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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

日本ハム、第一戦を制す 7月31日(火) ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-31 22:10:28 | 野球
最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、それが点灯しやすいかどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます

<今日の結果>

4 勝 13 回戦 7 勝
中日 2 - 0 巨人
東京ドーム

11 勝 13 回戦 1 勝
広島 4 - 4 横浜
平塚球場

4 勝 11 回戦 6 勝
ヤクルト 2 - 7 阪神
甲子園

4 勝 12 回戦 7 勝
ソフトバンク ノーゲーム 楽天
岩手県営野球場

4 勝 12 回戦 7 勝
オリックス 7 - 1 西武
西武ドーム

9 勝 12 回戦 2 勝
日本ハム 5 - 3 ロッテ
千葉QVCマリン

勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで

<ちょっとコメント>

中日・大野、巨人・沢村の好投で6回まで両チームゼロ行進。7回表、沢村が森野からタイムリーを浴び2失点。最後は岩瀬が締めて、東京ドームでも中日が「らしい」勝利。

ネットニュースで今週は巨人の「マジックウィーク」とした記事があったが、やや先走り過ぎ。中日は、巨人戦で1勝、次のヤクルト戦で1勝すれば巨人からのマジック点灯を回避出来るのだから、中日の戦力を考えれば、今週が「マジックウィーク」の可能性は低い。

日曜日に中日がヤクルトに勝った時点で、8月第一週の優勝マジック点灯という「セリーグの悪夢」はほぼ回避されたとみるのが妥当。

阪神は、5回裏、新井貴浩、金本、マートン、ブラゼルのタイムリーで一気に逆転。看板打者の活躍でヤクルトに快勝。

広島対横浜は前半は点取り合戦、後半は一転してゼロ行進で、結局、引き分け。

日本ハムは6回表、稲葉のスリーランで逆転に成功。追いすがるロッテを振り切って勝利。結果、ペナントレースでも日本ハムがロッテを抜いて首位に。日本ハムは、優勝確率、CS出場確率が一気に上昇してロッテを抜いたが、各チームへのマジック点灯指標は、対オリックスを除いて、依然ロッテが有利。

オリックスは、西武・石井一久の立ち上がりを攻めて4点を奪い、そのまま大差で勝利。

<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月31日22:00現在

セリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 巨人 0.646 --- 56 77.6 99.8
中日 3.2 [11]、広島 -1.5 [9] (M 44, 0.786)、ヤクルト 0.8 [13]、阪神 -4.5 [9] (M 38, 0.679)、横浜 -4.2 [14] (M 34, 0.607)

2 中日 0.59 4.5 54 21.3 97.6
巨人 7.9 [11]、広島 1.5 [10]、ヤクルト 1.8 [10]、阪神 -1.6 [10] (M 42, 0.778)、横浜 -2.2 [13] (M 37, 0.685)

3 広島 0.494 7.5 56 0.6 50.2
巨人 10.5 [9]、中日 8.6 [10]、ヤクルト 6.4 [12]、阪神 4 [14]、横浜 0.4 [11]

4 ヤクルト 0.487 0.5 59 0.5 44.7
巨人 12.3 [13]、中日 8.3 [10]、広島 5.7 [12]、阪神 3.2 [13]、横浜 0 [11] (M 48, 0.814)

横浜が残り全勝して、ヤクルトが横浜戦以外を全勝(48勝)すると勝率が完全に一致する。ヤクルトの横浜に対する「同順位マジック」は点灯したままだが、相手順位を上回る「上位マジック」は消滅したと言える。そのため、横浜は「赤」から「ピンク」に変化した。

5 阪神 0.425 5 55 0.05* 7.3
巨人 13.5 [9]、中日 11.6 [10]、広島 10 [14]、ヤクルト 9.9 [13]、横浜 2.4 [9]

6 横浜 0.354 5.5 58 0.05* 0.4
巨人 18.2 [14]、中日 15.2 [13]、広島 10.7 [11]、ヤクルト 11 [11]、阪神 6.7 [9]

「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 日本ハム 0.542 --- 54 36.6 81.9
ロッテ 6.9 [12]、西武 5.4 [11]、楽天 4.5 [12]、ソフトバンク 2.4 [10]、オリックス 0.2 [9]

2 ロッテ 0.539 0.5 57 33.6 77.8
日本ハム 5.2 [12]、西武 5 [12]、楽天 3.2 [11]、ソフトバンク 1 [9]、オリックス 1.4 [13]

3 西武 0.519 1.5 58 17.9 63.7
日本ハム 5.7 [11]、ロッテ 7.1 [12]、楽天 4.2 [11]、ソフトバンク 3.5 [12]、オリックス 1.9 [12]

4 楽天 0.488 2.5 58 6.5 37.3
日本ハム 7.6 [12]、ロッテ 7.9 [11]、西武 6.9 [11]、ソフトバンク 5.3 [13]、オリックス 2.7 [11]

5 ソフトバンク 0.482 0.5 53 4.8 31.0
日本ハム 7.7 [10]、ロッテ 8.1 [9]、西武 8.6 [12]、楽天 7.8 [13]、オリックス 2.9 [9]

6 オリックス 0.44 3.5 54 0.7 8.3
日本ハム 8.9 [9]、ロッテ 11.7 [13]、西武 10.2 [12]、楽天 8.4 [11]、ソフトバンク 6.2 [9]

<表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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西武がやって来た! 7月30日(月) ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-30 21:46:04 | 野球
最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、それが点灯しやすいかどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます

<今日の結果>

3 勝 11 回戦 7 勝
オリックス 2 - 6 西武
西武ドーム

勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで

<ちょっとコメント>

西武・岸とオリックス・フィガロの両先発がともに好投。同点で迎えた7回裏2アウト3 塁の場面、代打に起用されたカーターがタイムリー。その後、秋山のスリーランでこの回一挙に4点。そのまま逃げ切って、西武が快勝。

最近の西武は波に乗っていて、見ていて負ける気がしない。好調西武は、この勝利で首位ロッテに1.5ゲーム差、2位日本ハムには1ゲーム差まで詰め寄った。パリーグ優勝争い、いよいよ役者が揃ってきた感がある。

<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月30日21:40現在

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 ロッテ 0.547 --- 58 38.0 80.9
日本ハム 5.2 [13]、西武 5 [12]、楽天 2.7 [11]、ソフトバンク 0.5 [9]、オリックス 0.9 [13]

2 日本ハム 0.537 0.5 55 30.1 77.7
ロッテ 7.9 [13]、西武 5.9 [11]、楽天 4.5 [12]、ソフトバンク 2.4 [10]、オリックス 0.2 [9]

3 西武 0.525 1 59 20.8 68.0
ロッテ 7.1 [12]、日本ハム 5.2 [11]、楽天 3.7 [11]、ソフトバンク 3 [12]、オリックス 1.9 [13]

4 楽天 0.488 3 58 6.1 36.5
ロッテ 8.4 [11]、日本ハム 7.6 [12]、西武 7.4 [11]、ソフトバンク 5.3 [13]、オリックス 2.7 [11]

5 ソフトバンク 0.482 0.5 53 4.5 30.3
ロッテ 8.6 [9]、日本ハム 7.7 [10]、西武 9.1 [12]、楽天 7.8 [13]、オリックス 2.9 [9]

6 オリックス 0.434 4 55 0.5 6.6
ロッテ 12.2 [13]、日本ハム 8.9 [9]、西武 11.2 [13]、楽天 8.4 [11]、ソフトバンク 6.2 [9]

<表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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中日、セリーグの終焉を回避 7月29日(日) ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-29 21:18:37 | 野球
最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、それが点灯しやすいかどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます

<今日の結果>

8 勝 14 回戦 4 勝
ヤクルト 0 - 1 中日
ナゴヤドーム

7 勝 15 回戦 7 勝
横浜 2 - 9 阪神
甲子園

8 勝 15 回戦 6 勝
巨人 1 - 1 広島
広島マツダスタジアム

6 勝 13 回戦 6 勝
西武 13 - 4 楽天
Kスタ宮城

8 勝 15 回戦 7 勝
日本ハム 6 - 7x オリックス
京セラドーム大阪

5 勝 15 回戦 8 勝
ソフトバンク 4 - 2 ロッテ
千葉QVCマリン

勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで

<ちょっとコメント>

ナゴヤドームは、中日・山内、ヤクルト・館山の両先発が7回まで投げ合い、締まった投手戦。結局、森野の4回裏ソロホームランの1点を守りきって、中日が完封勝ち。

マツダスタジアムでも、斉藤祐樹の早大チームメイト、広島・福井優也と巨人・宮国の両先発が好投。リリーフ陣も機能して、延長に入っても両チーム譲らず引き分け。

この結果、広島は勝率2毛差でヤクルトを抜いて3位浮上。巨人は、中日とのゲーム差が5.5に縮まるも、痛くも痒くもなし。

ただ、中日は来週火曜日からの巨人三連戦を前に、巨人からの上位マジック点灯指標を 3.2 に上げることに成功。三連敗でも巨人からのマジック点灯はない状況を作った。これによって、8月第一週での巨人の優勝マジック点灯という「セリーグの悪夢」は回避できそうで、ある意味、中日がセリーグを救ったとも言える。

ヤクルトは巨人からの点灯指標が 0.8 に低下して、危険水域であるピンク文字リストに入った。直接対決であれば1敗で、他チームとの試合であれば、巨人2勝ヤクルト2敗でマジック点灯。

阪神は4回裏、横浜先発の三浦から鳥谷のツーラン、新井良太のスリーランで5点を挙げ逆転。先発能見も好投して、久しぶりに「らしい戦い」で快勝。捕手の藤井も戻ってきて、阪神はこの勝ちを浮上のきっかけにしたいところ。

日本ハムは先発斉藤祐樹がピリッとせず4回に降板するも、中盤に追いついて得意の展開へ。しかし、9回裏同点で登板した抑えの武田久がオリックスの後藤光尊からタイムリーを浴び、サヨナラ負けを喫した。

ロッテ対ソフトバンクは、1回2回は落ち着かない展開で点の取り合いとなったが、3回以降は両チームほとんどゼロ行進。結局、ゴタゴタした序盤に1点リードしたソフトバンクが、それを決勝点として勝利。

ソフトバンクは、ロッテからの上位マジック点灯指標を 0.5 で止めたまま直接対決を終え、自力優勝消滅の危機を一先ず乗り切った。

一方、オリックスは、ロッテからの点灯指標が 1.4 に上昇して、ピンク文字脱出。日本ハムからの点灯指標は 0.7 に止めて直接対決終了。何度も自力優勝消滅ラインに追い込まれるも、その度にしぶとく押し戻す。まさに「土俵際の魔術師」。

楽天は先発田中が立ち上がり大乱調。5点を失って2回で降板。西武は8回にもビッグイニングを作り、14安打13点という効率の良い攻めで楽天に大勝。

3位西武と4位楽天のゲーム差は2.5に広がり、楽天と5位ソフトバンクの差は0.5に縮小。CS出場権争いの二番手争いが激化。

<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月29日21:20現在

(訂正) 巨人のCS率を当初「99.95*」としていましたが、これは「99.9」の誤りでした。小数点以下2桁で表記すると「99.86」となる値です。

セリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 巨人 0.654 --- 57 82.1 99.9
中日 3.2 [12]、広島 -1.9 [9] (M 45, 0.789)、ヤクルト 0.8 [13]、阪神 -5 [9] (M 39, 0.684)、横浜 -4.5 [14] (M 35, 0.614)

2 中日 0.584 5.5 55 16.7 96.5
巨人 8.9 [12]、広島 1.7 [10]、ヤクルト 2.3 [10]、阪神 -1.6 [10] (M 43, 0.782)、横浜 -2 [13] (M 39, 0.709)

3 広島 0.494 7 57 0.5 48.2
巨人 10.9 [9]、中日 8.4 [10]、ヤクルト 6.7 [12]、阪神 3.9 [14]、横浜 0.9 [12]

4 ヤクルト 0.494 0 60 0.6 49.3
巨人 12.3 [13]、中日 7.8 [10]、広島 5.4 [12]、阪神 3.2 [14]、横浜 -0.4 [11] (M 49, 0.817)

5 阪神 0.418 6 56 0.05* 5.7
巨人 14 [9]、中日 11.6 [10]、広島 10.2 [14]、ヤクルト 10.9 [14]、横浜 2.6 [9]

6 横浜 0.354 5 59 0.05* 0.4
巨人 18.5 [14]、中日 15 [13]、広島 11.2 [12]、ヤクルト 11.4 [11]、阪神 6.5 [9]

「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きい
「99.95*」は 99.95 % 以上かつ 100 % より小さい

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 ロッテ 0.547 --- 58 39.1 81.2
日本ハム 5.2 [13]、西武 5 [12]、楽天 2.7 [11]、ソフトバンク 0.5 [9]、オリックス 1.4 [13]

2 日本ハム 0.537 0.5 55 31.1 78.1
ロッテ 7.9 [13]、西武 5.9 [11]、楽天 4.5 [12]、ソフトバンク 2.4 [10]、オリックス 0.7 [9]

3 西武 0.519 1.5 60 18.1 63.6
ロッテ 7.1 [12]、日本ハム 5.2 [11]、楽天 3.7 [11]、ソフトバンク 3 [12]、オリックス 2.9 [14]

4 楽天 0.488 2.5 58 6.4 37.4
ロッテ 8.4 [11]、日本ハム 7.6 [12]、西武 7.4 [11]、ソフトバンク 5.3 [13]、オリックス 3.2 [11]

5 ソフトバンク 0.482 0.5 53 4.7 31.1
ロッテ 8.6 [9]、日本ハム 7.7 [10]、西武 9.1 [12]、楽天 7.8 [13]、オリックス 3.4 [9]

6 オリックス 0.439 3.5 56 0.7 8.7
ロッテ 11.7 [13]、日本ハム 8.4 [9]、西武 11.2 [14]、楽天 7.9 [11]、ソフトバンク 5.7 [9]

<表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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巨人、確かに「一人旅」 7月28日(土) ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-28 22:19:46 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、それが点灯し易い状況かどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます

<今日の結果>

8 勝 13 回戦 3 勝
ヤクルト 4 - 4 中日
ナゴヤドーム

7 勝 14 回戦 6 勝
横浜 3 - 1 阪神
甲子園

8 勝 14 回戦 6 勝
巨人 9 - 2 広島
広島マツダスタジアム

5 勝 12 回戦 6 勝
西武 5 - 4 楽天
Kスタ宮城

8 勝 14 回戦 6 勝
日ハム 3 - 1 オリックス
京セラドーム大阪

4 勝 14 回戦 8 勝
ソフトバンク 2 - 2 ロッテ
千葉QVCマリン

勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで

<ちょっとコメント>

ヤクルトは1点リードされた9回表、無死2塁のランナーを送りバントとスクイズで帰す執念の采配で、一度は逆転された中日を引き分けにまで持ち込んだ。

巨人は広島に横綱相撲で大勝。阪神はまたエラーが得点に結びつくパターンで横浜に2連敗。横浜は5位阪神とのゲーム差を4に縮めた。

今日の結果で、巨人の優勝確率 83.5 % に対して、 中日は 14.9 % にまで低下。ゲーム差は 6 に拡大。本当に巨人の「一人旅」になりつつある。

日ハムは後半に逆転する得意のパターンで、オリックスに快勝。

西武は3回表、楽天先発の塩見を攻略して一気に4点。その後、なんとか逃げ切って勝利。3位西武と4位楽天のゲーム差は1.5に広がった。

ロッテ1点リードで迎えた9回表、ソフトバンクは長谷川がタイムリーを放って同点。延長10回に入るも勝負がつかず、引き分け。ソフトバンクは、ロッテからの上位マジック点灯指標が 0.5 に低下。明日も自力優勝をかけた試合が続く。


<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月28日22:15現在

セリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 巨人 0.654 --- 58 83.5 99.8
中日 3 [12]、ヤクルト 1.2 [13]、広島 -1.4 [10] (M 46, 0.793)、阪神 -5.2 [9] (M 39, 0.672)、横浜 -4.2 [14] (M 36, 0.621)

2 中日 0.579 6 56 14.9 95.1
巨人 9.1 [12]、ヤクルト 3.3 [11]、広島 1.8 [10]、阪神 -1.6 [10] (M 44, 0.786)、横浜 -1.5 [13] (M 41, 0.732)

3 ヤクルト 0.5 6 61 1.0 53.8
巨人 11.9 [13]、中日 7.8 [11]、広島 5 [12]、阪神 2.7 [14]、横浜 -0.4 [11] (M 50, 0.82)

4 広島 0.494 0.5 58 0.6 46.4
巨人 11.4 [10]、中日 8.3 [10]、ヤクルト 7 [12]、阪神 3.7 [14]、横浜 1.2 [12]

5 阪神 0.41 6.5 57 0.05* 4.3
巨人 14.2 [9]、中日 11.6 [10]、ヤクルト 11.4 [14]、広島 10.4 [14]、横浜 3.6 [10]

6 横浜 0.359 4 60 0.05* 0.5
巨人 18.2 [14]、中日 14.5 [13]、ヤクルト 11.4 [11]、広島 10.9 [12]、阪神 6.5 [10]

「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 ロッテ 0.554 --- 59 41.9 84.2
日ハム 5.2 [13]、西武 4.5 [12]、楽天 2.6 [11]、ソフトバンク 0.5 [10]、オリックス 0.9 [13]

2 日ハム 0.543 0.5 56 33.4 81.6
ロッテ 7.9 [13]、西武 5.4 [11]、楽天 4.5 [12]、ソフトバンク 1.9 [10]、オリックス 0.7 [10]

3 西武 0.513 2.5 61 13.7 58.4
ロッテ 7.6 [12]、日ハム 5.7 [11]、楽天 4.7 [12]、ソフトバンク 3 [12]、オリックス 2.9 [14]

4 楽天 0.494 1.5 59 7.2 42.4
ロッテ 8.5 [11]、日ハム 7.6 [12]、西武 7.4 [12]、ソフトバンク 4.8 [13]、オリックス 2.7 [11]

5 ソフトバンク 0.476 1.5 54 3.3 26.4
ロッテ 9.6 [10]、日ハム 8.2 [10]、西武 9.1 [12]、楽天 8.3 [13]、オリックス 3.4 [9]

6 オリックス 0.432 3.5 57 0.5 7.0
ロッテ 12.2 [13]、日ハム 9.4 [10]、西武 11.2 [14]、楽天 8.4 [11]、ソフトバンク 5.7 [9]


<表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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広島、自力V消滅 7月27日(金) ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-27 22:16:48 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、今それが点灯し易い状況かどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます

<今日の結果>

8 勝 12 回戦 3 勝
ヤクルト 9 - 2 中日
ナゴヤドーム

6 勝 13 回戦 6 勝
横浜 5 - 1 阪神
甲子園

7 勝 13 回戦 6 勝
巨人 9 - 0 広島
広島マツダスタジアム

4 勝 11 回戦 6 勝
西武 7 - 7 楽天
Kスタ宮城

7 勝 13 回戦 6 勝
日ハム 1 - 5 オリックス
京セラドーム大阪

4 勝 13 回戦 8 勝
ソフトバンク 2 - 9 ロッテ
千葉QVCマリン

勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで

<ちょっとコメント>

広島は先発野村が中盤まで好投するも、打線が杉内に抑えられゼロ行進。そのまま援護なく、ついに7回に巨人打線につかまり降板。終わってみれば、巨人が大差で圧勝。

3位に浮上した広島だが、今日の負けにより巨人からマジックM48が点灯。自力優勝が消滅した。一方、巨人は、横浜、阪神についで三つ目のマジック。加えて、CS 出場確率は 99.7 % とべらぼうな値。あまりに先が見え過ぎて興ざめ。

中日は川上憲伸が不調で、ヤクルトに大差で敗れる。あのナゴヤドームで9点も取れることに感心。

阪神は地元甲子園で横浜に逆転負け。横浜筒香への敬遠が裏目に出て、代打小池にスリーランを浴びたことが痛かった。阪神、トンネルの出口見えず。

オリックスは寺原の好投で日本ハムに快勝。オールスター後、オリックス快調。首位ロッテがソフトバンクに勝利して、2位日本ハムをゲーム差一つ突き放した。

ソフトバンクは今日の負けでロッテからの上位マジック点灯指標が1に低下。残り2試合を一つでも負けると、自力優勝が消滅する。

西武と楽天はあれこれ大騒ぎした末に引き分け。とにもかくにも西武は3位キープ。

とにかく暑いの一言。選手の皆さんご苦労様でした。


<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月27日22:15現在

セリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 巨人 0.649 --- 59 81.1 99.7
中日 3.2 [12]、広島 -0.4 [11] (M 48, 0.814)、ヤクルト 1.3 [13]、阪神 -4.7 [9] (M 41, 0.695)、横浜 -4.2 [14] (M 37, 0.627)

2 中日 0.579 5.5 57 16.7 94.4
巨人 8.9 [12]、広島 2.1 [10]、ヤクルト 3.8 [12]、阪神 -1.2 [10] (M 45, 0.789)、横浜 -1.7 [13] (M 41, 0.719)

3 広島 0.5 6 59 1.0 49.9
巨人 11.4 [11]、中日 7.9 [10]、ヤクルト 6.7 [12]、阪神 3.7 [14]、横浜 0.7 [12]

4 ヤクルト 0.5 0 62 1.2 50.7
巨人 11.8 [13]、中日 8.3 [12]、広島 5.4 [12]、阪神 3 [14]、横浜 -0.5 [11] (M 51, 0.823)

5 阪神 0.416 6.5 58 0.05* 5.0
巨人 13.7 [9]、中日 11.2 [10]、広島 10.4 [14]、ヤクルト 11.1 [14]、横浜 3.6 [11]

6 横浜 0.351 5 61 0.05* 0.4
巨人 18.2 [14]、中日 14.7 [13]、広島 11.4 [12]、ヤクルト 11.5 [11]、阪神 7.5 [11]

「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 ロッテ 0.554 --- 60 43.7 84.1
日ハム 5 [13]、西武 4.3 [12]、楽天 3 [11]、ソフトバンク 1 [11]、オリックス 1.2 [13]

2 日ハム 0.538 1 57 30.1 78.0
ロッテ 8.1 [13]、西武 5.4 [11]、楽天 5 [12]、ソフトバンク 2 [10]、オリックス 1.7 [11]

3 西武 0.506 2.5 62 12.2 53.4
ロッテ 7.8 [12]、日ハム 5.7 [11]、楽天 5.7 [13]、ソフトバンク 3.2 [12]、オリックス 3.4 [14]

4 楽天 0.5 0.5 60 9.6 48.4
ロッテ 8.1 [11]、日ハム 7.1 [12]、西武 7.4 [13]、ソフトバンク 4.5 [13]、オリックス 2.7 [11]

5 ソフトバンク 0.476 2 55 3.6 27.0
ロッテ 10.1 [11]、日ハム 8 [10]、西武 8.9 [12]、楽天 8.6 [13]、オリックス 3.7 [9]

6 オリックス 0.438 3 58 0.8 9.1
ロッテ 11.9 [13]、日ハム 9.4 [11]、西武 10.7 [14]、楽天 8.4 [11]、ソフトバンク 5.4 [9]


<表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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日ハム、首位ロッテとゲーム差ゼロに 7月26日(木) ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-26 22:35:25 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、今それが点灯し易い状況かどうかを示す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます

<今日の結果>

5 勝 12 回戦 6 勝
広島 16 - 12 ヤクルト
神宮

3 勝 14 回戦 10 勝
阪神 1 - 4 中日
ナゴヤドーム

2 勝 10 回戦 6 勝
横浜 4 - 6 巨人
東京ドーム

7 勝 12 回戦 4 勝
ロッテ 1 - 2 西武
西武ドーム

7 勝 13 回戦 5 勝
楽天 0 - 1 オリックス
京セラドーム大阪

4 勝 14 回戦 9 勝
日ハム 5 - 3 ソフトバンク
福岡ヤフードーム

勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで

<ちょっとコメント>

阪神は鳥谷のタイムリーで先制するも、その後追加点が奪えず、中日に敗れる。ナゴヤドームでは、どうしても点が取れない、ゆえに勝てない。阪神の憂鬱な7月である。

ヤクルトは先発の村中が4回8失点と大乱調。だが広島の前田健太も乱調。その後のピッチャーも相手打線を抑えられず、試合に歯止めがなくなり、両チーム併せて35安打が飛び交い、総得点は28点に。しかも広島はエラーを5個も記録。統一球導入以後では珍しいノーガードの打撃戦となったが、前半の得点差を活かして、広島がヤクルトに打ち勝った。

この勝利で、広島がヤクルトを抜いて実質的な3位に浮上。しかし、広島は巨人からのマジック点灯指標が0.7と低く、明日からの直接対決3連戦を一つでも負けると、マジックが点灯して、自力優勝が消滅する。

横浜は中村ノリとラミレスが得点を稼ぎ、中継ぎ陣が踏ん張って、中盤まではシーソーゲーム。しかし、後半は自力の差が出て、巨人があっさり勝利。この負けで、横浜は広島からのマジック点灯指標が0.2にまで低下。厳しい状況が続く。

ロッテは西武先発の菊池雄星に抑えられ、1点差の敗北。一方、日本ハムは先制されるも、中盤ソフトバンクを一気に逆転。得意の試合展開でそのまま逃げ切って勝利。この結果、2位日本ハムはゲーム差なしの勝率4厘差まで、首位ロッテに迫った。

オリックスは井川慶が7回2安打無失点の好投。楽天は1点も取ることが出来ず完封負け。楽天は4位に転落し、西武が3位に浮上。

パリーグのペナントレースは、どのチームが優勝してもおかしくない状況で、オールスターが終わった途端、いきなり戦国時代突入となった。


<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月26日22:20現在

セリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 巨人 0.645 --- 60 75.8 99.5
中日 3.7 [12]、広島 0.7 [12]、ヤクルト 1.3 [13]、阪神 -4.2 [9] (M 43, 0.717)、横浜 -4.2 [14] (M 38, 0.633)

2 中日 0.587 4.5 58 21.6 95.3
巨人 8.4 [12]、広島 2.1 [10]、ヤクルト 3.8 [13]、阪神 -1.2 [10] (M 46, 0.793)、横浜 -2.2 [13] (M 41, 0.707)

3 広島 0.506 6 60 1.5 55.5
巨人 11.4 [12]、中日 8 [10]、ヤクルト 6.2 [12]、阪神 3.7 [14]、横浜 0.2 [12]

4 ヤクルト 0.493 1 63 1.1 43.4
巨人 11.8 [13]、中日 9.3 [13]、広島 5.9 [12]、阪神 3.5 [14]、横浜 -0.5 [11] (M 52, 0.825)

5 阪神 0.421 5.5 59 0.05* 6.1
巨人 13.2 [9]、中日 11.2 [10]、広島 10.4 [14]、ヤクルト 10.6 [14]、横浜 3.6 [12]

6 横浜 0.342 6 62 0.05* 0.3
巨人 18.2 [14]、中日 15.2 [13]、広島 11.9 [12]、ヤクルト 11.5 [11]、阪神 8.5 [12]

「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 ロッテ 0.548 --- 61 37.6 80.3
日ハム 5.5 [13]、西武 4.5 [12]、楽天 3.1 [11]、ソフトバンク 2 [12]、オリックス 1.2 [13]

2 日ハム 0.544 0 58 35.3 80.9
ロッテ 7.6 [13]、西武 5 [11]、楽天 4.7 [12]、ソフトバンク 2 [10]、オリックス 1.7 [12]

3 西武 0.506 3 63 12.1 52.6
ロッテ 7.6 [12]、日ハム 6.1 [11]、楽天 6.2 [14]、ソフトバンク 3.6 [12]、オリックス 3.2 [14]

4 楽天 0.5 0.5 61 9.7 47.7
ロッテ 8 [11]、日ハム 7.4 [12]、西武 7.9 [14]、ソフトバンク 4.9 [13]、オリックス 2.5 [11]

5 ソフトバンク 0.481 1.5 56 4.8 31.2
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 8 [10]、西武 8.5 [12]、楽天 8.2 [13]、オリックス 3.2 [9]

6 オリックス 0.43 4 59 0.6 7.3
ロッテ 11.9 [13]、日ハム 10.4 [12]、西武 10.9 [14]、楽天 8.6 [11]、ソフトバンク 5.9 [9]


<上表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

色枠で囲った順位勝率表の次行には、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。一方、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

さらに、まだマジックが点灯していない場合でも、相手から点灯されそうになっているチームはピンク色に、相手に点灯しそうになっているチームはライム色に変化している。とくに、ピンク色のチームは、相手との直接対決1敗分でマジックが点灯するので、危険水域に入っていると言える。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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7月25日(水) 中日の対阪神上位マジックが点灯 ~ マジックから見るプロ野球

2012-07-25 17:53:22 | 野球
最終順位が相手を上回ることへのマジック「上位マジック」と、自分のチームにとって、今それが点灯し易い状況かどうかを示す「点灯指標」を中心に、プロ野球ペナントレースの現在の状況を観察します。

<今日の結果>

広島 1 - 1 ヤクルト
神宮
阪神 0 - 6 中日
ナゴヤドーム
横浜 2 - 6 巨人
東京ドーム

ロッテ 2 - 4 西武
西武ドーム
楽天 1 - 5 オリックス
京セラドーム大阪
日ハム 1 - 0 ソフトバンク
福岡ヤフードーム


<ちょっと解説>

阪神はエラー絡みの失点で中日に完敗。この結果、中日の対阪神上位マジック M48 が点灯。阪神は巨人と中日の上位2チームからのマジック。いよいよ崖っぷち感が強まってきた。

広島はヤクルトと延長の末に引き分け。負けた方がBクラスに転落するだけに、双方一歩も引かず。

巨人は坂本、阿部のタイムリーで横浜に快勝。先発の沢村はヒットを打たれながらも2点に抑えて完投。投打ともに巨人は後半戦最高のスタート。

西武が牧田の好投でロッテに逆転勝ち。一方、日本ハムは先発の武田勝と武田久でしめる中継ぎ抑えの投手陣でソフトバンクに完封勝利。この結果、ソフトバンクを抜いて西武が4位に浮上。

オリックスは楽天に勝って、ロッテからの上位マジック点灯指標が0.7に上昇。再度の自力V消滅の危機を回避。なかなかの粘り腰。


<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年7月25日22:15現在

セリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 巨人 0.64 --- 61 75.2 99.3
中日 3.7 [12]、広島 0.7 [12]、ヤクルト 1.8 [13]、阪神 -3.7 [9] (M 45, 0.738)、横浜 -3.2 [15] (M 40, 0.656)

2 中日 0.581 4.5 59 21.4 93.9
巨人 8.4 [12]、広島 2.1 [10]、ヤクルト 4.3 [13]、阪神 -0.2 [11] (M 48, 0.814)、横浜 -1.7 [13] (M 43, 0.729)

3 広島 0.5 6 61 1.6 49.0
巨人 11.4 [12]、中日 8 [10]、ヤクルト 7.2 [13]、阪神 4.2 [14]、横浜 0.7 [12]

4 ヤクルト 0.5 0 64 1.8 49.7
巨人 11.3 [13]、中日 8.8 [13]、広島 5.9 [13]、阪神 3.5 [14]、横浜 -0.5 [11] (M 53, 0.828)

5 阪神 0.427 5.5 60 0.05* 7.7
巨人 12.7 [9]、中日 11.2 [11]、広島 9.9 [14]、ヤクルト 10.6 [14]、横浜 3.6 [12]

6 横浜 0.347 6 63 0.05* 0.4
巨人 18.2 [15]、中日 14.7 [13]、広島 11.4 [12]、ヤクルト 11.5 [11]、阪神 8.5 [12]

「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 より大きいの意

パリーグ
チーム 勝率 V率 CS率
1 ロッテ 0.556 --- 62 42.7 83.0
日ハム 5 [13]、楽天 3.1 [11]、西武 4.5 [13]、ソフトバンク 2 [12]、オリックス 0.7 [13]

2 日ハム 0.538 1 59 29.4 76.6
ロッテ 8.1 [13]、楽天 5.2 [12]、西武 5 [11]、ソフトバンク 3 [11]、オリックス 1.7 [12]

3 楽天 0.506 2.5 62 11.6 52.3
ロッテ 8 [11]、日ハム 6.9 [12]、西武 7.4 [14]、ソフトバンク 4.9 [13]、オリックス 2.5 [12]

4 西武 0.5 0.5 64 9.9 46.7
ロッテ 8.6 [13]、日ハム 6.1 [11]、楽天 6.7 [14]、ソフトバンク 4.1 [12]、オリックス 3.2 [14]

5 ソフトバンク 0.488 1 57 6.0 35.7
ロッテ 10.1 [12]、日ハム 8 [11]、楽天 8.2 [13]、西武 8 [12]、オリックス 2.7 [9]

6 オリックス 0.423 5 60 0.4 5.8
ロッテ 12.4 [13]、日ハム 10.4 [12]、楽天 9.6 [12]、西武 10.9 [14]、ソフトバンク 6.4 [9]


<上表の見方>

V率とCS率は、現在の成績から純粋に確率論的な方法でコンピューターが求めた各チームの「優勝確率 (%)」と「クライマックスシリーズ出場確率 (%)」。チームごとの戦力や好不調などは考慮していない。

現在の順位成績枠の次の行では、左から相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]が示されている。点灯指標がゼロかマイナスになると、そのチームに対してマジックが点灯する。この場合、そのチームの名前が赤色に変化して、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率) が続く。

また、点灯指標が[残りの直接対決試合数]より大きくなると、そのチームからマジックを点灯されてしまう。この場合は、そのチームの名前が青色に変化する。

「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。


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マジックから見るプロ野球 ~ 用語説明(補足のページ)

2012-07-25 17:51:17 | 野球
<上位マジック点灯指標>

直接対決で対象チームに何勝すれば上位マジックが点灯するかを求め、小数点以下2桁目を切り上げた数値。

この数値がゼロもしくはマイナスになると対象チームに対して上位マジックが点灯。数値がプラスの場合は、大きいほど対象チームより上位に行くのが難しく、マイナスの場合は絶対値が大きいほど一度点灯したマジックの消滅が難しくなる。

また、数値が残り直接対決試合数を越えると、対象チームから逆に上位マジックを点灯されてしまう。

この点灯指標は勝敗に応じて、以下のような動きをする。

(A) チームと対象チームの両方が勝った場合、あるいは両方が負けた場合、指標の増減はなし。
(B) 直接対決でチームが勝って対象チームが負けた場合は1減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は増減なし。
(C) 直接対決以外で、チームが勝って対象チームが負けた場合は0.5減少。チームが負けて対象チームが勝った場合は0.5増加。

(A) と (B) はマジック(の半値)と同じ動きだが、(C) のように直接対決以外での勝敗に対してはマジックと異なる動きをする。


<優勝確率の求め方>

ペナントレース後半戦のすべての試合について、その勝敗と引き分けをコンピューターに「くじ引き」で決めさせ、得られた最終勝率から最終順位を確定する。このようなペナントレース後半戦をN回、コンピューターに実行させて、チームが1位で終わるペナントレースの回数、2位で終わる回数、3位で終わる回数と、6位までを順にカウントしてゆく。得られた各々の回数をNで割れば、チームがその順位でシーズンを終える確率を求めることが出来る。この「順位確率表」から「優勝確率」や「クライマックスシリーズ(CS)出場確率」を求めた。

「くじ引き」では、引き分け確率は8%、勝ち負けの確率を5分5分とし、2012年7月24日現在の成績から N = 2千万回 (2 * 10^7) で計算した。計算時間は普通のPC1台で3分ほど。

この計算には、各チームの戦力分析などは入っていない。すべてのチームが全くの五分で戦うという前提なので、純粋に確率的な意味での「優勝確率」と「CS出場確率」である。従って、未来の予測というよりは、むしろ現在の立ち位置の有利さを表していると考えるのが妥当。ただ、数値が高ければ高いほど、優勝やCS出場の可能性が高くなるのは間違いない。

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マジックから見るプロ野球 ~ コンピューターで計算した各チームの優勝確率 (パリーグ篇)

2012-07-24 05:25:03 | 野球
<優勝確率とCS出場確率>

(現在の順位) チーム名 v 優勝確率 (%) cs クライマックスシリーズ出場確率 (%)

(1) ロッテ      v 47.2  cs 85.4
(2) 日ハム       v 23.9  cs 71.9
(3) 楽天       v 13.4  cs 56.8
(4) ソフトバンク   v 7.3   cs 40.3
(5) 西武       v 7.9   cs 41
(6) オリックス    v 0.3   cs 4.6

<順位確率表>

[順位] チームがその順位でペナントレースを終える確率(%)

(1) ロッテ
[1] 47.2 [2] 24.2 [3] 13.9 [4] 8.4 [5] 5 [6] 1.2
(2) 日ハム
[1] 23.9 [2] 26.8 [3] 21.1 [4] 15.4 [5] 10 [6] 2.7
(3) 楽天
[1] 13.4 [2] 20.1 [3] 23.3 [4] 21.6 [5] 16.2 [6] 5.5
(4) ソフトバンク
[1] 7.3 [2] 13.9 [3] 19.2 [4] 23.7 [5] 26.3 [6] 9.7
(5) 西武
[1] 7.9 [2] 13.8 [3] 19.4 [4] 23.8 [5] 24.6 [6] 10.7
(6) オリックス
[1] 0.3 [2] 1.2 [3] 3.1 [4] 7.2 [5] 18 [6] 70.3


巨人独走の色が濃厚なセリーグとは対照的に、パリーグは混沌状態。4位のソフトバンク、5位の西武も優勝確率が7%を超えており、さらにCS出場確率は5チームがすべて40%以上という大混戦。

セリーグでは、すでに4個の上位マジックが点灯して、そのうち3個は簡単には消滅しそうにない状況だが、パリーグでは現在、一つのマジックも出ていない。

また、ロッテと日ハムの上位2チームが、ここにきてペナントレース序盤ほどの勢いが無くなっている上に、楽天、ソフトバンク、西武が戦力を整えて復調してきたので、どのチームが飛び出してきてもおかしくない。

一方、オリックスが一人取り残された感があるが、最下位脱出の確率は30%で射程圏内。また、CS出場確率も4.6%で、これはセリーグでの広島・ヤクルトの優勝確率よりずっと高い。

オリックスはオールスター直前、一度点灯した上位マジックを消滅させているが、この際に見せた粘り腰で勝ちを拾って行けば、状況を変えることはまだまだ可能。

現在のパリーグは、プロ野球ファンとして、出来ればペナントレースは常にこうあって欲しいと言いたくなるような展開である。

「セリーグ篇」は前回のブログに掲載。

<計算方法>

ペナントレース後半戦のすべての試合について、その勝敗と引き分けをコンピューターに「くじ引き」で決めさせ、得られた最終勝率から最終順位を確定する。このようなペナントレース後半戦をN回、コンピューターに実行させて、チームが1位で終わるペナントレースの回数、2位で終わる回数、3位で終わる回数と、6位までを順にカウントしてゆく。得られた各々の回数をNで割れば、チームがその順位でシーズンを終える確率を求めることが出来る。この「順位確率表」から「優勝確率」や「クライマックスシリーズ(CS)出場確率」を求めた。

「くじ引き」では、引き分け確率は8%、勝ち負けの確率を5分5分とし、2012年7月24日現在の成績から N = 2千万回 (2 * 10^7) で計算した。計算時間は普通のPC1台で3分ほど。

この計算には、各チームの戦力分析などは入っていない。すべてのチームが全くの五分で戦うという前提なので、純粋に確率論的な「優勝確率」であり「CS出場確率」である。従って、未来の予測というよりは、むしろ現在の立ち位置の有利さを表していると考えるのが妥当。ただ、数値が高ければ高いほど、優勝やCS出場の可能性が高くなるのは間違いない。

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マジックから見るプロ野球 ~ コンピューターで計算した各チームの優勝確率 (セリーグ篇)

2012-07-23 18:00:50 | 野球
<優勝確率とCS出場確率>

(現在の順位) チーム名 v 優勝確率 (%) cs クライマックスシリーズ出場確率 (%)

(1) 巨人  v 74.4   cs 99.1
(2) 中日  v 21.3   cs 92.2
(3) 広島  v 2    cs 49
(4) ヤクルトv 2.2   cs 49.6
(5) 阪神  v 0.1   cs 9.5
(6) 横浜  v <0.05  cs 0.5

「<0.05」は0.05%未満かつ0より大きいことを意味する

<順位確率表>

[順位] チームがその順位でペナントレースを終える確率(%)

(1)巨人
[1] 74.4 [2] 20.6 [3] 4.1 [4] 0.8 [5] 0.1 [6] <0.05
(2) 中日
[1] 21.3 [2] 53 [3] 18 [4] 6.4 [5] 1.3 [6] 0.1
(3) 広島
[1] 2 [2] 12.1 [3] 35 [4] 35.3 [5] 14 [6] 1.7
(4) ヤクルト
[1] 2.2 [2] 12.8 [3] 34.6 [4] 34.6 [5] 14 [6] 1.7
(5) 阪神
[1] 0.1 [2] 1.5 [3] 7.9 [4] 20.3 [5] 55.2 [6] 15
(6) 横浜
[1] <0.05 [2] <0.05 [3] 0.5 [4] 2.6 [5] 15.4 [6] 81.5


セリーグでは、やはり巨人が断然有利。優勝確率が74.4%もあり、CS出場に至っては99.1%で、コメントのしようがないくらい圧倒的優位。

しかし、中日も優勝確率が21.3%で、逆転優勝の可能性は確率論的にも大いに残っている。

一方、広島とヤクルトの優勝確率は2%程度の数字だが、勿論、これは優勝が絶望的と言うことではない。優勝するとすれば、50回に1回起こるくらいの出来事ということを示している。

実際、過去のペナントレースを見ると10ゲーム以上の差を逆転したケースもある。広島とヤクルトの優勝は、実現すればメイクドラマに等しい逆転劇となる。

そう考えると、阪神のCS出場も10%近く数字があるわけで、まだ十分に狙える範囲に入っている。とくに阪神の場合は、持っている戦力の割に現在の成績が悪すぎるので、後半戦で本来の力を発揮し始めれば、状況が一変するかもしれない。

横浜は、まずは5位浮上を狙って欲しい。「順位確率表」を見ると最下位でシーズンを終わる確率は80%以上と高いが、逆に5位以上の確率は20%近くある。オールスターで中村ノリがMVPを獲得した上に、ラミレスの調子も良いので、決して無理な話ではないと思う。

「パリーグ篇」は明日、アップする予定。

<計算方法>

ペナントレース後半戦のすべての試合について、その勝敗と引き分けをコンピューターに「くじ引き」で決めさせ、得られた最終勝率から最終順位を確定する。このようなペナントレース後半戦をN回、コンピューターに実行させて、チームが1位で終わるペナントレースの回数、2位で終わる回数、3位で終わる回数と、6位までを順にカウントしてゆく。得られた各々の回数をNで割れば、チームがその順位でシーズンを終える確率を求めることが出来る。この「順位確率表」から「優勝確率」や「クライマックスシリーズ(CS)出場確率」を求めた。

「くじ引き」では、引き分け確率は8%、勝ち負けの確率を5分5分とし、2012年7月23日現在の成績から N = 2千万回 (2 * 10^7) で計算した。計算時間は普通のPC1台で3分ほど。

この計算には、各チームの戦力分析などは入っていない。すべてのチームが全くの五分で戦うという前提なので、純粋に確率論的な「優勝確率」であり「CS出場確率」である。従って、未来の予測というよりは、むしろ現在の立ち位置の有利さを表していると考えるのが妥当。ただ、数値が高ければ高いほど、優勝やCS出場の可能性が高くなるのは間違いない。


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