goo

「信長を殺した男」(2)

 「信長を殺した男」の8巻(最終巻)を読んだ。
 7巻までは日本史好きの高校生から借りて読んだ。読み終わって返す際に「8巻が出たら俺が買ってプレゼントするから」と約束したのだが、先日コンビニで最新刊が出ているのを見つけたからすぐに買って読んでみた。(先に読むよと高校生には断りを入れて)
 


 どうしてだろう、7巻までは何か読みにくくて時間がかかった覚えがあるのにこの8巻はさっと読めた。まあ、本能寺の変が終わってから山崎の戦いで光秀が敗れて農民に殺されるまでを描いてあるから、淀みなく大団円に進んだせいなのかもしれないし、取り立てて驚く展開にもならなかったからかもしれない。かといって詰まらなくもなく、最終巻としては上手くまとまっていたな、という印象を受けた。

 ただ、光秀の死に際して、
「明智光秀は、天下泰平を願い・・
民の安寧の為に戦い・・
民によって殺された」
という言葉は、ちょっと美化し過ぎかも、と思った。戦国時代に「民のために」と思っていた武将がいたなんて現代人の勝手な思い入れのような気がして・・。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする