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5回にジョンソンが乱れて連敗

2020年06月23日 21時08分45秒 | 試合結果
広島 010 000 100 2
巨人 100 020 00X 3
勝利投手:戸郷1勝
敗戦投手:K.ジョンソン1敗
セーブ:デラロサ2S
本塁打:[広島]西川1号

 先発のK.ジョンソンは5回を投げて6安打3四球3失点で降板しました。
 初回に安打と盗塁で2死2塁とされ岡本に適時打を打たれて先制を許しましたが、2回から4回までは1安打に抑える好投でした。しかし、5回1死後に炭谷に9球ファールで粘られた後、安打で出塁を許すと、2死後北村に適時二塁打を打たれて勝ち越しを許してしまいました。更に坂本、丸、岡本と3者連続四球を与えて押し出しでもう1点を失って、この回を限りでマウンドを降りました。
 
 打線は、不調の菊池涼を8番に降格させ、2番には安部を起用しましたが、巨人先発の戸郷を捉えらず、2回に四球と暴投で無死3塁のチャンスを貰うと、1死後に會澤の遊ゴロの間に1点を挙げて同点に追いつくも、3回から6回まで散発2安打に封じられて2塁さえ踏むことができませんでした。
 7回に西川が本塁打を放って1点差に追い上げると、2死後に安打と四球で1,2塁の同点機を作って戸郷をKOしましたが、菊池涼が代わった鍵谷に三ゴロに打ち取られて追いつくことができませんでした。

 6回からは今村が登板して三者凡退に抑えると、7回は塹江が無安打1四球無失点に抑え、8回は中崎が1安打無失点に抑える好リリーフを見せましたが、打線は8回1死1塁で代打小窪が併殺、9回も無死1塁で鈴木誠が併殺に倒れるなど、巨人リリーフ陣を攻略できず、競り負けて連敗となりました。

 K.ジョンソンは初回こそ2安打を浴びて1点を失いましたが、2回以降は本来の投球を取り戻して巨人打線を封じました。しかし、5回に炭谷にファールで粘られた挙句、安打を打たれたあたりからリズムを崩し始め、2死後に北村に適時2塁打を浴びて完全に冷静さを失ってしまい、その後の3連続四球に繋がってしまいました。
 今季はオープン戦や練習試合でも石原ではなく會澤をバッテリーを組んでおり、シーズンに入っても會澤が起用されましたが、5回の投球で會澤と石原の差が出てしまったように感じました。石原がマスクを被っていたら、ジョンソンのイライラ癖を防ぎ、北村の適時2塁打による1失点で防ぐことができたのではないかと思います。
 ジョンソンは、精神面が乱れると投球に直結するだけに、バッテリーを組むためには少しの変化でも気づいて、上手くコントロールする必要があり、その点では石原に一日の長があると思います。
 會澤が攻撃面で欠かすことができない存在であり、スタメンで起用したいのは分かりますし、またいつまでも石原に頼っていていはいけないですが、シーズン初登板という不安定な試合では、石原が先発マスクを被っても良かったのではないでしょうか。
 會澤には今日の試合での経験を次戦でのリードに活かしてほしいですね。  



 
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