九里が6回無失点で開幕ローテ入りへ

阪神　000 000 010 1
広島　404 025 00X 15
本塁打：[広島]メヒア、堂林

　先発の九里は6回を投げて2安打2四球無失点に抑える好投でした。
　今日はツーシームを軸にして阪神打線を手玉に取り、打者21人に対して78球を投げ2塁さえ踏ませない素晴らしい投球内容でした。走者を背負ってもしっかりとストライクゾーンに球を投げ切り、テンポの良い投球で後続を抑えました。
　序盤から味方の大量援護があったこともあり、立ち上がりから安定感があり、全く危なげない投球で先発ローテ入りに向けて、最高のアピールができました。
　先発ローテは大瀬良、Ｋ.ジョンソン、森下、床田の４人が決定しており、残り２枠を九里、薮田、遠藤が争っていますが、九里は前回登板の阪神戦でも４回を無失点に抑えており、九里の開幕ローテ入りがほぼ決まったと思われます。

　打線は、２本の満塁本塁打を含む１７安打１５得点を挙げて、先週の貧打に苦しんでいたことが嘘のようです。初回にメヒア、3回には堂林がそれぞれ満塁本塁打を放つと、5回は田中広の適時2塁打などで2得点、6回には堂林、田中広、高橋大、ピレラの4連続適時打などで5点を挙げました。
　2本の満塁本塁打に目が奪われがちですが、5回と6回にはしっかりと適時打で追加点を挙げており、打線の繋がりが出てきました。
　打順についてはまだ試行錯誤している状態と思いますが、主軸は3番西川、4番鈴木誠、5番メヒアの並びになることは間違いなさそうです。後はクリーンアップに繋がる1番、2番を誰にするのかが打線のカギになりそうです。
　今の状態であれば、今日の1番ピレラ、2番菊池涼という打順がベストと思うので、この打順を残りの練習試合でも試してほしいですね。