豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

チョコレートファイター

2009年06月30日 23時50分29秒 | シネレポ2009
解説: 並み外れた格闘能力を持つヒロインが母の敵を討つためマフィアと死闘を繰り広げるアクション・ムービー。
『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督がメガホンを取り、
得意のムエタイにカンフーの要素も採り入れ、神技レベルのアクション演出の数々で圧倒する。
テコンドー選手だったジージャーがノースタントでリアルファイトを披露。
日本人ヤクザ役で阿部寛が出演するなど、国際色豊かな作風も見もの。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: アクションの映像を観ただけで、同じ技を習得できる人並外れた能力を
持っている美少女ゼン(ジージャー)は、最愛の母が末期の白血病に侵されていることを知る。
ゼンは母からすべてを奪ったマフィアに復讐するため、自ら体を張って抗争に身を投じるが、
そこで生き別れになっていた父マサシ(阿部寛)と再会を果たし……。
(シネマトゥデイ)



すっげぇ面白かったです!

アクション映画界にニューヒロイン誕生です!

非常に可愛い顔をしてて、アクションも素晴らしかった。

何といってもCG一切無しの生身のアクションがやっぱりイイ。

しかもか細い女の子が図体のでかい大人相手に凄い戦いを繰り広げるのは

鳥肌立つくらいの興奮モノでした。

カンフーを凄いけど、ムエタイの方が凄いです。

どこから足が飛び出してくるかわからないあの蹴りはすごい!

そして全身でぶつかっていくような肘打ちは見ててゾクッとします。

まさに敵を倒す為の実戦型の格闘技って感じ。これは最強の格闘技かも。


昔夢中になって見ていたブルース・リーやイイ時代のジャッキーの映画を思い出しました。

実際、ブルース・リーのアクションをコピーして闘うシーンがあるんですが

全身力入りまくってみてました。



ただ、アクションに関しては文句なしにイイんだけど

ストーリーや設定に関してはちょっと、ん~ってところも。


まず設定が若干暗いんです。

主人公の女の子脳に障害をもって生まれてくるんです。

それ故知能が遅れてたりするんですが、その代わりにというか

目で見た動きを全て自分のモノに体得してしまう能力を持ってて

ビデオで見たブルース・リーとかムエタイのアクションを体得してしまう。

この障害児って設定はなんとかならんかったかなぁって感じ。

この設定故になのか、あまり笑顔がなかったような。

せっかくの可愛いお顔が勿体無い。


それと白血病のお母さんの治療費を稼ぐために昔お母さんがお金を貸した相手の

ところに取り立てに行って、その先々でバトルを繰り広げることになるんだけど

何か話が暗すぎる気がして、ちょっとん~って感じだったのがマイナスポイントか。

ま、昔のジャッキー映画もそんな暗い設定ga多かったかな~。


それと日本人ヤクザ役で阿部寛がでてるんだけど、それもいらんかったなぁ。

少なくとも日本刀持っての立ち回りは不必要でした。


ま、しかし、主人公の女の子のアクションは必見!

絶対見て損はしません。必見です。



それと最後のエンドロールでNG集があるんですが、これがまた凄い!

主演の女の子の眼球にもろ蹴りが入ったり、鼻にパンチが入ったりしてるところが

映ってます。

そしてスタントマンがみんなボロボロ。

病室で首にビブスしてニコニコ笑ってるのには思わず笑ってしまいました。