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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

11th選抜メンバー予想、深川1列目、万理華濃厚、枠数増なら「みなみおな+あしゅ」と新内眞衣 [13Jan15]

2015-01-13 20:00:00 | 芸能
1月18日(日)24:30から放送されるテレビ東京『乃木坂って、どこ?』で、いよいよ11th選抜の発表が行なわれます。

今日は、誰が選抜に入るのかを中心に、あれこれ考えてみたいと思います。


新選抜を次回『乃木どこ?』で発表という予告を見た時、正直、驚きました。

というのは、1月18日(日)深夜は、11枚目を始めるには、あまり良いタイミングとは思えないんですね。

次の表は、これから1月末までに予定されている、CD特典イベントの応募日程です。

(表1) 1stアルバム「透明な色」と10枚目「何度目の青空か?」の特典への応募スケジュール1月分

「透明な色」の店頭販売CDの特典へ申し込み
1月14日(水)~1月18日(日):第2次応募
1月21日(水)~1月27日(火):第3次応募

「透明な色」と「何度目の青空か?」のforTUNE music 販売CDの特典へ応募
1月15(木)~16(金):Ab個別10次、Ab撮影5次、10th個別23次
1月22(木)~23(金):Ab個別11次、Ab撮影6次、10th個別24次最終
1月29(木)~30(金):Ab個別12次、Ab撮影7次

#「Ab」は1stアルバム、「10th」は10枚目シングル。


『乃木どこ?』で新選抜が発表されると、その週の木曜日か金曜日に、シングル個別握手会の第1回応募が始まるのがいつものパターンです。

つまり、1月18日(日)深夜であれば、1月22日(木)から23日(金)に受付が開始される可能性が高い。

しかし、上表に赤色で示したように、その期間には、アルバムの店頭販売CD特典、スペシャル個別握手会、「大撮影会」、さらに10枚目個別握手会への応募が同時に行なわれます。

ここに11枚目個別握手会への応募が重なるわけで、あまりに申し込みが重複し過ぎている。


また、以下は1月における、乃木坂関連イベントの予定ですが、メンバーの活動という点からも、1月18日(日)深夜の選抜発表は、首をひねりたくなるものがある。

(表2) 乃木坂46の主な活動スケジュール1月分

01月7日(水) Ab「透明な色」発売
01月10日(土) Ab「94年組成人式式典」乃木神社

01月11日(日) 24:00~『乃木坂って、どこ?』で次回11th選抜発表の予告
01月13日(火)~17日(土)「透明な色」のラジオによる全国キャンペーン
01月14日(水) 22 : 00~ 生田絵梨花レギュラー出演のフジテレビ『残念な夫。』スタート

01月18日(日) 10th「個別握手会5」パシフィコ横浜
01月18日(日) 24:10~ NHKG『MUSIC JAPAN』で10th選抜が「僕のいる場所」を披露予定
01月18日(日) 24:30~『乃木坂どこ?』で11th選抜発表
01月21日(水) 若月佑美主演『ヴァンパイア騎士』博品館劇場の初日
01月24日(土) アンダー出演「ニッポン放送 LIVE EXPO TOKYO 2015 ALL LIVE NIPPON VOL.3」代々木第一体育館

01月25日(日) 『ヴァンパイア騎士』の千秋楽
01月27日(火) 店当販売Ab特典への申し込み終了
01月31日(土) 10th「個別握手会6」東京ビッグサイト


「1期10」メンバーであり、11枚目も選抜入りがほぼ確実な若月佑美は、21日(水)から25日(日)まで舞台『ヴァンパイア騎士』に主役で出演するので、1月18日(日)深夜に新選抜が発足しても、シングル関係の仕事は、1週間、何も出来ない状態が続きます。

さらに、テレビ東京で選抜発表が行なわれているとほぼ同時刻に、NHK総合『MUSIC JAPAN』に10th選抜が出演、アルバム収録の新曲「僕がいる場所」のステージが流れる予定になっている。

そして、24日(土)には、おそらく11thアンダーではなく、10thアンダーが代々木第一体育館で大型音楽フェスである『ALL LIVE NIPPON』に出演して、相当数の曲を披露すると思われます。

若月佑美の『ヴァンパイア騎士』が終わり、10th選抜と10thアンダーが二つのステージを披露した後、つまり1月25日(日)以降に選抜を発表した方が、どう考えても、スッキリします。

しかも、1月25日(日)深夜の『乃木どこ?』で発表すれば、その週の木曜から金曜、つまり29日から30日に行なわれるであろう11枚目個別第1回応募は、アルバムの店頭販売CD特典と10枚目個別握手会の応募が終わった後に行なえるので、重複応募を避ける意味でも、適切なスケジュールだと思います。


ところが、色々と無理があるように見える1月18日(日)深夜の発表を、運営はなぜか選択した。

オリコン初動へ流し込むため、CDリリース前に、従来通り9回程度の個別応募を打つとすれば、9週プラス3日の期間が必要で、1月25日(日)深夜に選抜発表する場合、シングル発売は4月1日(水)と予測されます。

まだ表に出ていないけど、AKB48G、あるいは他の人気アーティストのCD発売がこの日に予定されていて、同日発売を避けるために、スケジュールを繰り上げたという見方はあります。

しかし、AKB48Gであれば、そういったやり繰りはお互いで早くから行なっている筈だし、シングルCDの初動で乃木坂に勝てる他のアーティストは、現在ほとんどいないので(笑)、急遽、発売日を変更する原因になるとは思えない。


運営が11th選抜の発表を早めたのだとすれば、もっとも説得力のある理由は、アルバムのCDセールスに関する数字じゃないかと思います。

(表3) 個別握手会第8次終了時点におけるシングルとアルバムの全体完売率

凡例
完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数):シングル又はアルバムのタイトル

#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
# 「推定売り上げ枚数」は、万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
# アルバムの推定枚数は、参加券1枚に対する割り当て時間をシングルと同じに仮定して算出している。続く[括弧]内の枚数は、オリコン初動からサウンドスキャン第1週を引いた特定販売CDの初動売り上げ枚数を、個別握手分と「大撮影会」分の推定比で分割して求めた数字。日程から考えて、第8次応募終了後の売り上げ枚数とほぼ同じであると見なせるが、完売状況からの推定枚数よりやや大きい。計算誤差なのか、第9次応募分が少し入っているためかは分からない。

個別握手会第8次終了時点
297部/759部 (39%, 34.2万枚):8枚目「気づいたら片想い」
257部/781部 (33%, 30.2万枚):9枚目「夏のFree&Easy」
318部/902部 (35%, 37.0万枚):10枚目「何度目の青空か?」
036部/357部 (10%, 05.6万枚 [07.8万枚]):1stアルバム「透明な色」

「大撮影会」第3次応募終了時点
026部/113部 (23%, 02.2万枚 [03.1万枚]):1stアルバム「透明な色」


「透明な色」の個別握手会は、第8次応募終了時点において全体完売率10%で、8枚目、9枚目、10枚目の個別同次後と比べると、完売率は3分の1以下です。

完売率が低いのは、暇なレーンを多数設置しなければならないという意味で、収支が厳しくなるのは当たり前です。

発売直前で完売率10%というのは、シングルでは見たことのない低い数字で、日数と総部数を縮小して完売率を上げ、売り上げ高ではなく、収支を好転させた方が賢明だと思うのですが、何か読み違いがあったんでしょうか。


「透明な色」のサウンドスキャン第1週は11万2千枚だったので、個別握手会と「大撮影会」を併せた初動算入分は、おそらく10万9千枚ほどで、これが第8次応募終了後の特定販売分にほぼ等しいと思われます。

上表のアルバム個別握手会における7万8千枚は、握手会分と「大撮影会」分の比を推定することで、この10万9千枚を分割して求めた数字です。

完売表からは5万6千枚、オリコンとサウンドスキャンの初動からは7万8千枚と推定されるということですが、どちらにしても「何度目の青空か?」個別同次後の4分の1に届かないレベルに留まっています。


アルバムTypeCは、シングル通常盤の3倍近い値段であり、単純な比較は出来ないけど、シングルの3分の1を越える枚数売らないと、売り上げ高がトントンにならないのは事実です。

また、アルバムは個別握手会3日で、6~7日であるシングルの半分だけど、遠征費と輸送費のかさむ京都と名古屋が入っている上に、「スペシャル握手会」ということで、メンバーが歴代シングルの衣装を着るそうで、そういった「スペシャル感」を演出するための特別出費は小さくないと思います。

加えて、100名を招待するツーショット撮影会の費用も、個別の売り上げから捻出する必要があって、大きな追加負担になる。

従って、個別握手会と付随イベントを開催する費用が、シングルの半分以下に収まるとは思えず、低い完売率からも、収支が期待ほど良くなかったとしても不思議ではない。

とくに、アルバム個別第8次応募は、昨年のクリスマス、CD発売の2週間前に行なわれたのに、新たに完売を出したのが橋本奈々未1人の1部積み上げだけで、今後、完売部数がかんがん伸びていくような雰囲気は、残念ながら、あまり感じられません。


一方、アルバムの店頭販売CD全種類の第1週売り上げ合計である10万9千枚は、10枚目シングルの11万7千枚とほぼ同じ水準です。

内訳を見ると、税抜き5千5百円のTypeAが7万3千枚売れているので、シングルより、明らかに売り上げ高は大きいけど、たくさんの特典を付けている上、CDショップチェーンや東京メトロを巻き込んで、大々的な広告を打っていて、それらに掛かる費用を考えると、十分なレベルの枚数とは言い難い気がします。

例えば、E-girlsが1月1日(木)に発売したアルバム「E.G. TIME」は、8千円以上する初回限定盤が9万5千枚、店頭販売CD全種類合計では15万枚以上売れています。

付いている特典の多さを考えると、「透明な色」店頭販売CDの収支が、他と比べて良好であるとは、ちょっと思えない面がある。


1月8日(木)、乃木坂公式サイトに、「10福神イベント」は10福神メンバー限定のイベントではないという、不思議な「お知らせ」が載りました。

確かに、個別握手会と「大撮影会」の応募において、10福神以外で完売を出しているのは、今のところ、星野みなみだけで、そもそも10福神ですら、まだ完売のないメンバーがいます。

運営は、10福神限定イベントとの誤解が広まって、その結果、それ以外のメンバーのファンが応募を渋っているのではないかと、心配になったのかもしれません。

こういった「お知らせ」をわざわざ出すのは、大規模、多種類の特典を組み、派手な宣伝を仕掛けたのに、売り上げを示す数字の伸びが重たく、乃木坂運営が、どこかで「焦り」を感じているからじゃないかと、疑いたくなります。

10枚目シングルの個別応募、10th体制によるライブ、さらには若月佑美の主演舞台に区切りが付く前、11th選抜の発表を行なうという、やや強引な進め方には、次のシングルを出して、早く収支を安定させたいという、こういった「焦り」がそのまま表れている気がします。


もし、そうであれば、アルバムに関する、スペシャル個別握手会の完売状況や店頭販売CDの予約状況は、昨年末には趨勢が判明していたので、11th選抜のメンバー選考に色濃く反映されている可能性があります。

つまり、11枚目シングルは、「レスキュー」的意味合いを持っていて、個別握手会での売り上げを伸ばすという点をとくに重視した選抜陣容になるかもしれない。

ということで、私の予想も、本意ではないけど(笑)、「握手会第一主義」に沿って進めていきたいと思います。


まずは、10枚目個別の最新完売状況から、握手会人気による各メンバーの順位を見てみましょう。

(表4) 10枚目「何度目の青空?」個別握手会第21次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数) メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は「兼任」
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。
# 「推定売り上げ枚数」は、万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。

[01] 35部/35部 (100%, 2.4万枚) 白石麻衣 西野七瀬 松村沙友理 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣 若月佑美
[08] 30部/30部 (100%, 2.0万枚) 生田絵梨花 桜井玲香 衛藤美彩
[11] 12部/35部 (34%, 1.8万枚) 高山一実
[12] 07部/33部 (21%, 1.5万枚) 伊藤万理華
[13] 10部/26部 (38%, 1.4万枚) 星野みなみ
[14] 05部/31部 (16%, 1.3万枚) 齋藤飛鳥 永島聖羅
[16] 03部/33部 (09%, 1.3万枚) 堀未央奈
[17] 04部/31部 (13%, 1.3万枚) 中田花奈
[18] 04部/29部 (14%, 1.2万枚) 生駒里奈
[19] 02部/31部 (06%, 1.1万枚) 井上小百合
[20] 04部/25部 (16%, 1.1万枚) 中元日芽香
[21] 03部/26部 (12%, 1.0万枚) 斉藤優里
[22] 02部/26部 (08%, 1.0万枚) 北野日奈子
[23] 06部/19部 (32%, 1.0万枚) 新内眞衣
[24] 03部/19部 (16%, 0.8万枚) 川後陽菜
[25] 05部/14部 (36%, 0.7万枚) 樋口日奈
[26] 01部/19部 (05%, 0.7万枚) 畠中清羅 相楽伊織
[28] 02部/12部 (17%, 0.5万枚) 能條愛未
[29] 03部/10部 (30%, 0.5万枚) 渡辺みり愛
[30] 01部/12部 (08%, 0.5万枚) 川村真洋 伊藤かりん 山崎怜奈
[33] 00部/12部 (00%, 0.4万枚) 伊藤純奈
[34] 05部/05部 (100%, 0.3万枚) 松井玲奈*
[35] 00部/10部 (00%, 0.3万枚) 斎藤ちはる
[36] 01部/07部 (14%, 0.3万枚) 和田まあや 寺田蘭世 佐々木琴子
[39] 00部/05部 (00%, 0.2万枚) 鈴木絢音


11枚目シングル一番の使命が「レスキュー」あれば、2チーム制や選抜に入らない特別ユニットといった冒険的な試みは、まず行なわれないでしょう。

従って、「1期10」の10人は全員選抜入りすると考えるのが妥当です。

5回連続のセンター経験者であり、AKB48との「兼任」である生駒里奈と、外仕事のテレビバラエティで準レギュラー的ポジションを作りつつある高山一実は、それぞれ「生駒枠」と「高山枠」が設定されていると見ていい(笑)。


とくに、高山さんは、10枚目個別第21次応募終了時点で、35部中12部の完売を出し、「1期10」に次ぐ順位に入っている。

視聴率の高いゴールデンタイムのバラエティに繰り返し呼ばれる上に、握手会人気が上り調子なので、選抜入りしない理由がないですね。

つまり、選抜メンバー12人は自動的に決まってしまいます。

また、松井玲奈の「兼任」解除はアナウンスされていないので、彼女を選抜から外すこともあり得ないと思います。

すると、選抜定員が16枠であれば、13枠は埋まっていることになり、残りたった3枠の争いになってしまいます。


伊藤万理華は、8枚目、9枚目、10枚目のアンダーライブを成功させた最大の功労者であり、パフォーマンスに関しては、乃木坂トップレベルの実力を持っています。

(表4)で12位に入っているように、11枚目では、握手会人気にも確かな手応えが出てきて、4回連続アンダーはいくらなんでも考えられない。

まりっかが3枠に入る可能性は極めて高いんじゃないでしょうか。


さらに、13位の星野みなみの選抜入りも、希望も込めて、堅いと言いたくなります(笑)。

次の表は、9枚目から売り上げ枚数を伸ばした順位ですが、なんと星野みなみが断然のトップで、全メンバー中、10枚目で握手会人気を一番伸ばしたのは、みなみなんですね。

(表5) 10枚目個別握手会第21次応募終了時点と9枚目個別握手会第21次応募終了時点の推定売り上げ枚数の差による順位表

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名

#「完売部数の伸び」は10枚目21次後の完売部数から9枚目21次後のそれを引いたもの。
#「担当部数の伸び」は10枚目21次後の担当部数から9枚目21次後のそれを引いたもの。
#「推定売り上げ枚数の伸び」は10枚目21次後の推定売り上げ枚数から9枚目21次後のそれを引いたもの。この枚数差によって順位が付けられている。
#「1期10」と松井玲奈は順位表に入れていない。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
#「2期」はメンバー名をオレンジで色分けしている。
# 「推定売り上げ枚数の伸び」は、千枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「-2部」は2部減少したことを示す。
# 9枚目シングルのタイトルは「夏のFree&Easy」

[01] 8部/6部 (6.9千枚) 星野みなみ
[02] 6部/5部 (5.6千枚) 高山一実
[03] 1部/11部 (4.8千枚) 伊藤万理華
[04] -1部/15部 (4.5千枚) 相楽伊織
[05] 5部/2部 (4.0千枚) 樋口日奈
[06] 4部/4部 (4.0千枚) 新内眞衣
[07] 2部/5部 (3.7千枚) 齋藤飛鳥
[08] -1部/10部 (3.3千枚) 永島聖羅
[09] 2部/3部 (3.2千枚) 中田花奈
[10] 2部/3部 (3.0千枚) 中元日芽香
[11] 2部/2部 (2.8千枚) 斉藤優里
[12] 2部/3部 (2.8千枚) 川後陽菜
[13] 0部/5部 (2.5千枚) 井上小百合
[14] 0部/5部 (2.3千枚) 北野日奈子
[15] 0部/4部 (1.8千枚) 畠中清羅
[16] 2部/1部 (1.7千枚) 渡辺みり愛
[17] 1部/2部 (1.7千枚) 川村真洋 伊藤かりん 山崎怜奈
[20] 0部/4部 (1.5千枚) 斎藤ちはる
[21] 0部/2部 (1.1千枚) 伊藤純奈
[22] 0部/0部 (0.9千枚) 生駒里奈
[23] -2部/3部 (0.6千枚) 堀未央奈
[24] 1部/-3部 (0.1千枚) 佐々木琴子
[25] 0部/-1部 (0.0千枚) 能條愛未
[26] 1部/-5部 (-0.5千枚) 和田まあや
[27] 0部/-3部 (-0.7千枚) 寺田蘭世
[28] 0部/-5部 (-1.2千枚) 鈴木絢音


さらに、星野みなみは、アルバム「大撮影会」の応募でも、「1期10」以外で唯一完売を出しており、勢いを見せています。

(表6) 1stアルバム「透明な色」の「大撮影会」第3次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率) メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# 完売部数が1部以上のメンバーのみを対象に順位付けしている。星野みなみだけが「1期20」で、残りの6人は「1期10」。
#「完売率」はパーセント(%)表示で、小数点以下1桁目を四捨五入。

[1] 5部/5部 (100%) 白石麻衣 西野七瀬 橋本奈々未 生田絵梨花
[5] 3部/5部 (60%) 秋元真夏
[6] 2部/5部 (40%) 深川麻衣
[7] 1部/3部 (33%) 星野みなみ


私は、星野みなみのファンなので、みなみの数字に関しては、主観が入ってぬか喜びしないよう(笑)、むしろ厳しく評価する傾向があるけど、今回は文句なしでしょう。

何と言っても、トップですからね、伸びが(笑)。

少なくとも、握手会人気という点では、残り3枠に入るに十分な成績じゃないでしょうか。


星野みなみと枠争いになるとすれば、14位の齋藤飛鳥と永島聖羅の名前が挙がります。

とくに、齋藤飛鳥は、人気ファッション雑誌『CUTiE』の2月号表紙に大抜擢され、レギュラー出演するNHK『Rの法則』でも、存在感を見せ始めて、明らかに、今波に乗っている。

11th選抜が松井玲奈を入れた16枠、つまり乃木坂メンバーが15枠を争う展開であれば、星野みなみと齋藤飛鳥のどちらを選抜入りさせるかは、運営がもっとも頭を悩ませる点になる気がします。

握手会成績だけであれば、みなみが一歩リードしているけど、外仕事という面では、あしゅの活躍は目覚ましいものがある。

まあ、ここまで来ると、考え方次第です。

後で17枠、18枠のケースを検討しますが、11th選抜で本当に枠が増えていて、みなみとあしゅの両方が入っていたら、運営が二人のどちらを選ぶか、決断出来なかった末の方針変更じゃないかとすら考えたくなります(笑)。


さて、まりっかとみなみが3枠に入ると、あと1枠です。

二期生が一人も選抜入りしないとは考えにくいので、この枠は二期生枠と見なしていいでしょう。

そして、誰が入るのか、鍵になるのは、堀未央奈の動向です。

7th選抜でセンターに大抜擢されたとき、乃木坂運営が「みなさんで育ててあげて下さい」と手紙を書いたほど期待を寄せているメンバーなので、余程のことがない限り、アンダーにはしないと思います。


しかし、11枚目個別握手会のCDセールスを大きく伸ばすという観点に立つと、(表5)において、23位、二期生中では8番目の堀未央奈ではなく、6位、二期生2番目の新内眞衣に目が行きます。

4位の相楽伊織は、担当が4部から19部へ15部増えた一方、完売は2部から1部に減っていて、シミュレーションでは二期生トップの伸びだけど、計算精度にやや不安がある。

一方、新内眞衣は、担当15部から19部へ4部増える中、完売を2部から6部と4部増やしていて、間違いなく、握手会人気を上げています。


堀未央奈は、10枚目個別で33部中3部完売で、選考会議でやや物足りないという声が上がるかもしれない。

そして、新内眞衣を選抜入りさせれば、さらに人気を伸ばすのではないかという意見はかなり説得力がある。

センター経験者であり、7枚目で運営が大抜擢した堀未央奈をアンダーにする可能性は低いと思うけど、握手会で明らかにセールスを伸ばし始めている新内眞衣は、二期生枠を巡る争いでは、大きなポイントになると思います。


ということで、まとめると、16枠であれば、11th選抜のメンバー予想は次のようになります。

1期10:白石麻衣、生田絵梨花、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理、秋元真夏、桜井玲香、若月佑美、衛藤美彩
兼任枠:松井玲奈
生駒枠:生駒里奈
高山枠:高山一実
1期20:伊藤万理華、星野みなみ
2期枠:堀未央奈

しかし、上で述べたように、選抜入りさせないのはあまりに勿体ないということで、17枠の場合は、最後の2行を、

1期20:伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥
2期枠:堀未央奈

18枠であれば、

1期20:伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥
2期枠:堀未央奈、新内眞衣

としておきます。

アルバムDISC2収録の「なぞの落書き」は、みなみ、あしゅ、みおなによるユニットですが、このトライアングルを運営が次世乃木坂の中核として意識しているならば、17枠、18枠にしてでも3人全員を入れる可能性はあると思います。


次にセンターを考えてみます。

7th選抜における堀未央奈の大抜擢のように、センター人事は、運営の気持ち次第なので、当てようがないんですが、一応、予想的なものは書いておこうかと(笑)。

まず、生田絵梨花続投の可能性は低い気がします。

フジテレビ「残念な夫。」へのレギュラー出演があり、連続ドラマは負担が大きいので、センターと両立は難しい部分がある。

また、高校から大学への進学となると、4月以降の学業予定が現時点では分からない上に、新曲キャンペーンが本格化する3月4月に絶対休めない行事が出てきて、これも少なからぬ問題になる。


さらに、10th選抜は、「ガールズルール」の6th選抜と並んで、乃木坂史上もっとも長い「在任期間」を記録しています。

(表7) 歴代選抜の在任期間

凡例
シングル番号による選抜名 在任期間 : 選抜発表日 ~ 次選抜の発表日

# 選抜発表日は、「乃木坂って、どこ?」で放送された時刻を日曜深夜と見なして、その日曜の日付としている
# 先行発表のあった「ガールズルール」6th選抜も、「乃木どこ?」での放送日を発表日とした

01枚目選抜 10週 : 2012/01/08 ~ 03/18
02枚目選抜 13週 : 03/18 ~ 06/17
03枚目選抜 16週 : 06/17 ~ 10/07
04枚目選抜 13週 : 10/07 ~ 2013/01/06
05枚目選抜 15週 : 01/06 ~ 04/21
06枚目選抜 24週 : 04/21 ~ 10/06
07枚目選抜 16週 : 10/06 ~ 2014/01/26
08枚目選抜 15週 : 01/26 ~ 05/11
09枚目選抜 12週 : 05/11 ~ 08/03
10枚目選抜 24週 : 08/03 ~ 2015/01/18

(参考記事)
9th選抜の「在任期間」はデビューシングルに次ぐ歴代2番目の短さ、新選抜「予想」の理想と現実 [29Jul14]


6枚目以降、乃木坂の運営は、センターというポジションを、良質なパフォーマンスを見せるための「要」ではなく、そのメンバーの握手会人気を上げるための手段と考えている節があって、固定することを避ける傾向がある。

10th選抜の24週が、生田絵梨花を重点的にプロモーションする長い期間だったとすれば、次は別のメンバーを抜擢して、宣伝するという選択をするでしょう。

こういった運営の「センター観」を考えても、いくちゃん続投はないんじゃないかという気がしています。


では、誰かということですが、11枚目のCDセールスを盤石にするという発想であれば、白石麻衣か西野七瀬の再登板が考えられます。

二人の個別握手会はすでに飽和状態で、11枚目で担当部数を8日40部にでも増やさない限り(笑)、その部分での伸びは期待出来ません。

しかし、全国握手会でも人気のあるメンバーで、第2次まいやん内閣、あるいは第3次ななせまる政権によって(笑)、全国握手会へより多くの人を呼び込んで、巻き込み効果で、初回限定盤セールスを大きく伸ばすという発想はあってもおかしくない。

その場合は、白石もしくは西野の再センターと、全国握手会の日数増加がセットになるかもしれません。


ただ、(表7)のように、白石さんは6th選抜で24週、西野さんは8thと9thの選抜で合計27週、センターというポジションについていて、運営がセンターを宣伝手段と考えているならば、さすがに、十分な期間という見方がある。

そこで、個人的に気になるのが、深川麻衣です。

(表8) 8枚目、9枚目、10枚目個別握手会応募において、もっとも早く最高部数を全完売したメンバーのベスト5

凡例
シングル番号 (最高担当部数)
全完売を達成した応募次数:メンバー名

8枚目 (30部)
5次:西野七瀬 秋元真夏
6次:白石麻衣
8次:松村沙友理
9次:橋本奈々未 深川麻衣

# 橋本奈々未と深川麻衣は、最終次まで29部完売だったが、おそらく完売表の公開手順によって表記されなかっただけで、9次で全完売の可能性が高い

9枚目 (30部)
6次:白石麻衣 西野七瀬
7次:秋元真夏
8次:橋本奈々未 深川麻衣

10枚目 (35部)
7次:西野七瀬
8次:白石麻衣 橋本奈々未 深川麻衣
11次:秋元真夏


深川麻衣は、握手会人気の面で、西野、白石というツートップの次に位置していて、すでに橋本奈々未と「同格」と言っていい。

12月13日(土)にスカパーで生中継された『乃木坂46 Merry X'mas Show 2014』で、SPEEDの「White Love」を歌うステージがありましたが、生田、白石、西野の次に、深川さんがソロパートを貰っていて、運営の彼女に対する評価がかなり高いことを窺わせました。

この時、私は、ほぼ初めて、深川麻衣の生歌を聴きました。

最初は緊張で声が出ていなかったけど、途中から出せるようになり、音も割とよく取れていて、ちょっと感心しました。

有明コロシアムレベルの大箱での生歌は、経験がほとんどないと思うけど、あれだけ歌えるのであれば、かなりの歌唱力を持っている可能性がある。

しかも、深川さんのダンスはキレがあって、結構、観ていて気持ちの良い踊りを見せてくれる印象があります。


橋本奈々未は、昨年、入院した経緯があり、運営も健康面を考えると、あまり負荷をかけたくない筈で、そうなると深川麻衣の名前がクローズアップされても全然不思議ではない。

アルバムを見ても、ソロや少人数ユニットへの参加など、楽曲面でのフィーチャーがまだ乏しいので、いきなりのセンターにはやや疑問符が付くけど、握手会人気と歌ダンスの実力を考えると、フロントに出てくる可能性は極めて高いのではないかと思っています。

例えば、5人フロントであれば、松井玲奈、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣といった陣容ですね。


選抜メンバーの予想は、握手会人気を根拠に探るしかないのだけど、運営がそれを敢えて無視する部分にこそ、多くのファンがインパクトを受けるので、目玉となる「サプライズ人事」は理屈上当てられない仕組みになっていると思う(笑)。

まあ、当たる当たらないはともかく、選抜が発表されるまで、ああでもないこうでもないと話し合って盛り上がれば、11th選抜がスムーズに船出する助けにはなるかもしれません。

ただ、パフォーマンスによる実力選抜を組まない限り、選抜発表が、とくに未来を感じさせない、ただ重苦しいだけの残酷な人事ゲームであることは、微塵も変わらないわけで、そろそろ運営そのものを入れ替えた方が良いんじゃないかという気になります(笑)。


注目の乃木坂メンバー出演予定番組

明日水曜夜!
1月14日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』
生田絵梨花が出演する連続ドラマがスタートです。上記初回にいくちゃん登場シーンがあるかどうかは分かりません。
『残念な夫。』の公式サイト

次の日曜深夜
1月18日(日) 24 : 10 ~ NHKG『MUSIC JAPAN』
乃木坂46が出演。「僕がいる場所」を披露する予定。
『MUSIC JAPAN』の公式サイト
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(速報) 乃木坂11th選抜の発表は、1月18日(日)深夜『乃木坂って、どこ?』 [12Jan15]

2015-01-12 00:53:46 | 芸能
先ほど放送された1月11日(日)深夜『乃木坂って、どこ?』の予告編で、次回に11th選抜が発表されるとの告知がありました。

このブログでは、1月25日(日)深夜と予想していたのですが、今回も1週外してしまいました(笑)。

1月18日(日)深夜『乃木どこ?』とほぼ同時刻に、NHK総合『MUSIC JAPAN』で10th選抜が「僕がいる場所」を披露する筈で、新旧選抜による異例の2局重複出演です。

あるいは、予定を繰り上げての選抜発表という可能性もあって、11枚目個別の応募がいつ始まるのかは、運営の考え方を測る一つの目安になるでしょう。

というのも、従来のパターンで1月22日(木)~23日(金)に、11枚目個別の第1回応募が行なわれると、10枚目、アルバム、11枚目の3種類個別握手会応募が重なる上に、アルバム店頭販売CD特典への応募も同時進行することになる。

このように、乃木坂史上もっとも過密な応募スケジュールであるにも関わらず、11枚目のプログラムを早々とスタートさせたのであれば、何か重大な理由があるのかもしれない。

11枚目を今後どう展開してくのか、また、選抜陣容はどうなるのか注目されます。


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「僕がいる場所」のダンスは歌詞世界と合わないジェスチャーゲーム、高まる秋元真夏の存在感 [10Jan15]

2015-01-10 17:00:00 | 芸能
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「僕がいる場所」、ダンスを観て、呆然とした。

僕が死んだ日のことを」という詞が2フレーズ目に出てくるような、アイドルソングとは思えないほどシリアスな歌なのに、ステップしながら、両肩をリズミカルに上下するフリなど、「お昼休みはウキウキWatching」という言葉がなぜか頭を駆け巡る、陽気で軽いノリのダンスになっていて、「「君」に遺産でも入ってくるのか?」とテレビ画面にツッコミを入れてしまった(笑)。

昨夜、フジテレビ『音楽の時間 MUSIC HOUR』で、アルバム収録の新曲「僕がいる場所」を10th選抜が初めて披露しました。

部屋の右側の壁の端っこに」では、手で長方形を描く仕草を見せ、その右隅を指差し、全員がステージ右端に集合。

だけど愛だけはずっと残る」の部分では、今度は、ハートマークを宙にドローイング。

「赤いきつねと緑のたぬき」のCMで、踊りの師匠、武田鉄矢が、弟子の榮倉奈々にダメ出しするバージョンがあるけど、その一言が頭に浮かんだ。

「浅い!」(笑)。

文章から切り離した1単語ずつを、ここまでコマメに仕草で表すと、メロディや歌声で作り上げている音楽的流れを味わう邪魔になってしまう。

ダンスはジェスチャーゲームではないと思う。

しかも、NMB48の「イビサガール」じゃないんだから、そんなライト&コミカルなテイストにしたら、歌詞が描こうとしている、死と向き合った人間の心理的深淵というテーマが吹き飛んでしまいます。


また、生駒里奈を先頭に前列が座って、後列が立ってV字フォーメーションを作ったり、手を挙げて降ろすとき掌を返すなど、「何度目の青空か?」のダンスをそのまま使っている部分があって、「またこれか」感が半端なく漂っている。

振り付けを考える時間がなかったのか、よほど「引き出し」が少ないのか、「何度目の青空か?」のテンポを速くして、よりコミカルなAKB48テイストを注ぎ込んだような仕上がりで、観ていて苦笑いしか出てこなかった。

杉山勝彦氏と有木竜郎氏が、独創的で考えさせる楽曲を提供してくれたのだから、その世界観を十二分に表現するダンスが求められるのですが、ぶつ切りの単語だけを捉えたジェスチャーゲームと、使い回しの「再放送」ダンスでは、あまりに勿体ない。


歌詞全体の雰囲気を重視したダンスに作り直した方がいいのだけど、振り付け担当が同じだと、何度やっても大して変わらないだろうし、踊りをなくすと、今度は歌唱で見せ場を作る必要があって、「口パク」では間が持たない。

生田絵梨花、川村真洋、衛藤美彩、桜井玲香、中元日芽香など歌の上手いメンバーから、音域の合う人を絞り込み、ダンスは「君の名は希望」のように、柔らかい動きと表情の変化を中心に組み、歌詞をしっかり届ける形が一つの案でしょうか。

しかし、こういったステージ上での楽曲戦略を、いつもの如く運営が練り込んでいないため、メンバーは懸命に頑張っているのに、ニッチモサッチも行かない状況に、最初からはまり込んでしまっています。


「制服のマネキン」や「君の名は希望」のダンスは、歌詞の内容と振り付けが良くマッチしている上に、斬新な動きが次々と出てきて、何度観ても、心躍るインパクトがある。

以前、南流石の特集番組で、お弟子さんが自由に踊ったダンスを彼女が批評するシーンがあって、ある弟子のダンスを観たあと、「全部どこかで観たダンスだよね」とかなり厳しいことを述べていたのが、とくに印象に残っています。

その人は弟子の中で一番ダンスが上手いのだけど、南流石氏は、「自分が知っているフリを次々と出して、それが無くなると、また同じフリを繰り返している。だから一定以上の時間踊ると、間が持たない」と、ビシビシ、容赦なくダメ出ししていました。

言われた本人は涙を浮かべていたけど、これは南氏の期待の大きさを表している。

優れたダンサーや振り付け師になるには、既存のフリを上手く踊れるだけでは不十分で、誰もやったことのないオリジナルなダンスを、常に追求する創造性を持てという、桁違いに高度な話をしているのだと思います。

このシーンを観たとき、南流石氏が振り付けたとされる「制服のマネキン」や「君の名は希望」のダンスが、なぜ多くの人を惹き付けるのか、その秘密の一端に触れた気がしました。


前回の記事で指摘したように、iTunes Store トップソングで、SEKAI NO OWARI、三代目 J Soul Brothers、西野カナなど、紅白出場歌手が軒並み順位を上げる中、AKB48Gは、HKT48、SKE48、NMB48は1曲も200位以内に入らず、AKB48も通常とあまり変わらない順位で、紅白に出場した効果が出ていません。

これは、AKB48Gによる紅白のステージが一般視聴者の心を掴み切れていないことを表す結果ですが、どのグループもダンスが似ていて、インパクトとオリジナリティを感じさせないことが、原因の一つじゃないでしょうか。

AKB48本体のダンスは、個々のメンバーがバラバラに踊っていて、みんなでフリを合わせる気持ちはないようで、もはや統一したパフォーマンスというより、「プチお祭り騒ぎ」があちこちで起こっているようなステージになっている。

一方、「支店」は、陽気で明るい、ライト&コミカルなダンスになっていて、可愛い女の子が、にこにこカメラ目線で踊るスタイルで、曲や衣装が変わっても、本質的なテイストに大きな変化はない。


EXILE系も、ダンスの方向性はどの曲、どのグループも似ていますが(笑)、個人ダンスの切れ味が鋭く、全体としてまとまっているので、スキルを感じさせるプロのステージという迫力があって、さほどテイストが好きでなくとも、見入ってしまうことがある。

ところが、AKB48系は、最近の乃木坂も含めて、スキルが見えない上に、「制服のマネキン」のような、「なんじゃこりゃ?」という斬新さを感じさせる部分が乏しい。

同じようなグループが、同じような当たり障りのないユルいダンスを、同じようなカメラ目線スマイルで踊っていて、それが何曲も続いていく。

これでは、ファンはともかく、一般層へのアピールが弱くなるのは当然で、徐々に飽きられても、不思議はないでしょう。


乃木坂46やAKB48Gのような特典商法でCDを売るグループの場合、歌やダンスに精彩を欠いても、それとは別の部分、どんな特典イベントを、どの価格で、どのように提供するかで、売り上げの大部分が決まってしまいます。

そのため、ステージ上で良質なパフォーマンスを見せ、ヒットを飛ばせば儲かるけど、出来が良くなければ、お金が入ってこないという、「アーティストの原理」が働かない。

そして、実績のある振り付け師を雇い、ダンスの練習に手間ひまを掛け、さらに優秀なボイストレーナーを呼んで、歌唱レベルを上げるという、楽曲制作の部分は、出来るだけ手を抜いて安上がりにした方が、利益が大きくなるという「目先の帳簿の論理」が運営に蔓延していく可能性が高い。

6枚目「ガールズルール」以降、握手会主義が徹底された乃木坂の歩みは、まさに「アーティストの原理」を「目先の帳簿の論理」が駆逐していく歴史そのものです。

そして、これまでの集大成とも言える1stアルバムでは、異常なほど多くの特典を用意し、CDショップや地下鉄の駅を乃木坂一色にするほど、宣伝広告費にお金を掛ける一方、象徴曲である「僕のいる場所」にすら、MVを作らず、踊りは、歌詞の世界と合わない、どこかで観た寄せ集めダンスになっている。

「目先の帳簿の論理」が「アーティストの原理」を完全に押しやってしまい、行き着くところまで行ってしまっことを、はっきり物語っています。


「透明な色」TypeAに付いているDVDには、2013年10月6日(日)に行なわれた「真夏の全国ツアー FINAL!」である代々木コンサートの模様が収録されていますが、最初に「製造・制作費の都合上、60分間の収録になります」との但し書きが表示されます。

制作者は、価格に見合った満足を与えるコンテンツを作るのが仕事で、購入者からすれば、6千円近く払っているのに、「製造・制作費の都合上」と言われて、「ハイ分かりました」と納得出来るものではない。

運営は、収録曲数、特典内容、設定価格をすべて自分たちで決めているのだから、その範囲でしっかりまとめてくるのが当たり前で、中途半端な未完成DVDでも、テロップ1枚付ければ許されるというのは、考え違いも甚だしい。


高いお金を頂いてアルバムを売っているのに、制作費がないから、クオリティが低くても勘弁して欲しいという、意味不明の言い訳をしているわけで、このテロップを見たとき、乃木坂運営の心得違いも、いよいよ一線を越えてしまったという印象を強く受けました。

メンバーが絡む特典さえ付ければ、内容なんて関係なく、CDはどんどん売れるという慢心が、自らプロ失格を高らかに宣言するという異常事態を招いていて、目も当てられないほどのモラルハザードだと言わざるを得ません。

そんな運営が乃木坂メンバーの将来を左右するなんて、ファンとして胃が痛くなる(笑)。


4枚目「制服のマネキン」や5枚目「君の名は希望」が象徴する「第1期乃木坂」は、6枚目から10枚目の間に、陰も形もなくなった感があります。

1stアルバムで平然と横行する何でもありの特典商法と、楽曲クオリティの甚だしい軽視は、11枚目以降、「目先の帳簿の論理」が加速していくことを予感させるもので、暗澹たる気持ちになります。

つまり、これから始まる「第3期乃木坂」は、特典商法と握手会主義が堅持され、歌とダンスはさらにヌルくなり、AKB48との同化がさらに進んでいく可能性が高い。

こういった方向は、本格的なヒットを遠ざけ、J-POP界における乃木坂の評価を下げ、次の紅白出場を危うくするのですが、今、運営を仕切っている人たちは、それが分からないのか、あるいは、CDセールスの数字さえ好調であれば、万事OKで、歌とダンスのクオリティなど、それ以外のことは気にする必要がないと思っているのかもしれません。

しかし、音楽面での評判を得られず、一般層からの人気が落ちていくと、やがては、握手会と特典イベントにも人が来なくなり、現在のAKB48と同じく、歯止めの掛からない、売り上げの長期低落が始まってしまう危険がある。

そこで慌てても、時すでに遅しであるのは、言うまでもないことです。


ところで、昨日の『音楽の時間 MUSIC HOUR』での乃木坂登場シーン、歌う前のトーク部分で、秋元真夏が密かに良い仕事をしたと思います。

司会の一人である西内まりやは、超絶美人の上に、これまでモデルの世界で有名だった通り、もの凄く背が高く、何頭身か分からないくらい、スタイルが良い。

加えて、非常に歌が上手く、2014年レコード大賞の最優秀新人賞を受賞している、期待の大型新人歌手でもあり、だからこそ番組のMCに抜擢されたのでしょう。

まあ、率直に言って、手に負えないほどの将来性です(笑)。


これだけの美貌とプロポーションなので、今後、出演アーティストは、「公開処刑」の心配をしなけりゃならない気がするけど(笑)、昨夜の乃木坂は、西内さんのすぐ横に、なんと秋元真夏が立つ配置になっていました。

真夏さんは、以前、チャイナ服姿の衛藤美彩とのツーショット写真が話題を呼んだように、乃木坂の中でも、スタイル面ではボケ担当にされることが多い(笑)。

案の定、西内まりやと並ぶと、真夏さん、肩くらいまでしかなく、若いお母さんに連れられて来た幼稚園児の風情です。


ところが、秋元真夏は、「公開処刑」になりかねないシビアな場面でも、それを自身への好感度アップに変えてしまう、懐の深さがある(笑)。

西内まりやとツーショットで抜かれても、むしろ可愛いじゃないか真夏さんという感じになっていて、見事に溶け込んでいました。

白石麻衣や衛藤美彩が同じ位置に入ると、西内まりやと正面から対決する形になるので、勝敗の行方はともかく(笑)、避けた方が無難です。

一方、秋元真夏の場合は、真夏は真夏、まりやはまりやとなって、両者がかち合わず、それぞれの美しさや可愛さが引き立つ。

人は、あまりにも差が大きいと、優劣を付けるのを止めて、脳内で違うフォルダーに分類するのだと思う(笑)。


最近の『乃木坂って、どこ?』や『Rの法則 ライブ&トーク 乃木坂46』を見ていると、トーク部分は、秋元真夏ショーの様相を呈し始めています。

これは単なる偶然ではなく、的確な説明力とどんな場面でも動揺しない度胸を兼ね備えているからで、真夏さん、タレントとして力を付けてきたなあ、と強く感じます。

昨夜の西内まりやとの並びも、発言はなかったけど、もう一人の司会である福井慶仁アナが、まいやんの写真集で全裸に近いシーンがお気に入りと述べる場面で、目を開いて大きく驚くなど、表情で良い動きを見せていました。

本来は厳しい筈の立ち位置なんだけど、自分の可愛さと乃木坂の好感度をアピールすることに成功していて、頼りになるメンバーに成長してきました。

「第3期乃木坂」でも、秋元真夏の存在感はさらに高まっていくんじゃないでしょうか。

個々のメンバーの成長は、どんなときでも、本当に楽しみですね。


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乃木坂46が出演。「僕がいる場所」を披露する予定。
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昨夜、1月6日付のオリコンデイリーランキングが発表され、1stアルバム「透明な色」は16万枚の1位でした。

初登場1位、おめでとうございます。

初日16万枚は、思ったより大きな数字だったけど、想定を遥かに越えていたというより、特典と宣伝の規模を考えると、これくらいは行くのかなという範囲です。

今のところファン数が激増あるいは激減といった風ではないので、売り上げ枚数への感慨はとくになく、多過ぎる特典イベントでメンバーを疲弊させないで欲しいと願うだけです(笑)。

しかし、乃木坂46に対する外からの評価を考えると、シングル年間総売り上げ第3位のグループによるベストアルバムとしては、ちょっと少ないと見なされるかもしれません。


今回のアルバムは、店頭販売CDに多種多様な特典が付いていて、forTUNE music が販売するCDにも、個別握手会だけでなく、「大撮影会」という新しいイベントがあり、メンバー成人式やツーショット撮影会への抽選応募が、さらに被せられている。

店頭販売は全国握手会、特定販売は個別握手会という、シングルCDの特典構成より遥かに複雑な上に、乃木坂が初めて行なうイベントがあったりして、売り上げ予想に関しては、どう計算していいのか分からないというのが正直なところでした(笑)。

ただ、そうは言っても、個別握手会と大撮影会の完売状況は判明していて、参加券1枚を持ったファン1人に対する割り当て時間が、シングルの個別と同じだと仮定すれば、forTUNE music によるCDセールスはこのくらいという予測は出てきます。


昨年の12月18日(木)から19日(金)に、個別握手会第7次応募と大撮影会第2次応募が行なわれ、受付終了後の完売状況が分かっています。

これらの販売分は、ほぼ確実にオリコン初動に算入されると思われます。

一方、今日判明する12月25日(木)~26日(金)の個別第8次と撮影第3次の分は、正月休みを挟んでいるので、初動に全部計上されると断言は出来ないけど、集計締切16日前なので、まあ入ると考えていいんじゃないでしょうか。

まず、個別第7次と撮影第2次の応募終了時点での売り上げ枚数をシミュレーションすると、以下のようになります。

個別第7次後
完売35部/全357部(完売率9.8%):推定 5万5千枚
撮影第2次後
完売16部/全113部(完売率14.2%):推定 1万4千枚

推定合計 6万9千枚

これらは、参加券1枚への割り当て時間を、シングルの売り上げ枚数をシミュレーションする際と同じにして求めた結果です。


個別握手会特典の付いたTypeCは税込み2700円、撮影会のTypeBは3996円と、シングル通常盤の1050円よりずっと高いので、割り当て時間が長く設定されている可能性もあります。

普通の商売感覚であれば、長くするのが当たり前なんですが、乃木坂運営に限っては、シングルと変わらぬ時間であっても、全然不思議ではなく、「まあ、そうだろうね、ここは」ってな妙な納得感すら漂う(笑)。

ということで、個別第7次と撮影第2次の応募終了時点では、7万枚あたりと考えられます。

そして、個別第8次と撮影第3次での積み上げは、強気に読んでも併せて2万枚が限度だと思うので、全部がオリコン初動に入るとすれば、forTUNE music による売り上げ枚数は、9万枚ほどと予測されます。

# つい先ほど判明した個別第8次後と撮影第3次後の完売状況から計算すると、積み上げ合計は9千枚となり、現時点での特定販売分は推定7万8千枚になっています。個別握手会の伸びがかなり鈍いですね。


店頭販売分は、特典が異常と言っていいほど多く、複数のCDショップチェーンが売り上げ競争企画に参加して、ガンガン盛り上げているので、かなり伸びるという見方はあります。

しかし、やはり値段が高いので、個人的には、シングルのように第1週サウンドスキャンが10万枚程度というのは厳しいかなと思っていました。

ということで、雑把な推測で、アルバムの店頭販売分で第1週に入るのは5万枚くらい、特定販売分が9万枚なので、全部で初動14万枚あたりが、なんとなくの予想でした(笑)。


ところが、初日で16万枚だったので、思った以上に売れているなあ、という印象を受けています。

サウンドスキャンの数字が出ないと、正確な話は出来ませんが、個別握手会と大撮影会による販売分の推定枚数は、それほど大きく外していないと思うので、店頭販売は5万枚なんてものじゃなく、現時点でも、10万に迫る枚数である可能性が高いんじゃないでしょうか。

もし、店頭販売がこの1週間で15万枚近くまで伸びれば、初動が25万枚を突破するレベルに達することもあり得ます。


しかし、では、1stアルバムのCDセールスは大いに順調かというと、素直に頷けない面がある。

2014年のオリコン年間ランキングを見ると、「何度目の青空か?」が8位、「気づいたら片想い」は10位、「夏のFree&Easy」も11位で、乃木坂46がリリースした3枚のシングルすべてが、トップ11にランクインしています。

また、三つを合わせた合計は160万枚以上で、AKB48、嵐に次いで国内3位の売り上げです。

シングルでこれほどの人気を博するグループが、過去の全表題曲を収めたベストアルバムを出すとなると、年間ランキングのトップ5に入るレベルの売り上げを期待されても、全然おかしくない。


2014年のアルバム年間ランキングを見ると、10位がKis-My-Ft2「HIT! HIT! HIT!」で30万枚、5位はNMB48「世界の中心は大阪や~なんば自治区」の40万枚になっています。

従って、トップ10に入るには30万枚以上、トップ5なら40万枚以上が目安です。

「透明な色」は、個別握手会3日、大撮影会1日と、シングルに比べて、特定販売CDの特典規模を抑えているので、店頭販売CDの売り上げが重要になってきます。

以下の日程表は、店頭販売CD特典の応募期間です。

第1次応募:2015年1月07日(水)10:00~1月11日(日) 23:59
第2次応募:2015年1月14日(水)10:00~1月18日(日) 23:59
第3次応募:2015年1月21日(水)10:00~1月27日(火) 23:59

この期間に、プラス20万枚以上を売り上げれば、forTUNE music の分と併せて、40万枚が見えてきます。

しかし、相当に高い目標であるのは間違いなくて、30万枚に必要なプラス10万枚でも、絶対大丈夫と言える感じではない。

今後の展開次第ですが、トップ10入りを逃した場合、メディアがどんな記事を書くのか考えると、初日16万枚という数字に、全然不安を覚えないと言ったら、嘘になります(笑)。


アルバム、とくにファーストでベストとなると、その売り上げは、シングルとは比べものにならないくらい、歌手の評価を左右するので、出す以上はそれなりの数字を見せた方が良い。

ところが、運営の販売戦略に疑問を感じるのは、乃木坂がもっとも得意とする個別系イベントの応募を、次の日程表のように、10枚目シングルの個別握手会応募とがっつり重ねてしまっている。

11月06(木)~07(金):Ab個別01次、10th個別14次
11月13(木)~14(金):Ab個別02次、10th個別15次
11月20(木)~21(金):Ab個別03次、10th個別16次
11月27(木)~28(金):Ab個別04次、10th個別17次
12月04(木)~05(金):Ab個別05次、10th個別18次
12月11(木)~12(金):Ab個別06次、Ab撮影01次、10th個別19次
12月18(木)~19(金):Ab個別07次、Ab撮影02次、10th個別20次
12月25(木)~26(金):Ab個別08次、Ab撮影03次、10th個別21次
01月08(木)~09(金):Ab個別09次、Ab撮影04次、10th個別22次
01月15(木)~16(金):Ab個別10次、Ab撮影05次、10th個別23次
01月22(木)~23(金):Ab個別11次、Ab撮影06次、10th個別24次最終

#「Ab」は1stアルバム「透明な色」

アルバム個別握手会の応募は、10枚目個別で「1期10」の枠が全完売した後に始まっているので、影響は少ないと考えたのかもしれません。

確かに、第14次応募から次作の個別受付を始めるのは、乃木坂運営の常套手段で、シングルであれば、値段が同じなので、新作が前作を駆逐する心配はそれほどしなくてもいい。

しかし、アルバムTypeCはシングル通常盤の3倍近い価格で、握手時間を長めに設定するといったアナウンスでもしない限り、申し込みの勢いが鈍くても不思議はない。

加えて、いつものように運営の内部リークとしか思えない情報がネットに流れ、11th選抜の発足が近いという雰囲気が昨年の11月12月に、早々と出来上がってしまったため、多くのファンが、割高なアルバム個別握手会に申し込むより、11枚目を待った方が得という選択をしている可能性もある。

実際、10枚目個別応募は1月22(木)~23日(金)が最終受付となり、アルバムの店頭販売CD特典への応募も1月27日(火)に終わりそうで、1月25日(日)深夜の『乃木坂って、どこ?』で11th選抜発表、1月29(木)~30日(金)に11枚目個別第1回応募という流れを、本当かどうかはともかく、濃厚に示唆するスケジュールになっています(笑)。

アルバム個別の厳しい完売状況を見ると、割高感と11枚目を待つ空気がセールスを妨げるという懸念が、そのまま現実化している気がします。


ただ、一番物足りなさを感じるのは、特典応募のやり方ではなく、アルバム曲への取り組み、つまり楽曲面での展開に対して、運営に攻めの姿勢がないことです。

ベストアルバムを出すのであれば、なぜ、その販売に専念する期間と態勢を作らないんでしょう。

DISC1収録の新曲「僕がいる場所」は、作曲、杉山勝彦、編曲、杉山勝彦・有木竜郎で、「君の名は希望」と同じ陣容で作られていて、MV付きのシングル表題曲にしないのが勿体ないと思うほどの出来になっています。

1stアルバムのテーマソングとして、歌の上手いメンバーを集めた選抜に担当させ、MVもちゃんと作って、しばらくの間、そのプロモーションに打ち込むべきだと思います。


また、「誰かは味方」は衛藤美彩、桜井玲香、若月佑美、「なぞの落書き」は星野みなみ、堀未央奈、齋藤飛鳥、といった魅力的なユニットが幾つもあり、ソロ曲も、生田絵梨花「あなたのために弾きたい」と西野七瀬「ひとりよがり」の二つある。

特別選抜だけでなく、これらの特別ユニットやソロに、ライブや音楽番組で歌を披露させれば、さらに有効なキャンペーンになります。

乃木坂への評価を左右するような、こういったアルバムを出すのであれば、宣伝のため、全国をまわるライブツアーを組んだり、音楽番組への出演も長期間に渡って行うのが普通だと思います。

しかし、2014年は最後まで「何度目の青空か?」で通して、年が明けたら、ほどなく11th選抜に移行する空気が漂っている。

1stアルバムのキャンペーンを、10枚目と11枚目のはざまに持ってきて、MVなし、特別選抜なし、ユニット活動は不透明という、中途半端なプロモーションでは、取り組む姿勢が弱過ぎるでしょう。

こういった楽曲面での弱さを補うため、渋谷のCDショップを乃木坂一色にしたり、東京メトロの乃木坂駅構内にメンバーの大型パネルを並べたり、集中的な宣伝を仕掛けているのだと思いますが、肝心な音楽部分での踏み込みが不十分では、見ていて、物足りない気分になります。


乃木坂の運営は、2014年大晦日の紅白歌合戦に出場して、それを弾みに、アルバムのセールスを軌道に乗せるつもりだったと思います。

実際、現時点での iTunes Store トップソングを見ると、1位、SEKAI NO OWARI「Dragon Night」、2位、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I.」、3位、西野カナ「Darling」、4位、絢香「にじいろ」、5位、サザンオールスターズ「東京VICTORY」と、紅白のステージで歌われた曲が上位を独占しています。

また、中島みゆきの「麦の唄」が14位、椎名林檎の「NIPPON」が15位に入っていて、紅白効果が鮮明に出ていますね(笑)。


しかし、では、乃木坂が紅白に出場して「何度目の青空か?」を披露していたら、ダウンロード配信でがんがん上位に来たのかと問われると、そうでない可能性もある。

というのは、紅白のトップバッターで「メロンジュース」を歌ったHKT48は、現在どの曲も、トップソングで200位以内にランクインしていません。

さらに、SKE48とNMB48の曲も見当たらず、48Gは、AKB48の「希望的リフレイン」が80位あたり、「恋するフォーチュンクッキー」が142位、紅白で歌った「心のプラカード」が188位に入っているだけで、ほぼ平常運転です。


紅白効果で配信ランキング上位に入っているのは、どれも実力のある歌手が、見応えのあるステージを披露した曲であって、紅白に出さえすれば、必ずみんなが注目してくれるわけではないということです。

せっかく大晦日にNHKホールの舞台に立っても、「口パク」や「被せ」で歌って、踊りもヌルければ、そのグループの楽曲に興味を持ってくれる人は少なく、紅白出場の恩恵を受ける可能性は低くなるのだと思います。

大晦日、紅白に出て、年明けにアルバムを出すのは、2013年末から2014年始めに、E-girlsが取った手法で、2014年1月22日(水)発売の「Flower」は、大きな話題となりました。

ただ、紅白直後のアルバムが成功したのは、視聴率が30%を越える歌謡祭にE-girlsが単に出たからではなく、そこでしっかりしたパフォーマンスを見せ、印象的なステージを作ったからこそじゃないでしょうか。

ちなみに、「Flower」は、13曲収録で、MVが7個入っていて、3500円ほどです。


紅白出場からアルバム発売という、意図した表面的な流れは乃木坂も同じですが、運営は、なぜE-girlsが上手くいったのか、その本質的理由を正面から吟味していない気がします。

現在、iTunes Store トップソングの57位に乃木坂46の「僕のいる場所」が入っています。

さらに、65位に「何度目の青空か?」(シングル収録)、81位「ひとりよがり」、140位「革命の馬」、144位「傾斜する」、146位「何度目の青空か?」(アルバム収録)、151位「あなたのために弾きたい」、157位「自由の彼方」、169位「なぞの落書き」、180位「誰かは味方」と、9曲のランクインです。

腰を落ち着けて、アルバムの曲に取り組み、魅力的なステージを披露しながら、プロモーションを展開すれば、これだけの楽曲人気がもともとあるのだから、紅白に出ていなくとも、乃木坂はブレイクの切っ掛けを掴める可能性があります。


特典商法で何シングル、何十万枚CDを売っても、どうしても越えられない壁に、たった一回の素晴らしいステージが穴を開けてくれることがある。

音楽と歌には、人の心を大きく動かす力があって、だからこそ乃木坂は歌手というスタイルで活動しているのだと思います。

個々のメンバーが力を付けてきた今、運営が発想さえ変えれば、本格的なヒットグループへの道が開けるのに、1stアルバムのキャンペーンを見ていてると、もどかしさが募っていきます。


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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E-girlsより「格下」でHKT48と「同格」だった乃木坂、大型音楽祭は3分以上出演が重要歌手の証 [06Jan15]

2015-01-06 16:30:00 | 芸能
昨夜、相次いで乃木坂の1月出演番組が判明したので、すでに分かっているものと併せて、以下にまとめておきます。

今夜!
1月6日(火) 18 : 55 ~ 17 : 25 NHK Eテレ『Rの法則』
『ライブ&トーク 乃木坂46』のタイトルで30分間の乃木坂特集が放送されます。
『Rの法則』の公式サイト
Rの法則『ライブ&トーク 乃木坂46』に関するNHK公式情報

今週金曜夜!
1月9日(金) 23 : 00 ~ フジテレビ『音楽の時間 MUSIC HOUR』
乃木坂46が出演。10th選抜がアルバム収録の「僕がいる場所」を披露すると思われます。この新番組は『僕らの音楽』の後継のようで、記念すべき初回ゲストとして乃木坂が呼ばれました。
『音楽の時間 MUSIC HOUR』の公式サイト

来週水曜夜!
1月14日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』
生田絵梨花が出演する連続ドラマがスタートです。上記初回にいくちゃん登場シーンがあるかどうかは分かりません。
『残念な夫。』の公式サイト

次の次の日曜深夜!
1月18日(日) 24 : 10 ~ NHKG『MUSIC JAPAN』
乃木坂46が出演。「僕がいる場所」を披露する予定。
『MUSIC JAPAN』の公式サイト
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どうやら、乃木坂運営は10th選抜が担当するアルバム収録曲「僕がいる場所」を、「透明な色」のリリースに合わせて、複数の音楽番組で連続披露するつもりのようです。

シングル表題曲と同じように、発売後の集中キャンペーンを行なうのでしょう。

1月18日(日)深夜の『MUSIC JAPAN』で、おそらく10th選抜によるライブが放送されるので、11th選抜の発表は、1月25日(日)深夜の『乃木坂って、どこ?』以降の可能性が高いことになります。

というのも、18日(日)深夜の『乃木どこ?』で、新選抜を発表してるときに、裏番組で10th選抜のステージライブが流れているなんて、ちょっと考えられない(笑)。


もし、乃木坂運営が、「透明な色」の売り上げに強くこだわっているなら、その妨げになるおそれのある11枚目個別握手会の応募開始を、アルバム特典イベントへの申し込み状況を見ながら、遅めに設定する可能性があります。

このブログでは、1月25日(日)深夜の『乃木どこ?』で、新選抜発表が行なわれると予想していますが、こうなると、運営のアルバムに対する気持ちいかんで、11th選抜の発表が2月に持ち越されても不思議ではない。

ただ、2月1日(日)深夜『乃木どこ?』以降に11th選抜がスタートすると、2月22日(日)の『Birthday Live』で、11枚目表題曲をステージ披露するための準備期間が短くなり過ぎて、最悪の場合、乃木坂史上初のドームコンサートでファンに新曲を見せられないなんて事態が起こりかねない。

結局、11th選抜がいつ発表されるのか、つまり11枚目個別の応募をいつ始めるのかは、運営が、アルバムの売り上げにこだわるのか、それともドームコンサートでのシングル表題曲初披露を重視するのか、その辺で決まってくるんじゃないでしょうか。

ただ、1stアルバムの販売キャンペーンは、複数のCDショップチェーンを巻き込んで大規模に展開しているので、乃木坂運営としても、そうそう簡単に、「じゃあ次いってみよう!」とは言えないのかもしれません(笑)。

(参考記事)
1stアルバム「透明な色」は稀に見る大量特典商法も、重たい握手会セールスの伸び [12Dec14]
乃木坂11枚目の日程予想、1月25日選抜発表、2月22日表題曲ステージ初披露、4月1日CD発売 [13Dec14]


前々回の記事で、NHK紅白歌合戦に出場したすべての歌手について、披露した曲の「演奏時間」、つまりステージへの「割り当て時間」を調べてみました。

やはり、直前まで出演交渉を続けたと言われる大物アーティストには、飛び抜けて長い尺が与えられていて、「演奏時間」が、主催者が個々の歌手をどれくらい重要視しているかを測る、一つの目安になることが分かりました。

(参考記事)
乃木坂の失われた枠、第65回は特定歌手偏重と過剰な番組宣伝の「NHK自己満足」紅白 [02Jan15]


そこで、乃木坂が昨年出演した大型コンサートや番組ライブにおいて、「何度目の青空か?」のステージに何分割り当てられていたのか、調べてみました。

まず、10枚目シングルCDに収録された「何度目の青空か?」を計ってみると、以下のように、収録時間4分50秒の枠内で、前奏開始から後奏終了までの演奏時間は、4分44秒ありました。

(CD)
4 : 44 = 乃木坂46「何度目の青空か」
収録枠は4 : 50

(単独コンサート)

神宮ライブ
4 : 43 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
9月14日(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

乃木坂46SHOW!
4 : 42 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
11月1日(土) NHK BSプレミアム

乃木坂46 Merry X'mas Show 2014
3 : 26 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
12月13日(土) スカパー

[凡例]
コンサートや企画の名称
演奏時間 = 歌手名「曲名」
放送された日時とメディア名

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「3 : 03」は3分3秒を表す。


乃木坂だけの単独コンサートや単独出演番組における演奏時間は、『神宮ライブ』が4分43秒、『乃木坂46SHOW!』は4分42秒と、CDに収録されたものと同じ長さで、フルバージョンの「何度目の青空か?」が披露されたことが分かります。

一方、有明コロシアムで行なわれた『乃木坂46 Merry X'mas Show 2014』は、3分26秒のステージになっていて、やや短縮したバージョンだったようです。

ただ、色んな歌手のステージを調べて気づいたのは、3分以上のステージであれば、聴いている側として、かなり堪能したと感じられることです。


例えば、大晦日の紅白歌合戦において、ニューヨークからの中継で、素晴らしい歌声を披露して、圧巻のステージとなったイディナ・メンゼルの「Let It Go」は、演奏時間が3分26秒で、クリスマスショーの「何度目の青空か?」と同じ長さです。

つまり3分を越える時間があれば、観客に十分な印象を残せるということで、もしその尺で評価を得られないのなら、アーティストの方に問題があるということですね(笑)。

逆に言えば、多数のアーティストが参加する大型音楽祭では、優れたステージを作れると主催者が認めている歌手のみが、3分を越える割り当て時間を与えられるのだと思います。

では、フルバージョン4分44秒、出来れば3分以上の割り当てが欲しい「何度目の青空か?」は、乃木坂が年末に出演したテレビ系大型音楽祭で、どのくらいの尺を貰ったのか見てみましょう。

比較のため、同じ音楽祭にHKT48かE-girlsが出ている場合は、その演奏時間も調べています。

(テレビ系大型音楽祭)

ベストヒット歌謡祭 2014 (読売テレビ)
2 : 01 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2 : 28 = E-girls「Mr. Snowman」
11月20日(木) 日本テレビ

ベストアーティスト 2014 (日本テレビ)
1 : 33 = HKT48「控えめ I love you!」(SKE48, HKT48, NMB48, AKB48のメドレー内)
1 : 35 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2 : 25 = E-girls「Mr. Snowman」
11月26日(水)

2014 FNS歌謡祭 (フジテレビ)
1 : 59 = HKT48「メロンジュース」(ふなっしーとコラボ)
1 : 58 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
3 : 07 = E-girls「Mr. Snowman」「Follow Me」(二曲目はふなっしーとコラボ)
12月3日(水)

MUSIC STATION SUPER LIVE 2014 (テレビ朝日)
1 : 45 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2 : 29 = E-girls「Highschool ♡ love」
12月26日(金)

CDTVスペシャル!年越しプレミアムライブ 2014 -> 2015 (TBS)
2 : 24 = HKT48「控えめ I love you!」
2 : 29 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
3 : 03 = E-girls「Mr. Snowman」「Follow Me」
1月1日(木)

[凡例]
コンサートの名称 (主催者)
演奏時間 = 歌手名「曲名」
放送された日時とメディア名

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
# 2曲歌った場合は、1曲目の前奏開始から2曲目の後奏終了まで。
#「3 : 03」は3分3秒を表す。
# 主催するテレビ局が放送している場合は、「メディア名」を省略。


乃木坂は、2014年の年末、読売テレビ『ベストヒット歌謡祭』、日本テレビ『ベストアーティスト』、フジテレビ『FNS歌謡祭』、テレビ朝日『Mステ SUPER LIVE』、TBS『CDTV年越しライブ』という5個のテレビ系大型音楽祭への出演を果たしています。

しかし、「何度目の青空か?」への割り当て時間は、『ベストヒット歌謡祭』と『CDTV年越しライブ』が何とか2分を越えただけで、『FNS歌謡祭』は1分58秒、『Mステ SUPER LIVE』1分45秒、『ベストヒット歌謡祭』1分35秒と、2分に届かないステージになっています。

2分を下回るステージというのは、観客や視聴者からすると、あっという間に終わる感じで、あまりに短過ぎて、乃木坂の音楽とメンバーを印象付けて、爪痕を残すのは難しいと思います。


『ベストアーティスト』『FNS歌謡祭』『CDTV年越しライブ』にはHKT48も出演しており、「控えめ I love you!」や「メロンジュース」を、AKB48Gのメドレーやふなっしーとのコラボなど異なる形式で歌っています。

しかし、興味深いことに、どの音楽祭でも、乃木坂の「何度目の青空か?」とほとんど同じステージ時間になっている。

これは、各局の音楽プロデューサーが、乃木坂46とHKT48を、ほぼ「同格」と捉えていたことを示すものじゃないでしょうか。

シングルCDの年間売り上げ枚数を比べると、乃木坂はHKT48よりずっと多いので、乃木坂に対する評価の方が高いと考えるファンは少なくないかもしれませんが、ステージの割り当て時間を調べてみると、ほとんどのテレビ系音楽祭の主催者は、二つのグループを同等に扱っていたと見るのが妥当です。


次に大晦日に連続2回目の紅白出場を果たしたE-girlsと比べてみましょう。

E-girlsは乃木坂が出演した5個の音楽祭すべてに参加していて、『ベストヒット歌謡祭』『ベストアーティスト』『Mステ SUPER LIVE』はほぼ2分30秒を確保、『FNS歌謡祭』と『CDTV年越しライブ』では、3分のステージを実現しています。

また、どの音楽祭においても、常に乃木坂より長い時間を割り当てられています。


すべてのテレビ局の音楽プロデューサーが、E-girlsを乃木坂より「格上」と見なしているのは、間違いないでしょう。

そして、民放音楽祭で少なくとも2分30秒、場合によっては3分のステージを貰える評価があれば、紅白出場が見えてくると言っていいんじゃないでしょうか。

NHKと民放で音楽プロデューサーの見方が大きく異なることはないと思うので。


E-girlsは、2013年の『FNSうたの夏まつり』では、乃木坂46とほぼ同格の扱いを受ける、新人歌手グループの一つでした。

ところが、2013年10月2日(水)に6枚目シングル「ごめんなさいのKissing You」を発売、その表題曲が若い女性を中心にヒットして、脚光を浴び始めます。

EXILE系グループに特徴的な、歌とダンスを分業するスタイルで、生歌を要求されるステージにも上手く対応、数多くの音楽番組や歌謡祭を通して、パフォーマーとしての評価を確立していきます。


また、女性層にターゲットを絞った楽曲と、映画・ドラマ・CMとのこまめなタイアップによって、知名度を上げることに成功、ついにその年の紅白出場を勝ち取ります。

2014年に入ると、E-girlsプロジェクトを構成するグループの一つ、Flowerが、明けて1月早々にアルバム「Flower」をリリース。

紅白初出場によってグループへの関心度が高まる中、アルバムは話題を呼び、その後、ダウンロード配信で、新曲が必ず上位に食い込む人気アーティストに成長、昨年大晦日に紅白への連続出場を果たします。


2013年夏に乃木坂と「同格」だったE-girlsが、なぜ2014年冬には、完全な「格上」になったのか。

これほど大きな差が出来てしまった一番の理由は、ステージを作るパフォーマンス力にあると思います。

E-girlsは、歌唱力のある選ばれた特定のメンバーだけが歌うので、きっちりと生の声を届けることが出来る上に、ダンスも、人によって好き嫌いはあるだろうけど(笑)、よく鍛え込まれていて、常に一定レベル以上のクオリティを保持している。

乃木坂同様、ほとんどのテレビ系音楽祭に出演していて、結果として、随分とたくさんE-girlsのステージを観てきましたが、歌唱メンバーとダンスメンバーを固定しているので、どんどん上手くなっていて、今では「プロ」のステージと素直に言えるほどになっています。

独自スタイルのハイレベルなステージを披露出来るE-girlsが、一般層から音楽関係者まで広く注目を集めるのは当たり前で、大型音楽祭のステージでも、その評価に見合った割り当て時間を確保出来るのだと思います。


「何度目の青空か?」のようなダンス抑えめの歌唱曲を、完全な生歌で披露することの出来ない乃木坂が、大型音楽祭の主催者から、E-girlsほどの尺を貰えないのは、不思議なことではなく、紅白の選考においても、SEKAI NO OWARI や MAY J. のような評価を受けないのは、容易に想像出来ます。

また、多くの音楽祭で、乃木坂46はHKT48と「同格」に扱われていて、今回の紅白でHKT48に「差し替え」られたのは、出場権が「格下」へ転がり込んだというより、「同格」グループからの選択結果と見るのが妥当だと思います。

アイドル事務所としての経験が浅い運営が仕切っている乃木坂に比べ、AKB48Gの構成グループであるHKT48の方が、土壇場、尺と枠の取り合いになったとき立場が強く、NHKは、既得3枠を何が何でも維持したい48G運営の意向を無視出来なかったのかもしれない。

さらに、HKT48には指原莉乃という一般知名度の高いメンバーがいて、それも決め手になった可能性がある。

さっしーほど有名なメンバーが乃木坂にいないのは、紛れもない事実で、実際、本番のステージでも頻繁にカメラが彼女を映していました。

「中学高校生中心の若さ弾けるHKT48」というグループの魅力がお茶の間に伝わったかどうかは疑問だけど(笑)、一般視聴者が観て、メンバーを誰も知らないグループより、一人でも良く知った顔のいるグループを出場させた方が良いという意見は、両者が「同格」であれば、選考者の多くが受け入れやすいのは間違いない。


ところで、紅白に「落選」した乃木坂は、新年早々、Eテレ『Rの法則』で特集が放送され、NHK総合でも『MUSIC JAPAN』への出場が決まっています。

もし週刊文春の「スキャンダル」記事が理由で紅白に出られなかったら、こんなことはあり得ないですね。

2006年の紅白に出場した DJ OZMA、つまり氣志團の綾小路翔は、ステージでの演出が物議を醸し、その後、NHKの音楽番組はおろか、同局の他番組にも出られない状況が、未だに続いているようです。

NHKホールすら貸して貰えなかったという話まであって、本当であれば、NHKの敷地へ一歩も足を踏み入れられないほどの、シャットアウトを食らっていることになる。


このケースは、週刊誌スキャンダルではないけど、巨大な官僚組織であるNHKが、一度「アウト」を出したら、全局あげて徹底的に「アウト」にする体質であること示しています。

NHKが、「スキャンダル」を理由に乃木坂の紅白「アウト」を決定したのであれば、年明けから乃木坂がじゃんじゃんNHKの番組に出られるわけありません。

出演者の「スキャンダル」にどう対処するかに関して、NHKは一定の「基準」を作っている可能性があるけど、ここ数年の紅白を見る限り、少なくとも書類送検までは大丈夫なようで(笑)、相当に緩い基準だと思います。

ただ、それは尤もなことで、あまり厳しくすると、なぜあのタレントは「セーフ」で、こっちは「アウト」なんだという指摘にいちいち答えなきゃいけない。

さらに、DJ OZMAのように、一度「アウト」にすると、NHK自身が、それを解除したくとも、必要な根回しとハンコが多過ぎて、解除出来ない事態に長年陥ってしまう危険がある。

歌手の「スキャンダル」に関しては、NHKより組織が小さく、少数のプロデューサーが方針を決める民放の方が、局によっては、厳しいのではないかと思うことがあります。

しかし、年末の民放大型音楽祭に、乃木坂はほとんど全部出演して、一度も「スキャンダル」による「アウト」はなかった。


複数の「内定」報道が出たことから、おそらく、NHK内部に乃木坂を推す意見はあったのだと思います。

ただ、最終的な決定には至ってなかった。

そして、大物歌手との出演交渉、48G運営の3枠維持、指原莉乃の存在などが交錯して、出場歌手発表直前の枠調整と時間調整で、乃木坂ではなく、「同格」の候補であったHKT48の初出場が決定した。

大和里菜の文春第2報が「内定」を吹き飛ばしたというより、よほど自然な説明じゃないでしょうか。


昨日、『Rの法則』に出演した中高生6人組女性ボーカルグループ Little Glee Monster が、ソニー・ミュージックレコーズの「先輩」であり、R'sメンバーでもある堀未央奈と一緒に写っている画像をツイッターにアップしています。

おそらく番組終了後に楽屋か廊下で撮ったのだと思いますが、堀未央奈や齋藤飛鳥がNHKの番組レギュラーとして、こうやって元気に活躍している姿を見ていると、「スキャンダルによる落選」が如何に根拠のない説かが分かります。

もし、メンバーがシャレにならない「スキャンダル」を起こして、それを理由に乃木坂が紅白に出られなかったのならば、NHKどころか、民放の音楽番組にも出演出来なくなるでしょう。

本当に「スキャンダル」が問題であれば、心配しなくても、驚くほど分かりやすく、テレビ局や世間が教えてくれます。


年末年始を通じて、「スキャンダル」に甘いとは思えない民放の音楽祭やNHKの番組に他の歌手以上に多数出演して、唯一、出られなかったのが紅白歌合戦。

しかも、ゆずやコブクロなど、乃木坂よりずっと出る可能性が高いと思われていた歌手が「落選」している。

音楽祭で2分の尺をなかなか貰えない乃木坂の「落選」について、「ああ~、やっぱり文春記事のせいだ、あれがマズかったんだ!だから紅白に出られなかったんだ!」と思い込むのは、もはや滑稽とすら言っていい姿じゃないでしょうか(笑)。

『Rの法則』で、あしゅが流れ星のネタでニコニコ笑っているのを眺めていると、「もっと別の理由を検討しても良いんじゃないかな?」と言いたくなるのは当然ですね。


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CDTV年越しライブでセンター井上小百合が秀逸なダンスを披露、「アンダー」の概念が変わった夜 [04Jan15]

2015-01-04 17:30:00 | 芸能
次の火曜日、1月6日に午後6時55分から午後7時25分まで、NHK Eテレにおいて、『Rの法則』の乃木坂特集が放送されます。

「何度目の青空か?」など10枚目シングル収録曲の歌詞紹介やフルバージョンによるスタジオライブがあるようです。

この『ライブ&トーク 乃木坂46』は、乃木坂を扱った特集の中でもとくに期待出来る番組で、ファンはぜひお見逃しなく(笑)。

Rの法則『ライブ&トーク 乃木坂46』に関するNHK公式情報



ちょっと遅くなりましたが、大晦日深夜から元日早朝まで行なわれた『CDTVスペシャル!年越しプレミアムライブ2014 -> 2015』についての感想を。

乃木坂は「何度目の青空か?」を1曲だけパフォーマンスしたのですが、年齢の関係で生田絵梨花が出演出来ず、センターには井上小百合が入りました。

選抜のセンターをアンダーが務めるのは、過去に例を思いつかず、相当に珍しいことじゃないでしょうか。

しかし、井上小百合のダンスを観て、なぜ彼女が抜擢されたのか、納得しました。

繊細な表現を駆使して、優美に踊る姿、抜群に良かったです。


身のこなしが柔らかく、とくに、上に掲げた掌を返す場面は、指先の動きにまで心がこもっていて、見とれてしまいました。

井上さゆにゃんは、戦隊ヒーローの変身ジェスチャーを彷彿させる(笑)、男性的でダイナミックな動きが特徴という頭があったので、これほど細やかで女性的なダンスを見せてくれるとは、想像していませんでした。

なんというか、日本舞踊のような艶やかな踊りで、和風セクシーといったしっとりした雰囲気を醸し出している。

しかも、ダンススキルだけでなく、曲の解釈がよく練り込まれていて、感心しました。


こういった、体の隅々にまで神経を行き届かせ、一つ一つのフリにしっかりと表情を与える踊りは、バレエを基本とする伊藤万理華のダンスにつながるものがあって、あるいは、アンダーライブを何公演も一緒にこなすうちに、井上さんが、まりっかの影響を受けながら、自分のダンスを作っていったのかもしれません。

ん~、ここまで高いレベルに成長していたなんて、失礼ながら、ちょっと予想外だった(笑)。

アンダーライブがパフォーマンス向上のために、もの凄く効果的だったということで、選抜メンバーも、ぜひ定期ライブを行った方がいいですね。


ただ、井上小百合が、「何度目の青空か?」をより深く解釈して、これまで選抜が行なってきたものとは異なる、繊細な表現という点ではワンランク上のダンスを披露したため、周りとの調和が若干壊れてしまった感はあります。

例えば、サビの「何度目の青空か」「この次の青空は」と歌う部分で、右手を二度、上に突き出すフリがありますが、さゆにゃんは、一度目は柔らかく、二度目は勢いよく腕を伸ばして違いを付け、歌をより細やかに表現していました。

個々の細かいフリにまで表情を与え、隙なく美しいなめらかな踊りを展開するのは、まりっかダンスの真骨頂で、井上さんのダンスは、それと基本発想を同じくするものです。

ところが、両脇の白石麻衣と西野七瀬は、一度目と二度目の右手突き上げを、あまり区別せず、二回とも同じような勢いで腕を伸ばしていて、井上小百合のダンスと揃っておらず、小さな不協和音が発生していました。

「何度目の青空か?」の全体ダンスは、「制服のマネキン」のように、各自の個性をぶつけ合うようなコンセプトではなく、揃える部分は、しっかり揃えた方が美しくなるので、センターと両脇のフロント2人が合ってないのは、あまり宜しくない。


臨時センターということで、全体ダンスをチェックする時間が少なくて、本番までに十分な「すり合わせ」が出来なかったのかもしれません。

まいやんとななせまるが井上さんのダンスに合わせるか、あるいは、まりっかのように、同じ系統のダンスが得意なメンバーを持ってきて、センターだけでなく、フロント全部を変えてしまうか、もう一歩、工夫して欲しかった。

センターである井上小百合が、生田絵梨花とはテイストの違う、彼女オリジナルな「何度目の青空か?」を踊っているのだから、それを中心に全体ダンスを組み上げるのが当然だし、ファンとして、そういう別解釈のステージをぜひ観てみたいです。


実は、生田絵梨花は、伊藤万理華と同じくバレエの素養をベースにしながらも、勢いのあるパワーダンスが身上で、「元気」を前面に出して人を惹き付ける踊りが得意なんですね。

決して細部のフリが雑というわけではなく、指先の表情で魅了するというより、舞台演劇を想起させる、体全体を使ったダイナミックな表現によって、観客の心を沸き立たせるダンスということです。

「ダンケシェーン」のような曲調とフリは、いくちゃんダンスの魅力を最大限に引き出すことが出来て、だからこそ、あのパフォーマンスは、人気があるのだと思います。

いくちゃん、キラキラ輝いてますよね、「ダンケシェーン」で(笑)。


「何度目の青空か?」でも、生田絵梨花は、まりっか流の繊細で女性的なダンスではなく、スピード感のある男性的なダンスを展開していて、両脇の白石、西野のダンスも、センターに合っていて違和感がありません。

つまり、CDTVのステージは、センターが生田絵梨花から井上小百合に変わっただけでなく、踊りの方向性そのものが変わってしまい、周りが対応し切れていなかった部分がある。

センターは、先頭で踊る以上に、ダンスコンセプトの象徴でもあるので、センターを変える場合は、その周りも変えた方がいいケースがあるかと思います。


では、CDTVのステージ、「失敗」だったかというと、全く逆で、乃木坂にとって、非常に有意義な経験が出来たステージで、むしろ「大成功」だったんじゃないでしょうか。

アンダーライブによって成長した井上小百合が、細部にまで表情を与えるダンスをセンターで披露し、それが素晴らしかったため、生田絵梨花とは別の「何度目の青空か?」を提示することになった。

しかし、いくちゃん流からさゆにゃん流へのコンセプト変更に、周囲が付いていけず、フリが揃わない部分が出てしまった。


伊藤万理華や川村真洋など優れたダンスメンバーを擁するアンダーが、長期に渡るライブによって、パフォーマンス面で驚くほど伸びた。

そして、センターとして送り込まれた井上小百合は、選抜とは別解釈の「何度目の青空か?」を披露して、全体ダンスにちょっとした混乱が生じた。

CDTVの「何度目の青空か?」は、アンダーがもはや選抜の「アンダー」ではなく、選抜とは異なる乃木坂を見せることが出来る、もう一つの選抜であることを、はっきりと証明したステージだったんじゃないでしょうか。


井上小百合が上手過ぎたが故に起こった全体ダンスの不協和音は、乃木坂にアンダーという強力な別勢力が誕生していることを示すもので、これだけメンバーが力を付けてきたとなると、2チーム制も十分に実現可能だし、実力選抜を作れば、相当なレベルを期待出来ます。

いや~、定期ライブというのは、恐ろしいくらい、飛躍的にメンバーをレベルアップさせるんですね。

CDTVでの「何度目の青空か?」は、アンダーの概念が本当に変わったことを実感した、そんなステージでした。

あるいは、井上小百合のセンター抜擢は、そのことをメンバーとファンに知らせることが、一つの目的だったのかもしれません。

選抜とアンダーの差なんて、もう無くなりつつあるんだと。


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乃木坂の失われた枠、第65回は特定歌手偏重と過剰な番組宣伝の「NHK自己満足」紅白 [02Jan15]

2015-01-02 18:00:00 | 芸能
明けまして、おめでとうございます。

元日にTOKIOの『ウルトラマンDASH』をぼんやり観ていたら、いきなり西野七瀬が登場してビックリしました。

スーパーのレジに置かれたカゴに、離れた場所から障害物を越えてテニスボールを打ち込む挑戦をした、19歳の西岡良仁選手が、なんと乃木坂46、とくにななせまるのファンだそうで、事前取材の練習場シーンにおいて、自分のバッグから、1st写真集「乃木坂派」を取り出して、見せていました。

しかも、「出た時に買わせてもらいました」と述べているので、予約購入の可能性もあって、もの凄いファンじゃないですか。


さすがに「お渡し会」には行ってないかもしれないけど(笑)、乃木坂のライブなどに、来てくれていても全然おかしくないです。

スーパーでのチャレンジが見事成功した後、「ご褒美」ということで、なんと西野七瀬からのメッセージVTRが流れて、乃木坂ちゃん、元日からゴールデンタイムの人気番組に出ちゃいました(笑)。

西岡選手は、「錦織2世」とも言われるテニス界の若きホープだそうで、こういう注目アスリートがファンになってくれると、思わぬところで、乃木坂の宣伝になって、有り難いですね。


それにしても、しばらく乃木坂の出演はないだろうと、「乃木坂脳」が休んでいたので(笑)、不意打ちされると、想像以上に仰天します。

この調子だと、街でばったりメンバーに会ったら、嬉しいというより、驚いて固まってしまう気がする。

で、プライベートやお仕事を邪魔しちゃいけないと、そそくさと離れるんでしょうね、多分(笑)。

声を掛けたり、サインを貰ったり、そういう話は聞くけど、実際には、なかなか出来ないと思う。

まあ、だからイベントとして行なう握手会が繁盛するのかもしれません。


さて、今日は、大晦日に行なわれた第65回NHK紅白歌合戦を、各歌手の出演時間を軸に、振り返ってみます。

今回の紅白に関して、感想を一言で述べると、「ひとりよがり」で、観ていて疲れたということです。

出演歌手の選び方にしても、ショーの内容にしても、制作者の思い込みや嗜好が色濃く反映されていて、首をひねる場面が多かった。

以下の表を通して、そういう気持ちにさせられる原因を、探ってみます。

(表1) 2014年大晦日の第65回NHK紅白歌合戦における各出場歌手の音楽演奏時間

凡例
(対戦番号 紅or白) 演奏時間 [歌手名(出場回数)]

#「演奏時間」とは、歌の前奏開始から後奏終了までの時間で、例えば、「2 : 03」は2分3秒を表す。
# 読点「、」は、前後の歌手がメドレー的に順番に歌ったことを示す。
# スラッシュ「/」は、前後の歌手がデュエットによって一つの曲に一緒に関わったことを示す。
#「pre」は、歌唱の前に、VTRを伴うようなかなり長めの曲や歌手の紹介があった場合に、その時間と内容を記している。

第1部 (19:15~20:55)

(01紅) 2 : 03 [HKT48(初)]
(01白) 2 : 18 [Sexy Zone(2)]
(02紅) 2 : 03 [E-girls(2)]
(02白) 2 : 03 [AAA(5)]

(企画1) 2 : 00 [Dream5]

(03紅) 2 : 03 [miwa(2)]
(03白) 2 : 15 [福田こうへい(2)]
(04紅) 1 : 32 [SKE48(3)]、1 : 31 [NMB48(2)]
(04白) 2 : 00 [郷ひろみ(27)]
(05紅) 2 : 22 [藤あや子(20)]
(05白) 1 : 58 [ポルノグラフィティ(13)]
(06紅白) 2 : 21 [水樹奈々(6) / T.M.Revolution(5)]
(07白) 1 : 56 [クリス・ハート(2)]
(07紅) 2 : 18 [伍代夏子(21)]
(08白) 3 : 00 [三代目J Soul Brothers(3)]
(08紅) 2 : 08 [西野カナ(5)]
(09紅) 2 : 09 [香西かおり(18)]
(09白) 2 : 20 [細川たかし(38)]
(10白) 1 : 33 [徳永英明(9)] pre 1 : 01 [羽生結弦選手のVTR]
(10紅) 3 : 13 [天童よしみ(19)]

(企画2) 2 : 53 [妖怪キャラ / 嵐(6)]、1 : 56 [キング・クリームソーダ]

(11紅) 2 : 21 [坂本冬美(26)]
(11白) 2 : 31 [森進一(47)]
(12紅) 3 : 06 [和田アキ子(38)]
(12白) 2 : 30 [V6(初)]

第2部 (21:00~23:45)

(企画3) 3 : 04 [絢香(7)] pre 3 : 33 [「花子とアン」特別編]

(13紅) 2 : 43 [May J. (初)]
(13白) 2 : 15 [SEKAI NO OWARI(初)]
(14紅) 2 : 30 [Perfume(7)]
(14白) 2 : 16 [ゴールデンボンバー(3)]
(15紅) 2 : 12 [ももいろクローバーZ(3)]
(15白) 3 : 02 [関ジャニ∞(3)]
(16白) 2 : 35 [氷川きよし(15)]
(16紅) 2 : 27 [水森かおり(12)]
(17白) 2 : 55 [五木ひろし(44)]
(17紅) 2 : 23 [いきものががり(7)]
(18紅) 1 : 55 [きゃりーぱみゅぱみゅ(3)]
(18白) 2 : 28 [TOKIO(21)]

(企画4) 2 : 33 [神田沙也加(2) / イディナ・メンゼル]、3 : 26 [イディナ・メンゼル]

(19白) 6 : 23 [SMAP(22)]
(19紅) 3 : 31 [椎名林檎(2)]
(20白) 3 : 39 [EXILE(10)]
(20紅) 4 : 01 [薬師丸ひろ子(初)]
(21紅) 3 : 48 [石川さゆり(37)]
(21白) 4 : 58 [長渕剛(4)] pre 1 : 19 [長渕剛からの「メッセージ」]

(企画5) 3 : 18 [中森明菜]

(22紅) 3 : 06 [AKB48(7)]
(22白) 6 : 00 [福山雅治(7)] pre 0 : 55 [NHKスペシャル「hot spots 最後の楽園 season2」の宣伝VTR]
(23紅) 4 : 53 [中島みゆき(2)]
(23白) 4 : 51 [美輪明宏(3)]

(企画6) 9 : 50 [サザンオールスターズ] pre 1 : 20 [中継先ライブ会場の桑田圭祐とのやりとり]

(24白) 5 : 45 [嵐(6)]
(24紅) 3 : 46 [松田聖子(18)]


第1部は、午後7時15分から8時55分までの1時間40分。

5分間のニュースを挟んで始まる第2部は、午後9時から午後11時45分の2時間45分です。

第2部の方が、第1部より1時間以上長いのに、紅組vs白組の「対戦」数は、両方の部とも12組です。

「企画」での出演を合わせた総歌手数は、第1部28組、第2部29組で、これもほとんど同じです。

つまり、第1部に出演した歌手は、第2部と比べて、持ち時間を厳しく抑えられていることが分かります。


上表を見ると、第1部における、各歌手の音楽演奏時間は、ほとんどが2分を少し越える程度です。

そして、以下のように、2分30秒以上だった歌手は6組、3分以上は3組しかなく、そのほとんどは、終了時刻に近い後半に集まっています。

(表2) 第1部で2分30秒以上だった歌手のランキング

2分30秒:V6(初)
2分31秒:森進一(47)
2分53秒:妖怪キャラと嵐(6)のコラボ
3分00秒:三代目J Soul Brothers(3)
3分06秒:和田アキ子(38)
3分13秒 : 天童よしみ(19)


一方、第2部では、2分30秒以上の歌手は22組、3分以上が17組もいます。

さらに、4分以上の歌手は、以下のように8組です。

(表3) 第2部で4分以上だった歌手のランキング

4分01秒:薬師丸ひろ子(初)
4分51秒:美輪明宏(3)
4分53秒:中島みゆき(2)
4分58秒:長渕剛(4)
5分45秒:嵐(6)
6分00秒:福山雅治(7)
6分23秒:SMAP(22)
9分50秒:サザンオールスターズ


なんと、サザンは10分近くに渡るステージとなっていて、第1部の平均的な出演時間である2分の5倍近くです。

また、曲に入る前、横浜アリーナにいる桑田圭祐とNHKホールの中居正広がやり取りして、これが1分20秒とかなり長い。

長渕剛の場合は、4分58秒のステージを始める前、嵐の二宮和也が彼のメッセージを読み上げ、そこにVTRを被せる曲前イベントが1分19秒入っています。


福山雅治は、パシフィコ横浜での大晦日ライブからの生中継ではなく、凄まじい話なんだけど、紅白で流れた6分のステージは、そのライブのVTRでした。

さらに、その前に、彼が世界の珍しい自然と出会い、紹介するNHKスペシャル「hot spots 最後の楽園 season2」の番宣VTRが55秒流れています。

つまり、VTRを7分も流したということです。

このように、長渕剛、福山雅治、サザンは、持ち時間が長く、曲前にも尺を取っていて、破格の扱いを受けていることが分かります。


こういった特定の大物アーティストに、長い時間を割いたため、他の歌手への尺がタイトになり、本来であれば、1部と2部にバランス良く配分するべきステージを、1部に多数詰め込む形になってしまった。

象徴的だったのが、第1部の対戦5番目に登場したポルノグラフィティで、デビュー曲である「アポロ」に割て当てられた時間は、たったの1分58秒でした。

私は、ポルノのコンサートに数回行ったことがあり、テレビ音楽祭での出演シーンもよく観ていますが、こんなに短いステージは記憶にありません。

超短縮版の「アポロ」だった筈で、2014年、シングルを2枚リリースし、大型音楽祭に多数出演して、ハイレベルなステージを披露してきた活躍を考えると、あまりに低い扱いじゃないかと言いたくなります。


さらに、理解し難いのは、ゆずとコブクロが出ていないことです。

2014年、ゆずは「ヒカレ」、コブクロはソチ五輪のテーマソングになった「今、咲き誇る花たちよ」をリリース、さまざまな音楽番組に出演して、J-POPシーンでの存在感は抜群でした。

各歌手への時間配分を少し見直せば、3分程度のステージは簡単に作れる筈で、ゆずもコブクロも、どちらも出演しないなんて、ちょっと考えられない。


(表3)に名前が載っている歌手は、全員が素晴らしいアーティストで、彼らの出場が紅白を盛り上げたことは間違いないでしょう。

しかし、他の歌手と比べて、ここまで時間を偏重配分するのであれば、2014年に大ヒットを飛ばすなど、誰もが納得する理由が存在すべきで、それが見当たらないとなると、制作スタッフが自分たちの単なる思い入れで優遇しているとしか思えません。

サザンを紹介する場面で、司会役の中居正広が、「31年ぶりの出場」「本当に1日前くらいに決まったそうですよ」と述べていたけど、ギリギリまで粘って口説き落とした交渉担当者の自慢話を聞かされているようで、うんざりした気分になりました。

長年出演しなかった大物アーティストを承諾させた手柄を見せつけているのであれば、NHKに対して、誰のための紅白なのかと訊きたくなります。

制作者が、個人的に思い入れの強い歌手、あるいは、口説き落とせれば大手柄になる歌手に、交渉の過程で破格の待遇を提示して、出演が実現した。

しかし、そのため、2014年に活躍して、大晦日にNHKホールで歌いたいと願っていた多くの歌手が、出演時間を大幅に削られたり、出場出来なかったとすれば、公共放送が受信料を使って大晦日に送る音楽祭として、極めて不適切だと思います。


今回の紅白、ここまで述べたように、出場歌手の選択と待遇に大きな疑問を感じるのですが、それだけでなく、特定のドラマや番組をあまりにフィーチャーし過ぎている点が、非常に気になります。

第2部の初め、絢香が「花子とアン」の主題歌「にじいろ」を歌う前に、特別ドラマが流されますが、それが3分33秒もある。

「花子とアン」は、視聴率が良かったそうですが、だからといって紅白を観ている誰もが知っているほどのヒットだったわけではない。

3分33秒というのは、(表2)から分かるように、第1部の歌手は誰一人割り振って貰えなかったほど長い尺で、圧巻のステージだったイディナ・メンゼルの「Let It Go」ですら、3分26秒です。

これほどの時間をドラマに割いて、一方、ゆずやコブクロが出ていないというのは、紅白は何時から歌をうたうのではなく、ドラマを観るイベントになったのかと、NHKに電話で問い合わせたくなります(笑)。


ただ、「花子とアン」や「マッサン」は、連続テレビ小説なので、NHKの気持ちが入るのはまだ分かります。

どうにも納得出来ないのが、民間のキャラクターである『妖怪ウォッチ』の多用です。

第1部の主役は妖怪と言っていいほど、最初からずっと出ずっぱりで、今回の紅白は、『妖怪ウォッチ』の大規模なCMショーになっていました。

さぞかし、アニメの視聴率は上がり、グッズなど関連商品が売れるでしょう(笑)。


イディナ・メンゼルが「Let It Go」を歌ったとき、「アナと雪の女王」のシーンが流れたけど、今年大ヒットした映画でもあり、まあ、この程度なら、ステージを盛り上げる効果ということで、許容範囲かなと感じました。

しかし、妖怪ウォッチは、キャラだけのステージを作ったり、後ろのスクリーンに頻繁に登場して、司会に絡むなど、いくら何でもやり過ぎだと思います。

今回の紅白では、出場歌手に関して、NHKの関係者が、「内定」などの秘密情報を、特定メディアにリークしていた可能性が濃厚で、では、その関係者はどんな「見返り」を貰ったのかなと、疑われても仕方ないものがあります。

公共放送としてNHKが守るべき「けじめ」が緩くなっていることを、『妖怪ウォッチ』の多用は裏付けた形になっていて、受信料を払う意欲をなくさせる紅白でした。


こうやって分析すると、乃木坂46が「落選」した理由も見えてきます。

NHKは当初、乃木坂を紅白のトップバッターとして考えていたと思います。

しかし、サザン、中島みゆき、中森明菜など、大物アーティストとの出演交渉が延々と続き、その部分に長い尺を確保するため、多くの歌手が出演時間を抑えられ、1部に押しやられていった。

この大物3人に割いた時間は、曲前紹介を含めない音楽演奏部分だけで、合計18分もあります。

そんな長尺が必要な出演者の参加が、出場歌手発表の直前から、次々と決定したら、かりに「内定」が出ていたとしても、新人アイドルである乃木坂の立場は、風前の灯火になって不思議じゃありません。


こういったシビアな時間調整において、NHKから見ると、AKB48Gは一種の切り札で、実際、SKE48とNMB48は出場歌手中もっとも短い1分半のステージしかなく、しかも紹介時間を短縮出来るメドレーになった。

また、AKB48本体も、ヒットメドレーを諦め、「心のプラカード」の1曲を3分で披露するに留まった。

これはAKB48G運営にとって、相当な譲歩の筈です。

NHK側は、この譲歩を引き出すため、昨年通りの3枠維持を約束、それが乃木坂46からHKT48への「差し替え」につながったのだと思います。


大物アーティストの長時間ステージが、次々に増えたため、「4枠目」である乃木坂は、出場歌手発表の直前に独立枠を失い、入る余地が消えて、紅白初出場を逃すことになった。

紅白13回出場のポルノグラフィティですら、2分より少ない時間しか貰えなかったほど、その時間調整は過酷だった。

とくに、今回の制作陣は、今のアイドルにはほとんど興味がないようで、新人アイドルは、紅組のHKT48だけで、白組には誰もいないあり様です。

彼らから見れば、乃木坂のために、新たに時間を空けて、枠を作る気持ちにならなかったのでしょう。


フジテレビの音楽プロデューサーが「乃木坂が紅白に出ないのはおかしい」と述べたそうですが、確かに、年間160万枚以上CDを売り、AKB48、嵐に次いで3位にランクイン、しかも神宮を満杯にした人気グループが、出場出来なかったわけで、NHKは一体どんな基準で歌手を選んでいるのかと訊きたくなります。

NHKへのそういう批判をかわすために「スキャンダルによる落選」説が流れたのかもしれない。

実際、この説によって、ファンの声が、週刊文春にスクープされたメンバーや乃木坂運営への批判一色になった感があり、その分、NHKへの抗議は、大幅に減ったと思います。


しかし、本当に批判されるべきは、特定のアーティストを、常軌を逸して偏重する紅白制作者の姿勢じゃないでしょうか。

どうすれば紅白に出場出来るのか、誰もが分かる明確な基準がないまま、多くの人が当然出るだろうと思っていた歌手が「落選」し、なぜこの歌手がと思う人が出場している。

また、なぜここまでと思うほど長い尺を貰う歌手がいる一方、普通の音楽祭では考えられないほど短いステージを強いられる歌手がいる。

そして、特定メディアに内部情報をリークしたり、民間のキャラクターを、紅白のメインに据えるような、緩い姿勢がまかり通っている。


紅白を巡っては、選考レースにおいて、歌手の所属事務所とNHKの間に、良からぬ関係があるのではないかという噂は、随分以前からありました。

今回は、そういった問題が、取材メディアや登場キャラクターにまで広がった印象があって、長年、欠かさず受信料を払ってきたものとして、腹立たしい気持ちに何度もさせられました。

NHK紅白歌合戦。

そろそろ、本当の意味での大改革が必要なんじゃないでしょうか。


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