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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

『NOGIBINGO!』終了、「NEXT」の喪失が想起させる2015年乃木坂と2002年モー娘。の類似点 [30Sep15]

2015-09-30 16:30:00 | 芸能
乃木坂が参加する、近々開催予定の注目イベント

10月01日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(19:00)。乃木坂46から、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美が出演

10月02日(金)『NISSAN あ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦 ABE-GIG in 日本武道館~10年に一度の大家族会議』に橋本奈々未が出演して、生ラジオドラマに挑戦



『NOGIBINGO!5』が終わってしまいました。

単に「Season5」が終了というだけでなく、「Season6」以降は作らず、『NOGIBINGO!』シリーズそのものを打ち切るようです。

乃木坂の地上波冠番組は、これでテレビ東京『乃木坂工事中』1本になります。


運営もこの状況に危機感を持っているのか、10月10日(土)深夜から、テレビ埼玉で新番組「サガラとキヨトの乃木坂ぷぷぷ」(24:30~)がスタートすると発表されています。

乃木坂公式サイトの関連記事

しかし、テレビのローカル局というのは、放送法の関係なのか、他地域で観ることが出来ない。

実際、この新番組、私のような東京在住のファンは、真っ当なアプローチをする限り、目にすることが出来ません(笑)。

CSとか、ネット番組なら、契約さえ厭わなければ、何とでもなるんですが、ローカルテレビの視聴制限は結構シビアで、何ともならないんですね。


ただ、どういうわけか、以前、J:COMに加入していたときは、テレビ神奈川、テレビ千葉、テレビ埼玉が映っていて、あるいは、再加入は如何ですか?というJ:COMとのタイアップキャンペーンなのかと、考えて込んでしまいました(笑)。

『乃木坂工事中』は、関東圏だけでなく、北海道、愛知、大阪、岡山、香川、福岡で、同時ネットされ、その他に、やや遅れて放送される地域が少なからずあって、全国放送に近い体制です。

『サガラとキヨトの乃木坂ぷぷぷ』も、TOKYO MX など、他地域のローカル局が流し始めれば、『NOGIBINGO!』に匹敵する第二の冠番組となる可能性はあるんだけど、今のところは、埼玉限定の地域番組という位置付けのようです。


『NOGIBINGO!』シリーズの打ち切りを見ていると、後藤真希が在籍した頃のモーニング娘。を思い出します。

2001年4月からスタートした日テレ『モー。たいへんでした』は、ゴールデンタイムの冠番組でしたが、1年後の2002年3月に終了します。

理由は明確で、視聴率が取れなかったからです(笑)。

なぜそんなことが分かるかと言うと、2002年の年明けから、「視聴率が宜しくない」ことが番組内で言及され、20%以上取れなければ、3月一杯で打ち切り、かつスタッフが丸坊主になる(笑)という「企画」が行なわれました。

人気番組とコラボしたり、人気タレントをゲストに呼び、何とか視聴率アップを試みたのですが、結局、目標の数字に大きく届かず、チーフプロデューサーが坊主頭で登場する結果となってしまいます。

そして、当初の約束通り、番組も本当に終了します。


驚くべきことに、『モー。たいへんでした』が放送されていた期間、モー娘。は、12枚目「ザ☆ピ~ス!」、13枚目「Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~」、14枚目「そうだ! We're ALIVE」と、3枚のシングルを発売して、いずれもオリコン1位を獲得しています。

当時、もちろん握手会商法はなく、オリコンの順位は、素直に楽曲のヒットとリンクしていて、モー娘。が3シングル連続で1位に輝いたのは、結成以来、初めてのことで、まさにグループの絶頂期だったと言えます。

最も勢いのあった時代なのに、冠番組が視聴率を思うように稼げず、打ち切りになってしまった。


テレビの視聴率と、楽曲の人気は関係ないという見方はあるけど、冠番組が打ち切られた数ヶ月後、モー娘。は、後藤真希の卒業と関連ユニットの大改変を発表、いわゆる「ハロマゲドン」が勃発します。

そして、ご存知のように、それを契機に、モー娘。の人気は、長期低落の軌道を歩み始めた。

視聴率不振による日テレ冠番組の打ち切りは、CDセールスが絶頂期を迎えていたモー娘。が、実は、その時点で、すでに「ピークアウト」していたと、暗示するかのような出来事になっています。


一方、『NOGIBINGO!』がスタートした2013年7月3日(水)は、6枚目「ガールズルール」の発売日です。

当時は、今と違い、火曜の深夜、正確には、水曜の午前1時半から、HKT48とのバトル企画として、放送されていました。

その後、7枚目「バレッタ」、8枚目「気づいたら片想い」、9枚目「夏のFree&Easy」で、乃木坂はオリコン累計を50万台に載せ、さらに、10枚目「何度目の青空か?」、11枚目「命は美しい」、12枚目「太陽ノック」は、すべて60万枚を突破するビッグセールスとなっています。

つまり、CDセールスだけを見ると、乃木坂は絶頂期、あるいは順調な上り坂の途中としか思えない。

ところが、冠番組である『NOGIBINGO!』シリーズが、この時期に、おそらく視聴率の問題から、打ち切りとなってしまった。


思うに、日テレというテレビ局は、番組制作に対して、費用対効果の姿勢が非常にシビアなんだと思います。

これ以上お金を掛けても、数字は上がらないと判断すると、早い段階でスパッと方針転換する。

その見極めは的確かつ迅速で、「ハロマゲドン」の数ヶ月前に、人気の絶頂にあるモー娘。の冠番組を打ち切るという、思い切った判断を下すことになった。


日テレの『NOGIBINGO!』が終了すると聞いたとき、かつての『モー。たいへんでした』を思い出して、正直、かなりブルーな気分になりました。

もちろん、当時と今では、CDセールスを取り巻く環境も、テレビを巡る状況も、全然異なるので、乃木坂がすでに「ピークアウト」していて、これから人気低落傾向の時代に入り込んでいくと、単純に結論付けることは出来ません。

『NOGIBINGO!』シリーズは、乃木坂ファンの間でも人気が高く、今後、再開を願う声が大きくなれば、バラエティ系の冠番組が、キー局で復活する可能性がないとは言えない。


しかし、不安を増幅させているのが、テレビ東京『初森ベマーズ』です。

先日、最終回を迎えた乃木坂初の連続ドラマは、どうも視聴率が芳しくなかったようです。

出所不明ながら、第10話が1.6%という情報が流れていて、これが本当であれば、全体を通した平均は2%ギリギリくらいかもしれません。

当初、第1話3.2%、第2話2.3%と、どこからか流出していた視聴率の数字が、途中からパッタリ出て来なくなった。

理由として、1%台が混ざり始めたので、流出元が「不振」のイメージが付くのを嫌って、リークを止めたというのは、十分に考えられることで、平均が2%ギリギリとの推測は、結構、良いとこ突いている気がします。

そして、平均2.0%であれば、分厚い固定ファンを持っているアイドルグループの主演ドラマとしては、物足りなさを感じるものがあって、テレビ局やスポンサーから、「期待はずれ」と捉えられても文句が言えない数字だと思います。


ただ、視聴率が奮わなくとも、ドラマの評判が良く、満足度調査で高い数字が出ているなら、希望が持てます。

例えば、同じ枠で今週から始まる『孤独のグルメ Season5』は、「Season1」の視聴率は低かったそうですが、それでも続編が作られ、今回は5作目が放送される。

おそらく、視聴者からの評価が高かったのでしょう。

ちなみに、私も、釣り堀の食堂で、井之頭五郎が盛大な「炭水化物祭り」を敢行する頃からのファンで、とくに、主演の松重豊が素晴らしい。

今年の始めに、舞台「PLUTO」を観に行ったのは、彼が出演していたからで、松重さんの演技と背の高さをこの目で確認したかった(笑)。

舞台『PLUTO』は鉄腕アトムたちロボットの物語も、人間の心の光と闇を描いた秀逸なダンス演劇 [01Feb15]


『孤独のグルメ』のように、最初の数字が奮わなくとも、ドラマを面白いと思ってくれる視聴者が多ければ、「NEXT」があるかもしれない。

しかし、『初森ベマーズ』は、ファンですら、厳しい意見を述べる人が少なくない。

とくに試合における基本アイデアの作り込み不足は、観ていて、頭を抱えたくなるものがあった。

正直に言うと、荒唐無稽なシーンが思いのほかキツくて、中盤以降の回は、ビールを飲みながら、少し酒の入った状態で観ていました(笑)。


最終回こそ、ユウウツ役の松村沙友理が、得意の記憶力を生かし、キレイと対決する打席に向かう、ななまること西野七瀬に1球目のコースを教え、ベマーズの強さの具体的な理由が垣間見えるシーンが出てきました。

しかし、あまりに遅く、あまりに少ない、「肉付け」で、ドラマのほとんどは、よく分からない「魔球」と、よく分からないアクロバティックプレーで埋め尽くされ、本当にソフトボールの試合なのかすら疑わしくなるシーンのオンパレードだった。

作り込み不足を、何でもありのCGで覆い隠そうとするかのようなドラマ構成では、批判的な視聴者が多くなるのも当然でしょう。


さらに、最近、人気を急激に上げている齋藤飛鳥、伊藤万理華、星野みなみの出演を最終回まで引っ張ったことで、少なからぬファンが、苛立ちを覚えたと思います。

人気メンバーの出番を最後まで引き延ばして、連続ドラマの数字を稼ごうという発想ならば、完全に見当違いで、途中で視聴を止める人が増えるだけです。

漫画研究部の部員役であれば、毎回、1分ずつくらいの登場シーンを作れた筈で、ネットを盛り上げ、より多くのファンを惹き付ける、テクニックの面でも、残念なものを感じます。


結局、『初森ベマーズ』で一番面白かったのは、番組プロデューサーである濱谷晃一氏のツイッターじゃないでしょうか(笑)。

撮影の裏話、乃木坂メンバーの印象、さらには「ゴッドタン」プロデューサーが高山一実「推し」であることの暴露とその顛末など、ドラマ放映期間中、濱谷さんのツイートは、楽しく読んでました。

13th選抜のWセンターである西野七瀬と白石麻衣をそのまま主役に置き、レギュラー出演者を選抜常連メンバーで固めたことから、運営の意向がキャスティングに色濃く反映さているのは間違いなく、番組側に、ドラマ制作のプロがいても、手腕を発揮出来る余地は少なかったかもしれません。

出来れば、番組側がメンバー37人のオーディションを行ない、純粋にドラマが面白くなるかどうかの基準だけで、配役するのが一番良いのだけど、握手会人気という基準が入ってくるので、身動きが取れなくなっています。

能條愛未、北野日奈子、川村真洋、伊藤純奈、永島聖羅など、パンチのある演技を見せたメンバーがいるのだから、こういった人の誰かを、握手会成績に関係なく、主役級に大抜擢していれば、ドラマを巡る流れは変わっていた可能性があります。


明日から始まる舞台『すべての犬は天国へ行く』に関して、脚本を書いたケラリーノ・サンドロビィッチ氏が、ツイッターで以下のようなコメントを寄せています。

今年春のぬいぐるみハンターの同作上演は楽しかった。しっかり稽古してくれていた。
我々の初演だってみっちり1ヶ月以上稽古した。
彼女たちは忙しいだろうからそこが心配。稽古しなきゃ無理。
観に行けるかわからぬがどうか頑張ってほしい。

初日を迎える役者への言葉としては、かなり厳しい内容ですが、KERA氏の不安は、まったくもってその通りだと思います。

出演する8人のメンバーは、12th選抜と13th選抜の3列目和集合引く衛藤美彩ですが(笑)、稽古開始は、全国ツアーが終わってからになる。

ただ、9月の初めに、夏の超ハードスケジュールの疲れを癒すため、5日間ほどの休みがあったので、稽古期間は3週間ほどに限られます。

しかも、この期間は、13枚目「今、話たい誰かがいる」の制作とがっつり重なっていて、3週間をフルに使えるわけではない。

中元日芽香、北野日奈子、堀未央奈、中田花奈、寺田蘭世の13thアンダーフロント5人が、カップリング曲を担当し、MVまで作るそうですが、このアンダーユニットの結成は、シングル制作において、舞台出演メンバーの負担を減らす意図があるのかもしれません。

中元日芽香の2015/09/28_12:12ブログ


KERA氏が「1ヶ月以上稽古した」と書いているのは、舞台初心者の多い乃木坂が、1ヶ月にも満たない稽古で、芝居のクオリティを上げられるのか、作品のパンフレットに、名前が筆頭で載るものとして、大きな不安を感じているからで、当然の心配だと思います。

そして、さらには、舞台制作側が、オーディションを行なえず、乃木坂側の色んな都合で決まった選抜3列目の8人を任され、しかも練習時間すら十分に確保して貰えないことへの不満が、KERA氏のコメントの背景にある気がします。

8人の中には、舞台経験のある若月佑美、井上小百合、桜井玲香、映画主演を果たした伊藤万理華と生駒里奈がいるので、エルザやカミーラといった役を彼女たちに割り振れば、何とか芝居は成立するんじゃないかと期待しています。

私も観劇する予定なので、メンバーにはぜひ頑張って欲しいのだけど、この舞台でも、『初森ベマーズ』と同じく、出演者の人選と稽古時間の確保に関して、エンターテイメントに対する運営の姿勢に、大きな疑問を感じます。

まあ、ソフトボールを触ったことすらない人がほとんどなのに、ソフトボールのドラマを演じるなんていう、あり得ない無茶ぶりに比べれば、まだ何とかなる余地はあると思いますが(笑)。


今年もっとも悲惨だった外仕事は、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』への乃木坂出演です。

12th選抜の1列目2列目を、並びもそのままに、大奥のお座敷に、カツラと着物姿で出演させてしまった。

もし、番組側のオーディションが行なわれていれば、絶対に、こんな人選はありません。

時代劇は、特別なスキルを要求される芝居で、自分で着付けが出来るほど、着物に馴れていないと、座っているだけでも、すぐに着崩れてしまう。

さらに、立ち上がって動くとなると、時代劇特有の所作があるので、日本舞踊の経験がないと、視聴者が唖然とするような、場違いな動きになってしまいます。


元AKB48の秋元才加は、BSジャパンの時代劇『山本周五郎 人情時代劇』の第2話に、子持ちの遊女役で出演します。

出演決定に対する彼女のコメントを読むと、時代劇に出ることを夢見て、日本舞踏の稽古を積んできたそうで、それでも顔の「濃さ」に不安を感じているとのこと(笑)。

時代劇というのは、出演すること自体が大変な実績で、多くの役者が、地道な努力を続けて、そのチャンスを待っているんですね。

秋元さんほど真摯な態度で役に臨めば、きっと、印象的な芝居を見せられるんじゃないでしょうか。


乃木坂が大河ドラマに出るのであれば、みっちり着付けと日本舞踏の稽古を行なうべきだった。

その時間がないのであれば、そういった経験を持っているメンバーを抜擢して、前に出すのが筋道です。

ところが、さしたる準備もせず、福神メンバーを選抜の並び通りに、出演させてしまった。

当然、動きのあるシーンは撮れないので、座っただけになり、しかも、着物もカツラもフィット感が乏しい。

松坂慶子を筆頭に、着物とカツラを完全に自分のものにしている女優が、綺羅星のごとく勢揃いする前に、カツラと着物に「着られている」かのような、乃木坂の10人が座っているシーンを観て、運営に対して、メンバーになぜもっと準備させないんだと、本当に腹が立ちました。


その後、週刊文春に乃木坂大河出演への批判記事が載った。

私も読みましたが、内容云々の前に、こんな記事が出てしまうのは、番組制作側に、「乃木坂は、時代劇を何だと思っているんだ」と、怒りを感じた人がいたからだと思います。

しかも、時代劇に関わるスタッフは、専門職的なエキスパートが多いので、一度悪評が立ってしまうと、再び、乃木坂に声が掛かる確率が、大幅に下がってしまう危険がある。

頑張った上での失敗なら、再度のチャンスは期待出来るけど、準備不足というのは、芝居に取り組む姿勢の問題で、よりシビアなマイナス点を付けられてしまいます。

適切な人選を行い、着付けや日本舞踏などの基礎をしっかり積んで、『花燃ゆ』に出ていれば、プラスの評価を視聴者から、そして、何よりスタッフと共演者から得られた可能性があるのだけど、このままでは、深夜ドラマと同じく、時代劇も、「NEXT」は難しいでしょう。


日テレの『モー。たいへんでした』が終了したモー娘。は、テレビ東京に『ハロー!モーニング。』というもう一つの冠番組を持っていて、その後、5年間続きます。

『NOGIBINGO!』が終わった乃木坂も、テレビ東京の『乃木坂工事中』があって、しかも、ソニーがお金を出して、番組を維持しているので、どんなに視聴率が落ちても、冠番組を失うことは、しばらくはないと思います。

しかし、欅坂が出てきて、人気を集め始めると、『欅坂って、書けない?』と『乃木坂工事中』が合併する可能性はある。

何と言っても、新しいグループに目が行くのは世の常で、乃木坂から欅坂へのファン移動は、避けられないでしょう。


乃木坂には4年という時間があったのだから、乃木坂しか提供出来ない魅力がある筈で、ファンをどれだけ保持出来るか、その真価が問われるということです。

ただ、バラエティの「NEXT」がなく、深夜ドラマの「NEXT」もなく、時代劇の「NEXT」もないとなると、乃木坂はアピールの場が少なくなってしまう。

さらに、『すべての犬は天国へ行く』がKERA氏の懸念する通り、稽古時間の不足から、不十分な舞台で終わってしまったら、メンバー個人はともかく、乃木坂というグループによる本格的演劇も「NEXT」は厳しくなる。

メディア露出はアイドル活動の生命線なので、こういった最悪のシナリオで進めば、2002年のモー娘。と同じく、乃木坂は2015年に「ピークアウト」したと、後年、捉えられるかもしれません。


そうならないための鍵は、歌番組、バラエティ、ドラマ、時代劇、舞台のそれぞれで、誰が輝くのか、その人選を握手会人気とは切り離して考え、抜擢されたメンバーに十分な準備の時間を与えることです。

この原則さえ堅持すれば、かりに本番で十分に実力が発揮出来なくとも、仕事に向き合う姿勢は評価され、共演者やスタッフからの信頼を勝ち得て、「NEXT」が実現する確率が高まります。

乃木坂「村」の理屈である握手会主義を、エンターテイメントの世界に持ち込んで、次々と「NEXT」の道を閉ざしていると、いずれどこにも進めなくなって、メジャーアイドルとしては、詰んでしまうでしょう。


今年の大晦日にはNHK紅白歌合戦のステージに立てるかもしれず、ここで誰が何を披露するのかは、乃木坂の今後を決する極めて重要なポイントになるでしょう。

紅白出場は大きな目標なんだけど、色々な分野で「NEXT」に暗雲が立ちこめつつある現状を考えると、むしろ、そこでのパフォーマンス次第で、乃木坂の「NEXT」が見えてくる可能性がある。

握手会セールスを伸ばした「ご褒美」の場ではなく、乃木坂の未来が掛かった正念場として、一般視聴者の心に残るステージを、運営は企画して欲しい。

「制服のマネキン」以来の乃木坂ファンとして、心からそう願っています。


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// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事

[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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13枚目第6次応募後分析、中元井上躍進、星野万理華堀好調、生駒里奈の魅力と握手会主義の錯覚 [28Sep15]

2015-09-28 19:00:00 | 芸能
乃木坂が参加する、近々開催予定の注目イベント

10月01日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(19:00)。乃木坂46から、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美が出演

10月02日(金)『NISSAN あ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦 ABE-GIG in 日本武道館~10年に一度の大家族会議』に橋本奈々未が出演して、生ラジオドラマに挑戦



先週の木曜から金曜に掛けて、13枚目「今、話したい誰かがいる」個別握手会第7応募が行なわれ、それに伴って、第6次応募終了後の完売状況が判明しました。

今日は、最新の握手会人気を調べるため、各メンバーのCDセールスを分析してみましょう。

まず、完売表からシミュレーション計算で求めた、推定売り上げ枚数による順位表から。

(表1) 13枚目個別握手会第6次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名

#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、13th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目、緑色は2列目、オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない

[01] 30部/30部 (1.00; 03次, 1.84万枚) 白石麻衣(c) 西野七瀬(c)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次, 1.84万枚) 橋本奈々未 秋元真夏 生田絵梨花 衛藤美彩
[01] 30部/30部 (1.00; 06次, 1.84万枚) 深川麻衣 若月佑美 齋藤飛鳥
[10] 27部/30部 (0.90, 1.83万枚) 桜井玲香
[11] 14部/30部 (0.47, 1.61万枚) 星野みなみ
[12] 13部/30部 (0.43, 1.58万枚) 高山一実
[13] 10部/30部 (0.33, 1.48万枚) 松村沙友理 伊藤万理華
[15] 14部/26部 (0.54, 1.45万枚) 堀未央奈*
[16] 12部/25部 (0.48, 1.35万枚) 井上小百合
[17] 09部/23部 (0.39, 1.18万枚) 中元日芽香
[18] 07部/21部 (0.33, 1.04万枚) 新内眞衣*
[19] 07部/18部 (0.39, 0.92万枚) 北野日奈子*
[20] 04部/19部 (0.21, 0.85万枚) 生駒里奈
[21] 04部/18部 (0.22, 0.81万枚) 寺田蘭世*
[22] 02部/18部 (0.11, 0.72万枚) 中田花奈 永島聖羅
[24] 01部/18部 (0.06, 0.67万枚) 斉藤優里
[25] 03部/13部 (0.23, 0.59万枚) 樋口日奈
[26] 02部/10部 (0.20, 0.44万枚) 渡辺みり愛*
[27] 01部/11部 (0.09, 0.43万枚) 鈴木絢音*
[28] 00部/12部 (0.00, 0.42万枚) 能條愛未 山崎怜奈*
[30] 01部/07部 (0.14, 0.29万枚) 川後陽菜
[31] 00部/08部 (0.00, 0.28万枚) 佐々木琴子* 相楽伊織*
[33] 01部/06部 (0.17, 0.26万枚) 伊藤かりん*
[34] 00部/07部 (0.00, 0.24万枚) 斎藤ちはる
[35] 00部/06部 (0.00, 0.21万枚) 川村真洋 伊藤純奈*
[37] 00部/05部 (0.00, 0.17万枚) 和田まあや

[グループ別の売り上げ枚数]
378部/591部 (0.64, 32.0万枚) : 1期
036部/144部 (0.25, 06.5万枚) : 2期
414部/735部 (0.56, 38.5万枚) : 全体

(シミュレーション計算の方法)
乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)
乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明


白石・西野の握手会人気は前作と変わらず、第3次応募の時点で30部を全部売り切るスピードを誇っています。

さらに、第5次で、橋本、秋元、生田、衛藤、第6次で、深川、若月、飛鳥が全完売を達成、人気の高さを見せている。

こういった30部担当メンバーの握手会が売り切れになる応募次数は、運営側が設定する当選確率や、大口購入者のキャンセルなど、色々な事情に左右されるので、12枚目と比較して、どこまで意味があるか分かりませんが、一応、表にしておきました。

(表2) 12枚目において、30部を売り切ったメンバーの13枚目での全完売応募次数

凡例
メンバー名 : 12枚目での全完売達成次数 → 13枚目での全完売達成次数

西野 : 2次 → 3次
白石 : 4次 → 3次
橋本 : 4次 → 5次
秋元 : 4次 → 5次
生田 : 7次 → 5次
衛藤 : 5次 → 5次
深川 : 4次 → 6次
飛鳥 : 7次 → 6次
若月 : 8次 → 6次
桜井 : 8次 → 7次以降
松村 : 15次 → 7次以降


上表に名前を挙げた11人が、現在の握手会スターで、1人で2万枚近いCDを売る高い人気を持っている。

そして、いくちゃん、あしゅ、若様は、前作より完売スピードが上がったと見ていいかもしれません。

ただ、握手会スター11人全体としては、13枚目も12枚目と同じような完売スピードという印象を受けます。

まあ、システムトラブルがあったので、何とも言えない面があるけど、このグループの売り上げ速度が劇的に上がった感じはありません。


一方、11人以外では、(表1)のように、30部担当の星野みなみと高山一実が50%に迫る完売率を挙げ、第2グループを形成。

さらに、伊藤万理華と堀未央奈が松村沙友理とほぼ同じペースで売り上げを伸ばし、井上小百合も好調なCDセールスを展開、第3グループを作っています。

2期メンバーを眺めると、新内眞衣、北野日奈子、寺田蘭世が堀ちゃんを追走する2番手グループで、その次に、渡辺みり愛と鈴木絢音が続く形です。


数シングル前までは、堀未央奈以外、握手会成績で、2期は1期に歯が立たない感じだったけど、最近、まいちゅんやきいちゃんが急速にセールスを伸ばしていて、本格的に上位に食い込み始めています。

みり愛やあーちゃんも上昇気流に乗りつつあって、1期と2期の差が縮まってきたと思います。

この傾向は、今後さらに加速する可能性が高く、14枚目以降の選抜選考において、2期が大きな存在感を持ってくると予想されます。


(表1)の順位は、13枚目第6次応募後における握手会成績ですが、最近、誰がとくに人気を伸ばしているかを知るためには、12枚目と比較したデータが欲しいところです。

そこで、12枚目第6次後と13枚目第6次後を比べて、推定売り上げ枚数が増加したメンバーTOP10を調べてみました。

(表3) 個別握手会第6次応募終了時点の推定売り上げ枚数を、13枚目と12枚目で比べたときの伸びの順位表

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の増加分 (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名

#「推定売り上げ枚数の伸び」は、13枚目第6次応募終了後の推定売り上げ枚数から、12枚目同次のそれを引いた枚数。万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# 「*」は2期メンバー

[01] +8部/+1部 (+0.48万枚) 中元日芽香
[02] +6部/+6部 (+0.47万枚) 井上小百合
[03] +6部/+1部 (+0.40万枚) 伊藤万理華
[04] +8部/+0部 (+0.39万枚) 星野みなみ
[05] +6部/+4部 (+0.38万枚) 堀未央奈*
[06] +5部/+1部 (+0.33万枚) 新内眞衣
[07] +4部/+2部 (+0.28万枚) 北野日奈子*
[08] +3部/+2部 (+0.27万枚) 樋口日奈
[09] +3部/+0部 (+0.21万枚) 松村沙友理
[10] +0部/+5部 (+0.20万枚) 鈴木絢音*


中元日芽香と井上小百合が大躍進しています。

中元さんは、担当1部増で、完売を8部も伸ばし、一方、井上さんは、担当6部増で、完売6部増、二人とも推定で5千枚近くセールスをアップしている。

考えてみると、ひめたんとさゆにゃんは、確かに、成長しましたよね。


中元日芽香は、NHK第1『らじらー!サンデー』にレギュラー出演、MCであるオリエンタルラジオとのやりとりを通し、ぐんぐんとトーク力を伸ばしていて、おそらく乃木坂関連番組の中で一二を争うほど、面白いプログラムになりつつある。

さらに、11枚目と12枚目において、アンダーフロントとして、数多くのライブを先頭で任されたことで、舞台度胸が付き、エンターテナーとして何回りも逞しくなったと思います。

もともと高いアイドル性を備え、抜群の声と音楽センスの持ち主なのだけど、これまで、どこか引っ込み思案で、人前で本来の魅力を出し切れてない面があった.

しかし、最近、自己表現スキルを急速に身につけ始めていて、いよいよ、大輪の花が開き始めた印象を受けます。


また、井上小百合も、バラエティで自分を出せるようになってきた。

『NOGIBINGO!5』の妄想リクエスト企画で、突然、スタジオのMCを任されたとき、かろうじて思いついた「(複数の妄想実現ビデオの中で、イジリー岡田が1位に選びそうな)注目株はどれでしょう?」という質問に対して、深川麻衣から「みんないいと思います」と一切広がらない返しをされてしまった(笑)。

そのとき、絶望のあまり、

うわ~、どうしたらいいんだぁ

と言いながら、くるくる回って両手を上にひらひらさせる、変なダンスを踊り始めたシーンは、「おおーー!さゆにゃん、面白過ぎるぞ!」と大笑いしてしまいました。

さらに畳み掛けて、「生きていた中で一番変なのかいてる」(笑)。


また、子どもたちの前でまりっかと一緒に実験を披露したとき、ビニールから予期せずダバダバ水がこぼれる場面で、

もう何だかよく分かんないわ

と叫んで、上手くまとめていて、「さゆにゃん、本当に成長したなあ」と、しみじみ感動しました。


舞台『帝一の國』にヒロインとして出演した経験が、かなり大きいと思いますが、台本にない展開となっても、言葉を発して、身体を動かす、対応力が以前とは桁違いです。

井上さんも、素晴らしいルックスとスタイルに、歌、ダンス、演技のハイレベルな素質を備えながら、あと一歩前に出られない雰囲気があったけど、最近、開き直って、自分を投げ出す自信が出てきたようで(笑)、キラキラと、眩しく輝き始めた印象が強い。

こういった印象深いシーンによって、多くの人がひめたんとさゆにゃんの魅力に気づき、結果、握手会人気もぐいぐいと上がってきたんじゃないでしょうか。


中元、井上以外でも、(表3)に名前が出ているメンバーは、活躍が記憶に残っている人が多い。

主演映画『アイズ』を成功させた伊藤万理華。

テレビや雑誌で、登場するたびに可愛いを加速させている星野みなみ(笑)。

12thアンダーセンターとして、「別れ際、もっと好きになる」で、秀逸なパフォーマンスを見せた堀未央奈。

OL兼任アイドルとして、折り目折り目に、セクシー感たっぷりで、異彩を放つ新内眞衣(笑)。

『乃木坂46えいご』『開運音楽堂』『初森ベマーズ』など、出演する度、視聴者に強烈なインパクトを与える、元気過ぎおバカキャラの北野日奈子。

『帝一の國』のヒロインをこなし、『初森ベマーズ』で印象的な演技を見せた樋口日奈。

「ぷちょへんざ」で衝撃を与えた鈴木絢音(笑)。

さらに、『初森ベマーズ』でもっとも面白く、もっとも輝いていたとの声が多い、ユウウツ役を演じた松村沙友理は、前作を越える完売スピードで進んでいます。


こうやって眺めると、エンターテナーとして急速に成長し始めているメンバーが、何人もいて、今、乃木坂は新しいタイプのスターが次々と登場する、「カンブリア爆発」のような時期に入っているのかもしれません。

しかし、決して忘れてならないのは、握手会セールスがイコール、エンターテナーとしての実力ではないということです。

例えば、能條愛未は、『NOGIBINGO!5』の「ぷちょへんざ」や「輩」、『初森ベマーズ』の摩黒水産女子高のエース、さらには「乃木團」のボーカルなど、バラエティから音楽まで、抜群の活躍を見せていますが、13枚目では、前作と同じく、まだ完売が出ておらず、なかなか握手会人気が上がってこない。

また、生駒里奈は、12th選抜のセンターとして、数多くの音楽番組に出演し、「太陽ノック」のパフォーマンスを引っ張り、神宮ライブでは、甘さと切なさが絶妙にミックスされた、神懸かり的な美しさと、キレのあるMCで、大舞台を成功させる中心人物になった。

これほどの活躍をしながら、生駒ちゃんの握手会セールスは、伸び悩んでいて、なかなかトップギアに入らない。


おそらく、じょーさんや生駒ちゃんが提供する魅力は、握手会で何十枚もCDを消費しようというファンを生み出す類いのものではないのだと思います。

彼女たちは、ステージの上で輝くタイプのアイドルであって、直接会って、個人的なやりとりの魅力によって、ファンを「釣る」タイプではないということです。

恋人のように、会いたくなるアイドルというより、遠くから、そのパフォーマンスを眺めて楽しむアイドルで、私のようなライトファンからすれば、むしろ正統派と言いたくなるタイプです。


ただ、アイドルファンの中には、「恋人」的な魅力のみを求めている人もいるようで、そうなると、生駒里奈のような別タイプの魅力が、なぜ評価されるのかは全く理解出来ないと思います。

CDセールスの順番に選抜メンバーを並べる握手会主義は、完売部数こそメンバーの人気を示す唯一のバロメーターであるという錯覚を、ファンに植え付ける効果がある。

通常のエンターテイメントグループであれば、直接会いたくなるタイプの「恋人」的メンバーと、さほど会いたいとは思わないけど、観ていて楽しい「人気者」的メンバーは、それぞれが必要な存在として、両方が等しく重要視されます。

しかし、握手会主義の「錯覚」によって、乃木坂では、前者が異様に高く評価され、後者は「努力が足りない」「ワガママ」だと不当なバッシングを受けるほど、低く扱われる傾向がある。


ただ、生駒里奈や反抗期真っただ中の星野みなみ(笑)がフロントを務めた「制服のマネキン」MVが、YouTubeにおいて、乃木坂史上最高の再生回数を誇っている事実は、自分の好みだけで、あるメンバーを否定して、それを切り捨ててしまうことが、グループにとって如何に危険なことかを示しています。

自分とは全然違う感性を持った人が、世の中には、びっくりするくらいたくさん存在している。

私は、フロントだった当時のみなみを、昔も今も、可愛くてカッコいいと思っていて、初めて、彼女をバッシングするコメントを読んだときは、びっくり仰天しました(笑)。


乃木坂が国民的アイドルになるためには、さまざまな感性の人たちをファンとして取り込む必要があるわけで、選抜には、さまざまなタイプのメンバーを揃えておくことが重要です。

私が、特定方向の魅力のみを過大に評価する握手会主義に反対なのは、そこから発生する「錯覚」が、多様な価値観を持ったファン層の醸成を妨げ、国民的アイドルへの道を塞いでしまうからです。

握手会で完売が続出するような魅力とは別のタイプだけど、生駒里奈にも素晴らしい魅力がある。

それが当たり前のこととして受容される成熟した分厚いファン層を作らなければ、乃木坂は、ちょっと有名な地下アイドルで終わってしまう危険があります。

強化されるばかりの握手会主義ですが、AKB48Gからのファン流入がいつまでも続くわけではなく、乃木坂からのファン流出速度が上回り、CDセールスが下落に転じるのは、そんな遠い未来のことではないでしょう。

まだ好調な今のうちに、運営は、コアファンの財布に依存した握手会主義からの脱却を真剣に模索しないと、欅坂が防波堤になってくれると考えているならば、虫が良過ぎる読みじゃないでしょうか。


最後に、13枚目握手会セールスの推移を載せておきます。

(表4) 13枚目に関する個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率), 推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

13枚目「今、話したい誰かがいる」
発売日:2015年10月28日(水)
オリコン初動集計締切:2015年11月01日(日)
初動算入:第11次分まで

[01次] +000 {000/735(00.0%), 00.0万枚} (2015/08/13~08/14, -79d)
[02次] +129 {129/735(17.6%), 16.5万枚} (2015/08/20~08/21, -72d)
[03次] +149 {278/735(37.8%), 28.9万枚} (2015/08/27~08/28, -65d)
[04次] +25-37 {266/735(36.2%), 29.3万枚} (2015/09/03~09/04, -58d)
[05次] +81 {347/735(47.2%), 34.6万枚} (2015/09/10~09/11, -51d)
[06次] +67 {414/735(56.3%), 38.5万枚} (2015/09/17~09/18, -44d)
[07次] +??? (2015/09/24~09/25, -37d)
[08次] +??? (2015/10/01~10/02, -30d)
[09次] +??? (2015/10/08~10/09, -23d)
[10次] +??? (2015/10/15~10/16, -16d)
[11次] +??? (2015/10/22~10/23, -09d)
[12次] +??? (2015/10/29~10/30, -02d)

# [04次]の「-37」は、システムトラブルにより、完売表示されていた枠が、再度、非完売になったためのマイナス


12枚目個別握手会第6次応募終了時点での完売状況は、731部中348部完売で、完売率47.6%の推定34.6万枚。

13枚目は、それを10%ほど上回っているわけで、この調子で進めば、オリコン初動に算入される第11次応募時点で、完売率80%の推定44万枚あたりが期待できます。

12枚目のオリコン初動は、61万枚なので、13枚目が、これを越えるためには、店頭販売が17万枚は欲しいところです。

初回限定盤と通常盤が前作並の15万枚であれば、「ここさけ」盤が2万枚必要で、ん~、微妙っすね(笑)。

関東での全国握手会を2日に増やせば、初回限定盤セールスがアップする可能性はあるんですが、大きな経費が掛かるので、収支にシビアな乃木坂運営がやるかどうか、これも微妙です(笑)。

従って、今のところ、13枚目のオリコン初動は、前作とあまり変わらないレベルと見るのが妥当な気がします。


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2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

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// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事

[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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桜井玲香はなぜ歌詞を褒めてメロディや歌声に触れないのか、映画『ここさけ』と「秋の歌詞祭り」[26Sep15]

2015-09-26 15:00:00 | 芸能
乃木坂が参加する、近々開催予定の注目イベント

09月26日(土) ファッションイベント『TOHOKU DREAM COLLECTION 2015』in 仙台サンプラザホールに、アンダー中心にメンバーが出演して、ライブやモデルのステージを披露。
(ライブステージ)
伊藤かりん、伊藤純奈、川後陽菜、川村真洋、北野日奈子、斎藤ちはる、相楽伊織、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中元日芽香、永島聖羅、能條愛未、堀未央奈、渡辺みり愛、和田まあや
(モデルステージ)
齋藤飛鳥、川後陽菜、相楽伊織


09月27日(日)『第21回 東京ガールズコレクション2015 AUTUMN/WINTER』in 東京・国立代々木競技場第一体育館 に白石麻衣がモデルとして参加

10月01日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(19:00)。乃木坂46から、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美が出演

10月02日(金)『NISSAN あ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦 ABE-GIG in 日本武道館~10年に一度の大家族会議』に橋本奈々未が出演して、生ラジオドラマに挑戦



『心が叫びたがってるんだ。』、観てきました。

いや~、心が洗われるような、良い映画でした。

秩父の風景や初秋の青空が美しく描き込まれ、その舞台装置の下、繊細でピュアな心の物語が展開する。

とくに感動したのは、登場人物の声が非常に綺麗で、しかも会話場面では、ハーモーニーを奏でているように、その声が音階、リズムなど、音楽的によく調和している。

さらに、劇中にミュージカルが入っており、美しい声が、たっぷりの音楽に合わせて響き渡る。

声優さんが、声によって、独自の世界を作り上げていて、アニメ映画ならではの魅力を堪能しました。


最近、CS放送で映画をよく観るんですが、『ファイナル・デッドサーキット 3D』('09, アメリカ)、『REC3/genesis』('12, スペイン)、『ローン・サバイバー』('13, アメリカ)など、ホラー、ゾンビ、戦争など、血や肉が吹き飛ぶような悲惨な作品ばかりで、どうも心がささくれ気味で。

自分で選んで観ておいて、何だこれ、凄惨すぎるだろと文句を言っても、自業自得の極みなんですが(笑)、『心が叫びたがってるんだ。』は、荒涼とした気持ちに、爽やかな高原の風が吹き抜けていくような効果があって、そういう意味でも良かったです。

個人的に、アニメ映画は、『天空の城ラピュタ』('86)のようなSF冒険活劇的なものが好みで、最後に映画館で観たのは、『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』('09)だったと思います。

『ここさけ』は自分から進んで観るタイプの映画ではないので、乃木坂が視野を広げてくれたわけです。


ちなみに、上記の『デッドサーキット』と『REC3』はグロ過ぎて、堀未央奈くらい「馴れた」人以外にはお薦め出来ないけど(笑)、シリーズ最初の作品である『ファイナル・デスティネーション』('00, アメリカ)と『REC/レック』('07, スペイン)は、アイデアが面白く、スプラッター表現は抑えめなので、ホラーやサスペンスはあまり観ないけど興味はあるという方に良いかもしれません。

シリーズが進むと、基本の発想は同じなので、グロの方向にエスカレートしていく傾向があるようです。

そんな中、『エルム街の悪夢』('84, アメリカ)のシリーズは、続編もアイデアで勝負する姿勢を保っている印象がありますが、どうなんでしょう、あくまで朧げな記憶からの印象なので。

一滴の血も流れない、感動青春群像劇『心が叫びたがってるんだ。』の感想を述べる筈が、大流血映画のオンパレードになってしまい、申し訳ありません(笑)。

ただ、具体的な感想については、公開直後でもあり、ネタばれすると宜しくないので、止めておきます。


ところで、乃木坂が担当した主題歌「今、話したい誰かがいる」は、どこで流れるんだろうと、それを一つの楽しみに『ここさけ』を観ていたんですが、結局、劇中では使われず、物語が終わり、エンドロールが出始めるあたりから曲が流れる感じでした。

従って、主題歌と言っても、その音楽が映画の中心イメージを担うというより、純粋にエンディングテーマになっていました。

それはそれで良いのですが、気になったのは、声優さんが作り上げた見事な声の世界と、乃木坂の歌声が、今ひとつ合っていない印象を受けたことです。

エンディングテーマは、映画の余韻を楽しむ曲の筈ですが、観客がそれまで浸っていた『ここさけ』の声世界と、乃木坂46の声世界が根本的に異質で、簡単に言うと、聴いてて「目が覚める」んですね。


それで良いじゃないかという考え方もあるけど、乃木坂の参加に否定的だったアニメファンの一部が主張していた、主題歌は声優が歌うべきという意見は、確かに一理あると感じました。

『ここさけ』は、劇中、たくさんの歌がうたわれ、音楽が溢れているので、エンディングに別方向の声が入ると、「えっ?」と違和感を覚える。

メロディと歌詞は映画のイメージに合っていると思うけど、肝心の声がどうしても気になる。


面白いのは、おそらくがっつり機械加工されているであろうサビの合唱部分は、あまり気にならない。

つまり、「今、話したい誰かがいる」の映画用音源を作った人物は、アニメの声世界を理解していて、出来るだけ、それ合わせようとしたのでしょう。

しかし、西野七瀬と白石麻衣の出だしを含めた、ソロあるいはデュエットのパートは、いくら巧妙に加工しても、歌っているメンバーの地声が残る。

そして、主人公成瀬順を演じた水瀬いのりさんの声が、あり得ないほど透明感に溢れていて、それが映画の基本イメージを形成しているので、エンディングテーマでは、よほど澄んだ声のメンバーでないと、こういったパートは違和感を生じさせてしまうのだと思います。

従って、もし、声優ではなく、乃木坂の声で歌うのであれば、映画のスタッフがオーシデョンを行なって、グループ37人の中から、『ここさけ』の声世界にマッチするメンバーを選ぶべきだったと思います。


9月5日(土)に東京フィルムセンター映画・俳優専門学校で行なわれた試写会で、映画を企画プロデュースした清水博之氏が、「乃木坂46の持つ青春感や疾走感、歌詞が持つ切なさがいい」ので、秋元康氏に主題歌をお願いしたのだと述べています。

映画.comの関連記事

もちろん、乃木坂のイメージが『ここさけ』にフィットしたことは、主題歌担当に抜擢された理由の一つだと思いますが、製作と配給に関わったアニプレックスが、ソニー・ミュージックエンターテイメントの傘下にあることは、大きな意味を持っていたと思います。

そして、映画の制作側が期待したのは、乃木坂の「青春感や疾走感」と「歌詞の切なさ」以上に、「今もっとも勢いがある」と言われるアイドルグループの観客動員力じゃないでしょうか。


『ここさけ』は北海道から沖縄に至る、正真正銘の全国ロードショーなので、映画館に足を運ぶ可能性のある潜在的乃木坂ファンは、『真夏の全国ツアー2015』の総観客動員数15万人を一つの目安にすることが出来ます。

1人あたりの料金を1千5百円とすれば、15万人が1回映画を観ると、2億円を越える興行収入となります。

『ここさけ』は、公開5日間で観客動員23.5万人、興行収入3億円突破、Yahoo!映画の「興行成績ランキング」で5位に入る好調なスタートを切っています。

これは、2013年8月31日(土)に封切られた、同じスタッフによる前作『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を上回っているそうで、最終的には、『あの花』の観客動員78万人、興行収入10億円を越えることが一つの目標になるのだと思います。

乃木坂の15万人、2億円がどこまで数字を押し上げる効果があるのか、その成否によっては、次のタイアップにも影響する可能性がある。


テレビ東京の『初森ベマーズ』は、昨夜で最終回を迎え、日テレ『NOGIBINGO!5』は、次の月曜日で終了するようです。

『ベマーズ』は、続編への含みを持たせる終わり方でしたが、ドラマを制作する人と、時間枠を取って放送を決定する人は全然違う筈なので、島崎遥香や宮脇咲良の参加は、スタッフの「シャレ」と捉えた方が良いかもしれません。

一方、『NOGIBINGO!』は、続編について、今のところ、何のアナウンスもないようです。

おそらく、乃木坂の出演番組は、視聴率が悪いとは言えないけど、凄く良いわけでもなく、微妙なんだと思います(笑)。

もし、深夜で常時5%を越えるような、高い数字が出ていれば、放送中から大きな話題になっている筈で、続編に関しても、テレビ局側の前向きな姿勢がどこかしら伝わってくるでしょう。

残念ながら、この二番組について、今のところ、伝わってくるものはないですね(笑)。


乃木坂の握手会やライブの盛況ぶりから、その勢いを取り込みたいと考えるメディアは少なくない。

ところが、ファン動員力が明確に生かされているのは、今のところ、雑誌などの出版関係だけで、テレビや映画において、舞台挨拶や特典付きチケットの効果を除いて、乃木坂が数字を稼いだという例は、なかなか作ることが出来ていません。

乃木坂のファン構造が、1人で何万円もお金を使ってくれるコアファンに偏り過ぎていて、無料コンテンツを楽しむ程度のソフトファン層が、まだまだ薄いことが、その原因だと思います。


ソフトファンを増やすもっとも効果的な方法は、ヒットを飛ばして、乃木坂の曲がカラオケで盛んに歌われるといった、音楽的人気を高めることです。

しかし、グループ結成5年目に入っても、運営は未だに握手会主義にこだわり、誰が歌えるのか、誰が踊れるのか、誰が楽曲イメージに合うのかといった、音楽性から選抜を決めていないので、ヒットを目指そうにも、メンバー構成の面から身動きが取れなくなっています。

『ここさけ』の主題歌にしても、声優陣がこれほど高度な仕事をしている映画であれば、歌唱メンバーは、アニメの世界観によく合った声の持ち主を抜擢しないと、折角、乃木坂を起用してもらったのに、アニメファンにアピール出来ず、爪痕を残せません。

これは、次の仕事が回って来る確率を下げていることに他ならず、思っている以上に、深刻な問題じゃないでしょうか。


そろそろ、少数のコアファンから、多くのお金を集めるという発想を改め、幅広い層から薄く稼いでいく方向に進まないと、ソフトファン層を充実させることが出来ず、テレビや映画の世界で、乃木坂の出番がどんどん減ってしまう危険がある。

ネット上では、コアファンの声が大きくなるので、握手会成績が奮わない生駒里奈は、何で選抜なんだとバッシングされることがあるけど、NHK紅白歌合戦のステージに立ったとき、センターとして、西野七瀬と生駒里奈のどちらが2千万人を越える視聴者の心に残るかとなると、完売部数とは、全然別の話になってくる。

同様に、『初森ベマーズ』のような深夜ドラマで、誰が人気を博するのかは、出演させてみないと分かりません。

今回、とくに残念だったのは、伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥の3人が、テレビのドラマ空間で活躍出来るのかどうか、十分な検証が出来なかったことです。

個人PVで百発百中のまりっかであっても、深夜ドラマでは、パンチが弱く、精彩を欠くことも十分あり得るわけで、とにもかくにも、もっと出演させて、それを見極める必要があった。

ところが、一部のメンバーを突出して優先する出演パターンを、12話の長きに渡って、最初から最後まで維持したため、人材発掘が不十分となり、「NEXT」があったとき、誰を抜擢するべきか、曖昧なまま終わってしまった。

唯一、松村沙友理は「使える」ことが分かったけど、やり方を工夫すれば、3列目やアンダーから、こういった「伏兵」がもっと出てきた可能性がある。


しばらくの間、地上波のレギュラーは『乃木坂工事中』だけになります。

他の出演番組を再び獲得出来るかどうかは、コアファンやライトファンだけでなく、幅広い層に受けるのは誰なのかを、音楽番組、ドラマ、バラエティ、映画など、それぞれのジャンルで見極め、適切な分野に、適切なメンバーを投入していけるかどうかに掛かっています。

こういった視聴率を意識した抜擢に切り換えないと、『乃木坂工事中』ですら、今後どうなるか不透明で、後で振り返ったとき、2015年が乃木坂のメディアピークだと言われても、何ら不思議ではない状況です。

12枚目シングル「太陽ノック」は、現在、オリコンの累計売り上げが66万7千枚に達しています。

しかし、有線ランキングは、最高が50位に留まりそうで、最新チャートでは73位に後退している。

国内トップクラスのCDセールスとは対照的に、楽曲自体は、ほとんど街に流れておらず、連続ドラマの主題歌として、話題になっている雰囲気はありません。

コアファンとライトファンが叩き出す、勢いのある個別握手会セールスとライブの観客動員、その一方で、ソフトファン層が数字を左右する有線ランキングやテレビ視聴率の微妙な感じ(笑)。

乃木坂は、そろそろ、ソフトファンに目を向けた活動にシフトしないと、いつまで経っても、「視聴率の壁」を越えることは出来ないと思います。

(参考記事)
「乃木坂って、どこ?」はいつまで続けられるか、「提供」企業の変遷から考える冠番組の現状 [24Jul14]
西野白石Wセンターは視聴率の壁を越えられるか、能條愛未を起用する『NOGIBINGO!』が示すもの [15Sep15]


神宮ライブで、桜井玲香は「乃木坂らしさ」とは「歌詞の良さ」であると述べています。

しかし、音楽を論じるとき、歌詞だけを取り上げて、メロディや歌い手の話をしないのは、どう考えても不可思議なことです(笑)。

「君の名は希望」の歌詞は、確かに良いけど、私がこの曲を繰り返し何度も聴くのは、メロディが素晴らしく、その上、乃木坂メンバーの声が心に滲みるからです。

「制服のマネキン」に惹かれるのは、歌詞が良いという以上に、メロディとダンスが魅力的というのが大きい。

もし、「君の名は希望」と「制服のマネキン」が、メロディと歌の付いた曲ではなく、歌詞だけの詩という形で世に出たならば、私は、それを買わないだろうし、繰り返し読むなんてこともしないでしょう。

ところが、神宮ライブの「乃木坂らしさ」を語る企画で、キャプテンは、「歌詞の良さ」を指摘したものの、楽曲にとって肝心要となる、「メロディの良さ」や「歌声の良さ」には言及しなかった。

これは、乃木坂界隈で、今、「山崎秋のパン祭り」ならぬ、「乃木坂秋の歌詞祭り」が開催されているからだと思います(笑)。


主題歌をオファーした『ここさけ』のプロデューサーも、「歌詞の良さ」に触れていて、記事を読んだとき、「これも歌詞祭りの一環なのかな」と考え込んでしまいました(笑)。

そして、この祭りのハイライトが、「プレイボーイ」の乃木坂特集号に掲載されている杉山勝彦氏のインタビュー記事です。

「君の名は希望」を作曲したときの様子に触れる中で、杉山さんは、

たぶん先生には画が見えていたんだと思います。結果、完成した秋元先生の歌詞は"神歌詞"ですよね。

と述べている。

この部分だけでなく、記事全体に渡って、読んでてウンザリするくらい、秋元康氏がベタ褒めされてます(笑)。


最近、乃木坂の曲について、メロディや歌手ではなく、「歌詞の良さ」ばかりが取り上げられ、秋元氏が礼賛されていく。

しかも、そういったコメントが、ファンからではなく、歌っている乃木坂メンバーや、曲を書いた作曲者から出てくる。

制作に関わっている人が、お互いを褒めることはあるけど、ここまで1人を持ち上げるのは、端から見ていて、異様な光景です。

(参考記事)
乃木坂の風 21Jun13 ~ 「君の名は希望」を作ったのは誰か


こういった歌詞祭りの背景には、深刻な危機感があると思います。

「恋するフォーチュンクッキー」以後、秋元康氏が手掛ける楽曲に、目立ったヒットが出ていない。

秋元氏は本当に才能があるのか、といった辛辣なコメントが、AKB48Gや乃木坂のファンから出てくることすら、珍しいことではなくなっている。

そんな中、楽曲が良いというイメージがある乃木坂は、秋元氏の力量をアピールする格好の材料になる。

AKB48Gや乃木坂46は、「秋元康」産業という側面もあるので、彼の影響力低下は、仕事の減少につながりかねず、何としても防ぎたいところです。

かくして、桜井玲香が、自分の歌っている楽曲の歌詞だけを褒めて、メロディや歌手に触れないという、世にも奇妙なMCを展開することになった(笑)。


エンターテイメントを提供する側が、自分たちの作品を褒めるのは、もちろん決して悪いことじゃありません。

ただ、優れた楽曲パフォーマンスは、作詞、作曲、編曲、歌手、振り付け師、さらにはステージを作る技術者など、何人もが関わって出来上がる総合芸術なのに、ある人物の仕事だけを突出して、皆んで褒めちぎるのは、ファンとしてかえってテンションが下がりますね。

「君の名は希望」や「制服のマネキン」が、歌詞も含めて、素晴らしい歌だと感じている人は多いのだから、今さら、そんなにぐりぐり礼賛する必要はないかと(笑)。

こういう自画自賛をやり過ぎると、乃木坂が品のないグループに見えてくるから、ほどほどにして欲しいものです。

今は、過去を振り返るより、未来のヒットを目指しましょう(笑)。



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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

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// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事

[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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『Mステ ウルトラFES』の乃木坂「青空」は女性アイドル最長時間、紅白は生田ピアノのバラードか [24Sep15]

2015-09-24 19:00:00 | 芸能
テレビ・ラジオで近々放送される予定の注目番組

[地デ] 9月24日(木)深夜 27 : 25 ~ フジテレビ(関東ローカル)『映画「心が叫びたがってるんだ。」公開記念 乃木坂46の「ここさけ」聖地めぐり旅』
映画公開を記念した番組に、西野七瀬と深川麻衣が出演。
映画公式サイトの「ニュース」ページ


『ミュージックステーション』の30年目突入を記念して行なわれた、昨日の『ウルトラFES』で、乃木坂は、10th選抜が「何度目の青空か?」を披露しました。

13枚目シングルが10月28日(水)に発売されるので、時期的に考えて、西野七瀬&白石麻衣Wセンターの13th選抜が「今、話したい誰かがいる」を地上波で初めてパフォーマンスするのかなと、なんとなく個人的に思っていました。

ところが、蓋を開けてみると、生田絵梨花のピアノ弾き歌いでスタートする「何度目の青空か?」を10th選抜が歌うステージだった。


確かに、音楽祭の趣旨が「誰もが聴いたことのある曲」なので、発売前の新曲を歌う雰囲気ではなかったのだと思います。

しかし、これまで乃木坂が出した曲の中から、なぜ、「何度目の青空か?」が選ばれ、しかもいくちゃんのピアノで始まる形を採用したのか。

さらに、10th選抜フロント左端の松井玲奈ポジションに、なぜ齋藤飛鳥を抜擢したのか。

対称位置である右端の橋本奈々未との年齢バランスを考えると、衛藤美彩か高山一実を上げ、そこに齋藤飛鳥が入った方が、堀未央奈、星野みなみ、あしゅ、斎藤ちはるという高校生グループが3列目に出来て、メンバー配置のコンセプトは明確になります。

なのに、敢えて、あしゅをフロントに置いた。


ミュージックステーションは、高い人気と長い歴史を誇る、国内屈指のメジャー音楽番組で、乃木坂46が、その30年目を記念する特別フェスに出演したことは、一つの快挙と言っていいと思います。

そもそも、1万人アンケートで選んだ「世界に誇るニッポンの歌BEST100」に、乃木坂の曲は入っておらず、「誰もが聴いたことのある曲」をまだ持っていないのだけど、それでも、声を掛けて貰ったわけで、出演自体が大きな実績になる。

そして、これほど重要な番組に臨んで、乃木坂が選択した出演メンバーと楽曲パフォーマンスには、今後の活動を考える上で、大きな意味が含まれている可能性があります。

今日は、昨日のステージを振り返って、乃木坂が「乃木坂らしさ」をどのように作ろうとしているのか、その辺を考えてみます。


まずは、乃木坂ファンにとって、ちょっと嬉しいかもしれない情報から(笑)。

「女性アイドル」というジャンルに属すると思われる歌手が、『ウルトラFES』で披露した楽曲の中で、乃木坂の「何度目の青空か?」は、実は、もっとも長い演奏時間でした。

(表1)『Mステ ウルトラFES』における女性アイドル歌手の楽曲演奏時間

[凡例]
歌手名
演奏時間 = 「曲名」(発売年)

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
# メドレーの場合は、1曲目の前奏開始から最終曲の後奏終了までを示し、その下に、各曲の演奏時間を載せている
#「2 : 56」は2分56秒を表す

『MUSIC STATION ウルトラFES』
2015年9月23日(水祝) 12 : 00~ テレビ朝日

ももいろクローバーZ
2 : 47 = 「行くぜっ!怪盗少女」('10)

モーニング娘。'15
2 : 54 =「LOVEマシーン (updated)」('99)

乃木坂46
2 : 56 = 「何度目の青空か?」('14)
# 10th選抜 (松井玲奈ポジ : 齋藤飛鳥)

HKT48・NMB48・SKE48
7 : 37 = グループメドレー
(内訳)
2 : 26 = HKT48「メロンジュース」('13)
2 : 31 = NMB48「ナギイチ」('12)
2 : 27 = SKE48「パレオはエメラルド」('11)

==========(17時以降)=========

初音ミク
2 : 37 =「千本桜」('11)

E-girls
2 : 23 =「Follow Me」('12)

AKB48
7 : 35 = 3曲メドレー
(内訳)
2 : 27 =「ポニーテールとシュシュ」('10)
2 : 05 =「Everyday、カチューシャ」('11)
2 : 56 =「恋するフォーチュンクッキー」('13)


「何度目の青空か?」は、CDに収録されたフルバージョンの演奏時間が4分44秒で、昨日は、2分56秒のステージを貰っています。

後でデータをお見せしますが、2分56秒は、単独コンサートを除いた音楽番組では、過去最長の演奏時間です。

他のアイドルと比べると、ももクロ「行くぜっ!怪盗少女」2分47秒より長く、モーニング娘。'15「LOVEマシーン」2分54秒とAKB48「恋するフォーチュンクッキー」の2分56秒と並んで一番長いステージになっている。

AKB48は、3曲メドレーで、全部を併せたステージの時間は、7分35秒と単独グループとしては最長ですが、個々の楽曲を調べると、「恋するフォーチュンクッキー」にもっとも多く時間が割り振られ、「ポニーテールとシュシュ」と「Everyday、カチューシャ」は、それより30秒、1分ほど短くなっています。


午後5時以降は、番組視聴率が上がるので、2時台に登場した乃木坂の1分と、夜の部に出演したE-girlsやAKB48の1分を単純に比較することは出来ません。

ただ、次のように、乃木坂とあまり変わらない時間帯に登場した大物アーティストは、多くが2分台後半以上の演奏時間で、乃木坂も、意図する楽曲パフォーマンスに必要な時間は、確保出来たと思います。

(表2)『Mステ ウルトラFES』での、乃木坂に近い時間帯に登場した歌手の楽曲演奏時間

[凡例]
歌手名 (演奏開始時刻~終了時刻)
演奏時間 = 「曲名」
#「時刻」は番組開始時刻をゼロ点として、HH:MM:SS形式で表している

山崎まさよし(01:34:48~01:38:18)
3 : 30 =「One more time, One more chance」('97)

エレファントカシマシ(02:00:19~02:02:44)
2 : 25 =「今宵の月のように」('97)

徳永英明 (02:06:49~02:09:34)
2 : 45 =「壊れかけのRadio」('90)

乃木坂46 (02:09:43~02:12:39)
2 : 56 = 「何度目の青空か?」('14)

槇原敬之(03:21:03~03:23:36)
2 : 33 =「どんなときも。」('91)


誤解のないよう一言付記しておきますが、演奏時間がイコールその歌手の「格付け」だと、言っているわけではありません。

個々の楽曲によって、もともとの演奏時間が異なるのだから、ステージの時間が違ってくるのは当然です。

しかし、昨年のNHK紅白歌合戦のように、2分を下回るステージというのは、いくら何でも短過ぎで、プログラムの都合とはいえ、それでは、歌手が表現したいものを十分に出せない危険がある。

今回の『ウルトラFES』では、そういうドタバタした進行はほとんどなく、比較的、ゆったりした割り当てになっていて、そんな中で、乃木坂のステージ時間も、番組側から、1組のアーティストとして、ちゃんと考えて貰っていた、ということです。

そして、これが涙が出るほどに、大事なことなんですね(笑)。


ちなみに、山崎まさよしの「One more time, One more chance」、最高に良かったです(笑)。

この人の歌を聴くと、「ああ、これが歌手なんだ」といつも感動しながら、納得します。

高度な歌唱テクニックに裏打ちされつつ、素朴で深い味わいがあって、聴く者の心に歌詞がダイレクトに忍び込んでくる。

素晴らしいシンガーだと思います。


一方、徳永英明の「壊れかけのRadio」も、私がこれまで聴いたステージの中では、最高の出来だったと感じました。

何と言うか、粘り気のある歌唱で、感情が歌に載っていて、歌詞の世界がありありと目の前に出現したような、そんな迫力があった。

音声の修正技術なんて、彼らの歌声の前では、完全に無意味で、むしろ絶対止めて欲しい小細工でしかない。

かりに音やリズムを外したとしても、それこそが、その歌手のオリジナルであり、個性であり、本当の歌なのだと、思える魅力を持っている。

ミュージックステーションに、初音ミクが登場するという、歴史的なコンサートになった今回(笑)、あらためて、歌とは何かを考えさせられる、人間が渾身の力を込めて仕上げた素晴らしいステージが多かったと思います。


さて、話を戻しましょう。

私が演奏時間にこだわるのは、これまで乃木坂は、多くの音楽祭で、かなりシビアな時間配分を経験してきたからです。

(表3)「何度目の青空か?」の各大型コンサートにおける演奏時間

(CD)
4 : 44 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2014年10月8日(水)発売
乃木坂46の10枚目シングル表題曲

[凡例]
コンサートや企画の名称
演奏時間 = 歌手名「曲名」
放送されたメディア
# 主催者テレビ局が放送している場合は、「放送されたメディア」を省略。

(単独コンサート)

神宮ライブ
4 : 43 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2014年9月14日(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

乃木坂46SHOW!
4 : 42 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2014年11月1日(土) NHK BSプレミアム

乃木坂46 Merry X'mas Show 2014
3 : 26 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2014年12月13日(土) スカパー

(テレビ系大型音楽祭)

ベストヒット歌謡祭 2014 (読売テレビ)
2 : 01 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2 : 28 = E-girls「Mr. Snowman」
2014年11月20日(木) 日本テレビ

ベストアーティスト 2014 (日本テレビ)
1 : 33 = HKT48「控えめ I love you!」(SKE48, HKT48, NMB48, AKB48のメドレー内)
1 : 35 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2 : 25 = E-girls「Mr. Snowman」
2014年11月26日(水)

2014 FNS歌謡祭 (フジテレビ)
1 : 59 = HKT48「メロンジュース」(ふなっしーとコラボ)
1 : 58 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
3 : 07 = E-girls「Mr. Snowman」「Follow Me」(二曲目はふなっしーとコラボ)
2014年12月3日(水)

MUSIC STATION SUPER LIVE 2014 (テレビ朝日)
1 : 45 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
2 : 29 = E-girls「Highschool ♡ love」
2014年12月26日(金)

CDTVスペシャル!年越しプレミアムライブ 2014 -> 2015 (TBS)
2 : 24 = HKT48「控えめ I love you!」
2 : 29 = 乃木坂46「何度目の青空か?」
3 : 03 = E-girls「Mr. Snowman」「Follow Me」
2014年1月1日(木)


この表から、『ウルトラFES』での2分56秒が、なぜ特筆すべきことなのか(笑)、ご理解頂けるかと思います。

去年の『SUPER LIVE 2014』では、同じ「何度目の青空か?」のステージ時間は、たったの1分45秒でした。

しかも、乃木坂の楽曲演奏時間が、HKT48を明確に上回ったのは、私が知る限り、今回が初めてです。

さらに、E-girlsより長いステージというのも、初めて見ました。

ただ、時間帯が違うので、この比較はあまり意味がなく、それより、E-girlsが、番組視聴率が必然的に上がっていく、午後5時以降の第2部に出演していることが重要だと思います。

番組の成否を大きく左右する時間帯を任されている点から、乃木坂は、E-girlsに、まだまだ追いついていないと見るべきで、「ごめんなさいのKissing You」('13)のようなヒット曲を出さない限り、その壁を越えるのは難しいのかもしれません。


『ウルトラFES』において、乃木坂「何度目の青空か?」が、2分56秒という演奏時間を貰えた一番の理由は、私は、生田絵梨花のピアノだと思います。

昨日のステージでは、最初に、ピアノ用にアレンジされた前奏を、いくちゃんがソロで弾き、その後、通常の楽曲に入っていきます。

この前奏部分は、CD収録の曲にはなく、『ウルトラFES』専用に作ったパートのようです。


そして、生田絵梨花のピアノによるこの前奏が、冒頭、26秒続く。

2分56秒から、この前奏部分を除くと、2分30秒で、これはHKT48、NMB48、SKE48の演奏時間とほぼ同じレベルです。

つまり、乃木坂のステージがAKB48G「支店」より長いのは、いくちゃんのピアノ前奏があるからで、もし、それがなければ、何ら変わらない時間になっていた可能性がある。


AKB48Gの同系グループと見られがちな乃木坂が(笑)、紅白出場歌手の選考レースにおいて、独立枠を獲得するには、「乃木坂らしさ」を見せることが不可欠で、運営は百も承知しているでしょう。

そして、今回の『ウルトラFES』で見えてきたのは、取り敢えず、「乃木坂らしさ」とは、生田絵梨花のピアノだということです。

色んなアイドルがいるけど、メンバーのピアノソロで楽曲を始めるグループは、そうは多くない、というより、ほとんどいない(笑)。

そういった斬新でチャンレンジングな音楽パフォーマンスは、番組側の気持ちを動かす説得力を持っている筈で、しかも、ピアノパートはCDにも収録されていない、今回のフェス専用アレンジ。

こういった「乃木坂らしさ」溢れるアプローチが、3分近いステージを実現する大きな原動力になったんじゃないでしょうか。


8月末の神宮ライブでは、さらに凝ったアレンジの前奏を、いちゃんがソロで弾いて、その後、オーケストラが加わり、「何度目の青空か?」が始まった。

このステージは、『真夏の全国ツアー2015』の乃木坂ライブを特徴づけるパフォーマンスとなり、ファンや関係者から高く評価されました。

演奏直後のトークで、生田絵梨花は「乃木坂らしさ」という言葉を語っていて、いくちゃんのピアノソロによる前奏を、運営がコンセプトの中心に据えようとしていることが伝わってきました。

そして、『ウルトラFES』でも、同じ手法によって、「乃木坂らしさ」を演出して、乃木坂独自の演奏時間を確保することに成功した(笑)。

こうなってくると、生田絵梨花のピアノソロスタートは、今後も続く可能性があって、そのゴールは紅白ではないかと考えたくなります。

つまり、神宮ライブも『ウルトラFES』も、「何度目の青空か?」のステージは、紅白の予行演習ではないか、ということです。


そう考えると、この記事の冒頭で指摘した、齋藤飛鳥のフロント抜擢も、重要な意味を持ってくる。

運営は、大舞台であしゅを前に出して、経験を積ませようとしているんじゃないかと。

ステージパフォーマンスは、経験値が大きく物を言う分野で、どんなに歌やダンスが上手くても、場数を踏んでないと、紅白のような超ど級の舞台では、緊張で固まってしまい、何一つ実力が出せず、笑顔すら作れなくなることは珍しくない。

今回のフロント抜擢は、乃木坂運営が、「紅白選抜」において、齋藤飛鳥をかなり重要なポジションに置く意図を持っていると、示唆しているようにも見えます。


秋元康氏は、トークアプリにおいて、来年、アルバムを出す予定があることに言及したそうです。

ただ、コメントの内容から察すると、どうやら、13枚目「今、話したい誰かがいる」のすぐ次という、早い時期には思えない。

となると、アルバムはまだずっと先のことで、13枚目個別握手会の応募受付が14次、15次、16次となる以下の時期に、順番通り、14枚目選抜を発表する可能性が少なくない。

(表4) 13枚目「今、話したい誰かがいる」個別握手会の11月に予定される応募受付スケジュール

13次応募 2015/11/05(木)~11/06(金)
14次応募 2015/11/12(木)~11/13(金)
15次応募 2015/11/19(木)~11/20(金)
16次応募 2015/11/26(木)~11/27(金)


15次応募と16次応募の間に、例年通りであれば、紅白出場歌手の発表がある筈で、この時期に選抜発表があるならば、それが乃木坂の「紅白選抜」になる可能性が高い。

その陣容は分かりませんが、もし「何度目の青空か?」を紅白で披露するならば、生田絵梨花センターの10th選抜をベースにして、齋藤飛鳥がフロントに出てくるようなフォーメーションなのかもしれません。

そして、生田絵梨花のピアノソロによって楽曲を始める、「乃木坂らしさ」を前面に出した、パフォーマンスになるのでしょう。

少なくとも、現時点で、運営はそういうプランを持っているように思えます。


しかし、昨日のステージを観ていると、現状の「乃木坂らしさ」では、まだまだアピール力が不十分だと感じました。

いくちゃんのピアノ前奏は素晴らしい出来で、その後、メロディが入って、ソロで弾き歌いをするパートも良かった。

ややかすれ気味になる低音から、伸びやかで美しい高音への移行は、生田絵梨花の魅力的な声を十分に堪能できる歌唱で、時折のブレス音も美少女のちょっと色っぽい吐息といったプラス効果があって(笑)、これが乃木坂じゃあ~!と叫びたくなった。

最近の音声技術は凄まじいので100%かどうかは分からないけど、この歌唱は、ほぼ生歌だと思います。


ここまでは、「乃木坂らしさ」が存分に出ているのだけど、この後が続きません。

西野七瀬と白石麻衣の歌唱パートは、生歌比率が高かったけど、声に張りが乏しく、生田絵梨花が盛り上げた雰囲気を繋ぐ歌唱になっていない。

しかも、担当パート最後の「見ないふりをしていたんだ」は、移動に気を取られたのだと思うけど、素人でも分かるレベルで音を外している。


さらに、齋藤飛鳥&橋本奈々未と生駒里奈&桜井玲香は、ほぼ口パクだと思います。

特徴のあるあしゅの声が耳に入ってこず、松井玲奈の声がしたような、しないような(笑)。

さらに、桜井さんは口元からマイクを大きく外しているのに、しかっりキャプの声が聴こえてくる。

一生懸命な口パクというのも変な話だけど(笑)、そういう物語設定なら、やり切った方がいいかと。


結局、生田絵梨花のスタートは素晴らしいのだけど、そこで終わっていて、「一の矢」のレベルを受け継ぐ、二の矢、三の矢が放てておらず、尻すぼみになっている感がある。

「乃木坂らしい」がいくちゃんのピアノ弾き歌いで止まっていて、次の手がないことが問題です。

ただ、解決策は簡単で、歌えるメンバーを、二番手、三番手に並べればいい。

桜井玲香、川村真洋、中元日芽香、衛藤美彩、深川麻衣、能條愛未など、乃木坂には歌えるメンバーがいるので、この中から、音域や歌声のイメージが楽曲に合っている人を抜擢して、出来るだけソロで歌わせる。

いくちゃんの歌唱を受け継ぎ、次に繋げていくことが出来れば、歌声の分野で新たな「乃木坂らしさ」が誕生するでしょう。


前々回の記事で指摘しましたが、全国ツアーの観客動員15万人から考えて、乃木坂46に関心を持つ層は、コアファン、ライトファン、ソフトファンを併せて、全国で100万人程度じゃないかと思います。

西野白石Wセンターは視聴率の壁を越えられるか、能條愛未を起用する『NOGIBINGO!』が示すもの [15Sep15]

そして、100万人全員が大晦日に乃木坂が出場する紅白を観たとしても、視聴率の押し上げ効果は1%ほどです。

紅白は30%を越える人気音楽番組なので、乃木坂に何の関心もない人々が、ファンの30倍ちかくお茶の間で乃木坂のステージを観る状況が生まれる。

例えるならば、神宮ライブを観ている3万人の後ろで、乃木坂に興味のない90万人がファンと同じくステージを注視しているわけです。

実際には、視聴率30%なら、全国で2千万を越える人が観ている筈で、通常の音楽番組とは、ちょっと桁が違ってくる。


そんな大勢の心を掴むステージを考えるとき、可愛いから歌やダンスが少々下手でも構わないという、私を含む既存ファンの発想は(笑)、捨て去った方がいい。

白石麻衣がどんなに美人でも、星野みなみがどんなに可愛くても、楽曲パフォーマンスを披露するステージで万人を惹き付ける魅力がなければ、紅白ではあまり意味がない。

今のところ、生田絵梨花がピアノの弾き歌いを、相当なレベルでこなせるという点が、お茶の間の関心を呼び込む、有効なアピールポイントですが、上で述べたように、これだけでは不十分です。


14th選抜を「紅白選抜」として組むのであれば、歌唱力のあるメンバーを前に出して、音域と声質を考慮した歌割りを作ることが、絶対に必要だと思います。

それは生田絵梨花のピアノに次ぐ、第二の「乃木坂らしさ」を模索する作業でもあって、紅白のステージはその良い切っ掛けになるんじゃないでしょうか。

個人的には、さらに、「ここにいる理由」や「別れ際、もっと好きになる」のように、ダイナミックな全体ダンスを取り入れて、その辺の面白さを第三の「乃木坂らしさ」にして欲しい。

マーチングバンドのようなフォーメーション変化は、目が離せなくなる派手さがあって、しかも個々人のダンススキルの向上を待つより、短時間の練習で一定の成果を期待できます。

もともと、「制服のマネキン」で冒頭、いくちゃん、生駒ちゃん、みなみが飛び出て来るシーンや、「バレッタ」の堀ちゃんの花道ダンスなど、乃木坂には思い切ったフォーメーション展開の伝統がある。

「何度目の青空か?」は、おそらく全編生歌を前提に振り付けたからだと思いますが、ダンスが地味で、歌わないのであれば、見せ場がなくなってしまいます。

ダンスの面で「乃木坂らしさ」、つまり乃木坂独自のアピールポイントを、追求することはかなり重要じゃないでしょうか。


『ウルトラFES』は、午後7時台にゆずが登場して「栄光の架け橋」('04)を歌いました。

表には載せませんでしたが、演奏時間は5分15秒で、フルバージョンに近い力のこもったステージでした。

感銘を受けたのは、最後、二人がマイクから離れ、自分たちの生の声だけで歌ったことです。


コンサートホールであれば、マイクを使わず、観客に直接、声を届けるのはあり得ることですが、ゆずは、それをテレビで行なった。

もちろん、お茶の間にいる我々は、何らかのマイクを通した声でないと、視聴出来ないんですが、それでも彼らは、生歌パフォーマンスを披露した。

ここには、高度で複雑な音声加工技術によって、キレイに整地された歌声ではなく、本当の自分たちの声を聴いて欲しいという、アーティストとしての、切なる願望が込められているように、私は感じました。

目の前にあるマイクを通してしまうと、何をされるか分からない、音が小さくなってもいいから、少しでも自分たちの生の声に近いものを、テレビの前に座っている人々に届けたい。


大規模特典商法によるCDセールスや発達し続ける音声加工技術。

歌手という存在の意義がこれほど深刻に問われている時代は、かつてなかったと思います。

正規のマイクを通さないゆずの声は小さかった。

しかし、彼らの思いは、多くの人の心の中で、大きく鳴り響いたんじゃないでしょうか。

乃木坂も時代の荒波に揉まれながら懸命に進んでいるアーティストとして、自分たちの現実のあり方を模索しながらも、夢を見失わず、本当の「乃木坂らしさ」を見つけて欲しい、そう願っています。


関連サイト

『MUSIC STATION ウルトラFES』のテレビ朝日公式サイト

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// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事

[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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MV再生回数ランク、青空2位浮上、命400万回7位、羽根25位好調、会いかも下降は乃木坂第2章か [16Sep15]

2015-09-16 21:00:00 | 芸能
テレビ・ラジオで近々放送される予定の注目番組

[地デ] 9月23日(水祝) 12 : 00 ~ テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES 30th』
『MUSIC STATION』放送開始30周年を記念した、10時間に及ぶ大型特番に、乃木坂46が出演。13th選抜が「今、話したい誰かがいる」を地上波で初披露する可能性。
テレビ朝日の番組公式サイト
(追記) 乃木坂が披露するのは、「何度目の青空か?」と番組公式サイトに掲載されました。歌唱メンバーは発表されていませんが、生田絵梨花センターの10th選抜が中心になるんでしょうか。

[CS] 9月23日(水祝) 16 : 00 ~ 18 : 00 MUSIC ON! TV (エムオン!) HD『M-ON! SPECIAL 「乃木坂46」 ~太陽ノック!!!~ Vol.1』
乃木坂シングルに収録されている個人PVをテレビ初紹介。トークコーナーに、伊藤万理華、若月佑美、星野みなみ、井上小百合が出演。9月5日(土)放送分のリピート。
スカパーの関連ページ
伊藤万理華の2015/09/06_22:54ブログ

[地デ] 9月24日(木)深夜 27 : 25 ~ フジテレビ(関東ローカル)『映画「心が叫びたがってるんだ。」公開記念 乃木坂46のの「ここさけ」聖地めぐり旅』
映画公開を記念した番組に、西野七瀬と深川麻衣が出演。
映画公式サイトの「ニュース」ページ



今日は、乃木坂のYouTube公開MVに関する、最新の再生回数ランキングです。

このブログでは、何となく思い立ったときに、調べているんですが、前回は西武ドーム『3rd Birthday Live』直前の2015年2月19日(木)だったので、7ヶ月ぶりになります。

その前は、6ヶ月遡った、2014年の8月16日(土)だったようで、知らず知らずのうちに、日々、気がかりが蓄積して、半年くらいすると、調べなあかんかなぁ、という気分になるんでしょうか(笑)。


前回の調査は、10枚目「何度目の青空か?」までが対象で、今回は、11枚目「命は美しい」と12枚目「太陽ノック」のMVが新しくランキングに入っています。

この辺を、少し説明しておきます。

乃木坂は、シングルDVDに収録された4本のMVを、10枚目まで、フルバージョンで無料公開してきました。

「君の名は希望」のMVには、5枚目に収録されていない別バージョンが2本あり、さらに、「ここにいる理由」のMVにも、9枚目「夏のFree&Easy」収録とは別のダンスを入れたバージョンが1本あるため、前回調査の時点で、合計43本のMVがYouTubeに公開されており、ブログには、これらを対象にしたランキングを載せました。

一方、11枚目は「命は美しい」と「ごめんねずっと」、12枚目は「太陽ノック」と「羽根の記憶」のそれぞれ2曲のMVのみが、フルバージョン公開されるに留まっています。

ただ、11枚目の「立ち直り中」「君は僕と会わない方がよかったのかな」、12枚目の「魚たちのLOVE SONG」「無表情」「別れ際、もっと好きになる」は、MVの予告編が公開されている。

そこで、今回のランキングでは、11枚目と12枚目のフルバージョン公開MV4本と予告編5本を新たに加えた、合計52本を調査対象にしています。

ランキング表の曲名には、YouTubeへのリンクを張っておきましたので、順位に興味のない方でも、楽曲リスト的に使って頂ければと思います。


では、最新の再生回数は以下の通りです。

(表1) YouTubeに公開されている乃木坂46MVの、2015年9月16日(木)時点における再生回数ランキング

凡例
[順位] 万回単位の再生回数 (YYMMDD表示の公開日, 曲の収録シングルによる種別, 前回調査からの順位変動) 曲名

# 2015年2月19日(木)の前回調査以降に新しくアップロードされたMVは、[順位]とピンク色で示されている。
# 再生回数の数字は万回単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「収録シングルの種別」は、最初の数字がシングル番号、次に「s」表題曲、「w」共通カップリング曲、「A」初回限定盤TypeA三番目曲つまり限定曲、「B」TypeBの限定曲、「C」TypeCの限定曲で、「*」はアンダー曲であることを示す。「SE」は12枚目に発売されたセブンイレブン限定盤。
# オレンジ色の曲名は表題曲。
# YouTubeに公開された「君の名は希望」MVは3タイプ。ランキング表では、ストリングスの演奏でダンスを披露する「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」、映画オーディションの様子を短めにまとめた「君の名は希望-short ver.-」、そのフルバージョンである「君の名は希望」として区別している。
# {5A0}のように、{括弧}で囲まれたものは、そのMVが発売されたシングルのDVDに収録されていないことを示している。
#「前回調査からの順位変動」は、2015年2月19日(木)のランキングからの順位変動を、以下のような区分割りで表記している。

2ランク上昇 :
1ランク上昇から1ランク下降の間 : 表記なし
2~3ランク下降 :
4~6ランク下降 : ↓↓
7~8ランク下降 : ↓↓↓
9ランク下降 : ↓↓↓↓

# 曲名をクリックすると、YouTubeにアップされているMVを観ることが出来ます。すぐに動画が始まるので、音声などには十分ご注意下さい

[01] 1149.2 (121125, 04s) 制服のマネキン
[02] 565.9 (140911, 10s, ) 何度目の青空か?
[03] 561.1 (130607, 06s) ガールズルール
[04] 544.9 (130317, {05s}) 君の名は希望-DANCE&LIP ver.-
[05] 412.2 (140306, 08s) 気づいたら片想い
[06] 406.4 (140609, 09s) 夏のFree&Easy
[07] 403.1 (150225, 11s) 命は美しい
[08] 367.9 (130613, 06w) 世界で一番 孤独なLover
[09] 329.6 (131030, 07s) バレッタ
[10] 307.6 (120415, 02s) おいでシャンプー
[11] 305.8 (120131, 01s, ) ぐるぐるカーテン
[12] 300.0 (140326, 08w) ロマンスのスタート
[13] 250.9 (130303, 05w) シャキイズム
[14] 246.5 (120808, 03s) 走れ!Bicycle
[15] 211.5 (131120, 07B) そんなバカな
[16] 200.2 (130303, 05B*) 13日の金曜日
[17] 187.9 (131106, 07w) 月の大きさ
[18] 178.7 (130310, 05C) でこぴん
[19] 168.6 (150625, 12s) 太陽ノック
[20] 148.9 (121209, 04w, ) 指望遠鏡
[21] 128.5 (140310, 08C*, ) 生まれたままで
[22] 127.7 (130623, 06C) 他の星から
[23] 118.4 (140702, 09B) 無口なライオン
[24] 115.4 (120131, 01B, ↓↓) 会いたかったかもしれない
[25] 095.6 (150702, 12SE) 羽根の記憶
[26] 091.5 (130630, 06B*, ) 扇風機
[27] 086.9 (140320, 08B) 孤独兄弟
[28] 083.4 (131120, 07C*, ) 初恋の人を今でも
[29] 081.4 (121216, 04B, ↓↓) ここじゃないどこか
[30] 079.2 (140623, 09A, ↓↓) その先の出口
[31] 076.0 (120223, 01C, ) 失いたくないから
[32] 075.2 (120812, 03B) 人はなぜ走るのか?
[33] 073.9 (120426, 02A, ) 偶然を言い訳にして
[34] 070.0 (120426, 02C*) 狼に口笛を-ダンスバージョン-
[35] 068.6 (121209, 04C*, ) 春のメロディー
[36] 068.4 (130213, {05s}, ↓↓↓↓) 君の名は希望-short ver.-
[37] 066.7 (120812, 03A*, ) 涙がまだ悲しみだった頃
[38] 062.0 (120221, 01A, ) 乃木坂の詩
[39] 052.9 (150308, 11B) ごめんねずっと
[40] 047.1 (140630, 09C*, ) ここにいる理由
[41] 046.9 (130217, 05s, ↓↓) 君の名は希望
[42] 045.0 (120812, 03C, ↓↓) 音が出ないギター
[43] 043.7 (141210, 10C*) あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
[44] 041.0 (141210, 10B, ) 私、起きる。
[45] 037.3 (141210, 10A, ) 転がった鐘を鳴らせ!
[46] 033.1 (140725, {9C*}, ↓↓↓) ここにいる理由(Dance ver.)
[47] 030.5 (120426, 02B, ↓↓↓) 水玉模様
[48] 028.2 (150716, {12A}) 魚たちのLOVE SONG(予告編)
[49] 026.0 (150313, {11C*}) 君は僕と会わない方がよかったのかな(予告編)
[50] 024.3 (150714, {12C*}) 別れ際、もっと好きになる(予告編)
[51] 021.6 (150716, {12B}) 無表情(予告編)
[52] 012.1 (150312, {11A}) 立ち直り中(予告編)

# 前回、前々回のランキングは以下の記事に掲載されています
MV再生回数ランキング、マネキン1位独走、2位ガルル3位希望を4位青空5位片想6位夏Freeが追走 [19Feb15]
乃木坂MVの再生回数ランキング、「マネキン」断トツ「Lover」4位浮上「片想い」6位へ [16Aug14]


断然のトップは、乃木坂MVで、再生回数が唯一、1千万回を越えている「制服のマネキン」で、2位以下をダブルスコアに近い数字で引き離しています。

ダンスのみのシンプルな構成なんですが、様々な場面で、様々なパートを、何カットも撮影していて、よく作り込んでいる。

最近、トップメンバーが忙し過ぎるのか、MVのダンスシーンで、驚くほどフリが揃っていなかったり、アングルが単調だったりと、以前に比べ、明らかにクオリティが低下していると感じることがあります。

「制服のマネキン」MVには、乃木坂が、しっかり時間を掛け、丁寧に、シングル制作に取り組んでいた時代の、若々しく真摯な空気が漂っていて、そういう部分も、観る者を惹き付けているのかもしれません。

生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみのフロント復活を望む声が根強くあるのは、この頃の乃木坂をもう一度観たいという思いからでしょうか。


さて、1位は動きませんでしたが、前回4位だった「何度目の青空か?」が、2位と3位だった「ガールズルール」と「君の名は希望-DANCE&LIP ver.-」を抜いて、2位に浮上しています。

この結果、ドラマ系MVでは、「何度目の青空か?」がトップに立ったことになりますが、面白いのは、主人公が乃木坂メンバーではなく、しかも男の子というドラマが、ここまで好評を博していることです(笑)。

監督の内田けんじ氏は、脚本家としても高く評価されている方で、このMVのドラマも、ストーリー展開が秀逸で、それによって、センターの生田絵梨花を始めとする主要メンバーが輝いていることが、人気を呼んでいるのだと思います。

さらに、10th選抜は、中心軸に生田、生駒、星野、堀未央奈を配し、劇中に披露されるダンスでも、これらのメンバーが強調されるシーンが設けられている。

「次の乃木坂」を予感させる、選抜構成の巧みさも、プラスに働いているのかもしれません。

まあ、その後の11枚目、12枚目、13枚目を眺めると、このとき期待した「次」は、なかなか来そうにありませんが(笑)。


表題曲では、11枚目「命は美しい」が7位にランクインして、かなりの勢いを見せています。

一方、12枚目「太陽ノック」は19位で、表題曲中の最下位ですが、まだMV公開から日が浅いので、今後の伸びを見ないと何とも言えません。

ただ、「初森ベマーズ」の主題歌という利点を考えると、ちょっと低調かなという気はします。


前回調査では、表題10曲だけを見ると、

マネキン、ガルル、希望、青空、片想い、夏フリ、カーテン、バレッタ、シャンプー、バイシクル

の順でした。一方、今回は、

マネキン、青空、ガルル、希望、片想い、夏フリ、、バレッタ、シャンプー、カーテン、バイシクル、太陽

となっています。

「何度目の青空か?」がNo.2に上昇、「命は美しい」が割って入り、「太陽ノック」が最後尾に付けたんですが、それ以外では、「ぐるぐるカーテン」が序列を2段階下げている。

最近、「乃木坂第2章」なんて言葉を、ちらほら耳にしますが、デビュー曲MVの再生回数が伸びてないのは気になる点です。

初期を知るファンが少なくなったのか、乃木坂を巡る環境が、本当に変わりつつあるのかなとも思います。


表題曲以外では、「世界で一番 孤独なLover」が8位に入って、カップリング曲MV中で、変わらず、トップの人気を維持しています。

その後を、12位「ロマンスのスタート」、13位「シャキイズム」、15位「そんなバカ」、16位「13日の金曜日」、17位「月の大きさ」、18位「でこぴん」、20位「指望遠鏡」、21位「生まれたままで」が追いかけて、この序列は、前回と同じ。

ところが、前回は、

「会いたかったかもしれない」「他の星から」「無口なライオン」「扇風機」

と続いのですが、今回は、

22位「他の星から」、23位「無口なライオン」、24位「会いたかったかもしれない」、26位「扇風機」

と並んでいる。

乃木坂がCDデビューするとき、AKB48との関係性を微妙な形で演出することによって、「公式ライバル」って何?、と世間の注目を集めた、「会いたかったかもしれない」だけが、序列を落としています。

今回だけの偶然かもしれませんが、「ぐるぐるカーテン」の順位下降と併せると、何とかは遠くなりにけり、なんて感慨に耽りたくなります。

すいません、表現がべらぼうに古くて(笑)。


さて、アンダー曲は、16位「13日の金曜日」、21位「生まれたままで」、26位「扇風機」、28位「初恋の人を今でも」で、このトップ4は、前回から序列に変化がありません。

とくに、「13日の金曜日」は、唯一200万回を突破しており、断然の人気を誇っている。

やはり、ダンスが充実しているMVは、強いのだと思います。


ところで、今回驚いたのは、「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」が、予告編を除く、フルバージョンMVとしては、アンダー曲中の最下位で、全体でも43位に留まっていることです。

伊藤万理華の秀逸な演技が光るドラマ系MVで、CS『エムオン!』の乃木坂MV特集において、表題曲以外では、「乃木坂の詩」とこの曲だけが放送されたほど、ファンだけでなく、テレビ関係者でも評価する人がいる。

乃木坂MVの中では、個人的に、「名作」とすら思っていたMVなんですが、収録シングルの表題曲が500万回を越え2位まで上昇しているのに、未だ50万回に届かず43位に留まっていて、少なくともYouTube上では、視聴人気が出ていない。

ダンスシーンがないのが問題なんでしょうか、あるいは、ドラマがシリアス過ぎるのか。

いずれにせよ、クオリティの高い、良い作品であれば、必ずMVの再生回数が伸びるわけではないようで、ん~、難しいですね。

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ところで、11枚目と12枚目のアンダー曲である、49位「君は僕と会わない方がよかったのかな」と50位「別れ際、もっと好きになる」は、いずれも予告編で、フルバージョンの無料視聴は出来ません。

ただ、例えば、「別れ際、もっと好きになる」は、予告編が本編ドラマのメイキング的な作りになっていて、それはそれで面白いんだけど、要約というより、外伝に近い雰囲気なので、ここで終わっしまうと、本編の良さがほとんど伝わらない気がします。

予告編だけで本編を判断されるのは勿体ないし、アンダーメンバーの知名度向上のためにも、発売後しばらくしたら、従来通り、フルバージョンを無料公開したらどうでしょう。

「別れ際、もっと好きになる」MV本編は、堀未央奈ら12thアンダーの魅力が詰まっていて、優れたメンバーPVになっているので、その方が、結局は、乃木坂にとって得になると思うのですが。


(表1)のランキングは、再生回数の累計に順位を付けたもので、当然、公開日が古い方が、上位に行きやすくなります。

そこで、最近の人気動向を見るために、前回から今回までの約半年間、どれだけ再生回数が伸びたかの「増分」でランキングを作ってみました。

(表2) 前回2015年2月19日(木)から今回2015年9月16日(木)の間に積み上げられた、再生回数増分のランキングTOP30

凡例
[順位] 万回単位の再生回数増分 (YYMMDD表示の公開日, 曲の収録シングルによる種別) 曲名

# 記法は(表1)と同じ。

[01] 403.1 (150225, 11s) 命は美しい
[02] 203.7 (121125, 04s) 制服のマネキン
[03] 203.7 (140911, 10s) 何度目の青空か?
[04] 168.6 (150625, 12s) 太陽ノック
[05] 131.3 (130317, {05s}) 君の名は希望-DANCE&LIP ver.-
[06] 118.8 (130607, 06s) ガールズルール
[07] 105.3 (140609, 09s) 夏のFree&Easy
[08] 096.6 (140306, 08s) 気づいたら片想い
[09] 095.6 (150702, 12SE) 羽根の記憶
[10] 088.4 (140326, 08w) ロマンスのスタート
[11] 074.0 (130613, 06w) 世界で一番 孤独なLover
[12] 063.6 (131030, 07s) バレッタ
[13] 052.9 (150308, 11B) ごめんねずっと
[14] 052.9 (120808, 03s) 走れ!Bicycle
[15] 048.6 (131120, 07B) そんなバカな
[16] 048.1 (120415, 02s) おいでシャンプー
[17] 045.7 (130303, 05w) シャキイズム
[18] 042.0 (130303, 05B*) 13日の金曜日
[19] 041.2 (130310, 05C) でこぴん
[20] 041.1 (130623, 06C) 他の星から
[21] 039.4 (120131 , 01s) ぐるぐるカーテン
[22] 037.2 (140702, 09B) 無口なライオン
[23] 036.6 (131106, 07w) 月の大きさ
[24] 029.0 (141210, 10C*) あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
[25] 028.6 (140310, 08C*) 生まれたままで
[26] 028.2 (150716, {12A}) 魚たちのLOVE SONG(予告編)
[27] 026.0 (150313, {011C*}) 君は僕と会わない方がよかったのかな(予告編)
[28] 025.7 (121209, 04w) 指望遠鏡
[29] 025.1 (140320, 08B) 孤独兄弟
[30] 024.4 (141210, 10B) 私、起きる。


「命は美しい」MVが、7ヶ月で400万回の再生回数を稼いでいて、勢いがあります。

「制服のマネキン」も同じですが、こういうカッコいいダンスを披露するMVは、YouTube上で人気を得やすいのかもしれません。

とくに、自分も踊ってみたいと思ったら、一人で何度も見直すことになって、再生回数が伸びやすいだろうし。


ただ、「太陽ノック」も、3ヶ月で170万回で、単純に時間で割った伸びのペースとしては、あまり変わりません。

MV公開から1、2ヶ月の急伸を考慮すると、「命は美しい」の方が、「太陽ノック」を上回っている可能性がありますが、2曲とも発売してまだ1年未満で、新曲プロモーションの影響から注目度を維持していても、不思議ではない。

今後、「命は美しい」や「太陽ノック」のMVが、新しいシングルが出ても、再生回数を順調に積み上げていけるかどうかで、歴代表題曲MV「序列」のどの辺に、最終的に落ち着くかが決まるでしょう。


一方、公開から3年近く経つ「制服のマネキン」MVが、現在でも、7ヶ月200万回を維持しているのは、凄いことだと思います。

AKB48は「ヘビーローテーション」MVの再生回数が1億2千万回に迫っていて、もちろん、グループ最高ですが、他のグループのケースを見ても、再生回数トップの曲は、どう考えても代表曲なんですね。

乃木坂の場合も、そのMVが断トツの再生回数となっている「制服のマネキン」が代表曲になると思います。

しかし、AKB48の「ヘビーローテーション」への向き合い方に比べると、乃木坂は、「制服のマネキン」を披露する機会を、むしろ少なくしている感がある。

代表曲という誇りを持って、ライブや音楽番組で、もっと頻繁に披露しても良いんじゃないでしょうか。

ノリの良いダンスナンバーで、乃木坂ファンでなくとも、ウケる確率が高い曲だと思うので。

まあ、YouTubeの再生回数が断トツという事実で、すでに「ウケる」ことが証明されているわけですが(笑)。


最後に、11枚目と12枚目の表題曲以外のことを。

まず、(表2)から明らかなように、「羽根の記憶」MVが人気です。

4ヶ月前に公開された「ごめんねずっと」MVを、ほぼダブルスコアで引き離す勢いで、(表1)の累計ランキングでも、新規曲の中では、「命は美しい」「太陽ノック」に次いで、3番手、25位に入っている。

映像作品として、極めて優れていて、乃木坂メンバーの美しさが存分に引き出されている。

まあ、納得の再生回数だと思います。


一方、予告編では、「魚たちのLOVE SONG」が、公開してまだ2ヶ月なんですが、累計でトップになっています。

このMVは、企画、脚本、セット、ロボット、楽曲などが、高いクオリティで、有機的に絡み合った傑作で、本編を観て損はないと断言出来ます。

ただ、メンバーのダンスに、トホホなシーンがあって、メンバーをフィーチャーする筈のMVなのに、ロボットの方が輝いて見えるという(笑)、問題点を抱えています。

その点だけ目をつぶって頂ければ(笑)、国際的な映画賞を狙えると言いたくなるほどの作品だと思います。



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// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事

[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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西野白石Wセンターは視聴率の壁を越えられるか、能條愛未を起用する『NOGIBINGO!』が示すもの [15Sep15]

2015-09-15 16:00:00 | 芸能
テレビ・ラジオで近々放送される予定の注目番組

[地デ] 9月23日(水祝) 12 : 00 ~ テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES 30th』
『MUSIC STATION』放送開始30周年を記念した、10時間に及ぶ大型特番に、乃木坂46が出演。13th選抜が「今、話したい誰かがいる」を地上波で初披露する可能性。
テレビ朝日の番組公式サイト

[CS] 9月23日(水祝) 16 : 00 ~ 18 : 00 MUSIC ON! TV (エムオン!) HD『M-ON! SPECIAL 「乃木坂46」 ~太陽ノック!!!~ Vol.1』
乃木坂シングルに収録されている個人PVをテレビ初紹介。トークコーナーに、伊藤万理華、若月佑美、星野みなみ、井上小百合が出演。9月5日(土)放送分のリピート。
スカパーの関連ページ
伊藤万理華の2015/09/06_22:54ブログ



昨日深夜放送の『NOGIBINGO!5』は、タイトルが「子どものハートをゲットしろ!乃木坂がおねえさんに変身!」。

メンバーが3グループに分かれ、スタジオに呼んだ4歳くらいの子ども10人の前で、人形劇、体操、実験をそれぞれ披露して、一番人気を目指す企画でした。

どのグループが面白かったかを決める、最後の人気投票で、1人の男の子が、出し物に一切関わっていない衛藤美彩の元に、一目散に駆け寄り、「このお姉さんが一番面白かった」(笑)。

ひな壇で笑っているだけで、子どもまで釣ってしまう、みさ先輩恐るべしというオチがつきました。

子どもの心を掴んで、未来の乃木坂ファンにという趣旨だったけど、次の握手会にやって来そうな子がすでに現れたわけで、乃木坂のCDが売れるのも納得です(笑)。


ところで、毎回感心するんですが、『NOGIBINGO!』はメンバーの使い方が上手い。

子どもの世話係に、渡辺みり愛、和田まあや、星野みなみを配置、出し物は、人形劇を、松村沙友理、白石麻衣、深川麻衣、堀未央奈、齋藤飛鳥、能條愛未、体操は高山一実と司会の生田絵梨花、実験は伊藤万理華と井上小百合。

しかも、出し物の区切りコーナーに、相楽伊織、桜井玲香、西野七瀬を起用、さらに、じゃんけんコーナーを作って、斎藤ちはるに担当させる。

福神、3列目、アンダー、1期、2期、関係なく、面白そうであれば、ばんばん、メンバーを投入してくる。

お陰で、乃木坂全員が参加している雰囲気が漂い、番組が非常に賑やかになっています。


とくに、「空気」を盛り上げるため、最初にソロで歌をうたった、司会の生田絵梨花なんて、いくちゃんは子ども番組のおねえさん役が天職ではないのか、と思うくらいハマっています。

スタッフが自分の趣味を多分に入れながら(笑)、楽しんで番組を作り込んでいる感じがヒシヒシと伝わってくる。

かつて、高山一実が『NOGIBINGO!』スタッフの仕事ぶりを褒めたことがありますが、この現場には、バラエティのプロがいるのだと思います。


前々回の記事に、『初森ベマーズ』の出演者を、福神中心の特定メンバーに偏らせたのは、戦略ミスだと書きました。

『NOGIBINGO!』は、毎回、出来るだけ多くのメンバーを参加させる、真逆の戦略を取っていて、これは正解だと思います。

実際、乃木坂ファンで、この番組を評価する人は多い。


記事で指摘したように、乃木坂は選抜常連の福神メンバーと3列目・アンダーの人気格差が小さい。

次の表は、SKE48、NMB48、乃木坂46の最新シングルについて、グループの総人数と握手会の売り上げ枚数を比較したものです。

(表1) SKE48、NMB48、乃木坂46の総人数と、最新シングルの個別握手会などによる特定販売第1週セールス

凡例
グループ名「シングルタイトル」(発売日)
[総人数] 特定販売CDの特典イベントと日数 : 特定販売の第1週売り上げ枚数

SKE48「前のめり」(2015/08/12)
[71人] 個別握手会7日 : 25.4万枚
NMB48「ドリアン少年」(2015/07/15)
[53人] 個別握手会7日 + 写メ会3日 : 29.1万枚
乃木坂46「太陽ノック」(2015/07/22)
[37人] 個別握手会6日 : 41.4万枚

# グループの総人数は、以下のサイトの数字を載せています
「AKB SKE NMB HKT 国内全グループメンバー 総人数 2015/7/21 付」


SKE48、NMB48、乃木坂46、どのグループにも、若い応募次数で全完売を達成するトップメンバーが存在します。

個別握手会の日数から考えても、トップメンバー1人が稼ぎ出す売り上げ枚数は、乃木坂より、SKE48やNMB48の方が多い可能性がある。

しかも、総人数はSKE48やNMB48の方が、乃木坂より多い。

にも関わらず、握手会の総売り上げで、乃木坂がSKE48とNMB48を上回っているのは、すべてのメンバーに渡って、CDが売れていることを意味します。

つまり、乃木坂は、AKB48Gに比べ、握手会人気のメンバー間格差が小さく、福神だけでなく、3列目やアンダーを「推す」ファンが、かなりの割合を占めている。

そのため、映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』やドラマ『初森ベマーズ』に対して、なぜ、あのメンバーを出演させない?、このメンバーは出番が少な過ぎる、という不満が乃木坂ファンの間に渦巻くことになる。


そんな中、『NOGIBINGO!』は、面白ければ誰でも使うという姿勢を貫いている。

象徴的なメンバーが、能條愛未です。

能條さんは、選抜入り2回、13枚目「今、話したい誰かがいる」個別握手会の担当12部で、出演頻度に「序列」を厳密に反映させれば、出番が少ない筈なんですが、『NOGIBINGO!』では、昨日も含め、頻繁に登場して、しかも、オチを付ける重要な役を任されている。

じょーさんが、ハイレベルな演技力や歌唱力を持ち、抜群のお笑いセンスを備えていることは間違いなく、『NOGIBINGO!』は、彼女の才能を見出し、出演機会を増やし、番組自前の人気タレントとして育ててきたわけです。

見事なプロの仕事と言うべきで、大所帯なのに例外的に人気格差が少ない乃木坂というグループに適した手法だと思います。

乃木坂が出演番組の視聴率を上げるとすれば、こういった適材適所のメンバー起用が鍵を握るでしょう。


土曜日に幕張メッセで行なわれた12枚目「太陽ノック」全国握手会は、とんでもない混雑ぶりだったようで、不満を訴えたり、問題点を指摘するコメントを多数目にします。

改善策として、ドーム球場など、もっと大きな場所で行なうべきという意見があります。

しかし、かりに西武ドームで全国握手会を行うとして、幕張メッセを遥かに凌ぐ人数がやって来ると、メンバーは37人しかいないので、2時間待ちの3秒握手が、4時間待ちの1秒握手になってしまうかもしれない(笑)。

そうなると、ファンも大変ですが、翌日、記憶をなくして病院に運ばれるメンバーが続出する危険がある。

入院した松村沙友理は、大事には至っていないようで、少し安心しましたが、「太陽ノック」制作、「初森ベマーズ」撮影、「じょしらく」稽古本番、「全国ツアー」リハ本番などなど、超ハードスケジュールをこなした上での、セブンイレブン限定ライブ、ミニライブ、そして遅い時間までの全国握手会。

むしろ良くぞ夏場を乗り切ったと驚嘆する体力で、休みは、5日と言わず、2週間以上は欲しいところです。


ただ、初回限定盤が全国握手会の魅力によって売れている以上、そのセールスを伸ばすためには、今後も、規模を拡大していくしか方法はない。

ところが、乃木坂の人数は37人と一定なので、メンバー1人あたりの負担が増え続けるのは、避けられません。

ドーム球場で開催するか、あるいは、関東会場を2日にするか、13枚目以降、全国握手会に関して、何らかの変更があるかもしれないけど、握手によって、何十万枚というCDを「手売り」している以上、オリコンの数字が伸びれば伸びるほど、メンバーが倒れる危険も高まっていくことになります。


『真夏の全国ツアー2015』の観客動員数は15万人だったそうです。

1人で何回もライブを観た方がいると思いますが、15万人というのは、乃木坂を応援する、コアファンとライトファンを併せた総数として、割と妥当な数字ではないかと考えています。

例えば、白石麻衣や西野七瀬のソロ写真集は、6万部から7万部くらいを売り上げている。

握手会やライブに参加して、乃木坂にお金を使うコア&ライト層の3分の1くらいが購入したと考えると、辻褄の合う売り上げ部数になっています。


神宮2Daysライブは、7万人弱の動員だったそうで、これが関東圏でのファン人数に近い気がします。

一方、「初森ベマーズ」の視聴率を2.5%として、テレビ東京の視聴母数を2千万人とすれば、50万人がドラマを観ていることになる。

この50万人は、乃木坂に対する出費を厭わないコア&ライト層に、『乃木坂工事中』やYouTube公開MVなどの無料コンテンツだけを楽しむ、ソフトファンとでも呼ぶべき層が加わった人数だと思います。

つまり、関東では、7万人の中核ファンが存在して、その7倍である50万人が、乃木坂に関心を持つ、ファン総数という形になっている。


ジャニーズの超人気グループ嵐は、全国ドームツアーで80万人ほどの観客を動員するそうです。

上で導いた7倍という数字を使うと、560万人が日本に存在する嵐への関心層となり、全国放送の視聴母数を8千万人とすれば、7%の視聴率を嵐のファンだけで稼ぐことになる。

日テレ「嵐にしやがれ」は、視聴率が10%ほどで、嵐への関心層7%に、ゲストへの関心層が上乗せされ、土曜10時という時間帯のプラス効果を考えると、割と上手く説明が出来ている。

大雑把な数字を使っての議論ですが、それほど大外しはしてないんじゃないでしょうか。

一方、乃木坂は、全国で15万人の中核ファンなので、105万人の関心層となり、乃木坂の番組を全国放送すると、1%の視聴率という予測で、嵐と違って、ゴールデン進出は厳しいですね(笑)。


こういった分析を前提に、『初森ベマーズ』の視聴率を5%にする方法を考えてみましょう。

テレビ東京の視聴母数を2千万人とすれば、コア&ライト&ソフトを併せた乃木坂関心層を、現在の50万人から、100万人に増やす必要がある。

「ファンの倍増」が求められるんですが、個別握手会や全国握手会に参加するようなコアファンは、そろそろ人数の限界に差し掛かっていて、これ以上は、あまり伸ばせないと思います。

なぜなら、メンバーの総数が37人だからです。

確かに、1シングルについて、個別握手会12日、全国握手会6日を実現すれば、コアファンを2倍にする可能性が開けます(笑)。

しかし、12枚目の幕張メッセ全国握手会で判明したように、現時点においてすら、ファンとメンバーの負担は限界に近づきつつある。


となると、握手会には参加しないけど、ライブや舞台を観に行くようなライトファン、さらには、無料コンテンツを楽しむだけのソフトファンを増やすしかありません。

とくに、ソフトファンは数が多いので、この層をいかに分厚くするかが、勝負の分かれ目になってくる。

切り札は、地上波の出演番組やYouTube公開の映像作品など、無料で楽しめるものを面白くして、充実させることです。

そして、そのためには、『NOGIBINGO!』がやっているように、バラエティならバラエティで活躍出来るメンバー、ドラマはドラマで輝くメンバー、音楽番組は歌とダンスが魅力的なメンバーなどなど、場面に応じて柔軟に起用していくことです。


白石麻衣や西野七瀬は、数万人のコアファンに対して、インパクトを持つのは間違いないけど、数十万人から数百万人に及ぶテレビ視聴者に訴えかけるかどうかは、全然、分かりません。

まいやんやななせまるを出せば、視聴率が取れるという主張は、1%上げるのに、関東ローカルなら20万人、全国放送なら80万人、新たに番組を観るソフトファンを生み出す必要がある点が考慮されていない。

握手会を支えているコアファンとは、別の感覚を備え、別の思考パターンを持つソフトファンが問題になるわけで、完売部数を伸ばす場合とは、ターゲットとする層と規模が違います。

もちろん、彼女たちでは数字が取れないと言っているのではなく、どの番組に、メンバーの誰を出せば効果的かは、握手会人気とは関係なく見極めるべきだということです。

生駒里奈の人気が見えにくいのは、その支持層が、コアファンではなく、ソフトファンに広がっているからで、だからこそ、センターに6回も抜擢されたのだと思います。


白石麻衣が専属モデルとして活躍するファッション雑誌「Ray」の発行部数は15万部ほどだそうです。

乃木坂のコア&ライトファンが、全国に15万人いるとして、まいやん表紙の「Ray」を、その内の3万人が買った場合、売り上げは20%も伸びることになります。

ソロ写真集「清純な大人」の売り上げが7万部であることを考えても、まいやんがモデルとして参加することの商業的意味は決して小さくない。

様々な雑誌に、メンバーが盛んに載るのは、15万人のコア&ライト層が、売り上げを大きく押し上げる力を持っているからで、例えば、3万部発行の雑誌なら、乃木坂特集を組めば、セールスが倍増することすら考えられます。


個別握手会と全国握手会を盛況にして、ライブを成功させ、メンバーがばんばん雑誌に載る。

ここまでは、コア&ライト層が支えていて、握手会主義は一定の効果を発揮してきた。

ところが、主演するテレビドラマの視聴率を5%台に載せるといったことになると、広大なソフトファンの獲得が必須で、話が全然違ってきます。

ここに、乃木坂が国民的アイドルになるためには、どうしても乗り越えなければならない、高い壁がある。

大混雑が発生した、今回の全国握手会は、メンバーの超人的努力だけでは、その壁の向こうには行けないことを、物語っているんじゃないでしょうか。


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13枚目「今、話したい」個別4次応募後分析、初動55万枚は堅いが、特典次第で前作割れの危険 [13Sep15]

2015-09-13 16:00:00 | 芸能
先日、13枚目「今、話したい誰かがいる」の個別握手会第5次応募が行なわれ、これに伴い、第4次応募終了後の完売状況が判明しました。

CD発売は10月28日(水)と、まだ1ヶ月以上先ですが、個別握手会セールスの傾向が見え始めているので、今日は、13枚目のオリコン初動を考えてみます。

まずは、推定売り上げ枚数の推移から。

(表1) 13枚目に関する個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率), 推定累計売り上げ枚数} (受付時期、受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す
#「-79d」は、集計締め切り日の79日前という意味
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している
# [04次]の「-37」は、システムトラブルにより、完売表示されていた枠が、再度、非完売になったためのマイナス

13枚目「今、話したい誰かがいる」
発売日:2015年10月28日(水)
オリコン初動集計締切:2015年11月01日(日)
初動算入:第11次分まで

[01次] +000 {000/735(00.0%), 00.0万枚} (2015/08/13~08/14, -79d)
[02次] +129 {129/735(17.6%), 16.5万枚} (2015/08/20~08/21, -72d)
[03次] +149 {278/735(37.8%), 28.9万枚} (2015/08/27~08/28, -65d)
[04次] +25-37 {266/735(36.2%), 29.3万枚} (2015/09/03~09/04, -58d)
[05次] +??? (2015/09/10~09/11, -51d)
[06次] +??? (2015/09/17~09/18, -44d)
[07次] +??? (2015/09/24~09/25, -37d)
[08次] +??? (2015/10/01~10/02, -30d)
[09次] +??? (2015/10/08~10/09, -23d)
[10次] +??? (2015/10/15~10/16, -16d)
[11次] +??? (2015/10/22~10/23, -09d)
[12次] +??? (2015/10/29~10/30, -02d)


forTUNE music の応募システムにトラブルがあったそうで、第4次応募時点で完売とされた37枠が、今回の第5次では、申し込み可能な非完売に戻され、結果、第3次から第4次への新たな完売積み上げが、25部あったものの、トータルではマイナス12部になっています。

それでも、第4次応募終了後、総部数735部中266部完売、全体完売率36.2%で、売り上げ枚数は29.3万枚と推定されます。

この推移、実は、以下のように、前作とほぼ同じです。

(表2) 12枚目「太陽ノック」に関する個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数

12枚目「太陽ノック」
発売日:2015年7月22日(水)
オリコン初動集計締切:2015年7月26日(日)
初動算入:第11次分まで

[01次] +001 {001/740(00.1%), 00.2万枚} (2015/05/07~05/08, -79d)
[02次] +122 {123/740(16.6%), 16.0万枚} (2015/05/14~05/14, -72d)
[03次] +084 {207/730(28.4%), 24.1万枚} (2015/05/21~05/22, -65d)
[04次] +060 {267/730(36.6%), 28.8万枚} (2015/05/28~05/29, -58d)
[05次] +039 {306/730(41.9%), 31.6万枚} (2015/06/04~06/05, -51d)
[06次] +042 {348/731(47.6%), 34.6万枚} (2015/06/11~06/12, -44d)
[07次] +051 {399/731(54.6%), 37.4万枚} (2015/06/18~06/19, -37d)
[08次] +037 {436/731(59.6%), 39.3万枚} (2015/06/25~06/26, -30d)
[09次] +043 {479/731(65.5%), 41.0万枚} (2015/07/02~07/03, -23d)
[10次] +021 {500/731(68.4%), 41.7万枚} (2015/07/09~07/10, -16d)
[11次] +015 {515/731(70.5%), 42.2万枚} (2015/07/16~07/17, -09d)
[12次] +13 {528/731(72.2%), 42.6万枚} (2015/07/23~07/24, -02d)


13枚目の個別握手会総部数735部は、12枚目初動算入時点の731部と4部しか違わない。

そして、両者の完売率推移を見ると、第3次応募終了後の完売率は、第2次が13枚目17.6%と12枚目16.6%、第3次が13枚目37.8%と12枚目28.4%、第4次は13枚目36.2%と12枚目36.6%。

第3次はシステムトラブルのため、13枚目が突出しているものの、それを除けば、両者ほぼ同じ。

つまり、13枚目の個別握手会セールスは、12枚目をそっくりそのまま再現する形で、進んでいると言えます。


12枚目第11次応募終了後の完売率は70.5%と非常に高く、13枚目も同じレベルに達すると思います。

しかし、ここまでくると、完売部数を今作で急上昇させるメンバーが出てきても、売り上げ枚数は、そんなに大幅には伸びないんですね。

というのは、12枚目11次後の推定枚数は42.2万枚、すべての部が完売したときに想定される枚数は44.9万枚なので、すでに90%以上を売り切ってしまっている計算です。

12枚目の個別握手会セールスは、用意したCDを発売前にほとんど売り切ってしまうスタイルになっていて、あまり伸びしろはなく、完売部数を伸ばすメンバーが新たに出現しても、13枚目が前作を大きく越えるなんてことはあり得ず、ほぼ同じ程度の売り上げになると思います。

冒頭、「傾向が見え始めている」と書きましたが、何のことはない、「この勢いだと、今回も全部売れちゃうよ~」というだけの話です(笑)。


12枚目個別握手会セールスのオリコン初動算入分は、(表2)のように、第11次まで流れ込むとして、完売状況から推定したものがが42.2万枚。

一方、オリコンとサウンドスキャンから推定した場合は、以前の記事で説明したように、41.4万枚あたりが妥当かと思います。

(表3) 12枚目「太陽ノック」オリコン初動の内訳推定

オリコン初動 : 60.9万枚
(内訳)
特定販売第1週 : 41.4万枚
一般販売第1週 : 19.5万枚
15.5万枚 (初回限定盤・通常盤)
04.0万枚 (セブンイレブン限定盤)


上表の数字は、サウンドスキャンが2014年度と同じく、今年も、コンビニ販売分をカウントしていないという前提から求めたもので、通常より大きな誤差を含んでいる可能性はあるものの、おおまかな傾向としては正しいと考えています。

推定の詳細をご覧になりたい方は、以下をご参照下さい。

「太陽ノック」初動再分析、SE販売分はSSに入らず、初回限定盤セールスが前作越えした可能性 [12Aug15]


完売状況とオリコン・サウンドスキャンの両者それぞれから求めた二つの推定値は、40万枚を少し越える枚数が、12枚目個別握手会セールスからオリコン初動に流れ込んだ点で一致しています。

そして、13枚目「今、話したい」も、現在の勢いが続けば、同じように、40万枚強になると予想される。

そうなると、次に問題となるのは、店頭販売セールスです。


再掲になりますが、ここ数シングルの売り上げ状況を載せておきます。

(表4) 8枚目から12枚目までの第1週CDセールス

凡例
[シングル番号] CD発売日「タイトル」
オリコン第1週 {一般販売第1週(特典イベント)+特定販売第1週(特典イベント)} / 現在のオリコン累計

# 売り上げはすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「全国3」は全国握手会3日、「個別6」は個別握手会6日の意
#「全国*SEライブ3」は全国握手会とSEライブが同日同会場で3日行なわれることを示す
# 12枚目「セブンイレブン(SE)限定盤」は、一般販売に入れている

[08] 2014/04/02「気づいたら片想い」
45.8 {11.8(全国3)+34.0(個別6)} / 54.7

[09] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
42.2 {11.0(全国3)+31.1(個別6)} / 52.7

[10] 2014/10/08「何度目の青空か?」
47.9 {11.7(全国1地方ライブ2)+36.2(個別7)} / 61.9

[11] 2014/03/18「命は美しい」
50.0 {15.0(全国3)+35.0(個別6)} / 62.0

[12] 2014/07/22「太陽ノック」
60.9 {19.5(全国*SEライブ3)+41.4(個別6)} / 65.7
# 19.5万枚 = 初回盤通常盤15.5万枚+SE盤4.0万枚


乃木坂の店頭販売セールスは、10枚目「何度目の青空か?」まで11万台だった数字が、11枚目「命は美しい」で一気に15万枚に上昇しています。

12枚目「太陽ノック」は、サウンドスキャンがセブンイレブンでの販売分をカウントているかどうか不明なため、上表では、初回限定盤と通常盤を併せて、15.5万枚としているものの、本当にそうなのか?と問い詰められると、100%のお返事は出来ないものがある(笑)。

しかし、昨日、幕張メッセで行なわれた、セブンイレブン限定ライブ、ミニライブ、全国握手会の限度を越えた盛況ぶりを見ていると、やはり、11枚目「命は美しい」に続いて、12枚目「太陽ノック」も15万枚に到達している気がしてきました。

個別握手会の総部数を抑えていることも影響していると思いますが、乃木坂は11枚目から、店頭販売15万枚時代に突入したと捉えていいんじゃないでしょうか。

従って、13枚目の店頭販売セールスも15万枚を目安に考えるのが妥当で、個別握手会の初動算入分である40万枚強と併せて、55万枚は堅いという予想になります。


では、13枚目初動は前作「太陽ノック」の60.9万枚を越えることは出来るでしょうか?

総部数から考えて、もし全部売り切った場合、個別握手会セールスは45万枚になります。

しかし、いくらなんでも完売率100%というのは無理で、やはり、前作並の42万枚あたりに落ち着くんじゃないでしょうか。


となると、オリコン初動は、初回限定盤のセールス次第となり、通常盤と併せて19万枚以上を売り上げれば、前作を越えることになる。

今のところ、13枚目全国握手会など、店頭販売CDに関する特典は発表されていないので、見通しについては、何とも言えません。

ただ、12枚目「太陽ノック」のように、盤種を増やしたり、特別ライブを付けたりなどの「大技」を繰り出さず(笑)、11枚目「命は美しい」と似たような内容であれば、店頭販売セールスが、19万枚を越えてくるのは、ちょっと厳しいかもしれません。

もし13枚目店頭販売を16万枚あたりに見積もると、個別握手会の42万枚と併せて、初動58万枚となり、少し前作を下回る形になります。

12枚目初動60万枚突破に対する、セブンイレブン限定盤4万枚の寄与は、かなり大きくて、この分を埋め合わせるのは、大変ということです。


ところで、昨日の全国握手会、2時間待って、握手が3秒なんて壮絶なコメントがネットに載ってて(笑)、参加された方、本当にお疲れさまでした。

乃木坂の全国握手会が、ここまで混んでしまうのは、CDの「おまけ」イベントなのに、大規模化した上に、採算を取ろうとするからだと思います。

セブンイレブン限定ライブを、ミニライブ・全国握手会と併せて1日で行なうと、時間に余裕がなくなるので、本来ならば、別の日に行なうのがベストです。

しかし、小さなライブでも数千円程度のチケットを売るのが普通なのに、1千5百円のCDの「おまけ」として開催しなければならない。

収録楽曲の制作費や著作権費を考えると、詳細は分かりませんが、ワンコインコンサートと言っていいかもしれないほど、格安なイベントになっている可能性すらある。

当然、主催者は経費を抑えたいので、ミニライブ・全国握手会と同日同会場にして、警備費や機材場所のレンタル代を節約する。


限定ライブによって、本来、もっと早めに開始出来る全国握手会が遅いスタートとなり、ライブ参加者に、握手券のみのファンが合流して、人数が膨らんでいく。

しかも、今年に入って、個別握手会は、部数をあまり増やさず、完売率を上げる方針が取られていて、人気メンバーを中心に当選率が下がっている節がある。

その結果、個別握手会の応募抽選に落ちた多くのファンが、全国握手会に殺到する構図が出来つつあります。

個別握手会の総部数を増やせば、全国握手会の混雑は緩和する可能性があるけど、レーンの増設は警備費などが掛かるので、運営からすれば、やりたくないのだと思います。

もちろん、メンバーの負担を考えると、今でも多過ぎるので、個人的にも、絶対止めて欲しいことです。

結局、かなり大型のコンサートや握手会を、ライブ券や握手券の方式ではなく、CD購入者への特典にして、イベント費を取らずに行い、しかも赤字にするまいと、経費を大胆に圧縮するので、2時間待ちの3秒握手が最適ラインになってしまっている。

普通であれば、そこまでお客が不利になる商売は、成り立たないんだけど、それでもメンバーと会いたと望む人が多数いるので、実現してしまうのだと思います。

2時間待って、割り当て時間が1人3秒であれば、自分の前に2千4百人いた計算で、ファンだけでなく、メンバーにとっても、凄まじいイベントですね(笑)。


CDの特典であれば、抽選で絞った少人数のファンに対して、小規模なイベントを開くのが本来の姿ですが、特典によって数十万枚を売り上げることが目的なので、大規模化せざるを得ず、参加者の利便性が著しく損なわれたイベントになってしまう。

最近、豪華クルーズや朗読会など、メンバーとゆっくり過ごせる「神」イベントが時折行なわれていますが、これらは日頃不便を掛けているコアファンに対して、バランスを取る意味合いがあるのかもしれません。

毎シングルごと、何万円も使ってCDを購入しても、個別握手会や全国握手会では、長い待ち時間の末、「推し」と短い会話しか出来ない。

そういう不満を解消するお得な「神」イベントは、大規模握手会を続けるために必要で、今後も並行して開催されていくのでしょう。

乃木坂「アトラクション」は、お客さんを逃さないよう、驚くほど巧妙になってきている、そんな気がします。

13枚目初回限定盤の特典、乃木坂運営が今度は、何をぶっ込んでくるのか、楽しみですね(笑)。


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『初森ベマーズ』は西野白石ら主役級キャラが大人し過ぎる、福神優先出演が招いた静かなるネット [10Sep15]

2015-09-10 16:00:00 | 芸能
最近、CS放送でプロ野球をよく観るのですが、

やはり、オルニチンが支えてくれているのかな

と、強く感じます(笑)。

私がシジミエキスを飲んで、朝スッキリという意味ではなく、オルニチン関連の健康食品コマーシャルが、試合中継の合間に盛んに流れ、もう、鳥谷、オルニチン、阿部、オルニチン、藤波、オルニチン、菅野、オルニチン、といった状況になってます。

オルニチンのCM がなければ、野球中継は出来ないんではないかと思うくらいの勢いで、有り難いことです(笑)。

個人的には、朝の出社前にインタビューを受けて、昨夜飲み過ぎた大阪人っぽいお兄さんが、「アホでしょ、これから得意先やん」「なんでこれ最初に出さへんの?」と言うシーンが好きですね。

この方、そのうち、乃木坂のMVや個人PVに出演とかないでしょうか、結構、味のある演技してますよ(笑)。


さて、テレビ東京で現在放送中の乃木坂初主演ドラマ『初森ベマーズ』は、第9話まで進み、聖ポラリス学園との対戦が描かれるであろう、終盤に入りました。

録画ではありますが、何とか、ここまで視聴を続け、一応、物語の流れに付いていってる今日この頃、さすがに一言感想を述べたくなってきました。

まず、最初に言いたいのは、いつになったら、星野みなみは登場するのか?、ということです。

待てど暮らせど、みなみは出て来ず、毎話毎話、見終わったとき、今日も出てへんやんけ、とガックリくる。

本当に、早く、出して下さ~い!笑


ただ、みなみがいないことを一旦脇に置いて、そもそもドラマとしてどうか問われると、「自分はかなりの乃木坂ファンだけど、見続けるのは正直キツい」という返事になってしまいます。

大きな不満を感じるのは、秋元康氏が担当する「企画・原作」で、ドラマを支える基本骨格の作り込みが、全然足りない。

とくに、初心者ばかりの急造チームであるベマーズが、なぜ、勝ち進んでいるのか、その理由が見えない。

西野七瀬演じるななまるは、投手としてマウンドに立つと、どんな相手でも、失点を1点か2点に抑え、ベマーズのサヨナラ勝ちを、毎試合、お膳立てしている。

彼女の防御率は1点台じゃないでしょうか(笑)。

これまで漫画ばかり描いてきた少女が、なぜいきなり、大会屈指の名投手になれるのか、ドラマなので、そのあり得ない流れ自体は構わないけど、何らかの理由付けは欲しい。


アニメ『宇宙戦艦ヤマト』では、何万光年という距離を、1年で旅するため、「ワープ航法」という「理屈」を持ち込み、時空の波の山から山へ飛べば、谷部分を省略出来て、光速を越える航行が可能になると説明していました。

一般相対性理論の世界を考慮しても、物理学的には意味不明ですが(笑)、中味の合理性はともかく、何らかの理由付けがあると、逆に、その条件に当てはまらない、「ワープ航法」が使えないケースを想定出来るので、ヤマトが直面する危機が、視聴者に一定のリアリティを持って迫ってくる。

相手チームの打者が、ななまるの球を打てない理由を、「理屈」を付けて説明しておけば、それが通用しないケースにおいて、観る側を「これはマズいな」という気分にさせ、「どうやって乗り切るんだろう?」と、ドラマにのめり込ませる効果を期待できる。

ななまるが魔球の練習に打ち込んでいるシーンも、こういった事前説明があれば、「勝つには、もう魔球しかないんだな」という雰囲気が漂い、ドラマに緊張感が出てきます。


伝説のプロボーラーであった父親からの遺伝で、指先の筋肉が、類い稀な構造をしていて、ななまるの球には、誰も見たことのない回転が掛かって、実績のあるバッターでも、なかなか打てないのだといった説明があれば、物語に「リアリティ」が出てくる。

しかし、それがないために、何でもありのドラマになっていて、勝っても、負けても、「ふ~ん、そうなんだ。秋元康さんのさじ加減一つで決まる世界なんだ、ここは」という冷めた見方になってしまう。

ベマーズの「強さ」に「理屈」がないので、「弱さ」が見えてこず、試合シーンに、手に汗握る緊迫感がない。

守備のエラーがないのも不自然です、プロ野球選手でも、結構、やっちゃうんですが(笑)。

エラーは投手の足を引っ張り、ピンチを発生させる、物語的に「美味しい」プレーなんだけど、このドラマには出て来ない。

もともと弱小チームなのだから、「弱さ」に焦点を当てるべきで、それがほとんどないので、物足りなくなってきます。


しかし、このドラマの問題点は、物語の作り込み不足だけではないと思います。

『初森ベマーズ』は、西野七瀬と白石麻衣のW主演と見なすことが出来て、二人を高山一実、生田絵梨花、衛藤美彩が支える形になっている。

この5人の主役級キャラが、深夜枠のコメディタッチドラマとしては、大人し過ぎて、弾けっぷりが弱いんですね。


これまで登場した人物の中で、逆に、よく弾けていると感じたのは、ユウウツ役の松村沙友理、磨黒水産女子高校エースであるメバチ役の能條愛未、そして同じチームで、つい元気だね君はと言いたくなる、ビントロ役の北野日奈子です。

松村沙友理は、蟻が友達という、背筋が寒くなるようなオタク役を好演、別方向にぶっ飛んだキャラを見事に立てて、観ていて楽しい。

さゆりんの演技は、ネットでも評判となり、その影響なのか、ドラマが進むにつれ、出番が増えている気がします。

しかも、最初の暗いオタクから、頭に懐中電灯2本という八墓村仕様で夜の神社に現れ、ななまるを見かけて偵察するシーンや、両手にダイナマイトを持って、ケタケタ笑うシーンなど、キャラの幅も広がっている(笑)。

さゆりんは頭が良く、求められている演技の方向性が分かるんだと思いますが、深夜ドラマによく合ったノリを出せている。

超絶可愛いことと併せて、ドラマ女優の素質があるんじゃないでしょうか。


能條愛未は、与えられた役を自分のものにしていて、しかもキャラの堪らないライト感が、深夜ドラマのチープな空気にぴったりマッチしている。

「別れ際、もっと好きになる」MVにおける、「ナマステ」を教えるシーンや、最後に「だってインド」の台詞など、もともと、ライト感満載の、傑出したコメディ風味が身上で、今回のドラマでも、よく発揮されていたと思います。

誤解のないよう言っておきますが、もちろん、能條さん本人が「ライト」な人物ということではないですよ(笑)。

彼女は間違いなく、べらぼうに演技力のある人で、コメディシーンで要求されるキャラを、見事に演じ切ることが出来ているということです。


さらに、「おりゃー、大漁じゃ~!」と叫びまくる北野日奈子も、いい味出してました。

何と言うか、頭上に常に高気圧が広がっているような、「一点の曇りもない」感が最高です(笑)。

心身ともに疲れた状態で観ることの多い深夜ドラマには、これくらい元気なキャラの方が合っている。

きいちゃんが登場する度に、キャンキャン賑やかに吠えまくる、ちょっと大きめの可愛いチワワを見てるみたいで、思わず笑顔になってしまう。

元気キャラって、簡単なようで、誰にでも出来ることじゃなく、それを上手くこなせるのだから、なかなかの演技力と言えるんじゃないでしょうか。


この3人に比べると、主役級5人のキャラは、振り切りが足りなくて、芝居が弾けていかない。

西野七瀬は西野七瀬のまま、白石麻衣は白石麻衣のままで、脚本通り、淡々とドラマが進んでいる感じです。

思いもよらない性格や動きがキャラに入り込み、「ななまる」や「キレイ」が、「ななせまる」と「まいやん」を離れ、作中人物として、ドラマ空間を歩き始める。

そうなってくると、『初森ベマーズ』の物語世界に、視聴者が引き込まれ易くなると思います。

求められる役柄を追求して、キャラを作り込んで欲しいということです。

コテ役の高山一実とシェリー役の衛藤美彩も同じで、キャラを通して、もっと大胆に、内面にある何かを弾けさせれば、芝居として、面白くなってくるんじゃないでしょうか。

やはり、10回を越える連続ドラマを成立させるには、主役級のキャラが立っていることが不可欠で、それがないと、視聴者をつなぎ止めるのは難しいでしょう。


とくに勿体ないのは、生田絵梨花です。

清楚感が眩しい上品な美貌の上に、ピアノを弾きこなせることから、テレビドラマでは、大人しいお嬢様役が多いのだけど、いくちゃんの真骨頂は、「シャキイズム」MVの風紀委員長役のような、ダークサイドがたっぷり入った、人間味溢れる、激しいキャラじゃないかと。

『初森ベマーズ』でも、叫んだり、闘ったりする、むしろ不良に近い役の方が、いくちゃんの持つ莫大なパワーをドラマ空間に放てる気がします。

ただ、彼女の規格外のエネルギーを見抜き、ドラマに上手く流し込んだのは、私が知る限り、今のところ、「シャキイズム」MV監督の柳沢翔氏だけで、生田絵梨花の起用法は、まだまだ紆余曲折の道のりが待っているのかもしれません。


テレビのドラマ空間ではなく、演劇の舞台空間だと、いくちゃんのパワーをどう使うかは、比較的、クリアになるようで、だからこそ、『虹のプレリュード』など、彼女の芝居作品は失敗がほとんどないのだと思います。

生田絵梨花のパワーが、テレビでは、強力過ぎるんでしょうか。

あるいは、いくちゃんは超高性能のF1カーのような役者で、サーキットが違うと、セッティングや操縦法を細かく変える必要があり、能力を最大限引き出すには、本人も周りも、経験を積まなければならないのかもしれません。


もし、乃木坂主演の深夜枠ドラマをもう一度作るのであれば、松村、能條、北野あたりを前に出して、画面がもっと賑やかになるキャスティングにして欲しい。

深夜ドラマはある意味特別な世界で、筋立てには緻密さが必要だけど、登場人物は、とにもかくにも、ぶっ飛んでた方が面白い。

仲間由紀恵と阿部寛が主演した『トリック』も深夜ドラマですが、生瀬勝久、野際陽子など、どいつもこいつも弾け過ぎだろうというくらい(笑)、振り切ったキャラ満載で、それが成功につながったのだと思います。

女性アイドルのドラマなので、イメージ面から限度はあるけど、今の乃木坂でも、もっと出来るんじゃないかと、毎回、心に残るものがありました。


以上は、個人的な感想で、私が面白くなくても、ドラマが話題になり、視聴率が取れていれば、自分はともかく、楽しんでいる人は多いんだと納得できます。

視聴率は、初回3.2%、その後、2%台という真偽不明の情報が、しばらくネットに流れていたんですが、最近では、なぜか、そういう数字も見かけなくなった。

まあ、視聴率が良ければ、制作側から何らかのご報告があると思うので(笑)、3%台ではないだろうけど、一方、1%台というのも、さすがに低過ぎるので、やはり、2%台で推移と見るのが妥当でしょうか。

あくまで憶測なので、はっきりしたことは言えませんが、もし、平均が2.5%程度であれば、凄く良いとは言えないものの、決して悪いわけではなく、乃木坂がドラマで「大こけ」という話にはならないんじゃないでしょうか。


しかし、『初森ベマーズ』に関して、私が気になっているのは、視聴率というより、ネットでの盛り上がりを今一つ感じないことです。

物語が終盤に入りつつあるのに、乃木坂ファンで、ドラマを取り上げる人が少ない印象がある。

ブログ、ツイッター、掲示板など、公式情報は見かけるけど、個人のコメントがあまりないような。


もし、今回のドラマが乃木坂ファンの関心を、今ひとつ集め切れてないとすれば、その原因は何でしょう?

乃木坂のシングルは、10枚目「何度目の青空か?」以降、累計売り上げが60万枚を突破しています。

この躍進を支えたのは、もちろん、好調な個別握手会セールスですが、内容を分析すると、興味深いことが分かります。

(表1) 8枚目と12枚目での、個別握手会セールスに占める「ベマーズ12」の比率

初動45.8万枚; 累計54.7万枚 (発売2014/04/02) 8枚目「気づいたら片想い」
初動60.9万枚; 累計65.4万枚 (発売2015/07/22) 12枚目「太陽ノック」

個別握手会におけるグループ別のセールス比率

8枚目第22次応募終了時点(最終応募1次前)
部数82.7%(担当46.6%); 枚数57.4%; 人数28.6%(12人) [ベマーズ12]
部数17.3%(担当53.4%); 枚数42.6%; 人数71.4%(30人) [以外の1期+2期]

12枚目第17次応募終了時点
部数58.2%(担当47.9%); 枚数48.9%; 人数33.3%(12人) [ベマーズ12]
部数41.8%(担当52.1%); 枚数51.1%; 人数66.7%(24人) [以外の1期+2期]

#「ベマース12」は、『初森ベマーズ』にレギュラー出演する、西野、白石、生駒、生田、橋本、高山、若月、桜井、秋元、深川、松村、衛藤の12人。
#「部数」は、そのグループが完売した合計部数の、乃木坂全体の総完売部数に占める割合
#「担当」は、そのグループが担当する合計部数の、乃木坂全体の総部数に占める割合
#「枚数」は、そのグループが売り上げた合計枚数の、乃木坂全体の総売り上げ枚数に占める割合
#「人数」は、そのグループに所属するメンバー数の、乃木坂全体のメンバー数に占める割合
# 比率は%表示で、小数点以下2桁目を四捨五入


『初森ベマーズ』にレギュラー出演しているのは、12th選抜の10福神に、3列目の衛藤美彩と松村沙友理を加えた12人です。

上表では、この「ベマーズ12」の握手会セールスにおける寄与率を調べています。

8枚目「気づいたら片想い」の個別握手会では、「ベマーズ12」の完売部数合計は、全体の80%以上を占め、枚数ベースでも、60%に迫っていました。


ところが、初動が60万枚を越えた12枚目「太陽ノック」では、「ベマーズ12」以外のメンバーの人数が6人減ったにも関わらず、「ベマーズ12」の売り上げは、部数ベースで60%程度、枚数ベースで50%を切るレベルにまで下がっている。

つまり、10枚目以降の累計60万枚という快進撃は、「ベマーズ12」以外のメンバーの売り上げが、大きく伸びたことで実現したと捉えることが出来る。

実は、現在の乃木坂CDセールスは、10枚目以前の握手会スター10人を含む「ベマーズ12」より、それ以外のメンバーが過半数を売り上げる構造に変化しています。

「ベマーズ12」の売り上げ寄与率は、乃木坂全体の半分を割り込んでいて、相対的な存在感は、10枚目以前と比べ、かなり下がっているわけです。


ところが、『初森ベマーズ』には、「ベマーズ12」が優先的に出演し、その他のメンバーはごく稀にしか出てこない。

となると、握手会セールスの半分以上を担っているファンが、自分の「推し」が出演していないドラマという認識を持つことになる。

そういった人々が、ドラマへの関心を、何話にも渡って維持し続けるのは難しい。

もし、握手会セールスの寄与率に近い頻度で、「ベマーズ12」にこだわらず、各メンバーを出演させていれば、おそらく、残り半分のファンを、もっと強力にドラマに呼び込めた筈で、ネット上での盛り上がりは、今の2倍以上になった可能性がある。

舞台『じょしらく』と重なったことが大きいけど、『初森ベマーズ』の出演者を、「ベマーズ12」に極端に偏らせたことは、制作側の戦略ミスで、もっともっと、その他のメンバーの出演機会を増やすべきだったと思います。


不思議なことに、ネット上で活発に書き込みを行なっている乃木坂ファンは、選抜常連の福神メンバーではなく、3列目やアンダーを「推し」ている人が、多い気がします(笑)。

苦境こそが、筆を取らせる最大の動機ということでしょうか。

それが本当なら、「ベマーズ12」以外のメンバーを出演させることは、想像以上に、ネットの盛り上がりを加速する効果があるかもしれない。

とくに、握手会人気を、最近、急速に伸ばしてきた齋藤飛鳥を、レギュラーにしていないのは、相当な損失じゃないでしょうか。

あしゅに対する関心は、ネット上でぐいぐい伸びている印象があって、テレビでプク顔ひとつ見せただけで、「可愛い、可愛い」と、延々と取り上げられるほどで(笑)、勿体ないです、彼女を起用しないのは。

もちろん、星野みなみと伊藤万理華も同じく、新しい「Rising Star」で、出演させてれば、ネットがもっと沸騰したかと。

まあ、この三人は、個人的に観たいので、何でも良いから、出して欲しいんですが(笑)。


CDセールスの構造が変化して、3列目やアンダーの存在感が増し、ファンも多くなっているのに、運営が、何でもかんでも福神というお決まりの発想で、『初森ベマーズ』をキャスティングしてしまったことが、初の主演ドラマが終盤に入っているのに、ネットでの盛り上がりが、今ひとつという事態を招いたのだと思います。

現在のテレビドラマは、ネットで話題になり、そこから火がついて、人気が上がり、視聴率が伸びるパターンが多い。

企画原作や主役級キャラの問題はあるけど、10枚目以降に起こった楽曲セールスの構造変化を考慮せず、従来の選抜常連メンバーとそれ以外を、機械的に、『初森ベマーズ』と『じょしらく』に割り振ったことが、ネットを静かにさせてしまった面がある。

ドラマの撮影はすでにクランクアップしてますが、これから、齋藤飛鳥、星野みなみ、伊藤万理華が出演するという情報があるので、今は、それを楽しみに待つことにします。


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テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー中
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
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[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
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7月18日14:18 星野みなみ

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乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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乃木坂は紅白に出場できるか、文春スキャンダル幻想、過負荷に喘ぐAKB48G、切り札はネット配信 [08Sep15]

2015-09-08 17:00:00 | 芸能
AKB48Gの今年度分CDセールスが大体判明してきたので、今日は、乃木坂46が、大晦日の第66回NHK紅白歌合戦に出場できるのかどうか、現時点でのデータを整理する意味からも、少し考えてみます。

乃木坂の場合、紅白の可能性を探るとき、昨年11月に起こった、出場歌手発表直前での「内定取り消し」は避けて通れない出来事です。

なぜなら、もし、2014年10月に出た松村沙友理の文春記事が、「取り消し」の原因であるならば、今年の紅白出場は絶望的で、それどころか、これから数年間、乃木坂が選考対象から外される可能性すらあります。


NHK側が出場を内定し、その旨を暗に伝えていた歌手に対して、発表直前で約束を反古にするのは、相手事務所との関係を著しく損ねかねません。

にも関わらず、敢えて内定を取り消したのであれば、余程の理由があったことになる。

その理由が文春記事であるなら、紅白の選考委員会は、一連の報道を、深刻な「スキャンダル」と受け止めたことになります。

そして、ある年の選考委員会が、深刻な「スキャンダル」を根拠に、乃木坂というグループは紅白に相応しくないと判断したのであれば、1年間、週刊誌沙汰がなかった程度で、翌年、乃木坂が「復権」するとは思えず、少なくとも何年かは、「干される」ことを覚悟する必要がある。

つまり、乃木坂は、NHKから「スキャンダル」を起こす危険なアイドルというレッテルを貼られたわけです。

従って、昨年の「内定取り消し」が文春記事によるものであれば、今年、乃木坂が紅白に出場できるかどうかは、議論するだけ無駄ということになります。


「内定取り消し」の原因は、二重権力による選考の「混乱」か

しかし、「内定取り消し」の原因は、文春「スキャンダル」ではなく、NHK側の二重権力構造による、選考の「混乱」だった可能性が高いと思います。

昨年の12月25日(木)、NHKは紅白での曲目と曲順を発表します。

この二つを同時に発表すること自体、異例のことだそうですが、記者会見で、さらに異例なことが起きています。

NHKから提示されたリストには、出場が噂されていたサザンオールスターズと中森明菜の名前がなく、記者からの質問に対して、紅白のチーフプロデューサーは「サプライズはない」と断言します。

ところが、1時間後に、今度は広報から、チーフプロデューサーの先ほどの発言には、「現時点では」という言葉が抜けていたとの説明があり、「サプライズはない」を撤回。

チーフプロデューサーが紅白選考のすべてを仕切っているとは思えない出来事で、明らかに別の勢力が存在して、その人たちが、サザンや中森明菜など、特定の大物アーティストを出演させようとしてることを窺わせる会見でした。

そして、確かに、紅白後半の主役となった大物アーティストとの交渉役として、週刊誌やスポーツ新聞に、チーフプロデューサー以外の名前が出ていました。


チーフプロデューサーを軸とする「正規」の選考グループは、おそらくNHKの通常音楽番組を任されている人たちで、そういった大物アーティストの、中継や録画による出演に乗り気でなかったのかもしれません。

自分たちが手掛けている番組に出演した歌手、しかも大晦日NHKホールに来てくれる人、例えば、SEKAI NO OWARI や May J. などを中心に選考を進めるのは当然で、その中に、乃木坂46も入っていたのだと思います。

一部スポーツ新聞は、この「正規」グループの誰かに太いパイプを持っていて、内定情報が次々と紙面を飾り、乃木坂46の名前もそこにあった。

一方、中島みゆきやサザン、まして中森明菜となると、一線の音楽プロデューサーでも、会ったことすらない人が少なくない筈で、交渉役はごく限られてくる。

そして、「正規」とは異なる、少数の人が、個人的なつながりを使って交渉を行い、長尺を必要とする、大物アーティストの出演が、何組も決まっていくことに、抵抗を感じる選考委員がいても不思議ではない。


2013年大晦日の第64回紅白では、AKB48、SKE48と共にNMB48が初出場を果たし、48Gが3枠を占めています。

この紅白の後、「秋元康は乃木坂をもねじ込もうとしていた」という記事がネットに流れました。

秋元氏が本当に動いたかどうかは分かりませんが、AKB48G3枠プラス乃木坂1枠という構想は、2014年の第65回紅白の舞台裏に引き継がれた可能性が高く、おそらく発表直前まで、NHKの選考委員会も承諾していた。


しかし、11月26日(水)の出場歌手発表が近づくにつれ、大物アーティストをサプライズ出演させることを目指す、別勢力の動きが激しくなり、結局、中島みゆきの出場が直前に決定したことで、乃木坂の1枠が消えてしまった。

相手事務所との関係にヒビが入るかもしれない、直前での「内定取り消し」になってしまったのは、NHK内部の選考を巡るバトルの中で、最初に構想した「正規」のセットリストを、急遽、本当に急遽、修正せざるを得なくなったからじゃないでしょうか。

もし、文春「スキャンダル」を問題視する声があったのなら、メンバーが出場を確信するほど、そこまで明確に、乃木坂に声を掛け、指原莉乃など中軸メンバーが記者会見に出席出来ないほど、直前までHKT48に打診しないなんて、あり得ないことです。


選考を巡るせめぎ合いは、さらに続き、本番1週間前の曲目曲順発表に至っても、チーフプロデューサーの「サプライズなし」が「サプライズあり」に変更させられるほど激しかった。

曲目発表の後、1週間してから曲順発表という通例を破り、本番1週間前の同時発表となり、しかもそのリストに名前が載っていないアーティストが大晦日に長尺で登場した。

これらはギリギリまでNHK内部で攻防が続いたことを物語っています。


「スキャンダル」ではなく、出場歌手選考を巡る「混乱」が乃木坂の「内定取り消し」につながったというシナリオは、年明け早々から、乃木坂46が、『乃木坂46SHOW!』や『Rの法則~乃木坂特集』など、NHKの通常番組に、ばんばん出演している流れを上手く説明します。

先日の『MUSIC JAPAN』では、まだ衣装すら決まっていない「欅(けやき)坂46」が、テレビ初登場を果たしたそうで、そこまで細かく乃木坂側に配慮してくれるのは、紅白選考委員が文春「スキャンダル」に怒って、乃木坂の内定を取り消したとの前提では、到底ありえない話だと思います。

おそらく、多くのファンは、紅白落選後も、NHKが乃木坂を頻繁に起用してくれる状況から、文春「スキャンダル」の影響が気になりつつも、「今年は大丈夫だろう」と楽観的な見通しを持てているんじゃないでしょうか。


『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』は、紅白落選が文春「スキャンダル」と絡んでいるかのような方向で描かれているようですが、昨年の暮れ、もしガチでNHKが記事を問題視したのだとすれば、それに触れるような映画を、運営は許可しないと思います。

文春記事と内定取り消しが関係ないことを薄々分かっているから、「ドキュメンタリー」物語のスパイシーな味付けとして、「スキャンダル」を取り上げるわけで、もし本当だったら、NHKをさらに刺激する危険のあることは、一切しないでしょう。

まあ、NHKから「スキャンダル」アイドルというレッテルを貼られてしまったのなら、刺激するもなにも、何をやっても、紅白は無理ですが(笑)。


48GのCDセールスが直面する、特典イベントの止まらない規模拡大と店頭販売の不振

では、これで乃木坂は、ほぼ確実に紅白に出られるかとなると、それは全然別の話です(笑)。

BABYMETALやでんぱ組.incなど、強力なライバルがいますが、やはり一番問題になるのは、同系グループであるAKB48Gでしょう。

48Gとの関係から、乃木坂枠の行方が決まるのは、今年も変わりない筈で、とくに「支店」の勢いは非常に気になる。

そこで、48Gの最近の楽曲セールスを見ておきましょう。

まずはAKB48から。

(表1) AKB48シングルCD売り上げの総選挙サイクル

凡例
総選挙サイクル記号 : オリコン初動 (一般販売第1週売り上げ[一般販売CDの特典イベント], 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント]) 発売日「タイトル略記」

# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「一般販売第1週売り上げ」は発売第1週にサウンドスキャンTOP20入りしたすべての盤種の売り上げ枚数合計
#「特定販売第1週売り上げ」は「オリコン初動」から「一般販売第1週売り上げ」を引いた数字
#「一般販売寄与率」は「一般販売第1週売り上げ」を「オリコン初動」で割った比率。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入
#「全」全国握手会、「個」個別握手会。続く数字は開催日数
# 下記シングルの発売第1週オリコン順位はすべて1位

2011年度
A 21枚目:133 (54, 40.8%, 79[個3]) 2011/05/25「Every」
B 22枚目:135 (49, 36.4%, 86[個3]) 2011/08/24「フラゲ」
C 23枚目:130 (38, 29.4%, 92[個3]) 2011/10/26「風は吹」
D 24枚目:120 (22, 18.7%, 97[個3]) 2011/12/07「マリコ」
E 25枚目:129 (50, 38.8%, 79[個3]) 2012/02/15「GMF!」

2012年度
A 26枚目:162 (73, 45.3%, 88[個3]) 2012/05/23「真夏」
B 27枚目:118 (45, 38.2%, 73[個3]) 2012/08/29「ギンガム」
C 28枚目:113 (40, 35.3%, 73[個3]) 2012/10/31「UZA」
D 29枚目:107 (26, 24.6%, 81[個3]) 2012/12/05「永遠」
E 30枚目:104 (33, 31.9%, 71[個3]) 2013/02/20 「SoL!」

2013年度
A 31枚目:176 (59[全7], 33.2%, 118[個4]) 2013/05/22「クロール」
B 32枚目:133 (44[全7], 33.0%, 89[個4]) 2013/08/21「恋する」
C 33枚目:120 (31[全7], 25.5%, 90[個4]) 2013/10/30「エレキ」
D 34枚目:103 (20[全7], 19.7%, 83[個4]) 2013/12/11「鈴懸」
E 35枚目:109 (24[全7], 21.6%, 92[個5]) 2014/02/26 「前しか」

2014年度
A 36枚目:166 (49[全7], 29.4%, 117[個4]) 2014/05/21「レトリバー」
B 37枚目:101 (23[全7], 22.8%, 78[個4]) 2014/08/27「プラカード」
C* 38枚目:113 (21[全7], 18.7%, 92[個6]) 2014/11/26「希望的」
D* 39枚目:100 (18[全7], 18.2%, 82[個7]) 2015/03/04「Green Flash」

2015年度
A 40枚目:167 (43[全7], 25.6%, 125[個3]) 2015/05/20「戦わない」
B 41枚目:128 (16[全7], 12.6%, 112[個6]) 2015/08/26「ハロウィン」


41枚目「ハロウィン・ナイト」は、オリコン初動が128万枚に達し、昨年同時期のBシングルである37枚目「心のプラカード」の101万枚を大きく越えています。

しかし、CDセールスの内容を調べると、決して、人気が回復しているとは言い難い。

とくに厳しいのは、初回限定盤と通常盤を併せた店頭販売で、「総選挙」選抜が担当するBシングルとしては、ついに初めて20万枚を割り込み、16万枚にまで下がってしまいました。

2011年度のBシングル「フライングゲット」は49万枚なので、この4年間で、実に3分の1に縮小したことになる。

しかも、店頭販売第1週が16万枚というのは、2011年度以降の全シングル中、最低の数字で、全国握手会など、よりライトな層に向けたイベントが人気を失いつつある現状が浮き彫りになっています。


一方、個別握手会の日数は、37枚目の4日から、41枚目で、6日にまで引き上げられている。

確かに、握手会セールスは、37枚目78万枚から41枚目112万枚と1.4倍ほど伸び、これが初日ミリオンにつながったのですが、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48がすべて参加する超大規模握手会を2日も増やすのは、膨大な経費が掛かる上に、メンバーの肉体的、精神的負担も、そろそろ限界を越えるレベルに入っている心配がある。

握手会の効率ではなく、規模を拡大することで、売り上げ枚数を何とか稼いでいるものの、初回限定盤などの店頭販売は減少傾向に歯止めが掛からず、こういった一般販売分の全売り上げに占める割合は、過去最低の12.6%にまで落ち込んでいます。

つまり、CDセールスの実に9割近くが個別握手会によるもので、極めて歪な販売構造です。


ミリオンを維持するために、無理に無理を重ねている感じで、ん~、正直、これまで目にしたことがないほど、シビアな状況になってきました。

とくに、収支は大丈夫なんでしょうか、特典イベントの急激な規模増大に、売り上げが追いついている風に見えないんですが。

しかし、とにもかくにも連続ミリオンは途切れておらず、「総選挙」の中継番組が20%弱の平均視聴率を稼ぐなど、AKB48は、じりじりとした人気低落に苦しみながらも、芸能社会において、依然として影響力を維持している。

従って、AKB48が紅白出場を逃すことはまずなくて、単独1枠の確保は間違いないでしょう。

但し、少なくとも今年は、という条件が付きますが(笑)。


次は、SKE48です。

(表2) SKE48シングルのオリコン初動推移

# (表1)と同じスタイルだが、発売日前の{括弧}内は、2015年9月7日付オリコンウィークリーまでの累計売り上げ枚数
# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
#「個t」チーム別個別握手会、「MC」はミュージックカード、「卒」は松井玲奈卒業イベント。
# 下記シングルの発売第1週オリコン順位はすべて1位

12枚目 : 51.1 (16.7[全6], 32.6%, 34.4[個6]) {66.2} 2013/07/17「美しい稲妻」
13枚目 : 44.9 (14.8[全6], 32.9%, 30.1[個6]) {57.0} 2013/11/20「賛成カワイイ!」
14枚目 : 39.8 (11.9[全3L6], 29.8%, 27.9[個7]) {50.5} 2014/03/19「未来とは?」
15枚目 : 32.4 (10.3[全2], 31.7%, 22.1[個5個t4]) {46.4} 2014/07/30「不器用太陽」

今年度紅白出場選考の対象と考えられるシングル
16枚目 : 38.6 (08.8[全0], 22.9%, 29.8[個8]) {45.3} 2014/12/10「12月のカンガルー」
17枚目 : 64.0 (08.9[全3], 13.9%, 55.1[個8MC]) {70.2} 2015/03/31「コケティッシュ渋滞中」
18枚目 : 37.0 (11.6[全?卒2], 31.3%, 25.4[個7]) {39.5} 2015/08/12「前のめり」


今年の紅白選考対象となるシングルは、上表、空白行以下に示された、16枚目、17枚目、18枚目の三つだと思います。

オリコン初動はその時の事情で変動するので、むしろ、{括弧}内の累計売り上げ枚数の方が傾向を掴みやすい。

12枚目「美しい稲妻」は60万枚を優に越える売り上げですが、その後、シングルごとに減少、16枚目「12月のカンガルー」では、45万枚まで下がっています。

17枚目「コケティッシュ渋滞中」は、ミュージックカードという「魔法の杖」を使ったので(笑)、数字上、70万枚を越える累計を記録していますが、18枚目「前のめり」は、今のところ、16枚目をさらに割り込んで、40万枚程度に留まっています。


SKE48も、店頭販売が奮わず、13枚目から落ち続け、16枚目と17枚目は10万枚を下回っています。

おそらく、松井玲奈の卒業イベントによる効果だと思いますが、18枚目は少し持ち直していて、これを次に繋げられるかどうかが、今後のCDセールスを左右するポイントになるでしょう。

ただ、AKB48と同様、個別握手会の日数が、徐々に上がっているのが気になります。

AKB48との合同握手会が6日ある上に、自分たちの握手会を7日、あるいは8日と開くのは、さすがに異常じゃないでしょうか。

売り上げが一時的に落ちたとしても、総日数は抑えた方が良いと思いますが、無理なんでしょうね(笑)。


しかし、NMB48は、SKE48を上回る日数の特典イベントを設定しています。

(表3) NMB48シングルのオリコン初動推移

# (表2)と同じスタイル
#「ミニ」ミニ握手会、「写」写メ会、「サ」サイン会。
# 下記シングルの発売第1週オリコン順位はすべて1位

07枚目 : 48.2 (12.5[全3ミニ14], 26.0%, 35.6[個6]) {55.9} 2013/06/19「僕らのユリイカ」
08枚目 : 37.5 (08.3[全3], 22.0%, 29.2[個6写2サ2]) {50.9} 2013/10/02「カモネギックス」
09枚目 : 40.7 (08.0[全3], 19.8%, 32.6[個7写2]) {45.2} 2014/03/26「高嶺の林檎」

今年度紅白出場選考の対象と考えられるシングル
10枚目 : 42.0 (07.6[全1], 18.6%, 33.1[個7写3]) {50.0} 2014/11/05「らしくない」
11枚目 : 44.7 (12.6[全?L1], 28.2%, 32.1[個9写4]) {53.0} 2015/03/31「Don't look back!」
12枚目 : 37.1 (08.1[全?], 21.7%, 29.1[個7写3]) {41.5} 2015/07/15「ドリアン少年」
13枚目 : [全?][個7写2] 2015/10/07「タイトル未定」


累計売り上げ枚数は、50万枚を何とか維持していますが、10枚目以降は、握手会と写メ会を併せて、10日以上が課されていて、常軌を逸したスケジュールです。

もう、1年を通して、土日祝日は、ほとんど特典イベントという状態じゃないでしょうか。

乃木坂の1シングル当たり全国3日&個別6日でも多過ぎるのに、自分の握手会にプラスして合同握手会6日ですから、想像するだけで目眩がします。


次は、HKT48です。

(表4) HKT48シングルのオリコン初動推移

# (表2)と同じスタイル
#「指」は指原莉乃ソロ企画、「船」は船上パーティ、「S」はHKT48によるショーイベント。
# 下記シングルの発売第1週オリコン順位はすべて1位

01枚目 : 25.0 (09.2[全5指1], 37.0%, 15.7[個3写2]) {29.2} 2013/03/20「スキ!スキ!スキップ!」
02枚目 : 26.9 (09.2[全3], 34.3%, 17.7[個4]) {30.6} 2013/09/04「メロンジュース」
03枚目 : 27.7 (08.0[全3], 28.9%, 19.7[個4船2]) {33.1} 2014/03/12「桜、みんなで食べた」
04枚目 : 27.8 (08.1[全2], 29.0%, 19.7[個4S2]) {31.9} 2014/09/24「控えめI love you!」

今年度紅白出場選考の対象と考えられるシングル
05枚目 : 27.8 (07.2[全3], 25.9%, 20.6[個6]) {32.9} 2015/04/22「12秒」


HKT48は、累計が30万枚で一定していますが、5枚目「12秒」では、個別握手会を6日に増やしている。

今後、日数と部数を増やさず、CDセールスを上げられるかどうかがポイントで、それが出来なければ、先行グループと同じく、どんどん苦しくなっていきます。

ところで、そろそろ6枚目を発売する時期の筈なんだけど、アナウンスはあったんでしょうか?

シングルを出す頻度をあまりに落とすと、存在感が薄まってしまうので、年2枚のペースは維持した方が良いと思うのですが、AKB48のシングルもあって、難しいんでしょうか。


効率の良いCDセールスと好調なダウンロード配信が勢いを感じさせる乃木坂

さて、いよいよ、乃木坂46です。

(表5) 乃木坂46シングルのオリコン初動推移

# (表2)と同じスタイルだが、「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「茶」はお茶会、「絵」は似顔絵会、「L絵」はライブと似顔絵会の同日イベント、「サ」はサイン会、「seL」はセブンイレブン限定ライブで全国握手会と同日イベント。
# 下記シングルの発売第1週オリコン順位はすべて1位

07枚目 : 39.5 (09.0[全3茶1], 22.8%, 30.5[個別6]) {51.6} 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8[全3茶1], 25.7%, 34.0[個別6]) {54.7} 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0[全3茶1], 26.2%, 31.1[個別6]) {52.7} 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7[全1絵1L絵2], 24.5%, 36.2[個別7]) {61.9} 2014/10/08「何度目の青空か?」

今年度紅白出場選考の対象と考えられるシングル
11枚目 : 50.0 (15.0[全3サ1], 30.1%, 35.0[個別6]) {62.0} 2015/03/18「命は美しい」
12枚目 : 60.9 (19.5[全3seL3], 32.1%, 41.4[個別6]) {65.4} 2015/07/22「太陽ノック」
13枚目 : [個別6] 2015/10/28「今、話したい誰かがいる」

# 12枚目のCDセールスに関しては、以下の記事をご参照下さい。
「太陽ノック」初動再分析、SE販売分はSSに入らず、初回限定盤セールスが前作越えした可能性 [12Aug15]


乃木坂は、10枚目「何度目の青空か?」で、累計60万枚を突破して以来、11枚目「命は美しい」と12枚目「太陽ノック」で共に60万越えを維持しています。

しかも、個別握手会は6日に据え置きながら35万枚以上、店頭販売は、全国握手会3日で15万枚程度を達成している。

特典イベントは多いけど、AKB48Gに比べると、より小さい規模で、より大きなCDセールスを叩き出していて、極めて効率が良い。

とくに、48G各グループが軒並み苦戦している店頭販売が好調なことは、今後に期待を抱かせる点で、13枚目「今、話したい誰かがいる」も、特典イベントの規模を引き上げることなく、60万枚を越える累計になる可能性が高い。


さらに、乃木坂の楽曲セールスは、ダウンロード配信が強い。

iTunes Store トップソングで、「何度目の青空か?」と「命は美しい」はベスト3、「太陽ノック」はベスト5にランクインしています。

48G「支店」の表題曲はほとんどベスト10入りせず、AKB48の表題曲でもベスト5入りが珍しいことを考えると、配信では、現在、乃木坂46が48Gを凌駕していると見ていいと思います。


もちろん、乃木坂が良いと言っても、例えば、ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」のように、長く上位に留まるような曲はまだなく、数日で上位から落ちてしまう脆さがあって、本格的なヒットには至っていない。

ただ、今の勢いを保っていれば、どこかで配信のヒットに辿り着く、そんな可能性は感じさせます。

あと一歩というところでしょうか。


48Gと比べて、より小規模な特典イベントで、より大きな売り上げを達成する、効率の良いCDセールス。

さらに、短期間ながら、ベスト3やベスト5に食い込むダウンロード配信。

この二つが、今、乃木坂の「セールスポイント」で、「勢いがある」と言われる所以だと思います。

このまま、歌とダンスのクオリティを、さらに向上させる意識を持てば、乃木坂の知名度が上がりつつあることから、「ヒット」と呼べる世界に手が届くような気がします。

一段上の坂から、違う景色を見たいですね、みんなで一緒に(笑)。


優先されるSKE48とNMB48、後回しになるHKT48

今年の紅白選考では、AKB48Gと乃木坂46を併せて3枠という条件になっても、昨年と違って、48G運営に2枠を飲ませ、乃木坂の単独枠を認めさせるだけの実績はあると思います。

ただ、次のNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌「365日の紙飛行機」は、山本彩センターのAKB48が歌うそうで、この辺、48Gも、紅白へ向け抜かりなく手を打ってます。

『あさが来た』は大阪放送局制作で、その関係から、NMB48の山本彩という流れになっているのかもしれません。

また、SKE48は、ミュージックカードの効果とはいえ、「コケティッシュ渋滞中」の初動と累計が乃木坂を上回っており、オリコン年間ランキングの上位に食い込むでしょう。

こちらも、数字という形で、爪痕を残していて、やはり、NMB48とSKE48の紅白出場は堅い、というより48G運営が意地でも押し込んでくる、という気がします。


一方、HKT48は、総選挙1位の指原莉乃がリーダーなので、連続2回目は鉄板だと思っていましたが、最近、さっしーをAKB48に戻すという話が出ていますね。

6枚目シングルの行方も分からず、NGT48が出来たこともあって、48Gの中で、やや存在感が落ちているように見えなくもない。

AKB48、SKE48、NMB48の人気がじりじり下がりつつあるため、48G運営の関心がHKT48にまで回らなくなっているんでしょうか。


もし、HKT48が10月までにシングルを出さなければ、紅白選考の対象となるのは、5枚目「12秒」だけになって、アクティビティの高さが求められるアイドルとしては、評価が低くなる危険がある。

そう考えると、今年の紅白は、AKB48、SKE48とNMB48のメドレー、乃木坂46という可能性もあり得ます。

48G運営は、HKT48をどうプロモーションしていくつもりなのか、その辺のビジョンが、今年の紅白に影響してくるかもしれません。


最後に、有線の成績を載せておきます。

(表6) 2015年9月4日付時点における有線ランキング成績

凡例
シングルNo. 有線ランクイン回数 [最高順位] 曲名 (発売日)

# 「*(67位/0904付)」は9月4日付ランキングで67位の意味

AKB48
38枚目 13回 [1位] 希望的リフレイン (2014/11/26)
39枚目 14回 [4位] Green Flash (2015/03/04)
40枚目 15回*(67位/0904付) [1位] 僕たちは戦わない (2015/05/20)
41枚目 02回*(1位/0904付) [1位] ハロウィン・ナイト (2015/08/26)

SKE48
16枚目 9回 [36位] 12月のカンガルー (2014/12/10)
17枚目 9回 [31位] コケティッシュ渋滞中 (2015/03/31)
18枚目 --回 [--位] 前のめり (2015/08/12)

NMB48
10枚目 2回 [111位] らしくない (2014/11/05)
11枚目 --回 [--位] Don't look back! (2015/03/31)
12枚目 6回*(45位/0904付) [19位] ドリアン少年 (2015/07/15)

HKT48
1枚目 15回 [19位] スキ!スキ!スキップ! (2013/03/20)
2枚目 17回 [12位] メロンジュース (2013/09/04)
3枚目 12回 [10位] 桜、みんなで食べた (2014/03/12)
4枚目 15回 [15位] 控えめI love you! (2014/09/24)

5枚目 -回 [--位] 12秒 (2015/04/22)

乃木坂46
07枚目 00回 [圏外] バレッタ (2013/11/27)
08枚目 20回 {-1週目} [8位] 気づいたら片想い (2014/04/02)
09枚目 00回 [圏外] 夏のFree&Easy (2014/07/09)
10枚目 17回 {-2週目} [15位] 何度目の青空か? (2014/10/08)

11枚目 06回 {+3週目} [63位] 命は美しい (2015/03/18)
12枚目 03回*(53位/0904付) {+3^4週目} [50位] 太陽ノック (2015/07/22)

# {括弧}内は150位以内ランキング表へ初登場した週。{-1週目}は発売週の1週間前、{+3週目}は3週間後に名前が載ったことを示している。「3^4週目」は有線ランキングの2週分集計回に初登場したため、3週目と4週目を併せたという意味。


NMB48の11枚目「Don't look back!」とHKT48の5枚目「12秒」は、完全圏外の可能性があります。

乃木坂ほど、しっかり追跡していないので、100%の自信がなく、「圏外」と書かなかったんですが、かりにランクインしていても、低い順位で、1回、2回だと思います。

面白いのは、おそらく完全圏外の「Don't look back!」「12秒」と、ほぼ同時期リリースのSKE48「コケティッシュ渋滞中」が、ランクイン9回、最高31位と、結構、ナイスな成績になっている。

そして、次の時期に発売されたNMB48「ドリアン少年」は、ランクイン6回、最高19位と、かなりの上位です。

48G運営が、今回はSKE48「コケティッシュ渋滞中」、次は、NMB48「ドリアン少年」と、順番にプロモーションを仕掛けているようにも見える。

限られた宣伝費を有効に使うため、意図的にやっているんでしょうか(笑)。


ちなみに、乃木坂の「命は美しい」と「太陽ノック」は、あまりパッとしない成績です。

ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」は、ランクイン7回、最高7位で、彼らのファンや所属事務所が有線リクエストを伸ばすため、活発に動いたなんてことはないと思うので(笑)、世の中全体が曲に関心を持ち、その結果、自然と順位が上がったと見るのが妥当です。

これがヒットということなのだと思います。

乃木坂の曲で、有線とダウンロードの両方が良かったのは、「何度目の青空か?」だけで、まだまだヒットへの道のりは遠い。

ヒットさえ出れば、紅白出場の確率は飛躍的に上がるけど、ヒットを出すために、紅白に出るんだという話もあって、難しいですね(笑)。


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// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー中
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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紅白選抜は13thではなく14thか、NHKの出場歌手発表会見と重なる選抜発表候補日、鍵はアルバム [04Sep15]

2015-09-04 16:30:00 | 芸能
若月佑美さん、「第100回二科展」への4年連続入賞、おめでとうございます。

主演舞台『ヴァンパイア騎士ナイト -Revive-』、11枚目シングル「太陽ノック」、連続ドラマ『初森ベマーズ』、全国ツアーと、限度を越えたハードスケジュールが続いたので、今年はさすがに二科展への出品は厳しいんじゃないかと思っていましたが、畏れ入りました、生田絵梨花だけでなく、若様も超人でした(笑)。

一体いつ絵を描いたんだろうと、ニュースをあれこれ読んでいると、やはり睡眠を2~3時間にまで削って、10日間ほどで仕上げたという記事があって、本当にお疲れ様です。

「二科展」は東京・国立新美術館において、9月2日(水)から14日(月)まで開催中で、若様の作品を含め、絵画、彫刻、写真など、さまざまなジャンルの面白い作品が所狭しと展示されているので、観に行って損はないと思います。

私も昨年に引き続き、ぜひ鑑賞したくて、とくに、「イラスト」と「マルチグラフィック」の部屋には、そのままアニメに出来そうな可愛いキャラクターや緻密に描き込まれた風景などの作品があって、今年も楽しみにしています。

歌手や女優の活動に加えて、優れた絵画作品まで生み出すなんて、「アイドル」という言葉の範疇には収まらない、乃木坂46というグループの奥の深さをしみじみ感じます。

若月佑美「二科展」作品は黒の不安定が面白い、今週「何度目の青空か?」MV公開の可能性高し [07Sep14]
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8月30日(日)深夜の『乃木坂工事中』で13th選抜メンバーが発表され、さらに、表題曲「今、話したい誰かがいる」が翌日、全国ツアー千秋楽の神宮ライブで披露されました。

これで乃木坂は12枚目の夏シングルから13枚目の秋シングルへ移行して、いよいよ大晦日のNHK紅白歌合戦へ向け、最終コーナーを回った感があります。

しかし、西野七瀬と白石麻衣のWセンターとなった13th選抜が、本当に紅白のステージに立つチームなのか、実は、まだよく分からないんですね。


次の表に示されるように、9枚目から13枚目まで、個別握手会の応募開始は、前作の第14次から第16次の間に重ねる形で始まり、その前後に、新選抜が発表されています。

(表1) 9枚目、10枚目、アルバム、11枚目、12枚目、13枚目の個別握手会応募を始めるタイミング

[8枚目 => 9枚目]
08枚目第14次応募 2014/05/08(木)~05/09(金)
09枚目第01次応募 2014/05/09(金)
09枚目選抜発表 2014/05/11(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

[9枚目 => 10枚目]
10枚目選抜発表 2014/08/03(日)深夜『乃木坂って、どこ?』
09枚目第14次応募 2014/08/07(木)~08/08(金)
10枚目第01次応募 2014/08/08(金)

[10枚目 => アルバム]
10枚目第14次応募 2014/11/06(木)~11/07(金)
アルバム第01次応募 2014/11/06(木)~11/07(金)

[10枚目 => 11枚目]
11枚目選抜発表 2015/01/18(日)深夜『乃木坂って、どこ?』
10枚目24次応募 2015/01/22(木)~01/23(金) [最終受付]
11枚目01次応募 2015/01/22(木)~01/23(金)

[11枚目 => 12枚目]
11枚目16次応募 2015/05/07(木)~05/08(金)
12枚目01次応募 2015/05/07(木)~05/08(金)
12枚目選抜発表 2015/05/10(日)深夜『乃木坂工事中』

[12枚目 => 13枚目]
12枚目15次応募 2015/08/13(木)~08/14(金)
13枚目01次応募 2015/08/13(木)~08/14(金)
13枚目02次応募 2015/08/20(木)~08/21(金)
13枚目03次応募 2015/08/27(木)~08/28(金)
13枚目選抜発表 2015/08/30(日)深夜『乃木坂工事中』


今回の13枚目個別握手会への応募は、13th選抜発表の3週間も前倒して始まった、異例のスケジュールとなりましたが、それでも前作の第14次から第16次の間に、次への動きが始まるというパターンを踏襲しています。

すると、14枚目のスタートも、13枚目個別握手会の第14次から第16次が目安になってきます。

次の表は、その日程シミュレーションです。

(表2) 14枚目スケジュール開始のシミュレーション

[13枚目第14次に重ねる場合]
14枚目選抜発表 2015/11/08(日)深夜『乃木坂工事中』(前倒しなし)
13枚目14次応募 2015/11/12(木)~11/13(金)
14枚目01次応募 2015/11/12(木)~11/13(金)
14枚目選抜発表 2015/11/15(日)深夜『乃木坂工事中』(1週前倒し)

[13枚目第15次に重ねる場合]
14枚目選抜発表 2015/11/15(日)深夜『乃木坂工事中』(前倒しなし)
13枚目15次応募 2015/11/19(木)~11/20(金)
14枚目01次応募 2015/11/19(木)~11/20(金)
14枚目選抜発表 2015/11/22(日)深夜『乃木坂工事中』(1週前倒し)

[13枚目第16次に重ねる場合]
14枚目選抜発表 2015/11/22(日)深夜『乃木坂工事中』(前倒しなし)
13枚目16次応募 2015/11/26(木)~11/27(金)
14枚目01次応募 2015/11/26(木)~11/27(金)
14枚目選抜発表 2015/11/29(日)深夜『乃木坂工事中』(1週前倒し)


従来のパターンに従えば、14th選抜は、11月8日、15日、22日、29日深夜の『乃木坂工事中』で、発表される可能性が高いことになります。

そして、その通りであれば、大晦日にNHKホールに立つのは、13th選抜ではなく、14th選抜であるのが普通です。


しかし、ネット上の記事やコメントを読むと、13th選抜が紅白用のチームだと見なされていることが多い。

その理由は、昨年の秋シングル「何度目の青空か?」を担当した、生田絵梨花をセンターとする10th選抜が、年末から新年初めまでの大型音楽祭に、乃木坂46として出演し続けたからだと思います。

10th選抜の実績が、「秋シングルの選抜 = 紅白選抜」という図式を生み出し、ほぼ同じ時期に誕生した13th選抜にも、素直に適用されている。


ところが、10th選抜が年末年始まで続いたのは、10枚目個別握手会の第14次応募に、11枚目ではなく、1stアルバム「透明な色」の第1次を重ねたためです。

つまり、2015年1月7日(水)に乃木坂初のアルバムを発売するため、敢えて、10枚目を年明けまで引っ張ったわけです。

こういった特殊な事情が、「10th選抜 = 紅白選抜」となった原因で、もしアルバムを出さなければ、11th選抜が2014年の11月上旬に発足して、紅白を担当してた可能性がある。

まあ、出られなかったので、虚しい「if」ですが(笑)。


今年も、秋シングルの次に、2ndアルバムを持ってくれば、昨年同様、「13th選抜 = 紅白選抜」となるでしょう。

しかし、その可能性はあまり高くない気がします。

「透明な色」は、そこまでの歴代表題曲を全て収録した、ベストアルバムに近い内容なので、2ndアルバムには、新曲を多く入れないとリリースする意味がない。

そして、新曲を何個も入れるのなら、普通にシングルを出すのと変わらない。


しかも、「透明な色」は、値段が高かったので、握手会や撮影会への申し込みがあまり奮わず、それ以外にも、クルージング、3rd Birthday Live への招待、成人式への招待など、多種多様な特典を付けた割には、CDセールスが重たかった。

利益効率を徹底追及する今の運営が、おそらくは経費が莫大に嵩んだであろうアルバムを、もう一度出すとは、ちょっと思えないものがある(笑)。

もちろん、1stアルバムの反省を生かして、より効率の良い特典イベントを組んで、2ndをリリースする可能性がゼロとは言えないけど、ダイレクトに14枚目へ進む確率の方が高いんじゃないでしょうか。

いずれにせよ、「秋シングル選抜 = 紅白選抜」という図式が、今年も成り立つかどうか、現時点では、はっきりしません。


もし、(表2)のように、13枚目から14枚目へ移行した場合、さすがに11月8日深夜の『乃木坂工事中』で14th選抜発表というのは、10月28日(水)の13枚目発売から2週間も経ってないので、あり得ないかなと思います。

すると、11月15日、22日、29日あたりが候補になってきますが、実は、これらの近辺に非常に重要なイベントがあります。

『第66回NHK紅白歌合戦』に出場する歌手の発表記者会見です。

(表3) NHK紅白歌合戦と乃木坂の11月スケジュール

11月12日(木) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演初日]
11月15日(日)深夜『乃木坂工事中』
11月17日(火) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演千秋楽]
11月22日(日)深夜『乃木坂工事中』

11月24日(火)
↓この期間のどこかで『第66回NHK紅白歌合戦』出場歌手発表会見
11月27日(金)

11月29日(日)深夜『乃木坂工事中』
12月02日(水) フジテレビ『FNS歌謡祭』(予定)
12月03日(木) ミュージカル『リボンの騎士』[大阪公演初日]
12月06日(日) ミュージカル『リボンの騎士』[大阪公演千秋楽]


昨年は、11月26日(水)に紅白出場歌手の発表が行なわれ、HKT48の出場決定があまりに急だったため、指原莉乃などの中軸メンバーが軒並み記者会見を欠席するという、異例の事態となりました。

この発表記者会見は、例年、11月下旬に行なわれていて、休日は避けるようなので、今年は、11月24日(火)から27日(金)のどこかになると思われます。

そして、13枚目から14枚目へ移行する場合、新選抜発表日の有力候補である11月15日、22日、29日は、紅白出場歌手発表会見の候補日と近接している。


そうです、何を言おうとしているか、分かりますよね(笑)。

ぶつけるんじゃないかということです、14th選抜の発表を、紅白出場歌手の発表会見に。

例えば、11月22日(日)深夜の『乃木坂工事中』で新選抜を発表して、新センターを筆頭に、出場発表会見に臨む。

あるいは、もっと大胆に、出場発表会見の場を借りて、新センターと新選抜をお披露目して、その模様を含め、29日(日)深夜の『乃木坂工事中』で詳細を流す。


紅白初出場の歌手が集結して、記者会見するこのイベントは、ワイドショーやスポーツ新聞だけでなく、一般ニュースでも取り上げられる筈で、一般層の関心を呼び起こす影響力は桁違いです。

運営が、新選抜の発表を、この会見と絡ませることによって、乃木坂46への注目度をさらにアップしようと考えても、不思議ではない。

昨年のこの時期、NHKには、直前キャンセルという、ひどい苦杯を嘗めさせられたのだから、今度は、乃木坂がそれを利用させて貰っても、まさか文句はないでしょ作戦です(笑)。


ミュージカル『リボンの騎士』の東京公演と大阪公演の日程を、その間に紅白出場歌手を発表する予定日が入るよう設定したことからも、運営は、生田絵梨花と桜井玲香を、この会見に出席させる意欲が満々のようです。

もちろん、主要メンバーであるいくちゃんとキャプテンの外仕事が出場発表会見と重ならないよう設定するのは当たり前だけど、『リボンの騎士』東京公演を、その直前に持ってきたのは、14th選抜の真ん中に生田絵梨花を据え、華々しく記者会見に登場させる意図があるんじゃないかと、つい勘ぐってしまいたくなります。

1年前、「人生に残るような悔しさ」と唇を噛んだ美少女が、再度の挑戦で夢を叶え、記者会見の場で何を語るのか。

そのとき誰がセンターであれば、乃木坂の紅白初出場がもっともドラマチックになるのか、とびきりの答えが一つありますよね(笑)。

さらに、BABYMETALが選ばれた場合、会見場に中元日芽香がいるといないでは、乃木坂に対する記者の食いつきが違ってくるだろうから(笑)、紅白で姉妹共演という話題性で、注目を集めるためにも、ひめたんの選抜入りは望まれるところで、それは運営も分かっているんじゃないでしょうか。


私が、13th選抜は本当に紅白選抜なんだろうかと、疑問を持ったのは、(表2)に示したスケジュール上の問題に加え、全国ツアーの千秋楽に神宮で披露された表題曲「今、話したい誰かがいる」のパフォーマンスが理由です。

何と言うか、Wセンターの使い方、メンバーの並べ方、歌のパート割りなど、チーム構造の多くに確たるコンセプトがなく、「満を持して送り出した」感が乏しいんですね。

例えば、西野七瀬と白石麻衣のユニゾンで歌が始まりますが、同じ歌詞を、同じ旋律で歌うなら、Wセンターにする意味は何だったんでしょう?

全盛期モーニング娘。の後藤真希と安倍なつみのように、違う個性で、違うパートを担当するなら面白いけど、歌もダンスも同じにするのであれば、センターを敢えて2人にする必要はないかと。


続いて、フロント両端の衛藤美彩と深川麻衣が、それぞれソロで歌うのは、歌唱力のある二人を生かした、納得できるパート割りですが、その次に、2列目中央の橋本奈々未、生田絵梨花、秋元真夏がセットで登場するシーンは、「何で?どういうまとまり?」と首を傾げたくなる。

さらに、2列目の左端2人である齋藤飛鳥と高山一実が歌い、このコンビも斬新だけど(笑)、当然、残った2列目右端の星野みなみが1人で歌うはめになっていて、何でしょう、この不規則なフォーメーションは。

そして、次は3列目の登場で、左から2番目、3番目、4番目の若月佑美、生駒里奈、松村沙友理がまず歌い、次は、左端1番目の桜井玲香、5番目伊藤万理華、6番目井上小百合がセットで出てくる。

組み合わせに、あまりに脈絡がないので、カメラもどこを抜いていいのか分からず、ステージ後半、画面上で、桜井玲香がしばらく行方不明になっていました(笑)。

13th選抜は、明らかに、ダンスフォーメーションというものをほとんど考慮せず作られた並びになっていて、これで紅白のステージ立つというのは、いくらなんでも考えにくい。


演奏時間は3分10秒で、おそらくフルバージョンではないと思います。

これは異例のことです。

全国ツアー千秋楽の神宮ライブは、乃木坂ライブの頂点に位置するイベントなので、そこで新曲を披露するなら、フルバージョンが当然です。

実際、昨年8月30日(土)の神宮ライブで10枚目表題曲「何度目の青空か?」がファンに初披露されたときは、演奏時間4分44秒でフルバージョン、今年2月22日(日)の西武ドーム「3rd Birthday Live」における11枚目表題曲「命は美しい」初披露は、演奏時間4分07秒でこれもフルバージョンでした。

12枚目表題曲「太陽ノック」は、初披露する単独大型ライブがなかったので、6月24日(水)の『テレ東音楽祭(2)』が初ステージで、これは2分29秒と、さすがに3分56秒のフルバージョンではありませんでした。


神宮ライブでの表題曲初披露であるのにフルバージョンではなく、ステージ衣装も間に合わず、ツアーTシャツでのパフォーマンス。

さらに、曲の終了後、西野七瀬が「思いっきり間違えた」と告白したように、ダンスの仕上がりもまだまだ。

『初森ベマーズ』の撮影がずれ込んだとはいえ、ここまで準備不足で、未完成というのは、異様な光景です。


昨年、紅白出場を逃したとき、次こそは、何としてでも大晦日のNHKホールのステージに立つんだと意気込んだのに、肝心の紅白選抜が、なぜこんなアバウトな感じで進められているのか、理由が見えない。

こういったことからも、13th選抜は、映画『心が叫びたがっているんだ。』のキャンペーン、舞台『すべての犬は天国へ行く』、『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』、ミュージカル『リボンの騎士』などをこなすための、暫定選抜であって、紅白選抜は次の14thではないかと、思いたくなるわけです。

13th選抜は、徹底した握手会主義選抜にして、コアファンの要望に応える。

そして、14th選抜は、紅白のステージを睨んで、一般層にアピールする要素を備えたメンバー、音大ピアノ科に通い、佐久間正英氏とのつながりからNHKの特集で取り上げられたこともある生田絵梨花、お茶の間での知名度が高く、「君の名は希望」でセンターを務めた生駒里奈、BABYMETALボーカルの姉で、「らじらー!SUNDAY」で人気を上げている中元日芽香などを前に出し、出場の暁には、会見の様子をオリエンタルラジオの藤森慎吾がレポートする。

どうでしょう、こんな感じで(笑)。


昨年もそうでしたが、紅白出場の目的は、幅広い層からの注目を集め、年明けに売り出す音楽コンテンツのセールスを飛躍的にアップさせ、それを切っ掛けに、確かな人気の上昇気流に乗ることです。

従って、もしアルバムを出さないのであれば、来年始めにリリースされるだろう14枚目を担当する選抜を、大晦日のステージに立たせるのが、理に適ったやり方です。

結局、アルバムの有無が焦点になってくるけど、この先、どんな展開になるか、まだまだ分からないので、取り敢えず、ひめたん、元気出してね(笑)。

武道館2DAYSにしても、誰が担当するか、まだ何のアナウンスもなく、それが13thアンダーとは限らないし。


ところで、神宮ライブの前、秋元真夏が、トークアプリで「折れちゃダメだ、頑張れ、頑張れ」と書いてたとの情報がネットに流れましたが、これを知って、「ああ、神宮で新曲披露あるっぽいな」と思いました。

真夏さんが弱音を吐くのは、ダンスしか考えられないので、新曲のフリを短期間に覚えるよう、とくに真夏!と、鬼のようなハッパを掛けられたんじゃないかと(笑)。

で、同時に、「完成度は期待しない方が良いかも」と思ってましたが、蓋を開けてみると、衣装すら出来ていないステージで、まあ、その通りだったわけです。


生田絵梨花や若月佑美のようなミラクルガールがいるので、運営はメチャメチャなスケジュールでも大丈夫と、高を括っているのかもしれないけど、11枚目「太陽ノック」以降、二人が直接絡まないペアPV、揃わないダンスをそのまま収録しているMV、神宮ライブでフルバージョンの衣装付き完成形を見せられない新曲披露など、もうガッツリ弊害が出てますよ。

前回記事にも書きましたが、12枚目の若月佑美や井上小百合のように、出演舞台の仕事のため、重要な音楽番組に出られないのであれば、その人たちはアンダーにして、頻繁に「代役」をこなした川村真洋を、最初から選抜メンバーにするのが、普通の発想じゃないでしょうか。

『初森ベマーズ』の撮影で忙しく、シングルのMVやPVの制作に支障が出るのなら、ドラマのレギュラー出演者でないメンバーを中心に選抜を作って、表題曲を担当させる以外ないと思いますが。

乃木坂の運営は、そんな簡単なことを、なぜ理解出来ないのか、不思議ですね(笑)。


最後に、これからのスケジュールをまとめましたので、載せておきます。

(表4) 乃木坂46に関する重要イベントの日程

====== 8月 (Aug) =====

08月30日(日)『真夏の全国ツアー2015 東京』第15公演(17:00) in 明治神宮野球場
08月30日(日) 深夜『乃木坂工事中』13th選抜発表
08月31日(月)『真夏の全国ツアー2015 東京』千秋楽第16公演(18:00) in 明治神宮野球場

====== 09月 (Sep) =====

09月04日(金) 12枚目個別握手会第18次応募終了
09月04日(金) 13枚目個別握手会第04次応募終了

09月06日(日) 映画「コープスパーティー」in ユナイテッド・シネマ豊洲 (10:30~) 生駒里奈出席の舞台挨拶付き上映会
09月06日(日)深夜『乃木坂工事中
09月11日(金) 12枚目個別握手会第19次応募終了
09月11日(金) 13枚目個別握手会第05次応募終了
09月12日(土) 12枚目第3回全国握手会+セブン-イレブン限定ライブ in 幕張メッセ

09月13日(日) 12枚目第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
09月13日(日)深夜『乃木坂工事中
09月18日(金) 12枚目個別握手会第20次応募終了
09月18日(金) 13枚目個別握手会第06次応募終了
09月19日(土) アニメ映画『心が叫びたがっているんだ。』全国ロードショー。乃木坂46の13枚目表題曲「今、話したい誰かがいる」が主題歌

09月20日(日)深夜『乃木坂工事中
09月22日(火祝) 12枚目第4回個別握手会 in パシフィコ横浜
09月23日(水祝) テレビ朝日『MUSIC STATION ウルトラFES』番組の30年目突入を記念する10時間スペシャル。乃木坂46がおそらく13th選抜で出演
09月25日(金) 13枚目個別握手会第07次応募終了

09月27日(日)深夜『乃木坂工事中

======10月 (Oct) =====

10月01日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(19:00)。乃木坂46から、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美が出演
10月02日(金) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[2日目] 第2公演(19:00)
10月02日(金) 13枚目個別握手会第08次応募終了
10月03日(土) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[3日目] 第3公演(13:00)&第4公演(18:00)

10月04日(日) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[4日目] 第5公演(13:00)&第6公演(18:00)
10月04日(日)深夜『乃木坂工事中
10月05日(月) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[5日目] 第7公演(13:00)&第8公演(19:00)
10月06日(火) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[6日目] 第9公演(13:00)&第10公演(19:00)
10月08日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[7日目] 第10公演(13:00)&第11公演(19:00)
10月09日(金) 13枚目個別握手会第09次応募終了
10月10日(土) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[8日目] 第12公演(13:00)&第13公演(18:00)

10月11日(日) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[9日目] 第14公演(13:00)&第15公演(18:00)
10月11日(日)深夜『乃木坂工事中』第9公演(13:00)&第10公演(19:00)
10月12日(月祝) 舞台『すべての犬は天国へ行く』[10日目千秋楽] 第16公演(13:00)&第17公演(19:00)
10月15日(木)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(18:00)
10月16日(金)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[2日目] 第2公演(18:00)
10月16日(金) 13枚目個別握手会第10次応募終了
10月17日(土)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[3日目] 第3公演(12:00)&第4公演(17:00)

10月18日(日) 12枚目第5回個別握手会 in 幕張メッセ
10月18日(日)深夜『乃木坂工事中
10月20日(火)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[4日目] 第5公演(18:00)
10月21日(水)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[5日目] 第6公演(18:00)
10月22日(木)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[6日目] 第7公演(18:00)
10月23日(金)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[7日目] 第8公演(18:00)
10月23日(金) 13枚目個別握手会第11次応募終了
10月24日(土)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[8日目] 第9公演(12:00)&第10公演(17:00)

10月25日(日)『乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン』[9日目千秋楽] 第11公演(12:00)&第12公演(17:00)
10月25日(日)深夜『乃木坂工事中
10月28日(水) 13枚目シングル「今、話したい誰かがいる」CD発売
10月30日(金) 13枚目個別握手会第12次応募終了
10月31日(土)『日テレ HALLOWEEN LIVE 2015』夜ハロウィン(開演18:00) in 武道館 に乃木坂46が出演

======11月 (Nov) =====

11月01日(日)深夜『乃木坂工事中
11月03日(火祝) 13枚目第1回個別握手会 in パシフィコ横浜
11月06日(金) 13枚目個別握手会第13次応募終了

11月08日(日)深夜『乃木坂工事中
11月12日(木) ミュージカル『リボンの騎士』 in 赤坂ACTシアター [東京公演初日] 第1公演(18:30)。生田絵梨花がサファイア役で主演、桜井玲香はヘケート役で出演
11月13日(金) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演2日目] 第2公演(18:30)
11月13日(金) 13枚目個別握手会第14次応募終了
11月14日(土) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演3日目] 第3公演(12:30)&第4公演(17:30)

11月15日(日) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演4日目] 第5公演(12:30)&第6公演(17:30)
11月15日(日)深夜『乃木坂工事中
11月16日(月) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演5日目] 第7公演(13:30)&第8公演(18:30)
11月17日(火) ミュージカル『リボンの騎士』[東京公演6日目千秋楽] 第9公演(13:30)&第10公演(18:30)
11月20日(金) 13枚目個別握手会第15次応募終了

11月22日(日) 12枚目第6回最終個別握手会 in パシフィコ横浜
11月22日(日)深夜『乃木坂工事中
おそらく 11月24日(火)~27日(金)のどれかで『第66回NHK紅白歌合戦』出場歌手発表会見
11月27日(金) 13枚目個別握手会第16次応募終了

11月29日(日) 13枚目第2回個別握手会 in 幕張メッセ
11月29日(日)深夜『乃木坂工事中

======12月 (Dec) =====

12月03日(木) ミュージカル『リボンの騎士』 in シアターBRAVA! [大阪公演初日] 第11公演(18:30)
12月04日(金) ミュージカル『リボンの騎士』[大阪公演2日目] 第12公演(13:30)&第13公演(18:30)
12月04日(金) 13枚目個別握手会第17次応募終了
12月05日(土) ミュージカル『リボンの騎士』[大阪公演3日目] 第14公演(12:30)&第15公演(17:30)

12月06日(日) ミュージカル『リボンの騎士』[大阪公演4日目千秋楽] 第16公演(12:30)&第17公演(17:30)
12月06日(日)深夜『乃木坂工事中
12月11日(金) 13枚目個別握手会第18次応募終了

12月13日(日)深夜『乃木坂工事中
12月17日(木)『アンダーライブ 日本武道館2DAYS』[初日]
12月18日(金) 13枚目個別握手会第19次応募終了
12月18日(金)『アンダーライブ 日本武道館2DAYS』[2日目]

12月20日(日)深夜『乃木坂工事中
12月25日(金) 13枚目個別握手会第20次応募終了

12月27日(日) 13枚目第3回個別握手会 in ポートメッセなごや
12月31日(木)『第66回NHK紅白歌合戦』in 渋谷 NHKホール

====== 2016年 =====

01月09日(土) 13枚目第4回個別握手会 in 幕張メッセ
01月30日(土) 13枚目第5回個別握手会 in 東京ビッグサイト

02月28日(日) 13枚目第6回個別握手会 in 京都パルスプラザ


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フェアリーズが乃木坂を上回ったことが判明、ゲスの極み乙女。ブレイクの『THE MUSIC DAY』 [05Jul15]

「命は美しい」MV制作の超タイト日程が『Rの法則』で判明、白石麻衣のステップとソフトボール [04Apr15]

1stアルバム「透明な色」は稀に見る大量特典商法も、重たい握手会セールスの伸び [12Dec14]


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組

[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト

[映画] 『アイズ』秋葉原アキバシアターで上映中
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
映画『アイズ』予告編
秋葉原アキバシアターにおける特別追加上映の情報
舞台挨拶の情報
伊藤万理華の2015/07/06_11:42ブログ

映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
SuG「teenAge dream」のMV

[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー中
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール

[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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