ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

乃木坂の風 02Aug13 ~ 「うたの夏まつり」、ももいろクローバーZの活躍が眩しい

2013-08-02 16:00:00 | 芸能
今日は、乃木坂の本当のライバル(?笑)、ももいろクローバーZの話が中心です。

その分、乃木坂成分は少なめですが、たまには良いかなと。

「FNSうたの夏まつり」を見ていると、アーティストの皆さん、いい歌をうたって、迫力のあるパフォーマンスをして、聴衆を感動させたいという情熱が半端じゃない。

当たり前といえば当たり前のことなんですが、これだけ次々とハイレベルな歌手が登場して、音楽への思い入れを見せられると、それだけで圧巻の光景です。

その中でも、同じアイドルとして、ももいろクローバーZのステージは、やはり気になります。

しかも、ももクロのライブ、エンディング曲を除いて、6曲に関わっていましたが、噂通り、どれもこれも残念ながら素晴らしい(笑)。

作詞作曲miwaの「ヒカリへ」(2012)では、miwaの後ろで、女の子っぽく可愛いけど、キレがあってシャープなダンスを披露して、miwaの歌う世界観を強力にバックアップ。

JITTERIN'JINNの「夏祭り」(1990)は、ももクロだけでカバー。

凄いのは、5人のメンバーの中で、歌の下手なひとが一人もいない。だから歌詞を均等割して、全員でパフォーマンスしている感じが出せる。そして、ちょっとコミカルなダンスとしっかりした歌唱力が相まって、ももクロ的「夏祭り」がステージで炸裂していました。

生歌で、ここまでの声量と安定した音程を披露するなんて、もうアイドルじゃないっすよ(笑)。

「夏祭り」は2000年に、Whiteberryがカバーしてヒットさせましたが、ももクロはまた違った解釈をこの曲に与えていて、このままCDにしても、かなり売れるんじゃないでしょうか。

次は、山口百恵の「秋桜」(1977)を、作詞作曲者のさだまさしとデュエット。出だし部分をももクロが一人ずつ歌ったんですが、さすがに低音パートはやや苦手のようで、少し歌が不安定になる場面もありましたが、なんのなんの、それでも十分に歌い切って、上手くまとめていました。

この辺のステージ度胸は大したものです。

さだまさしのコンサートに、ももクロのメンバーがサプライズ出演したこともあるそうで、ももクロ、もう引っぱりダコです。でも、そりゃそうでしょう、これだけ歌が上手くて、人気があれば、共演したくなるのは当然です。

どなたか、乃木坂も呼んでやって下さ~い!(笑)

自分たちの曲として選んだのは、作詞・作曲・編曲、前山田健一の『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』(2012)。

前山田さんらしい、ちょっとコミカルで、ちょっと切ない、アップテンポな曲を、ももクロがボリュームたっぷりの声量と確かな歌唱力でうたいあげ、キレのあるダンスとともに、圧倒的迫力のパフォーマンスを見せつけました。

とくに、5人が輪になってその中心方向に体を向けるフォーメーションは、決起集会を開いてるようにも見えて、ゾクゾクしました。

結果として、お客さんに背中を向けるメンバーもいるのですが、かえって斬新な感じがあって、今までのアイドルとは違うももクロ・ワールドを感じました。

また、そのももクロ・サークルの中で、高見沢俊彦とマーティ・フリードマンがギターバトルをする場面があって、これもカッコいいです。こういうアイドルとは無縁のミュージシャンが、積極的に参加してくれるのも、ももクロの強みですね。

乃木坂が「16人のプリンシパル deux」東京公演の千秋楽を迎えていた頃、ももクロは、「Ozzfest JAPAN 2013」というメタル系ロックの大きな祭典に参加して、ライブを披露したそうです。

ももクロの参加には、アイドルなんか見たくない、と反対するロックファンもいたそうですが、これだけのパフォーマンスを見せられると、納得したひとが多かったんじゃないでしょうか。

実際、コンサートでは、観客はノリノリだったそうですから。

ジャンルは違っても、音楽への情熱は、共通言語ということですね。

ももクロは、そういう真剣な他流試合を経験しながら、歌やダンスのスキルだけでなく、ステージ度胸も身につけてきたのでしょう。

高見沢俊彦は、アルフィーの「SWEAT&TEARS」(1986)でも、miwaと一緒にももクロを呼んでコラボしていて、かなりのももクロ好きという気がします。

握手会などを行わず、歌やダンスのパフォーマンスで勝負するももいろクローバーZに、ミュージシャンとして、共感している部分もあるのかもしれません。

楽曲の出来不出来に関係なく、握手会券としてCDを売って、オリコンチャートを独占されたら、ミュージシャンとしては自分を否定されている気分になってもおかしくないし、そういう反発は、音楽に関わっている人たちの間に、かなり広がっていると思います。

握手会商法へ反感を持つ人たちが、ももクロの活躍を胸のすく思いで見ていて、チャンスがあれば、自分も応援したいと思っている可能性は十分にあるでしょう。

今後もこのアイドルグループの快進撃は、止まりそうにないですね。

生駒里奈が、ある雑誌の取材で「アイドルをプロデュースするとしたら、まず何をしますか?」と訊かれて、「それぞれのメンバーにイメージカラーを付けます」と答え、「それはももクロではないですか?」と突っ込まれてました(笑)。

乃木坂は、乃木坂であって、ももクロのスタイルを目指す必要はないですが、口パクではなく、生で歌う曲を、数曲は持っていて、常にライブのセットリストに入れるようにした方がいいと思います。

歌は、楽器と同じで、日頃の練習を止めると、すぐに歌えなくなってしまうので、基本訓練を続ける意味でも、生歌ライブは必要でしょう。

12月上旬には、「うたの夏まつり」の冬バージョンであるFNS歌謡祭もあるし、NHK紅白歌合戦など、生歌を要求されることは結構あると思うので、そういう場面でも、役に立ちますから。


さて、ここからは、「うたの夏まつり」で感動した曲のベスト5です。もちろん、独断と偏見です(笑)。

(5位) 胡桃の日 (1976) by さだまさし、三代目 J Soul Brothers、宅間久善

さだまさしに、こんなアップテンポな曲があったとは、知らなかったです。ちょっと切ない感じで、でもノリがよくて、コラボも成功だったと思います。

あと、木琴が非常に効果的でしたね。

(4位) 夏色 (1998) by ゆず、徳永英明

とにかく、歌が上手い!そして楽しい。本当に、音が楽しい、これぞ音楽です。

(3位) 夢見る少女じゃいられない (1995) by 相川七瀬、デーモン閣下

相川七瀬のあまりの歌唱力に、鳥肌が立ちました。当時のレベルを保っているというより、むしろ、越えているんじゃないでしょうか。相川さん、ダイエットで体も絞ったようで、このステージにかける意気込みには、鬼気迫るものを感じました。

デーモン閣下も、高い歌唱力を持っているのですが、このステージに関しては、相川七瀬に全部歌って欲しかった。それだけ、相川さんが素晴らしかった。

(2位) 壊れかけのRadio (1990) by 徳永英明、miwa

これほどコラボレーションに意味を感じたステージはないくらい、二人のハーモニーが良かった。miwaの歌声が、徳永さんの高音パートに、豊かな色彩を加えて、一人では実現出来ない新しい「壊れかけのRadio」が誕生していました。

曲が終わったあと、二人が笑顔で握手していましたが、これだけの出来ですから、かなり手応えを感じたでしょう。徳永英明のあんな嬉しそうな表情、初めて見ました。

(1位) I'm proud (1996) by 華原朋美、宮本笑里 (バイオリン)

素晴らしすぎて、言葉が出ません。すべての歌詞に意味があります、すべての歌声に心があります。録画したものを、すでに5回以上は見ましたが、何度聴いても、感動が止まりません。

華原さん、いろいろあったけど、本当に素晴らしい歌手に成長しました。

この「I'm proud」については、『乃木坂の風 01Aug13 ~ 「ガールズルール」を「うたの夏まつり」で歌えなかった理由』の冒頭部分で触れています。


いや~、歌っていいですね(笑)。

乃木坂も、観客の前での生歌ライブをどんどん経験していけば、歌やダンスも向上するし、度胸もついてきます。

「うたの夏まつり」では、やや経験不足が露呈してしまった部分がありますが、反省すべき点は反省して、また何度でもチャレンジして下さい。

SMAPを見てると、とくに思いますが、ステージライブって、結局、最後は経験量なんですよね(笑)。

乃木坂さん、頑張って、前に進んで下さいませ。


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