毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』
『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川oneテーマ21)を読んだ。戦争などしたらいいと思ったことなど一度もない私だから、昨今の日本を取り巻く情勢から、戦争というものを現実の問題として考えねばならないのには、暗憺たる思いがしてくる。だが、知らぬふりをするわけにはいかない問題であるから、心して読んでみた。
「相次ぐ領土問題、外交問題に日本人はどのように対処するべきか。国防軍創設を標榜し、改憲へ舵を取る政治のあり方は是か非か。長期的視野に立ち、各界の第一人者が緊急提言する!」
と帯に書いてあるように、保阪正康 東郷和彦 富坂聰 宇野常寛 江田憲司 鈴木邦男 金平茂紀 松元剛の8人の文章が載っているが、この中で、保阪正康の「軍事衝突が現実化すればどうなるか」という文と、鈴木邦夫の「エセ愛国はなぜはびこるのか?」という文が特に読みごたえがあった。
保阪は、「安易な右傾化は第二次大戦の悲劇を再現する」という視点に立ち、再び日本の暴走が起こらないかと警鐘を鳴らす。私が戦争を拒否するのは、軍隊という組織に対する嫌悪も大きな要因となっているため、保阪の文を読んで同意することが多かった。
鈴木は「右翼」の人物であり、さほど期待せずに読み始めたが、途中、彼の論考の深さに、己の狭量さ、見識の低さに気付かされた。今の時代、「右翼」とか「左翼」とかいう古めかしいレッテルを貼ることの危険さも痛感した。そんな下らぬ定義で本質を見誤ってはならない。
時間がなく、こんな中途半端な感想しか記せないが、一読の価値のある本だと思う。
「相次ぐ領土問題、外交問題に日本人はどのように対処するべきか。国防軍創設を標榜し、改憲へ舵を取る政治のあり方は是か非か。長期的視野に立ち、各界の第一人者が緊急提言する!」
と帯に書いてあるように、保阪正康 東郷和彦 富坂聰 宇野常寛 江田憲司 鈴木邦男 金平茂紀 松元剛の8人の文章が載っているが、この中で、保阪正康の「軍事衝突が現実化すればどうなるか」という文と、鈴木邦夫の「エセ愛国はなぜはびこるのか?」という文が特に読みごたえがあった。
保阪は、「安易な右傾化は第二次大戦の悲劇を再現する」という視点に立ち、再び日本の暴走が起こらないかと警鐘を鳴らす。私が戦争を拒否するのは、軍隊という組織に対する嫌悪も大きな要因となっているため、保阪の文を読んで同意することが多かった。
鈴木は「右翼」の人物であり、さほど期待せずに読み始めたが、途中、彼の論考の深さに、己の狭量さ、見識の低さに気付かされた。今の時代、「右翼」とか「左翼」とかいう古めかしいレッテルを貼ることの危険さも痛感した。そんな下らぬ定義で本質を見誤ってはならない。
時間がなく、こんな中途半端な感想しか記せないが、一読の価値のある本だと思う。
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