例
シングル番号による選抜名 在任期間 : 選抜発表日 ~ 次選抜の発表日
# 選抜発表日は、「乃木坂って、どこ?」で放送された時刻を日曜深夜と見なして、その日曜の日付としている
# 先行発表のあった「ガールズルール」6th選抜も、「乃木どこ?」での放送日を発表日とした
01枚目選抜 10週 : 2012/01/08 ~ 03/18
02枚目選抜 13週 : 03/18 ~ 06/17
03枚目選抜 16週 : 06/17 ~ 10/07
04枚目選抜 13週 : 10/07 ~ 2013/01/06
05枚目選抜 15週 : 01/06 ~ 04/21
06枚目選抜 24週 : 04/21 ~ 10/06
07枚目選抜 16週 : 10/06 ~ 2014/01/26
08枚目選抜 15週 : 01/26 ~ 05/11
09枚目選抜 12週 : 05/11 ~ 08/03
10枚目選抜 24週 : 08/03 ~ 2015/01/18
(参考記事)
9th選抜の「在任期間」はデビューシングルに次ぐ歴代2番目の短さ、新選抜「予想」の理想と現実 [29Jul14]
6枚目以降、乃木坂の運営は、センターというポジションを、良質なパフォーマンスを見せるための「要」ではなく、そのメンバーの握手会人気を上げるための手段と考えている節があって、固定することを避ける傾向がある。
10th選抜の24週が、生田絵梨花を重点的にプロモーションする長い期間だったとすれば、次は別のメンバーを抜擢して、宣伝するという選択をするでしょう。
こういった運営の「センター観」を考えても、いくちゃん続投はないんじゃないかという気がしています。
では、誰かということですが、11枚目のCDセールスを盤石にするという発想であれば、白石麻衣か西野七瀬の再登板が考えられます。
二人の個別握手会はすでに飽和状態で、11枚目で担当部数を8日40部にでも増やさない限り(笑)、その部分での伸びは期待出来ません。
しかし、全国握手会でも人気のあるメンバーで、第2次まいやん内閣、あるいは第3次ななせまる政権によって(笑)、全国握手会へより多くの人を呼び込んで、巻き込み効果で、初回限定盤セールスを大きく伸ばすという発想はあってもおかしくない。
その場合は、白石もしくは西野の再センターと、全国握手会の日数増加がセットになるかもしれません。
ただ、(表7)のように、白石さんは6th選抜で24週、西野さんは8thと9thの選抜で合計27週、センターというポジションについていて、運営がセンターを宣伝手段と考えているならば、さすがに、十分な期間という見方がある。
そこで、個人的に気になるのが、深川麻衣です。
(表8) 8枚目、9枚目、10枚目個別握手会応募において、もっとも早く最高部数を全完売したメンバーのベスト5
凡例
シングル番号 (最高担当部数)
全完売を達成した応募次数:メンバー名
8枚目 (30部)
5次:西野七瀬 秋元真夏
6次:白石麻衣
8次:松村沙友理
9次:橋本奈々未 深川麻衣
# 橋本奈々未と深川麻衣は、最終次まで29部完売だったが、おそらく完売表の公開手順によって表記されなかっただけで、9次で全完売の可能性が高い
9枚目 (30部)
6次:白石麻衣 西野七瀬
7次:秋元真夏
8次:橋本奈々未 深川麻衣
10枚目 (35部)
7次:西野七瀬
8次:白石麻衣 橋本奈々未 深川麻衣
11次:秋元真夏
深川麻衣は、握手会人気の面で、西野、白石というツートップの次に位置していて、すでに橋本奈々未と「同格」と言っていい。
12月13日(土)にスカパーで生中継された『乃木坂46 Merry X'mas Show 2014』で、SPEEDの「White Love」を歌うステージがありましたが、生田、白石、西野の次に、深川さんがソロパートを貰っていて、運営の彼女に対する評価がかなり高いことを窺わせました。
この時、私は、ほぼ初めて、深川麻衣の生歌を聴きました。
最初は緊張で声が出ていなかったけど、途中から出せるようになり、音も割とよく取れていて、ちょっと感心しました。
有明コロシアムレベルの大箱での生歌は、経験がほとんどないと思うけど、あれだけ歌えるのであれば、かなりの歌唱力を持っている可能性がある。
しかも、深川さんのダンスはキレがあって、結構、観ていて気持ちの良い踊りを見せてくれる印象があります。
橋本奈々未は、昨年、入院した経緯があり、運営も健康面を考えると、あまり負荷をかけたくない筈で、そうなると深川麻衣の名前がクローズアップされても全然不思議ではない。
アルバムを見ても、ソロや少人数ユニットへの参加など、楽曲面でのフィーチャーがまだ乏しいので、いきなりのセンターにはやや疑問符が付くけど、握手会人気と歌ダンスの実力を考えると、フロントに出てくる可能性は極めて高いのではないかと思っています。
例えば、5人フロントであれば、松井玲奈、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣といった陣容ですね。
選抜メンバーの予想は、握手会人気を根拠に探るしかないのだけど、運営がそれを敢えて無視する部分にこそ、多くのファンがインパクトを受けるので、目玉となる「サプライズ人事」は理屈上当てられない仕組みになっていると思う(笑)。
まあ、当たる当たらないはともかく、選抜が発表されるまで、ああでもないこうでもないと話し合って盛り上がれば、11th選抜がスムーズに船出する助けにはなるかもしれません。
ただ、パフォーマンスによる実力選抜を組まない限り、選抜発表が、とくに未来を感じさせない、ただ重苦しいだけの残酷な人事ゲームであることは、微塵も変わらないわけで、そろそろ運営そのものを入れ替えた方が良いんじゃないかという気になります(笑)。
注目の乃木坂メンバー出演予定番組
明日水曜夜!
1月14日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』
生田絵梨花が出演する連続ドラマがスタートです。上記初回にいくちゃん登場シーンがあるかどうかは分かりません。
『残念な夫。』の公式サイト
次の日曜深夜
1月18日(日) 24 : 10 ~ NHKG『MUSIC JAPAN』
乃木坂46が出演。「僕がいる場所」を披露する予定。
『MUSIC JAPAN』の公式サイト
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